JP2017149817A - 熱可塑性樹脂組成物及びこれを用いた成形品。 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物及びこれを用いた成形品。 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017149817A JP2017149817A JP2016032006A JP2016032006A JP2017149817A JP 2017149817 A JP2017149817 A JP 2017149817A JP 2016032006 A JP2016032006 A JP 2016032006A JP 2016032006 A JP2016032006 A JP 2016032006A JP 2017149817 A JP2017149817 A JP 2017149817A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin composition
- acrylate
- rubber
- polycarbonate resin
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 0 C(*1)O[C@@]2[C@@]1OC*2 Chemical compound C(*1)O[C@@]2[C@@]1OC*2 0.000 description 1
Landscapes
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
Abstract
Description
ここで、従来広く用いられてきた芳香族ポリカーボネート樹脂の場合には樹脂そのものの耐衝撃性に優れていたが、イソソルビドを使用する場合には芳香族ポリカーボネート樹脂と比べて耐衝撃性に劣り、改良が必要となる。この問題に対し、ガラス転移温度の高いポリカーボネート樹脂とゴム質重合体とを含有するポリカーボネート樹脂組成物が耐衝撃性を高めるものとして提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、引用文献2については、それぞれ、イソソルビドを原料としてなるポリカーボネートにゴム質グラフト重合体を添加することが記載されているものの、さらなる耐衝撃性の改善、ヘーズの低減が求められていた。
つまり、本発明の目的は、成形品とした際に、耐衝撃性に優れ、ヘーズの低い熱可塑性樹脂組成物、これを成形してなる成形品を提供することである。
アクリル系樹脂組成物(B)が、アクリル系樹脂(B−1)およびゴム質グラフト重合体(B−2)を含有する熱可塑性樹脂組成物とすることで、耐衝撃性に優れ、ヘーズが低い成形品となることを見出し、本発明を完成するに至った。
[1]下記一般式(1)で表されるジヒドロキシ化合物に由来する構成単位を含むポリカーボネート樹脂(A)およびアクリル系樹脂組成物(B)を含有し、
アクリル系樹脂組成物(B)が、アクリル系樹脂(B−1)およびゴム質グラフト重合体(B−2)を含有するものである熱可塑性樹脂組成物。
[3]ゴム質グラフト重合体(B−2)は、ゴム部がアルキルアクリレート構造単位を有するものである[1]または[2]に記載の熱可塑性樹脂組成物。
[4][1]〜[3]のいずれか一項に記載の熱可塑性樹脂組成物を含有してなる成形品。
[5]ゴム質グラフト重合体(B−2)をアクリル系樹脂(B−1)に混合し、
下記一般式(1)で表されるジヒドロキシ化合物に由来する構成単位を含むポリカーボネート樹脂(A)に混合する熱可塑性樹脂組成物の製造方法。
[6]アクリル系樹脂組成物(B)中、アクリル系樹脂(B−1)とゴム質グラフト重合体(B-2)の構成重量比率が95/5〜5/95の範囲である[5]に記載の熱可塑性
樹脂組成物の製造方法。
[7]ゴム質グラフト重合体(B−2)は、ゴム部がアルキルアクリレート構造単位を有するものである[5]または[6]に記載の熱可塑性樹脂組成物の製造方法。
本発明に使用するポリカーボネート樹脂(A)は、下記式(1)で表されるジヒドロキシ化合物に由来する構造単位(a)を含むことを特徴とするポリカーボネート樹脂である。
られる。
本発明に使用するポリカーボネート樹脂(A)における他のジヒドロキシ化合物に由来する構造単位(b)の含有割合は、ポリカーボネート樹脂(A)中の全ジヒドロキシ化合物に由来する構造単位において、10モル%以上が好ましく、20モル%以上がより好ましく、30モル%以上が特に好ましい。また、60モル%以下が好ましく、50モル%以下がより好ましく、45モル%以下が特に好ましい。ポリカーボネート樹脂(A)中の他のジヒドロキシ化合物に由来する構造単位(b)が少なすぎると耐衝撃性が不足する可能性があり、多すぎると耐熱性が不足する場合がある。
また、1族金属化合物及び/又は2族金属化合物の形態としては通常、水酸化物、又は炭酸塩、カルボン酸塩、フェノール塩といった塩の形態で用いられるが、入手のし易さ、取扱いの容易さから、水酸化物、炭酸塩、酢酸塩が好ましく、色相と重合活性の観点からは酢酸塩が好ましい。
塩基性アンモニウム化合物としては、例えば、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド、テトラプロピルアンモニウムヒドロキシド、テトラブチルアンモニウムヒドロキシド、トリメチルエチルアンモニウムヒドロキシド、トリメチルベンジルアンモニウムヒドロキシド、トリメチルフェニルアンモニウムヒドロキシド、トリエチルメチルアンモニウムヒドロキシド、トリエチルベンジルアンモニウムヒドロキシド、トリエチルフェニルアンモニウムヒドロキシド、トリブチルベンジルアンモニウムヒドロキシド、トリブチルフェニルアンモニウムヒドロキシド、テトラフェニルアンモニウムヒドロキシド、ベンジルトリフェニルアンモニウムヒドロキシド、メチルトリフェニルアンモニウムヒドロキシド、ブチルトリフェニルアンモニウムヒドロキシド等が挙げられる。
また、上記ポリカーボネート樹脂(A)の透明性、色相、耐光性を特に優れたものとするために、触媒が、マグネシウム化合物、カルシウム化合物、及びバリウム化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種の金属化合物であるのが好ましく、マグネシウム化合物及びカルシウム化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種の金属化合物であるのが特に好ましい。
上記の中でも2族金属からなる群より選ばれた少なくとも1種の金属を含む化合物を用いる場合、金属換算量として、反応に供する全ジヒドロキシ化合物1モル当たり、好ましくは0.1μモル以上、更に好ましくは0.5μモル以上、特に好ましくは0.7μモル以上とする。また、上限としては、好ましくは20μモル、更に好ましくは10μモル、特に好ましくは3μモル、最も好ましくは2.0μモルである。
量である。
重合反応の形式は、公知の形式を用いることができ、バッチ式、連続式、あるいはバッチ式と連続式の組み合わせのいずれの方法でもよい。
また、押出されたポリカーボネート樹脂(A)を冷却しチップ化する際は、空冷、水冷等の冷却方法を使用するのが好ましい。空冷の際に使用する空気は、ヘパフィルター等で空気中の異物を事前に取り除いた空気を使用し、空気中の異物の再付着を防ぐのが望ましい。水冷を使用する際は、イオン交換樹脂等で水中の金属分を取り除き、さらにフィルターにて、水中の異物を取り除いた水を使用することが望ましい。用いるフィルターの目開きは、99%除去の濾過精度として10μm〜0.45μmであることが好ましい。
ポリカーボネート樹脂(A)の還元粘度が低すぎると樹脂組成物としたときの靱性が小さい可能性があり、還元粘度が大きすぎると、電気・電子機器部品や自動車内外装部品を成形する際の流動性が低下し、生産性や成形性を低下させる傾向がある。また、成形温度を適正以上に高くしなければならず、色調が悪化する場合がある。
尚、ポリカーボネート樹脂の還元粘度は、溶媒として塩化メチレンを用い、ポリカーボネート樹脂濃度を0.6g/dLに精密に調製し、温度20.0℃±0.1℃でウベローデ粘度管を用いて測定する。
本発明のポリカーボネート樹脂(A)の全光線透過率およびヘーズ(Haze)は、以下の方法により測定することができる。
3つのベント口および注水設備を供えた二軸押出機に連続的に溶融状態のポリカーボネート樹脂を供給し、該ポリカーボネート樹脂100質量部に対して、酸化防止剤としてイルガノックス1010(BASF・ジャパン株式会社製、ペンタエリスリトール−テトラキス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート])を0.1質量部、アデカスタブ2112(株式会社ADEKA製、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト)を0.05質量部および離型剤としてユニスターE−275(日油株式会社製)0.3質量部を連続的に添加するとともに、二軸押出機に具備された各ベント部にてフェノールなどの低分子量物を減圧脱揮した後、ペレタイザーによりペレット化を行う。
二軸押出機で混練したペレットについて、80℃で4時間予備乾燥したペレットを日本製鋼所製J75EII型射出成形機で、シリンダー温度230℃、成形サイクル45秒、金型温度60℃で、60mm×60mm×3mmtの平板を成形する。
日本電色工業社製ヘーズメーターNDH2000を使用し、D65光源にて上記試験片のヘーズ(Haze(%))および全光線透過率(%)を測定する。 本発明のポリカーボネート樹脂(A)の全光線透過率は、85%以上であることが好ましく、さらに88%以上であることが好ましく、特に90%以上であることが好ましい。この光線透過率が上記下限よりも高いと、熱可塑性樹脂組成物としたときの全光線透過率が高くなる。この光線透過率の測定方法の詳細は実施例の項で記載する。
なお、本発明の熱可塑性樹脂組成物には、ポリカーボネート樹脂(A)として、1種を単独で用いてもよく、他のジヒドロキシ化合物に由来する構造単位の種類や共重合割合、物性等の異なるものを2種以上混合して用いてもよい。
[アクリル系樹脂(B−1)]
本発明に用いるアクリル系樹脂(B−1)としては、熱可塑性樹脂としてのアクリル系樹脂が使用される。アクリル系樹脂に使用される単量体として以下の化合物が挙げられる。例えば、メタクリル酸メチル、メタクリル酸、アクリル酸、ベンジル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、i−ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−メトキシエチル(メタ)アクリレート、2−エトキシエチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ノルボルニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、アクリル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、コハク酸2−(メタ)アクロイルオキシエチル、マレイン酸2−(メタ)アクロイルオキシエチル、フタル酸2−(メタ)アクロイルオキシエチル、ヘキサヒドロフタル酸2−(メタ)アクリオイルオキシエチル、ペンタメチルピペリジル(メタ)アクリレート、テトラメチルピペリジル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート等が例示される。これらは、単独で重合して使用してもよく、2種類以上を重合して使用してもよい。これらの中でも、メタクリル酸アルキルとアクリル酸アルキルの少なくとも一方を用いるものが、耐衝撃性およびヘーズの低さから好ましい。また、これらのアクリル系単量体と重合され得る他の単量体、例えばポリオレフィン系単量体、ビニル系単量体等を併用してもよい。
前記アクリル系樹脂(B−1)の分子量は特に限定されるものではないが、重量平均分子量で3万以上、30万以下の範囲であれば、多層体として成形する際に流れムラ等の外観不良を生じることがなく、機械特性、耐熱性に優れた多層体を提供することができる。
本発明のゴム質グラフト重合体(B−2)は、好ましくは、ゴム部がアルキルアクリレート構造単位を有するものであり、さらに好ましくはゴム部がブタジエン構造単位及びアルキルアクリレート構造単位を有するものである。また、脂肪族系乳化剤を用いた乳化重合により得られたゴム質グラフト重合体ラテックスを、アルカリ土類金属塩を用いて凝析して回収して得られる。このゴム質グラフト重合体ラテックスは、好ましくは、ブタジエン構造単位及びアルキルアクリレート構造単位を有するゴムラテックスの存在下でビニル単量体(G)、好ましくは極性基を有するビニル単量体(P)を含有するビニル単量体(G)を重合して得られる。
ブタジエン構造単位及びアルキルアクリレート構造単位を有するゴムラテックスは、ブタジエン構造単位1〜99重量%、アルキルアクリレート構造単位99〜1重量%及びその他のビニル単量体構造単位0〜30重量%を有する(ただし、ゴムラテックス中の固形分全体を100重量%とする)ことが好ましい。また、ブタジエン構造単位1〜99重量%、アルキルアクリレート構造単位99〜1重量%及びその他のビニル単量体構造単位0〜10重量%を有することがより好ましい。ゴムラテックス中のブタジエン構造単位の含有率が1重量%以上であれば、耐衝撃性の点で好ましく、99重量%以下であれば、YI値(熱着色性)の点で好ましい。その他のビニル単量体構造単位が30重量%以下であれば、本発明のゴム質グラフト重合体と本発明のポリカーボネート樹脂の屈折率の差が小さくなるため好ましい。
ブタジエン単量体としては、特に限定されないが、ブタジエン、イソプレンなどのジエン系モノマー、例えば1,3−ブタジエンが挙げられる。
アルキルアクリレート単量体としては、特に限定されないが、例えばメチルアクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、ラウリルアクリレート、ステアリルアクリレート、t−ブチルアクリレートが挙げられる。
その他のビニル単量体としては、ブタジエン単量体やアルキルアクリレート単量体と共重合性の、単官能性又は多官能性のビニル単量体を用いることができる。その他のビニル単量体としては、例えば、アクリロニトリル、アルキルメタクリレートに代表される単官能性単量体;ジビニルベンゼン、エチレングリコールジメタクリレート、ブチレングリコールジアクリレート、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート等の多官能性単量体が挙げられる。その他のビニル単量体についても1種を単独で用いてもよく、2
種以上を併用してもよい。
ゴムラテックスの重合に用いる重合開始剤は特に限定されず、例えばアゾ系開始剤、過酸化物系開始剤を使用することができる。これらの重合開始剤は1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。重合開始剤の使用量は、通常原料として用いる単量体100重量部に対して0.05〜1.0重量部、特に0.1〜0.3重量部程度とすることが好ましい。
ゴム粒子の肥大化は、ゴムラテックスに対して肥大化剤を添加することで行うことができる。
肥大化剤は公知のものから任意に選択することができるが、酸基含有共重合体(K)及び/又は酸素酸塩(M)を用いることが好ましい。
酸基含有共重合体(K)の重合に用いられる不飽和酸としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、マレイン酸、フマール酸、ケイヒ酸、ソルビン酸及びp−スチレンスルホン酸が挙げられる。なかでも、入手しやすさ、及び取り扱いやすさの点で、アクリル酸、メタクリル酸が好ましい。これらの不飽和酸は1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
以上を併用してもよい。
酸基含有共重合体(K)に用いる単量体の割合としては、不飽和酸3〜40重量%、アルキルアクリレート97〜35質量及びその他の共重合可能な単量体0〜40重量%が好ましく、不飽和酸5〜35重量%、アルキルアクリレート95〜30質量及びその他の共重合可能な単量体0〜35重量%がより好ましい。組成が上記範囲内にあることで、肥大化を行う際のラテックスの安定性が優れ、肥大化して得られるゴムラテックスのゴム粒子径を制御しやすい。
酸素酸塩(M)は、酸素酸のアルカリ金属塩もしくはアルカリ土類金属塩、又は亜鉛、ニッケル及びアルミニウムの塩の中から選ばれた少なくとも一種の酸素酸塩(M)であることが好ましい。このような酸素酸塩(M)の例としては、硫酸、硝酸、リン酸等と、カリウム、ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、ニッケル、アルミニウムとの塩が挙げられる。酸素酸塩(M)は、肥大化を行う際の粒子径制御の行いやすさ、入手しやすさ、及び取り扱いやすさの点で、硫酸カリウム、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、硫酸アルミニウム、リン酸ナトリウム、リン酸マグネシウムなどが好ましい。
これらの酸基含有共重合体(K)及び酸素酸塩(M)を各々単独で用いる場合、酸基含有共重合体(K)の添加量はポリマー固形分としてゴムラテックスの固形分100重量部当たり0.1〜5重量部が好ましく、0.5〜4重量部がより好ましく、0.5〜3重量部がさらに好ましい。また、酸素酸塩(M)の添加量は、ゴムラテックスの固形分100重量部当たり0.1〜5重量部が好ましく、0.1〜4重量部がより好ましい。酸基含有共重合体(K)及び酸素酸塩(M)をこれらの範囲で添加することでゴムラテックス中のゴム粒子の肥大化がより効率的に行われ、得られる肥大化ゴムラテックスの安定性も大幅に向上する。
ゴムラテックスのpHは、ゴムラテックスの製造中に調製しても良いし、また、肥大化処理の前に別途行っても良い。
ビニル単量体(G)は、それを重合して得られる重合体のガラス転移温度が70〜120℃となる成分を用いることがゴム質グラフト重合体ラテックスを凝析して粉体として回収する際の回収性の点において好ましい。
−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、イソボロニル(メタ)アクリレート、t−ブチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、4−t−ブチルフェニル(メタ)アクリレート、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−t−ブチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、クロロスチレン、ブロモスチレン、ビニルトルエン、ビニルナフタレン、ビニルアントラセン、安息香酸ビニル、酢酸ビニル等が挙げられる。なお、ここで「(メタ)アクリレート」とは「アクリレート」と「メタアクリレート」の一方又は双方をさす。これらの単量体は1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
乳化重合法としては、単量体の一括添加重合、単量体の連続添加重合、多段階重合などの一般に知られている乳化重合法を採用することができ、乳化剤も単量体と同様にして添加することができる。
また、ゴム質グラフト共重合体ラテックスの重合に用いる乳化剤は、ゴムラテックスを重合する際の乳化剤と同じものを使用することができ、その使用量は、通常原料として用いる単量体100重量部に対して0.05〜3重量部、特に0.1〜2重量部程度とすることが好ましい。
ゴム質グラフト重合体ラテックスを凝析する際の凝析剤としては、硫酸、塩酸、リン酸、硝酸などの無機酸;酢酸などの有機酸;ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウムなどと無機酸、有機酸との塩などを用いることができる。これらの凝析剤は、単独であるいは2種以上組み合わせて用いることができる。その中でも得られるポリカーボネート樹脂組成物の黄変が防止できることからアルカリ土類金属塩が好ましく、硫酸塩を含まないアルカリ土類金属塩がより好ましく、酢酸カルシウムが特に好ましい。これらの凝固剤は水溶液として用い、その添加量は特に限定されるものではないが、ラテックスを充分に凝固させる量が使用される。例えば、ラテックス中のポリマーを100重量部とした場合、凝固剤の添加量は2重量部以上が好ましく、4重量部以上がより好ましい。また、10重量部以下が好ましく、8重量部以下がより好ましい。
アクリル系樹脂組成物(B)中、アクリル系樹脂(B−1)とゴム質グラフト重合体(B−2)の構成重量比率が95/5〜5/95の範囲であることが、耐衝撃性が良好となるため好ましく、90/10〜20/80の範囲であることが更に好ましく、80/20〜30/70の範囲であることがより好ましく、70/30〜40/60の範囲であることが最も好ましい。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物において、本発明のポリカーボネート樹脂(A)およびアクリル系樹脂組成物(B)の合計100重量部に対する本発明のアクリル樹脂組成物の含有量は10重量部以上、60重量部以下であることが好ましい。 本発明のアクリル樹脂組成物の含有量が上述の範囲から外れて少なすぎる場合には、充分な衝撃強度の改質効果が得られず、成形部材が破断するおそれがある。一方、上述の範囲から外れて多すぎる場合には、良好な成形性が損なわれて成形時にヤケが発生したり、透明性が損なわれたりするおそれがある。本発明のポリカーボネート樹脂組成物中の本発明のアクリル樹脂組成物の含有量は、本発明のポリカーボネート樹脂(A)およびアクリル系樹脂組成物(B)の合計100重量部に対して、より好ましくは15重量部以下、さらに好ましくは50重量部以下である。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物において、本発明のポリカーボネート樹脂(A)およびアクリル系樹脂組成物(B)の合計100重量部に対する本発明のゴム質グラフト重合体の含有量は1重量部以上、20重量部以下であることが好ましい。 本発明のゴム質グラフト重合体の含有量が上述の範囲から外れて少なすぎる場合には、充分な衝撃強度の改質効果が得られず、成形部材が破断するおそれがある。一方、上述の範囲から外れて多すぎる場合には、良好な成形性が損なわれて成形時にヤケが発生したり、透明性が損なわれたりするおそれがある。本発明のポリカーボネート樹脂組成物中の本発明のゴム質グラフト重合体の含有量は、本発明のポリカーボネート樹脂(A)およびアクリル系樹脂組成物(B)の合計100重量部に対して、より好ましくは15重量部以下、さらに好ましくは12.5重量部以下である。
本発明の熱可塑性樹脂組成物には、軋み音発生の抑制効果を維持できる範囲において、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、離型剤、着色剤、中和剤、帯電防止剤、滑剤、潤滑剤、可塑剤、難燃剤、充填剤等を添加することも出来る。
本発明の熱可塑性樹脂組成物には、シート成形時の冷却ロールからのロール離れ、或いは射出成形時の金型からの離型性をより向上させるなどのために、本発明の目的を損なわない範囲で離型剤が配合されていてもよい。
かかる離型剤としては、一価又は多価アルコールの高級脂肪酸エステル、高級脂肪酸、パラフィンワックス、蜜蝋、オレフィン系ワックス、カルボキシ基及び/又はカルボン酸無水物基を含有するオレフィン系ワックス、シリコーンオイル、オルガノポリシロキサン等が挙げられる。離型剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
ン酸モノグリセリド、ステアリン酸トリグリセリド、ペンタエリスリトールテトラステアレート、ベヘニン酸ベヘニルが好ましく用いられる。離型性と透明性の観点から離型剤としてより好ましいのはステアリン酸エステルである。
酸化防止剤としては樹脂に使用される一般的な酸化防止剤が使用できるが、酸化安定性、熱安定性、漆黒性等の観点から、ホスファイト系酸化防止剤、イオウ系酸化防止剤、およびフェノール系酸化防止剤が好ましい。
酸化防止剤の添加量が5質量部より多いと、成形時、金型を汚染し、優れた表面外観の成形品が得られないことがある。一方、0.001質量部未満であると、耐候試験に対する十分な改良効果が得られない傾向がある。
ホスファイト系酸化防止剤としては、トリフェニルホスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト、トリデシルホスファイト、トリオクチルホスファイト、トリオクタデシルホスファイト、
ジデシルモノフェニルホスファイト、ジオクチルモノフェニルホスファイト、ジイソプロピルモノフェニルホスファイト、モノブチルジフェニルホスファイト、モノデシルジフェニルホスファイト、モノオクチルジフェニルホスファイト、ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、2,2−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)オクチルホスファイト、ビス(ノニルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイト等が挙げられる。
これらの化合物は1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
イオウ系酸化防止剤としては、例えば、ジラウリル−3,3’−チオジプロピオン酸エステル、ジトリデシル−3,3’−チオジプロピオン酸エステル、ジミリスチル−3,3’−チオジプロピオン酸エステル、ジステアリル−3,3’−チオジプロピオン酸エステル、ラウリルステアリル−3,3’−チオジプロピオン酸エステル、ペンタエリスリトールテトラキス(3−メルカプトプロピオネート)、ペンタエリスリトールテトラキス(3−ラウリルチオプロピオネート)、グリセロール−3−ステアリルチオプロピオネート、ビス[2−メチル−4−(3−ラウリルチオプロピオニルオキシ)−5−tert−ブチルフェニル]スルフィド、オクタデシルジスルフィド、メルカプトベンズイミダゾール、2−メルカプト−6−メチルベンズイミダゾール、1,1’−チオビス(2−ナフトール)等が挙げられる。
これらの中でも、ペンタエリスリトールテトラキス(3−ラウリルチオプロピオネート)が好ましい。
これらの化合物は1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
フェノール系酸化防止剤としては、例えば、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−tert−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、1,6−ヘキサンジオール−ビス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、ペンタエリスリトール−テトラキス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、オクタデシル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−ベンジルホスホネート−ジエチルエステル、トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、4,4’−ビフェニレンジホスフィン酸テトラキス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)、3,9−ビス{1,1−ジメチル−2−[β−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ]エチル}−2,4,8,10−テトラオキサスピロ(5,5)ウンデカン、2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−エチルフェノール等の化合物が挙げられる。
トラキス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、1,6−ヘキサンジオール−ビス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン等が好ましく、ペンタエリスリトール−テトラキス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]が更に好ましい。
これらの化合物は1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
対光安定剤としては、ヒンダードアミン系光安定剤が挙げられ、その分子量は、1000以下が好ましく、900以下がより好ましい。分子量が1000を超えると、成形品としたときに耐候性が十分得られない可能性がある。また分子量は300以上が好ましく、400以上がより好ましい。分子量が300未満では、耐熱性に乏しく、成形時に金型を汚染し、優れた表面外観の成形品が得られないことがある。
ヒンダードアミン系光安定剤としては、特に、ピペリジン構造を複数有する化合物が好ましく、それら複数のピペリジン構造がエステル構造により連結されている化合物が好ましい。
本発明の熱可塑性樹脂組成物は、上記成分を所定の割合で同時に、または任意の順序でタンブラー、V型ブレンダー、ナウターミキサー、バンバリーミキサー、混練ロール、押出機等の混合機により混合して製造することができる。
本発明の熱可塑性樹脂組成物を用いて成形品を成形する際、任意の成形法を用いることができるが、射出成形、射出圧縮、射出プレス成形が好適に用いられる。その際に用いるランナーも、通常のコールドランナー方式だけでなく、ホットランナー方式を用いることも可能である。また、インサート成形、インモールドコーティング成形、二色成形、サンドイッチ成形等も可能である。さらに意匠性を得るために、断熱金型成形、急速加熱冷却金型成形を用いることも可能である。
ポリカーボネート樹脂組成物のペレットを、熱風乾燥機を用いて、90℃で6時間乾燥した。次に、乾燥したポリカーボネート共重合体又は樹脂組成物のペレットを射出成形機(日本製鋼所(株)製:J75EII型)に供給し、樹脂温度240℃、金型温度60℃、成形サイクル40秒間の条件で、機械物性用ISO試験片を成形した。前記で得られた機械物性用ISO試験片について、ISO179(2000年)に準拠してノッチ付シャルピー衝撃試験を実施した。この値が高いほど耐衝撃性が高いことを示す。
ポリカーボネート樹脂組成物のペレットを、熱風乾燥機を用いて、90℃で6時間乾燥した。次に、乾燥したポリカーボネート樹脂組成物のペレットを射出成形機(日本製鋼所社製:J75EII型)に供給し、樹脂温度240℃、金型温度60℃、成形サイクル40秒間の条件で、射出成形板(幅60mm×長さ60mm×厚さ2mm)を成形した。得られた射出成形板についてJIS K7105(1981年)に準拠し、ヘーズメーター(日本電色工業社製NDH2000)を使用し、D65光源にて前記試験片のヘーズを測定した。
下記条件を全て満たしたものを合格とした。
ノッチ付シャルピー衝撃強度:15kJ/m2以上
ヘーズ:60%以下
撹拌翼及び100℃に制御された還流冷却器を具備した重合反応装置に、イソソルビド(ISB、ロケットフルーレ社製:POLYSORB)とシクロヘキサンジメタノール(CHDM、イーストマン社製)、蒸留精製して塩化物イオン濃度を10ppb以下にしたジフェニルカーボネート(DPC、三菱化学(株)製)及び酢酸カルシウム1水和物を、
モル比率でISB/CHDM/DPC/酢酸カルシウム1水和物=0.70/0.30/1.00/1.3×10−6になるように仕込み、十分に窒素置換して、酸素濃度0.0005〜0.001体積%に調節した。続いて熱媒で加温を行い、内温が100℃になった時点で撹拌を開始し、内温が100℃になるように制御しながら内容物を融解させ均一にした。その後、昇温を開始し、40分で内温を210℃にし、内温が210℃に到達した時点でこの温度を保持するように制御すると同時に、減圧を開始し、210℃に到達してから90分で13.3kPa(絶対圧力、以下同様)にして、この圧力を保持するようにしながら、さらに60分間保持した。
その後、20分かけて内温230℃、圧力133Pa以下にして、所定撹拌動力になった時点で大気圧に復圧し、内容物をストランドの形態で抜出し、回転式カッターでカーボネート共重合体のペレットにした。
製造例1において、仕込み組成をISB/CHDM/DPC/酢酸カルシウム1水和物=0.50/0.50/1.00/1.3×10−6になるように変更した以外は、製造例1と同様にカーボネート共重合体のペレットにした。
なお、以下の実施例及び比較例で用いた化合物の略号は次の通りである。
ISB:イソソルビド(ロケットフルーレ社製、商品名:POLYSORB)
CHDM:1,4−シクロヘキサンジメタノール(イーストマン社製)
DPC:ジフェニルカーボネート(三菱化学(株)製)
VRL40:ゴム質グラフト重合体(メタクリル酸アルキル・アクリル酸アルキル・スチレン共重合物)含有ポリメタクリル酸メチル(PMMA)樹脂(三菱レイヨン社製、商品名:アクリペットVRL40)
VH:ゴム質グラフト重合体非含有ポリメタクリル酸メチル(PMMA)樹脂(三菱レイヨン社製、商品名:アクリペットVH)
W−450A:アクリル系ゴム(三菱レイヨン社製、商品名:メタブレンW−450A)
<酸化防止剤>
AS2112:ホスファイト系酸化防止剤(ADEKA社製、商品名:アデカスタブ2112)
IRGANOX1010:フェノール系酸化防止剤(BASFジャパン社製、商品名:IRGANOX1010)
LA−29:ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(ADEKA社製、商品名:アデカスタブLA−29)
LA−77:ヒンダードアミン系光安定剤(ADEKA社製、商品名:アデカスタブLA−77)
<離型剤>
E−275:ジステアリン酸グリコール(日油社製、商品名:ユニスターE−275)
製造例1において製造したカーボネート共重合体のペレット及びPMMA樹脂VRL40を用い、表1に示すポリカーボネート樹脂組成物配合で各成分を配合し、2つのベント口を有する日本製鋼所社製2軸押出機(LABOTEX30HSS−32)を用いて、押出機出口の樹脂温度が250℃になるようにストランド状に押し出し、水で冷却固化させた後、回転式カッターでペレット化した。この際、ベント口は真空ポンプに連結し、ベント口での圧力が500Paになるように制御した。熱可塑性樹脂組成物の評価を行い、結果を表1に示した。
製造例1及び製造例2において製造したカーボネート共重合体のペレット及びPMMA樹脂VRL40を用い、表1に示した組成となるようにした以外は、実施例1と同様に行い、ポリカーボネート樹脂組成物の製造と評価を行った。結果を表1に示す。
製造例1及び製造例2において製造したカーボネート共重合体のペレット及びPMMA樹脂VHを用い、表1に示した組成となるようにした以外は実施例1と同様に行った。結果を表1に示す。
製造例1において製造したカーボネート共重合体のペレット及びPMMA樹脂VH及びゴム質グラフト重合体W−450Aを用い、表1に示した組成となるようにした以外は、実施例1と同様に行い、ポリカーボネート樹脂組成物の製造と評価を行った。結果を表1に示す。
製造例2において製造したカーボネート共重合体のペレット及びゴム質グラフト重合体W−450Aを用い、表1に示した組成となるようにした以外は、実施例1と同様に行い、ポリカーボネート樹脂組成物の製造と評価を行った。結果を表1に示す。
Claims (7)
- アクリル系樹脂組成物(B)中、アクリル系樹脂(B−1)とゴム質グラフト重合体(B−2)の構成重量比率が95/5〜5/95の範囲である請求項1に記載の熱可塑性樹脂組成物。
- ゴム質グラフト重合体(B−2)は、ゴム部がアルキルアクリレート構造単位を有するものである請求項1または2に記載の熱可塑性樹脂組成物。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載の熱可塑性樹脂組成物を含有してなる成形品。
- ゴム質グラフト重合体(B−2)をアクリル系樹脂(B−1)に混合し、
下記一般式(1)で表されるジヒドロキシ化合物に由来する構成単位を含むポリカーボネート樹脂(A)に混合する熱可塑性樹脂組成物の製造方法。 - アクリル系樹脂組成物(B)中、アクリル系樹脂(B−1)とゴム質グラフト重合体(B−2)の構成重量比率が95/5〜5/95の範囲である請求項5に記載の熱可塑性樹脂組成物の製造方法。
- ゴム質グラフト重合体(B−2)は、ゴム部がアルキルアクリレート構造単位を有するものである請求項5または6に記載の熱可塑性樹脂組成物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016032006A JP2017149817A (ja) | 2016-02-23 | 2016-02-23 | 熱可塑性樹脂組成物及びこれを用いた成形品。 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016032006A JP2017149817A (ja) | 2016-02-23 | 2016-02-23 | 熱可塑性樹脂組成物及びこれを用いた成形品。 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017149817A true JP2017149817A (ja) | 2017-08-31 |
Family
ID=59738722
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016032006A Pending JP2017149817A (ja) | 2016-02-23 | 2016-02-23 | 熱可塑性樹脂組成物及びこれを用いた成形品。 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017149817A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008146719A1 (ja) * | 2007-05-23 | 2008-12-04 | Teijin Limited | ポリカ-ボネ-ト樹脂組成物 |
WO2009001670A1 (ja) * | 2007-06-05 | 2008-12-31 | Teijin Limited | ポリカーボネート樹脂組成物 |
JP2014201679A (ja) * | 2013-04-05 | 2014-10-27 | 三菱化学株式会社 | ポリカーボネート樹脂組成物、及びこれを用いた成形品 |
JP2015232091A (ja) * | 2014-06-10 | 2015-12-24 | 帝人株式会社 | 樹脂組成物 |
-
2016
- 2016-02-23 JP JP2016032006A patent/JP2017149817A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008146719A1 (ja) * | 2007-05-23 | 2008-12-04 | Teijin Limited | ポリカ-ボネ-ト樹脂組成物 |
WO2009001670A1 (ja) * | 2007-06-05 | 2008-12-31 | Teijin Limited | ポリカーボネート樹脂組成物 |
JP2014201679A (ja) * | 2013-04-05 | 2014-10-27 | 三菱化学株式会社 | ポリカーボネート樹脂組成物、及びこれを用いた成形品 |
JP2015232091A (ja) * | 2014-06-10 | 2015-12-24 | 帝人株式会社 | 樹脂組成物 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6519611B2 (ja) | ポリカーボネート樹脂組成物、及びこれを用いた成形品、フィルム、プレート、射出成形品 | |
KR101819442B1 (ko) | 폴리카보네이트 수지용 강화제, 폴리카보네이트 수지 조성물 및 성형품 | |
JP5970822B2 (ja) | ポリカーボネート樹脂組成物及びその成形品 | |
JP5853712B2 (ja) | ポリカーボネート樹脂組成物及びその成形品 | |
WO2014021475A1 (ja) | 樹脂組成物およびそれからの成形品 | |
BR112017003999B1 (pt) | Composição de moldagem e artigo moldado | |
JP2013203932A (ja) | ポリカーボネート樹脂組成物及び成形品 | |
JP2009144016A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
JP6229781B2 (ja) | ポリカーボネート樹脂組成物及び成形品 | |
JP6379602B2 (ja) | ポリカーボネート樹脂用強化剤、ポリカーボネート樹脂組成物及び成形品 | |
CN104559002B (zh) | 树脂组合物、其制造方法、成形体和导光板 | |
JP6957905B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物及びこれを用いた成形品。 | |
JP2017149817A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物及びこれを用いた成形品。 | |
JP6623752B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物、及びこれを用いた成形品。 | |
JP2023137301A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物及びこれを成形してなる成形品 | |
JP6264010B2 (ja) | 樹脂成形体の製造方法及びこの方法で得られる樹脂成形体 | |
JP2022151565A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物及びこれを成形してなる成形品 | |
JP7447641B2 (ja) | ポリカーボネート樹脂組成物及びその成形品 | |
JP2018076459A (ja) | ポリカーボネート樹脂組成物および成形体 | |
JP2007204554A (ja) | 光学用樹脂成形品およびそれからなる導光板および拡散板 | |
JP2016117821A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物、及びこれを用いた成形品 | |
JP2008023952A (ja) | 樹脂成形品の成形方法および光学用樹脂成形品 | |
JP2008031338A (ja) | 透明帯電防止樹脂成形品および各種成形品 | |
JP2008031339A (ja) | 透明押出成形品および各種成形品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20170421 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20180226 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180905 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190614 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190716 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20200303 |