JP2017099055A - 送電装置 - Google Patents

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崇弘 三澤
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達 中村
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Abstract

【課題】金属異物の位置による検知精度のばらつきの抑制が図られた送電装置を提供する。【解決手段】送電装置3は、外部に設けられた受電コイルに非接触で電力を送電する送電コイル21と、送電コイル21の周囲に設けられた複数の検知コイル26,27とを備え、検知コイル26,27の中央部には、空気よりも透磁率が小さい低透磁率部材と、検知コイルを通る磁束を反射する反射部材との少なくとも一方が設けられ、金属異物の位置による検知精度のばらつきの抑制を図ることができる。【選択図】図2

Description

本発明は、異物検知コイルを含む送電装置に関する。
下記の特許文献1〜5にも提案されているように、送電装置から受電装置に電磁界を用いて非接触で電力を送電する非接触送電システムが知られている。この非接触送電システムにおいては、電力伝送時に送電装置と受電装置との間に金属異物がある場合には、金属異物が高温となる。そのため、各種の金属異物検知装置を備えた非接触送電システムが提案されている。
たとえば、特開2013−27171号公報に記載された送電装置は、送電コイルと、Q値検知部とを含む。Q値検知部は、検知コイルを含む。そして、検知コイルの周囲に金属異物があると、金属異物に磁束が入射し、金属異物の表面に渦電流が流れる。渦電流は、入射する磁束が少なくなるように流れる。その結果、検知コイルの実効抵抗が高くなる。コイルの実効抵抗が高くなると、Q値が小さくなる。
Q値検知部は、Q値の変動を検知することで、金属異物の有無を検知する。そして、検知コイルとしては、ソレノイコイルが採用されており、送電装置の中央部に設けられている。
特開2013−154815号公報 特開2013−146154号公報 特開2013−146148号公報 特開2013−110822号公報 特開2013−126327号公報 特開2013−27171号公報
一般に円形コイルに交流電流を供給すると、円形コイルの中央部を通る磁束の磁束密度の方が、円形コイルの内周縁部を通る磁束の磁束密度よりも高くなる。
このため、特開2013−27171号公報に記載された検知コイルにおいて、検知コイルの中心部分を通る磁束の磁束密度は、検知コイルの内周縁部を通る磁束の磁束密度よりも高くなる。
そのため、検知コイルの中央部に金属異物がある場合と、検知コイルの内周縁部またはその近傍に金属異物とがある場合とでは、Q値の変動量が異なる。その結果、金属異物がある位置によって、検知精度がばらつくことになる。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、金属異物の位置による検知精度のばらつきの抑制が図られた送電装置を提供することである。
本発明に係る送電装置は、1つの局面では、外部に設けられた受電コイルに非接触で電力を送電する送電コイルと、送電コイルの周囲に設けられた複数の検知コイルと、を備え検知コイルの中央部には、空気よりも透磁率が小さい低透磁率部材と、検知コイルを通る磁束を反射する反射部材との少なくとも一方が設けられる。
コイルの中央部に反射部材や低透磁率部材が設けられた場合においては、反射部材や低透磁率部材が設けられていない場合よりもコイル中央部を通る磁束量が少なくなる。このため、コイルの内周縁部を通る磁束の磁束密度と、コイルの中央部を通る磁束の磁束密度とに差が生じることを抑制することができる。
その結果、金属異物の位置によって検知コイルの検知精度にばらつきが生じることが抑制される。
本発明に係る送電装置は、他の局面では、外部に設けられた受電コイルに非接触で電力を送電する送電コイルと、送電コイルの周囲に設けられた検知コイルとを備える。上記検知コイルは、コイル本体と、コイル本体に接続されると共にコイル本体の内周に間隔をあけて設けられた複数の内側コイルとを含む。上記検知コイルに電流が流れたときにおいて、コイル本体を流れる電流の電流方向と、各内側コイルを流れる電流の電流方向とは同じ方向である。
上記の構成によれば、検知コイルに電流が流れると、コイル本体および内側コイルによって磁束が形成される。複数の内側コイルがコイル本体部の内周に設けられているため、検知コイルの内周縁部を通る磁束の磁束密度と、検知コイルの中央部を通る磁束の磁束密度に差が生じることを抑制することができる。
このため、金属異物の位置によって検知コイルの検知精度がばらつくことを抑制することができる。
本願発明に係る送電装置によれば、金属異物の位置による検知精度のばらつきの抑制を図ることができる。
非接触充電システムを模式的に示す模式図である。 送電装置3を示す分解斜視図である。 異物検知装置11の回路構成を示す回路図である。 受信コイル26および送信コイル27を示す斜視図である。 受信コイル26を示す平面図である。 送信コイル27を示す平面図である。 比較例に係る送信コイル27Bを示す平面図である。 比較例に係る受信コイル26Bにを示す平面図である。 異物検知時における受信コイル26Aの磁束密度分布を示す平面図である。 受信コイル26の変形例を示す平面図である。 本実施の形態2に係る受信コイル26を示す平面図である。 内側コイル63およびコイル本体62の接続部分を示す斜視図である。 本実施の形態2に係る送信コイル27を示す平面図である。 内側コイル73,75を含む送信コイル27を示す平面図である。
(実施の形態1)
図1は、非接触充電システムを模式的に示す模式図である。この図1に示すように、非接触充電システム1は、受電装置5およびバッテリ6を含む車両2と、受電装置5に非接触で電力を送電する送電装置3とを備える。送電装置3は、電源4から電力の供給を受ける。
受電装置5は、受電部と、受電部が受電した交流電流から高調波成分を除去するフィルタと、フィルタから供給される交流電力を直流電力に変換する整流器とを含む。受電部は、受電コイルおよびコンデンサを含み、LC共振器が形成されている。このLC共振器のQ値は、100以上である。バッテリ6は、受電装置5の整流器から直流電力の供給を受ける。
図2は、送電装置3を示す分解斜視図である。この図3に示すように、送電装置3は、送電部10と、送電部10に接続されたフィルタ13と、フィルタ13に接続されたインバータ14と、異物検知装置11と、送電部10などを内部に収容するケース12とを含む。さらに、送電装置3は、異物検知装置11およびインバータ14の駆動を制御する制御部15を含む。
インバータ14は、電源4から供給される交流電力の周波数および電圧を調整してフィルタ13に供給する。フィルタ13は、供給された電力から高調波成分を除去して、送電部10に供給する。
送電部10は、フェライト20と、フェライト20の上面に配置された送電コイル21と、送電コイル21に接続されたコンデンサ22とを含む。送電コイル21およびコンデンサ22によって、LC共振器が形成される。LC共振器のQ値は、100以上である。このLC共振器の共振周波数と、受電装置5のLC共振器の共振周波数は実質的に一致する。
送電コイル21は、平板コイルであって、鉛直方向に延びる巻回軸線の周囲を取り囲むようにコイル線を巻回することで形成されている。
ケース12は、上方に向けて開口する開口部が形成された金属製のケース本体23と、ケース本体23の開口部を閉塞するように設けられた樹脂蓋24とを含む。このケース12内に送電部10、フィルタ13、インバータ14および制御部15が収容されている。
異物検知装置11は、絶縁板28と、絶縁板28の上面に配置された複数の受信コイル26と、絶縁板28の下面に配置された複数の送信コイル27とを含む。複数の受信コイル26は、樹脂蓋24の下面にアレイ状に配置されている。各送信コイル27は、受信コイル26の下方に配置されている。
図3は、異物検知装置11の回路構成を示す回路図である。この図3に示すように、異物検知装置11は、送信ユニット30と、受信ユニット31とを含む。送信ユニット30は、発振器32と、発振器32に接続されたパワーアンプ33と、パワーアンプ33に接続されたコンデンサ34と、複数の送信コイル27を含むコイルアレイ37と、コイルアレイ37に接続されたマルチプレクサ35,36とを含む。発振器32は、たとえば、十数MHzの交流電流をパワーアンプ33に供給する。
コイルアレイ37は、X方向およびY方向のいずれにも複数配列する送信コイル27によって形成されている。マルチプレクサ35には、複数の共通配線38が接続され、マルチプレクサ36にも複数の共通配線39が接続されている。
マルチプレクサ35は、制御部15からの信号に基づいて、複数の共通配線38から1つの共通配線38とコンデンサ34とを接続する。
同様に、マルチプレクサ36は、制御部15からの信号に基づいて、複数の共通配線39から1つの共通配線39を選択して接地させる。
複数の共通配線38は、X方向に間隔をあけて配置されると共に、各共通配線38は、Y方向に延びると共に、Y方向に配列する複数の送信コイル27の一端に接続されている。共通配線39は、Y方向に間隔をあけて配置されると共に、各共通配線39は、X方向に延び、X方向に配列する複数の送信コイル27の他端に接続されている。
受信ユニット31は、コイルアレイ40と、コイルアレイ40に接続されたマルチプレクサ41,42と、コンデンサ43と、抵抗44と、信号処理回路45とを含む。
コイルアレイ40は、X方向およびY方向のいずれにも複数配列する複数の受信コイル26によって形成されている。
マルチプレクサ41には、X方向に間隔をあけて配置された複数の共通配線46が接続されている。各共通配線46は、Y方向に延び、Y方向に配列する受信コイル26の一端に接続されている。マルチプレクサ42には、Y方向に間隔をあけて複数の共通配線47が接続されている。各共通配線47は、X方向に延びると共に、X方向に配列する受信コイル26の他端に接続されている。
マルチプレクサ41は、制御部15からの信号に基づいて、複数の共通配線46から1つの共通配線46を選択して、コンデンサ43に接続する。また、マルチプレクサ42も制御部15からの信号に基づいて、複数の共通配線47から1つの共通配線47を選択して接地させる。
制御部15は、異物検知を実施する際には、時分割的に送信コイル27を選択して発振器32からの電流を選択した送信コイル27に供給する。さらに、制御部15は、選択された送信コイル27の上方に位置する受信コイル26を選択するように、共通配線46および共通配線47を接続する。
図4は、受信コイル26および送信コイル27を示す斜視図である。この図4に示すように、受信コイル26は、単位コイル50と、単位コイル50に接続された単位コイル51と、単位コイル50内に配置された反射部材52と、単位コイル51内に配置された反射部材53とを含む。
なお、反射部材52,53としては、たとえば、銅や鉄などの金属を採用することができる。
図5は、受信コイル26を模式的に示す平面図である。この図5に示すように、受信コイル26は、コイル線54を巻回することで形成されている。ここで、コイル線54は、端部55から端部56に向かう過程において、単位コイル51の一部を形成するように巻回されている。その後、コイル線54は、単位コイル50を形成するように巻回され、その後、単位コイル51の残りの部分を形成するように巻回されている。そして、単位コイル50の巻回方向と、単位コイル51の巻回方向とが反対方向になるように形成されている。
反射部材52は、単位コイル50の内周縁部から離れた位置に配置されており、単位コイル50の中央部に配置されている。反射部材53も単位コイル51の内周縁部から離れた位置に設けられており、単位コイル51の中央部に設けられている。
図6は、送信コイル27を模式的に示す平面図である。この図6に示すように、送信コイル27は、単位コイル57と、単位コイル57に接続された単位コイル58とを含み、単位コイル57の巻回方向と、単位コイル58の巻回方向とが反対方向になるように形成されている。
上記のように構成された異物検知装置11の作用について説明する。異物検知装置11は、送電部10が受電装置5に向けて電力を伝送しているときにおいても起動している。
非接触送電中においては、送電コイル21の周囲に電磁界が形成されている。送電コイル21は、平板コイルが採用されているため、送電コイル21からの磁束は、主に、上下方向に向けて出射される。
図5などに示すように、単位コイル50の巻回方向と単位コイル51の巻回方向とが反対方向となるように形成されている。このため、送電コイル21からの磁束が単位コイル50および単位コイル51を通ったときに、単位コイル50で生じる誘導起電圧と、単位コイル51で生じる誘導起電圧とは互いに打ち消し合うことになる。このため、送電による磁界の影響を受信コイル26が受けることが抑制されている。
そして、異物検知装置11が起動しているときには、図3において、制御部15は、時分割的に送信コイル27を選択すると共に、選択した送信コイル27の上方に位置する受信コイル26を選択する。
たとえば、送信コイル27Aおよび受信コイル26Aが選択されたとすると、送信コイル27Aに発振器32からの交流電流が流れる。
ここで、たとえば、図6に示すように、単位コイル57からの磁束MFが下方から上方に向かう方向に流れるときには、単位コイル58からの磁束MFは、上方から下方に向けて流れる。
図4に示すように、単位コイル57からの磁束MFは、受信コイル26Aの単位コイル50を通り、その後、単位コイル51および単位コイル58を通る。
そして、仮に、受信コイル26Aの近傍に金属異物がある場合には、当該金属異物にも磁束が入射する。金属異物に磁束が入射すると、金属異物の表面に渦電流が流れ、この渦電流の周囲に磁界が形成される。この磁界は金属異物に入射する磁束量を減らすように分布する。
その結果、受信コイル26Aに入射する磁束量が減り、受信コイル26Aの受電電圧が低下する。信号処理回路45は、金属異物がないときにおける受信コイル26Aの受電電圧を基準値として格納しており、この基準電圧と、検出した受信コイル26Aの受電電圧との差を算出する。そして、信号処理回路45は、算出結果を制御部15に送信する。制御部15は、受信した結果に基づいて、金属異物の有無を判断する。
次に、反射部材52および反射部材53の作用効果について説明する。
図7は、比較例に係る送信コイル27Bを示す平面図であり、図8は、比較例に係る受信コイル26Bにを示す平面図である。なお、図7および図8において、領域R1〜R4は、磁束密度分布を示し、領域R4から領域R3、領域R2、領域R1に順次向かうにつれて磁束密度が高くなることを示す。
図7に示すように、比較例に係る送信コイル27Bと、本実施の形態1に係る送信コイル27とは同じ構成である。その一方で、比較例に係る受信コイル26Bには、反射部材52および反射部材53が設けられていない。
この図7に示すように、比較例に係る送信コイル27Bに発振器32からの電流が供給されると、単位コイル57B,58Bの内周縁部から単位コイル57B,58Bの中央部に向かうにつれて、磁束密度が高くなることが分かる。
受信コイル26Bには、送信コイル27Bからの磁束MFが流れ込むため、図8に示す単位コイル50B,51Bにおいても、単位コイル50B,51Bの内周縁部から中央部に向かうにつれて、磁束密度が高くなることが分かる。
この比較例において、金属異物が受信コイル26Aの単位コイル50Bの中央部にある場合と、単位コイル50Bの内周縁部の近傍にある場合とについて検討する。単位コイル51Bの中央部に金属異物がある場合の方が、単位コイル51Bの内周縁部の近傍に金属異物がある場合よりも、金属異物に入射する磁束量が多くなる。
そして、金属異物の表面に形成される渦電流の電流量が多くなり、金属異物によって反射される磁束量が多くなる。
その結果、金属異物が単位コイル50Bの中央部にある場合の方が、金属異物が単位コイル50Bの内周縁部にある場合よりも、受信コイル26Bの電圧降下量が多くなる。
すなわち、単位コイル50Bの中央部における金属異物の検知精度と、単位コイル50Bの内周縁部における金属異物の検知精度とに差が生じる。
同様に、単位コイル51Bの中央部の方が、単位コイル51Bの内周縁部よりも検知精度が高くなる。
その一方で、本実施の形態1に係る受信コイル26Aにおいては、図5に示すように、反射部材52,53が設けられている。
このため、異物が存在していない状態において、単位コイル50A,51Aの中央部に多くの磁束MFが入射しようとしても、反射部材52,53によって反射される。
その結果、反射部材52,53で反射されずに、反射部材52内を通過して単位コイル50A,51Aの中央部を通る磁束MFの磁束密度と、単位コイル50A,51Aの内周縁部を通る磁束MFの磁束密度とが、一致または近似する。
図9は、異物検知時における受信コイル26Aの磁束密度分布を示しており、この図9に示すように、受信コイル26A内に略均等に磁束が分布していることが分かる。
このため、受信コイル26Aの中央部における検知精度と、受信コイル26Aの内周縁部側の検知精度に大きな差が生じることを抑制することができる。
その結果、図2において、上記のように形成された受信コイル26および送信コイル27がアレイ状に配置されているため、樹脂蓋24の上面の略全面に亘って、金属異物検知の精度の均一化を図ることができる。
なお、実施の形態1においては、受信コイル26に反射部材52,53を設けた例について説明したが、送信コイル27にも同様に反射部材を配置してもよい。
さらに、図5などに示す例においては、磁束密度の均等化を図る手法として、受信コイル26に反射部材を配置する例について説明したが、当該反射部材に替えて、低透磁率部材を配置するようにしてもよい。
図10は、受信コイル26の変形例を示す平面図である。この図10に示すように、受信コイル26は、単位コイル50の中央部に設けられた低透磁率部材80と、単位コイル51の中央部に設けられた低透磁率部材81とを含む。
低透磁率部材80,81は、空気の透磁率よりも透磁率の低い材料によって形成されている。たとえば、テフロン(登録商標)などを採用することができる。低透磁率部材80,81の透磁率は、空気よりも低い。このため、低透磁率部材80,81が設けられていない場合よりも、低透磁率部材80,81が設けられている場合の方が、単位コイル50,51の中央部における磁束密度が低くなる。その結果、単位コイル50,51の中央部における磁束密度と、単位コイル50,51の内周縁部における磁束密度とに差が生じることが抑制されている。これにより、金属異物が設けられる位置によって受信コイル26の検知精度がばらつくことを抑制することができる。
(実施の形態2)
図2および図11などを用いて、本実施の形態2に係る送電装置について説明する。なお、図11などに示す構成のうち、図1から図10に示す構成と同一または実質的に同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する場合がある。
図11は、本実施の形態2に係る受信コイル26を示す平面図である。この図11に示すように、受信コイル26は、単位コイル60と、単位コイル60に接続された単位コイル61とを含む。
単位コイル60は、コイル本体62と、コイル本体62に接続されると共にコイル本体62の内周縁に間隔をあけて設けられた複数の内側コイル63とを含む。単位コイル61も、コイル本体64と、コイル本体64に接続されると共にコイル本体64の内周縁に間隔をあけて設けられた複数の内側コイル65とを含む。
内側コイル63,65の径(開口面積)は、コイル本体62,64の径(開口面積)よりも小さい。
図12は、内側コイル63およびコイル本体62の接続部分を示す斜視図である。この図12に示すように、単位コイル60は、内側コイル63と、コイル本体62とを接続する渡り部分66を含む。
そして、コイル本体62の部分67の先端部に内側コイル63が形成され、内側コイル63の終端部に渡り部分66が接続されている。この渡り部分66の終端部にコイル本体62の部分68が接続されている。
そして、各内側コイル63に渡り部分66が接続されており、複数の部分67および部分68によって、コイル本体62が形成されている。
このように受信コイル26が形成されているため、コイル本体62の巻回方向と、内側コイル63の巻回方向とは同じ方向となる。
なお、コイル本体62および内側コイル63の巻回方向と、コイル本体64および内側コイル65の巻回方向とは反対方向である。
図13は、本実施の形態2に係る送信コイル27を示す平面図である。この図13に示すように、送信コイル27は、単位コイル70と、単位コイル70に接続された単位コイル71とを含む。なお、単位コイル70の巻回方向と、単位コイル71の巻回方向とは反対方向になるように形成されている。
図2において、図11に示す受信コイル26が複数配置されてると共に、図13に示す送信コイル27が複数配置されている。
そして、金属異物の有無を検知する際には、図13に示す送信コイル27に交流電流が供給される。この際、単位コイル70,71の中央部から出射される磁束の磁束密度は、単位コイル70,71の内周縁から出射される磁束の磁束密度よりも高い。
そのため、図11において、単位コイル60,61の中央部を通る磁束の磁束密度は、単位コイル60,61の内周縁を通る磁束の磁束密度よりも高くなる。
その一方で、図11に示すように、受信コイル26には、コイル本体62,64の内周縁部に沿って複数の内側コイル63,65が形成されている。
そのため、単位コイル60,61の中央部に金属異物がある場合に生じる電圧降下量と、内側コイル63,65上に金属異物がある場合に生じる電圧降下量とを実質的に一致させることができる。
この結果、金属異物が設けられる位置によって受信コイル26の検知精度がばらつくことを抑制することができる。
なお、上記の実施の形態2においては、受信コイル26に内側コイル63,65を配置した例について説明したが、送信コイル27に内側コイルを設けるようにしてもよい。
図14は、内側コイル73,75を含む送信コイル27を示す平面図である。この図14に示す例においては、単位コイル70は、コイル本体72と、コイル本体72に接続されると共に、コイル本体72の内周に沿って設けられた複数の内側コイル73とを含む。単位コイル71は、コイル本体74と、コイル本体74に接続されると共にコイル本体74の内周に間隔をあけて設けられた複数の内側コイル75とを含む。
コイル本体72の巻回方向と内側コイル73の巻回方向とは、同じ方向であり、コイル本体74の巻回方向と内側コイル75の巻回方向とは同じ方向である。そして、コイル本体72および内側コイル73の巻回方向と、コイル本体74および内側コイル75の巻回方向とは、反対方向である。
このように形成された送信コイル27に交流電流が供給されると、コイル本体72,74と、各内側コイル73,75によって磁束が形成される。
このため、単位コイル70,71の中央部から出射される磁束の磁束密度と、単位コイル70,71の内周縁部から出射される磁束の磁束密度とは互いに一致または実質的に一致する。
このように、送信コイル27の開口部から出射される磁束の磁束密度は、送信コイル27の開口部の略全面に亘って略均等になる。
その結果、受信コイル26を鎖交する磁束は、受信コイル26の開口部の略全面に亘って均一に分布する。このため、金属異物の位置によって受信コイル26の検知精度がばらつくことを抑制することができる。
なお、上記実施の形態1,2においては、受信コイル26および送信コイル27が設けられた異物検知装置11について説明したが、受信コイル26を設けずに、送信コイル27で異物検知をするようにしてもよい。
上記の異物検知装置11においては、異物検知時に、送信コイル27に交流電流を供給する。この際、供給される交流電流の周波数は、選択された送信コイル27と、コンデンサ34とによって形成されるLC共振回路の共振周波数と一致させる。
送信コイル27の上方または近傍に金属異物が無い場合には、良好に電流が流れる。その一方で、送信コイル27の上方または近傍に金属異物があると、コイルの実効抵抗が大きくなり、コンデンサ34および送信コイル27によってLCR共振回路が形成される。このため、金属異物がある場合の共振周波数と、金属異物がない場合の共振周波数とにずれが生じる。その結果、送信コイル27を流れる電流量が低くなる。そのため、電流センサで電流量を検知することで、金属異物を検知することができる。
このように、本願発明は、送信コイルと受信コイルとを備えた異物検知装置11に限られず、各種の異物検知装置に適用することができる。
以上、本発明に基づいた各実施の形態について説明したが、今回開示された事項はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、非接触送電装置に適用することができる。
1 非接触充電システム、2 車両、3 送電装置、4 電源、5 受電装置、6 バッテリ、10 送電部、11 異物検知装置、12 ケース、13 フィルタ、14 インバータ、15 制御部、20 フェライト、21 送電コイル、22,34,43 コンデンサ、23 ケース本体、24 樹脂蓋、26,26A,26B 受信コイル、27,27A,27B 送信コイル、28 絶縁板、30 送信ユニット、31 受信ユニット、32 発振器、33 パワーアンプ、35,36,41,42 マルチプレクサ、37,40 コイルアレイ、38,39,46,47 共通配線、44 抵抗、45 信号処理回路、50,50A,50B,51,51A,51B,57,57B,58,58B,60,61,70,71 単位コイル、52,53 反射部材、54 コイル線、55,56 端部、62,64,72,74 コイル本体、63,65,73,75 内側コイル。

Claims (2)

  1. 外部に設けられた受電コイルに非接触で電力を送電する送電コイルと、
    送電コイルの周囲に設けられた検知コイルと、
    を備え、
    検知コイルの中央部には、空気よりも透磁率が小さい低透磁率部材と、検知コイルを通る磁束を反射する反射部材との少なくとも一方が設けられた、送電装置。
  2. 外部に設けられた受電コイルに非接触で電力を送電する送電コイルと、
    送電コイルの周囲に設けられた検知コイルと、
    を備え、
    検知コイルは、コイル本体と、コイル本体に接続されており、コイル本体の内周縁に設けられた内側コイルとを含み、
    検知コイルに電流が流れたときにおいて、コイル本体を流れる電流の電流方向と、各内側コイルを流れる電流の電流方向とは同じ方向である、送電装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018235860A1 (ja) * 2017-06-20 2018-12-27 株式会社Ihi 異物検出装置

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