JP2017117633A - 組電池の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】組電池の長さを一定にしつつ、単電池に適切な拘束荷重を加えることが可能な組電池の製造方法、を提供する。【解決手段】組電池の製造方法は、電極体20、および、電極体20を収容するケース体31を有する複数の単電池10と、互いに隣り合う単電池10間に配置されるスペーサ51とを積層する工程と、複数の単電池10とスペーサ51とを積層する工程により得られた積層体に対して、単電池10の積層方向に荷重を加える工程とを備える。ケース体31は、単電池10の積層方向から見た平面視において、電極体20の反応部と対向する第1領域110と、電極体20の反応部と対向しない第2領域116とを含む。積層体に対して荷重を加える工程時、ケース体31は、第2領域116の少なくとも一部において単電池10の積層方向に短くなるように変形し、かつ、第1領域110において電極体20と接触する。【選択図】図6

Description

この発明は、組電池の製造方法に関する。
従来の組電池に関して、たとえば、特開2014−157747号公報(特許文献1)には、各単電池に付与される面圧を適正に維持することを目的とした、組電池および電池モジュールが開示されている。
特許文献1に開示された組電池は、互いに電気的に接続された状態で所定方向に配列され、かつ、その配列方向に荷重が加えられた状態で拘束される充放電可能な複数の単電池と、単電池の容器側壁に接触する接触面を有し、配列された複数の単電池間の間隙の少なくとも1箇所に配置される緩衝板とを備える。緩衝板の接触面には、単電池の変形を許容する変形部と、単電池の変形を許容しない非変形部とが形成されている。
特開2014−157747号公報 国際公開第2011/158313号 特開2015−125859号公報
上述の特許文献1に開示されるように、複数の単電池をスペーサを介して積層し、得られた積層体に対して単電池の積層方向に沿った荷重を加えて得られる組電池が知られている。
このような組電池の製造においては、単電池の厚みのばらつきに起因して、単電池の積層方向における組電池の長さ(以下、単に「組電池の長さ」ともいう)にばらつきが生じる。組電池の長さを一定にする場合、単電池の厚みが小さい場合を基準にして、単電池に必要下限荷重が加わるように、組電池の長さを設定する。しかしながら、そのように設定された組電池の長さを単電池の厚みが大きい場合に適用して組電池を製造すると、単電池に過大な拘束荷重が加わる懸念がある。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、組電池の長さを一定にしつつ、単電池に適切な拘束荷重を加えることが可能な組電池の製造方法を提供することである。
この発明に従った組電池の製造方法は、電極体、および、電極体を収容するケース体を有する複数の単電池と、互いに隣り合う単電池間に配置されるスペーサとを積層する工程と、複数の単電池とスペーサとを積層する工程により得られた積層体に対して、単電池の積層方向に荷重を加える工程とを備える。ケース体は、単電池の積層方向から見た平面視において、電極体の反応部と対向する第1領域と、電極体の反応部と対向しない第2領域とを含む。積層体に対して荷重を加える工程時、ケース体は、第2領域の少なくとも一部において単電池の積層方向に短くなるように変形し、かつ、第1領域において電極体と接触する。
このように構成された組電池の製造方法によれば、単電池の厚みが大きい場合であっても、積層体に対して荷重を加える工程時、ケース体が、電極体の反応部と対向しない第2領域の少なくとも一部において変形することにより、単電池の反応部に過大な拘束荷重が加わることを抑制できる。一方、積層体に対して荷重を加える工程時、ケース体が、電極体の反応部と対向する第1領域において電極体と接触することにより、単電池の反応部に必要な拘束荷重を加えることができる。したがって、本発明によれば、組電池の長さを一定にしつつ、単電池に適切な拘束荷重を加えることができる。
以上に説明したように、この発明に従えば、組電池の長さを一定にしつつ、単電池に適切な拘束荷重を加えることが可能な組電池の製造方法を提供することができる。
この発明の実施の形態における組電池の製造方法を用いて製造される組電池を示す側面図である。 図1中の組電池を構成する単電池を示す断面図である。 図2中の単電池内に収容される電極体を示す分解組み立て図である。 図2中の単電池内に収容される電極体を示す斜視図である。 この発明の実施の形態における組電池の製造方法の工程を示す側面図である。 この発明の実施の形態における組電池の製造方法の工程を示す断面図である。 ケース体の第1領域および第2領域を説明するための図である。 ケース体の第1領域および第2領域を説明するための図である。 ケース体の第1領域および第2領域を説明するための図である。 この発明の実施の形態における組電池の製造方法において用いられるスペーサを示す図である。 図10中のXI−XI線上に沿ったスペーサを示す断面図である。 比較例における組電池の製造方法の工程を示す側面図である。 比較例における組電池の製造方法の工程を示す側面図である。 スタック長の変動量と、拘束荷重との関係を示すグラフである。 この発明の実施の形態における組電池の製造方法において、電極体の保持力を調整する工程を示す断面図である。 ケース体の変形量(ストローク)と、電極体に発生する荷重との関係を示すグラフである。 ケース体の拘束面を正面から見た正面図である。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
図1は、この発明の実施の形態における組電池の製造方法を用いて製造される組電池を示す側面図である。図2は、図1中の組電池を構成する単電池を示す断面図である。図1および図2を参照して、まず、本実施の形態における組電池の製造方法を用いて製造される組電池100の構造について説明する。
組電池100は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関と、充放電可能なバッテリから電力供給されるモータとを動力源とするハイブリッド自動車や、電気自動車などに搭載される。
組電池100は、複数の単電池10と、複数のスペーサ51と、エンドプレート41およびエンドプレート42とを有する。単電池10は、代表的な例として、リチウムイオン電池から構成されている。
複数の単電池10は、スペーサ51を介して、矢印102に示す方向に積層されている(以下、矢印102に示す方向を「単電池10の積層方向」ともいう)。単電池10は、略直方体の薄板形状を有する。
単電池10は、正極端子34および負極端子35を有する。正極端子34および負極端子35は、複数の単電池10間で互いに電気的に直列に接続されている。
積層された複数の単電池10の両側には、それぞれ、エンドプレート41およびエンドプレート42が配置されている。エンドプレート41およびエンドプレート42は、図示しない結合部材によって互いに結合されている。このような構成により、複数の単電池10は、単電池10の積層方向に沿った拘束荷重を受けた状態で一体に保持されている。
図3は、図2中の単電池内に収容される電極体を示す分解組み立て図である。図4は、図2中の単電池内に収容される電極体を示す斜視図である。図2から図4を参照して、単電池10は、電極体20と、ケース体31と、集電端子36および集電端子37とを有する。
ケース体31は、単電池10の外観をなす。ケース体31は、アルミニウム等の金属から形成されている。ケース体31は、拘束面31aを有する。拘束面31aは、単電池10の外観をなす複数の側面のうちで最も大きい面積を有する。拘束面31aは、矩形形状を有する。複数の単電池10は、互いに隣り合う単電池10間で拘束面31a同士が向い合わせとなるように積層されている。
本実施の形態では、ケース体31が、本体部32および蓋部33が組み合わさって構成されている。本体部32は、一方向に開口された略直方体の筐体形状を有する。蓋部33は、本体部32の開口部を塞ぐように設けられている。蓋部33には、正極端子34および負極端子35が取り付けられている。
電極体20は、電解液とともにケース体31に収容されている。電極体20は、正極シート21と、セパレータ29を介して正極シート21と重ね合わされた負極シート26とから構成されている。
正極シート21は、略矩形形状を有するアルミニウム箔から形成されている。正極シート21の両面には、正極活物質を含有するペースト22が塗布されている。正極シート21の長手方向に延びる一方の周縁には、ペースト22が塗布されていないペースト未塗布部23が、帯状に延びて形成されている。
負極シート26は、正極シート21と同一形状を有する銅箔から形成されている。負極シート26の両面には、負極活物質を含有するペースト27が塗布されている。負極シート26の長手方向に延びる一方の周縁には、ペースト27が塗布されていないペースト未塗布部28が、帯状に延びて形成されている。
セパレータ29は、短手方向の長さが正極シート21および負極シート26よりも小さく形成された略矩形形状を有する。セパレータ29としては、たとえば、多孔質のポリプロピレン樹脂シートを使用することができる。
正極シート21、負極シート26および2枚のセパレータ29が、セパレータ29、負極シート26、セパレータ29、正極シート21の順に重ね合わされている。このとき、正極シート21にペースト22が塗布された領域と、負極シート26にペースト27が塗布された領域とが、セパレータ29を介して向かい合う。正極シート21のペースト未塗布部23が、セパレータ29の長手方向に延びる一方の端辺から露出し、負極シート26のペースト未塗布部28が、セパレータ29の長手方向に延びる他方の端辺から露出する。
電極体20は、巻回タイプであり、正極シート21、負極シート26および2枚のセパレータ29からなる積層体が、図4中に示す仮想上の中心軸101を中心に巻回されることによって形成されている。積層体は、中心軸101に直交する平面で切断した場合の断面形状が、トラック形状(長方形と、2つの半円とを組み合わせた形状)となるように巻回されている。このように構成された電極体20は、中心軸101を挟んだ両側で平面状に延在する一対の側面20aを有する。
各シートが巻回された積層体の状態において、正極シート21のペースト未塗布部23が多層に重なった位置は、集電端子36を介して正極端子34に接続され、負極シート26のペースト未塗布部28が多層に重なった位置は、集電端子37を介して負極端子35に接続されている。
図5は、この発明の実施の形態における組電池の製造方法の工程を示す側面図である。図6は、この発明の実施の形態における組電池の製造方法の工程を示す断面図である。続いて、この発明の実施の形態における組電池の製造方法について説明する。
図5および図6を参照して、本実施の形態における組電池の製造方法は、複数の単電池10と、互いに隣り合う単電池10間に配置されるスペーサ51とを積層する工程と、その積層工程により得られた積層体12に対して、単電池10の積層方向に荷重を加える工程とを有する。積層体12に対して荷重を加える工程時、ケース体31が、第2領域116の少なくとも一部において単電池10の積層方向に短くなるように変形し、かつ、第1領域110において電極体20と接触する。
図7から図9は、ケース体の第1領域および第2領域を説明するための図である。図7中には、ケース体31の拘束面31aの平面視が示され、図8中には、電極体20の正面図および側面図が示され、図9中には、図8中のIX−IX線上に沿った電極体20の断面図が示されている。
図7から図9を参照して、ケース体31は、単電池10の積層方向から見た平面視において、電極体20の反応部と対向する第1領域110と、電極体20の反応部と対向しない第2領域116とを有する。第1領域110および第2領域116は、ケース体31の拘束面31aに規定されている。
より具体的に説明すると、電極体20の反応部とは、図9中に示す電極体20の断面において、正極活物質を含有するペースト22と、負極活物質を含有するペースト27とが、正極シート21および負極シート26の積層方向に渡って重なり合う部分である。
拘束面31aを平面視した場合に、第1領域110は、矩形形状を有する。第1領域110は、矩形形状を有する拘束面31aの中央部に規定されている。図7および図9中に示すように、第1領域110の横方向の1辺の範囲は、電極体20の反応部の幅112によって定められる。図7および図8中に示すように、第1領域110の縦方向の1辺の範囲は、電極体20の反応部のうちの側面20aに対応する長さ114(電極体存在部)によって定められる。
第2領域116は、第1領域110の周縁に沿って帯状に延びる額縁形状を有する。第2領域116は、矩形形状を有する拘束面31aの周縁部に規定されている。
図10は、この発明の実施の形態における組電池の製造方法において用いられるスペーサを示す図である。図11は、図10中のXI−XI線上に沿ったスペーサを示す断面図である。
図5から図11を参照して、スペーサ51は、全体として、単電池10の積層方向が厚み方向となる略直方体の薄板形状を有する。スペーサ51は、表面51aを有する。スペーサ51は、表面51aが単電池10(ケース体31)の拘束面31aと向かい合わせとなるように、互いに隣り合う単電池10間に配置されている。表面51aは、拘束面31aに対応する形状である矩形形状を有する。
スペーサ51には、凹部52が形成されている。凹部52は、表面51aからスペーサ51の厚み方向に凹むように形成されている。表面51aを正面から見た場合に、凹部52は、第1領域110に対応する形状である矩形形状を有する。凹部52は、矩形形状を有する表面51aの中央部に形成されている。
スペーサ51は、突出部53を有する。突出部53は、凹部52の底面から突出するように設けられ、その突出する先端に表面51aを形成している。突出部53は、凹部52の周縁に沿って帯状に延びる額縁形状を有する。
このように構成されたスペーサ51を互いに隣り合う単電池10間に介挿することにより、積層体12に対して拘束荷重を加える工程時、突出部53に当接するケース体31の第2領域116の部分が、単電池10の積層方向において凹形状に塑性変形する。また、ケース体31の第1領域110は、電極体20と接触しながら、電極体20に対して図6中の面圧分布141に示すような拘束荷重を加える。
続いて、この発明の実施の形態における組電体の製造方法によって奏される作用効果について、比較例を交えながら説明する。
図12および図13は、比較例における組電池の製造方法の工程を示す側面図である。図12および図13を参照して、本比較例では、互いに隣り合う単電池10間に、略直方体の薄板形状を有するスペーサ56を配置する。スペーサ56には、スペーサ51における凹部52が形成されていない。
単電池10には、製造上の公差により、厚みが小さいものと大きいものとが存在する。厚みが大きい単電池10が用いられた場合(図12の上図)と、厚みが小さい単電池10が用いられた場合(図12の下図)とにおいて、一定の拘束荷重を加えると、単電池10の積層方向における組電池100の長さ(単電池10のスタック長)にばらつき121が生じる。
一方、単電池10(電極体20)には、拘束荷重の上限値が、電池性能を維持することができる上限荷重として定められ、拘束荷重の下限値が、ケース体31に対する電極体20の必要保持力を発生させることができる下限荷重として定められている。図13中に示すように、スタック長を一定(変動小)にする場合、厚みが小さい単電池10が用いられた場合において上記の下限荷重が発生するまで、スタック長を短くする。しかしながら、厚みが大きい単電池10が用いられた場合において、そのスタック長となるまで荷重を加えると、単電池10に過大な拘束荷重が加わることとなり、単電池10の性能が十分に発揮されないおそれがある。
図14は、スタック長の変動量と、拘束荷重との関係を示すグラフである。図14を参照して、図12および図13中の比較例におけるスタック長の変動量と、拘束荷重との関係が、曲線136によって示され、本実施の形態における組電池の製造方法におけるスタック長の変動量と、拘束荷重との関係が、曲線131によって示されている。グラフ中、拘束荷重Aが、予め定められた拘束荷重の下限値であり、拘束荷重Cが、予め定められた拘束荷重の上限値である。
図12および図13中の比較例では、厚みが大きい単電池10が用いられた場合において、設定されたスタック長変動量132が得られまで荷重を上昇させると、拘束荷重Cよりも大きい拘束荷重Dが単電池10に加わる。
図5、図6および図14を参照して、これに対して、本実施の形態における組電池の製造方法では、積層体12に対して荷重を加える工程時、ケース体31が、第2領域116の少なくとも一部において単電池10の積層方向に短くなるように変形し、かつ、第1領域110において電極体20と接触する。
このような構成によれば、電極体20の反応部に対して積極的に荷重を加えていた比較例と比べて、スタック長の変動量に対する拘束荷重の立ち上がり(単位変動量当たりの発生荷重)が抑えられるとともに、第2領域116において押圧されたケース体31が、電極体20の反応部に対して間接的に荷重を加える。これにより、ケース体31内で電極体20の保持に必要な下限荷重を単電池10に加えることができる。また、単電池10の厚みが大きい場合であって、厚みが小さい単電池10が用いられた場合を基準に設定されたスタック長変動量132が得られるまで荷重を上昇させても、電極体20の反応部に過大な拘束荷重が加わることを抑制できる(図14中において、拘束荷重B<拘束荷重C(上限値))。
なお、本実施の形態では、巻回タイプの電極体20について説明したが、これに限られず、電極体は、正極シート、セパレータおよび負極シートを繰り返し積層した積層タイプであってもよい。この場合、ケース体31の第1領域110の縦方向および横方向の1辺は、電極体20の反応部の幅によって規定される。
続いて、本実施の形態における組電池の製造方法において、電極体20の保持力を調整する方法について説明する。
図15は、この発明の実施の形態における組電池の製造方法において、電極体の保持力を調整する工程を示す断面図である。図16は、ケース体の変形量(ストローク)と、電極体に発生する荷重との関係を示すグラフである。
図15および図16を参照して、電極体20の保持力は、電極体20に作用する面圧、ケース体31および電極体20の接触面積および摩擦係数に比例する。図16中に示すように、電極体20に発生する荷重は、ケース体31の板厚が大きいほど大きくなるため、ケース体31の板厚を増大させると、電極体20に作用する面圧分布142は大きくなる。
したがって、ケース体31の板厚を変化させることによって、電極体20の保持力を調整することができる。
図17は、ケース体の拘束面を正面から見た正面図である。電極体20に作用する平均面圧を増大させる方法としては、ケース体31の材質として、引っ張り強度が高い材料を選択する方法や、図17中に示すように、第1領域110の周長を増大させる方法がある。これらの場合、面圧分布が変化すると同時に、ケース体31の変形量が変化し、ケース体31および電極体20間の摩擦力(摩擦係数)の調整が可能となる。
以上に説明した、この発明の実施の形態における組電池の製造方法によれば、組電池100の長さを一定にしつつ、単電池10に適切な拘束荷重を加えることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、主に、複数の単電池を積層して得られる組電池の製造に利用される。
100 組電池、10 単電池、12 積層体、20 電極体、20a 側面、21 正極シート、22,27 ペースト、23,28 未塗布部、26 負極シート、29 セパレータ、31 ケース体、31a 拘束面、32 本体部、33 蓋部、34 正極端子、35 負極端子、36,37 集電端子、41,42 エンドプレート、51,56 スペーサ、51a 表面、52 凹部、53 突出部、101 中心軸、110 第1領域、112 幅、114 長さ、116 第2領域、121 ばらつき、131,136 曲線、132 スタック長変動量、141,142 面圧分布。

Claims (1)

  1. 電極体、および、前記電極体を収容するケース体を有する複数の単電池と、互いに隣り合う前記単電池間に配置されるスペーサとを積層する工程と、
    前記複数の単電池とスペーサとを積層する工程により得られた積層体に対して、前記単電池の積層方向に荷重を加える工程とを備え、
    前記ケース体は、前記単電池の積層方向から見た平面視において、前記電極体の反応部と対向する第1領域と、前記電極体の反応部と対向しない第2領域とを含み、
    前記積層体に対して荷重を加える工程時、前記ケース体は、前記第2領域の少なくとも一部において前記単電池の積層方向に短くなるように変形し、かつ、前記第1領域において前記電極体と接触する、組電池の製造方法。
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