JP2017108196A - 端末装置、基地局装置、処理装置および処理方法 - Google Patents

端末装置、基地局装置、処理装置および処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】アランライセンスバンドの使用に際し、より効率的な制御であって安定的にアンライセンスバンドを使用した通信を確立又は確保及び継続させること【解決手段】本発明の基地局装置は、専用的に使用できる周波数帯域に適用される通信方式を、専用的に使用できない周波数帯域に適用して、前記専用的に使用できる周波数帯域と共に前記専用的に使用できない周波数帯域を使用して端末装置と通信が可能な基地局装置であって、前記専用的に使用できない周波数帯域が前記通信方式を適用した前記端末装置との通信に使用されていない状態で、前記専用的に使用できない周波数帯域を、前記通信方式を適用した前記端末装置との通信に使用する為の制御に必要な制御情報を、前記端末装置に通知することによって、前記専用的に使用できない周波数数帯域に前記通信方式を適用して前記基地局装置との通信を前記端末装置に指示する。【選択図】図6

Description

本発明は、端末装置、基地局装置、処理装置および処理方法に関する。
セルラー移動通信の無線アクセス方式および無線ネットワークの進化(以下、「Long Term Evolution (LTE)」、または、「Evolved Universal Terrestrial Radio Access (EUTRA)」と称する。)が、第三世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project:3GPP)において検討されている。LTEでは、基地局装置(evolved Node B、 eNBとも称される)から端末装置(移動局装置、User Equipment、UEとも称される)への無線通信(下りリンク)の通信方式として、マルチキャリア送信である直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:OFDM)方式が用いられる。また、端末装置から基地局装置への無線通信(上りリンク)の通信方式として、シングルキャリア送信であるSC−FDMA(Single−Carrier Frequency Division Multiple Access)方式が用いられる。
さらに3GPPでは、LTEより広帯域な周波数帯域を利用して、さらに高速なデータの通信を実現する無線アクセス方式および無線ネットワーク(以下、「Long Term Evolution−Advanced (LTE−A)」、または、「Advanced Evolved Universal Terrestrial Radio Access (A−EUTRA)」と称する。)が検討されている。LTE−Aでは、LTEとの後方互換性(backward compatibility)を持つこと、つまり、LTE−Aの基地局装置が、LTE−AおよびLTE両方の端末装置と同時に無線通信を行うこと、およびLTE−Aの端末装置が、LTE−AおよびLTE両方の基地局装置と無線通信を行えるようにすることが求められており、LTE−AはLTEと同一のチャネル構造を用いることが検討されている。
LTE−Aでは、LTEと同一のチャネル構造の周波数帯域(以下、「コンポーネントキャリア(Component Carrier;CC)」と称する。)を集約して、1つの周波数帯域(広帯域な周波数帯域)として使用する技術(周波数帯域集約方式;Spectrum aggregation、Carrier aggregation、Frequency aggregation等とも称される。)が検討されている。具体的には、FDD(Frequency Division Duplex)の周波数帯域集約方式を用いた通信では、下りリンクコンポーネントキャリア毎に、下りリンクのチャネルが送信され、上りリンクコンポーネントキャリア毎に上りリンクのチャネルが送信される。つまり、周波数帯域集約方式は、上りリンクと下りリンクにおいて、基地局装置と複数の端末装置が複数のチャネルを、複数のコンポーネントキャリアを用いて、複数のデータや複数の制御情報を同時に送受信する技術である。
周波数帯域集約方式を用いた通信では、基地局装置が、端末装置への通信に用いる下りリンクコンポーネントキャリア(DLCC)と上りリンクコンポーネントキャリア(ULCC)をRRCシグナル(Radio Resource Control signal)などを用いて設定し、この設定したDLCCの中から下りリンクの通信に用いる下りリンクコンポーネントキャリアを示すアクティベーションコマンド(activation command)を、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)またはMAC(Medium Access Control)CE(Control Element)などを用いて通知することが提案されている。(非特許文献1)
"Open issues on component carrier activation and deactivation", 3GPP TSG RAN WG2 Meeting #69, R2−101082, February 22−26, 2010.
しかしながら、昨今の送信データの大容量化や加入者数の増加による通信リソースの不足が顕著となりつつある。例えば、ユーザが送受信するデータとして、画像データや動画データが増加するだけでなく、画質自体も高画質化が進み、送受信すべきデータ量は格段に増加しており、一人のユーザが使用する通信リソースは大きくならざるを得ない。一方で、LTEやLTE−Aの加入者数に注目すれば、W−CDMAやGSM(登録商標)からLTEやLTE−Aへ変更するユーザが近年極端に増加している。上記のように通信データの大容量化やユーザ数の増加に伴う通信リソースの不足は深刻である。そこで近年注目されているのがアンライセンスバンドの使用である。
通信事業者(オペレーターやキャリアと称される場合もある)は、正規に許可された周波数帯域を専用的に使用して商業用通信を加入者に提供している。例えば基地局は、当該専用的に使用できる周波数帯域の一部を通信リソースとして各加入者(端末)に割り当てる。複数の端末が存在する場合は、異なる当該周波数帯域の一部ずつを複数の端末に通信リソースとして割り当てて、複数の端末に対して同時に通信を提供できる。端末は、割り当てられた通信リソースを使用して基地局を介して他の端末と通信する。当該専用的に使用することが許可されている周波数帯域を、専用的に使用できる周波数帯域又は単に専用通信帯域、あるいはライセンスバンドと称することもある。換言すれば、許可されている通信事業者が複数の端末に通信を提供する為に専用できる周波数帯域を単に専用的に使用できる周波数帯域、又は専用周波数帯域あるいはライセンスバンド(licensed band)とする。本明細書においては以後ライセンスバンドとする。これに対して、専用的に使用することを許可されておらず、専用的に使用できないが一時的に使用できる周波数帯域を、専用的に使用できない周波数帯域、または単に非専用周波数帯域又はアンライセンスバンドと称することもある。本明細書では以後アンライセンスバンド(unlicensed band)とする。例えばアンライセンスバンドとしては無線LAN等に使用される周波数帯域が該当し、通常は例えばIEEE802.11n仕様に従ってパーソナルコンピュータとプリンタの接続等に使用される。なお無線LANの規格には、IEEE802.11a、b、g、ac等、他の規格も当然含まれる。
しかしながら、当該アンライセスンバンドは本来専用的に使用できない周波数帯域であるので種々の制限がある。そればかりか、通常の端末はアンライセンスバンドを基地局との通信に使用することは通常想定しておらず、具体的なアンライセスンバンドの使用又は制御手段あるいは両方をもたず、実際は通信に使用することができない。同様に基地局も端末との通信に使用すること困難である。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、アランライセンスバンドの使用に際し、より効率的な制御であって安定的にアンライセンスバンドを使用した通信を確立又は確保及び継続させることが可能な制御を提案するものである。
(1)上記の目的を達成するため、本発明は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明の基地局装置は、専用的に使用できる周波数帯域に適用される通信方式を、専用的に使用できない周波数帯域に適用して、前記専用的に使用できる周波数帯域と共に前記専用的に使用できない周波数帯域を使用して端末装置と通信が可能な基地局装置であって、前記基地局装置は、前記専用的に使用できない周波数帯域が前記通信方式を適用した前記端末装置との通信に使用されていない状態で、前記専用的に使用できない周波数帯域を、前記通信方式を適用した前記端末装置との通信に使用する為の制御に必要な制御情報を、前記端末装置に通知することによって、前記専用的に使用できない周波数数帯域に前記通信方式を適用して前記基地局装置との通信を前記端末装置に指示すること特徴としている。
(2)さらに前記制御情報は前記アクティベートの指示を含むことを特徴としている。
(3)前記制御情報を、前記専用的に使用できない周波数帯域を使用して前記端末装置に通知するに際し、前記専用的に使用できる周波数帯域に使用される機能であって前記専用的に使用できない周波数帯域に使用されない機能に対して使用される識別子を使用して、前記端末装置に通知することを特徴としている。
(4)前記専用的に使用できる周波数帯域に使用される機能であって前記専用的に使用できない周波数帯域に使用されない機能は準静的スケジューリングであることを特徴としている。
(5)前記識別子はSPS C−RNTIであることを特徴としている。
(6)専用的に使用できる周波数帯域に適用される通信方式を、専用的に使用できない周波数帯域に適用して、前記専用的に使用できる周波数帯域と共に前記専用的に使用できない周波数帯域を使用して端末装置と通信が可能な基地局装置における処理方法であって、前記基地局装置は、前記専用的に使用できない周波数帯域が前記通信方式を適用した前記端末装置との通信に使用されていない状態で、前記専用的に使用できない周波数帯域を、前記通信方式を適用した前記端末装置との通信に使用する為の制御に必要な制御情報を、前記端末装置に通知することによって、前記専用的に使用できない周波数数帯域に前記通信方式を適用して前記基地局装置との通信を前記端末装置に指示すること特徴としている。
(7)専用的に使用できる周波数帯域に適用される通信方式を、専用的に使用できない周波数帯域に適用して、前記専用的に使用できる周波数帯域と共に前記専用的に使用できない周波数帯域を使用して基地局装置と通信が可能な端末装置であって、前記端末装置は、前記専用的に使用できない周波数帯域が前記通信方式を適用した前記端末装置との通信に使用されていない状態で、前記専用的に使用できない周波数帯域を、前記通信方式を適用した前記基地局装置との通信に使用する為の制御に必要な制御情報を、前記基地局装置から受信することによって、前記専用的に使用できない周波数数帯域に前記通信方式を適用した前記基地局装置との通信の指示を前記基地局装置から取得すること特徴としている。
(8)専用的に使用できる周波数帯域に適用される通信方式を、専用的に使用できない周波数帯域に適用して、前記専用的に使用できる周波数帯域と共に前記専用的に使用できない周波数帯域を使用して基地局装置と通信が可能な端末装置の処理方法であって、前記端末装置は、前記専用的に使用できない周波数帯域が前記通信方式を適用した前記端末装置との通信に使用されていない状態で、前記専用的に使用できない周波数帯域を、前記通信方式を適用した前記基地局装置との通信に使用する為の制御に必要な制御情報を、前記基地局装置から受信することによって、前記専用的に使用できない周波数数帯域に前記通信方式を適用した前記基地局装置との通信の指示を前記基地局装置から取得すること特徴としている。
(9)専用的に使用できる周波数帯域に適用される通信方式を、専用的に使用できない周波数帯域に適用して、前記専用的に使用できる周波数帯域と共に前記専用的に使用できない周波数帯域を使用して端末装置と通信が可能な基地局装置に実装される処理装置であって、前記専用的に使用できない周波数帯域が前記通信方式を適用した前記端末装置との通信に使用されていない状態で、前記専用的に使用できない周波数帯域を、前記通信方式を適用した前記端末装置との通信に使用する為の制御に必要な制御情報を、前記端末装置に通知することによって、前記専用的に使用できない周波数数帯域に前記通信方式を適用して前記基地局装置との通信を前記端末装置に指示させること特徴としている。
(10)専用的に使用できる周波数帯域に適用される通信方式を、専用的に使用できない周波数帯域に適用して、前記専用的に使用できる周波数帯域と共に前記専用的に使用できない周波数帯域を使用して基地局装置と通信が可能な端末装置に実装される処理装置であって、前記専用的に使用できない周波数帯域が前記通信方式を適用した前記端末装置との通信に使用されていない状態で、前記専用的に使用できない周波数帯域を、前記通信方式を適用した前記基地局装置との通信に使用する為の制御に必要な制御情報を、前記基地局装置から受信することによって、前記専用的に使用できない周波数数帯域に前記通信方式を適用した前記基地局装置との通信の指示を前記基地局装置から取得させること特徴としている。
その目的は、アランライセンスバンドの使用に際し、より効率的な制御であって安定的にアンライセンスバンドを使用した通信を確立又は確保及び継続させることが可能な制御を提案するものである。
アランライセンスバンドの使用に際し、より効率的な、またはより柔軟な制御であって安定的にアンライセンスバンドを使用した通信を確立又は確保及び継続させて、より高速な通信を実現することができる。
本発明に係る無線通信システムの概念図である。 本発明の基地局装置3の構成を示す概略ブロック図である。 本発明の移動局装置1の構成を示す概略ブロック図である。 本発明のアンライセンスバンドのセルとして使用する周波数帯域の組み合わせを示す図である。 本発明のアンライセンスバンドのセルとして使用する周波数帯域の組み合わせを示す図である。 本発明のアンライセンスバンドの制御情報の通知及び制御を示す図である。 本発明のアンライセンスバンドの制御情報の通知及び制御を示す図である。 本発明のアンライセンスバンドの制御情報の通知及び制御を示す図である。 本発明のアンライセンスバンドの制御情報の通知及び制御を示す図である。 本発明のアンライセンスバンドの制御情報の通知及び制御を示す図である。 本発明のアンライセンスバンドの制御情報の通知及び制御を示す図である。 本発明のアンライセンスバンドの制御情報の通知及び制御を示す図である。 本発明のアンライセンスバンドの制御を示す図である。 本発明のアンライセンスバンドの制御を示す図である。 本発明のアンライセンスバンドの制御を示す図である。 本発明のアンライセンスバンドの制御を示す図である。 本発明のアンライセンスバンドの制御を示す図である。 本発明のアンライセンスバンドの制御情報の通知及び制御を示す図である。 本発明のアンライセンスバンドの制御情報の通知及び制御を示す図である。 本発明のアンライセンスバンドの制御情報の通知及び制御を示す図である。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の第1の実施形態について説明する。本実施例においてはアンライセンスバンドの設定方法及び制御方法について説明する。以後、アンライセンスバンドにライセンスバンドのセルに適用される通信方式、例えばLTE−Aを適用して基地局装置と端末装置の間の通信に使用する使用することを、アンライセンスバンドのセルとして使用すると言う。例えばアンライセンスバンドの周波数帯域にライセンスバンドのセルに適用した通信方式と同じ通信方式(例えばLTE−A)を適用して基地局との通信に使用することを、アンライセンスバンドのセルとして周波数帯域を使用すると言う。続いて、基地局や端末、或いはアクセスポイント等についても説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る無線通信システムの概念図である。図1において、無線通信システムは、端末装置1、および基地局装置3を具備する。
尚、本実施例において端末装置1は携帯電話であるとして説明を行うが、他に機器における通信回路部分であってもよい。例えば、パーソナルコンピュータに接続、あるいは内蔵されて基地局装置3と通信する通信機器であってもよい。自動車やカーナビゲーションに接続、あるいは内蔵されて基地局装置3と通信する通信機器であってもよい。さらには、冷蔵庫やエアコンに接続、あるいは内蔵されて基地局装置3と通信する通信機器であってもよい。図1では説明を簡単にする為に端末装置として端末装置1だけを描いているが、複数の端末装置を含むこと、即ち少なくとも一つの端末装置を含むことができる。同様に基地局装置3についても基地局装置3だけでなく複数の基地局装置を含む、即ち少なくも一つの基地局装置を含む。図1では代表的に一つの基地局装置3のみを記載している。また基地局装置3は広いエリアに対して通信サービスを提供できるマクロセルを管轄する基地局であってもよく、あるいはごく狭いエリアにしか通信を提供できないスモールセルの基地局であってもよく、さらには特定のユーザに通信サービスを提供するように設計されたCSG(Closed Subscriber Group)セル基地局であってもよい。換言すれば、例えば構内基地局であってもよく、ホーム基地局であってもよい。
図1では基地局装置3は端末装置1と、ライセンスバンドを使用して通信を行っている。ライセンスバンドのセルとしてはサービングセル5又はサービングセル7、或いはサービングセル5とサービングセル7を使用して通信をしている。ここでは、サービングセルのように実際に基地局装置3との通信に使用しているサービングセルを単にセルして記載する。即ちサービングセル5はセル5と、サービングセル7は単にセル7と記載する。セル7はプライマリセル(後述)として使用され、セル5はセカンダリセル(後述)として使用される。ここでセル5とセル7は異なる周波数帯域であってもよい。セルは基地局装置3が端末装置1あるいは他の端末装置との通信に際して、使用する周波数帯域又は当該周波数帯域を使用した端末装置1との通信を基地局装置3が管理する際に使用される一つの単位である。
各セルはそれぞれ上りリンクの通信に使用される周波数帯域と下りリンクの通信に使用される周波数帯域で構成されてもよいし、或いは下りリンクの通信に使用される周波数帯域のみで構成されていてもよい。これらの周波数帯域を、つまり、セルを構成する周波数帯域(あるいはセルに使用される周波数帯域)をコンポーネントキャリアと呼び、特に上りリンクの通信に使用される周波数帯域を上りリンクコンポーネントキャリア(以後ULCC)とし、下りリンクの通信に使用される周波数帯域を下りリンクコンポーネントキャリア(以後DLCC)とする。例えばプライマリセルであるセル7はULCC7とDLCC7で構成され、セカンダリセルであるセル5はULCC5とDLCC5を有する。
基地局装置3は、設定された上記セル5及びセル7のうち、一つのセルをプライマリセルとして設定する。プライマリセルとは、端末装置1が基地局装置3と無線接続が確立されていない状態から、無線接続を確立する為の初期アクセスに使用されるセルである。本実施例においてはセル7をプライマリセルとして設定したとする。一方、プライマリセルではないセルをセカンダリセルと称する。図1ではセカンダリセルはセル5である。
尚、図1では使用するセルは二つであってプライマリセルとセカンダリセルが一つずつ使用されている。但し使用するセルの個数は3セル以上であってもよいが、上記の通りプライマリセルは一つだけであるので、セカンダリセルが二つ以上構成されることとなってもよい。又はセル7のみを使用し、即ちプライマリセルのみを使用し、セカンダリセルを使用しない構成でもよい。換言すると、一つのプライマリセルのみが使用されるし、一つのプライマリセルと少なくとも一つのセカンダリセルを使用されてもよい。即ち使用する周波数帯域として、一つ以上のライセンスバンドの周波数帯域を使用して基地局装置3と端末装置1が通信できる構成であればよい。図1では上記の通り、一つのプライマリセルと一つのセカンダリセルを使用する構成として説明する。
尚、本明細書におけるセルは、特にセカンダリセルは前述のようにULCCを持たず、DLCCのみから構成されることも可能である。例えばセル5の代わりに或いはセル5と共に不図示のセル9を使用し、当該セル9としてULCCを持たずDLCC9のみにより構成されてもよい。即ち、セカンダリセルは少なくともDLCCを含んでいればよい。図中においては上記のようにセル7とセル5を使用した場合、即ちプライマリセルとセカンダリセルは両方ともULCCとDLCCを含む例に挙げて本発明を説明している。
図1では端末装置1の近傍に無線LANのアクセスポイント11が存在する。アクセスポイント11は例えばIEEE802.11nに従ってCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)通信により他の機器、例えば不図示のパーソナルコンピュータやプリンタと通信可能であり、無線ルータとして機能し、端末装置1とも通信が可能である。
アクセスポイント11は有線接続により、例えば光ファイバによりインターネットに接続されている。なお有線接続に限定されず、モバイルWiMAX(IEEE802.16e)等の無線接続によりインターネットに接続していてもよい。さらにアクセスポイント11は例えば端末装置1との通信において周波数帯域15と17を選択的にあるいは両方を使用して通信可能である。アクセスポイント11は不図示の周波数帯域16も使用可能である。ここで周波数帯域15と16と17がアンライセンスバンドに属する周波数帯域に該当する。
尚、図1では、アクセスポイント11はアンライセンスバンド周波数帯域15と周波数帯域16と周波数帯域17の三つを使用する構成であるとする。アクセスポイント11は一つの周波数帯域のみを使用して端末装置1や他のパーソナルコンピュータ等の機器と通信できる構成でも良いし、二つあるいは四つ以上の周波数帯域を選択的にあるいは一緒に使用して通信するような構成でもよい。
さらにアクセスポイントとしては使用可能なアンライセンスバンドの一部をそれぞれ使用して複数の機器と通信するような構成でもよく、例えば図1においてアクセスポイント11は周波数帯域15と周波数帯域17を使用して端末装置1と、周波数帯域16を使用して例えばパーソナルコンピュータと通信するような構成でもよい。さらに端末装置1は当該パーソナルコンピュータや或いは無線インターフェースを有するプリンタと直接周波数帯域15他によって802.11n仕様に従って無線通信が可能である。さらに、端末装置1はアクセスポイント11を介さず、直接他の機器、例えばパーソナルコンピュータやプリンタと当該アンライセンスバンドの周波数帯域、例えば周波数帯域15と16と17を使用して通信をしてもよい。
図2は基地局装置3の構成を示すブロック図である。図2は基地局装置3との通信に必要な代表的な回路部分、あるいは本発明に直接関係する回路部分であって本願発明の説明に必要な回路部分のみを抽出している。本願発明に直接影響しないような、例えば電源回路や電源スイッチ、操作部、表示部やパイロットランプ等は省略している。
さらに回路部としては一つのみを記載しているが複数の回路部を併用するような構成でもよい。例えばアンテナを複数使用するような構成でもよく図2は説明を簡略にする為に一つのみを記載しているにすぎない。
図示するように、基地局装置3は、上位層処理回路部301、制御回路部303、受信回路部305、送信回路部307、および、送受信アンテナ309、を含んで構成される。また、上位層処理回路部301は、無線リソース制御回路部3011を含んで構成される。また、受信回路部305は、復号化回路部3051、復調回路部3053、多重分離回路部3055、無線受信回路部3057を含んで構成される。また、送信回路部307は、符号化回路部3071、変調回路部3073、多重回路部3075、無線送信回路部3077を含んで構成される。
上位層処理回路部301は、媒体アクセス制御(MAC;Medium Access Control)層、パケットデータ統合プロトコル(Packet Data Convergence Protocol:PDCP)層、無線リンク制御(Radio Link Control:RLC)層、無線リソース制御(Radio Resource Control:RRC)層の処理を行う。また、上位層処理回路部301は、受信回路部305、および送信回路部307の制御を行うために情報を生成し、制御回路部303に出力する。上位層処理回路部301が備える無線リソース制御回路部3011は、下りリンクのPDSCH(Physical Downlink Control Channel)に配置される下りリンクデータ(トランスポートブロック)、RRCシグナル、MAC CEを生成し、又は上位ノード、例えばRNC(Radio Network Controller、不図示)から取得し、送信回路部307に出力する。また、無線リソース制御回路部3011は、端末装置1の各種設定情報の管理をする。例えば、無線リソース制御回路部3011は、端末装置1にC−RNTI(Cell−specific Radio Network Temporary Identifier)を割り当てるなど識別子(RNTI)の管理を行なう。
無線リソース制御回路部3011は、端末装置1に設定されるセルの管理を行なう。無線リソース制御回路部3011は、端末装置1それぞれに、通信に用いるDLCCとULCC(或いはDLCCのみ)を設定し、RRCシグナルでこの設定に必要な制御情報(以後制御情報)を通知するよう、制御回路部303を介して、送信回路部307を制御すると同時に送信回路部307に制御情報を出力する。
無線リソース制御回路部3011は、端末装置1との通信に使用されるように設定されたセル(DLCCとULCC或いはDLCCのみ)、および通信に使用しないように設定されたセル(ULCCやDLCC、或いはDLCCのみ)の管理を行なう。さらに、無線リソース制御回路部3011は、セル単位であるいはDLCCやULCC単位でコンポーネントキャリアのリリソースを制御することもできる。これらの制御は、端末装置1に対して、例えばRRCシグナリングを使用して端末装置1に通知することもできる。
無線リソース制御回路部3011は、周波数帯域の一部を端末装置1に通信リソースとして割り当て、当該割り当てた通信リソースを使用して端末装置1と通信する。割り当てられた通信リソースは、基地局がDLCCを使用して端末装置1に通知される。本実施形態において通信リソースは大別して2種類がある。一つ目はライセンスバンドの周波数帯域を使用する場合であり、二つ目はアンライセンスバンドを使用する場合である。特にライセンスバンドの一部から割り当てられた通信リソースを第1の通信リソースと呼び、アンライセンスバンドの一部もしくは総てを割り当てた通信リソースを第2の通信リソースと呼ぶ。換言すれば、無線リソース制御回路部3011は端末装置1に対して、ライセンスバンドの一部を第1の通信リソースとして割り当て、アンライセンスバンドの一部を第2の通信リソースとして割り当て、端末装置1との通信に使用するように制御する。ここで、通信リソースとして第1の通信リソース又は第2の通信リソース或いは両者を使用して基地局装置3は端末装置1と通信できる。
尚、上記のように無線リソース制御管理部3011はセルを通信に使用するように設定すること及び通信に使用しないように設定する制御ができる。これらの制御では、セルの制御としてセル(DLCCやULCCの少なくとも一方又は両方)を使用の状態とするあるいは不使用の状態とすることができる。
ここで使用の状態とは、スケジューリングよって使用する周波数帯域の一部を通信リソースとして確保又は割り当てて端末装置1との通信を実行できる状態であって端末装置1との通信に使用できる状態であるアクティベート状態又はアクティベートされた状態と称し、アクティベートされた状態とすることをアクティベートすると称する。
一方、不使用の状態とは、スケジューリングよってセルの一部あるいは周波数帯域の一部を通信リソースとして確保又は割り当てを行うことができない状態であって端末装置1との通信に使用しない状態でありデアクティベート状態、あるいはデアクティベートされた状態と称し、デアクティベートされた状態とすることをデアクティベートすると称する。
よって、アクティベートされた状態はデアクティベート可能な状態であり、デアクティベートされた状態はアクティベート可能な状態と言ってもよい。
或いは不使用の状態はセルとして使用しないリリースされた状態としてもよい。以後特に記載が無い場合はアンライセンスバンドのセルとしてアンライセンスバンドの周波数帯域を使用すること或いは使用可能な状態はアクティベートされた状態、使用を開始することをアクティベートすることを意味しているとする。
逆に、特に記載が無い場合はアンライセンスバンドのセルとしてアンライセンスバンドの周波数帯域を使用しないこと、或いは使用を停止したデアクティベートされた状態、使用を停止することをデアクティベートすることを意味しているとする。
即ち、セルはアクティベートしてスケジューリングすれば、通信に使用されている状態とすることできる。セルはデアクティベートされるとアクティベートしないとスケジュールングできず、使用できない状態となる。あるいはデアクティベートされたセルは、アクティベートすることによってスケジューリングが可能な使用状態となって端末装置1との通信に使用できる状態となる。
無線リソース制御回路部3011は、端末装置1に、通信に用いるセルに関する制御情報が配置されるDLCCを設定し、RRCシグナルでこの設定に関する制御情報を端末装置1に通知するよう、制御回路部303を介して、送信回路部307を制御する。無線リソース制御回路部3011は、端末装置1に、PDCCHまたはMAC CEで制御情報を通知するよう、制御回路部303を介して、送信回路部307を制御する。
制御回路部303は、上位層処理回路部301からの制御情報に基づいて、受信回路部305、および送信回路部307の制御を行う制御信号を生成する。制御回路部303は、生成した制御信号を受信回路部305、および送信回路部307に出力して受信回路部305、および送信回路部307の制御を行う。
受信回路部305は、制御回路部303からの入力に従って、送受信アンテナ309を介して端末装置1から受信した受信信号を分離、復調、復号し、復号した情報を上位層処理回路部301に出力する。無線受信回路部3057は、送受信アンテナ309を介して受信した上りリンクの信号を、直交復調によりベースバンド信号に変換し(ダウンコンバート: down covert)、不要な周波数成分を除去し、信号レベルが適切に維持されるように増幅レベルを制御し、受信された信号の同相成分および直交成分に基づいて、直交復調し、直交復調されたアナログ信号をディジタル信号に変換する。無線受信回路部3057は、変換したディジタル信号からガードインターバル(Guard Interval:GI)に相当する部分を除去する。無線受信回路部3057は、ガードインターバルを除去した信号に対して高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform:FFT)を行い、周波数領域の信号を抽出し多重分離回路部3055に出力する。
多重分離回路部3055は、無線受信回路部3057から入力された信号をPUCCH(Physical Uplink Control Channel)、PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)、上りリンク参照信号などの信号に分離する。尚、この分離は、予め基地局装置3が無線リソース制御回路部3011で決定し、各端末装置1に通知した上りリンクグラントに含まれる又は上りリンクグラントである無線リソースの割り当て情報に基づいて行われる。また、多重分離回路部3055は、チャネル測定回路部(不図示)から入力された伝搬路の推定値から、PUCCHとPUSCHの伝搬路の補償を行なう。また、多重分離回路部3055は、分離した上りリンク参照信号をチャネル測定回路部(不図示)に出力する。
復調回路部3053は、PUSCHを逆離散フーリエ変換(Inverse Discrete Fourier Transform:IDFT)し、変調シンボルを取得し、PUCCHとPUSCHの変調シンボルそれぞれに対して、BPSK(Binary Phase Shift Keying)、QPSK、16QAM、64QAM、256QAM等の予め定められた、または自装置が端末装置1各々に上りリンクグラントで予め通知した変調方式を用いて受信信号の復調を行なう。
復号化回路部3051は、復調したPUCCHとPUSCHの符号化ビットを、予め定められた符号化方式の、予め定められた、又は自装置が端末装置1に上りリンクグラントで予め通知した符号化率で復号を行ない、復号した上りリンクデータと、上りリンク制御情報を上位層処理回路部301へ出力する。
送信回路部307は、制御回路部303からの入力に従って、下りリンク参照信号を生成し、上位層処理回路部301から入力された各種制御情報、例えば下りリンク制御情報、下りリンクデータ、制御情報を符号化し、および変調し、PHICH(Physical HARQ Indicator Channel)、PDCCH、PDSCH、および下りリンク参照信号を多重して、送受信アンテナ309を介して端末装置1に信号を送信する。
符号化回路部3071は、上位層処理回路部301から入力された制御情報、および下りリンクデータを、ブロック符号化、畳み込み符号化、ターボ符号化等の予め定められた符号化方式を用いて符号化を行なう、または無線リソース制御回路部3011が決定した符号化方式を用いて符号化を行う。
変調回路部3073は、符号化回路部3071から入力された符号化ビットをBPSK、QPSK、16QAM、64QAM、256QAM等の予め定められた、または無線リソース制御回路部3011が決定した変調方式で変調する。
多重回路部3075は、変調された各チャネルと生成された下りリンク参照信号を多重する。
無線送信部3077は、多重された変調シンボルなどを逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform:IFFT)して、OFDMシンボルを生成し、生成したOFDMシンボルにCP(Cyclic Prefix)を付加し、ベースバンドのディジタル信号を生成し、ベースバンドのディジタル信号をアナログ信号に変換し、ローパスフィルタにより余分な周波数成分を除去し、搬送波周波数にアップコンバート(up convert)し、電力増幅し、送受信アンテナ部309に出力して送信する。
尚、上記の各回路部は上記のような各機能及び以後に説明する各機能をASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の回路デバイスのように、各機能を専用の回路によって実現するように設定された回路のみで構成されてもよいし、一部を汎用処理回路で構成し、各回路部が実行する処理あるいは機能の一部は当該汎用回路を使用してソフトウェアで実現するようにして専用回路部とソフトウェア処理の両方によって実現するように構成されていてよく、さらには、専用の回路部によらず、汎用処理回路のみを使用してソフトウェアによって実現するように構成してもよい。特に汎用処理回路を使用する場合は上記回路部にそれぞれ専用の汎用回路部を配置してもよいが、全処理を実行する一つの汎用処理部あるいは一部の処理を実行する汎用処理部を複数設けて上記の各処理を実行するようにしてもよい。
図3は、本発明の端末装置1の構成を示す概略ブロック図である。図3は基地局装置3との通信に必要な代表的な回路部分、あるいは本発明に直接関係する回路部分であって本願発明の説明に必要な回路部分のみを抽出している。本願発明に直接影響しないような、例えば電源回路や電源スイッチ、操作部、表示部やパイロットランプ等は省略している。
さらに回路部として一つのみを記載しているが複数の回路部を併用するような構成でもよい。例えばアンテナを複数使用するような構成でもよく図3では説明を簡略にする為に一つのみを記載しているにすぎない。
図示するように、端末装置1は、上位層処理回路部101、制御回路部103、受信回路部105、送信回路部107および、送受信アンテナ109を含んで構成される。また、上位層処理回路部101は、無線リソース制御回路部1011、を含んで構成される。また、受信回路部105は、復号化回路部1051、復調回路部1053、多重分離回路部1055、無線受信回路部1057を含んで構成される。また、送信回路部107は、符号化回路部1071、変調回路部1073、多重回路部1075、無線送信回路部1077を含んで構成される。
上位層処理回路部101は、ユーザの操作等により生成された上りリンクデータやRRCシグナルやMAC CEを、送信回路部107に出力する。また、上位層処理回路部101は、媒体アクセス制御(MAC:Medium Access Control)層、パケットデータ統合プロトコル(Packet Data Convergence Protocol:PDCP)層、無線リンク制御(Radio Link Control:RLC)層、無線リソース制御(Radio Resource Control:RRC)層の処理を行う。また、上位層処理回路部101はPDCCHで受信された下りリンク制御情報などに基づき、受信回路部105、および送信回路部107の制御を行うために情報を生成し、制御回路部103に出力する。上位層処理回路部101が備える無線リソース制御回路部1011は、自装置の各種設定情報の管理を行なう。例えば、無線リソース制御回路部1011は、C−RNTIなどの識別子の管理を行なう。また、無線リソース制御回路部1011は、上りリンクの各チャネルに配置される情報を生成し、送信回路部107に出力する。
無線リソース制御回路部1011は、基地局装置3から通知されたRRCシグナルを使った通知に従ってセルの管理を行なう。さらに、無線リソース制御回路部1011は、セル単位であるいはDLCCやULCC単位でコンポーネントキャリアの制御することもできる。ここでセルの管理は上記で説明した通り、セル又はULCCやDLCC単位で、使用の状態あるいは不使用の状態、より具体的にはアクティベートやデアクティベート又は、接続確立や解放等の制御を含む。
制御回路部103は、上位層処理回路部101からの情報に基づいて、受信回路部105、および送信回路部107の制御を行う制御信号を生成する。制御回路部103は、生成した制御信号を受信回路部105、および送信回路部107に出力して受信回路部105、および送信回路部107の制御を行う。受信回路部105は、制御回路部103から入力された制御信号に従って、送受信アンテナ109を介して基地局装置3から受信した受信信号を、分離、復調、復号し、復号した情報を上位層処理回路部101に出力する。
無線受信回路部1057は、送受信アンテナ109を介して受信した下りリンクの信号を、ベースバンド周波数に変換し(ダウンコンバート:down covert)、不要な周波数成分を除去し、信号レベルが適切に維持されるように増幅レベルを制御し、受信した信号の同相成分および直交成分に基づいて、直交復調し、直交復調されたアナログ信号をディジタル信号に変換する。無線受信回路部1057は、変換したディジタル信号からガードインターバル(Guard Interval:GI)に相当する部分を除去し、ガードインターバルを除去した信号に対して高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform:FFT)を行い、周波数領域の信号を抽出する。
復調回路部1053は、PHICHに対して、BPSK(Binary Phase Shift Keying)変調方式の復調を行ない、復号化回路部1051へ出力する。復号化回路部1051は、自装置宛てのPHICHを復号し、復号したHARQインディケータを上位層処理回路部101に出力する。復調回路部1053は、PDCCHに対して、QPSK変調方式の復調を行ない、復号化回路部1051へ出力する。復号化回路部1051は、PDCCHのブラインドデコーディングを試み、ブラインドデコーディングに成功した場合、復号した下りリンク制御情報と下りリンク制御情報に含まれていたRNTIを上位層処理回路部101に出力する。
復調回路部1053は、PDSCHに対して、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)、64QAM、256QAM等の下りリンクのリソース割り当て(Resource assignment、スケジューリング情報)で通知された変調方式の復調を行ない、復号化回路部1051へ出力する。復号化回路部1051は、下りリンク制御情報で通知された符号化率に関する情報に基づいて復号を行い、復号した下りリンクデータ(トランスポートブロック)を上位層処理回路部101へ出力する。
送信回路部107は、制御回路部103から入力された制御信号に従って、上りリンク参照信号を生成し、上位層処理回路部101から入力された上りリンクデータ(トランスポートブロック)を符号化および変調し、PUCCH、PUSCH、および生成した上りリンク参照信号を多重し、送受信アンテナ109を介して基地局装置3に送信する。符号化回路部1071は、上位層処理回路部101から入力された上りリンク制御情報を畳み込み符号化、ブロック符号化等の符号化を行い、上りリンクデータを上りリンクグラントで通知された符号化率に関する情報に基づいてターボ符号化を行なう。変調回路部1073は、符号化回路部1071から入力された符号化ビットをBPSK、QPSK、16QAM、64QAM等の下りリンク制御情報で通知された変調方式または、チャネル毎に予め定められた変調方式で変調する。
無線送信回路部1077は、多重された信号を逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform:IFFT)して、SC−FDMA方式の変調を行い、SC−FDMA変調されたSC−FDMAシンボルにCPを付加し、ベースバンドのディジタル信号を生成し、ベースバンドのディジタル信号をアナログ信号に変換し、高周波数の信号に変換(アップコンバート:up convert)し、余分な周波数成分を除去し、電力増幅し、送受信アンテナ109に出力して送信する。
尚、上記の各回路部は上記のような各機能及び以後に説明する各機能をASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の回路デバイスのように、各機能を専用の回路によって実現するように設定された回路のみで構成されてもよいし、一部を汎用処理回路で構成し、各回路部が実行する処理あるいは機能の一部は当該汎用回路を使用してソフトウェアで実現するようにして専用回路部とソフトウェア処理の両方によって実現するように構成されていてもよく、さらには、専用の回路部によらず、汎用処理回路のみを使用してソフトウェアによって実現するように構成してもよい。特に汎用処理回路を使用する場合は上記回路部にそれぞれ専用の汎用回路部を配置してもよいが、全処理を実行する一つの汎用処理部あるいは一部の処理を実行する汎用処理部を複数設けて上記の各処理を実行するようにしてもよい。
次に本実施例におけるアンライセンスバンドの設定方法及び使用方法について説明する。基地局装置3はアンライセンスバンドの使用に際し、必要な制御情報を端末装置1に通知する。当該制御情報は、ライセンスバンドであるセル5やセル7あるいは他のライセンスバンドを使用したセル(以後ライセンスバンドのセル)に関する制御情報(或いはライセンスバンドの周波数帯域に必要な制御情報)を含む第1の制御情報であるライセンスバンド制御情報と、アンライセンスバンドを使用したセル(以後アンライセンスバンドのセル)に関する制御情報(或いはアンライセンスバンドの周波数帯域に必要な制御情報)であって第2の制御情報であるアンライセンスバンド制御情報の少なくとも一方、あるいは両方を含むことができる。
尚、アンライセンスバンド制御情報は、ライセンスバンド制御情報を伴う制御情報として基地局装置3から端末装置1に通知されてもよいし、ライセンスバンド制御情報を伴わない制御情報を使用して、端末装置1に通知されてもよい。即ち端末装置1に基地局装置3から通知される制御情報はライセンスバンド制御情報又はアンライセンスバンド制御情報、或いは両者を含んでいてもよい。
次に基地局装置3と端末装置1の間の通信においてアンライセンスバンドの使用が開始される場合の制御について説明する。アンライセンスバンドについても、上記のライセンスバンドと同様に基地局装置3はアンライセンスバンドの周波数帯域を一つの単位(セル)としてアンライセンスバンドの周波数帯域で構成された一つのセルとみなして制御又は管理する。このセルを以後、アンライセンスバンドのセルと称する。特に端末装置1がアンライセンスバンドのセルにおいて、ライセンスバンドのセルと同じ通信方式を適用して基地局装置3と通信する際に当該アンライセンスバンドのセルを構成する周波数帯域をアンライセンスバンドのセルとしての周波数帯域或いは単にアンライセンスバンドのセルと称する。アンライセンスバンドのセルを構成する周波数帯域をアンライセンスバンドのセルとして使用される周波数帯域、アンライセンスバンドのセルとしての周波数帯域と言うこともある。以後、これらに対して、「アンライセンスバンドのセルとして周波数帯域を使用する」と言うこともある。
基地局装置3と端末装置1における通信において、例えば周波数帯域15や17をセルとして端末装置1と基地局装置3との間で使用を開始する場合は、このアンライセンスバンド制御情報が使用される。即ち基地局装置3はアンライセンスバンドを端末装置1との通信において使用を開始するに際し、アンライセンスバンド制御情報を端末装置1に通知する。より具体的にはアンライセンスバンド制御情報は制御情報に含められて、無線リソース制御回路部3011によって生成され、送信回路部307によって端末装置1に通知される。
基地局装置3の無線リソース制御回路3011はアンライセンスバンドのセルの使用開始を判断し、アンライセンスバンドのセルとして周波数帯域17を選択したとする。ここで使用開始とは、後述するアンライセンスバンドのセルとしてアンライセンスバンドの周波数帯域をアクティベートすることを示すとする。基地局装置3は端末装置1に対して新たに周波数帯域17の使用を開始することを伝える。具体的には当該周波数帯域17を示す情報をアンライセンスバンド制御情報として生成し、端末装置1に通知する。この場合のアンライセンスバンド制御情報として、使用されるアンライセンスバンドのセルを示す情報(アンライセンスバンドのセルを識別する情報又は、専用的に使用できない周波数帯域を示す情報と称することもできる)を制御情報に含めて端末装置1に通知する。アンライセンスバンドのセルとして周波数帯域17の使用を開始するので、アンライセンスバンドのセルを示す情報として、ここでは周波数帯域17を識別する情報を含む。当該周波数帯域17を識別する為の情報は、例えば周波数帯域17の周波数に関する情報、であってもよい。
尚、周波数に関する情報として例えば周波数帯域の情報であってもよい。周波数帯域の情報は例えば周波数を示す情報と表現できる。周波数を示す情報として中心周波数や帯域幅を使用してもよいし、周波数帯域の上限値と下限値であってもよいし、あるいは中心周波数と周波数帯域幅が一意に決められている場合は、中心周波数のみでよもよく、周波数帯域が特定できば特に限定はなく以後、単に周波数と記載する。さらに複数周波数帯域を併用する場合は、複数のインデックスや周波数あるいは両者を通知してもよい。
これらの周波数として、事前に準備された識別子やインデックスがあればこれらを代用或いは併用してもよい。即ち、周波数に関する情報とは直接あるいは間接的に周波数情報を特定できる情報であればよく、周波数情報を示す情報或いは周波数情報と言い換えることができる。例えば周波数として2.4GHz帯と5.2GHz帯、5.5GHz帯が使用されていた場合に、2.4GHz帯に対してはインデックス1、5.2GHz帯に対してはインデックス2、5.5GHz帯についてはインデックス3が事前に用意されていた場合に、基地局装置3は端末装置1にインデックス1〜3のいずれか一つを通知するような構成でもよい。
さらに当該識別子やインデックスは事前に対応付けが決定されたものでなくてもよく識別子やインデックスに基づいて周波数が特定できればよい。例えばインデックス24によって周波数2.4GHz帯を、インデックス52によって周波数5.2GHz帯を、インデックス55によって5.5GHz帯を特定するようになっていれば良く、このようにインデックスと事前に定められた特定の換算式や関係に基づいて周波数情報を特定するような構成も可能である。この場合は例えばLTE−Aにおいて既存のメッセージであるRRCconnectionReconfigurationメッセージ(TS36.331v10.3.0参照)を使用することができる。当該メッセージではセルを新たに追加する場合は、セル番号と周波数情報を使用することによって基地局装置3は端末装置1にセルの追加を指示することができる。
ここでアンライセンスバンドのセルとして使用可能な周波数帯域の総てを使用するあるいは使用しないことを指示することもできる。アンライセンスバンドのセルとして使用可能な周波数帯域の総てを使用する場合は、アンライセンスバンドのセルとして使用可能な全周波数帯域周波数情報又は単に周波数を通知してもよい。逆にアンライセンスバンドのセルとして使用可能な周波数帯域の総てを使用しない場合は、アンライセンスバンドのセルとして使用可能な全周波数帯域周波数情報又は単に周波数を通知しないようにしてもよい。
尚、周波数帯域として一つの周波数帯域を細分化して構成した個々のチャネルを定義することができる。例えば2.4GHz帯の周波数帯域を例えばn個に分割し、それらに個別の識別子やそれらの個別の周波数の情報を使用してもよい。これらは使用するアンライセンスバンドを使用した他の機器の通信に適用される仕様(例えば802.11n)に合わせて決められていてもよい。
図4を使用して、アンライセンスバンド制御情報として個々のセル、即ちアンライセンスバンドのセルとして使用する周波数帯域を指定する方法を示す。図4では使用可能なアンライセンスバンドとして周波数帯域15と16と17および20と21を示している。本実施では端末装置1が使用できるのは周波数帯域15と16と17であり、端末装置1は周波数帯域20と21を使用しない。但し他の端末装置1A(不図示)は周波数帯域15と16と17ではなく周波数帯域20と21しか使用できないし、端末装置1B(不図示)は周波数帯域15と16と17だけでなく周波数帯域20と21も使用でき、さらに端末装置1C(不図示)は周波数帯域17と21しか使用できないような構成でもよいし、アンライセンスバンドを使用できないようなシンプルな構成の端末装置が存在してもよい。
但しアンライセンスバンドを使用できないような端末装置と基地局装置3はライセンスバンドのみを使用して通信を行えばよく、本明細書では説明を省略する。端末装置と使用可能なアンライセンスバンドの周波数帯域は端末装置がどの周波数帯域をサポートしているか等の構成に依存するので本発明においては特に限定されていない。
図中において、これらの周波数帯域に対してアンライセンスバンドに「使用」及び「不使用」の組み合わせを作り、それぞれの組み合わせに対して識別子(以後組み合わせ識別子)を割り当てている。当該組み合わせと組み合わせ識別子との関係は、事前に決められて基地局装置3と端末装置1に共通であればよい。例えば組み合わせ識別子010は、周波数帯域17のみをアンライセンスバンドのセルとして使用することを示している。使用するアンライセンスバンドのセルを変更する際は、例えば周波数帯域17から周波数帯域16に変更する際は、組み合わせ識別子001を端末装置1に送付することによってアンライセンスバンドのセルとして使用する周波数帯域を周波数帯域17から周波数帯域16に変更できる。このように組み合わせ識別子を送付することによってアンライセンスバンドのセルとして周波数帯域の使用、不使用への変更、使用する周波数帯域の追加、使用する周波数帯域の削除(又は除外、即ち不使用すとすること)、アンライセンスバンドのセルとしての使用停止を指示することができる。ここで組み合わせはアンライセンスバンドのセルとして使用する周波数帯域の少なくとも二つ以上に関する組み合わせであってもよいが、図中の001や010のように単独のアンライセンスバンドのセルとして使用する周波数帯域を示す識別子としても使用されてもよい。組み合わせ識別子は使用するアンライセンスバンドのセルとして使用する周波数帯域を示す情報と表現することもできるし、これはアンライセンスバンドのセルとして使用される周波数帯域を示す。図4では周波数帯域20と21についても組み合わせが規定されているが、前記のように周波数帯域20や21をサポートしている端末装置に対して使用される組み合わせである。或いは端末装置1がアンライセンスバンドである周波数帯域20と21を使用している通信環境に移動した場合にも使用されるが、前述の如く端末装置1は周波数帯域20と21を使用できない装置であるので周波数帯域20や21に関する設定は無視されてよい。
尚、周波数帯域に対する使用する又は使用しない(不使用とする)組み合わせの全部について組み合わせ識別子を設定する必要はない。例えば図4では五つの周波数帯域について使用の有無について組み合わせを用意してこれらに識別子を割り当てているのではなく、必要と思われる組み合わせのみに識別子を割り当てている。これによって組み合わせ識別子のビット数を削減することもできる。
例えば図4では五つの周波数帯域の使用の組み合わせを規定しているが、全部の組み合わせを表現する為には5ビットが必要であるが図4では組み合わせ識別子は3ビットに抑えられている。図では使用するビットは3ビットであるので8通りの組み合わせを示すことが可能であるが、組み合わせ識別子で表現できる総てについて使用する周波数帯域の組み合わせを割り当てる必要は無い。
図では6通りの識別子しかなく、具体的には101と110がない。これは101と110が使用できない理由があることを示しているのではなく、例えばアンライセンスバンドのセルとして周波数帯域15から21以外の別の周波数帯域22等がアンライセンスバンドのセルとして使用されうるように変更された場合に備えて、確保(Reserved)してある。或いは101と110が既存のアンライセンスバンドとして使用可能な周波数帯域に対して別の使用をしたい場合に使用できる。
例えば周波数帯域20は図では単独使用されないが、もし周波数帯域20をアンライセンスバンドのセルとして単独使用する必要に迫られた場合は現在使用していない識別子、例えば組み合わせ識別子101を使用して基地局装置3は端末装置1に当該周波数帯域20の単独使用に割り当てて使用し、基地局装置3は端末装置1に当該周波数帯域20の単独使用を指示してもよい。あるいは図には存在しない周波数帯域の組み合わせである周波数帯域15と16を使用した場合は、現在使用していない識別子、例えば組み合わせ識別子110を使用して基地局装置3は端末装置1に周波数帯域15と16の使用を指示してもよい。
この図のような構成を使用して次のようなアンライセンスバンドの使用制御が可能となる。アンライセンスバンドは上記のように専用使用ができないバンドであるので基地局装置3と端末装置1が長時間にわたって独占することは望ましくないとの見方もできる。
端末装置1と基地局装置3が一時的に非常に大きなユーザデータを扱う場合は、例えば組み合わせ識別子011を基地局装置3が端末装置1に通知して、アンライセンスバンドのセルとして周波数帯域15と17を使用する。当該非常に大きなデータの通信が終了した時点で、基地局装置3は組み合わせ識別子として010を端末装置1に通知し、アンライセンスバンドのセルとして使用するのは周波数帯域17のみとし、周波数帯域15は解放して、端末装置1に限らず、他の機器も使用可能な状態に戻される。
逆に、例えば現在周波数帯域17のみが使用されている場合に一時的に大きなデータの通信が必要になった場合に基地局装置3は組み合わせ識別子として011を端末装置1に通知して、基地局装置3と端末装置1の間の通信に周波数帯域15と17をアンライセンスバンドのセルとして併用するような構成としてもよい。当然、上記のように当該非常に大きなデータの通信が終了した時点で、基地局装置3は組み合わせ識別子として010を端末装置1に通知し、アンライセンスバンドのセルとして使用するのは周波数帯域17のみとし、周波数帯域15は解放されて、端末装置1に限らず、他の機器も使用可能な状態に戻される。或いは、組み合わせ識別子001を基地局装置3が端末装置1に通知してアンライセンスバンドのセルとして周波数帯域16のみを使用するように変更してもよいし、或いは、組み合わせ識別子000を基地局装置3が端末装置1に通知して、アンライセンスバンドの全周波数帯域をアンライセンスバンドのセルとして不使用の状態に設定してもよい。この意味で000はアンライセンスバンドのセルとして使用する周波数帯域として総ての周波数帯域を示さない情報あるいはアンライセンスバンドのセルとして周波数帯域の総てを示さない情報と言うことができる。
本実施例ではアンライセンスバンド制御情報として図4に基づいて組み合わせ識別子が基地局装置3から端末装置1に通知される。基地局装置3はアンライセンスバンドとして周波数帯域17を使用する場合に組み合わせ識別子は010が選択される。
即ち、基地局装置3はアンライセンスバンドとして周波数帯域17の使用を開始するに際し、当該周波数帯域17をアンライセンスバンドのセルとして使用開始することを端末装置1に通知する為に、アンライセンスバンド制御情報として組み合わせ識別子010を制御情報に含めて端末に通知する。
一方端末は、当該制御情報を受信し、その中のアンライセンスバンド制御情報に従ってアンライセンスバンドのセルとして周波数帯域を使用する状態(使用の状態)や使用しない状態(不使用の状態)に制御する。より具体的には端末装置1の受信回路部105によって受信した制御情報にアンライセンスバンド制御情報が含まれている場合に、無線リソース制御回路部1011は当該アンライセンスバント制御情報である組み合わせ識別子に従って周波数帯域をアンライセンスバンドのセルとして使用するあるいは使用しないように制御する。
本実施例では基地局装置3からアンライセンスバンド制御情報として組み合わせ識別子010を受信し、当該識別子に従って周波数帯域17をアンライセンスバンドのセルとして使用するように設定する。
また、アンライセンスバンドのセルとして端末装置1が使用可能な全周波数帯域を使用するように基地局装置3が決定した場合は、前記アンライセンスバンドの全周波数帯域を示す情報として基地局装置3は制御情報としてアンライセンスバンド制御情報である組み合わせ識別子111を通知する。端末装置1は当該制御情報を受信しアンライセンスバンドのセルとして使用可能な全周波数帯域である周波数帯域15と16と17を使用するように制御する。
ここでアンライセスンバンドのセルについて説明する。アンライセンスバンドは上記の通り、基地局装置3と端末装置1の間の通信において専用使用が許可されていない周波数帯域である。さらに不特定多数の使用者が使用できる周波数帯域である。よって基地局装置3と端末装置1の間の通信であってアンライセンスバンドを使用した通信が上記の不特定多数の使用者による通信影響を与えることは望ましくない。
例えば端末装置1がアンライセンスバンドのセルとして周波数帯域15を使用して基地局装置3と通信しているとき、特に端末装置1が周波数帯域15を使用して基地局装置3に対してデータを送信している、つまり上りリンクの通信を行っているときに、端末装置1の近傍で周波数帯域15を使用したCSMA/CA通信が行われている場合が想定できる。
特に基地局装置3がマクロセルの基地局の場合は端末装置1から基地局装置3への送信電力は、CSMA/CA通信で使用される電力よりはるかに大きくなる可能性があり、CSMA/CA通信に影響する可能性がある。例えばCSMA/CA通信に対して干渉を引き起こすなど通信品質の劣化を与える場合がある。
端末装置1の送信による他の機器への干渉は当該アンライセンスバンドのセルを使用した上りリンクの通信、即ちULCCを使用した通信によって発生しうる。よってアンライセンスバンドのセルとしてはDLCCとULCCを使用することもできるが、あえてDLCCのみでセルを構成とすることがよい場合がある。あるいはアンライセンスバンドのセルとして複数の周波数帯域を使用する場合は、全周波数帯域にULCCとDLCCを使用するのではなく、少なくとも一つのアンライセンスバンドのセルあるいは全アンライセンスバンドのセルではULCCを使用せずDLCCのみを使用する構成とすることもできる。
例えば基地局装置3がマクロセルの基地局の場合はアンライセンスバンドのセルとして総てULCCを含まず、DLCCのみで構成されてもよい。基地局装置3がホーム基地局やスモールセルの基地局の場合は全アンライセンスバンドのセルにおいてDLCCとULCCで構成してもよいし、一部をDLCCとULCCで構成して残りをDLCCのみで構成してもよい。
例えば図4の組み合わせ識別子を使用している場合に通信している基地局がマクロセルの基地局の場合は、即ち基地局装置3がマクロセルの基地局の場合、明示的な指示がなくても、アンライセンスバンドのセルはDLCCのであるとし、基地局装置3は各周波数帯域(周波数帯域15と16と17)のDLCCのみを使用する。
端末装置1は当該各周波数帯域の全てに、つまり周波数帯域15と16と17においてULCCは不使用として制御する、つまり端末装置1は、周波数帯域15と16と17に対して基地局装置3からの上りリンクの処理を行わない。実際に端末装置1が受信処理を行う周波数帯域は基地局装置3から端末装置1に送信される組み合わせ識別子に応じて設定を行う。即ち、端末装置1は基地局装置3から送信された組み合わせ識別子が示す周波数帯域に対してのみDLCCの受信を行う。
一方基地局装置3がホーム基地局の場合は、明示的な指示がなくても、アンライセンスバンドのセルはDLCCとULCCであるとし、基地局装置3は各周波数帯域(周波数帯域15と16と17)のDLCCとULCCを使用する。端末装置1は当該各周波数帯域の全てに対して、組み合わせ識別子で示された周波数帯域においてULCCとDLCCを使用するように制御してもよい。
図5は他の一例を示している。周波数帯域の使用有無及びULCC及びDLCCの使用有無については非常に多くの組み合わせがあるが図4における考え方と同様に、周波数帯域の使用有無及びULCCとDLCCの使用有無の組み合わせの中で必要な組み合わせに限定している。
例えば組み合わせ識別子010をアンライセンスバンド制御情報として端末装置1に通知された場合、端末装置1はアンライセンスバンドのセルとして周波数帯域17のみを使用し、ULCCを使用せずDLCCのみを使用するように制御する。あるいは、組み合わせ識別子011をアンライセンスバンド制御情報として端末装置1に通知された場合、端末装置1はアンライセンスバンドのセルとして周波数帯域17と周波数帯域15を使用し、特に周波数帯域15ではULCCを使用せずDLCCのみを使用するように制御する。
この構成においても、例えば組み合わせ識別子011を通知された場合であっても、例えば基地局装置3がマクロセルの基地局である場合は基地局装置3からの明示の指示かなくてもULCCを使用せずDLCCのみを不使用の状態に制御してもよい。さらに、図4の場合と同様に、使用されていない組み合わせ識別子は確保(reserved)されているだけである。
尚、図4や図5においてはアンライセンスバンドのセルとして使用する周波数帯域を指定する為に組み合わせ識別子を使用している。特に全周波数帯域をアンライセンスバンドとして使用する場合にはアンライセンスバンドの全周波数帯域を示す情報組み合わせ識別子として111を使用している。本実施例のように端末装置1がアンライセンスバンドのセルとして使用可能な周波数帯域が周波数帯域15と16と17の三つにのみの場合には、当該使用可能な三つの周波数帯域のみを使用することを示している。
一方端末装置1A(不図示)が基地局装置3と通信中であり、当該端末装置1Aはアンライセンスバンドのセルとして周波数帯域20と21を使用可能な場合に、当該端末装置1Aに対して組み合わせ識別子111が送信されたら端末装置1Aは周波数帯域20と21のみを使用する。即ち、端末装置の能力によって組み合わせ識別子によって示された周波数帯域中で当該端末装置が自分で制御できる周波数帯域のみを使用し、制御できない周波数帯域については基地局装置3からの指示を無視してもよい。
さらに、アンライセンスバンドの総ての周波数帯域をアンライセンスバンドのセルとして使用する場合は、全周波数帯域を使用することを示す情報(第1の使用情報と称する)を基地局装置3が端末装置1に通知する。第1の使用情報として組み合わせ識別子を使用することによって、端末装置がアンライセンスバンドのセルとして全周波数帯域を使用するような制御(第1のアンライセンスバンドの制御)をするように設定又は指示できる。本実施例では、アンライセンスバンドのセルとして全周波数帯域を使用することを示す情報として組み合わせ識別子の一つである111を割り当てているが、組み合わせ識別子とは異なる情報であって全周波数帯域の使用を示す専用情報あるいは専用メッセージを別途用意して使用することによって全周波数帯域をアンライセンスバンドのセルとして使用するように制御することを端末装置に通知してもよい。即ち第1の使用情報として専用情報又は専用メッセージであってもよい。
逆に全周波数帯域をアンライセンスバンドのセルとして不使用の状態に制御(第2のアンライセンスバンドの制御)するように設定あるいは指示場合は、全周波数帯域を使用しないことを示す情報(第2の使用情報と称する)基地局装置3が端末装置1に通知する。第2の使用情報として図4のように組み合わせ識別子000を通知してもよい。あるいはその代わりに全周波数帯域の不使用を示す専用情報やメッセージを別途用意して使用することによって、全周波数帯域をアンライセンスバンドのセルとして不使用の状態に制御することを端末装置に通知してもよい。即ち第2の使用情報として専用情報又は専用メッセージであってもよい。この意味で専用情報や専用メッセージはアンライセンスバンドのセルとして使用する周波数帯域として総ての周波数帯域を示さない情報あるいはアンライセンスバンドのセルとして周波数帯域の総てを示さない情報と言うことができる。
専用情報は以下に示すように、上記の組み合わせ識別子より少ない情報量で、第1のアンライセンスバンドの制御や第2のアンライセンスバンドの制御が指示できるメリットがある。例えば上記図4や図5では組み合わせ識別子は3ビットであるが、以下に示すように1ビットや2ビットで第1のアンライセンスバンドの制御や第2のアンライセンスバンドの制御が指示できる。
さらにはこれらの専用情報(専用メッセージ)と図4や図5とで示した組み合わせ識別子の代表されるような、アンライセンスバンドとして使用する或いは使用しない周波数帯域を示す情報を併用することで第1のアンライセンスバンドの制御とも第2のアンライセンスバンドの制御とも異なる第3のアンライセンスバンドの制御を指示する構成でもよい(第3のアンライセンスバンドの制御としてはアンライセンスバンドのセルに関する制御を何ら行わない概念をも含んでいてもよい)。第3のアンライセンスバンドの制御は、専用情報(専用メッセージ)を通知しないこと、又は専用情報(専用メッセージ)を通知せずに専用情報(専用メッセージ)以外のアンライセンスバンド制御情報の通知によって基地局装置3は端末装置1に指示することができる。
例えば、少なくとも1ビットで構成される専用情報(専用ビット)を基地局装置3から端末装置1に通知する。当該専用情報は、他の制御情報と一緒に基地局装置3が端末装置1に送信されても単独で送信されてもよい。
まずここでは当該専用ビットが1ビットである場合について説明する。当該専用ビットが1のときは使用可能な全周波数帯域を全アンライセンスバンドのセルとして使用する、即ち第1のアンライセンスバンドの制御を行う。当該専用ビットが0のときは使用中の全アンライセンスバンドのセルの使用を停止する(全周波数帯域をアンライセンスバンドのセルとして使用しない不使用とする制御)、即ち第2のアンライセンスバンドの制御を行う。
当該専用ビットが送信されない場合は第3のアンライセンスバンドの制御を行う。即ち、図4や図5のように組み合わせ識別子をアンライセンスバンド制御情報として別途受信したときは当該組み合わせ識別子に従ってアンライセンスバンドのセルに関する制御を行う。一方、アンライセンスバンド制御情報を受信しない場合はアンライセンスバンドの使用開始/停止に関する制御を行わない。
当該専用ビットは他の制御情報に付加されて送付されてもよいし、単独であるいはアンライセンスバンドのセルの制御に必要な他の情報と一緒に別途メッセージを構成して基地局装置3から端末装置1に送信されてもよい。
当該専用ビットは1ビットに限らす2ビット以上でもよい。2ビットである場合は、例えば次のような制御が可能である。当該専用ビットが11のときは第1のアンライセンスバンドの制御を行う。
当該専用ビットが00のときは第2のアンライセンスバンドの制御を行う。専用ビットが送信されない場合や専用ビットが01又は10の場合は、第3のアンライセンスバンドの制御を行う。専用ビットが送信されない場合はアンライセンスバンドの使用開始/停止に関する制御を行わない。当該専用ビットが01のときは別途アンライセンスバンド制御情報が通知されることを示す。但し、この場合のアンライセンスバンド制御情報に含まれる組み合わせ識別子は図4に従うものとする。当該専用ビットが10のときも別途アンライセンスバンド制御情報が通知されることを示す。但し、この場合のアンライセンスバンド制御情報に含まれる組み合わせ識別子は図5に従うものとする。ここでは図4を使用する場合は図5と異なり、使用されるアンライセンスバンドのセルはDLCCもULCCも両方が使用されることを示しているとする。
当該専用ビットが2ビット以上の場合でも他の制御情報に付加されて送付されてもよいし、単独であるいはアンライセンスバンドのセルの制御に必要な他の情報と一緒に別途メッセージを構成して基地局装置3から端末装置1に送信されてもよい。
尚、第3のアンライセンスバンドの制御の指示において図4や図5のような組み合わせ識別子を使用することに限らず、前述の周波数情報を使用するような構成でもよい。例えば本実施形態におけるアンライセンスバンドである周波数帯域15〜17の周波数がそれぞれF15、F16、F17である場合に、周波数帯域17をアンライセンスバンドのセルとして使用する場合は制御情報に周波数数情報であるF17を示す情報を含めて通知すればよい。
周波数帯域17を使用している状態で周波数帯域15を追加する場合は、周波数情報としてF15とF17を基地局装置3は端末装置1に通知してもよい。端末装置1は現在周波数帯域17を使用しているので周波数帯域15を追加すればよいことが分り、周波数帯域15をアンライセンスバンドのセルとして使用するように制御する。あるいは追加する周波数帯域として周波数情報としてF15のみを通知することで直接的に周波数帯域15をアンライセンスバンドのセルとして使用するように制御することを指示してもよい。
逆に、例えば周波数バンド15と17を使用している状態から周波数帯域15のみを使用しない状態にする(周波数帯域17は引き続いて使用される)場合は、基地局装置3は端末装置1にF17を通知すればよい。この場合に端末装置1はアンライセンスバンドのセルとしては周波数帯域17のみが使用されると理解すると共に周波数帯域15は使用されないと理解し、周波数帯域15を使用しない状態に制御する。或いは使用しない周波数帯域の情報としてF15を通知して、直接的に周波数帯域15をアンライセンスバンドのセルとして使用しないように不使用の状態に制御することを指示してもよい。
このように基地局装置3は端末装置1が制御すべき周波数帯域のみを通知することでもよく、これによって通知する情報量を削減することもできる場合もある。
尚、第2のアンライセンスバンドの制御を指示するに際し、上記のように専用情報(専用メッセージ)を使用するが、第3のアンライセンスバンドの制御を指示する仕組みを利用して第2のアンライセンスバンドの制御を指示することもできる。具体的には、専用情報(専用メッセージ)を送信することなく、図4や図5の組み合わせ識別子000(又は111)を通知することによって基地局装置3は端末装置1に第2のアンライセンスバンドの制御(又は第1のアンライセンスバンドの制御)を指示できる。
あるいは専用情報(専用メッセージ)を送信することなく、使用しない周波数帯域の情報として使用可能な全周波数帯域の周波数情報、本実施例の場合ではF15、F16、F17を通知して、直接的に周波数帯域15と16と17をアンライセンスバンドのセルとして使用しないように制御することを指示してもよい。上記において、前述のように周波数を示す情報としてF15とF16とF17を使用しているが、これらは前述のように、具体的な周波数を示す情報であっても、周波数を示すインデックスのような情報であってもよい。さらに、周波数帯域のインデックスが既知であれば、周波数を示す情報の代わりに、或いは周波数情報と共に当該周波数帯域のインデックスを通知してもよい。
(第2の実施形態)
第1の実施形態ではアンライセンスバンドのセルの設定方法及び使用方法について説明した。例えば制御情報やアンライセンスバンド制御情報を使用することについて説明したが、本実施形態では具体的に当該制御情報やアンライセンスバンド制御情報を端末に通知する方法について説明する。
制御情報は上記のように基地局装置3の無線リソース制御回路部3011で生成され、送信回路部307により送受信アンテナ309で端末装置1に通知される。当該制御情報はプライマリセルであるセル7で通知されてもよいし、あるいはセカンダリセルであるセル5により通知されてもよい。特にアンライセンスバンドのセルとして何も設定されておらず、セル5や7のようにライセンスバンドのみが使用されている場合には制御情報はセル5もしくはセル7で送信する。
尚、既にアンライセンスバンドのセルを使用している場合は当該アンライセンスバンドのセルを使用して制御情報を端末に通知することでもよい。逆にアンライセンスバンドのセルを使用している場合であっても、制御情報の通知には当該アンライセンスバンドのセルを使用せず、ライセンスバンドのセルのみを使用して端末装置1に制御情報を通知することでもよい。ここでアンライセンスバンドのセルに適用される制御情報、即ち、アンライセンスバンド制御情報の端末装置1への通知方法は、ライセンスバンドのセルを使用して行われる第1の通知方法と、既存のアンライセンスバンドのセルを使用して行われる第2の通知方法を選択的にあるいは両者を使用すること可能であり、又は第1の通知方法のみとすることが可能である。一方、アンライセンスバンドのセルを既に使用している場合第2の通知方法のみで通知するような構成でもよい。
端末装置1はアンライセンスバンド制御情報を含む制御情報を受信するに際し、基地局装置3が第1の通知方法を使用する場合はライセンスバンドのみからアンライセンスバンド制御情報を含む制御情報を取得する第1の取得方法を実行し、基地局装置3が第2の通知方法を使用する場合はアンライセンスバンドのセルから制御情報を取得する第2の取得方法を実行する。基地局装置3が第1の通知方法と第2の通知方法を併用する場合は、端末装置1は第1の取得方法と第2の取得方法を併用する。基地局装置3が第1の通知方法のみを使用する場合は第1の取得方法のみを実行してもよい。
図6に本実施形態を示す。図の下方向が時間経過を示す方向であるとする。基地局装置3は、制御情報をDLCC7を使用して端末装置1に通知する(図中の矢印63が該当)。本実施形態においては、周波数帯域17のみがアンライセンスバンドのセルとして使用されるとする。よって制御情報はアンライセンス制御情報として組み合わせ識別子010を含むとする。端末装置1(受信回路部105)は制御情報を受信すると、無線リソース制御回路部1011は当該制御情報に従って、周波数帯域17をアンライセンスバンドのセルとして使用するように制御する(図中の64)。
当該制御までは周波数帯域17はアンライセンスバンドのセルとして使用されていない(図中の17A)が当該制御によりアンライセンスバンドとして使用される。図6においての17Bが該当する。図ではアンライセンスバンドのセルとして使用可能な周波数帯域17が、アンライセンスバンドのセルとして使用されてない状態で、アンライセンスバンドの制御情報(組み合わせ識別子010)を取得して、アンライセンスバンドのセルとして使用開始(アクティベート)される。当該制御情報はアンライセンスバンドのセルとして周波数帯域17をアクティベートする指示と言ってもよく、当該組み合わせ識別子010がアクティベート指示に該当する。周波数帯域15はもともとアンライセンスバンドのセルとして使用されていないのでそのままである。端末装置1は周波数帯域16も使用できるが、ここでは特になんの制御もされないので図示していない。
図7に本実施形態における別の例を示す。基地局装置3は制御情報をDLCC7を使用して端末装置1に通知する(図中の矢印73が該当)。ここでは、周波数帯域17だけでなく、周波数帯域15をアンライセンスバンドのセルとして使用するとする。この場合に制御情報はアンライセンス制御情報として組み合わせ識別子011を含む。端末装置1は当該制御情報に従って、周波数帯域17と周波数帯域15をアンライセンスバンドのセルとして使用するように制御する(図中の74)。端末装置1(受信回路部105)が当該該制御情報を受信して無線リソース制御回路部1011が当該制御(図中の74)を実行するまでは周波数帯域17及び15はアンライセンスバンドのセルとして使用されない(図中の17Aと15A)が当該制御により(当該制御のあとは)アンライセンスバンドとして使用される。図7においての17B及び18Bが該当する。図ではアンライセンスバンドのセルとして使用可能な周波数帯域15と17が、アンライセンスバンドのセルとして使用されてない状態で、アンライセンスバンドの制御情報(組み合わせ識別子011)を取得して、アンライセンスバンドのセルとして使用開始(アクティベート)される。当該制御情報はアンライセンスバンドのセルとして周波数帯域15と17をアクティベートする指示と言ってもよく、当該組み合わせ識別子011がアクティベート指示に該当する。端末装置1は周波数帯域16も使用できるが、ここでは特になんの制御もされないので図示していない。
図8に本実施形態における別の例を示す。図6や図7はアンライセンスバンドのセルが設定または使用されていない場合の例である。一方ここでは、既にアンライセンスバンドのセルが使用されている場合を示す。例えば図8では周波数帯域17が既にアンライセンスバンドとして使用されている。このような状態では制御情報はライセンスバンドのセルであるDLCC5やDLCC7ではなく周波数帯域17のDLCCを使用して端末装置1に通知される(図中の矢印83が該当)。ここではアンライセンスバンドのセルとして新たに周波数帯域15を追加する場合について説明する。この場合、制御情報はアンライセンス制御情報として組み合わせ識別子011を含む。周波数帯域17は既にアンライセンスバンドのセルとして使用されているので、端末装置1(受信回路部105)が当該制御情報を受信すると無線リソース制御回路部1011は当該制御情報に従って、周波数帯域15をアンライセンスバンドのセルとして使用するように制御する(図中の84)。当該制御までは周波数帯域15はアンライセンスバンドのセルとして使用されない(図中の15A)が当該制御によりアンライセンスバンドとして使用される。図8においての15Bが該当する。図ではアンライセンスバンドのセルとして使用可能な周波数帯域15が、アンライセンスバンドのセルとして使用されてない状態で、アンライセンスバンドの制御情報(組み合わせ識別子011)を取得して、アンライセンスバンドのセルとして使用開始(アクティベート)される。当該制御情報はアンライセンスバンドのセルとして周波数帯域15をアクティベートする指示と言ってもよく、当該組み合わせ識別子011がアクティベート指示に該当する。端末装置1は周波数帯域16も使用できるが、ここでは特になんの制御もされないので図示していない。
図中では制御情報はアンライセンスバンドのセルとして使用さている周波数帯域17を使用して通知されているが、例えばライセンスバンドのセルであるセル7又はセル5、或いは両方によって通知されてもよい。
尚、図6又は図7において、制御情報はDLCC7を使用して端末装置1に通知されているがDLCC5によって通知されても、DLCC5とDLCC7の両方によって通知されてもよい。さらに図6から図8においては、情報周波数帯域17及び周波数帯域15で使用されるコンポーネントキャリアはULCCとDLCCを共に使用するように制御してもいいし、図5のようにDLCCとULCCの両方を使用する又はDLCCのみを使用するように制御してもよい。
(第3の実施形態)
第2の実施形態では第1の通知方法と第2の通知方法及びこれらに対応した第1の取得方法と第2の取得方法について記載しているが、本実施の形態では通知された情報がアンライセンスバンド制御情報であることを示す方法について説明する。
上記のアンライセンスバンド制御情報は他の制御情報と一緒に端末装置1に通知される場合がある。端末装置1は基地局装置3から通知された情報がアンライセンスバンド制御情報を他の制御情報と区別して取得することが必要である。あるいは通知された情報がアンライセンスバンド制御情報だけであっても、それがアンライセンスバンド制御情報のみであることを知らなければならない。
通知された情報がアンライセンスバンド制御情報であるかないかは基地局から端末装置1に明示的に通知されても暗示的に通知されてもよい。例えば基地局装置3と端末装置1がアンライセンスバンド制御情報の通知に専用に使用されるフォーマットを共有し、使用することにより基地局装置3は端末装置1に容易に知らせることができる。例えば端末装置1は使用されるフォーマットがアンライセンスバンド制御情報に専用に使用される専用フォーマットであることを検出した時点で通知された情報がアンライセンスバンド制御情報であることを端末装置1は容易に判断することができる。
このほかに専用識別子を使用する方法がある。端末装置1は自局宛の制御情報を検出する際にPDCCHの候補の中から特定の識別子(例えばC−RNTIあるいはSPS C−RNTI或いはその他の識別子)を使用したブラインドデコーディングによって自局宛の制御情報であるか否か、さらに自局宛の制御情報を特定した際に、どの機能に関する制御情報であるか否かを特定する。
例えばアンライセンスバンドのセルに関する制御情報であるアンライセンスバンド制御情報に専用される識別子(専用識別子)であるU C−RNTI(Unlicensed band C−RNTI)を定義して使用することで、基地局装置3は端末装置1にアンライセンスバンドのセルに関する制御情報を通知することができる。
具体的に説明すると、基地局装置3(無線リソース制御回路部3011)が端末装置1にアンライセンスバンド制御情報の使用される専用の識別子であるU C−RNTIを割り当る。基地局装置3(無線リソース制御回路部3011)は当該U C−RNTIを使用してスクランブルしたPDCCHを配置する。当該PDCCHが配置されるDLCCは第2の実施形態に従って、第1の通知方法の場合はプライマリセルのDLCCであるDLCC7に配置される。
ここで、当該PDCCHはセカンダリセルであるセル5に配置されてもよい。さらにはアンライセンスバンドのセルが既に使用されている場合はアンライセンスバンドのセルのいずれかにあるいは複数のアンライセンスバンドのセルに配置されてもよい。
即ち、少なくとも一つのライセンスバンドのセルを使用して基地局装置3が端末装置1にアンライセンスバンド制御情報を通知してもよい(第1の通知方法を実行してもよい)。或いは少なくとも一つのアンライセンスバンドのセルを使用して基地局装置3が端末装置1にアンライセンスバンド制御情報を通知してもよい(第2の通知方法を実行してもよい)。
さらには第1の通知方法と第2の通知方法を併用してもよい。例えば第1の実施形態によってアンライセンスバンドのセルとして周波数帯域17が設定されている場合には周波数帯域17のDLCCに配置されてもよい。さらに既存のアンライセンスバンドのセルがある場合であっても第1の通知方法によってDLCC7に配置されてもよいし、アンライセンスバンドのセルとして例えば周波数帯域17を使用している場合は、周波数帯域17のDLCCに配置してもよい。第1の通知方法か第2の通知方法、又は両者を選択的に使用して使用してPDCCHを配置してもよい。
当該情報をどのセルに配置するかは、例えば各セルによって通知するべき情報量によって適宜決定してもよい。あるいは上記の専用識別子が使用できるセルを特定或いは設定している場合は当該設定に従って配置することができる。
端末装置1(復号化回路部1051)はPDCCHを検出するに際し上記特定の識別子(例えばC−RNTIあるいはSPS C−RNTI)に加え、上記のU C−RNTIを使用したブラインドデコーディングを実行し、U C−RNTIによってデスクランブリングに成功した場合は、自局宛のアンライセンスバンド制御情報を取得することとなる。上記の如く基地局装置3がDLCC7を使用した第1の通知方法を使用する場合はDLCC7に対してブラインドデコーディンクによって第1の取得方法を実行し、基地局装置3が第2の通知方法を使用する場合は既存のアンライセンスバンドのセルのDLCCに対してブラインドデコーディングを行うことで第2の取得方法を実行してもよい。
基地局装置3が第1の通知方法を使用する場合に上記ようにプライマリセルではなくセカンダリセルのDLCCに配置する場合はセカンダリセルに対してブラインドデコーディングを行って第1の取得方法を実行してもよい。例えばDLCC5に対してブランドデコーディングを行ってよいし、周波数帯域17のDLCCに対してブラインドデコーディングを実行してもよい。さらに、基地局装置3が第1の通知方法を使用するか第2の通知方法を使用するか不明な場合は、DLCC7やDLCC5だけでなく、周波数帯域17のDLCCについてブラインドデコーディングを行って、第1の取得方法と第2の取得方法の両方を実行してもよい。即ち、第1の取得方法と第2の取得方法を選択的に実行してもよいし、両方を実行してもよい。
本実施形態における上記においてはアンライセンスバンド制御情報であることを端末装置1に知らせる為に、専用のフォーマットあるいは専用識別子を使用することについて述べている。特に第2の実施形態における第2の通知方法において、これらを使用せず、既存の方法を使用することによってアンライセンスバンド制御情報であることを端末装置1に通知することができる。
例えば、基地局装置3が第2の通知方法を使用する場合に、即ち既存のアンライセンスバンドのセルを使用してアンライセンスバンド制御情報を端末装置1に通知する際に、当該アンライセンスバンドのセルでは使用しない識別子をあえて使用することによってアンライセンスバンド制御情報であることを端末装置1に通知することができる。
既述の如くアンライセンスバンドは専用使用が許可されていない為に長期間にわたって基地局装置3と端末装置1が通信に使用することはできない。よって長期間にわたっての使用を前提としている準静的スケジューリング(Semi−Persistent Scheduling)のような機能はアンライセンスバンドの機能としては適切ではなく、使わない方がよいことが考えられる。そこで準静的スケジューリングは使用されないとする。この場合、SPS C−RNTIはアンライセンスバンドにおける識別子としては使用されないとすることができる。このように使用しない識別子が予め決まって例場当該識別子をあえて使用してアンライセンスバンド制御情報を通知することができる。
よって既存のアンライセンスバンドのセルを使用してアンライセンスバンド制御情報を端末装置1に通知する場合にこの使用されない識別子であるSPS C−RNTIをあえて使用し、当該SPS C−RNTIを使用してスクランブルされたPDCCHであってアンライセンスバンドのセルに配置されたPDCCHは、準静的スケジューリングの制御情報ではなく、アンライセンスとバンド制御情報であると端末装置1は判断することができる。つまり、アンライセンスバンドにおいて、基地局装置3はSPS C−RNTIを用いてスクランブリングしたPDCCHを送信し、端末装置1はSPS C−RNTIを用いてブラインドデコーディングを行うことで、アンライセンスバンド制御情報を通知することができる。
尚、上記のような識別子はSPS C−RNTIに限定されない。例えばアンライセンスバンドにおいてはランダムアクセスが使用されない場合は、ランダムアクセス用に割り当てられているRA C−RNTIであってもよく、他にも、T C−RNTIが使用されない場合は当該T C-RNTIであってもよい。とにかく使用するアンライセンスバンドにおいて使用されない機能あるいは仕様、仕組み等であればよい。
アンライセンスバンド制御情報が例えばアンライセンスバンドのセルに対するスケジューリング情報であれば、この時のスケジューリングによる通信リソース割り当ては、準静的スケジューリングではなく、ダイナミックスケジューリングとして端末装置1によって扱われる。このようにアンライセンスバンドにおいて送信されたPDCCHをアンライセンスバンドセル制御情報であると判断することで、新しくU C−RNTIを定義し、通知することなく、アンライセンスバンドにおけるダイナミックスケジューリングを行うことが可能となる。
(第4の実施形態)
上記第2の実施形態では、アンライセンスバンドの周波数帯域をアンライセンスバンドのセルとして使用を開始する場合について記載しているが、本実施形態ではアンライセンスバンドのセルとしての使用を停止することについて記載する。基地局装置3は端末装置1に対してアンライセンスバンドとして周波数帯域をアンライセンスバンドのセルとして使用しない不使用の状態に制御するように指示するに際し、基地局装置3から端末装置1に対して送付される情報或いはメッセージの内容及び意味については第1の実施形態に既に記載済みである。
本実施形態では、基地局装置3から端末装置1に送付される情報或いは指示として専用情報(メッセージ)が使用されると仮定して説明する。即ち専用情報(メッセージ)によって第2のアンライセンスバンドの制御が指示されたとする。ここで使用される専用情報は1ビットの専用ビットであるとするが、これに限定されず、上記第1の実施形態で記載したように専用ビットは少なくとも1ビットであればよい。但し専用ビットによる第2のアンライセンスバンドの制御の指示は、これに限定せず既述の通り、図4や図5における組み合わせ識別子である000を使用した通知や周波数情報を使用することによってアンライセンスバンドのセルとして総ての周波数帯域を使用しないことを通知してもよい。
図9は基地局装置3は制御情報をプライマリセルであるセル7のDLCC7を使用して端末装置1に通知する(図中の矢印93が該当)。ここで、周波数帯域17のみをアンライセンスバンドのセルとして使用している。制御情報は専用ビットである0が送信される。端末装置1(受信回路部105)は当該制御情報を受信すると当該制御情報に従って、無線リソース制御回路部1011が全周波数帯域のセルをアンライセンスバンドのセルとして使用しないように制御する。ここでは無線リソース制御回路部1011はアンライセンスバンドとして使用されているのは周波数帯域17だけであるので周波数帯域17のみをアンライセンスバンドのセルとして使用しないように制御する(図中の94)。当該制御までは周波数帯域17はアンライセンスバンドのセルとして使用されている(図中の17B)が当該制御によりアンライセンスバンドとして使用されない。図9においての17Aが該当する。周波数帯域15はもともとアンライセンスバンドのセルとして使用されていないのでそのままである。端末装置1は周波数帯域16も使用できるが、ここでは特になんの制御もされないので図示していない。制御情報はセル7を使用して端末装置1に通知されるが、セカンダリセルが使用される場合は当該セカンダリセルのみ使用して、或いは選択的にプライマリセルとセカンダリセルを使用してもよく、両方を使用して端末装置1に通知してもよい。
図10に本実施形態における別の例を示す。基地局装置3は、制御情報をDLCC7を使用して端末装置1に通知する(図中の矢印103が該当)。ここでは、上記の如く周波数帯域17だけでなく、周波数帯域15もアンライセンスバンドのセルとして使用している。この場合に制御情報は専用ビット0を含む。端末装置1(受信回路部105)は当該制御情報を受信すると当該制御情報に従って、無線リソース制御回路部1011が周波数帯域17と周波数帯域15をアンライセンスバンドのセルとして使用しないように制御する(図中の104)。当該制御までは周波数帯域17及び15はアンライセンスバンドのセルとして使用されている(図中の17Bと15B)が当該制御によりアンライセンスバンドとして使用ない状態となる。17A及び18Aが該当する。端末装置1は周波数帯域16も使用できるが、ここでは特になんの制御もされないので図示していない。制御情報はセル7を使用して端末装置1に通知されるが、セカンダリセルが使用される場合は当該セカンダリセルを使用して或いはプライマリセルとセカンダリセルの両方を使用して端末装置1に通知してもよい。制御情報はセル7を使用して端末装置1に通知されるが、セカンダリセルが使用される場合は当該セカンダリセルのみ使用して、或いは選択的にプライマリセルとセカンダリセルを使用してもよく、両方を使用して端末装置1に通知してもよい。
図11に本実施形態における別の例を示す。図9と図10はライセンスバンドのセルであるDLCC7を使用する場合であるがここでは既にアンライセンスバンドのセルとして使用されている周波数帯域17のDLCCを使用して端末装置1に通知される(図中の矢印113が該当)。この場合、端末装置1に通知される制御情報はアンライセンス制御情報として専用ビット0を含む。周波数帯域17は既にアンライセンスバンドのセルとして使用されているが周波数帯域15はアンライセンスバンドのセルとして使用している、端末装置1(受信回路部105)が当該制御情報を受信すると当該制御情報に従って、無線リソース制御回路部1011が周波数帯域17をアンライセンスバンドのセルとして使用しないように制御する(図中の114)。当該制御までは周波数帯域17はアンライセンスバンドのセルとして使用されていた(図中の17B)が、当該制御によりアンライセンスバンドとして使用されないように制御される。図中の17Aが該当する。端末装置1は周波数帯域16も使用できるが、ここでは特になんの制御もされないので図示していない。
図12に本実施形態における別の例を示す。ここでは既にアンライセンスバンドのセルとし周波数帯域15と17がアンライセンスバンドのセルとして使用されている。既にアンライセンスバンドのセルとして使用されている周波数帯域17のDLCCを使用して端末装置1に通知される(図中の矢印123が該当)。この場合、端末装置1に通知される制御情報はアンライセンス制御情報として専用ビット0を含む。端末装置1(受信回路部105)は当該制御情報を受信すると、当該制御情報に従って、無線リソース制御回路部1011が周波数帯域15と17をアンライセンスバンドのセルとして使用しないように制御する(図中の124)。当該制御までは周波数帯域15と17はアンライセンスバンドのセルとして使用されていた(図中の15Bと17B)が当該制御によりアンライセンスバンドとして使用されないように制御される。図中の15Aと17Aが該当する。端末装置1は周波数帯域16も使用できるが、ここでは特になんの制御もされないので図示していない。ここで制御情報は周波数帯域17を使用して端末装置1に通知されるが、周波数帯域15を使用して或いは両方を使用して端末装置1に通知してもよい。制御情報はセル7を使用して端末装置1に通知されるが、セカンダリセルが使用される場合は当該セカンダリセルのみ使用して、或いは選択的にプライマリセルとセカンダリセルを使用してもよく、両方を使用して端末装置1に通知してもよい。
(第5の実施形態)
上記の各実施例はアンライセンスバンドのセルの設定及び制御方法について記載しているが、本実施形態ではアンライセンスバンドのセルを使用している端末装置1の動作について記載する。ここで、端末装置1はライセンスバンドのセルとしてセル5とセル7、アンライセンスバンドのセルとして使用可能な総ての周波数帯域15と16と17を使用しているとする。さらに図1の如くアクセスポイント11が存在するとする。
図13に本実施形態における各アンライセンスバンドのセルの状態を示す遷移図を示す。図中では横方向を時間方向とし、代表的に周波数帯域15を示している。図中のAはアンライセンスバンドのセルとしての状態を示している。例えば時刻t1で周波数帯域15がアンライセンスバンドのセルとして使用開始され、そして時刻t2でアンライセンスバンドのセルとして使用されない状態に制御されたとする。ここではアンライセンスバンドのセルとして使用される状態としてアクティベートされた第1の状態、あるいは第1のアクティベート状態、又は第1のアクティベートとして記載している。アンライセンスバンドのセルとして使用開始するとことを第1アクティベートすると称する。以後特に記載や限定がない限りこれらをそれぞれ、「第1」を省略して、アクティベートされた状態、アクティベート状態、アクティベート、或いはアクティベートすると称する。
さらにアンライセンスバンドのセルとして使用されない状態をデアクティベートされた第1の状態、或いは第1のデアクティベート状態或いは、単に第1デアクティベートとして記載する。アンライセンスバンドのセルとして使用を停止するとことを第1デアクティベートすると称する。以後特に記載や限定がない限りこれらをそれぞれ、「第1」を省略して、デアクティベートされた状態、デアクティベート状態、デアクティベート、或いはデアクティベートすると称する。
図中Bは実際に基地局装置3によってユーザデータ送信用の通信リソースが割り当てられて通信に使用されたか否か(通信の有無)を示している。図のBように時間t3で無線リソースがスケジューリングされて実際の通信が開始され時刻t4に通信が終了している(以後、このようにアンライセンスバンドのセルを使用した基地局装置3との通信を第1の通信とする)。
但し周波数帯域15はt4以降でも依然としてアンライセンスバンドのセルとしてアクティベートされたままである。よって時間領域T5において、周波数帯域15はアクティベートされて何時でも通信に使用されうる状態でありながら実際には使用されていない状態である。換言すればこの時間領域T5では周波数帯域15はアンライセンスバンドのせるとしてアクティベートされているが、その一部が通信リソースとして割り当てられてない状態である。
そこで端末装置1は当該時間領域T5においてアンライセンスバンドのセルとして周波数帯域15を使用するのではなく、他の仕様に従った、例えば802.11nに従って例えばアクセスポイント11や不図示の他のパーソナルコンピュータやプリンタ等の他の機器と通信を開始する(以後、このように第1の通信と異なる通信を第2の通信とする)ことができる。図中の時刻t6において802.11nに従って通信を開始し、時刻t7で802.11nに従った通信を終了するとする。
図14は別の例を示している。図中のAは図13と同様に周波数帯域15がアンライセンスバンドとして使用されるいか否か、即ちアクティベートされているか否かを示す。B1は周波数帯域15がアンライセンスバンドのセルとして使用されているか否か(端末装置1は周波数帯域15を使用して基地局装置3と通信しているか否か)を、C1は802.11nとして使用されているか否かを示す。
B1の時間領域T51においては、アンライセンスバンドのセルとしてアクティベートされているにも関わらず通信に使用されていない。そこでC1のように時刻t61から時刻t71までの間は802.11nに従って例えばアクセスポイント11やパーソナルコンピュータやプリンタ等の他の機器と通信を行う。
尚、図13や図14においてはアンライセンスバンドのセルとしての通信とは異なる通信を開始することを(例えばライセンスバンドのセルであるセル7やセル5を使用して)基地局装置3に通知するような構成でもよいし、アンライセンスバンドのセルとしての通信以外の通信を終了する際に当該通信の終了を基地局に通知する構成でもよい。
さらに、図13や図14のような通信では端末装置1が安易に第2の通信を開始すると、基地局装置3が第1の通信を開始しようとした際に適切に第1の通信を開始できない場合がある。そこで、基地局装置3は端末装置1に対して第2の通信が可能か否かを示す情報を通知することができる。当該情報を端末装置1は基地局装置3から取得し、その情報に従って第2の通信を開始できるか否かを判断することができ、この判断に従って第2の通信を開始したり、第2の通信を開始しないようにする。
例えば、基地局装置3から明示的に第2の通信が許可されたことを示す情報(第2の通信を許可する情報)を取得した場合は、端末装置1は必要に応じて、第2の通信を開始する。但し端末装置1が第2の通信が必要と判断していない場合や不要と判断した場合は、いくら基地局装置3から第2の通信を許可する情報を取得していても第2の通信は行わない。
逆に、端末が第2の通信を必要であると判断した場合であっても、基地局装置3から第2の通信を許可する情報を取得していない場合は、第2の通信を開始しない。同様に基地局装置3が第2の通信を許可する情報を端末装置1に通知しない代わりに、第2の通信を禁止する情報を取得した場合は、端末装置1が第2の通信を開始することはない。
逆に基地局装置3が第2の通信を禁止する(許可していない)情報を端末装置1に通知しておらず、端末が基地局装置3から第2の通信を禁止する情報を取得していない場合は、端末装置1が第2の通信が必要であると判断した場合に当該判断に従って第2の通信を開始するように構成としてもよい。
即ち、第2の通信を許可する情報と第2の通信を禁止する情報の少なくとも一方あるいは両方により基地局装置3は端末装置1に第2の通信の許可あいは禁止を通知することができ、これによって端末装置1は第2の通信が許可されているか禁止されているかを判断できる。
第2の通信を開始してよいか否かの判断に使用される情報はこのように直接的に示される情報であってもよいが、間接的に基地局装置3は端末装置1に指示することもできる。この指示は例えば第2の通信を開始可能か否かの判断に使用される情報を使用して行われる。第2の通信を開始可能か否かの判断に使用される情報の一例として、基地局装置3から端末装置1に通知される情報であって閾値を示す情報が使用できる。当該閾値の通知は各端末装置に個別に通知、例えば上記アンライセンスバンド制御情報に含まれて個別に通知されてもよいが、報知情報にいれて通知されてもよい。基地局装置3から端末装置1に通知される情報である例えばある閾値がシステムに共通であって変更されない場合は通知する必要がない。
当該端末装置1はアンライセンスバンドのセルやライセンスバンドのセルの少なくとも一方或いは両方に割り当てられる通信リソースの、累積総量或いは単位時間における通信リソース量と当該閾値を比較し、通信リソース量が当該閾値を下回ったあるいは上回った場合に、アンライセンスバンドのセルにリソースが割り当てられる可能性が少ない又は多いことを判断してもよい。そして、第2の通信が可能になったこと、あるいは不可能になったことを判断してもよい。
ここで、第2の通信が可能か否かを判断するために、端末装置1は割り当てられる通信リソースを使用しているがこれに限定されず、他の制御情報を使用することも或いは通信リソースと他の制御情報の両方を使用することできる。他の制御情報としては例えば変調方式や端末装置1の送信電力あるいは通信品質やスループット等が使用できるがこれに限定されるものではないしこのような制御情報が使用される場合は上記のような閾値は一つでなくてよく複数の値でもよい。
さらに第2の通信を開始可能か否かの判断に使用される情報を基地局装置3から取得することなく端末装置1が独自に判断してもよい。例えば上記のように割り当てられる通信リソースや変調方式、送信電力或いはスループットを使用して独自に判断してもよい。
尚、本実施の形態において、基地局装置3と端末装置1との通信には上りリンクと下りリンクの区別はしていない。即ち上りリンクの通信と下りリンク通信は共に実行されるという仮定のもとで説明している。本実施例はこれに限定されず例えば上記のように周波数帯域は下りリンクしかない、即ちDLCCのみで構成されているとしてもよい。
さらに上記においては端末装置1は第2の通信を開始するに際し、二つの判断を行っている。まず、第2の通信が開始可能か否かを判断(第1の判断)し、第2の通信を実際に行うか否かを判断(第2の判断)している。換言すれば基地局装置3からの情報に基づいて行う判断であって第2の通信が可能か否かの判断を第1の判断とし、端末装置1が基地局装置3からの指示にかかわらず、第2の通信を実行するか否かの判断を第2の判断とすることもできる。上記の実施例のように、第1の判断の後に第2の判断を実施してもよいし、次にあげる例のように第2の判断のみに基づいて第2の通信を実行してもよい。
図15に他の例を示している。本実施形態における既述の図と同様にAはアンライセンスバンドのセルとして周波数帯域がアクティベートされているか否かを示す。さらにDではアクティベートされた周波数帯域に対して通信リソースが割り当てられているか否かを示す。B3は当該割り当てられた通信リソースを使用して実際に基地局装置3と第1の通信を実行しているか否かを示し、C3は第2の通信を実行しているか否かを示す。本図では、Dのように通信リソースが割り当てられているにも関わらず、当該通信リソースを使用した第1の通信が実行されていない時間領域T55が存在する。この時間領域T55において、本来は通信リソースが割り当てられているので本来は第1の通信をすべきところをあえて第2の通信を行う。これが図14の場合と大きくことなる点である。
本図の例において、本来は通信リソースが割り当てられている間は、端末装置1は当該通信リソースを使用して基地局装置3と第1の通信を行うのが通常であるが、端末装置1は独自に基地局装置3との通信を停止し(t45)、代わりに第2の通信を開始する(t65)。第2の通信は例えば他の端末装置(不図示)やプリンタ(不図示)であってもよく特に限定はない。そして第2の通信を開始後、当該第2の通信はt751で終了する。第2の通信が終了後、端末装置1は再度第1の通信を基地局装置3と開始する(t315)。端末装置1はT55において送信されるべきデータは例えばアンライセンスバンドのセルとして使用される他の周波数帯域を使用して基地局に送信されてもよいし、ライセンスバンドのセルを使用して基地局に送信されてもよい。あるいはあくまでも周波数帯域15を使用して最後まで送信されてもよい。
尚、上記各図においてはアンライセンスバンドのセルして使用する周波数帯域15の使用形態(基地局装置3と通信する為に使用すること)に注目して記載しているが、説明を簡単にする為にアンライセンスバンドとして周波数帯域15を使用することに、例えば802.11nの仕様に従って他の機器と通信する場合の説明を一部省略している。アンライセンスバンドである周波数帯域15の使用についてより詳細に説明する。
図16は図13におけるアンライセンスバンドの周波数帯域15の使用(例えば802.11nの仕様に従って他の機器と通信)について示している。AやB1は図13と同様であるので説明を省略する。図中のEはアンライセンスバンドの周波数帯域として例えば802.11nの仕様に従って端末装置1が使用か可能か否かを示す。時刻t16まで周波数帯域15がアンライセンスバンドとして使用(例えば802.11nの仕様に従った通信に使用可能な状態)とされ、そして時刻t26でアンライセンスバンドのセルとして不使用の状態(例えば802.11nの仕様に従った通信ができない状態)に制御されたとする。ここではアンライセンスバンドとして使用(例えば802.11nの仕様に従った通信)が可能な状態としてアクティベートされた第2の状態、あるいは第2のアクティベート状態、又は第2のアクティベートとして記載している。アンライセンスバンドとして使用(例えば802.11nの仕様に従った通信に使用)を開始するとこと(第2のアクティベート状態にすること)を第2アクティベートすると称する。さらにアンライセンスバンドとして使用(例えば802.11nの仕様に従った通信に使用)ができない状態としてデアクティベートされたと第2の状態、或いは第2のデアクティベート状態、又は単に第2デアクティベートとして記載されている。同様にアンライセンスバンドとして使用しない(例えば802.11nの仕様に従った通信に使用しない)状態とすることを第2デアクティベートすると称する。即ち、図において時刻t1まで周波数帯域15は第1のデアクティベート状態であると共に時刻t16までは第2のアクティベート状態であり、時刻t1において周波数帯域15は第1のアクティベート状態及び時刻t16において第2のデアクティベート状態に制御される(第1アクティベート及び第2デアクティベートされる)。同様に、時刻t2において第1のデアクティベート状態に、及び時刻t26において第2のアクティベート状態に制御される(第1デアクティベート及び第2アクティベートされる)。即ちEは第2アクティベート或いは第2デアクティベートを示す。ここでt1とt16は異なる時刻(t1≠t16)であってもよいし、同時(t1=t16)であってもよい。同様にt2とt26は異なる時刻(t2≠t26)であってもよいし、同時(t2=t26)であってもよい。同時に制御することが困難な場合は、それぞれ異なる時刻であってもよい。この際に、t1<t16であると、即ち、第1アクティベートされた後に第2デアクティベートされるので、t1からt16の間は周波数帯域が第1のアクティベート状態でありながら第2のアクティベート状態となる。この制御に問題がある場合は、t1>t16として第2デアクティベートの後に第1アクティベートを行うことでもよい。同様に、t2とt26においてもt2<t26として第1のデアクティベートの後に第2のアクティベートを行うような構成でもよい。
図17は他の一例を示す。図は図14における周波数帯域15の第2のアクティベートや第2のデアクティベートについて説明している。図中のAとB1とC1は図14と同じであるため、説明を省略する。図中のE7が第2アクティベート或いは第2デアクティベートを示し、アンライセンスバンドの周波数帯域として例えば802.11nの仕様に従って端末装置1が使用か可能か否かを示す。周波数帯域15は図16と同様に、時刻t1まで周波数帯域15は第1のデアクティベート状態であると共に時刻t16までは第2のアクティベート状態であり、時刻t1において周波数帯域15は第1のアクティベート状態及び時刻t16において第2のデアクティベート状態に制御される。
同様に、時刻t2において第1のデアクティベート状態に、及び時刻t26において第2のアクティベート状態に制御される。さらに図の時間領域T15において端末装置1はアンライセンスバンドのセルとして基地局装置3と通信しないことを判断すると周波数帯域15を第2のアクティベート状態とする。
当該判断として上記の他に種々の判断が可能であるが、ここではスループット(或いは通信品質)を使用して端末装置1が判断することとする。例えば端末装置1は当初、例えばt3の直後、第1の通信により良好なスループットが得られていたとする。ところがt4の直前にスループット(或いは通信品質)が低下した場合に、第2の通信に切り替えることも可能である。さらに第2の通信で通信中であっても第1の通信のスループット(通信品質)が改善したら第1の通信に切り替えてもよい。
また第2の通信の通信先は基地局装置3でもよく、他の機器、例えばプリンタや他の端末装置であってもよい。第1の通信中に第2の通信によって他の機器との通信が必要と端末装置1が判断した場合に、第1の通信を中断し、基地局装置3以外の他の機器と第2の通信をする場合もある。
あるいは基地局装置3によりアンライセンスバンドの周波数帯域が例えば周波数帯域15がアンライセンスバンドのセルとしてアクティベートされている場合であっても、或いは第1の通信の為の通信リソースが端末装置1に割り当てられていても、第1の通信を行わず、第2の通信を行うように端末装置1が判断して第2の通信を行うように制御してもよい。このような制御は例えば基地局装置3との通信の方が、通信費が高くなる場合や、電力をより消費する場合などに有効である。
逆に例えば基地局装置3との通信の方が、通信費が安くなる場合や、電力をより消費しない場合などでは第2の通信を行わず、基地局装置3との通信に第1の通信のみを行うように制御することも可能である。
図ではt57において第2のアクティベートがされ、その後t61において第2の通信が開始される。その後第2の通信が終了したら時刻t81において第2のデアクティベートとして端末装置1は再びt31より第1の通信を開始する。さらにその後、t2において上記の如く第1のデアクティベート状態に制御されると共にt26において第2のアクティベート状態に制御される。このような制御、即ち、第1のアクティベート状態であるにも関わらず、第2のアクティベートを行って第1のアクティベート状態且つ第2のアクティベート状態として第2の通信を開始すること、及び第2の通信後に第2のデアクティベートを行って第1のアクティベート状態のみの状態に戻すことは、上記図14に限らず、図13及び図15においても適用できる。但しこのような制御は端末装置1が第1のアクティベート状態でありながら第2のアクティベート状態でも問題ない場合に限られてもよい。
第2の通信を開始可能か否かの判断に使用される情報は例えば次のような情報でもよい。その情報とは例えばアンライセンスバンドのセルに対するスケジューリング情報をライセンスバンド経由で取得するか或いはライセンスバンドで取得するかである。換言すれば基地局装置3はケジューリング情報をライセンスバンド経由で端末装置1に通知するか或いはアンライセンスバンド経由で通知するかに基づいて基地局装置3は端末装置1に第2の通信が可能か否かを知らせることができる。
例えばt3において基地局装置3から受信したスケジュリーリング情報に基づいた通信が開始されている。ここで当該スケジューリング情報が例えばランセンスバンドのセルを使用して通知される場合は、たとえ時間領域T51のようにアンライセンスバンドのセルである周波数帯域15に対するスケジューリング情報が無い場合は、図中のように第2アクティベートや第2の通信が可能と判断する。そして、t3において基地局装置3から受信したスケジュリーリング情報に基づいた通信が開始されており、ここで当該スケジューリング情報が例えばアンランセンスバンドのセルを使用して通知される場合は、時間領域T51のようにアンライセンスバンドのセルである周波数帯域15に対するスケジューリング情報が無い場合に、図のように第2アクティベートや第2の通信が可能であると判断する。
逆に当該図中の基地局装置3から受信したスケジュリーリング情報に基づいた第1の通信が開始されており、当該スケジューリング情報が例えばランセンスバンドのセルを使用して通知される場合は、時間領域T51のようにアンライセンスバンドのセルである周波数帯域15に対するスケジューリング情報が無い場合は、図中のように第2アクティベートや第2の通信ができないと判断する。そして、t3において基地局装置3から受信したスケジュリーリング情報に基づいた通信が開始されており、ここで当該スケジューリング情報が例えばアンランセンスバンドのセルを使用して通知される場合は、たとえ時間領域T51のようにアンライセンスバンドのセルである周波数帯域15に対するスケジューリング情報が無い場合に、図のように第2アクティベートや第2の通信可能と判断する。
即ち、アンライセンスバンドのセル(として使用する周波数帯域)に対するスケジューリング情報の通知を、ライセンスバンドのセルを使用するかアンライセンスバンドのセルを使用するかによって第2の通信が可能か否かを基地局装置3は端末装置1に通知することができるし、端末装置1はそれを知ることができる。
尚、上記においてアンライセンスバンドの制御情報としてスケジューリング情報を例に挙げて説明していが、これに限定されず、他の制御情報であってもよい。例えばアンライセンスバンドのアクティベート指示がライセンスバンドを使用したか否かによって判断してもよい。
例えば、アンライセンスバンドのセルとしての周波数帯域のアクティベートが既存のアンライセンスバンドのセルを使用して行われた場合(アンライセンスバンドのセルを使用して他のアンライセンスバンドのセルのアクティベートする指示を端末装置1が受信した場合)は上記第2の通信が可能である或いは許可されたと端末装置1が判断する。
一方、アンライセンスバンドのセルとしての周波数帯域のアクティベートがライセンスバンドのセルを使用して行われた場合(ライセンスバンドのセルを使用して他のアンライセンスバンドのセルのアクティベートする指示を端末装置1が受信した場合)は上記第2の通信が許可されていないと端末装置1が判断する。
換言すると、アンライセンスバンドのセルを使用してアンライセンスバンドのセルをアクティベートした場合は、第2の通信が許可されていると端末装置1は判断し、ライセンスバンドのセルを使用してアンライセンスバンドのセルをアクティベートした場合は、第2の通信が許可されていないと端末装置1は判断する。
逆に、アンライセンスバンドのセルとしての周波数帯域のアクティベートが既存のアンライセンスバンドのセルを使用して行われた場合(アンライセンスバンドのセルを使用して他のアンライセンスバンドのセルのアクティベートする指示を端末装置1が受信した場合)は上記第2の通信が許可されていないと端末装置1は判断する。
一方、アンライセンスバンドのセルとしての周波数帯域のアクティベートがライセンスバンドのセルを使用して行われた場合(ライセンスバンドのセルを使用して他のアンライセンスバンドのセルのアクティベートする指示を端末装置1が受信した場合)は上記第2の通信が許可されたと端末装置1は判断する。
換言するとライセンスバンドのセルを使用してアンライセンスバンドのセルをアクティベートした場合は、第2の通信が許可されていると端末装置1は判断し、アンライセンスバンドのセルを使用してアンライセンスバンドのセルをアクティベートした場合は、第2の通信が許可されていないと端末装置1は判断する。
このような第2の通信の可否判断は一つのアンライセンスバンドのセルにのみ適用してもよいし、他のセルにも適用してもよい。ここでは、アンライセンスバンド15が既にアクティベートされているとし、アンライセンスバンドのセルを使用してアンライセンスバンドのセルとしての周波数帯域がアクティベートされたら第2の通信が許可され、ライセンスバンドのセルを使用してアクティベートされたら第2の通信が許可されていないとする。
例えば、アンライセンスバンドのセルとして使用されている周波数帯域15を使用して例えば周波数帯域16をアクティベートした場合は周波数帯域16のみで第2の通信が許可されていると判断しても良いが、使用している周波数帯域の総て(周波数帯域15と16)で第2の通信が許可されていると判断してもよい。
一方、ライセンスバンドのセルとして使用されているセル(例えばセル5)を使用して例えば周波数帯域16をアクティベートした場合は周波数帯域16のみで第2の通信が許可されていない判断しても良いが、使用している周波数帯域の総て(周波数帯域15と16)で第2の通信が許可されていないと判断してもよい。
上記についてはライセンスバンド制御情報のような制御情報をラインセンスバンドで通知するか案ライランスバンドで通知するかにだけに注目している。次の例では制御情報の通知にどの周波数帯域、又はセルを使用するかによって第2の通信が許可されているか否かを基地局装置3が端末装置1に通知する方法を示す。
上記のように周波数帯域15がアンライセンスバンドのセルとして使用されている状態で、周波数帯域15のスケジューリング情報はどの周波数帯域又はセルを使用して通知されるかに注目する。
周波数帯域15のスケジューリング情報が周波数帯域15以外を使用して通知される場合は、第2の通信は許可されていることが示され、周波数帯域15自身を使用している場合は第2の通信が許可されていないことが示されている。ここで周波数帯域15以外とは例えばライセンスバンドのセル5やセル7でよもよく、他のアンライセンスバンドのセルとして周波数帯域15以外が既に使用されている(例えば周波数帯域16や17が既に使用されている)場合は当該周波数帯域15以外の周波数帯域16や17であってもよい。
逆に、周波数帯域15のスケジューリング情報が周波数帯域15以外を使用して通知される場合は、第2の通信は許可されていないことが示され、周波数帯域15自身を使用している場合は第2の通信が許可されているいことが示されていてもよい。ここで周波数帯域15以外とは例えばライセンスバンドのセル5やセル7でよもよく、他のアンライセンスバンドのセルとして周波数帯域15以外が既に使用されている(例えば周波数帯域16や17が既に使用されている)場合は当該周波数帯域15以外の周波数帯域16や17であってもよい。
(第6の実施形態)
上記の各実施例では制御情報に含まれるアンライセンスバンド制御情報とてアンライセンスバンドのセルとしてアンライセンスバンドの周波数帯域を使用するあるいは使用しないことを示す為に、または上記のように第2の通信を開始してよいか否かの判断に使用される情報を含む。本実施形態ではアンライセンスバンド制御情報として他の情報、例えばスケジューリング情報を含む場合について説明する。
例えば図1の場合について説明する。図ではライセンスバンドのセルとしてセル5と7を使用している。この状態でアンライセンスバンドのセルとして端末装置1がアンライセンスバンドの周波数帯域を使用して行っている基地局装置3意外との通信を中止し、アンライセンスバンドのセルとして使用して基地局装置3と通信しているとする。この構成においてライセンスバンドのセルに対するスケジューリング情報を基地局装置3から端末装置1に通知する方法は大きく分けて四つある。
第1のスケジューリング情報通知方法としてライセンスバンドのセルのスケジューリング情報はライセンスバンドのセルを使用して通知する方法である。例えばセル5のスケジューリング情報は当該セル5を使用して通知してもよいし、セル5とは異なるセル、ここではセル7を使用して通知される。即ち少なくとも一つのライセンスバンドのセルを使用して少なくとも一つのライセンスバンドのスケジューリング情報を通知するのが第1のスケジューリング情報通知方法である。
一方、アンライセンスバンドのセルとして使用している周波数帯域を使用してセル5やセル7のライセンスバンドのセルのスケジューリング情報を通知する方法を第2のスケジューリング情報通知方法とする。第2のスケジューリング情報通知方法ではライセンスバンドのセルに対するスケジューリング情報をどのアンライセンスバンドのセルである周波数帯域で送るかは特に限定がなく、さらにアンライセンスバンドのセルを使用して通知されるライセンスバンドのセルに対する限定も特にない。アンライセンスバンドのセルを使用してライセンスバンドのセルのスケジューリング情報を通知することに注目している。即ち少なくとも一つのアンライセンスバンドのセルとして使用する周波数帯域を使用して少なくとも一つのライセンスバンドのスケジューリング情報を通知するのが第2のスケジューリング情報通知方法である。
アンライセンスバンドのセルに対するスケジューリング情報はライセンスバンドのセルを使用して通知することができる。これを第3のスケジューリング情報通知方法とする。ここでも、スケジュール情報を通知するライセンスバンドのセルと通知されるアンライセンスバンドの関係は特に限定されない。例えばライセンスバンドのセルであるセル7を使用してアンライセンスバンドのセルである周波数帯域15のスケジューリング情報を通知してもよいし、周波数帯域16のスケジューリング情報を通知してもよいし、周波数帯域17のスケジューリング情報であってもよい。
さらに複数のアンライセンスバンドのセルとして使用する周波数帯域のスケジューリングを一つのライセンスバンドのセルを使用して通知してもよいし、複数のライセンスバンドのセルを使用して通知してもよい。例えばセル5とセル7を使用してアンライセンスバンドとして使用する周波数帯域15と16と17のスケジューリング情報を通知することもできる。即ち少なくとも一つライセンスバンドのセルを使用して少なくとも一つのアンライセンスバンドのセルとして使用する周波数帯域のスケジューリング情報を通知するのが第3のスケジューリング情報通知方法である。
アンライセンスバンドのセルに対するスケジューリング情報はアンライセンスバンドのセルを使用する方法を第4のスケジューリング情報の通知方法とする。ここでは、たとえば周波数帯域17のスケジューリング情報は周波数帯域17を使用して、即ち自分自身を使用して通知してもよいし、他のアンライセンスバンドのセルを使用して通知してもよい。
例えば周波数帯域15を使用して周波数帯域16のスケジューリング情報を通知してもよい。或いは周波数帯域15は周波数帯域15のスケジューリング情報と周波数帯域16のスケジューリング情報を通知し、周波数帯域16は周波数帯域17のスケジューリング情報を通知するようにしてもよいし、一つの周波数帯域を使用して全部の周波数帯域のスケジューリング情報を通知してもよい。即ち少なくとも一つのアンライセンスバンドのセルとして使用する周波数帯域を使用して少なくとも一つのアンライセンスバンドのセルとして使用する周波数帯域のスケジューリング情報を通知するのが第4のスケジューリング情報通知方法である。以上の各スケジューリング情報通知方法はそれぞれ単独で、或いはこれらを併用して実行できる。
図18は一つの例を示している。図において、第1のスケジューリング情報通知方法と共に第3のスケジューリング情報通知方法を実行した場合を示す。ここではライセンスバンドのセルに割り当てられたスケジューリング情報を含むライセンスバンドの制御情報とアンライセンスバンドのセルに割り当てられたスケジューリング情報を含むアンライセンスバンド制御情報を一つの制御情報に含めて基地局装置3が端末装置1に通知している。
尚、ライセンスバンド制御情報とアンライセンスバンド制御情報は一つの制御情報に含めて一度に通知してもよく、それぞれ別々の制御情報に含めて別々に通知してもよく、別々の制御情報とするがやはり一度に端末装置1に通知してよい。
基地局装置3はライセンスバンドのセルに対するスケジューリング情報とアンライセンスバンドのセルに対するスケジューリング情報を制御情報に含めて通知する。通知する際に使用されるのはライセンスバンドのセルであるセル5である(図中の矢印153)。端末装置1は当該制御情報を受信してスケジューリング情報を抽出し、当該スケジューリング情報に従って各セルや周波数帯域の送受信動作の設定行う(図中の154)。
尚、図では、上記の各セルに対するスケジューリングの通知方法の実行に際しセル5が使用されているがセル7であってもよい。例えばプライマリセルとしてセル5を使用(セカンダリセルとしてセル7を使用)している場合は、第1のスケジューリング情報通知方法及び第3のスケジューリング情報通知方法の実行に際し当該プライマリセルを使用してもよいし、セカンダリセルであるセル7をセル5に変えて使用しても、セル5と併用してもよい。
例えば、端末装置1の処理軽減を行う為には、特に端末装置1が実行するブラインドデコーディングに関する処理を軽減する為には使用するセルを特定の一つにしてもよい。特にプライマリセルのブラインドデコーディングは必ず行われるのでプライマリセルのみを使用する構成は最も効率がよい。但し制御情報としてはスケジューリング情報だけではないので、通知される制御情報が多い場合など、プライマリセルを使用することが適切ではない場合はセカンダリセルを使用することは望ましい実施形態の一つである。
例えばアンライセンスバンドのセルに対するスケジューリング情報はセカンダリセルのみで通知されるとすることでもよい。スケジューリング情報の通知に対して柔軟性を持たせるためにはスケジューリング情報の通知に複数のセルを選択的に或いは併用することが最も望ましい。具体的にどのセルを使用するかは、例えば通知すべき制御情報の量やスケジューリング情報と同時に通知することが可能か否か等のスケジューリング情報以外の他の制御情報の性質を考慮して基地局装置3が決定することもできる。さらに各セルの通信品質や各セルに対して使用される送信電力に基づいて決定してもよい。
図19は他の一例を示している。図においては、第2のスケジューリング情報通知方法とともに第4のスケジューリング情報通知方法を同時に行った場合を示す。ここではライセンスバンドのセルに割り当てられたスケジューリング情報を含むライセンスバンドの制御情報とアンライセンスバンドのセルに割り当てられたスケジューリング情報を含むアンライセンスバンド制御情報を一つの制御情報に含めて基地局装置3が端末装置1に通知している。
基地局装置3はライセンスバンドのセルに対するスケジューリング情報とアンライセンスバンドのセルに対するスケジューリング情報を制御情報に含めて通知する。通知する際に使用されるのはアンライセンスバンドのセルとして使用される周波数帯域16である(図中の矢印163)。
端末装置1は当該制御情報を受信してスケジューリング情報を抽出し、当該スケジューリング情報に従って各セルや周波数帯域の送受信動作の設定を行う(図中の164)。尚、図では、上記の各セルに対するスケジューリングの通知方法の実行に際しアンライセンスバンドのセルとして周波数帯域16が使用されているが周波数帯域15であっても周波数帯域17であってもよいし、或いは他の周波数帯域を併用してもよいし、さらには全周波数帯域を使用してもよい。
換言すれば、アンライセンスバンドのセルを使用したスケジューリング情報の通知に際しては、少なくとも一つのアンライセンスバンドのセルを使用することができる。或いは、第2のスケジューリング情報や第4のスケジューリング情報の通知に際しては少なくとも一つのアンライセンスバンドのセルを使用することができる。例えば、第2のスケジューリング情報通知方法には周波数帯域15を使用するが、第4のスケジューリング情報通知方法には周波数帯域16を使用するような構成でもよい。
これらの使い分けは、例えば、端末装置1の処理軽減を行う為には、特に端末装置1が実行するブラインドデコーディングに関する処理を軽減する為には使用する周波数帯域を特定の一つにしてもよい。例えばスケジューリング情報の通知は周波数帯域16のみで通知されるとすることでもよい。スケジューリング情報の通知に対して柔軟性を持たせるためにはスケジューリング情報の通知に複数の周波数帯域を選択的に或いは併用することが最も望ましい。
例えば通知すべき制御情報の量やスケジューリング情報と同時に通知することが可能か否か等の、スケジューリング情報以外の他の制御情報の性質を考慮して基地局装置3が決定することもできる。さらに各セルの通信品質や各セルに対して使用される送信電力に基づいて決定してもよい。つまり、図では周波数帯域16が使用されているが周波数帯域16の通信品質が劣化した場合は、スケジューリング情報の通知に際して、周波数帯域15又は17を代用できるようにする構成が安定的な通信を維持及び確保する為にもっとも望ましい。
図20は他の一例を示している。図において、第1のスケジューリング情報通知方法と第3のスケジューリング情報通知方法を別々に行った場合を示す。ここではライセンスバンドのセルに割り当てられたスケジューリング情報を含むライセンスバンドの制御情報とアンライセンスバンドのセルに割り当てられたスケジューリング情報を含むアンライセンスバンド制御情報を異なる制御情報に含めて基地局装置3が端末装置1に別々に通知している。
基地局装置3はライセンスバンドのセルに対するスケジューリング情報を制御情報に含めて通知する(図中の矢印173)。基地局装置3はアンライセンスバンドのセルに対するスケジューリング情報を制御情報に含めて通知する(図中の矢印175)。端末装置1は当該制御情報を受信してスケジューリング情報を抽出し、当該スケジューリング情報に従ってライセンスバンドのセルを使用する送受信動作の設定を行う(図中の176)。そして端末装置1は受信した制御情報を受信からアンライセンスバンドのセルに関するスケジューリング情報を抽出し、当該スケジューリング情報に従ってアンライセンスバンドのセルとして使用する周波数帯域を使用する送受信動作の設定を行う(図中の174)。
尚、図では、上記の各セルに対するスケジューリングの通知方法の実行に際しセル5が使用されているが、図19における説明と同様に、使用するライセンスバンドのセルのとしてセル特定のセルに限定することも使い分けることも可能である。
さらにスケジューリング情報の通知に使用するアンライセンスバンドのセルとして周波数帯域16が使用されているが、図20における説明と同様に、使用するライセンスバンドのセルを特定のセルに限定することも、当該特定のセルとその他の複数のセルを使い分けることも可能である。
ここでは第1スケジューリング情報通知方法から第4のスケジューリング情報通知方法までを紹介したが、これらを総て使用可能とするのが望ましいがこれに限定されず例えば次のような制御あるいは構成でもよい。例えばライセンスバンドのセルに対するスケジューリング情報の通知方法は上記の第1のスケジューリング情報通知方法が使用可能とし、アンライセンスバンドのセルとして使用する周波数帯域に対しては第3のスケジューリング情報通知方法又は第4のスケジューリング情報歩通知方法を選択的にあるいは両方を使用するような構成でもよい。この構成は例えば第5の実施例を実行している場合、特に端末装置1が独自に第2の通信を開始し、基地局装置3が端末装置1が第2の通信を開始していることを知らず、基地局装置3が端末装置1とアンライセンスバンドのセルを使用した通信を開始した場合に有効である。
端末装置1が他の機器(例えばプリンタ)と例えば周波数帯域15を使用して第2の通信を開始している場合に基地局装置3が当該周波数帯域15を使用して通信を開始した場合を考える。基地局装置3は周波数帯域15を使用して、第2のスケジューリング情報通知方法を実行する場合、基地局装置3はライセンスバンドのスケジューリング情報を含む制御情報を周波数帯域15を使用して端末装置1に通知する。
ところが端末装置1は当該周波数帯域15を使用して他の機器と通信中であり、基地局装置3から通知された当該制御情報をうまく受信できない。制御情報を受信できないとライセンスバンドのセルに必要なスケジューリング情報や他の制御情報も取得することができず、最悪の場合はライセンスバンドのセルのスケジューリング情報が取得できず或いはライセンスバンドの制御情報が取得できず、ライセンスバンドのセルの制御ができず、使用できない状態となりかねない。ここでセルの制御ができず使用できない状態とは、例えば、通信の遮断状態とか、通信障害発生状態、Radio Link Failureの状態あるいは、安定した通信が維持又は確保できない状態等である。
同様にアンライセンスバンドのセルに対する制御情報がアンライセンスバンドのセルを使用して通知される場合も同様に当該制御情報が受信できない場合が発生しうる。よってライセンスバンドの制御情報はアンライセンスバンドのセルで通知しないことにより、換言すれば、ライセンスバンドのセルはライセンスバンドのセルのみを使用してライセンスバンドの制御情報を通知することは安定した通信を確保するためには望ましく、基地局装置3と端末装置1との通信が遮断されるのを防ぎ安定した通信を維持できる。
このように構成は、第5の実施例を実行している場合に限らない。例えばアンライセンスバンドはその性質上、不特定多数のユーザが自由に使用可能であると言うメリットがあるが、その副作用として、非道徳的な使用や不完全な装置や仕様を無視した装置の使用が行われることにより通信が安定しない可能性が、ライセンスバンドと比較すると高い。よって端末装置1と基地局との間の通信が遮断される可能性や通信が影響される可能性を引き起こすような重要な情報、即ち制御情報をアンライセンスバンドのセルを使用して基地局装置3は端末装置1に通知しない方がよい。
特にライセンスバンドのセルに使用される制御情報は安定したライセンスバンドのセルを使用して端末装置1に通知する方がよい。一方アンライセンスバンドのセルの制御情報は、アンライセンスバンドのセルを使用してもよい。上記のようにアンライセンスバンドの通信に障害が発生してアンライセンスバンドの制御情報を端末装置1がうまく受信できない場合でも最悪はアンライセンスバンドの通信が遮断されるだけであり、基地局装置3と端末装置1の間の通信が遮断されるわけではないので大きな問題にはならない。一方、アンライセンスバンドの通信がしばしば不安定となる場合は、やはりアンライセンスバンドの制御情報と言えども、ライセンスバンドを使用して制御情報で通知する方がよい。但し、通信環境により、アンライセンスバンドの安全な使用が確保されている場合(例えばアンライセンスバンドにおける通信障害が非常に起きにくいことが分っている場合)は第4のスケジューリング情報通知方法によって制御情報を通知してもよい。
上記第1から第4のスケジューリング情報通知方法を併用することは、スケジューリング情報の通知に対してより柔軟な仕組みを提供できるので望ましい。さらに基地局装置3はアンライセンスバンドを使用した通信に通信障害が発生しうるか否かを判断し、上記第1から第4のスケジューリング情報通知方法を使い分ける構成がもっと望ましい。逆にコストの面からアンライセンスバンドを使用した通信に通信障害が発生しうるか否かを判断する手段を持たない或いは当該判断を行わない場合などは、第1のスケジューリング情報通知方法と第3のスケジューリング情報通知方法のみを使用する構成、又は第1のスケジューリング情報通知方法と第3のスケジューリング情報通知方法と第4のスケジューリング情報通知方法を使用する構成とする構成でもよい。
尚、上述した実施形態における端末装置1、基地局装置3の一部、をコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。尚、ここでいう「コンピュータシステム」とは、端末装置1、又は基地局装置3に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
また、上述した実施形態における端末装置1、基地局装置3の一部、又は全部を典型的には集積回路であるLSIとして実現してもよい。端末装置1、基地局装置3の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部、又は全部を集積してチップ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、又は汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
1(1A、1B、1C) 移動局装置
3 基地局装置
5 セル
7 セル
11 アクセスポイント
15 周波数帯域
16 周波数帯域
17 周波数帯域
101 上位層処理回路部
103 制御回路部
105 受信回路部
107 送信回路部
109 送受信アンテナ
301 上位層処理回路部
303 制御回路部
305 受信回路部
307 送信回路部
309 送受信アンテナ
1011 無線リソース制御回路部
1051 復号化回路部
1053 復調回路部
1055 多重分離回路部
1057 無線受信回路部
1071 符号化回路部
1073 変調回路部
1075 多重回路部
1077 無線送信回路部
3011 無線リソース制御回路部
3051 復号化回路部
3053 復調回路部
3055 多重分離回路部
3057 無線受信回路部
3071 符号化回路部
3073 変調回路部
3075 多重回路部
3077 無線送信回路部

Claims (10)

  1. 専用的に使用できる周波数帯域に適用される通信方式を、専用的に使用できない周波数帯域に適用して、前記専用的に使用できる周波数帯域と共に前記専用的に使用できない周波数帯域を使用して端末装置と通信が可能な基地局装置であって、
    前記専用的に使用できない周波数帯域が前記通信方式を適用した前記端末装置との通信に使用されていない状態で、
    前記専用的に使用できない周波数帯域を、前記通信方式を適用した前記端末装置との通信に使用する為の制御に必要な制御情報を前記端末装置に通知することによって、前記専用的に使用できない周波数数帯域に前記通信方式を適用して前記基地局装置との通信を前記端末装置に指示すること特徴とする基地局装置。
  2. 前記制御情報は、アクティベートの指示を含むことを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  3. 前記制御情報を、前記専用的に使用できない周波数帯域を使用して前記端末装置に通知するに際し、前記専用的に使用できる周波数帯域に使用される機能であって前記専用的に使用できない周波数帯域に使用されない機能に対して使用される識別子を使用して、前記端末装置に通知することを特徴とする請求項1又は請求項2基地局装置。
  4. 前記専用的に使用できる周波数帯域に使用される機能であって前記専用的に使用できない周波数帯域に使用されない機能は、準静的スケジューリングであることを特徴とする請求項3に記載の基地局装置。
  5. 前記識別子は、SPS C−RNTIであることを特徴とする請求項請求項4に記載の基地局装置。
  6. 専用的に使用できる周波数帯域に適用される通信方式を、専用的に使用できない周波数帯域に適用して、前記専用的に使用できる周波数帯域と共に前記専用的に使用できない周波数帯域を使用して端末装置と通信が可能な基地局装置における処理方法であって、
    前記基地局装置は、前記専用的に使用できない周波数帯域が前記通信方式を適用した前記端末装置との通信に使用されていない状態で、前記専用的に使用できない周波数帯域を、前記通信方式を適用した前記端末装置との通信に使用する為の制御に必要な制御情報を前記端末装置に通知することによって、前記専用的に使用できない周波数数帯域に前記通信方式を適用して前記基地局装置との通信を前記端末装置に指示すること特徴とする処理方法。
  7. 専用的に使用できる周波数帯域に適用される通信方式を、専用的に使用できない周波数帯域に適用して、前記専用的に使用できる周波数帯域と共に前記専用的に使用できない周波数帯域を使用して基地局装置と通信が可能な端末装置であって、
    前記専用的に使用できない周波数帯域が前記通信方式を適用した前記端末装置との通信に使用されていない状態で、前記専用的に使用できない周波数帯域を、前記通信方式を適用した前記基地局装置との通信に使用する為の制御に必要な制御情報を前記基地局装置から受信することによって、前記専用的に使用できない周波数数帯域に前記通信方式を適用した前記基地局装置との通信の指示を前記基地局装置から取得すること特徴とする端末装置。
  8. 専用的に使用できる周波数帯域に適用される通信方式を、専用的に使用できない周波数帯域に適用して、前記専用的に使用できる周波数帯域と共に前記専用的に使用できない周波数帯域を使用して基地局装置と通信が可能な端末装置の処理方法であって、
    前記端末装置は、前記専用的に使用できない周波数帯域が前記通信方式を適用した前記端末装置との通信に使用されていない状態で、前記専用的に使用できない周波数帯域を、前記通信方式を適用した前記基地局装置との通信に使用する為の制御に必要な制御情報を前記基地局装置から受信することによって、前記専用的に使用できない周波数数帯域に前記通信方式を適用した前記基地局装置との通信の指示を前記基地局装置から取得すること特徴とする処理方法。
  9. 専用的に使用できる周波数帯域に適用される通信方式を、専用的に使用できない周波数帯域に適用して、前記専用的に使用できる周波数帯域と共に前記専用的に使用できない周波数帯域を使用して端末装置と通信が可能な基地局装置に実装される処理装置であって、
    前記専用的に使用できない周波数帯域が前記通信方式を適用した前記端末装置との通信に使用されていない状態で、前記専用的に使用できない周波数帯域を、前記通信方式を適用した前記端末装置との通信に使用する為の制御に必要な制御情報を前記端末装置に通知することによって、前記専用的に使用できない周波数数帯域に前記通信方式を適用して前記基地局装置との通信を前記端末装置に指示させること特徴とする処理装置。
  10. 専用的に使用できる周波数帯域に適用される通信方式を、専用的に使用できない周波数帯域に適用して、前記専用的に使用できる周波数帯域と共に前記専用的に使用できない周波数帯域を使用して基地局装置と通信が可能な端末装置に実装される処理装置であって、
    前記専用的に使用できない周波数帯域が前記通信方式を適用した前記端末装置との通信に使用されていない状態で、前記専用的に使用できない周波数帯域を、前記通信方式を適用した前記基地局装置との通信に使用する為の制御に必要な制御情報を前記基地局装置から受信することによって、前記専用的に使用できない周波数数帯域に前記通信方式を適用した前記基地局装置との通信の指示を前記基地局装置から取得させること特徴とする処理装置。
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