JP2017121016A - 情報集約システム - Google Patents

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Abstract

【課題】低速度・小記憶容量の環境でも、効率的・効果的な通信状況データを収集するネットワーク内の情報集約システムを提供する。
【解決手段】情報集約システム1は、複数の通信ノードがメッシュ状に接続され、通信ノードが独自に通信先のノードの選択を行うネットワークにおける各通信ノード間の通信状態を集約する。通信状態検出部は、通信ノード11〜15,21〜25,31〜35,41〜45の各通信ノードに配置され、配置されたノードと他のノードとの間の通信状態を検出する。通信状態検出部の送信部は、他のノードに対して通信状態を示すデータを送信する。集約装置は、ネットワーク内の各通信ノードで検出した通信状態情報の集約を行う。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、電力線搬送通信の通信状態を監視する情報集約システムに関する。
地球規模のエネルギー消費の増加に伴い、CO2ガス排出量の増加による地球温暖化・地球規模の環境破壊が問題となっている。特にエネルギー利用の中で、様々な目的に利用が可能である電力の需要の増加が著しい。
これまでの電力システムでは、需要に応じた電力を、発電量を制御することにより行ってきたが、需要の変化を追いかける形で発電量を制御する形態をとっていた。このため、需要と供給のバランス差によるロスの発生や、需要自体をコントロール出来ていないことによるロスにより、必ずしも効率の良い制御が行えていない問題があった。
これに対して、需要側、発電側を通信などによる情報的な密結合関係を持たせ、必要に応じて需要(特に無駄な需要)を減らす制御を加え、社会的容量により見合う需要となるよう新たな考えの制御システムが注目されている。
需要のコントロールでは、これまで電力を消費する機器のみしかなかった需要側に対して、自然エネルギー(太陽光・風力等)を利用した小型の発電設備や、電力が余った際に電力を保管できる蓄電装置を配備することで、より効果的な需要のコントロールを行う提案も行われているところである。
こうしたシステムにおいて、需要のコントロールを行うには、発電側と、需要側を効率よく結合する通信システムが必要である。需要側は宅内に宅内機器(主に家電等)の使用電力量をコントロールできる宅内電力管理装置を配置し、需要家内の需要装置、発電設備、蓄電装置をコントロールすることで、需要家内の需給バランスをとるシステムが提供され始めている。こうしたシステムでは需要家の電力量を測定する電力量計に通信機能を装備したいわゆるスマートメーターが用いられる。
スマートメーターの通信方式は、インターネットのような大容量画像データなどを扱う通信とは異なり、電力計量値といった小さなデータを効率よく通信することに特化したシステムが指向されており、コストも抑えた方式が提案されている。集合住宅では新たな通信配線を行わなくても通信が行える電力線そのものを使用した電力線搬送通信方式(PLC)が用いられる計画である。必要なデータ通信の規模から、100kHz〜400kHz程度の中低域周波数帯域を用い、OFDM変調信号により通信を行うPLC方式で、伝送速度は100kbps前後である。共用媒体である配電線を利用した通信であるため、通信ノード辺りの通信速度はさらに小さいものとなる。
また、住宅内の家電製品から発生するノイズや、配電系統の接続構成によるインピーダンス等の通信を妨げる要因が存在するため、常に安定した通信が行えない可能性もある。このため、集合住宅内の配電線上に接続される近場のスマートメーターを多段中継し、情報の欠落を防止する仕組みや、情報を収集するサーバが定期的に情報の欠落を確認し、欠落情報を再度送信する要求を行うことでそれを補う仕組みが取り入れられている。
しかしながら集合住宅内で発生するノイズは、使用される家電の種類や、時間帯、生活する世帯の生活スタイル等、需要家の住居者の行動に左右されるところが多く、必ずしもこうした仕組みが有効に働くのかどうかは、実際の集合住宅での運用実績を経て初めて解明されるものである。また、中継による効果を期待する余り、一度機にスマートメーターを集合住宅内に大量に導入するといった無駄な投資の可能性も発生する。電力量計は適切な経年後の交換が経済的であり、通信の安定が保証される範囲で、適切なタイミングで適切な数・個所のスマートメーターへの交換が必要である。
運用後の実績を積み、その経験から適切なスマートメーターの設置数や位置を導出する手段を確立することが出来れば、次のサイトへのスマートメーター展開時に効率化を図ることが出来る。このためには運用時の走行データをより多く収集し、予測との十分な比較を重ねることで、より現実に近い予測方式を確立することが必要である。
特開2010−128810公報
需要側のコントロールを積極的に行うには、発電側と、需要側が情報交換の密結合の形態をとる必要がある。具体的には、各需要側と発電側間に通信網を配置し、双方向に通信が行えることが必要となる。
通常発電側は電力管理を行うサーバシステム、需要側は住宅等に設置された電力量計が通信を行う対象となる。
しかしながら需要側の電力量計は、住宅の外壁等に設置され、住宅内でのアクセスが困難であると共に、人間が操作するに十分なインタフェースを持ち合わせていない。
また、一般的に住宅内のコントロールはHEMS(Home Energy Management System)と呼ばれる制御システムが行なうが、これらはこれまでの住宅家電制御の経緯の中で、イーサネット通信や、無線LAN通信といったようにインターネットで培った技術を中心に構築されたものが多い。
こうした問題を解決する方式として、電力線上に情報信号を流し、電力線に接続されている機器間で通信を行うPLC(Power Line Communication)方式が注目されている。電力システムは必然的に電力線で全てが接続されているため、電力供給側、及び電力の需要側間の通信が可能である。また需要家宅内のHEMS装置も電気機器であり、宅内コンセントに接続されているため、電力供給側から需要家の電力メータ、需要家内の電気機器、全ての通信が可能となる。
しかしながら、PLC方式は外部への雑音への配慮等により伝送周波数帯域が制限されること、また送信電力も規制されることからそれ自身が他のノイズによる影響が大きく、極めて限定された環境下での通信を行う必要がある。特に需要家内に接続される家電機器は、近年LED照明や電磁調理器等、雑音性の高い機器の普及により、より影響が大きくなってきている。
このように、住宅内の家電製品から発生するノイズや、配電系統の接続構成によるインピーダンス等の通信を妨げる要因が存在するため、常に安定した通信が行えない可能性もある。このため、集合住宅内の配電線上に接続される近場のスマートメーターを多段中継し、情報の欠落を防止する仕組みや、情報を収集するサーバが定期的に情報の欠落を確認し、欠落情報を再度送信する要求を行うことでそれを補う仕組みが取り入れられている。
しかしながら集合住宅内で発生するノイズは、使用される家電の種類や、時間帯、生活する世帯の生活スタイル等、需要家の住居者の行動に左右されるところが多く、必ずしもこうした仕組みが有効に働くのかどうかは、実際の集合住宅での運用実績を経て初めて解明されるものである。また、中継による効果を期待する余り、一度機にスマートメーターを集合住宅内に大量に導入するといった無駄な投資の可能性も発生する。電力量計は適切な経年後の交換が経済的であり、通信の安定が保証される範囲で、適切なタイミングで適切な数・個所のスマートメーターへの交換が必要である。
運用後の実績を積み、その経験から適切なスマートメーターの設置数や位置を導出する手段を確立することが出来れば、次のサイトへのスマートメーター展開時に効率化を図ることが出来る。このためには運用時の走行データをより多く収集し、予測との十分な比較を重ねることで、より現実に近い予測方式を確立することが必要である。
このように運用時の走行状況データの収集は非常に重要であるが、現行のスマートメーター通信方式は自律分散型のメッシュネットワークを基礎とした通信方式であるため、各通信ノードが収集する通信状況データは各通信ノード内で閉じた処理にのみ使われるもので、集中管理サーバで収集されるものではない。また、各通信ノードは低コストで開発された方式を採用しているため、記憶容量は大きくなく長時間のデータ蓄積は困難な状況である。
本発明はこの点を解決すべく、通信ノードの記憶容量が小さい場合にでも、ネットワーク内の通信ノード間の通信状態の収集を効率良く行うことができる情報集約システムを提供する。
本発明の実施形態における情報集約システムは、複数の通信ノードがメッシュ状に接続され、通信ノードが独自に通信先の通信ノードの選択を行うネットワークにおける各通信ノード間の通信状態を集約する情報集約システムであって、前記通信ノードは、当該通信ノードと他通信ノード間との間の通信状態を検出する通信状態検出部と、前記通信状態を示す通信状態情報を送信する送信部と、を備え、前記各通信ノードで検出した前記通信状態情報を集約する集約装置と、を備えることを特徴とする。
第1実施形態の情報集約システムの構成を示す図である。 第1実施形態の対象ネットワークにおけるメッシュネットワーク構成した図である。 第1実施形態の通信ノードの構成を示すブロック図である。 第1実施形態の通信状態情報の内容を示す図である。 第1実施形態の通信状態情報通信制御部の構成を示すブロック図である。 第1実施形態の集約装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態の情報集約システムの動作を示すフローチャートである。 第1実施形態の通信ノード(識別子45)と通信ノード(識別子42)間での通信の様子を示す図である。 第1実施形態の通信ノード(識別子45)と集約装置CR間での通信の様子を示す図である。 第1実施形態の通信状態情報の内容の変形例を示す図である。 第2実施形態の通信状態情報通信制御部の構成を示すブロック図である。 第2実施形態の情報集約システムの動作を示すフローチャートである。 第2実施形態の通信ノード(識別子45)と通信ノード(識別子42)間での通信の様子を示す図である。 第2実施形態の通信ノード(識別子45)と通信ノード(識別子42)間での通信の様子を示す図である。 第3実施形態の情報集約システムの構成を示す図である。 第3実施形態において、通信状態情報を検出するノードを選択対象を示す図である。 第4実施形態の情報集約システムの構成を示す図である。 第4実施形態のデータ集約専用ノードの構成を示すブロック図である。 第5実施形態の情報集約システムの構成を示す図である。 第5実施形態の通信状態情報通信制御部の構成を示すブロック図である。 第5実施形態の集約装置CRと通信ノード(識別子45)間での通信の様子を示す図である。 第5実施形態の集約装置CRと通信ノード(識別子45)間での通信の様子を示す図である。
以下、本発明に係る情報集約システムの実施形態について、図面を参照して説明する。
[1.第1の実施形態]
本実施形態における情報集約システムは、複数の通信ノードからなるネットワークにおける各通信ノード間の通信状態情報の集約を行う。本実施形態のネットワーク内の各通信ノードは、独自に通信相手となる通信ノードの選択を行うものであり、このような通信ノードにより構築されるネットワークは、所謂、自律型のメッシュネットワークと呼ばれる。本実施形態は、自律型のメッシュネットワークの各通信ノードにおいて、通信相手となる他の通信ノード間の通信状態を検出し、検出結果をネットワークに接続された集約装置に対して出力する。
[1−1.構成]
第1の実施形態に係る情報集約システムを図1を参照しつつ、詳細に説明する。本実施形態では、説明のためネットワークは、集合住宅101内に構築されるネットワークとする。
情報集約システム1は、集合住宅101の各部屋を配電線102が繋ぐネットワークNにおいて、各部屋に配置されるスマートメーター105と、スマートメーター105間の通信状態を集約する集約装置103(識別子CR)とから構成される。
(ネットワーク)
ネットワークNは、集合住宅101内に構築されるネットワークである。図1に示すように、集合住宅101内の各部屋に対しては、配電線102により電力が供給される。ネットワークNには、変圧器104を介してネットワークNの外部から電力が供給される。変圧器104は、ネットワークNの外部の電力系統の高電圧を、家庭で利用可能な電圧に変換する電圧器である。集合住宅101は、4階建てであり、部屋番号は11、12、13、14、15、21、22、23、・・・・42、43、44、45で、20部屋を備える。各部屋では、配電線102からスマートメーター105を介し電力が供給され、室内の家電製品106で電力が消費される。
スマートメーター105は、配電線102上に信号を流し、配電線102に接続されている機器間で通信を行うPLC(Power Line Communication)方式で通信を行う。PLC方式は、電力線上に100kHz前後の信号を流すことで通信を行い、PLC信号は信号が届く範囲のスマートメーター105と通信を行うことが可能である。すなわち、スマートメーター105は、PLC信号が届く範囲内にあるスマートメーター105と、相互に通信が可能である。言い換えると、スマートメーター105は、ネットワークN内における通信ノードとなり配電線102を介してメッシュネットワークを構築している。以下では、スマートメーター105を通信ノード105として説明する。通信ノード105には、識別子として部屋番号が付与されている。
図2は、このメッシュネットワークNが集合住宅101内の配電線102を介したPLC通信を用いて構成されている例を示している。図2の太線は、中継される通信の接続関係を示している。例えば通信ノード105(識別子45)は、通信ノード105(識別子42)を経由し、さらに通信ノード105(識別子31)を経由して集約装置103(識別子CR)と通信を行う。これらの中継構成は固定的ではなく、伝送路となる配電線の状況に応じて自動的に変更されている。これはメッシュネットワークの基本機能であり、常に通信ノードは周囲の通信ノードの信号から通信状態をチェックし、良好な通信を行えるノードに中継を依頼するしくみを基本とする。
(通信ノード)
図3は、通信ノード105の構成を示すブロック図である。通信ノード105は、プログラムが組み込まれたROM、プロセッサ、メモリ、ドライバより構成される制御部107を備えている。通信ノード105は、制御部107からの制御に従ってネットワーク内の他の通信ノード105との通信状態の測定を行う。測定した通信状態は他の通信ノード105を介して集約装置103に伝達される。通信ノード105は、通信状態検出部108、通信状態情報記憶部109、通信状態情報通信制御部110、通信ユニット111、PLC通信部制御部112、アプリケーション部113と、を備える。
通信状態検出部108は、通信ユニット111が受信した信号より他の通信ノード105からの信号を抽出し、抽出した信号から通信状態検出部108が設けられる通信ノード105と他の通信ノード105間の通信状態を検出する。通信状態は、他の通信ノード105から送信される信号のS/N値や、S/N値から換算される通信エラーレート等として表される。
通信状態情報記憶部109は、検出した通信状態を記憶する記憶部である。検出された通信状態は、通信相手の通信ノード105の識別子と通信状態とを組み合わせた通信状態情報として記憶される。図4は、通信状態情報記憶部109に記憶される通信状態情報の一例を示す図である。図4では、通信状態情報が、通信品質の高い、すなわちS/N比の高い通信相手の通信ノード105の識別番号から順に記録される。
通信状態情報通信制御部110は、PCL通信制御部112が選択した送信先に対して通信状態情報を送信するための制御を行う。通信状態情報通信制御部110では、通信状態情報を送信先の通信ノードに送信後、その通信ノードから返信される確認情報を受信し、その受信を以て、通信状態記憶部109に対して通信状態情報の消去指示を出力する。
通信ユニット111は、通信先の通信ノード105に対し信号を送信する送信部と、通信先の通信ノード105からの信号を受信する受信部とを備える。PLC通信部制御部112は、ネットワーク内の他の通信ノード105とPLC通信を行うための制御を行う。PLC通信部制御部112は、PLC通信を行う通信先の通信ノード105の選択を行う。通信先の通信ノード105の選択方法としては、PLC通信部制御部112が、当該通信ノード105に接続する他の通信ノード105に対して信号を送信し、その信号の品質を算出する。そして、その信号の通信品質が高い通信ノード105を通信相手として選択する。
アプリケーション部113は、通信ノード105に特有の機能を実現させる。本実施形態では、通信ノード105はスマートメーターであり、アプリケーション部113は通信ノード105にスマートメーターの機能を実装させる。すなわち、アプリケーション部113には、各部屋の家電製品106の使用電力量が入力される。アプリケーション部113は、使用電力量をPLC通信により、図示しないサーバに対して伝送する。
(通信状態情報通信制御部110の構成)
図5は、本実施形態における通信状態情報通信制御部110の構成を示すブロック図である。図5に示すように、通信状態情報通信制御部110は、通信状態情報送信部114、通信状態情報受信部115、確認情報送信部116、確認情報受信部117、通信状態情報消去部118と、を備える。
通信状態情報送信部114は、通信状態情報を通信相手となる他の通信ノード105に送信する。通信状態情報送信部114は、通信状態情報記憶部109を参照し、参照した通信状態情報を、通信ユニット111を介して他の通信ノード105に対して出力する。
通信状態情報受信部115は、通信ユニット111が受信した信号から他の通信ノード105が出力した通信状態情報を抽出する。通信状態情報受信部115は、抽出した通信状態情報を通信状態情報記憶部109に記憶すると共に、確認情報送信部116に対して受信確認を出力する。確認情報送信部116は、受信確認が入力すると、通信状態情報記憶部109に記憶した通信状態情報を確認情報として、送信元の通信ノード105に対して送信する。
確認情報受信部117は、確認情報の受信を行う。確認情報受信部117は、確認情報を受信した場合、通信状態情報消去部118に対して受信確認を出力する。通信状態情報消去部118は、確認情報を受信すると、通信状態記憶部109に対して、確認情報と同じ通信状態情報を消去する指示を出力する。
(集約装置)
図6に示す様に、集約装置103は、各通信ノードが送信した通信状態データを受信し、通信状態データを記憶する。集約装置103は、ネットワーク上に配置され、集約装置103の識別子としてCRが付与される。集約装置103は、通信ユニット119と、通信状態情報通信制御部120、通信状態情報記憶部121とを備える。
通信ユニット119は、ネットワークを構築する各通信ノード105と配電線102を介して接続し、通信ノード105が送信する信号を受信する。通信状態情報通信制御部120は、通信ノード105から受信した信号に含まれる通信状態情報の抽出を行い、抽出した場合には通信状態情報を通信状態情報記憶部121に記憶させる。通信状態情報記憶部121は、所謂ストレージであり、通信状態情報を記憶する。
[1−2.作用]
以上の様な構成を有する本実施形態の情報集約システムにおける情報収集動作について説明する。図7は、本実施形態の情報集約システムの制御手順を示すフローチャートである。以下のフローチャートでは、説明のための識別子が45の通信ノード105において通信状態を検出し、検出した通信状態に基づく通信状態情報を識別子が42の通信ノード105を介して集約装置103へ伝達させるものとする。
初めに、識別子が45の通信ノード105の通信状態検出部108では、他の通信ノード105間との通信状態の検出を行う(S11)。検出した通信状態は、相手先の通信ノードの識別子と組み合わせて、通信状態情報D1として通信状態情報記憶部109に記憶される(S12)。そして、識別子が42の通信ノード105に対して通信状態情D1が送信される(S13)。
そして、識別子が42の通信ノード105で通信状態情報D1を受信した場合、通信状態情報D1の送信元である識別子が45の通信ノード105に対して、受信確認情報D2を送信する(S14)。この確認情報D2は、受信した通信状態情報D1に含まれる通信ノード識別子と通信品質との組み合わせを含む。
通信状態情報D1の送信元の識別子45の通信ノード105では、通信先の識別子42の通信ノード105が出力した確認情報D2を受信した場合(S15)には、通信状態記憶部109に記憶された通信状態情報D1を消去する(S16)。ここで、消去する通信状態情報は、受信した確認情報D2に含まれる通信ノード識別子と通信品質との組み合わせである。
[1−3.効果]
以上の様な本実施形態の情報集約システムでは、自律分散型のメッシュネットワークを構築する各通信ノード105で検出した他の通信ノード105との通信状態を集約装置103に集約することができる。
本実施形態では、収集した通信状態情報を、自律分散型のメッシュネットワークを構築する通信ノード105が設定したルートに従い、集約装置103に伝達する。これにより、通信ルートの途中にノイズの発生源などがあった場合になどでも、適切な伝送ルートを選択することができるので、集約装置103は、確実に通信状態を受信することが可能となる。すなわち、図8において、識別子が45の通信ノード105と、識別子が31の通信ノード105間でのPCL通信が不通の場合にでも、識別子が42の通信ノード105を介すことで、識別子が45の通信ノード105と集約装置103との間での通信を行うことが可能となる。
本実施形態の各通信ノード105では、通信状態情報を受信した通信ノード105は、その通信状態情報の送信先の通信ノード105に対して確認情報を返信する。この確認情報を受信した送信元の通信ノード105では、確認情報を受信した場合には、通信状態記憶部に記憶された通信状態データを消去する。これにより、通信状態情報記憶部109で使用する容量を削減することができる。すなわち、図9において、識別子45の通信ノード105は、通信状態情報D1を、識別子42の通信ノード105に対して送信する。識別子42の通信ノード105では、通信状態情報D1の内容を記憶すると共に、通信状態情報D1の情報を含む確認情報D2を出力する。識別子45の通信ノードでは、確認情報D2を受信した場合、確認情報D2と同じ内容の通信状態情報D1を通信状態情報記憶部より消去する。これにより、通信ノード105では、通信状態情報を通信状態情報記憶部109に記憶し続ける必要が無いため、通信状態情報記憶部109の容量を抑えることが可能となる。
(通信状態データの変形例)
図10は、通信状態記憶部109に記憶される通信状態情報の変形例を示す図である。図10に示すように、通信状態情報は、通信相手の通信ノード1信状態信号D05の識別子と通信状態とを組み合わせだけでなく、他の通信ノード105との通信状況を通信品質に応じてレベル分けし、レベル分けした識別子の情報を含んでも良い。更に、この場合には、通信相手の全ての通信ノード105の通信状態を送信するのではなく、最高レベルの通信品質を有する通信ノード105を示す識別子を通信状態情報とすることもできる。これにより、通信状態情報の容量を削減することができる。
本実施形態のネットワークNは、全通信ノード105が相互間に接続されている完全接続ネットワークでも、一部の通信ノードが相互間に接続されているものでも良い。
[第2の実施形態]
[2−1.構成]
本実施形態の情報集約システムは、通信状態情報を伝達する際の正確性を高めたものであり、前実施形態の通信ノード105の構成に送信経過時間計測部122と、通信状態情報再送部123と、を加えたものである。なお、第1の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図11は、本実施形態の通信状態情報通信制御部110の構成を示すブロック図である。図11に示すように、本実施形態の通信状態情報通信制御部110は、新たなに送信経過時間計測部122と、通信状態情報再送部123とを備える。
送信経過時間計測部122は、通信状態情報送信部114が通信状態情報を送信し、送信先の通信ノード105より確認情報が返信されるまでの時間である送信経過時間を測定する。そして、送信経過時間が、予め設定してある時間より大きくなった場合には、通信状態情報再送部123に対して、不達信号を出力する。通信状態情報再送部123は、不達信号を受信した場合には、不達となった通信状態情報と同じ通信状態情報を再送する。
[2−2.作用]
以上の様な構成を有する本実施形態の情報集約システムの動作について説明する。図12は、本実施形態の情報集約システムの制御手順を示すフローチャートである。以下のフローチャートでは、説明のための識別子が45の通信ノード105において通信状態を検出し、検出した通信状態に基づく通信状態情報を識別子が42の通信ノード105を介して集約装置103へ伝達させるものとする。
初めに、識別子45の通信ノード105は、他の通信ノード間との通信状態の検出し、通信状態を相手先の通信ノードの識別子と組み合わせて、通信状態情報D1として通信状態記憶部109に記憶する(S21,S22)。そして、通信相手の識別子42の通信ノード105に対して通信状態情報D1を送信する(S23)。
通信状態情報D1を送信後、送信経過時間計測部122は送信先の識別子42の通信ノード105より確認情報D2が返信されるまでの時間である送信経過時間を測定する(S24)。送信経過時間が所定値を超えた場合(S25のNO)には、不達と判定し、通信状態情報D1の再送を行う(S26)。そして、再度、確認情報D2が返信されるまでの時間である送信経過時間を測定する。一方、送信経過時間が所定値以内に受信確認信号を受信した場合(S25のYES)は、通信状態情報D1が識別子42の通信ノード105に伝達されたと判定し、通信状態情報D1を消去する(S27)。
[2−3.効果]
以上の様な本実施形態の情報集約システムでは、受信確認データが一定時間以内に返信されない場合には、通信状態情報が不達と判定し、通信状態情報を再送することができる。これにより、何らかの原因により、情報が通信ノード105間で不達となった場合にでも、通信状態情報の再送することで、通信状態情報を伝達する際の正確性の向上を図ることが可能となる。
例えば、図13では、識別子45の通信ノード105が送信した通信状態情報D1が、何らかの原因により送信先の識別子42の通信ノード105に伝達されなかった場合を示す。このような場合には、所定時間経過後、識別子45の通信ノード105から通信状態情報D1が再送される。これにより、1回目の送信時の不達の原因が排除された場合には、通信状態情報D1が識別子42の通信ノード105に送達する。これにより、通信状態情報D1を通信相手の通信ノードに対して伝送することが可能となる。
図13では、識別子45の通信ノード105が送信した通信状態情報D1が識別子42の通信ノード105に伝達されなかった場合を示したが、図14に示すように、識別子42の通信ノード105が送信した確認情報D2が識別子45の通信ノード105に送達されなかった場合にも、所定時間経過後、識別子45の通信ノード105から通信状態情報D1が再送される。この場合には、識別子42の通信ノード105において、通信状態情報D1の重複確認を行うことで、2度目の通信状態情報D1を受信した際に、通信状態情報記憶部109に重複して通信状態情報D1を記憶することを防止することもできる。これにより、通信状態情報D1を再送した場合に、再送した通信状態情報D1を原因とする通信状態情報記憶部109の容量圧迫を防止することが可能となる。
[第3の実施形態]
[3−1.構成]
本実施形態の情報集約システムは、通信状態情報を収集する通信ノード105を選択可能にしたものであり、前記第1の実施形態の情報集約システムに新たに通信ノード選択部125を備えるコントローラ124を加えたものである。なお、第1の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図15は、本実施形態の情報集約システムの構成を示すブロック図である。図15に示すように、集約装置103には、コントローラ124が接続される。コントローラ124は、図示しないユーザーインターフェースを備え、ユーザーからの入力を受け付ける。コントローラ124は、検出ノード選択部125を備える。
検出ノード選択部125は、ユーザーインターフェースからの入力を受け付け、通信状態情報を検出する通信ノード105を選択する。選択された通信ノード105では、通信可能な他の通信ノード105との通信状態の検出を行う。
[3−2.作用・効果]
このような構成を有する情報集約システムでは、通信状態を検出する通信ノード105を選択することができる。図16は、識別子15,25,31,35,45の通信ノード105を、通信状態情報を測定する通信ノードとして選択している。
通信状態情報を測定する通信ノードとして選択された各通信ノード105では、他の通信ノードとの通信状態を検出し、その通信状態情報として記憶する。検出した通信状態情報は、通信ノード105が選択するPLC通信の通信先の通信ノード105を介して、集約装置103へ伝達される。
このように伝送路の末端や中間点など予め限定した位置に位置する通信ノード105で通信状態を検出し、その通信状態情報により、ネットワーク全体の通信状態を推定することも可能である。このように全ての通信ノード105で測定を行わないことで、各通信ノード105における記憶部の容量の圧迫を抑制することができるので、通信ノード105で収集する通信状態情報を多く収集することも可能である。
通信状態情報を検出する通信ノード105を限定した場合にでも、検出した通信状態情報は、各通信ノード105の機能によりPCL通信で集約装置で集約される。例えば、識別子45の通信ノード105で収集した通信状態情報は、通常の通信経路であれば識別子42の通信ノード105が中継する。しかし、識別子42の通信ノード105の通信状態情報記憶部109の容量に空きがない場合には、識別子44や43の通信可能な通信ノード105に対して送信することが可能である。また、測定した通信状態情報に、測定した通信ノード105の識別子と、通信相手の通信ノード105の識別子を付けておくことで、どの通信ノード105を中継しても収集さえ行えれば通信状態情報として有効である。
[第4の実施形態]
[4−1.構成]
本実施形態の情報集約システムは、通信状態情報を収集する集約装置をネットワーク内に複数設けたものである。図17は、本実施形態の情報集約システムの構成を示すブロック図である。図17では、ネットワークNのノードに集約装置103aを配置し、集約装置103bをデータ収集専用ノードとして集合住宅の需要家内のコンセント等に接続している。
図17に示すように、集約装置103には、コントローラ124が接続される。コントローラ124は、図示しないユーザーインターフェースを備え、ユーザーからの入力を受け付ける。コントローラ124は、通信ノード指定部126を備える。
通信ノード指定部126は、ユーザーインターフェースからの入力を受け付け、集約装置103、103a、103bが通信する通信ノード105の選択を行う。通信ノード指定部126で、通信相手の集約装置が設定された通信ノード105は、検出した通信状態情報を、設定相手の集約装置103に対して伝達する。
即ち、集約装置103は、識別子11〜15の通信ノード105で検出された通信状態情報を集約し、集約装置103aは、識別子41〜45の通信ノード105で検出された通信状態情報を集約し、集約装置103bは、識別子21〜25,識別子31〜35の通信ノード105で検出された通信状態情報を集約するといった設定をする。識別子11〜15の通信ノード105は、検出した通信状態情報を集約装置103に伝達し、識別子21〜25,識別子31〜35の通信ノード105は、検出した通信状態情報を集約装置103bに伝達し、識別子41〜45の通信ノード105は検出した通信状態情報を集約装置103aに伝達する。
(集約装置103a,103bの構成)
図18は、集約装置103a,103bの構成の構成を示すブロック図である。集約装置103a,103bは、通信ユニット111、通信状態検出部108、通信状態情報記憶部109、通信状態情報通信制御部110と、を備える。通信状態情報記憶部109は、他の通信ノード105に設けられる通信状態情報記憶部109より容量が大きいものを使用する。通信状態情報記憶部109は、集約装置103a,103bから着脱可能に構成されている。
[4−2.作用・効果]
本実施形態の構成を有する情報集約システムでは、集約装置に備えた通信状態情報記憶部109により、周囲の通信ノード105からの通信状態情報を長期間大量に蓄積することが可能である。
通信状態情報記憶部109は、図示しないサーバに対して通信状態情報記憶部109の記憶内容を伝達することが可能となる。また、通信状態情報記憶部109は、集約装置103a,103bから着脱可能に構成されているので、通信状態情報記憶部109を一旦集約装置103a,103bから取り外し、通信状態情報記憶部109内に記憶された通信状態情報をユーザーが手作業で収集することも可能である。これにより、配電線102の通信性能を圧迫することなく、大量のデータを収集することが出来る。
また、どの集約装置103,103a,103bが、どの通信ノード105が収集した通信状態情報を収集するのかは任意である。例えば、集約装置103,103a,103bから、特定の信号を一定周期で送信し、通信ノードはその信号の強度を見て適切なデータ収集専用ノードを選定する方式なども適用可能である。
[第5の実施形態]
[5−1.構成]
本実施形態の情報集約システムは、ネットワークN内の通信ノード105で通信状態情報を周期的に検出するのではなく、ネットワークN内の該当する通信ノード105が然るべきタイミングで測定処理を行うことを可能にしたものである。なお、第1の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図19は、本実施形態の情報集約システムの構成を示すブロック図である。図19に示すように、コントローラ124は、測定開始信号出力部126と、測定時間算出部127とを備える。
測定開始信号出力部126は、ネットワークN内の各通信ノード105に対して、測定開始時間を示した測定開始時間信号を出力する。例えば、測定開始時間信号は測定開始信号としてΔt=xを含む。これは測定開始タイミングが信号送信後x時間経過後を示すものである。
測定時間算出部127は、各通信ノード105から送信された通信状態情報と、通信状態情報に付された各ノード105における転送時間とから通信状態情報に含まれる通信状態が検出された時間の算出を行う。
図20は、本実施形態の通信状態情報通信制御部110の構成を示すブロック図である。図20に示すように、通信状態情報通信制御部110は、受信した通信状態情報を送信先の通信ノード105に送信するまでの転送時間を計測する転送時間検出部128を有する。また、通信状態情報送信部114は、通信状態に転送時間を付与した情報を通信状態情報として通信先の通信ノードに対して伝送する。
[5−2.作用・効果]
本実施形態の構成を有する情報集約システムでは、集約装置103から出力される測定開始時間信号に基づいて、各通信ノード105において通信状態情報の収集を行うことができる。
(検出開始時刻を調整)
測定開始信号出力部126から測定開始時間信号が出力されると、測定開始信号はPCL通信によりネットワーク内の各通信ノード105に伝送される。測定開始信号が伝達された通信ノード105では、測定開始信号に含まれるΔt=xを抽出する。通信ノード105では、測定開始信号を受信した時間からΔt後に、通信状態の検出を行う。
即ち、図21に示すように、集約装置103から測定開始信号(Δt=x)が出力されると、測定開始信号は、識別子31の通信ノード105、識別子42の通信ノード105、識別子45の通信ノード105へと伝達される。測定開始信号は、各通信ノード105で転送の際に時間が掛かるため、各通信ノードに到達する時間は、異なる。
そのため、識別子31の通信ノード105での通信状態の検出開始時刻を矢印1105の先端とすると、識別子45での通信状態の検出開始時刻は、識別子31の通信ノード105での通信状態の検出開始時刻より遅くなる。ここで、矢印1105と、矢印1107との差が転送にかかる時間であり、この時間を予め測定しておくことで、ネットワーク内の各通信ノードでの検出開始時刻を調整することができる。
検出開始時刻を調整は、各通信ノード105に備わる時計を利用することで、一斉に検出を行うこともできるが、時計の機能が利用できない場合でも本実施形態によれば、各通信ノードでの検出開始時刻を調整することができる。
(検出時刻の算出)
各通信ノード105で、信号の転送にかかる時間を計測することで、図22に示すようにな、検出開始時刻の調整だけでなく、通信状態情報の検出時間の算出をすることができる。
識別子45の通信ノード105で時刻Oに、通信状態の検出を行い、この通信状態情報が識別子42,31の通信ノード105を介して集約装置103に伝達される場合には、識別子45で通信状態情報D1を識別子45の通信ノード105に送信するまでに、時間aかかったとする。この時間aは、通信状態情報D1に付与されて、識別子42の通信ノード105に送信される。識別子42の通信ノード105時間aが付与された通信状態情報D1を識別子31の通信ノード105に転送するまでに、時間bかかったとする。この時間bは、時間aが付与された通信状態情報D1に付与されて、識別子31の通信ノード105に送信される。識別子31の通信ノード105も同様に、転送に係った時間cを付与して時間a+bが付与された通信状態情報D1を集約装置103に対して送信する。
集約装置103では、各通信ノード105の転送に係った時間(a+b+c)を付与した通信状態情報D1を時刻Tに受信する。測定時間算出部127では、時刻Tから転送に係った時間(a+b+c)の差分をとることで、測定時間Oの算出を行う。
このような本実施形態の情報集約システムでは、ネットワークN内の通信ノード105が時刻同期されていない場合や、あるいはこうしたネットワークNの状態を把握するような場合、若しくは、通信ノード105自体に問題が発生している場合など、必ずしも時刻情報が信頼できるものでない場合もある。このようなネットワークNにおいても通信状態情報の検出時間を算出することができる。また、算出した通信状態情報を利用してネットワーク内の時刻合わせを行うことが可能となる。
[6.他の実施形態]
本明細書においては、本発明に係る複数の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであって、発明の範囲を限定することを意図していない。具体的には、発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
例えば、第2〜第5の実施形態は、第1の実施形態の構成に新たな構成を付け加えたものとしたが、本発明の実施形態はこれに限らない。例えば、複数の実施形態を組み合わせて、本発明の実施形態とすることもできる。
D1…通信状態情報
D2…確認情報
101…集合住宅
102…配電線
103…集約装置
104…変圧器
105…通信ノード
106…家電製品
107…制御部
108…通信状態検出部
109…通信状態情報記憶部
110…通信状態情報通信制御部
111…通信ユニット
112…PCL通信制御部
113…アプリケーション部
114…通信状態情報送信部
115…通信状態情報受信部
116…確認情報送信部
117…確認情報受信部
118…通信状態情報消去部
119…通信ユニット
120…通信状態情報通信制御部
121…通信状態情報記憶部
122…送信経過時間計測部
123…通信状態情報再送部
124…コントローラ
125…検出ノード選択部
126…測定開始信号出力部
127…測定時間算出部
128…転送時間検出部

Claims (12)

  1. 複数の通信ノードがメッシュ状に接続され、通信ノードが独自に通信先の通信ノードの選択を行うネットワークにおける各通信ノード間の通信状態を集約する情報集約システムであって、
    前記通信ノードは、
    当該通信ノードと他の通信ノード間との間の通信状態を検出する通信状態検出部と、
    前記通信状態を示す通信状態情報を送信する送信部と、
    を備え、
    前記各通信ノードで検出した前記通信状態情報を集約する集約装置と、
    を備えることを特徴とする情報集約システム。
  2. 前記通信状態情報は、前記通信ノードが選択した通信ルートを通じて前記集約装置に伝達されることを特徴とする請求項1に記載の情報集約システム。
  3. 前記通信ノードには、通信ノードを識別するための識別子が付され、
    前記通信状態情報は、前記識別子とその識別子を有する通信ノードとの通信における通信品質との組み合わせから成ること、
    を特徴する請求項1または請求項2に記載の情報集約システム。
  4. 前記他の通信ノードとの通信状態は、前記通信品質に応じてレベル分けされ、
    前記通信状態情報は、レベル分けした前記通信状態の情報を含むことを特徴する請求項3に記載の情報集約システム。
  5. 前記通信ノードは、
    前記通信状態情報を記憶する通信状態情報記憶部と、
    前記通信状態情報を他の通信ノードに送信する送信部と、
    当該通信ノードの通信相手となる通信状態の送り先の通信ノードが出力する受信確認信号を受信した場合に前記通信状態情報を削除する通信状態情報削除部と、
    を備えることを特徴する請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の情報集約システム。
  6. 前記通信ノードは、
    前記通信状態情報の送信時間と前記受信確認信号との受信時間を計測する送信時間計測部と、
    前記送信時間と前記受信時間とが所定の時間を超えた場合に前記通信状態情報を再送する通信状態情報再送部と、
    を備えることを特徴とする請求項5に記載の情報集約システム。
  7. 前記通信状態情報を検出する通信ノードを選択する検出ノード選択部と、
    を備えることを特徴する請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の情報集約システム。
  8. 前記集約装置は、
    前記通信状態情報を記憶する通信状態情報記憶部を備え、
    前記集約装置は、ネットワーク内に複数配置されることを特徴する請求項1に記載の情報集約システム。
  9. 前記集約装置は、前記ネットワークのノードまたは通信ノードに配置されることを特徴する請求項8に記載の情報集約システム。
  10. ネットワーク内に複数設置された前記集約装置が集約する前記通信ノードの指定を行う通信ノード指定部と、
    を備えることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の情報集約システム。
  11. 前記通信ノードは、前記通信状態情報の転送時間を計測する転送時間計測部と、
    前記検出ノードに対して、前記通信状態の検出を実行させる検出開始信号を出力する検出開始信号出力部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項10の何れか1項に記載の情報集約システム。
  12. 前記検出ノードは、前記転送時間計測部で計測した前記転送時間を、前記通信状態情報に付加し、
    前記通信状態情報に付加された転送時間から前記通信状態情報に含まれる前記通信状態の検出時間を算出する測定時間算出部を備えることを特徴とする請求項11に記載の情報集約システム。


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