JP2017159721A - 電動ウィンチの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車椅子の位置を正確に学習できるようにして、コントローラによるベルトの送り出しや巻き取りの緻密な制御を可能とする。
【解決手段】コントローラ50は、ベルト負荷検出部53により電流閾値THよりも大きい電流信号A(負荷)が検出されたときのベルトの引き出し量をベルト位置記憶部54に記憶させるので、搭載スペースに車椅子が搬入されたことをトリガとして、ベルトの引き出し量をベルト位置記憶部54に記憶させることができる。よって、車椅子の車両に対する位置を正確に学習することができ、ひいてはコントローラ50にベルトの送り出しや巻き取りの緻密な制御をさせることが可能となる。
【選択図】図8

Description

本発明は、牽引物を車室内に搬入または車室外に搬出する電動ウィンチの制御装置に関する。
従来、福祉車両の車室内でかつ後方側には、牽引物としての車椅子を搭載する搭載スペースが形成されている。搭載スペースからは、車室外に向けてスロープが引き出され、当該スロープを介して車室外にある車椅子を搭載スペースに搬入するようにしている。また、搭載スペースの車両前方側には、フック付きのベルトを備えた電動ウィンチが設置されている。電動ウィンチからベルトを引き出して車椅子の所定箇所にフックを引っ掛け、当該状態のもとで電動ウィンチを駆動することで、車椅子を搭載スペースに容易に搬入することができる。ここで、電動ウィンチは介助者を補助する装置であり、電動ウィンチは主に介助者により操作される。
車椅子を車室内に搬入または車室外に搬出する電動ウィンチには、例えば、特許文献1に記載された技術が知られている。特許文献1に記載された技術は、車椅子を牽引するベルトが巻かれたドラムと、ドラムを回転させる減速機付モータと、ドラムと減速機構付モータとの間に設けられる電磁クラッチと、ドラムの逆回転を防止するラチェット機構と、を備えている。
ラチェット機構は、ロック状態では、ドラムのベルト引き出し方向への回転を阻止する一方でベルト巻き取り方向への回転を許容し、アンロック状態では、ドラムのベルト引き出し方向およびベルト巻き取り方向への回転を許容する。また、電磁クラッチは、ドラムと減速機構付モータとの間の動力伝達を断続する。
特開2011−046513号公報
特許文献1に記載された技術では、車椅子の搭載スペースに対する引き込み位置を、ドラムを回転させる支軸の回転位置を検出するエンコーダにより検出している。しかしながら、車椅子の引き込み位置(エンコーダの出力値)は、車椅子を搭載スペースに搬入してシステム電源を切る度にリセットされる。すなわち、特許文献1に記載された技術では、車椅子が搭載スペースにあることを前提に、エンコーダによる車椅子の引き込み位置の検出がスタートされる。
したがって、仮に、ベルトを引き出した状態でシステム電源を切り、その後、システム電源を入れると、ベルトが引き出された状態からエンコーダによる車椅子の引き込み位置の検出がスタートされる。そのため、車椅子が搭載スペースにあるのか、またはスロープ上にあるのか等の正確な引き込み位置の検出ができず、コントローラにベルトの送り出しや巻き取りの緻密な制御をさせることができなかった。
本発明の目的は、車椅子の位置を正確に学習できるようにして、コントローラによるベルトの送り出しや巻き取りの緻密な制御を可能とした電動ウィンチの制御装置を提供することにある。
本発明の一態様では、牽引物を車室内に搬入または車室外に搬出する電動ウィンチの制御装置であって、前記牽引物を牽引するベルトの出し入れを制御するコントローラと、前記コントローラに設けられ、前記ベルトに掛かる負荷を検出するベルト負荷検出部と、前記コントローラに設けられ、前記ベルトの引き出し量を記憶するベルト位置記憶部と、を有し、前記コントローラは、前記ベルト負荷検出部により基準値よりも大きい負荷が検出されたときの前記ベルトの引き出し量を前記ベルト位置記憶部に記憶させる。
本発明の他の態様では、前記コントローラに、前記車室の開口部を開閉する開閉体の開閉状態を検出する開閉センサを接続して設け、前記コントローラは、前記開閉センサからの前記開閉体が閉じたことを示す信号の入力に基づいて、前記ベルトの引き出し量を前記ベルト位置記憶部に記憶させる。
本発明の他の態様では、前記コントローラは、記憶させる前記ベルトの引き出し量が所定量以上のときに、前記ベルトの引き出し量を前記ベルト位置記憶部に記憶させることを禁止する。
本発明の他の態様では、前記コントローラは、前記牽引物を前記車室内で固定する固定部材の作動信号に基づいて、前記ベルトの引き出し量を前記ベルト位置記憶部に記憶させる。
本発明の他の態様では、前記コントローラは、前記牽引物を前記車室内に誘導するスロープの状態信号に基づいて、前記ベルトの引き出し量を前記ベルト位置記憶部に記憶させる。
本発明の他の態様では、前記コントローラは、前記牽引物の重量を示す荷重信号に基づいて、前記ベルトの引き出し量を前記ベルト位置記憶部に記憶させる。
本発明の他の態様では、前記コントローラは、使用者により操作される操作スイッチからの操作信号に基づいて、前記ベルトの引き出し量を前記ベルト位置記憶部に記憶させる。
本発明の他の態様では、前記ベルトに掛かる負荷は、前記ベルトを出し入れするモータに流れる電流の大きさに基づいて得られる。
本発明の他の態様では、前記ベルトの引き出し量は、前記ベルトが巻かれるドラムの回転を検出する回転センサの検出信号に基づいて得られる。
本発明の他の態様では、前記ベルト位置記憶部は、イグニッションスイッチの操作に関わらず、記憶した前記ベルトの引き出し量を記憶保持する。
本発明によれば、コントローラは、ベルト負荷検出部により基準値よりも大きい負荷が検出されたときのベルトの引き出し量をベルト位置記憶部に記憶させるので、車室内に牽引物が搬入されたことをトリガとして、ベルトの引き出し量をベルト位置記憶部に記憶させることができる。よって、牽引物の位置を正確に学習できるようになり、ひいてはコントローラにベルトの送り出しや巻き取りの緻密な制御をさせることが可能となる。
(a),(b)は、電動ウィンチの動作を説明する説明図である。 図1の車両を上方から見た電動ウィンチの説明図である。 (a)は車両に設置された操作パネルを示す平面図,(b)は車室外から操作可能なリモコンを示す平面図である。 電動ウィンチの詳細構造を示す斜視図である。 電動モータ部の内部構造(減速機構)を示す平面図である。 電動ウィンチの内部構造(ドラム周辺)を示す斜視図である。 電動ウィンチを構成する部材の接続関係を示す模式図である。 コントローラの周辺(電気系統)を示すブロック図である。 車椅子の位置の学習ロジックを示すフローチャートである。 実施の形態2の学習ロジックを示すフローチャートである。 実施の形態3のコントローラの周辺を示すブロック図である。 実施の形態3の学習ロジックを示すフローチャートである。 実施の形態4のコントローラの周辺を示すブロック図である。 実施の形態4の学習ロジックを示すフローチャートである。 実施の形態5のコントローラの周辺を示すブロック図である。 実施の形態5の学習ロジックを示すフローチャートである。 実施の形態6のコントローラの周辺を示すブロック図である。 実施の形態6の学習ロジックを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態1について、図面を用いて詳細に説明する。
図1(a),(b)は電動ウィンチの動作を説明する説明図を、図2は図1の車両を上方から見た電動ウィンチの説明図を、図3(a)は車両に設置された操作パネルを示す平面図,(b)は車室外から操作可能なリモコンを示す平面図を、図4は電動ウィンチの詳細構造を示す斜視図を、図5は電動モータ部の内部構造(減速機構)を示す平面図を、図6は電動ウィンチの内部構造(ドラム周辺)を示す斜視図を、図7は電動ウィンチを構成する部材の接続関係を示す模式図を、図8はコントローラの周辺(電気系統)を示すブロック図を、図9は車椅子の位置の学習ロジックを示すフローチャートをそれぞれ示している。
図1および図2に示す車両10は福祉車両である。車両10の車室内でかつ後方側(図中右側)には、車椅子(牽引物)20を搭載する搭載スペース11が設けられている。搭載スペース11の車両前方側(図中左側)には、車両10の車幅方向(図2における上下方向)に所定間隔で配置された一対の電動ウィンチ30が設けられている。各電動ウィンチ30は、先端側にフック31が設けられたベルト32を備え、ベルト32は車椅子20を牽引するようになっている。具体的には、各電動ウィンチ30から各ベルト32を引き出して、各フック31を車椅子20の左右側にある一対の前フレーム21にそれぞれ引っ掛け、その状態のもとで各電動ウィンチ30を同期動作させて各ベルト32を引き込むことで、図中矢印M1に示す方向に車椅子20が移動される。
搭載スペース11の車両後方側には、地面Gと車両10の床面Fとを緩やかな傾斜角度で接続するスロープ12が設けられている。スロープ12は、車両10の走行時には、床面Fに形成された格納部(図示せず)に格納される。これに対し、車両10を停車させて、かつ搭載スペース11の開口部を開閉するテールゲート(開閉体)13を開いた状態とし、図示しないスロープスイッチをオン操作することで、スロープ12は格納部から車室外に向けて延出される。
各電動ウィンチ30を同期動作させて各ベルト32を引き込むことで、図1(b)に示すように車椅子20はスロープ12上を移動し、やがて図中破線に示すように床面F上に到達して搭載スペース11内に搬入される。また、各電動ウィンチ30により各ベルト32を送り出すことで、図1(b)のように搭載スペース11内に搭載された車椅子20が、床面Fから地面Gに搬出される。このようにスロープ12を設けることで、車椅子20を地面Gと床面Fとの間で容易に移動させることができる。ここで、各電動ウィンチ30は介助者(操作者)によって操作され、各電動ウィンチ30の操作中は、介助者は車椅子20の後方から当該車椅子20を支持するようにする。
各電動ウィンチ30を制御する制御装置40は、図2に示すように構成されている。つまり制御装置40は、各電動ウィンチ30,コントローラ50,操作パネル60,リモコン70およびテールゲートスイッチTGから構成されている。各電動ウィンチ30とコントローラ50との間,操作パネル60とコントローラ50との間およびテールゲートスイッチTGとコントローラ50との間には、それぞれ配線14が電気的に接続して設けられている。なお、リモコン70はワイヤレス式で無線によりコントローラ50と通信自在であり、リモコン70を車室外に持ち出すことで、各電動ウィンチ30を車室外から操作することができる。
また、図2に示すように、車両10の床面Fにはフック15を備えた一対の固定ベルト(固定部材)16が設けられている。各固定ベルト16の各フック15は、搭載スペース11にある車椅子20の左右側の一対の車輪22にそれぞれ引っ掛けられる。これにより、搭載スペース11に搭載された車椅子20は、各ベルト32の各フック31および各固定ベルト16の各フック15の合計4箇所で支持される。よって、車両10の車室内において、車椅子20が移動したりがたついたりすることが無い。
操作パネル60は、図3(a)に示すようにパネル本体61を備えている。パネル本体61は搭載スペース11の中央から後方側に設けられ、操作パネル60は車両10の後方から操作可能となっている。パネル本体61には、主電源スイッチ62,ベルトフリースイッチ63,速度切替スイッチ64およびブザー(スピーカ)65が設けられている。
主電源スイッチ62は、制御装置40のシステム電源を入れるときに操作するスイッチである。そして、主電源スイッチ62をオン操作することでシステム電源が入り、インジケータ62aが点灯するようになっている。ここで、主電源スイッチ62は、制御装置40を初期化するときにも操作され、例えば、3秒以上の長押しをすることで制御装置40が初期化される。
ベルトフリースイッチ63は、各電動ウィンチ30をアンロック状態とするときに操作するスイッチである。そして、ベルトフリースイッチ63をオン操作することで、各ベルト32を手動で引き出したり収納したりすることができる。つまり、ベルトフリースイッチ63をオン操作し、各ベルト32を引き出して車室外にある車椅子20に引っ掛けたり、各電動ウィンチ30からそれぞれ引き出した各ベルト32の長さを揃えたりできる。ここで、ベルトフリースイッチ63をオン操作すると、インジケータ63aが点灯するようになっている。
速度切替スイッチ64は、車椅子20を搭載スペース11に搭載したり搭載スペース11から降ろしたりする際に、各ベルト32の移動速度、つまり引き込み速度や送り出し速度を、低速(LOW)または高速(HIGH)に切り替えるときに操作するスイッチである。また、ブザー65は、各ベルト32の引き込み作動時や送り出し作動時,各電動ウィンチ30の動作不良時(故障発生時)等において、電子音等の警告音を発生するようになっている。ここで、警告音としては電子音に限らず、音声によるアナウンスであっても良い。
リモコン70は、ワイヤレスリモートコントロールユニットで、操作パネル60の主電源スイッチ62が操作され、制御装置40のシステム電源が入っているときに使用可能となる。リモコン70は、図3(b)に示すようにリモコン本体71を備えている。リモコン本体71には、リモコン電源スイッチ72,入スイッチ73および出スイッチ74が設けられている。リモコン70は、さらにインジケータ75を備えており、当該インジケータ75は、リモコン70の操作時等に点灯するようになっている。
なお、リモコン70の操作は、介助者が行うようにする。そして、介助者によりリモコン電源スイッチ72をオン操作し、その後、入スイッチ73または出スイッチ74を押すことで、各電動ウィンチ30が同期して作動する。入スイッチ73を押している間は、各電動ウィンチ30が継続して作動して、車椅子20の搭載スペース11への搬入が補助される。これに対し、出スイッチ74を押している間は、各電動ウィンチ30が逆回転して、車椅子20の搭載スペース11からの搬出が補助される。
ただし、リモコン70の操作中は、介助者は車椅子20のグリップGR(図1参照)を把持して、車椅子20を支持するとともに、その移動を誘導するようにする。このように、制御装置40は、各電動ウィンチ30を制御することで、介助者による車椅子20の移動を補助するようになっている。
図4および図7に示すように、電動ウィンチ30は、電動モータ部80とドラム部90とを備えている。これらの電動モータ部80およびドラム部90は、図示しない複数の締結ネジにより一体化(ユニット化)されている。
電動モータ部80は、モータ部(モータ)81とギヤ部82とを備えている。モータ部81の内部には、図5に示すように、複数のマグネット81aが設けられ、各マグネット81aの内側には、コイル81bが巻回されたアーマチュア81cが回転自在に設けられている。アーマチュア81cの回転中心にはアーマチュア軸81dが貫通して固定されている。アーマチュア軸81dの長手方向中間部分には、一対のブラシ81eが摺接する整流子81fが設けられ、各ブラシ81eから整流子81fを介してコイル81bに駆動電流を供給することで、アーマチュア軸81dは回転する。
アーマチュア軸81dの先端側(図中左側)には、ウォーム81gが一体に設けられ、このウォーム81gはギヤ部82の内部にまで延ばされている。ギヤ部82の内部には、ウォーム81gと噛み合うウォームホイール82aが回動自在に設けられ、これらのウォーム81gおよびウォームホイール82aによって減速機構DSを構成している。減速機構DSは、アーマチュア軸81dの回転R1を減速して高トルク化し、高トルク化された回転R2を、ウォームホイール82aを介して出力軸83から外部に出力するようになっている。ここで、出力軸83はドラム部90に向けて突出され、ドラム部90を形成するドラム92(図6参照)を回転させる。つまり、モータ部81は、ベルト32を開口部91a(図4参照)から出し入れするようになっている。
このように、減速機構DSを、ウォーム81gおよびウォームホイール82aから形成することで、出力軸83からの回転力がアーマチュア軸81dに伝達し難くなっている。すなわち、ウォーム81gおよびウォームホイール82aよりなる減速機構DSは、ドラム部90から伝わる出力軸83の回転を止める制動効果を発揮する。
図7に示すように、ギヤ部82(ウォームホイール82a)と出力軸83との間、つまりモータ部動力伝達経路におけるドラム92とモータ部81との間には、電磁クラッチ84が設けられている。電磁クラッチ84は、コントローラ50(図2参照)により制御され、ドラム92およびモータ部81を締結状態または開放状態とする。具体的には、電磁クラッチ84を締結状態とすることで、ドラム92およびモータ部81が動力伝達可能に接続され、電磁クラッチ84を開放状態とすることで、ドラム92およびモータ部81が切り離される。
ここで、電磁クラッチ84は、ウォームホイール82aと一体回転する第1プレート(図示せず)と、出力軸83と一体回転する第2プレート(図示せず)と、ステータコイル(図示せず)とを備えている。そして、ステータコイルに駆動電流を供給することでステータコイルが電磁力を発生し、これにより各プレートは吸引されて締結される(締結状態)。これに対し、ステータコイルへの駆動電流の供給を停止することで、各プレートは切り離される(開放状態)。
ドラム部90は、図4に示すようにケーシング91を備えている。ケーシング91は略箱形状に形成され、その内部には、図6に示すドラム92,ラチェット機構93および弛み取り機構94が収納されている。ケーシング91の外部には、ドラム92に巻かれるベルト32の弛みを取り除く弛み取りモータ95,ドラム92の回転を検出する回転センサ96,電動モータ部80や弛み取りモータ95等に駆動電流を供給するための外部コネクタ(図示せず)が接続されるコネクタ接続部97等が設けられている。
ケーシング91の側部には、開口部91aが形成されており、当該開口部91aからは、ベルト32が出入り自在となっている。ベルト32は、ケーシング91の開口部91aの近傍に設けられた案内部材98によって出入りが案内され、これによりベルト32が捻れるのを防止している。また、案内部材98はフック31の通過を許さず、これによりベルト32の全てがケーシング91内に引き込まれてしまうのを防止している。
ここで、図4の符号STは、電動ウィンチ30を車両10の床面F(図2参照)に固定するための一対の取付ステーであり、これらの各取付ステーSTは、図示しない複数の締結ボルトによって床面Fに強固に固定されている。これにより電動ウィンチ30は、車両10に対してがたつくこと無く強固に固定される。また、ケーシング91の内部には、ドラム92,ラチェット機構93および弛み取り機構94が収納されるが、弛み取りモータ95,案内部材98およびフック31については、ケーシング91の外部に配置されている。
ドラム92にはベルト32が巻かれ、当該ドラム92の回転中心には、ドラム軸92aが一体回転可能に取り付けられている。ドラム軸92aには、電動モータ部80の出力軸83(図5参照)の回転が伝達されるようになっており、ドラム軸92aおよびドラム92は、電動モータ部80の正逆方向への回転駆動に伴って正逆方向に回転駆動される。これにより、ベルト32をケーシング91内に引き込んだり、ケーシング91外に送り出したりすることができる。
ドラム92とドラム軸92aとの間には、図7に示すようにワンウェイクラッチ92bが設けられている。ワンウェイクラッチ92bは、ドラム軸92aがベルト32の引き込み方向(図6において反時計回り方向)に向かって回転する際、そのままこの回転をドラム92に伝達するよう構成されている。これに対し、ドラム軸92aよりも先にドラム92がベルト32の引き込み方向に向かって回転すると、ドラム92の回転はドラム軸92aに伝達されず、ドラム92は空回り可能となっている。
ラチェット機構93は、ドラム92に一体回転可能に設けられたラッチギヤ93aと、ラッチギヤ93aと係合し、ドラム92のベルト32の引き込み方向への回転を許容し、ベルト32の送り出し方向への回転(図6において時計回り方向)を規制する揺動自在な歯止め93bと、歯止め93bを揺動駆動するソレノイド駆動部材93cとを備えている。
ソレノイド駆動部材93cは駆動ピン93dを備えており、コントローラ50の制御によりソレノイド駆動部材93cに駆動電流を供給することで、駆動ピン93dはピンの軸方向に移動して引っ込むようになっている。これにより、ラッチギヤ93aと歯止め93bとの係合が解かれてアンロック状態となり、ベルト32の引き込み方向および送り出し方向の双方にドラム92が回転自在となる。このように、ドラム92を双方向に回転自在とすることで、車椅子20を搭載スペース11から降ろせるようになる。
これに対し、コントローラ50の制御によりソレノイド駆動部材93cへの駆動電流の供給を停止することで、図示しない復帰ばねのばね力により駆動ピン93dは突出するようになっている。これにより、ラッチギヤ93aに歯止め93bが係合してロック状態となり、ベルト32の引き込み方向へのドラム92の回転を許容しつつ、ベルト32の送り出し方向へのドラム92の回転が規制され、ひいてはスロープ12上での車椅子20の後退が防止される。
弛み取り機構94は、ドラム92に一体回転可能に設けられたスパーギヤ94aと、スパーギヤ94aと噛み合う小径ギヤ94bと、弛み取りモータ95により回転駆動される減速ギヤ機構94cとを備えている。弛み取りモータ95は、ドラム92がベルト32を巻き取る方向の回転力を発生し、弛み取りモータ95の回転力は、減速ギヤ機構94c,小径ギヤ94b,トルクリミッタ94dおよびスパーギヤ94aを介してドラム92に伝達される。ここで、小径ギヤ94bと減速ギヤ機構94cとの間には、図7に示すようにトルクリミッタ94dが設けられ、当該トルクリミッタ94dは一定以上のトルクの伝達をカットするようになっている。これにより弛み取りモータ95に過負荷が掛かるのを防止し、弛み取りモータ95を保護する。つまり、弛み取りモータ95としては、ベルト32の弛みを取ることができる程度のトルクを発生し得る小型モータを採用することができる。
図8に示すように、コントローラ50には、一対の電動ウィンチ30(図示では一方のみ示す)の他に、イグニッションスイッチIG,車速センサVS,シフトポジションセンサSP,テールゲートスイッチTG,操作パネル60およびブザー65が、配線14(図2参照)等を介して電気的に接続されている。また、コントローラ50には、リモコン70からの種々の操作信号を無線により受信可能となっている。
コントローラ50は、種々の入力信号に基づいて、電動ウィンチ30を統括的に制御、つまり車椅子20を牽引するベルト32の出し入れを制御する駆動制御部51を備えている。駆動制御部51は、電動ウィンチ30の駆動系部品であるモータ部81,電磁クラッチ84,ソレノイド駆動部材93cおよび弛み取りモータ95を、それぞれ駆動制御するようになっている。また、コントローラ50には、ドラム92の回転状態を示す回転信号(検出信号)rが入力されるとともに、モータ部81を流れる電流信号Aが入力されるようになっている。これにより、駆動制御部51は、回転信号rおよび電流信号Aに基づいて、電動ウィンチ30の駆動状態を把握する。
ここで、コントローラ50は、イグニッションスイッチIGからのON信号の入力により起動され、これにより電動ウィンチ30はスタンバイ状態となる。このとき、駆動制御部51は、車速センサVSからの車速信号V(m/s)が入力され、車両10が走行中であると判断した場合には、電動ウィンチ30の動作を禁止する。これに加えて、駆動制御部51は、シフトポジションセンサSPからの信号がパーキング信号(P信号)以外である場合にも、車両10が停車状態に無いと判断して、電動ウィンチ30の動作を禁止する。
このように、駆動制御部51は、車両10が確実に停車されていることをトリガとして、電動ウィンチ30の動作を許可するようになっている。よって、信頼性および安全性の高い制御装置40(図2参照)となっている。
コントローラ50には、駆動制御部51に加えて、ベルト位置算出部52が設けられている。ベルト位置算出部52は、ベルト32のドラム92(図6参照)からの引き出し量を算出して、当該ベルト32の引き出し量に基づいて、車椅子20が車両10(図1および図2参照)に対してどの位置にいるのか把握するようになっている。そして、このベルト32の引き出し量の情報(車椅子20の位置情報)は、駆動制御部51に出力される。これにより、駆動制御部51は、入力された車椅子20の位置情報に基づいて、電動ウィンチ30を緻密に駆動制御可能となっている。
ここで、電動ウィンチ30の緻密な駆動制御としては、例えば、下記(1)〜(5)に示すような駆動制御が挙げられる。
(1)車椅子20が搭載スペース11に搬入される直前において、電動ウィンチ30のモータ部81の回転速度を遅くなるよう駆動制御し、これにより要介護者に不安感を与えないようにする。このとき、「間もなく車両への搭載が終了します。」等のアナウンスを、ブザー65を介して行うようにしても良い。
(2)車椅子20の搬入時で、かつスロープ12上に乗り上げられる直前において、電動ウィンチ30のモータ部81の回転速度を遅くなるよう駆動制御し、これにより要介護者に不安感を与えないようにする。このとき、「スロープ上に移動します。グリップを掴んで下さい。」等のアナウンスを、ブザー65を介して行うようにしても良い。
(3)一対の電動ウィンチ30からのベルトの引き出し量をそれぞれ同じ長さに駆動制御して、例えば、車椅子20の進行方向がスロープ12上でずれてしまうような不具合を無くす。このとき、「ベルトの引き出し量を調整しています。車椅子を繋げないで下さい。」等のアナウンスを、ブザー65を介して行うようにしても良い。
(4)車椅子20の搬入時であって、かつ車椅子20がスロープ12上にあるとき、すなわち、電動ウィンチ30に対する負荷が大きいときに、モータ部81への通電電流を大きくして、モータ部81の出力を高める駆動制御を行う。これにより、車椅子20を搭載スペース11に迅速に搬入可能となる。
(5)車椅子20の車室外への搬出時であって、かつ車椅子20がスロープ12上にあるとき、すなわち、電動ウィンチ30に対する負荷が大きいときに、モータ部81への通電電流を小さくして、モータ部81にブレーキを掛けるよう制動制御を行う。これにより、車椅子20のスロープ12上での急加速を抑えて、要介護者に不安感を与えないようにする。
上述のような種々の緻密な駆動制御を行うには、車椅子20の位置情報を正確に検出(把握)することが重要となる。そこで、本実施の形態では、ベルト位置算出部52に、ベルト負荷検出部53およびベルト位置記憶部54を設け、上述のような種々の緻密な駆動制御を行えるようにしている。
図8に示すように、ベルト負荷検出部53には、所定の大きさの電流閾値(基準値)THが予め格納されている。そして、ベルト負荷検出部53にはモータ部81を流れる電流信号Aが入力され、ベルト負荷検出部53は、入力された電流信号Aと電流閾値THとを比較する比較処理を行う。そして、電流信号Aと電流閾値THとの比較結果が「電流信号A>電流閾値TH」である場合、つまりベルト32に掛かる負荷が大きく、モータ部81への負荷が大きい場合には、ベルト負荷検出部53は、車椅子20が搭載スペース11に搬入された状態にあると判定し、このときの状態信号、つまり車椅子20が搭載スペース11に搬入済であることを示す「搬入済信号」を、駆動制御部51に出力する。これにより、駆動制御部51は、電動ウィンチ30の駆動制御を停止して、モータ部81に負荷が掛かり続けるのを防止する。
これに対し、電流信号Aと電流閾値THとの比較結果が「電流信号A≦電流閾値TH」である場合、つまりベルト32に掛かる負荷が通常の大きさであって、モータ部81への負荷が通常の大きさである場合には、ベルト負荷検出部53は、車椅子20は牽引中であると判断し、このときの状態信号、つまり車椅子20が牽引中であることを示す「牽引中信号」を、駆動制御部51に出力する。これにより、駆動制御部51は、電動ウィンチ30の駆動制御を継続して行う。
また、ベルト位置算出部52には、テールゲートスイッチTGからの開閉信号(開信号または閉信号)が入力される。ここで、テールゲートスイッチTGは、本発明における開閉センサを構成しており、テールゲート13(図1参照)の開閉状態を検出するようになっている。そして、ベルト位置算出部52は、ベルト負荷検出部53が、「搬入済信号」を出力していることと、テールゲートスイッチTGが、テールゲート13が閉じたことを示す信号、つまり「閉信号」を出力していることとに基づいて、このときのベルト32の引き出し量の情報(車椅子20の位置情報)を、ベルト位置記憶部54に記憶させる。ただし、テールゲート13が閉じたことを示す信号としては、テールゲートスイッチTGからの「開信号」が断絶したことを示す信号を用いても良い。すなわち、ベルト位置算出部52の「閉信号」の検出に替えて、ベルト位置算出部52に「開信号」の断絶を検出させても良い。
そして、ベルト32の引き出し量の情報(車椅子20の位置情報)は、ベルト32が巻かれたドラム92の回転を検出する回転センサ96からのパルス信号(回転信号r)の「オン」のカウント数となっている。また、ベルト位置算出部52は、ベルト位置記憶部54に記憶された「オン」のカウント数を、車椅子20の基準位置(搬入状態の位置)に設定する。
ここで、回転センサ96はホール素子よりなり、回転センサ96と対向するドラム92の部分には、当該ドラム92の回転に伴い回転するリングマグネット(図示せず)が設けられている。これにより、回転センサ96は、リングマグネットの相対回転に伴い「オン」または「オフ」を示す矩形波信号(パルス信号)を発生する。
このように、コントローラ50のベルト位置算出部52では、車椅子20を搭載スペース11に搬入し終えたことと、テールゲート13を閉じたこととをトリガ(and条件)として、そのときの回転センサ96からのパルス信号(回転信号r)の「オン」のカウント数をベルト位置記憶部54に記憶させた上で、この記憶データ(ベルト32の引き出し量であってパルス数)を車椅子20の基準位置(搬入状態の位置)に設定する。
なお、ベルト位置記憶部54は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)とされる。すなわち、ベルト位置記憶部54は、イグニッションスイッチIGの操作に関わらず、制御装置40(図2参照)のシステム電源をオフにしても、その記憶データを記憶保持することができる。
次に、以上のように構成したベルト位置算出部52の動作について、図面を用いて詳細に説明する。
図9に示すフローチャートは、ベルト位置算出部52の具体的な動作内容を示しており、コントローラ50に対するイグニッションスイッチIGからのON信号の入力に基づいて動作を開始する(ステップS1)。
ステップS2では、モータ部81に流れる電流信号Aが、ベルト負荷検出部53に入力される。そして、ベルト負荷検出部53では、入力された電流信号Aと、予め設定された電流閾値THとを比較する比較処理が実行される。そして、ステップS2で電流信号Aが電流閾値THよりも大きい(A>TH)と判定(yes判定)した場合には、ベルト負荷検出部53が「搬入済信号」を出力して、その後、ステップS3に進む。一方、ステップS2で、電流信号Aが電流閾値TH以下である(A≦TH)と判定(no判定)した場合には、ステップS2に戻り、当該ステップS2での処理をyesと判定されるまで繰り返す。
ステップS3では、ベルト位置算出部52により、テールゲート13が開いているか否かを判定する。具体的には、ベルト位置算出部52は、テールゲートスイッチTGからの開信号または閉信号の入力に基づいて、テールゲート13の開状態または閉状態を判定する。そして、ステップS3で、テールゲートスイッチTGが「閉信号」を出力していると判定(yes判定)すると、ステップS4に進む。一方、ステップS3で、テールゲートスイッチTGが「開信号」を出力していると判定(no判定)すると、ステップS2に戻る。そして、ベルト負荷検出部53が「搬入済信号」を出力するとともに、テールゲートスイッチTGから「閉信号」が入力されるまで、ステップS2およびステップS3の処理が繰り返される。
続くステップS4では、ベルト負荷検出部53から「搬入済信号」が出力され、車椅子20の搭載スペース11への搬入が終了していることと、テールゲートスイッチTGから「閉信号」が入力され、テールゲート13が閉じられていることと、をトリガとして、ベルト位置算出部52は、そのときの回転センサ96からのパルス信号(回転信号r)の「オン」のカウント数を、ベルト位置記憶部54に記憶させる。なお、前回の制御周期で記憶された「オン」のカウント数は、当該ステップS4おいて書き換えられる。そして、新たに記憶された「オン」のカウント数を、車椅子20の基準位置(搬入状態の位置)に設定する。
これにより、ベルト32の引き出し量、つまり車椅子20の車両10に対する位置が学習(記憶)されて、ステップS5において当該学習処理(記憶処理)が終了する。ここで、図9に示すフローチャートは、イグニッションスイッチIG(図8参照)をON操作する毎に実行される。このように、コントローラ50では、イグニッションスイッチIGのON操作毎に、ベルト32の引き出し量(車椅子20の車両10に対する位置)を学習するため、例えば、ベルト32が劣化によって延びた場合であっても、車椅子20の車両10に対する位置(基準位置)を正確に把握可能となる。よって、コントローラ50は、上述した(1)〜(5)に示したような電動ウィンチ30の緻密な駆動制御を、長期に亘って実行可能となる。
また、コントローラ50は、イグニッションスイッチIGのON操作毎に、ベルト32の引き出し量(車椅子20の車両10に対する位置)を学習するため、車椅子20とは形状の異なる他の車椅子(図示せず)にも容易に対応することが可能となる。よって、汎用性に優れたシステムが実現可能となる。
さらに、車椅子20が搭載スペース11に搭載された状態を基準位置として、この基準位置をベルト位置記憶部54が記憶するため、コントローラ50は、車椅子20が搭載スペース11に搭載されていないことを容易に判定することができる。具体的には、ベルト32の引き出し量が基準位置よりも短い場合に、コントローラ50は車椅子20が搭載スペース11に搭載されていないと判定できる。そして、この場合のみにおいて、ベルトフリースイッチ63の動作を許可するようにできる。言い換えれば、例えば、車椅子20がスロープ12上にあるときに、ベルトフリースイッチ63(図3(a)参照)が間違って操作されて、ベルト32が突然引き出し自由になることを確実に防止して、ひいてはより安全なシステムが構築可能となる。
また、ベルト32の引き出し量が判るため、ベルト32が必要以上に巻き取られるのを確実に防止することができる。よって、モータ部81を焼き付き等から確実に保護することが可能となる。さらに、ベルト32を必要以上に強く巻き取ると、ラチェット機構93の噛み込みが強くなって、ひいてはソレノイド駆動部材93cによるラチェット機構93の開放動作が困難となる虞があるが、これを確実に防ぐことが可能となる。
以上詳述したように、本実施の形態に係る電動ウィンチ30の制御装置40によれば、コントローラ50は、ベルト負荷検出部53により電流閾値THよりも大きい電流信号A(負荷)が検出され、かつテールゲートスイッチTGからのテールゲート13の「閉信号」の入力に基づいて、ベルト32の引き出し量をベルト位置記憶部54に記憶させるので、搭載スペース11に車椅子20が搬入されたことをトリガとして、ベルト32の引き出し量をベルト位置記憶部54に記憶させることができる。よって、車椅子20の車両10に対する位置を正確に学習することができ、ひいてはコントローラ50にベルト32の送り出しや巻き取りの緻密な制御をさせることが可能となる。
次に、本発明の実施の形態2について、図面を用いて詳細に説明する。なお、上述した実施の形態1と同様の機能を有する部分については同一の記号を付し、その詳細な説明を省略する。
図10は実施の形態2の学習ロジックを示すフローチャートを示している。
図10に示すように、実施の形態2に係るベルト位置算出部52(図8参照)の動作は、実施の形態1のベルト位置算出部52の動作に比して、判断要素としてのステップS20の処理を追加して実行する点が異なっている。つまり、実施の形態2では、ステップS2,ステップS3およびステップS20の3つの条件が揃ったところで、ステップS4での学習処理(記憶処理)を実行するようにしている。
具体的には、ステップS20では、ベルト負荷検出部53(図8参照)において、ベルト位置記憶部54(図8参照)に前回の制御周期で記憶された保存値(車椅子20が搭載スペース11に搭載された状態を示す基準位置)L1と、今現在のベルト32のベルト引き出し量(今現在のパルス信号(回転信号r)の「オン」のカウント数)L2と、を比較する。
そして、ステップS20で、ベルト引き出し量L2と保存値L1とが、殆ど等しい(L2≒L1)と判定(yes判定)した場合には、ベルト負荷検出部53が第2の「搬入済信号」を出力して、その後、ステップS4に進む。すなわち、ステップS20では、車椅子20が搭載スペース11に搬入されたことを、より確実に確認可能としている。
具体的には、上述の実施の形態1では、仮に、ベルト32のフック31が車室外にある状態でテールゲート13を閉め、かつ電動ウィンチ30がベルト32の引き込み動作をしている場合において、上述の学習処理を実行し得るようになっている(図9参照)。そこで、このような間違った学習処理を確実に実行させないようにするために、実施の形態2では、ステップS20の判断要素を追加している。ここで、前回の制御周期で記憶された上述の保存値L1は、本発明における所定量を構成している。
なお、ステップS20において、ベルト引き出し量L2が保存値L1以上であり、互いにかけ離れた数値である(L2≠L1)と判定(no判定)した場合には、そのときのベルト引き出し量L2をベルト位置記憶部54に記憶させることを禁止(学習処理を禁止)して、その上流に戻る。そして、ステップS2,ステップS3,ステップS20の処理が繰り返される。
以上のように形成した実施の形態2においても、実施の形態1と略同様の作用効果を奏することができる。また、実施の形態2では、コントローラ50は、ベルト負荷検出部53による電流閾値THよりも大きい電流信号A(負荷)の検出、かつテールゲートスイッチTGからのテールゲート13の「閉信号」の入力に加えて、そのときのベルト32のベルト引き出し量L2に基づいて、ベルト32の引き出し量をベルト位置記憶部54に記憶させる。よって、ベルト位置記憶部54での学習処理をより正確に行わせることが可能となり、より信頼性の高いシステムを構築することができる。
次に、本発明の実施の形態3について、図面を用いて詳細に説明する。なお、上述した実施の形態1と同様の機能を有する部分については同一の記号を付し、その詳細な説明を省略する。
図11は実施の形態3のコントローラの周辺を示すブロック図を、図12は実施の形態3の学習ロジックを示すフローチャートをそれぞれ示している。
図11および図12に示すように、実施の形態3においては、上述の実施の形態1に比して、コントローラ50に補助ベルトスイッチ100を電気的に接続し、かつベルト位置算出部52が判断要素としてのステップS30の処理を追加して実行する点が異なっている。つまり、実施の形態3では、ステップS2,ステップS3およびステップS30の3つの条件が揃ったところで、ステップS4での学習処理(記憶処理)を実行するようにしている。
ここで、補助ベルトスイッチ100は、固定ベルト16のフック15を車輪22(何れも図2参照)に引っ掛けることで作動するスイッチであって、フック15を車輪22に引っ掛けることによりON信号を出力するようになっている。
そして、ステップS30において、補助ベルトスイッチ100からのON信号がベルト位置算出部52に入力されたと判定(yes判定)した場合には、ベルト負荷検出部53が第2の「搬入済信号」を出力して、その後、ステップS4に進む。すなわち、ステップS30においても、実施の形態2のステップS20(図10参照)と同様に、車椅子20が搭載スペース11に搬入されたことを、より確実に確認可能としている。
なお、ステップS30において、補助ベルトスイッチ100からのON信号がベルト位置算出部52に入力されていないと判定(no判定)した場合には、上述の学習処理をすること無く、その上流に戻ってステップS2,ステップS3,ステップS30の処理が繰り返される。
以上のように形成した実施の形態3においても、実施の形態1と略同様の作用効果を奏することができる。また、実施の形態3では、コントローラ50は、ベルト負荷検出部53による電流閾値THよりも大きい電流信号A(負荷)の検出、かつテールゲートスイッチTGからのテールゲート13の「閉信号」の入力に加えて、車椅子20を搭載スペース11で固定する固定ベルト16の作動信号(ON信号)に基づいて、ベルト32の引き出し量をベルト位置記憶部54に記憶させる。よって、ベルト位置記憶部54での学習処理をより正確に行わせることが可能となり、より信頼性の高いシステムを構築することができる。
次に、本発明の実施の形態4について、図面を用いて詳細に説明する。なお、上述した実施の形態1と同様の機能を有する部分については同一の記号を付し、その詳細な説明を省略する。
図13は実施の形態4のコントローラの周辺を示すブロック図を、図14は実施の形態4の学習ロジックを示すフローチャートをそれぞれ示している。
図13および図14に示すように、実施の形態4においては、上述の実施の形態1に比して、コントローラ50にスロープスイッチ110を電気的に接続し、かつベルト位置算出部52が判断要素としてのステップS40の処理を追加して実行する点が異なっている。つまり、実施の形態4では、ステップS2,ステップS3およびステップS40の3つの条件が揃ったところで、ステップS4での学習処理(記憶処理)を実行するようにしている。
ここで、スロープスイッチ110は、スロープ12を使用する際に操作されるスイッチであって、スロープ12の使用中(図1および図2参照)にON信号を出力するとともに、スロープ12を格納部に格納した際にOFF信号を出力するようになっている。
そして、ステップS40において、スロープスイッチ110からのOFF信号がベルト位置算出部52に入力されたと判定(yes判定)した場合には、ベルト負荷検出部53が第2の「搬入済信号」を出力して、その後、ステップS4に進む。すなわち、ステップS40においても、実施の形態2のステップS20(図10参照)と同様に、車椅子20が搭載スペース11に搬入されたことを、より確実に確認可能としている。
なお、ステップS40において、スロープスイッチ110からのOFF信号がベルト位置算出部52に入力されていないと判定(no判定)した場合には、上述の学習処理をすること無く、その上流に戻ってステップS2,ステップS3,ステップS40の処理が繰り返される。
以上のように形成した実施の形態4においても、実施の形態1と略同様の作用効果を奏することができる。また、実施の形態4では、コントローラ50は、ベルト負荷検出部53による電流閾値THよりも大きい電流信号A(負荷)の検出、かつテールゲートスイッチTGからのテールゲート13の「閉信号」の入力に加えて、車椅子20を搭載スペース11内に誘導するスロープ12の状態信号(OFF信号)に基づいて、ベルト32の引き出し量をベルト位置記憶部54に記憶させる。よって、ベルト位置記憶部54での学習処理をより正確に行わせることが可能となり、より信頼性の高いシステムを構築することができる。
次に、本発明の実施の形態5について、図面を用いて詳細に説明する。なお、上述した実施の形態1と同様の機能を有する部分については同一の記号を付し、その詳細な説明を省略する。
図15は実施の形態5のコントローラの周辺を示すブロック図を、図16は実施の形態5の学習ロジックを示すフローチャートをそれぞれ示している。
図15および図16に示すように、実施の形態5においては、上述の実施の形態1に比して、コントローラ50に荷重センサ120を電気的に接続し、かつベルト位置算出部52が判断要素としてのステップS50の処理を追加して実行する点が異なっている。つまり、実施の形態5では、ステップS2,ステップS3およびステップS50の3つの条件が揃ったところで、ステップS4での学習処理(記憶処理)を実行するようにしている。
ここで、荷重センサ120は、搭載スペース11内の積載状態(重量)を検出するセンサであって、搭載スペース11に車椅子20がある状態(図1(b)の破線参照)において、比較的大きい値の荷重信号Wを出力するようになっている。
そして、ステップS50において、荷重センサ120からの荷重信号Wがベルト位置算出部52に入力されたと判定(yes判定)した場合には、ベルト負荷検出部53が第2の「搬入済信号」を出力して、その後、ステップS4に進む。すなわち、ステップS50においても、実施の形態2のステップS20(図10参照)と同様に、車椅子20が搭載スペース11に搬入されたことを、より確実に確認可能としている。
なお、ステップS50において、荷重センサ120からの荷重信号Wがベルト位置算出部52に入力されていないと判定(no判定)した場合には、上述の学習処理をすること無く、その上流に戻ってステップS2,ステップS3,ステップS50の処理が繰り返される。
以上のように形成した実施の形態5においても、実施の形態1と略同様の作用効果を奏することができる。また、実施の形態5では、コントローラ50は、ベルト負荷検出部53による電流閾値THよりも大きい電流信号A(負荷)の検出、かつテールゲートスイッチTGからのテールゲート13の「閉信号」の入力に加えて、車椅子20の重量を示す荷重信号Wに基づいて、ベルト32の引き出し量をベルト位置記憶部54に記憶させる。よって、ベルト位置記憶部54での学習処理をより正確に行わせることが可能となり、より信頼性の高いシステムを構築することができる。
次に、本発明の実施の形態6について、図面を用いて詳細に説明する。なお、上述した実施の形態1と同様の機能を有する部分については同一の記号を付し、その詳細な説明を省略する。
図17は実施の形態6のコントローラの周辺を示すブロック図を、図18は実施の形態6の学習ロジックを示すフローチャートをそれぞれ示している。
図17および図18に示すように、実施の形態6においては、上述の実施の形態1に比して、コントローラ50に学習開始スイッチ(操作スイッチ)130を電気的に接続し、かつベルト位置算出部52が判断要素としてのステップS60の処理を追加して実行する点が異なっている。つまり、実施の形態5では、ステップS2,ステップS3およびステップS60の3つの条件が揃ったところで、ステップS4での学習処理(記憶処理)を実行するようにしている。
ここで、学習開始スイッチ130は、介助者等(使用者)の意思により操作されるスイッチであって、搭載スペース11に対する車椅子20の搬入が完了した後で、かつベルト32の引き出し量をベルト位置記憶部54に記憶させたいときに操作することで、ON信号が出力される。
そして、ステップS60において、学習開始スイッチ130からのON信号がベルト位置算出部52に入力されたと判定(yes判定)した場合には、ベルト負荷検出部53が第2の「搬入済信号」を出力して、その後、ステップS4に進む。すなわち、ステップS60においても、実施の形態2のステップS20(図10参照)と同様に、車椅子20が搭載スペース11に搬入されたことを、より確実に確認可能としている。この場合、介助者等の意思に基づいて学習処理が実行されるため、より信頼性が高められる。
なお、ステップS60において、学習開始スイッチ130からのON信号がベルト位置算出部52に入力されていないと判定(no判定)した場合には、上述の学習処理をすること無く、その上流に戻ってステップS2,ステップS3,ステップS60の処理が繰り返される。
以上のように形成した実施の形態6においても、実施の形態1と略同様の作用効果を奏することができる。また、実施の形態6では、コントローラ50は、ベルト負荷検出部53による電流閾値THよりも大きい電流信号A(負荷)の検出、かつテールゲートスイッチTGからのテールゲート13の「閉信号」の入力に加えて、介助者等により操作される学習開始スイッチ130からの操作信号(ON信号)に基づいて、ベルト32の引き出し量をベルト位置記憶部54に記憶させる。よって、ベルト位置記憶部54での学習処理をより正確に行わせることが可能となり、より信頼性の高いシステムを構築することができる。
本発明は、上記各実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上記各実施の形態では、ステップS3において、テールゲート13(図1参照)が開いているか否かの判断を行ったが、本発明はこれに限らず、ステップS3の判断を省略し、ステップS2の判断のみとしても良い。さらには、上記各実施の形態に特有な判断要素(ステップS20,S30,S40,S50,S60)を、全て実行させるようにしても構わない。
その他、上記各実施の形態における各構成要素の材質,形状,寸法,数,設置箇所等は、本発明を達成できるものであれば任意であって、上記各実施の形態に限定されるものではない。
10 車両
11 搭載スペース
12 スロープ
13 テールゲート(開閉体)
14 配線
15 フック
16 固定ベルト(固定部材)
20 車椅子(牽引物)
21 前フレーム
22 車輪
30 電動ウィンチ
31 フック
32 ベルト
40 制御装置
50 コントローラ
51 駆動制御部
52 ベルト位置算出部
53 ベルト負荷検出部
54 ベルト位置記憶部
60 操作パネル
61 パネル本体
62 主電源スイッチ
62a インジケータ
63 ベルトフリースイッチ
63a インジケータ
64 速度切替スイッチ
65 ブザー
70 リモコン
71 リモコン本体
72 リモコン電源スイッチ
73 入スイッチ
74 出スイッチ
75 インジケータ
80 電動モータ部
81 モータ部(モータ)
81a マグネット
81b コイル
81c アーマチュア
81d アーマチュア軸
81e ブラシ
81f 整流子
81g ウォーム
82 ギヤ部
82a ウォームホイール
83 出力軸
84 電磁クラッチ
90 ドラム部
91 ケーシング
91a 開口部
92 ドラム
92a ドラム軸
92b ワンウェイクラッチ
93 ラチェット機構
93a ラッチギヤ
93c ソレノイド駆動部材
93d 駆動ピン
94 弛み取り機構
94a スパーギヤ
94b 小径ギヤ
94c 減速ギヤ機構
94d トルクリミッタ
95 弛み取りモータ
96 回転センサ
97 コネクタ接続部
98 案内部材
100 補助ベルトスイッチ
110 スロープスイッチ
120 荷重センサ
130 学習開始スイッチ(操作スイッチ)
A 電流信号
DS 減速機構
F 床面
G 地面
GR グリップ
IG イグニッションスイッチ
SP シフトポジションセンサ
ST 取付ステー
TG テールゲートスイッチ(開閉センサ)
TH 電流閾値(基準値)
VS 車速センサ

Claims (10)

  1. 牽引物を車室内に搬入または車室外に搬出する電動ウィンチの制御装置であって、
    前記牽引物を牽引するベルトの出し入れを制御するコントローラと、
    前記コントローラに設けられ、前記ベルトに掛かる負荷を検出するベルト負荷検出部と、
    前記コントローラに設けられ、前記ベルトの引き出し量を記憶するベルト位置記憶部と、
    を有し、
    前記コントローラは、
    前記ベルト負荷検出部により基準値よりも大きい負荷が検出されたときの前記ベルトの引き出し量を前記ベルト位置記憶部に記憶させる、
    電動ウィンチの制御装置。
  2. 請求項1記載の電動ウィンチの制御装置において、
    前記コントローラに、前記車室の開口部を開閉する開閉体の開閉状態を検出する開閉センサを接続して設け、
    前記コントローラは、前記開閉センサからの前記開閉体が閉じたことを示す信号の入力に基づいて、前記ベルトの引き出し量を前記ベルト位置記憶部に記憶させる、
    電動ウィンチの制御装置。
  3. 請求項1または2記載の電動ウィンチの制御装置において、
    前記コントローラは、記憶させる前記ベルトの引き出し量が所定量以上のときに、前記ベルトの引き出し量を前記ベルト位置記憶部に記憶させることを禁止する、
    電動ウィンチの制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電動ウィンチの制御装置において、
    前記コントローラは、前記牽引物を前記車室内で固定する固定部材の作動信号に基づいて、前記ベルトの引き出し量を前記ベルト位置記憶部に記憶させる、
    電動ウィンチの制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電動ウィンチの制御装置において、
    前記コントローラは、前記牽引物を前記車室内に誘導するスロープの状態信号に基づいて、前記ベルトの引き出し量を前記ベルト位置記憶部に記憶させる、
    電動ウィンチの制御装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の電動ウィンチの制御装置において、
    前記コントローラは、前記牽引物の重量を示す荷重信号に基づいて、前記ベルトの引き出し量を前記ベルト位置記憶部に記憶させる、
    電動ウィンチの制御装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の電動ウィンチの制御装置において、
    前記コントローラは、使用者により操作される操作スイッチからの操作信号に基づいて、前記ベルトの引き出し量を前記ベルト位置記憶部に記憶させる、
    電動ウィンチの制御装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の電動ウィンチの制御装置において、
    前記ベルトに掛かる負荷は、前記ベルトを出し入れするモータに流れる電流の大きさに基づいて得られる、
    電動ウィンチの制御装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の電動ウィンチの制御装置において、
    前記ベルトの引き出し量は、前記ベルトが巻かれるドラムの回転を検出する回転センサの検出信号に基づいて得られる、
    電動ウィンチの制御装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の電動ウィンチの制御装置において、
    前記ベルト位置記憶部は、イグニッションスイッチの操作に関わらず、記憶した前記ベルトの引き出し量を記憶保持する、
    電動ウィンチの制御装置。
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