JP2017156304A - ガス検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のガスを精度よく検出する。【解決手段】ガス検知装置は、相互にピーク波長が異なる光を、検知対象となる気体が入ったガスセルへ出力する複数の光源と、前記ガスセルに入射する光を出力する前記光源を、順番に切り替える切替手段と、前記ガスセルに入射する光を出力する前記光源を特定する光源特定手段と、前記ガスセル内の前記気体を通過した光の強度と、前記光源特定手段によって特定された特定結果と、に基づいて、前記気体に含まれるガスを検知するガス検出手段と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ガス検知装置に関する。
赤外線式のガス検知装置では、ガスによって赤外線の吸収特性が異なることを利用して、ガスの検知が行われる。複数種類のガスを検知するためには、検出するガスに応じた波長の赤外線を用いる必要がある。そのため、この種のガス検知装置には、QCL(Quantum Cascade Lase)などの半導体レーザが用いられる。
QCLは、発振波長帯域が広く、狭帯域でのレーザ光を出力することができる。そのため、QCLをガス検知装置に用いることで、小型ながら複数種類のガスの検知が可能な装置を実現することができる。
特開2009−222527号公報
一般に半導体レーザの発振波長は、半導体レーザの温度と、駆動電流の大きさに依存して変化する。このため、ガスを正確に検知するためには、半導体レーザの発振波長を一定に維持する制御が必要となる。半導体レーザとしてQCLを用いた場合には、発振波長を切り替えると駆動電流の違いにより、半導体レーザに温度変化が生じる。このため、特定の波長のレーザ光を安定して出力するのが困難になる。
また、QCLでは、発振波長を変えることができるが、発振波長が可変な帯域は限られている。グレーティングを用いて、QCLの発信帯域を拡大する技術も提案されているが、発振波長の帯域幅を十分に拡大するのは困難である。
以上の理由から、1つのガス検知装置を用いて、複数種類のガスを精度よく検出するのは困難であった。特に、検知対象となるガスの間で、吸収度が最大となるときの波長に大きな差がある場合には、それぞれのガスを検知するために、複数のガス検知装置が必要となる場合もあった。
本発明は、上述の事情の下になされたもので、複数のガスを精度よく検出することを課題とする。
上記課題を解決するため、本実施形態に係るガス検知装置は、相互にピーク波長が異なる光を、検知対象となる気体が入ったガスセルへ出力する複数の光源と、前記ガスセルに入射する光を出力する前記光源を、順番に切り替える切替手段と、前記ガスセルに入射する光を出力する前記光源を特定する光源特定手段と、前記ガスセル内の前記気体を通過した光の強度と、前記光源特定手段によって特定された特定結果と、に基づいて、前記気体に含まれるガスを検知するガス検出手段と、を備える。
本実施形態に係るガス検知装置のブロック図である。 赤外線の周波数特性を示す図である。 赤外線の周波数特性を示す図である。 赤外線の周波数特性を示す図である。 回転板の平面図である。 光源、回転板、及び光学系の配置を示す斜視図である。 処理装置のブロック図である。 検知対象となるガスの吸収度特性を示す図である。 変形例に係るガス検知装置のブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。実施形態の説明にあたっては、相互に直交するX軸、Y軸、Z軸からなる直交座標系を適宜用いる。
図1は、本実施形態に係るガス検知装置10のブロック図である。ガス検知装置10は、空気中などに含まれるガスを検知するための装置である。
図1に示されるように、ガス検知装置10は、3つの光源21,22,23、光源切替ユニット30、ガスセル40.赤外線検知器51、駆動ユニット52、処理装置60を備えている。
光源21〜23は、赤外線を出力する半導体レーザである。光源21〜23は、例えば、波長領域が8〜15μmの赤外線を出力する。
図2乃至図4は、それぞれ赤外線L1,L2,L3の周波数特性を示す図である。図2乃至図4を参照するとわかるように、ガス検知装置10では、光源21,22,23から出力される赤外線L1,L2,L3のピーク波長は、相互に異なっている。本実施形態では、光源21からの赤外線L1のピーク波長はλ1である。また、光源22からの赤外線L2のピーク波長はλ2であり、光源23からの赤外線L3のピーク波長はλ3である。
図1に戻り、光源切替ユニット30は、回転板31、回転ユニット32、反射ミラーM1〜M4、ハーフミラーHM1,HM2を有している。
図5は、回転板31の平面図である。回転板31は、点Oを中心とする円形板状の部材である。回転板31は、例えば金属や樹脂など、赤外線に対する遮光性を有する素材からなる。回転板31には、点Oを中心とする円C1に沿って、開口31aが形成されている。開口31aは、中心角θが120度の扇状に整形されている。回転板31は、回転ユニット32によって、点Oを通りY軸に平行な回転軸を中心に回動可能に支持される。
図5に示されるように、上述した光源21,22,23は、光軸がY軸と平行になった状態で、YX面内での位置が円C1に沿って等間隔になるように配置されている。そのため、光源21〜23からの赤外線は、Y軸に平行な方向へ射出される。
図1に戻り、回転ユニット32は、軸32aと、軸32aを回転させるモータと、軸32aの回転角度を検出するエンコーダなどを有している。回転ユニット32は、駆動ユニット52の指示に基づいて、回転板31を回転させる。そして、回転板31の回転角度を示す回転信号を駆動ユニット52へ出力する。
図6は、光源21〜23、回転板31、及び光学系35の配置を示す斜視図である。図6に示されるように、反射ミラーM1〜M4、ハーフミラーHM1,HM2は、光源21〜23からの赤外線L1〜L3を、ガスセル40へ導くための光学系35を構成する。反射ミラーM1〜M4、ハーフミラーHM1,HM2は、回転板31の+Y側にそれぞれ配置されている。
反射ミラーM1〜M3は、光源21〜23の光軸上にそれぞれ配置されている。そして、反射ミラーM1〜M3それぞれは、+Y方向へ進む赤外線L1〜L3を、回転板31の回転軸310に直交する方向へ反射する。また、反射ミラーM4は、回転板31の回転軸310上に配置されている。反射ミラーM4は、反射ミラーM1に反射された赤外線L1を、回転軸310と平行な方向へ反射させる。反射ミラーM4に反射された赤外線L1は、回転軸310上を+Y方向へ進む。
ハーフミラーHM1は、反射ミラーM4の+Y側に配置されている。ハーフミラーHM1は、赤外線L1〜L3に対する透過率及び反射率がほぼ50%のミラーである。ハーフミラーHM1は、回転軸310上を+Y方向へ進む赤外線L1を透過する。また、ハーフミラーHM1は、反射ミラーM2に反射された赤外線L2を、回転軸310と平行な方向へ反射させる。ハーフミラーHM1に反射された赤外線L2は、回転軸310上を+Y方向へ進む。
ハーフミラーHM2は、ハーフミラーHM1の+Y側に配置されている。ハーフミラーHM2は、赤外線L1〜L3に対する透過率及び反射率がほぼ50%のミラーである。ハーフミラーHM2は、回転軸310上を+Y方向へ進む赤外線L1,L2を透過する。また、ハーフミラーHM2は、反射ミラーM3に反射された赤外線L3を、回転軸と平行な方向へ反射させる。ハーフミラーHM1に反射された赤外線L3は、回転軸310上を+Y方向へ進む。
図1に戻り、ガスセル40は、多重反射型のガスセルである。ガスセル40は、検知対象となるガスを含む気体が循環するケーシング41と、ケーシング41の内部に配置される一対の反射ミラー42,43を備えている。
ケーシング41には、気体を内部へ流入させるための流入口41aと、気体を外部へ流出させるための流出口41bが形成されている。ケーシング41の流出口41bには、ケーシング41の内部の気体を排出するための排気装置などが接続される。排気装置によって、ケーシング41の内部の気体が排出されることで、検知対象となる室内や作業空間などの空気やガスなどの気体が、流入口41aからケーシング41の内部へ流入する。また、ケーシング41は、少なくとも一部が例えば、赤外線に対して透過性を有するガラスからなる窓41c,41dとなっている。
反射ミラー42,43は、反射面が凹面となったミラーである。反射ミラー42,43は、反射面が対向した状態で、ケーシング41の内部に支持されている。
ガスセル40では、赤外線が、窓41cを介してケーシング41内部に入射すると、この赤外線が反射ミラー42と反射ミラー43の間で多重反射する。そして、窓41dから外部へ射出する。
赤外線検知器51は、例えば量子型の赤外線センサや、制御回路などから構成される。赤外線検知器51は、ガスセル40から射出された赤外線を受光する。そして、受光した赤外線の強度に応じた値の光電変換信号を処理装置60へ出力する。
駆動ユニット52は、回転ユニット32を駆動して、回転板31を回転させる。図5を参照するとわかるように、駆動ユニット52によって、矢印に示される方向へ回転板31が回転すると、開口31aは円C1に沿って移動する。これにより、回転板31の−Y側にある光源21〜23は、順番に開口31aから+Y側へ露出する。これにより、光源21〜23からの赤外線L1〜L3のうちのいずれかの赤外線が、回転板31を順番に通過する。
また、駆動ユニット52は、回転ユニット32から出力される回転信号に基づいて、回転板31の開口31aから露出する光源21〜23を特定する。そして、特定した結果を処理装置60へ通知する。
図7は、処理装置60のブロック図である。図7に示されるように、処理装置60は、CPU(Central Processing Unit)60a、主記憶部60b、補助記憶部60c、入力部60d、表示部60e、インタフェース部60f、及び上記各部を接続するシステムバス60gを有するコンピュータである。
CPU60aは、補助記憶部60cに記憶されたプログラムを読み出して実行する。CPU60aは、ガス検知装置10を構成する各部を統括的に制御する。
主記憶部60bは、RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリを有している。主記憶部60bは、CPU60aの作業領域として用いられる。
補助記憶部60cは、半導体メモリなどの不揮発性メモリを有している。補助記憶部60cには、CPU60aが実行するプログラムが記憶されている。また、光源21〜23から出力される赤外線L1〜L3に関する情報や、各種パラメータなどが記憶されている。
入力部60dは、ユーザからの指示を受け付けるためのスイッチや押しボタン等から構成されている。ユーザの指示は、入力部60dを介して入力され、システムバス60gを経由してCPU60aに通知される。
表示部60eは、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示ユニットを有している。表示部60eは、例えば、ガス検知装置10のステータスや、検出結果などを表示する。
インタフェース部60fは、LANインタフェース、シリアルインタフェース、パラレルインタフェースなどを備えている。赤外線検知器51、駆動ユニット52、及び外部機器100などは、インタフェース部60fを介して、処理装置60に接続される。
次に、上述のように構成されるガス検知装置10の動作について説明する。ガス検知装置10の電源がオンになると、光源21〜23から赤外線L1〜L3が回転板31へ向かって射出される。また、駆動ユニット52は、回転ユニット32を駆動する。これにより、回転板31が回転を開始する。
図6を参照するとわかるように、回転板31が矢印に示される向きに回転すると、赤外線L1〜L3が順番に回転板31を通過して、光学系35へ入射し、ガスセル40に導かれる。図1に示されるように、ガスセル40に導かれた赤外線L1〜L3は、ガスセル40の内部に充填される気体の中を通り抜けて、赤外線検知器51に入射する。
赤外線検知器51に赤外線L1〜L3が入射すると、赤外線検知器51からは、赤外線L1〜L3の強度に応じた値の光電変換信号が、処理装置60へ出力される。
処理装置60は、光電変換信号を受信すると、駆動ユニット52から通知される特定結果に基づいて、赤外線の出力元となる光源21〜23を特定する。そして、処理装置60は、光源21〜23から出力される赤外線L1〜L3の強度と、光電変換信号に示される赤外線L1〜L3の強度とに基づいて、ガスセル40に充填された気体に含まれるガスを特定する。
ガスの特定は、真空状態のガスセル40を通過した赤外線L1,L2,L3からそれぞれ得られる光電変換信号の値a1,a2,a3と、検知対象となる気体が充填されたガスセル40を通過した赤外線L1,L2,L3からそれぞれ得られる光電変換信号の値b1,b2,b3とを比較することにより行う。
光電変換信号の値a1,a2,a3は、気体中での吸収がない赤外線L1〜L3の強度を示す。値a1〜a3としては、予めサンプリングされたデータや、設計値などを用いることができる。一方、光電変換信号の値b1,b2,b3は、ガスセル40を通過することで減衰した赤外線L1〜L3の強度を示す。
例えば、ガスセル40に充填された気体に、検知対象となるガスが含まれていないようなときには、光電変換信号の値a1,a2,a3と、光電変換信号b1,b2,b3の値の比(b1/a1,b2/a2,b3/a3)は、ほぼ「1」になる。一方で、ガスセル40に充填された気体に、検知対象となるガスが含まれているときには、比(b1/a1,b2/a2,b3/a3)が、「1」を下回り、閾値Th以下になる。
処理装置60は、光電変換信号の受信結果に基づいて、比(b1/a1,b2/a2,b3/a3)をそれぞれ算出する。そして、処理装置60は、算出した比(b1/a1,b2/a2,b3/a3)と閾値Thとを比較する。比(b1/a1,b2/a2,b3/a3)のいずれかが閾値Th以下であったときには、処理装置60は、比(b1/a1,b2/a2,b3/a3)の値から、気体に含まれるガスを特定する。
例えば、図8は、ガスセル40に充填された気体に含まれるガスの、赤外線に対する吸収度特性を示す図である。図8の吸収度特性を示す曲線f1に示されるように、ガスの吸収度特性が最大になるときの赤外線波長がλ2程度である場合には、赤外線L1〜L3のうちでもっとも吸収されるものは、波長がλ2の赤外線L2となる。
この場合には、比b1/a1、及び比b3/a3は、ほぼ「1」となるが、比b2/a2は、「1」を下回り閾値Th以下となる。この場合には、処理装置60は、図8に示される吸収特性を有するガスが気体中に含まれると判断する。そして、判断結果を表示部60eに表示するとともに、判断結果を示す情報を外部機器100などに出力する。
以上説明したように、本実施形態に係るガス検知装置10は、発振波長が相互に異なる光源21〜23を備え、各光源21〜23から出力される赤外線L1〜L3を、光源切替ユニット30によって切り替えながら用いることで、ガスセル40の気体に含まれるガスの検知を行う。したがって、複数のガスを精度よく検出することができる。
本実施形態では、光源21〜23からの赤外線L1〜L3が、順番にガスセル40に入射する。このため、光源21〜23ごとにガスセル40を設ける必要がなく、ガス検知装置10の小型化、及び低コスト化を図ることが可能となる。
本実施形態では、図6に示されるように、光源21〜23からの赤外線L1〜L3は、回転板31の回転軸310上を進んでガスセル40へ入射する。これにより、光源21〜23からガスセル40までの光路長が、光源21〜23相互間で等しくなる。このため、ガスの検知を精度よく行うことが可能となる。
以上、本実施形態について説明したが、本実施形態は上記実施形態によって限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、3つの光源21〜23を備えるガス検知装置10について説明した。これに限らず、ガス検知装置10は、2つ或いは、4つ以上の光源を備えていてもよい。この場合には、検知するガスに応じて、光源から出力される光の波長を適宜選択することができる。
上記実施形態では、光源21〜23から出力される赤外線L1〜L3の波長領域が8〜15μmであることとした。赤外線L1〜L3の波長領域はこれに限られるものではない。また、光源21〜23として、赤外線以外の光を出力する光源を用いてもよい。
上記実施形態では、回転板31が回転することにより、ガスの検知に用いる光源21〜23が選択されることとしたが、これに限らず、回転板31に対して、光源21〜23を相対的に回転させることにより、ガスの検知に用いる光源21〜23を選択してもよい。
上記実施形態では、扇状の開口31aが形成された回転板31を備えるガス検知装置10について説明した。回転板31の開口31aの形状は扇状に限られるものではなく、例えば、円形や矩形であってもよい。要するに、複数の光源のうちのいずれか1つからの赤外線が、ガスセル40へ入射する構成であればよい。
上記実施形態では、光源21〜23からの赤外線L1〜L3が、回転板31の回転軸上を進む場合について説明した。これに限らず、赤外線L1〜L3は、例えばいずれかの光源21〜23の光軸上を進み、ガスセル40に入射することとしてもよい。このようにすると、反射ミラーの数を少なくすることができる。
上記実施形態では、回転板31を用いて、ガスの検知に使用する光源21〜23を切り替えることとした。本実施形態はこれに限定されるものではない。以下、変形例に係るガス検知装置10について説明する。
《変形例》
図9は、変形例に係るガス検知装置10Aのブロック図である。ガス検知装置10Aは、回転板31及び光学系35に代えて、導光部材80を有している点で、ガス検知装置10と相違している。
導光部材80は、ケーシング81と、反射ミラーM11,M12を有している。
ケーシング81は、例えば内部が空洞の角柱状、或いは円柱状の部材である。ケーシング81の両端部には、開口部81a,81bが形成されている。反射ミラーM11,M12は、ケーシング81の内部に配置されている。反射ミラーM11,M12は、導光部材80の光学系を構成する。
導光部材80は、回転ユニット32によって、開口部81bの中心を通り、光源21〜23の光軸と平行な回転軸回りに回転可能に支持されている。
回転ユニット32によって、導光部材80が回転すると、開口部81aは、光源21〜23の光軸を順番に横切る。これによって、光源21〜23から出力される赤外線L1〜L3は、順番に開口部81aを介して導光部材80の内部に導かれる。
導光部材80の内部に導かれた赤外線L1〜L3は、反射ミラーM11,M12に反射された後に、導光部材80の開口部81bから射出する。開口部81bから射出した赤外線L1〜L3は、導光部材80の回転軸に沿って進み、ガスセル40を経由して、赤外線検知器51へ入射する。これにより、赤外線検知器51から出力される光電変換信号を用いたガスの検知が可能になる。
以上説明したように、変形例に係るガス検知装置10Aでは、光源21〜23からの赤外線L1,L2がハーフミラーを透過することがないので、ガスの検知精度を向上させることが可能となる。
なお、上記変形例に係るガス検知装置10Aでは、導光部材80が回転軸回りに回転することとした。これに限らず、導光部材80の回転軸回りに、光源21〜23が回転することとしてもよい
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施しうるものであり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10,10A ガス検知装置
21〜23 光源
30 光源切替ユニット
31 回転板
31a 開口
32 回転ユニット
32a 軸
35 光学系
40 ガスセル
41 ケーシング
41a 流入口
41b 流出口
41c,41d 窓
42,43 反射ミラー
51 赤外線検知器
52 駆動ユニット
60 処理装置
60a CPU
60b 主記憶部
60c 補助記憶部
60d 入力部
60e 表示部
60f インタフェース部
60g システムバス
80 導光部材
81 ケーシング
81a,81b 開口部
100 外部機器
310 回転軸
C1 円
M1〜M4,M11,M12 反射ミラー
HM1,HM2 ハーフミラー
L1〜L3 赤外線

Claims (8)

  1. 相互にピーク波長が異なる光を、検知対象となる気体が入ったガスセルへ出力する複数の光源と、
    前記ガスセルに入射する光を出力する前記光源を、順番に切り替える切替手段と、
    前記ガスセルに入射する光を出力する前記光源を特定する光源特定手段と、
    前記ガスセル内の前記気体を通過した光の強度と、前記光源特定手段によって特定された特定結果と、に基づいて、前記気体に含まれるガスを検知するガス検出手段と、
    を備えるガス検知装置。
  2. 前記光源は、所定の円に沿って配置され、
    前記切替手段は、前記円の中心を通る軸回りに回転し、前記円に沿って移動する開口が形成される回転部材を有する請求項1に記載のガス検知装置。
  3. 前記光源は、所定の円に沿って配置され、
    前記切替手段は、前記円の中心を通る軸回りに前記光源に対して相対回転し、前記光源に対して前記円に沿って相対移動する開口が形成される回転部材を有する請求項1に記載のガス検知装置。
  4. 前記光源特定手段は、前記光源に対する前記回転部材の角度に基づいて、前記ガスセルに入射する光を出力する前記光源を特定する請求項2又は3に記載のガス検出装置。
  5. 前記光源は、所定の円に沿って配置され、
    前記切替手段は、前記円の中心を通る軸回りに回転し、前記円に沿って移動する受光部と、前記光源から射出され、前記受光部によって受光された光を、前記ガスセルに導く光学系と、を有する請求項1に記載のガス検知装置。
  6. 前記光源は、所定の円に沿って配置され、
    前記切替手段は、前記光源に対して前記円の中心を通る軸回りに相対回転し、前記光源に対して前記円に沿って相対移動する受光部と、前記光源から射出され、前記受光部によって受光された光を、前記ガスセルに導く光学系と、を有する請求項1に記載のガス検知装置。
  7. 前記光源特定手段は、前記光源に対する前記切替手段の角度に基づいて、前記ガスセルに入射する光を出力する前記光源を特定する請求項5又は6に記載のガス検出装置。
  8. 前記光源は赤外線を出力する請求項1乃至7のいずれか一項に記載のガス検知装置。
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