JP2017164255A - 洗濯機 - Google Patents

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Hidefumi Matsui
英史 松井
松本 俊成
Toshinari Matsumoto
俊成 松本
明宏 細川
Akihiro Hosokawa
明宏 細川
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Abstract

【課題】アンバランスを解消するバランス体が洗濯槽の上部に設けられているため、洗濯槽の開口が狭く、洗濯物の出し入れがしづらい。【解決手段】鉛直方向の回転軸を有する洗濯兼脱水槽34と、洗濯兼脱水槽34を内包する外槽33と、外槽33の底部に設けられ洗濯兼脱水槽34を回転駆動するモータ(駆動部)36と、外槽33をサスペンション装置32により吊り下げて支持する筐体31とを備え、サスペンション装置32は、一端を筐体31の上部に取り付けられ、他端を外槽33の上部に取り付けられて構成されたものであり、外槽33の上部はサスペンション装置32が取り付けられているため振動が抑制され、一方、外槽33の下部は、制振するものが取り付けられていないため上部の振動に追従して振れまわるが、外槽33の底部に設けられたモータ36が錘となって重心が下部に存在するため、外槽33の下部の振動も上部以上に大きく振れまわることはない。【選択図】図1

Description

本発明は、鉛直方向に回転軸を有する洗濯兼脱水槽内に収容された洗濯物を洗浄する洗濯機に関する。
従来の洗濯機について、図を用いて説明する。図4は従来の洗濯機の縦断面図である。洗濯機は、外枠1内に複数の吊り棒2とサスペンション装置12によって水受け槽3を吊り下げている。吊り棒2は、外枠1の上部に取り付けられ、水受け槽3の下部にサスペンション装置12を介して取り付けられている。水受け槽3内に洗濯兼脱水槽4が回転自在に設けられている。洗濯兼脱水槽4は、上部に流体や転動体が封入された環状のバランス体6備えている。バランス体6は、水受け槽3にサスペンション装置12が取り付けられた位置より上方に位置している。水受け槽3の底部には、衣類などの洗濯物を洗濯水とともに撹拌する撹拌翼5が設けられている。水受け槽3の底部にはインダクションモータ7とクラッチ部8とが設けられている。外枠1の上部には、洗濯機の一連の運転を実行する制御装置11が設けられている。
インダクションモータ7は、クラッチ部8を介して洗濯兼脱水槽4および撹拌翼5を回転させる。制御装置11は、インダクションモータ7とクラッチ部8とを制御する。制御装置11は、洗い工程では撹拌翼5がインダクションモータ7により回転駆動されるようにクラッチ部8を切り替え、脱水工程では、洗濯兼脱水槽4と撹拌翼5とがインダクションモータ7により回転駆動されるようにクラッチ部8を切り替える。
上記構成では、脱水工程で洗濯兼脱水槽4が回転するときに、洗濯兼脱水槽4の中の洗濯物が偏るなどしてアンバランスが生じた場合、水受け槽3の下部はサスペンション装置12が連結されているため殆ど振動せず、自由度が大きい上部が大きく振れまわる。そのため、洗濯兼脱水槽4の上部にバランス体6が設けられており、バランス体6が上部でアンバランスを補正することで、上部の触れまわりを効果的に抑えて洗濯機の振動を抑制する構成となっている。
特開平11−239689号公報
しかしながら、従来の構成において、バランス体6は、所定のアンバランス補正力を確保するために相応の重量の流体や転動体が封入されている。このため、バランス体6は、径方向に所定の幅を必要とする。洗濯兼脱水槽4の上部の開口部は、洗濯物の取り出し口である。そのため、洗濯兼脱水槽4の開口部にバランス体6が設けられると開口部が狭くなり、洗濯物が取り出しづらく、また毛布等の大きな洗濯物を入れづらくなるといった課題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、洗濯兼脱水槽の開口部を狭めることなく、洗濯物の出し入れがしやすく、かつ脱水工程で異常な振動もなく安定して運転することができる洗濯機を提供することを目的としている。
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯機は、鉛直方向の回転軸を有する洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を内包する外槽と、前記外槽の底部に設けられ前記洗濯兼脱水槽を回転駆動する駆動部と、前記外槽をサスペンション装置により吊り下げて支持する筐体とを備え、前記サスペンション装置は、一端を前記筐体の上部に取り付けられ、他端を前記外槽の上部に取り付けられて構成されたものである。
これによって、洗濯兼脱水槽が回転するときにアンバランスが生じた場合、外槽の上部はサスペンション装置が取り付けられているため振動が抑制される。一方、外槽の下部は、制振するものが取り付けられていないため上部の振動に追従して振れまわる。しかしながら、外槽の底部に設けられた駆動部が相当の重量を有する。そのため、駆動部が錘となって重心が下部に存在することになり、外槽の下部の振動も上部以上に大きく振れまわることはない。
以上の結果、洗濯兼脱水槽の上部にバランサー装置が設けられなくても、サスペンション装置により外槽の振動を抑制することが可能となる。これにより、洗濯兼脱水槽の開口部がバランサー装置により狭められることがないため、洗濯物を取り出しやすい洗濯機を実現することができる。
本発明の洗濯機は、洗濯兼脱水槽の上部にバランサー装置が設けられなくても、外槽の振動を抑制できる構成であるため、洗濯兼脱水槽の開口部が狭められることがなく、洗濯物を取り出しやすい洗濯機を実現することができる。
本発明の実施の形態1における洗濯機の縦断面図 洗濯機の脱水工程における洗濯兼脱水槽の振動状態を示す模式図であり、(a)従来の洗濯機の振動状態の模式図、(b)本実施の形態における洗濯機の振動状態の模式図 本発明の実施の形態2における洗濯機の縦断面図 従来の洗濯機の縦断面図
第1の発明の洗濯機は、鉛直方向の回転軸を有する洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を内包する外槽と、前記外槽の底部に設けられ前記洗濯兼脱水槽を回転駆動する駆動部と、前記外槽をサスペンション装置により吊り下げて支持する筐体とを備え、前記サスペンション装置は、一端を前記筐体の上部に取り付けられ、他端を前記外槽の上部に取り付けられて構成されたものである。
これによって、洗濯兼脱水槽が回転するときにアンバランスが生じた場合、外槽の上部はサスペンション装置が取り付けられているため振動が抑制される。一方、外槽の下部は、制振するものが取り付けられていないため上部の振動に追従して振れまわる。しかしながら、外槽の底部に設けられた駆動部が相当の重量を有する。そのため、駆動部が錘となって重心が下部に存在することになり、外槽の下部の振動も上部以上に大きく振れまわることはない。
その結果、洗濯兼脱水槽の上部にバランサー装置が設けられなくても、サスペンション装置により外槽の振動を抑制することが可能となる。これにより、洗濯兼脱水槽の開口部がバランサー装置により狭められることがないため、洗濯物を取り出しやすい洗濯機を実現することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記洗濯兼脱水槽は、前記洗濯兼脱水槽が回転するときのアンバランスを補正するバランサー装置を備え、前記バランサー装置は前記洗濯兼脱水槽の下部に設けられたものである。
サスペンション装置が外槽の上部に取り付けられて外槽を吊り下げることで、洗濯兼脱水槽が回転するときにアンバランスが生じた場合、外槽の下部は制振するものがない。このため、従来の下部で吊り上げる構成より振れまわることとなる。その結果、外槽全体の振動は、従来よりも鉛直方向で均等化されやすくなる。バランサー装置は、振動によりバランサー装置の中心が本来の回転中心からずれることにより生じる、内部のバランス体の偏心量の遠心力を利用して振動を抑えるものである。このため、本構成では外槽の下部も上部同様に振動するため、上部にアンバランスが生じた場合でも、洗濯兼脱水槽の下部に設けられたバランサー装置によるバランシング効果が発揮され、アンバランスが補正されて振動を抑制できる。さらに、下部にアンバランスが生じた場合は、洗濯兼脱水槽の下部に設けられたバランサー装置が働き、振動を抑制できる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、前記バランサー装置は、前記洗濯兼脱水槽の底部に環状に設けられ、前記外槽の底部は、前記駆動部の周囲に底面外側へ形成された凸部を有するものである。バランサー装置を底部に設けることによって、従来のように洗濯兼脱水槽の開口部がバランサー装置により狭められることがない。さらに、バランサー装置と対向する位置の外槽は底面外方向へ凸状に形状されており、洗濯兼脱水槽振動時においても、外槽とバランサー装置とが接触することはない。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明において、前記バランサー装置は、多重流体バランサーとして構成されたものである。バランサー装置が洗濯兼脱水槽の上部ではなく下部へ取り付けられることにより、バランサー装置の内周側は洗濯物の取り出し口ではなくなるため、内周側のスペースの利用が可能になる。例えば、バランサー装置が液体バランサーで構成される場合、内周側のスペースを利用して液体の流路が多重に構成されることで、アンバランスの補正力がより向上する。
第5の発明は、第1〜4のいずれか1つの発明において、前記サスペンション装置は、棒材とバネとダンパとで構成され、前記バネは前記棒材の一部を引っ張りバネとして形成されたものである。外槽が上部で吊り下げられる構成のため、サスペンション装置を構成する棒材の長さは、従来の下部で吊り下げる構成よりも短くなる。その結果、外槽の振動が筐体へ伝播しやすくなり、振動が大きくなると洗濯機自体が移動するほどの力となる。しかし、サスペンション装置の棒材の一部が引っ張りバネとして構成されることで、外槽が垂直方向に振動する時のみならず水平方向に振動する場合であっても、単なる棒材とは異なりバネ要素が曲がることで振動を減衰するため、筐体へ伝播する振動が小さくなる。
第6の発明は、特に、第1〜5のいずれか1つの発明において、前記外槽は、特に鉛直方向の剛性が高くなるように形成されたものである。外槽の下部には、相当の重量を有する駆動部や洗濯物が存在するため、外槽の重心は外槽の下部となる。さらに、外槽は上部で吊り下げられる構成のため、外槽の剛性が低い場合にアンバランスが上部に生じたときに、外槽の剛性が低いと、外槽の下部が外槽の上部の揺れに追従せず、外槽がたわみながら上部主体で振れまわる状態となってしまう。このような状態では、バランサー装置によるバランシング効果が小さくなる。しかし、外槽は、少なくとも鉛直方向の剛性が高くなるように形成されることで、外槽の水平方向に対する振動に対してたわむことが抑制され、外槽の上部の振動に下部も追従しやすくなる。これにより、バランサー装置によるバランシング効果が向上する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の
形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における洗濯機の要部断面図である。図1において、洗濯機100は、筐体31の内部に、洗濯兼脱水槽34(以降、洗濯槽34と称する)を内包する外槽33を備えている。筐体31は、外槽33を例えば4本のサスペンション装置32(図示は1本)により吊り下げている。サスペンション装置32は、上方の一端を筐体31の上部に取り付けられ、下方の他端を外槽33の少なくとも中央より上部に取り付けられて構成されている。
サスペンション装置32は、ダンパ部32aとバネ部32bとを棒材で一体化したものである。ダンパ部32aは、外槽33を吊り下げる位置に設けられている。バネ部32bは棒材の一部を引っ張りバネとして一体に形成されている。
外槽33は、側面外側に垂直方向の複数本のリブ(図示せず)が設けられている。これらのリブは、特に鉛直方向の剛性を強化するように形成されて、水平方向のたわみおよびねじれなどの変形を抑制している。洗濯槽34は、円筒形で外槽33内に回転自在に設けられている。洗濯槽34の底部に撹拌翼35が回転自在に設けられている。
洗濯槽34および撹拌翼35を回転させる駆動部であるモータ36および減速機構37が、外槽33の底部に設けられている。モータ36は、ブラシレス直流モータから成っており、回転速度を自在に変化できるようにインバータ制御される。モータ36は、減速機構37を介して撹拌翼35および洗濯槽34を駆動する。
洗濯水供給部38が、洗濯機100の上面後部に設けられている。洗濯水供給部38は、電磁弁または電動弁を有し、水道にホースで接続されて洗濯槽34内に給水する。水位検知部39は、外槽33内に給水された洗濯水の水位を検知するもので、筐体31の側面内側に設けられている。筐体31の底部に設けられた排水部40は、電磁弁または電動弁を有し、外槽33内の洗濯水を排水する。
制御装置41は、筐体31の背面(図1において右側)に模式的に図示されている。また、筐体31の上面前部に操作表示部42が設けられている。制御装置41は、使用者によって操作表示部42で入力された設定内容に基づいて、洗い、すすぎ、脱水の各工程を含む洗濯運転を実行する。制御装置41は、モータ36、洗濯水供給部38、排水部40などを逐次制御する。
衣類などの洗濯物の出し入れは、使用者により筐体31の上面に設けられた蓋31aが開けられ、洗濯槽34の上面の開口部43から行われる。従来の洗濯機では、洗濯槽34が回転するときの振動を抑制するバランサー装置がこの開口部43の周囲に環状に設けられていたが、本実施の形態における洗濯機100では設けられていない。本実施の形態における洗濯機100のバランサー装置44は、洗濯槽34の底部の外側に、環状に設けられている。バランサー装置44は、多重円環状のバランサーケース44aの内部に塩化カルシウム水溶液44bが封入されて構成されている。なお、この水溶液はアンバランスを補正するための錘であり、金属ボールであってもよいし、水溶液と金属ボールの組み合わせなどでもよい。
以上のように構成された洗濯機について、以下その動作、作用を説明する。
使用者は、洗濯槽34内に衣類と洗剤を投入する。その後、操作表示部42を操作して運転コースを設定し、運転を開始する。これによって、制御装置41は、洗い工程を開始
し、洗濯水供給部38を制御することによって、洗濯水が洗濯槽34内に供給される。制御装置41は、規定量の洗濯水が供給されたことを検知すると給水を停止する。次に、制御装置41は、モータ36を駆動して撹拌翼35を回転させる。撹拌翼35の回転によって、洗剤は洗濯水に溶かされ洗濯液となって衣類に浸透する。制御装置41は、撹拌翼35を130r/min程度の低速で回転させて衣類の揉み洗いを規定時間行う。洗い工程が終了すると、制御装置41は、排水部40を制御することによって、汚れを溶かし込んだ洗濯液が外槽33の外に排水される。排水が終了すると、制御装置41は、脱水工程を行い、洗濯槽34を高速で回転させる。
図2は、同洗濯機の脱水工程における洗濯槽の動作模式図である。脱水工程時、洗濯槽34が回転するときに、中の洗濯物が偏った状態のアンバランスが生じた場合、洗濯槽34を内包する外槽33は大きく振れ回る。特に、洗濯槽34の上部にアンバランスがある場合、従来の構成では、図2(a)に示されるように、洗濯槽34の上部が大きく振れ回り、下部は小さく振れ回る。
しかしながら、本実施の形態の構成では、図2(b)に示されるように、外槽33の上部は、サスペンション装置32で支持されているため振動が抑制される。一方、外槽33の下部は、ある程度は上部の振動に追従して振れまわるが、モータ36が錘となって重心が外槽33の下部に存在するため、上部以上に大きくは振れまわりにくい。その結果、洗濯槽34の上部にバランサー装置44が設けられなくても、サスペンション装置32により外槽33の振動を抑制することが可能となる。
さらに、本実施の形態では、外槽33の下部にバランサー装置44が設けられている。これによって、バランサー装置44によるバランシング効果が発揮され、さらに外槽33全体の振動が抑制される。このとき、外槽33は複数本のリブにより垂直方向の剛性を強化されているため、外槽33がたわみにくくなり、外槽33の上部の振動に下部は追従しやすい。これによって、バランサー装置44によるバランシング効果がより発揮される。
なお、洗濯槽34の下部にアンバランスが生じた場合、外槽33の重心が下部に存在するため、洗濯槽34は大きくは振れまわることはなく、追従して振れまわる外槽の上部もサスペンション装置により制振される。さらに、本実施の形態では、洗濯槽34の下部に設けられたバランサー装置44が働くことによって、振動が抑制される。
以上の結果、洗濯槽34の上部にバランサー装置44が設けられなくても、サスペンション装置32により外槽33の振動を抑制することが可能となる。これにより、洗濯槽34の開口部43がバランサー装置44により狭められることがないため、洗濯物を取り出しやすい洗濯機を実現することができる。
なお、本実施の形態の構成のように、外槽33の吊り位置が上部に構成される場合、従来のように外槽33が下部で吊り下げられる構成よりもサスペンション装置32を構成する棒材の長さは短くなる。この結果、外槽33の振動が筐体31へ伝播しやすくなって、振動が大きくなると洗濯機100が移動するほど振動するおそれがある。しかし、サスペンション装置32の棒材の一部が引っ張りバネとして形成され、バネ部32bが構成されることによって、外槽33が垂直方向に振動する時のみならず、水平方向に振動する場合であっても、サスペンション装置32は、単なる棒材とは異なりバネ部32bが曲がることで振動を減衰するため、筐体31へ伝播する振動が小さくなる。
また、バランサー装置44は、洗濯槽34の下部に設けられることによって、上部に設けられたときのように内周側が取り出し口ではなくなるため、内周側のスペースを利用することができる。例えば、環状の幅を広げて液体の流路を多重に構成(本構成では4重)
されることで、バランサー装置44はアンバランスの補正力が向上する。加えて、洗濯槽34の底部には撹拌翼35が設けられているが、撹拌翼35とモータ36との間にバランサー装置44が設けられることで、洗濯機100の衣類容量が損なわれることなく、バランサー装置44は内周側のスペースを有効に利用して拡張される。
なお、本実施の形態では、バランサー装置44は洗濯槽34の底部に設けられたが、これに限られるものではなく、洗濯槽34の下部であれば、側面でもよい。
(実施の形態2)
図3は本発明の実施の形態2における洗濯機の縦断面図である。外槽33の底部は、減速機構37の周囲でバランサー装置44と対向する位置に、底面外方向へ形成された凸部45を有する。バランサー装置44は、封入された液体容量が増やされることによって、アンバランスの補正力が向上する。
図3に示されるように、外槽33のバランサー装置44と対向する底部に、凸部45が設けられることによって、高さ方向に拡張されたバランサー装置44が設けられる。このように拡張されたバランサー装置44は、脱水工程において、洗濯槽34が振動しても外槽33と接触することがない。拡張されたバランサー装置44は、アンバランスの補正力が向上し、さらに外槽33の振動を低減することができる。なお、外槽33の底部の凸部45は、モータ36の周囲にまで環状に形成されることが可能である。このため、空き空間が効率的に活用され、洗濯機100の筐体31が大型化されることなくバランサー装置44の拡張ができる。
以上のように、本発明にかかる洗濯機の構成は、衣類の取り出し口を拡張しつつ、脱水工程における振動を抑制することができるので、洗濯機のみならず、同様の洗濯乾燥機や乾燥専用機等にも適用される。
31 筐体
32 サスペンション装置
32a ダンパ部
32b バネ部
33 外槽
34 洗濯兼脱水槽(洗濯槽)
35 撹拌翼
36 モータ(駆動部)
37 減速機構(駆動部)
41 制御装置
42 操作表示部
43 開口部
44 バランサー装置
45 凸部

Claims (6)

  1. 鉛直方向の回転軸を有する洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を内包する外槽と、前記外槽の底部に設けられ前記洗濯兼脱水槽を回転駆動する駆動部と、前記外槽をサスペンション装置により吊り下げて支持する筐体とを備え、前記サスペンション装置は、一端を前記筐体の上部に取り付けられ、他端を前記外槽の上部に取り付けられて構成された洗濯機。
  2. 前記洗濯兼脱水槽は、前記洗濯兼脱水槽が回転するときのアンバランスを補正するバランサー装置を備え、前記バランサー装置は前記洗濯兼脱水槽の下部に設けられた請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記バランサー装置は、前記洗濯兼脱水槽の底部に環状に設けられ、前記外槽の底部は、前記駆動部の周囲に底面外側へ形成された凸部を有する請求項1または2に記載の洗濯機。
  4. 前記バランサー装置は、多重流体バランサーとして構成された請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗濯機。
  5. 前記サスペンション装置は、棒材とバネ部とダンパ部とで構成され、前記バネ部は前記棒材の一部をバネとして一体に形成された請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗濯機。
  6. 前記外槽は、特に鉛直方向の剛性が高くなるように形成された請求項1〜5のいずれか1項に記載の洗濯機。
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