JP2017134920A - セルフレームおよびフロー電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】 セルスタックの構造の異なる場合であっても、構成を大型化および複雑化することなく、シャントカレントロスを低減することができるセルフレームおよびフロー電池を提供する。
【解決手段】 電解液が供給される電解液供給用マニホールド13a,13bが上辺に設けられた、電極が収容される収容空間を規定する矩形枠状のセルフレーム2a,2bであって、上辺の電解液供給用マニホールド13a,13b下方に配設された分散部8a,8bを含み、分散部8a,8bは、電解液供給用マニホールドから下面まで延びる複数のスリット9a,9bが設けられ、電解液供給用マニホールド13a,13bに供給された電界液が、各スリット9a,9bに分散して流入し、収容空間7a,7bに滴下して流出する。
【選択図】 図1
【解決手段】 電解液が供給される電解液供給用マニホールド13a,13bが上辺に設けられた、電極が収容される収容空間を規定する矩形枠状のセルフレーム2a,2bであって、上辺の電解液供給用マニホールド13a,13b下方に配設された分散部8a,8bを含み、分散部8a,8bは、電解液供給用マニホールドから下面まで延びる複数のスリット9a,9bが設けられ、電解液供給用マニホールド13a,13bに供給された電界液が、各スリット9a,9bに分散して流入し、収容空間7a,7bに滴下して流出する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、セルフレームおよびフロー電池に関する。
近年、負荷の平準化、電力の瞬時低下、停電などの対策として、レドックスフロー電池を利用することが提案されている。レドックスフロー電池は、正極電解液に含まれるイオンと負極電解液に含まれるイオンの酸化還元電位の差を利用して充放電を行う大容量の蓄電池であって、特にバナジウムイオンを用いるレドックスフロー電池は、電解液が単一元素系であるため、正極の電解液と負極の電解液とが混合しても、充電によって再生することができる等の多くの利点を有している。
このようなレドックスフロー電池およびそれに用いられるセルフレームの従来技術は、たとえば特許文献1に記載されている。この従来技術のレドックスフロー電池は、水素イオンを透過させるイオン交換膜によって、正極セルと負極セルとに分離されたセルを備える。正極セルには、正極電極が内蔵され、正極電解液を貯留する正極電解液用タンクが導管を介して接続されている。また、負極セルには、負極電極が内蔵され、負極電解液を貯留する負極電解液用タンクが導管を介して接続され、各タンクからポンプによって電解液が供給され、各セルに循環される。
このようなセルは、複数積層されてセルスタックを構成する。このセルスタックは、枠体に一体化された双極板を備えるセルフレーム、正極電極、イオン交換膜および負極電極を複数積層し、その積層体を2枚のエンドプレートで挟み、各エンドプレートをボルトおよびナットで締め付けた構成とされ、隣接するセルフレームの間に1つのセルが形成される。
セルスタックには、枠体に形成される正極用給液マニホールド、負極用給液マニホールド、正極用排液マニホールドおよび負極用排液マニホールドによって電解液が循環して供給されるように構成される。具体的には、正極電解液は、正極用給液マニホールドから枠体の一方面側に形成されるスリットを介して正極電極に供給され、枠体の上部に形成されるスリットを介して正極用排液マニホールドに排出される。また、負極電解液は、負極用給液マニホールドから枠体の他方面側に形成されるスリットを介して負極電極に供給され、枠体の上部に形成されるスリットを介して負極用排液マニホールドに排出される。
このようなレドックスフロー電池では、セル間を正極電解液および負極電解液で接続しているため、これらの電解液を介して導通し、シャントカレントロスを生じる。この問題を解決するため、中心側に位置するセルフレームと端部側に位置するセルフレームの電解液用流路の構造が異ならせ、中心に位置するセルフレームから端部に位置するセルフレームになるにつれて、電解液用流路における電気抵抗が大きくなるようにして、シャントカレントロスを低減して、レドックスフロー電池のエネルギ効率の向上が図られている。
他の従来技術は、たとえば特許文献2に記載されている。この従来技術では、上記のシャントカレントロスを低減するために、セルスタックの外部で正極電解液供給用マニホールドおよび負極電解液供給用マニホールドに、正極電解液および負極電解液を滴下する構成を設けて、電解液の流路を電気的に遮断する技術が提案されている。
上記の特許文献1に記載される従来技術では、中心に位置するセルフレームから端部に位置するセルフレームになるにつれて、電解液用流路における電気抵抗が大きくなるように、中心側に位置するセルフレームと端部側に位置するセルフレームの電解液用流路の構造を異ならせる構成であり、セル間は正極電解液および負極電解液で接続されているので、シャントカレントロスが生じるという問題がある。
また、上記の特許文献2に記載される従来技術では、セルスタックの外部で正極電解液供給用マニホールドおよび負極電解液供給用マニホールドに、正極電解液および負極電解液を滴下する構成が設けられるので、構成が大型化および複雑化するという問題がある。
本発明の目的は、構成を大型化および複雑化することなく、シャントカレントロスを低減することができるセルフレームおよびフロー電池を提供することである。
本発明のセルフレームは、電解液が供給される電解液供給用マニホールドが上辺に設けられた、電極が収容される収容空間を規定する矩形枠状のセルフレームであって、
前記上辺の前記電解液供給用マニホールド下方に配設された分散部を含み、
前記分散部は、前記電解液供給用マニホールドから下面まで延び、前記電解液供給用マニホールドに供給された電界液が前記収容空間側に滴下するスリットを有していることを特徴とする。
前記上辺の前記電解液供給用マニホールド下方に配設された分散部を含み、
前記分散部は、前記電解液供給用マニホールドから下面まで延び、前記電解液供給用マニホールドに供給された電界液が前記収容空間側に滴下するスリットを有していることを特徴とする。
本発明によれば、セルフレームは、電解液が供給される電解液供給用マニホールドと、電極が収容される収容空間とを有し、電解液供給用マニホールドが収容空間よりも上方に配置された状態で用いられる。このセルフレームは、電解液供給用マニホールドと収容空間との間に配設される分散部であって、電解液供給用マニホールドから電解液が流入するスリットが設けられており、スリットから電解液が滴下する分散部を備える。これによって、電解液の流路に絶縁区間を介在させ、大型化および複雑化することなく簡単な構成でシャントカレントの発生を抑制し、シャントカレントロスを低減することができる。
図1は、本発明の一実施形態のレドックスフロー電池1の概略的構成を示す分解斜視図であり、図2はレドックスフロー電池1に備えられる正極用セルフレーム2aの一部およびその付近の断面図である。以下の説明において、正極用の構成には添え字“a”を付した参照符を用い、負極用の構成には添え字“b”を付した参照符を用いる。なお、総称する場合には、用語「正極」、「負極」を省略する場合がある。本実施形態のレドックスフロー電池1は、矩形枠状の正極用セルフレーム2aと、正極電極3aと、イオン交換膜4と、負極電極3bと、矩形枠状の負極用セルフレーム2bとが積層される1または複数のセルを含んで構成される。
正極用セルフレーム2aは、該正極用セルフレーム2aの上辺に、正極電解液が供給される正極電解液供給用マニホールド6aが設けられ、正極電極3aが収容される正極収容空間7aを規定するもので、正極電解液供給用マニホールド6aが正極収容空間7aよりも上方に配置される。
具体的には、正極用セルフレーム2aの上辺には、正極電解液供給用マニホールド6aと正極収容空間7aとの間に正極分散部8aが配設され、正極電解液供給用マニホールド6aから正極電解液が分散して流入する複数の正極スリット9aが設けられている。正極スリット9aは単数でも良いが、電解液供給量および電解液の液滴化の点から、複数あることが望ましい。
正極電解液の液面Laは、正極電極3aの上端よりも上方に位置しており、液面Laと正極分散部8aとの間には正極側空隙10aが存在する。言い換えれば、正極スリット9aの開口部と正極電解液の液面Laとが正極側空隙10aを介して対面しており、電解液は、正極スリット9aの開口部から正極電解液の液面La上に滴下することになる。
正極電解液の液面Laは、正極スリット9aの開口部と正極電極3aの上端との間に位置するように制御されている。
また、正極用セルフレーム2aの下辺には、正極収容空間7aよりも下方に設けられる正極電解液排出用マニホールド13aと、正極電解液排出用マニホールド13aおよび正極収容空間7aを連通する正極電解液排出用スリット18aとが設けられる。これらの正極スリット9aは、正極用セルフレーム2aの一方の主面に形成された凹溝から成り、セルスタック5として組立てられた状態では、後述の正極パッキン24aによって液密な状態で覆われ、正極電解液の流路を構成する。
なお、本願でのスリットとは、一般的な意味でのスリット(セルフレームの両主面を貫通する)であっても良い。この場合には、例えば、正極スリット9aを後述の正極パッキン24a、25aで挟み込むことにより流路を形成することができる。
負極用セルフレーム2bは、該負極用セルフレーム2bの上辺に、負極電解液が供給される負極電解液供給用マニホールド6bが設けられ、負極電極3bが収容される負極収容空間7bを規定するもので、負極電解液供給用マニホールド6bが負極収容空間7bよりも上方に配置される。このような負極用セルフレーム2bは、上記の正極用セルフレーム2aと中心軸線Lに関して回転対称に構成されている。
具体的には、負極用セルフレーム2bの上辺には、負極電解液供給用マニホールド6bと負極収容空間7bとの間に負極分散部8bが配設され、この負極分散部8aには、負極電解液供給用マニホールド6bから負極電解液が流入する複数の負極スリット9bが設けられている。負極スリット9bは単数でも良いが、電解液供給量および電解液の液滴化の点から、複数あることが望ましい。
負極電解液の液面Lbは、負極電極3bの上端よりも上方に位置しており、液面Lbと負極分散部8bとの間には負極側空隙10bが存在する。言い換えれば、負極スリット9bの開口部と負極電解液の液面Lbとが負極側空隙10bを介して対面しており、電解液は、負極スリット9bの開口部から負極電解液の液面Lb上に滴下することになる。負極電解液の液面Lbは、負極スリット9bの開口部と負極電極3bの上端との間に位置するように制御されている。
なお、正極電解液の液面La、負極電解液の液面Lbは、必ずしも電極3a、3bの上端よりも上方に位置する必要はない。、液面La、Lbが、電極3a、3bの上端以下にある場合には、スリット9a、9bの開口部が、電極3a、3bの上端面と対面することになる。
また、負極用セルフレーム2bの下辺には、負極収容空間7bよりも下方に負極電解液排出用マニホールド13bが設けられ、負極電解液排出用マニホールド13bおよび負極収容空間7bを連通する負極電解液排出用スリット18bが設けられている。
これらの負極スリット9b、18bは、負極用セルフレーム2bにおいて正極用セルフレーム2aに対向する一方の主面に形成された凹溝から成り、セルスタック5として組立てられた状態では、後述の負極パッキン24bによって液密な状態で覆われ、負極電解液の流路を構成する。
上記のようにレドックスフロー電池1は、水素イオンを透過させるイオン交換膜4によって、正極収容空間7aと負極収容空間7bとに分離されたセルを備える。正極収容空間7aには、正極電極3aが内蔵され、かつ正極電解液を貯留する正極電解液用タンク(図示せず)とは、導管、正極電解液供給用マニホールド6aを介して接続される。同様に、負極収容空間7bには、負極電極3bが内蔵され、かつ負極電解液を貯留する負極電解液用タンク(図示せず)とは、導管、負極電解液供給用マニホールド6bを介して接続される。各タンクに貯留される電解液は、ポンプによって収容空間7a,7bに供給されて循環される。電解液としては、たとえば硫酸バナジウム溶液が用いられ、前述のポンプによって、濃度1.8mol/リットルの正極電解液V4+および負極電解液V3+がそれぞれ供給される。
このようなレドックスフロー電池1は、複数のセルが積層されたセルスタック5が利用されるが、1つのセルだけによって構成されてもよい。セルスタック5は、図1に示すように、双極板14a,14bおよび集電板15a,15bが分液板16a,16bを介して、エンドプレート17a,17bによって挟み込まれ、2枚のエンドプレート17a,17bをボルトおよびナットによって締付けて接合されたブロック状の組立て体として構成される。
セルスタック5は、隣接するセルフレーム2a,2bの間に1つのセルが形成されることになる。セルスタック5において、正極電解液は、正極電解液供給用マニホールド6a、正極収容空間7aおよび正極電解液排出用マニホールド13aを経て流下するように構成される。すなわち、正極電解液は、正極電解液供給用マニホールド6aから正極用セルフレーム2aの一方主面に形成される正極スリット9a、正極側空隙10aを介して正極電極3aに供給され、正極用セルフレーム2aの下部に形成される正極排出用スリット18aを介して正極電解液排出用マニホールド13aに排出される。
同様に、負極電解液は、負極電解液供給用マニホールド6b、負極収容空間7b、および負極電解液排出用マニホールド13bを経て流下するように構成される。すなわち、負極電解液は、負極電解液供給用マニホールド6bから負極用セルフレーム2bの他方主面に形成される負極スリット9b、負極側空隙10bを介して負極電極3bに供給され、負極用セルフレーム2bの下部に形成される負極排出用スリット18bを介して負極電解液排出用マニホールド13bに排出される。
なお、正極排出用スリット18aおよび負極排出用スリット18bについても、セルフレーム2a,2bの幅方向に複数設けても良い。この場合には、電極3a,3b内の電解液の流れを均一化できる。
上記の正極用セルフレーム2aとイオン交換膜4との間には、正極パッキン24aが介在され、正極用セルフレーム2aと正極分液板16aとの間には、正極パッキン25aが介在され、また負極用セルフレーム2bとイオン交換膜4との間には、負極パッキン24bが介在され、負極用セルフレーム2bと負極分液板16bとの間には、負極パッキン25bが介在されて、正極電解液および負極電解液の漏れが防がれている。これらのイオン交換膜4、パッキン24,25、正極分液板16a,16bには、正極電解液供給用マニホールド6a、負極電解液供給用マニホールド6b、正極電解液排出用マニホールド13a、および負極電解液排出用マニホールド13bのそれぞれに連通する透孔が形成され、電解液の流路が構成されている。
上記のように本実施形態では、セルフレーム2a,2bは、電解液が供給される電解液供給用マニホールド6a,6bと、電極3a,3bが収容される収容空間7a,7bとを有し、電解液供給用マニホールド6a,6bが収容空間7a,7bよりも上方に配置された状態で用いられる。このセルフレーム2a,2bは、電解液供給用マニホールド6a,6bと収容空間7a,7bとの間に配設される分散部8a,8bであって、電解液供給用マニホールド6a,6bから電解液が分散して流入する複数のスリット9a,9bを有し、各スリット9a,9bに流入した電解液が滴下しながら流出する分散部8a,8bを備える。
このような構成によって、電解液の流路に電気的絶縁区間を介在させ、簡単な構成でシャントカレントの発生を抑制し、シャントカレントロスを低減することができる。
図3は、本発明のさらに他の実施形態の正極用セルフレーム2a2の一部およびその付近の断面図であり、図4は図3のA部の拡大図である。なお、負極用セルフレームは正極用セルフレーム2a2と中心軸線Lに関して回転対称に構成されるので、前述の実施形態と対応する部分には、同一の参照符を付し、重複する説明は省略する。本実施形態では、各スリット9a,9bの液滴流出口(開口部)には、流路断面積が絞られたオリフィス部30が形成される。このようなオリフィス部30を設けることによって、液滴化し易くできるとともに、液滴の滴下する流量を調整することができ、適切な流量で電解液を供給することができる。
図5は、本発明の他の実施形態の正極用セルフレーム2a3の一部およびその付近の断面図であり、図6は図5の切断面線VI−VIから見た拡大断面図である。なお、負極用セルフレームは正極用セルフレーム2a3と中心軸線Lに関して左右対称に構成されるので、前述の実施形態と対応する部分には、同一の参照符を付し、重複する説明は省略する。本実施形態では、分散部8a,8bの下部に凹所31が形成され、この凹所31に向かって下方に傾斜した液案内面32が形成される。このような構成によって、液案内面32と凹所31を規定する内面とが交差する角部33に電解液を導き、液滴を生成することができる。これによって、液滴の大きさまたは重量の均一化を図り、滴下される電解液の供給量を安定させて、より高精度で調整することができる。
本発明の他の実施形態として、図7に示されるように、分散部8a,8bに1本の第1流路40から幅方向に間隔をあけて複数の第2流路41に分岐した流路を形成するための、スリット9a,9bが形成されてもよい。なお、前述の実施形態と対応する部分には、同一の参照符を付し、重複を避けて説明は省略する。
図8は、本発明のさらに他の実施形態の分散部の一部を示す拡大斜視図である。なお、前述の実施形態と対応する部分には、同一の参照符を付す。本実施形態では、図8に示されるように、分散部8a,8bの下端部に、厚み方向両側から近接するにつれて下方に傾斜し、かつ凹所31に向かって下方に傾斜した液案内面32が形成されてもよい。これによって電解液の液滴を第1分散部8a,8bからより落下しやすくし、電気的に遮断状態を維持しながら、電解液の供給量をより多くすることができる。
上記の各実施形態では、セルフレーム2a,2bと、分散部8a,8bとを別部材で構成したが、一体化した構成であっても良い。
また、上記の各実施形態では、電極3a,3bの側面と、収容空間7a,7bとの間には、隙間があるように構成されたが、電極3a,3bの側面は収容空間を規定する壁面に当接していることが望ましい。
1 レドックスフロー電池
2a,2b セルフレーム
3a,3b 電極
4 イオン交換膜
5 セルスタック
6a,6b 電解液供給用マニホールド
7a,7b 収容空間
8a,8b 分散部
9a,9b スリット
10a,10b 空隙
13a,13b 電解液排出用マニホールド
14a,14b 双極板
15a,15b 集電板
16a,16b 分液板
17a,17b エンドプレート
18a,18b 電解液排出用スリット
2a,2b セルフレーム
3a,3b 電極
4 イオン交換膜
5 セルスタック
6a,6b 電解液供給用マニホールド
7a,7b 収容空間
8a,8b 分散部
9a,9b スリット
10a,10b 空隙
13a,13b 電解液排出用マニホールド
14a,14b 双極板
15a,15b 集電板
16a,16b 分液板
17a,17b エンドプレート
18a,18b 電解液排出用スリット
Claims (5)
- 電解液が供給される電解液供給用マニホールドが上辺に設けられた、電極が収容される収容空間を規定する矩形枠状のセルフレームであって、
前記上辺の前記電解液供給用マニホールド下方に配設された分散部を含み、
前記分散部は、前記電解液供給用マニホールドから下面まで延び、前記電解液供給用マニホールドに供給された電界液が前記収容空間側に滴下するスリットを有していることを特徴とするセルフレーム。 - 前記下面は、前記収容空間に臨んで凹凸状に屈曲した屈曲面であることを特徴とする請求項1に記載のセルフレーム。
- イオン交換膜の一方側に、正極用のセルフレームと、前記正極用のセルフレームに収容される正極用の電極とが配置され、前記イオン交換膜の他方側に、負極用のセルフレームと、前記負極用のセルフレームに収容される負極用の電極とが配置されたセルスタックを、少なくとも1つ備えるフロー電池であって、前記正極用のセルフレームおよび前記負極用のセルフレームが、請求項1または2に記載のセルフレームからなることを特徴とするフロー電池。
- 正極用セルフレームと、前記正極用セルフレームに収容される正極電極と、イオン交換膜と、負極用セルフレームと、前記負極用セルフレームに収容される負極電極とを含むセルスタックを、少なくとも1つ備えるフロー電池であって、
前記正極用セルフレームは、正極電解液が供給される正極電解液供給用マニホールドが上辺に設けられた、前記正極電極が収容される正極収容空間を規定する矩形枠状であって、
前記上辺の前記正極電解液供給用マニホールド下方に配設された正極分散部を含み、
前記正極分散部は、前記正極電解液供給用マニホールドから下面まで延び、前記正極電解液供給用マニホールドに供給された電解液が前記正極収容空間側に滴下するスリットを有しており、
前記負極用セルフレームは、負極電解液が供給される負極電解液供給用マニホールドが上辺に設けられた、前記負極電極が収容される負極収容空間を規定する矩形枠状であって、
前記上辺の前記負極電解液供給用マニホールド下方に配設された負極分散部を含み、
前記負極分散部は、前記負極電解液供給用マニホールドから下面まで延び、前記負極電解液供給用マニホールドに供給された電解液が前記負極収容空間側に滴下するスリットを有していることを特徴とするフロー電池。 - 前記正極電解液の液面および負極電解液の液面は、前記正極電極の上端および前記負極電極の上端よりもそれぞれ上方に位置することを特徴とする請求項4に記載のフロー電池。
Priority Applications (1)
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JP2016011975A JP2017134920A (ja) | 2016-01-25 | 2016-01-25 | セルフレームおよびフロー電池 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018092749A (ja) * | 2016-11-30 | 2018-06-14 | 京セラ株式会社 | フロー電池のセルスタックおよびフロー電池 |
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2016
- 2016-01-25 JP JP2016011975A patent/JP2017134920A/ja active Pending
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