JP2017149705A - 固形粉末化粧料 - Google Patents

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【課題】小道具へのとれが良好で、肌への伸びがよく化粧膜が均一で、塗布後つっぱり感がなく適度な保湿感を有し、化粧持続性に優れた水を用いて使用することを特徴とする固形粉末化粧料を提供すること。【解決手段】次の成分(a)〜(d)(a)疎水化処理粉末 5.0〜90.0質量%(b)炭酸カルシウム、及び/または硫酸カルシウム 5.0〜50.0質量%(c)イソステアリン酸ソルビタン、イソステアリン酸ポリグリセリル-2、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2、トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2から選ばれる1種または2種以上の界面活性剤 0.01〜5.0質量%(d)フィトステロール脂肪酸エステル 0.1〜10.0質量%を含有し、水を用いて使用することを特徴とする固形粉末化粧料。【選択図】 なし

Description

本発明は、粉体と油剤を含有し、水を用いて使用する固形粉末化粧料に関するものであり、更に詳しくは化粧料の小道具へのとれが良好で、肌への伸びがよく化粧膜が均一で、塗布後つっぱり感がなく適度な保湿感を有し、化粧持続性に優れた固形粉末化粧料に関するものである。
一般的に、固形粉末化粧料は備付けのスポンジ、ブラシ等の小道具を用いて肌に塗布される。通常、小道具は乾いたまま用いられるため、ユーザーは簡便に化粧することができる。
一方、化粧料塗布時の清涼感、肌への密着感、化粧持続性等を向上させるために、小道具に水を含ませて使用することができる固形粉末化粧料も上市されている。水使用するタイプは、通常、界面活性剤が配合されているため、水を含んだ小道具で使用すると、塗擦時に乳化状態となり密着感のある仕上がりとなる。
また、乾いた小道具でも、水を含ませた小道具でもどちらでも使用することができる両用ファンデーションは、季節を問わず好みに合わせて使い分けることができ、現在では固形粉末ファンデーションの主流である。
しかしながら、従来の固形粉末化粧料を水使用すると、塗布時の清涼感は得られるものの、水が蒸発する際、つっぱり感が生じる等の課題があった。また、水と粉体を良好に馴染ませるため親水性界面活性剤が配合されているものもあるが、親水性界面活性剤を配合すると汗にも馴染んでしまい、化粧持続性という点で充分とは言い難い。
これらの問題点を解決する方法として、フッ素系油剤を配合して、水が揮発する際の粉体同士の凝集力を弱める方法(特許文献1)、シリコーン系油を多量に配合する方法(特許文献2)、シリコーン系ゴム粉体を配合する方法(特許文献3)等が公知である。
しかし、特許文献1のフッ素油剤を配合する方法では肌へのつっぱり感は解消されるものの、水を含ませた小道具への化粧料の移り具合は悪く、肌上に形成される化粧膜の均一性が良好ではなかった。特許文献2のシリコーン系油剤を多量に配合する方法及び、特許文献3のシリコーン系ゴム粉体を配合する方法でも肌上への伸び広がりは良くなるものの、付着力が良好ではないため水が揮発した後、粉っぽくなるなど、化粧の持続性という点においても充分満足させることはできなかった。
化粧持続性を満足させるための技術として、親水性界面活性剤に加えポリビニルアルコール等の親水性皮膜剤を配合する技術(特許文献4)、非シリコーン系界面活性剤とシリコーン系界面活性剤を組合せて配合する技術(特許文献5)等が知られているが、上記親水性皮膜剤を配合する方法では化粧持続性は高められるが、塗布時に親水性皮膜剤が水を抱え込むため伸び広がりが悪く、仕上がった化粧膜の柔軟性に欠けるものであった。非シリコーン系界面活性剤とシリコーン系界面活性剤を組合せる技術では、水と粉体の混和性は良くなるが、汗や皮脂に対しても混和性が高く、化粧崩れの原因となり充分な持続性は得られていない。
特許3213867号公報 特公昭59−36881号公報 特許3666790号公報 特許3590236号公報 特許3860701号公報
このような実状から、小道具へのとれが良好で、肌への伸びがよく化粧膜が均一で、塗布後つっぱり感がなく適度な保湿感を有し、化粧持続性に優れた水を用いて使用することを特徴とする固形粉末化粧料の開発が望まれていた。
本発明者は、上記実状に鑑みて検討を重ねた結果、使用時に小道具に水を含ませて使用する固形粉末化粧料に(a)疎水化処理された粉末、(b)炭酸カルシウム、及び/または硫酸カルシウム、(c)イソステアリン酸ソルビタン、イソステアリン酸ポリグリセリル-2、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2、トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2から選ばれる1種または2種以上の界面活性剤、(d)フィトステロール脂肪酸エステルを組合せ、特定量配合することにより、小道具へのとれが良好で、肌への伸びがよく化粧膜が均一で、塗布後つっぱり感がなく適度な保湿感を有し、化粧持続性に優れた固形粉末化粧料が得られることを見出した。
すなわち本発明は、次の成分(a)〜(d)
(a)疎水化処理粉末 5.0〜90.0質量%
(b)炭酸カルシウム、及び/または硫酸カルシウム 5.0〜50.0質量%
(c)イソステアリン酸ソルビタン、イソステアリン酸ポリグリセリル-2、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2、トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2から選ばれる1種または2種以上の界面活性剤 0.01〜5.0質量%
(d)フィトステロール脂肪酸エステル 0.1〜10.0質量%
を含有し、水を用いて使用することを特徴とする固形粉末化粧料である。
さらに(e)ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、イソペンチルジオール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオールから選ばれる1種または2種以上を0.1〜5.0質量%含む固形粉末化粧料であることが好ましい。
さらに、上記(d)フィトステロール脂肪酸エステルが、ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス(ベヘニル/イソステアリル/フィトステリル)、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル、イソステアリン酸フィトステリル、オレイン酸フィトステリル、ヒドロキシステアリン酸フィトステリルから選ばれる1種または2種以上であることが好ましい。
本発明の固形粉末化粧料は、小道具に水を含ませて塗擦した際、小道具へのとれが良好で、塗布時は肌への伸びがよく化粧膜が均一で、塗布後つっぱり感がなく、適度な保湿感を有し、化粧持続性に優れているものであった。
以下本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられる疎水化処理粉末(a)は、表面がシリコーン類、フッ素化合物、金属石鹸、油剤、アシルグルタミン酸塩等の物質にて、公知の方法で疎水化処理された粉体を使用することができる。上記疎水化処理粉末は数多く市販され、汎用されている。疎水化処理の主目的は、水濡れによる色くすみ抑制、分散性向上、官能特性向上、湿潤性向上、粉塵性防止、表面活性抑制等が挙げられる。上記疎水化処理粉末のうち、特にシリコーン類によって処理された粉末を配合すると、肌への伸びがよく化粧膜が均一になるため好ましい。ジメチコン処理であるとさらに好ましい。
上記疎水化処理粉末(a)の基材となる粉末としては、特に限定されず、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄等の無機着色顔料、雲母チタン、ベンガラ被覆雲母チタン、酸化チタン被覆ガラスフレーク等の光輝性着色顔料、マイカ、タルク、カオリン、セリサイト、二酸化チタン、酸化亜鉛等の無機粒子等の化粧品において汎用される材料を使用することができる。特に、マイカやセリサイトを疎水化処理した粉末を用いると、小道具に水を含ませて塗擦した際の色変化が少なくなり、マイカやセリサイト特有の性質である小道具へのとれのよさも保たれるため好ましい。
上記疎水化処理粉末(a)としては、上述したもののうち、2種以上を併用して使用するものであってもよい。更に疎水化処理を行っていない粉末を上記疎水化処理粉末と併用して使用するものであってもよい。
疎水化処理粉末(a)の含有量は全成分中5.0〜90.0質量%である。上記下限は、10.0質量%であることがより好ましく、上記上限は80.0質量%がより好ましい。5.0質量%を下回ると、小道具に水を含ませて塗擦した際、固形粉末化粧料に水が染み込み、固形粉末化粧料の表面が濃く色くすみし、美感が損なわれる。染み込んだ水が揮発した後は、固形粉末化粧料表面に親水性顔料による膜状の色むらが生じる。また、化粧料を肌に塗布した際、化粧持続性が悪くなり好ましくない。90.0質量%を超えると、小道具に水を含ませて塗擦した際、小道具へのとれが悪くなり好ましくない。
上記炭酸カルシウム、及び/または硫酸カルシウム(b)は、親水・親油性であるが、水分・油分に濡れても色くすみがほとんどない粉末である。(b)を固形粉末化粧料に配合し、水を含ませた小道具で塗擦すると、固形粉末化粧料と水との混和性が向上し、小道具へのとれが良好になり、肌への伸びも良好になり、化粧料を肌に均一に付着させることができる。また、肌上から水が緩やかに揮散するようになり、化粧料塗布後の肌のつっぱり感を軽減させることができる。
上記成分(b)炭酸カルシウム、硫酸カルシウムのいずれも上記の効果が得られ、一般に市販されている重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、硫酸カルシウムを用いることができる。中でも、軽質炭酸カルシウム、硫酸カルシウムが好ましく、硫酸カルシウムがさらに好ましい。また、硫酸カルシウムは分子構造中に結晶水を有さない無水塩であっても結晶水を有する含水塩であっても、いずれであっても差し支えない。上記成分(b)の形状は不定形、粒状、球状、板状等を用いることができ、特に球状または板状であると使用感・仕上り感も良好となるため好ましい。上記成分(b)は必要に応じて公知の方法で表面処理されていてもよく、未処理品と表面処理品を併用するものであってもよい。
上記成分(b)の含有量は化粧料の全成分中5.0〜50.0質量%であり、単独または併用して配合して使用することができる。上記下限は8.0質量%であることがより好ましく、上記上限は40.0質量%であることがより好ましい。5.0%質量を下回ると、固形粉末化粧料の小道具へのとれが少なく、美しい化粧仕上りが得られない。また、50.0質量%を超えると、固形粉末化粧料と水とのなじみが過剰になり、小道具へバサバサと塊でとれたり、水が揮散した後の打型品表面に色むらを生じる等の問題がある。従来、これらの粉体は固形粉末化粧料中に凹凸補正や化粧持続性の向上を目的として配合されていたが、水を用いて使用する固形粉末化粧料に上記範囲の量で配合すると、小道具へのとれが良好になる。
本発明における(c)イソステアリン酸ソルビタン、イソステアリン酸ポリグリセリル-2、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2、トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2から選ばれる1種または2種以上の界面活性剤は、親油性の界面活性剤であり、油剤と混和させて用いることができる。親水性界面活性剤では、固形粉末化粧料を水を含ませた小道具で使用するとき、小道具へバサバサと塊でとれるようになり、また、化粧持続性等の使用性が著しく悪くなるため好ましくない。
上記成分(c)の含有量は化粧料の全成分中の0.01〜5.0質量%である。0.01質量%を下回ると、水との混和性が悪化し、固形粉末化粧料の小道具へのとれが少なくなり好ましくなく、5.0質量%を超えると、化粧持続性が低下する。
上記成分(d)フィトステロール脂肪酸エステルは、本発明の固形粉末化粧料に配合し、水を含ませた小道具で肌に塗布すると、肌上から水が緩やかに揮散するようになり、化粧料塗布後の肌のつっぱり感を軽減させ、保湿感を与えることができる。特にペースト状のフィトステロール脂肪酸エステルであると、肌への密着感や保湿感、固形粉末化粧料の落下衝撃耐性にも優れ好ましい。
上記成分(d)は、一般に市販されているフィトステロール脂肪酸エステルの1種または2種以上を用いることができるが、ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス(ベヘニル/イソステアリル/フィトステリル)、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル、イソステアリン酸フィトステリル、オレイン酸フィトステリル、ヒドロキシステアリン酸フィトステリルが好ましく、ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリルが特に好ましい。
上記成分(d)の含有量は0.1〜10.0質量%である。0.1質量%未満であると、官能特性の向上が充分ではなく、10.0質量%を超えるとベタツキが生じたり、パフへとれにくくなるなど、官能特性が悪化する。上記下限は、0.5質量%であることがより好ましく、上記上限は5.0質量%であることがより好ましい。
また、さらに成分(e)として、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、イソペンチルジオール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオールから選ばれる多価アルコールの1種または2種以上を含むことが好ましい。これらは市販品として容易に入手することができる。(e)を使用すると、固形粉末化粧料を水を含ませた小道具で使用するとき、固形粉末化粧料と水との混和性が向上し、小道具へのとれが良好になり、肌への伸びも良好になり、化粧料を肌に均一に付着させることができる。また、肌上から水が緩やかに揮散するようになり、化粧料塗布後の肌のつっぱり感を軽減する。(e)の含有量は0.1〜5.0質量%が好ましい。
なお、上述した成分(c)、成分(d)と併用して含有することができる(c)、(d)以外の油剤としては、化粧料において汎用される油剤であれば特に限定されず、植物性、動物性、鉱物性等の液状油、ワックス、ペースト状油等の任意のものを1種または2種以上使用することができる。上記(c)、(d)以外の油剤の含有量は、化粧料中の全成分中1.0〜15.0質量%が好ましい。
本発明の固形粉末化粧料には、上記必須成分に加えて、化粧料分野において一般に用いられる薬効成分、着香剤、清涼剤、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、懸濁剤、安定化剤、湿潤剤、抗酸化剤、pH調整剤、粘度調整剤、着色剤、防腐剤等を配合することができる。
本発明の固形粉末化粧料は、例えば白粉、ファンデーション、頬紅、アイシャドウ、サンケア製品、ボディ化粧品等の製品への応用が可能である。
以下に、実施例を示して本発明を更に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、配合量はすべて質量%を表す。
実施例に先立ち、本発明で用いた評価方法を説明する。
評価方法:水を含ませた小道具へのとれ、塗布時の伸び、化粧膜の均一さ(ムラ付きでないか)、つっぱり感がなく保湿感を感じるか、化粧持続性について化粧品評価専門パネル20名に実施例および比較例の化粧料を使用してもらい、各項目で各自が以下の基準に従って5段階評価し、化粧料毎に評点を付し、さらに全パネルの評点の平均点を以下の4段階の判定基準に従って判定した。尚、化粧持続性については、化粧料塗布直後の状態と塗布後5時間(日常生活)の状態を比較した。
(評価基準)
評価結果 : 評点
非常に良好: 5点
良好 : 4点
普通 : 3点
やや不良 : 2点
不良 : 1点
(判定基準)
評点の平均点 : 判定
4.5以上 : ◎
3.5以上〜4.5未満: ○
1.5以上〜3.5未満: △
1.5未満 : ×
(実施例1〜5及び比較例1〜7)
表1、2に示した各原料を用いて以下に示す製法に従って固形粉末化粧料を製造した。
(製法)
A. 油剤成分19〜26を75℃に加熱溶解し、均一に分散する。
B. 粉末成分1〜18をヘンシェルミキサーで均一に分散する。
C. Bをヘンシェルミキサーで攪拌しながら、Aを添加し、均一分散して化粧料基剤を得る。
D. Cの化粧料基剤を加圧成型しパウダーファンデーションを得た。
表1から明らかなように、本発明のパウダーファンデーションは、水を含ませたスポンジで良好にとれ、塗布時の伸びがよく、化粧膜が均一で、つっぱり感がなく保湿感があり、化粧持続性に優れたものであった。
なお、表1中の各成分は、以下のものを使用した。
*1 タルクJA−46R (浅田製粉社製)
*2 SA−タルクJA−46R (三好化成社製)
*3 セリサイトFSE (三信鉱工社製)
*4 SA−セリサイトFSE (三好化成社製)
*5 FHS−3 セリサイトFSE (大東化成工業社製)
*6 SA−チタンCR−50(80%) (三好化成社製)
*7 CR−50 (石原産業社製)
*8 SI−2チタンMT−500SA (大東化成工業社製)
*9 SIRS−4 ZnO−610 (大東化成工業社製)
*10 TISG-2 (HLB 3) (日本エマルジョン社製)
*11 SI-10RV (HLB 5) (日光ケミカルズ社製)
*12 レオドール TW−O120V (HLB 15) (花王社製)
実施例6:固形白粉
(1) アシルグルタミン酸塩3.5%処理酸化鉄 0.35
(2) アシルグルタミン酸塩3.5%処理群青 0.05
(3) アシルグルタミン酸塩3.5%処理タルク(*13) 残量
(4) アシルグルタミン酸塩3.5%処理マイカ(*14) 20.00
(5) アシルグルタミン酸塩3.5%処理 酸化チタン(70%)・タルク(30%)混合品
(*15)
2.00
(6) 硫酸カルシウム・二水塩 5.00
(7) (ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー 5.00
(8) 窒化ホウ素 3.00
(9) パラベン 0.30
(10)ワセリン 0.50
(11)ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル) 1.00
(12)ジメチコン(20cs) 2.00
(13)イソノナン酸イソノニル 1.00
(14)トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 3.50
(15)イソステアリン酸ポリグリセリル−2(*16) 1.00
(16)トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2(*10) 1.00
(17)1,3−ブチレングリコール 1.00
*13 NAI‐タルクJA‐46R(三好化成社製)
*14 NAI−セリサイトFSE(三好化成社製)
*15 NAI−チタンCR‐50(70%)(三好化成社製)
*16 NIKKOL DGMIS (HLB 5.5)(日光ケミカルズ社製)
(製法)上記実施例1〜5及び比較例1〜7と同様の方法で固形白粉を得た。
実施例7:頬紅
(1) パーフルオロオクチルトリエトキシシラン3.0%処理酸化鉄 6.30
(2) ジメチコン2.0%処理赤色226 0.50
(3) アシルグルタミン酸塩3.5%処理タルク(*13) 残量
(4) ジメチコン2.0%処理合成金雲母(*17) 10.00
(5) ジメチコン2.0%処理雲母チタン(*18) 4.00
(6) 硫酸カルシウム・二水塩 30.00
(7) ミリスチン酸亜鉛 2.00
(8) 窒化ホウ素 1.00
(9) (ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマー 1.00
(10)シリカ 1.00
(11)リンゴ酸ジイソステアリル 1.00
(12)水添ポリデセン(*19) 3.00
(13)ジメチコン(20cs) 2.00
(14)イソノナン酸イソノニル 1.00
(15)ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル) 2.00
(16)イソステアリン酸ソルビタン(*11) 1.00
(17)ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(*20) 0.50
*17 SA‐合成マイカ9WB(三好化成社製)
*18 SA‐ティミロンMP‐115(三好化成社製)
*19 ノムコートHP−100(日清オイリオ社製)
*20 DISG−2 (HLB4)(日本エマルジョン社製)
(製法)上記実施例1〜5及び比較例1〜7と同様の方法で頬紅を得た。
実施例8:アイシャドウ
(1) ジメチコン2.0%処理酸化鉄 8.00
(2) ジメチコン2.0%処理赤色226 0.20
(3) タルク(*21) 残量
(4) アシルグルタミン酸塩3.5%処理マイカ(*14) 10.00
(5) ジメチコン2.0%処理ベンガラ被覆雲母チタン(*22) 20.00
(6) ジメチコン2.0%処理雲母チタン(*23) 8.00
(7) 硫酸カルシウム・半水塩 18.00
(8) 軽質炭酸カルシウム 15.00
(9) シリカ球状粉末 1.00
(10)マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル 1.00
(11)ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル 1.00
(12)リンゴ酸ジイソステアリル 4.00
(13)イソステアリン酸ソルビタン(*11) 0.50
(14)ジプロピレングリコール 1.00
(15)ジカプリン酸ネオペンチルグリコール 3.00
*21 タルクJA−13R(浅田製粉社製)
*22 SA‐クロイゾネゴールド(三好化成社製)
*23 SA‐ティミロン スーパーグリーン(三好化成社製)
(製法)上記実施例1〜5及び比較例1〜7と同様の方法でアイシャドウを得た。
本願発明の水を用いて使用する固形粉末化粧料は、上述したように水を含ませた小道具で良好にとれ、塗布時の伸びがよく、化粧膜が均一で、つっぱり感がなく保湿感があり、化粧持続性に優れたものであり、白粉、ファンデーション、頬紅、アイシャドウ、サンケア製品、ボディ化粧品等の化粧料に好適に使用することができる。

Claims (3)

  1. 次の成分(a)〜(d)
    (a)疎水化処理粉末 5.0〜90.0質量%
    (b)炭酸カルシウム、及び/または硫酸カルシウム 5.0〜50.0質量%
    (c)イソステアリン酸ソルビタン、イソステアリン酸ポリグリセリル-2、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2、トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2から選ばれる1種または2種以上の界面活性剤
    0.01〜5.0質量%
    (d)フィトステロール脂肪酸エステル 0.1〜10.0質量%
    を含有し、水を用いて使用することを特徴とする固形粉末化粧料。
  2. (e)ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、イソペンチルジオール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオールから選ばれる1種または2種以上を0.1〜5.0質量%含むことを特徴とする請求項1記載の固形粉末化粧料。
  3. (d)フィトステロール脂肪酸エステルが、
    ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス(ベヘニル/イソステアリル/フィトステリル)、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル、イソステアリン酸フィトステリル、オレイン酸フィトステリル、ヒドロキシステアリン酸フィトステリルから選ばれる1種または2種以上である請求項1または2記載の固形粉末化粧料。

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