JP2017116806A - 画像形成装置および画像形成装置の動作方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成装置の動作方法 Download PDF

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Abstract

【課題】原本と区別するための特別な画像処理等の煩雑な操作を必要とせず、複写物のデータの改ざんを抑制することが可能な画像形成装置および画像形成装置の動作方法を提供する。【解決手段】原稿を読み取ることにより読取ユニットが生成した画像データに基づく画像を所定の印刷媒体に印刷可能な印刷ユニットを有し、入力されたデータが前記読取ユニットが生成した画像データであるか否かを判断するデータ種別判断部と、前記画像データに基づく画像の複写の際に、得られる複写物が複写である旨を表す定型データを重畳するか否かを判断する重畳可否判断部とを備えた画像形成装置及び当該画像形成装置の動作方法。【選択図】 図1

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置および画像形成装置の動作方法に関するものである。
従来の画像形成装置には、イエロー(Y)トナー、マゼンタ(M)トナー、シアン(C)トナーのそれぞれを収容した現像器2Y、2M、2Cのうち、現像器2Cを透明蛍光色トナーを収容した現像器2Uに置き換え、原稿画像をブラックとブラック以外の2色の可視トナーにて決定される再現色の範囲内の指定色とで表現し、改ざんや偽造を防止するための付加情報画像である付加パターンを、透明蛍光色トナーにて書き込むものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−160495号公報
しかしながら、近年の複写物は、印刷技術の向上により原本との見分けがつかなくなるほど精巧になってきている。その中で、複写物の印刷品位を確保したまま複写物であるという情報を埋め込んで原本と区別するためには、特別な画像処理等の煩雑な操作を行う必要があった。また、複写物のデータが恣意的に改ざんされる恐れがあり、その対策も必要となった。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、原本と区別するための特別な画像処理等の煩雑な操作を必要とせず、複写物のデータの改ざんを抑制することが可能な画像形成装置および画像形成装置の動作方法を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明に係る画像形成装置は、原稿を読み取ることにより読取ユニットが生成した画像データに基づく画像を所定の印刷媒体に印刷可能な印刷ユニットを有する画像形成装置であって、入力されたデータが前記読取ユニットが生成した画像データであるか否かを判断するデータ種別判断部と、前記画像データに基づく画像の複写の際に、得られる複写物が複写である旨を表す定型データを重畳するか否かを判断する重畳可否判断部とを備えることを特徴としている。
また、本発明に係る画像形成装置の動作方法は、稿を読み取ることにより読取ユニットが生成した画像データに基づく画像を所定の印刷媒体に印刷可能な印刷ユニットを有する画像形成装置の動作方法であって、入力されたデータが前記読取ユニットが生成した画像データであるか否かを判断するデータ種別判断工程と、前記画像データに基づく画像の複写の際に、得られる複写物が複写である旨を表す定型データを重畳するか否かを判断する重畳可否判断工程とを備えることを特徴としている。
本発明によれば、原本と区別するための特別な画像処理等の煩雑な操作を必要とせず、複写物のデータの改ざんを抑制することが可能な画像形成装置および画像形成装置の動作方法を提供することである。
本実施形態に係る複合機の構成を説明する概略構成図である。 本実施形態に係る複合機の機能構成を説明するブロック図である。 原稿の読取動作及び印刷動作が要求された際の複合機の動作を説明するフローチャートである。 本実施形態に係る重畳可否テーブルを説明する図である。 図3のフローチャートで示した動作によって原本例に対して実施された特色印刷動作結果を表す図である。 原稿の読取動作及び印刷動作が要求された際の複合機の動作を説明するフローチャートである。 本実施形態に係るキーワード登録テーブルを説明する図である。 図6のフローチャートで示した動作によって原本例に対して実施された特色印刷動作結果を表す図である。 図6のフローチャートで示した動作によって原本例に対して実施された特色印刷動作結果を表す図である。 図6のフローチャートで示した動作において原本例に対して実施された特色印刷動作結果を表す図である。 図6のフローチャートで示した動作において原本例に対して実施された特色印刷動作結果を表す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、本発明は以下の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
図1は、本実施形態に係る複合機100の構成を説明する概略構成図である。複合機100は、画像形成機能及び情報処理機能を示し、印刷媒体に対して印刷を行う印刷ユニット1と原稿を読み取るスキャナユニット130とを備える。複合機100下部に設けられた印刷ユニット1上方には複数の支持部材126が設けられ、当該支持部材126はスキャナユニット130を支持する。以下の説明では、まず印刷ユニット1の構成について説明し、次いでスキャナユニット130の構成について説明する。
図1に示すように、印刷ユニット1の筐体4内部には、5色(UVトナー(V)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K))に対応した5つの独立した画像形成ユニット2(2V、2Y、2M、2C、2K)が中間転写ベルト3の駆動方向に沿って順に配置されている。
画像形成ユニット2(2V、2Y、2M、2C、2Kは、それぞれUVトナー(V)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応したトナー画像を形成するために設けられ、複合機100に対して着脱可能となるように構成されている。
画像形成ユニット2(2V、2Y、2M、2C、2K)は、表面に静電潜像を形成する像担持体としての感光ドラム11(11V、11Y、11M、11C、11K)と、当該感光ドラム11(11V、11Y、11M、11C、11K)表面を一様均一に帯電させる帯電ローラ12(12V、12Y、12M、12C、12K)と、感光ドラム11(1V、11Y、11M、11C、11K)表面に形成された静電潜像を現像し、トナー画像を形成する現像ローラ14(14V、14Y、14M、14C、14K)と、現像ローラ14(14V、14Y、14M、14C、14K)表面上のトナー層厚を規制する現像ブレード15(15V、15Y、15M、15C、15K)と、現像ローラ14(14V、14Y、14M、14C、14K)にトナーを供給するとともに、当該トナーを摩擦帯電させる供給ローラ16(16V、16Y、16M、16C、16K)と、感光ドラム11(11V、11Y、11M、11C、11K)表面をクリーニングするクリーニングブレード17(17V、17Y、17M、17C、17K)と、未使用トナーを供給ローラ16(16V、16Y、16M、16C、16K)に供給するトナーカートリッジ18(18V、18Y、18M、18C、18K)とを備える。
ところで、感光ドラム11(11V、11Y、11M、11C、11K)の直上には、感光ドラム11(11V、11Y、11M、11C、11K)表面に静電潜像を形成させる露光部たるLED(Light Emitting Diode)ヘッド13(13V、13Y、13M、13C、13K)が設けられている。LEDヘッド13(13V、13Y、13M、13C、13K)は、複数の発光素子であるLED素子とレンズアレイとを有し、例えば、ホストコンピュータから入力された画像データに基づき当該LED素子から出力される照射光が感光ドラム11(11V、11Y、11M、11C、11K)表面に結像する位置となるよう配設されている。
次に、上記画像形成ユニット2(2V、2Y、2M、2C、2K)が備える各構成について詳細に説明する。なお、各画像形成ユニット2(2V、2Y、2M、2C、2K)の構成は収容するトナーのみが異なり他の構成は同一とすることができるため、以下の説明では、必要に応じて各画像形成ユニットを識別するためのV、Y、M、C、Kの符号を除して説明することがある。
感光ドラム11は、導電性支持体と光導電層とによって構成され、例えば、導電性支持体としてのアルミニウム等の金属シャフトに光導電層としての電荷発生層、及び電荷輸送層が順次積層されて構成された有機感光体である。
帯電ローラ12は、例えば、金属シャフトと半導電性エピクロロヒドリンゴムとによって構成されている。帯電ローラ12は、感光ドラム11に対して所定の圧力をもって当接しており、図示せぬ高圧電源から印加された電圧に基づき、感光ドラム11の表面を一様均一に帯電させる。
現像ローラ14は、例えば、ステンレス等の金属シャフトの外周にカーボンブラックを分散させたウレタンゴムを配設し、その表面はイソシアネート処理が施されている。現像ローラ14は、感光ドラム11表面に圧接するように配設され、感光ドラム11表面に形成された静電潜像にトナーを供給し、トナー画像を現像する。
現像ブレード15は、現像ローラ14表面の所定位置において、カウンタ方向に圧接するように配設された、例えば、板厚が0.08mm程度のステンレス製の現像剤層厚規制部材である。現像ブレード15は、現像ローラ14表面に対する押圧力によりトナーの層厚を規制し、現像ローラ14表面上にトナー薄層を形成させる。
供給ローラ16は、ステンレス等の金属シャフトの外周に半導電性発泡シリコーンスポンジ層が配設されている。供給ローラ16は、現像ローラ14に対して所定の圧力をもって当接しており、摩擦帯電させたトナーを現像ローラ14に供給する。
クリーニングブレード17は、例えば、ウレタンゴムから構成され、その一端は感光ドラム11表面の所定位置に当接するように配設されている。クリーニングブレード17は、感光ドラム11表面に残留するカブリトナーや転写残トナー、画像形成上流側に位置する画像形成ユニット2からの逆転写トナーを掻き取ることでクリーニングする。
トナーカートリッジ18は、未使用のトナーを収容する収容空間を備えた箱型形状部材であり、供給ローラ16に対してトナー補給が可能となるように、その底部には所定方向にスライドして開口部を形成することが可能なシャッタ部材が形成されている。
なお、中間転写ベルト3を介し、画像形成ユニット2がそれぞれ備える感光ドラム11(11V、11Y、11M、11C、11K)と対峙する位置には、各画像形成ユニット2で形成されたトナー画像を中間転写ベルト3に1次転写させる1次転写ローラ19(19V、19Y、19M、19C、19K)が配設されている。1次転写ローラ19は、金属シャフトをウレタンスポンジ層で被覆した構成を有し、図示せぬ高圧電源から印加された所定の直流電圧に基づき感光ドラム11表面上で現像されたトナー画像を中間転写ベルト3に1次転写する。
ところで、画像形成ユニット2には、それぞれアップダウンソレノイド20(20V、20Y、20M、20C、20K)が取り付けられている。アップダウンソレノイド20は、画像形成ユニット2の感光ドラム11が中間転写ベルト3に対して当接又は離間可能となるように画像形成ユニット2自体を上下方向に移動させる。
すなわち、アップダウンソレノイド20は、画像形成ユニット2を中間転写ベルト3に当接させた当接状態と、画像形成ユニット2を中間転写ベルト3に対してり離間させた離間状態とを切り替える。なお、アップダウンソレノイド20は、画像形成ユニット2を離間状態とさせる際には図示せぬ離間状態保持部材まで画像形成ユニット2を移動させ、画像形成ユニット2を当接状態とさせる際には図示せぬ離間状態保持部材から画像形成ユニット2を外して中間転写ベルト3に当接させる。
中間転写ベルト3は、駆動ローラ21、従動ローラ22、及び2次転写対向ローラ23により所定のテンションで無端状に張架された、高抵抗の半導電性プラスチックフィルムである。中間転写ベルト3の上面部は、各画像形成ユニット2の感光ドラム11と各1次転写ローラ19との間に掛け渡される。中間転写ベルト3は、各1次転写ローラ19によって各感光ドラム11に押し当てられており、中間転写ベルト3と各感光ドラム11とは接触して1次転写ニップ部をそれぞれ形成している。1次転写ニップ部では、1次転写ローラ19に対して図示せぬ高圧電源から所定の直流電圧が印加されることにより、感光ドラム11表面上のトナー画像を中間転写ベルト3に1次転写する。
駆動ローラ21は、図示せぬベルトモータにより回転させられ中間転写ベルト3を図1中矢印e方向に駆動させる。従動ローラ22は中間転写ベルト3の駆動に伴い連れ回りする。
ところで、印刷ユニット1は、筐体4の内部であって画像形成ユニット2及び中間転写ベルト3の下方に、搬送路10に対して印刷媒体としての用紙を給紙する給紙機構5を備える。本実施形態に係る給紙機構5は、用紙収容カセット31と、ホッピングローラ32と、ピンチローラ33と、レジストローラ34と、ガイド35と、給紙センサ36とを備える。
用紙収容カセット31は印刷媒体である用紙を積層した状態で収容するものであり、印刷ユニット1下部に着脱自在となるように設けられている。ホッピングローラ32は、用紙収容カセット31を印刷ユニット1に装着した際に用紙と接触することが可能となるように構成されており、用紙をその最上部から1枚ずつ取り出してピンチローラ33及びレジストローラ34に繰り出す。ピンチローラ3は、用紙が斜行した場合にその斜行を修正する。レジストローラ34は、中間転写ベルト3を挟んで2次転写対向ローラ23と対向する位置に配される2次転写ローラ24に用紙を送り出す。ガイド35は、用紙を2次転写ローラ24に案内する部材であり、給紙センサ36は、ピンチローラ33とレジストローラ34との間に用紙が到達したことを検知するセンサである。
2次転写ローラ24は、中間転写ベルト3の駆動に伴い連れ回りする。中間転写ベルト3は、2次転写ローラ24によって2次転写対向ローラ23に押し当てられており、2次転写ローラ24と中間転写ベルト3とは接触して2次転写ニップ部を形成する。2次転写ニップ部では、2次転写ローラ24に対して図示せぬ高圧電源から所定の直流電圧が印加されることにより、中間転写ベルト3表面上のトナー画像を用紙に2次転写する。
また、印刷ユニット1は搬送路10における2次転写ニップ部の下流側に定着機構6を備える。また、印刷ユニット1は、2次転写ローラ24と定着機構6との間に2次転写排出センサ25を有し、当該2次転写排出センサ25は2次転写ローラ24への用紙の巻きつきや中間転写ベルト3からの用紙の分離を監視する。
定着機構6は、ヒートローラ41と、加圧ローラ42と、ヒータ43と、サーミスタ44とを備え、用紙に2次転写されたトナー画像を定着させる。ヒートローラ41は、例えば、アルミニウム等からなる中空円筒状の金属シャフトにシリコーンゴムの耐熱弾性層を被覆し、その上にPFA(テトラフルオロエチレンーパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)チューブを被覆することによって形成されている。そして、その金属シャフト内には、例えば、熱源として機能するハロゲンランプ等からなるヒータ43が設けられ、ヒートローラ41を加熱する。加圧ローラ42は、例えば、アルミニウム等からなる金属シャフトにシリコーンゴムの耐熱弾性層を被覆し、その上にPFAを被覆した構成であり、ヒートローラ41との間で圧接部が形成されるように配設されている。なお、サーミスタ44はヒートローラ41表面近傍に配設され、当該ヒートローラ41の表面温度を測定する。
2次転写ニップ部においてトナー画像が転写された用紙は、サーミスタ44による測定結果に基づき所定の定着温度に維持されたヒートローラ41と加圧ローラ42とから形成される圧接部を通過する際に熱及び圧力が付与され、トナーが溶融し、該トナー画像は定着される。
さらに、印刷ユニット1は、搬送路10における定着機構6の下流側に定着排出センサ26と、定着排出センサ26よりも下流側に搬送ガイド27とを備える。定着排出センサ26は、定着機構6における用紙ジャムや、ヒートローラ41に対する用紙の巻きつき等を監視する。搬送ガイド27は、定着機構6を通過した用紙をスタッカ28に案内するガイド部材である。なお、スタッカ28は、筐体4の一部を利用して形成され、印刷済みの用紙を積載する。
ところで、印刷ユニット1は、中間転写ベルト3における2次転写ニップ部の下流側に、2次転写において用紙に転写されずに中間転写ベルト3に残留した2次転写残トナーを回収するクリーニングブレード51を備える。クリーニングブレード51は、可撓性のゴム材又はプラスチック材からなり、クリーニングブレード対向ローラ52に対向して配設されている。クリーニングブレード51は、中間転写ベルト3に残留した2次転写残トナーを廃トナータンク53に掻き落とすことにより、中間転写ベルト3をクリーニングする。
なお、印刷ユニット1は、環境状態としての温度値及び湿度値を測定する環境センサ7を筐体4内部に備える。印刷ユニット1は、環境センサ7により測定される温度値及び湿度値に基づいて、中間転写ベルト3に対する画像形成ユニット2の当接又は離間を印刷動作開始前に決定し、当接状態と離間状態との切り替えを行う。
次に、スキャナユニット130の構成について説明する。図1において、スキャナユニット130は、オペレータパネル131と、コンタクトガラス132と、スキャナ133と、オートフィーダ134とを備える。
オペレータパネル131は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等の情報表示機構と、スイッチ等の情報入力機構とを備え、オペレータによる操作に従ってスキャナデータを取得することができるように構成されている。ここでいうスキャナデータとは、読取密度、原稿サイズ、コピーの場合はコピー部数、用紙サイズ等がこれに相当する。
コンタクトガラス132は、図示せぬ原稿を載置するための透明の板状部材であり、後述する図示せぬ光源からの光や反射光が透過可能となるように板ガラス等で構成されている。
スキャナ133は、スキャナユニット130内部に設けられ、読取対象となる原稿の画像を読み取り、読取データを生成する。スキャナ133としては、例えば、ラインイメージセンサ、レンズアレイ、光源等を備えた密着型イメージセンサユニット等を用いることができる。密着型イメージセンサユニットは、光源から照射した光に対する原稿の反射光をレンズアレイで受光し、受光した光をラインイメージセンサで光電変換することにより、読取データとしてのアナログ電気信号を生成することができる。
オートフィーダ134は、図示せぬ搬送ローラや用紙検出センサ等を備え、読み取り対象の原稿が複数枚の場合において、載置された原稿を1枚毎に繰出し、スキャナ133の読取可能位置に自動搬送する。
ここで、本実施形態に係るトナーについて説明する。本実施形態に係るトナーは、結着樹脂と離型剤、着色剤、外添剤、又は帯電制御剤等の内部添加剤とによって構成されている。結着樹脂としては、例えば、ビニル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂等の熱可塑性樹脂を挙げることができる。溶液懸濁法において上記結着樹脂を溶解させる有機溶媒として使用可能な溶剤としては、キシレン、ヘキサン等の炭化水素系溶剤、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソプロピル等のエステル系溶剤、ジエチルエーテル等のエーテル系溶剤、アセトン、メチルエチルケトン、ジイソブチルケトン、シクロヘキサノン、メチルシクロヘキサン等のケトン系溶剤を挙げることができる。
また、離型剤の一例としては、高級脂肪酸又はその金属塩、脂肪酸アミド、エステルワックス、パラフィン・ポリオレフィン系ワックス又はその変性物といった脂肪族炭化水素系ワックス等を挙げることができる。そして、外添剤としての無機粉体の例としては、亜鉛、アルミニウム、セリウム、コバルト、鉄、ジルコニウム、クロム、マンガン、ストロンチウム、錫、アンチモン等の金属酸化物、チタン酸カルシウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸ストロンチウム等の複合金属酸化物、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸アルミニウム等の金属塩、カオリン等の粘土鉱物、アパタイト等のリン酸化合物、シリカ、炭化ケイ素、窒化ケイ素等のケイ素化合物、カーボンブラックやグラファイト等の炭素粉末等を挙げることができる。
そして、溶液懸濁法において使用される懸濁安定剤としては、分散後に粒子表面上に付着した状態でトナー粒子が造粒されることを考慮すると、溶媒と親和性が無い酸によって除去可能な物質が好ましく、この場合、例えば、炭酸カルシウム、塩化カルシウム、炭化水素ナトリウム、炭化水素カリウム、ヒドロキシアパタイト、リン酸三カルシウム等を挙げることができる。
以下に、本実施形態で用いるUVトナーの製造例の一例について説明する。ここでは、結着樹脂として酸価が2.9mgKOH/g、重量平均分子量(スチレン換算)が220000前後のポリエステル樹脂であるOCR−7、離型剤としてエステルワックスであるWEP−4(日油株式会社製)、蛍光体としてEXL−A830F(シンロイヒ株式会社製、酢酸エチルに対する溶解度:10%以上、発光時の色:青色)、帯電制御樹脂(CCR)としてアクリベースFCA−726(藤倉化成株式会社製)、溶媒として酢酸エチルを用いた例について説明する。
本例においては、使用する蛍光体として酢酸エチルに可溶なものを選定した。この理由としては、通常の4色(Y、M、C、K)の顔料にて使用される顔料分散剤はそれ自体着色するものが多く使用することができないこと、また、酢酸エチルに対して蛍光体に不溶な成分が存在すると、トナー化して印刷した際に透明性が確保できずに着色してしまうためである。通常の4色のトナーにおいては、顔料分散剤は結着樹脂に対して5〜10%程度添加されるのが一般的である。したがって、使用する蛍光体は(酢酸エチル:結着樹脂の割合が100:25での配合のとき)酢酸エチルに対して2.5%以上溶解するものであれば、結着樹脂に対して蛍光体を10%以上添加することが可能である。しかしながら、酢酸エチルに対する溶解度が小さすぎると、酢酸エチルの除去工程において蛍光体の析出が発生してしまい、蛍光体の分散及び印刷時の透明性の確保が困難になると予想される。これらのことから、使用する蛍光体は酢酸エチルに対する溶解度に余裕を持たせ、当該酢酸エチルに対して5.0%以上溶解するものを選定する必要がある。
よって、本実施形態では、混合液(以下、分散相と称す)の配合を以下のようにした。
OCR−7 145重量部
WEP−4 7.8重量部
EXL−A830F(蛍光体) 0.6〜9.0重量部
(結着樹脂に対して0.41〜6.21%)
FCA−726 0.22重量部
酢酸エチル 600重量部
なお、上記以外の材料、例えば、帯電制御剤、無機粉体をトナー粒子が着色しない範囲において適宜添加してもよい。
そして、上記分散相を50℃に加熱攪拌し、固形物が無くなるまで調整した。
一方、連続相の配合は以下の通りである。
水 3000重量部
リン酸三ナトリウム・12水和物 102重量部
上記連続相を混合し、60℃に加熱して溶解させた後、pH調整用の希硝酸を添加した。次いで、純水500重量部に対して無水塩化カルシウム49.2重量部を溶解させて60℃に加温した塩化カルシウム水溶液を添加して、ネオミクサー(プライミクス株式会社製)にて10000rpm、5分間高速攪拌することでリン酸カルシウムを含む水系媒体(懸濁安定剤液)を得た。この連続相に前述した分散相を投入し、さらに、8000rpm、30秒間高速攪拌して造粒した。その後、減圧蒸留にて酢酸エチルを除去した。酢酸エチル除去後のスラリーを冷却し、懸濁安定剤を除去するため、酸洗浄と脱水とを行った。次に、水洗浄を行った後、脱水・乾燥することでベーストナーを得た。なお、酸洗浄及び水洗浄において蛍光体の脱離・溶出は確認されなかった。
そして、ベーストナー100重量部に対して、疎水性シリカR−8200(日本アエロジル社製、平均一次粒子径:12nm)1.0重量部を添加し、ヘンシェルミキサー(三井鉱山株式会社製)で混合することで外添トナーを作成した。
ところで、上記UVトナーは、蛍光体の種類をEXL−A831F(シンロイヒ株式会社製、酢酸エチルに対する溶解度:10%以上、発光時の色:緑色)に変更してトナーを作製することも可能である。この場合、結着樹脂に対する蛍光体の量は0.41〜8.28%であることが好ましい。
また、上記UVトナーは、蛍光体の種類をSOM−5−0114(オリエント工業株式会社製、酢酸エチルに対する溶解度:10%以上、発光時の色:赤色)に変更してトナーを作製することも可能である。この場合、結着樹脂に対する蛍光体の量は0.41〜2.07%であることが好ましい。
次に、本実施形態に係る複合機100の機能構成について図2のブロック図を用いて説明する。なお、図1で説明した構成と同構成のものについては同符号を付してその説明を省略することがある。
まず、印刷ユニット1は、印刷動作要求受信部としての印刷ユニット送受信部201と、印刷ユニットコントロール部202と、印刷動作制御部203と、スキャナユニット状態管理部204と、印刷速度切替部205と、データ種別判断部206と、定型データ格納部207とを備える。
印刷ユニット送受信部201は、ホストコンピュータ300又はFAX310との間で印刷動作の要求信号である印刷データに関する情報の送受信を行う。また、印刷ユニット送受信部201は、スキャナユニット130のスキャナ送受信部231との間でスキャナデータや読取データの送受信も行う。
印刷ユニットコントロール部202は、印刷ユニット1の各部を統括的に制御する。また、印刷ユニットコントロール部202は、原本の複写の際に、得られる複写物が複写である旨を表す定型データを重畳するか否かを判断する重畳可否判断部も兼ねる。
印刷動作制御部203は、画像形成ユニット2、1次転写ローラ19及び2次転写ローラ24を備えた転写部8、及び定着機構6の各部を制御することにより印刷動作を行う。
スキャナユニット状態管理部204は、スキャナユニット130の動作状態、即ち当該スキャナユニット130が駆動中か又は待機中かの情報を保持する。
印刷速度切替部205は、スキャナユニット130の動作状態に基づいた印刷ユニットコントロール部202の制御に従い印刷速度を切り替える。
データ種別判断部206は、印刷ユニット送受信部201から送られたデータの種類を判断する。定型データ格納部207は、後述する重畳可否情報208を格納する。
一方、スキャナユニット130は、読取動作要求受信部としてのスキャナ送受信部231と、制御部としてのスキャナコントロール部232と、印刷ユニット状態管理部233と、読取速度切替部234とを備える。
スキャナ送受信部231は、印刷ユニット送受信部201との間でスキャナデータや読取データの送受信を行う。
スキャナコントロール部232は、読取動作を行うためにスキャナ133を制御するとともに、スキャナユニット130の各部を統括的に制御する。
印刷ユニット状態管理部233は、印刷ユニット1の動作状態、即ち当該印刷ユニット1が駆動中か又は待機中かの情報を保持する。
読取速度切替部234は、印刷ユニット1の動作状態に基づいたスキャナコントロール部232の制御に従い読取速度を切り替える。
次に、本実施形態に係る動作について説明する。図3は、原稿の読取動作及び印刷動作が要求された際の複合機100の動作を説明するフローチャートである。
まず、データ種別判断部206は、印刷ユニット送受信部201を介して受信したデータがスキャナ送受信部231から受信したスキャナデータであるか否かを判断する。ここで、受信したデータがスキャナデータである場合(ステップS100 Yes、ステップS101)、データ種別判断部206は受信したデータがスキャナデータである旨を印刷ユニットコントロール部202に通知する。一方、受信したデータがスキャナデータでない場合(ステップS100 No、ステップS108)、データ種別判断部206は受信したデータがホストコンピュータ300又はFAX301から送信された印刷データである旨を印刷ユニットコントロール部202に通知し、通知を受けた印刷ユニットコントロール部202は通常印刷動作を行い(ステップS109)、処理を終了する。
受信したデータがスキャナデータである旨の通知を受けた印刷ユニットコントロール部202は、重畳可否情報208に格納されている重畳可否テーブル400を参照する(ステップS102)。ここで、重畳可否情報208に格納されている重畳可否テーブル400とは、図4に示すように、画像重畳設定として「ON」、「任意」、「OFF」が予め設定可能となるように構成されており、画像重畳設定として「ON」が設定されていた場合、オペレータから同意を得なくとも、画像重畳を伴う特色印刷動作が実行される。また、画像重畳設定として「任意」が設定されていた場合、印刷ユニットコントロール部202は、オペレータパネル131を介して「画像重畳しますか?」とのメッセージをオペレータに対して表示させ、特色印刷動作の可否を問い合わせる。一方、画像重畳設定として「OFF」が設定されていた場合、特色印刷動作は実行されない。
重畳可否テーブル400を参照した印刷ユニットコントロール部202は、画像重畳設定が「任意」に設定されている場合、オペレータに対して特色印刷動作の可否を問い合わせる。ここで、オペレータが特色印刷動作を望まない場合(ステップS103 No)、印刷ユニットコントロール部202は、通常印刷動作を行い(ステップS109)、処理を終了する。なお、画像重畳設定が「OFF」に設定されている場合、印刷ユニットコントロール部202は、オペレータに対して特色印刷の可否を問い合わせることなく、通常印刷動作を行い(ステップS109)、処理を終了する。
一方、オペレータが特色印刷動作を望む場合(ステップS103 Yes)又は画像重畳設定として「ON」が設定されていた場合、印刷ユニットコントロール部202は、定型データ格納部207を参照し、例えば、「COPY」等の重畳画像用の定型データを取得するとともに、有色印刷領域を検出する(ステップS104)。そして、印刷ユニットコントロール部202は、オペレータパネル131等を介してオペレータからの重畳する領域の指定を受け付ける(ステップS105)。
そして、印刷ユニットコントロール部202は、印刷動作制御部203に対して特色印刷動作を実行するよう指示を与える(ステップS106)。指示を受けた印刷動作制御部203は、画像形成ユニット2、転写部7、及び定着機構6等を制御し、指定された重畳する領域に対して「COPY」等の重畳画像をUVトナーを用いて印刷する(ステップS107)。
図5は、図3のフローチャートで示した動作によって原本例500に対して実施された特色印刷動作結果を表す図である。図5左側に示す原本例500に対して、オペレータはオペレータパネル131を介して重畳画像(本例では「COPY」の文字)を重畳させたい領域501を指定する。そして、印刷ユニットコントロール部202は、印刷動作制御部203に対して特色印刷動作を実行するよう指示を与える。指示を受けた印刷動作制御部203は、画像形成ユニット2、転写部7、及び定着機構6等を制御し、指定された重畳する領域501に対して「COPY」の文字をUVトナーを用いて印刷する(領域601)。さらに、印刷ユニットコントロール部202は、通常トナーを用いての印刷が行われない領域(例えば欄外等)に、「UV光で保証確認ください」との内容保証表示(有色)602を追加して印刷するよう印刷動作制御部203に対して指示を与え、指示を受けた印刷動作制御部203はこれを印刷する。
また、図6に示すフローチャートのように、有色印刷領域を検出した中から特定のキーワードを検出し、図7に示すキーワード登録テーブル700に基づいて重畳画像を決定することも可能である。
以下、図6のフローチャートに係る動作について説明する。まず、データ種別判断部206は、印刷ユニット送受信部201を介して受信したデータがスキャナ送受信部231から受信したスキャナデータであるか否かを判断する。ここで、受信したデータがスキャナデータである場合(ステップS200 Yes、ステップS201)、データ種別判断部206は受信したデータがスキャナデータである旨を印刷ユニットコントロール部202に通知する。一方、受信したデータがスキャナデータでない場合(ステップS200 No ステップS209)、データ種別判断部206は受信したデータがホストコンピュータ300又はFAX301から送信された印刷データである旨を印刷ユニットコントロール部202に通知し、通知を受けた印刷ユニットコントロール部202は通常印刷動作を行い(ステップS210)、処理を終了する。
受信したデータがスキャナデータである旨の通知を受けた印刷ユニットコントロール部202は、重畳可否情報208に格納されている重畳可否テーブル400を参照する(ステップS202)。
重畳可否テーブル400を参照した印刷ユニットコントロール部202は、画像重畳設定が「任意」に設定されている場合、オペレータに対して特色印刷動作の可否を問い合わせる。ここで、オペレータが特色印刷動作を望まない場合(ステップS203 No)、印刷ユニットコントロール部202は、通常印刷動作を行い(ステップS209)、処理を終了する。なお、画像重畳設定が「OFF」に設定されている場合、印刷ユニットコントロール部202は、オペレータに対して特色印刷の可否を問い合わせることなく、通常印刷動作を行い(ステップS209)、処理を終了する。
一方、オペレータが特色印刷動作を望む場合(ステップS203 Yes)又は画像重畳設定として「ON」が設定されていた場合、印刷ユニットコントロール部202は、有色印刷領域を検出する(ステップS204)。
そして、印刷ユニットコントロール部202は、有色印刷領域から特定のキーワードを検出し(ステップS205)、図7に示すキーワード登録テーブル700に基づいて重畳画像を決定する(ステップS206)。
次に、印刷ユニットコントロール部202は、印刷動作制御部203に対して特色印刷動作を実行するよう指示を与える(ステップS207)。指示を受けた印刷動作制御部203は、画像形成ユニット2、転写部7、及び定着機構6等を制御し、特定のキーワードにより決定された「SECRET」、「COPY」等の重畳画像をUVトナーを用いて印刷する(ステップS208)。
図8は、図6のフローチャートで示した動作によって原本例510に対して実施された特色印刷動作結果を表す図である。図8左側に示す原本例510の有色印刷領域511において、印刷ユニットコントロール部202は特定のキーワードを検出する。そして、印刷ユニットコントロール部202は、図7で示したキーワード登録テーブル700を参照し、特定のキーワードに対して関連付けられた重畳画像を決定する(本例では、特定のキーワード1に対して関連付けられた「SECRET」の文字)。次に、印刷ユニットコントロール部202は、印刷動作制御部203に対して特色印刷動作を実行するよう指示を与える。指示を受けた印刷動作制御部203は、画像形成ユニット2、転写部7、及び定着機構6等を制御し、有色印刷領域511に対応する領域611に「SECRET」の文字をUVトナーを用いて印刷する。さらに、印刷ユニットコントロール部202は、通常トナーを用いての印刷が行われない領域(例えば欄外等)に、「UV光で保証確認ください」との内容保証表示(有色)612を追加して印刷するよう印刷動作制御部203に対して指示を与え、指示を受けた印刷動作制御部203はこれを印刷する。
図9は、図6のフローチャートで示した動作において、有色印刷領域が小さい原本例520に対して実施された特色印刷動作結果を表す図である。図9左側に示す原本例520の有色印刷領域521において、印刷ユニットコントロール部202は特定のキーワードを検出する。そして、印刷ユニットコントロール部202は、図7で示したキーワード登録テーブル700を参照し、特定のキーワードに対して関連付けられた重畳画像を決定する(本例では、特定のキーワード1に対して関連付けられた「SECRET」の文字)。この場合、重畳する画像の最少フォントサイズを予め指定することにより重畳画像が小さくなって見えづらくなるのを防ぐことができる。次に、印刷ユニットコントロール部202は、印刷動作制御部203に対して特色印刷動作を実行するよう指示を与える。指示を受けた印刷動作制御部203は、画像形成ユニット2、転写部7、及び定着機構6等を制御し、有色印刷領域521に対応する領域621に予め指定された最少フォントサイズにて「SECRET」の文字をUVトナーを用いて印刷する。さらに、印刷ユニットコントロール部202は、通常トナーを用いての印刷が行われない領域(例えば欄外等)に、「UV光で保証確認ください」との内容保証表示(有色)622を追加して印刷するよう印刷動作制御部203に対して指示を与え、指示を受けた印刷動作制御部203はこれを印刷する。
図10は、図6のフローチャートで示した動作において原本例530に対して実施された特色印刷動作結果を表す図である。図10左側に示す原本例530の有色印刷領域531及び有色印刷領域532の2領域において、印刷ユニットコントロール部202は特定のキーワードを検出する。そして、印刷ユニットコントロール部202は、図7で示したキーワード登録テーブル700を参照し、特定のキーワードに対して関連付けられた重畳画像を決定する(本例では、特定のキーワード1に対して関連付けられた「SECRET」、特定のキーワード2に対して関連付けられた「COPY」の文字)。次に、印刷ユニットコントロール部202は、印刷動作制御部203に対して特色印刷動作を実行するよう指示を与える。指示を受けた印刷動作制御部203は、画像形成ユニット2、転写部7、及び定着機構6等を制御し、有色印刷領域531に対応する領域631に「SECRET」の文字を、有色印刷領域532に対応する領域632に「COPY」の文字をUVトナーを用いて印刷する。さらに、印刷ユニットコントロール部202は、通常トナーを用いての印刷が行われない領域(例えば欄外等)に、「UV光で保証確認ください」との内容保証表示(有色)633を追加して印刷するよう印刷動作制御部203に対して指示を与え、指示を受けた印刷動作制御部203はこれを印刷する。
図11は、図6のフローチャートで示した動作において原本例540に対して実施された特色印刷動作結果を表す図である。図11左側に示す原本例540の有色印刷領域541及び有色印刷領域542の2領域において、印刷ユニットコントロール部202は特定のキーワードを検出する。図11に示す例では、有色印刷領域542に特定のキーワード1及びキーワード2の2つのキーワードが含まれている。この場合、印刷ユニットコントロール部202は、予め設定したキーワードの優先度(例えば、キーワード1の方がキーワード2よりも優先度が高い)に基づき1つの特定のキーワードを選択する。図11の右図に示す例では、印刷ユニットコントロール部202は、キーワード1を選択した例を示している。そして、印刷ユニットコントロール部202は、図7で示したキーワード登録テーブル700を参照し、特定のキーワードに対して関連付けられた重畳画像を決定する(本例では、特定のキーワード1に対して関連付けられた「SECRET」の文字)。次に、印刷ユニットコントロール部202は、印刷動作制御部203に対して特色印刷動作を実行するよう指示を与える。指示を受けた印刷動作制御部203は、画像形成ユニット2、転写部7、及び定着機構6等を制御し、有色印刷領域541に対応する領域641及び有色印刷領域542に対応する領域642のそれぞれに「SECRET」の文字をUVトナーを用いて印刷する。さらに、印刷ユニットコントロール部202は、通常トナーを用いての印刷が行われない領域(例えば欄外等)に、「UV光で保証確認ください」との内容保証表示(有色)643を追加して印刷するよう印刷動作制御部203に対して指示を与え、指示を受けた印刷動作制御部203はこれを印刷する。
以上のように、本実施形態によれば、スキャナで読み取ることにより得られた画像に対してUVトナーで「COPY」等の複写物を表す文字を重畳して印刷することにより、ブラックライト等のUV光を照射した際に当該文字が発光するため、コピー内容が保証された複写物であることが容易に把握することができる。また、本実施形態では、可視光での判読が可能なトナーを用いて印刷した印刷物の上にUVトナーで印刷された「COPY」等の文字が付与されるため、当該文字の切り取りや加工が困難となり、複写物としての保持が可能となる。さらに、機密情報等の重要データの内容が印刷された印刷物上に「COPY」等の文字が付与されるため、重要データの改ざんを抑制することができるという効果も得ることができる。
本発明の説明においては、5つの画像形成ユニット2(2V、2Y、2M、2C、2K)を備え、転写方式として中間転写方式を採用した画像形成装置の例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、直接転写方式の画像形成装置に対しても適用可能である。また、本発明では少なくとも1つのUVトナーに対応した画像形成ユニットを備えればよく、他の画像形成ユニットの配列順番や個数は限定されない。
1 印刷ユニット
2(2V、2Y、2M、2C、2K) 画像形成ユニット
3 中間転写ベルト
4 筐体
5 給紙機構
6 定着機構
7 環境センサ
10 搬送路
11(11V、11Y、11M、11C、11K) 感光ドラム
12(12V、12Y、12M、12C、12K) 帯電ローラ
13(13V、13Y、13M、13C、13K) LEDヘッド
14(14V、14Y、14M、14C、14K) 現像ローラ
15(15V、15Y、15M、15C、15K) 現像ブレード
16(16V、16Y、16M、16C、16K) 供給ローラ
17(17V、17Y、17M、17C、17K) クリーニングブレード
18(18V、18Y、18M、18C、18K) トナーカートリッジ
19(19V、19Y、19M、19C、19K) 1次転写ローラ
20(20V、20Y、20M、20C、20K) アップダウンソレノイド
21 駆動ローラ
22 従動ローラ
23 2次転写対向ローラ
24 2次転写ローラ
26 定着排出センサ
27 搬送ガイド
28 スタッカ
31 用紙収容カセット
32 ホッピングローラ
33 ピンチローラ
34 レジストローラ
35 ガイド
36 給紙センサ
41 ヒートローラ
42 加圧ローラ
43 ヒータ
44 サーミスタ
51 クリーニングブレード
52 クリーニングブレード対向ローラ
53 廃トナータンク
100 複合機
130 スキャナユニット
131 オペレーションパネル
132 コンタクトガラス
133 スキャナ
134 オートフィーダ
201 印刷ユニット送受信部
202 印刷ユニットコントロール部
203 印刷動作制御部
204 スキャナユニット状態管理部
205 印刷速度切替部
206 データ種別判断部
207 定型データ格納部
208 重畳可否情報
231 スキャナ送受信部
232 スキャナコントロール部
233 印刷ユニット状態管理部
234 読取速度切替部

Claims (6)

  1. 原稿を読み取ることにより読取ユニットが生成した画像データに基づく画像を所定の印刷媒体に印刷可能な印刷ユニットを有する画像形成装置であって、
    入力されたデータが前記読取ユニットが生成した画像データであるか否かを判断するデータ種別判断部と、
    前記画像データに基づく画像の複写の際に、得られる複写物が複写である旨を表す定型データを重畳するか否かを判断する重畳可否判断部とを備えること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記重畳可否判断部は、予め設定された重畳可否情報に基づき前記定型データを重畳するか否かを判断すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記印刷ユニットは、前記定型データに基づく画像をUVトナーを用いて印刷すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記印刷ユニットは、前記定型データに基づく画像を前記原稿上における有色印刷領域に対応する領域に重畳すること
    を特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記有色印刷領域に含まれる特定の文字列を検出する特定文字列検出部を備え、
    前記印刷ユニットは、前記特定の文字列に関連付けられた前記定型データに基づく画像を前記原稿上における有色印刷領域に対応する領域に重畳すること
    を特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 原稿を読み取ることにより読取ユニットが生成した画像データに基づく画像を所定の印刷媒体に印刷可能な印刷ユニットを有する画像形成装置の動作方法であって、
    入力されたデータが前記読取ユニットが生成した画像データであるか否かを判断するデータ種別判断工程と、
    前記画像データに基づく画像の複写の際に、得られる複写物が複写である旨を表す定型データを重畳するか否かを判断する重畳可否判断工程とを備えること
    を特徴とする画像形成装置の動作方法。
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