JP2017167597A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】利用したいサービス機器から取得したアドレス情報を用いて、その機器が接続されているネットワークとは別のネットワーク上にある別の機器を利用してしまうことを防止する。【解決手段】サービス機器20Aに、当該サービス機器20AのMACアドレスを含むNFC情報を持たせておく。モバイル機器10がタップ操作によりサービス機器20AからNFC情報を取得し、その情報に含まれるIPアドレスを用いてサービス機器20Aにアクセスを試みる。モバイル機器10は、サービス機器20Aとは別のネットワークBに接続されており、そのアクセスはネットワークB上の、同じIPアドレスを持つサービス機器20Bに届く。モバイル機器10は、このアクセスにより取得したサービス機器20BのMACアドレスを、タップ操作で取得したNFC情報内のMACアドレスと比較することで、アクセスした機器が目的のサービス機器20A出ないことを認識する。【選択図】図6

Description

本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
携帯端末から無線LAN(ローカルエリアネットワーク)経由でプリンタを利用することが一般的になりつつある。携帯端末が無線LAN経由でプリンタへアクセスする仕方には、無線AP(アクセスポイント)を経由してプリンタのあるLANに接続する方式と、無線APを経由せずにプリンタと直接無線LANで通信する方式とがある。前者の接続方法はインフラストラクチャモードと呼ばれ、後者にはアドホックモードやWiFi(商標) Direct等がある。
インフラストラクチャモードでのプリンタ利用は、携帯端末が無線APにアクセスしている状況であれば、携帯端末とプリンタとの通信が素早く開始でき、またインターネットの情報を取得しながら印刷できるというメリットがある。しかし、このモードは、プリンタと携帯端末の双方が同一ネットワークに接続していないと利用できない。その逆に、アドホックモードやWiFi Directの場合、同一ネットワークに接続されていない携帯端末とプリンタとの間でも利用できるが、その代わりに接続準備のための処理に時間がかかり、またインターネットの情報を参照する印刷はできない。
また、プリンタのIPアドレスをNFC(Near Field Communication)によりプリンタから携帯端末に伝達し、携帯端末がそのIPアドレスを用いて無線LAN経由でプリンタにアクセスし、プリンタを操作する方法も普及しつつある。
例えば、特許文献1に開示されるプリンタは、NFC(Near Field Communication)規格のICタグとして機能するICタグI/F(インタフェース)と、無線LANI/Fと、制御部と、を備える。ICタグI/Fは、プリンタ及び携帯端末の間に確立されるNFC接続を利用して、SSID「X1」を携帯端末に送信する。制御部は、プリンタ及び携帯端末の両方が所属しているWFD(WiFi Direct)ネットワークを利用して、無線LANI/Fを介して、携帯端末から印刷データを受信する。
特開2014−168215号公報
携帯端末がNFC等により機器(例えばプリンタ)のIPアドレスを取得し、無線LAN経由でそのIPアドレスにアクセスした場合に、別の機器につながってしまう場合がある。例えば、ユーザが利用しようとしている機器が、そのユーザの携帯端末が現に接続しているLANとは別のLANに接続されている場合にそのような事態が起こり得る。
すなわち、LAN内のPC(パーソナル・コンピュータ)や機器が用いるIPアドレスはプライベートIPアドレスであることが多い。プライベートIPアドレスとして使用可能なアドレス範囲はかなり限定されており、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)での自動割り当て等により、異なるLAN上の別々の機器に同じプライベートIPアドレスが割り当てられることがよく起こる。例えば、ユーザが利用しようとしているプリンタAと、このプリンタが接続された第1のLANとは別の第2のLANに接続された別のプリンタBとに、それぞれ同じIPアドレスが割り当てられているという事態は十分想定されることである。このような場合に、ユーザの携帯端末が第2のLANに無線接続している状況で、第1のLAN上のプリンタAを利用しようとしてプリンタAからIPアドレスを入手したとする。携帯端末からそのIPアドレスに無線LAN経由でアクセスすると、第2のLAN上のプリンタBにつながってしまい、プリンタAから出力しようとしていた印刷結果が予期せぬ場所にあるプリンタBから出力されてしまうことが起こる。
本発明は、利用したいサービス機器から取得したアドレス情報を用いて、その機器が接続されているネットワークとは別のネットワーク上にある別の機器を利用してしまうことを防止することを目的とする。
請求項1に係る発明は、機器のアドレス情報及びハードウエア識別情報を含む接続情報を取得する接続情報取得手段と、前記接続情報取得手段が取得した前記接続情報中の前記アドレス情報を宛先として接続した相手先から当該相手先のハードウエア識別情報を取得する識別情報取得手段と、前記接続情報中の前記ハードウエア識別情報と、前記識別情報取得手段が取得した前記ハードウエア識別情報とが一致する場合に、前記相手先が前記機器であるものとして前記機器の利用のための制御を行う制御手段と、を有する情報処理装置である。
請求項2に係る発明は、接続したネットワーク上の特定装置のハードウエア識別情報を取得する識別情報取得手段と、機器のアドレス情報と、当該機器が接続されているネットワーク上の特定装置のハードウエア識別情報と、を含む接続情報を取得する接続情報取得手段と、前記識別情報取得手段が取得した前記ハードウエア識別情報と、前記接続情報取得手段が取得した前記接続情報中の前記特定装置の前記ハードウエア識別情報と、が一致する場合に、前記アドレス情報が前記機器を示しているものとして、前記アドレス情報を用いて前記機器を利用するための制御を行う制御手段と、を有する情報処理装置である。
請求項3に係る発明は、前記特定装置は前記ネットワークのデフォルトゲートウェイであり、前記識別情報取得手段は、ネットワークに接続した際にそのネットワークのデフォルトゲートウェイのハードウエア識別情報を取得して記憶し、前記制御手段は、前記接続情報取得手段が前記接続情報を取得した際に、その接続情報中のデフォルトゲートウェイのハードウエア識別情報と、前記識別情報取得手段が取得して記憶している前記ハードウエア識別情報とが一致しているか否かを判定する、ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項4に係る発明は、前記接続情報には、前記機器が内蔵する通信装置であって前記機器が他の装置と直接無線通信するのに用いる通信装置、のハードウエア識別情報である第2のハードウエア識別情報が更に含まれ、前記制御手段は、前記接続情報中の前記ハードウエア識別情報と、前記識別情報取得手段が取得した前記ハードウエア識別情報とが一致しない場合、前記接続情報中の前記第2のハードウエア識別情報を用いて前記機器と直接無線通信を確立し、この直接無線通信を介して前記機器の利用のための制御を行う、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置である。
請求項5に係る発明は、コンピュータを、機器のアドレス情報及びハードウエア識別情報を含む接続情報を取得する接続情報取得手段、前記接続情報取得手段が取得した前記接続情報中の前記アドレス情報を宛先として接続した相手先から当該相手先のハードウエア識別情報を取得する識別情報取得手段、前記接続情報中の前記ハードウエア識別情報と、前記識別情報取得手段が取得した前記ハードウエア識別情報とが一致する場合に、前記相手先が前記機器であるものとして前記機器の利用のための制御を行う制御手段、として機能させるためのプログラムである。
請求項6に係る発明は、コンピュータを、接続したネットワーク上の特定装置のハードウエア識別情報を取得する識別情報取得手段、機器のアドレス情報と、当該機器が接続されているネットワーク上の特定装置のハードウエア識別情報と、を含む接続情報を取得する接続情報取得手段、前記識別情報取得手段が取得した前記ハードウエア識別情報と、前記接続情報取得手段が取得した前記接続情報中の前記特定装置の前記ハードウエア識別情報と、が一致する場合に、前記アドレス情報が前記機器を示しているものとして、前記アドレス情報を用いて前記機器を利用するための制御を行う制御手段、として機能させるためのプログラムである。
請求項1、2、5又は6に係る発明によれば、利用したい機器から取得したアドレス情報を用いて、その機器が接続されているネットワークとは別のネットワーク上にある別の機器を利用してしまうことを防止することができる。
請求項3に係る発明によれば、デフォルトゲートウェイ以外の特定機器のハードウエア識別情報を用いる場合と比べて、より簡単に判定を行うことができる。
請求項4に係る発明によれば、目的の機器から取得した接続情報に含まれるアドレス情報を用いると、別のネットワーク上の別の機器に接続されてしまう可能性がある場合に、単に目的の機器の利用を取りやめる代わりに、目的の機器を直接無線通信で利用することが可能になる。
実施形態の技術を用いずにモバイル機器からのサービス機器を利用する処理の流れを説明するための図である。 図1の方式で不具合が生じる場合の流れを説明するための図である。 実施形態のサービス機器が持つNFC情報の構成を模式的に示す図である。 モバイル機器が有する、無線LAN経由でサービス機器を利用するためのシステムの例を示す図である。 実施形態においてモバイル機器からのサービス機器を利用する処理の流れを説明するための図である。 図2と同様の状況における、実施形態のモバイル機器の処理の流れを説明するための図である。 変形例のサービス機器が持つNFC情報の構成を模式的に示す図である。 図2と同様の状況における、変形例のモバイル機器の処理の流れを説明するための図である。 変形例のモバイル機器が実行する処理手順の例を示す図である。
図1を参照して、この実施形態の技術を用いずにモバイル機器からのサービス機器を利用する処理の流れを例示する。
モバイル機器10は、ユーザが携帯する情報処理装置であり、無線LAN規格に準拠した無線通信機能を有する。例えばスマートフォンやタブレット端末がその一例である。
サービス機器20は、モバイル機器を用いるユーザに対していくつかのサービスを提供する装置であり、例えばオフィスや店舗等の施設内に設置されている。以下では一例として、サービス機器がプリンタであるとして説明するが、これはあくまで一例に過ぎず、サービス機器は、コピー機、スキャナ、ファクシミリ装置、複合機(印刷、スキャン、コピー、ファクシミリ等の機能を併せ持つ装置)等といった他の種類の機器であってもよい。
モバイル機器10及びサービス機器20は、NFCにより他の機器とデータのやりとりを行う機能を有している。サービス機器20は、自身が接続しているネットワーク(無線ルータ30も接続している)における自身のIPアドレス等、他の機器が自身に接続するために必要な接続情報(以下「NFC情報」と呼ぶ)を保持しており、この情報をNFC機能により他の機器に提供する。
サービス機器20は、無線アクセスポイントとして機能する無線ルータ30に対して無線又は有線のLAN経由で接続されており、無線ルータ30と同じネットワークに接続されている。またこの例では、モバイル機器10は、無線ルータ30に無線接続している。
ユーザは、モバイル機器10から施設内に設置された無線ルータ30に無線接続している。
(1)サービス機器20(プリンタ)を利用したい場合、モバイル機器10でサービス機器20のNFCポート近傍にタップする。
(2)このNFCタップにより、サービス機器20が持つNFC情報がNFC通信によりモバイル機器10に送信される。
(3)モバイル機器10は、取得したNFC情報から取り出したIPアドレス「192.168.0.2」に対してSNMP(Simple Network Management Protocol)通信を試みることで、そのIPアドレスにサービス機器20が存在しているかを確認する。
(4)この例では、モバイル機器10は、無線ルータ30を介したこのSNMP通信によりサービス機器20(プリンタ)を発見する。
(5)モバイル機器10は、発見したそのサービス機器20を「使用する機器」として登録する。
(6)モバイル機器10は、そのサービス機器20に対して印刷データを送り、印刷を指示する。
図1は、モバイル機器10でタップしたサービス機器20に対して正しく接続できる場合を示している。これに対し、タップしたサービス機器20とは別の機器に誤接続してしまう例を、図2を参照して説明する。
図2の例では、ユーザが利用したいサービス機器20A(以下「ターゲット機器」とも呼ぶ)は無線ルータ30Aと同じネットワークAに接続されているのに対し、ユーザのモバイル機器10は、別の無線ルータ30Bを介して別のネットワークBに接続しているものとする。サービス機器20Aとサービス機器20Bは、共にプリンタであり、それぞれのネットワーク上で同じプライベートIPアドレス「192.168.0.2」を割り当てられているとする。
(1)ユーザはモバイル機器10でターゲット機器20AのNFCポート近傍をタップする。
(2)このNFCタップにより、ターゲット機器20Aが持つNFC情報がNFC通信によりモバイル機器10に送信される。このNFC情報には、ターゲット機器20AのIPアドレス「192.168.0.2」が含まれている。
(3)モバイル機器10は、取得したNFC情報から取り出したIPアドレス「192.168.0.2」に対してSNMP通信を試みる。この例では、モバイル機器10はネットワークBに接続されているので、この通信はネットワークB上のサービス機器20Bに到達する。サービス機器20Bは、ターゲット機器20Aと同様プリンタであり、このSNMP通信に応答するよう構成されている。
(4)したがって、モバイル機器10は、ターゲット機器20Aとは別のサービス機器20Bを発見する。
(5)このため、モバイル機器10は、サービス機器20Bを「使用する機器」として登録する。サービス機器20Bは、ユーザがタップしたターゲット機器20Aとは異なる装置である。ユーザは、サービス機器20Bがどこにあるのか知らない可能性が高い。
(6)モバイル機器10は、そのサービス機器20Bに対して印刷データを送り、印刷を指示する。ユーザは、目の前のターゲット機器20Aから印刷出力されるものと思っているが、実際に印刷出力がなされるのは、ユーザが意図していない別のサービス機器20Bからである。自分の印刷物が別のサービス機器20Bから出力されたことをユーザが認識できるとは限らず、認識できなければ、その印刷物が無駄になったり、その印刷物がユーザ以外の者の手に渡って情報漏洩につながったりするおそれがある。
以下、このような問題に対処する本実施形態の方式について説明する。
本実施形態では、サービス機器20が持つNFC情報に、そのサービス機器20のIPアドレスの他に、MAC(Media Access Control)アドレスの情報を持たせる。IPアドレスは、あくまで論理的な通信アドレスであり、例えばDHCPの割り当ての度に変わる可能性もあり、そのサービス機器20に固有の識別情報とはいえない。これに対し、MACアドレスはそのサービス機器20が内蔵するネットワーク通信デバイスに固有の物理アドレスであり、他のサービス機器20が同じMACアドレスを持つことは原則としてない。したがって、MACアドレスは、そのサービス機器固有のハードウエア識別情報として機能する。
図3に、本実施形態においてサービス機器20に保持させるNFC情報100の構成の一例を示す。この例では、NFC情報100には、サービス機器20のIPアドレス102と、Friendly Name(フレンドリーネーム=機器の名称)104、接続判定用のMACアドレス情報106、アドホックモード用のMACアドレス情報108が含まれる。このうちIPアドレス102及びFriendly Name104は、マイクロソフト社が定義したNFC情報レコードのうち「wsd.oob」と「devicepairing」という名前のレコードとして実装してもよい。「wsd.oob」はWSD(Web Services for Devices)というマイクロソフト社規定のプロトコルを用いた接続のために用いられるNDEF(NFC Data Exchange Format)レコードであり、IPアドレス等を含む。「devicepairing」は、wsd.oobとペアで定義されるNDEFレコードであり、機器の愛称を含む。これらIPアドレス102及びFriendly Name104は、従来のNFC情報にも含まれる。
これに対し、接続判定用のMACアドレス情報106は、本実施形態で新たに導入したレコードであり、サービス機器20が内蔵するネットワーク通信デバイスのMACアドレスの情報を含む。より厳密には、このMACアドレスは、そのサービス機器20が備えるネットワーク通信デバイスのうち、そのサービス機器20と無線ルータ30が共通して接続しているネットワークに接続しているデバイスのMACアドレスである。別の観点から言えば、接続判定用のMACアドレス情報106は、無線ルータ30経由でのモバイル機器10からのARP(Address Resolution Protocol)によるMACアドレス要求に応えるネットワーク通信デバイスのMACアドレスを表す。例えば、無線ルータ30が接続しているLANに対してサービス機器20がLANケーブルで接続している場合、そのLANケーブルに接続されているネットワークインタフェースのMACアドレスが、接続判定用のMACアドレス情報106として用いられる。また、サービス機器20が無線ルータ30に無線接続してLANに参加している場合には、その無線接続に用いている無線LANモジュールのMACアドレスが、接続判定用のMACアドレス情報106として用いられる。
またサービス機器20のNFC情報100には、アドホックモード用のMACアドレス情報108が含まれていてもよい。この情報は、他の装置との間でアドホックモードやWiFi Direct等の(無線ルータ30を介さない)直接の無線LAN接続を行う際に用いられるMACアドレスの情報と、アドホックモードでの接続のためのパスワード情報とを含む。
アドホックモード用のMACアドレス情報108に含まれるMACアドレスは、上述した接続判定用のMACアドレス情報106が示すMACアドレスと一致する場合もあれば、そうでない場合もある。例えば、サービス機器20が無線ルータ30に対する無線接続でLANに参加する際に用いている無線LANモジュールで、アドホックモード等での直接無線接続も行うのであれば、アドホックモード用のMACアドレス情報108が示すMACアドレスは接続判定用のMACアドレス情報106が示すMACアドレスと一致する。一方、サービス機器20がアドホックモード等での直接無線接続に用いる無線LANモジュールとは別のネットワークインタフェースで無線ルータ30のLANに接続している場合は、ドホックモード用のMACアドレス情報108が示すMACアドレスは接続判定用のMACアドレス情報106が示すMACアドレスと一致しない。
アドホックモード用のMACアドレス情報108に含まれるアドホックモードの接続のためのパスワードは、暗号化により保護してもよい。
サービス機器20のNFC情報100には、図3に例示した項目102〜108以外の項目が含まれていてもよい。
モバイル機器10は、無線LAN経由でサービス機器20を利用するために、図4に示すシステムを有している。このシステムは、NFC通信部11、NFC情報取得部13、機器利用制御部15、無線LAN通信部17及びMACアドレス取得部19を含む。
NFC通信部11は、他のNFC対応機器とNFC規格に準拠したデータ通信を実行するためのハードウエアモジュールである。NFC情報取得部13は、NFC通信部11を制御して他の機器からNFC情報を取得するソフトウエアモジュールである。機器利用制御部15は、サービス機器20の制御やそのためのユーザインタフェースのための処理を行うソフトウエアである。無線LAN通信部17は、無線LAN規格に準拠した通信を行うハードウエアモジュールである。MACアドレス取得部19は、無線LAN通信部17により接続したLAN上の機器から、MACアドレス等の情報を取得するソフトウエアモジュールである。これら各部のうちソフトウエアモジュールは、モバイル機器10が有するストレージに記憶された当該モジュールを、モバイル機器10のCPU(中央演算装置)が実行することにより実現される。
次に、図5及び図6を参照して、本実施形態においてモバイル機器10が、ターゲットであるサービス機器20Aに接続するまでの処理を説明する。
図5は、ユーザのモバイル機器10が、無線ルータ30Aを介して、ユーザが利用したいサービス機器(ターゲット機器)20Aが属するネットワークAに接続している場合の例を示す。
(1A)ユーザは、利用したいサービス機器(ターゲット機器)20AのNFCポート近傍にモバイル機器10でタップする。
(2A)このNFCタップにより、モバイル機器10のNFC通信部11がサービス機器20AのNFC通信モジュールと通信し、これによりNFC通信部11はサービス機器20Aが持つNFC情報を受信する。NFC情報取得部13は、このNFC情報を取得して機器利用制御部15に渡す。このNFC情報には、図3に示した各項目のレコードが含まれ、その中にはターゲット機器20AのMACアドレスの情報(接続判定用のMACアドレス情報106)も含まれている。
(3A)モバイル機器10の機器利用制御部15は、MACアドレス取得部19に対して、NFC情報から取り出したIPアドレス「192.168.0.2」を渡す。MACアドレス取得部19は、そのIPアドレスにSNMP通信を試み、そのIPアドレスから応答があるかを確認する。
(4A)この例では、ターゲット機器20AからSNMPの応答があり、ターゲット機器20Aが発見される。この応答には、ターゲット機器20AのID情報(例えばsysOID)やMACアドレスの情報が含まれる。このMACアドレスは、ターゲット機器20A内のネットワークAと通信している通信モジュールのMACアドレスである。MACアドレス取得部19は、そのSNMP応答からMACアドレスを抽出し、機器利用制御部15に渡す。
(5A)機器利用制御部15は、発見したそのターゲット機器20Aと通信接続を完了する。ただし、この段階では、まだそのターゲット機器20Aを「使用する機器」には登録しない。
(6A)機器利用制御部15は、上記(2A)で取得した接続判定用のMACアドレス情報106が示すMACアドレスと、上記(4A)で取得したMACアドレスとを比較する。これら両者が一致すれば、上記(4A)でSNMP通信したIPアドレスから応答してきた機器は、上記(1)でタップしたターゲット機器20Aである。
(7A)この例では、上記(6A)で比較したMACアドレス同士は一致する。したがって、機器利用制御部15は、SNMP通信の宛先のIPアドレスの機器を、「使用する機器」に登録し、以降、この機器と通信して印刷のための設定や印刷データの送信を行う。
(8A)機器利用制御部15は、そのターゲット機器20Aに対して印刷データを送り、印刷を指示する。
図6は、ユーザのモバイル機器10が、ターゲット機器20Aが属するネットワークAとは別のネットワークBに無線ルータ30Bを介して接続(インフラストラクチャモード)しており、ターゲット機器20Aと同じIPアドレスを持つサービス機器20BがそのネットワークB上に存在している場合の例を示す。
(1B)ユーザは、ターゲット機器20AのNFCポート近傍にモバイル機器10でタップする。
(2B)このNFCタップにより、モバイル機器10のNFC通信部11がサービス機器20AのNFC通信モジュールからターゲット機器20AのNFC情報を受信する。NFC情報取得部13は、このNFC情報を取得して機器利用制御部15に渡す。このNFC情報には、図3に示した各項目のレコードが含まれる。特に、その中には、ターゲット機器20AのIPアドレス102(値は「192.168.0.2」)と接続判定用のMACアドレス情報106が含まれている。
(3B)機器利用制御部15は、MACアドレス取得部19に対して、NFC情報から取り出したIPアドレス「192.168.0.2」を渡す。MACアドレス取得部19は、そのIPアドレスにSNMP通信を試み、そのIPアドレスから応答があるかを確認する。このSNMP通信は、無線LAN通信部17から、現在インフラストラクチャモードでアクセス中の無線ルータ30Bを介して、ネットワークB上のサービス機器20Bに届く。
(4B)したがってこの例では、サービス機器20BからSNMPの応答があり、サービス機器20Bが発見される。この応答には、サービス機器20BのID情報やMACアドレスの情報が含まれる。サービス機器20Bはターゲット機器20Aとは異なる装置なので、その応答に含まれるMACアドレスは、ターゲット機器20AのMACアドレスとは異なる。MACアドレス取得部19は、そのSNMP応答からMACアドレスを抽出し、機器利用制御部15に渡す。
(5B)機器利用制御部15は、発見したそのサービス機器20Bと通信接続を完了する。ただし、この段階では、まだそのサービス機器20Bを「使用する機器」には登録しない。
(6B)機器利用制御部15は、上記(2B)で取得した接続判定用のMACアドレス情報106が示すMACアドレスと、上記(4B)で取得したMACアドレスとを比較する。
(7B)この例では、前者のMACアドレスはターゲット機器20Aのものであるのに対し、後者のMACアドレスはサービス機器20Bのものなので、両者は一致しない。機器利用制御部15は、相互に比較したMACアドレス同士が一致しないので、インフラストラクチャモードでの無線接続したSNMP通信の相手は、ターゲット機器20Aではないと判断する。
(8B)この場合、機器利用制御部15は、SNMP通信の相手であるサービス機器20Bは「使用する機器」に登録せず、以降サービス機器20Bとは通信しない。その代わりに、アドホックモード(又はWiFi Direct)による直接無線通信でターゲット機器20Aに接続するよう試みる。
すなわち、機器利用制御部15は、上記(2B)で取得したNFC情報に、アドホックモード用のMACアドレス情報108(図3参照)が含まれているか調べ、含まれていれば、その情報からMACアドレスと暗号化されたパスワードを取り出し、そのパスワードを復号する。そして、無線LAN通信部17が現在検出している各無線アクセスポイントの情報を調べ、それらアクセスポイントの中から、BSSID(Basic Service Set Identifier)の値が、アドホックモード用のMACアドレス情報108が示すMACアドレスと一致するものを探索する。無線LANの規約では、無線LANモジュールのBSSIDとして、その無線通信モジュールのMACアドレスを用いることが規定されている。ターゲット機器20Aが内蔵する無線LANモジュールが無線アクセスポイントとして動作するものであれば、その探索において、ターゲット機器20Aのその無線アクセスポイントが見つかり、そのBSSIDは、NFC情報から抽出したアドホックモード用のMACアドレス情報108が示すMACアドレスと一致する。したがって、機器利用制御部15は、ターゲット機器20A内蔵の無線アクセスポイントを見つけることができ、無線LAN通信部17に対してその無線アクセスポイントにアドホックモード等での直接の無線LAN接続を確立するよう指示する。
なお、上記(2B)で取得したNFC情報にアドホックモード用のMACアドレス情報108(図3参照)が含まれていない場合、又は、ターゲット機器20Aが無線アクセスポイント機能を持たない場合(したがって検出できない)は、機器利用制御部15は、モバイル機器10の画面にエラー表示を行う。このエラー表示では、例えば「タップした機器と無線接続できません」等のメッセージを表示する。
(9B)図示例では、ターゲット機器20Aと直接無線接続が確立することができる。この場合、機器利用制御部15は、その無線接続を介してSNMP通信を行い、相手が想定しているサービス機器であることを確認し、そのサービス機器(ターゲット機器20A)を「使用する機器」として登録する。
(10B)機器利用制御部15は、直接無線通信でそのターゲット機器20Aに対して印刷データを送り、印刷を指示する。
次に、上記実施形態に対する1つの変形例として、無線接続先の機器がターゲット機器20Aであるか否かを、図5〜図6を参照して説明した例よりも早く判定する方式を説明する。
この変形例では、サービス機器20(20A、20B)に対して、図7に示すNFC情報100aを持たせる。図3と比較すると分かるように、図7に示すNFC情報100aは、図3に示したNFC情報100のうちの接続判定用のMACアドレス情報106を、デフォルトゲートウェイのMACアドレス情報110に変えたものである。
デフォルトゲートウェイのMACアドレス情報110は、サービス機器20が接続されているネットワークのデフォルトゲートウェイのMACアドレスである。例えば、サービス機器20Aが接続しているネットワーク上にある無線ルータ30A等、デフォルトゲートウェイとなる機器はあらかじめ定められており、この機器のMACアドレスがデフォルトゲートウェイのMACアドレス情報110としてNFC情報100aに含まれている。
この変形例の処理の流れの例を図8に示す。図8の例は、図6の例と同様、ユーザのモバイル機器10が、ターゲット機器20Aが属するネットワークAとは別のネットワークBに無線ルータ30Bを介して接続している場合の例である。
(0)この例では、モバイル機器10、ターゲット機器20A、サービス機器20Bは、例えばそれぞれのネットワークA又はBに接続した時点で、無線ルータ30A及び無線ルータ30Bからデフォルトゲートウェイ(Default Gateway)のホスト名及びMACアドレスを取得し、自身のデフォルトゲートウェイの情報に設定する。またこのときサービス機器20A及び20Bは、取得したそれらの情報を、自身のNFC情報に、デフォルトゲートウェイのMACアドレス情報110として組み込む。
(1C)ユーザは、ターゲット機器20AのNFCポート近傍にモバイル機器10でタップする。
(2C)このNFCタップにより、モバイル機器10はターゲット機器20AのNFC情報を受信する。このNFC情報には、図7に示した各項目のレコードが含まれる。特に、その中には、ターゲット機器20AのIPアドレス102(値は「192.168.0.2」)とデフォルトゲートウェイのMACアドレス情報110が含まれている。
(3C)機器利用制御部15は、上記(2C)で取得したNFC情報から抽出したデフォルトゲートウェイのMACアドレス情報110と、上記(0)で取得した、自身が接続しているネットワークのデフォルトゲートウェイのMACアドレスとを照合する。
(4C)この例では、モバイル機器10が接続しているネットワークBと、ターゲット機器20Aが接続しているネットワークAとは異なるので、両者のデフォルトゲートウェイの機器は異なる機器であり、MACアドレスも異なる。このため上記(3C)で照合した2つのMACアドレスは一致しない。この場合、機器利用制御部15は、(自分がターゲット機器20Aとは異なるネットワークBに接続しているので)インフラストラクチャモードの無線LAN経由ではターゲット機器20Aと通信できないと判断する。
(5C)この場合、機器利用制御部15は、上記(1C)のNFCタップで得たIPアドレスに対して無線ルータ30B経由でSNMP通信することはせず、アドホックモード等による直接無線通信でターゲット機器20Aに接続するよう試みる。直接無線接続のための処理の流れは、図6の(8B)について上で説明したものと同様でよい。
(6C)図示例では、モバイル機器10は、ターゲット機器20Aと直接無線接続が確立することができる。この場合、機器利用制御部15は、その無線接続を介してSNMP通信を行い、相手が想定しているサービス機器であることを確認し、そのサービス機器(ターゲット機器20A)を「使用する機器」として登録する。
(7C)機器利用制御部15は、直接無線通信でそのターゲット機器20Aに対して印刷データを送り、印刷を指示する。
なお、モバイル機器10がターゲット機器20Aと同じネットワークAに接続している場合には、上記(4C)の判定で、上述の2つのMACアドレスは一致する。この場合、この場合、モバイル機器10の機器利用制御部15は、上記(1C)のNFCタップで得たIPアドレスに対して、インフラストラクチャモードの無線LAN接続を介してSNMP通信を行うことで、そのIPアドレスに、目的とする種類のサービス機器(ターゲット機器20A)が存在することを検知する。そして、そのターゲット機器20Aを「使用する機器」に設定し、以降、インフラストラクチャモードの無線LAN接続を介してターゲット機器20Aと通信することで、印刷設定や印刷データの送信を行う。
この変形例におけるモバイル機器10の機器利用制御部15の処理手順の例を、図9に示す。
図9の手順では、機器利用制御部15は、例えばモバイル機器10がネットワークに参加した時点で、そのネットワークから(例えば無線ルータから)そのモバイル機器10が使用するデフォルトゲートウェイのMACアドレスを取得し、記憶する(S10。図8の(0))。その後、モバイル機器10がターゲット機器20Aにタップされた場合、ターゲット機器20AからNFC情報を取得する(S12。図8の(1C))。次に機器利用制御部15は、取得したNFC情報に、デフォルトゲートウェイのMACアドレス情報110(図7参照)があるかどうかを調べる(S14)。あれば、そのNFC情報からIPアドレス102とデフォルトゲートウェイのMACアドレス情報110を抽出する(S16)。そして、抽出したデフォルトゲートウェイのMACアドレス情報110が、S10で記憶したデフォルトゲートウェイのMACアドレスと一致するか判定する(S18)。一致する場合は、NFC情報からIPアドレス102が抽出できたかどうかを判定する(S20)。抽出できていれば、現在ネットワークの接続に用いているインフラストラクチャモードの無線LAN接続を介して、SNMP通信等によりそのIPアドレスに対して接続を試み(S22)、接続が成功した(すなわちSNMPの応答を受け取ることができ、その応答がターゲット機器20Aを示している)かどうかを判定する(S24)。接続が成功した場合には、そのインフラストラクチャモードでの接続を用いて印刷のための処理を開始する(S34)。
何らかの理由でS22のインフラストラクチャ接続が失敗した場合、その接続を介してターゲット機器20Aと通信することはできない。この場合、機器利用制御部15は、S12で取得したNFC情報に、アドホックモード用のMACアドレス情報108があるか否かを調べる(S26)。ない場合は、無線ルータを介したインフラストラクチャモード、アドホックモードでの直接の無線LAN接続のどちらも不可能なので、エラーメッセージ等を表示して処理を終了する。NFC情報にアドホックモード用のMACアドレス情報108が含まれていれば、機器利用制御部15はその情報からアドホック接続用のMACアドレス及びパスワードを抽出し(S28)、それらの情報を用いてターゲット機器20Aとのアドホック接続を試みる(S30)。このアドホック接続が成功したか否かを判定し(S32)、成功した場合には、その接続を用いて印刷のための処理を開始する(S34)。失敗した場合は、エラーメッセージ等を表示して処理を終了する。
なお、S14で、NFC情報にデフォルトゲートウェイのMACアドレス情報110が含まれていなかった場合は、機器利用制御部15はS20に進む。この場合、そのNFC情報からIPアドレス102が抽出できた場合には、そのIPアドレスを用いてインフラストラクチャ接続によりターゲット機器20Aに接続するよう試みる(S22)。ここで、ターゲット機器20AのNFC情報に、図3に示した接続判定用のMACアドレス情報106が更に含まれていれば、この変形例に、図5及び図6の実施形態の方式が適用できる。すなわち、S22のインフラストラクチャ接続の際に、そのIPアドレスを持つ機器からのSNMP応答に含まれるMACアドレスと接続判定用のMACアドレス情報106とを比較し、両者が一致しなければ、その機器はターゲット機器20Aではないと判定し、S26に移行し、アドホックモードでの接続を試みる。
また、S18で、モバイル機器10が接続しているネットワークから取得したデフォルトゲートウェイのMACアドレスと、NFC情報から抽出したデフォルトゲートウェイのMACアドレス情報110とが一致しない場合は、S26に移行し、アドホックモードでの接続を試みる。
図7〜図9を用いて説明した変形例では、サービス機器20Aが持つNFC情報に、そのサービス機器20Aが接続しているネットワークのデフォルトゲートウェイのMACアドレス情報110を含めた。しかし、サービス機器20Aが持つNFC情報に含めるのは、デフォルトゲートウェイのMACアドレスに限らない。そのNFC情報には、デフォルトゲートウェイのMACアドレス情報110の代わりに、サービス機器20Aが接続しているネットワークに接続されているデフォルトゲートウェイ以外の特定機器のMACアドレスの情報を含めてもよい。このデフォルトゲートウェイの代わりの機器としては、デフォルトゲートウェイ同様、ネットワークが稼働中は稼働している機器が望ましい。
この場合、モバイル機器10の機器利用制御部15は、モバイル機器10が無線アクセスによりネットワークに参加した際などに、ARP(Address Resolution Protocol)等を用いて、そのネットワークに接続しているすべての機器からMACアドレスを取得し、記憶しておく。そして、ターゲット機器20AのNFCポートをモバイル機器10でタップした際に取得したNFC情報から、特定機器のMACアドレスを抽出し、抽出したMACアドレスが、先に取得して記憶しているMACアドレス群のいずれかに一致するかを判定する。モバイル機器10が接続しているネットワークが、ターゲット機器20Aが接続しているネットワークと同じであれば、NFC情報から抽出したMACアドレスと一致するもの、先に取得して記憶しているMACアドレス群の中から見つかるはずである。したがって、一致するものが見つかった場合には、現在のインフラストラクチャモードの無線接続でターゲット機器20Aに接続し、印刷指示を行えばよい。逆に、一致するものが見つからない場合は、モバイル機器10のインフラストラクチャモードでの接続先は、ターゲット機器20Aが接続しているネットワークとは別のネットワークなので、そのインフラストラクチャモードの接続でターゲット機器20Aと通信することはできない。この場合、アドホックモードでの接続を試みるなどの対処をとればよい。
なお、デフォルトゲートウェイ以外の機器のMACアドレスを用いる場合、ネットワーク上のすべての機器のMACアドレスを収集しておく手間がかかるのに対し、デフォルトゲートウェイのMACアドレスはネットワークから容易に取得できる。
以上、本発明の実施形態及び変形例を説明した。以上に例示したモバイル機器10、サービス機器20、20A及び20Bのソフトウエア処理を実行する部分は、コンピュータにそれら各装置の機能を表すプログラムを実行させることにより実現される。ここで、コンピュータは、例えば、ハードウエアとして、CPU等のマイクロプロセッサ、ランダムアクセスメモリ(RAM)およびリードオンリメモリ(ROM)等のメモリ(一次記憶)、HDD(ハードディスクドライブ)やSSD(ソリッドステートドライブ)等の固定記憶装置を制御するコントローラ、各種I/O(入出力)インタフェース、ローカルエリアネットワークなどのネットワークとの接続のための制御を行うネットワークインタフェース等が、たとえばバスを介して接続された回路構成を有する。また、そのバスに対し、例えばI/Oインタフェース経由で、CDやDVDなどの可搬型ディスク記録媒体に対する読み取り及び/又は書き込みのためのディスクドライブ、フラッシュメモリなどの各種規格の可搬型の不揮発性記録媒体に対する読み取り及び/又は書き込みのためのメモリリーダライタ、などが接続されてもよい。上に例示した各機能モジュールの処理内容が記述されたプログラムがCDやDVD等の記録媒体を経由して、又はネットワーク等の通信手段経由で、HDD等の固定記憶装置に保存され、コンピュータにインストールされる。固定記憶装置に記憶されたプログラムがRAMに読み出されCPU等のマイクロプロセッサにより実行されることにより、上に例示した機能モジュール群が実現される。
10 モバイル機器、11 NFC通信部、13 NFC情報取得部、15 機器利用制御部、17 無線LAN通信部、19 MACアドレス取得部、20A サービス機器(ターゲット機器)、20,20 サービス機器、30,30A,30B 無線ルータ。

Claims (6)

  1. 機器のアドレス情報及びハードウエア識別情報を含む接続情報を取得する接続情報取得手段と、
    前記接続情報取得手段が取得した前記接続情報中の前記アドレス情報を宛先として接続した相手先から当該相手先のハードウエア識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    前記接続情報中の前記ハードウエア識別情報と、前記識別情報取得手段が取得した前記ハードウエア識別情報とが一致する場合に、前記相手先が前記機器であるものとして前記機器の利用のための制御を行う制御手段と、
    を有する情報処理装置。
  2. 接続したネットワーク上の特定装置のハードウエア識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    機器のアドレス情報と、当該機器が接続されているネットワーク上の特定装置のハードウエア識別情報と、を含む接続情報を取得する接続情報取得手段と、
    前記識別情報取得手段が取得した前記ハードウエア識別情報と、前記接続情報取得手段が取得した前記接続情報中の前記特定装置の前記ハードウエア識別情報と、が一致する場合に、前記アドレス情報が前記機器を示しているものとして、前記アドレス情報を用いて前記機器を利用するための制御を行う制御手段と、
    を有する情報処理装置。
  3. 前記特定装置は前記ネットワークのデフォルトゲートウェイであり、
    前記識別情報取得手段は、ネットワークに接続した際にそのネットワークのデフォルトゲートウェイのハードウエア識別情報を取得して記憶し、
    前記制御手段は、前記接続情報取得手段が前記接続情報を取得した際に、その接続情報中のデフォルトゲートウェイのハードウエア識別情報と、前記識別情報取得手段が取得して記憶している前記ハードウエア識別情報とが一致しているか否かを判定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記接続情報には、前記機器が内蔵する通信装置であって前記機器が他の装置と直接無線通信するのに用いる通信装置、のハードウエア識別情報である第2のハードウエア識別情報が更に含まれ、
    前記制御手段は、前記接続情報中の前記ハードウエア識別情報と、前記識別情報取得手段が取得した前記ハードウエア識別情報とが一致しない場合、前記接続情報中の前記第2のハードウエア識別情報を用いて前記機器と直接無線通信を確立し、この直接無線通信を介して前記機器の利用のための制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. コンピュータを、
    機器のアドレス情報及びハードウエア識別情報を含む接続情報を取得する接続情報取得手段、
    前記接続情報取得手段が取得した前記接続情報中の前記アドレス情報を宛先として接続した相手先から当該相手先のハードウエア識別情報を取得する識別情報取得手段、
    前記接続情報中の前記ハードウエア識別情報と、前記識別情報取得手段が取得した前記ハードウエア識別情報とが一致する場合に、前記相手先が前記機器であるものとして前記機器の利用のための制御を行う制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
  6. コンピュータを、
    接続したネットワーク上の特定装置のハードウエア識別情報を取得する識別情報取得手段、
    機器のアドレス情報と、当該機器が接続されているネットワーク上の特定装置のハードウエア識別情報と、を含む接続情報を取得する接続情報取得手段、
    前記識別情報取得手段が取得した前記ハードウエア識別情報と、前記接続情報取得手段が取得した前記接続情報中の前記特定装置の前記ハードウエア識別情報と、が一致する場合に、前記アドレス情報が前記機器を示しているものとして、前記アドレス情報を用いて前記機器を利用するための制御を行う制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
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