JP2017140966A - エアバッグカバー - Google Patents

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Masashi Sugiyama
昌司 杉山
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【課題】表皮材の表面への凹凸の発生を抑制することにより、エアバッグカバーの外観を良好に維持する。【解決手段】エアバッグカバー10は、折り畳まれたエアバッグを覆うカバー本体11と、カバー本体11を被覆するシート状の表皮材12と、カバー本体11と表皮材12との間に積層されるシート状のクッション材13と、カバー本体11の表面及び表皮材12の裏面に配設される接着剤14,15と、クッション材13の裏面及び表面に配設される接着剤浸透抑制材16,17と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、エアバッグカバーに関する。
従来から、自動車等の車両が衝突した際の衝撃から乗員を保護するエアバッグが公知である(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載のエアバッグカバーは、折り畳まれたエアバッグを覆うカバー本体(基材)と、カバー本体の表面に積層されるシート状のクッション材(中間材)と、クッション材の表面に積層されるシート状の表皮材(皮革)と、を備える。特許文献1に記載のエアバッグカバーでは、カバー本体の表面とクッション材の裏面とが接着剤により接着されるとともに、クッション材の表面と表皮材の裏面とが接着剤により接着される。また、特許文献1には、表皮材の引張強度を高め、表皮材が裂けることを抑制するために、織物により形成されるバッキング層をクッション材の表面に配設するとともに、不織布により形成されるバッキング層をクッション材の裏面に配設することが記載されている。
特開2014−101108号公報
表皮材とクッション材とを接着剤により接着する際、接着剤がクッション材に浸透し、その状態のまま表皮材をクッション材に押さえつけると、クッション材が局所的に潰れてしまい、表皮材の表面に凹凸が形成される可能性がある。また、クッション材が積層された表皮材をカバー本体に接着剤により接着する際にも、接着剤がクッション材に浸透し、その状態のまま表皮材をカバー本体に押さえつけると、クッション材が局所的に潰れてしまい、表皮材の表面に凹凸が形成される可能性がある。
そこで、本発明は、表皮材の表面への凹凸の発生を抑制することにより、エアバッグカバーの外観を良好に維持することを目的とする。
本発明に係るエアバッグカバーは、折り畳まれたエアバッグを覆うカバー本体と、カバー本体を被覆するシート状の表皮材と、カバー本体と表皮材との間に積層されるシート状のクッション材と、カバー本体の表面及び表皮材の裏面に配設される接着剤と、クッション材の裏面及び表面に配設される接着剤浸透抑制材と、を備える。
本発明に係るエアバッグカバーは、クッション材の裏表両面に配設される接着剤浸透抑制材を備えるので、表皮材又はカバー本体との接着の際に、接着剤のクッション材への浸透を抑制することができる。よって、表皮材をクッション材に、又は、クッション材が積層された表皮材をカバー本体に押さえつけながら張り付けても、製品表面である表皮材の表面に凹凸が生じず、エアバッグカバーの外観を良好に維持することが可能になる。
本発明の実施形態に係るエアバッグカバーが設けられたステアリングホイールの正面図である。 図1のA−A線による断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面とともに詳述する。
本実施形態では、自動車のステアリングホイールに設けられるエアバッグカバーを例示する。
図1に示すように、ステアリングホイール1は、ステアリングホイール本体2を有する。ステアリングホイール本体2は、円環状に形成されたグリップ部であるリム部3と、リム部3の内方に位置するボス部4と、これらリム部3とボス部4とを連結する複数(本実施形態では、3本)のスポーク部5と、から主に構成される。ステアリングホイール本体2の中央部(ボス部4)に、エアバッグカバー10が設けられる。エアバッグカバー10は、エアバッグリッド等とも称されるものである。
図2に示すように、エアバッグカバー10は、折り畳まれたエアバッグ(図示せず)を覆うカバー本体(基材)11と、カバー本体11の外表面を被覆するシート状の表皮材(皮革)12と、カバー本体11と表皮材12との間に積層されるシート状のクッショッン材(中間材)13と、を備える。ここで、カバー本体11等におけるエアバッグが配置されているカバー内側の面を「裏面」と称し、エアバッグが配置されているカバー内側の面とは反対側のカバー外側の面を「表面」と称する。
カバー本体11は、合成樹脂材料によって構成される。図示は省略しているが、カバー本体11の裏面に、破断予定部及びヒンジ部が形成され、これら破断予定部及びヒンジ部により複数の扉予定部が区画される。破断予定部は、テア溝、テアライン等とも称されるものであり、カバー本体11の裏面に所定の深さに凹設されて、カバー本体11の他の部分よりも脆弱になるように形成される。一方、ヒンジ部は、ヒンジ溝、ヒンジライン等とも称されるものであり、破断予定部よりも浅い所定の深さに凹設されて、扉予定部が外側に展開する際の回動軸となるように構成される。エアバッグの展開時には、カバー本体11がエアバッグによって内側から押圧されることにより、カバー本体11に設けた破断予定部を基点としてカバー本体11が破断し、扉予定部がヒンジ部を回動軸として開くようになっている。
表皮材12は、天然皮革、合成皮革、布、木目フィルム等によって構成される。クッション材13は、ポリウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム等によって構成される。これら表皮材12及びクッション材13が、カバー本体11の外表面を覆うように適宜積層される。このため、カバー本体11の表面に接着剤(第1接着剤)14が配設されると共に、表皮材12の裏面に接着剤(第2接着剤)15が配設される。
本実施形態に係るエアバッグカバー10では、クッション材13の裏面に接着剤浸透抑制材(第1接着剤浸透抑制材)16が配設されると共に、クッション材13の表面に接着剤浸透抑制材(第2接着剤浸透抑制材)17が配設される。これら接着剤浸透抑制材16,17は、クッション材13に接着剤14,15が浸透することを抑制するものであり、接着剤を用いずにクッション材13に張り合わされる。接着剤浸透抑制材16,17をクッション材13に張り合わせる方法としては、例えば熱融着する方法(フレームラミネート)を採用することができる。
接着剤浸透抑制材16,17は、例えば不織布によって構成される。不織布はある程度のクッション性を有するので、接着剤浸透抑制材16,17に不織布を用いる場合、クッション材13は薄くしてもよい。接着剤浸透抑制材16,17は、接着剤14,15が浸透しないものであれば不織布に代えて他の素材を用いることができ、例えば、紙、フィルム等によって構成することが可能である。
カバー本体11の表面と接着剤浸透抑制材16の裏面とが接着剤14を用いて接着され、カバー本体11の表面と接着剤浸透抑制材16の裏面との間に接着剤14による接着剤層(第1接着剤層)が形成される。また、表皮材12の裏面と接着剤浸透抑制材17の表面とが接着剤15を用いて接着され、表皮材12の裏面と接着剤浸透抑制材17の表面との間に接着剤15による接着剤層(第2接着剤層)が形成される。
接着剤浸透抑制材16,17は、クッション材13と表皮材12又はカバー本体11との積層の前に予め、クッション材13の裏面及び表面にそれぞれ張り合わせておくことが好ましい。カバー本体11、表皮材12及びクッション材13の積層の順序は、任意であり、例えば、表皮材12とクッション材13とを張り合わせ、しかる後、クッション材13とカバー本体11とを張り合わせる。カバー本体11、表皮材12及びクッション材13の積層の順序は、前述の順序とは異なる順序であってもよく、カバー本体11とクッション材13とを張り合わせ、しかる後、クッション材13と表皮材12とを張り合わせてもよい。
以下に、本実施形態による作用効果を説明する。
(1)本実施形態に係るエアバッグカバー10は、折り畳まれたエアバッグを覆うカバー本体11と、カバー本体11を被覆するシート状の表皮材12と、カバー本体11と表皮材12との間に積層されるシート状のクッション材13と、カバー本体11の表面及び表皮材12の裏面に配設される接着剤14,15と、クッション材13の裏面及び表面に配設される接着剤浸透抑制材16,17と、を備える。
クッション材13の裏表両面に配設される接着剤浸透抑制材16,17を備えるので、表皮材12又はカバー本体11との接着の際に、接着剤14,15のクッション材13への浸透を抑制することができる。よって、表皮材12をクッション材13に、又は、クッション材13が積層された表皮材12をカバー本体11に押さえつけながら張り付けても、製品表面である表皮材12の表面に凹凸が生じず、エアバッグカバー10の外観を良好に維持することが可能になる。
(2)接着剤浸透抑制材16,17は、不織布、紙、フィルムのいずれかにより形成される。
不織布は、一般的な織物と比較して繊維と繊維との隙間が小さいので、不織布の内部に接着剤14,15が浸透し難い。このため、接着剤14,15のクッション材13への浸透を抑制することができ、表皮材12をクッション材13に、又は、クッション材13が積層された表皮材12をカバー本体11に押さえつけながら張り付けても、製品表面である表皮材12の表面に凹凸が生じない。また、不織布に代えて、紙、フィルム等の他の素材を用いても同様の作用効果(接着剤14,15の浸透抑制)を得ることが可能である。
不織布は、一般的な織物と比較して繊維と繊維との隙間が小さいので、接着剤浸透抑制材16,17(不織布)と表皮材12又はカバー本体11との接触面積を大きくすることができる。その結果として、接着剤14,15を介するクッション材13と表皮材12又はカバー本体11との接着性を向上させることができる。また、不織布に代えて、紙、フィルム等の他の素材を用いても同様の作用効果(接触面積の拡大)を得ることが可能である。
ところで、本発明のエアバッグカバーは前述の実施形態に例をとって説明したが、この実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。
前述の実施形態では、ステアリングホイールに設けられたエアバッグカバーを例示したが、本発明はこれに限定されず、助手席前方のインストルメントパネル等に設けられるエアバッグカバーに適用することも可能である。
10 エアバッグカバー
11 カバー本体
12 表皮材
13 クッション材
14 接着剤
15 接着剤
16 接着剤浸透抑制材
17 接着剤浸透抑制材

Claims (2)

  1. 折り畳まれたエアバッグを覆うカバー本体と、
    前記カバー本体を被覆するシート状の表皮材と、
    前記カバー本体と前記表皮材との間に積層されるシート状のクッション材と、
    前記カバー本体の表面及び前記表皮材の裏面に配設される接着剤と、
    前記クッション材の裏面及び表面に配設される接着剤浸透抑制材と、を備える
    ことを特徴とするエアバッグカバー。
  2. 前記接着剤浸透抑制材は、不織布、紙、フィルムのいずれかにより形成されることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグカバー。
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