JP2017151728A - 警備システム - Google Patents

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Abstract

【課題】警備モードを警戒/解除モードから対処員用の対処モードへ切り替え可能な警備システムにおいて、セキュリティ性の維持と迅速な対処とを可能とする。【解決手段】対処カードは、監視対象に固有の第1の認証情報を記録し、限られた対処員のみに所持される。警備装置4のリーダ部14は対処員が翳した対処カードから第1の認証情報を取得する。操作表示部12は対処員の認証操作により、パスワードのような任意の対処員に授けることができる第2の認証情報を取得する。警備装置4は警備モードを監視センタ8へ送信する。監視センタ8は警備装置4が解除モードに設定されている場合には対処承認情報の発行を許容する一方、警戒モードに設定されている場合には禁止する。警備装置4のモード管理部52は第1の認証情報で認証した場合、及び対処承認情報が記憶されており、且つ第2の認証情報で認証した場合に、警備モードを対処モードに切り替える。【選択図】図1

Description

本発明は、監視対象に対する警備モードとして、監視対象の領域に利用者がいない状態にて設定される警戒モード、当該領域に利用者がいる状態にて設定される解除モード、及び監視対象での対処作業に派遣された対処員によって用いられる対処モードを切り替え可能な警備システムに関する。
警備システムには、警戒モードと解除モードのほか、警備員が異常点検を行うための巡回モード、警備員や保守作業員が定期点検等を行うための保守モードといった対処作業時に設定される対処モードが設けられている。
監視対象となる建物などの物件の利用者は、その物件ごと又は利用者ごとに固有の利用者カードを所持し、入退館するとき必要に応じてカード操作し、警戒モードと解除モードとを切り替える。
一方、対処モードは、警備員が所持する対処カードにより設定可能とされる。対処カードは物件ごとに用意され、物件鍵と共に、待機所に保管、または、その地域を管轄する対処用車両に車載される。監視センタから対処指示を受けた警備員は、待機所または対処用車両にある物件鍵と対処カードを所持して対処先へ向かい、警備モードを対処モードに切り替えて建物内外の異常点検等を行う。
ここで、先行技術文献1に示されるように、対処カードに代えてパスワード(暗証番号)を用いて対処モードに切り替え可能とする方法が知られている。また、先行技術文献2に示されるように、第三者にパスワードが漏洩した場合の対策として、一時的に利用可能なパスワードを監視センタにて発行し、このパスワードを用いて警戒モードを解除するシステムも提案されている。
特開平8−30883号公報 特開2008−112241号公報
対処カードを必要とせずパスワードを用いて対処モードを設定可能とすることで、ユーザからの要請に対して警備員を派遣する際、その物件の対処カードの搭載車両を使用中の警備員以外でも、待機所に一旦戻ることなく対処に向かうことができるため、警備員の派遣に要する時間を短縮できる。
しかし、パスワードで対処モード移行を可能とする運用は、対処モードの切り替えに対処カードを必須とする運用と比較して、パスワードの不正使用による侵入リスクが高まるため、恒常的に用いることはセキュリティ上好ましくない。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、セキュリティ性を維持しながら迅速な対処を実践可能とした警備システムを提供することを目的とする。
(1)本発明に係る警備システムは、監視対象に対する警備モードとして、前記監視対象の領域に利用者がいない状態にて設定される警戒モード、当該領域に前記利用者がいる状態にて設定される解除モード、及び前記監視対象での対処作業に派遣された対処員によって用いられる対処モードを有し、特定の対処員に所持される特定認証媒体を用いて前記対処モードに切り替え可能な警備装置と、前記警備装置が検出した異常状態について通報を受ける監視センタとを備える警備システムであって、前記警備装置は、設定されている前記警備モードを前記監視センタへ送信する通信部と、前記監視対象に設置され前記派遣された対処員の認証操作により、前記特定認証媒体に記録された前記監視対象に固有の第1の認証情報、又は任意の前記対処員に授けることができる第2の認証情報を取得する認証情報取得部と、照合用の前記第1及び第2の認証情報、並びに前記監視センタから受信した対処承認情報を記憶する記憶部と、取得した前記第1の認証情報を認証した場合、及び、前記対処承認情報が記憶されており、且つ取得した前記第2の認証情報を認証した場合に、前記警備モードを前記対処モードに切り替えるモード管理部と、を備え、前記監視センタは、前記警備装置に設定されている前記警備モードを記憶するセンタ記憶部と、管制員の操作により前記警備装置に対して前記対処承認情報を発行する手段であって、当該対処承認情報の発行を当該警備装置が前記解除モードに設定されている場合には許容する一方、前記警戒モードに設定されている場合には禁止する制御部と、を備える。
(2)上記(1)の警備システムにおいて、前記センタ記憶部は、前記警備装置にて前記異常状態が検出されているか否かを記憶し、前記制御部は、前記警備装置が前記解除モードに設定されており、且つ前記異常状態を検出していることを条件に、前記対処承認情報の発行を許容する構成とすることができる。
(3)上記(1),(2)の警備システムにおいて、前記センタ記憶部は、前記警備装置にて前記異常状態が検出されているか否かを記憶し、前記制御部は、前記警備装置が前記警戒モードに設定されていても、前記異常状態を検出していることを条件に、前記対処承認情報の発行を許容する構成とすることができる。
(4)上記(1)〜(3)の警備システムにおいて、前記モード管理部は、前記第1の認証情報による前記対処モードへの切り替えに連動して前記監視対象に設置された電気錠を解錠し、前記第2の認証情報による前記対処モードへの切り替えに際しては前記電気錠を施錠状態に維持することができる。
(5)上記(1)〜(4)の警備システムにおいて、前記モード管理部は、前記第1の認証情報により設定された前記対処モード中においては、前記第1の認証情報による前記警備モードの切り替えを許容する一方、前記第2の認証情報による前記警備モードの切り替えを禁止する構成とすることができる。
(6)上記(1)〜(5)の警備システムにおいて、前記第2の認証情報はパスワードであり、前記認証情報取得部は、前記特定認証媒体から前記第1の認証情報を読み取るリーダ部と、前記対処員が前記パスワードの入力操作を行う操作部と、を備えた構成とすることができる。
本発明によれば、セキュリティ性を維持しながら迅速な対処を実践可能とした警備システムが得られる。
本発明の第1の実施形態に係る警備システムの概略の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る警備システムでの現モードが警戒モード又は解除モードである場合における処理の概略を示すフロー図である。 本発明の第1の実施形態に係る警備システムでの現モードが対処モードである場合における処理の概略を示すフロー図である。 本発明の第3の実施形態に係る警備システムでの対処承認情報の発行処理の概略を示すフロー図である。 本発明の第4の実施形態に係る警備システムでの現モードが警戒モード又は解除モードである場合における処理の概略を示すフロー図である。
以下、本発明の実施の形態(以下実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る警備システム2の概略の構成を示すブロック図である。当該警備システム2は、警備装置4、通信網6及び監視センタ8を含んで構成され、警備装置4は通信網6を介して監視センタ8に接続される。なお、警備装置4は基本的に監視対象の物件ごとに設置され、複数の警備装置4が監視センタ8に接続され得る。
また、図1には示していないが、監視対象の建物等の利用者が警備装置4の動作モードである警備モードを切り替える際に用いる利用者カードも警備システム2の一部を構成する。さらに、警備装置4に関する対処作業を行う対処員が警備装置4の警備モードを、当該対処作業のためのモード(対処モード)に切り替える等に用いる対処用のカード(対処カード)も警備システム2の一部を構成する。
警備装置4はセンサ10、操作表示部12、リーダ部14、報知部16、通信部18、記憶部20及び制御部22を含んで構成される。センサ10、操作表示部12、リーダ部14、報知部16、通信部18及び記憶部20は制御部22と有線又は無線で接続される。
センサ10は監視エリアにおける異常を検知する装置であり、例えば、カメラ及び画像処理装置を含んで構成される画像監視センサ、赤外線の変化により人体を検出する人感センサ、火災・煙等を検知するセンサなどである。センサ10の出力信号は制御部22に入力される。
操作表示部12はタッチパネルディスプレイを備える。ディスプレイには、制御部22から、警備装置4に対する操作の案内や監視画像が表示される。またタッチパネルはユーザ等が制御部22に対する各種操作を行う入力手段である。入力手段は例えば、パスワード(password:PW)の入力や、警備モードの切り替え操作に用いられる。なお、操作表示部12はボタン、スイッチ、テンキーなどの他の入力手段を備えてもよい。
リーダ部14は利用者カードや対処カードに記録された情報を読み取る装置である。例えば、利用者カードや対処カードは認証情報などを記録した非接触式ICカードであり、その場合、リーダ部14は非接触式ICカードリーダであり、翳されたカードから情報を読み取り制御部22へ出力する。
操作表示部12及びリーダ部14は監視対象の建物等の入退館時に操作されるので、基本的には建物の出入口の近くに設置される。なお、その設置場所は出入口の内側の場合もあるし外側の場合もある。また、操作表示部12、リーダ部14は1つのモジュールに構成することもできる。
報知部16は異常検知時の警報を出力するスピーカ等であり、制御部22からの出力信号に基づいて動作する。
通信部18は制御部22と監視センタ8との通信インターフェースである。
記憶部20は制御部22にて実行される各種プログラムやそれに必要なデータを格納される。特に、記憶部20は、監視対象の物件ごとに固有の物件コード30、利用者の識別情報(利用者ID32)及び対処作業用の識別情報(対処ID34)を記憶する。また、記憶部20は、後述する対処作業用に生成されるパスワード(対処PW36)を一時記憶する。記憶部20は現在設定されている警備モード38、現在発生している異常状態、及びセンサの検知履歴なども記憶する。さらに、記憶部20は、対処作業に関し警備装置4が監視センタ8から受信した対処承認情報(対処コマンド40)を一時記憶する。
制御部22はマイクロプロセッサ等を用いて構成され、実行されるプログラムに応じて、異常監視処理部50、モード管理部52、パスワード(PW)生成部54などとして機能する。
異常監視処理部50は監視対象及び警備装置4における各種の異常事象の発生を判断する。異常事象には、例えば、センサ10の検知信号に基づく侵入者の検知(侵入異常)、操作表示部12や非常ボタンにより非常操作信号が発せられた状況(非常異常)、及びセンサ10等の警備装置4の機器の故障等の検知信号が発せられた状況(機器異常)などがある。異常監視処理部50は異常と判定した場合には、検出した異常内容を物件コードと共に監視センタ8へ通報する。また、併せて報知部16を動作させ異常通報を報知することも行われ得る。
モード管理部52は警備モードの切り替えを制御し、警備装置4に対する警備モードの切り替え操作が妥当と判断した場合のみ、警備モードの切り替えを行う。モード管理部52は現在設定されている警備モードを記憶部20に記憶すると共に、監視センタ8に送信する。
警備装置4には基本的に警戒モード、解除モード及び対処モードの3つの警備モードが存在する。警戒モードは監視対象となる領域から利用者が退出し無人となる状態にて選択・設定され、センサ10による侵入異常を含めた異常監視を行う状態である。警戒モードでは異常発生時には監視センタ8への通報が行われ、警備員が通報元の物件に派遣される。
一方、解除モードは、監視対象領域に利用者が存在し得る状態にて選択・設定され、侵入異常の監視が解除された状態であり、センサ10を停止、又はその侵入検知信号を無効とする。ちなみに、解除モードにおいても、非常操作信号や機器異常の検知信号が発せられれば監視センタ8に通報がなされ、警備員が通報元の物件に派遣される。
対処モードは警備員や保守作業員などの監視対象物件での対処作業に派遣された者(対処員)によって用いられる。対処モード中は、センサ10の検知履歴は記憶部20に記録されるが、異常判定・通報は行わない。例えば、警備員が担当物件を巡回して行う異常点検や、異常発生時に監視センタ8からの要請を受けて行う異常点検などにて対処モードが用いられる。ちなみに、異常点検では例えば、記憶部20に記録された異常履歴の確認や、発報センサ及び発報箇所の確認などが行われる。また、警備装置4の定期点検等の際にも対処モードが利用される。具体的には、警備装置4に登録される利用者IDの追加・削除、その他の各種の設定変更がシステム導入時及びその後随時、対処モードを用いて行われる。また、センサ等の機器のメンテナンス、動作テスト、交換なども対処モードにて行われる。
モード管理部52は警備モードの切り替えに際し、操作者の認証を行って当該操作者に与えられた権限を確認し、権限内での切り替えのみ行う。上述した利用者カード及び対処カードは当該認証に用いられる。それらカードには認証情報となるカード情報としてカードIDが記憶される。例えば、利用者カードにはカードIDとして、物件コードと、当該物件における利用者を識別するコード(連番など)との組み合わせからなる利用者IDが記憶される。また、対処カードにはカードIDとして、物件コードと、利用者のカードではなく対処作業用のカードであることを示すコードとの組み合わせからなる対処IDが記憶される。
ここで、対処カードは利用者カードと同様にセキュリティ性の維持が図られる認証媒体であり、ここではこれを特定認証媒体と呼ぶことにする。具体的には、対処カードは監視対象の物件ごとに固有の認証媒体であり、この点で1つのカードで複数の物件を共通に操作できる所謂マスターキー方式の認証媒体と比較してセキュリティの確保が容易である。また、対処カードは対処員のうち限定された者(特定の対処員)のみに所持される。例えば、或る物件の対処カードは、当該物件を担当する対処員の待機所または対処用車両に置かれ、担当外の対処員は基本的には対処カードを手にすることがない。この点でもセキュリティの確保が図られる。
モード管理部52にて使用する対処作業用の認証情報として、本発明に係る警備システム2では、対処カードに記憶された認証情報(第1の認証情報)とは別に、PW生成部54により生成されるパスワードが用いられる。パスワードは基本的に無形の情報であり、有形の認証媒体を介さずに使用される。この点で、パスワードは、有形の「物」である特定認証媒体に記録される第1の認証情報とは異なり、任意の対処員に授けることが可能な認証情報(第2の認証情報)である。例えば、監視対象物件の近くにいる対処員や手が空いている対処員に通信手段等でパスワードを知らせることで当該物件での対処を迅速に開始でき、物件の利用者の待ち時間を減らすことが可能である。
ここで、パスワードのような第2の認証情報は利便性が高い反面、セキュリティが低くなるという問題があった。モード管理部52は、第2の認証情報による警備モードの切り替えを第1の認証情報よりも制限することで、セキュリティ性の維持と迅速な対処との両立を図っている。モード管理部52による制御の詳細については後述する。
PW生成部54は、上述の対処作業用のパスワード(対処PW)としてワンタイムパスワード(一時PW)を生成する。例えば、30分間隔など所定時間ごとに現時刻と物件コードとを用いて所定規則に従い暗証番号などのパスワードを生成する。また、対処PWが一度使用されたときも新たな対処PWを生成する。生成された対処PWは記憶部20に一時的に記憶され、新たな対処PWが生成されると古い対処PWは記憶部20から消去される。
監視センタ8は通信網6を介して複数の警備装置4に接続される。具体的には、監視センタ8には監視センタ装置として、操作部60、表示部62、通信部64、記憶部66及び制御部68等からなる監視卓が設けられる。操作部60、表示部62、通信部64及び記憶部66は制御部68と接続される。
操作部60は、監視センタ8のオペレータ(管制員)が各種の設定、情報、指示等を制御部68に入力する手段であり、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、ボタンなどである。
表示部62は液晶ディスプレイ等の画像表示手段であり、センサ10からの画像や異常検知信号、物件の警備モード及び異常検知の有無などを表示する。
通信部64は制御部68と警備装置4との通信インターフェースである。
記憶部66は制御部68にて実行される各種プログラムやそれに必要なデータを格納される。特に、記憶部66は、監視対象の物件ごとに警備装置4から送られる現在の警備モード、及び警備装置4が異常状態を検出しているか否かを記憶する。
制御部68はマイクロプロセッサ等を用いて構成され、実行されるプログラムに応じて、監視センタ装置の各部の動作を制御する。
例えば、制御部68は何れかの警備装置4から異常通報を受けると、異常内容やその物件に関する情報を対処用情報として表示部62に表示する。管制員は、表示された対処用情報を確認し、対処員のステータスを考慮して適切な人物を選定し、当該人物に対処を指示する。
ここで、制御部68は、対処カードを所持していない対処員を物件の対処作業に派遣する場合に、対処先の警備装置4に対して、対処PWでの対処作業を監視センタ8が了承していることを示す対処承認情報として対処コマンドを送信する。具体的には、制御部68は管制員の操作を受けて警備装置4に対して対処コマンドを発行する。その際、制御部68は、対処先の警備装置4が解除モードに設定されている場合には対処コマンドの発行を許容するが、警戒モードに設定されている場合には対処コマンドの発行を禁止する。
なお、発行された対処コマンドが警戒モードでは用いられないようにするために、本実施形態では警備装置4の記憶部20における受信した対処コマンドの記憶を一時的なものに留めている。記憶部20における対処コマンドの保持時間は、予め定めた時間(例えば、10分)、又は対処コマンドで指定された時間とすることができる。また、監視センタ8が警備装置4から受信する警備モードに基づいて解除モードから警戒モードに変わったことを検知した場合に、対処コマンドを取り消すコマンドを警備装置4へ送信してもよい。当該取消コマンドの送信は管制員の操作を受けて行うこととしてもよいし、制御部68にて自動的に行ってもよい。
監視センタ装置には対処員の管理機能を設けることができる。例えば、警備サービスの提供区域ごとに、所属する対処員のステータス(対処状況など)を管理する。また、監視センタ装置には、各物件の鍵及び対処カードが保管された待機所・搭載された対処用車両が登録され、対処員ステータスと紐付けられている。
当該管理機能は対処員への対処指示を支援する機能を含み得る。例えば、監視センタ装置は、対処用情報に基づき、その物件の対処カードが搭載された車両を使用中の対処員を対処要員候補として抽出し、その対処員のステータスと共に表示する。また、同じ物件の対処カードが保管されている待機所にて待機中の対処員をステータスと共に表示する。さらに、これら対処カードを携行できる対処員のほか、該当地域および隣接地域に所属する対処員のステータスを表示可能とする。管制員は、対処の優先度等を考慮し、適切な対処員を選定し、その対処員が所持する携帯端末へ、物件情報や異常内容等を含む対処指示情報を送信する。
さらに監視センタ装置はパスワードを生成し対処員に通知する機能を有する。具体的には、対処先の物件コードと現在時刻とに基づき、対処用の一時PWを生成する。管制員は、対処指示情報を送信する際、または、対処員の携帯端末から対処物件に到着した旨の到着通知を受信した際、必要に応じて監視センタ装置に一時PWを生成、表示させ、対処員の携帯端末へ送信する。例えば、監視センタ装置は対処指示した対処員のステータスを参照し、当該対処員が該当する対処カードの搭載車両または保管待機所と紐付けられてない場合に、後述する対処カード不要での対処を可能とするため、一時PWを発行する。また、対処終了時など、管制員の操作により一時PWを更新させることができる。なお、対処員への一時PWの通知は、管制員が電話や無線などで行ってもよい。
また、警備装置4においてもPW生成部54により、監視センタ8と同じアルゴリズムで同じパスワードが同期して生成されている。そこで監視センタ装置は自らはパスワードを生成せず、PW生成部54が生成したパスワードを警備装置4から取得してもよい。
次に警備システム2における警備モードの制御について説明する。表1は警備モードの移行処理の概略をまとめたテーブルであり、現在の警備モード(現モード)ごとに、モード切り替えの各操作方式に対し許可されるモード移行を示している。「操作方式」は警備モードの切り替えに際しての操作者の認証手段であり、物件の利用者は利用者カードを用いて認証を行う。対処員については認証手段として対処カードと対処PWとの2通りがある。
Figure 2017151728
図2は現モードが警戒モード又は解除モードである場合における処理の概略を示すフロー図である。
モード管理部52は警備モードを切り替える認証操作がなされるまで待機し(ステップS2〜S6にて「No」の場合からなるループ処理)、警備モードを切り替える認証操作がなされると当該操作に対応した処理を行う(ステップS2〜S6のいずれかにて「Yes」の場合)。
具体的には、現モードが警戒モード又は解除モードの場合における切り替え操作として、利用者カードによる操作(S2)、対処カードによる操作(S4)、及び対処PWの入力による操作(S6)が可能である。
利用者カードがリーダ部14に翳されると、モード管理部52は当該利用者カードから読み取られた利用者IDを記憶部20の利用者ID32と照合し認証する。そして認証に成功すると、利用者カードによる操作がなされたと判断し(S2にて「Yes」の場合)、現モードが警戒モードであれば解除モードに切り替え、現モードが解除モードであれば警戒モードに切り替える(ステップS8)。
なお、利用者カードによるモード切り替えに際して、操作表示部12にて操作者に警戒モードと解除モードとのいずれに切り替えるかの指示を入力させ、操作者の意思を確認し誤操作の防止を図る構成としてもよい。また、当該確認操作は、警戒モードのセット操作時だけとしてもよい。
利用者カードによる切り換え後は、警戒モード及び解除モードのいずれかであるので、モード管理部52はステップS2に戻り図2に示す警戒/解除モードでの処理を継続する。
対処カードがリーダ部14に翳された場合は、モード管理部52は当該対処カードから読み取られた対処IDを記憶部20の対処ID34と照合し認証する。そして認証に成功すると、対処カードによる操作がなされたと判断し(S4にて「Yes」の場合)、現モードが警戒モード及び解除モードのいずれであっても警備装置4を対処モードに移行させる(ステップS14)。なお、切り換えに伴い、モード管理部52は図2に示す警戒/解除モードでの処理を終了し、図3に示す対処モードでの処理を開始する。
対処PWが操作表示部12にて入力された場合は(ステップS6にて「Yes」の場合)、モード管理部52は、記憶部20に対処承認情報として対処コマンド40が記憶されていれば(ステップS10にて「Yes」の場合)、入力された対処PWを記憶部20に記憶された一時PW(対処PW36)と照合する。そしてモード管理部52は対処PWが一致した場合は(ステップS12にて「Yes」の場合)、警備装置4を対処モードに移行させる(ステップS14)。このとき、対処PWの入力で設定された対処モード(PW付き対処モード)であることを記憶部20に記憶しておく。なお、切り換えに伴い、モード管理部52は図2に示す警戒/解除モードでの処理を終了し、図3に示す対処モードでの処理を開始する。
一方、記憶部20に対処コマンド40が記憶されていない場合(ステップS10にて「No」の場合)や入力された対処PWが記憶部20に記憶された一時PWと一致しなかった場合(ステップS12にて「No」の場合)は、モード管理部52は警備モードの移行に失敗したとして現モードを維持する(ステップS16)。現モードが維持されるのでモード管理部52はステップS2〜S6のループ処理に戻り、警戒/解除モードでの処理を継続する。
ちなみに、記憶部20に対処コマンド40が記憶されていない場合は対処PWの入力操作自体を拒否してもよい。例えば、対処コマンド40が記憶されている場合は操作表示部12のタッチパネルディスプレイに表示する操作メニューに、対処PWの入力を受け付ける状態とする選択肢を設けるのに対し、対処コマンド40が記憶されていない場合は当該選択肢を表示しない構成とすることができる。
以上述べたように、利用者が使用する警戒/解除モード中においては、利用者カードによりそれらモード間の相互の切り替えが可能であると共に、対処員に対しては対処モードへの切り替えを可能とする。対処員が対処PWよりセキュリティ性が高い対処カードを所持している場合には、物件に利用者が基本的に居ると考えられる解除モードだけでなく、物件に利用者が基本的に居ないと考えられる警戒モードにおいても対処モードへの切り替えが許可される。これにより、対処員は侵入異常を含む各種の対処作業を実施することができる。一方、利用者がいる解除モードに限って監視センタ8が対処作業を承認する対処コマンドを発行し、対処カード不要で対処PWにより対処モードの設定可能とすることで、各種の設定変更や機器の点検・交換等の利用者の要請に対して迅速に対処できると共に、利用者不在時の警戒モードでのセキュリティ性を確保できる。
図3は現モードが対処モードである場合における処理の概略を示すフロー図である。
モード管理部52は警備モードを切り替える操作がなされるまで待機し(ステップS30,S32にて「No」の場合からなるループ処理)、警備モードを切り替える操作がなされると当該操作に対応した処理を行う(ステップS30,S32のいずれかにて「Yes」の場合)。
具体的には、現モードが対処モードの場合における切り替え操作として、対処カードによる操作(S30)と、対処PWの入力による操作(S32)とのいずれかが可能である。
対処カードがリーダ部14に翳されると、モード管理部52は当該対処カードから読み取られた対処IDを記憶部20の対処ID34と照合し認証する。そして認証に成功すると、対処カードによる操作がなされたと判断し(S30にて「Yes」の場合)、操作表示部12にて操作者に警戒モードと解除モードとのいずれに切り替えるかの指示を入力させる。当該指示が解除モードへの移行要求である場合は(S34にて「Yes」の場合)、モード管理部52は警備装置4を解除モードにし(ステップS36)、一方、当該指示が警戒モードへ移行する要求である場合は(S34にて「No」の場合)、警備装置4を警戒モードに設定する(ステップS38)。なお、対処モードの終了に伴い、モード管理部52は図3の処理を終了し、図2に示す警戒/解除モードでの処理を開始する。なお、対処カードでは警戒モードへのみ切り替え可能とし、解除モードへの切り替えには利用者カードを必要としてもよい。
対処PWが操作表示部12にて入力された場合は(ステップS32にて「Yes」の場合)、モード管理部52は現モードが対処PWの入力で設定された対処モード(PW付き対処モード)であれば(ステップS40にて「Yes」の場合)、入力された対処PWを記憶部20に記憶された一時PW(対処PW36)と照合する。そしてモード管理部52は対処PWが一致した場合は(ステップS42にて「Yes」の場合)、警備装置4を解除モードに移行させる(ステップS36)。
一方、現モードが対処カードにより設定された対処モードである場合(ステップS40にて「No」の場合)や入力された対処PWが記憶部20に記憶された一時PWと一致しなかった場合(ステップS42にて「No」の場合)は、モード管理部52は警備モードの移行に失敗したとして対処モードを維持し(ステップS44)、ステップS30に戻る。
なお、ステップS40の判定処理は省略し、現モードの対処モードが対処カード、対処PWのいずれにより設定された場合であっても、対処PWによる解除モードへの移行を可能とすることもできる。
監視センタ8から送る対処承認情報として監視センタ8にて警備装置4のPW生成部54と同じアルゴリズムで生成した一時PWを用いることもできる。この場合、警備装置4はPW生成部54にて生成した一時PWと、監視センタ8から受信した一時PWとが一致する場合に所定時間だけ対処PWの入力による対処モードへの移行を許容する。
また、警備装置4では一時PWを生成せず、監視センタ8から受信した一時PWを所定時間(例えば10分)だけ記憶する構成としてもよい。対処員は第1の実施形態と同様、監視センタ8が生成した一時PWを対処PWとして受け取り警備装置4に入力する。よって、モード管理部52は図2に示すステップS12では当該入力された対処PWと警備装置4が監視センタ8から受信した一時PWとを照合し、一致した場合に対処モードへの移行を許容する。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態に係る警備システム2bについて以下、上記第1の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して第1の実施形態での説明を援用しここでの説明の簡素化を図ることとし、主に、第2の実施形態の警備システム2bが第1の実施形態と異なる点について説明する。
警備システム2bの概略の構成は第1の実施形態の警備システム2について示す図1と同じである。但し、警備システム2bの監視センタ8の制御部68は、警備モードが解除モードであり、且つ異常監視により異常が検出されていることを条件に、対処承認情報として対処コマンド又は一時PWを発行して対処モードへの切り替えを許容する点で第1の実施形態と相違する。
すなわち、第1の実施形態では、制御部68は、対処承認情報を発行するために、警備装置4の警備モードが解除モードであることを条件としたが、本実施形態では警備装置4にて異常監視処理部50が監視異常を検出していることを追加条件とする。異常監視処理部50が異常を検出した場合は、対処員が対処モードにて所定の異常復旧操作を行うまで異常状態であることが記憶部20に記憶されると共に監視センタ8にも通知され記憶部66に記憶される。制御部68は記憶部66に異常状態であることが記憶されているかを確認し、当該条件が満たされている場合には対処承認情報を発行し、異常が検出されていない場合は対処承認情報を発行しない。
ちなみに、解除モードでは既に述べたように、侵入異常の監視は停止されるが、非常異常、機器異常の監視は行われる。また、警戒モードで検知された侵入異常について異常復旧操作が行われる前に利用者により解除モードに切り替えられた場合、解除モードで侵入異常が検知されているという状況が起こり得る。
なお、警備装置4における警戒/解除モードにおける処理及び対処モードにおける処理はそれぞれ図2、図3を用いて説明した第1の実施形態の処理と同じである。
[第3の実施形態]
本発明の第3の実施形態に係る警備システム2cについて以下、上記第1の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して第1の実施形態での説明を援用しここでの説明の簡素化を図ることとし、主に、第3の実施形態の警備システム2cが第1の実施形態と異なる点について説明する。
警備システム2cの概略の構成は第1の実施形態の警備システム2について示す図1と同じである。但し、警備システム2cの監視センタ8の制御部68は、警備モードが警戒モードであっても、異常監視により異常が検出されていることを条件に、対処承認情報として対処コマンド又は一時PWを発行して対処モードへの切り替えを許容する点で第1の実施形態と相違する。
図4は本実施形態での制御部68における対処承認情報の発行処理の概略を示すフロー図である。第1の実施形態では、制御部68は、管制員による対処承認情報の発行指示の操作を受けた場合(ステップS50にて「Yes」の場合)、警備モードが解除モードであれば(ステップS52にて「Yes」の場合)、対処承認情報の発行を許容する一方(ステップS54)、警戒モードである場合(S52にて「No」の場合)は一律に対処承認情報の発行を禁じた。これに対し、本実施形態では、警備モードが警戒モードである場合には(S52にて「No」の場合)、記憶部66に異常状態の検出が記憶されていれば(S56にて「Yes」の場合)、対処承認情報の発行を許容する(S54)。一方、警戒モードにて異常が検出されていない場合(S56にて「No」の場合)には対処承認情報の発行は禁止される(ステップS58)。
なお、警備装置4における警戒/解除モードにおける処理及び対処モードにおける処理はそれぞれ図2、図3を用いて説明した第1の実施形態の処理と同じである。
本実施形態の特徴は第2の実施形態の警備システム2bにも適用することができる。
[第4の実施形態]
本発明の第4の実施形態に係る警備システム2dについて以下、上記第1の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して第1の実施形態での説明を援用しここでの説明の簡素化を図ることとし、主に、第4の実施形態の警備システム2dが第1の実施形態と異なる点について説明する。
警備システム2dは図1に示す構成に電気錠を加えた構成である。電気錠は物件のドア等に設置され、制御部22からの電気信号により施錠/解錠される。
図5は本実施形態での現モードが警戒モード又は解除モードである場合における処理の概略を示すフロー図である。図5において図2と共通のステップには同一の符号を付している。モード管理部52は利用者カード又は対処カードを用いた認証によるモード切り替えに際して電気錠制御を連動させる点で第1の実施形態と相違する。
例えば、モード管理部52は利用者カードによる認証が成功し利用者カードによる操作がなされたと判断した場合(S2にて「Yes」の場合)にて、警備モードを警戒モードから解除モードに切り替える際に電気錠を一定時間(例えば10秒)だけ解錠し、利用者の入館を許容する。なお、ここでは扉が開状態から閉状態と遷移したとき、電気錠は再び自動施錠される。
また、モード管理部52は対処カードによる認証が成功し対処カードによる操作がなされたと判断した場合(S4にて「Yes」の場合)には、現モードが警戒モードか解除モードかにかかわらず対処モードに移行設定するが(ステップS62)、その対処モードへの移行セットと共に、電気錠を一定時間だけ解錠し、対処員の入館を許容する(ステップS64)。
警戒/解除モードにおけるその他の場合の処理は図2を用いて説明した第1の実施形態の処理と同じである。すなわち、対処PWにより対処モードへ移行した場合は(ステップS14)、電気錠は連動せず、解錠しない。
なお、対処モードにおける処理は図3を用いて説明した第1の実施形態の処理と同じである。
本実施形態によれば、カード認証と電気錠制御が連動するシステム構成において、利用者がいる解除モード中に限って対処カード不要で対処モードを設定可能とし、且つ、利用者の応対が無い勝手な入館は規制されるため、ユーザ要請に対して迅速に対処できると共に、セキュリティ性を確保できる。
本実施形態の特徴は第2、第3の実施形態の警備システム2b,2cにも適用することができる。
[変形例]
(1)上記実施形態では、監視対象に固有の第1の認証情報を記録し、対処員のうち限定された者のみに所持される特定認証媒体の一例として対処カードを用いる構成例を説明した。しかし、特定認証媒体は物件ごとに用意された他の物であってもよく、例えば、警備装置4と通信する携帯端末、RFIDタグなどを用いることができる。
(2)上記実施形態では、任意の対処員に授けることができる第2の認証情報として対処PWを用いる構成例を説明した。しかし、第2の認証情報はこれに限られず、例えば、ジェスチャー、生体認証に用いる生体情報などを用いることができる。
生体認証を利用する場合、対処員の生体情報を監視センタ8に予め登録する。そして監視センタ8は対処員に対処指示するとき、当該対処員の生体情報を警備装置4へ通知し、警備装置4はこれを認証用に記憶部20に一時記憶させればよい。
また、物件ごとに固有でない、複数の物件で利用可能な共通対処カード(所謂マスター方式の認証媒体)に記録されたデータを第2の認証情報とし、当該共通対処カードを各対処員に所持させる構成とすることもできる。共通対処カードは、警戒モードにある物件では使用することができないが、解除モードにある物件に対しては対処モードへの移行に使用することができるのでセキュリティ性の確保が可能である。また、任意の対処員に所持させることができるので迅速な対処が可能である。
2 警備システム、4 警備装置、6 通信網、8 監視センタ、10 センサ、12 操作表示部、14 リーダ部、16 報知部、18,64 通信部、20,66 記憶部、22,68 制御部、30 物件コード、32 利用者ID、34 対処ID、36 対処PW、38 警備モード、40 対処コマンド、50 異常監視処理部、52 モード管理部、54 PW生成部、60 操作部、62 表示部。

Claims (6)

  1. 監視対象に対する警備モードとして、前記監視対象の領域に利用者がいない状態にて設定される警戒モード、当該領域に前記利用者がいる状態にて設定される解除モード、及び前記監視対象での対処作業に派遣された対処員によって用いられる対処モードを有し、特定の対処員に所持される特定認証媒体を用いて前記対処モードに切り替え可能な警備装置と、前記警備装置が検出した異常状態について通報を受ける監視センタとを備える警備システムにおいて、
    前記警備装置は、
    設定されている前記警備モードを前記監視センタへ送信する通信部と、
    前記監視対象に設置され前記派遣された対処員の認証操作により、前記特定認証媒体に記録された前記監視対象に固有の第1の認証情報、又は任意の前記対処員に授けることができる第2の認証情報を取得する認証情報取得部と、
    照合用の前記第1及び第2の認証情報、並びに前記監視センタから受信した対処承認情報を記憶する記憶部と、
    取得した前記第1の認証情報を認証した場合、及び、前記対処承認情報が記憶されており、且つ取得した前記第2の認証情報を認証した場合に、前記警備モードを前記対処モードに切り替えるモード管理部と、を備え、
    前記監視センタは、
    前記警備装置に設定されている前記警備モードを記憶するセンタ記憶部と、
    管制員の操作により前記警備装置に対して前記対処承認情報を発行する手段であって、当該対処承認情報の発行を当該警備装置が前記解除モードに設定されている場合には許容する一方、前記警戒モードに設定されている場合には禁止する制御部と、を備えることを特徴とする警備システム。
  2. 前記センタ記憶部は、前記警備装置にて前記異常状態が検出されているか否かを記憶し、
    前記制御部は、前記警備装置が前記解除モードに設定されており、且つ前記異常状態を検出していることを条件に、前記対処承認情報の発行を許容すること、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の警備システム。
  3. 前記センタ記憶部は、前記警備装置にて前記異常状態が検出されているか否かを記憶し、
    前記制御部は、前記警備装置が前記警戒モードに設定されていても、前記異常状態を検出していることを条件に、前記対処承認情報の発行を許容すること、
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の警備システム。
  4. 前記モード管理部は、前記第1の認証情報による前記対処モードへの切り替えに連動して前記監視対象に設置された電気錠を解錠し、前記第2の認証情報による前記対処モードへの切り替えに際しては前記電気錠を施錠状態に維持すること、を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の警備システム。
  5. 前記モード管理部は、前記第1の認証情報により設定された前記対処モード中においては、前記第1の認証情報による前記警備モードの切り替えを許容する一方、前記第2の認証情報による前記警備モードの切り替えを禁止すること、
    を特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の警備システム。
  6. 前記第2の認証情報はパスワードであり、
    前記認証情報取得部は、
    前記特定認証媒体から前記第1の認証情報を読み取るリーダ部と、
    前記対処員が前記パスワードの入力操作を行う操作部と、
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の警備システム。
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