JP2017103888A - ケーブル保護部材および自動取引装置 - Google Patents

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伸繁 関
正美 長岡
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Abstract

【課題】ケーブルの配線作業に要する時間を短縮する手段を提供する。
【解決手段】一または複数のケーブルを収容する収容空間を有するケーブル保護部材10であって、前記収容空間を覆う本体部(11、13,14)と、本体部(11、13,14)の一面に設けられ、ケーブル保護部材10を支持する支持部材と係合する係合部12と、本体部(11、13,14)の他面に設けられ、前記収容空間に通じる隙間がケーブル保護部材10の延伸方向に対して斜めに形成されたケーブル挿入部としての隙間16とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ケーブルを収容する収容空間を有するケーブル保護部材および自動取引装置に関する。
従来のケーブル保護部材は、ケーブルを収容する収容空間としてのケーブルクランプに形成されたケーブル挿通孔に挿通させた後、そのケーブルをベースカバーで覆うようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−54816号公報
しかしながら、従来の技術においては、ケーブルクランプにケーブルを配線する場合、ケーブルの配線作業に多くの時間を要するという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、ケーブルの配線作業に要する時間を短縮することを目的とする。
そのため、本発明は、一または複数のケーブルを収容する収容空間を有するケーブル保護部材であって、前記収容空間を覆う本体部と、前記本体部の一面に設けられ、前記ケーブル保護部材を支持する支持部材と係合する取付け部と、前記本体部の他面に設けられ、前記収容空間に通じる隙間が前記ケーブル保護部材の延伸方向に対して斜めに形成されたケーブル挿入部とを有することを特徴とする。
このようにした本発明は、ケーブルの配線作業に要する時間を短縮することができるという効果が得られる。
第1の実施例におけるケーブル保護部材の構成を示す斜視図 第1の実施例におけるケーブル保護部材の正面図 第1の実施例におけるケーブル保護部材の断面図 第1の実施例における係合部の断面図 第1の実施例におけるケーブル配線後のケーブル保護部材の説明図 第1の実施例における自動取引装置の構成を示す斜視図 第1の実施例における自動取引装置の構成を示す概略側断面図 第1の実施例における自動取引装置のケーブル保護部材の説明図 第2の実施例におけるケーブル保護部材の構成を示す斜視図 第2の実施例におけるケーブル保護部材の正面図 第2の実施例におけるケーブル配線後のケーブル保護部材の説明図 変形例における係合部の断面図 変形例における係合部の断面図
以下、図面を参照して本発明によるケーブル保護部材および自動取引装置の実施例を説明する。
図1は第1の実施例におけるケーブル保護部材の構成を示す斜視図である。
図1において、ケーブル保護部材10は、一または複数のケーブルを収容する収容空間を有するものであり、装置の筐体等に設けられ、装置内に配線されるケーブルを収容する樹脂等で構成された長尺状のものである。
ケーブル保護部材10は、固定部11と、係合部12(12a、12b、12c、12d)と、第1の前面板13(13a、13b、13c、13d)と、第2の前面板14(14a、14b、14c、14d)と、溝151、152とを有している。ケーブル保護部材10の固定部11は、収容するケーブルの延伸方向に、長尺状に形成され、また係合部12、第1の前面板13および第2の前面板14は、固定部11の延伸方向に複数配設されている。
なお、本実施例では、係合部12(12a、12b、12c、12d)、第1の前面板13(13a、13b、13c、13d)、および第2の前面板14(14a、14b、14c、14d)をそれぞれ4個配設した例で説明するが、4個に限られることなく、3個以下、または5個以上であっても良い。また、ケーブル保護部材10の延伸方向における長さは、ケーブルを配線する長さやケーブルをケーブル保護部材10に収容する作業性を考慮して設定するものとする。
固定部11は、ケーブルの配線方向に延伸する2枚の側面板11b、11cと、側面板11b、11cに挟まれた背面板11aとを有している。
また、一方の側面板11bに第1の前面板13(13a、13b、13c、13d)と、他方の側面板11cに第2の前面板14(14a、14b、14c、14d)とが形成されている。
本実施例では、固定部11と、2枚の側面板11b、11cと、第1の前面板13(13a、13b、13c、13d)および第2の前面板14(14a、14b、14c、14d)が一体成型され、ケーブルを収容する収容空間を覆う本体部を形成している。
固定部11の背面板11aは、装置の筐体等のパネルと接触可能に形成され、ケーブル保護部材10が装置のパネルに取り付け可能になっている。
背面板11aと、側面板11bおよび側面板11cとの間には、それぞれリブ11dが設けられており、そのリブ11dによって側面板11b、11cの撓みが抑制される。なお、背面板11aと、側面板11bおよび側面板11cとの間に、それぞれ複数のリブ11dを設けるようにしても良い。
取付け部としての係合部12(12a、12b、12c、12d)は、固定部11の一面である背面板11aに形成されたものである。この係合部12(12a、12b、12c、12d)は、装置の筐体等のパネルに設けられたケーブル保護部材10の支持部材としての被係合部と係合する引掛け形状に形成されている。また、係合部12(12a、12b、12c、12d)が装置に形成された被係合部と係合することにより、ケーブル保護部材10は、装置のパネルに支持され、固定される。
第1の前面板13(13a、13b、13c、13d)は、固定部11の一方の側面板11bの前面側に形成された板状の部材である。
第2の前面板14(14a、14b、14c、14d)は、第1の前面板13(13a、13b、13c、13d)が形成された固定部11の側面板11bとは反対側の側面板11cの前面側に形成された板状の部材である。
第1の前面板13(13a、13b、13c、13d)と、第2の前面板14(14a、14b、14c、14d)との間には、隙間16(16a、16b、16c、16d)が形成されている。
ケーブル挿入部としての隙間16(16a、16b、16c、16d)は、固定部11の前面に設けられ、ケーブルの収容空間に通じる間隙としてケーブル保護部材10の延伸方向に対して斜めに形成されたものである。
溝151は、固定部11の側面板11bに形成された切欠きであり、溝152は、固定部11の側面板11cに形成された切欠きである。この溝151、152をニッパ等の切断器具で切断することにより、ケーブル保護部材10の長さを調整することができるようになっている。
図2は第1の実施例におけるケーブル保護部材の正面図である。なお、図1に示す第1の前面板13a、13b、13c、13dはそれぞれ同じ構成であり、また第2の前面板14a、14b、14c、14dもそれぞれ同じ構成なので第1の前面板13aおよび第2の前面板14aの構成を説明する。
図2において、第1の前面板13aは、4つの端部131a、132a、133a、134aを有する略台形状に形成されている。
端部133a、134aは側面板11bとの境界部に形成され、第1の前面板13aは端部133aと端部134aとを結ぶ線において側面板11bと一体に成型されている。また、第1の前面板13aには、肉薄部135aが形成されている。したがって、第1の前面板13aは端部133aと端部134aとを結ぶ線が固定端となり、撓むことができるようになっている。また、端部131a、132aは、第1の前面板13aの自由端側の2つの端部である。
第1の前面板13aの上辺の長さ、即ち端部131aと端部133aとの距離L1は、第1の前面板13aの下辺の長さ、即ち端部132aと端部134aとの距離L2より大きくなるように形成されている。
第2の前面板14aは、4つの端部141a、142a、143a、144aを有する略台形状に形成されている。
端部143a、144aは側面板11cとの境界部に形成され、第2の前面板14aは端部143aと端部144aとを結ぶ線において側面板11cと一体に成型されている。また、第2の前面板14aには、肉薄部145aが形成されている。したがって、第2の前面板14aは端部143aと端部144aとを結ぶ線が固定端となり、撓むことができるようになっている。また、端部141a、142aは、第2の前面板14aの自由端側の2つの端部である。
第2の前面板14aの上辺の長さ、即ち端部141aと端部143aとの距離L3は、第2の前面板14aの下辺の長さ、即ち端部142aと端部144aとの距離L4より小さくなるように形成されている。さらに、(距離L1+距離L3)および(距離L2+距離L4)は、側面板11bと側面板11cとの間隔L0より小さく形成されている。
また、端部131aと端部141aとの間隔、および端部132aと端部142aとの間隔は、距離D(例えば、2mm程度)を保持するように隙間16aが形成されている。
さらに、第1の前面板13aの端部131aと端部132aとを結ぶ線は、第2の前面板14aの端部141aと端部142aとを結ぶ線は略平行に形成されている。端部131aと端部132aとを結ぶ線および端部141aと端部142aとを結ぶ線は、ケーブル保護部材10の延伸方向に対して角度θを成している。すなわち、隙間16aは、その中心線がケーブル保護部材10の延伸方向に対して所定の角度θを成すように形成されている。
このとき、端部131aと端部132aとを結ぶ線と、端部141aと端部142aとを結ぶ線との距離(距離D×cosθ)、すなわち隙間16aの幅を、収容するケーブルの径より小さくすることにより、収容したケーブルがケーブル保護部材10から外れてしまうことを防止することができる。
ケーブル保護部材10の第1の前面板13aの自由端の先端部と、第2の前面板14aの自由端の先端部とは、所定の距離Dを保持した隙間16aが形成されているため、この隙間からケーブルを挿入し、図1に示すケーブル保護部材10内にケーブルを挿入することが可能になっている。
図3は第1の実施例におけるケーブル保護部材の断面図であり、図2におけるケーブル保護部材10のAA矢視図である。
図3において、ケーブル保護部材10は、固定部11は、背面板11aと、側面板11b、11cと、第1の前面板13aと、第2の前面板14aとにより囲まれた収容部17が形成されている。この収容部17は、一または複数のケーブルを収容するものである。また、収容部17は、収容するケーブルの最大径やケーブルの数を考慮して形成されている。
図4は第1の実施例における係合部の断面図である。図4(a)は図2における第1の係合部12aのBB断面図であり、図4(b)は図2における第2の係合部12bのCC断面図である。なお、第1の係合部12cは、第1の係合部12aと同じ構成であり、第2の係合部12dは、第2の係合部12bと同じ構成である。
図4(a)において、第1の係合部12aは、図2に示す固定部11の背面板11aに形成され、嵌合部121と、係止部122とを有している。
嵌合部121は、図2に示すケーブル保護部材10の延伸方向に伸びる板状の部材であり、一方の端部(上方)が背面板11aと一体となって固定され、他方の端部(下方)が自由端となっている。
係止部122は、嵌合部121の自由端の先端部に形成された突起状のものである。
嵌合部121および係止部122は、装置の筐体等のパネルに設けられた支持部材としての被係合部に挿入、嵌合され、さらに係止部122が被係合部に形成された貫通孔に嵌め込まれることにより、被係合部と係合して固定される。
また、図4(b)において、第2の係合部12bは、図2に示す固定部11の背面板11aに形成され、嵌合部121を有している。
第2の係合部12bの嵌合部121は、第1の係合部12aの嵌合部121と同様に、図2に示すケーブル保護部材10の延伸方向に伸びる板状の部材であり、一方の端部(上方)が背面板11aと一体となって固定され、他方の端部(下方)が自由端となっている。ただし、第2の係合部12bの嵌合部121は、係止部122が形成されていない。
この嵌合部121は、装置の筐体等のパネルに設けられた被係合部に挿入、嵌合され、被係合部と係合して固定される。
図5は第1の実施例におけるケーブル配線後のケーブル保護部材の説明図である。
図5において、ケーブル保護部材10は、固定部11、第1の前面板13(13a、13b、13c、13d)、および第2の前面板14(14a、14b、14c、14d)で覆われた収容部にケーブル20を収容することができるようになっている。
隙間16aは、側面板11bおよび側面板11cの延伸方向に対して所定の角度を成すように斜めに、即ち収容するケーブル20の延伸方向に対して所定の角度(図2に示す角度θ)を成すように斜めに形成されているため、収容したケーブル20はケーブル保護部材10の第1の前面板13(13a、13b、13c、13d)、および第2の前面板14(14a、14b、14c、14d)からはみ出し難くなっている。
また、隙間16aが形成されているため、その隙間16aからケーブル20を容易に収容部に収納することができ、ケーブル20は断線し難い構造となっている。
さらに、ケーブル保護部材10の延伸方向において、隣り合う第1の前面板13(例えば、第1の前面板13aと第1の前面板13b)の間隔dと、隣り合う第2の前面板14(例えば、第2の前面板14aと第2の前面板14b)の間隔dとは、配線されたケーブル20が飛び出し難いように所定の間隔に設定されている。
このように本実施例では、第1の前面板13(13a、13b、13c、13d)および第2の前面板14(14a、14b、14c、14d)は、側面板11bおよび側面板11cに、側面板11bおよび側面板11cの延伸方向において所定の間隔dを保持して複数配列されている。
図6は第1の実施例における自動取引装置の構成を示す斜視図である。
図6において、自動取引装置200は、例えば現金自動預払機等であり、表示手段および入力手段としてのタッチパネル部を有し、装置の前面に設けられた操作部202、カードやレシート(明細票)の挿入口または排出口としての挿入排出口203、紙幣の受け渡しを行う紙幣入出金口204、および開閉可能な扉205等を備えたものである。
操作部202は、自動取引装置200の前面上部に設けられた回転軸に回動可能に設けられ、この回転軸を中心に回動して開閉可能に構成されている。
また、扉205は、自動取引装置200の前面側部に設けられた回転軸に回動可能に設けられ、この回転軸を中心に回動して開閉可能に構成されている。
図7は第1の実施例における自動取引装置の構成を示す概略側断面図である。
図7において、自動取引装置200は、内部にカード明細ユニット208、紙幣上部ユニット209、および紙幣下部ユニット210が、ユニットベース部材とスライドレールを介して取り付けられている。
カード明細ユニット208は、挿入されたカードに記録された情報を読取り、また自動取引装置200が行う取引の内容を印刷した明細票を排出するユニットである。
紙幣上部ユニット209および紙幣下部ユニット210は、紙幣の入金や出金を行うユニットである。
カード明細ユニット208、紙幣上部ユニット209、および紙幣下部ユニット210は、ユニットベース部材とスライドレールを介して自動取引装置200の本体である筐体211に摺動可能に支持されており、自動取引装置200に対して引き出しおよび装着可能になっている。
また、自動取引装置200の上部には、制御ユニット206および電源ユニット207が搭載されており、制御ユニット206および電源ユニット207と、カード明細ユニット208、紙幣上部ユニット209、および紙幣下部ユニット210とは、電源ケーブルや制御ケーブル等のケーブルで接続されている。
本実施例の自動取引装置200は、内部に装着された図1に示すケーブル保護部材10のケーブル収容空間に電源ケーブルや制御ケーブル等のケーブルを収納する。
上述した構成の作用について説明する。
図6および図7に示す自動取引装置200の筐体211の内側にケーブル保護部材10を取り付けてケーブルを配線する場合の作用を図8に基づいて説明する。
図8(a)は、自動取引装置200の筐体211の内側にケーブル保護部材10を取り付けていない状態を示している。
図8(a)に示すように、自動取引装置200の筐体211の内側には、被係合部212a、212d、213a、213d、213e、213hが形成されているものとする。
この被係合部212a、213a、213eは、図1に示すケーブル保護部材10の係合部12aまたは係合部12cが係合するものであり、また被係合部212d、213d、213hは、図1に示すケーブル保護部材10の係合部12dまたは係合部12bが係合するものである。
図8(b)に示すように、第1の前面板13a、13b、13c、13dおよび第2の前面板14a、14b、14c、14dを有するケーブル保護部材10を取り付ける場合、ケーブル保護部材10の係合部12dを被係合部212dに、また係合部12aを被係合部212aに係合させ、ケーブル保護部材10を筐体211の内側に取り付けて固定する。
次に、第1の前面板13a、13b、13c、13dと、第2の前面板14a、14b、14c、14dとの間の隙間16a、16b、16c、16dに、配線するケーブルを押し込みながら、その隙間を広げ、ケーブル保護部材10の収容部にケーブルを配線する。
配線したケーブルをケーブル保護部材10の収容部から取り出す場合は、隙間16a、16b、16c、16dからケーブルを引き出して取り出す。
また、第1の前面板13a〜13hおよび第2の前面板14a〜14hを有するケーブル保護部材10を取り付ける場合、ケーブル保護部材10の係合部12h、12dを被係合部213h、213dに、また係合部12a、12eを被係合部213a、213eにそれぞれ係合させ、ケーブル保護部材10を筐体211の内側に取り付けて固定する。
次に、第1の前面板13a〜13hと、第2の前面板14a〜14hとの間の隙間16a〜16hに、配線するケーブルを押し込みながら、その隙間を広げ、ケーブル保護部材10の収容部にケーブルを配線する。
配線したケーブルをケーブル保護部材10の収容部から取り出す場合は、隙間16a〜16hからケーブルを引き出して取り出す。
このように、本実施例では、ケーブル保護部材10は、第1の前面板13(13a、13b、13c、13d)と、第2の前面板14(14a、14b、14c、14d)との間の隙間16(16a、16b、16c、16d)が形成され、また自動取引装置200の筐体211の被係合部に係合する係合部12(12a、12b、12c、12d)が形成されているため、自動取引装置200に取り付けられたケーブル保護部材10の隙間16(16a、16b、16c、16d)に配線するケーブルを押し込むことにより、ケーブル保護部材10の収容部に配線することができ、ケーブルの配線作業に要する時間を短縮することができる。
また、ケーブル保護部材10は、固定部11と、第1の前面板13(13a、13b、13c、13d)および第2の前面板14(14a、14b、14c、14d)とが一体成型されているため、前面板をねじ止め等する必要がなくなり、ケーブル配線時のケーブル断線の危険性を回避することができる。
さらに、ケーブル保護部材10の延伸方向において隣り合う第1の前面板13および第2の前面板14(例えば、第1の前面板13aおよび第2の前面板14aと、第1の前面板13bおよび第2の前面板14b)を所定の間隔で配置したことにより、ケーブル保護部材10からケーブルが飛び出し難くなり、自動取引装置200のユニットを引き出す際に、ユニットにケーブルを引っ掛けてしまうことを防止することができ、ケーブルの断線を防止することができる。
また、ケーブル保護部材10に溝を形成したことにより、ケーブル保護部材10を溝で分割することができ、配線するケーブルの長さに合わせてケーブル保護部材10の延伸方向の長さを調節することができる。
次に、係合部の変形例を説明する。
図12および図13は変形例における係合部の断面図である。図12(a)および図13(a)は図2における第1の係合部12aのBB断面図であり、図12(b)および図13(b)は図2における第2の係合部12bのCC断面図である。なお、第1の係合部12cは、第1の係合部12aと同じ構成であり、第2の係合部12dは、第2の係合部12bと同じ構成である。
図12および図13において、第1の係合部12aは、図2に示す固定部11の背面板11aに形成され、嵌合部121と、係止部122と、調整部123とを有している。
調整部123は、嵌合部121の背面板11a側に形成されたものであり、図8に示す筐体211に形成された被係合部212a、212b(212d)の先端部と当接するように形成された直方体状のものである。
この調整部123は、被係合部212a、212dの先端部と当接することにより、図8(b)に示すように、筐体211の被係合部212aの先端部および被係合部212b(212d)にケーブル保護部材10が装着された場合のケーブル保護部材10と筐体211との間に生じる隙間を調整する。
被係合部212a、212dは、装置によって大きさが異なることがあり、第1の係合部12aおよび第2の係合部12bに調整部123を形成することにより、被係合部212a、212dと第1の係合部12a、12bとの間の隙間を調整することができる。
例えば、図12(a)(b)に示すように、大きな被係合部212a、212dに、第1の係合部12aおよび第2の係合部12bを係合させた場合、第1の係合部12aおよび第2の係合部12bの嵌合部121の一側面は、被係合部212a、212dの側面と接し、また、第1の係合部12aおよび第2の係合部12bの調整部123は、被係合部212a、212dの先端部と当接する。この場合、第1の係合部12aおよび第2の係合部12bの嵌合部121の一側面が被係合部212a、212dの側面と接しているため、図8(b)に示すケーブル保護部材10と筐体211との間には隙間が生じることはない。
図13(a)(b)に示すように、図12(a)(b)に示す被係合部212a、212dよりも小さな被係合部212a、212dに、第1の係合部12aおよび第2の係合部12bを係合させた場合、第1の係合部12aおよび第2の係合部12bの調整部123の一側面が、被係合部212a、212dの先端部の側面と接し、また、背面板11aは、被係合部212a、212dの先端部と当接する。この場合、第1の係合部12aおよび第2の係合部12bの調整部123の一側面が被係合部212a、212dの先端部の側面と接しているため、図8(b)に示すケーブル保護部材10と筐体211との間の隙間が調整され、ケーブル保護部材10と筐体211との間にガタが生じることはない。
以上説明したように、第1の実施例では、自動取引装置に取り付けられたケーブル保護部材の隙間に、配線するケーブルを押し込むことにより、容易にケーブル保護部材の収容部に配線することができ、ケーブルの配線作業に要する時間を短縮することができるという効果が得られる。
また、ケーブル配線時のケーブル断線の危険性を回避することができるという効果が得られる。
第2の実施例の構成は、ケーブル保護部材に蓋部を追加した構成が第1の実施例の構成と異なっている。その第2の実施例の構成を図9および図11に基づいて説明する。なお、上述した第1の実施例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図9は第2の実施例におけるケーブル保護部材の構成を示す斜視図である。
図9において、ケーブル保護部材10は、装置の筐体等に設けられ、装置内に配線されるケーブルを収容する樹脂等で構成された長尺状のものであり、固定部11と、係合部12(12a、12b、12c、12d)と、第1の前面板13(13a、13b、13c、13d)と、第2の前面板14(14a、14b、14c、14d)と、溝151、152と、蓋部31(31a、31b、31c、31d)とを有している。
蓋部31(31a、31b、31c、31d)は、隣り合う第1の前面板13および第2の前面板14の間(例えば、蓋部31aは、第1の前面板13aおよび第2の前面板14aと、第1の前面板13bおよび第2の前面板14bとの間)の固定部11の一方の側面板11bの前面側に形成された板状の部材である。
蓋部31(31a、31b、31c、31d)は、一方が側面板11bに形成された固定端、他方が自由端となって回動可能に構成されている。その自由端に、先端部311(311a、311b、311c、311d)が形成されている。
固定部11の他方の側面板11cの前面側には、開口部32(32a、32b、32c、31d)が形成されている。
蓋部31(31a、31b、31c、31d)の先端部311(311a、311b、311c、311d)が開口部32(32a、32b、32c、31d)と係合することにより、蓋部31(31a、31b、31c、31d)は、ケーブル保護部材10の収容部を閉塞した状態を保持する。
このように、本実施例では、蓋部31(31a、31b、31c、31d)は、側面板11bおよび側面板11cの延伸方向において隣り合う第1の前面板13および第2の前面板14の間の一方の側面板11bに回動可能に一体成型されている。
図10は第2の実施例におけるケーブル保護部材の正面図である。なお、図9に示す蓋部31a、31b、31c、31dは、それぞれ同じ構成なので蓋部31aの構成を説明する。
図10において、蓋部31aは、第1の前面板13aおよび第2の前面板14aと、第1の前面板13bおよび第2の前面板14bとの間に回動可能に配置され、先端部311aが自由端となっている。
先端部311aは、固定部11の側面板11cに形成された開口部32aに嵌合可能に形成されている。
蓋部31aは、先端部311aを除く部位におけるケーブル保護部材10の延伸方向の幅をL20、先端部311aにおけるケーブル保護部材10の延伸方向の幅をL21とし、幅L21は幅L20より小さくなるように形成されている。先端部311aの幅L21は、先端部311aを除く蓋部31aの両端部からそれぞれ幅L22および幅L23だけ小さく形成されている。
また、蓋部31aは、ケーブル保護部材10の延伸方向と直交する方向における側面板11cからの先端部311aの長さをL25として形成されている。
本実施例では、開口部32aに嵌合した蓋部31aの先端部311aを開口部32aから外す場合の操作性を考慮し、例えば幅L22および幅L23をそれぞれ15mm、長さL25を20mm程度としている。
このように蓋部31aを形成することにより、先端部311aの両端部を指で挟み易くすることができ、操作性を向上させることができる。
図11は第2の実施例におけるケーブル配線後のケーブル保護部材の説明図である。
図11において、ケーブル保護部材10は、固定部11、第1の前面板13(13a、13b、13c、13d)、第2の前面板14(14a、14b、14c、14d)、および蓋部31(31a、31b、31c、31d)の内部にケーブル20を収容することができるようになっている。
蓋部31(31a、31b、31c、31d)の先端部311(311a、311b、311c、311d)を固定部11の側面板11cに形成された開口部32(32a、32b、32c、31d)に嵌合させることにより、ケーブル保護部材10のケーブル収容部を閉塞することができる。
上述した構成の作用について説明する。
図6および図7に示す自動取引装置200の筐体211の内側にケーブル保護部材10を取り付けてケーブルを配線する場合の作用を図10に基づいて説明する。
まず、第1の実施例と同様に、第1の前面板13a、13b、13c、13dおよび第2の前面板14a、14b、14c、14dを有するケーブル保護部材10を取り付ける場合、ケーブル保護部材10の係合部12dを被係合部212dに、また係合部12aを被係合部212aに係合させ、ケーブル保護部材10を筐体211の内側に取り付けて固定する。
次に、蓋部31(31a、31b、31c、31d)を回動させてケーブル保護部材10の収納部を開放した状態にする。
第1の前面板13a、13b、13c、13dと、第2の前面板14a、14b、14c、14dとの間の隙間16a、16b、16c、16dに、配線するケーブルを押し込みながら、その隙間を広げ、ケーブル保護部材10の収容部にケーブルを配線する。
次に、第1の前面板13a、13b、13c、13dと、第2の前面板14a、14b、14c、14dとの間の隙間16a、16b、16c、16dに、配線するケーブルを押し込みながら、その隙間を広げ、ケーブル保護部材10の収容部にケーブルを配線する。
蓋部31(31a、31b、31c、31d)を回動させてケーブル保護部材10の収納部を閉塞した状態にして先端部311aを固定部11の側面板11cに形成された開口部32aに嵌合させ、収納部を閉塞した状態を保持する。
配線したケーブルをケーブル保護部材10の収容部から取り出す場合は、蓋部31(31a、31b、31c、31d)を回動させてケーブル保護部材10の収納部を開放した状態にした後、隙間16a、16b、16c、16dからケーブルを引き出して取り出す。
本実施例では、ケーブル保護部材10の延伸方向において隣り合う第1の前面板13および第2の前面板14(例えば、第1の前面板13aおよび第2の前面板14aと、第1の前面板13bおよび第2の前面板14b)の間に蓋部31(例えば、31a)を配置したことにより、ケーブル保護部材10からケーブルが飛び出すことがなくなり、自動取引装置200のユニットを引き出す際に、ユニットにケーブルを引っ掛けてしまうことを確実に防止することができる。
以上説明したように、第2の実施例では、第1の実施例の効果に加え、蓋部を設けたことにより、ケーブル保護部材からのケーブルの飛び出しを確実に防止することができるという効果が得られる。
なお、第1の実施例および第2の実施例では、自動取引装置を現金自動預払機として説明したが、それに限られるものでなく、装置内にケーブルを配線するものであれば、現金自動支払機、自動券売機、チケット発行機等としても良い。
10 ケーブル保護部材
11 固定部
12 係合部
13 第1の前面板
14 第2の前面板
16 隙間
17 収容部
31 蓋部
151、152 溝
200 自動取引装置
202 操作部
203 挿入排出口
204 紙幣入出金口
205 扉
206 制御ユニット
207 電源ユニット
208 カード明細ユニット
209 紙幣上部ユニット
210 紙幣下部ユニット
211 筐体

Claims (9)

  1. 一または複数のケーブルを収容する収容空間を有するケーブル保護部材であって、
    前記収容空間を覆う本体部と、
    前記本体部の一面に設けられ、前記ケーブル保護部材を支持する支持部材と係合する取付け部と、
    前記本体部の他面に設けられ、前記収容空間に通じる隙間が前記ケーブル保護部材の延伸方向に対して斜めに形成されたケーブル挿入部と、
    を有することを特徴とするケーブル保護部材。
  2. 請求項1に記載のケーブル保護部材において、
    前記本体部は、第1の前面板と、第2の前面板とを有し、
    前記ケーブル挿入部は、前記第1の前面板と、前記第2の前面板との間に形成されていることを特徴とするケーブル保護部材。
  3. 請求項2に記載のケーブル保護部材において、
    前記本体部は、前記ケーブルの配線方向に延伸する2枚の側面板と、前記側面板に挟まれた背面板とを有し、
    前記第1の前面板は、一方の前記側面板に設けられ、前記第2の前面板は、他方の前記側面板に設けられ、
    前記本体部、前記2枚の側面板、前記第1の前面板、および前記第2の前面板は、一体成型されていることを特徴とするケーブル保護部材。
  4. 請求項3に記載のケーブル保護部材において、
    前記第1の前面板および前記第2の前面板は、前記側面板に、前記側面板の延伸方向において所定の間隔を保持して複数配列されていることを特徴とするケーブル保護部材。
  5. 請求項4に記載のケーブル保護部材において、
    前記側面板の延伸方向において隣り合う前記第1の前面板および前記第2の前面板の間の一方の前記側面板に回動可能な蓋部が一体成型されていることを特徴とするケーブル保護部材。
  6. 請求項3から請求項5のいずれかに記載のケーブル保護部材において、
    前記取付け部は、前記背面板に形成されていることを特徴とするケーブル保護部材。
  7. 請求項6に記載のケーブル保護部材において、
    前記取付け部は、前記支持部材に嵌入する嵌合部を有することを特徴とするケーブル保護部材。
  8. 請求項7に記載のケーブル保護部材において、
    前記嵌合部は、前記支持部材と当接する調整部が形成されていることを特徴とするケーブル保護部材。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載のケーブル保護部材を有することを特徴とする自動取引装置。
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