JP2017163636A - エネルギー送信装置、エネルギー受信装置、エネルギー送受信装置及びこれらを有するワイヤレス給電システム - Google Patents

エネルギー送信装置、エネルギー受信装置、エネルギー送受信装置及びこれらを有するワイヤレス給電システム Download PDF

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香苗 村田
貴志 尾▲崎▼
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貴志 尾▲崎▼
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Abstract

【課題】 眼に対する安全性を確保しつつ、エネルギーを輸送する。
【解決手段】 エネルギー送信装置は、光軸が異なる複数のレーザ光を照射するレーザ照射装置と、複数のレーザ光の照射方向を制御する照射方向制御装置とを備える。照射方向制御装置は、複数のレーザ光の光軸を一点で交差させる。エネルギー受信装置は、受信面に入射するレーザ光を電気エネルギーに変換する光電変換装置と、受信面に入射するレーザ光の光強度を測定するレーザ光強度測定装置と、受信面に入射するレーザ光の光強度が増加するように、レーザ光の光軸と光電変換装置の受信面の相対的な位置関係を調整する調整装置とを備える。
【選択図】図1

Description

本明細書が開示する技術は、エネルギー送信装置、エネルギー受信装置、エネルギー送受信装置及びこれらを有するワイヤレス給電システムに関する。
エネルギー密度が高く、指向性に優れたレーザ光は、様々な場面で必要とされており、例えばワイヤレス通信及びワイヤレス給電への利用が期待されている。特許文献1には、レーザ光を電力に変換する受給手段を備える移動体に対して、電力源をレーザ光に変換する供給手段により、レーザ光を給電するシステムが開示されている。
特開2010−166675号公報
エネルギー密度が高いレーザ光は、眼に対して様々な悪影響を及ぼすことが知られている。特許文献1のシステムでは、個々の供給手段からのレーザ光のエネルギー密度を大きくしたい場合であっても、眼に対する危険を考慮しなければならず、結果として大きなエネルギーを供給することができない。本明細書は、眼に対する安全を確保しつつ、大きなエネルギーを輸送できるエネルギー送信装置、エネルギー受信装置、エネルギー送受信装置及びこれらを有するワイヤレス給電システムを開示する。
本明細書は、エネルギー送信装置とエネルギー受信装置とを開示する。本明細書で開示するエネルギー送信装置とエネルギー受信装置は、それぞれ単独で用いられてもよいし、双方を同時に用いてエネルギー送受信装置としてもよい。
エネルギー送信装置は、複数のレーザ光を照射するレーザ照射装置と、複数のレーザ光の照射方向を制御する照射方向制御装置とを備える。照射方向制御装置は、複数のレーザ光の光軸を一点で交差させる。
上記のエネルギー送信装置は、複数のレーザ光を照射方向制御装置によって一点で交差させる。複数のレーザ光が一点に集光されると、その点では、複数のレーザ光の全てのエネルギーが集中する。したがって、この点においてレーザ光を受信することで、大きなエネルギーを送信することができる。また、レーザ光を複数に分割して照射することができるため、各々のレーザ光が有するエネルギーを小さくすることができる。このため、眼に対する安全性を確保することができる。
エネルギー受信装置は、受信面に入射するレーザ光を電気エネルギーに変換する光電変換装置と、受信面に入射するレーザ光の光強度を測定する光強度測定装置と、受信面に入射するレーザ光の光強度が増加するように、レーザ光の光軸と光電変換装置の受信面の相対的な位置関係を調整する位置調整装置とを備える。
上記のエネルギー受信装置は、光強度測定装置が受信面に入射するレーザ光の光強度を測定する。位置調整装置は、この測定結果に基づいて光強度が増加するようにレーザ光の光軸と受信面の相対的な位置を調整する。したがって、レーザ光の光強度がより大きい位置でレーザ光を受信することができる。このため、効率良くエネルギーを受信することができる。
また、本明細書は、上記のエネルギー送信装置および/またはエネルギー受信装置を有するワイヤレス給電システムを開示する。
実施例1のワイヤレス給電システムの構成を模式的に示す図。 実施例1のエネルギー受信装置の受信面の拡大図。 実施例2のワイヤレス給電システムの構成を模式的に示す図。 実施例3のエネルギー送信装置の照射方向制御装置の構成を模式的に示す平面図。 図4のV−V線に沿った断面図。 実施例3のエネルギー送信装置の動作を示す図。 実施例3のエネルギー送信装置の変形例を示す図(図6に対応)。 実施例3のエネルギー送信装置の変形例を示す図(図6に対応)。
以下、本明細書で開示する技術の特徴を整理する。なお、以下に記す事項は、各々単独で技術的な有用性を有している。
本明細書に開示するエネルギー送信装置は、複数のレーザ光を照射するレーザ照射装置と、複数のレーザ光の照射方向を制御する照射方向制御装置と、を備えていてもよい。照射方向制御装置は、複数のレーザ光の光軸を一点で交差させる。また、照射方向制御装置は、複数のレーザ光の光軸が交差する位置を移動可能に構成されていてもよい。このような構成によると、複数のレーザ光が集光する距離を調節することができる。照射方向制御装置は、複数のレーザ光からエネルギーを受信する受信装置の位置に基づいて、複数のレーザ光の光軸が交差する位置を移動可能に構成されていてもよい。このような構成によると、受信装置に対して好適にレーザ光を照射することができる。複数のレーザ光の各々の波長は、1200nm以上で1400nm以下の範囲内にあってもよい。このような構成によると、眼に対する危険を低減することができる。レーザ照射装置は、複数のレーザ光源を有しており、複数のレーザ光源の各々から照射されるレーザ光が、複数のレーザ光の各々に対応していてもよいし、1つのレーザ光源から照射されるレーザ光を分岐させて複数のレーザ光を照射するように構成されていてもよい。
本明細書が開示するエネルギー受信装置は、受信面に入射するレーザ光を電気エネルギーに変換する光電変換装置と、受信面に入射するレーザ光の光強度を測定する光強度測定装置と、受信面に入射するレーザ光の光強度が増加するように、レーザ光の光軸と光電変換装置の受信面の相対的な位置関係を調整する位置調整装置と、を備えていてもよい。また、光強度測定装置は、光電変換装置の受信面に入射するレーザ光の受信面内の光強度の分布を測定するように構成されてもよい。位置調整装置は、レーザ光の光強度の分布に基づいてレーザ光の光軸と光電変換装置の受信面の相対的な位置関係を調整してもよい。位置調整装置は、レーザ光の光強度の分布に基づいてレーザ光の光強度のピーク位置を特定し、受信面の中心位置がピーク位置に近づくように、レーザ光の光軸と光電変換装置の受信面の相対的な位置関係を調整してもよい。このような構成によると、レーザ光の有するエネルギーを効率良く受信することができる。また、光電変換装置は、複数のフォトダイオードにより構成されたフォトダイオードアレイを有していてもよい。このような構成によると、受信するレーザ光のエネルギーへの変換効率を向上させることができる。また、光電変換装置の受信面の現在位置を特定する位置特定装置をさらに備えていてもよい。位置調整装置は、光電変換装置の受信面の現在位置に基づいてレーザ光の光軸と光電変換装置の受信面の相対的な位置関係を調整してもよい。このような構成によると、安定してレーザ光を受信することができる。
本明細書に開示するエネルギー送受信装置では、エネルギー送信装置のレーザ照射装置は、送信データに対応して複数のレーザ光を変調させるように構成されていてもよい。また、エネルギー受信装置の光電変換装置は、受信するレーザ光から送信データを復調するように構成されていてもよい。このような構成によると、データ通信を可能とすることができる。
図面を参照して、実施例1のワイヤレス給電システム1Aについて説明する。図1に示すように、ワイヤレス給電システム1Aは、エネルギー送信装置2(以下、送信装置2という。)と、エネルギー受信装置3(以下、受信装置3という。)を備えている。
送信装置2は、レーザ照射装置4と、照射方向制御装置6とを備えている。レーザ照射装置4は、複数のレーザ光源7を有しており、相互に平行な複数のレーザ光を照射するように構成されている。複数のレーザ光源7の各々から照射されるレーザ光の波長は、例えば、1200nm以上で1400nm以下の範囲とされている。また、複数のレーザ光源7の各々から照射されるレーザ光の強度は、16mW以下とされている。
照射方向制御装置6は、複数のレーザ光源7の各々から照射されるレーザ光の照射方向を制御する。本実施例では、照射方向制御装置6には、可変焦点レンズが用いられる。照射方向制御装置6の可変焦点レンズは、複数のレーザ光源7の各々から照射されるレーザ光が透過する位置に配置されている。複数のレーザ光源7の各々から照射されるレーザ光は、照射方向制御装置6の可変焦点レンズに入光する。照射方向制御装置6の可変焦点レンズは、照射される各々のレーザ光を集光し、それらの光軸を後述する受信装置3の受信面8において一点で交差させるように構成されている。すなわち、可変焦点レンズは、入射した各々のレーザ光の焦点が受信装置3の受信面8と一致するように構成されている。可変焦点レンズは、レンズの位置を変化させることによって、焦点の位置を移動可能に構成されている。なお、可変焦点レンズの構成は、アクチュエータを用いて液−液界面に形成されるレンズの表面形状を可変とする構成を用いてもよい。
受信装置3は、移動体であり、送信装置2から照射されるレーザ光を受信する。受信装置3は、光電変換装置9と、光強度測定装置10と、位置特定装置11と、位置調整装置12とを備えている。
光電変換装置9は、受信面8に入射するレーザ光を電気エネルギーに変換する。図2に示すように、本実施例では、光電変換装置9には、複数のフォトダイオードを平面上に配列した2次元フォトダイオードアレイが用いられる。複数のフォトダイオードの各々は、入射するレーザ光(光子)が電子を励起し、生成されたキャリアが移動することによって電流を流すことができる。なお、光電変換装置9は、上記に限られず、例えば、太陽電池やフォトトランジスタ等であってもよい。
光強度測定装置10は、受信面8に入射するレーザ光の光強度をフォトダイオードごとに測定する。具体的には、光強度測定装置10は、フォトダイオードごとに測定した光強度の分布を配列データとして取得し、その配列データに基づいて、レーザ光の光強度のピーク位置を特定する。
位置特定装置11は、光電変換装置9の受信面8の現在位置を特定する。位置特定装置11には、撮像カメラが用いられており、光電変換装置9を外部から認識することによって、その受信面8の現在位置を特定する。位置特定装置11は、受信面8の現在位置から受信面8の現在の中心位置を特定する。なお、位置特定装置11は、上記に限られない。位置特定装置11には、光電変換装置9自体に内蔵されるGPS(Global Positioning System)や、従来公知のレーザレーダ、慣性センサ等を撮像カメラに代えて又は併用して用いてもよい。この場合、位置特定装置11は、位置調整装置12による光電変換装置9の移動に基づいて、その受信面8の位置を特定することができる。
位置調整装置12は、受信面8に入射するレーザ光の光強度が増加するように、レーザ光の光軸と光電変換装置9の受信面8の相対的な位置関係を調整する。具体的には、位置調整装置12は、光強度測定装置10と通信可能に構成されており、光強度測定装置10で特定されたレーザ光の光強度のピーク位置に関するデータを取得する。さらに、位置調整装置12は、位置特定装置11と通信可能に構成されており、位置特定装置11で特定された光電変換装置9の受信面8の現在の中心位置に関するデータを取得する。位置調整装置12は、レーザ光の光強度のピーク位置に関するデータと光電変換装置9の受信面8の現在の中心位置に関するデータに基づいて、受信面8の中心位置が光強度のピーク位置に近づくように、レーザ光の光軸と光電変換装置9の受信面8の相対的な位置関係を調整する。本実施例では、位置調整装置12は、光電変換装置9を飛行させる羽を有する。なお、位置調整装置12は、プロペラ、地面を走行するタイヤや脚等を有していてもよい。
ワイヤレス給電システム1Aは、送信装置2から照射されるレーザ光を受信装置3によって電力に変換することで、送信装置2から受信装置3にエネルギーをワイヤレスで給電することができる。上記の送信装置2は、複数のレーザ光源7から照射されるレーザ光を一点に集光することによって大きなエネルギーを送信する。したがって、各々のレーザ光源7が照射するレーザ光のエネルギーを小さくすることができる。このため、眼に対する安全性を確保することができる。また、レーザ光の波長はアイセーフ帯である1200nm〜1400nmの範囲にある。この波長範囲にあるレーザ光の眼への危険性は、網膜上に焦点を結ぶことによる網膜損傷が主であることが知られている。しかしながら、複数のレーザ光源7が照射するレーザ光は、網膜上で異なる位置に結像するため、眼に対する危険を低減することができる。また、上記の波長範囲は、安全基準において最も安全なクラス1に分類されるレーザ光の中で、最も大きなエネルギー(16mW)を有するため、受信装置3に対して、大エネルギーを送信することができる。
受信装置3は、光強度測定装置10が受信面8に入射するレーザ光の光強度を測定する。位置調整装置12は、この測定結果に基づいて光強度が増加するようにレーザ光の光軸と受信面8の相対的な位置関係を調整する。したがって、レーザ光の光強度がより大きい位置へ受信面8の中心位置を位置決めしてレーザ光を受信することができる。このため、効率良くエネルギーを受信することができる。また、フォトダイオードのバンドギャップは照射されるレーザ光の波長と一致するため、エネルギー変換効率を高くすることができる。
上記例では、送信装置2から受信装置3にエネルギーをワイヤレスで給電する例を例示した。送信装置2のレーザ照射装置4はさらに、所望の送信データに対応して複数のレーザ光を変調させるように構成してもよい。例えば、レーザ照射装置4に光変調器を設けることによって、送信データを対応してレーザ光を変調し、変調されたレーザ光を送信することができる。また、受信装置3の光電変換装置9は、受信するレーザ光から送信データを復調するように構成してもよい。例えば、光電変換装置9によって、送信装置2からのレーザ光を電気信号へと復調させることで、レーザ光が有する送信データを受信することができる。送信データとしては、移動体である受信装置3の移動を指示する信号を含んでいてもよい。また、上記例では、光電変換装置9の受信面8の現在の中心位置に関するデータが、位置特定装置11から位置調整装置12に送信される例を例示した。この例に代えて、位置特定装置11は、光電変換装置9の受信面8の現在の中心位置に関するデータを送信装置2に送信し、送信装置2がレーザ光を利用してそのデータを位置調整装置12に送信してもよい。また、位置特定装置11は、光電変換装置9の受信面8の現在の中心位置に関するデータを送信装置2に送信し、照射方向制御装置4がそのデータに基づいて複数のレーザ光の光軸を一点で交差させる位置や方向を変化させてもよいし、送信装置2自体がそのデータに基づいて複数のレーザ光の光軸を受信面8で交差させるように移動してもよい。
次に、実施例2のワイヤレス給電システム1Bについて説明する。以下では、実施例1の構成と異なる点についてのみ説明し、実施例1と同一の構成についてはその詳細な説明を省略する。その他の実施例についても同様である。
本実施例のワイヤレス給電システム1Bは、エネルギー送信装置のレーザ照射装置の構成が実施例1と異なっている。図3に示すように、レーザ照射装置4aは、1つのレーザ光源7aと、複数の光ファイバ7bと、複数のコリメートレンズ7cを有している。レーザ光源7aから照射されるレーザ光は、複数の光ファイバ7bによって複数のレーザ光に分岐されている。複数の光ファイバそれぞれの先端には、コリメートレンズ7cが設けられており、相互に平行な複数のレーザ光がコリメートレンズ7cから照射方向制御装置6の可変焦点レンズに向けて照射される。分岐されたレーザ光のそれぞれの強度は、16mW以下とされている。分岐されたレーザ光は、照射方向制御装置6の可変焦点レンズを介して、受信装置3の光電変換装置9の受信面8に集光される。
実施例2のワイヤレス給電システム1Bにおいても、レーザ光源7aから照射されるレーザ光が分岐されるため、実施例1のワイヤレス給電システム1Aと同様の作用効果を奏することができる。
次に、実施例3のワイヤレス給電システムについて説明する。本実施例のワイヤレス給電システムは、エネルギー送信装置の照射方向制御装置の構成が実施例1と異なっている。図4〜6に示すように、照射方向制御装置6aは、ソレノイドアクチュエータ14と、複数のリフレクタ15と、ばね16とを備えている。
ソレノイドアクチュエータ14は、ソレノイドコイル14a内に可動鉄芯14bを設置し、ソレノイドコイル14aに電流を流すことで電磁力を得る。この電磁力により、鉄芯14bが上下方向に移動する。鉄芯14bには、ばね16の一端が接続されており、ばね16の他端にはリフレクタ15が接続されている。リフレクタ15は、レーザ光を反射する。本実施例では、6枚のリフレクタ15がソレノイドコイル14aを中心に円状に配置されている。リフレクタ15は、例えば、鏡面研磨したAl、Au、Pt等の金属や、Siウエハまたはこれに成膜した金属膜等を用いることができる。それぞれのリフレクタ15の大きさ(面積)は、特に限定されるものではなく、照射される複数のレーザ光が入射できる大きさ以上であればよい。
照射方向制御装置の動作について説明する。図5、6に示すように、照射方向制御装置6aは、ソレノイドアクチュエータ14を駆動することによって、複数のリフレクタ15を傾斜させることができる。これによって、レーザ光の反射光の方向をレーザ光の入射方向に対して、ソレノイドコイル14aの中心方向に傾斜させることができる。また、各々のリフレクタ15は、一様に傾斜するため、反射光を一点で交差させることができる。また、ソレノイドコイル14aに流す電流を調整することで、リフレクタ15の傾斜角度を調整することができるため、各々の反射光の焦点の位置を変化させることができる。
なお、図7に示すように、ばね16の他端のそれぞれにレーザ光源7を取付けてレーザ光を照射することもできるし、図8に示すように、単一のレーザ光源7aから照射されるレーザ光を複数の光ファイバ7bにより分岐させ、コリメートレンズ7cを介することで複数のレーザ光を照射することもできる。この場合、ソレノイドアクチュエータ14により、レーザ光源7やコリメートレンズ7c自体の方向を制御することで、照射方向を変化させる。なお、照射方向制御装置6aは、ソレノイドアクチュエータに限られず、圧電アクチュエータやモータによりレーザ光の照射方向を制御してもよい。また、リフレクタに電磁石を設け、電磁力を加えることによりリフレクタの形状を可変とする構成を用いてもよい。電磁力によりリフレクタを撓ませることで、レーザ光の反射方向を制御することができる。上述したように、実施例3のワイヤレス給電システムにおいても、実施例1のワイヤレス給電システム1Aと同様の作用効果を奏することができる。なお、本実施例の構成は、実施例2のワイヤレス給電システム1Bに用いてもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は、複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1A:ワイヤレス給電システム
2:エネルギー送信装置
3:エネルギー受信装置
4:レーザ照射装置
6:照射方向制御装置
7:レーザ光源
8:受信面
9:光電変換装置
10:レーザ光強度測定装置
11:調整装置
12:位置特定装置





Claims (16)

  1. エネルギー送信装置であって、
    複数のレーザ光を照射するレーザ照射装置と、
    前記複数のレーザ光の照射方向を制御する照射方向制御装置と、
    を備えており、
    前記照射方向制御装置は、前記複数のレーザ光の光軸を一点で交差させる、エネルギー送信装置。
  2. 前記照射方向制御装置は、前記複数のレーザ光の光軸が交差する位置を移動可能に構成されている、請求項1に記載のエネルギー送信装置。
  3. 前記照射方向制御装置は、前記複数のレーザ光からエネルギーを受信する受信装置の位置に基づいて、前記複数のレーザ光の光軸が交差する位置を移動可能に構成されている、請求項1または2に記載のエネルギー送信装置。
  4. 前記複数のレーザ光の各々の波長は、1200nm以上で1400nm以下の範囲内にある、請求項1〜3のいずれか一項に記載のエネルギー送信装置。
  5. 前記レーザ照射装置は、複数のレーザ光源を有しており、
    前記複数のレーザ光源の各々から照射されるレーザ光が、前記複数のレーザ光の各々に対応する、請求項1〜4のいずれか一項に記載のエネルギー送信装置。
  6. 前記レーザ照射装置は、1つのレーザ光源から照射されるレーザ光を分岐させて前記複数のレーザ光を照射するように構成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載のエネルギー送信装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のエネルギー送信装置を有するワイヤレス給電システム。
  8. エネルギー受信装置であって、
    受信面に入射するレーザ光を電気エネルギーに変換する光電変換装置と、
    前記受信面に入射する前記レーザ光の光強度を測定する光強度測定装置と、
    前記受信面に入射する前記レーザ光の光強度が増加するように、前記レーザ光の光軸と前記光電変換装置の前記受信面の相対的な位置関係を調整する位置調整装置と、
    を備える、エネルギー受信装置。
  9. 前記光強度測定装置は、前記光電変換装置の前記受信面に入射する前記レーザ光の前記受信面内の光強度の分布を測定するように構成されており、
    前記位置調整装置は、前記レーザ光の光強度の分布に基づいて前記レーザ光の光軸と前記光電変換装置の前記受信面の相対的な位置関係を調整する、請求項8に記載のエネルギー受信装置。
  10. 前記位置調整装置は、前記レーザ光の光強度の分布に基づいて前記レーザ光の光強度のピーク位置を特定し、前記受信面の中心位置が前記ピーク位置に近づくように、前記レーザ光の光軸と前記光電変換装置の前記受信面の相対的な位置関係を調整する、請求項9に記載のエネルギー受信装置。
  11. 前記光電変換装置は、複数のフォトダイオードにより構成されたフォトダイオードアレイを有する、請求項8〜10のいずれか一項に記載のエネルギー受信装置。
  12. 前記光電変換装置の前記受信面の現在位置を特定する位置特定装置を、さらに備えており、
    前記位置調整装置は、前記光電変換装置の前記受信面の現在位置に基づいて前記レーザ光の光軸と前記光電変換装置の前記受信面の相対的な位置関係を調整する、
    請求項8〜11のいずれか一項に記載のエネルギー受信装置。
  13. 請求項8〜12のいずれか一項に記載のエネルギー受信装置を有するワイヤレス給電システム。
  14. 請求項1〜6のいずれかに記載のエネルギー送信装置と、
    請求項8〜12のいずれかに記載のエネルギー受信装置と、
    を備える、エネルギー送受信装置。
  15. 前記エネルギー送信装置の前記レーザ照射装置は、送信データに対応して前記複数のレーザ光を変調させるように構成されており、
    前記エネルギー受信装置の前記光電変換装置は、受信する前記レーザ光から前記送信データを復調するように構成されている、請求項14に記載のエネルギー送受信装置。
  16. 請求項14または15に記載のエネルギー送受信装置を有するワイヤレス給電システム。

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