JP2017099315A - 収穫機 - Google Patents

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Takeshi Fukumoto
健氏 福元
治正 北岡
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治正 北岡
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Abstract

【課題】作業部を一括して停止できるスイッチにより瞬時に停止操作ができるとともに、前進走行時にはスイッチ操作が邪魔にならないように変速レバーを配置した収穫機を提供しようとする。
【解決手段】機体フレーム30にベースカッター3やサイドカッター16やトップカッター17や前搬送装置4や後搬送装置5やチョッピング装置6や選別装置7からなる作業部を設けるとともに、機体フレーム30の前部に操縦部9を設け、該操縦部9に運転席40と、該運転席40の側方に主変速レバー90を配置した収穫機において、前記主変速レバー90は前進側と後進側に前後方向への回動をガイドするレバーガイド90aに沿って変速可能とされ、前記レバーガイド90aのニュートラル位置90cよりも後側の外側方に、前記作業部を一括停止させる作業部メインスイッチ85を設ける。
【選択図】図8

Description

本発明は、収穫機の操作部に関し、特に、収穫機の変速レバー近傍に操作スイッチを配置する構成に関する。
従来、運転席の前方にハンドルコラムを立設し、該ハンドルコラムの上部にハンドルを取り付け、前記運転席の側方に操作コラムを配置し、該操作コラム上に変速レバーを取り付け、該変速レバーの握り部にリール昇降用スイッチと刈取部昇降用スイッチとを設け、該変速レバーの前進側レバーガイドの運転席側の側方にリール高さ設定用のボリュウムスイッチとリール回転速度設定用のボリュウムスイッチを配置し、変速レバーの後方に刈取クラッチレバーを配置した収穫機は公知となっている(例えば特許文献1参照)。
特開2001−238519号公報
しかし、特許文献技術において、詰まり等が発生して作業を停止したい場合、刈取クラッチレバーを「切」側に操作する。このとき、作業者はハンドルを握った手、または、変速レバーを握った手を放して刈取クラッチレバーへ手を移動させて操作することになり、瞬時に操作ができず、操作反応が遅れてしまう。
また、刈取作業をしながら、掻き込みリールの回転速度を車速に同調させて設定するためのリール回転速度設定用のボリュウムスイッチを調整するときには、変速レバーが前進側に回動されているために、邪魔になることがあった。
そこで、作業部を一括して停止できるスイッチを主変速レバー近傍に設けて、瞬時に停止操作ができるとともに、前進走行時には主変速レバーがスイッチ操作の邪魔にならないように配置した収穫機を提供しようとする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、機体フレームに作物を刈り取る刈取装置や刈り取られた作物を後方へ搬送する搬送装置や搬送された作物を細断する切断装置等からなる作業部を設けるとともに、機体フレームの前部に操縦部を設け、該操縦部に運転席と、該運転席の側方に主変速レバーを配置した収穫機において、前記主変速レバーは前進側と後進側に前後方向への回動をガイドするレバーガイドに沿って変速可能とされ、前記レバーガイドのニュートラル位置よりも後側の外側方に、前記作業部を一括停止させる作業部メインスイッチを設けるものである。
請求項2においては、前記作業部には、更に細断後の作物の不要部分を風力で選別する選別装置が備えられ、該選別装置は前記作業部メインスイッチの操作により停止可能に構成されるものである。
請求項3においては、前記作業部メインスイッチは運転席側に向けて低くなる傾斜面上に配置されるものである。
請求項4においては、前記主変速レバーのグリップには、少なくとも副変速切換スイッチと駐車ブレーキスイッチと刈取作業部上下スイッチが配置されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、作業部を一つのスイッチを操作するだけで一括して停止できるようになり、詰まり等が発生したときに瞬時に作業部を停止させて機械や収穫物の損傷ができるだけ小さくなるようにようにできる。また、作業部メインスイッチは、前進作業時において主変速レバーに邪魔されず、手の移動距離も短く即座操作できる。非作業の後進時においては、主変速レバーの側方に位置し、操作が邪魔される位置となり、むやみに操作できないようにしている。
サトウキビ収穫機の全体構成を示した側面図。 サトウキビ収穫機の全体構成を示した平面図。 油圧回路図。 操縦部の上方斜視図。 操縦部の左側面図。 操縦部の右側面図。 表示パネルの平面図。 コントロールアームの斜視図。 キャビンの前部を示す斜視図。 キャビン内部のモニタの配置を示す図。
まず、図1、図2より、収穫機をサトウキビ収穫機1とした実施例の全体構造について説明する。なお、F方向を前方として、前後方向を規定して説明する。
サトウキビ収穫機1は、走行装置としてクローラ式走行装置10上に機体フレーム30を支持し走行部とする。該機体フレーム30の前部に昇降リンク機構12を介して左右一対のクロップデバイダ2が配設される。なお、走行装置はホイル式であってもかまわない。前記クロップデバイダ2は後傾して配設される分草フレーム2aの前部に左右一対のオーガ2b・2bが分草フレーム2aと略平行に配置して回転可能に支持され、分草フレーム2a上部に設けた油圧モータ2cにより駆動されるようにしている。こうして、サトウキビを引き起こしながら機内に引き込む。左右一対のクロップデバイダ2の上部には、サイドカッター16・16が設けられ、油圧モータ184(図3)により駆動される。こうして、該サイドカッター16は左右一対のクロップデバイダ2で掻きこんだときに絡み合う稈の上部を切断するようにしている。
前記昇降リンク機構12は左右一対の上リンク12aと下リンク12bが上下平行に機体フレーム30の前端に設けた刈取部取付フレーム34と分草フレーム2aの間に上下回動自在に支持される。前記刈取部取付フレーム34と下リンク12b・12bとの間には油圧シリンダ12c・12cが介装され、該油圧シリンダ12cを伸縮駆動することによって、クロップデバイダ2を昇降可能としている。
また、刈取部取付フレーム34の上部から前方にトップカッター17が突出され、サトウキビの上部を切断可能に配置している。該トップカッター17は油圧シリンダ205(図3)により昇降可能に構成されている。
クロップデバイダ2の後方には、掻込ロータ13とベースカッター3と前搬送装置4が前搬送フレーム14に支持されている。該前搬送フレーム14は左右一対設けられて、後部が後述する後搬送装置5の前端位置の機体フレーム30に上下回動自在に枢支される。該前搬送フレーム14の前部と機体フレーム30との間には油圧シリンダが介装されて、油圧シリンダ196(図3)を伸縮させることによりベースカッター3や掻込ロータ13の高さを調節可能としている。
前記ベースカッター3は前搬送フレーム14の前部から下方に垂設する左右の支持筒3a・3aと、支持筒3a・3aの下端に固設される支持円板の外周に固設される複数の刈刃3b・3b・・・と、前記支持円板上に固設され棒状の螺旋3c・3cと、刈刃3b及び螺旋3cを回転駆動する油圧モータ187(図3)等からなる。
前記掻込ロータ13は、前記左右の前搬送フレーム14の前端に左右方向に軸心を有し回転自在に支持される回動軸と、該回動軸上に固設される羽根体からなり、回動軸は油圧モータ187により回転駆動される。
前搬送装置4は、左右方向に軸心を有し上下一対の送りローラ4a・4aが前後方向に複数組配置され、送りローラ4a・4aのローラ軸の両側が左右の搬送ケースに回転自在に支持され、上側のローラ軸はチェーンにより動力伝達可能に構成され、下側のローラ軸はギヤにより動力伝達可能に構成され、それぞれ油圧モータ186(図3)と連結されている。
こうして、走行部の前部に刈取装置となるクロップデバイダ2、サイドカッター16、ベースカッター3、トップカッター17が前方に突出するように配設され、クロップデバイダ2により分草されサトウキビの稈の上部と左右両側が切断され、掻込ロータ13の回転により掻き込まれて、株元がベースカッター3の刈刃3b・3bの回転により切断され、同時に螺旋3c・3cの回転により稈の下端(根元)が跳ね上げられる。跳ね上げられたサトウキビは、その直後に配置された前搬送装置4に根元から引き込まれ、前搬送装置4の送りローラ4a・4a・・・で斜め後上方に送られる。
前搬送装置4の後部は後搬送装置5の前下部に位置される。該後搬送装置5は上側と下側にそれぞれ適宜間隔をあけて後方へ送るローラ式コンベアからなる。こうして、ベースカッター3により切断された後のサトウキビは前搬送装置4により後方へ送られて後搬送装置5に受け継がれて斜め後上方に搬送される。
前記後搬送装置5の後部にはチョッピング装置6が配設される。チョッピング装置6はカッターと跳ね出しローラからなる。カッターは左右方向に軸心を有する上下一対のカッター軸上にブレード刃が固定され、サトウキビが回転する上下のブレード刃の間を通過するときに細断されるようにしている。跳ね出しローラは上下一対の左右方向に軸心を有する回転軸上に跳ね出し羽根を固定し、カッターの後上方に配置される。そして、上下の軸を互いに反対方向に回転させることで、細断されたサトウキビが強制的に上後方へ跳ね飛ばされるようにしている。跳ね出しローラの後部には拡散ロータが配置される。拡散ロータは細断された後のサトウキビの茎や葉が上方に拡散されるようにしている。なお、跳ね出しローラや拡散ロータを設けることなく、カッターで切断した後に直接後述する風選装置7に投入する構成とすることもできる。
風選装置7は、チョッピング装置6の後上部に設けられるブロワケース7aと、ブロワケース7a内に収納されるブロワ7bからなる。ブロワケース7aは下方と上側方が開口され、ブロワケース7aの下部はチョッピング装置6と連通され、上側方が葉や塵等の排出口としている。ブロワケース7aは上下方向の軸心を中心に回動可能とされ、油圧モータ189(図3)を作動させてブロワケース7aを旋回させ排出方向を変更可能としている。ブロワ7bは上下方向を軸心としてブロワケース7a内に収納され、油圧モータ182によりブロワ7bを回転駆動することにより、下から上方への高速空気流が発生されて前記拡散ロータの回転により拡散され、細断後の葉や塵を上方へ吸い込んで側方または後方に排出できるようにし、重い茎は下方の排出コンベア8の下部に設けたホッパー18上に落下する。
排出コンベア8は、下部が機体フレーム30の後部に設けた旋回台20上に支持され、該旋回台20に排出コンベア8が上下方向を軸心として左右回動可能に支持されている。該排出コンベア8は油圧モータ201を作動させることにより左右回動でき、排出方向を変更可能に構成している。サトウキビ収穫機1による収穫作業時には、図2に示すように、運搬車11が併走し、前記排出コンベア8の排出部が運搬車11の格納部11aへ向くように油圧モータ201を作動させて排出方向を変更し、刈取作業をしながら収穫物を運搬車11へ排出するようにしている。
また、排出コンベア8上部の出口にはデフレクタ15が設けられ、該デフレクタ15は油圧シリンダ199を作動させることにより角度変更され、落下方向を変更可能に構成している。なお、デフレクタ15の作動は油圧シリンダに限定するものではなく、電動シリンダやモータ等のよっても作動可能であり、限定するものではない。
但し、本実施形態では、機体フレーム30の後部に排出コンベア8を取り付けているが、機体フレーム30の後部に収納袋を取り付けて、風選装置7から落下するサトウキビを収納袋に収納する構成とすることもできる。
また、前記機体フレーム30の前後中央の前搬送装置4の後部上方には、エンジン50が配置され、該エンジン50はクランク軸が左右方向となるように配置されて、該クランク軸の一端に冷却ファンを設けて、インタークーラ64やラジエータ65を冷却できるようにし、クランク軸の他端に複数の油圧ポンプ66が連動連結されて、駆動されるようにしている。
前記油圧ポンプ66には、走行したり、作業機を駆動したり昇降したりするための油圧モータや油圧シリンダ等の油圧アクチュエータと接続されている。具体的には、図3に示すように、可変油圧ポンプ161L・161Rはそれぞれクローラ式走行装置10の走行油圧モータ197L・197Rと接続され、可変油圧ポンプ161L・161Rの送油方向や送油量を変更して、走行速度の変更や直進や旋回を可能としている。可変油圧ポンプ161L・161Rの送油方向や送油量を変更する可動斜板は後述する主変速レバー90やステアリングハンドル41と連係されている。
油圧ポンプ162は電磁バルブ172を介して風選装置7のブロワ7bを駆動する油圧モータ182と接続され、油圧ポンプ163は電磁バルブ173を介してクロップデバイダ2を駆動する油圧モータ2cと接続されている。油圧ポンプ164は電磁バルブ174を介してサイドカッター16を駆動する油圧モータ184と接続されている。油圧ポンプ165は電磁バルブ175・176と接続され、電磁バルブ175はチョッピング装置6を駆動する油圧モータ185と接続され、電磁バルブ176は前搬送装置4と後搬送装置5を駆動する油圧モータ186と接続されている。油圧ポンプ166は電磁バルブ177を介してベースカッター3を駆動する油圧モータ187と接続されている。該油圧モータ187を作動させるための油圧回路には油圧計84と連通され、該油圧計84はダッシュボード42上に設けられてその油圧を作業者が確認できるようにしている。油圧ポンプ168は電磁バルブ178を介して排出コンベア8を駆動する油圧モータ188と接続されている。油圧ポンプ169は電磁バルブ202を介してトップカッター17を駆動する油圧モータ203と接続されている。
油圧ポンプ167の吐出側は、電磁バルブ179・190・191・192・193・194・195・204と並列接続され、電磁バルブ179の二次側は風選装置7を左右回動する油圧モータ189と接続されている。電磁バルブ190の二次側はベースカッター3を昇降駆動させる油圧シリンダ196と接続されている。電磁バルブ191の二次側はクロップデバイダ2の左側を昇降駆動させる油圧シリンダ12cと接続されている。電磁バルブ192の二次側はクロップデバイダ2の右側を昇降駆動させる油圧シリンダ12cと接続されている。電磁バルブ193の二次側はデフレクタを回動させる油圧シリンダ199と接続されている。電磁バルブ194の二次側は排出コンベア8を昇降駆動させる油圧シリンダ200と接続されている。電磁バルブ204の二次側はトップカッター17を昇降駆動させる油圧シリンダ205と接続されている。電磁バルブ195の二次側は排出コンベア8を左右旋回させる油圧モータ201と接続されている。
そして、前記電磁バルブ172・173・174・175・176・177・178・179・190・191・192・193・194・195・202・204はキャビン19内の操縦部9に設けた操作装置と接続されている。
即ち、前記エンジン50の前方の機体フレーム30上に操縦部9が配設され、該操縦部9はキャビン19により覆われている。該キャビン19は走行部の前部左右中央に配置され、左右にドアを備えて、左右両側から乗降できるようにしている。
前記キャビン19内には、図4、図5、図6に示すように、前記機体フレーム30の前部上に固定されたフロア44の前部左右中央上にダッシュボード42が立設され、該ダッシュボード42上にステアリングハンドル41が設けられている。図10に示すように、ステアリングハンドル41の上方、つまり、キャビン19内の左右中央の上部には、バックモニタ29が設けられている。該バックモニタ29は排出コンベア8の後部に設けられて後方を撮影するカメラからの映像を表示可能としている。該バックモニタ29からの映像は、作業時においては排出コンベア8から排出されるサトウキビの状態を見ることができ、また、後進走行するときは、後方への進行方向を見ることができる。さらに、パーソナルコンピュータのモニタとすることもでき、インターネットを介して配信される気象情報やニュース情報等を見たり、作業設定情報等を見ることを可能としている。そして、バックモニタ29を左右中央情報に配置することにより、右回り収穫作業時であっても、左回り収穫作業時であっても大きく視線をそらすことなくバックモニタ29を見られるようにしている。
前記ダッシュボード42の後方にはシートブラケットとなる支持体45上に運転席40が取り付けられている。つまり、フロア44の後部上に支持体45が固設され、該支持体45の一側部(右側)には操作装置を備えるコントロールアーム43が配置されている。
前記運転席40は水平方向に配置され作業者の臀部を支える座部40aと上下方向に配置され作業者の背中を支える背もたれ部40bからなり、背もたれ部40bの左右両側の上下中途部からはアームレスト(肘かけ)46・46が上下回動可能に取り付けられて、前水平方向に突出されている。運転席40は支持体45に設けた前後方向のレール上を摺動可能に取り付けられ、固定具により任意位置で固定可能としている。こうして、運転席40は作業者の体格に合わせて前後位置が調整可能としている。つまり、ステアリングハンドル41及びコントロールアーム43との位置関係を調節可能としている。
前記ダッシュボード42の上部中央には操作パネル28が配置され、該操作パネル28の外周に前記ステアリングハンドル41が位置するようにしている。言い換えれば、ステアリングハンドル41の中心部に操作パネル28が配置されている。該操作パネル28は液晶モニタとスイッチまたはタッチパネル等で構成されており、エンジン50の状態や作業の状態や警報モニタ等を表示可能とし、この表示状態はスイッチまたはタッチ操作により選択可能としている。
操作パネル28は、図7に示すように、中央にエンジン回転数表示部141と走行速度表示部142と副変速段表示部143が設けられる。エンジン回転数表示部141の側部に燃料ゲージ144が配置され、操作パネル28の後部(運転席40側)に警報表示部145とアワーメータ表示部146と時間表示部147と排出コンベア作動状態表示部(排出コンベア入切表示部148とコンベア向き表示部149)とブロア向き表示部150が設けられている。但し、これらの配置位置は限定するものではなく、警報表示部145を前部に配置することもできる。
エンジン回転数表示部141は回転数が増加するほど目盛が増加して表示するようにしているが、指針を回転させたり、デジタルで表示してもよい。走行速度表示部142はデジタルで時速を表示しているが、指針で表示してもよい。副変速段表示部143は高低(「H」「L」)で表示しているが段数で表示してもよい。燃料ゲージ144は満タンに対する燃料の量を目盛で表示しているが、指針で表示してもよい。警報表示部145はエンジン油圧異常や水温異常等を言葉で表示するが、エラーコード等を表示してもよい。アワーメータ表示部146は稼動時間をデジタルで表示する。時間表示部147は現在の時間をデジタルで表示するがアナログで表示してもよい。
排出コンベア作動状態表示部としての排出コンベア入切表示部148は、排出コンベア8が作動していると「入」、停止していると「切」が表示される。但し、表示方法はランプの点灯・消灯でもよく限定するものではない。つまり、排出コンベア8のオン・オフ操作は、図4に示すように、フロア44の前部であって、ダッシュボード42の右側に排出コンベア入切ペダル80が設けられ、停止状態から排出コンベア入切ペダル80を踏むと、前記電磁バルブ178が切り換えられて油圧モータ188に圧油が送油されて排出コンベア8を駆動する。そしてもう一度、排出コンベア入切ペダル80を踏むと電磁バルブ178が切り換えられて送油を停止し、排出コンベア8の作動が停止される。この排出コンベア入切ペダル80を踏んで排出コンベア8を駆動させたときに排出コンベア入切表示部148において「入」が表示され、停止させたときに「切」が表示される。
このように、走行部の前端に刈取装置を配置し、走行部の前部上に操縦部9を設け、走行部の後部に刈取後の収穫物(サトウキビ)を排出する排出コンベア8を配置し、刈り取った収穫物を前記排出コンベア8より併走走行する運搬車11の格納部11aに投入するサトウキビ収穫機1において、前記操縦部9に備えられる運転席40の前方に操作パネル28が配設され、該操作パネル28に前記排出コンベア8の作動状態を表示する排出コンベア8の状態の表示部が設けられるので、キャビン19内で操縦する作業者にとって、真後ろに配置される排出コンベア8の作動は直接目視することが困難であるが、ステリングハンドル41の中央に配置した操作パネル28で容易に確認できる。排出コンベア8の状態の表示部としての排出コンベア入切表示部148においては、排出コンベア8の入切を表示することで、排出コンベア8の作動状態が容易に認識でき、刈取作業時において、排出コンベア8が作動されず、搬送装置(前搬送装置4・後搬送装置5)やチョッピング装置6で詰まることを防止できる。また、非作業中に排出コンベア8を作動させたりすることも防止できる。
また、排出コンベア8を左右旋回させるためのコンベア旋回ペダル81L・81Rがフロア44の前部であって、ダッシュボード42の左側に配設されている。コンベア旋回ペダル81Lまたはコンベア旋回ペダル81Rを踏むと電磁バルブ195が切り換えられて油圧モータ201を右回転駆動または左回転駆動させ、排出コンベア8が右旋回または左旋回される。このとき、排出コンベア8の排出方向がどの方向を向いているかを、排出コンベア向き表示部149において表示している。なお、この排出コンベア8の向きは旋回台20に設けた角度センサにより検知し、その角度に応じて排出コンベア向き表示部149で排出コンベア8の方向(角度)が変化するようにしている。但し、表示方法は限定するものではない。
このように、前記操作パネル28には排出コンベア作動状態表示部としての排出コンベア8の向きを表示させる排出コンベア向き表示部149が設けられるので、排出コンベア8の排出方向が容易に認識でき、運搬車11の存在しない方向に排出することを防止でき、意図しない方向へ排出すこともないのである。
前記ブロア向き表示部150は、風選装置7のブロワケース7aの排出方向を矢印で表示される。但し、イラスト等で表示してもよく表示方法は限定するものではない。風選装置7の左右旋回は、コントロールアーム43に設けたブロア旋回スイッチ97により操作可能としている。ブロア旋回スイッチ97を操作すると電磁バルブ179が切り換えられて油圧モータ189が回転駆動される。風選装置7の回動位置(排出方向)は回転部に設けた角度センサにより検知され、ブロア向き表示部150において表示される。
このように、前記操作パネル28には風選装置7の排出方向を表示させるブロワ向き表示部150が設けられるので、操縦部9において分かり難い風選装置7の排出方向を容易に認識できるようになり、間違った方向に排出することを防止できる。
また、図4に示すように、前記ステアリングハンドル41のホイル内側上には、トップカッター上下スイッチ82とホーンスイッチ83が設けられている。本実施形態では、ステアリングハンドル41のホイル部分における手で握るときに邪魔とならない右前内側にトップカッター上下スイッチ82が設けられ、左内側にホーンスイッチ83が設けられている。トップカッター上下スイッチ82を上昇側または下降側に操作すると、電磁バルブ204が切り換えられて油圧シリンダ205が伸長または縮小され、トップカッター17が上昇または下降され、稈の上端を切断する高さを調節することができる。
前記ダッシュボード42の上面の前部にはベースカッター3を作動させているときの油圧を表示する油圧計84が設けられ、作動状態を確認できるようにしている。
ダッシュボード42の上面の右側後部にはエンジン50の回転数を調節するアクセルレバー47が設けられ、左側に作業部正逆転レバー48が設けられる。また、ダッシュボード42の右側面には電装品をスタンバイさせエンジン50を始動するためのキースイッチ49が設けられている。
前記作業部正逆転レバー48は、クロップデバイダ2やベースカッター3や前搬送装置4や後搬送装置5の回転を、正転または逆転操作すること可能としている。すなわち、作業部正逆転レバー48の回動基部にはスイッチが設けられ、例えば、作業部正逆転レバー48を前方へ回動した状態では、電磁バルブ173・176・177が切り換えられて油圧モータ2c・2c・186・187を正転駆動する。逆に、作業部正逆転レバー48を後方へ回動した状態では、電磁バルブ173・176・177が逆方向に切り換えられて油圧モータ2c・2c・186・187を逆転駆動する。
こうして、通常の作業時においては、正転駆動とし、クロップデバイダ2やベースカッター3や前搬送装置4や後搬送装置5のいずれかの場所で詰まりが発生した場合やメンテナンスを行う場合等において、作業部正逆転レバー48を逆方向に操作して逆転させ、詰まりを容易に除去でき、メンテナンスも容易に行えるようにしている。
前記アクセルレバー47は、図6に示すように、コントロールアーム43上に設けた主変速レバー90や操作スイッチを取り付ける取付面と略同一平面(略同じ高さ位置)に配置され、図4に示すように、アクセルレバー47は左右方向でステアリングハンドル41と主変速レバー90の間に配置される。そして、アクセルレバー47上部の高さは、ステアリングハンドル41と主変速レバー90のグリップ90bよりも低い位置として、作業開始時にセットするとその後は殆んど操作されないアクセルレバー47が、作業時に主に操作されるステアリングハンドル41や主変速レバー90の操作に邪魔にならない配置としている。
このように、前記コントロールアーム43の前部上には主変速レバー90が設けられ、前記ステアリングハンドル41を支持するダッシュボード42上にはアクセルレバー47が配置され、該アクセルレバー47は、前記主変速レバー90とステアリングハンドル41の間に配置されるので、ステアリングハンドル41を操作しているときにはアクセルレバー47や主変速レバー90が邪魔にならず、アクセルレバー47はステアリングハンドル41を握る手を下方に移動するだけで容易に操作できる。前記主変速レバー90はコントロールアーム43の前部上に配置して、その上部のグリップ90bの高さはステアリングハンドル41の後部の高さと略同じ高さとして、主変速レバー90を操作する時にはステアリングハンドル41を握る手を右側方へ移動させるだけで容易に操作できることとなり、操作性が向上されている。
前記コントロールアーム43は、支持体45の右側面に上下回動可能に支持され、前上方に延設される。該コントロールアーム43は操作装置の取付面が略水平方向の操作位置と、上方へ回動した収納位置に回動可能に構成され、それぞれの位置で保持することができる。上方へ回動した収納位置におけるコントロールアーム43の前端位置は、図6に示すように、前記運転席40の座部40aの前後方向中央よりも後方に位置される。なお、このコントロールアーム43の収納位置での運転席40は、最後方に位置調整した状態で座部40a中央よりも後方に位置するので、運転席40を前方へ位置調整すると、コントロールアーム43は更に座部40aの後方に位置する。
こうして、前記コントロールアーム43を下げた操作位置の状態では、運転席40を前後移動して調節した場合でも、ステアリングハンドル41とコントロールアーム43上の操作装置との位置関係が変わらないため、操作フィーリングが悪化することがなく、コントロールアーム43を上方へ上げた収納位置では、運転席40の前右側方の空間が拡大され、ステアリングハンドル41と運転席40の間のフロア44上をコントロールアーム43に邪魔されず容易に移動してキャビン19に乗降することができるようになる。
前記コントロールアーム43上には、操作装置として主変速レバー90と操作スイッチが配置され、主変速レバー90はコントロールアーム43の前上面の左側に前後方向に開口されたレバーガイド90aに沿って前後回動可能に配置されている。レバーガイド90aは前後略中央位置がニュートラル位置90cとし、ニュートラル位置90cより主変速レバー90を前方へ回動することにより前進方向に加速して無段変速が可能であり、後方へ回動することにより後進方向に加速して無段変速を可能としている。
前記コントロールアーム43の前部上に配置される主変速レバー90は、図6、図8に示すように、上部にグリップ90bが形成され、該グリップ90bの前面には、作業部となるクロップデバイダ2とベースカッター3と前搬送装置4を一括昇降操作するための刈取作業部上下スイッチ91が設けられる。該刈取作業部上下スイッチ91を操作することにより、電磁バルブ190・191・192が同時に切り換えられて油圧シリンダ196・12c・12cが同時に昇降される。刈取作業部上下スイッチ91はシーソースイッチで構成され、上下中央が中立位置で上方へ回動すると上げ操作となり、下方へ回動すると下げ操作となり、操作力を開放すると中立に戻るスイッチとしている。
前記グリップ90bの上部左側には副変速切換スイッチ92が設けられる。該副変速切換スイッチ92を押す毎に高速と低速が切り換えられ、同時に、操作パネル28の副変速段表示部143の表示も切り替えられる。
前記グリップ90b左側の副変速切換スイッチ92の下方には、ベースカッター上下スイッチ93が配置される。該ベースカッター上下スイッチ93を操作することにより、電磁バルブ190が切り換えられて油圧シリンダ196を伸長または縮小し、ベースカッター3の高さを任意に変更できるようにしている。つまり、稈下部の切断高さを変更できるようにしている。
前記グリップ90bの上部右側には駐車ブレーキスイッチ94が配置される。該駐車ブレーキスイッチ94を押すことにより駐車ブレーキが作動し、もう一度押すと解除される。
こうして、前記主変速レバー90のグリップ90bには、少なくとも副変速切換スイッチ92と駐車ブレーキスイッチ94と刈取作業部上下スイッチ91が配置されるので、右手で主変速レバー90を握りながら、右手の中指で刈取作業部上下スイッチ91を操作でき、親指で副変速切換スイッチ92とベースカッター上下スイッチ93を操作できる。また、停止した状態では、駐車ブレーキスイッチ94を操作ができ、スイッチ類を集約配置して、指の操作で複数の操作ができ操作性の向上が図れる。
前記コントロールアーム43には操作装置を配置する取付面を設けている。操作装置は本実施形態では、主変速レバー90、作業部メインスイッチ85、クロップデバイダ左上下スイッチ86、クロップデバイダ右上下スイッチ87、トップカッタースイッチ88、サイドカッタースイッチ89、デフレクタ上下スイッチ95、排出コンベア上下スイッチ96、ブロア旋回スイッチ97、ブロアスイッチ98であり、操作装置をコントロールアーム43上に集約配して効率よく操作できるようにしている。
前記取付面は図4に示すように、前取付面43aと後取付面43bと側部取付面43cを備える。該取付面は、図6に示すように、前記アームレスト46の上面よりも低い位置に配置され、作業者の腕がアームレスト46に載置された状態では、取付面上のスイッチ類に触れにくい構成として誤操作が生じ難い構成としている。
前記前取付面43aは、左側に水平面を設け、右側に左右方向で内側下方へ下がる傾斜面を設け、水平面に前記主変速レバー90のレバーガイド90aが形成され、傾斜面上に前から順に、作業部メインスイッチ85、クロップデバイダ左上下スイッチ86、クロップデバイダ右上下スイッチ87が設けられる。この前取付面43aの右側を傾斜面とすることにより作業部メインスイッチ85とクロップデバイダ左上下スイッチ86とクロップデバイダ右上下スイッチ87が容易に視認でき、操作できるようにしている。
前記作業部メインスイッチ85は、作業部を一括して停止可能とするスイッチであり、作業部として、クロップデバイダ2、ベースカッター3、前搬送装置4、後搬送装置5、チョッピング装置6、風選装置7、排出コンベア8、サイドカッター16、トップカッター17である。但し、作業部メインスイッチ85により停止させる装置は、少なくともベースカッター3と前搬送装置4と後搬送装置5が停止されればよく、その他の装置は仕様やユーザ等に応じて停止できるようにすることができる。
作業部メインスイッチ85は下方に押しながら回すことで、オン位置に保持でき、この状態で作業部メインスイッチ85を下方に押すと上昇してオフとなるスイッチとしている。従って、作業時に詰まりや異音等が発生したときに、作業部メインスイッチ85を押すことで、エンジン50を停止することなく作業部が一斉に停止され、損傷をできるだけ小さくなるようにしている。
また、作業部メインスイッチ85の配置位置は、前記主変速レバー90のレバーガイド90aよりも外側でニュートラル位置90cよりも後方に配置している。本実施形態では、ニュートラル位置90cから後進変速位置までの間の外側方に配置している。従って、通常の前進作業時において異常が発生したときには、作業部メインスイッチ85を押す時に主変速レバー90が邪魔にならず容易に操作して作業部を停止させることができる。後進時においては作業を行わないため、作業部に異常が発生することはほとんどない。よって、主変速レバー90側方の空間も操作装置配置空間として有効に利用できる。
このように、機体フレーム30に作物となるサトウキビの稈の株元を切断するベースカッター3や余分な両側及び上側の稈を切断するサイドカッター16・トップカッター17からなる刈取装置や切断後の稈を後方へ搬送する前搬送装置4・後搬送装置5からなる搬送装置や稈を細断する切断装置(チョッピング装置6)からなる作業部を設けるとともに、機体フレーム30の前部に操縦部9を設け、該操縦部9に運転席40と、該運転席40の側方に主変速レバー90を配置した収穫機において、前記主変速レバー90は前進側と後進側に前後方向への回動をガイドするレバーガイド90aに沿って変速可能とされ、前記レバーガイド90aのニュートラル位置90cよりも後側の外側方に、前記作業部を一括停止させる作業部メインスイッチ85を設けるので、作業部を一つのスイッチを操作するだけで一括して停止できるようになり、詰まり等が発生したときに瞬時に作業部を停止させて機械や収穫物の損傷ができるだけ小さくなるようにようにできる。また、作業部メインスイッチ85は、前進作業時において主変速レバー90に邪魔されず、手の移動距離も短く即座操作できる。非作業の後進時においては、主変速レバー90の側方に位置し、操作が邪魔される位置となり、むやみに操作できないようにしている。
また、前記作業部には、更に細断後の稈を吸引し、塵埃や葉等の作物の不要部分を風力で選別する選別装置7が備えられ、該選別装置7は作業部メインスイッチ85の操作により停止可能に構成されるので、トラブルが発生したときに、メインスイッチ85の操作により選別装置7を停止させて、塵埃が周囲に飛ばされることがなく、修理や点検を行う時に塵埃を被ることがない。
また、前記作業部メインスイッチ85は運転席側に向けて低くなる傾斜面の取付面43a上に配置されるので、運転席40に着座する作業車から視認し易く、操作も容易に行える。
前記クロップデバイダ左上下スイッチ86とクロップデバイダ右上下スイッチ87は、シーソースイッチより構成され、上昇側または下降側に操作することとによって、電磁バルブ191または電磁バルブ192を切り換えて、油圧シリンダ12c・12cを伸縮させて、左側のクロップデバイダ2または右側のクロップデバイダ2をそれぞれ独立して昇降して、その高さを任意に変更することを可能としている。
前記コントロールアーム43の前部の右外側に斜面で形成される側部取付面43cには、トップカッター17の回転をオン・オフするためのトップカッタースイッチ88と、サイドカッター16の回転をオン・オフするためのサイドカッタースイッチ89が配置されている。トップカッタースイッチ88をオンにすると、電磁バルブ202が切り換えられて油圧モータ203が駆動され、トップカッタースイッチ88をオフ側に操作すると電磁バルブ202が切り換えられて油圧モータ203の駆動は停止される。また、サイドカッタースイッチ89をオンにすると電磁バルブ174が切り換えられて油圧モータ184を駆動し、サイドカッタースイッチ89をオフ側に操作すると電磁バルブ174が切り換えられて、油圧モータ184は停止される。こうして、サイドカッター16とトップカッター17が必要なときに作動させ、不要なときにそれぞれ停止できるようにしている。
さらに、前記コントロールアーム43の前取付面43aの後部に後取付面43bが形成される。後取付面43bは後下がりの傾斜面とされ、この後取付面43b上に前から順にデフレクタ上下スイッチ95、排出コンベア上下スイッチ96、ブロア旋回スイッチ97、ブロアスイッチ98が配設される。
前記デフレクタ上下スイッチ95を操作すると電磁バルブ193が切り換えられて油圧シリンダ199が伸長または縮小されて、デフレクタ15の角度を変更できる。
前記排出コンベア上下スイッチ96を操作すると電磁バルブ194が切り換えられて油圧シリンダ200が伸長または縮小されて、排出コンベア8の上下高さを変更できる。
前記ブロア旋回スイッチ97を操作すると電磁バルブ179が切り換えられて油圧モータ189が右または左に回転駆動されて、風選装置7の排出方向を変更できる。
前記ブロアスイッチ98をオンすることにより電磁バルブ172が切り換えられて、油圧モータ182を駆動しブロワ7bを作動することができ、もう一度ブロアスイッチ98を操作するとオフとなり油圧モータ182を停止させることができる。
このように、操縦部9に設けられる運転席40の側部にアームレスト46を設け、該運転席40の前方にステアリングハンドル41を配置した作業車両となるサトウキビ収穫機1において、前記アームレスト46の外側方に操作装置を配置したコントロールアーム43を設け、該コントロールアーム43上に配置される操作スイッチの取付面は、前記アームレスト46の上面よりも下方配置されるため、操作装置の誤操作を未然に防ぐことができる。また、操作スイッチ類は主変速レバー90よりも後方に配置され、作業時に操作するステアリングハンドル41と主変速レバー90との間ではなく操作スイッチ類は後方位置となり、作業操作時に誤操作し難い配置構成としている。
また、図9に示すように、前記刈取作業部上下スイッチ91またはベースカッター上下スイッチ93を操作したときにおいて、ベースカッター3の高さが容易に認識できるように、運転席40の斜め前方のキャビン19の外側には、ベースカッター3の昇降に連動するゲージ100を設けている。即ち、ゲージ100は棒状体で構成してキャビン19の外側に上下方向に配設され、ゲージ100の下端が前記前搬送フレーム14の前部に回動可能に枢支され、該ゲージ100の上部がサイドミラー101を取り付けるミラーフレーム102に固定したガイド板103に、上下摺動自在にガイド孔に挿入支持されている。該ゲージ100の上端部にはリング状の溝100aが形成されて目印となるようにし、キャビン19の前面ガラス19aにはゲージ100の上端部が昇降できる範囲において目盛104が付されている。
このような構成において、運転席40に着座する作業者は前面ガラス19aを通してゲージ100の上部を視認することができる。該ゲージ100は、前搬送フレーム14に取り付けられているためベースカッター3の昇降に連動して前面ガラス19aに沿って昇降し、ゲージ100の溝100aの位置が目盛104のどこに位置しているかによってベースカッター3の高さが容易に判るようにしている。
3 ベースカッター
4 前搬送装置
5 後搬送装置
6 チョッピング装置
7 選別装置
9 操縦部
16 サイドカッター
17 トップカッター
30 機体フレーム
40 運転席
85 作業部メインスイッチ
90 主変速レバー
90a レバーガイド
90c ニュートラル位置

Claims (4)

  1. 機体フレームに作物を刈り取る刈取装置や刈り取られた作物を後方へ搬送する搬送装置や搬送された作物を細断する切断装置等からなる作業部を設けるとともに、機体フレームの前部に操縦部を設け、該操縦部に運転席と、該運転席の側方に主変速レバーを配置した収穫機において、前記主変速レバーは前進側と後進側に前後方向への回動をガイドするレバーガイドに沿って変速可能とされ、前記レバーガイドのニュートラル位置よりも後側の外側方に、前記作業部を一括停止させる作業部メインスイッチを設けることを特徴とする収穫機。
  2. 前記作業部には、更に細断後の作物の不要部分を風力で選別する選別装置が備えられ、該選別装置は前記作業部メインスイッチの操作により停止可能に構成されることを特徴とする請求項1に記載の収穫機。
  3. 前記作業部メインスイッチは運転席側に向けて低くなる傾斜面上に配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の収穫機。
  4. 前記主変速レバーのグリップには、少なくとも副変速切換スイッチと駐車ブレーキスイッチと刈取作業部上下スイッチが配置されることを特徴とする請求項1に記載の収穫機。
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