JP2017102019A - トルクセンサユニット - Google Patents

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小池 孝誌
Takashi Koike
孝誌 小池
靖之 福島
Yasuyuki Fukushima
靖之 福島
宗起 仲村
Muneoki Nakamura
宗起 仲村
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Abstract

【課題】簡単な機構で安価にトルク検出が可能なトルクセンサユニットを提供する。
【解決手段】トルクセンサユニット1は、シャフト23と、角度センサ付軸受4と、連結部材25とを備える。シャフト23は、トーションバー部23Bと、シャフト本体部23Dとを含む。シャフト本体部23Dは、トーションバー部23Bよりも第2端部23T側に位置するとともにトーションバー部23Bよりも剛性が高い。角度センサ付軸受4は、内輪5と、外輪6と、角度センサ2とを含む。内輪5は、シャフト本体部23Dの外周面に固定されている。外輪6は、内輪5の外側に設けられており内輪5に対して相対的に回転するように構成される。角度センサ2は、内輪5と外輪6との間の回転変位を検出する。連結部材25は、外輪6と第1端部23Cとをトーションバー部23Bよりも剛性が高い状態で連結する。
【選択図】図1

Description

この発明は、シャフト(軸体)に作用する負荷トルクを測定するために用いるトルクセンサユニットに関する。特に、トーションバーのねじれ量を検出するトルクセンサユニットに関する。
特開2015−55560号公報(特許文献1)は、回転シャフトに取り付けられ、回転シャフトに作用する負荷トルクを検出するトルクセンサユニットを開示する。トルクセンサユニットは、回転シャフトを中継するシャフト部を含む。特許文献1に開示されているトルクセンサユニットは、絶対角を検出可能な磁気式角度センサを有する転がり軸受を、シャフト部の両端にそれぞれ1つずつ配置してシャフト部を支持する。負荷トルクに応じたシャフト部のねじれ角度を2つの磁気式角度センサの出力の差分を算出することによって、トルクセンサユニットは精度よくトルクを検出する。
特開2015−55560号公報
特許文献1に開示されているトルクセンサユニットは、シャフト部の両端部が軸方向に向かって外部に露出しているので、これら端部を適宜に他装置の回転シャフト構成部品との接続に利用すると、トルクセンサユニットのシャフト部を他装置の回転シャフトの一部として組み込むことができる。トルクセンサユニットは、トルクに応じたシャフト部のねじれ角度を示す2か所の絶対回転角を2つの磁気式角度センサによって検出する。
しかしながら、シャフト部のねじれ量を検出するために2つの磁気式角度センサを用いる必要があるので、センサのコストが高くなる。また、シャフトのねじれを検出するために2つの角度センサの出力の差分を算出する手間が必要となる。また、2つの角度センサを配置するとトルクセンサユニットが軸方向に長くなるため、小型化が難しい。
この発明は、上記の課題を解決するためのものであって、その目的は、簡単な機構で安価にトルク検出が可能なトルクセンサユニットを提供することである。
本発明の実施の形態に関わるトルクセンサユニットは、シャフトと、角度センサ付軸受と、連結部材とを備える。
シャフトは、第1端部と、第2端部と、トーションバー部と、本体部とを含む。トーションバー部は、第1端部と第2端部との間に位置する。本体部は、トーションバー部よりも第2端部側に位置するとともにトーションバー部よりも剛性が高い。
角度センサ付軸受は、内輪と、外輪と、センサとを含む。内輪は、本体部の外周面に固定されている。外輪は、内輪の外側に設けられており内輪に対して相対的に回転するように構成される。センサは、内輪と外輪との間の回転変位を検出する。
連結部材は、外輪と第1端部とをトーションバー部よりも剛性が高い状態で連結する。
好ましくは、連結部材は、筒部と、固定部とを含む。筒部は、外輪が内壁に固定され、トーションバー部および本体部を内部に収容する。固定部は、筒部の底面を形成するとともに、第1端部を連結部材に固定するための部分である。
より好ましくは、トルクセンサユニットは、回転駆動部と回転被駆動部とを連結するように用いられる。第1端部および固定部は、回転駆動部と回転被駆動部とのいずれか一方に固定される。第2端部は、回転駆動部と回転被駆動部とのいずれか他方に固定される。センサは、トーションバー部に加わるねじりトルクに応じた信号を出力するように構成される。
好ましくは、センサは、磁気トラックと、磁気センサとを有する。磁気トラックは、内輪に固定され、N極とS極とが交互に配置される。磁気センサは、外輪に固定され、磁気トラックに隙間を設けて対向する。
好ましくは、センサは、複列の磁気トラックと、磁気センサとを有する。複列の磁気トラックは、内輪に固定され、各々にN極とS極とが交互に配置され、各々の極対数が互いに異なる。磁気センサは、外輪に固定され、複列の磁気トラックに隙間を設けて対向する。センサは、磁気センサと複列の磁気トラックとの間の回転変位を絶対角として検出する。
より好ましくは、トルクセンサユニットは、ワイヤレスユニットと、センサ信号受信機とをさらに備える。ワイヤレスユニットは、電力を受信し、磁気センサの出力またはトルク換算データを送信する。センサ信号受信機は、角度センサ付軸受とは分離して設置され、ワイヤレスユニットとは一定の隙間を開けて対向し、ワイヤレスユニットに電力を送信するとともに、回転変位に関するデータを受信する。
トルクセンサユニットは、制限部をさらに備える。制限部は、シャフトと連結部材との間に設けられ、トーションバー部のねじれを制限する。
本発明のトルクセンサユニットは、角度センサ付軸受を1つ用いた、簡単な構造のものである。したがって、軸方向を短く作ることができるので小型化が可能で、かつ製造コストを抑えることができる。
実施の形態1に係るトルクセンサユニットの断面図である。 トルクセンサユニットに設けられているセンサ信号を得るためのワイヤレスセンサシステムの構成を示すブロック図である。 角度センサ2の主要部を示す断面図である。 角度センサ2によって絶対角を検出する方法を説明するための概念図である。 実施の形態1のトルクセンサユニットにおける、トルクと角度センサ2の角度出力の関係を示す図である。 実施の形態2に係るトルクセンサユニット1Aの構成を示す断面図である。 図6のVII−VII断面を示す図である。 実施の形態2に係るトルクセンサユニット1Aのシャフト123の斜視図である。 ねじれ制限機能を有する場合のトルクと角度センサ2の角度出力の関係を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1に係るトルクセンサユニットの断面図である。トルクセンサユニット1は、絶対角の検出が可能な磁気式の角度センサ2を軸受3に固定した角度センサ付軸受4を1つ用いる。以下、トルクセンサユニット1の構成を説明する。
図1を参照して、実施の形態1のトルクセンサユニット1は、シャフト23と、角度センサ付軸受4と、連結部材25とを備える。
シャフト23は、第1端部23Cと、第2端部23Tと、トーションバー部23Bと、シャフト本体部23Dとを含む。トーションバー部23Bは、第1端部23Cと第2端部23Tとの間に位置する。シャフト本体部23Dは、トーションバー部23Bよりも第2端部23T側に位置するとともにトーションバー部23Bよりも剛性が高い。
角度センサ付軸受4は、内輪5と、外輪6と、角度センサ2とを含む。内輪5は、シャフト本体部23Dの外周面に固定されている。外輪6は、内輪5の外側に設けられており内輪5に対して相対的に回転可能である。角度センサ2は、内輪5と外輪6との間の回転変位(回転角の差)を検出する。
内輪5の内径穴5Aにはシャフト23が挿入される。シャフト23に形成したねじ部23Aにナット24を螺合することにより、内輪5がシャフト23に固定される。なお、シャフト23を内径穴5Aに圧入して使用する場合はナット24を省略してもよい。
連結部材25は、外輪6と第1端部23Cとをトーションバー部23Bよりも剛性が高い状態で連結する。
連結部材25は、筒部25Dと、固定部25Eとを含む。筒部25Dは、外輪6が内壁に固定され、トーションバー部23Bおよびシャフト本体部23Dを内部に収容する。固定部25Eは、筒部25Dの底面を形成するとともに、第1端部23Cを連結部材25に固定するための部分である。
連結部材25の一方側には角度センサ付軸受4の外輪6を固定支持する内径穴25Aが設けられる。外輪6の端面を押える側板26をボルト27で締結することによって、角度センサ付軸受4と連結部材25が一体化される。
連結部材25の他方側には内径穴25Bが設けられ、シャフト23に設けたトーションバー部23B側の先端の第1端部23Cを挿入し、それらをピン28で回転不能になるよう固定する。固定方法はピン28以外の方法であってもよく、たとえばセレーション結合などを用いてもよい。
シャフト23と連結部材25はトーションバー部23Bを介して連結されるので、それらに固定された内輪5と外輪6とは、同様にトーションバー部23Bを介して連結されることになる。
シャフト23と連結部材25とを他装置(図示せず)のシャフト部品と接続した状態とし、トルクセンサユニット1がトルクを検出する。すなわち、トルクセンサユニット1は、第1装置の回転駆動部51と第2装置の回転被駆動部52とを連結するように用いられる。回転駆動部51と回転被駆動部52とは、図1と逆であっても良い。すなわち、第1端部23Cおよび固定部25Eは、回転駆動部51と回転被駆動部52とのいずれか一方に固定される。第2端部23Tは、回転駆動部51と回転被駆動部52とのいずれか他方に固定される。角度センサ2は、トーションバー部23Bに加わるねじりトルクに応じた信号を出力するように構成される。
好ましくは、角度センサ2は、磁気リング10と、磁気センサ13とを有する。磁気リング10は、内輪5に固定され、N極とS極とが交互に配置された磁気トラック10B(第1トラック10B1,第2トラック10B2)を有する。磁気センサ13は、外輪に固定され、隙間を隔てて磁気トラック10B(第1トラック10B1,第2トラック10B2)と対向する。磁気リング10と、磁気センサ13とによって、磁気エンコーダが構成される。
角度センサ付軸受4は、軸受3と磁気リング10とを含む。軸受3は、内輪5、外輪6、転動体7、保持器8、シール9を含んで構成される。軸受3の内輪5の端部外径面に、N極とS極を交互に着磁した磁気リング10が嵌着されている。磁気リング10は、芯金10Aと着磁した磁気トラック10B(第1トラック10B1,第2トラック10B2)とを含んで構成される。外輪6の端部内径面に嵌着された金属環11に、樹脂製で環状のセンサハウジング12が回転軸を中心軸として取り付けられている。
図2は、トルクセンサユニット1に設けられているセンサ信号を得るためのワイヤレスセンサシステムの構成を示すブロック図である。図1、図2を参照して、トルクセンサユニット1は、ワイヤレスユニット19をさらに含む。ワイヤレスユニット19は、電力を受信し、磁気センサ13の出力を直接送信するか、またはトルクに換算したデータを送信する。トルクセンサユニット1は、センサ信号受信機20をさらに含む。センサ信号受信機20は、角度センサ付軸受4とは分離して設置され、ワイヤレスユニット19とは一定の隙間を開けて対向し、ワイヤレスユニット19に電力を送信するとともに、回転変位に関するデータを受信する。
センサハウジング12の内部には、磁気センサ13を実装したプリント基板14と、ワイヤレスユニット19が装着される。ワイヤレスユニット19は、外部からワイヤレスで電力を受信する電力受信手段15と、電力を蓄えるキャパシタ等の電源回路16と、磁気センサ13から角度信号を受け取る検出手段17と、角度信号をワイヤレスで送信する信号送信手段18とを含む。ワイヤレスユニット間の送受は、電磁波により行なうものであっても、また光波、赤外線、超音波によるもの、あるいは磁気結合により行なうものであっても良い。プリント基板14とワイヤレスユニット19とは配線等で接続される。なお、プリント基板14にワイヤレスユニット19の機能を実装してあっても良いし、ワイヤレスユニット19の機能を角度センサ付軸受4と分離してあってもよい。
センサ信号受信機20は、ワイヤレスユニット19と対向する位置に、角度センサ付軸受4とは独立して配置される。センサ信号受信機20は、その内部に電力送信手段21と信号受信手段22とを含む。トルクセンサユニット1が回転しても回転しないように、センサ信号受信機20は図示しない支持部で支持されている。このため、上位機器との間では有線によって電力の供給とセンサ信号の送信とが行なわれる。
トルクセンサユニット1に負荷トルクが作用すると、シャフト23に設けたトーションバー部23Bがねじれて、シャフト本体部23Dと連結部材25との間に回転変位が発生し、内輪5と外輪6との間にも回転変位が発生する。このとき、磁気リング10と磁気センサ13の回転位置がずれることによって、角度センサ2の角度出力が変化する。角度センサ2の角度出力(変化量)とトルクの関係を事前に把握しておけば、トルク換算が可能になる。
ワイヤレスユニット19の検出手段17に演算機能を有するCPUを実装しておけば、角度センサ2の角度出力をトルクに変換して、信号送信手段18から信号受信手段22にトルク情報を送信することも可能である。
好ましくは、負荷トルクが作用しておらず、トーションバー部23Bのねじれがない状態での角度センサ2の出力を0度に設定するとよい。角度センサ2の出力はワイヤレスで外部に伝えられる。
図3は、角度センサ2の主要部を示す断面図である。図4は、角度センサ2によって絶対角を検出する方法を説明するための概念図である。
図3、図4を参照して、角度センサ2は、磁気リング10と磁気センサ13から構成される。磁気リング10は、2つの磁気トラック10B(第1トラック10B1、第2トラック10B2)を含む。金属製の芯金10Aの外周部に、例えば、磁性粉を含むゴム、プラスチック、焼結体等を成形した後、着磁することによって2つの磁気トラック10B(第1トラック10B1、第2トラック10B2)が形成される。
図3、図4に示すように、好ましくは、磁気リング10は、それぞれ極対数の異なる複列の磁気トラックである第1トラック10B1と、第2トラック10B2とを有する。図1の角度センサ2は、磁気センサ13と磁気リング10との間の回転変位を絶対角として検出する。
第1トラック10B1と第2トラック10B2とは、互いに異なる着磁極数で着磁される。たとえば、第1トラック10B1を32極対で着磁し、第2トラック10B2を31極対で着磁する。磁気センサ13は磁気トラック10Bに一定の隙間を持って対峙し、第1トラック10B1と第2トラック10B2の磁束を検出し、磁気センサ内部で絶対角検出処理が行なわれる。
図1のトルクセンサユニット1の連結部材25は、トーションバー部23Bのねじれ量だけシャフト本体部23Dに対して回転方向に変位する。現実的には磁気リング10と磁気センサ13とはねじれ量と同等の回転変位しか発生しないが、以下では、磁気リング10が1回転以上回転できると仮定して説明する。
図4に示すように、第1トラック10B1の磁束を検出する第1トラック位相信号29(N、S極の1極対を1周期とする位相信号)は、磁気リング10が1回転する間に32回変化する。同様に、第2トラック10B2の磁束を検出する第2トラック位相信号30(N、S極を1周期とする位相信号)は、磁気リング10が1回転する間に31回変化する。第1トラック位相信号29と第2トラック位相信号30との位相差31は、磁気リング10の1回転で360°変化するため、2つの磁気パターンの位相差から角度位置を正確に演算できる。さらには、N、S極の1極対の間を逓倍処理して分解能を高めることによって、高分解能で1回転の絶対角検出が可能となる。分解能としては、12ビットから18ビット程度が得られる。なお、ここでは第1トラック10B1と第2トラック10B2の1回転当たりの位相信号がそれぞれ32回、31回変化する磁気リング10を用いた例で説明したが、それ以外の組み合わせであってもよい。
トルクセンサユニット1は、トーションバー部23Bのねじり量をトルクに換算する。ねじり量は微小であるが、角度センサ2が高分解能で絶対角を検出できるため、高精度でトルク検出が可能となる。
図5は、実施の形態1のトルクセンサユニットにおける、トルクと角度センサ2の角度出力の関係を示す図である。角度出力とトルクとに直線性がなければ、検出手段17の演算機能(CPU)を用いて、補正を加えてもよいし、信号受信手段22から角度情報を受け取った外部機器(図示せず)において補正処理を行ってもよい。
実施の形態1のトルクセンサユニットは、角度センサ付軸受4を1つ用いる。軸受の内輪5は、シャフト本体部23D、トーションバー部23B、連結部材25を介在させて、外輪6に連結される。角度センサ付軸受4の角度センサ2への電力供給と角度信号の伝達はワイヤレスで行なわれる。
シャフト23と連結部材25との間に負荷トルクが作用すると、内輪5と外輪6に間の回転変位が発生する。トルクセンサユニット1は、その回転変位を磁気式の角度センサ2で検出し、トルクに換算する。
トルクセンサユニット1は、特許文献1に開示される角度センサ付軸受を2つ用いる従来例に比べて簡単な機構なため、軸方向に小型化が可能となる。
実施の形態1によれば、角度センサ付軸受4を1つ用いる構成でもトルク検出が可能なため、安価であるとともに、軸方向に短くなるのでトルクセンサユニットの小型化が可能となる。
[実施の形態2]
図6は、実施の形態2に係るトルクセンサユニット1Aの構成を示す断面図である。図7は、図6のVII−VII断面を示す図である。図8は、実施の形態2に係るトルクセンサユニット1Aのシャフト123の斜視図である。
図6〜図8を参照して、トルクセンサユニット1Aは、図1のトルクセンサユニット1の構成において、シャフト23に代えてシャフト123を含み、連結部材25に代えて連結部材125を含む。シャフト123は、シャフト23のねじ部23Aが設けられていた部分に、互いに平行する2面を有する二面幅部32が形成される点が、シャフト23と異なる。また、連結部材125は、底面を形成する部分125Eに拘束部33(長穴)が形成されている点が、連結部材25と異なる。二面幅部32と、拘束部33とによって制限部50が構成される。
すなわち、トルクセンサユニット1Aは、制限部50を備える。制限部50は、シャフト123と連結部材125との間に設けられ、トーションバー部23Bのねじれを制限する。
実施の形態2では、シャフト123を内輪5の内径穴5Aに圧入しており、シャフト123に二面幅部32が形成されている。図2ではナット24が用いられているが、図6では内輪5は抜け止め部材24Aによって抜け止めされている。連結部材25には拘束部33(長穴)が形成される。拘束部33とシャフト23に形成した二面幅部32とは、隙間D1を隔てて対向している。そのため、一定以上のトルクが印加されても、二面幅部32の端部が拘束部33の側面33Aに接触して、トーションバー部23Bのねじれ量が制限される。二面幅部32がトルクの一部を分担して受けるので、トーションバー部23Bが過大なトルクによって破損することを防止することができる。
図9は、ねじれ制限機能を有する場合のトルクと角度センサ2の角度出力の関係を示す図である。図9に示すように一定値T1以上のトルクを印加すると、二面幅部32が拘束部33に接触して、角度出力はθ1に制限される。
本実施の形態では、角度センサは1回転の絶対角を検出することが可能なタイプを用いて説明したが、90度、または180度の回転範囲を絶対角検出可能なタイプを用いてもよい。(レゾルバの2X、4Xに相当)
また、本実施の形態では、絶対角検出が可能な角度センサ2を軸受3と一体化した角度センサ付軸受4を用いたが、絶対角検出機能がなくても、高分解能のパルス出力(90度位相差のA相、B相出力)をカウントすることでねじれ量を把握し、トルク算出することも可能である。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明でなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,1A トルクセンサユニット、2 角度センサ、3 軸受、4 角度センサ付軸受、5 内輪、5A,25A,25B,25C 内径穴、6 外輪、7 転動体、8 保持器、9 シール、10 磁気リング、10A 芯金、10B1 第1トラック、10B2 第2トラック、10B 磁気トラック、11 金属環、12 センサハウジング、13 磁気センサ、14 プリント基板、15 電力受信手段、16 電源回路、17 検出手段、18 信号送信手段、19 ワイヤレスユニット、20 センサ信号受信機、21 電力送信手段、22 信号受信手段、23,123 シャフト、23A ねじ部、23B トーションバー部、23C 第1端部、23D シャフト本体部、23T 第2端部、24 ナット、24A 止め部材、25,125 連結部材、25D 筒部、25E 固定部、26 側板、27 ボルト、29 第1トラック位相信号、30 第2トラック位相信号、31 位相差、32 二面幅部、33 拘束部、33A 側面、50 制限部、51 回転駆動部、52 被駆動部。

Claims (7)

  1. 第1端部と、第2端部と、前記第1端部と前記第2端部との間に位置するトーションバー部と、前記トーションバー部よりも前記第2端部側に位置するとともに前記トーションバー部よりも剛性が高い本体部とを含む、シャフトと、
    前記本体部の外周面に固定されている内輪と、前記内輪の外側に設けられており前記内輪に対して相対的に回転するように構成された外輪と、前記内輪と前記外輪との間の回転変位を検出するセンサとを含む、角度センサ付軸受と、
    前記外輪と前記第1端部とを前記トーションバー部よりも剛性が高い状態で連結する連結部材とを備える、トルクセンサユニット。
  2. 前記連結部材は、
    前記外輪が内壁に固定され、前記トーションバー部および前記本体部を内部に収容する筒部と、
    前記筒部の底面を形成するとともに、前記第1端部を前記連結部材に固定するための固定部とを含む、請求項1に記載のトルクセンサユニット。
  3. 前記トルクセンサユニットは、回転駆動部と回転被駆動部とを連結するように用いられ、
    前記第1端部および前記固定部は、前記回転駆動部と前記回転被駆動部とのいずれか一方に固定され、
    前記第2端部は、前記回転駆動部と前記回転被駆動部とのいずれか他方に固定され、
    前記センサは、前記トーションバー部に加わるねじりトルクに応じた信号を出力するように構成される、請求項2に記載のトルクセンサユニット。
  4. 前記センサは、
    前記内輪に固定され、N極とS極とが交互に配置された磁気トラックと、
    前記外輪に固定され、前記磁気トラックに隙間を設けて対向する磁気センサとを有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のトルクセンサユニット。
  5. 前記センサは、
    前記内輪に固定され、各々にN極とS極とが交互に配置され、各々の極対数が互いに異なる複列の磁気トラックと、
    前記外輪に固定され、前記複列の磁気トラックに隙間を設けて対向する磁気センサとを有し、
    前記センサは、前記磁気センサと前記複列の磁気トラックとの間の回転変位を絶対角として検出する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のトルクセンサユニット。
  6. 前記トルクセンサユニットは、
    電力を受信し、前記磁気センサの出力またはトルク換算データを送信するワイヤレスユニットと、
    前記角度センサ付軸受とは分離して設置され、前記ワイヤレスユニットとは一定の隙間を開けて対向し、前記ワイヤレスユニットに電力を送信するとともに、前記回転変位に関するデータを受信するセンサ信号受信機をさらに備える、請求項4または5に記載のトルクセンサユニット。
  7. 前記シャフトと前記連結部材との間に設けられ、前記トーションバー部のねじれを制限する制限部をさらに備える、請求項1〜6のいずれか1項に記載のトルクセンサユニット。
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