JP2017113308A - ゴルフボール - Google Patents

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Abstract

【課題】慣性モーメントを低減しつつ、ドライバーショットでのスピンを低減できる、ゴルフボールを提供する。
【解決手段】本発明のゴルフボールは、カバーを備えたゴルフボールであって、ゴルフボールの慣性モーメントをIb(g・cm2)とし、ゴルフボールに対して初期荷重10kgfを負荷した状態から終荷重130kgfを負荷したときまでの、荷重方向でのゴルフボールの変形量(mm)である、たわみ硬度を、μ(mm)とし、カバーのショアD硬度をDとしたとき、

の式で表されるスピン変化量予測指標ΔS’が、2.0以上である。
【選択図】図1

Description

本発明は、ゴルフボールに関するものである。
一般的に、ゴルフボール(以下、単に「ボール」ともいう。)の性能として、ドライバーショットではより遠くへ飛ばしやすいことが望ましいとされ、アプローチショットではより止まりやすいことが望ましいとされている。ドライバーショットにおいてより遠くへ飛ばしやすくするためには、ドライバーショットでのボールのスピンを低減させればよく、アプローチショットにおいてより止まりやすくするためには、アプローチショットでのボールのスピンを増大させればよいことが、知られている。
従来、ドライバーショットでのスピンを低減させるためには、ボールの慣性モーメントを増大させることが効果的であり、アプローチショットでのスピンを増大させるためには、ボールの慣性モーメントを低減させることが効果的である、と考えられてきた(例えば、特許文献1)。
特開2014-110940号公報
しかしながら、本発明の発明者は、ボールの構造を適宜調整することにより、ボールの慣性モーメントが低い場合であっても、アプローチショットでのスピンの増大はもとより、ドライバーショットでのスピンの低減が可能であることを、見い出した。
本発明は、慣性モーメントを低減しつつ、ドライバーショットでのスピンを低減できる、ゴルフボールを提供することを目的とするものである。
本発明のゴルフボールは、カバーを備えたゴルフボールであって、前記ゴルフボールの慣性モーメントをIb(g・cm2)とし、前記ゴルフボールに対して初期荷重10kgfを負荷した状態から終荷重130kgfを負荷したときまでの、荷重方向での前記ゴルフボールの変形量(mm)である、たわみ硬度を、μ(mm)とし、前記カバーのショアD硬度をDとしたとき、
の式で表されるスピン変化量予測指標ΔS’が、2.0以上であることを特徴とする。
本発明のゴルフボールによれば、慣性モーメントを低減しつつ、ドライバーショットでのスピンを低減できる。
本発明のゴルフボールにおいて、前記カバーがウレタン製であると、好適である。これにより、ドライバーショットでのスピンをさらに低減できる。
本発明のゴルフボールにおいて、前記スピン変化量予測指標ΔS’が2.5以上であると、好適である。これにより、より一層、慣性モーメントを低減しつつ、ドライバーショットでのスピンを低減できる。
本発明のゴルフボールにおいて、前記スピン変化量予測指標ΔS’が3.0以上であると、好適である。これにより、より一層、慣性モーメントを低減しつつ、ドライバーショットでのスピンを低減できる。
本発明のゴルフボールにおいて、前記カバーが、トップコートにより覆われており、
前記トップコートの弾性仕事回復率が30〜98%であると、好適である。これにより、ドライバーショットでのスピンをさらに低減できる。
本発明のゴルフボールにおいて、前記カバーの外表面は複数のディンプルを備えており、前記ゴルフボールに700kgfの荷重をかけたときに、平面に接する該ゴルフボールの面積を、PS7とし、前記ゴルフボール表面にディンプルが全くないと仮定した場合の、前記ゴルフボールの直径に沿った断面の円の面積を、VSとしたとき、
(PS7/VS/μ)・100≧6.70(mm-1
の式を満たすと、好適である。これにより、ドライバーショットでのスピンをさらに低減できる。
本発明によれば、慣性モーメントを低減しつつ、ドライバーショットでのスピンを低減できる、ゴルフボールを提供することができる。
本発明の一実施形態に係るゴルフボールの内部構造の一例を示す断面図である。 ドライバーショットにおいてゴルフボールに掛かるスピンを説明するための図である。図2(a)はドライバーショットの様子を示す概略図であり、図2(b)はドライバーショットにおいてゴルフボールとゴルフクラブとの間に作用する力を示すグラフである。 本発明のゴルフボールの効果を説明するための図である。 本発明のゴルフボールの効果を説明するための図である。 本発明のゴルフボールの効果を説明するための図である。 本発明のゴルフボールの効果を説明するための図である。 本発明のゴルフボールに適用可能なディンプルの一例を説明するための図である。図7(a)はゴルフボールの一例を示す側面図であり、図7(b)は図7(a)に示すゴルフボールの要部断面図である。 本発明のゴルフボールに適用可能なディンプルの他の例を説明するための図である。図8(a)はゴルフボールの他の例を示す側面図であり、図8(b)は図8(a)に示すゴルフボールの要部断面図である。 図9(a)、図9(b)は、同じゴルフボールに対してぞれぞれ6864N、1961Nの荷重を掛けたとき様子を説明するための図である。
以下に図面を参照しつつ、本発明の実施形態について例示説明する。
〔本発明のゴルフボールの構成〕
本発明の一実施形態に係るゴルフボールは、例えば、コアとコアより外側の中間層とに加えて、最外層をなすカバーを備えるものである。
図1は、本発明の一実施形態に係るゴルフボールの内部構造の一例を示す断面図である。図1の例のゴルフボール1は、いわゆる5ピースのゴルフボールであり、内コア部11と、内コア部11の外側に設けられた中コア部12と、中コア部12の外側に設けられた外コア部13と、外コア部13の外側に設けられた中間層14と、中間層14の外側に設けられ、複数のディンプル30が外表面に形成されたカバー15と、を備えている。カバー15は、トップコート16によって覆われている。
ただし、本発明のゴルフボールは、図1以外の任意の内部構成を有していてよい。例えば、本発明のゴルフボールのコアは、図1の例のように内コア部11、中コア部12及び外コア部13の3層構造である必要はなく、1層、2層、あるいは4層以上の構造からなるものでもよい。また、本発明のゴルフボールの中間層は、複数層からなるものでもよい。
そして、本発明のゴルフボールは、該ボールの慣性モーメントをIb(g・cm2)とし、該ボールのたわみ硬度をμ(mm)とし、カバーのショアD硬度をDとしたとき、
の式で表されるスピン変化量予測指標ΔS’が、2.0以上である(ΔS’≧2.0)ものである。
ここで、ゴルフボールの慣性モーメント(Ib)は、慣性モーメント測定機(例えばINERTIA DYNAMICS INC社製のM01−005)を用いて測定して得られるものである。この測定機は、測定機の治具にゴルフボールを乗せた時の振動の周期と、ゴルフボールを乗せない時の振動の周期との差により、ゴルフボールの慣性モーメントを計算するものである。
ゴルフボールのたわみ硬度(μ)は、該ボールに対して初期荷重10kgf(約98N)を負荷した状態から終荷重130kgf(約1275N)を負荷したときまでの、荷重方向での該ボールの変形量(mm)である。ゴルフボールのたわみ硬度の値が高いほど、ゴルフボールが軟らかいことを意味する。
カバーのショアD硬度(D)は、カバーを構成する材料から厚さ2mmのシート状の試験片を作成し、ASTM−D2240規格のデュロメータ「タイプD」により該試験片の硬度を測定して得られる値を指す。カバーのショアD硬度の値が高いほど、カバーが硬いことを意味する。
なお、式(1)から判るように、スピン変化量予測指標ΔS’の値を正(ゼロより大)とするためには、ゴルフボールの慣性モーメントIbを82g・cm2より小さくする必要がある。式(1)の82という値は、現存する一般的なゴルフボールの慣性モーメントが約81〜82g・cm2であることに基づいて、設定されている。すなわち、本発明のゴルフボールは、一般的なゴルフボールよりも、慣性モーメントが低いものである。
なお、以下では、ボールの慣性モーメントが82g・cm2であるようなゴルフボールを、「基準ボール」という。
そして、本発明のゴルフボールは、ボールの慣性モーメントIb、ボールのたわみ硬度、及びカバーのショアD硬度の3つの要素が、ΔS’≧2.0となるように適宜調整されたものである。
本発明の一実施形態に係るゴルフボールは、USGAとR&Aにより規定される重量(45.93g以下)、および外径(42.67mm以上)を満たすものとする。
後述する実施例及び比較例の説明から判るように、本発明のゴルフボールによれば、基準ボールに比べ、慣性モーメントを低減しつつ、アプローチショットでのスピンの増大はもとより、ドライバーショットでのスピンの低減が可能である。
〔スピン変化量予測指標ΔS’の式を得た経緯〕
上述したように、本発明の発明者は、ボールの構造に依っては、ボールの慣性モーメントが低くても、アプローチショットでのスピンの増大はもとより、ドライバーショットでのスピンの低減が可能であることを見い出し、式(1)により定義されるスピン変化量予測指標ΔS’により、実際のスピン変化量予測指標を評価できることに思い至った。
ここで、本発明の発明者がスピン変化量予測指標ΔS’を得た経緯を、図2を参照しながら説明する。図2(a)はドライバーショットの様子を示す概略図であり、図2(b)はドライバーショットにおいてゴルフボール1とゴルフクラブのヘッド2との間に作用する力を示すグラフである。図2(b)のグラフにおいて、横軸は時間、縦軸はゴルフクラブのヘッド2のフェース面21からゴルフボール1に作用する力である。図2(b)における「接触時間」とは、ボール1がフェース面21に接触している時間を指す。図2(b)の波形のうち、実線の波形は、実際にボール1に作用する力の波形であり、一部破線で滑らかに繋げてなる、正弦波のような形状の波形は、後述するリコイル周期Tを求めるために描かれたものである。
図2に示すように、ドライバーショットでは、フェース面21からボール1へ作用する力(せん断力)が、最初はボール1にバックスピンを生じさせる向き(正の向きとする。)に生じるが、後には、ボール1にバックスピンとは逆向きのトップスピンを生じさせる向き(負の向きとする。)に生じる。ここで、フェース面21とボール1とが接触している間に、ボール1へ作用する、バックスピンを生じさせる向きの力の総量(力積)、及び、トップスピンを生じさせる向きに生じる力の総量(力積)を、それぞれFback、Ftopとする(正負の符号も含めて考える)と、これらの和(Fback+Ftop)の絶対値が小さくなるほど、ドライバーショットにおいてボール1に掛かるスピン量が低くなるので、好ましい。
図2(b)のグラフにおいて、一部破線で滑らかに繋げてなる波形の周期(「リコイル周期」とも呼ばれる)Tは、
の式で表される。ここで、Kxはボールの横剛性、Ktはボールの回転剛性、mはボールの質量、Iはボールの慣性モーメントである。
本発明の発明者は、様々な実験や解析を重ねた結果、
(i)リコイル周期Tが小さいほど、フェース面21からボール1に作用する力の力積の総和(Fback+Ftop)が小さくなるので、スピン量は下がること、
(ii)ボール1のたわみ硬度(μ)が高いほど(ボールが軟らかいほど)、フェース面2とボール1との接触時間が長くなり、トップスピンを生じさせる向きに生じる力の総量(力積)Ftopが増えるため、スピン量は下がること、
(iii)ボール1のカバーのショアD硬度(D)が小さいほど(カバーが軟らかいほど)、フェース面2とボール1との間の摩擦が高くなり、ボールへ作用するせん断力がより早く発生すること、
及び、(i)〜(iii)の関係性について知見を得た。(ii)及び(iii)においては(i)の効果を増減させる意味合いを持っている。そして、これらの知見に基づいて、ゴルフボールの構造から、ドライバーショットやアプローチショットにおけるスピン量の効果を予測する指標Sを、
と定義した。このスピン予測指標Sは、同一のたわみ硬度μ、ショアD硬度Dを持ち、慣性モーメントIを変数としたボール構造で比較した場合に、値が大きいほどドライバーショットでのスピン量が下がることを意味する。
式(3)において、ボールの慣性モーメントを
のように下げたときの、スピン予測指標Sの変化量ΔSは、
となる。
式(4)において、
とすると
となる。ここで、Iaは、基準ボールの慣性モーメントであり、Ibは、評価対象のボールの慣性モーメントであるものとする。
式(5)において、KtとSは基準ボールに関する値であるから、定数係数として扱うことができる。便宜のため、式(5)における定数係数を以下のように操作して、スピン変化量予測指標ΔS’を
と定義する。
式(6)において、基準ボールの慣性モーメントIa=82を代入すると、上記式(1)が得られる。
〔実施例、比較例〕
上述したように、本発明のゴルフボールは、ボールの慣性モーメント(Ib)、ボールのたわみ硬度(μ)、及びカバーのショアD硬度(D)の3つの要素が、ΔS’≧2.0となるように適宜調整されたものである。これにより、基準ボールに比べ、慣性モーメントを低減しつつ、アプローチショットでのスピンの増大はもとより、ドライバーショットでのスピンの低減が可能である。
本発明のゴルフボールの実施例1〜13と比較例1〜14を作成して、評価した。その結果を、表1〜5、図3〜4を参照しながら説明する。実施例1〜13の詳細を表1に示し、比較例1〜14の詳細を表2に示す。
表1、表2において、内コア部11、中コア部12、外コア部13の「配合」の欄に記載された小文字のアルファベットa〜uは、それぞれ、その配合が、表3の配合a〜uであることを指している。また、表1、表2において、中コア部12、外コア部13、中間層14、カバー15の「配合」の欄に記載された大文字のアルファベットA〜Hは、それぞれ、その配合が、表4の配合A〜Hであることを指している。表3〜4の配合数字は、質量部で表している。
表1〜2において、「μ:たわみ硬度(mm)」は、それぞれのボールに対して初期荷重10kgf(約98N)を負荷した状態から終荷重130kgf(約1275N)を負荷したときまでの、荷重方向での該ボールの変形量(mm)である。
表1〜2において、「Ib:慣性モーメント(g・cm2)」は、それぞれのボールについて、慣性モーメント測定機(INERTIA DYNAMICS INC社製のM01−005)を用いて測定して得た値である。
表1〜2において、中間層14の「ショアD硬度」、及び、カバー15の「D:ショアD硬度」は、それぞれの材料から厚さ2mmのシート状の試験片を作成し、ASTM−D2240規格のデュロメータ「タイプD」により該試験片の硬度を測定して得た値である。
表1〜2において、「ΔS’:スピン変化量予測指標」は、それぞれのボールのμ、D、Ibの値を用いて、上記式(1)により算出して得た値である。
表1〜2において、「ドライバースピン(rpm)」、「アプローチスピン(rpm)」は、それぞれのボールを用いて、それぞれドライバーショット、アプローチショットを行った際のスピン量の実験結果である。
ドライバーショットの実験では、ゴルフ打撃ロボット(ミヤマエ社製)にドライバー(W#1)を取り付けて、ヘッドスピード(HS)45m/sで打撃した時のスピン量を測定した。クラブは、ブリヂストンスポーツ社製「TourStage X−Drive 705 TYPE415(2011モデル)」(ロフト9.5°)を使用した。
アプローチショットの実験では、ゴルフ打撃ロボット(ミヤマエ社製)にサンドウェッジ(SW)を取り付けて、ヘッドスピード(HS)20m/sで打撃した時のスピン量を測定した。クラブは、ブリヂストン社製「TourStage X−WEDGE」(ロフト56°)を使用した。
表1〜2における「ディンプル」、「PS7:加圧面積」、「PS2:加圧面積」、「VS:仮想面積」、「(PS7/VS/μ)・100 (mm-1)」、「(PS2/VS/μ)・100 (mm-1)」「トップコート」については、後述する。
なお、表4中の材料の詳細は以下のとおりである。
・T-8290:DIC Bayer Polymer社製の商標パンデックス、MDI−PTMGタイプ熱可塑性ポリウレタン
・T-8283:DIC Bayer Polymer社製の商標パンデックス、MDI−PTMGタイプ熱可塑性ポリウレタン
・T-8260:DIC Bayer Polymer社製の商標パンデックス、MDI−PTMGタイプ熱可塑性ポリウレタン
・ハイミラン1706:三井デュポンポリケミカル(株)製アイオノマー
・ハイミラン1557:三井デュポンポリケミカル(株)製アイオノマー
・ハイミラン1605:三井デュポンポリケミカル(株)製アイオノマー
・HPF1000:Dupont HPF
・HPF2000:Dupont HPF
・AD1035:Dupont HPF
・AD1172:Dupont HPF
・ハイトレル4001:東レ・デュポン社製の熱可塑性ポリエーテルエステルエラストマー
・ポリエチレンワックス:「サンワックス161P」(三洋化成社製)
・イソシアネート化合物:4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート
※C1、C2は物性値が同等で比重のみ異なる。
図3は、カバー15のショアD硬度(D)が47である実施例1〜5、比較例1〜7のボールの、ドライバースピン(rpm)とアプローチスピン(rpm)を示す図である。図4は、カバー15のショアD硬度(D)が61である実施例6〜7、比較例8〜14のボールの、ドライバースピン(rpm)とアプローチスピン(rpm)を示す図である。図3、図4において、横軸はドライバースピン(rpm)、縦軸はアプローチスピン(rpm)である。上述のように、ドライバーショットではスピン量が少ないこと、アプローチショットではスピン量が多いことが望ましいので、図3、図4において、右下から左上へ向かうほど、ボールの性能として好ましいといえる。
図3、図4に見られるように、カバー15のショアD硬度(D)が同一である比較例、実施例のボールを観たときに、ΔS’≧2.0を満たす実施例のボールは、比較例のボールに比べて、アプローチショットでのスピン量の増大とドライバーショットでのスピン量の低減とを、好適に両立できている。
図5(a)〜(f)は、それぞれ、カバー15のショアD硬度(D)及びたわみ硬度(μ)が同一である比較例及び実施例のボールの、ドライバースピン(rpm)を示す図である。図6(a)〜(f)は、それぞれ、カバー15のショアD硬度(D)及びたわみ硬度(μ)が同一である比較例及び実施例のボールの、アプローチスピン(rpm)を示す図である。
図5、図6に見られるように、カバー15のショアD硬度(D)及びたわみ硬度(μ)が同一である比較例、実施例のボールを観たときに、ΔS’≧2.0を満たす実施例のボールは、比較例のボールに比べて、ドライバーショットでのスピン量の低減や、アプローチショットでのスピン量の増大が、達成できている。
なお、ボールの慣性モーメントを低減しつつ、ドライバーショットでのスピン量を低減させる観点からは、本実施形態のボール1は、スピン変化量予測指標ΔS’が2.5以上であると好ましく、3.0以上であるとさらに好ましい。
また、同様の観点から、本実施形態のボール1は、Ib≦80g・cm2、2.0mm≦μ≦4.5、D≦65を満たすと、好適である。また、本実施形態のボール1は、72g・cm2≦Ib≦79g・cm2、2.5mm≦μ≦3.0mm、D≦55を満たすと、さらに好適である。
本実施形態のボール1のカバー14は、ウレタン製であると、好適である。これにより、ドライバーショットにおいて、ボール1とゴルフクラブのフェース面21との間での摩擦力を増大でき、スピン量をさらに低減できる。
〔ディンプル〕
つぎに、本実施形態のボール1のディンプル30について、さらに詳細に説明する。本実施形態のボール1において、ディンプル30の形状については、任意のものが可能である。図7、図8は、それぞれ、本実施形態のボール1に適用し得るディンプル30の別々の例を示す図である。
図7に示す例では、それぞれのディンプル30が、ゴルフボールの内側方向に向かって凸状に湾曲した形状をなしている。
図8に示す例では、それぞれのディンプル30の底面が、ディンプル30の中央部分のみで、ゴルフボールの外側方向に向かって凸状に突出した形状をなしている。この場合、ディンプル30本来の空力性能を損なうことなく、後述する加圧面積を有するようにすることができる。なお、図8(b)に示すように、ディンプル30の中央部分においてボール1の外側へ凸状に突出した部分は、更にその中央の領域で、平坦な形状とすることもできる。この場合、図8(b)に示すように、この平坦な領域の外縁部分は、角部分が面取り(R付け)された構成とすることにより、ボール打撃時のフェース面21との接触面積を効果的に増加することができ、ひいては、ドライバーショットにおけるスピン量の低減が可能となる。
ここで、本実施形態のボール1は、
(PS7/VS/μ)・100≧5.70(mm-1) ・・・(7)
の式を満足することが好適である。
式(7)において、「PS7」は、ゴルフボールに700kgf(約6864N)の荷重をかけたときに、平面に接するゴルフボールの面積(「加圧面積」という。)(mm2)である。式(7)において、「VS」は、ゴルフボール表面にディンプル30が全くないと仮定した場合の、ゴルフボールの直径に沿った断面の円の面積(「仮想平面積」という)(mm2)である。式(7)において、「μ」は、上述したボール1のたわみ硬度(mm)である。
なお、式(7)における「PS7/VS/μ」とは、「PS7/(VS・μ)」と同義である。すなわち、式(7)におけるμは、分母の変数である。
一般的なゴルファーのドライバーショットにおける荷重でのゴルフボールの加圧面積PS7が、上記の式(7)を満たすような構成とすることにより、ボール1とゴルフクラブのフェース面21との接触面積が増加すると共に、ボール1とフェース面21との摩擦力が向上し、その結果、ドライバーショットでのバックスピン量が低減して飛距離を向上させることできる。
なお、同様の観点から、本実施形態のボール1は、
(PS7/VS/μ)・100≧6.70(mm-1) ・・・(8)
の式を満足すると、さらに好適である。
また、本実施形態のボール1は、
(PS2/VS/μ)・100≧1.70(mm-1) ・・・(9)
の式を満足することが好適である。
式(9)において、「PS2」は、ゴルフボールに200kgf(約1961N)の荷重をかけたときに、平面に接するゴルフボールの面積(「加圧面積」という。)(mm2)である。VS、μについては、式(7)、(8)と同様である。
なお、式(9)における「PS2/VS/μ」とは、「PS2/(VS・μ)」と同義である。すなわち、式(9)におけるμは、分母の変数である。
一般的なゴルファーのアプローチショットにおける荷重でのゴルフボールの加圧面積PS2が、上記の式(9)を満たすような構成とすることにより、ボール1とゴルフクラブのフェース面21との接触面積が増加すると共に、ボール1とフェース面21との摩擦力が向上し、アプローチショットでのバックスピン量が増加して、ボール1を落下地点付近でより直ぐに止めることができる。
また、上記式(9)を満たすことにより、ドライバーショットにおいて、フェース面21からボール1に作用する力の力積の総和(Fback+Ftop)がより小さくなるとともに、フェース面2とボール1との接触時間が長くなり、トップスピンを生じさせる向きに生じる力の総量(力積)Ftopが増えるため、スピン量をより低減できる。
なお、同様の観点から、本実施形態のボール1は、
(PS2/VS/μ)・100≧1.90(mm-1) ・・・(10)
の式を満足すると、さらに好適である。
表1〜2において、実施例1〜10及び比較例1〜14のボールは、図7に示すディンプル30の形状を使用し、実施例11〜13のボールは、図8に示すディンプル30の形状を使用した。
実施例1〜10及び比較例1〜14のボールにおいて、直径の異なる6種類のディンプル30のうち、代表的である直径が4.4mmのディンプル30は、図7(b)に示すように、最深点の深さLが0.150mmであった。
実施例11〜13のボールにおいて、直径の異なる6種類のディンプル30のうち、代表的である直径が4.4mmのディンプル30は、図8(b)に示すように、中心地点Cの深さHが0.097mm、最深点の深さDが0.131mm、外周縁Eから中心地点Cまでのボール1の外周面の仮想延長面(図8(b)の二点鎖線)に沿った距離L1を100としたときの、外周縁Eから隣接する最深点の位置までのボール1の外周面の仮想延長面に沿った距離L2が39、曲率半径Rは0.5mm、エッジ角A2が10.5°であった。
表1〜2において、各ボールの加圧面積PS7、PS2は、次の方法で測定した。まず、平面上に感圧紙(富士フィルム社製の圧力測定フィルム、プレスケール中圧用)を敷き、各実施例及び比較例のゴルフボールを設置した。そして、インストロン・コーポレーション製4204型を用いて、これらゴルフボールに700kgf(約6864N)、200kgf(約1961N)の各荷重をかけ、ゴルフボールとの接触によって感圧紙が発色した部分の面積の総和を、プレスケール圧力画像解析システムFPD−9270(富士フィルム社製)を用いて、測定した。表1〜2の加圧面積PS7、PS2は、ゴルフボールの任意の一位置における測定の結果である。
図9(a)は、ゴルフボールに700kgf(約6864N)の荷重をかけた際、実際に発色した感圧紙の一例を示し、図9(b)は、図9(a)と同じゴルフボールに200kgf(約1961N)の荷重をかけた時に実際に発色した感圧紙の一例を示す。図中、丸い部分がディンプル30を示し、塗りつぶされた箇所が発色した部分を示す。
〔トップコート〕
つぎに、本実施形態のボール1のカバー15を覆うトップコート16について、さらに詳細に説明する。本実施形態のボール1において、カバー15の外表面に塗料を塗装してトップコート16(塗膜層)を形成する方法としては、例えばエアガン塗装法や静電塗装法等、任意の方法を用いることができる。
トップコート16の厚さについては、特に制限はないが、通常、8〜22μm、好ましくは10〜20μmである。
トップコート16は、後述する「弾性仕事回復率」が30〜98%となることが好適であり、より好ましくは70〜90%である。トップコート16の弾性仕事回復率が上記の範囲内であると、ゴルフボール表面に形成される塗膜が一定の硬度及び弾性を維持しながら自己修復回復機能が高くなりボールの優れた耐久性及び耐擦過傷性に寄与し得るものである。また、このトップコート16の弾性仕事回復率が上記範囲を逸脱すると、十分なアプローチスピンが得られないおそれがある。
トップコート16の弾性仕事回復率は、押し込み荷重をマイクロニュートン(μN)オーダーで制御し、押し込み時の圧子深さをナノメートル(nm)の精度で追跡する超微小硬さ試験方法であり、塗膜の物性を評価する、ナノインデンテーション法の、一つのパラメータである。従来の方法では最大荷重に対応した変形痕(塑性変形痕)の大きさしか測定できなかったが、ナノインデンテーション法では自動的・連続的に測定することにより、押し込み荷重と押し込み深さとの関係を得ることができる。そのため、従来のような変形痕を光学顕微鏡で目視測定するときのような個人差がなく、確実且つ精度高く塗膜の物性を評価することができると考えられる。このため、ゴルフボール表面の塗膜がドライバーや各種のクラブの打撃により大きな影響を受け、当該塗膜がゴルフボールの各種の物性に及ぼす影響は小さくないことから、ゴルフボール用塗膜を超微小硬さ試験方法で測定し、従来よりも高精度に行うことは、非常に有効な評価方法となる。
表1〜2に示す各実施例、比較例のボールでは、ディンプル30が多数形成されたカバー15(最外層)の外表面に、エアースプレーガンにより塗料を塗装し、厚み15μmのトップコート16を形成した。表1〜2において、トップコート16の「配合」の欄に記載されたアルファベットI、Jは、それぞれ、その配合が、以下の表5の配合I、Jであることを指している。
ここで、表5中のアクリル系ポリオール(1)、(2)の合成例を記載する。なお、以下の説明において、「部」は「質量部」を意味する。
[アクリル系ポリオールの合成例1]
攪拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入管、および滴下装置を備えた反応器に、酢酸ブチルを1000部仕込み、撹拌しながら100℃まで昇温した。そこに、ポリエステル含有アクリルモノマー(ダイセル化学工業株式会社製、プラクセルFM−3)220部、メチルメタクリレート610部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート170部、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル30部からなる混合物を、4時間かけて滴下した。滴下終了後、同温度で6時間反応させた。反応終了後、酢酸ブチル180部,ポリカプロラクトンジオール(ダイセル化学工業株式会社製、プラクセルL205AL)150部を仕込み、混合して固形分50%、粘度100mPa・s(25℃)、重量平均分子量10,000、水酸基価113mgKOH/g(固形分)の、透明なアクリル系ポリオール樹脂溶液(表5のポリオール(1))を得た。
[アクリル系ポリオールの合成例2]
攪拌装置、温度計、冷却管、窒素ガス導入管、および滴下装置を備えた反応器に、酢酸ブチルを1000部仕込み、撹拌しながら100℃まで昇温した。そこに、ポリエステル含有アクリルモノマー(ダイセル化学工業株式会社製、プラクセルFM−3)620部、メチルメタクリレート317部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート63部、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル12部からなる混合物を、4時間かけて滴下した。滴下終了後、同温度で6時間反応させた。反応終了後、酢酸ブチル532部,ポリカプロラクトンジオール(ダイセル化学工業株式会社製、プラクセルL205AL)520部を仕込み、混合して固形分50%、粘度600mPa・s(25℃)、重量平均分子量70,000、水酸基価142mgKOH/g(固形分)の、透明なアクリル系ポリオール樹脂溶液(表5のポリオール(2))を得た。
表1〜2において、各実施例、比較例のボール1のトップコート16の弾性仕事回復率は、つぎのように測定した。まず、トップコート16に使用する塗料から、厚み100μmの塗膜シートを作成した。そして、エリオニクス社の超微小硬度計「ENT−2100」の測定装置を用いて、次の条件で弾性仕事回復率を測定した。
・圧子:バーコビッチ圧子(材質:ダイヤモンド、角度α:65.03°)
・荷重F:0.2mN
・荷重時間:10秒
・保持時間:1秒
・除荷時間:1秒
なお、塗膜の戻り変形による押し込み仕事量Welast(Nm)と機械的な押し込み仕事量Wtotal(Nm)とに基づいて、下記式によって弾性仕事回復率が算出される。
弾性仕事回復率=(Welast/Wtotal)・100(%) ・・・(11)
1:ゴルフボール、 2:ゴルフクラブのヘッド、 11:内コア部、 12:中コア部、 13:外コア部、 14:中間層、 15:カバー、 16:トップコート、 21:フェース面、 30:ディンプル

Claims (6)

  1. カバーを備えたゴルフボールであって、
    前記ゴルフボールの慣性モーメントをIb(g・cm2)とし、
    前記ゴルフボールに対して初期荷重10kgfを負荷した状態から終荷重130kgfを負荷したときまでの、荷重方向での前記ゴルフボールの変形量(mm)である、たわみ硬度を、μ(mm)とし、
    前記カバーのショアD硬度をDとしたとき、
    の式で表されるスピン変化量予測指標ΔS’が、2.0以上であることを特徴とするゴルフボール。
  2. 前記カバーがウレタン製である、請求項1に記載のゴルフボール。
  3. 前記スピン変化量予測指標ΔS’が2.5以上である、請求項1又は2に記載のゴルフボール。
  4. 前記スピン変化量予測指標ΔS’が3.0以上である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のゴルフボール。
  5. 前記カバーが、トップコートにより覆われており、
    前記トップコートの弾性仕事回復率が30〜98%である、請求項1〜4のいずれか一項に記載のゴルフボール。
  6. 前記カバーの外表面は複数のディンプルを備えており、
    前記ゴルフボールに700kgfの荷重をかけたときに、平面に接する該ゴルフボールの面積を、PS7とし、
    前記ゴルフボール表面にディンプルが全くないと仮定した場合の、前記ゴルフボールの直径に沿った断面の円の面積を、VSとしたとき、
    (PS7/VS/μ)・100≧6.70(mm-1
    の式を満たす、請求項1〜5のいずれか一項に記載のゴルフボール。
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