JP2017139935A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体モジュールを収容するケースからカバーを取外す際に、外部コネクタと制御回路基板との間の電気的な接続部が応力を受けるのを抑制できる電力変換装置を提供する。
【解決手段】電力変換装置1は、半導体素子11を内蔵した半導体モジュール10と、半導体モジュール10に電気的に接続された制御回路基板20と、半導体モジュール10を収容するケース3と該ケース3を覆うカバー5とを有する収容体2と、外部機器である車両制御部50との接続のためにカバー5とケース3との間に介装された状態で収容体2から外部へ突出するように構成され、制御回路基板20と一体化され且つ制御回路基板20に電気的に接続された外部コネクタ30と、を備え、外部コネクタ30は、被固定体であるカバー5に締結部材によって固定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体モジュールに電気的に接続された制御回路基板を備える電力変換装置に関する。
電気自動車、ハイブリッド自動車等の車両は、直流電力と交流電力との間で電力変換を行う電力変換装置を搭載している。例えば、下記の特許文献1には、半導体素子を内蔵した半導体モジュールと、この半導体モジュールを制御する制御回路基板と、この制御回路基板と外部機器とを電気的に接続する接続経路上に設けられた外部コネクタと、を備えた電力変換装置が開示されている。半導体モジュール及びそれに付随する複数の電子部品はケースに収容されている。外部機器のプラグが外部コネクタの筒内に挿入されることによって、制御回路基板と外部機器との間での信号の伝送が可能になる。また、下記の特許文献1には、この外部コネクタと制御回路基板とを一体化させた基板付コネクタが開示されている。このような基板付コネクタは、外部コネクタと制御回路基板との間の接続経路を短くでき電力変換装置の小型化を図るのに有効である。
特開2012−139041号公報
上記の電力変換装置を組み立てる場合、先ず、カバーに設けられた略U字形状の切り欠き部を用いて基板付コネクタをカバーに組み付ける。この場合、外部コネクタの外周面にシール材が塗布された状態でカバーの切り欠き部に嵌め込まれるとともに、制御回路基板がカバーに固定される。これにより、カバーに基板付コネクタが組み付けられたコネクタ付カバーが形成される。その後、コネクタ付カバーとケースは、それぞれのフランジ部において締結ボルトによって締結固定される。このとき、外部コネクタの対向面とカバーのフランジ面との双方によって構成されるカバー側のシール面は、シール材が塗布された状態でケースのフランジ面にシール材を介して接着される。
ところで、上記の電力変換装置においては、ケースからカバー(コネクタ付カバー)を取外して、ケースに収容されている半導体モジュール及び電子部品を点検したり交換したりするメンテナンス作業が行われる。このとき、外部コネクタは、カバーに対してはシール材によって接着されているのみであり、ケースからカバーが取り外される際に外部コネクタがケースから引っ張られる。これにより、外部コネクタと制御回路基板との間の電気的な接続部が応力を受ける。そして、この接続部が一旦応力を受けると、基板付コネクタをメンテナンス作業後に引き続いて使用することができないという問題が生じ得る。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、半導体モジュールを収容するケースからカバーを取外す際に、外部コネクタと制御回路基板との間の電気的な接続部が応力を受けるのを抑制できる電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、
半導体素子(11)を内蔵した半導体モジュール(10)と、
上記半導体モジュールに電気的に接続された制御回路基板(20)と、
上記半導体モジュールを収容するケース(3)と上記ケースを覆うカバー(5)とを有する収容体(2)と、
外部機器(50)との接続のために上記カバーと上記ケースとの間に介装された状態で上記収容体から外部へ突出するように構成され、上記制御回路基板と一体化され且つ上記制御回路基板に電気的に接続された外部コネクタ(30)と、
を備え、
上記外部コネクタは、上記カバー及び上記ケースのいずれか一方である被固定体(5,3)に締結部材(25)によって固定されている、電力変換装置(1)にある。
上記電力変換装置によれば、ケースからカバーを取外す際に、外部コネクタはカバー或いはケースである被固定体に締結部材による締結力を利用して固定された状態で取外される。即ち、外部コネクタは、カバーに固定されている場合には該カバー及び制御回路基板と一体となってケースから取外され、或いはケースに固定されている場合には該ケース及び制御回路基板と一体となってカバーから取外される。このとき、外部コネクタと制御回路基板が一体的に動くため、外部コネクタと制御回路基板との間の電気的な接続部が応力を受けにくい。
以上のごとく、上記態様によれば、半導体モジュールを収容するケースからカバーを取外す際に、外部コネクタと制御回路基板との間の電気的な接続部が応力を受けるのを抑制できる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態1の電力変換装置の概略構造を示す断面図。 図1中の電力変換装置におけるコネクタ付カバーの斜視図。 図2中のコネクタ付カバーの側面図。 図2中のコネクタ付カバーの分解斜視図。 図2中のコネクタ付カバーをフランジ面側から視た斜視図。 実施形態2の電力変換装置におけるコネクタ付カバーの側面図。 実施形態3の電力変換装置におけるコネクタ付ケースの側面図。 実施形態4の電力変換装置におけるコネクタ付ケースの側面図。
以下、電力変換装置に係る複数の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
なお、複数の実施形態における同一の要素には同一の符号を付している。また、本明細書の図面では、特に断わらない限り、半導体モジュールの長手方向である第1方向を矢印Xで示し、半導体モジュールの幅方向である第2方向を矢印Yで示し、第1方向及び第2方向の双方と直交する第3方向を矢印Zで示すものとする。
(実施形態1)
図1に示されるように、本実施形態の電力変換装置1は、半導体モジュール10及び制御回路基板20を含む複数の電子部品を備えている。これら複数の電子部品は収容体2によって区画された内部空間に収容されている。この電力変換装置1は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等に搭載され、直流の電源電力を駆動用モータの駆動に必要な交流電力に変換するインバータとして用いられる。
収容体2は、ケース3と、ケース3の一方の開口3aを覆うカバー5と、ケース3の他方の開口3bを覆うカバー9と、を有する。ケース3は、第3方向Zについて内部空間を仕切る仕切壁3cを備えている。収容体2に収容された複数の電子部品を点検したり交換したりするメンテナンス作業時には、ケース3からカバー5,9が取外される。収容体2を構成するケース3及びカバー5,9はいずれもアルミニウムを主体としたアルミニウム系材料からなる。
半導体モジュール10は、直流電力を交流電力に変換するIGBT等の半導体素子11を内蔵している。半導体モジュール10は、複数の制御端子12及びパワー端子(図示省略)を備えている。この半導体モジュール10には、半導体素子11の冷却のための冷却器(図示省略)が組み込まれている。
制御回路基板20は、半導体モジュール10をスイッチング駆動させるための駆動回路を有する高電圧系の制御回路基板(「電子回路基板」ともいう。)である。この目的のために、制御回路基板20は、半導体モジュール10の複数の制御端子12に電気的に接続されている。複数の制御端子12は、ケース3の仕切壁3cに設けられた開口3dを通じて半導体モジュール10から制御回路基板20まで延在している。
外部コネクタ(以下、単に「コネクタ」ともいう。)30は、制御回路基板20と外部機器である車両側の車両制御部(ECU)50とを電気的に接続する機能を有する。このコネクタ30は、車両制御部50との接続のためにカバー5とケース3との間に介装された状態で収容体2から該収容体2の外部へ突出するように構成されている。このコネクタ30は、ターミナル22を介して制御回路基板20に電気的に接続され、且つプラグ51が着脱可能となるように構成されている。
ターミナル22は、その一端部22aがコネクタ30に保持され、その他端部22bがはんだによって制御回路基板20に接続されている。プラグ51は、導電部材52を介して車両制御部50に電気的に接続されている。コネクタ30にプラグ51が装着されると、ターミナル22と導電部材52とが電気的に接続され、制御回路基板20と車両制御部50との間で信号を伝送可能な伝送経路が形成される。
コネクタ30は、制御回路基板20と一体化されている。従って、このコネクタ30は、制御回路基板20が一体化された基板付コネクタ30aを形成している。この基板付コネクタ30aは、コネクタ30と制御回路基板20との間の接続経路を短くでき電力変換装置1の小型化を図るのに有効である。そして、この基板付コネクタ30aの制御回路基板20は、カバー5のカバー内面から立設したボス部5aに締結ボルト24によって締結固定されている。
図2及び図3に示されるように、コネクタ30を含む基板付コネクタ30aは、カバー5に固定されている。これにより、カバー5は、基板付コネクタ30aが一体化されたコネクタ付カバー8を形成している。そして、このコネクタ付カバー8は、フランジ部6のフランジ面6aを、ケース3のフランジ部4のフランジ面4aと接合させた後、締結ボルト(図示省略)によってケース3と締結固定されるように構成されている。このとき、フランジ部6のフランジ面6aにシール材が塗布され、フランジ部6のフランジ面6aとフランジ部4のフランジ面4aとがシール材によって接着されシールされる。このシール材として、常温硬化性を有し、硬化後にゴム弾性体になるシリコン系シール材を用いるのが好ましい。
図4に示されるように、基板付コネクタ30aの固定のために、カバー5のうちフランジ部6の一部が分断された位置に切り欠き部7が設けられている。切り欠き部7は、コネクタ30が嵌め込まれる凹状の開口7aを有する。また、挟み込み部材としてのステー40が準備される。このステー40は、カバー5との間に切り欠き部7の開口7aに嵌め込まれたコネクタ30を挟み込んだ状態で締結部材としての締結ボルト25によって被固定体であるカバー5に締結固定されるように構成されている。即ち、基板付コネクタ30aのコネクタ30は、ステー40を介してカバー5に締結ボルト25によって固定されるように構成されている。これにより、基板付コネクタ30aとカバー5とが一体化されたコネクタ付カバー8が形成される。
コネクタ30は、固定片31、係合片32及びホルダ部33を備えている。これら固定片31、係合片32及びホルダ部33は一体化されており、且ついずれも絶縁性を有する樹脂材料からなる。
固定片31は、コネクタ30を半田によって制御回路基板20に固定するために平板状に構成されている。このため、コネクタ30は、固定片31において制御回路基板20に固定されて一体化されている。係合片32は、切り欠き部7の内壁面7bに設けられた係合溝7cに係合可能な平板状の部位である。この係合片32は、第1方向Xの板厚が係合溝7cの溝幅と同一或いは該溝幅を若干下回るように構成されている。このため、コネクタ30が切り欠き部7の開口7aへ挿入されるときに、係合片32の外周部が切り欠き部7の係合溝7cにスライドしながら係合する。このとき、係合片32と係合溝7cとの間に上記のシール材が塗布されるのが好ましい。ホルダ部33は、前記のプラグ51を収容可能な筒形状を有する。ターミナル22は、固定片31及び係合片32を貫通した後、その一端部22aがホルダ部33の筒内に配置されている。
図4及び図5が参照されるように、ステー40は、互いに平行に延在する延在面41及び延在面43と、延在面41に対して段差状に設けられた延在面42と、を備えている。延在面41は、ステー40の固定時にコネクタ30の固定片31を支持するように構成されている。延在面42は、ステー40の固定時にコネクタ30の係合片32の外周部を支持するように構成されている。延在面43は、ステー40とカバー5の切り欠き部7との間にコネクタ30を挟み込んだ状態でカバー5のフランジ面6aと面一をなすように構成されている。従って、この延在面43は、カバー5のフランジ面6aとともにケース3(カバー5に対する他方の部材)のフランジ面4aに接合される平坦なシール面S(図5において斜線を付した領域)を形成する。
ステー40は、第2方向Yの両端部からそれぞれ延在面41に沿って第1方向Xに延出する延出片44を備えている。この延出片44は、締結ボルト25の雄ねじ軸25aが挿入される挿入孔44aを有する。挿入孔44aは、延出片44の第3方向Zに貫通形成されている。締結ボルト25は、延出片44の挿入孔44aに挿入された雄ねじ軸25aがカバー5側のボス部5bに螺合するように構成されている。これにより、ステー40は、被締結部としての延出片44においてカバー5に締結固定される。ステー40の延出片44は、延在面43から外れた位置に設けられている。即ち、本実施形態では、締結ボルト25による締結固定点を延在面43に設けないようにしている。
次に、実施形態1の電力変換装置1の作用効果について説明する。
上記の電力変換装置1によれば、上記のメンテナンス作業時にケース3からカバー5を取外す際、コネクタ30はカバー5に締結ボルト25による締結力を利用して固定された状態で取外される。即ち、コネクタ30は、カバー5及び制御回路基板20と一体となってケース3から取外される。このとき、ステー40の延在面43とフランジ面6aとからなるシール面Sに塗布されたシール材が剥離する一方で、締結ボルト25によってカバー5に強固に固定されたコネクタ30は制御回路基板20と一体的に動く。この場合、コネクタ30に該コネクタ30を制御回路基板20から引き離す方向の荷重が作用しにくい。このため、コネクタ30と制御回路基板20との間の電気的な接続部(典型的には、ターミナル22のうちはんだによって制御回路基板20に接続された他端部22b)が応力を受けにくい。その結果、制御回路基板20及びコネクタ30が一体化された基板付コネクタ30aをメンテナンス作業後に引き続いて使用することが可能になる。
特に、この電力変換装置1では、カバー5とステー40との間にコネクタ30を挟み込む構造を採用しているため、ステー40は、ケース3からカバー5を取外す際にケース3側からコネクタ30に及ぶ引っ張り荷重を緩和する機能を発揮する。このため、コネクタ30と制御回路基板20との間の電気的な接続部が応力を受けるのをより確実に抑制できる。
また、上記の電力変換装置1によれば、ステー40の延在面43がカバー5のフランジ面6aと面一をなして平坦なシール面Sを形成するため、シール面Sにシール材を塗布し易くできるとともに、シール材によるシール性及び接合性を高めることができる。
更に、上記の電力変換装置1によれば、ステー40の延出片44を延在面43から外れた位置に設けることによって、シール面Sの第1方向Xの所望のシール幅(図5中のシール幅D)を確保することができる。
(実施形態2)
図6に示されるように、実施形態2の電力変換装置101は、実施形態1の電力変換装置1とは、ステー40のような部材を備えていない点について構成が異なる。
その他の構成は、実施形態1と同様である。
この電力変換装置101において、基板付コネクタ30aのコネクタ30は、被固定体であるカバー5に締結ボルト25によって直に締結固定されるように構成されている。これにより、基板付コネクタ30aとカバー5とが一体化されたコネクタ付カバー108が形成される。このとき、コネクタ30の係合片32には、カバー5のフランジ面6aと面一をなす延在面32aが設けられている。従って、この延在面32aは、カバー5のフランジ面6aとともにケース3のフランジ面4aに接合される平坦なシール面Sを形成するように構成されている。
上記の電力変換装置101によれば、上記のメンテナンス作業時にケース3からカバー5を取外す際、コネクタ30の延在面32aとフランジ面6aとからなるシール面Sに塗布されたシール材が剥離する一方で、締結ボルト25によってカバー5に強固に固定されたコネクタ30は制御回路基板20と一体的に動く。この場合、コネクタ30に該コネクタ30を制御回路基板20から引き離す方向の荷重が作用しにくい。このため、コネクタ30と制御回路基板20との間の電気的な接続部が応力を受けにくい。
また、コネクタ30の延在面32aがカバー5のフランジ面6aと面一をなして平坦なシール面Sを形成するため、シール面Sにシール材を塗布し易くできるとともに、シール材によるシール性及び接合性を高めることができる。
更に、ステー40のような部材を省略することによって、部品点数を少なく抑えることができる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を奏する。
(実施形態3)
図7に示されるように、実施形態3の電力変換装置201は、実施形態1の電力変換装置1とは、コネクタ30を含む基板付コネクタ30aがケース3に固定されている点について構成が異なる。
その他の構成は、実施形態1と同様である。
この電力変換装置201において、基板付コネクタ30aの固定のために、ケース3のうちフランジ部4の一部が分断された位置に切り欠き部7が設けられている。そして、ステー40は、ケース3との間に切り欠き部7の開口7aに嵌め込まれたコネクタ30を挟み込んだ状態で締結ボルト25によって延出片44においてケース3に締結固定されるように構成されている。即ち、基板付コネクタ30aのコネクタ30は、ステー40を介して被固定体であるケース3に締結ボルト25によって固定されるように構成されている。これにより、基板付コネクタ30aとケース3とが一体化されたコネクタ付ケース203が形成される。
ステー40の延在面43は、ステー40とケース3の切り欠き部7との間にコネクタ30を挟み込んだ状態でケース3のフランジ面4aと面一をなす。従って、この延在面43は、ケース3のフランジ面4aとともにカバー5(ケース3に対する他方の部材)のフランジ面6aに接合される平坦なシール面Sを形成するように構成されている。
上記の電力変換装置201によれば、上記のメンテナンス作業時にケース3からカバー5を取外す際、ステー40の延在面43とフランジ面4aとからなるシール面Sに塗布されたシール材が剥離する一方で、締結ボルト25によってケース3に強固に固定されたコネクタ30は制御回路基板20が一体的に動く。この場合、コネクタ30に該コネクタ30を制御回路基板20から引き離す方向の荷重が作用しにくい。このため、コネクタ30と制御回路基板20との間の電気的な接続部が応力を受けにくい。
また、ステー40の延在面43がケース3のフランジ面4aと面一をなして平坦なシール面Sを形成するため、シール面Sにシール材を塗布し易くできるとともに、シール材によるシール性及び接合性を高めることができる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を奏する。
(実施形態4)
図8に示されるように、実施形態4の電力変換装置301は、実施形態3の電力変換装置201とは、ステー40のような部材を備えていない点について構成が異なる。
その他の構成は、実施形態3と同様である。
この電力変換装置301において、基板付コネクタ30aのコネクタ30は、被固定体であるケース3に締結ボルト25によって直に締結固定されるように構成されている。これにより、基板付コネクタ30aとケース3とが一体化されたコネクタ付ケース303が形成される。このとき、コネクタ30の係合片32には、ケース3のフランジ面4aと面一をなす延在面32aが設けられている。従って、この延在面32aは、ケース3のフランジ面4aとともにカバー5のフランジ面6aに接合される平坦なシール面Sを形成するように構成されている。
上記の電力変換装置301によれば、上記のメンテナンス作業時にケース3からカバー5を取外す際、コネクタ30の延在面32aとフランジ面4aとからなるシール面Sに塗布されたシール材が剥離する一方で、締結ボルト25によってケース3に強固に固定されたコネクタ30は制御回路基板20と一体的に動く。この場合、コネクタ30に該コネクタ30を制御回路基板20から引き離す方向の荷重が作用しにくい。
このため、コネクタ30と制御回路基板20との間の電気的な接続部が応力を受けにくい。
また、コネクタ30の延在面32aがケース3のフランジ面4aと面一をなして平坦なシール面Sを形成するため、シール面Sにシール材を塗布し易くできるとともに、シール材によるシール性及び接合性を高めることができる。
更に、ステー40のような部材を省略することによって、部品点数を少なく抑えることができる。
その他、実施形態3と同様の作用効果を奏する。
本発明は、上記の典型的な実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記の実施形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
上記の実施形態1,2では、ステー40の延在面43或いはコネクタ30の延在面32aとカバー5のフランジ面6aとによって平坦なシール面Sが形成され、上記の実施形態3,4では、ステー40の延在面43或いはコネクタ30の延在面32aとケース3のフランジ面4aとによって平坦なシール面Sが形成される場合について例示したが、シール面Sは必要に応じて段差状に構成されてもよい。
上記の実施形態では、締結ボルト25による締結固定点をシール面S(ステー40の延在面43或いはコネクタ30の延在面32a)に設けない場合について例示したが、シール面Sにおける所望のシール幅を確保できる場合には、締結ボルト25による締結固定点をシール面Sに設けた構成を採用することもできる。
1,101,201,301 電力変換装置
2 収容体
3 ケース
4a フランジ面
5 カバー
6a フランジ面
7 切り欠き部
7a 開口
10 半導体モジュール
11 半導体素子
20 制御回路基板
25 締結ボルト(締結部材)
25a 雄ねじ軸
30 外部コネクタ
40 ステー(挟み込み部材)
43 延在面
44 延出片(被締結部)
44a 挿入孔
50 車両制御部(外部機器)
S シール面

Claims (4)

  1. 半導体素子(11)を内蔵した半導体モジュール(10)と、
    上記半導体モジュールに電気的に接続された制御回路基板(20)と、
    上記半導体モジュールを収容するケース(3)と上記ケースを覆うカバー(5)とを有する収容体(2)と、
    外部機器(50)との接続のために上記カバーと上記ケースとの間に介装された状態で上記収容体から外部へ突出するように構成され、上記制御回路基板と一体化され且つ上記制御回路基板に電気的に接続された外部コネクタ(30)と、
    を備え、
    上記外部コネクタは、上記カバー及び上記ケースのいずれか一方である被固定体(5,3)に締結部材(25)によって固定されている、電力変換装置(1,101,201,301)。
  2. 上記被固定体との間に上記外部コネクタを挟み込んだ状態で上記締結部材によって上記被固定体に締結固定される挟み込み部材(40)を備え、上記外部コネクタは、上記挟み込み部材を介して上記被固定体に固定されている、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 上記被固定体は、上記外部コネクタが嵌め込まれる開口(7a)を有する切り欠き部(7)を備え、上記挟み込み部材は、上記切り欠き部の上記開口に嵌め込まれた上記外部コネクタを該切り欠き部との間に挟み込んだ状態で上記被固定体のフランジ面(6a,4a)と面一をなす延在面(43)を備え、上記延在面が上記被固定体の上記フランジ面とともに上記カバー及び上記ケースのうち上記被固定体に対する他方の部材(3,5)のフランジ面(4a,6a)に接合されるシール面(S)を形成するように構成されている、請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 上記挟み込み部材は、上記締結部材の雄ねじ軸(25a)が挿入される挿入孔(44a)を有する被締結部(44)を備え、上記被締結部が上記延在面から外れた位置に設けられている、請求項3に記載の電力変換装置。
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