JP2017125458A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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雄貴 鈴木
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Abstract

【課題】排気管に設けられた機能部材への燃料付着を抑えることのできる内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】内燃機関10は、排気管14に設けられた過給機18と、過給機18よりも下流側の排気管14に設けられて排気管14内の排気の流れ方向に対向する方向に向かって燃料を噴射することにより排気に燃料を添加する燃料添加弁29と、燃料添加弁29よりも下流側の排気管14に設けられたNOx吸蔵還元型触媒装置30とを備えている。この内燃機関10の電子制御ユニット37は、燃料添加弁29から噴射された燃料噴霧が過給機18に到達するか否かを判定する判定部37Aと、判定部37Aにて燃料噴霧が過給機18に到達すると判定されるときには燃料噴霧の貫徹力を低下させる処理を行う低下処理部37Bとを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、排気浄化装置を備える内燃機関の制御装置に関する。
内燃機関の排気を浄化する装置として、内燃機関の燃料を排気に添加する燃料添加弁や、この燃料添加弁よりも下流側の排気管に設けられて添加された燃料が供給される排気浄化部材などを備えるものが知られており、燃料添加弁から添加された燃料を排気中で微粒化させる技術が種々提案されている。
例えば特許文献1に記載の装置では、燃料添加弁の燃料噴射方向を排気管内の排気の流れ方向に対向させるようにしている。こうした装置によれば、燃料添加弁から噴射された燃料が排気と強く衝突するようになるため、燃料の微粒化が促されるようになる。
特開2006−77691号公報
ところで、排気管には、過給機や、過給機の過給圧を抑えるウエストゲートバルブ、あるいは排気の温度を高めるべく排気管内に設置されるヒータなどといった機能部材が設けられることがある。
ここで、燃料添加弁の燃料噴射方向を排気管内の排気の流れ方向に対向させるようにした場合において、そうした燃料添加弁を上述した機能部材よりも下流側の排気管に設けると、燃料添加弁から噴射された燃料噴霧が機能部材に到達してしまう可能性があり、燃料噴霧が機能部材に到達してしまうと、機能部材には燃料が付着してしまう。このようにして機能部材に燃料が付着すると、例えば付着燃料がデポジット化して機能部材の動作に悪影響を与えたり、排気浄化部材に到達する燃料の量が少なくなるために排気浄化性能が低下するなどの不都合が起きやすい。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、排気管に設けられた機能部材への燃料付着を抑えることのできる内燃機関の制御装置を提供することにある。
上記課題を解決する内燃機関の制御装置は、内燃機関の排気管に設けられた機能部材と、前記機能部材よりも下流側の排気管に設けられて排気管内の排気の流れ方向に対向する方向に向かって燃料を噴射することにより排気に燃料を添加する燃料添加弁と、前記燃料添加弁よりも下流側の排気管に設けられた排気浄化部材と、を備える内燃機関に適用される制御装置である。そしてこの制御装置は、前記燃料添加弁から噴射された燃料噴霧が前記機能部材に到達するか否かを判定する判定部と、前記判定部にて前記燃料噴霧が前記機能部材に到達すると判定されるときには、前記燃料噴霧の貫徹力を低下させる処理を行う低下処理部と、を備えている。
同構成によれば、燃料添加弁から噴射された燃料噴霧が機能部材に到達すると判定されるときには、燃料噴霧の貫徹力が低下するようになるため、燃料噴霧が機能部材に到達しにくくなる。従って、機能部材への燃料付着を抑えることができるようになる。
内燃機関の制御装置の一実施形態が適用される内燃機関の構成を示す模式図。 同実施形態において燃料添加を行うときに実施される一連の処理手順を示すフローチャート。
以下、内燃機関の制御装置の一実施形態について、図1及び図2を参照して説明する。本実施形態の制御装置は、車載用のディーゼル機関(以下、内燃機関という)に適用される。
図1に示すように、本実施形態の制御装置が適用される内燃機関10は、混合気の燃焼が行われる複数の気筒11を有している。
内燃機関10は、各気筒11に導入する吸気が流れる吸気管13や、各気筒11から排出された排気が流れる排気管14を備えている。さらに、内燃機関10は、吸気管13に接続されたコンプレッサ16と排気管14に接続されたタービン17とを有した機能部材としての排気タービン式の過給機18を備えている。
タービン17内には、排気管14内を流れる排気によって回転するタービンホイールが設けられており、コンプレッサ16内にはタービンホイールと一体回転するコンプレッサホイールが設けられている。また、タービン17の出口近傍には、過給機18の過給圧を抑える機能部材としてのウエストゲートバルブ40も設けられている。
各気筒11には、気筒11内に燃料を噴射する燃料噴射弁19がそれぞれ設けられている。各気筒11の燃料噴射弁19は、コモンレール20にそれぞれ連結されている。コモンレール20は、吐出量を変更可能な電子制御式の燃料ポンプ21を介して燃料タンク22に連結されている。燃料ポンプ21は、燃料タンク22内の燃料を吸引及び加圧してコモンレール20に供給する。そして、各燃料噴射弁19には、コモンレール20から燃料が分配供給される。
吸気管13における上記コンプレッサ16よりも上流側の部分には、吸気中の異物を濾過するエアクリーナ23と、吸気管13を流れる吸気の流量(吸入空気量GA)を検出するためのエアフロメータ24とが設けられている。また、吸気管13におけるコンプレッサ16の下流側の部分には、コンプレッサ16による圧縮によって高温となった吸気を冷却するインタークーラ25と、吸入空気量GAを調整するスロットルバルブ26とが設けられている。そして、内燃機関10のシリンダヘッドに形成された吸気ポートには、吸気管13の一部を構成する吸気マニホールド27が接続されており、この吸気マニホールド27によって吸気管13を流れる吸気が各気筒11に分配される。
内燃機関10のシリンダヘッドに形成された排気ポートには、排気管14の一部を構成する排気マニホールド28が接続されており、この排気マニホールド28によって各気筒11から排出された排気が合流する。そして、排気マニホールド28の下流側の部分に上記タービン17の入口が接続されている。
内燃機関10の排気浄化装置は、排気管14内を流れる排気に内燃機関10の燃料を添加する燃料添加弁29と、排気中の窒素酸化物(NOx)を浄化するための排気浄化部材として機能するNOx吸蔵還元型触媒装置30(以下、NSR触媒装置という)と、排気中の粒子状物質(PM:Particulate Matter)を捕集する排気浄化部材として機能するPMフィルタ31とを備えている。
燃料添加弁29は、排気管14におけるタービン17の下流側の部分に設置されている。この燃料添加弁29には、燃料ポンプ21において加圧される前の燃料が同燃料ポンプ21から供給される。燃料添加弁29に供給される燃料の圧力は、燃料ポンプ21の回転速度を変化させることにより変化する。また、燃料添加弁29の燃料噴射方向は、排気管14内の排気の流れ方向に対向する方向に向かって燃料が噴射されるように設定されている。こうした方向に燃料噴射方向を設定することにより、タービン17から流出した排気の流れ方向に対して対向する方向に燃料が噴射される。ここで、過給機18のタービン17から流出する排気は、排気管14内において比較的流速の速い排気となっているため、燃料添加弁29から噴射された燃料噴霧と排気との相対速度は速くなり、その結果、燃料添加弁29から噴射された燃料の微粒化が促進される。
NSR触媒装置30は、排気管14における燃料添加弁29よりも下流側の部分に設置されている。そして、PMフィルタ31は、排気管14におけるNSR触媒装置30よりも下流側の部分に設置されている。
さらに、排気管14には、NSR触媒装置30を通過した直後の排気の温度である排気温度THEを検出するための排気温センサ32や、PMフィルタ31の通過前後の排気の差圧を検出するための差圧センサ33などが設置されている。また、排気マニホールド28には、各気筒11で燃焼された混合気の空燃比を検出するための空燃比センサ34が取り付けられている。
また、内燃機関10には、排気マニホールド28と吸気マニホールド27とを連結する再循環排気通路(EGR通路)15が設けられている。EGR通路15には、排気系から吸気系に再循環される排気(EGRガス)を冷却するEGRクーラ35と、EGRガスの流量を調整するEGRバルブ36とが設けられている。
内燃機関10は電子制御ユニット37を備えている。この電子制御ユニット37は、機関運転制御や排気浄化制御のための各種演算処理を行う中央演算処理装置、制御用のプログラムやデータが記憶された読出専用メモリ、中央演算処理装置の演算結果やセンサの検出結果などを一時的に記憶するメモリ、入力ポート及び出力ポートなどを備えている。また、電子制御ユニット37は、燃料添加弁29から噴射された燃料噴霧が過給機18やウエストゲートバルブ40といった機能部材に到達するか否かを判定する判定部37Aや、この判定部37Aにて燃料噴霧が機能部材に到達すると判定されるときには燃料噴霧の貫徹力を低下させる処理を行う低下処理部37Bを有している。
電子制御ユニット37の入力ポートには、上述のエアフロメータ24、排気温センサ32、差圧センサ33、空燃比センサ34の出力信号が入力されている。また、電子制御ユニット37の入力ポートには、燃料添加弁29に供給される燃料の圧力である燃圧PFを検出するための燃圧センサ38の出力信号や、燃料添加弁29内の燃料の温度である燃温THFを検出するための燃温センサ39の出力信号が入力されている。一方、電子制御ユニット37の出力ポートには、燃料噴射弁19や燃料ポンプ21、スロットルバルブ26、燃料添加弁29、EGRバルブ36の駆動回路が接続されている。
電子制御ユニット37は、排気浄化制御の1つとして、NSR触媒装置30に流入する排気中のHC(炭化水素)の濃度を規定範囲内の振幅及び規定範囲内の周期にて振動させることにより、排気温度が高く且つリーン空燃比で混合気の燃焼が行われる機関運転状態においてもNOxの連続浄化が可能となるNOx連続浄化制御を行う。こうしたNOx連続浄化制御を実行するときには、NSR触媒装置30に流入する排気中のHCの濃度が上記規定範囲内の振幅及び上記規定範囲内の周期にて振動するように、燃料添加弁29から排気に対してパルス状に燃料を添加する間欠添加が電子制御ユニット37によって実行される。
また、電子制御ユニット37は、排気浄化制御の1つとして、上記差圧センサ33の検出値などからPMフィルタ31に堆積した粒子状物質の量を推定する。そして、その推定した粒子状物質の堆積量が規定量に達したときには、燃料添加弁29から排気に対してパルス状に燃料を添加する間欠添加を行って排気温度を高め、そうした排気温度の高温化によってPMフィルタ31に堆積した粒子状物質を消失させる、いわゆるフィルタ再生制御を実行する。
なお、上述した間欠添加では、燃料噴射と噴射休止とが交互に繰り返されるのであるが、そうした繰り返し周期は、NOx連続浄化制御やフィルタ再生制御の実行時においてそれぞれ最適な周期が設定されている。また、NOx連続浄化制御やフィルタ再生制御の実行時における燃圧PFは、通常、予め定められた規定圧PFbとなるように調整される。
ところで、上述したように、本実施形態では、上述した機能部材(過給機18やウエストゲートバルブ40)よりも下流側の排気管14に燃料添加弁29を設けており、その燃料添加弁29の燃料噴射方向を排気管14内の排気の流れ方向に対向させるようにしている。そのため、燃料添加弁29から噴射された燃料噴霧が機能部材に付着しやすい構造になっている。そこで、電子制御ユニット37は燃料添加を行うときに、以下に説明する一連の処理を行うことにより、そうした機能部材への燃料噴霧の付着を抑えるようにしている。
図2に、上記一連の処理手順を示す。この処理では、まずはじめに、現在、燃料添加弁29による燃料の添加要求があるか否かが判定される(S100)。このステップS100では、例えば、上記NOx連続浄化制御や上記フィルタ再生制御の実行要求がある場合に、添加要求があると判定される。そして、添加要求が無い場合には(S100:NO)、本処理は終了される。
一方、添加要求がある場合には(S100:YES)、上記判定部37Aによって、燃料添加弁29から噴射する燃料噴霧が上記機能部材(過給機18やウエストゲートバルブ40)に到達するか否かが判定される(S110)。このステップS110では、以下のようにして燃料噴霧の到達に関する判定が行われる。
すなわち、燃圧PFが高いときほど燃料噴霧の貫徹力は大きくなるため、燃料噴霧が上記機能部材に到達しやすくなる。また、燃温THFが低いときほど燃料の粘度は高くなり燃料噴霧の粒径は大きくなるため、燃料噴霧の貫徹力は大きくなり、燃料噴霧が上記機能部材に到達しやすくなる。また、上記繰り返し周期1回における燃料の噴射時間が長いときほど、燃料噴霧の貫徹力は大きくなるため、燃料噴霧が上記機能部材に到達しやすくなる。また、排気温度THEが低いときほど、NSR触媒装置30を通過する前の排気温度も低い状態にあり、この通過前の排気温度が低いときほど、燃料添加弁29から噴射された直後の燃料噴霧の蒸発が起きにくくなるため、燃料噴霧の貫徹力は大きくなり、燃料噴霧が上記機能部材に到達しやすくなる。また、本実施形態では、排気の流速が遅いときほど、燃料添加弁29から噴射された燃料噴霧を排気が押し戻す力が弱くなるため、噴射された燃料噴霧の速度は速くなり、燃料噴霧の貫徹力は大きくなるため、燃料噴霧が上記機能部材に到達しやすくなる。
このように、燃料噴霧が上記機能部材に到達するか否かは、燃圧PF、燃温THF、燃料の噴射時間、排気温度THE、及び排気流速に基づいて判定することができる。そこで、ステップS110において、上記判定部37Aは、燃圧PF、燃温THF、排気温度THE、及び排気流速の代用値としての吸入空気量GAについてそれら各値の現状値を読み込むとともに、現在算出されている燃料の噴射時間を読み込む。そして、読み込んだそれら各値に基づいて燃料噴霧が上記機能部材に到達するか否かを判定する。
ステップS110にて、燃料噴霧が上記機能部材に到達すると判定されるときには(S110:YES)、上記低下処理部37Bによって、燃料噴霧の貫徹力を低下させる貫徹力低下処理が実行される(S120)。このステップS120では、貫徹力低下処理の一例として、燃圧PFを上記規定圧PFbよりも所定圧Pだけ低下させる燃圧低下処理が実行される。なお、所定圧Pには、燃料噴霧が上記機能部材に到達しない程度に燃料噴霧の貫徹力を低下させるのに適した値が設定されている。また、所定圧Pは固定値にしたり、燃料噴霧の貫徹力の大きさに応じて可変設定される値にしてもよい。また、燃圧PFの低下は、燃料ポンプ21の回転速度を低下させることにより行われるが、その他方法で行ってもよい。例えば燃料添加弁29から燃料をリークさせるリーク弁などを設け、そのリーク弁から燃料を漏らすことにより燃圧PFを低下させてもよい。
そして、ステップS120にて貫徹力低下処理が行われると、次のステップS130では、燃料添加弁29による燃料の添加が開始される。
他方、上記ステップS110にて、燃料噴霧が上記機能部材に到達しないと判定されるときには(S110:NO)、上記低下処理部37Bによる貫徹力低下処理を実行することなく、上記規定圧PFbによる燃料の添加が開始される(S140)。
上記ステップS130またはステップS140にて、燃料の添加が開始されると、次に添加を開始してから所定時間TDが経過したか否かが判定される(S150)。この所定時間TDとしては、例えば以下のような時間が設定されている。すなわち、機関運転中には燃料噴霧の貫徹力が種々変化するのであるが、上記ステップS130または上記ステップS140にて燃料の添加を開始してから、それほど時間が経過していなければ、燃料噴霧の貫徹力はそれほど大きく変化しておらず、現状の添加状態を維持しても燃料噴霧は上記機能部材に到達しないと考えられる。逆に、上記ステップS130または上記ステップS140にて燃料の添加を開始してから、ある程度時間が経過していると、燃料噴霧の貫徹力が変化しており、現状の添加状態では燃料噴霧を上記機能部材に到達してしまう可能性もある。そこで、上記ステップS130または上記ステップS140にて燃料の添加を開始してから燃料噴霧の貫徹力はそれほど変化しておらず、現状の添加状態を維持しても燃料噴霧が上記機能部材に到達しないと考えることのできる程度の時間(例えば数秒程度)が上記所定時間TDに設定されている。
そして、添加を開始してから所定時間TDが経過していないときには(S150:NO)、添加を開始してから所定時間TDが経過するまでステップS150での判定が繰り返し行われる。
一方、添加を開始してから所定時間TDが経過しているときには(S150:YES)、燃料添加弁29による燃料の添加要求が無くなったか否かが判定される(ステップS160)。このステップS160では、例えば、上記NOx連続浄化制御や上記フィルタ再生制御の実行要求が無くなった場合に、添加要求が無くなったと判定される。そして、ステップS160にて、添加要求があると判定されるときには(S160:NO)、上記ステップS110以降の処理が再び実行されることにより、燃料の添加が継続される。
一方、ステップS160にて、添加要求が無いと判定されるときには(S160:YES)、上記ステップS130または上記ステップS140にて開始した燃料の添加が終了されて(S170)、本処理は終了される。
次に、このように構成される本実施形態の制御装置の作用、並びにその効果について説明する。
燃料添加弁29から噴射される燃料噴霧が上述の機能部材(過給機18やウエストゲートバルブ40)に到達するか否かの判定が、燃圧PF、燃温THF、燃料の噴射時間、排気温度THE、及び排気流速に基づいて適切に行われる。
そして、燃料噴霧が上述の機能部材(過給機18やウエストゲートバルブ40)に到達すると判定される場合には、上記貫徹力低下処理が実行されることにより、燃料添加弁29に供給される燃料の燃圧PFが低下されて燃料噴霧の貫徹力が低下される。そのため、燃料噴霧が機能部材に到達しにくくなり、機能部材への燃料付着を抑えることができるようになる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施することもできる。
・上記貫徹力低下処理では、燃料噴霧の貫徹力を低下させるために燃圧PFを低下させるようにしたが、他の方法で燃料噴霧の貫徹力を低下させてもよい。例えば、上記繰り返し周期1回における燃料の噴射時間を短くすることにより、繰り返し周期の1回において噴射される燃料量を減らし、これによって燃料噴霧の貫徹力を低下させてもよい。なお、このようにして燃料の噴射時間を短くすると、所定時間内における燃料噴射量が少なくなってしまうため、これを避けるべく、繰り返し周期を短くして単位時間当たりの燃料噴射回数を増やすことが好ましい。また、燃料噴射弁19によるアフター噴射等を行うことで排気温度を高めることにより燃料噴霧の貫徹力を低下させてもよい。また、吸入空気量GAを増やす(例えば機関回転速度を高める、過給機18の過給圧を高めるなど)ことで排気流速を高めることにより燃料噴霧の貫徹力を低下させてもよい。
・排気管14に設けられた上記機能部材は、過給機18及びウエストゲートバルブ40であったが、燃料付着に起因する各種動作不良が起きるおそれのある他の部材でもよい。例えば、上記機能部材としては、排気の温度を高めるべく排気管内に設置されるヒータでもよい。
・上記実施形態では、排気浄化部材として、HCを供給することによりNOxを浄化するNOx吸蔵還元型触媒装置30を備えていた。この他、排気浄化部材として、HCを供給することによりNOxを浄化するNOx還元触媒装置や、燃料添加により排気の温度を高める酸化触媒装置などを備える排気浄化装置に対しても、上記実施形態で説明した構造を適用することができる。
10…内燃機関、11…気筒、13…吸気管、14…排気管、15…再循環排気通路(EGR通路)、16…コンプレッサ、17…タービン、18…過給機、19…燃料噴射弁、20…コモンレール、21…燃料ポンプ、22…燃料タンク、23…エアクリーナ、24…エアフロメータ、25…インタークーラ、26…スロットルバルブ、27…吸気マニホールド、28…排気マニホールド、29…燃料添加弁、30…NOx吸蔵還元型触媒装置(NSR触媒装置)、31…PMフィルタ、32…排気温センサ、33…差圧センサ、34…空燃比センサ、35…EGRクーラ、36…EGRバルブ、38…燃圧センサ、39…燃温センサ、37…電子制御ユニット、40…ウエストゲートバルブ。

Claims (1)

  1. 内燃機関の排気管に設けられた機能部材と、前記機能部材よりも下流側の排気管に設けられて排気管内の排気の流れ方向に対向する方向に向かって燃料を噴射することにより排気に燃料を添加する燃料添加弁と、前記燃料添加弁よりも下流側の排気管に設けられた排気浄化部材と、を備える内燃機関に適用される制御装置であって、
    前記燃料添加弁から噴射された燃料噴霧が前記機能部材に到達するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部にて前記燃料噴霧が前記機能部材に到達すると判定されるときには、前記燃料噴霧の貫徹力を低下させる処理を行う低下処理部と、を備える内燃機関の制御装置。
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