JP2017107439A - フィルムセンサーモジュール及びフィルムセンサーモジュール用のフレキシブル基板 - Google Patents

フィルムセンサーモジュール及びフィルムセンサーモジュール用のフレキシブル基板 Download PDF

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Abstract

【課題】フレキシブル基板がセンサー基板の外部に張り出す領域の幅を抑えたコンパクトなフィルムセンサーモジュールを提供する。【解決手段】フィルムセンサーモジュールは、行方向(X方向)に配列された第1電極10a〜10eが設けられたセンサー基板4と、第1電極10a〜10eの一端に、一端が接続される配列の行数と同数の第1周囲引出配線1a〜1eと、第1電極10a〜10eの他端に、一端が接続される配列の行数と同数の第2周囲引出配線2a〜2eと、センサー基板4の内側に位置するように設けられ、同じ行の第1電極10a〜10eの配列に連結された第1周囲引出配線1a〜1e及び第2周囲引出配線2a〜2eの他端を接続する、配列の行数と同数の結合配線5a3〜5e3と、結合配線5a3〜5e3に一端が接続される配列の行数と同数の第1外部引出配線5a7〜5e7を有するフレキシブル基板35と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、静電容量タッチパネルに用いられるフィルムセンサーモジュール及びフィルムセンサーモジュールに接続して用いられるフレキシブル基板に関する。
近年、スマートフォンやタブレット等の携帯端末、カーナビゲーションシステムを始め、様々な電子機器の操作部にタッチパネル型入力装置(以下、単に「タッチパネル」と称する。)が採用されている。タッチパネルは、液晶パネルや有機EL(Electro−Luminesence)等の表示デバイスの表示画面上に、指等の接触位置を検出可能な位置入力装置を貼り合わせて構成される。タッチパネルの方式としては、抵抗膜式、静電容量式、光学式、超音波式に大別されるが、それぞれメリット/デメリットがあるため用途に応じて使い分けられている。
静電容量タッチパネルでは、例えば一枚のガラスやフィルム等の基板上に形成されたマトリクス状の透光性導電膜によって構成される電極部分に、指等が接触することによって誘起される静電容量の変化を、微弱な電流変化として検出することで、タッチパネル上の接触位置(タッチ位置)を特定するものである。フィルムセンサーのセンサー部分の電気抵抗が低いほど時定数が下がり、信号の周波数は上がる。そのためセンサー部分の電気抵抗が低くなると、導電性が指よりも低いスタイラスのような入力補助装置を用いたタッチに対する高精度の対応、及び大画面への高品質な対応などが可能になる。また静電容量式には、表面型と投影型とがある。
投影型の静電容量タッチパネルのセンサー部分であるフィルムセンサーとして、基板上でX方向及びY方向に互いに直交して設けられグリッド状に配線された複数の電極からなる2層の透明電極、2層の透明電極間の層間絶縁層及び2層の透明電極に接続された金属配線を構成すれば、X方向及びY方向の交点位置のタッチ位置を2箇所同時に検知できるマルチタッチが可能である。この透明電極に導電性の高い金属の細線パターンを格子状に張り巡らせたメッシュ構造の電極を用いて、低抵抗化と透過性を両立する方法が開示されている(特許文献1参照。)。
ここで、静電容量タッチパネルが搭載される電子機器等においては、フィルムセンサーは、フレキシブル基板に接続された「フィルムセンサーモジュール」の状態で、筐体内部に配置される。静電容量タッチパネルが搭載される電子機器等は、薄型化及び軽量化が非常に重要視されるため、筐体内部でフレキシブル基板がセンサー基板の外部に張り出す領域の幅を抑える有効な技術が強く求められている。
特開2012−53644号公報
本発明は上記した問題に着目して為されたものであって、フレキシブル基板がセンサー基板の外部に張り出す領域の幅を抑えたコンパクトなフィルムセンサーモジュール及びこのフィルムセンサーモジュール用のフレキシブル基板を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るフィルムセンサーモジュールのある態様は、主面上に、行方向に配列された複数の第1電極の配列が設けられセンサー領域が構成されるセンサー基板と、第1電極の配列の一端のそれぞれに、一端が電気的に接続される、配列の行数と同数の第1周囲引出配線と、第1電極の配列の他端のそれぞれに、一端が電気的に接続される、行数と同数の第2周囲引出配線と、主面を正面から見てセンサー基板の内側に位置するように設けられ、同じ行の第1電極の配列に連結された第1周囲引出配線及び第2周囲引出配線のそれぞれの他端を電気的に接続する行数と同数の結合部と、結合部のそれぞれに一端が電気的に接続されると共に他端が駆動用ICに接続される行数と同数の第1外部引出配線を有するフレキシブル基板と、を備えることを要旨とする。
また本発明に係るフィルムセンサーモジュール用のフレキシブル基板のある態様は、主面上に、行方向に配列された複数の第1電極の配列が設けられセンサー領域が構成されるセンサー基板と、第1電極の配列の一端のそれぞれに、一端が電気的に接続される、配列の行数と同数の第1周囲引出配線と、第1電極の配列の他端のそれぞれに、一端が電気的に接続される、行数と同数の第2周囲引出配線と、が設けられたフィルムセンサーモジュールのセンサー基板に接続した状態で、センサー基板の主面を正面から見てセンサー基板の内側に位置するように設けられ、同じ行の第1電極の配列に連結された第1周囲引出配線及び第2周囲引出配線のそれぞれの他端を電気的に接続する、行数と同数の結合配線と、結合配線のそれぞれに一端が電気的に接続されると共に他端が駆動用ICに接続される行数と同数の外部引出配線と、を備えることを要旨とする。
また本発明に係るフィルムセンサーモジュール用のフレキシブル基板の他の態様は、主面上に、行方向に配列された複数の第1電極の配列が設けられセンサー領域が構成されるセンサー基板と、第1電極の配列の一端のそれぞれに、一端が電気的に接続される、配列の行数と同数の第1周囲引出配線と、第1電極の配列の他端のそれぞれに、一端が電気的に接続される、行数と同数の第2周囲引出配線と、同じ行の第1電極の配列に連結された第1周囲引出配線及び第2周囲引出配線のそれぞれの他端が共通して接続される行数と同数の共通外部接続端子と、が設けられた、フィルムセンサーモジュールのセンサー基板に接続され、共通外部接続端子のそれぞれに一端が電気的に接続されると共に他端が駆動用ICに接続される行数と同数の外部引出配線を備えることを要旨とする。
従って本発明に係るフィルムセンサーモジュール及びこのフィルムセンサーモジュール用のフレキシブル基板によれば、フレキシブル基板がセンサー基板の外部に張り出す領域の幅を抑えたコンパクトなフィルムセンサーモジュール及びこのフィルムセンサーモジュール用のフレキシブル基板を提供することができる。
第1の実施の形態に係るフィルムセンサーモジュールの構成の概略を模式的に説明する上面図である。 第1の実施の形態に係るフィルムセンサーモジュールの第1外部接続端子、第2外部接続端子及び第3外部接続端子を、フレキシブル基板を除いた状態で模式的に示した部分拡大図である。 第1の実施の形態に係るフィルムセンサーモジュールのフレキシブル基板の構成の概略を模式的に説明する上面図である。 第1の実施の形態に係るフィルムセンサーモジュールの第1外部接続端子及び第2外部接続端子とフレキシブル基板との接続状態を模式的に説明する部分拡大図である。 図1中のA−A線断面図である。 比較例に係るフィルムセンサーモジュールの構成の概略を模式的に説明する上面図である。 第2の実施の形態に係るフィルムセンサーモジュールの構成の概略を模式的に説明する上面図である。 第2の実施の形態に係るフィルムセンサーモジュールの共通外部接続端子及び第3外部接続端子を、フレキシブル基板を除いた状態で模式的に示した部分拡大図である。 第2の実施の形態に係るフィルムセンサーモジュールのフレキシブル基板の構成の概略を模式的に説明する上面図である。 第2の実施の形態に係るフィルムセンサーモジュールの共通接続端子とフレキシブル基板との接続状態を模式的に説明する部分拡大図である。
以下に本発明の第1及び第2の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。但し、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各装置や各部材の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判定すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
また、以下の説明における「左右」や「上下」の方向は、単に説明の便宜上の定義であって、本発明の技術的思想を限定するものではない。よって、例えば、紙面を90度回転すれば「左右」と「上下」とは交換して読まれ、紙面を180度回転すれば「左」が「右」に、「右」が「左」になることは勿論である。
<第1の実施の形態>
第1の実施の形態に係るフィルムセンサーモジュールは、図1の上面図に示すように、主面上にフィルムセンサーのセンサー領域が構成されるセンサー基板4と、このセンサー基板4上に設けられ、図1中に実線で示した左右方向に延在する一連の菱形で例示する、行方向(X方向)に略等間隔で配列された5本の第1電極10a〜10eの配列を備える。
またフィルムセンサーモジュールは、一端が、行方向に配列された5本の第1電極10a〜10eの配列の一端のそれぞれに電気的に接続される、配列の行数と同数の5本の第1周囲引出配線1a〜1eと、一端が第1電極10a〜10eの配列の他端のそれぞれに電気的に接続される、第1電極10a〜10eの行数と同数の5本の第2周囲引出配線2a〜2eと、を備える。
またフィルムセンサーモジュールは、同じ行の第1電極10a〜10eの配列に連結された第1周囲引出配線1a〜1e及び第2周囲引出配線2a〜2eのそれぞれの他端を電気的に接続する、第1電極10a〜10eの行数と同数の5本の結合配線5a3〜5e3を備える。
またフィルムセンサーモジュールは、結合配線5a3〜5e3のそれぞれに一端が電気的に接続されると共に他端が駆動用ICに接続される第1電極10a〜10eの行数と同数の第1外部引出配線5a7〜5e7を有するフレキシブル基板35と、を備える。
結合配線5a3〜5e3が第1の実施の形態における「結合部」に相当する。また以下の説明では、フレキシブル基板を「FPC」とも称して説明する。
またフィルムセンサーモジュールは、センサー基板4上に設けられ、図1中に破線で示した上下方向に延在する一連の菱形で例示する、行方向(X方向)と直交する列方向(Y方向)に略等間隔で配列された9本の第2電極20a〜20iの配列と、センサー基板4上に設けられ、一端が第2電極20a〜20iの一端に接続される、第2電極20a〜20iの列数と同数の9本の第3周囲引出配線3a〜3iとを備える。
尚、第1の実施の形態では、図1中に示したX方向を「行方向」とし、Y方向を行方向に直交する「列方向」として説明するが、これらを互いに入れ替えても本発明を構成できることは勿論である。
またフィルムセンサーモジュールには、FPC35を介して駆動基板7が接続され、駆動基板7には、図3の上面図に示すように、第1電極10a〜10e及び第2電極20a〜20iとの間で、タッチ位置を検知するための信号を送受信して演算処理を行う駆動用IC71が搭載されている。
またセンサー基板4の第2電極20a〜20iが設けられている、図1中の紙面の裏側に位置する面上には、例えばガラス等で構成されタッチパネルセンサーのカバーをなす前面版9が設けられている。すなわち図1は、タッチパネルセンサーの内側からタッチパネルの操作者が位置する外側を見て表れる状態を示している。
センサー基板4は、主面が略矩形状のシート部材であって、絶縁性を有する素材からなり、例えばコスト面で有利なポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム等で構成できる。また耐熱性を高める点では、ポリエチレンナフタレート(PEN)フィルムやポリイミド系フィルム等を使用できる。さらに、リタデーションなど光学特性、引張強度など機械特性、耐薬品性、表面処理適性、成膜特性など種々の観点から総合的に選定される。
またその他のポリエチレン樹脂、ポリプロピレン系樹脂、メタクリル系樹脂、環状ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリル−(ポリ)スチレン共重合体(AS樹脂)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアミドイミド系樹脂等から製造されるフィルムも使用できる。
センサー基板4の厚みは、X方向の電極及びY方向の電極間の静電容量を考慮して決定される。例えば静電容量が0.1pF程度〜10pF程度の範囲内であれば、センサー基板4の厚みは20μm程度〜130μm程度の範囲内で設定できる。
第1電極10a〜10eは、X方向のそれぞれの位置を検知するための電極要素をなすノードが線状に集合した構造体である、一群の第1のセンサーノードライン10a〜10eによって構成されている。図1中には、センサー基板4の表面側に形成された5本の第1のセンサーノードライン10a〜10eが実線で例示されている。
また第2電極20a〜20iは、Y方向のそれぞれの位置を検知するための電極要素をなすノードが線状に集合した構造体である、一群の第2のセンサーノードライン20a〜20iによって構成されている。図1中には、センサー基板4の裏面側に形成され、センサー基板4を透視して描かれた9本の第2のセンサーノードライン20a〜20iが破線で例示されている。
第1のセンサーノードライン10a〜10eは、例えば線幅が3〜4μm程度の銅箔等で構成でき、高い視認性と低抵抗性が図られている。第1のセンサーノードライン10a〜10eは、遮光性を有する金属配線であるため、線幅は視認性を考慮して、例えば20μm程度以下で設定できる。
第1のセンサーノードライン10a〜10eの図1中の左側のそれぞれの端部は、第1周囲引出配線1a〜1eの一端に接続され、第1周囲引出配線1a〜1eの他端は、図2の上面図に示すように、第1外部接続端子1a5〜1e5に接続されている。
また第1のセンサーノードライン10a〜10eの図1中の右側のそれぞれの端部は、第2周囲引出配線2a〜2eの一端に接続され、第2周囲引出配線2a〜2eの他端は、図2に示すように、第2外部接続端子2a5〜2e5に接続されている。
第2のセンサーノードライン20a〜20iも、第1のセンサーノードライン10a〜10eと同様に線幅が設定され、高い視認性と低抵抗性が図られている。第2のセンサーノードライン20a〜20iの図1中の下側のそれぞれの端部には第3周囲引出配線3a〜3iの一端が接続され、第3周囲引出配線3a〜3iの他端は、図2に示すように、第3外部接続端子3a5〜3i5にそれぞれ接続されている。
図1に示したように、第1のセンサーノードライン10a〜10e及び第2のセンサーノードライン20a〜20iは、センサー基板4上を上面から見てマトリクス状に交差配置され、それぞれの菱形を組み合わせたメッシュ構造が構成されている。
また説明の便宜のため図示を省略するが、図1中の第1のセンサーノードライン10a〜10e及び第2のセンサーノードライン20a〜20iのそれぞれの菱形の内側には、更に銅配線が交差して、より小径の菱形状に表れる複数のグリッド構造が形成され、より緻密な開口部を備えたメッシュ構造が構成されている。
このようにセンサー基板4上に形成されたメッシュ構造のセンサーノードの集合により、全体として略矩形状のセンサー領域が構成されている。メッシュの開口部の1辺の長さは、開口率を考慮して適宜決定される。
次に、第1外部接続端子1a5〜1e5、第2外部接続端子2a5〜2e5及び第3外部接続端子3a5〜3i5について具体的に説明する。
まず第3外部接続端子3a5〜3i5は、9本の第2周囲引出配線2a〜2eに対応して9個で一群をなし、図2に示すようにセンサー領域の周囲で第3周囲引出配線3a〜3iが引き出される図1中の下側のセンサー基板4の端部近傍の領域において、センサー基板4の長辺方向の略中央位置に、9個がそれぞれ長辺に沿って等間隔のピッチで並設されている。
尚、図2中に点線で例示した9個の外部接続端子3a5〜3i5の形状は略矩形状であるが、実際には矩形に限定されず適宜変更して構成されてよい。また以下の説明では、便宜上、図1中の下側のセンサー基板4の矩形の長辺を「引き出し側の長辺」と定義して用いる。
次に第2外部接続端子2a5〜2e5は、5本の第2周囲引出配線2a〜2eに対応して5個で一群をなし、センサー基板4上の引き出し側の長辺側の領域において、一群の第3外部接続端子3a5〜3i5の図2中の左側の近傍に、一群の第3外部接続端子3a5〜3i5と僅かな隙間を介して、5個がそれぞれ長辺に沿って等間隔のピッチで並設されている。
また第1外部接続端子1a5〜1e5は、5本の第1周囲引出配線1a〜1eに対応する5個で一群をなし、センサー基板4上の引き出し側の長辺側の領域において、一群の第2外部接続端子2a5〜2e5の図2中の左側の近傍に、一群の第2外部接続端子2a5〜2e5と僅かな隙間を介して、隣り合って並設されている。
また5個の第1外部接続端子1a5〜1e5は、それぞれ長辺に沿って等間隔のピッチで並設されている。
また5個の第1外部接続端子1a5〜1e5は、図2中の左側から右側に向かって1a5,1b5,1c5,…の順に並設されると共に、5個の第2外部接続端子2a5〜2e5は、図2中の右側から左側に向かって2a5,2b5,2c5,…の順に並設されている。
具体的には、第1外部接続端子1a5〜1e5及び第2外部接続端子2a5〜2e5の配置領域の中では、図1中の最上段の第1のセンサーノードライン10aに、2本の周囲引出配線1a,2aを介してそれぞれ繋がる2個の外部接続端子1a5,2a5が、10個の外部接続端子1a5〜1e5,2a5〜2e5のうち最も外側に位置する。そして図1中の上から2段目の第1のセンサーノードライン10bに繋がる2個の外部接続端子1b5,2b5が、最も外側の外部接続端子1a5,2a5の内側に位置し、更にこの2個の外部接続端子1b5,2b5の内側に、3段目の第1のセンサーノードライン10cに繋がる2個の外部接続端子1c5,2c5が位置し…、と、10個の外部接続端子1a5〜1e5,2a5〜2e5が、第1のセンサーノードライン10a〜10eの並び順に応じて、外側から内側に向かって配置されている。
すなわち、同じ行の第1のセンサーノードライン10a〜10eに連結された、第1外部接続端子1a5〜1e5及び第2外部接続端子2a5〜2e5のそれぞれの外部接続端子同士が、第1外部接続端子1a5〜1e5の配置領域と第2外部接続端子2a5〜2e5の配置領域の隙間を中心に左右対称的に配置されている。
また第1外部接続端子1a5〜1e5、第2外部接続端子2a5〜2e5及び第3外部接続端子3a5〜3i5は、いずれも図2中の左右方向に延びる同一直線上に揃って設けられ、互いに重なり合う領域を有するように配置されている。
次に、第1周囲引出配線1a〜1e、第2周囲引出配線2a〜2e及び第3周囲引出配線3a〜3iについて具体的に説明する。第1周囲引出配線1a〜1e、第2周囲引出配線2a〜2e及び第3周囲引出配線3a〜3iは、いずれもセンサーノードライン10a〜10e,20a〜20iと同様に銅箔等で構成された金属配線であり、安価で低抵抗に構成できる。
また第1周囲引出配線1a〜1e及び第2周囲引出配線2a〜2eは、製造プロセス上、第1のセンサーノードライン10a〜10eと同時且つ一体的に形成可能である。同様に、第3周囲引出配線3a〜3iは、第2のセンサーノードライン20a〜20iと同時且つ一体的に形成可能である。
第1周囲引出配線1a〜1e、第2周囲引出配線2a〜2e及び第3周囲引出配線3a〜3iは、透視の必要がない領域では、可能な限り線幅を太くして低抵抗化を図ることが可能であり、例えば0.02mm〜0.5mmの範囲の線幅を形成できる。
まず第3周囲引出配線3a〜3iは、図1に示したように、センサーノードライン側から引き出し側の長辺の中央に向かって、長辺の中央で集積するようにそれぞれ延びている。第3周囲引出配線3a〜3iは、図2に示したように、この集積位置とそれぞれ対応する第3外部接続端子3a5〜3i5との間に設けられた、Y方向に沿って直線状に互いに平行に延びる直行部3a3〜3i3を有している。
次に、第1周囲引出配線1a〜1eは、図1に示したように、センサー領域の左側の周辺領域において、第1のセンサーノードライン10a〜10eの図1中の左側の端部からセンサー領域の外側に引き出されるようにそれぞれ平行に延びている。その後、第1周囲引出配線1a〜1eは、引き出し側の長辺に向かって略90°屈曲し、Y方向に沿って引き出し側の長辺に向かって延びる。
そして第1周囲引出配線1a〜1eは、センサー領域と引き出し側の長辺との間の位置において、センサー領域の周辺領域を左側から下側に回り込むように、引き出し側の長辺の端部から中央に向かって、それぞれ延びている。すなわち第1周囲引出配線1a〜1eは、図1中の上から下の間で、センサー基板4の左側の端部側から引き出し側の長辺の中央に向かうように、X方向(又はY方向)に対して斜行するようにパターニングされ、配線経路の短縮化が図られている。
第1周囲引出配線1a〜1eは、図1に示したように、センサー基板4の左側の端部と第3周囲引出配線3a〜3iの直行部3a3〜3i3との間で、それぞれ対応する第1外部接続端子1a5〜1e5側に向かって屈曲している。第1外部引出配線5a7〜5e7は、この屈曲位置とそれぞれ対応する第1外部接続端子1a5〜1e5との間に設けられた、Y方向に沿って直線状に互いに平行に延びる直行部1a3〜1e3を有している。
次に、第2周囲引出配線2a〜2eは、図1に示したように、センサー領域の右側の周辺領域において、第1のセンサーノードライン10a〜10eの図1中の右側の端部からセンサー領域の外側に引き出されるようにそれぞれ平行に延びている。その後、第2周囲引出配線2a〜2eは、引き出し側の長辺に向かって略90°屈曲し、Y方向に沿って引き出し側の長辺に向かって延びる。そして第2周囲引出配線2a〜2eは、センサー領域と引き出し側の長辺との間の位置において、センサー領域の周辺領域を右側から下側に回り込むように、引き出し側の長辺の端部から中央に向かって、それぞれ斜行パターンで延びている。
5本の第2周囲引出配線2a〜2eは、図2に示したように、センサー基板4の右側の端部と第3周囲引出配線3a〜3iの直行部3a3〜3i3との間で、それぞれ引き出し側の長辺に向かって屈曲し、その後、第1周囲引出配線1a〜1e側に向かって略90°屈曲している。第2周囲引出配線2a〜2eは、この屈曲位置から第1周囲引出配線1a〜1e側に向かい、X方向に沿って直線状に互いに平行に延びる直行部2a3〜2e3を有している。
この直行部2a3〜2e3は、センサー基板4の裏面側で第3周囲引出配線3a〜3iの直行部3a3〜3i3が形成されている領域を横断するように、一群の第1周囲引出配線1a〜1eの近傍まで延びている。そして第2周囲引出配線2a〜2eは、第1周囲引出配線1a〜1eの近傍で、それぞれ対応する第2外部接続端子2a5〜2e5側に向かって略90°屈曲し、この屈曲位置とそれぞれ対応する第2外部接続端子2a5〜2e5との間は、互いに平行に、Y方向に沿って直線状に延びるように構成されている。
このように、第2周囲引出配線2a〜2eの直行部2a3〜2e3と、第3周囲引出配線3a〜3iの直行部3a3〜3i3とは、センサー基板4の厚み分離間して、空間的に互いに直交するように設けられている。
次にFPC35について具体的に説明する。FPC35は、図3に示すように、センサー基板4に取り付けられた際に駆動基板7側に位置する略矩形状の基端部50と、この基端部50のセンサー基板4との接続部側の端部に互いに分離して並設された、それぞれ略矩形状の第1基板接続部51及び第2基板接続部52とを有するベースフィルム(50,51,52)を備える。ベースフィルム(50,51,52)は、絶縁性を有するPET等の樹脂素材からなる。
またFPC35は、図3を正面から見て紙面の裏側に位置する、第1基板接続部51の一方の主面上に設けられた、点線で示す略U字状の5本で一群の結合配線5a3〜5e3を有する。
またFPC35は、第1基板接続部51の一方の主面上の結合配線5a3〜5e3と同じ高さで、一端が結合配線5a3〜5e3の一端に連結され、第1基板接続部51から基端部50に亘って設けられた、図3中に点線で示す、直線状の5本で一群の第1外部引出配線5a7〜5e7を有する。
またFPC35は、結合配線5a3〜5e3と同じ層の高さで第2基板接続部52の一方の主面上に設けられた、図3中に点線で示す、直線状の9本で一群の第2外部引出配線6a〜6iを有する。
またFPC35は、結合配線5a3〜5e3、第1外部引出配線5a7〜5e7及び第2外部引出配線6a〜6iの上に設けられた図示を省略するカバー層を備える。
第1外部引出配線5a7〜5e7は、第1のセンサーノードライン10a〜10eと駆動基板7の駆動用IC71とを連結し、第2外部引出配線6a〜6iは、第2のセンサーノードライン20a〜20iと駆動用IC71とを連結する。
結合配線5a3〜5e3、第1外部引出配線5a7〜5e7及び第2外部引出配線6a〜6iは、第1周囲引出配線1a〜1e、第2周囲引出配線2a〜2e及び第3周囲引出配線3a〜3iと同様に、銅箔等の金属配線で構成できる。
図4の上面図に示すように、第1基板接続部51の中の最も外側には、5本の結合配線5a3〜5e3の中で最も大きいU字をなす結合配線5a3が設けられている。そして、この結合配線5a3のU字の内側には、5本の結合配線5a3〜5e3の中で2番目に大きいU字をなす結合配線5b3が設けられ、更にこの結合配線5b3のU字の内側には、5本の結合配線5a3〜5e3の中で3番目に大きいU字をなす結合配線5c3が設けられ、…と、5本のU字状の結合配線5a3〜5e3が、入れ子状に配置されている。
尚、図4中では、説明の便宜のため、ベースフィルム(50,51,52)とセンサー基板4の間に位置する第1外部引出配線5a7〜5e7の輪郭を、実線で強調表示している。
結合配線5a3〜5e3及び第1外部引出配線5a7〜5e7は、FPC35の内側に一体的に形成されている。結合配線5a3〜5e3及び第1外部引出配線5a7〜5e7は、それぞれ対向する部分において互いに平行で略等間隔に設けられている。
第1外部引出配線5a7〜5e7の結合配線5a3〜5e3と反対側の端部は、駆動基板7の内側で所定の配線と接続され駆動用IC71と連結されている。
第2外部引出配線6a〜6iは、図3中の下側に向かいY方向に沿って延びる直線状であり、互いに平行で略等間隔に設けられている。第2外部引出配線6a〜6iのセンサー基板4と反対側の端部は、駆動基板7の内側で所定の配線と接続されている。
図4に示すように、センサー基板4の表面側では、結合配線5a3〜5e3の一端は例えば熱圧着方法等により、対応する第1外部接続端子1a5〜1e5とそれぞれ接続され、5個の圧着部5a1〜5e1が形成されている。また結合配線5a3〜5e3の他端は、対応する第2外部接続端子2a5〜2e5とそれぞれ接続され、一端側と同様に5個の圧着部5a5〜5e5が形成されている。
またセンサー基板4の裏面側では、図4中の右側に点線で例示した圧着部6a5のように、FPC35の第2外部引出配線6a〜6iが、熱圧着方法等により、対応する第3周囲引出配線3a〜3iの第3外部接続端子3a5〜3i5とそれぞれ接続され、9個の圧着部6a5,…が構成される。
図5の断面図に示すように、センサー基板4の両面に形成された第1のセンサーノードライン10a〜10e及び第2のセンサーノードライン20a〜20iは、FPC35の片面配線と連結されている。このとき、図1及び図3に示したように、第1のセンサーノードライン10a〜10eから引き出される配線は、センサー基板4上の内側の領域では、5本の第1周囲引出配線1a〜1e及び5本の第2周囲引出配線2a〜2eの対からなる10本の配線である。
しかし、この10本の配線は、FPC35の内部でセンサー基板4上に位置する5本の結合配線5a3〜5e3を用いて対応する配線同士が結合され、更に5本の結合配線5a3〜5e3に5本の外部引出配線5a7〜5e7が接続され、第1のセンサーノードライン10a〜10eと、センサー基板4の外側の駆動用IC71とが接続される。
すなわちセンサー基板4上に形成された、第1のセンサーノードライン10a〜10eの本数(5本)の2倍の本数(10本)の周囲引出配線1a〜1e,2a〜2eを駆動用IC71と電気的に接続するに際して、センサー基板4の外側に10本の外部引出配線を必要とせず、第1のセンサーノードライン10a〜10eの本数(5本)分の第1外部引出配線5a7〜5e7を使用すれば足りる。
(比較例)
一方、図6に示した比較例に係る、結合配線5a3〜5e3を有さないフィルムセンサーモジュールの場合、センサー基板4の裏面側で引き出し側の長辺の中央には、図1に示したフィルムセンサーモジュールの場合と同様に、9本の第3周囲引出配線3a〜3iが接続される、図示を省略する9個の第3外部接続端子が並設されている。
また9個の第3外部接続端子の左側には、5本の第1周囲引出配線81a〜81eが接続される、図示を省略する5個の第1外部接続端子が並設されていると共に、第3外部接続端子の右側には、5本の第2周囲引出配線82a〜82eが接続される、図示を省略する5個の第2外部接続端子が並設されている。
すなわち比較例に係るフィルムセンサーでは、一群の第1外部接続端子及び一群の第2外部接続端は、互いに結合されておらず、それぞれがセンサー基板4上に配置領域を別箇に占めている。
そのため、比較例に係るフィルムセンサーモジュールのFPC85は、センサー基板4側の第1のセンサーノードライン10a〜10eの本数(5本)の2倍の本数(10本)の周囲引出配線を、駆動用ICと電気的に接続するために、センサー基板4の外部に引き出される10本の外部引出配線を備えなければならない。
そして10本の外部引出配線を、センサー基板4の外側に位置するFPC85の内部、又は駆動基板87の内部で、対応する外部引出配線同士で結合する必要が生じる。よって、図6に示したFPC85のベースフィルムは、図1に示したFPC35のベースフィルム(50,51,52)より、センサー基板4の外部に張り出す領域の、長辺方向に沿って測った幅が長くなってしまう(w1<w2)。
第1の実施の形態に係るフィルムセンサーモジュールによれば、センサー基板4上に第1のセンサーノードライン10a〜10eの両側から引き出された、第1のセンサーノードライン10a〜10eの本数の2倍の本数の周囲引出配線1a〜1e,2a〜2eが形成されても、センサー基板4の外側には、この2倍の本数の周囲引出配線1a〜1e,2a〜2eに接続させる外部引出配線5a7〜5e7の本数は、第1のセンサーノードライン10a〜10eの本数分と同数で足りる。
そのためフィルムセンサーに接続するFPC35の、センサー基板4の外部に張り出す領域の幅を抑えたコンパクトなフィルムセンサーを構成できるので、フィルムセンサーが収納されるタッチパネルセンサーの筐体内部の空きスペースを格段に増やすことができる。
ここで筐体内部のフィルムセンサーの駆動基板7側のスペースには、タッチパネル用の表示装置や配線等の部材が数多く設けられる。よってFPC35及びフィルムセンサーモジュールが小型化されることにより、タッチパネルセンサー及びタッチパネルセンサーを搭載する電子機器等を、より薄型化及び軽量化することが可能になる。
また第1の形態に係るフィルムセンサーモジュールによれば、第1のセンサーノードライン10a〜10eの行方向に直交する列方向にそれぞれ延在する第2のセンサーノードライン20a〜20iの配列を更に備えるので、マルチタッチが可能なタッチパネル用のフィルムセンサーを構成することができる。
また第1の形態に係るフィルムセンサーモジュールによれば、フィルムセンサー及びFPC35に、駆動用IC71が搭載される駆動基板7を更に備えるので、モジュールとしてのバリエーションが増え、顧客の各種要求への対応性が高まる。
また第1の形態に係るフィルムセンサーモジュールによれば、FPC35に結合配線5a3〜5e3を設ければ、センサー基板4上で、同じ行の第1のセンサーノードライン10a〜10eの配列に連結された第1周囲引出配線1a〜1e及び第2周囲引出配線2a〜2eのそれぞれの他端を電気的に接続する、第1のセンサーノードライン10a〜10eの行数と同数の結合部を構成できる。
また第1の形態に係るフィルムセンサーモジュールによれば、結合配線5a3〜5e3、第1外部引出配線5a7〜5e7及び第2外部引出配線6a〜6iが、FPC35の一方の片面配線領域内に形成されていることにより、FPC35の厚みをコンパクトに構成できる。
また第1の形態に係るフィルムセンサーモジュールによれば、結合配線5a3〜5e3が接続する、第1外部接続端子1a5〜1e5及び第2外部接続端子2a5〜2e5が隣り合って並設されているので、結合配線5a3〜5eの長さを抑えることができる。
また第1の形態に係るフィルムセンサーモジュールによれば、同じ行の第1のセンサーノードライン10a〜10eに連結されたそれぞれの外部接続端子同士からなる5組の外部接続端子が対称的に配置される。また5本のU字状の結合配線5a3〜5e3が、5組の外部接続端子の対称配置に応じて入れ子状に配置される。よって5組の外部接続端子同士を、同じ高さの同一平面内で、コンパクトに接続することができる。
また第1の形態に係るフィルムセンサーモジュールによれば、第1外部接続端子1a5〜1e5、第2外部接続端子2a5〜2e5及び第3外部接続端子3a5〜3i5が、いずれも同一直線上に重なり合う領域を有するように配置されているので、熱圧着プロセスの際、同じ位置で熱圧着作業をまとめて行うことが可能である。
また第1の形態に係るフィルムセンサーモジュールによれば、第1外部接続端子1a5〜1e5はそれぞれ等間隔のピッチで配置されると共に、第2外部接続端子2a5〜2e5もそれぞれが等間隔のピッチで配置され、対応するFPC35の結合配線5a3〜5eのパターニングを容易に行える。
また第1の形態に係るフィルムセンサーモジュールによれば、第2周囲引出配線2a〜2eの直行部2a3〜2e3と、第3周囲引出配線3a〜3iの直行部3a3〜3i3とが、センサー基板4の厚み分離間して、空間的に互いに直交するように設けられていることにより、寄生容量を考慮して、互いの配線内を流れる電気信号の干渉の抑制と、それぞれの周囲引出配線の長さを短くすることによる低抵抗化との両立を図ることができる。
<第2の実施の形態>
第1の実施の形態に係るフィルムセンサーモジュールでは、センサー基板4上で、一群の第1外部接続端子1a5〜1e5及び一群の第2外部接続端子2a5〜2e5を互いに近接配置した上で、これらの外部接続端子1a5〜1e5,2a5〜2e5にFPC35を重ね合わせ、FPC35の内部のセンサー基板4の内側に位置する領域に設けた結合配線5a3〜5e3を用いて、第1外部接続端子1a5〜1e5及び第2外部接続端子2a5〜2e5を結合した。
しかし第2の実施の形態に係るフィルムセンサーモジュールでは、センサー基板4上で、一群の第1周囲引出配線1a〜1e及び一群の第2周囲引出配線2a〜2eの端部同士を共通する外部接続端子を用いて予め結合させることを特徴とする。
第2の実施の形態に係るフィルムセンサーモジュールは、図7の上面図に示すように、フィルムセンサー用のセンサー基板4と、このセンサー基板4上に設けられ、行方向(X方向)に配列された5本の第1電極10a〜10eの配列を備える。
またフィルムセンサーモジュールは、行方向に配列された5本の第1電極10a〜10eの配列の一端のそれぞれに、一端が電気的に接続される、配列の行数と同数の5本の第1周囲引出配線11a〜11eと、第1電極10a〜10eの配列の他端のそれぞれに、一端が電気的に接続される、第1電極10a〜10eの行数と同数の5本の第2周囲引出配線12a〜12eと、を備える。
またフィルムセンサーモジュールは、図8の上面図に示すように、複数の第1周囲引出配線11a〜11e及び複数の第2周囲引出配線12a〜12eのうち、同じ行の第1電極10a〜10eの配列に連結された第1周囲引出配線11a〜11e及び第2周囲引出配線12a〜12eのそれぞれの他端が共通して接続される、第1電極10a〜10eの行数と同数の5個の共通外部接続端子11a5〜11e5を備える。共通外部接続端子11a5〜11e5が第2の実施の形態における「結合部」に相当する。
またフィルムセンサーモジュールは、図7に示したように、センサー基板4上に設けられ、行方向(X方向)と直交する列方向(Y方向)に配列された9本の第2電極20a〜20iの配列と、センサー基板4上に設けられ、第2電極20a〜20iの一端のそれぞれに一端が接続される、第2電極20a〜20iの列数と同数の9本の第3周囲引出配線13a〜13iとを備える。第3周囲引出配線13a〜13iの他端は、図8に示すように、第3外部接続端子13a5〜13i5に接続されている。
またフィルムセンサーモジュールは、図7に示したように、共通外部接続端子11a5〜11e5のそれぞれに一端が電気的に接続されると共に他端が駆動用IC71に接続される、第1電極10a〜10eの行数と同数の5本の第1外部引出配線15a7〜15e7を有するフレキシブル基板55を備える
またフィルムセンサーモジュールには、FPC55を介して駆動基板7が接続され、駆動基板7には、図9の上面図に示すように、演算処理を行う駆動用IC71が搭載されている。
第3外部接続端子13a5〜13i5はいずれも略矩形状であり、9本の3周囲引出配線13a〜13iに対応して9個で一群をなす。9個の第3外部接続端子13a5〜13i5は、それぞれ引き出し側の長辺から等距離で離間し、センサー基板4の長辺方向の略中央位置に、長辺に沿って等間隔のピッチで並設されている。
共通外部接続端子11a5〜11e5はいずれも略矩形状であって5個で一群をなし、第3外部接続端子13a5〜13i5と同一直線に重なり合う領域を有するように、第3外部接続端子13a5〜13i5の隣に近接して設けられている。共通外部接続端子11a5〜11e5は、それぞれ引き出し側の長辺に沿って等間隔のピッチで並設されている。尚、図示を省略するが、第1周囲引出配線11a〜11e及び第2周囲引出配線12a〜12e用の共通外部接続端子11a5〜11e5の近傍の領域には、グランド(GND)ラインや調整用信号ライン等の他の配線が接続される外部接続端子も設けられている。
第3周囲引出配線13a〜13iは、図1に示した第3周囲引出配線3a〜3iと同様に、センサーノードライン側から引き出し側の長辺の中央に向かって、長辺の中央で集積するようにそれぞれ延び、この集積位置とそれぞれ対応する第3外部接続端子13a5〜13i5との間に設けられた、Y方向に沿って直線状に互いに平行に延びる直行部13a3〜13i3を有している。
第1周囲引出配線11a〜11eは、センサー領域の左側の周辺領域において、第1のセンサーノードライン10a〜10eの図7中の左側の端部からセンサー領域の外側に引き出されるようにそれぞれ平行に延びた後、図1に示した第1周囲引出配線1a〜1eの配線経路と同様に、屈曲を繰り返して、上面から見てセンサー基板4の裏面側の第3周囲引出配線13a〜13iに接近するように構成されている。
そして第1周囲引出配線11a〜11eは、図7に示したように、センサー基板4の左側の端部と第3周囲引出配線13a〜13iの直行部13a3〜13i3との間で、それぞれ対応する共通外部接続端子11a5〜11e5側に向かって屈曲している。そして第1周囲引出配線11a〜11eは、この屈曲位置とそれぞれ対応する共通外部接続端子11a5〜11e5との間で、Y方向に沿って直線状に互いに平行に延びている。
第2周囲引出配線12a〜12eは、センサー領域の右側の周辺領域において、第1のセンサーノードライン10a〜10eの図7中の右側の端部からセンサー領域の外側に引き出されるようにそれぞれ平行に延びた後、図1に示した第2周囲引出配線2a〜2eの配線経路と同様に、屈曲を繰り返して、上面から見てセンサー基板4の裏面側の第3周囲引出配線13a〜13iに接近するように構成されている。
そして第2周囲引出配線12a〜12eは、図8に示したように、センサー基板4の右側の端部と第3周囲引出配線13a〜13iの直行部13a3〜13i3との間で、それぞれ引き出し側の長辺に向かって屈曲した後、共通外部接続端子11a5〜11e5側に向かって略90°屈曲している。そして第2周囲引出配線12a〜12eは、この屈曲位置から第1周囲引出配線11a〜11e側に向かい、X方向に沿って直線状に互いに平行に延びる直行部12a3〜12e3を有している。この直行部12a3〜12e3は、センサー基板4の、引き出し側の長辺と一群の第3外部接続端子13a5〜13i5の間の領域に配置されている。
また第2周囲引出配線12a〜12eの直行部12a3〜12e3は、共通外部接続端子11a5〜11e5の近傍まで延びている。そして第2周囲引出配線12a〜12eは、共通外部接続端子11a5〜11e5の近傍で、それぞれ対応する共通外部接続端子11a5〜11e5側に向かって略90°屈曲し、この屈曲位置とそれぞれ対応する共通外部接続端子11a5〜11e5との間では、互いに平行に、Y方向に沿って直線状に延びるように構成されている。
このように共通外部接続端子11a5〜11e5により、一群の第1のセンサーノードライン10a〜10eの両端から引き出された、第1周囲引出配線11a〜11e及び第2周囲引出配線12a〜12eのそれぞれの他端が電気的に接続される。すなわち共通外部接続端子11a5〜11e5は、図2に示した第1の実施の形態に係るフィルムセンサーモジュールの第1外部接続端子1a5〜1e5及び第2外部接続端子2a5〜2e5を兼ねている。
FPC55は、図9に示すように、センサー基板4に取り付けられた際に駆動基板7側に位置する略矩形状の基端部150と、この基端部150のセンサー基板4との接続部側の端部に互いに分離して並設された、それぞれ略矩形状の第1基板接続部151及び第2基板接続部152とを有するベースフィルム(150,151,152)を備える。ベースフィルム(150,151,152)は、絶縁性を有するPET等の樹脂素材からなる。
またFPC55は、図9を正面から見て紙面の裏側に位置する、第1基板接続部151の一方の主面上で、第1基板接続部151及び基端部150に亘って設けられた、点線で示す直線状の5本で一群の第1外部引出配線15a7〜15e7を有する。
またFPC55は、第1外部引出配線15a7〜15e7と同じ層の高さで第2基板接続部152の一方の主面上に設けられた、点線で示す直線状の9本で一群の第2外部引出配線16a〜16iを有する。
またFPC55は、第1外部引出配線15a7〜15e7及び第2外部引出配線16a〜16iの上に設けられた図示を省略するカバー層を備える。
第1外部引出配線15a7〜15e7は、第1のセンサーノードライン10a〜10eと駆動基板7の駆動用IC71とを連結し、第2外部引出配線16a〜16iは、第2のセンサーノードライン20a〜20iと駆動用IC71とを連結する。
第1外部引出配線15a7〜15e7及び第2外部引出配線16a〜16iは、第1周囲引出配線11a〜11e、第2周囲引出配線12a〜12e及び第3周囲引出配線13a〜13iと同様に、銅箔等の金属配線で構成できる。
図10の上面図に示すように、センサー基板4の表面側では、第1外部引出配線15a〜15eの一端は熱圧着方法等により、対応する共通外部接続端子11a5〜11e5とそれぞれ接続され、5個の圧着部15a5〜15e5が構成されている。また第1外部引出配線15a〜15eのセンサー基板4と反対側の端部は、駆動基板7の内側で所定の配線を介して駆動用IC71と接続されている。
またセンサー基板4の裏面側では、図10中の右側に点線で例示した圧着部16a5のように、FPC55の第2外部引出配線16a〜16iが、熱圧着方法等により、対応する第3周囲引出配線13a〜13iの第3外部接続端子13a5〜13i5とそれぞれ接続され、9個の圧着部16a5,…が構成されている。第2外部引出配線16a〜16iのセンサー基板4と反対側の端部は、第1外部引出配線15a〜15eと同様に、駆動基板7の内側で所定の配線を介して駆動用IC71と接続されている。
すなわち第2周囲引出配線12a〜12eの直行部12a3〜12e3と、FPC55の第2外部引出配線16a〜16iとは、センサー基板4の厚み分離間して、空間的に互いに直交するように設けられている。
第2の実施の形態に係るフィルムセンサーモジュールの、第3外部接続端子13a5〜13i5、共通外部接続端子11a5〜11e5、第1周囲引出配線11a〜11e、第2周囲引出配線12a〜12e、第3周囲引出配線13a〜13i及びFPC55以外の構成については、図1〜図5に示したフィルムセンサーモジュールの対応する同名の部材と等価であるため、重複説明を省略する。
図7〜図10に示したフィルムセンサーモジュールにおいては、第1のセンサーノードライン10a〜10eから引き出される配線は、センサー基板4上の内側の領域では、5本の第1周囲引出配線11a〜11e及び5本の第2周囲引出配線12a〜12eの対からなる10本の配線である。
しかしこの10本の配線は、センサー基板4の内側で、5個の共通外部接続端子11a5〜11e5により結合される。そしてこの共通外部接続端子11a5〜11e5に、FPC55の第1外部引出配線15a〜15eが接続され、第1のセンサーノードライン10a〜10eと、センサー基板4の外側の駆動基板7の駆動用IC71とが接続される。
すなわち図7〜図10に示したフィルムセンサーモジュールにおいても、センサー基板4上に形成された、第1のセンサーノードライン10a〜10eの本数(5本)の2倍の本数(10本)の周囲引出配線を駆動用IC71と電気的に接続するに際して、センサー基板4の外側に10本の外部引出配線を必要とせず、第1のセンサーノードライン10a〜10eの本数(5本)分の外部引出配線を使用すれば足りる。
第2の実施の形態に係るフィルムセンサーモジュールによれば、第1の実施の形態に係るフィルムセンサーモジュールと同様に、センサー基板4上に第1のセンサーノードライン10a〜10eの両側から引き出された、第1のセンサーノードライン10a〜10eの本数の2倍の本数の周囲引出配線11a〜11e,12a〜12eが形成されても、センサー基板4の外側には、この2倍の本数の周囲引出配線11a〜11e,12a〜12eに接続させる外部引出配線15a〜15eの本数は、第1のセンサーノードライン10a〜10eの本数分と同数で足りる。
そのためフィルムセンサーに接続するFPC55の、センサー基板4の外部に張り出す領域の幅を抑えたコンパクトなフィルムセンサーを構成できるので、フィルムセンサーが収納されるタッチパネルセンサーの筐体内部の空きスペースを格段に増やすことができる。
また第2の形態に係るフィルムセンサーモジュールによれば、第2周囲引出配線12a〜12eの直行部12a3〜12e3と、第2外部引出配線16a〜16iとが、センサー基板4の厚み分離間して、空間的に互いに直交するように設けられていることにより、第1の実施の形態に係るフィルムセンサーモジュールの第2周囲引出配線2a〜2e及び第3周囲引出配線3a〜3iの場合と同様に、寄生容量を考慮して、互いの配線内を流れる電気信号の干渉の抑制と、それぞれの周囲引出配線の長さを短くすることによる低抵抗化との両立を図ることができる。
第2の実施の形態に係るフィルムセンサーモジュールの他の効果については、第1の実施の形態に係るフィルムセンサーモジュールと同様である。
(その他の実施の形態)
本発明は上記の開示した実施の形態及び実施例によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかになると考えられるべきである。
例えば図4に示した結合配線5a3〜5e3の形状はU字状であるが、本発明の結合配線の形状はU字に限定されるものではない。結合配線がセンサー基板の端部に設けられる外部接続端子の内側に配置されれば他の形状であってもよい。また結合配線が外部接続端子の内側に配置されていなくても、基板から外部に飛び出さない形状であればよい。
また例えば第1及び第2の実施の形態に係るフィルムセンサーモジュールでは、センサー基板4の表面に第1のセンサーノードライン10a〜10eを設けると共に、裏面に第2のセンサーノードライン20a〜20iを設けたが、これに限定されず、センサー基板4の片面上に第1のセンサーノードライン10a〜10e及び第2のセンサーノードライン20a〜20iを、絶縁層を介して設けてもよい。
また第1のセンサーノードライン10a〜10eを一方の主面に設けた基板と、この基板とは別に第2のセンサーノードライン20a〜20iを一方の主面に設けた基板とを、互いに電極が設けられていない面同士を背中合わせで張り合わせたフィルムセンサーを構成してもよい。
またセンサー領域のメッシュ構造は、図1に示したものに限定されることなく、例えば表面側のセンサーノードラインの菱形と裏面側のセンサーノードラインの菱形とを互いに半ピッチずらして配置してもよいし、或いは菱形でなく正方形を組み合わせても構成できる。
また図2に示した第1外部接続端子1a5〜1e5、第2外部接続端子2a5〜2e5及び第3外部接続端子3a5〜3i5は、それぞれの群を構成する複数の外部接続端子が一定の等間隔で配置されているが、これらは不定間隔で配置されてもよい。
また図1〜図10では、X方向及びY方向のそれぞれの電極の例示として、銅配線を用いたセンサーノードラインを説明したが、電極(電極列)は、タッチパネルセンサーとして指先又はスタイラス等の接触又は近接等による静電容量の変化を捉えることのできる銅配線以外で、例えば酸化インジウム錫(ITO)等からなる透明電極の普及が顕著であるが、本発明は、配線の抵抗値に依存してその両端から第1・第2の周囲引出配線にて引き出し、センサー基板の両サイドを引き回される構造を必須とする透明電極で適用する上でのメリットが一層顕著である。
ITOの場合、抵抗値は通常、低くても数十Ω/cm程度であるため、携帯端末等の小型品では問題ないが、例えば15インチ以上、特に20インチ以上のサイズになると、ITO電極の配線抵抗が大きくなり、投影型静電容量式タッチパネルの検出感度が低下する場合がある。
またセンサー基板がフィルムの場合、フィルムの耐熱性は高くても250℃程度までであるため、スパッタ等の成膜方法によって形成したアモルファス状態のITOが結晶化する250℃以上の十分高温な温度で焼成することが出来ず、抵抗値が高く、透明性に劣る場合もある。そのためITOと本発明とを組み合わせて用いると効果が高い。
また図1〜図10で示したように、銅等の金属配線によるメッシュ状の電極を用いれば、表面抵抗を抑えた、薄くて軽い、高品質のタッチパネル用フィルムセンサーを得られる点で有利である。フィルムタイプは軽量で割れ難く、製造コストが安いと共に、柔軟性があるため、表示装置や前面版と貼り合わせる際に、気泡を除去し易く、且つ、貼り合わせ易いというメリットを有する。また携帯端末等の小型品は勿論、大面積で貼り合わせ易さ等の生産性が要求される、テレビや電子黒板等の中型・大型品に適用しても有効である。
以上のとおり本発明は、上記に記載していない様々な実施の形態等を含むとともに、本発明の技術的範囲は、上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
1a〜1e 第1周囲引出配線
1a3〜1e3 直行部
1a5〜1e5 第1外部接続端子
2a〜2e 第2周囲引出配線
2a3〜2e3 直行部
2a5〜2e5 第2外部接続端子
3a〜3i 第3周囲引出配線
3a3〜3i3 直行部
3a5〜3i5 第3外部接続端子
4 センサー基板
5a1〜5e1 圧着部
5a3〜5e3 結合配線(結合部)
5a5〜5e5 圧着部
5a7〜5e7 第1外部引出配線
6a〜6i 第2外部引出配線
6a5〜6i5 圧着部
6a7 外部引出部
7 駆動基板
9 前面版
10a〜10e 第1電極(第1のセンサーノードライン)
11a〜11e 第1周囲引出配線
11a5〜11e5 共通外部接続端子(結合部)
12a〜12e 第2周囲引出配線
12a3〜12e3 直行部
13a〜13i 第3周囲引出配線
13a3〜13i3 直行部
13a5〜13e5 第3外部接続端子
15a〜15e 第1外部引出配線
16a〜16i 第2外部引出配線
16a5 圧着部
20a〜20i 第2電極(第2のセンサーノードライン)
35 フレキシブル基板(FPC)
50 基端部
51 第1基板接続部
52 第2基板接続部
55 フレキシブル基板(FPC)
71 駆動用IC
81a〜81e 第1周囲引出配線
82a〜82e 第2周囲引出配線
85 フレキシブル基板(FPC)
87 駆動基板
150 基端部
151 第1基板接続部
152 第2基板接続部
w1 FPCの幅
w2 FPCの幅

Claims (15)

  1. 主面上に、行方向に配列された複数の第1電極の配列が設けられセンサー領域が構成されるセンサー基板と、
    前記第1電極の配列の一端のそれぞれに、一端が電気的に接続される、前記配列の行数と同数の第1周囲引出配線と、
    前記第1電極の配列の他端のそれぞれに、一端が電気的に接続される、前記行数と同数の第2周囲引出配線と、
    前記主面を正面から見て前記センサー基板の内側に位置するように設けられ、同じ行の前記第1電極の配列に連結された前記第1周囲引出配線及び前記第2周囲引出配線のそれぞれの他端を電気的に接続する前記行数と同数の結合部と、
    前記結合部のそれぞれに一端が電気的に接続されると共に他端が駆動用ICに接続される前記行数と同数の第1外部引出配線を有するフレキシブル基板と、
    を備えるフィルムセンサーモジュール。
  2. 前記第1電極の行方向に直交する列方向にそれぞれ延在する複数の第2電極の配列を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のフィルムセンサーモジュール。
  3. 前記駆動用ICが搭載される駆動基板を更に備えることを特徴とする請求項2に記載のフィルムセンサーモジュール。
  4. 前記結合部は、前記フレキシブル基板に設けられた結合配線であることを特徴とする請求項3に記載のフィルムセンサーモジュール。
  5. 前記第1外部引出配線及び前記結合配線はいずれも、前記フレキシブル基板の一方の面上に設けられていることを特徴とする請求項4に記載のフィルムセンサーモジュール。
  6. 前記センサー基板上に設けられ、前記第1周囲引出配線の他端が接続される第1外部接続端子と、
    前記センサー基板上で前記第1外部接続端子の隣に並設され、前記第2周囲引出配線の他端が接続される第2外部接続端子と、を備え、
    前記結合配線は、前記第1外部接続端子及び前記第2外部接続端子の間に、前記第1外部接続端子及び前記第2外部接続端子と電気的に接続して設けられていることを特徴とする請求項5に記載のフィルムセンサーモジュール。
  7. 前記第1外部接続端子及び前記第2外部接続端子はいずれも複数の外部接続端子からなり、
    前記複数の第1外部接続端子及び前記複数の第2外部接続端子は、同じ行の前記第1電極の配列に連結された前記第1外部接続端子及び前記第2外部接続端子が、前記複数の第1外部接続端子及び前記複数の第2外部接続端子の間の隙間を中心に対称配置されていることを特徴とする請求項6に記載のフィルムセンサーモジュール。
  8. 前記結合配線は、前記センサー基板の主面を正面から見てU字状であることを特徴とする請求項7に記載のフィルムセンサーモジュール。
  9. 前記複数の第1外部接続端子及び前記複数の第2外部接続端子は、同一直線上に重なり合う領域を有するように配置されていることを特徴とする請求項8に記載のフィルムセンサーモジュール。
  10. 前記複数の第1外部接続端子は、それぞれの前記第1外部接続端子が等間隔のピッチで配置され、
    前記複数の第2外部接続端子は、それぞれの前記第2外部接続端子が等間隔のピッチで配置されていることを特徴とする請求項9に記載のフィルムセンサーモジュール。
  11. 前記センサー基板上に設けられ、前記複数の第2電極の配列の一端のそれぞれに、一端が電気的に接続される、前記第2電極の列数と同数の第3周囲引出配線を更に備え、
    前記第1周囲引出配線及び前記第2周囲引出配線のうち一方が、前記第3周囲引出配線と直交するように配置されていることを特徴とする請求項10に記載のフィルムセンサーモジュール。
  12. 前記結合部は、前記センサー基板上に設けられ、同じ行の前記第1電極の配列に連結された前記第1周囲引出配線及び前記第2周囲引出配線のそれぞれの他端が共通して接続される、前記行数と同数の共通外部接続端子であることを特徴とする請求項3に記載のフィルムセンサーモジュール。
  13. 前記センサー基板上に設けられ、前記複数の第2電極の配列の一端のそれぞれに一端が電気的に接続される、前記第2電極の列数と同数の第3周囲引出配線を更に備え、
    前記フレキシブル基板が、前記第3周囲引出配線のそれぞれに一端が電気的に接続されると共に他端が前記駆動基板に接続される、前記列数と同数の第2外部引出配線を有し、
    前記第1周囲引出配線及び前記第2周囲引出配線のうち一方が、前記第2外部引出配線と直交するように配置されていることを特徴とする請求項12に記載のフィルムセンサーモジュール。
  14. 主面上に、行方向に配列された複数の第1電極の配列が設けられセンサー領域が構成されるセンサー基板と、前記第1電極の配列の一端のそれぞれに、一端が電気的に接続される、前記配列の行数と同数の第1周囲引出配線と、前記第1電極の配列の他端のそれぞれに、一端が電気的に接続される、前記行数と同数の第2周囲引出配線と、が設けられたフィルムセンサーモジュールの前記センサー基板に接続した状態で、
    前記センサー基板の主面を正面から見て前記センサー基板の内側に位置するように設けられ、同じ行の前記第1電極の配列に連結された前記第1周囲引出配線及び前記第2周囲引出配線のそれぞれの他端を電気的に接続する、前記行数と同数の結合配線と、
    前記結合配線のそれぞれに一端が電気的に接続されると共に他端が駆動用ICに接続される前記行数と同数の外部引出配線と、
    を備えるフィルムセンサーモジュール用のフレキシブル基板。
  15. 主面上に、行方向に配列された複数の第1電極の配列が設けられセンサー領域が構成されるセンサー基板と、前記第1電極の配列の一端のそれぞれに、一端が電気的に接続される、前記配列の行数と同数の第1周囲引出配線と、前記第1電極の配列の他端のそれぞれに、一端が電気的に接続される、前記行数と同数の第2周囲引出配線と、同じ行の前記第1電極の配列に連結された前記第1周囲引出配線及び前記第2周囲引出配線のそれぞれの他端が共通して接続される前記行数と同数の共通外部接続端子と、が設けられた、フィルムセンサーモジュールの前記センサー基板に接続され、
    前記共通外部接続端子のそれぞれに一端が電気的に接続されると共に他端が駆動用ICに接続される前記行数と同数の外部引出配線を備えるフィルムセンサーモジュール用のフレキシブル基板。
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