JP2017135825A - 電力消費管理装置および電力消費管理プログラム - Google Patents

電力消費管理装置および電力消費管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】需要家に電力消費に関する要請に従った動作をより確実に行わせることが可能な電力消費管理装置および電力消費管理プログラムを提供する。
【解決手段】電力消費管理装置101は、需要家が電力消費に関する要請に従う予定であるか否かに関する応答情報及び需要家が要請に従った動作を実行したか否かに関する実施情報を取得する需要家側取得部14と、需要家側取得部によって取得された応答情報及び実施情報に基づいて、需要家を複数の区分のいずれかに分類する分類部15と、需要家に対する新たな要請の内容を、分類部によって分類された需要家の区分に応じて設定する指示部12とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、電力消費管理装置および電力消費管理プログラムに関し、特に、電力消費に関する要請を行う電力消費管理装置および電力消費管理プログラムに関する。
従来、電力需給の逼迫時に一般家庭およびオフィス等の電力需要施設における電力消費が抑制されるように、電力需要施設における電力消費を管理するシステムが開発されている。
たとえば、電力需給の逼迫が予想される場合、複数の電力需要施設における電力消費を管理する事業者が、電力会社等から電力消費の抑制の要請を受ける。
事業者は、電力会社等からの要請の内容、および各電力需要施設における通常の消費電力量等に基づいて、各電力需要施設において抑制すべき消費電力量を設定する。そして、事業者は、設定した消費電力量の抑制を各需要家に要請する。
このようなシステムの一例として、たとえば、特許文献1(特開2012−205358号公報)には、以下のような技術が開示されている。すなわち、電力管理システムは、予め登録された複数の参加者を含むコミュニティに関する参加者リストを保持する保持部と、電力削減制御の実行の要否を判定する判定部と、電力削減制御の実行が必要であると判定部が判定した場合に、参加者リストに含まれている複数の参加者の中から、電力削減制御の対象となる1以上の対象者を選定する選定部と、選定部によって選定された対象者に関して、電力削減制御を実行する制御部と、電力削減制御が実行された対象者に対して、削減電力に基づく特典を付与する付与部とを備える。
2012−205358号公報
需要家に電力消費の抑制を要請し、電力会社等からの要請が満たされた場合であっても、気温等の影響で自然に電力需要が減少した可能性があり、需要家が電力消費の抑制を実施したとは限らない。電力消費に関する要請を、より確実に満たす技術が望まれる。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、需要家に電力消費に関する要請に従った動作をより確実に行わせることが可能な電力消費管理装置および電力消費管理プログラムを提供することである。
(1)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる電力消費管理装置は、需要家が電力消費に関する要請に従う予定であるか否かに関する応答情報、および前記需要家が前記要請に従った動作を実行したか否かに関する実施情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記応答情報および前記実施情報に基づいて、前記需要家を複数の区分のいずれかに分類する分類部と、前記需要家に対する新たな前記要請の内容を、前記分類部によって分類された前記需要家の前記区分に応じて設定する設定部とを備える。
(6)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる電力消費管理プログラムは、コンピュータを、需要家が電力消費に関する要請に従う予定であるか否かに関する応答情報、および前記需要家が前記要請に従った動作を実行したか否かに関する実施情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記応答情報および前記実施情報に基づいて、前記需要家を複数の区分のいずれかに分類する分類部と、前記需要家に対する新たな前記要請の内容を、前記分類部によって分類された前記需要家の前記区分に応じて設定する設定部と、として機能させるためのプログラムである。
本発明は、このような特徴的な処理部を備える電力消費管理装置として実現できるだけでなく、かかる特徴的な処理をステップとする方法として実現することができる。また、本発明は、電力消費管理装置の一部または全部を実現する半導体集積回路として実現したり、電力消費管理装置を含むシステムとして実現したりすることができる。
本発明によれば、需要家に電力消費に関する要請に従った動作をより確実に行わせることができる。
図1は、電力の安定供給を図る仕組みの一例を説明するための図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムの構成を示す図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける電力消費管理装置の構成を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る電力消費管理装置における需要家指示テーブルの一例を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける電力消費抑制処理のシーケンスの一例を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける電力消費抑制処理のシーケンスの一例を示す図である。 図7は、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける電力消費抑制処理のシーケンスの一例を示す図である。 図8は、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける電力消費抑制処理のシーケンスの一例を示す図である。 図9は、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムにおけるDR実施の通知処理のシーケンスの一例を示す図である。
最初に、本発明の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本発明の実施の形態に係る電力消費管理装置は、需要家が電力消費に関する要請に従う予定であるか否かに関する応答情報、および前記需要家が前記要請に従った動作を実行したか否かに関する実施情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記応答情報および前記実施情報に基づいて、前記需要家を複数の区分のいずれかに分類する分類部と、前記需要家に対する新たな前記要請の内容を、前記分類部によって分類された前記需要家の前記区分に応じて設定する設定部とを備える。
このように、電力消費に関するイベントへの参加可否に関する需要家からの情報に加えて、要請に従った動作の実施または非実施に関する情報を取得する構成により、当該イベントの成功が、たとえば自然に電力需要が減少したことによるものなのか、需要家が実際に要請に従った動作を実施したことによるものなのかを判別することができる。そして、この判別結果を加味して需要家を詳細に分類し、分類した各需要家の区分に応じて、電力消費に関する要請先の需要家を選択し、また、要請内容を設定することができるため、電力消費に関する要請先として適切な対象者を選定し、電力会社等からの要請をより確実に満たすことができる。したがって、本発明の実施の形態に係る電力消費管理装置では、需要家に電力消費に関する要請に従った動作をより確実に行わせることができる。また、電力消費に関するイベントの成功に寄与する可能性が低い需要家を配下に置いても、各需要家を詳細で適切な区分に分類することができるため、電力会社等からの要請をより確実に満たしながら、電力消費に関する要請に対するシステムのキャパシティを増加させることができる。
(2)好ましくは、前記電力消費管理装置は、さらに、前記需要家が前記要請を満たしたか否かを判断する判断部を備え、前記分類部は、前記応答情報、前記実施情報および前記判断部の判断結果に基づいて前記需要家を分類する。
このように、需要家からの電力消費に関するイベントへの参加可否に関する情報、および要請に従った動作の実施または非実施に関する情報に加えて、当該イベントが成功したか否かの情報を用いる構成により、需要家をより詳細で適切な区分に分類することが可能となる。
(3)好ましくは、前記電力消費管理装置は、さらに、前記需要家が前記要請を満たしたことに対する対価を算出する対価演算部を備え、前記対価演算部は、前記分類部によって分類された前記需要家の前記区分に応じた値の前記対価を算出する。
このような構成により、分類した需要家の区分に応じた適切なインセンティブを当該需要家に与えることができる。たとえば、電力消費の抑制量が同等である複数の需要家が存在する場合において、意図的に電力消費を抑制する処理を行った需要家を優遇することができる。
(4)好ましくは、前記複数の区分にそれぞれ優先度が付与されており、前記電力消費管理装置は、さらに、前記優先度に基づいて、前記要請の対象とすべき前記需要家を決定する要請部を備える。
このような構成により、区分ごとに付与された優先度を用いて、電力消費に関する要請先として適切な需要家を容易に選択することができる。
(5)好ましくは、前記設定部は、前記要請に従った動作を実行したか否かに応じて、前記需要家に対する新たな前記要請を異なる内容に設定する。
このような構成により、電力消費に関するイベントへの参加を表明し、かつ当該イベントが成功した際の複数の需要家に対して、意図的に電力消費を抑制する処理を行ったか否かに応じて異なる要請内容を設定することができる。
(6)本発明の実施の形態に係る電力消費管理プログラムは、電力消費管理プログラムであって、コンピュータを、需要家が電力消費に関する要請に従う予定であるか否かに関する応答情報、および前記需要家が前記要請に従った動作を実行したか否かに関する実施情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記応答情報および前記実施情報に基づいて、前記需要家を複数の区分のいずれかに分類する分類部と、前記需要家に対する新たな前記要請の内容を、前記分類部によって分類された前記需要家の前記区分に応じて設定する設定部と、として機能させるためのプログラムである。
このように、電力消費に関するイベントへの参加可否に関する需要家からの情報に加えて、要請に従った動作の実施または非実施に関する情報を取得する構成により、当該イベントの成功が、たとえば自然に電力需要が減少したことによるものなのか、需要家が実際に要請に従った動作を実施したことによるものなのかを判別することができる。そして、この判別結果を加味して需要家を詳細に分類し、分類した各需要家の区分に応じて、電力消費に関する要請先の需要家を選択し、また、要請内容を設定することができるため、電力消費に関する要請先として適切な対象者を選定し、電力会社等からの要請をより確実に満たすことができる。したがって、本発明の実施の形態に係る電力消費管理装置では、需要家に電力消費に関する要請に従った動作をより確実に行わせることができる。また、電力消費に関するイベントの成功に寄与する可能性が低い需要家を配下に置いても、各需要家を詳細で適切な区分に分類することができるため、電力会社等からの要請をより確実に満たしながら、電力消費に関する要請に対するシステムのキャパシティを増加させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。また、以下に記載する実施の形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
図1は、電力の安定供給を図る仕組みの一例を説明するための図である。
図1を参照して、電力の安定供給を図る仕組みの一例であるデマンドレスポンス(DR:Demand Response)において、電力会社91は、電力需給の逼迫が予想される場合に、アグリゲータ92に対して電力消費の抑制要請を行う(ステップS1)。
アグリゲータ92は、電力会社91から電力消費の抑制要請を受けると、自己と契約関係にある複数の需要家90に電力消費の抑制要請を行う(ステップS2)。
アグリゲータ92からDRへの参加要請すなわち電力消費の抑制要請を受けた需要家90が自己の電力需要施設において電力消費の抑制を行うと、アグリゲータ92にネガワットすなわち抑制された消費電力が提供される(ステップS3)。アグリゲータ92は、各需要家90から提供されたネガワットをまとめて電力会社91へ提供する(ステップS4)。
電力会社91は、アグリゲータ92からネガワットが提供されると、ネガワットの大きさに応じた対価をアグリゲータ92に対して支払う(ステップS5)。なお、対価は、たとえば、お金であってもよいし、何らかの物品またはサービスと交換可能なポイントであってもよい。
そして、アグリゲータ92は、電力会社91から受け取った対価を各需要家90へ分配する(ステップS6)。
このように、需要家90に電力消費の抑制の対価を与えることにより、需要家90における電力消費の抑制の実施を促進することができる。
図2は、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムの構成を示す図である。
図2を参照して、電力消費管理システム401は、系統側管理装置151と、電力消費管理装置101と、複数の施設装置31と、複数の機器32と、複数の端末装置33と、複数の電力量計35とを備える。
系統側管理装置151は、たとえば電力会社91によって運用されるサーバであり、インターネット等のネットワーク302経由で電力消費管理装置101に接続される。
電力消費管理装置101は、たとえばアグリゲータ92によって運営されるサーバであり、インターネット等のネットワーク303経由で各施設装置31に接続される。電力消費管理装置101は、たとえば住宅である複数の電力需要施設301における電力消費に関する情報を管理する。
電力需要施設301の各々において、施設装置31、1または複数の機器32、および電力量計35が設置される。電力需要施設301は、たとえば需要家90が管理する。
施設装置31は、たとえばEMS(Energy Management System)において用いられるゲートウェイ装置である。施設装置31は、電力需要施設301における各機器32のうち、自己と有線接続または無線接続された機器32を制御可能である。
機器32は、たとえば、空調機器、照明機器または冷蔵庫である。なお、電力需要施設301における各機器32のうちの一部または全部が、消費電力および動作設定等の自己の状態を施設装置31に通知可能であってもよい。
電力量計35は、たとえば施設装置31に有線接続され、電力需要施設301における消費電力量等を計測し、計測結果を施設装置31へ送信する。
端末装置33は、たとえば、需要家90の使用するスマートフォン、タブレットまたはパソコン等であり、施設装置31に無線接続される。
たとえば、電力会社91は、アグリゲータ92への電力消費に関する要請として、系統側管理装置151から電力消費管理装置101へ要請情報を送信する。要請情報は、たとえば、複数の電力需要施設301における電力消費の総抑制量の目標値(以下、抑制目標とも称する。)、および電力消費を抑制すべき期間を含む。なお、要請情報の示す抑制目標は、抑制すべき電力量に限らず、削減率または削減割合であってもよいし、上記期間中の消費電力量の上限値等であってもよい。
電力消費管理装置101は、系統側管理装置151から要請情報を受信すると、受信した電力管理情報に基づいて、各需要家90への電力消費に関する要請として、電力消費を抑制すべき節電期間および電力消費の抑制量を節電目標として示す指示情報を1または複数の施設装置31へ送信する。なお、節電目標は、抑制すべき電力量に限らず、削減率または削減割合であってもよい。
施設装置31は、電力消費管理装置101から受信した指示情報の内容を画面に表示するための画面情報を作成し、端末装置33へ送信する。
端末装置33は、施設装置31から受信した画面情報の内容を、たとえば自己の画面に表示する。そして、需要家90は、端末装置33の画面表示を確認し、アグリゲータ92からの電力消費に関する要請に従って電力需要施設301において電力消費の抑制を実施するか否か、すなわちデマンドレスポンスに参加するか否かを判断する。
図3は、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける電力消費管理装置の構成を示す図である。
図3を参照して、電力消費管理装置101は、系統側取得部11と、指示部(設定部および要請部)12と、記憶部13と、需要家側取得部14と、分類部15と、判断部17と、対価演算部19とを備える。
系統側取得部11は、系統側管理装置151から要請情報を取得して指示部12へ出力する。
需要家側取得部14は、需要家90が電力消費に関する要請に従う予定であるか否かに関する応答情報、および需要家90が当該要請に従った動作を実行したか否かに関する実施情報を、施設装置31から取得して分類部15へ出力する。
分類部15は、需要家側取得部14によって取得された応答情報および実施情報に基づいて、需要家90を複数の区分のいずれかに分類する。たとえば、分類部15は、需要家90を、上記要請に従った動作を実行したか否かに応じて異なる区分に設定する。
また、需要家側取得部14は、施設装置31から電力量計35の計測結果に基づく計測情報を取得して判断部17へ出力する。
判断部17は、需要家側取得部14から受けた計測情報に基づいて、需要家90が上記要請を満たしたか否かを判断する。
たとえば、分類部15は、応答情報、実施情報および判断部17の判断結果に基づいて需要家90を分類する。
指示部12は、需要家90に対する新たな要請の内容を、分類部15によって分類された当該需要家90の区分に応じて設定する。
具体的には、記憶部13は、需要家の識別情報と区分との対応関係を示す需要家管理テーブルを記憶する。分類部15は、需要家90の分類結果に基づいて、需要家管理テーブルに需要家90を新たに登録するか、または需要家管理テーブルに登録されている需要家90の区分を変更する。
また、記憶部13は、需要家の区分と指示情報の作成および送信の基準となる情報との対応関係を示す需要家指示テーブルを記憶する。
指示部12は、系統側取得部11から受けた要請情報、ならびに記憶部13に保存されている需要家管理テーブルおよび需要家指示テーブルに基づいて、複数の需要家90のうち、電力消費に関する要請先とすべき1または複数の需要家90を選択し、また、選択した需要家90への指示情報を作成する。そして、指示部12は、作成した指示情報を、選択した需要家90へ送信する。なお、指示部12は、需要家単位で異なる内容の指示情報を作成する構成であってもよいし、各需要家90の一部または全部において共通の内容の指示情報を作成する構成であってもよい。
たとえば、需要家指示テーブルにおいて、複数の区分にそれぞれ優先度が付与されている。指示部12は、当該優先度に基づいて、要請の対象とすべき需要家90を決定する。
図4は、本発明の実施の形態に係る電力消費管理装置における需要家指示テーブルの一例を示す図である。
図4を参照して、需要家指示テーブルにおいて、区分A1の需要家は、DRへの参加を表明し、DRに成功すなわち電力消費管理装置101から通知された節電目標の達成に成功し、かつDRを実施すなわち電力消費管理装置101からの要請に従った動作を実行した需要家である。区分A1の需要家は、DR成功の確度が高く、このため、次回以降の要請において、優先度が1であり、抑制依頼量が増加され、インセンティブすなわち対価が増額される。
区分A2の需要家は、DRへの参加を表明し、DRに成功し、かつDRを実施しなかった需要家である。区分A2の需要家は、DR成功の確度が低く、このため、次回以降の要請において、優先度が2であり、抑制依頼量は変わらず、インセンティブは据え置きである。
すなわち、指示部12は、電力消費に関する要請に従った動作を実行したか否かに応じて、需要家90に対する新たな要請を異なる内容に設定する。
区分B1の需要家は、DRへの参加を表明し、DRに失敗し、かつDRを実施した需要家である。区分B1の需要家は、DR成功の確度が低く、DR成功への阻害要因を除去したり、抑制依頼量を調整したりする必要がある。このため、次回以降の要請において、優先度が3であり、抑制依頼量が減らされ、インセンティブは据え置きである。
区分B2の需要家は、DRへの参加を表明し、DRに失敗し、かつDRを実施しなかった需要家である。区分B2の需要家は、DR成功の確度が低く、このため、次回以降の要請において、優先度が6であり、抑制依頼量が減らされ、インセンティブが減額される。
区分C1の需要家は、DRへの不参加を表明し、DRに成功し、かつDRを実施した需要家である。区分C1の需要家は、DRの確度評価の対象外であり、DRへの参加を促す必要がある。このため、次回以降の要請において、優先度が4であり、抑制依頼量は変わらず、インセンティブは据え置きである。
区分C2の需要家は、DRへの不参加を表明し、DRに成功し、かつDRを実施しなかった需要家である。区分C2の需要家は、DRの確度評価の対象外であり、需要家によるDR実施以外の要因でDRに成功している。このため、次回以降の要請において、優先度が5であり、抑制依頼量は減らされ、インセンティブは据え置きである。
区分D1の需要家は、DRへの不参加を表明し、DRに失敗し、かつDRを実施した需要家である。区分D1の需要家は、DRの確度評価の対象外であり、DRへの参加を促したり、DR成功への阻害要因を除去したり、抑制依頼量を調整したりする必要がある。このため、次回以降の要請において、優先度が7であり、抑制依頼量は減らされ、インセンティブが減額される。
区分D2の需要家は、DRへの不参加を表明し、DRに失敗し、かつDRを実施しなかった需要家である。区分D2の需要家は、DRの確度評価の対象外であり、このため、次回以降の要請において、優先度が8であり、抑制依頼量は減らされ、インセンティブが減額される。
再び図3を参照して、対価演算部19は、需要家90が電力消費に関する要請を満たしたことに対する対価を算出する。より詳細には、対価演算部19は、記憶部13に保存されている需要家管理テーブルを参照することにより、分類部15によって分類された需要家90の区分に応じた値の対価を算出する。
ここで、需要家管理テーブルは、たとえば、需要家の識別情報と区分とインセンティブとの対応関係を示す。
対価演算部19は、算出した需要家の対価を、たとえば需要家管理テーブルに登録する。需要家管理テーブルに登録された対価が、DRに成功した需要家90に与えられる。
なお、分類部15は、施設装置31への複数回分の指示情報に対する需要家90の実績を平均化したり、重み付けしたりすることにより、需要家90の区分を決定する構成であってもよい。
次に、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムが電力消費に関する要請を行う際の動作について説明する。
電力消費管理システム401における各装置は、コンピュータを備え、当該コンピュータにおけるCPU等の演算処理部は、以下のシーケンス図またはフローチャートの各ステップの一部または全部を含むプログラムを図示しないメモリからそれぞれ読み出して実行する。これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、外部からインストールすることができる。これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、記録媒体に格納された状態で流通する。
図5は、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける電力消費抑制処理のシーケンスの一例を示す図である。図5では、理解を容易にするために、1つの電力需要施設301における需要家および設備を代表的に示している。
図5を参照して、まず、系統側管理装置151は、電力需要を予測し、電力需給が逼迫する可能性が高い場合、電力消費の抑制を行うべきであると判断する。そして、系統側管理装置151は、たとえば、節電期間および当該節電期間における消費電力量の上限値を目標値として示す要請情報を電力消費管理装置101へ送信する(ステップS11)。
次に、電力消費管理装置101は、系統側管理装置151から要請情報を受信して、受信した要請情報の示す抑制目標に基づいて指示情報を作成し、電力消費に関する要請先として選択した1または複数の施設装置31へ送信する(ステップS12)。
次に、施設装置31は、電力消費管理装置101から指示情報を受信して、受信した指示情報に基づいて画面情報を作成し、たとえば需要家90の端末装置33へ送信する(ステップS13)。
次に、需要家90は、端末装置33の画面表示を確認し、DRへ参加するか否かを判断する。そして、需要家90は、たとえば、端末装置33を操作することにより、判断結果を示す応答情報を施設装置31へ送信する(ステップS14)。
次に、施設装置31は、需要家90から受信した応答情報を電力消費管理装置101へ送信する(ステップS15)。
次に、需要家90は、DRへ参加すると判断した場合、たとえば節電期間の開始タイミングにおいて、リモコン等を操作して制御情報を機器32へ送信することにより、機器32の動作内容を変更する(ステップS16)。
次に、需要家90は、たとえば端末装置33を操作することにより、DRを実施したか否かを示す実施情報を施設装置31へ送信する(ステップS17)。
次に、施設装置31は、需要家90から受信した実施情報を電力消費管理装置101へ送信する(ステップS18)。
次に、施設装置31は、たとえば節電期間の終了タイミングにおいて、計測結果要求を電力量計35へ送信する(ステップS19)。
次に、電力量計35は、施設装置31から計測結果要求を受信して、電力需要施設301における総消費電力量等の計測結果を施設装置31へ送信する(ステップS20)。
なお、電力量計35は、施設装置31から計測結果要求を受信して応答する構成に限らず、定期的または不定期に計測結果を施設装置31へ送信する構成であってもよい。
次に、施設装置31は、電力量計35から受信した計測結果に基づいて、節電期間における施設装置31における電力消費の量を示す計測情報を作成し、電力消費管理装置101へ送信する(ステップS21)。
次に、電力消費管理装置101は、施設装置31から受信した応答情報、実施情報および計測情報に基づいて、当該施設装置31に対応する需要家90の区分を決定する(ステップS22)。
次に、電力消費管理装置101は、当該需要家90に対する次回以降のインセンティブの値を、決定した区分に応じて算出する(ステップS23)。
次に、電力消費管理装置101は、需要家90の分類結果、およびインセンティブの算出結果を需要家管理テーブルに登録する(ステップS24)。
次に、系統側管理装置151は、電力需給が逼迫する可能性が高い場合、電力消費の抑制を行うべきであると判断し、新たな要請情報を電力消費管理装置101へ送信する(ステップS25)。
次に、電力消費管理装置101は、系統側管理装置151から要請情報を受信して、受信した要請情報の示す抑制目標に基づいて指示情報を作成する。より詳細には、電力消費管理装置101は、更新後の需要家指示テーブルおよび需要家管理テーブルを用いて、受信した要請情報の示す抑制目標を満たすように、電力消費に関する要請先として1または複数の需要家90を選択するとともに、電力消費に関する要請の内容すなわち指示情報の内容を設定する。電力消費管理装置101は、たとえば、抑制目標を満たす総抑制量が得られるまで、優先度が1の需要家90から順番に要請先として選択していく(ステップS26)。
次に、電力消費管理装置101は、作成した指示情報を、電力消費に関する要請先として選択した1または複数の施設装置31へ送信する(ステップS27)。
図5に示すシーケンスでは、需要家90がDRの実施または非実施のための機器操作を行い、また、施設装置31に実施結果を通知する。このような方法の長所としては、施設装置31と通信可能な機器32を導入する等の新しい設備が不要である点があげられる。一方、短所としては、需要家90が、DRを実施するための操作を行うとは限らない点、および機器32に対するDRの実施または非実施を誤ったり、施設装置31への通知内容を誤ったりする点があげられる。
図6は、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける電力消費抑制処理のシーケンスの一例を示す図である。
図6を参照して、ステップS31〜S36の動作は、図5に示すステップS11〜S16の動作と同様である。
次に、施設装置31は、状態要求を機器32へ送信する(ステップS37)。
次に、機器32は、自己の状態を示す状態応答を施設装置31へ送信する(ステップS38)。
次に、施設装置31は、機器32から受信した状態応答に基づいて、DRが実施されたか否かを判定し(ステップS39)、判定結果を示す実施情報を電力消費管理装置101へ送信する(ステップS40)。
ステップS41〜S49の動作は、図5に示すステップS19〜S27の動作と同様である。
図6に示すシーケンスでは、施設装置31が、機器32の状態からDRの実施または非実施を判定する。このような方法の長所としては、機器32の状態が自動通知される一方で機器32の動作が自動的には変更されないので安全性が比較的高い点があげられる。一方、短所としては、施設装置31が状態を取得可能な機器32が少ない点、およびDRの実施判定が困難である点があげられる。たとえば、冷房設定が25度である場合、通常の設定温度が20度であればDRを実施しているが、通常の設定温度が28度であればDRを実施しておらず、判定が困難である。
図7は、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける電力消費抑制処理のシーケンスの一例を示す図である。
図7を参照して、ステップS51〜S56の動作は、図5に示すステップS11〜S16の動作と同様である。
次に、機器32は、DRを実施したか否かを示す実施情報を施設装置31へ送信する(ステップS57)。
次に、施設装置31は、機器32から受信した実施情報を電力消費管理装置101へ送信する(ステップS58)。
ステップS59〜S67の動作は、図5に示すステップS19〜S27の動作と同様である。
図7に示すシーケンスでは、需要家90によるDRの実施と連動して機器32から実施結果が施設装置31に通知される。このような方法の長所としては、DRの実施を確実に通知できる点があげられる。一方、短所としては、実施結果を通知可能な機器32が少ない点があげられる。
図8は、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける電力消費抑制処理のシーケンスの一例を示す図である。
図8を参照して、ステップS71〜S75の動作は、図5に示すステップS11〜S15の動作と同様である。
次に、施設装置31は、DRへ参加する旨の応答情報を需要家90から受信した場合、制御情報を作成して機器32へ送信することにより、機器32の動作内容を変更する(ステップS76)。
次に、施設装置31は、DRを実施したか否かを示す実施情報を電力消費管理装置101へ送信する(ステップS77)。
ステップS78〜S86の動作は、図5に示すステップS19〜S27の動作と同様である。
図8に示すシーケンスでは、需要家90からのDRへの参加表明と連動して機器32が制御され、実施結果が電力消費管理装置101に通知される。このような方法の長所としては、需要家90が参加表明しただけでDRの実施は忘れてしまうことを防げる点があげられる。一方、短所としては、施設装置31が制御可能な機器32が少ない点、施設装置31による機器32の操作を可能とするために、機器および設備等、具体的には、EchonetLite(登録商標)規格に対応した機器、学習リモコンによる操作システム、または接点によるオン/オフ機構等が必要である点があげられる。また、需要家90による電力消費管理装置101への参加可否の回答後に状況が変化した場合に、DRの実施および非実施の変更を忘れる可能性がある点、および機器を自動操作することにより安全性が低下する場合がある点があげられる。
ここで、需要家側の電力消費量の増減により需給をコントロールするDRの標準プロトコルであるOpenADRでは、DRAS(Demand Response Automation Server)からDR信号を需要家に送信することにより、電力需要をコントロールすることができる。また、DRASは、DRへの参加可否の応答を受信することができる。
DRASは、OpenADRのサーバ(VTN:Virtual Top Node)として動作する。また、需要家側の装置は、OpenADRのクライアント(VEN: Virtual End Node)として動作する。
アグリゲータは、複数の需要家をまとめて、電力需要をコントロールする。アグリゲータ用のDRASは、電力会社用のDRASに対してはOpenADRのクライアント(VEN)として動作し、需要家側の装置に対してはサーバ(VTN)として動作する。
電力会社用のDRASは、系統側管理装置151の一例であり、アグリゲータ用のDRASは、電力消費管理装置101の一例である。
OpenADRでは、需要家の電力使用量をDRASに送信することができる。DRASは、DR信号に対する、需要家の参加可否の応答、およびDR期間における電力使用量は取得できるが、実際に需要家がDRを実施したかどうかの情報は取得できない。このため、需要家がDRを実施した場合と、気温等の影響で自然に需要が増減した場合とを区別することができない。
これに対して、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムでは、需要家側のシステムからDRASに、具体的には施設装置31から電力消費管理装置101に、DRを実施したかどうかを通知する機能が追加されている。
図9は、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムにおけるDR実施の通知処理のシーケンスの一例を示す図である。
図9を参照して、DRを実施したかどうかを通知する方法として、OpenADRの通知機能を実現する「レポート(Report)」にマッピングを行う方法1がある。
OpenADRでは、たとえば、スマートメータ等の測定値、およびエアコンの設定温度等の状態を、測定対象(rID)として定義し、レポートで送信することができる。
すなわち、DRを実施したかどうかをrIDとして定義し、DRASおよび需要家側のシステム(以下、需要家システムとも称する。)において測定対象として扱うことにより、レポートとして送信することができる。
具体的には、まず、需要家システムは、DRの実施または非実施をrIDとして通知することができる旨のレポート能力通知をDRASへ送信する(ステップS101)。
次に、DRASは、需要家システムからレポート能力通知を受信して、DRの実施または非実施を示すレポートを要求する旨の定義レポート送信要求を需要家システムへ送信する(ステップS102)。
次に、DRASは、DR信号を需要家システムへ送信し(ステップS103)、需要家システムは、DRへの参加可否応答をDRASへ送信する(ステップS104)。
次に、需要家システムは、DRの実施または非実施を示すレポートをDRASへ送信する(ステップS105)。
次に、需要家システムは、電力使用量を測定値として示すレポートをDRASへ送信する(ステップS106)。
方法1の長所としては、OpenADR2.0bを使用して送信することができる点があげられる。一方、短所としては、既製品のプログラムを利用する場合等、需要家システムのOpenADR2.0bの処理部が対応できない場合のある点があげられる。
他の方法2としては、OpenADRのトランスポートプロトコルを利用する、すなわち、OpenADRの通信の下位レイヤで利用しているXMPPまたはHTTP(s)等のトランスポートプロトコルのパケットに独自形式で格納して通知する方法が考えられる。
たとえば、DRASおよび需要家システムが、XMPPまたはHTTPで接続され、OpenADR2.0bに従うXMLのデータを送受信可能とする。
あるいは、DRASおよび需要家システムが、XMPPまたはHTTPで接続され、上記XMLデータの代わりに、DRの実施または非実施を示すデータを需要家システムからDRASへ送信する。送信データの形式は任意である。
方法2の長所としては、方法1に対応できない需要家システムにも適用できる点があげられる。また、OPenADR2.0bを使用するので、通信可能であることが保証される点があげられる。一方、短所としては、通信容量の不足等により、トランスポートプロトコルを使用できない場合がある点があげられる。
他の方法3としては、方法2において、XMPPまたはHTTPの代わりに、別のプロトコルを用意して送信する方法が考えられる。
方法3の長所としては、方法1および方法2に対応できない需要家システムに適用できる点、および方法1,2と同様に、自動処理が可能な点があげられる。一方、短所としては、使用するプロトコルで通信できるように環境を準備する必要がある点、および使用するプロトコルごとにDRAS側の対応が必要になる点があげられる。
他の方法4としては、方法3のプロトコルの代わりに、e−mailを使用する方法が考えられる。e−mailは、一般的にはオペレータが処理するが、定型メールにすることで自動処理も可能である。
方法4の長所としては、方法1−3に対応できない需要家システムに適用できる点、および定型メールを使用する等、工夫すれば自動処理が可能な点があげられる。一方、短所としては、e−mailが送信できるように環境を準備する必要がある点、および一般的には自動処理できず、人の介在が必要になる点があげられる。
他の方法5としては、プロトコルの代わりに、電話およびFAX等の通信手段で送信し、オペレータを介して入力する方法が考えられる。
方法5の長所としては、方法1−4に対応できない需要家システムに適用できる点、ならびに電話およびFAX等を使用し、人が介在することにより、DRASおよび需要家システムの開発対応が不要となる点があげられる。一方、短所としては、使用する電話等の通信手段を用意する必要がある点、および人の介在が必要になる点があげられる。
電力消費管理システム401において、DRの実施または非実施を通知する方法として、上記方法1〜方法5のいずれを採用することも可能である。
なお、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムでは、応答情報は、DRへ参加するか否か、すなわち電力消費に関する要請に従うか否かを示す情報であるとしたが、これに限定するものではない。応答情報は、電力消費に関する要請に従う確率をパーセンテージ等で示す情報であってもよい。この場合、電力消費管理装置101は、たとえば、確率が所定の閾値以上であるか否かに応じて、需要家90のDRへの参加可否を判定する。
また、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムでは、実施情報は、DRを実施したか否か、すなわち電力消費に関する要請に従った動作を実行したか否かを示す情報であるとしたが、これに限定するものではない。実施情報は、DRを実施した確度をパーセンテージ等で示す情報であってもよい。この場合、電力消費管理装置101は、たとえば、確度が所定の閾値以上であるか否かに応じて、需要家90によるDRの実施または非実施を判定する。
また、電力消費管理装置101は、電力量計35の計測結果からDRの成功を判断する構成であるとしたが、これに限定するものではない。電力消費管理装置101は、ユーザからの入力操作等、他の情報からDRの成功を判断する構成であってもよい。
また、電力消費管理装置101は、判断部17を備えず、需要家90が要請を満たしたか否かの情報を用いずに需要家90を分類する構成であってもよい。
また、電力消費管理装置101は、対価演算部19を備えず、需要家90に対するインセンティブを算出しない構成であってもよい。
ところで、需要家に電力消費の抑制を要請し、電力会社等からの要請が満たされた場合であっても、気温等の影響で自然に電力需要が減少した可能性があり、需要家が電力消費の抑制を実施したとは限らない。電力消費の抑制の要請を、より確実に満たす技術が望まれる。
これに対して、本発明の実施の形態に係る電力消費管理装置では、需要家側取得部14は、需要家90が電力消費に関する要請に従う予定であるか否かに関する応答情報、および需要家90が当該要請に従った動作を実行したか否かに関する実施情報を取得する。分類部15は、需要家側取得部14によって取得された応答情報および実施情報に基づいて、需要家90を複数の区分のいずれかに分類する。そして、指示部12は、需要家90に対する新たな要請の内容を、分類部15によって分類された当該需要家90の区分に応じて設定する。
このように、需要家からのDRへの参加可否に関する情報に加えて、DRの実施または非実施に関する情報を取得する構成により、DRの成功が、たとえば自然に電力需要が減少したことによるものなのか、需要家が実際にDRを実施したことによるものなのかを判別することができる。そして、この判別結果を加味して需要家を詳細に分類し、分類した各需要家の区分に応じて、DRの要請先の需要家を選択し、また、要請内容を設定することができるため、電力消費に関する要請先として適切な対象者を選定し、電力会社等からの要請をより確実に満たすことができる。
したがって、本発明の実施の形態に係る電力消費管理装置では、需要家に電力消費に関する要請に従った動作をより確実に行わせることができる。
また、DRの成功に寄与する可能性が低い需要家を配下に置いても、各需要家を詳細で適切な区分に分類することができるため、電力会社等からの要請をより確実に満たしながら、DRの要求に対するシステムのキャパシティを増加させることができる。
また、本発明の実施の形態に係る電力消費管理装置では、判断部17は、需要家90が要請を満たしたか否かを判断する。そして、分類部15は、応答情報、実施情報および判断部17の判断結果に基づいて需要家90を分類する。
このように、需要家からのDRへの参加可否に関する情報、およびDRの実施または非実施に関する情報に加えて、DRが成功したか否かの情報を用いる構成により、需要家をより詳細で適切な区分に分類することが可能となる。
また、本発明の実施の形態に係る電力消費管理装置では、対価演算部19は、需要家90が要請を満たしたことに対する対価を算出する。そして、対価演算部19は、分類部15によって分類された需要家90の区分に応じた値の対価を算出する。
このような構成により、分類した需要家の区分に応じた適切なインセンティブを当該需要家に与えることができる。たとえば、電力消費の抑制量が同等である複数の需要家が存在する場合において、意図的に電力消費を抑制する処理を行った需要家を優遇することができる。
また、本発明の実施の形態に係る電力消費管理装置では、複数の区分にそれぞれ優先度が付与されている。そして、指示部12は、当該優先度に基づいて、要請の対象とすべき需要家90を決定する。
このような構成により、区分ごとに付与された優先度を用いて、DRの要請先として適切な需要家を容易に選択することができる。
また、本発明の実施の形態に係る電力消費管理装置では、指示部12は、要請に従った動作を実行したか否かに応じて、需要家90に対する新たな要請を異なる内容に設定する。
このような構成により、DRへの参加を表明し、かつDRに成功した複数の需要家に対して、意図的に電力消費を抑制する処理を行ったか否かに応じて異なる要請内容を設定することができる。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上の説明は、以下に付記する特徴を含む。
[付記1]
需要家が電力消費に関する要請に従う予定であるか否かに関する応答情報、および前記需要家が前記要請に従った動作を実行したか否かに関する実施情報を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記応答情報および前記実施情報に基づいて、前記需要家を複数の区分のいずれかに分類する分類部と、
前記需要家に対する新たな前記要請の内容を、前記分類部によって分類された前記需要家の前記区分に応じて設定する設定部とを備え、
前記分類部は、前記需要家を、前記要請に従った動作を実行したか否かに応じて異なる区分に設定し、
前記実施情報は、OpenADRにおけるReportにrIDとして定義され、
さらに、
前記需要家の識別情報と前記区分との対応関係を示す需要家管理テーブル、および前記需要家の区分と前記要請の内容の作成および送信の基準となる情報との対応関係を示す需要家指示テーブルを記憶する記憶部を備え、
前記分類部は、分類結果に応じて前記需要家管理テーブルを更新し、
前記設定部は、前記需要家管理テーブルおよび前記需要家指示テーブルを用いて前記要請の内容を設定する、電力消費管理装置。
11 系統側取得部
12 指示部(設定部および要請部)
13 記憶部
14 需要家側取得部
15 分類部
17 判断部
19 対価演算部
31 施設装置
32 機器
33 端末装置
35 電力量計
90 需要家
101 電力消費管理装置
151 系統側管理装置
301 電力需要施設
302,303 ネットワーク
401 電力消費管理システム

Claims (6)

  1. 需要家が電力消費に関する要請に従う予定であるか否かに関する応答情報、および前記需要家が前記要請に従った動作を実行したか否かに関する実施情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記応答情報および前記実施情報に基づいて、前記需要家を複数の区分のいずれかに分類する分類部と、
    前記需要家に対する新たな前記要請の内容を、前記分類部によって分類された前記需要家の前記区分に応じて設定する設定部とを備える、電力消費管理装置。
  2. 前記電力消費管理装置は、さらに、
    前記需要家が前記要請を満たしたか否かを判断する判断部を備え、
    前記分類部は、前記応答情報、前記実施情報および前記判断部の判断結果に基づいて前記需要家を分類する、請求項1に記載の電力消費管理装置。
  3. 前記電力消費管理装置は、さらに、
    前記需要家が前記要請を満たしたことに対する対価を算出する対価演算部を備え、
    前記対価演算部は、前記分類部によって分類された前記需要家の前記区分に応じた値の前記対価を算出する、請求項1または請求項2に記載の電力消費管理装置。
  4. 前記複数の区分にそれぞれ優先度が付与されており、
    前記電力消費管理装置は、さらに、
    前記優先度に基づいて、前記要請の対象とすべき前記需要家を決定する要請部を備える、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電力消費管理装置。
  5. 前記設定部は、前記要請に従った動作を実行したか否かに応じて、前記需要家に対する新たな前記要請を異なる内容に設定する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電力消費管理装置。
  6. 電力消費管理プログラムであって、
    コンピュータを、
    需要家が電力消費に関する要請に従う予定であるか否かに関する応答情報、および前記需要家が前記要請に従った動作を実行したか否かに関する実施情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記応答情報および前記実施情報に基づいて、前記需要家を複数の区分のいずれかに分類する分類部と、
    前記需要家に対する新たな前記要請の内容を、前記分類部によって分類された前記需要家の前記区分に応じて設定する設定部と、
    として機能させるための、電力消費管理プログラム。
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