JP2017150749A - 熱交換器および燃焼装置 - Google Patents

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宏樹 長谷川
信義 神谷
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信義 神谷
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Abstract

【課題】燃焼ガスの熱量が伝熱管へ伝達される効率を向上することができる熱交換器およびそれを備えた燃焼装置を提供する。【解決手段】熱交換器は複数のフィン51と伝熱管52とを備えている。複数のフィン51は主表面Sにおいて第1の方向D1に沿って並んで配置された複数の貫通孔Hを有している。伝熱管52は、複数のフィン51の各々の複数の貫通孔内を通る。複数の貫通孔Hは、偶数の第1段目貫通孔H1と偶数の第2段目貫通孔H2とを含んでいる。偶数の第1段目貫通孔H1は第2の方向D2において偶数の第2段目貫通孔H2よりも燃焼ガスの流れ方向における上流側に配置されている。偶数の第1段目貫通孔H1の数は偶数の第2段目貫通孔H2の数よりも多い。偶数の第2段目貫通孔H2の各々は偶数の第1段目貫通孔H1の各々から第1の方向D1にずれて配置されている。【選択図】図6

Description

本発明は、熱交換器および燃焼装置に関し、特に、燃焼ガスの熱を回収するための熱交換器およびそれを備えた燃焼装置に関するものである。
従来、フィンアンドチューブ型の熱交換器を備えた燃焼装置が用いられている。このフィンアンドチューブ型の熱交換器は、たとえば、特公平6−86995号公報(特許文献1)に記載されている。この公報に記載された熱交換器は、フィン群と、フィン群に挿入された複数列の伝熱管群とを有している。複数列の伝熱管群は、空気流入側の列である1列目の伝熱管群と、空気流出側の列である2列目の伝熱管群とを含んでいる。1列目の伝熱管群および2列目の伝熱管群の伝熱管は、それぞれ第1の方向に沿って並んで配置されている。2列目の伝熱管群は、1列目の伝熱管群とは第1の方向に交差する第2の方向に間隔をあけて配置されている。2列目の伝熱管群の伝熱管は第2の方向において1列目の伝熱管群の伝熱管から第1の方向にずれて配置されている。具体的には、1列目の伝熱管群は6本の伝熱管を含み、2列目の伝熱管群は8本の伝熱管を含んでいる。
特公平6−86995号公報
燃焼ガスの流れ方向の上流側では、下流側よりも燃焼ガスの温度が高いため、燃焼ガスの熱量を下流側よりも多く伝熱管に伝達することができる。
しかしながら、上記公報に記載された熱交換器では、燃焼ガスの流れ方向の上流側である空気流入側の列に含まれる伝熱管の数は、燃焼ガスの流れ方向の下流側である空気流出側の列に含まれる伝熱管の数よりも少ない。このため、燃焼ガスの流れ方向の上流側で伝熱管に伝達される燃焼ガスの熱量は少なくなる。このため、燃焼ガスの熱量が伝熱管へ伝達される効率が低くなる。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、燃焼ガスの熱量が伝熱管へ伝達される効率を向上させることができる熱交換器およびそれを備えた燃焼装置を提供することである。
本発明の熱交換器は、燃焼ガスの熱を回収するためのものである。熱交換器は、複数のフィンと、伝熱管とを備えている。複数のフィンは、それぞれが主表面と、主表面において第1の方向に沿って並んで配置された複数の貫通孔とを有し、かつ互いに間隔を隔てて積層配置されている。伝熱管は、複数のフィンの各々の複数の貫通孔内を通る。伝熱管が通る複数の貫通孔は、偶数の第1段目貫通孔と、偶数の第2段目貫通孔とを含んでいる。偶数の第1段目貫通孔は、第1の方向に並んで配置されている。偶数の第2段目貫通孔は、第1の方向に並んで配置され、かつ偶数の第1段目貫通孔とは第1の方向に交差する第2の方向に間隔をあけて配置されている。偶数の第1段目貫通孔は、第2の方向において偶数の第2段目貫通孔よりも燃焼ガスの流れ方向における上流側に配置されている。偶数の第1段目貫通孔の数は、偶数の第2段目貫通孔の数よりも多い。偶数の第2段目貫通孔の各々は、偶数の第1段目貫通孔の各々から第1の方向にずれて配置されている。
本発明の熱交換器によれば、偶数の第1段目貫通孔は、第2の方向において偶数の第2段目貫通孔よりも燃焼ガスの流れ方向における上流側に配置されている。偶数の第1段目貫通孔の数は、偶数の第2段目貫通孔の数よりも多い。このため、燃焼ガスの流れ方向の上流側で偶数の第2段目貫通孔を通る伝熱管に伝達される燃焼ガスの熱量は多くなる。このため、燃焼ガスの熱量が伝熱管へ伝達される効率を向上させることができる。また、複数の貫通孔は、偶数の第1段目貫通孔と、偶数の第2段目貫通孔とを含んでいるため、複数の貫通孔を通る伝熱管の一方端および他方端を主表面側に配置することができる。したがって、伝熱管への配管の接続を容易にすることができる。さらに、偶数の第2段目貫通孔の各々は、偶数の第1段目貫通孔の各々から第1の方向にずれて配置されている。このため、燃焼ガスを偶数の第2段目貫通孔の各々を通る伝熱管の周囲に流れ易くすることができる。したがって、燃焼ガスの熱量を偶数の第2段目貫通孔の各々を通る伝熱管に効率良く伝達させることができる。
上記の熱交換器においては、偶数の第2段目貫通孔のピッチは、偶数の第1段目貫通孔のピッチよりも大きい。第1の方向における両端に配置された偶数の第1段目貫通孔の各々は、第1の方向における両端に配置された偶数の第2段目貫通孔の各々よりも第1の方向において外側にそれぞれ配置されている。このため、偶数の第2段目貫通孔の各々を偶数の第1段目貫通孔の各々から第1の方向にずらして配置することができる。また、第1の方向における両端に配置された偶数の第2段目貫通孔の各々の外側に燃焼ガスを流れ易くすることができる。これにより、燃焼ガスの熱量が偶数の第2段目貫通孔を通る伝熱管へ伝達される効率を向上させることができる。
上記の熱交換器においては、伝熱管が連続して通る偶数の第1段目貫通孔のいずれかと偶数の第2段目貫通孔のいずれかとの距離は、偶数の第1段目貫通孔のピッチおよび偶数の第2段目貫通孔のピッチのいずれかに等しい。このため、偶数の第1段目貫通孔のうちの隣り合う第1段目貫通孔同士を通る伝熱管をつなぐ伝熱管の曲げ部および偶数の第2段目貫通孔のうちの隣り合う第2段目貫通孔同士を通る伝熱管をつなぐ伝熱管の曲げ部のいずれかと、伝熱管が連続して通る偶数の第1段目貫通孔のいずれかと偶数の第2段目貫通孔のいずれとを連続して通る伝熱管の曲げ部とを同じ形状にすることができる。これにより、熱交換器の生産性を向上させることができる。
上記の熱交換器においては、偶数の第1段目貫通孔と偶数の第2段目貫通孔とは、第1の方向における複数のフィンの各々の中心を第2の方向に通る対称軸に対して線対称に配置されている。このため、対称軸に対して線対称に配置された偶数の第1段目貫通孔および偶数の第2段目貫通孔の各々を通る伝熱管に燃焼ガスを接触させることができる。したがって、対称軸に対して均等に燃焼ガスの熱量を伝熱管に伝達させることができる。これにより、燃焼ガスの熱量が伝熱管へ伝達される効率を向上させることができる。
上記の熱交換器においては、複数のフィンの少なくともいずれかは、主表面から突き出し、かつ第2の方向に延びるトンネル状の孔を有する切り起こしスリットを含んでいる。切り起こしスリットは、複数の第2段目貫通孔の少なくともいずれかの第1の方向に隣り合う領域に配置されている。このため、切り起こしスリットのトンネル状の孔内を流れる燃焼ガスと、トンネル状の孔外を流れる燃焼ガスとに燃焼ガスの流れが分断される。これにより、燃焼ガスの流れに乱流を発生させることができるため、燃焼ガスの熱量が複数の第2段目貫通孔の少なくともいずれかを通る伝熱管へ伝達される効率を向上させることができる。
上記の熱交換器においては、複数のフィンの少なくともいずれかは、主表面から突き出し、かつ第1の方向に延びる切り起こし壁部を含んでいる。切り起こし壁部は、第2の方向において偶数の第2段目貫通孔に対して偶数の第1段目貫通孔と反対側に配置され、かつ偶数の第2段目貫通孔の少なくともいずれかから第1の方向にずれて配置されている。このため、偶数の第2段目貫通孔よりも燃焼ガスの流れ方向における下流側において、第2の方向に流れる燃焼ガスの流れを切り起こし壁部により第1の方向へ変えることができる。これにより、燃焼ガスの熱量が偶数の第2段目貫通孔の少なくともいずれかを通る伝熱管へ伝達される効率を向上することができる。
上記の熱交換器においては、複数のフィンの少なくともいずれかは、主表面から突き出した凸部を含んでいる。凸部は、第2の方向において偶数の第2段目貫通孔よりも偶数の第1段目貫通孔側に配置され、かつ偶数の第1段目貫通孔の少なくともいずれかから第1の方向にずれて配置されている。このため、燃焼ガスの流れを凸部により変化させることができる。これにより、偶数の第1段目貫通孔の少なくともいずれを通る伝熱管の周囲を通って下流側に流れる燃焼ガスの流れに乱流を発生させることができるため、燃焼ガスの熱量が複数の第2段目貫通孔の少なくともいずれかを通る伝熱管へ伝達される効率を向上することができる。
本発明の燃焼装置は、上記の熱交換器と、熱交換器に燃焼ガスを供給するためのバーナとを備えている。本発明の燃焼装置によれば、バーナから供給された燃焼ガスの熱量が熱交換器の伝熱管へ伝達される効率を向上することができる。
以上説明したように、本発明によれば、燃焼ガスの熱量が伝熱管へ伝達される効率を向上することができる熱交換器およびそれを備えた燃焼装置を提供することができる。
本発明の一実施の形態における燃焼装置の構成を示す概略図である。 本発明の一実施の形態における一次熱交換器および缶体の構成を概略的に示す斜視図である。 図2のIII−III線に沿う断面図である。 本発明の一実施の形態における一次熱交換器の伝熱管の構成を主に示す概略斜視図である。 本発明の一実施の形態における一次熱交換器の伝熱管の構成を主に示す概略上面図である。 本発明の一実施の形態における一次熱交換器、缶体および排気集合筒の構成を主に示す概略断面図である。 本発明の一実施の形態における一次熱交換器のフィンの構成を概略的に示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
まず、本発明の一実施の形態における燃焼装置の構成について説明する。
図1および図2を参照して、本実施の形態の燃焼装置1は、燃焼ガスの潜熱を回収可能な潜熱回収式の熱源機である。燃焼装置1は、筐体2と、バーナ3と、バーナケース3aと、送風機4と、一次熱交換器(熱交換器)5と、缶体5aと、二次熱交換器6と、二次熱交換器ケース6aと、排気集合筒7と、消音器8と、中和器9と、配管10と、給水配管11、入水口11aと、給湯配管12と、出湯口12aと、ドレン配管20とを主に有している。
筐体2内に、バーナ3、バーナケース3a、送風機4、一次熱交換器5、缶体5a、二次熱交換器6、二次熱交換器ケース6a、排気集合筒7、消音器8、中和器9、配管10、給水配管11、給湯配管12、ドレン配管20が収容されている。
筐体2の上面には排気口EPが設けられている。排気口EPは、一次熱交換器5によって顕熱が回収され、二次熱交換器6によって潜熱が回収された燃焼ガスを筐体2の外部に排気可能に構成されている。また、筐体2の側面には給水のための入水口11aと給湯のための出湯口12aとが設けられている。
バーナ3は一次熱交換器5および二次熱交換器6に燃料ガスを供給するためのものである。この燃焼ガスは、一次熱交換器5および二次熱交換器6との間で熱交換を行うためのものである。つまり、バーナ3は、一次熱交換器5および二次熱交換器6との間で熱交換を行なうための燃焼ガスを発生させて一次熱交換器5および二次熱交換器6に供給するためのものである。本実施の形態では、バーナ3は、図示しない燃料供給源から燃料配管を経由して供給されてきた灯油などの燃料を下向きに噴霧して燃焼させる逆燃式の装置である。具体的にはバーナ3はたとえばガンタイプバーナである。
バーナ3は、バーナケース3aに収容されている。したがって、バーナ3はバーナケース3aの内部で燃料を燃焼させて燃焼ガスを発生させる。バーナケース3aは、バーナケース3aの上方に送風機4が配置されており、バーナケース3aの下方に一次熱交換器5が配置されている。
送風機4は、バーナ3に燃焼用の空気を供給するためのものである。送風機4は、バーナ3の上方から燃焼用空気を下向きに供給可能に構成されている。具体的には送風機4はたとえばファンを含んでいる。
一次熱交換器(熱交換器)5は、燃焼ガスの熱を回収するためのものである。具体的には、一次熱交換器5は、バーナ3によって供給された燃焼ガスの顕熱を回収するためのものである。つまり、一次熱交換器5は顕熱回収型の熱交換器である。一次熱交換器5は、缶体5aに収容されている。一次熱交換器5は、バーナ3よりも下方の高さ位置に配置されている。缶体5aはバーナケース3aと排気集合筒7とに連通している。
二次熱交換器6は、バーナ3によって供給された燃焼ガスの潜熱を回収するためのものである。つまり、二次熱交換器6は潜熱回収型の熱交換器である。二次熱交換器6は、二次熱交換器ケース6aに収容されている。二次熱交換器ケース6aは排気口EPに連通している。
排気集合筒7および消音器8は一連に繋がった燃焼ガス流路を構成している。排気集合筒7は、燃焼ガスの流れ方向において一次熱交換器5の下流側に位置している。消音器8は燃焼ガスの流れ方向において排気集合筒7の下流側に位置している。消音器8は二次熱交換器ケース6aに連通している。図中矢印で示すように、バーナ3で発生した燃焼ガスは、一次熱交換器5の周囲を通過して一次熱交換器5内の水と熱交換した後、排気集合筒7を通って消音器8に送られる。消音器8に送られた燃焼ガスは、二次熱交換器6の周囲を通過して二次熱交換器6内の水と熱交換した後、排気口EPから筐体2外に排出される。
一次熱交換器5の一方端と二次熱交換器6の一方端とは互いに配管10によって接続されている。二次熱交換器6の他方端には給水配管11が接続されており、一次熱交換器5の他方端には給湯配管12が接続されている。一次熱交換器5は二次熱交換器6よりもバーナ3の近くに配置されている。一次熱交換器5は二次熱交換器6よりも燃焼ガス流れの上流側に位置している。
入水口11aは給水配管11に接続されており給水配管11を経由して二次熱交換器6および一次熱交換器5に水を給水可能に構成されている。出湯口12aは給湯配管12に接続されており二次熱交換器6および一次熱交換器5で温められた温水を給湯可能に構成されている。これにより、入水口11aから入水された水は、二次熱交換器6および一次熱交換器5を通過する際に燃焼ガスによって加熱されて出湯口12aから出湯される。
この際、高温の燃焼ガスとの熱交換によって一次熱交換器5内の湯水が加熱される。一次熱交換器5で熱交換した後の燃焼ガスが二次熱交換器6へ通されることで二次熱交換器6内の水が予熱される。この過程で燃焼ガスの温度が60℃程度まで下がることで、燃焼ガス中に含まれる水分が凝縮して潜熱が回収される。二次熱交換器6において燃焼ガスの水蒸気を凝縮させる構造上、凝縮した水(ドレン)が発生するためドレンの排水が必要である。
二次熱交換器6で燃焼ガスの潜熱を回収することによって発生したドレンは、二次熱交換器ケース6aの下面で受けられる。二次熱交換器ケース6aの下面と中和器9とにドレン配管20が接続されている。ドレン配管20は二次熱交換器6から中和器9にドレンを供給可能に構成されている。二次熱交換器ケース6aの下面の下方に中和器9が配置されている。このため、二次熱交換器ケース6aの下面で受けられたドレンはドレン配管20内を通って中和器9に流入する。
中和器9は、二次熱交換器6で燃焼ガスの潜熱を回収することによって発生したドレンを貯留するためのものである。燃焼ガス中には窒素酸化物などが含まれるため、この窒化酸化物などがドレンに溶け込んでドレンは酸性となる。中和器9は二次熱交換器6で燃焼ガスの潜熱を回収することによって発生した酸性のドレンを中和するためのものである。中和器9内には酸性のドレンを中和するための中和剤が充填されている。中和器9で中和されたドレンは、図示しない排水路を通って筐体2外に排出される。
図2〜図7を参照して、一次熱交換器5および缶体5aの構成について具体的に説明する。図2および図3を参照して、一次熱交換器5は、缶体5aに収容されており、缶体5a内の下部に配置されている。一次熱交換器5は、複数のフィン51と、伝熱管52と、胴板53とを備えている。複数のフィン51は、複数の貫通孔Hを有している。複数のフィン51は互いに間隔を隔てて積層配置されている。複数のフィン51の複数の貫通孔Hは、複数のフィン51が積層配置された方向に重なるように配置されている。複数のフィン51の間の隙間に被加熱流体が流される。複数の貫通孔Hは、第1の方向D1と交差する第2の方向D2において、2段に配置されている。貫通孔Hは、単なる「開孔」のみならず「バーリング孔」を含む概念である。
複数の貫通孔Hの各々には伝熱管52が挿入されている。伝熱管52の一方端E1は配管10に接続されている。伝熱管52の他方端E2は給湯配管12に接続されている。給湯配管12は缶体5aの外周を取り巻くようにらせん状に配置されている。胴板53は複数のフィン51および伝熱管52を内部に収容している。
図3〜図5を参照して、伝熱管52は、複数のフィン51の各々の複数の貫通孔H内を通っている。なお、図4および図5では、簡略化および説明の便宜のため、複数のフィン51として積層方向の両端に位置する2つのフィン51が示されている。
伝熱管52は、胴板53の内部に位置する部分を有する複数の直線部(ケース内配管)52aと、胴板53の外部において複数の直線部(ケース内配管)52aを互いに接続する複数の曲げ部(接続管)52bとを含んでいる。
複数の直線部52aは互いに間隔を隔てて配置されている。複数の曲げ部(連通部)52bは複数の直線部52aのいずれかの一方端同士および複数の直線部52aのいずれかの他方端同士を接続している。複数の曲げ部52bは、隣り合う直線部52a同士をつなぐようにU字状に構成されている。
伝熱管52は、複数の直線部52aと複数の曲げ部52bとが1本につながれて蛇行するように構成されている。つまり、伝熱管52は、複数のフィン51が積層配置された方向に往復するように構成されている。
図5〜図7を参照して、複数のフィン51は、それぞれが主表面Sを有している。複数の貫通孔Hは、主表面Sにおいて第1の方向D1に沿って並んで配置されている。複数の貫通孔Hは、偶数の第1段目貫通孔H1と、偶数の第2段目貫通孔H2とを含んでいる。偶数の第1段目貫通孔H1は第1の方向D1に並んで配置されている。偶数の第2段目貫通孔H2は第1の方向D1に並んで配置されている。偶数の第2段目貫通孔H2は、偶数の第1段目貫通孔H1とは第1の方向D1に交差する第2の方向D2に間隔をあけて配置されている。
つまり、偶数の第1段目貫通孔H1により構成される第1段目と偶数の第2段目貫通孔H2により構成される第2段目とは互いに平行になるように配置されている。また、偶数の第1段目貫通孔H1は第1の方向D1に沿って一直線状に配置された第1の列を構成している。偶数の第2段目貫通孔H2は、第1の列に対して平行に配置され、第1の方向D1に沿って一直線状に配置された第2の列を構成している。
偶数の第1段目貫通孔H1は、第2の方向D2において偶数の第2段目貫通孔H2よりも図6中矢印で示す燃焼ガスの流れ方向における上流側に配置されている。偶数の第1段目貫通孔H1の数は、偶数の第2段目貫通孔H2の数よりも多い。本実施の形態では、偶数の第1段目貫通孔H1は、たとえば6つの第1段目貫通孔H1を含んでおり、偶数の第2段目貫通孔H2は、たとえば4つの第2段目貫通孔H2を含んでいる。
偶数の第1段目貫通孔H1と偶数の第2段目貫通孔H2とは千鳥配列となるように配置されている。つまり、偶数の第2段目貫通孔H2の各々は、偶数の第1段目貫通孔H1の各々から第1の方向D1にずれて配置されている。本実施の形態では、偶数の第2段目貫通孔H2の各々は、第2の方向D2に向かい合う(第2の方向D2に沿って重なるように配置された)偶数の第1段目貫通孔H1の各々から第1の方向D1において外側にずれて配置されている。
第1の方向D1における両端に配置された偶数の第1段目貫通孔H1の各々は、第1の方向D1における両端に配置された偶数の第2段目貫通孔H2の各々よりも第1の方向D1において外側にそれぞれ配置されている。つまり、第1の方向D1において、一方端の第1段目貫通孔H1は一方端の第2段目貫通孔H2よりも外側に配置されており、他方端の第1段目貫通孔H1は他方端の第2段目貫通孔H2よりも外側に配置されている。
偶数の第1段目貫通孔H1のピッチP1は、第1の方向D1における間隔をあけて隣り合う第1段目貫通孔H1同士の各々の中心点C間の距離である。隣り合う第1段目貫通孔H1の中心点C間の距離はいずれも等しい。偶数の第2段目貫通孔H2のピッチP2は、第2の方向D2における間隔をあけて隣り合う第2段目貫通孔H2同士の各々の中心点C間の距離である。隣り合う第2段目貫通孔H2の中心点C間の距離はいずれも等しい。偶数の第2段目貫通孔H2のピッチP2は、偶数の第1段目貫通孔H1のピッチP1よりも大きい。
図5に示すように、偶数の第1段目貫通孔H1のいずれかと偶数の第2段目貫通孔H2のいずれかには伝熱管52が連続して通っている。具体的には、図5中左側上部に示された第1段目貫通孔H1と第2段目貫通孔H2とに伝熱管52が連通している。図6に示すように、この伝熱管52が連続して通る偶数の第1段目貫通孔H1のいずれかと偶数の第2段目貫通孔H2のいずれかとの距離Lは、偶数の第1段目貫通孔H1のピッチP1および偶数の第2段目貫通孔H2のピッチP2のいずれかに等しい。なお、偶数の第1段目貫通孔H1および偶数の第2段目貫通孔H2はいずれも真円に構成されており、各々の直径は互いに等しい。
図6に示すように、偶数の第1段目貫通孔H1と偶数の第2段目貫通孔H2とは、第1の方向D1における複数のフィン51の各々の中心を第2の方向D2に通る対称軸Aに対して線対称に配置されている。本実施の形態では、3つの第1段目貫通孔H1および2つの第2段目貫通孔H2が対称軸Aの両側にそれぞれ配置されている。
図6および図7に示すように、複数のフィン51の少なくともいずれかは、切り起こしスリット51aを含んでいる。切り起こしスリット51aは主表面Sから突き出している。切り起こしスリット51aは第1の方向D1に延びている。これにより、切り起こしスリット51aは第2の方向D2に延びるトンネル状の孔SHを有している。つまり、切り起こしスリット51aのトンネル状の孔SHは第2の方向D2に沿って貫通している。切り起こしスリット51aは、複数の第2段目貫通孔H2の少なくともいずれかの第1の方向D1に隣り合う領域に配置されている。本実施の形態では、切り起こしスリット51aは、第1の方向D1において複数の第2段目貫通孔H2の各々の両側の領域に配置されている。
本実施の形態では、複数のフィン51はいずれも切り起こしスリット51aを含んでいる。また、複数のフィン51の各々は、複数の切り起こしスリット51aを含んでいる。各切り起こしスリット51aは、第2の方向D2に沿って順に配置された第1切り起こしスリット部51a1、第2切り起こしスリット部51a2および第3切り起こしスリット部51a3を含んでいる。第1切り起こしスリット部51a1、第2切り起こしスリット部51a2および第3切り起こしスリット部51a3は、第2の方向D2に互いに間隔をあけて一直線状に配置されている。
複数のフィン51の少なくともいずれかは、切り起こし壁部51bを含んでいる。切り起こし壁部51bは主表面Sから突き出している。切り起こし壁部51bはフィン51の一部を主表面側に切り起こして構成されている。切り起こし壁部51bは、第1の方向D1に延びている。
切り起こし壁部51bは、第2の方向D2において偶数の第2段目貫通孔H2に対して偶数の第1段目貫通孔H1と反対側に配置されている。つまり、切り起こし壁部51bは、燃焼ガスの流れ方向において、偶数の第2段目貫通孔よりも下流側に配置されている。切り起こし壁部51bは、偶数の第2段目貫通孔H2の少なくともいずれかから第1の方向D1にずれて配置されている。切り起こし壁部51bは、第2の方向D2において、偶数の第2段目貫通孔H2の各々と重ならないように配置されている。本実施の形態では、複数のフィン51はいずれも切り起こし壁部51bを含んでいる。また、複数のフィン51の各々は複数の切り起こし壁部51bを含んでいる。複数の切り起こし壁部51bは第1の方向D1に沿って一直線状に配置されている。
複数のフィン51の少なくともいずれかは、凸部51cを含んでいる。凸部51cは主表面Sから突き出している。凸部51cは円錐台状に構成されている。凸部51cは、第2の方向D2において偶数の第2段目貫通孔H2よりも偶数の第1段目貫通孔側に配置されている。つまり、凸部51cは、燃焼ガスの流れ方向において、第2段目貫通孔H2よりも上流側に配置されている。凸部51cは、偶数の第1段目貫通孔H1の少なくともいずれかから第1の方向D1にずれて配置されている。本実施の形態では、複数のフィン51はいずれも凸部51cを含んでいる。また、複数のフィン51の各々は複数の凸部51cを含んでいる。複数の凸部51cは第1の方向D1に沿って一直線状に配置されている。
次に、本実施の形態の燃焼装置1の動作について説明する。
図1を参照して、運転スイッチをオンにして、給水配管11に所定量の水を流すことによって、送風機4のファンが回転を始め、バーナ3が点火して、バーナ3から下方に向かって燃焼ガスが送り出される。図6を参照して、送り出された燃焼ガスは、一次熱交換器5が配置された缶体5a内を流れ、次に、排気集合筒7の開口7aを経て排気集合筒7内を流れる。
排気集合筒7の開口7aは、排気集合筒7の上面の中央に設けられており、上面に交差する方向から見て矩形状に構成されている。開口7aの矩形状の四辺に排気整流板7bが接続されている。排気整流板7bは開口7aから排気整流板7bの内部に向かって延びている。排気整流板7bは、第1の方向D1における両端に配置された切り起こしスリット51aの各々の中央よりも内側端側に配置されている。このため、排気整流板7bにより燃焼ガスが開口7aの中央に集められる。図1を参照して、排気集合筒7内を流れる燃焼ガスは、消音器8内を流れ、次に、二次熱交換器ケース6a内を流れた後に、排気口EPから外に排気される。
一方、給水配管11から送られる水は、二次熱交換器6内を流れる。二次熱交換器6内を流れる間に、燃焼ガス(潜熱)によって水が予備加熱される。次に、予備加熱された水は、配管10を通って一次熱交換器5に送られる。図2および図6を参照して、一次熱交換器5に送られた予備加熱された水は、胴パイプを通過してから上段の伝熱管52(第1段目貫通孔H1を通る伝熱管52)を流れ、次に、下段の伝熱管52(第2段目貫通孔H2を通る伝熱管52)を流れる。予備加熱された水が伝熱管52を流れる間に、図6中矢印で示すように複数のフィン51間の隙間を流れる燃焼ガス(顕熱)と、伝熱管52内の水との間で熱交換が行われ、予備加熱された水が所定の温度にまで加熱される。所定の温度に加熱された湯は、給湯配管12を通って外へ送り出される。こうして所定の温度の湯を供給することができる。
次に、本実施の形態の作用効果について説明する。
燃焼ガスの流れ方向の上流側では、下流側よりも燃焼ガスの温度が高いため、燃焼ガスの熱量を下流側よりも多く伝熱管に伝達することが可能である。本実施の形態の一次熱交換器5によれば、偶数の第1段目貫通孔H1は、第2の方向D2において偶数の第2段目貫通孔H2よりも燃焼ガスの流れ方向における上流側に配置されている。偶数の第1段目貫通孔H1の数は、偶数の第2段目貫通孔H2の数よりも多い。このため、燃焼ガスの流れ方向の上流側で偶数の第2段目貫通孔H2を通る伝熱管52に伝達される燃焼ガスの熱量は多くなる。このため、燃焼ガスの熱量が伝熱管52へ伝達される効率を向上させることができる。
また、複数の貫通孔Hは、偶数の第1段目貫通孔H1と、偶数の第2段目貫通孔H2とを含んでいるため、複数の貫通孔Hを通る伝熱管52の一方端E1および他方端E2を主表面S側に配置することができる。つまり、複数の貫通孔Hを通る伝熱管52の一方端E1および他方端E2を複数のフィン51に対して同じ側に配置することができる。したがって、同じ側から伝熱管52へ配管10および給湯配管12を接続することができるため、伝熱管52の一方端E1および他方端E2を同じ側に揃えるための配管が必要ないので接続を容易にすることができる。
さらに、偶数の第2段目貫通孔H2の各々は、偶数の第1段目貫通孔H1の各々から第1の方向D1にずれて配置されている。このため、燃焼ガスを偶数の第2段目貫通孔H2の各々を通る伝熱管52の周囲に流れ易くすることができる。したがって、燃焼ガスの熱量を偶数の第2段目貫通孔H2の各々を通る伝熱管52に効率良く伝達させることができる。
以上のように、本実施の形態の一次熱交換器5では、熱交換効率を向上させることができるため、複数のフィン51を小型化することができる。よって、一次熱交換器5を小型化することができる。
所定の受熱量を得ようとすると、受熱面積と複数の貫通孔Hを通る伝熱管52の本数とは一般的にある程度の範囲内に収まるが、一方で一次熱交換器5の横幅は製品の寸法上ある程度の制約を受けることが一般的である。ここで、たとえば一次熱交換器5の横幅(≒フィンの横幅)を一定として、複数の貫通孔Hを通る伝熱管52の本数を上下段で合計10本とすると、上段7本および下段3本の場合には通気面積が小さくなり、配置自体が不可能、あるいは切り起こし壁部51b等を設けることが困難になる。これに対して、本実施の形態のように、上段6本および下段4本の場合には、それらの制約がないため、設計の自由度を高くすることができる。
本実施の形態の一次熱交換器5においては、偶数の第2段目貫通孔H2のピッチP2は、偶数の第1段目貫通孔H1のピッチP1よりも大きい。このため、偶数の第2段目貫通孔H2の各々を偶数の第1段目貫通孔H1の各々から第1の方向D1にずらして配置することができる。また、第1の方向D1における両端に配置された偶数の第1段目貫通孔H1の各々は、第1の方向D1における両端に配置された偶数の第2段目貫通孔H2の各々よりも第1の方向D1において外側にそれぞれ配置されている。このため、第1の方向D1における両端に配置された偶数の第2段目貫通孔H2の各々の外側に燃焼ガスを流れ易くすることができる。これにより、燃焼ガスの熱量が偶数の第2段目貫通孔H2を通る伝熱管52へ伝達される効率を向上することができる。
本実施の形態の一次熱交換器5においては、伝熱管52が連続して通る偶数の第1段目貫通孔H1のいずれかと偶数の第2段目貫通孔H2のいずれかとの距離Lは、偶数の第1段目貫通孔H1のピッチP1および偶数の第2段目貫通孔H2のピッチP2のいずれかに等しい。このため、偶数の第1段目貫通孔H1のうちの隣り合う第1段目貫通孔H1同士を通る伝熱管52をつなぐ曲げ部(接続管)52bおよび偶数の第2段目貫通孔H2のうちの隣り合う第2段目貫通孔H2同士を通る伝熱管52をつなぐ曲げ部(接続管)52bのいずれかと、伝熱管52が連続して通る偶数の第1段目貫通孔H1のいずれかと偶数の第2段目貫通孔H2のいずれとを連続して通る伝熱管52の曲げ部(接続管)52bとを同じ形状にすることができる。これにより、一次熱交換器5の生産性を向上させることができる。
本実施の形態の一次熱交換器5においては、偶数の第1段目貫通孔H1と偶数の第2段目貫通孔H2とは、第1の方向D1における複数のフィン51の各々の中心を第2の方向D2に通る対称軸Aに対して線対称に配置されている。このため、対称軸Aに対して線対称に配置された偶数の第1段目貫通孔H1および偶数の第2段目貫通孔H2の各々を通る伝熱管52に燃焼ガスを接触させることができる。したがって、対称軸Aに対して均等に燃焼ガスの熱量を伝熱管52に伝達させることができる。これにより、燃焼ガスの熱量が伝熱管52へ伝達される効率を向上することができる。
本実施の形態の一次熱交換器5においては、複数のフィン51の少なくともいずれかは、切り起こしスリット51aを含んでいる。このため、切り起こしスリット51aのトンネル状の孔SH内を流れる燃焼ガスと、トンネル状の孔SH外を流れる燃焼ガスとに燃焼ガスの流れが分断される。これにより、燃焼ガスの流れに乱流を発生させることができるため、燃焼ガスの熱量が複数の第2段目貫通孔H2の少なくともいずれかを通る伝熱管52へ伝達される効率を向上することができる。
また、複数の第1切り起こしスリット部51a1、第2切り起こしスリット部51a2および第3切り起こしスリット部51a3が、第2の方向D2に配置されているため、燃焼ガスの乱流の発生を促進することができる。
本実施の形態の一次熱交換器5においては、複数のフィン51の少なくともいずれかは、切り起こし壁部51bを含んでいる。このため、偶数の第2段目貫通孔H2よりも燃焼ガスの流れ方向における下流側において、第2の方向D2に流れる燃焼ガスの流れを切り起こし壁部51bにより第1の方向D1へ変えることができる。これにより、燃焼ガスの熱量が偶数の第2段目貫通孔H2の少なくともいずれかを通る伝熱管52へ伝達される効率を向上することができる。
本実施の形態の一次熱交換器5においては、複数のフィン51の少なくともいずれかは、凸部51cを含んでいる。このため、燃焼ガスの流れを凸部51cにより変化させることができる。これにより、偶数の第1段目貫通孔H1の少なくともいずれを通る伝熱管52の周囲を通って下流側に流れる燃焼ガスの流れに乱流を発生させることができるため、燃焼ガスの熱量が複数の第2段目貫通孔H2の少なくともいずれかを通る伝熱管52へ伝達される効率を向上することができる。
本実施の形態の燃焼装置1は、上記の一次熱交換器5と、一次熱交換器5に燃焼ガスを供給するためのバーナ3とを備えている。したがって、本実施の形態の燃焼装置1によれば、バーナ3から供給された燃焼ガスの熱量が一次熱交換器5の伝熱管52へ伝達される効率を向上することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 燃焼装置、2 筐体、3 バーナ、4 送風機、5 一次熱交換器、5a 缶体、6 二次熱交換器、7 排気集合筒、8 消音器、9 中和器、10 配管、11 給水配管、12 給湯配管、20 ドレン配管、51 複数のフィン、51a 切り起こしスリット、51b 切り起こし壁部、51c 凸部、52 伝熱管、52a 直線部、52b 曲げ部、53 胴板、A 対称軸、D1 第1の方向、D2 第2の方向、EP 排気口、H 貫通孔、H1 第1段目貫通孔、H2 第2段目貫通孔、L 距離、P1,P2 ピッチ、S 主表面、SH 孔。

Claims (8)

  1. 燃焼ガスの熱を回収するための熱交換器であって、
    それぞれが主表面と前記主表面において第1の方向に沿って並んで配置された複数の貫通孔とを有し、かつ互いに間隔を隔てて積層配置された複数のフィンと、
    前記複数のフィンの各々の前記複数の貫通孔内を通る伝熱管とを備え、
    前記伝熱管が通る前記複数の貫通孔は、前記第1の方向に並んで配置された偶数の第1段目貫通孔と、前記第1の方向に並んで配置され、かつ前記偶数の第1段目貫通孔とは前記第1の方向に交差する第2の方向に間隔をあけて配置された偶数の第2段目貫通孔とを含み、
    前記偶数の第1段目貫通孔は、前記第2の方向において前記偶数の第2段目貫通孔よりも前記燃焼ガスの流れ方向における上流側に配置されており、
    前記偶数の第1段目貫通孔の数は、前記偶数の第2段目貫通孔の数よりも多く、
    前記偶数の第2段目貫通孔の各々は、前記偶数の第1段目貫通孔の各々から前記第1の方向にずれて配置されている、熱交換器。
  2. 前記偶数の第2段目貫通孔のピッチは、前記偶数の第1段目貫通孔のピッチよりも大きく、
    前記第1の方向における両端に配置された前記偶数の第1段目貫通孔の各々は、前記第1の方向における両端に配置された前記偶数の第2段目貫通孔の各々よりも前記第1の方向において外側にそれぞれ配置されている、請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記伝熱管が連続して通る前記偶数の第1段目貫通孔のいずれかと前記偶数の第2段目貫通孔のいずれかとの距離は、前記偶数の第1段目貫通孔の前記ピッチおよび前記偶数の第2段目貫通孔の前記ピッチのいずれかに等しい、請求項2に記載の熱交換器。
  4. 前記偶数の第1段目貫通孔と前記偶数の第2段目貫通孔とは、前記第1の方向における前記複数のフィンの各々の中心を前記第2の方向に通る対称軸に対して線対称に配置されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱交換器。
  5. 前記複数のフィンの少なくともいずれかは、前記主表面から突き出し、かつ前記第2の方向に延びるトンネル状の孔を有する切り起こしスリットを含み、
    前記切り起こしスリットは、前記複数の第2段目貫通孔の少なくともいずれかの前記第1の方向に隣り合う領域に配置されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱交換器。
  6. 前記複数のフィンの少なくともいずれかは、前記主表面から突き出し、かつ前記第1の方向に延びる切り起こし壁部を含み、
    前記切り起こし壁部は、前記第2の方向において前記偶数の第2段目貫通孔に対して前記偶数の第1段目貫通孔と反対側に配置され、かつ前記偶数の第2段目貫通孔の少なくともいずれかから前記第1の方向にずれて配置されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の熱交換器。
  7. 前記複数のフィンの少なくともいずれかは、前記主表面から突き出した凸部を含み、
    前記凸部は、前記第2の方向において前記偶数の第2段目貫通孔よりも前記偶数の第1段目貫通孔側に配置され、かつ前記偶数の第1段目貫通孔の少なくともいずれかから前記第1の方向にずれて配置されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の熱交換器。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の前記熱交換器と、
    前記熱交換器に燃焼ガスを供給するためのバーナとを備えた、燃焼装置。
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