JP2017165378A - 操舵反力制御装置 - Google Patents

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達司 井上
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Abstract

【課題】反力を2つの反力モータで制御する操舵反力制御装置において、2つの反力モータの駆動回路を1つとして製造コストを抑えると共に、回転方向を切替えての制御方法を可能とする。【解決手段】ステアリングホイール2に操舵反力を、2つの反力モータ(1)(2)8a,8bで与える反力付与部3を備えた車両用操舵装置1の操舵反力制御装置である。2つの反力モータ(1)(2)8a,8bを駆動するモータ駆動回路21が1つのHブリッジ回路26であって、前記2つの反力モータ(1)(2)8a,8bのそれぞれの通電回路23,24を開閉する開閉スイッチSW3,SW4と、前記2つの反力モータ(1)(2)8a,8bのうちの一方の前記通電回路23,24の通電方向を切り替えることが可能な切替スイッチSW1,SW2とを有する。【選択図】図4

Description

この発明は、ステアリングホイールと転舵輪との間のトルク伝達を機械的に分離した状態の車両用操舵装置、または機械的に連結されていないステアバイワイヤ式の車両用操舵装置に対して、特にそのステアリングホイールに付与する操舵反力を制御する操舵反力制御装置に関する。
特許文献1では後輪操舵装置の2つのモータを1つの駆動回路に並列に接続し、1つの制御装置で駆動している。特許文献2では冗長系を構成するために4つのモータを設置していて、4つのモータのそれぞれに制御回路を配置している。
特許第3476972号公報 特開2004−338563号公報
特許文献1では一つの制御装置にて構成され製造コストを抑えているが、モータが共通のFETブリッジ回路に並列に接続されているため、回転方向が限定され制御方法が限定されてしまう。
特許文献2では、冗長系のモータを含め、4つのモータそれぞれに制御回路を配置しているため、制御回路が4つになりコストが増している。
この発明の目的は、反力を2つの反力モータで制御する操舵反力制御装置において、2つの反力モータの駆動回路を1つとして製造コストを抑えると共に、回転方向を切替えての制御方法を可能とした操舵反力制御装置を提供することである。
この発明の他の目的は、反力モータが異常となった時にはフェールセーフに移行し制御を続行できる操舵反力制御装置を提供することである。
この発明の操舵反力制御装置は、車両のステアリングホイール2に操舵反力を与える2つの反力モータ(1)(2)8a,8bを有する反力付与部3と、転舵角を可変とする転舵装置6と、前記ステアリングホイール2の操作量を前記転舵装置6に機械的に連結と解除が可能なクラッチ13とを備える車両用操舵装置1における前記反力付与部3を制御する操舵反力制御装置において、
前記2つの反力モータ(1)(2)8a,8bを駆動するモータ駆動回路21,21Aが1つの共通のHブリッジ回路26であって、前記2つの反力モータ(1)(2)8a,8bのそれぞれの通電回路23,24を開閉する開閉スイッチSW3,SW4と、前記2つの反力モータ(1)(2)8a,8bのうちの一方の前記通電回路24の通電方向を切り替えることが可能な切替スイッチSW1,SW2と、前記モータ駆動回路21を制御する制御回路16,16Aとを有する。
この構成によると、2つの反力モータ(1)(2)8a,8bをHブリッジ回路26に並列に通電し、反力モータ(1)(2)8a,8bそれぞれに通電回路23,24を開閉する開閉スイッチSW3,SW4を配置し、さらに片方の反力モータ(1)(2)8a,8bに通電方向を切替える切替スイッチSW1,SW2を配置した構成であるため、1つのモータ駆動回路21,21Aにて反力付与部3を制御することができて、全体構成の簡素化により製造コストが抑えられ、かつ回転方向を切替えての制御を行うことができる。
なお、前記「開閉スイッチ」および「切替スイッチ」は、それぞれ開閉機能および切替機能を有するスイッチであれば良く、単独の開閉スイッチや切替スイッチに限らず、3モードスイッチ等の一部を成すスイッチ等であっても良い。
この発明において、前記2つの反力モータ(1)(2)8a,8bの一方が異常になった時に、この異常になった反力モータ(1)(2)8a,8bの前記開閉スイッチSW3,SW4を開放する異常対応制御部51を前記制御回路16に有し、前記2つの反力モータ(1)(2)8a,8bは、それぞれ1つの反力モータ(1)(2)8a,8bによって運転に支障が無い程度の最低限の反力を付与することが可能な出力を有するようにしても良い。前記出力は、例えば定格出力である。
この構成の場合、いずれか一方の反力モータ(1)(2)8a,8bに異常が発生した場合、反力トルクは半減するが、運転に支障の無い最低限の反力を付与することで操舵の制御を続行することができる。
この発明において、前記車両用操舵装置1は、前記反力モータ(1)(2)8a,8bである2つの主の反力モータとそれぞれ切り換えて使用可能な冗長系を構成する2つの副の反力モータ(3)(4)8c,8dを備え、前記車両用操舵装置1は、前記主反力モータ(1)(2)8a,8bに接続された前記モータ駆動回路21Aおよび前記制御回路16Aからなる主反力制御部20Aと、前記2つの副反力モータ(3)(4)8c,8dを制御する副反力制御部21Bとを備え、この副反力制御部21Bは、前記副反力モータ(3)(4)8c,8dを駆動する副モータ駆動回路21Bが1つのHブリッジ回路26であって、前記2つの副反力モータ(3)(4)8c,8dのそれぞれの通電回路23,24を開閉する開閉スイッチSW7、SW8と、前記2つの副反力モータ(3)(4)8c,8dのうちの一方の前記通電回路23,24の通電方向を切り替えることが可能な切替スイッチSW5,SW6と、前記副モータ駆動回路21Bを制御する制御回路16Bとを有するようにしても良い。
この構成の場合、冗長系の反力モータ(3)(4)8c,8dとモータ駆動回路16Bを追加しても、4つの反力モータ(1) 〜(4) 8a〜8dに対し、モータ駆動回路は21A,21Bの2つで足りるため、製造コストを抑えつつフェールセーフを実現することができる。また、冗長系の反力モータ(3)(4)8c,8dを備えるため、モータ異常があっても反力トルクを低減せずに反力付与を行える。
なお、前記副反力制御部20Bは、前記構成の副モータ駆動回路21Bおよび制御回路16Bを有しておれば良く、前記主反力制御部20Aと必ずしも同じ構成でなくても良い。
この発明において、前記構成の副反力制御部20Bを有する場合に、通常時は前記2つの主反力モータ(1)(2)8a,8bの通電回路23,24の開閉スイッチSW3,SW4を閉、前記2つの副反力モータ(3)(4)8c,8dの通電回路23,24の開閉スイッチSW7、SW8を開放状態とし、前記2つの主反力モータ(1)(2)8a,8bのいずれか一方または両方の異常が検出されると、前記2つの主反力モータ(1)(2)8a,8bの通電回路23,24の開閉スイッチSW3,SW4を開放状態とし、前記2つの副反力モータ(3)(4)8c,8dの通電回路23,24の開閉スイッチSW7、SW8を閉とする第1の異常対応冗長系切替部53を有するようにしても良い。
この第1の異常対応冗長系切替部53を有することで、2つの主反力モータ(1)(2)8a,8bのいずれかに異常が発生した場合に、副反力モータ(3)(4)8c,8dを用いる制御が行える。
この発明において、前記構成の副反力制御部20Bを有する場合に、前記2つの主反力モータ(1)(2)8a,8bと2つの副反力モータ(3)(4)8c,8dにおける、それぞれ一方の反力モータの前記通電回路23,24を開閉する開閉スイッチSW3,SW4を開放し、前記2つの主反力モータ(1)(2)8a,8bのうちの1つと、前記2つの副反力モータ(3)(4)8c,8dのうちの1つで反力付与を行うように前記各開閉スイッチSW3,SW4を制御する第2の異常対応冗長系切替部54を有するようにしても良い。
この第2の異常対応冗長系切替部54は、例えば、前記2つの主反力モータ(1)(2)8a,8bのいずれか一方と、この一方の主反力モータとは切り替えが不能な副反力モータ(3)(4)8c,8dとに異常が検出された場合に、異常のある主反力モータの通電回路23,24の開閉スイッチSW3,SW4と、異常のある副反力モータ(3)(4)8c,8dの通電回路23,24の開閉スイッチSW7、SW8とを開放状態とし、前記2つの主反力モータ(1)(2)8a,8bのうちの1つと、前記2つの副反力モータ(3)(4)8c,8dのうちの1つで反力付与を行うように前記各開閉スイッチSW3,SW4を制御する。
このような第2の異常対応冗長系切替部54を有することで、主反力モータ(1)(2)8a,8bのいずれか一方に異常が発生した場合に、2つの副反力モータ(3)(4)8c,8dの使用に切り替える場合と異なり、副反力モータ(3)(4)8c,8dに異常があっても、異常のない主反力モータ(1)(2)8a,8bと異常のない副反力モータ(3)(4)8c,8dとを用いた反力制御が行える。
この発明の操舵反力制御装置は、車両のステアリングホイールに操舵反力を与える2つの反力モータを有する反力付与部と、転舵角を可変とする転舵装置と、前記ステアリングホイールの操作量を前記転舵装置に機械的に連結と解除が可能なクラッチとを備える車両用操舵装置における前記反力付与部を制御する操舵反力制御装置において、前記2つの反力モータを駆動するモータ駆動回路が1つの共通のHブリッジ回路であって、前記2つの反力モータのそれぞれの通電回路を開閉する開閉スイッチと、前記2つの反力モータのうちの一方の前記通電回路の通電方向を切り替えることが可能な切替スイッチと、前記モータ駆動回路を制御する制御回路とを有するため、製造コストを抑えると共に、回転方向を切替えての制御方法が可能となる。
この発明の実施形態に係る操舵反力制御装置を備える車両用操舵装置の概念構成を示すブロック図である。 図1のII部の具体例を示す断面図である。 図2のIII-III 矢視図である。 同操舵反力制御装置の回路図である。 操舵位相差(前輪舵角とステアリング角度の位相差)に対する操舵反力の例を示すグラフである。 フェールセーフ時の操舵位相差(前輪舵角とステアリング角度の位相差)に対する操舵反力の例を示すグラフである。 この発明の第2の実施形態における反力付与部の内部の平面図である。 同実施形態の操舵反力制御装置の回路図である。 同操舵反力制御装置の副モータ駆動回路を用いて反力制御を行う場合の操舵位相差(前輪舵角とステアリング角度の位相差)に対する操舵反力の例を示すグラフである。 同操舵反力制御装置のフェールセーフ時のモータ使用の遷移図である。
この発明の第1の実施形態を図1〜図6と共に説明する。図1は、この操舵反力付与装置を備える車両用操舵装置の概念構成を示すブロック図である。この車両用操舵装置1は、自動車をステアバイワイヤで操舵するもので、異常時には機械的に接続して手動による操舵が可能なようにバックアップ機能を備える。
この車両用操舵装置1の主な構成は、運転者が操舵するステアリングホイール2と、ステアリングホイール2に入力されたトルクを検出するトルクセンサ7と、操舵反力を与える反力付与部3と、一対の前輪(転舵輪である車輪)4,4を転舵させる転舵装置6と、異常時に手動による操舵が可能なように、ステアリングホイールの回転力を機械的に転舵装置に伝達するクラッチ13とから構成される。 クラッチ13には、反力付与部3から伸びる操舵軸10と、転舵装置6に連結される転舵軸12とが接続され、連結と非連結の切替を行う。
反力付与部3は、制御回路16により、トルクセンサ7の検出値や転舵装置6の転舵量、前輪4,4からの荷重、車速の検出信号、および操舵角等を用いて決定された反力付与方向および反力の大きさが制御される。制御回路16は、電子制御ユニット等からなる。前記制御回路16と反力付与部3とで反力付与装置3Aが構成される。
転舵装置6は、転舵モータ15と、この転舵モータ15の回転を直線運動に変換して前記一対の前輪4,4を支持する機構に伝える運動変換機構(図示せず)と、転舵軸の転舵角を検出す転舵角検出器14とを備える。
図2に、反力付与部3の概略構成図を示す。
反力付与部3には、図1のステアリングホイール2と共に回転する操舵軸10と、二つの反力モータ8a,8b(図3参照)を持つ反力生成部8と、前記反力モータ8a,8bの回転を減速して前記操舵軸10に伝達する減速機構31と、前記二つの反力モータ8a,8bを駆動するモータ駆動回路21(図4と共に後述)を備える。
図1において、反力付与部3は、クラッチ13による非連結状態では、前記制御回路16の制御により、転舵装置6の転舵量、前輪4,4からの荷重、車速の検出信号、前記トルクセンサ7からの信号、および操舵角等を用いて、定められた演算規則に従って決定される操舵反力を発生させる。転舵装置6は、操舵角およびトルクセンサ7からの信号等を用いて前記転舵モータ15が制御されて前輪4,4の転舵を行う。
図3に、反力付与部3のより具体的な構成(図2のIII-III 矢視)を示す。前記2つの反力モータ8a,8bは、操舵軸10の軸心に垂直な平面内にモータ軸心が位置するように、互いに平行に、かつ操舵軸10の両側に位置するように配置されている。前記2つの反力モータ8a,8bは、いずれか一つだけであっても、運転に支障が発生しない最低限の反力付与が可能な出力を有するものが好ましい。前記2つの反力モータ8a,8bは、例えばDCモータ等からなる。操舵軸10に、ウォームホイールからなる大歯車32が設けられ、前記各反力モータ8a,8bの出力軸にそれぞれ設けられたウォームからなる2つの小歯車33が噛み合っている。これら大歯車32と2つの小歯車33とで、前記減速機構31が構成される。
前記操舵軸10は、図2に示すように、ハウジング41の各分割ハウジング41a,41bに設けられた軸受42,43により回転自在に支持されている。前記ウォームからなる小歯車33は、図3に示すように、前記ハウジング41に軸受44a,44b,45a,45bによって回転自在に支持されている。
図4において、Hブリッジ回路26で構成されたモータ駆動回路21に、反力モータ(1) 8aの通電回路23と反力モータ(2) 8bの通電回路24とが並列で接続されている。なお、同図において、括弧書きの符号は、同種の構成部品同士を区別する符号である。
Hブリッジ回路26は、二つの駆動用素子(駆動用素子(1)(3))28,28が直列に接続された回路部26aと、他の二つの駆動用素子(駆動用素子(2)(4) )28,28が直列に接続された回路部26bとの間に、前記並列接続回路25を接続してH形とした回路であり、両回路部26a,26bの一端(図の上側端)はモータ駆動電源29に、他端(図の下側端)は、電流検出回路としての電流検出抵抗30を介してアースに接続されている。前記モータ駆動電源29は直流電源であり、例えば車載のバッテリとされるが、反力付与専用の直流電源であっても良い。
前記各駆動用素子28はスイッチングトランジスタやMOSFET等の半導体スイッチング素子からなり、制御回路16により開閉の制御が行われる。制御回路16は、図1に示すトルクセンサ7の検出値や転舵装置6の転舵量、前輪4,4からの荷重、車速の検出信号、および操舵角等を用いて決定される反力付与方向および反力の大きさに応じて各駆動用素子28と後述の各スイッチSW1〜SW4を、定められた規則に従って制御することで、二つの反力モータ8a,8bの出力トルクを制御し、その結果として操舵トルクを制御する。
なお、一般のHブリッジ回路では、前記並列接続回路25の代わりに、1台のモータが接続される。この実施形態は、Hブリッジ回路において、通常では1台のモータを接続する構成に代えて、2台の反力モータ8a,8bの前記並列接続回路25を接続した点に一つの特徴がある。
反力モータ(1) 8aの通電回路23には開閉スイッチSW3が配置され、反力モータ(2) 8bの通電回路24には通電方向を切り替える2つの切替スイッチSW1,SW2と開閉スイッチSW4とが設けられている。スイッチSW3とスイッチSW4とはHブリッジ回路26と反力モータ(1)(2)8a,8b間の通電回路23,24を開閉するスイッチである。
具体的には、反力モータ(2) 8bの通電回路24は、この通電回路24の一端に常時接続されている切替回路部24aと他端に常時接続されている切替回路部24bとが設けられ、前記2つの切替スイッチSW1,SW2は、接点a,bへの接続を切り替えることで、前記2本の切替回路部24a,24bと反力モータ(2) 8bとの接続を切り替える。前記開閉スイッチSW4は、片方の切替スイッチSW1と反力モータ(2) 8bとの間に介在している。
反力モータ(2)8bは切替スイッチSW1を接点b側、切替スイッチSW2を接点a側に切替えることで、反力モータ(1) 8aと同じ回転方向になり、切替スイッチSW1を接点a側、切替スイッチSW2を接点b側に切替えることで、反力モータ1と逆回転方向になる。切替スイッチSW1と開閉スイッチSW4は別々に設置してもよいが、1つのスイッチとして3ポジション式スイッチに変更することも可能である。
この実施形態では、フェールセーフの制御手段として、異常対応制御部51が制御回路16に設けられている。異常対応制御部51は、反力モータ(1)(2)8a,8bのいずれかの異常が検出されると、その異常になった反力モータ(1)(2)8a,8bの前記開閉スイッチSW3,SW4を開放する。異常の検出は、異常対応制御部51とは別に設けられていても、異常対応制御部51に設けられていても良い。異常の検出は、例えば反力モータ(1)(2)8a,8bに対する指令値と実際に発生したトルク(電流)等を比較し、その差が定められた範囲から外れている場合に異常と判定することなどで行われる。異常対応制御部51のより具体的な制御内容は、例えば、後に示す表2、表3の制御とされる。
表1は通常時の反力制御に使用する駆動素子状態およびスイッチ状態のパターン例である。なお、各表では、同種部品を区別する符号の括弧は省略している。
Figure 2017165378
図5は、操舵位相差(前輪舵角とステアリング角度の位相差)に対する操舵反力の例を示す。反力モータ(1)(2)8a,8bは、中立位置や転舵位相差が小さい範囲A(ステアリングホイールの遊び程度)の場合は、弱トルクで対向したトルクを発生させる。反力トルク(1),(2) は、歯車のガタを小さく、または零にするためのもので、操舵フィーリングに影響を与えないトルク強度にする。または、操舵に影響を与えないように、反力トルク(1),(2) は同等で、打ち消し合うトルクにする。(表1における1のパターンまたは3のパターン)。
転舵位相差が増加した場合Bは、反力モータ(1) 8aがステアリングホイール2の回転に対する反力トルク(1) を発生させ、反力モータ(2) 8bもモータ回転方向を切替えて反力トルク(2) を発生させる。反力モータ(2) 8bは反力モータ(1) 8bに協調する動作をし、同方向に反力トルクを発生し、モータ(1) 8aのトルク不足やモータ発熱を低減する。(表1の2のパターンまたは4のパターン)
何らかの異常が反力モータ(1)(2)8a,8bで発生した場合は、フェールセーフに移行し、異常が発生した反力モータ(1)(2)8a,8b側の開閉スイッチSW3または開閉スイッチSW4をOFFし、その反力モータ(1)(2)8a,8bへの通電回路23,24を開放状態にする。この異常になった反力モータ(1)(2)8a,8bの開閉スイッチSW3,SW4を開放する異常対応制御部16aは、前記制御回路16に備えられている。
表2はフェールセーフ時(反力モータ(1) 8aが異常の時)の反力制御に使用する駆動素子状態およびスイッチ状態のパターン例である。
Figure 2017165378
表3はフェールセーフ時(反力モータ(2) 8bが異常の時)の反力制御に使用する駆動素子状態およびスイッチ状態のパターン例である。
Figure 2017165378
図6はフェールセーフ時の操舵位相差(前輪舵角とステアリング角度の位相差)に対する操舵反力の例を示す。フェールセーフ状態では、いずれか1つの反力モータ(1)(2)8a,8bにて反力トルクの制御を行う。
中立位置や転舵位相差が小さい範囲A(ステアリングホイールの遊び程度)の場合は、反力を発生させない。
転舵位相差が増加した場合Bは、いずれか1つの反力モータ(1)(2)8a,8bでステアリングホイール2の回転に対する反力トルクを発生させるため、反力トルクは半分になる。
上記構成の操舵反力制御装置によると、2つの反力モータ(1)(2)8a,8bを共通のHブリッジ回路26に並列に通電し、反力モータ(1)(2)8a,8bのそれぞれに通電回路23,24を開閉する開閉スイッチSW3,SW4を配置し、さらに片方の反力モータ(2)8b に通電方向を切替える切替スイッチSW1,SW2を配置した構成であるため、1つのモータ駆動回路21にて反力付与部3を制御することができて、全体構成の簡素化により製造コストが抑えられ、かつ回転方向を切替えて制御を行うことができる。
また、いずれか一方の反力モータ(1)(2)8a,8bに異常が発生した場合、反力トルクは半減するが、運転に支障の無い最低限の反力を付与することで操舵の制御を続行することができる。
図7〜図10は、第2の実施形態を示す。制御対象となる車両用操舵装置1(図1,図2)の構成については、反力付与部3が2つの副の反力付与モータを備える他は、第1の実施形態と同様である。
図7は、反力付与部3の構成(図2のIII-III 断面に相当)を示す。2つの副の反力モータ(3)(4)8c,8dは、主となる2つの主となる反力モータ(1)(2)8a,8bに対して、それぞれ共通となる出力軸を持つ。操舵軸10に接続された大歯車32へ、反力の入力を2個の小歯車33,33と反力モータ(1) 〜 (4)8a〜8dにより行う。反力モータ(1) 8aおよび反力モータ(2) 8bで通常動作を行い、反力モータ(3) 8cおよび反力モータ(4) 8dは冗長のために配置されている。副の反力モータ(3)(4)8c,8dは、この例では主となる反力モータ(1)(2)8a,8bと同じ仕様のものが使用されている。
図8に、第2の実施形態の反力制御装置を示す。主モータ駆動回路21Aは通常動作用であり、副モータ駆動回路21Bは冗長のために配置されている。主モータ駆動回路21Aとこれを制御する制御回路16Aとで主反力制御部20Aが構成され、副モータ駆動回路21Bとこれを制御する制御回路16Bとで副反力制御部20Bが構成される。
主モータ駆動回路21Aおよび副モータ駆動回路21Bは、いずれも図4と共に前述したモータ駆動回路21と同様の構成であるが、その概要を説明する。
主モータ駆動回路21Aおよび副モータ駆動回路21Bは、それぞれHブリッジ回路26で構成され、主モータ駆動回路21Aには主の反力モータ(1) 8aおよび反力モータ(2) 8bが、副モータ駆動回路21Bには副の反力モータ(3) 8cおよび反力モータ(4) 8dが並列で接続されている。反力モータ(1) 8aには開閉スイッチSW3が配置され、反力モータ(2) 8bには切替スイッチSW1, SW2と、開閉スイッチSW4とが配置されている。反力モータ(3) には開閉スイッチSW7が配置され、反力モータ(4) 8dには切替スイッチSW5,SW6と開閉スイッチSW8とが配置されている。開閉スイッチSW3と開閉スイッチSW4、開閉スイッチSW7と開閉スイッチSW8は、Hブリッジ回路26と反力モータ(1) 〜(4) 8a〜8d間の通電回路23,24を開閉するスイッチである。切替スイッチSW1と開閉スイッチSW4、切替スイッチSW5と開閉スイッチSW8は、別々に設置してもよいが、1つのスイッチとして3ポジション式スイッチに変更することも可能である。
反力モータ(2) 8bは切替スイッチSW1と切替スイッチSW2で、反力モータ(4) 8dは切替えスイッチSW5と切替スイッチSW6を切替えることで駆動用素子(1) 〜(4) 28の状態を変えることなく回転方向を切替えることができる。
この実施形態では、フェールセーフの制御手段として、異常対応冗長系制御手段52が、主反力制御部20Aの制御回路16Aと副反力制御部20Bの制御回路16Bとのいずれか一方または両方に一部ずつ設けられている。異常対応冗長系制御手段52は、第1の異常対応冗長系切替部53と、第2の異常対応冗長系切替部54と、異常対応モータ単独制御部55とを有する。
第1の異常対応冗長系切替部53は、通常時は前記2つの主反力モータ(1)(2)8a,8bの通電回路23,24の開閉スイッチSW3,SW4を閉、前記2つの副反力モータ(3)(4)8c,8dの通電回路23,24の開閉スイッチSW7,SW8を開放状態とし、前記2つの主反力モータ(1)(2)8a,8bのいずれか一方または両方の異常が検出されると、前記2つの主反力モータ(1)(2)8a,8bの通電回路23,24の開閉スイッチSW3,SW4を開放状態とし、前記2つの副反力モータ(3)(4)8c,8dの通電回路23,24の開閉スイッチSW7,SW8を閉とする。
第2の異常対応冗長系切替部54は、前記2つの主反力モータ(1)(2)8a,8bと2つの副反力モータ(3)(4)8c,8dにおける、それぞれ一方の反力モータの前記通電回路23,24を開閉する開閉スイッチSW3,SW4,SW7,SW8を開放し、前記2つの主反力モータ(1)(2)8a,8bのうちの1つと、前記2つの副反力モータ(3)(4)8c,8dのうちの1つで反力付与を行うように前記各開閉スイッチSW3,SW4,SW7,SW8を制御する。
この第2の異常対応冗長系切替部54は、例えば、前記2つの主反力モータ(1)(2)8a,8bのいずれか一方と、この一方の主反力モータとは切り替えが不能な副反力モータ(3)(4)8c,8dとに異常が検出された場合に、異常のある主反力モータの通電回路23,24の開閉スイッチSW3,SW4と、異常のある副反力モータ(3)(4)8c,8dの通電回路23,24の開閉スイッチSW7,SW8とを開放状態とし、前記2つの主反力モータ(1)(2)8a,8bのうちの1つと、前記2つの副反力モータ(3)(4)8c,8dのうちの1つで反力付与を行うように前記各開閉スイッチSW3,SW4,SW7,SW8を制御する。
なお、この実施形態では、第2の異常対応冗長系切替部54は、更に、主反力モータ(1)(2)8a,8bのいずれか一方と、この主反力モータ(1)(2)8a,8bと切り替えが可能な副反力モータ(3)(4)8c,8dとを用いるように、前記開閉スイッチSW3,SW4,SW7,SW8を制御するようにしている。
異常対応モータ単独制御部55は、第1の実施形態における異常対応制御部51(図4)と同様に、いずれか1台の反力モータ(1) 〜(4) 8a〜8dのみを用いて反力付与を行う制御手段である。ただし、反力モータ(1) 〜(4) 8a〜8dの2台以上が異常となった場合に、前記異常対応モータ単独制御部55による制御を行う。
前記異常対応冗長系制御手段52における第1の異常対応冗長系切替部53、第2の異常対応冗長系切替部54、異常対応モータ単独制御部55、およびその全体の制御の具体的な内容は、後に表5以降の各表と図10とを用いて説明する。
表4は、通常時に主モータ駆動回路21A(主の反力モータ(1) 8aと反力モータ(2) 8b)による反力制御に使用する駆動素子状態およびスイッチ状態のパターン例である。
Figure 2017165378
図5は、操舵位相差(前輪舵角とステアリング角度の位相差)に対する操舵反力の例を示す。反力モータ(1) 8aと反力モータ(2) 8bとは、中立位置や転舵位相差が小さい範囲(ステアリングホイールの遊び程度)の場合は、弱トルクで対向したトルクを発生させる(表4の1のパターンまたは3のパターン)。
転舵位相差が増加した場合は、反力モータ(1) 8aがステアリングホイール2の回転に対する反力トルク1を発生させ、反力モータ(2) 8bもモータ回転方向を切替えて反力トルク2を発生させる。(表4の2のパターンまたは4のパターン)
何らかの異常が、反力モータ(1) 8aまたは反力モータ(2) 8bのいずれか一方に、または反力モータ(1) 8aと反力モータ(2) 8bとに同時に異常発生した場合は、この異常発生の情報を得てフェールセーフに移行し、副モータ駆動回路21B(反力モータ(3) 8cと反力モータ(4) 8d)によって反力制御を行う。前記第1の異常対応冗長系切替部53は、前記主反力制御部20Aと副反力制御部20Bの両方に一部ずつ設けられて、前記異常発生の情報を得ると、前記主反力制御部20Aの制御回路16Aによる制御状態から、副反力制御部20Bの制御回路16Bによる制御状態へ制御モードを切り替える。
表5は、フェールセーフ時に副モータ駆動回路21B(反力モータ(3) 8cと反力モータ(4) 8d)による反力制御に使用する駆動素子状態およびスイッチ状態のパターン例である。
Figure 2017165378
更に何らかの異常が反力モータ(3) または反力モータ(4) で発生した場合は、第2の異常対応冗長系切替部54により、次のフェールセーフに移行する。このフェールセーフでは、主モータ駆動回路21A(反力モータ(1) 8a)と副モータ駆動回路21B(反力モータ(4) 8d)により、または主モータ駆動回路21A(反力モータ(2) 8b)と副モータ駆動回路21B(反力モータ(3) 8c)により、または主モータ駆動回路21A(反力モータ(1) 8a)と副モータ駆動回路21B(反力モータ(3) 8c)により、または主モータ駆動回路21A(反力モータ(2) 8b)と副モータ駆動回路21B(反力モータ(4) 8d)により反力制御行う。
表6は、主モータ駆動回路21A(反力モータ(1) 8a)と副モータ駆動回路21B(反力モータ(4) 8d)による反力制御に使用する駆動素子状態およびスイッチ状態のパターン例である。
Figure 2017165378
表7は、主モータ駆動回路21A(反力モータ(2) 8b)と副モータ駆動回路21B(反力モータ(3) 8c)による反力制御に使用する駆動素子状態およびスイッチ状態のパターン例である。
Figure 2017165378
表8は、主モータ駆動回路21A(反力モータ(1) 8a)と副モータ駆動回路21B(反力モータ(3) 8c)による反力制御に使用する駆動素子状態およびスイッチ状態のパターン例である。
Figure 2017165378
表9は、主モータ駆動回路21A(反力モータ(2) 8b)と副モータ駆動回路21B(反力モータ(4) 8d)による反力制御に使用する駆動素子状態およびスイッチ状態のパターン例である。
Figure 2017165378
図9は、主モータ駆動回路21A(反力モータ(1) 8a)と副モータ駆動回路21B(反力モータ(3) 8c)または主モータ駆動回路21A(反力モータ(2) 8b)と副モータ駆動回路21A(反力モータ(4) 8d)にて反力制御を行う場合の操舵位相差(前輪舵角とステアリング角度の位相差)に対する操舵反力の例を示す。
中立位置や転舵位相差が小さい範囲A(ステアリングホイール2の遊び程度)の場合は、反力を発生させない。転舵位相差が増加した場合Bは、2つの反力モータでステアリングホイール2の回転に対する反力トルクを発生させる。
更に何らかの異常が反力モータ(1) 〜(4) 8a〜8dで発生し、正常系と冗長系のモータの内、いずれか2つの反力モータ(1) 〜(4) 8a〜8dでの反力制御が不可能になった場合は、異常対応モータ単独制御部55の制御によって、主モータ駆動回路21Aまたは副モータ駆動回路21Bにより、第1の実施形態のように1つの反力モータ(1) 〜(4) 8a〜8dで反力制御を行う。
図10は、反力モータ失陥時の状態遷移を示す。図10は、表5〜表9と共に説明した状態への推移を纏めた図であり、前記冗長系配慮制御手段52の全体が行う制御における状態遷移を示す。なお、同図では、「反力モータ」は単に「モータ」と記載している。
この実施形態の場合、このように冗長系(副)の反力モータ(3)(4)8c,8dと副モータ駆動回路21Bを追加しても、4つの反力モータ(1)〜(4)8a〜8dに対し、モータ駆動回路は21A,21Bの2つで足りるため製造コストを抑えつつフェールセーフを実現することができる。また、冗長系の反力モータ(3)(4)8c,8dを備えるため、異常があっても反力トルクを低減せずに反力付与を行える。
また、前記第1の異常対応冗長系切替部53を有することで、2つの主反力モータ(1)(2)8a,8bのいずれかに異常が発生した場合に、副反力モータ(3)(4)8c,8dを用いる制御が行える。
さらに、前記第2の異常対応冗長系切替部54を有することで、主反力モータ(1)(2)8a,8bのいずれか一方に異常が発生した場合に、2つの副反力モータ(3)(4)8c,8dの使用に切り替える場合と異なり、副反力モータ(3)(4)8c,8dに異常があっても、異常のない主反力モータ(1)(2)8a,8bと異常のない副反力モータ(3)(4)8c,8dとを用いた反力制御が行える。
以上、実施例に基づいて本発明を実施するための形態を説明したが、ここで開示した実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1…車両用操舵装置
2…ステアリングホイール
3…反力付与部
6…転舵装置
8a,8b…反力モータ(主反力モータ)
8c,8d…反力モータ(副反力モータ)
16,16A,16B…制御回路
20A…主反力制御部
20B…副反力制御部
21…モータ駆動回路
21A…主モータ駆動回路
21B…副モータ駆動回路
23,24…通電回路
26…Hブリッジ回路
51…異常対応制御部
53…第1の異常対応冗長系切替部
54…第2の異常対応冗長系切替部
SW1,SW2…切替スイッチ
SW3,SW4…開閉スイッチ

Claims (5)

  1. 車両のステアリングホイールに操舵反力を与える2つの反力モータを有する反力付与部と、転舵角を可変とする転舵装置と、前記ステアリングホイールの操作量を前記転舵装置に機械的に連結と解除が可能なクラッチとを備える車両用操舵装置における前記反力付与部を制御する操舵反力制御装置において、
    前記2つの反力モータを駆動するモータ駆動回路が1つの共通のHブリッジ回路であって、前記2つの反力モータのそれぞれの通電回路を開閉する開閉スイッチと、前記2つの反力モータのうちの一方の前記通電回路の通電方向を切り替えることが可能な切替スイッチと、前記モータ駆動回路を制御する制御回路とを有する、
    操舵反力制御装置。
  2. 請求項1に記載の操舵反力制御装置において、前記2つの反力モータの一方が異常になった時に、この異常になった反力モータの前記開閉スイッチを開放する異常対応制御部を前記制御回路に有し、前記2つの反力モータは、それぞれ1つの反力モータによって運転に支障が無い程度の最低限の反力を付与することが可能な出力を有する操舵反力制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の操舵反力制御装置において、前記車両用操舵装置は、前記反力モータである2つの主の反力モータとそれぞれ切り換えて使用可能な冗長系を構成する2つの副の反力モータを備え、前記操舵反力制御装置は、前記主反力モータに接続された前記モータ駆動回路および前記制御回路からなる主反力制御部と、前記2つの副反力モータを制御する副反力制御部とを備え、この副反力制御部は、前記副反力モータを駆動する副モータ駆動回路が1つのHブリッジ回路であって、前記2つの副反力モータのそれぞれの通電回路を開閉する開閉スイッチと、前記2つの副反力モータのうちの一方の前記通電回路の通電方向を切り替えることが可能な切替スイッチと、前記副モータ駆動回路を制御する制御回路とを有する操舵反力制御装置。
  4. 請求項3に記載の操舵反力制御装置において、通常時は前記2つの主反力モータの通電回路の開閉スイッチを閉、前記2つの副反力モータの通電回路の開閉スイッチを開放状態とし、前記2つの主反力モータのいずれか一方または両方の異常が検出されると、前記2つの主反力モータの通電回路の開閉スイッチを開放状態とし、前記2つの副反力モータの通電回路の開閉スイッチを閉とする第1の異常対応冗長系切替部を有する操舵反力制御装置。
  5. 請求項3に記載の操舵反力制御装置において、前記2つの主反力モータと2つの副反力モータにおける、それぞれ一方の反力モータの前記通電回路を開閉する開閉スイッチを開放し、前記2つの主反力モータのうちの1つと、前記2つの副反力モータのうちの1つで反力付与を行うように前記各開閉スイッチを制御する第2の異常対応冗長系切替部を有する操舵反力制御装置。
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