JP2017150386A - ノズルダイアフラムおよび蒸気タービン - Google Patents

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研介 中山
Kensuke Nakayama
研介 中山
彰義 小浜
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彰義 小浜
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Abstract

【課題】シール装置の軸方向位置の調整作業時間を短縮することができるノズルダイアフラムを提供する。【解決手段】ノズルダイアフラム20のダイアフラム内輪22は、ノズル23の側に設けられた第1内輪部30と、タービンロータ3の側に設けられた第2内輪部40と、を有している。第2内輪部40は、第1内輪部30に取り外し可能に取り付けられるとともにシール装置10が取り付けられる。第1内輪部30は、半径方向に延びる第1半径方向面を含んでいる。第2内輪部40は、半径方向に延びるとともに第1半径方向面に対向する第2半径方向面を含んでいる。第1半径方向面と第2半径方向面との間に第1シム61が介在されている。【選択図】図2

Description

本発明の実施の形態は、ノズルダイアフラムおよび蒸気タービンに関する。
蒸気タービンのケーシング内には、タービンロータが回転可能に設けられており、このタービンロータには、複数の動翼翼列が設けられている。一方、ケーシングには、複数のノズル翼列が設けられており、動翼翼列とノズル翼列は、軸方向に交互に配置されている。ケーシング内に流入した作動蒸気は、ノズル翼列および動翼翼列を通過して動翼に対して仕事を行い、タービンロータが回転駆動される。
ノズル翼列は、ダイアフラム外輪によってケーシングに取り付けられている。また、ノズル翼列は、ダイアフラム内輪によって内周側から支持されている。ダイアフラム内輪の内周端部は、タービンロータに所定の間隙を介して対向している。当該間隙からの作動蒸気の漏洩を抑制するために、ダイアフラム内輪の内周端部に、シール装置が取り付けられている。
図16に示すように、タービンロータ200の外周面のうちシール装置201に対向する部分に、凹凸状に形成されたロータラビリンス202が設けられている。一方、シール装置201は、複数のシールフィン203a、203bを有している。いくつかのシールフィン203aは、ロータラビリンス202の凸部202aに対向する位置に配置されており、他のシールフィン203bは、ロータラビリンス202の凹部202bに対向する位置に配置されている。凹部202bに対向する位置に配置されたシールフィン203bは、凸部202aに対向する位置に配置されたシールフィン203aよりも長くなっている。このようにして、作動蒸気の漏洩抑制の効果を高めている。
タービンロータ200とシール装置201との位置関係を示す軸方向間隙Xは、所定の許容値内に収まるように調整されている。このことにより、タービンロータ200とケーシングとの運転時の熱伸び差によって、例えば図16に示す右方向にシール装置201が相対的に移動した場合であっても、凹部202bに対向する位置に配置されたシールフィン203bが、凸部202aに接触することを防止している。
しかしながら、蒸気タービンの各部の経年的な変形やガタが発生すると、軸方向間隙Xが許容値から外れる場合がある。この場合、運転時の熱伸び差によって、凹部202bに対向するシールフィン203bが凸部202aに接触し、異常振動が発生して、蒸気タービンの運転停止を招く恐れがある。
そこで、軸方向間隙Xを調整可能とするために、図16に示すシール装置201においては、シールリング204のダブテール部205が、タービンロータ200の軸方向に2分割された第1ダブテール部205aと第2ダブテール部205bと、を有しており、第1ダブテール部205aと第2ダブテール部205bとの間にシム206が介在されている。このシム206の枚数や厚さを調整することにより、軸方向間隙Xが調整可能になっている。第1ダブテール部205aと第2ダブテール部205bとは、締結ボルト207で締結されて固定されている。
特開2013−167221号公報
しかしながら、上述したシール装置では、軸方向間隙Xの調整は、シール装置をダイアフラム内輪から取り外し、第1ダブテール部と第2ダブテール部を分解する必要がある。この場合、シール装置をダイアフラム内輪から取り外すために多くの時間が費やされるという問題がある。このため、シール装置の軸方向位置の調整に時間を要し、調整作業時間の短縮化が困難になっていた。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、シール装置の軸方向位置の調整作業時間を短縮することができるノズルダイアフラムおよび蒸気タービンを提供することを目的とする。
実施の形態によるノズルダイアフラムは、タービンロータに対向するシール装置が取り付けられるノズルダイアフラムである。このノズルダイアフラムは、ダイアフラム外輪と、ダイアフラム内輪と、ダイアフラム外輪とダイアフラム内輪との間に設けられたノズルと、を備えている。ダイアフラム内輪は、ノズルの側に設けられた第1内輪部と、タービンロータの側に設けられた第2内輪部と、を有している。この第2内輪部は、第1内輪部に取り外し可能に取り付けられるとともにシール装置が取り付けられる。第1内輪部は、半径方向に延びる第1半径方向面を含んでいる。第2内輪部は、半径方向に延びるとともに第1半径方向面に対向する第2半径方向面を含んでいる。第1半径方向面と第2半径方向面との間に第1シムが介在されている。
また、実施の形態によるノズルダイアフラムは、タービンロータに対向するシール装置が取り付けられるノズルダイアフラムである。このノズルダイアフラムは、ダイアフラム外輪と、ダイアフラム内輪と、ダイアフラム外輪とダイアフラム内輪との間に設けられたノズルと、を備えている。ダイアフラム内輪は、ノズルの側に設けられた第1内輪部と、タービンロータの側に設けられた第2内輪部と、調整ボルトと、を有している。この第2内輪部は、第1内輪部に取り付けられるとともにシール装置が取り付けられる。第1内輪部に対する第2内輪部の軸方向位置が調整ボルトによって調整される。
実施の形態による蒸気タービンは、タービンロータと、タービンロータに対向するシール装置と、シール装置が取り付けられた上述のノズルダイアフラムと、を備えている。
本発明によれば、シール装置の軸方向位置の調整作業時間を短縮することができる。
図1は、第1の実施の形態における蒸気タービンの一例を示す全体断面図である。 図2は、図1の蒸気タービンのノズルダイアフラムを示す断面図である。 図3は、図2のノズルダイアフラムを上流側から見た図である。 図4は、図2のダイアフラム内輪の部分拡大断面図である。 図5は、図4のシムを軸方向から見た図である。 図6は、図4のダイアフラム内輪の変形例を示す部分拡大断面図である。 図7は、図4のダイアフラム内輪の他の変形例を示す部分拡大断面図である。 図8は、図4のダイアフラム内輪の他の変形例を示す部分拡大断面図である。 図9は、第2の実施の形態におけるノズルダイアフラムを示す断面図である。 図10は、図9のノズルダイアフラムを上流側から見た図である。 図11は、図9のダイアフラム内輪の部分拡大断面図である。 図12は、図9のダイアフラム内輪のうち締結ボルトを示す部分拡大断面図である。 図13は、図11のダイアフラム内輪の変形例を示す部分拡大断面図である。 図14は、図11のダイアフラム内輪の他の変形例を示す部分拡大断面図である。 図15は、図11のダイアフラム内輪の他の変形例を示す部分拡大断面図である。 図16は、一般的なシール装置を示す断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態におけるノズルダイアフラムおよび蒸気タービンについて説明する。
(第1の実施の形態)
図1乃至図8を用いて、第1の実施の形態におけるノズルダイアフラムおよび蒸気タービンについて説明する。ここではまず、本実施の形態によるノズルダイアフラムが適用可能な蒸気タービンの一例について説明する。
図1に示すように、蒸気タービン1は、ケーシング2と、ケーシング2に対して回転可能に設けられたタービンロータ3と、を備えている。このうち、ケーシング2は、内部ケーシング2aと、内部ケーシング2aの外側に設けられた外部ケーシング2bと、を有しており、二重構造のケーシングとなっている。
外部ケーシング2bには、供給管4が連結されており、作動蒸気Sが、蒸気タービン1に供給されるようになっている。蒸気タービン1に供給された作動蒸気Sは、ケーシング2内に設けられたインレットスリーブ5aおよびノズルボックス5bによって、後述する複数のタービン段落6のうちの最も上流側のタービン段落6に案内されるようになっている。タービンロータ3には、図示しない発電機が連結されている。
ケーシング2(より詳細には、内部ケーシング2a)には、複数のノズル翼列7が支持されている。タービンロータ3には、複数の動翼翼列8が支持されている。これらのノズル翼列7と動翼翼列8は、タービンロータ3の軸方向(回転軸線Yに沿って延びる方向)に交互に配置されている。そして、一のノズル翼列7と、当該一のノズル翼列7の下流側に隣り合って配置された一の動翼翼列8とにより、一のタービン段落6が構成されている。蒸気タービン1は、このようなタービン段落6が、タービンロータ3の軸方向に複数設けられている。このようにして、供給管4を介して供給された作動蒸気Sが複数のタービン段落6を通過して、後述する動翼に対して仕事を行い、タービンロータ3が回転駆動されるようになっている。
最終段落の動翼を通過した作動蒸気Sは、排気流路9を通過して蒸気タービン1の外部へと排出される。
図1に示す動翼翼列8は、複数の動翼を有しており、各動翼が、タービンロータ3に設けられたロータディスクに植設されて固定されている。複数の動翼は、周方向に配列されて、動翼翼列8をなしている。このような動翼が作動流体から仕事を受けることにより、回転エネルギを得て、タービンロータ3が回転するようになっている。
図2および図3に示すように、ノズル翼列7は、ケーシング2に支持されたノズルダイアフラム20を構成している。このノズルダイアフラム20には、図3に示すように、上述したタービンロータ3に対向するシール装置10が取り付けられるようになっている。ノズルダイアフラム20およびシール装置10は、上述したタービンロータ3などとともに蒸気タービン1を構成している。以下に、ノズルダイアフラム20についてより詳細に説明する。
図2および図3に示すように、ノズルダイアフラム20は、ダイアフラム外輪21と、ダイアフラム外輪21より内周側に設けられたダイアフラム内輪22と、を備えている。ダイアフラム外輪21とダイアフラム内輪22との間に、複数のノズル23(静翼)が設けられている。複数のノズル23は、周方向に列状に配置されて、ノズル翼列7をなしている。周方向に互いに隣り合うノズル23の間の開口を作動蒸気Sが通過するようになっている。
ダイアフラム内輪22は、ノズル23の側に設けられた第1内輪部30と、タービンロータ3の側に設けられた第2内輪部40と、を有している。このうち第2内輪部40は、第1内輪部30に取り外し可能に取り付けられている。また、第2内輪部40には、シール装置10が取り付けられている。
図2に示すように、第2内輪部40は、シール装置10のシールリング11を保持するシールホルダ41を有している。シールホルダ41は、シールリング11の一部が入り込むホルダ室42を含んでおり、図2に示す断面において、全体として概略的にC字状に形成されている。シールリング11の内周面には、複数のシールフィン12が設けられている。複数のシールフィン12は、タービンロータ3の軸方向に離間している。シールリング11は、ホルダ室42内に設けられた図示しないばねによって内周側(図2における下側)に付勢されており、シールフィン12の先端とタービンロータ3の外周面との間の間隙を小さくし、作動蒸気Sの漏洩抑制を図っている。
ところで、ノズルダイアフラム20は、図3に示すように、ノズルダイアフラム上半20aとノズルダイアフラム下半20bとによって構成されており、シールリング11は、周方向に分割された複数のシールセグメントによって構成されている。シール装置10をダイアフラム内輪22に取り付ける際には、各シールセグメントを順次、ホルダ室42の周方向端部から挿入される。このことにより、シールホルダ41にシールリング11が保持されるようになる。
図4に示すように、第1内輪部30は、半径方向に延びる第1半径方向面31と、第1半径方向面31の両端のうちの外周端から軸方向に延びる第1外周側軸方向面32と、第1半径方向面31の内周端から軸方向に延びる第1内周側軸方向面33と、を含んでいる。本実施の形態においては、第1外周側軸方向面32は、第1半径方向面31から下流側(図4における右側)に延びており、第1内周側軸方向面33は、第1半径方向面31から上流側(図4における左側)に延びている。
第2内輪部40は、半径方向に延びる第2半径方向面51と、第2半径方向面51の両端のうちの外周端(第1外周側軸方向面32に対応する端)から軸方向に延びる第2外周側軸方向面52と、第2半径方向面51の内周端(第1内周側軸方向面33に対応する端)から軸方向に延びる第2内周側軸方向面53と、を含んでいる。このうち、第2半径方向面51が、第1半径方向面31よりも下流側に配置されて、当該第1半径方向面31に対向している。また、第2外周側軸方向面52は、第2半径方向面51から下流側に延びており、第1外周側軸方向面32よりも外周側に配置されて、当該第1外周側軸方向面32に対向している。第2内周側軸方向面53は、第2半径方向面51から上流側に延びており、第1内周側軸方向面33よりも内周側に配置されて、当該第1内周側軸方向面33に対向している。
本実施の形態においては、図4に示すように、第1内輪部30の第1半径方向面31と第2内輪部40の第2半径方向面51との間に、第1シム61および第2シム62が介在されている。第2シム62は、第1シム61の厚さとは異なる厚さを有している。図4に示す形態では、この第2シム62は、第1シム61よりも第2半径方向面51の側に配置されている。すなわち、薄い第1シム61は、第2シム62よりも後述するシム収容部34の奥側(上流側)に配置され、厚い第2シム62は、第1シム61よりも下流側に配置されている。この場合、第2シム62の少なくとも一部はシム収容部34に収容され、各第1シム61は全体的にシム収容部34に収容される。このため、薄い第1シム61が第1半径方向面31と第2半径方向面51との間から脱落することを効果的に防止することができる。なお、図4においては、第2シム62は、第1シム61の厚さよりも大きな厚さを有している例が示されているが、これに限られることはなく、第2シム62は、第1シム61よりも薄くてもよい。また、図4においては、第1半径方向面31と第2半径方向面51との間に3つの第1シム61および1つの第2シム62が介在されている例が示されているが、第1シム61および第2シム62の個数は、任意である。
図3に示すように、第1シム61および第2シム62は、ノズルダイアフラム上半20aとノズルダイアフラム下半20bが組み合わされた状態で軸方向から見た場合には、リング状に形成されている。しかしながら、ノズルダイアフラム20がノズルダイアフラム上半20aとノズルダイアフラム下半20bとによって構成されていることと同様に、第1シム61および第2シム62も、上半と下半とによって構成されている。一例として、半リング状に形成された第1シム上半61aを図5に示す。図5に示すように、第1シム61には、後述する締結ボルト70が貫通する複数の第1シム孔63が設けられている。複数の第1シム孔63は、周方向に離間して配置されている。同様にして、第2シム62には、締結ボルト70が貫通する複数の第2シム孔64が設けられており、複数の第2シム孔64は、周方向に離間して配置されるとともに第1シム孔63と同じ位置に配置されている。
図4に示すように、本実施の形態においては、第1半径方向面31は、第1シム61および第2シム62を収容するシム収容部34を含んでいる。このシム収容部34は、図4に示す断面で見た場合に、第1半径方向面31において凹状に形成されている。また、シム収容部34は、第1半径方向面31において周方向に延びており、ノズルダイアフラム上半20aとノズルダイアフラム下半20bとが組み合わされた状態で軸方向から見た場合には、リング状に形成されている。
図2乃至図4に示すように、第2内輪部40は、締結ボルト70によって第1内輪部30に取り外し可能に取り付けられている。本実施の形態においては、締結ボルト70は第2内輪部40の側から挿入されて、第1内輪部30に対して螺合するようになっており、第1半径方向面31、第2半径方向面51、第1シム61および第2シム62を貫通している。この締結ボルト70は、締結螺合部71を含む締結ボルト胴体部72と、締結ボルト胴体部72の一端に設けられたボルト頭73と、を有している。このうちボルト頭73の端面74(図4における右側端面)は、第2内輪部40から露出しており、当該端面74に六角孔75が設けられている。このことにより、六角孔75に工具が挿入されて、締結ボルト70が締め付けられるようになっている。このような締結ボルト70は、図3に示すように周方向に離間して複数配置されており、第1内輪部30と第2内輪部40とに与える締め付け力を周方向に均等化させている。なお、図示していないが、締結ボルト70は、座金やばね座金を用いて締め付けられていてもよい。
第1内輪部30は、対応する締結ボルト70の締結螺合部71が螺合する締結被螺合部35を含んでいる。この締結被螺合部35は、第1半径方向面31から上流側に延びるように形成されている。また、締結被螺合部35は、いわゆる止まり孔となっており、第1内輪部30の上流側の面(図4における左側の面)に達しないようになっている。
第2内輪部40は、締結ボルト70が貫通する締結ボルト貫通孔54を含んでいる。この締結ボルト貫通孔54は、締結ボルト70の締結ボルト胴体部72が貫通する胴体貫通孔55と、ボルト頭73が収容されるボルト頭収容孔56と、を含んでいる。このうち胴体貫通孔55は、第2半径方向面51の側に配置されている。ボルト頭収容孔56は、第2内輪部40の下流側の面(図4における右側の面)に開口している。また、ボルト頭収容孔56は、いわゆる座ぐり孔となっており、ボルト頭73が第2内輪部40の下流側の面から突出しないような深さ(図4における横方向寸法)を有している。図4に示すように、ボルト頭収容孔56の深さは、ボルト頭73の端面74が、第2内輪部40の下流側の面と略面一になっていることが好適である。
本実施の形態においては、第1内輪部30と第2内輪部40との間の半径方向間隙は、締結ボルト70と締結ボルト貫通孔54との間の半径方向間隙よりも小さくなっている。ここで、締結ボルト70と締結ボルト貫通孔54との間の半径方向間隙は、締結ボルト70の締結ボルト胴体部72と胴体貫通孔55との間の半径方向間隙G1と、ボルト頭73とボルト頭収容孔56との間の半径方向間隙G2とによって構成されている。一方、第1内輪部30と第2内輪部40との間の半径方向間隙は、第1外周側軸方向面32と第2外周側軸方向面52との間の半径方向間隙G3と、第1内周側軸方向面33と第2内周側軸方向面53との間の半径方向間隙G4とによって構成されている。このため、半径方向間隙G3およびG4のうちの少なくとも一方が、半径方向間隙G1およびG2よりも小さくなっていることが好適である。
なお、第1内輪部30と第2内輪部40は、図示しない位置決めノックピンによって、互いに位置決めされていることが好適である。この位置決めノックピンは、締結ボルト70と略同一の半径方向位置に配置されて、周方向に互いに隣り合う締結ボルト70の間に配置される。位置決めノックピンは、シール装置10の軸方向位置の調整が終了した後に取り付けられる。位置決めノックピンの個数は、第1内輪部30と第2内輪部40とが互いに位置決めできれば任意である。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。ここでは、ノズルダイアフラム20が組み立てられた後にシール装置10の軸方向位置を調整する方法について説明する。
まず、第2内輪部40が第1内輪部30から取り外される。この場合、まず、締結ボルト70が緩められる。この際、締結ボルト70のボルト頭73に設けられた六角孔75に工具が挿入されて、締結ボルト70が緩められる。続いて、緩められた締結ボルト70が、各シム61、62のシム孔63、64、第2内輪部40の締結ボルト貫通孔54から引き出される。その後、第2内輪部40が第1内輪部30から取り外される。なお、締結ボルト70は、締結ボルト胴体部72の締結螺合部71と第1内輪部30の締結被螺合部35との螺合が解除されていれば、第2内輪部40の締結ボルト貫通孔54から引き出されなくてもよい。
第2内輪部40が取り外された後、第1シム61と第2シム62の個数、厚さが調整される。この調整は、ノズルダイアフラム20が組み立てられた状態で予め測定された軸方向間隙X(図16参照)から得られるシール装置10の調整量に基づいて行われる。
シール装置10を下流側(図4における右側)に変位させる場合には、例えば、第1シム61よりも厚い第2シム62を追加することにより、ケーシング2の側の第1内輪部30から第2内輪部40を遠ざけるように下流側に変位させることができる。第2シム62の厚さが大きいと、シール装置10を比較的大きく下流側に変位させることができる。一方、第2シム62よりも薄い第1シム61を追加することにより、シール装置10を下流側に比較的小さく変位させることができる。また、この際、第1シム61よりも厚くかつ第2シム62よりも薄いシムを追加してもよい。
シール装置10を上流側(図4における左側)に変位させる場合には、シール装置10の調整量に基づいて、第1シム61の個数を減らすことが好適である。この場合、ケーシング2の側の第1内輪部30に第2内輪部40を近づけるように上流側に変位させることができる。このため、シール装置10を上流側に変位させることができる。なお、図4に示す状態よりも予め多くの第1シム61および第2シム62が用いられている場合には、第1シム61を取り除く代りに、第2シム62が取り除かれてもよい。この場合、第1シム61よりも厚くかつ第2シム62よりも薄いシムを追加してもよい。
第1シム61と第2シム62の個数、厚さが調整された後、第2内輪部40が第1内輪部30に取り付けられる。この場合、まず、第2内輪部40の第2半径方向面51を、第1シム61および第2シム62を介して、第1内輪部30の第1半径方向面31に対向させる。この場合、第2内輪部40の第2外周側軸方向面52が第1内輪部30の第1外周側軸方向面32に対向するとともに、第2内周側軸方向面53が第1内周側軸方向面33に対向する。次に、締結ボルト70が、第2内輪部40の締結ボルト貫通孔54に挿入されて、シム孔63、64を貫通し、第1内輪部30の締結螺合部71に螺合される。その後、ボルト頭73に設けられた六角孔75に工具を挿入して締結ボルト70が締め付けられ、第2内輪部40が第1内輪部30に取り付けられる。
このようにして第1内輪部30に取り付けられた第2内輪部40の軸方向位置は、所望の位置に調整することができ、これによって、第2内輪部40に取り付けられたシール装置10の軸方向位置を所望の位置に調整することができる。このため、タービンロータ3とシール装置10との位置関係を示す軸方向間隙X(図16参照)を許容値内に収めることができる。
このように本実施の形態によれば、ダイアフラム内輪22を構成する第1内輪部30の第1半径方向面31と第2内輪部40の第2半径方向面51との間に第1シム61が介在されている。このことにより、第1半径方向面31と第2半径方向面51との間に介在される第1シム61の個数を調整することで、第2内輪部40の軸方向位置を調整することができる。このため、第2内輪部40に取り付けられるシール装置10の軸方向位置を調整することができる。この際、シール装置10を第2内輪部40から取り外すために、シール装置10を構成する複数のシールセグメントを1つずつ第2内輪部40から取り外す作業を不要にすることができる。例えば、図16に示すシール装置が6つのシールセグメントによって構成されて当該シール装置の軸方向位置を調整する場合には、6つのシールセグメントの調整を行うことになる。これに対して、本実施の形態によれば、シール装置10の軸方向位置を調整する場合には、上半の第2内輪部40と下半の第2内輪部40とを調整すればよい。このことにより、調整対象部品の個数を低減することができ、調整作業時間を短縮することができる。また、管理を簡素化させて、誤組立を防止することができ、品質向上を図ることができる。なお、上述した半径方向間隙G3、G4が設けられている場合には、図3における上下方向または左右方向において、第1内輪部30に対する第2内輪部40の半径方向位置を調整することもできる。
また、本実施の形態によれば、第2内輪部40が、第1シム61を貫通する締結ボルト70によって、第1内輪部30に取り外し可能に取り付けられている。このことにより、第2内輪部40の第1内輪部30への取り付けおよび取り外しを容易に行うことができる。このため、シール装置10の軸方向位置の調整作業時間をより一層短縮することができる。
また、本実施の形態によれば、第1内輪部30と第2内輪部40との間の半径方向間隙G3、G4は、締結ボルト70と締結ボルト貫通孔54との間の半径方向間隙G1、G2よりも小さくなっている。このことにより、第1内輪部30に対する第2内輪部40の半径方向の位置を、第1内輪部30と第2内輪部40との間の半径方向間隙G3、G4によって規定することができる。このため、第2内輪部40に取り付けられるシール装置10とタービンロータ3との間の間隙の精度の低下を抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、第1半径方向面31が、第1シム61および第2シム62を収容するシム収容部34を含んでいる。このことにより、第1シム61および第2シム62が、第1半径方向面31と第2半径方向面51との間から脱落することを防止することができる。また、第1シム61および第2シム62がシム収容部34に収容されるため、第1半径方向面31と第2半径方向面51との間の距離を低減することができ、第1内輪部30と第2内輪部40との間の間隙を通って作動蒸気Sが漏洩することを抑制できる。
また、本実施の形態によれば、第1シム61の厚さよりも第2シム62の厚さが厚くなっている。このことにより、薄い第1シム61の個数を調整することで、シール装置10の軸方向変位量を小さくすることができ、細かな調整をすることができる。一方、厚い第2シム62の個数を調整することで、シール装置10の軸方向変位量を大きくすることができ、薄い第1シム61の個数を調整する場合よりも、調整作業を容易化させることができる。
なお、上述した本実施の形態においては、第1半径方向面31が、第1シム61および第2シム62を収容するシム収容部34を含んでいる例について説明した。しかしながら、このことに限られることはなく、第2半径方向面51がシム収容部34を含んでいてもよい。この場合においても、第1シム61および第2シム62の脱落を防止することができるとともに、第1内輪部30と第2内輪部40との間の間隙を通って作動蒸気Sが漏洩することを抑制できる。
また、上述した本実施の形態においては、第1半径方向面31と第2半径方向面51との間に、第1シム61および第2シム62が介在されている例について説明した。しかしながら、このことに限られることはなく、シール装置10の軸方向変位量を調整することができれば、第1半径方向面31と第2半径方向面51との間には、第2シム62が介在されていなくてもよい。
また、上述した本実施の形態においては、締結ボルト70が第2内輪部40の側から挿入されて、第1内輪部30に螺合する例について説明した。しかしながら、このことに限られることはなく、第2内輪部40の第1内輪部30への取り付けおよび取り外しを行うことができれば、締結ボルト70は、第1内輪部30の側から挿入されて、第2内輪部40に螺合するようにしてもよい。
また、上述した本実施の形態における第1半径方向面31および第2半径方向面51は、図6に示すような構成であってもよい。図6においては、第2半径方向面51が、第1半径方向面31に向かって(上流側に、図6における左側に)延びる半径方向面凸部57を含み、第1半径方向面31が、半径方向面凸部57を収容する半径方向面凹部36を含んでいる。この場合、第1半径方向面31と第2半径方向面51との間の間隙を流れる作動蒸気Sの流路をラビリンス状にすることができる。このため、第1内輪部30と第2内輪部40との間の間隙を通って作動蒸気Sが漏洩することをより一層抑制できる。また、半径方向面凸部57と半径方向面凹部36が、第1半径方向面31および第2半径方向面51にそれぞれ設けられているため、第2内輪部40の第1内輪部30への取り付けおよび取り外し時には、第2内輪部40を軸方向に移動させればよく、作業性の低下を防止できる。
なお、図6に示す例では、半径方向面凸部57および半径方向面凹部36の対が、締結ボルト70に対して半径方向の両側に設けられているが、このことに限られることはなく、いずれか一方の側に設けられていてもよい。とりわけ、半径方向面凸部57および半径方向面凹部36の対が締結ボルト70よりも内周側に設けられている場合には、半径方向面凸部57および半径方向面凹部36を、締結ボルト70よりも上流側に配置することができる。このため、締結ボルト70と締結ボルト貫通孔54との間の半径方向間隙G1、G2から、作動蒸気Sが漏洩することを抑制できる。また、図6に示す例では、第2半径方向面51が半径方向面凸部57を含み、第1半径方向面31が半径方向面凹部36を含んでいる。しかしながら、このことに限られることはなく、第1半径方向面31が半径方向面凸部を含み、第2半径方向面51が半径方向面凹部を含んでいてもよい。
また、上述した本実施の形態における第1内周側軸方向面33および第2内周側軸方向面53は、図7に示すような構成であってもよい。図7においては、第2内周側軸方向面53(第2軸方向面)が、第1内周側軸方向面33(第1軸方向面)に向かって(外周側に、図7における上側に)延びる軸方向面凸部58を含み、第1内周側軸方向面33が、軸方向面凸部58を収容する軸方向面凹部37を含んでいる。この場合、第1内周側軸方向面33と第2内周側軸方向面53との間の半径方向間隙G4を流れる作動蒸気Sの流路をラビリンス状にすることができる。このため、第1内輪部30と第2内輪部40との間の間隙を通って作動蒸気Sが漏洩することをより一層抑制できる。また、軸方向面凸部58および軸方向面凹部37が、締結ボルト70よりも上流側(内周側)に設けられているため、締結ボルト70と締結ボルト貫通孔54との間の半径方向間隙G1、G2から、作動蒸気Sが漏洩することを抑制できる。
図7に示す例では、軸方向面凹部37の幅(軸方向寸法、図7における左右方向の寸法)が、シール装置10の軸方向位置を調整する際の調整代を確保可能な程度に、軸方向面凸部58の幅よりも大きくなっている。
なお、図7に示す例では、第2内周側軸方向面53が軸方向面凸部58を含み、第1内周側軸方向面33が軸方向面凹部37を含んでいる。しかしながら、このことに限られることはなく、第1内周側軸方向面33が軸方向面凸部を含み、第2内周側軸方向面53が軸方向面凹部を含んでいてもよい。更に言えば、第1外周側軸方向面32(第1軸方向面)が、軸方向面凸部および軸方向面凹部のうちの一方を含み、その他方が第2外周側軸方向面52(第2軸方向面)に含まれていてもよい。
また、図6に示す半径方向面凸部57および半径方向面凹部36と、図7に示す軸方向面凸部58および軸方向面凹部37とは、図8に示すように、組み合わされていてもよい。この場合、第1内輪部30と第2内輪部40との間の間隙を通って作動蒸気Sが漏洩することをより一層抑制できる。
(第2の実施の形態)
次に、図9乃至図15を用いて、本発明の第2の実施の形態におけるノズルダイアフラムおよび蒸気タービンについて説明する。
図9乃至図15に示す第2の実施の形態においては、第1内輪部に対する第2内輪部の軸方向位置が調整ボルトによって調整される点が主に異なり、他の構成は、図1乃至図8に示す第1の実施の形態と略同一である。なお、図9乃至図15において、図1乃至図8に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図9乃至図11に示すように、本実施の形態においては、ダイアフラム内輪22は、第1内輪部30に対する第2内輪部40の軸方向位置を調整する調整ボルト80を更に有している。この調整ボルト80は、第2内輪部40に対して回転可能であるとともに軸方向に係止され、第1内輪部30に対して螺合している。そして、調整ボルト80は、第1内輪部30の側から挿入されて、第1半径方向面31および第2半径方向面51を貫通している。調整ボルト80の端面81(図11における右側端面)は、第1内輪部30から露出しており、当該端面81に六角孔82が設けられている。このことにより、六角孔82に工具が挿入されて、調整ボルト80が回転するようになっている。
図11に示すように、調整ボルト80は、円筒状の外周面83を含む調整ボルト胴体部84と、調整ボルト胴体部84の外周面83に設けられた円周溝85と、調整ボルト胴体部84のうち円周溝85の側とは反対側に設けられた調整螺合部86と、を有している。このうち円周溝85は、調整ボルト80の周方向に全周にわたって延びている。
第1内輪部30は、調整ボルト80の調整螺合部86が螺合する調整被螺合部90を含んでいる。この調整被螺合部90は、第1内輪部30を貫通している。また、第2内輪部40は、調整ボルト80が挿入される係止孔91を含んでいる。この係止孔91は、いわゆる止まり孔となっており、第2内輪部40の上流側の面(図11における左側の面)に達しないようになっている。係止孔91には、ビス挿入孔92が連通している。ビス挿入孔92は、係止孔91から内周側(図11における下側)に延びて、ホルダ室42に連通している。このビス挿入孔92は、後述する止めビス95が螺合するビス被螺合部93を含んでいる。このビス被螺合部93は、係止孔91の側に設けられており、ビス被螺合部93よりもホルダ室42の側には、ネジが形成されていないビス貫通孔94が設けられている。
ビス挿入孔92には、止めビス95(係止部材)が挿入されている。より詳細には、止めビス95は、ホルダ室42からビス貫通孔94を取ってビス被螺合部93に挿入され、ビス挿入孔92のビス被螺合部93に螺合している。ビス被螺合部93に螺合した止めビス95の先端部(図11における上端部)は、係止孔91内に突出し、調整ボルト80の円周溝85に挿入または嵌合されている。このことにより、調整ボルト80の軸方向変位が止めビス95によって規制される。また、円周溝85が、調整ボルト80の周方向に全周にわたって延びているため、調整ボルト80は、止めビス95に対して回転が規制されることを防止している。このようにして、調整ボルト80が、第2内輪部40に対して回転可能であるとともに軸方向に係止されるように構成されている。なお、調整ボルト80は、コーキング(かしめ、またはポンチとも言う)によって、シール装置10の軸方向位置の移動を規制した後に第1内輪部30に対する回転を防止するために、第1内輪部30に固定されていてもよい。しかしながら、この調整ボルト80の固定は、コーキングを除去すれば調整ボルト80が再び回転可能となる程度の固定となっていることが好ましい。また、止めビス95は、ビス挿入孔92に、溶接などによって固定されていることが好適である。この止めビス95は、調整ボルト80のコーキングよりもしっかりと固定されていてもよい。
図11に示すように、本実施の形態においては、第1内輪部30の第1半径方向面31は、第2内輪部40の第2半径方向面51より下流側(図11における右側)に形成されている。そして、第1外周側軸方向面32は、第1半径方向面31から上流側(図11における左側)に延びており、第1内周側軸方向面33は、第1半径方向面31から下流側に延びている。同様に、第2外周側軸方向面52は、第2半径方向面51から上流側に延びており、第2内周側軸方向面53は、第2半径方向面51から下流側に延びている。
また、図10および図12に示すように、第2内輪部40は、締結ボルト70によって第1内輪部30に取り外し可能に取り付けられている。本実施の形態においては、締結ボルト70は、第1内輪部30の側から挿入されて、第2内輪部40に対して螺合するようになっており、第1半径方向面31および第2半径方向面51を貫通している。
本実施の形態では、第1内輪部30が、締結ボルト70が貫通する締結ボルト貫通孔96を含んでいる。この締結ボルト貫通孔96は、締結ボルト70の締結ボルト胴体部72が貫通する胴体貫通孔97と、ボルト頭73が収容されるボルト頭収容孔98と、を含んでいる。このうち胴体貫通孔97は、第1半径方向面31の側に配置されている。ボルト頭収容孔98は、第1内輪部30の下流側の面(図12における右側の面)に開口している。また、ボルト頭収容孔98は、いわゆる座ぐり孔となっており、ボルト頭73が第1内輪部30の下流側の面から突出しないような深さ(図12における横方向寸法)を有している。図12に示すように、ボルト頭収容孔98の深さは、ボルト頭73の端面74が、第1内輪部30の下流側の面と略面一になっていることが好適である。
第2内輪部40は、対応する締結ボルト70の締結螺合部71が螺合する締結被螺合部99を含んでいる。この締結被螺合部99は、第2半径方向面51から上流側に延びるように形成されている。また、締結被螺合部99は、いわゆる止まり孔となっており、第2内輪部40の上流側の面(図12における左側の面)に達しないようになっている。
本実施の形態においては、第1内輪部30と第2内輪部40との間の半径方向間隙は、締結ボルト70と締結ボルト貫通孔96との間の半径方向間隙よりも小さくなっている。ここで、締結ボルト70と締結ボルト貫通孔96との間の半径方向間隙は、締結ボルト70の締結ボルト胴体部72と胴体貫通孔97との間の半径方向間隙G5と、ボルト頭73とボルト頭収容孔98との間の半径方向間隙G6とによって構成されている。一方、第1内輪部30と第2内輪部40との間の半径方向間隙は、第1外周側軸方向面32と第2外周側軸方向面52との間の半径方向間隙G3と、第1内周側軸方向面33と第2内周側軸方向面53との間の半径方向間隙G4とによって構成されている。このため、半径方向間隙G3およびG4のうちの少なくとも一方が、半径方向間隙G5およびG6よりも小さくなっていることが好適である。
図10に示すように、締結ボルト70と調整ボルト80は、互いに略同一の半径方向位置に配置されている。このうち調整ボルト80は、ノズルダイアフラム20の上半のうち周方向両端側に配置されていることが好適である。ノズルダイアフラム20の下半においても、調整ボルト80は周方向両端側に配置されていることが好適である。なお、図示しないが、本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、第1内輪部30と第2内輪部40は、位置決めノックピンによって互いに位置決めされていることが好ましい。
本実施の形態において、シール装置10の軸方向位置を調整する場合、まず、締結ボルト70が緩められる。その後、調整ボルト80を回転させて第2内輪部40の軸方向位置を調整する。この場合、まず、調整ボルト80のコーキングが除去される。
続いて、調整ボルト80に設けられた六角孔82に工具が挿入されて、調整ボルト80を回転させる。調整ボルト80の回転方向は、シール装置10の変位方向に応じて決められる。ここでは、一例として、調整ボルト80の調整螺合部86が右ネジで形成されている場合について説明する。この場合、調整ボルト80を右回り(時計回り)に回転させることで、ケーシング2の側の第1内輪部30から第2内輪部40を遠ざけるように上流側に変位させることができる。このため、シール装置10を上流側に変位させることができる。一方、調整ボルト80を左回り(反時計回り)に回転させることで、ケーシング2の側の第1内輪部30に第2内輪部40を近づけるように下流側に変位させることができる。このため、シール装置10を下流側に変位させることができる。
第2内輪部40の軸方向位置を調整した後、締結ボルト70が締め付けられる。なお、第2内輪部40の軸方向位置を調整した結果、第1半径方向面31と第2半径方向面51との間の間隙が大きくなった場合には、締結ボルト70の少なくとも近傍において、第1半径方向面31と第2半径方向面51との間に、図示しないシムを介在させてもよい。
その後、調整ボルト80が、コーキングによって第1内輪部30に固定される。
このようにして第1内輪部30に取り付けられた第2内輪部40の軸方向位置は、所望の位置に調整することができ、これによって、第2内輪部40に取り付けられたシール装置10の軸方向位置を所望の位置に調整することができる。このため、タービンロータ3とシール装置10との位置関係を示す軸方向間隙X(図16参照)を許容値内に収めることができる。
このように本実施の形態によれば、ダイアフラム内輪22を構成する第1内輪部30に対する第2内輪部40の軸方向位置が、調整ボルト80によって調整される。このことにより、調整ボルト80を回転させることで、第2内輪部40の軸方向位置を調整することができる。このため、第2内輪部40に取り付けられるシール装置10の軸方向位置を調整することができる。この際、シール装置10を第2内輪部40から取り外すことを不要にすることができるとともに、第2内輪部40を第1内輪部30から取り外すことも不要にすることができる。この結果、シール装置10の軸方向位置の調整作業を簡素化することができ、調整作業時間をより一層短縮することができる。
また、本実施の形態によれば、調整ボルト80は、第2内輪部40に対して回転可能であるとともに軸方向に係止され、第1内輪部30に対して螺合している。このことにより、調整ボルト80を回転させることで、第1内輪部30に対する第2内輪部40の軸方向位置を容易に調整することができる。このため、シール装置10の軸方向位置の調整作業時間をより一層短縮することができる。
また、本実施の形態によれば、調整ボルト80は、外周面83に設けられた、調整ボルト80の周方向に全周にわたって延びる円周溝85を含み、円周溝85に止めビス95が挿入されている。このことにより、調整ボルト80を、第2内輪部40に対して回転可能であるとともに軸方向に係止することができる。
また、本実施の形態によれば、第2内輪部40が締結ボルト70によって第1内輪部30に取り付けられ、第1内輪部30と第2内輪部40との間の半径方向間隙G3、G4は、締結ボルト70と締結ボルト貫通孔96との間の半径方向間隙G5、G6よりも小さくなっている。このことにより、第1内輪部30に対する第2内輪部40の半径方向の位置を、第1内輪部30と第2内輪部40との間の半径方向間隙G3、G4によって規定することができる。このため、第2内輪部40に取り付けられるシール装置10とタービンロータ3との間の間隙の精度の低下を抑制することができる。
なお、上述した本実施の形態においては、調整ボルト80が、第2内輪部40に対して回転可能であるとともに軸方向に係止され、第1内輪部30に対して螺合している例について説明した。しかしながら、このことに限られることはなく、調整ボルト80は、第1内輪部30に対して回転可能であるとともに軸方向に係止され、第2内輪部40に対して螺合するようにしてもよい。この場合においても、第1内輪部30に対する第2内輪部40の軸方向位置を容易に調整することができ、シール装置10の軸方向位置の調整作業時間をより一層短縮することができる。更に言えば、調整ボルト80は、第1内輪部30に対する第2内輪部40の軸方向位置を調整することができれば、上述した構成に限られることはなく、任意である。
また、上述した本実施の形態においては、調整ボルト80が第1内輪部30の側から挿入される例について説明した。しかしながら、このことに限られることはなく、第1内輪部30に対する第2内輪部40の軸方向位置を容易に調整することができれば、調整ボルト80は、第2内輪部40の側から挿入されるようにしてもよい。
また、上述した本実施の形態においては、締結ボルト70が第1内輪部30の側から挿入されて、第2内輪部40に螺合する例について説明した。しかしながら、このことに限られることはなく、第2内輪部40の第1内輪部30への取り付けおよび取り外しを行うことができれば、締結ボルト70は、第2内輪部40の側から挿入されて、第1内輪部30に螺合するようにしてもよい。
また、上述した本実施の形態における第1半径方向面31および第2半径方向面51は、図13に示すような構成であってもよい。図13においては、第2半径方向面51が、第1半径方向面31に向かって(下流側に、図13における右側に)延びる半径方向面凸部57を含み、第1半径方向面31が、半径方向面凸部57を収容する半径方向面凹部36を含んでいる。この場合、図6に示す半径方向面凸部57および半径方向面凹部36と同様に、第1半径方向面31と第2半径方向面51との間の間隙を流れる作動蒸気Sの流路をラビリンス状にすることができる。このため、第1内輪部30と第2内輪部40との間の間隙を通って作動蒸気Sが漏洩することをより一層抑制できる。また、半径方向面凸部57と半径方向面凹部36が、第1半径方向面31および第2半径方向面51にそれぞれ設けられているため、第2内輪部40の第1内輪部30への取り付けおよび取り外し時には、第2内輪部40を軸方向に移動させればよく、作業性の低下を防止できる。
なお、図13に示す例では、半径方向面凸部57および半径方向面凹部36の対が、調整ボルト80(および締結ボルト70)に対して半径方向の両側に設けられているが、このことに限られることはなく、いずれか一方の側に設けられていてもよい。とりわけ、半径方向面凸部57および半径方向面凹部36の対が調整ボルト80よりも外周側に設けられている場合には、半径方向面凸部57および半径方向面凹部36を、調整ボルト80よりも上流側に配置することができる。このため、調整ボルト80の調整螺合部86と第1内輪部30の調整被螺合部90との間の間隙(および締結ボルト70の締結ボルト貫通孔96の間の間隙G5、G6)から、作動蒸気Sが漏洩することを抑制できる。また、図13に示す例では、第2半径方向面51が半径方向面凸部57を含み、第1半径方向面31が半径方向面凹部36を含んでいる。しかしながら、このことに限られることはなく、第1半径方向面31が半径方向面凸部を含み、第2半径方向面51が半径方向面凹部を含んでいてもよい。
また、上述した本実施の形態における第1内周側軸方向面33および第2内周側軸方向面53は、図14に示すような構成であってもよい。図14においては、第2外周側軸方向面52(第2軸方向面)が、第1外周側軸方向面32(第1軸方向面)に向かって(外周側に、図14における上側に)延びる軸方向面凸部58を含み、第1軸方向面が、軸方向面凸部58を収容する軸方向面凹部37を含んでいる。この場合、第1外周側軸方向面32と第2外周側軸方向面52との間の半径方向間隙G3を流れる作動蒸気Sの流路をラビリンス状にすることができる。このため、第1内輪部30と第2内輪部40との間の間隙を通って作動蒸気Sが漏洩することをより一層抑制できる。また、軸方向面凸部58および軸方向面凹部37が、調整ボルト80(および締結ボルト70)よりも上流側(外周側)に設けられているため、調整ボルト80の調整螺合部86と第1内輪部30の調整被螺合部90との間の間隙(および締結ボルト70の締結ボルト貫通孔96の間の間隙G5、G6)から、作動蒸気Sが漏洩することを抑制できる。
図14に示す例では、軸方向面凹部37の幅(軸方向寸法、図14における左右方向の寸法)が、シール装置10の軸方向位置を調整する際の調整代を確保可能な程度に、軸方向面凸部58の幅よりも大きくなっている。
なお、図14に示す例では、第2外周側軸方向面52が軸方向面凸部58を含み、第1外周側軸方向面32が軸方向面凹部37を含んでいる。しかしながら、このことに限られることはなく、第1外周側軸方向面32が軸方向面凸部を含み、第2外周側軸方向面52が軸方向面凹部を含んでいてもよい。更に言えば、第1内周側軸方向面33(第1軸方向面)が、軸方向面凸部および軸方向面凹部のうちの一方を含み、その他方が第2内周側軸方向面53(第2軸方向面)に含まれていてもよい。
また、図13に示す半径方向面凸部57および半径方向面凹部36と、図14に示す軸方向面凸部58および軸方向面凹部37とは、図15に示すように、組み合わされていてもよい。この場合、第1内輪部30と第2内輪部40との間の間隙を通って作動蒸気Sが漏洩することをより一層抑制できる。
以上述べた実施の形態によれば、過渡状態において、シール装置の軸方向位置の調整作業時間を短縮することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、当然のことながら、本発明の要旨の範囲内で、これらの実施の形態を、部分的に適宜組み合わせることも可能である。
1:蒸気タービン、3:タービンロータ、10:シール装置、20:ノズルダイアフラム、21:ダイアフラム外輪、22:ダイアフラム内輪、23:ノズル、30:第1内輪部、31:第1半径方向面、32:第1外周側軸方向面、33:第1内周側軸方向面、34:シム収容部、36:半径方向面凹部、37:軸方向面凹部、40:第2内輪部、51:第2半径方向面、52:第2外周側軸方向面、53:第2内周側軸方向面、54:締結ボルト貫通孔、57:半径方向面凸部、58:軸方向面凸部、61:第1シム、62:第2シム、70:締結ボルト、80:調整ボルト、83:外周面、85:円周溝、90:調整被螺合部、95:止めビス、G1〜G6:半径方向間隙

Claims (15)

  1. タービンロータに対向するシール装置が取り付けられるノズルダイアフラムであって、
    ダイアフラム外輪と、
    ダイアフラム内輪と、
    前記ダイアフラム外輪と前記ダイアフラム内輪との間に設けられたノズルと、を備え、
    前記ダイアフラム内輪は、前記ノズルの側に設けられた第1内輪部と、前記タービンロータの側に設けられた第2内輪部であって、前記第1内輪部に取り外し可能に取り付けられるとともに前記シール装置が取り付けられる第2内輪部と、を有し、
    前記第1内輪部は、半径方向に延びる第1半径方向面を含み、
    前記第2内輪部は、半径方向に延びるとともに前記第1半径方向面に対向する第2半径方向面を含み、
    前記第1半径方向面と前記第2半径方向面との間に第1シムが介在されていることを特徴とするノズルダイアフラム。
  2. 前記第2内輪部は、前記第1半径方向面、前記第2半径方向面および前記第1シムを貫通する締結ボルトによって、前記第1内輪部に取り外し可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のノズルダイアフラム。
  3. 前記締結ボルトは、前記第1内輪部および前記第2内輪部のうちの一方に対して螺合し、他方は当該締結ボルトが貫通する締結ボルト貫通孔を含み、
    前記第1内輪部と前記第2内輪部との間の半径方向間隙は、前記締結ボルトと前記締結ボルト貫通孔との間の半径方向間隙よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載のノズルダイアフラム。
  4. 前記第1半径方向面または前記第2半径方向面は、前記第1シムを収容するシム収容部を含んでいることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のノズルダイアフラム。
  5. 前記第1半径方向面と前記第2半径方向面との間に、前記第1シムの厚さとは異なる厚さを有する第2シムが介在されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のノズルダイアフラム。
  6. 前記第1半径方向面および前記第2半径方向面のうちの一方の面は、他方の面に向かって延びる半径方向面凸部を含み、当該他方の面は、前記半径方向面凸部を収容する半径方向面凹部を含んでいることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のノズルダイアフラム。
  7. 前記第1内輪部は、前記第1半径方向面の半径方向の両端のうちの一端から軸方向に延びる第1軸方向面を更に含み、
    前記第2内輪部は、前記第2半径方向面の半径方向の両端のうちの前記第1軸方向面に対応する一端から軸方向に延びるとともに、前記第1軸方向面に対向する第2軸方向面を更に含み、
    前記第1軸方向面および対応する前記第2軸方向面のうちの一方の面は、他方の面に向かって延びる軸方向面凸部を含み、当該他方の面は前記軸方向面凸部を収容する軸方向面凹部を含んでいることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のノズルダイアフラム。
  8. タービンロータに対向するシール装置が取り付けられるノズルダイアフラムであって、
    ダイアフラム外輪と、
    ダイアフラム内輪と、
    前記ダイアフラム外輪と前記ダイアフラム内輪との間に設けられたノズルと、を備え、
    前記ダイアフラム内輪は、前記ノズルの側に設けられた第1内輪部と、前記タービンロータの側に設けられた第2内輪部であって、前記第1内輪部に取り付けられるとともに前記シール装置が取り付けられる第2内輪部と、前記第1内輪部に対する前記第2内輪部の軸方向位置を調整する調整ボルトと、を有していることを特徴とするノズルダイアフラム。
  9. 前記第1内輪部は、半径方向に延びる第1半径方向面を含み、
    前記第2内輪部は、半径方向に延びるとともに前記第1半径方向面に対向する第2半径方向面を含み、
    前記調整ボルトは、前記第1半径方向面および前記第2半径方向面を貫通していることを特徴とする請求項8に記載のノズルダイアフラム。
  10. 前記調整ボルトは、前記第1内輪部および前記第2内輪部のうちの一方に対して回転可能であるとともに軸方向に係止され、他方に対して螺合していることを特徴とする請求項8または9に記載のノズルダイアフラム。
  11. 前記調整ボルトは、外周面に設けられた、当該調整ボルトの周方向に全周にわたって延びる円周溝を含み、
    前記円周溝に係止部材が挿入されていることを特徴とする請求項10に記載のノズルダイアフラム。
  12. 前記第1半径方向面および前記第2半径方向面のうちの一方の面は、他方の面に向かって延びる半径方向面凸部を含み、当該他方の面は、前記半径方向面凸部を収容する半径方向面凹部を含んでいることを特徴とする請求項9に記載のノズルダイアフラム。
  13. 前記第1内輪部は、前記第1半径方向面の半径方向の両端のうちの一端から軸方向に延びる第1軸方向面を更に含み、
    前記第2内輪部は、前記第2半径方向面の半径方向の両端のうちの前記第1軸方向面に対応する一端から軸方向に延びるとともに、前記第1軸方向面に対向する第2軸方向面を更に含み、
    前記第1軸方向面および対応する前記第2軸方向面のうちの一方の面は、他方の面に向かって延びる軸方向面凸部を含み、当該他方の面は前記軸方向面凸部を収容する軸方向面凹部を含んでいることを特徴とする請求項9または12に記載のノズルダイアフラム。
  14. 前記第2内輪部は、前記第1半径方向面および前記第2半径方向面を貫通する締結ボルトによって前記第1内輪部に取り外し可能に取り付けられ、
    前記締結ボルトは、前記第1内輪部および前記第2内輪部のうちの一方に対して螺合し、他方は当該締結ボルトが貫通する締結ボルト貫通孔を含み、
    前記第1内輪部と前記第2内輪部との間の半径方向間隙は、前記締結ボルトと前記締結ボルト貫通孔との間の半径方向間隙よりも小さいことを特徴とする請求項9、12および13のいずれか一項に記載のノズルダイアフラム。
  15. タービンロータと、
    前記タービンロータに対向するシール装置と、
    前記シール装置が取り付けられた請求項1乃至14のいずれか一項に記載の前記ノズルダイアフラムと、を備えたことを特徴とする蒸気タービン。
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