JP2017149011A - テープ印字装置及び装飾テープ作成プログラム - Google Patents

テープ印字装置及び装飾テープ作成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】印字済み装飾テープを使用時に屈曲させたときの、テープ両端近傍部分における視覚的な美観を向上できるテープ印字装置を提供する。
【解決手段】テープ印字装置の制御部のCPUは、装飾用被印字テープに印字形成するための、1つ又は2つの文字列の入力を受け付け、リボンRBの全長を設定し、受け付けられた1つ又は2つの文字列に対して所定の装飾テープ用処理を施して生成した2つの処理後文字列を、設定された全長を備えた装飾用被印字テープのテープ長さ方向一端部及び他端部に配置した印字データを生成し、生成された印字データを用いてプラテンローラ及びサーマルヘッドを連携して制御し、全長を備えたリボンRBを作成する。
【選択図】図8

Description

本発明は、装飾用被印字テープに対し所望の印字を行うテープ印字装置、及び、当該テープ印字装置に用いられる装飾テープ作成プログラムに関する。
被印字テープに対し所望の印字を行う印字装置が既に知られている(例えば、特許文献1参照)。この印字装置では、線材または棒材の被貼着物に周回するように貼着させる透光性の被印字テープに対し、その周回方向で非印刷領域となる端縁部にオーバーレイするよう逆側の端縁部に印刷領域を設定する。これにより、線材または棒材の被貼着物に周回するように貼着させる際に、一方の端縁部の印刷領域の上に逆側の端縁部の非印刷領域をオーバーレイするよう周回して貼着することで、印刷領域における印字の耐久性を向上できる。
特開2004−216833号公報
上記従来技術の印字装置においては、被印字テープが線材または棒材の被貼着物に周回するよう貼着することを前提として、一方の端縁部だけに印刷領域を設定して印字していた。
しかしその一方で、箱体等も含む物品の梱包や包装、または複数の線材等の結束などに使用されるリボンには、装飾の目的で印字を施される場合が多い。このリボンのような印字済み装飾テープを、ユーザが、使用時に屈曲させて(例えば両端部近傍同士を互いに重ね合わせてループ状にして)使用する場合がある。上記従来技術では、上記のように屈曲させたときに左・右(又は上・下)に突出するテープ両端近傍において、視覚的に美観を向上できる印字態様について特に考慮されていなかった。
本発明の目的は、印字済み装飾テープを使用時に屈曲させたときの、テープ両端近傍部分における視覚的な美観を向上できる、テープ印字装置及び装飾テープ作成プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、装飾用被印字テープを搬送させるための搬送手段と、搬送手段により搬送される前記装飾用被印字テープに印字を形成し、印字済み装飾テープを作成する印字手段と、を有するテープ印字装置であって、前記装飾用被印字テープに印字形成するための、1つ又は2つの文字列の入力を受け付ける文字列受付手段と、前記印字済み装飾テープの全長を設定する全長設定手段と、前記文字列受付手段により受け付けられた前記1つ又は2つの文字列に対して所定の装飾テープ用処理を施して生成した2つの処理後文字列を、前記全長設定手段により設定された前記全長を備えた前記装飾用被印字テープの、テープ長さ方向一端部及び他端部に配置した、印字データを生成する印字データ生成手段と、前記印字データ生成手段により生成された前記印字データを用いて前記搬送手段及び前記印字手段を連携して制御し、前記全長を備えた前記印字済み装飾テープを作成する連携制御手段と、を有することを特徴とする。
本願発明のテープ印字装置においては、文字列受付手段で受け付けた1つ(又は2つ)の文字列の入力結果と、全長設定手段で設定されたテープの全長とに応じて、印字データ生成手段が印字データを生成する。この生成された印字データを用いて連携制御手段が印字手段及び搬送手段を連携して制御することにより、印字済み装飾テープが生成される。
このとき、印字データ生成手段が生成する印字データにおいては、上記全長設定手段で設定された全長を備えた装飾用被印字テープの一端部及び他端部に、2つの文字列(処理後文字列)が配置されている。これら2つの処理後文字列は、文字列受付手段により受け付けられた上記1つ(又は2つ)の文字列に対し、所定の装飾テープ用処理が施されたものである。
具体的には、例えば、テープ長さ方向一端部に第1文字列を配置するとともにテープ長さ方向他端部に別の第2文字列を配置するとき、第1文字列及び第2文字列それぞれについて、対応するテープ端(一端又は他端)から各文字列のテープ長さ方向中心部までの距離を等しくする。この結果、ユーザが、使用時に、印字済み装飾テープの両端部近傍同士を互いに重ね合わせて屈曲させたとき、左・右(又は上・下)に突出したテープ両端近傍部分において、互いに異なる内容の第1文字列及び第2文字列についてそれらの配置位置を見た目上で略同一位置とすることが可能となる。
あるいは、例えば、テープ長さ方向一端部に1つの文字列を第1配列方向(例えば文字列の各文字が正立する態様)で配置しつつ、テープ長さ方向他端部に1つの文字列を第2配列方向(例えば上記第1配列方向から180°回転させた、文字列の各文字が倒立する態様)で配置する。この場合、ユーザが、使用時に、印字済み装飾テープの両端部近傍同士を互いに重ね合わせて屈曲させたとき、左・右(又は上・下)に突出したテープ両端近傍部分において、視覚上、上記一端部の文字列も上記他端部の文字列も正立した表記態様とすることが可能となる。
以上のようにして、本願発明においては、印字済み装飾テープを上記屈曲させたとき左・右に突出するテープ両端近傍部分を、視覚的に同等の外観とすることができる。この結果、視覚的な美観を向上することができる。
本発明によれば、印字済み装飾テープを屈曲させたときの、テープ両端近傍部分における視覚的な美観を向上することができる。
本発明の第1実施形態によるテープ印字装置の全体構成を表す斜視図である。 着脱カバーが取り外された状態におけるテープ印字装置の内部構造を表す斜視図である。 カートリッジの内部構造を表す平面図である。 制御系の機能的な構成を示す機能ブロック図である。 作成されたリボンの外観の一例を表す平面図である。 作成されたリボンの使用例を表す図である。 作成されたリボンの他の使用例を表す図である。 リボンが作成される流れを説明するための説明図である。 CPUが実行する制御手順を表すフローチャートである。 リボンの上にさらに別の飾りを装着する変形例を表す図である。 リボンの使用例を表す図である。 リボンをかぶと巻きにする変形例を表す図である。 円柱状の対象物の端部に貼り付ける変形例を表す図である。 縦書き文字列の変形例において、リボンが作成される流れを説明するための説明図である。 作成されたリボンの使用例を表す図である。 本発明の第2実施形態において作成されるリボンの外観の一例を表す平面図である。 作成されたリボンの使用例を表す図である。 リボンが作成される流れを説明するための説明図である。 CPUが実行する制御手順を表すフローチャートである。 本発明の第3実施形態において作成されるリボンの外観の一例を表す平面図である。 作成されたリボンの使用例を表す図である。 本発明の第4実施形態において作成されるリボンの外観の一例を表す平面図、及び、リボンの使用例を表す図である。 作成されるリボンの外観の他の例を表す平面図、及びリボンの使用例を表す図である。 作成されるリボンの外観の他の例を表す平面図、及びリボンの使用例を表す図である。 ネットワーク構成とした変形例における全体概要図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。なお、以下の各図内に「前」「後」「左」「右」「上」「下」の注記がある場合は、明細書中内の説明における、前方、後方、左方、右方、上方、下方とは、その注記された方向を指す。
本発明の第1実施形態を図1〜図15により説明する。
<装置の外観概略構造>
図1に示すように、テープ印字装置1は、ユーザ(使用者、操作者)の手によって把持されるいわゆるハンディ型のテープ印字装置である。このテープ印字装置1の筐体6は、装置前面を構成する前カバー6Aと、装置後面を構成する後カバー6Bとで構成されている。さらにこの後カバー6Bは、種々の機構を内蔵する後カバー本体6B1と、カートリッジ31(後述の図3参照)や乾電池(図示せず)を着脱する際に後カバー本体6B1より取り外し可能な着脱カバー6B2とで構成されている。
上記前カバー6Aの上側には、各種設定画面等を表示するための表示部550が設けられている。この表示部550の前面は、例えば透明のアクリル板等であるカバーパネル2Aによって覆われている。カラーパネル2Aの下側には、テープ印字装置1を操作するための操作部3が設けられている。この操作部3には、文字、記号及び数字等の文字キーや種々の機能キーや適宜のボタン等が含まれている。ユーザが、印字形成したい内容を操作部3の操作に基づき入力することで、対応する印字データが生成され、その内容は表示部550において表示される。また上記後カバー本体6B1の右側上端には、上記のようにして印字が形成された装飾用被印字テープ301(後述の図3参照)を切断するためのカットレバー4が設けられている。
<装置の内部構造>
テープ印字装置1の内部構造を図2を用いて説明する。図2に示すように、上記前カバー6A及び上記後カバー本体6B1の内部には、例えば樹脂により成形されたフレーム13が配設されている。そして、このフレーム13の後側上部には、カートリッジ31(後述の図3参照)を着脱するために凹状に形成された平面視矩形状のカートリッジホルダ7が設けられている。
カートリッジホルダ7の下側には、駆動モータ(図示せず)を収納するためのモータ収納部5が設けられている。モータ収納部5のさらに下側には、乾電池を収納するための電池収納部9が設けられている。
上記フレーム13の上部には、装飾用被印字テープ301(後述の図3参照)を外部に排出するための排出スリット24が形成されている。また、フレーム13の右側上部には、ローラホルダ17が設けられている。ローラホルダ17の後側には、当該ローラホルダ17を覆うように設けられ、板状形状を有した合成樹脂製の板部25が設けられている。この板部25の上部には、開口部である突起部挿入口10が設けられている。また、後カバー本体6B1の上端部にはロック穴11が設けられ、下端部にはロック穴12が2箇所設けられている。
上記フレーム13の略中央部には凹状に形成されたギア用凹部26が設けられている。ギア用凹部26には、ギア(図示せず)が設けられており、当該ギアの歯部は隠蔽用傘部114によって覆われ露出しない構造となっている。そして、ギアの後側には、インクリボン55(後述の図3参照)を巻き取るためのリボン巻取軸14が立設されている。
また、リボン巻取軸14の右側にはリブ30が立設されている。このリブ30の右側面には矩形状の放熱板であるヒートシンク15が設けられている。そして、リブ30と排出スリット24との間には、ローラ軸20が立設されている。ローラ軸20の左側には、凸部27が立設されている。この凸部27は、カートリッジ31の凹部(図示せず)に挿入されることで、カートリッジ31の前後方向の位置決めをする。
また、上記フレーム13のうち上記排出スリット24の近傍には、カッタ刃を備えるカッタホルダ(図示せず)を内部に収容したガイドホルダ40が設けられている。
また、上記排出スリット24の近傍には、リブ42がフレーム13と一体的に形成されている。排出スリット24より右側に形成されたリブ42は、上記板部25の平面状の後面部25Aに対し垂直に立設されている。
<カートリッジ内部構造>
カートリッジ31の内部構造を図3により説明する。図3に示すように、カートリッジケース33内の左側下部には、インクリボン55を巻回したリボンスプール56が回転可能に配置されている。このリボンスプール56から繰り出されたインクリボン55は、カートリッジ開口371に向けて案内される。
リボンスプール56の斜め左上方に隣接する側には、リボン巻取スプール57が回転可能に配置されている。このリボン巻取スプール57は、リボンスプール56からインクリボン55を引き出すと共に、文字や図像等の印字で消費されたインクリボン55を巻き取る。また、カートリッジ31の左上側には、装飾用被印字テープロール53(本来は渦巻き状であるが簡略化して単純な円形で図示している)を有している。この装飾用被印字テープロール53は、装飾用被印字テープ301が、テープ長さ方向と直交する方向(図3紙面に向かって垂直方向)の軸心を備えたリール部54に巻回されてロール化されたものである。装飾用被印字テープ301は、布材料で構成された印字済み装飾テープであるリボン用テープ(後述する装飾目的のリボンRBを作成するためのテープ)であり、その表面にインクリボン55と重ねられることでインクの熱転写により印字が行われる被印字材料である。
カートリッジホルダ7に装着されたカートリッジ31の右側には、プラテンローラユニット18と排出ローラユニット19とを備えたアーム状のローラホルダ17が、軸支部171を中心に左右方向に揺動可能に設けられている。上記着脱カバー6B2が取り付けられると、突起部(図示せず)によりローラホルダ17がカートリッジ31方向に移動する。これにより、ローラホルダ17に設けられた排出ローラユニット19とプラテンローラユニット18とが印字位置(図3に示す位置)に移動する。
上記プラテンローラユニット18は、ヒートシンク15の右側に配置されている。プラテンローラユニット18には、プラテンローラ182(搬送手段に相当)とプラテンローラ用ギア(図示せず)とが設けられている。プラテンローラ182は、ヒートシンク15の右側面に設けられたサーマルヘッド16(印字手段に相当)に対向する位置に配置されている。
サーマルヘッド16は、複数の発熱素子を備えており、排出ローラ192、プラテンローラ182等により搬送される装飾用被印字テープ301に対し、所望の印字形成を行う。プラテンローラ用ギアは、フレーム13の前側に設けられたギア(図示せず)に噛合されており、駆動モータから動力を伝達されたプラテンローラ用ギアが回転することで、プラテンローラ182が回転する。これにより、プラテンローラユニット18が印字位置に移動した際に、プラテンローラ182は、装飾用被印字テープ301とインクリボン55とをサーマルヘッド16に対して押圧しつつ、上記装飾用被印字テープ301をその回転により排出ローラユニット19の方向へ搬送する。
排出ローラユニット19には、排出ローラ192と排出ローラ用ギア(図示せず)とが設けられている。排出ローラ192は、ローラ軸20に対向する位置に配置されおり、装飾用被印字テープ301を、上記排出スリット24へ向かう搬送経路(図3中、矢印ア,イ,ウ参照)に沿って搬送する。ローラ軸20は、円柱状に形成された円柱部201と、この円柱部201の外周から外側に向かって放射状に形成された6個のリブ202とから構成されている。また、ローラ軸20は、カートリッジ31に設けられた搬送ローラ39の軸孔391に挿入され、搬送ローラ39を回転可能に支持している。
排出ローラ用ギアは、上記フレーム13の前側に設けられたギア(図示せず)に噛合されており、駆動モータから動力を伝達された排出ローラ用ギアが回転することで、排出ローラ192が回転する。これにより、排出ローラユニット19が印字位置に移動した際に、排出ローラ192は、装飾用被印字テープ301を、ローラ軸20に回転可能に支持された搬送ローラ39に対して押圧する。これにより、上記のようにしてサーマルヘッド16により印字が行われた上記装飾用被印字テープ301が排出口59より排出される。その後の装飾用被印字テープ301の搬送経路は、排出ローラ192等により、搬送されて上記排出スリット24へ案内され、当該排出スリット24からテープ印字装置1の外部に排出される。その後、ユーザがカットレバー4を操作することで、上記カッタ刃によって装飾用被印字テープ301に対する切断が行われる。以上のように装飾用被印字テープ301が印字、切断されることで、対象物を梱包、結束、装飾するためのリボンRB(印字済み装飾テープに相当;後述の図5参照)が作成される。
<制御系の機能的構造>
図4に、テープ印字装置1における制御系の機能的な構成を示す。
図4において、テープ印字装置1には、例えばCPUやRAM、ROM(EEPROM等)を備えたマイクロプロセッサ(特に図示せず)などからなる制御部530が設けられている。この制御部530には、上記駆動モータの駆動を制御するモータ駆動回路(図示せず)や上記サーマルヘッド16の通電制御を行うサーマルヘッド駆動回路(図示せず)等からなる駆動系540と、上記表示部550と、上記操作部3とが、入出力インターフェース560を介して接続されている。
<本実施形態の特徴>
本実施形態の最大の特徴は、上記のようにして装飾用被印字テープ301に印字、切断を行ってリボンRBを作成する際に、リボンRBの一端部の文字列と他端部の文字列とを互いに180°回転した表記態様となるように印字することにある。以下、その詳細を順を追って説明する。
<リボンの外観>
まず、上記構成のテープ印字装置1により印字、作成されたリボンRBの外観の一例を表す平面図を図5に示す。この図5において、リボンRBは後述するようにユーザが任意に設定した全長Lrで作成される。
この例のリボンRBでは、そのテープ搬送方向の下流側端部(テープ長さ方向の一端部;図中の左端部)に「ABCDE」の文字列R1(第3文字列に相当)が配置されている。このとき、この文字列R1は、各文字「A」「B」「C」「D」「E」が正立状態でかつテープ長さ方向に図示左側から右側への横並びとなる配列方向(第1配列方向に相当)で、印字長Ltにて印字されている。また、リボンRBの下流側端部(テープ長さ方向一端、図示左端)から上記文字列R1の上記下流側端部(図示左端)までの余白長はLsとなっており、かつ、上記文字列R1のテープ長さ方向中心Ckから、上記リボンRBの下流側端部(テープ長さ方向一端)までの離間距離はLcとなっている。
一方、リボンRBのテープ搬送方向の上流側端部(テープ長さ方向の他端部;図中の右端部)には、上記文字列R1をちょうど180°回転させた態様となる、「ABCDE」の文字列R2(これも第3文字列に相当)が配置されている。この結果、上記文字列R2は、各文字「A」「B」「C」「D」「E」が倒立状態でかつテープ長さ方向に図示右側から図示左側への横並びとなる配列方向(第2配列方向に相当)で、上記文字列R1と同一の印字長Ltにて印字されている。また、リボンRBの上流側端部(テープ長さ方向他端、図示右端)から上記文字列R1の上記下流側上部(図示右端)までの余白長は上記文字列R1と同一のLsとなっており、上記文字列R2のテープ長さ方向中心Ckから、上記リボンRBの上流側端部(テープ長さ方向他端)までの離間距離も、上記文字列R1と同一のLcとなっている。
<使用例>
上記のように印字・作成されたリボンRBの使用例を図6に示す。この図6において、リボンRBは、全体が湾曲しつつ両端の印字面がいずれも表向きになるよう屈曲させた(この例ではループ状に交差させた)状態で、対象物である箱体Bの角部表面に貼られている。すなわち、ユーザは、使用時に、リボンRBの両端部近傍同士を互いに重ね合わせてループ状とした後、ループ部位r1を対象物の箱体Bの(この例では図示左下の)角部に貼着する。このとき、リボンRBの交差部分r4からリボンRBの両端側にそれぞれ突出した2つのテープ端部近傍部分r2,r3(テープ両端近傍部分に相当)は、箱体Bの上記角部から箱体B外へ(すなわち空中へ)突出した態様となる。そして、前述のように2つの文字列R1,R2が互いに180°回転した印字内容であることにより、図示のように、いずれの文字列R1,R2についても、視覚上向きが揃った態様(いずれも略正立した表記態様)とすることができる。また、前述のように、文字列R1,R2のいずれについても、各文字列のテープ長さ方向中心CkからリボンRBの端部までの離間距離がLcで等しいことから、それら文字列R1,R2のリボンRB上での配置位置を、見た目上で略同一位置とすることができる。
リボンRBの別の使用例を図7に示す。この例でも、リボンRBは、上記同様にループ状に交差した状態で、対象物である箱体Bの角部表面に貼られている。但しこの場合、ユーザは、使用時に、リボンRBの両端部近傍同士を互いに重ね合わせてループ状とした後、交差部分r4を対象物の箱体Bの(この例では図示右上の)角部に貼着する。このとき、リボンRBの上記テープ端部近傍部分r2,r3も、上記箱体Bの上記角部よりも内方側(図示左下側)の近傍部位に貼られる。その一方で、上記ループ部位r1が、箱体Bの上記角部から箱体B外へ(すなわち空中へ)突出した態様となっている。
この場合も、上述と同様、2つの文字列R1,R2が互いに180°回転した印字内容であることにより、図示のように、いずれの文字列R1,R2についても、視覚上向きが揃った態様とできるとともに、文字列R1,R2のリボンRB上での配置位置を、見た目上で略同一位置とすることができる。
<印字ラベル作成の流れ>
次に、図8を参照しつつ、テープ印字装置1を用いてリボンRBが作成される流れを説明する。
<テキスト文字の入力>
例えば、まず図8(a)に示すように、ユーザ(操作者)によるキーボード等の操作部3等の適宜の操作により、液晶ディスプレイ等の上記表示部550に、テキスト文字等の入力を行うためのテキスト編集画面5Aが表示される。このとき、テキスト編集画面5Aには「テキストを入力して下さい」という入力指示を促すメッセージが表示されている。この状態で、図8(b)に示すように、ユーザは、上記操作部3を用いてテキスト文字の入力を行う。この例では、5つのテキスト文字からなる1つの上記文字列「ABCDE」(第3文字列に相当)が入力されている。
<リボン全長設定の入力>
その後、図8(c)に示すように、ユーザによる操作部3等の適宜の操作により、上記テキスト編集画面5A(又は別画面や別ウィンドウ等でもよい)において、「リボン全長を設定して下さい」の確認メッセージが表示される。この状態で、図8(d)に示すように、ユーザは、上記確認メッセージに対応して、上記操作部3を用いてリボンRBの全長Lr(図5参照)の入力を行う。この例では、Lr=300mmという設定が入力されている。
その後、ユーザが、操作部3に備えられた適宜のボタン・キー(この例では「Print」キー)を押すことで、図5を用いて前述したように、一端(図示左端)側に正立表記の「ABCDE」の文字列R1、他端(図示右端)側に文字列R2が180°回転した態様となる、倒立表記の「ABCDE」の文字列R2を備えた、全長Lr=300mmの印字リボンRBが作成される(図8(e)参照)。
<制御部のCPUが実行する制御内容>
次に、図9を参照しつつ、上記の手法を実現するためにテープ印字装置1の制御部530が備えるCPU(特に図示せず)が実行する制御手順を説明する。このフローに示す処理は、例えば上記リボンRBを作成する適宜の指示が操作部3を介してユーザから入力された際に実行が開始される。
まず、ステップS10で、CPUは、操作部3を介したユーザからの操作入力により、文字列(上記の例では「ABCDE」からなる1つの文字列R1)の入力を受け付ける。
その後、ステップS20に移り、CPUは、操作部3を介したユーザからの操作入力により、任意の値からなるリボン全長Lrの設定入力を受け付ける。
そして、ステップS30に移り、CPUは、上記ステップS20で設定されたリボン全長Lrに基づいて、上記ステップS10で入力された1つの文字列R1、及び、これを前述のように180°回転させた態様の別の1つの文字列R2、それぞれのセンター位置(上記テープ長さ方向中心Ckの位置。言い替えれば前述の離間距離Lc)を決定する。なお、文字列R1,R2の文字数等により決定される上記印字長Ltと、上記決定された文字列R1,R2それぞれの中心Ckの位置により、前述の余白長Lsについても自動的に決定されることとなる。
その後、ステップS40に移り、CPUは、上記ステップS10〜ステップS30での受付結果及び決定結果に基づき、リボンRBに印字形成を行うための印字データを生成する。具体的には、装飾テープ用処理として、対応する上記中心Ckがテープ長さ方向一端から上記離間距離Lcだけ離れるようにしつつ各文字正立表記の上記文字列R1を配置し、対応する上記中心Ckがテープ長さ方向他端から上記離間距離Lcだけ離れるようにしつつ各文字倒立表記の(言い替えれば文字列R1を180°回転させた)上記文字列R2を配置した、印字データを生成する。
そして、ステップS50に移り、CPUは、リボンRBの作成を開始する。具体的には、上記モータ駆動回路を介して駆動モータを駆動して装飾用被印字テープ301の搬送を開始する。
その後、ステップS60に移り、CPUは、上記搬送される装飾用被印字テープ301に印字を形成する。すなわち、CPUは、上記サーマルヘッド駆動回路を介してサーマルヘッド16に通電を行い、下流側端部の上記印字長Ltの範囲に「ABCDE」の文字列R1を形成するとともに、上流側端部の上記印字長Ltの範囲に180°回転した「ABCDE」の文字列R2を形成する。
その後、ステップS70に移り、CPUは、リボンRBの作成を終了する。具体的には、上記モータ駆動回路を介して上記駆動モータの駆動を停止し装飾用被印字テープ301の搬送を停止した後、表示部550において印字完了を表示する適宜の表示(図示省略)を行うとともに、カットレバー4の操作による装飾用被印字テープ301の切断をユーザに促す表示を行う(図示省略)。そして、このフローを終了する。
なお、上記ステップS20での、ユーザによる全長Lrの設定入力を省略し、例えば上記2つの文字列R1,R2どうしの離間距離(前述の例ではLr−(Ls+Lt)−(Ls+Lt)に相当。図5参照)が所定の固定値(例えば100mm)となるように、リボンRBの全長が自動的に設定されるようにしても良い。この場合は、CPUによるこの自動設定機能が、各請求項記載の全長設定手段に相当する。
以上において、ステップS10の手順を実行する上記CPUが各請求項記載の文字列受付手段として機能し、ステップS20の手順を実行する上記CPUが各請求項記載の全長設定手段として機能し、ステップS30及びステップS40を実行する上記CPUが各請求項記載の印字データ生成手段として機能し、ステップS50〜ステップS70を実行する上記CPUが各請求項記載の連携制御手段として機能する。
<第1実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態では、ユーザが1つの文字列R1の入力と上記全長Lrの設定を行うだけで、2つの文字列R1,R2が両端近傍に形成された上記リボンRBが作成される。このとき、文字列R2は、文字列R1を180°回転させた態様となっている。これにより、使用時において、リボンRBを上記ループ状としたときに突出するテープ端部近傍部分r2,r3を、視覚的に同等の外観(前述の図6,図7の例ではいずれの文字列も正立した表記態様)とすることができる(前述の図6、図7参照)。この結果、視覚的な美観を向上することができる。
なお、この第1実施形態は、上記の態様に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。なお、各変形例において、上記第1実施形態と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略又は簡略化する。
(1−1)リボンの上にさらに別の飾りを装着する場合
例えば、図10及び図11に示すように、リボンRBの上記ループ部位r1の上に、「魚」のモチーフにしたシールSを装着してもよい。図10に示す例は、上記シールSが装着されたループ部位r1を含むリボンRBの全体が、上記箱体Bの外へ逸脱することなく、外観上、箱体B上に収まる態様を表している。図11に示す例では、上記図6と同様、上記シールSが装着されたリボンRBのループ部位r1が外観上箱体B上に収まる一方、リボンRBの交差部分r4及びテープ端部近傍部分r2,r3は、箱体B外へ(すなわち空中へ)突出した態様となる例である。これらの場合も、上記第1実施形態と同様、視覚的な美観を向上する効果が得られる。
(1−2)かぶと巻き
本変形例では、上記ループ状の別の態様として、図12に示すように、リボンRBがいわゆるかぶと巻き(リボンRBを中間で一度結んだ態様)にして使用される。この場合、例えば図12(a)に示す姿勢では、図示左端側に上記端部近傍部分r2が位置し「ABCDE」の上記文字列R1が図示の視点からの表側(図に向かって手前側)に配置されて視認されるとともに、図示右端側に上記端部近傍部分r3が位置し「ABCDE」の上記文字列R2が図示の視点からの裏側(図に向かって奥側)に配置されて視認されない状態(図では便宜上、薄い色で仮想的に描画)となっている。
この図12(a)の姿勢から、図中太破線で示すように、上記端部近傍部分r3を手前側に引き寄せるようにして回転させる(言い換えるとひっくり返して左右反転させる)と、図12(b)に示す姿勢となる。この場合、図示左端側に上記端部近傍部分r3が位置することで(上記文字列R1と同じ内容である)「ABCDE」の上記文字列R2が上記表側(図に向かって手前側)に配置されて視認されるようになり、図示右端側に上記端部近傍部分r2が位置することで上記文字列R1は見えなくなる。すなわち、いずれの回転位置であっても、常に図示左端側に「ABCDE」の文字列が見える状態とすることができる。このように、本変形例では、リボンRBを引っ繰り返した場合であっても、視覚的に「ABCDE」の文字列を同じ向きで見ることができ、上記第1実施形態と同様、美観を向上することができる。
(1−3)円柱状の対象物の端部に貼り付ける場合
本変形例では、上記ループ状の別の態様として、図13(a)〜(e)に示すように、リボンRBがコの字状となるように折り曲げられた状態で、細長円柱状の対象物Pの端部に、長さ方向(図中、円柱軸C方向)に沿うように巻き付けて貼る場合を表している。なお、図13(a)〜図13(e)は、構成の明確化のために、リボンRBが貼られた上記対象物Pを、図13(a)→図13(b)→図13(c)→図13(d)→図13(e)の順に周方向に回転させて(太破線矢印参照)全周が見えるように表した図である。
図13(a)に示す状態では、上記コの字状の一方側、すなわち「ABCDE」の文字列R1が備えられた上記端部近傍部分r2が、図示の視点からの表側(図に向かって手前側)に配置されている。このとき、上記コの字状の他方側、すなわち同様に「ABCDE」の文字列R2が備えられた上記端部近傍部分r3は、図示の視点からの裏側(図に向かって奥側)に配置されている。この状態から、太破線方向(すなわち周方向)に回転させると、図13(b)の状態を経て、図13(a)の状態から90°回転した、図13(c)の状態となる。図示のように、文字列R1が備えられた上記端部近傍部分r2と、文字列R2が備えられた上記端部近傍部分r3とが、上記コの字状の一方側と他方側とにそれぞれ位置している。
この図13(c)の状態から、さらに太破線方向(すなわち周方向)に回転させると、図13(d)の状態を経て、図13(c)の状態から90°回転した、図13(e)の状態となる。図13(e)に示す状態では、上記文字列R2が備えられた上記端部近傍部分r3が、図示の視点からの表側(図に向かって手前側)に配置され、上記文字列R1が備えられた上記端部近傍部分r2は、図示の視点からの裏側(図に向かって奥側)に配置されている。
本変形例においては、図13(a)に示す状態であっても、それから周方向に90°回転させた図13(e)に示す状態であっても、「ABCDE」の文字列が同じ向きで見えるようにすることができる。この結果、上記第1実施形態と同様、美観を向上することができる。
(1−4)縦書き文字列の場合
本変形例におけるリボンRBの作成の流れを、上記実施形態の図8に対応する図14に基づき説明する。本変形例においては、上記図8(a)に対応する図14(a)を経て、上記図8(b)に対応する図14(b)に示すように、前述と同様、テキスト編集画面5Aにおいて、ユーザにより、3つのテキスト文字からなる1つの上記文字列「ABC」(第3文字列に相当)が入力されている。その後、上記図8(c)に対応する図14(c)を経て、上記図8(d)に対応する図14(d)において、前述と同様、ユーザにより、上記全長Lr=300mmの設定が入力されている。
そして、本変形例では、前述と同様、操作部3に備えられた適宜のボタン・キー(この例では「Print」キー)を押すことで、一端(図示左端)側に縦書き表記の「ABC」の文字列R3を備えると共に、他端(図示右端)側に、文字列R3が180°回転した態様となる、縦書き表記の「ABC」の文字列R4を備えた、全長Lr=300mmの印字リボンRBが作成される(図14(e)参照)。詳細には、文字列R3は、各文字「A」「B」「C」が図示右側90°方向に向かって正立状態でかつテープ長さ方向に図示右側から左側への横並びとなる配列方向(この変形例における第1配列方向に相当)で、適宜の印字長Lt(図示省略)にて印字されている。同様に、文字列R4は、各文字「A」「B」「C」が図示左側90°方向に向かって正立状態でかつテープ長さ方向に図示左側から右側への横並びとなる配列方向(この変形例における第2配列方向に相当)で、上記印字長Lt(図示省略)にて印字されている。
上記のリボンRBが使用される場合は、例えば図15に示すように、前述と同様、リボンRBの両端部近傍同士を互いに重ね合わせてループ状とした後、ループ部位r1を対象物の箱体Bの中央に貼着する。このとき、テープ端部近傍部分r2,r3は、箱体Bの(図示下側の)縁部から箱体B外へ(すなわち空中へ)突出した態様となる。そして、前述のように2つの文字列R3,R4が互いに180°回転した印字内容であることにより、図示のように、いずれの文字列R3,R4についても、視覚上向きが揃った態様(いずれも略正立した表記態様)とすることができる。なお、図14、図15での図示及び詳細な説明を省略するが、本変形例のリボンRBにおいても、上記第1実施形態と同様、文字列R3,R4のいずれについても、各文字列のテープ長さ方向中心CkからリボンRBの端部までの離間距離がLcで等しくなっている。この結果、図15に示すように、上記第1実施形態と同様、それら文字列R3,R4のリボンRB上での配置位置を、見た目上で略同一位置とすることができる。これらにより、特に縦書きとしての視覚的に左・右対称な外観とすることができ、美観を向上させることができる。
本発明の第2実施形態を図16〜図19により説明する。本実施形態は、上記同様の構成のテープ印字装置1を用いて、前述のような文字列の回転を行わない態様でリボンRBを作成する場合の実施形態である。上述した第1実施形態及びその変形例と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略又は簡略化する。
<リボンの外観>
本実施形態において、印字、作成されたリボンRBの外観の一例を表す平面図を図16に示す。この図16において、リボンRBは前述と同様に全長Lr(上記第1実施形態と同じでも良いし別の値でも良い)で作成されている。図示の例では、リボンRBのテープ搬送方向の下流側端部(テープ長さ方向の一端部;図中の左端部)に「Happy」の文字列R5(第1文字列に相当)が配置されている。このとき、この文字列R5は、各文字「H」「a」「p」「p」「y」が正立状態でかつテープ長さ方向に図示左側から右側への横並びとなる配列方向で、印字長Lt1にて印字されている。また、リボンRBの下流側端部(テープ長さ方向一端、図示左端)から上記文字列R5の上記下流側端部(図示左端)までの余白長はLs1となっており、かつ、上記文字列R1のテープ長さ方向中心Ckから、上記リボンRBの下流側端部(テープ長さ方向一端)までの離間距離はLc(上記第1実施形態と同一値)となっている。
一方、リボンRBのテープ搬送方向の上流側端部(テープ長さ方向の他端部;図中の右端部)には、「NewYear」の文字列R6(第2文字列に相当)が配置されている。この文字列R6は、各文字「N」「e」「w」「Y」「e」「a」「r」が正立状態でかつテープ長さ方向に図示左側から図示右側への横並びとなる配列方向で、上記文字列R5の印字長Lt1よりも長い印字長Lt2にて印字されている。このとき、上記文字列R6のテープ長さ方向中心Ckから、上記リボンRBの上流側端部(テープ長さ方向他端)までの離間距離は、上記文字列R5と同一のLcに揃えられており、この結果、リボンRBの上流側端部(テープ長さ方向他端、図示右端)から上記文字列R6の上記下流側上部(図示右端)までの余白長が、上記文字列R5の余白長Ls1よりも短いLs2となっている。
<使用例>
上記のように印字・作成された本実施形態のリボンRBの使用例を図17に示す。この図17において、リボンRBは、上記第1実施形態と同様、全体が湾曲しつつ両端の印字面がいずれも表向きになるよう屈曲させた(この例ではループ状に交差させた)状態で、対象物である箱体Bの図示下方の縁部に貼られている。すなわち、ユーザは、使用時に、リボンRBの両端部近傍同士を互いに重ね合わせてループ状とした後、ループ部位r1を対象物の箱体Bの中央部近傍に貼着する。このとき、リボンRBの交差部分r4からリボンRBの両端側にそれぞれ突出した2つのテープ端部近傍部分r2,r3(テープ両端近傍部分に相当)は、箱体Bの上記縁部から箱体B外へ(すなわち空中へ)突出した態様となる。そして、前述のように2つの文字列R5,R6のいずれについても、各文字列のテープ長さ方向中心CkからリボンRBの端部までの離間距離がLcで等しい(図16参照)ことから、それら文字列R5,R6のリボンRB上での配置位置を、見た目上で略同一位置とすることができる(図17参照)。
<印字ラベル作成の流れ>
次に、図18を参照しつつ、本実施形態のリボンRBが作成される流れを説明する。
<テキスト文字の入力>
例えば、上記第1実施形態の図8(a)と同様、まず図18(a)に示すように、ユーザによる適宜の操作により上記表示部550にテキスト編集画面5Aが表示される。このとき、テキスト編集画面5Aには「1番目テキストを入力して下さい」という入力指示を促すメッセージが表示される。この状態で、図18(b)に示すように、ユーザは、上記操作部3を用いてテキスト文字の入力を行う。この例では、5つのテキスト文字からなる1つの上記文字列「Happy」(第1文字列に相当)が入力されている。
その後、図18(c)に示すように、ユーザによる操作部3等の適宜の操作により、テキスト編集画面5Aにおいて、「2番目テキストを入力して下さい」という入力指示を促すメッセージが表示される。この状態で、図18(d)に示すように、ユーザは、上記操作部3を用いてテキスト文字の入力を行う。この例では、7つのテキスト文字からなる1つの上記文字列「New Year」(第2文字列に相当)が入力されている。
<リボン全長設定の入力>
その後、上記第1実施形態の図8(c)と同様、図18(e)に示すように、ユーザによる操作部3等の適宜の操作により、上記テキスト編集画面5A(又は別画面や別ウィンドウ等でもよい)において、「リボン全長を設定して下さい」の確認メッセージが表示される。この状態で、上記第1実施形態の図8(d)と同様、図18(f)に示すように、ユーザは、上記確認メッセージに対応して、上記操作部3を用いてリボンRBの全長Lr(図16参照)の入力を行う。この例では、Lr=300mmという設定が入力されている。
その後、ユーザが、操作部3に備えられた適宜のボタン・キー(この例では「Print」キー)を押すことで、図16を用いて前述したように、一端(図示左端)側に「happy」の文字列R5、他端(図示右端)側に「NewYear」の文字列R6を備えた、全長Lr=300mmの印字リボンRBが作成される(図18(g)参照)。
<制御部のCPUが実行する制御内容>
次に、図19を参照しつつ、上記の手法を実現するために本実施形態のテープ印字装置1の制御部530が備えるCPU(特に図示せず)が実行する制御手順を説明する。上記図9と同等の手順には同一のステップ番号を付している。このフローに示す処理は、例えば上記リボンRBを作成する指示が操作部3を介してユーザから入力された際に実行が開始される。
図19に示すフローでは、図9のフローのステップS10に代えて、新たにステップS5及びステップS15が設けられる。すなわち、まず、ステップS5で、CPUは、操作部3を介したユーザからの操作入力により、1番目の文字列(上記の例では「Happy」からなる1つの文字列R5)の入力を受け付ける。
その後、ステップS15で、CPUは、操作部3を介したユーザからの操作入力により、2番目の文字列(上記の例では「New Year」からなる1つの文字列R6)の入力を受け付ける。
そして、上記図9と同様のステップS20で上記リボン全長Lrの設定入力を受け付けた後、上記図9と同様のステップS30に移る。但し、本実施形態のステップS30では、上記CPUは、上記ステップS20で設定されたリボン全長Lrに基づいて、上記ステップS5及びステップS15で入力された2つの文字列R5,R6のセンター位置(上記テープ長さ方向中心Ckの位置。言い替えれば前述の離間距離Lc)を決定する。なお、文字列R5,R6の文字数等により決定される上記印字長Lt1,Lt2と、上記決定された文字列R1,R2それぞれの中心Ckの位置により、前述の余白長Ls1,Ls2についても自動的に決定されることとなる。
その後、上記図9と同様のステップS40に移り、CPUは、上記ステップS5、ステップS15、ステップS20、ステップS30での受付結果及び決定結果に基づき、リボンRBに印字形成を行うための印字データを生成する。但し本実施形態では、装飾テープ用処理として、前述したように、対応する上記中心Ckがテープ長さ方向一端から上記離間距離Lcだけ離れるようにしつつ上記文字列R5を配置するとともに、対応する上記中心Ckがテープ長さ方向他端から上記離間距離Lcだけ離れるようにしつつ上記文字列R5とは別内容の上記文字列R6を配置した、印字データを生成する。
その後、上記図9と同様のステップS50を経て、ステップS60で、CPUは、上記搬送される装飾用被印字テープ301に印字を形成する。すなわち、CPUは、上記サーマルヘッド駆動回路を介してサーマルヘッド16に通電を行い、下流側端部の上記印字長Lt1の範囲に「Happy」の文字列R5を形成するとともに、上流側端部の上記印字長Lt2の範囲に「NewYear」の文字列R6を形成する。その後のステップS70については上記第1実施形態と同様であり、説明を省略する。
なお、上記ステップS20での、ユーザによる全長Lrの設定入力を省略し、例えば上記2つの文字列R5,R6どうしの離間距離(前述の例ではLr−(Ls1+Lt1)−(Ls2+Lt2)に相当。図16参照)が所定の固定値(例えば100mm)となるように、リボンRBの全長が自動的に設定されるようにしても良い。この場合は、CPUによるこの自動設定機能が、各請求項記載の全長設定手段に相当する。
以上において、ステップS5及びステップS15の手順を実行する上記CPUが各請求項記載の文字列受付手段として機能し、ステップS20の手順を実行する上記CPUが各請求項記載の全長設定手段として機能し、ステップS30及びステップS40の手順を実行する上記CPUが各請求項記載の印字データ生成手段として機能し、ステップS50〜ステップS70の手順を実行する上記CPUが各請求項記載の連携制御手段として機能する。
本発明の第3実施形態を図20及び図21により説明する。本実施形態は、上記第2実施形態のように内容の異なる2つの文字列が配列される場合において、上記第1実施形態のような文字列の回転を行う態様でリボンRBを作成する場合の実施形態である。上述した第1実施形態、第2実施形態、及び変形例と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略又は簡略化する。
<リボンの外観>
本実施形態において、印字、作成されたリボンRBの外観の一例を表す平面図を図20に示す。この図20において、リボンRBは前述と同様に全長Lr(上記第1及び第2実施形態と同じでも良いし別の値でも良い)で作成されている。図示の例では、上記第2実施形態と同様、リボンRBのテープ搬送方向の下流側端部(テープ長さ方向の一端部;図中の左端部)に「Happy」の文字列R5(第4文字列に相当)が配置されており、前述したように、各文字「H」「a」「p」「p」「y」が正立状態でかつテープ長さ方向に図示左側から右側への横並びとなる配列方向(第1配列方向に相当)で印字されている(印字長Lt1)。リボンRBの下流側端部(テープ長さ方向一端、図示左端)から上記文字列R5の上記下流側端部(図示左端)までの余白長Ls1、上記文字列R1のテープ長さ方向中心Ckから、上記リボンRBの下流側端部(テープ長さ方向一端)までの離間距離Lcについては、上記第2実施形態と同様である。
一方、リボンRBのテープ搬送方向の上流側端部(テープ長さ方向の他端部;図中の右端部)には、上記第2実施形態の「NewYear」の文字列R6をちょうど180°回転させた態様となる、文字列R7(第5文字列に相当)が配置されている。すなわち、この文字列R7は、各文字「N」「e」「w」「Y」「e」「a」「r」が倒立状態でかつテープ長さ方向に図示右側から図示左側への横並びとなる配列方向(第2配列方向に相当)で、上記文字列R5の印字長Lt1よりも長い、第2実施形態と同様の上記印字長Lt2にて印字されている。このとき、上記文字列R7のテープ長さ方向中心Ckから、上記リボンRBの上流側端部(テープ長さ方向他端)までの離間距離は、上記文字列R5と同一のLcに揃えられており、この結果、リボンRBの上流側端部(テープ長さ方向他端、図示右端)から上記文字列R7の上記下流側上部(図示右端)までの余白長が、上記文字列R5の余白長Ls1よりも短い第2実施形態と同様の上記Ls2となっている。
<使用例>
上記のように印字・作成された本実施形態のリボンRBの使用例を図21に示す。この図21において、リボンRBは、上記第1及び第2実施形態と同様、全体が湾曲しつつ両端の印字面がいずれも表向きになるよう屈曲させた(この例ではループ状に交差させた)状態で、対象物である箱体Bの図示左方の縁部に貼られている。すなわち、ユーザは、使用時に、リボンRBの両端部近傍同士を互いに重ね合わせてループ状とした後、ループ部位r1を対象物の箱体Bの中央部近傍に貼着する。このとき、リボンRBの交差部分r4からリボンRBの両端側にそれぞれ突出した2つのテープ端部近傍部分r2,r3(テープ両端近傍部分に相当)は、箱体Bの上記縁部から箱体B外へ(すなわち空中へ)突出した態様となる。そして、前述のように2つの文字列R5,R7が互いに180°回転した印字内容であることにより、図示のように、いずれの文字列R5,R7についても、視覚上向きが揃った態様(いずれも略正立した表記態様)とすることができる。また、前述のように2つの文字列R5,R7のいずれについても、各文字列のテープ長さ方向中心CkからリボンRBの端部までの離間距離がLcで等しい(図20参照)ことから、それら文字列R5,R7のリボンRB上での配置位置を、見た目上で略同一位置とすることができる(図21参照)。これらにより、上記第1実施形態と同様、リボンRBにおける美観を向上することができる。
なお、本実施形態において、テープ印字装置1の制御部530が備えるCPU(特に図示せず)が実行する制御手順は、上記第2実施形態の図19に示すフローの各手順で足りるため、詳細な説明を省略する。但し、ステップS40で、CPUがリボンRBに印字形成を行うための印字データを生成する際、本実施形態では、装飾テープ用処理として、対応する上記中心Ckがテープ長さ方向一端から上記離間距離Lcだけ離れるようにしつつ各文字正立表記の上記文字列R5を配置し、対応する上記中心Ckがテープ長さ方向他端から上記離間距離Lcだけ離れるようにしつつ各文字倒立表記の(言い替えれば文字列R5を180°回転させた)上記文字列R7を配置した、印字データを生成する。
本発明の第4実施形態を図22〜図24により説明する。本実施形態は、前述のようにループ状にするための目印をリボンRB上に印字形成する場合の実施形態である。上述した第1〜第3実施形態、及び変形例と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略又は簡略化する。
<リボンの外観>
本実施形態のリボンRBの外観の一例を表す平面図を図22(a)に示す。この図22(a)に示すリボンRBは、上記第1実施形態の図5に示したリボンRBと同様、図示左端部に正立「ABCDE」の文字列R1を備え、図示右端部に倒立「ABCDE」の文字列R2を備え、さらに同様の上記全長Lr、印字長Lt、余白長Ls、離間距離Lcを備えている。
そして、本実施形態の特徴として、リボンRBの下流側端部(テープ長さ方向一端、図示左端)から所定の距離Lmの位置に(この例では★印の)マークMが印字形成されている。また同様に、リボンRBの上流側端部(テープ長さ方向他端、図示右端)から上記距離Lmの位置に、同様のマークMが印字形成されている。
そして、上記リボンRBの使用時においては、前述のようにユーザがリボンRBの両端部近傍同士を互いに重ね合わせてループ状とする際、図22(b)に示すように、上記2つのマークMどうしを互いに重ね合わせるようにして(すなわちマークMを目印として使用して)、ループ状にする。
なお、印字形成時においては、例えばCPUが、上記図9のステップS40において、上記ステップS10〜ステップS30での受付結果及び決定結果に基づき上記印字データを生成する際、前述の全長Lr、印字長Lt、余白長Ls、離間距離Lcに対応した位置に上記文字列R1及び上記文字列R2を配置するとともに、リボンRB両端部から上記距離Lmとなる位置に上記マークMを配置した、印字データを生成する。なおこのマークMの形成位置(言い替えれば上記距離Lm)については、ユーザの手動入力した値に基づきCPUが設定してもよいし、上記ステップS10〜ステップS30での受付結果及び決定結果に基づきCPUが適宜の位置に自動設定してもよい(後述の図23(a)及び図23(b)の例も参照)。このCPUによるマークMの形成位置の設定機能が、各請求項記載の目印設定手段に相当する。
また、別のマークの例を図23(a)及び図23(b)に示す。この例では、図20を用いて前述した全長Lr、印字長Lt1,Lt2、余白長Ls1,Ls2、離間距離Lcに対応した位置に上記文字列R5及び上記文字列R7を配置するとともに、リボンRB両端部から上記距離Lmとなる位置に上記★印に変えてハート型のマークMが形成されている。なお、例えば、図23(a)中の図示右側のマークMの位置設定(前述のCPUによる自動設定)において、文字数が多く比較的長い上記文字列R7に対して当該マークMが確実に重複しないようにするために、文字列R7とマークMとの間の離間距離Xを、リボンRBの幅Wの2倍以上とするようにしてもよい。
使用時には、上記図22(b)と同様、図23(b)に示すように、ユーザがリボンRBの両端部近傍同士を互いに重ね合わせてループ状とする際、ハート型の上記2つのマークMどうしを互いに重ね合わせるようにしてループ状にする。
さらに別のマークの例を図24(a)及び図24(b)に示す。この例では、図5を用いて前述した全長Lr、印字長Lt、余白長Ls、離間距離Lcに対応した位置に上記文字列R1及び上記文字列R2を配置するとともに、上記ループ上とするときの目印とするための4つの●印のマークU1,U2,U3,U4が形成されている。この例では、文字列R1の近傍に、マークU1とマークU3とが、リボンRBの幅方向に対しやや斜めとなる方向に互いに対向するように配置されている。そして、それらマークU1,U3よりもさらにテープ長さ方向に沿って図示右側に、マークU2とマークU4とが、同様にリボンRBの幅方向に対しやや斜めとなる方向に互いに対向するように配置されている。
そして、使用時には、図24(b)に示すように、ユーザがリボンRBの両端部近傍同士を互いに重ね合わせてループ状とする際には、文字列R2が形成されたテープ端部近傍部分r3を、文字列R1近傍の上記4つのマークU1,U2,U3,U4(以下適宜、これらを区別しない場合、単に「マークU」と称する)の間を通過するようにしつつ、文字列R1が形成されたテープ端部近傍部分r2に重ね合わせ、ループ状にする。
なお、マークUの数は4つには限られず、上記のようにテープ端部近傍部分r3を通過させるときの目安となることが可能な限りにおいて、1個〜3個のうちいずれでもよい。あるいはマークUを5つ以上設けても良い。さらに、文字列R1近傍にマークUを設けるのではなく、重ね合わせる側である上記文字列R2が形成されたテープ端部近傍部分r3側にマークUを設けても良い。あるいはそれらの両方にマークUを設けても良い。
以上図22〜図24を用いて説明したように、本実施形態では、ユーザが、上記ループ状とするときに、マークMやマークU1〜U4を目印として用いることで、リボンRBのテープ両端部近傍r2,r3同士を容易かつ円滑に重ね合わせることができる。この結果、利便性を向上することができる。
<その他の変形例>
さらに、上述した以外にも、本願発明においては、以下のような種々の変形例が存在する。
(A)文字列を複数個ずつ設ける場合
例えば図5に示した上記第1実施形態のリボンRBにおいては、文字列R1が図示左端に1つ配置されるとともに、文字列R2が図示右端に1つ配置されたが、これに限られない。すなわち、文字列R1をテープ長さ方向に沿って複数個配列したり、文字列R2をテープ長さ方向に沿って複数個配列してもよい。その場合に、図5において文字列R1と文字列R2との間に長さ方向に存在している非印刷区間をすべて埋めるように、上記文字列R1,R2を配置してもよい。また、上記いずれかの場合において、隣接する文字列R1どうし若しくは文字列R2どうしの間隔を、リボンRBの幅(言い換えれば装飾用被印字テープ301の幅)の大小によって可変に設定するようにしてもよい。さらに、そのようにして複数個の文字列R1や文字列R2が繰り返し印刷されてリボンRBが生成される場合に、装飾用被印字テープ301を切断するときの切断位置が中途半端な位置とならないように、上記全長Lrの値に応じて、上記隣接する文字列R1どうし若しくは文字列R2どうしの間隔を調整するようにしてもよい。さらには、文字列の配置個数、各文字列の文字サイズ、余白部分の各寸法、等を上記リボンRBの幅(言い換えれば装飾用被印字テープ301の幅)の大小によって可変に設定するようにしてもよい。
(B)ネットワークで印字データの生成を分担する場合>
上記した各実施形態や各変形例では、テープ印字装置1が、その単体で印字データの編集、生成と、装飾用被印字テープ301への印字、切断を全て行うスタンドアローンの形態としていたが、本発明はこれに限られない。例えば、図25に示すように、装飾用被印字テープ301への印字、切断だけを行うテープ印字装置1Aに対して、これに適宜のネットワークNWを介して接続する汎用PC600に印字データの編集、生成の処理を分担させる、いわゆるネットワーク構成としてもよい。
この場合、上記汎用PC600が各請求項記載の操作端末に相当し、当該汎用PC600が備えるCPU(特に図示せず)が、各請求項記載の演算手段に相当し、当該汎用PC600上で作動する印字データ編集生成アプリケーションが各請求項記載の装飾テープ作成プログラムに相当する。また、当該印字データ編集生成アプリケーションが上記CPUで実行されるとき、上記図9のフローにおけるステップS10に相当する手順が各請求項記載の文字列受付手順に相当し、ステップS20に相当する手順が各請求項記載の全長設定手順に相当し、ステップS30及びステップS40に相当する手順が各請求項記載の印字データ生成手順に相当し、この印字データ生成手順で生成された印字データをテープ印字装置1Aに送信する手順が各請求項記載の印字データ送信手順に相当する。
(C)その他
また、以上の説明において、「垂直」「平行」「平面」等の記載がある場合には、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「垂直」「平行」「平面」等とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に垂直」「実質的に平行」「実質的に平面」等という意味である。
また、以上の説明において、外観上の寸法や大きさが「同一」「等しい」「異なる」等の記載がある場合は、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「同一」「等しい」「異なる」等とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に同一」「実質的に等しい」「実質的に異なる」等という意味である。但し、例えばしきい値や基準値等、所定の判定基準となる値あるいは区切りとなる値の記載がある場合は、それらに対しての「同一」「等しい」「異なる」等は、上記とは異なり、厳密な意味である。
また、以上において、図4中に示す矢印は、信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
また、図9、図19に示すフローチャートは、本発明を図示する手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用してもよい。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1,1A テープ印字装置
16 サーマルヘッド(印字手段)
182 プラテンローラ(搬送手段)
301 装飾用被印字テープ
530 制御部
600 汎用PC
M マーク
RB リボン(印字済み装飾テープ)
U1〜4 マーク

Claims (8)

  1. 装飾用被印字テープを搬送させるための搬送手段と、
    搬送手段により搬送される前記装飾用被印字テープに印字を形成し、印字済み装飾テープを作成する印字手段と、
    を有するテープ印字装置であって、
    前記装飾用被印字テープに印字形成するための、1つ又は2つの文字列の入力を受け付ける文字列受付手段と、
    前記印字済み装飾テープの全長を設定する全長設定手段と、
    前記文字列受付手段により受け付けられた前記1つ又は2つの文字列に対して所定の装飾テープ用処理を施して生成した2つの処理後文字列を、前記全長設定手段により設定された前記全長を備えた前記装飾用被印字テープの、テープ長さ方向一端部及び他端部に配置した、印字データを生成する印字データ生成手段と、
    前記印字データ生成手段により生成された前記印字データを用いて前記搬送手段及び前記印字手段を連携して制御し、前記全長を備えた前記印字済み装飾テープを作成する連携制御手段と、
    を有することを特徴とするテープ印字装置。
  2. 請求項1記載のテープ印字装置において、
    前記文字列受付手段は、
    互いに異なる第1文字列及び第2文字列の入力を受け付け、
    前記印字データ生成手段は、前記装飾テープ用処理として、
    前記装飾用被印字テープのうち前記テープ長さ方向一端部及び他端部に第1文字列及び前記第2文字列が前記処理後文字列としてそれぞれ配置され、かつ、前記テープ長さ方向一端から前記第1文字列のテープ長さ方向の中心までの距離と前記テープ長さ方向他端から前記第2文字列のテープ長さ方向の中心までの距離とが互いに等しくなっている、前記印字データを生成する
    ことを特徴とするテープ印字装置。
  3. 請求項1記載のテープ印字装置において、
    前記印字データ生成手段は、前記装飾テープ用処理として、
    前記装飾用被印字テープの前記テープ長さ方向一端部に、1つの前記文字列を第1配列方向に前記処理後文字列として配置するとともに、前記全長を備えた前記装飾用被印字テープのテープ長さ方向他端部に、1つの前記文字列を、前記第1配列方向から180°回転させた第2配列方向に前記処理後文字列として配置した、前記印字データを生成する
    ことを特徴とするテープ印字装置。
  4. 請求項3記載のテープ印字装置において、
    前記文字列受付手段は、
    1つの第3文字列の入力を受け付け、
    前記印字データ生成手段は、前記装飾テープ用処理として、
    前記テープ長さ方向一端部に前記第3文字列を前記処理後文字列として前記第1配列方向にて配置するとともに、前記テープ長さ方向他端部に前記第3文字列を前記処理後文字列として前記第2配列方向にて配置した、前記印字データを生成する
    ことを特徴とするテープ印字装置。
  5. 請求項3記載のテープ印字装置において、
    前記文字列受付手段は、
    互いに異なる第4文字列及び第5文字列の入力を受け付け、
    前記印字データ生成手段は、前記装飾テープ用処理として、
    前記テープ長さ方向一端部に前記第4文字列を前記第1配列方向に前記処理後文字列として配置するとともに、前記テープ長さ方向他端部に前記第5文字列を前記第2配列方向に前記処理後文字列として配置した、前記印字データを生成する
    ことを特徴とするテープ印字装置。
  6. 請求項4又は請求項5記載のテープ印字装置において、
    前記印字データ生成手段は、前記装飾テープ用処理として、さらに、
    前記テープ長さ方向一端から当該一端側に位置する文字列のテープ長さ方向の中心までの距離と、前記テープ長さ方向他端から当該他端側に位置する文字列のテープ長さ方向の中心までの距離と、が互いに等しくなる、前記印字データを生成する
    ことを特徴とするテープ印字装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載のテープ印字装置において、
    前記文字列受付手段による受付結果、及び、前記全長設定手段による設定結果、に応じた、前記印字済み装飾テープをループ態様とするときの重ね合わせの目印形成位置を設定する、目印設定手段をさらに有し、
    前記印字データ生成手段は、
    前記目印設定手段により設定された前記目印形成位置に目印をさらに配置した、前記印字データを生成する
    ことを特徴とするテープ印字装置。
  8. 装飾用被印字テープを搬送させるための搬送手段と、搬送手段により搬送される前記装飾用被印字テープに印字を形成し、印字済み装飾テープを作成する印字手段と、を有するテープ印字装置を操作するための操作端末に備えられた演算手段に対し、
    前記装飾用被印字テープに印字形成するための、1つ又は2つの文字列の入力を受け付ける文字列受付手順と、
    前記印字済み装飾テープの全長を設定する全長設定手順と、
    前記文字列受付手順で受け付けられた前記1つ又は2つの文字列に対して所定の装飾テープ用処理を施して生成した2つの処理後文字列を、前記全長設定手順で設定された前記全長を備えた前記装飾用被印字テープの、テープ長さ方向一端部及び他端部に配置した、印字データを生成する印字データ生成手順と、
    前記印字データ生成手順で生成された前記印字データを、前記テープ印字装置へ送信し、前記全長を備えた前記印字済み装飾テープを作成する印字データ送信手順と、
    を実行させるための、装飾テープ作成プログラム。
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