JP2017119365A - 露光装置、画像形成装置、及び露光装置の製造方法 - Google Patents

露光装置、画像形成装置、及び露光装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】製造コストを低減することのできる露光装置、画像形成装置、及び露光装置の製造方法を提供する。
【解決手段】露光装置111Kは、複数の発光素子を含むLEDアレイチップ3と、LEDアレイチップ3が搭載された基板4と、基板4の第1面4Aを支持する支持部11,12を有する支持部材1と、支持部11,12と第1面4Aとの間に介在し、支持部11,12と第1面4Aとによって挟持された硬化性樹脂体5と、基板4の第1面4Aと反対側の第2面4Bを支持部11,12に向けて押し付ける押し付け部材6とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の発光素子が搭載された基板を有する露光装置、露光装置を有する画像形成装置、及び露光装置の製造方法に関するものである。
電子写真方式の画像形成装置(例えば、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置、複合機等)は、一様帯電された感光体ドラムに画像データに対応する光を照射して、感光体ドラム上に静電潜像を形成する露光装置を備えている。露光装置は、複数の発光素子を含む発光素子アレイが搭載された基板と、発光素子アレイから放射される光を収束させる収束レンズと、基板を支持するホルダと、基板をホルダに押し付けるベースとを有する。基板は、ホルダの基板当接面に当接され固定される(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−73041号公報(例えば、図1、段落0008)
しかしながら、従来の露光装置のホルダは、アルミダイキャスト(金型鋳造)による加工プロセスと、基板当接面が20μm程度の平面度になるようにする基板当接面の仕上げ加工プロセスとを行うことによって製造されていた。このため、従来の露光装置の製造コストは高く、その結果、製品価格も高いという問題があった。
本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであり、コストを削減することができる露光装置、画像形成装置及び露光装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る露光装置は、複数の発光素子と、前記複数の発光素子が搭載された基板と、前記基板の前記複数の発光素子が搭載された第1面を支持する支持部を有する支持部材と、前記支持部と前記第1面との間に介在し、前記支持部と前記第1面とによって挟持された硬化性樹脂体と、前記基板の前記第1面と反対側の第2面を前記支持部に向けて押し付ける押し付け部材と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る露光装置の製造方法は、第1面上に複数の発光素子が配列された基板を有する露光装置の製造方法であって、前記基板を支持する支持部材に、前記基板の前記第1面を支持するための支持部を形成するステップと、前記支持部材の前記支持部上に硬化性樹脂体を滴下するステップと、前記支持部が前記硬化性樹脂体を介在させて前記第1面を支持するように、前記支持部上に前記基板を設置するステップと、前記硬化性樹脂体を硬化させるステップとを備えたことを特徴とする。
本発明に係る露光装置、画像形成装置、及び露光装置の製造方法よれば、コストを削減することができるという効果を奏することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成を概略的に示す図である。 本実施の形態に係る露光装置の構成を概略的に示す横断面図である。 本実施の形態に係る露光装置の構成を概略的に示す分解斜視図である。 本実施の形態に係る露光装置の構成を概略的に示す分解側面図である。 本実施の形態に係る露光装置の製造方法を示すフローチャートである。 (a)から(c)は、本実施の形態に係る露光装置の製造工程を概略的に示す横断面図である。 (a)から(c)は、本実施の形態に係る露光装置の製造工程を概略的に示す横断面図(図6(c)に続く製造工程)である。 本実施の形態に係る露光装置の改修工程を概略的に示す横断面図である。 (a)は、変形例1に係る露光装置の構成を概略的に示す分解斜視図であり、(b)は、変形例1に係る露光装置の構成を概略的に示す横断面図である。 変形例2に係る露光装置の構成を概略的に示す横断面図である。
以下に、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図には、xyz直交座標系の座標軸が示される。x軸は、露光装置の長手方向(複数の発光素子の配列方向、画像形成装置における主走査方向)の座標軸である。y軸は、露光装置の短手方向(幅方向、画像形成装置における副走査方向)の座標軸である。z軸は、露光装置の高さ方向(露光装置から出射される光の進行方向の逆方向)の座標軸である。
《1》構成
《1−1》画像形成装置の構成
本実施の形態に係る画像形成装置の構成について図1を用いて説明する。図1は、本実施の形態に係る画像形成装置100の構成を概略的に示す図である。この画像形成装置100は、例えば、電子写真カラープリンタである。画像形成装置100には、4つの独立した画像形成ユニット110K,110Y,110M,110Cが、記録媒体としての用紙101の進行方向(挿入側から排出側に向かう方向)に沿って配設されている。
画像形成ユニット110K,110Y,110M,110Cは、ブラック、イエロー、マゼンタ、及びシアンの各色の画像をそれぞれ形成する。なお、記録媒体として、OHP用紙、封筒、複写紙、特殊紙等を使用することもできる。
画像形成ユニット110K,110Y,110M,110Cは、露光装置であるLEDヘッド111K,111Y,111M,111Cと、像担持体(例えば、感光体ドラム)112K,112Y,112M,112Cと、この感光体ドラム112K,112Y,112M,112Cの表面を一様に(均一に)帯電させる帯電器(例えば、帯電ローラ)113K,113Y,113M,113Cとをそれぞれ備えている。また、画像形成ユニット110K,110Y,110M,110Cは、感光体ドラム112K,112Y,112M,112Cの表面に形成された静電潜像に現像剤(例えば、トナー)を付着させ、可視像である各色のトナー像を形成する現像器118K,118Y,118M,118Cをそれぞれ備えている。現像器118K,118Y,118M,118Cは、例えば、現像剤担持体としての現像ローラ114K,114Y,114M,114Cと、この現像ローラ114K,114Y,114M,114Cに現像剤を供給する現像剤供給部材としてのトナー供給ローラ115K,115Y,115M,115Cとをそれぞれ備えている。
トナー供給ローラ115K,115Y,115M,115Cは、トナーカートリッジから供給されたトナーを現像ローラ114K,114Y,114M,114Cに供給するローラである。現像ローラ114K,114Y,114M,114Cには、現像ブレード116K,116Y,116M,116Cが接触している。現像ブレード116K,116Y,116M,116Cは、現像ローラ114K,114Y,114M,114C上において、トナー供給ローラ115K,115Y,115M,115Cから供給されたトナーを薄層化(トナー層の厚さを規制)する規制部材である。
画像形成ユニット110K,110Y,110M,110Cにおける、感光体ドラム112K,112Y,112M,112Cに向かい合う位置(図1においては上方)には、露光装置であるLEDヘッド111K,111Y,111M,111Cが、感光体ドラム112K,112Y,112M,112Cと対向する位置に配設されている。以下、露光装置をLEDヘッドとも呼ぶ。
LEDヘッド111K,111Y,111M,111Cは、黒、イエロー、マゼンタ、及びシアンの画像データに従った光を用いて、感光体ドラム112K,112Y,112M,112Cをそれぞれ露光し、感光体ドラム112K,112Y,112M,112Cに静電潜像をそれぞれ形成する。搬送ベルト130を挟んで、感光体ドラム112K,112Y,112M,112Cに向かい合う位置(図1において、感光体ドラム112K,112Y,112M,112Cより下方)には、転写装置としての転写ローラ117K,117Y,117M,117Cがそれぞれ備えられている。
転写ユニットは、転写装置としての転写ローラ117K,117Y,117M,117Cと、搬送部材としての搬送ベルト130とを備えている。転写ローラ117K,117Y,117M,117Cは、搬送ベルト130を介して感光体ドラム112K,112Y,112M,112Cと対向して配置され、用紙をトナーと逆の極性に帯電させ、感光体ドラム112K,112Y,112M,112C上のトナー像を用紙に転写する。
また、画像形成装置100には、搬送ベルト130に用紙を供給するための給紙機構120が配設されている。給紙機構120は、ホッピングローラ121、レジストローラ122、及び媒体収容部としての用紙収容カセット123を備えている。また、画像形成装置100は、この用紙収容カセット123内の用紙の色を測色する用紙色測色部124を備えてもよい。
更に、搬送ベルト130の排出側には、定着器150が設けられている。定着器150は、加熱ローラ151及びバックアップローラ152を有する。定着器150は、用紙上に転写されたトナーを加熱、加圧することによって定着させる装置であり、この排出側に、排出ローラ160及び用紙スタッカ等が設けられている。
《1−2》露光装置(LEDヘッド)の構成
次に、図2から図4を用いて露光装置としてのLEDヘッド111K,111Y,111M,111Cの構成、及びLEDヘッド111K,111Y,111M,111Cと感光体ドラム112K,112Y,112M,112Cとの関係について説明する。なお、画像形成ユニット110K,110Y,110M,110Cにおける、LEDヘッド111K,111Y,111M,111Cと感光体ドラム112K,112Y,112M,112Cとのそれぞれの関係は、互いに同じであり、LEDヘッド111K,111Y,111M,111Cの構成は、互いに同じである。したがって、以下の説明では、LEDヘッド111Kの構成及びLEDヘッド111Kと感光体ドラム112Kとの関係について説明する。
図2は、本実施の形態に係る露光装置(LEDヘッド111K)の構成を概略的に示す横断面図である。図3は、本実施の形態に係る露光装置の構成を概略的に示す分解斜視図である。図4は、本実施の形態に係る露光装置の構成を概略的に示す分解側面図である。図2は、図3のII−II線断面に対応する図であるが、露光装置が組立てられた後の状態を示している。
図2に示されるように、LEDヘッド111Kは、感光体ドラム112Kと対向するように配置される。LEDヘッド111Kは、複数の発光素子としてのLEDアレイチップ3と、複数の発光素子が搭載された基板としてのCOB基板4と、基板の複数の発光素子が搭載された第1面を支持する支持部を有する支持部材としてのホルダ1とを備える。また、LEDヘッド111Kは、支持部と第1面との間に介在し、支持部と第1面とによって挟持された硬化性樹脂体としての紫外線(UV)硬化性樹脂体5と、基板の第1面と反対側の第2面を支持部に向けて押し付ける押し付け部材としてのベース6とを備える。LEDヘッド111Kは、複数の発光素子から放出される光を収束する光学部材としてのロッドレンズアレイ2を備えていてもよい。
本実施の形態において、基板としては、半導体チップ実装用の基板(例えば、チップオンボード用基板(COB基板))を用いる。COB基板4は、ガラスエポキシ基板、アルミナ基板、窒化アルミニウム基板、メタル基板、メタルコア基板等で構成され、表面に図示しない配線パターンが形成されている。ただし、本発明における基板は、COB基板4に限定されない。
COB基板4は、第1面(−z方向を向いた面)4Aと、その反対側の第2面(+z方向を向いた面)4Bとを有し、長手方向(x方向)に延びた長尺形状を有する。第1面及び第2面のそれぞれは、通常は、平面状である。本実施の形態において、COB基板4の第1面4Aには、LEDアレイチップ3が、感光体ドラム112Kと対向するように配置される。LEDアレイチップ3は、複数の半導体発光素子(例えば、LED)を1列に並べることにより構成される。図2に示される一点鎖線の矢印は、LEDアレイチップ3から放出される光の代表的な進路を示している。
COB基板4の第2面4Bは、平面度(平面形体の幾何学的に正しい平面からの狂いの大きさ)が50μm以下となるように、平面加工されることが望ましい。COB基板4は、ホルダ1の後述する支持部11,12上に載置され、ベース6により第2面が上から押し付けられた状態でホルダ1に固定される。
ホルダ1は、COB基板4及びロッドレンズアレイ2を支持する支持部材である。図2に示されるように、ホルダ1は、側面16及び側面17を有する。また、図2及び図3に示されるように、ホルダ1は、ホルダ1の側面16,17をCOB基板4に平行に対向するように折り曲げて形成された支持部11,12を有する。
ホルダ1の支持部11,12は、COB基板4を載置するための載置面である。ホルダ1は、支持部11,12とCOB基板4との間に紫外線(UV)硬化性樹脂体5を介在させて、支持部11,12上にCOB基板4を載置することによりCOB基板4を支持する。ホルダ1には、支持部11,12が長手方向(x方向)に沿って並ぶ複数箇所形成されている。
図3及び図4に示されるように、ホルダ1の側面16,17には、ベース6の係合部61が係合する第1の孔部14が長手方向(x方向)に沿って複数箇所形成されている。また、ホルダ1の側面16,17には、支持部11,12と共に形成された第2の孔部15が複数箇所形成されている。ホルダ1の支持部11,12、第1の孔部14、及び第2の孔部15は、板金プレス加工により形成することができる。
図2及び図3に示されるように、ホルダ1の中央部には、ロッドレンズアレイ2が挿入されるホルダ開口部13が長手方向に沿って形成されている。ホルダ1は、ロッドレンズアレイ2がホルダ開口部13に挿入された状態でロッドレンズアレイ2を支持する。
図3に示されるように、ホルダ1の支持部11,12には、硬化性樹脂体としての紫外線(UV)硬化性樹脂体5が配置される。UV硬化性樹脂体5は、ホルダ1の支持部11,12とCOB基板4の第1面4Aとによって挟持される。UV硬化性樹脂体5は、硬化前においては流動性を有する性質を持ち、所定の条件によって硬化する硬化性材料である。UV硬化性樹脂体5は、COB基板4の平面度を高い精度に保った状態でホルダ1により支持するために用いられる。UV硬化性樹脂体5の接着力としては、硬化後のせん断接着力が0.6MPa以下であることが望ましい。より好ましくは、硬化後のせん断接着力が0.1MPa以下であることが望ましい。
ベース6は、COB基板4をホルダ1の支持部11,12に押し付けるための押し付け部材である。ベース6は、弾性変形可能な板状の部材であり、COB基板4の第2面4B上にCOB基板4の長手方向(x方向)に沿って設置される。ベース6は、長尺形状を有する薄板状の弾性部材である。ベース6は、ホルダ1の第1の孔部14に係合する係合部61を有し、係合部61が第1の孔部14に係合することによりCOB基板4を押さえ付けた状態でホルダ1に固定される。
ロッドレンズアレイ2は、例えば、SLA(セルフォック・レンズ・アレイ)(登録商標)であり、LEDアレイチップ3から出射された光を収束させる収束レンズである。ロッドレンズアレイ2は、ホルダ1のホルダ開口部13に挿入され、LEDアレイチップ3と対向するように配置される。ロッドレンズアレイ2が挿入された後、ホルダ1とロッドレンズアレイ2との間隙は封止剤7によって封止される。これにより、ホルダ1内への光および異物の進入を防止することができる。
ここで、感光体ドラム112Kの表面に正確に光を結像させるためには、LEDアレイチップ3の表面からロッドレンズアレイ2の入射端面(光が入射する端面)までの距離(LEDアレイチップ3とロッドレンズアレイ2との間隔)Lと、ロッドレンズアレイ2の出射端面(光が出射される端面)から感光体ドラム112Kの表面までの距離(ロッドレンズアレイ2と感光体ドラム112Kとの間隔)Liとが同じになるように、すなわちL=Liとなるように、距離Liを調整する必要がある。
そこで、図4に示されるように、ホルダ1の長手方向(x方向)両端部に、調整機構としての偏心カム機構9が配置されている。偏心カム機構9を調整することで、L=Liとなるように、感光体ドラム112Kに対するホルダ1の位置が調節される。
《2》動作
《2−1》画像形成装置100の動作
本実施の形態に係る画像形成装置100の動作について図1を用いて説明する。先ず、用紙収容カセット123内の用紙101は、ホッピングローラ121によって1枚ずつ繰り出され、レジストローラ122へ送られる。続いて、繰り出された用紙101はレジストローラ122から搬送ベルト130に送られ、この搬送ベルト130の走行に伴って、画像形成ユニット110K,110Y,110M,110Cへと搬送される。
画像形成ユニット110K,110Y,110M,110Cにおいて、感光体ドラム112K,112Y,112M,112Cの表面は、帯電ローラ113K,113Y,113M,113Cによって帯電され、LEDヘッド111K,111Y,111M,111Cによって露光され、静電潜像が形成される。静電潜像には、現像ローラ114K,114Y,114M,114C上で薄層化されたトナーが静電的に付着されて各色のトナー像が形成される。
各色のトナー像は、転写ローラ117K,117Y,117M,117Cによって用紙に転写され、用紙上にカラーのトナー像が形成される。転写後に、感光体ドラム112K,112Y,112M,112Cに残留したトナーは、図示しないクリーニング装置によって除去される。カラーのトナー像が形成された用紙は、定着器150に送られる。
この定着器150において、カラーのトナー像が用紙に定着され、カラー画像が形成される。トナー像が形成された用紙は、図示しない排出ローラ及びピンチローラに挟持され、用紙スタッカへ排出される。このような過程を経て、カラー画像が用紙上に形成される。
《2−2》露光装置(LEDヘッド)の製造方法
次に、本実施の形態に係る露光装置(LEDヘッド111K)の製造方法について図5、図6(a)から(c)、及び図7(a)から(c)を用いて説明する。図5は、本実施の形態に係る露光装置の製造方法を示すフローチャートである。図6(a)から(c)は、本実施の形態に係る露光装置の製造工程(図5のステップS03からS04に対応)を概略的に示す横断面図である。図7(a)から(c)は、図6(a)から(c)に続いて本実施の形態に係る露光装置の製造工程(図5のステップS04からS06に対応)を概略的に示す横断面図である。
図5に示されるように、本実施の形態に係る露光装置(LEDヘッド111K)の製造方法では、ステップS01及びS02において、ホルダ1の主要部を、例えば、板金プレス加工により製造し、次に、ホルダ1の細部である支持部11,12が、例えば、板金プレス加工により形成される。
次に、ステップS03において、支持部11,12に流動性のある硬化性材料であるUV硬化性樹脂体5を滴下する。なお、UV硬化性樹脂体5の供給の方法は、滴下に限らず、支持部11,12上に塗布又は載置するなどの方法であってもよい。
次に、ステップS04において、ホルダ1の支持部11,12上に、UV硬化性樹脂体5を介して、COB基板4を設置する。
次に、ステップS05において、紫外線を照射してUV硬化性樹脂体5を硬化して、UV硬化性樹脂体5を硬化した硬化性樹脂体(硬化体)にする。
その後、ステップS06において、COB基板4の第2面を支持部11,12に向けて押し付けるように、ベース6をホルダ1に取り付ける。
以下、図6(a)から(c)、及び図7(a)から(c)を用いて、本実施の形態に係る露光装置の製造工程(図5のステップS03からS06に対応)について詳細に説明する。まず、図6(a)に示されるように、板金プレス加工により製造されたホルダ1のホルダ開口部13にロッドレンズアレイ2を挿入し、接着力の強い接着剤(例えば、UV接着剤あるいはエポキシ樹脂接着剤)によってホルダ1とロッドレンズアレイ2とを複数個所で接着する。そして、ホルダ1とロッドレンズアレイ2との隙間を、異物の進入を防ぐための封止剤7(例えば、シリコーン)により埋めて封止する。
その後、ホルダ1に設けた複数の支持部11,12の全ての箇所に、接着力の弱いUV硬化性樹脂体5を滴下する。UV硬化性樹脂体5としては、UV照射硬化後のせん断接着力が0.6MPa以下であるものを用いることが望ましい。
その後、図6(b)及び図6(c)に示されるように、平面度の高い(例えば、平面度が50μm以下である)吸着面81を有する治具8によりCOB基板4の第2面4Bを吸着し、図2に記載のLo=Liとなる位置まで治具8及びCOB基板4をUV硬化性樹脂体5の上に降ろす。この際、支持部11,12に滴下したUV硬化性樹脂体5の潰れ広がりが、COB基板4におけるワイヤなどに接触しないようUV硬化性樹脂体5の滴下量を調整することが望ましい。
その後、図7(a)に示されるように、COB基板4に搭載されたLEDアレイチップ3を点灯させ、LEDアレイチップ3とは対向する位置に設けられた図示しないCCD(電荷結合素子)又はPD(フォトダイオード)などの検出器で、ロッドレンズアレイ2を透過した光を撮像しながら、LEDヘッドの副走査方向(y方向)における結像位置がロッドレンズアレイ2の中心から50μm以内の距離に収まるように、副走査方向(y方向)におけるCOB基板4の位置を調整する。
その後、図7(b)に示されるように、支持部11,12を設けた箇所に形成されているホルダ1の側面16,17の第2の孔部15から、紫外線を照射しUV硬化性樹脂体5を硬化させる。
その後、図7(c)に示されるように、治具8の吸着を切ることによって治具8とCOB基板4とを分離し、治具8を上方に退避させ、ベース6の係合部61をホルダ1の第1の孔部14に係合することによりベース6をホルダ1に対して固定する。
《2−3》露光装置の改修(COB基板の取り換え)について
図8は、本実施の形態に係る露光装置の改修作業の概略を示す横断面図である。図8に示されるように、COB基板4の改修作業が必要になった場合には、COB基板4を押さえ付けているベース6をホルダ1から外した後、COB基板4をホルダ1から取り外す。また、支持部11,12に形成したUV硬化性樹脂体5も、ホルダ1から取り外す。そして、改修された又は新しいCOB基板4を上述の製造方法の工程によりホルダ1に取り付ける。
《3》効果
本実施の形態に係る露光装置及びその製造方法によれば、ホルダ1を板金プレス加工により製造したため、アルミダイキャストにより製造する場合と比べて、製造コストを低減することができる。その結果、画像形成装置100の製造コストの削減も可能となる。
また、本実施の形態に係る露光装置及びその製造方法によれば、UV硬化性樹脂体5を介在させてCOB基板4をホルダ1上に固定したため、ホルダ1の基板当接面(支持部11,12)の平面度が低い場合であっても、ホルダ1に対するCOB基板の位置及び姿勢を所望の位置及び姿勢に設定することができる。したがって、本実施の形態に係る露光装置及びその製造方法によれば、ホルダ1の支持部11,12の平面加工を不要とし、露光装置の製造コスト、その結果、露光装置及びこれを採用した画像形成装置の製品価格を低減することができる。
本実施の形態に係る露光装置及びその製造方法によれば、治具8の吸着面及びCOB基板4の被吸着面である第2面4Bの平面度を50μm以下とし、治具8がCOB基板4の第2面4Bを吸着した状態で基板当接面(支持部11,12)上のUV硬化性樹脂体の硬化処理を行った。これにより、COB基板4をホルダ1に対して正確に(言い換えれば、COB基板4に搭載されたLEDアレイチップ3により出射される光の中心光束がロッドレンズアレイ2の中心に入射するように)取り付けることができる。
本実施の形態に係る露光装置及びその製造方法によれば、硬化時のせん断接着力が0.6MPa以下であるUV硬化性樹脂体5を使用したため、COB基板4の改修作業が必要になった場合に、COB基板4をホルダ1から容易に取り外すことができ、また、支持部11,12に形成されたUV硬化性樹脂体5も、ホルダ1から容易に取り外すことができる。更に、取り外しに際してCOB基板4及びホルダ1ヘダメージを与えることなくCOB基板4とホルダ1とを分離することができるため、改修工程の歩留まりを上げることができる。
《4》変形例
(変形例1)
図9(a)は、変形例1に係る露光装置の構成を概略的に示す分解斜視図であり、図9(b)は、変形例1に係る露光装置の構成を概略的に示す横断面図である。上記実施の形態においては、ホルダ1の支持部11,12が、COB基板4の第1面と平行に対向するように形成された支持面である場合を説明したが、支持部11,12は必ずしも支持面である必要はない。支持部11,12は、ホルダ1の一部をCOB基板4と垂直になるように折り曲げて形成された面の、COB基板4に対向する端辺であってもよい。例えば、図9(a)及び(b)に示されるように、ホルダ1の支持部11A,11Bは、ホルダ1の側面16,17の内側に、COB基板4と垂直になるように形成され、支持部11A,11Bの先端部分にUV硬化性樹脂体5を介在させてCOB基板4が載置されるように形成された、板金の端辺であってもよい。
(変形例2)
図10は、変形例2に係る露光装置の構成を概略的に示す横断面図である。上記実施の形態においては、ホルダ1の支持部11,12が、COB基板4の第1面と平行に対向するように形成された支持面である場合を説明したが、支持部11,12は、ホルダ1の側面16,17に形成された第2の孔部15に係合したUV硬化性樹脂体5であってもよい。図10に示されるように、支持部11B,12Bは、ホルダ1の側面16,17に形成された第2の孔部15にUV硬化性樹脂体5を直接係合させてCOB基板4を支持するように構成されている。これにより、支持部11,12を形成するための加工工程を不要とすることができる。
(他の変形例)
本発明は、上記実施の形態及び変形例1,2に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の態様で実施することができる。例えば、上記実施の形態の説明では、図1に示される画像形成装置を例示したが、本発明が適用された露光装置は、図1と異なる構造を持つ画像形成装置としてのプリンタ、複写機、ファクシミリ装置、複合機等に適用されてもよい。また、露光装置の構成は、上記実施の形態に示されるものに限定されず、適宜変更されてもよい。
上記実施の形態においては、硬化性樹脂体を紫外線照射により硬化するUV硬化性樹脂体5として説明したが、硬化性樹脂体はUV硬化性樹脂体5には限定されない。例えば、温度変化により硬化する樹脂、空気を遮断することにより硬化する樹脂、時間経過により硬化する樹脂、あるいは促進剤を添加することにより硬化する樹脂などのような他の材料から構成されてもよい。
1 ホルダ(支持部材)、 2 ロッドレンズアレイ、 3 LEDアレイチップ(発光素子アレイチップ)、 4 COB基板(基板)、 4A 第1面、 4B 第2面、 5 UV硬化性樹脂体(硬化性樹脂体)、 6 ベース、 7 封止剤、 8 治具、 9 偏心カム機構、 11,11A,11B,12,12A,12B 支持部、 13 ホルダ開口部、 14 第1の孔部、 15 第2の孔部、 16,17 側面、 61 係合部、 81 吸着面、 100 画像形成装置、 101 記録媒体(用紙)、 110K,110Y,110M,110C 画像形成ユニット、 111K,111Y,111M,111C 露光装置、 112K,112Y,112M,112C 感光体ドラム(像担持体)、 113K,113Y,113M,113C 帯電ローラ、 114K,114Y,114M,114C 現像ローラ(現像剤担持体)、 115K,115Y,115M,115C 供給ローラ(現像剤供給部材)、 116K,116Y,116M,116C 現像ブレード、 117K,117Y,117M,117C 転写ローラ、 120 給紙機構、 121 ホッピングローラ、 122 レジストローラ、 123 用紙収容カセット、 124 用紙色測色部、 130 搬送ベルト、 150 定着器、 151 加熱ローラ、 152 バックアップローラ、 160 排出ローラ、 L 入射距離、 Li 出射距離。

Claims (12)

  1. 複数の発光素子と、
    前記複数の発光素子が搭載された基板と、
    前記基板の前記複数の発光素子が搭載された第1面を支持する支持部を有する支持部材と、
    前記支持部と前記第1面との間に介在し、前記支持部と前記第1面とによって挟持された硬化性樹脂体と、
    前記基板の前記第1面と反対側の第2面を前記支持部に向けて押し付ける押し付け部材と、
    を備えた露光装置。
  2. 前記硬化性樹脂体の硬化後のせん断接着力が、0.6MPa以下であることを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 前記複数の発光素子と対向するように前記支持部材に支持され、前記複数の発光素子から放出された光を収束させる光学部材をさらに備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の露光装置。
  4. 前記硬化性樹脂体が、紫外線照射により硬化する樹脂、温度変化により硬化する樹脂、空気を遮断することにより硬化する樹脂、時間経過により硬化する樹脂、及び促進剤を添加することにより硬化する樹脂のいずれかである
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の露光装置。
  5. 前記押し付け部材は、長尺形状を有する薄板状の弾性部材であり、
    前記押し付け部材は、前記支持部材の側面に備えられた第1の孔部に係合する係合部を有する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の露光装置。
  6. 前記支持部は、前記支持部材の一部を前記基板と平行に対向するように折り曲げて形成された載置面である
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の露光装置。
  7. 前記支持部は、前記支持部材の一部を前記基板と垂直になるように折り曲げて形成された面の、前記基板に対向する端辺である
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の露光装置。
  8. 前記支持部は、前記支持部材の側面に備えられた第2の孔部に係合した前記硬化性樹脂体である
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の露光装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の露光装置と、
    前記露光装置により露光されて、静電潜像が形成される像担持体と
    を有すること特徴とする画像形成装置。
  10. 第1面上に複数の発光素子が配列された基板を有する露光装置の製造方法であって、
    前記基板を支持する支持部材に、前記基板の前記第1面を支持するための支持部を形成するステップと、
    前記支持部材の前記支持部上に硬化性樹脂体を滴下するステップと、
    前記支持部が前記硬化性樹脂体を介在させて前記第1面を支持するように、前記支持部上に前記基板を設置するステップと、
    前記硬化性樹脂体を硬化させるステップと
    を備えたことを特徴とする露光装置の製造方法。
  11. 前記基板の前記第1面と反対側の第2面を、前記支持部に向けて押し付ける押し付け部材を前記支持部材に取り付けるステップをさらに備えたことを特徴とする請求項10に記載の露光装置の製造方法。
  12. 前記支持部材は、板金で形成され、
    前記支持部を形成するステップは、板金プレス加工によって形成される
    ことを特徴とする請求項10又は11に記載の露光装置の製造方法。
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