JP2017096994A - 駆動装置、画像形成装置及び駆動方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】振動を少なくさせる処理において、処理負荷を小さくすることを目的とする。
【解決手段】複数の駆動手段を有する駆動装置が、前記複数の駆動手段のうち、一方の第1駆動手段の周波数又は速度を変更し、前記周波数又は前記速度が変更されると、前記複数の駆動手段による振動を検出して前記振動が閾値以下となる時間を検出し、前記検出で検出される時間に基づいて、位相を制御することで上記課題を解決する。
【選択図】図1
【解決手段】複数の駆動手段を有する駆動装置が、前記複数の駆動手段のうち、一方の第1駆動手段の周波数又は速度を変更し、前記周波数又は前記速度が変更されると、前記複数の駆動手段による振動を検出して前記振動が閾値以下となる時間を検出し、前記検出で検出される時間に基づいて、位相を制御することで上記課題を解決する。
【選択図】図1
Description
本発明は、駆動装置、画像形成装置及び駆動方法に関するものである。
従来、画像形成装置等において、発生する振動を少なくする方法が知られている。
例えば、発生する振動によって、いわゆるバンディング(banding)が起こるため、画像品質が劣化する場合がある。そこで、まず、画像形成時に発生する機械的振動を検知する。次に、検知される機械的振動に対して、FFT(Fast Fourier Transform、高速フーリエ変換)等の周波数分析を行う。続いて、周波数分析による分析結果に基づいて、振動振幅が目標の値等になるように、駆動速度を一時的に変化させる等の位相制御を行って、振動によるバンディング画像の品質向上を図る方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、複数の感光体ドラムを有する画像形成装置において、まず、感光体ドラムに付帯される歯車の位相を1回転周期ごとに調整する。この調整を行う上で、歯車のかみ合いで生じる振動の位相が互いに異なるようにして、画像品質を維持しつつ騒音を低減させる方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。
他にも、感光体ドラムの駆動伝達系において、まず、ロータリエンコーダが送信するパルス信号から回転変動成分に含まれる変動情報を検出する。次に、変動情報と、現在のドラム回転位相とに基づいて、変動を相殺する制御値を算出する。続いて、算出される制御値に基づいてフィードフォワード制御を実行することで、発生する周期変動を抑制する方法が知られている(例えば、特許文献3参照)。
しかしながら、従来の技術では、周波数分析等の処理を行うため、振動を少なくさせるための処理において、処理負荷が大きくなることが課題となる。
本発明の1つの側面は、振動を少なくさせる処理において、処理負荷を小さくできる駆動装置が提供できることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様である、複数の駆動手段を有する駆動装置は、前記複数の駆動手段のうち、一方の第1駆動手段の周波数又は速度を変更する変更手段と、前記周波数又は前記速度が変更されると、前記複数の駆動手段による振動を検出して前記振動が閾値以下となる時間を検出する振動検出手段と、前記振動検出手段で検出される時間に基づいて、位相を制御する位相制御手段とを有することを特徴とする。
振動を少なくさせる処理において、処理負荷が小さくできる。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
<駆動装置例>
図1は、本発明の一実施形態に係る駆動装置の一例を示す断面図である。図示するように、駆動装置1は、複数の駆動手段を有する。このそれぞれの駆動手段は、歯車等の機構を用いて、複数の負荷を介してそれぞれ駆動させる。以下、図示するように、駆動手段が複数の負荷を駆動させる例で説明する。この例では、一方の負荷を第1負荷L1とし、他方の負荷を第2負荷L2とする。なお、駆動装置1は、3つ以上の駆動手段を有してもよい。
図1は、本発明の一実施形態に係る駆動装置の一例を示す断面図である。図示するように、駆動装置1は、複数の駆動手段を有する。このそれぞれの駆動手段は、歯車等の機構を用いて、複数の負荷を介してそれぞれ駆動させる。以下、図示するように、駆動手段が複数の負荷を駆動させる例で説明する。この例では、一方の負荷を第1負荷L1とし、他方の負荷を第2負荷L2とする。なお、駆動装置1は、3つ以上の駆動手段を有してもよい。
また、以下の説明では、第1負荷L1を駆動させるための駆動装置及び駆動装置が用いる機構等の駆動系を「基準駆動系BA」という。一方で、他の駆動系を「調整駆動系RG」という。この例では、基準駆動系BA及び調整駆動系RGは、同一の駆動装置及び機構を用いるとする。すなわち、各歯車の歯数等は、同一とする。
基準駆動系BA及び調整駆動系RGは、それぞれ駆動源を有する。駆動源は、モータ等のアクチュエータである。以下、基準駆動系BA及び調整駆動系RGが、駆動源としてそれぞれモータを有する例で説明する。また、以下の説明では、基準駆動系BAが有するモータを「第1モータMR1」という。一方で、調整駆動系RGが有するモータを「第2モータMR2」という。
第1モータMR1及び第2モータMR2は、第1歯車G10及び第2歯車G20等の駆動歯車をモータ軸上にそれぞれ有する。また、この第1歯車G10及び第2歯車G20に対して、かみ合う位置に、第1歯車G10及び第2歯車G20のそれぞれの回転に従って回転する第1従動歯車G11及び第2従動歯車G21がそれぞれ設置される。
第1従動歯車G11及び第2従動歯車G21は、図示するように、第1軸AX1及び第2軸AX2にそれぞれ固定される。この第1軸AX1及び第2軸AX2がそれぞれ回転すると、第1負荷L1及び第2負荷L2がそれぞれ駆動する。また、第1軸AX1及び第2軸AX2は、第1軸受BR1及び第2軸受BR2によって設置される。この第1軸受BR1及び第2軸受BR2は、図示するように、側板PLに固定される。このようにして、複数の駆動系が、軸受等を介して構造体となる側板PLに取り付けられる。
第1モータMR1及び第2モータMR2は、モータドライバ等の制御コントローラによってそれぞれ制御される。すなわち、制御コントローラは、第1モータMR1及び第2モータMR2をそれぞれ独立させて、異なる回転速度で回転するように制御できる。
また、側板PLには、検出手段の例である振動センサSENが設置される。この振動センサSENは、側板PL等の振動を検出できる。具体的には、振動センサSENは、加速度センサ、変位計、歪み計又はこれらの組み合わせ等である。また、振動センサSENによって検出される振動は、信号等となって、ケーブル等を介して、制御コントローラに送信される。すなわち、制御コントローラは、振動センサSENによって検出される振動をフィードバックさせて、各モータの速度等を制御できる。
図示する駆動装置1では、歯車のかみ合い等によって、起振力が発生する。この起振力は、軸間方向又は板曲げ方向等に働く。したがって、起振力によって、側板PLには、振動が発生する。これに対して、振動センサSENは、この起振力等によって発生する振動を検出する。
<全体処理例>
図2は、本発明の一実施形態に係る駆動装置による全体処理の一例を示すフローチャートである。例えば、駆動装置1(図1)は、図示する駆動方法を行う。なお、この駆動方法では、駆動装置1は、制御コントローラ等を用いて、基準駆動系BA(図1)を一定の速度で駆動させる。一方で、駆動装置1は、振動センサSEN(図1)等による振動の検出結果に基づいて、制御コントローラ等を用いて、調整駆動系RG(図1)の速度を調整する。まず、駆動装置1は、基準駆動系BA及び調整駆動系RGを同じ速度で駆動させるとする。
図2は、本発明の一実施形態に係る駆動装置による全体処理の一例を示すフローチャートである。例えば、駆動装置1(図1)は、図示する駆動方法を行う。なお、この駆動方法では、駆動装置1は、制御コントローラ等を用いて、基準駆動系BA(図1)を一定の速度で駆動させる。一方で、駆動装置1は、振動センサSEN(図1)等による振動の検出結果に基づいて、制御コントローラ等を用いて、調整駆動系RG(図1)の速度を調整する。まず、駆動装置1は、基準駆動系BA及び調整駆動系RGを同じ速度で駆動させるとする。
ステップS01では、駆動装置1は、基準駆動系BAを駆動させる速度(以下「基準速度V0」という。)を設定する。
ステップS02では、駆動装置1は、調整駆動系RGを駆動させる速度(以下「調整速度V1」という。)を設定する。
例えば、初期値としては、基準速度V0及び調整速度V1は、同じ速度である。すなわち、初期値の設定よって駆動する基準駆動系BA及び調整駆動系RGは、同じ速度でそれぞれ回転する。
ステップS03では、駆動装置1は、位相を制御するか否か判断する。具体的には、駆動装置1は、振動センサSEN等によって検出される振動値に基づいて判断する。例えば、振動値が閾値以上であると、駆動装置1は、位相を制御すると判断する。なお、閾値は、あらかじめユーザ等によって設定される所定の値等である。また、振動値は、あらかじめ振動センサSEN等によって検出されるとする。
位相を制御すると判断されると(ステップS03でYES)、駆動装置1は、ステップS04に進む。一方で、位相を制御しないと判断されると(ステップS03でNO)、駆動装置1は、全体処理を終了する。なお、全体処理を終了する場合には、駆動装置1は、前現在の状態を保つように、調整駆動系RGを駆動させる。すなわち、初期値の設定による調整速度V1であれば、駆動装置1は、そのまま初期値で設定された速度で、調整駆動系RGを駆動させる。
ステップS04では、駆動装置1は、調整速度を調整する。すなわち、ステップS04では、駆動装置1は、調整駆動系RGを駆動させる調整速度V1を調整する等の調整速度の変更を行う。具体的には、初期値によって、調整速度V1が基準速度V0と同じ速度であるとすると、駆動装置1は、調整速度V1を「V1=V0+ΔV」と変更する。
ステップS04によって、調整速度V1が調整されると、基準速度V0及び調整速度V1は、異なる速度となる。このように、異なる速度で複数の駆動系を駆動させると、各歯車のかみ合いによって発生する起振力の周波数は、それぞれ異なる、すなわち、複数の駆動系において2種類の周波数が存在することになる。
以下、基準駆動系BAによる起振力を「基準起振力F0」という。一方で、調整駆動系RGによる起振力を「調整起振力F1」という。
基準起振力F0及び調整起振力F1によるそれぞれの振動は、各軸受及び構造体等に伝達される。このそれぞれの振動は、干渉する。この干渉によって、振動が周期的に変わる合成波を生じさせる現象が発生する。この現象は、いわゆる「うなり(beat)現象」である。なお、うなり現象は、基準起振力F0及び調整起振力F1によるそれぞれの振動の速度差、すなわち、周波数差に基づいて、生じる。
ステップS05では、駆動装置1は、振動を検出する。具体的には、基準速度V0及び調整速度V1が異なる速度であると、うなり現象等によって振動が生じる。これに対して、駆動装置1は、振動センサSEN等によって、振動を検出する。
ステップS06では、駆動装置1は、振動が最小となる時間等を検出する。すなわち、ステップS06では、駆動装置1は、振動センサSEN等で検出される振動値のうち、うなり現象等によって振動が最も小さくなる値等を検出する。なお、検出される時間は、振動があらかじめ設定される閾値以下の値となる時間であればよい。
ステップS07では、駆動装置1は、位相を制御する。
なお、図示するそれぞれの手順は、図示する順序で行われるに限られない。例えば、各手順は、冗長、並列、分散又はこれらを組み合わせて行われてもよい。また、各手順の一部又は全部は、図示する順序とは異なる順序で行われてもよい。例えば、ステップS01及びステップS02は、並列に行われなくともよい。すなわち、どちらか一方を先に行い、次に他方が行われてもよい。
<処理結果例>
図3は、本発明の一実施形態に係る起振力の一例を示す図である。図示するように、各図は、時間tに対する基準起振力F0及び調整起振力F1をそれぞれ示す。なお、時間t=0は、図2に示すステップS04によって、調整駆動系RGを駆動させる速度が調整速度V1となる時間である。
図3は、本発明の一実施形態に係る起振力の一例を示す図である。図示するように、各図は、時間tに対する基準起振力F0及び調整起振力F1をそれぞれ示す。なお、時間t=0は、図2に示すステップS04によって、調整駆動系RGを駆動させる速度が調整速度V1となる時間である。
基準起振力F0及び調整起振力F1には、周波数に差がある。基準起振力F0の周波数を「基準周波数f0」とし、調整起振力F1の周波数を「調整周波数f1」とする。以下、「基準周波数f0=100Hz」及び「調整周波数f1=101Hz」の例で説明する。
この例では、周波数差は、「101Hz−100Hz=1Hz」である。
図4は、本発明の一実施形態に係る振動値の一例を示す図である。例えば、図示する振動値が、図2に示すステップS05によって、検出される。
うなり現象では、振動値は、周期的に変動する。なお、この変動の周期は、この例では、周波数差である「1Hz」である。図示するように、うなり現象では、周期的に、振動値は、大きくなったり、小さくなったりする。これに対して、駆動装置は、振動が最も小さくなる、最良状態を検出する。すなわち、図2に示すステップS06では、振動値、すなわち、振幅が最も小さくなる時間等を検出する。具体的には、検出される時間は、図4では、「t1=0.5」である。図示するように、「t1」となる時間は、他の時間と比較すると、振動値が小さい。したがって、「t1」は、振動が閾値以下の値であって、最小となる時間の例である。
この「t1」では、双方の位相、すなわち、各振幅の正負が反転している。そのため、「t1」では、基準起振力F0及び調整起振力F1が重なり合い、打ち消し合うことになる。これによって、駆動装置は、歯車等による起振力を小さくすることができる。また、このように、起振力を小さくできると、駆動装置は、回転ムラを小さくできる。
図5は、本発明の一実施形態に係る「t1=0.5」付近における基準起振力の一例を示す図である。
図6は、本発明の一実施形態に係る「t1=0.5」付近における調整起振力の一例を示す図である。
図5及び図6に示す値は、図4に示す「t1」付近における基準起振力及び調整起振力の一例である。図4にて説明した通り、この例では、「t1」において、振動が最小となる。例えば、「t1」付近のうち、「t2」の時間を例に説明する。図5で図示するように、「t2」では、基準起振力が「+1」となる。一方で、図6で図示するように、「t2」では、調整起振力が「−1」となる。したがって、基準起振力及び調整起振力が重なり合うと、「+1−1=0」となり、歯車等による起振力は、「0」と小さい値となる。このように、「t1」付近では、基準起振力及び調整起振力が打ち消し合うことが多い。そのため、図4に示すように、「t1」付近では、駆動装置は、歯車等による起振力を小さくすることができる。
図4に戻り、例えば、図2に示すステップS07では、駆動装置は、「t1」付近で、調整速度を元に戻す。すなわち、駆動装置は、「t1」付近で、調整速度を基準速度と同じにする。
図7は、本発明の一実施形態に係る駆動装置による全体処理の処理結果の一例を示す図である。図示する振動値は、図2に示す全体処理の処理結果、すなわち、駆動装置が図4に示す「t1」付近で、調整速度を元に戻した場合の処理結果の例である。このように、駆動装置が全体処理を行うと、図示するように、振動値は、小さくなる。
なお、ステップS07は、「t1」において、調整速度を元に戻す処理に限られない。例えば、駆動装置は、あらかじめ設定される閾値より振動値が小さいか否かを判定してもよい。この判定によって、閾値より振動値が小さいと判定されると、駆動装置は、調整速度を元に戻す。すなわち、駆動装置は、「t1」以外のタイミングで、ステップS07を行ってもよい。
他にも、駆動装置は、まず、うなり現象による振動の1周期において、振動が最小となる点を求める。次に、求まる1周期において振動が最小となる点で、調整速度を元に戻す等の処理を行ってもよい。
以上のように、駆動装置は、まず、調整速度を変更して、調整速度と、基準速度とが異なるようにする。このようにすると、歯車によるかみ合い等の振動に、うなり現象が生じやすい。次に、駆動装置は、振動が相殺され、振動が閾値以下の値となる点を検出する。例えば、この点は、振動が最も小さくなる点等である。この点での位相関係で、駆動装置は、複数の駆動系をそれぞれ駆動させる。このようにすると、駆動装置は、振動及び回転ムラ等を小さくすることができる。
また、摩耗劣化した歯車等でも、振動値が小さくなる点を検出し、検出される位相関係で複数の駆動系をそれぞれ駆動させると、駆動装置は、振動及び回転ムラ等を小さくすることができる。そのため、駆動装置は、長時間にかけて安定した駆動系を安価に駆動できる。
<機能構成例>
図8は、本発明の一実施形態に係る駆動装置の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。例えば、駆動装置1は、図示する機能構成である。具体的には、駆動装置1は、複数の駆動手段1F10、変更手段1F2、振動検出手段1F3及び位相制御手段1F4を有する。
図8は、本発明の一実施形態に係る駆動装置の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。例えば、駆動装置1は、図示する機能構成である。具体的には、駆動装置1は、複数の駆動手段1F10、変更手段1F2、振動検出手段1F3及び位相制御手段1F4を有する。
複数の駆動手段1F10は、例えば、第1駆動手段1F11と、他に、第2駆動手段1F12とを有する。例えば、図1に示す構成では、第1駆動手段1F11は、調整駆動系RGである。すなわち、第1駆動手段1F11は、第2モータMR2及び制御コントローラ等によって実現される。一方で、図1に示す構成では、第2駆動手段1F12は、基準駆動系BAである。なお、複数の駆動手段1F10は、更に駆動手段を有してもよい。
変更手段1F2は、第1駆動手段1F11の周波数又は速度を変更する。具体的には、変更手段1F2は、図2に示すステップS04のように、調整速度を変更する。例えば、図1に示す構成では、変更手段1F2は、制御コントローラ等によって実現される。
振動検出手段1F3は、変更手段1F2によって、周波数又は速度が変更されると、複数の駆動手段1F10による振動を検出して、閾値以下の値となる振動、例えば、振動が最小となる時間等を検出する。具体的には、振動検出手段1F3は、図2に示すステップS05のように、振動を検出する。この検出によって、例えば、図4に示すように振動値が検出されると、振動検出手段1F3は、「t1」となる時間を検出する。例えば、図1に示す構成では、振動検出手段1F3は、振動センサSEN等によって実現される。
位相制御手段1F4は、振動検出手段1F3によって検出される時間に基づいて、位相を制御する。具体的には、位相制御手段1F4は、図2に示すステップS07のように、位相を制御する。例えば、図1に示す構成では、位相制御手段1F4は、制御コントローラ等によって実現される。
なお、複数の駆動手段1F10は、同一の負荷トルクで駆動するのが望ましい。図5及び図6で示すように、駆動装置は、基準起振力及び調整起振力による振動を相殺させる。振動を効果的に相殺するには、各起振力による振幅が同一であるのが望ましい。さらに、各振動の位相関係が反転、すなわち、位相差が180度であるのが望ましい。
図9は、本発明の一実施形態に係る起振力及び負荷トルクの関係の一例を示す図である。図示するように、負荷トルクTと、起振力Fとは、比例関係となる場合が多い。したがって、負荷トルクTを同一とすると、歯車に係る条件等が同一であれば、同じような起振力Fが発生する場合が多い。したがって、複数の駆動手段が同一の負荷トルクで駆動すると、同じような振幅となる振動が発生しやすくなる。このような振動が発生すると、駆動装置は、基準起振力及び調整起振力による振動を相殺させやすい。そのため、駆動装置は、効果的に、振動振幅を相殺することができる。ゆえに、駆動装置は、複数の駆動手段を同一の負荷トルクで駆動させることで、歯車等による回転ムラ及び振動に対して、効率よく位相相殺を行うことができる。
一方で、複数の駆動手段において、第1駆動手段及び第2駆動手段がそれぞれ異なる負荷トルクで駆動する場合がある。この場合には、第1駆動手段が駆動する負荷トルク(以下「第1負荷トルク」という。)は、第2駆動手段が駆動する負荷トルク(以下「第2負荷トルク」という。)より小さいのが望ましい。
具体的には、図1に示す例では、まず、第1負荷トルクの例である調整駆動系RG(図1)での負荷トルクと、第2負荷トルクの例である基準駆動系BA(図1)での負荷トルクとは、異なる。同じ歯車緒元であっても、負荷等によっては、負荷トルクが異なるようになる場合がある。このような場合には、図2に示すステップS04等で、速度が変更される調整駆動系RGでの負荷トルクが小さい方が望ましい。そこで、駆動装置は、調整駆動系RGでの負荷トルクが基準駆動系BAでの負荷トルクより小さくなるようにする。
図10は、本発明の一実施形態に係る負荷トルク、時間及び回転速度の関係の一例を示す図である。図は、負荷トルクが小さい場合と、負荷トルクが大きい場合とをそれぞれ示す。図示する例は、「回転速度V」を「VBef」から「VAft」に変更する例である。図示するように、負荷トルクが小さい方が、負荷トルクが大きい方と比較して、「VBef」から「VAft」に変更するのにかかる時間が短い。モータ等に発生するトルクは、負荷トルク及び回転速度を変更する際の慣性等に消費される。そのため、図2に示すステップS04等で、速度が変更される調整駆動系RGでの負荷トルクが小さい方が、モータ等にかかる負荷が小さくできる。また、速度が変更される調整駆動系RGでの負荷トルクが小さいと、回転速度を変更するのにかかる時間が短くでき、駆動装置は、制御性をよくできる。さらに、速度が変更される調整駆動系RGでの負荷トルクが小さいと、駆動装置は、速度を変更するのにかかるエネルギー消費量を小さくできる。
また、振動検出手段は、駆動手段を指示する部材に設置されるのが望ましい。図1に示す例では、図示するように、振動検出手段の例である振動センサSEN(図1)は、駆動手段を支持する部材の例である側板PLに設置されるのが望ましい。すなわち、振動センサSENは、起振力を発生させる起振源となる歯車等に近い位置に設置されるのが望ましい。したがって、駆動手段を支持する部材等に振動センサSENが設置されると、振動センサSENは、歯車等から発生する起振力による振動を検出しやすくできる。
<画像形成装置例>
画像形成装置は、例えば、コピー機、ファクシミリ又はこれらを組み合わせた複合機等である。以下、紙等の媒体に対して画像形成を行う画像形成装置を例に説明する。
画像形成装置は、例えば、コピー機、ファクシミリ又はこれらを組み合わせた複合機等である。以下、紙等の媒体に対して画像形成を行う画像形成装置を例に説明する。
図11は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例を示す概略図である。例えば、画像形成装置2は、書き込み系WR、現像ユニットUN、各色の感光体ドラムPH、駆動ローラDRL、中間転写ベルトBE、従動ローラRL及び加圧ローラPRを有する。また、画像形成装置2は、二次転写装置TR、定着装置FU及び給紙装置PFを有する。なお、図では、紙等が通る経路は、搬送経路CONで示す。さらに、中間転写ベルトBEは、駆動ローラDRL及び従動ローラRLに架けられる。これによって、駆動ローラDRLが回転すると、中間転写ベルトBE及び従動ローラRLは、回転する。
図示するように、画像形成装置2は、ブラック(K)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びイエロー(Y)の4色の感光体ドラムPHを有するいわゆるカラー機の例である。すなわち、画像形成装置2は、帯電、露光、現像、転写、定着及びクリーニング等のプロセスを行い、紙等に対して画像データに基づいて画像形成を行う。
具体的には、まず、画像形成装置2は、書き込み系WRによって書き込みを行い、現像等を行う。次に、画像形成装置2は、一次転写装置等によって、中間転写材となる中間転写ベルトBEに転写し、トナー画像を生成する。続いて、中間転写ベルトBE上に生成されるトナー画像は、二次転写装置TRによって、搬送経路CONを搬送する紙等に転写される。また、二次転写の際には、加圧ローラPRによって、加圧が行われる。さらに、転写が行われた後、画像形成装置2は、紙等を搬送し、定着装置FUによって、トナーが紙等に定着される。この後、定着が行われた紙等は、画像形成装置2の外に排紙される。
このように、画像形成におけるプロセスでは、駆動する部品がある。この駆動する部品は、歯車等の機構を有する場合が多い。特に、いわゆる高速機又は高級機等では、画像形成装置は、色ごとに、モータ及び歯車等の駆動系をそれぞれ有する場合が多い。この駆動系において起振力が発生すると、書き込み系WRが有するミラー等が振動する場合がある。このミラー等が振動すると、濃度ムラ、いわゆるバンディング(banding)等が発生し、画像品質が低下する場合がある。
これに対して、本発明に係る実施形態では、画像形成装置2は、上記で説明する駆動装置等を有する。すなわち、画像形成装置2は、画像形成に係るプロセスを実現するために用いる駆動系に、上記で説明する駆動装置等を用いる。このようにすると、駆動系では、かみ合い周波数における振動が少なくなるため、画像形成装置2は、画像形成装置が有する装置及び周辺ユニット等の外部装置に影響を及ぼす起振力を小さくできる。このため、画像形成装置2は、画像品質を向上させることができる。
なお、画像形成装置2では、振動検出手段の例である振動センサ等は、画像形成に用いられるミラー等の光学部材に設置されるのが望ましい。
図12は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置が有する書き込み系の一例を示す概略図である。例えば、書き込み系WRは、いわゆるレーザスキャン方式、すなわち、光学走査方式で書き込みを行う。この方式等では、光の折り返し等に、光学部材の例であるミラーMIR等が用いられる。図示するように、このミラーMIRに、振動センサSENが設置されるのが望ましい。
図示するように、書き込み系WRでは、レーザ光源LGで発光される光が、レンズLZ、アパーチャAP及びポリゴンミラーPM等の光学系を介して、書き込みに用いられる。また、ポリゴンミラーPMは、ポリゴンモータMR3等によって駆動する。このような書き込み系WRでは、ミラーMIRが振動すると、画像品質に影響が出やすい。そこで、まず、ミラーMIR等のように、振動すると画像品質に影響が出やすい光学部材に対して、振動センサSENを設置する。次に、ミラーMIRにおいて、起振力による振動を検出する。そして、ミラーMIRにおいて振動が小さくなるように、画像形成装置が有する駆動装置は、位相相殺を行う。なお、振動センサSENは、ミラーMIRに設置されるに限られず、振動すると画像品質に影響が出やすい他の光学部材に設置されてもよい。
このようにすると、光学部材において、かみ合い周波数における振動が少なくなるため、画像形成装置は、画像品質を向上させることができる。
また、画像形成装置では、振動検出手段の例である振動センサ等は、画像形成に用いられる光学受光素子に設置されてもよい。
図13は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置が有する光学受光素子の一例を示す概略図である。図示するように、画像形成のプロセスでは、書き込み系WRから感光体ドラムPHに対して、レーザ光LAが送られ、感光体ドラムPHの表面に、レーザ光LAが到達する。このプロセスの際に、歯車等のかみ合いによって振動が発生すると、ミラーが振動し、この振動によって、レーザ光LAの光路には、誤差が生じる。つまり、振動が生じると、振動による誤差を含むレーザ光LAが、感光体ドラムPHの表面に到達する。
そこで、画像形成装置は、図13(A)に示すように、光学受光素子LEを有する。この光学受光素子LEは、レーザ光LAが感光体ドラムPHの表面における中央部に到達する位置に設置される。そして、光学受光素子LEは、レーザ光LAを受光する。なお、光学受光素子LEは、調整に用いられる。すなわち、調整が行われない場合には、図13(B)に示すように、光学受光素子LEは、レーザ光LAの照射範囲外に移動してもよい。
このような光学受光素子LEに振動センサが設置されると、振動センサによって、レーザ光LAが有する振動を検出することができる。したがって、このような構成とすると、画像形成装置は、画像品質に影響が出やすい感光体ドラムPHの表面上について評価を行うことができる。ゆえに、画像形成装置は、画像品質に影響が出やすい振動を少なくして、画像品質を向上させることができる。
さらに、画像形成装置は、感光体ドラム、現像ユニット又はこれらをそれぞれ回転させるのに上記に説明する駆動装置を用いてもよい。
図14は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置が有する駆動装置を感光体ドラムの回転に用いる構成の一例を示す概略図である。画像形成装置は、例えば、図示する感光体ドラムPH及び感光体ドラムPHを回転させる駆動系を有する。具体的には、感光体ドラムPHに対してフレームFRが設置される。また、フレームFRには、側板PL及び軸受BRが固定される。さらに、軸受BRが受ける軸が回転すると、感光体ドラムPHは、回転する。この軸には、ドラム用歯車GDRが設置される。
この例では、ドラム用歯車GDRに対して、モータMRが有する駆動歯車GDがかみ合うように設置されるとする。この構成には、感光体ドラムPHを回転させるためのドラム用歯車GDR及び駆動歯車GD等の歯車がある。これらの歯車で発生する回転ムラ及びかみ合いによる振動を少なくすると、画像形成装置は、画像品質を向上させることができる。
各色の感光体ドラムPHは、回転速度が数rps(回転/秒)程度の低速である場合が多い。このような低速で駆動させる場合には、歯車減速機を用いる場合が多い。歯車減速機が用いられると、歯車減速機を用いない、いわゆるダイレクト駆動モータ等と比較すると、モータサイズが小さくできる。そのため、コストが低くできる。
各色の感光体ドラムPHにおける回転ムラ及び感光体ドラムPHの周辺に設置されることが多い書き込み系への振動は、画像品質に影響を与えやすい。これに対して、画像形成装置は、回転ムラ及びかみ合いによる振動を少なくして画像品質に影響が出やすい振動を少なくできる。これによって、画像形成装置は、画像品質を向上させることができる。
図15は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置が有する駆動装置を現像ユニットの回転に用いる構成の一例を示す概略図である。画像形成装置は、例えば、図示する現像ユニットUN及び現像ユニットUNを回転させる駆動系を有する。具体的には、現像ユニットUNに対してフレームFRが設置される。また、フレームFRには、側板PL及び軸受BRが固定される。さらに、軸受BRが受ける軸が回転すると、現像ユニットUNは、回転する。この軸には、現像用歯車GUNが設置される。
この例では、現像用歯車GUNに対して、モータMRが有する駆動歯車GDがかみ合うように設置されるとする。この構成には、現像ユニットUNを回転させるための現像用歯車GUN及び駆動歯車GD等の歯車がある。これらの歯車で発生する回転ムラ及びかみ合いによる振動を少なくすると、画像形成装置は、画像品質を向上させることができる。
現像ユニットUNは、例えば、現像ローラ及びクリーニングに用いられる機構等を有する。この現像ユニットUNは、感光体ドラムの周辺に設置されることが多い。したがって、現像ユニットUNにおいて発生する振動は、感光体ドラムに伝わることが多い。したがって、現像ユニットUNにおいて発生する振動は、画像品質に影響を与えやすい。そこで、画像形成装置は、現像ユニットUNにおける回転ムラ及びかみ合いによる振動を少なくして画像品質に影響が出やすい振動を少なくさせる。これによって、画像形成装置は、画像品質を向上させることができる。
図16は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置が有する駆動系を二系統ごと組み合わせる例を示す概略図である。図示するように、画像形成装置は、二系統ごと組み合わせて図1に示す駆動系を適用してもよい。
図示するように、画像形成装置が4色のカラー機である場合には、感光体ドラムPH等は、色ごとに設置される。すなわち、この構成では、画像形成装置は、駆動系を4つ有する。この構成では、画像形成装置は、隣り合う二系統をそれぞれ組み合わせる。具体的には、画像形成装置は、図示する4つの系統のうち、「Y」及び「C」の二系統を組み合わせて、1つのペアにする(以下「第1ペアPA1」という)。同様に、画像形成装置は、図示する4つの系統のうち、「M」及び「K」の二系統を組み合わせて、1つのペアにする(以下「第2ペアPA2」という)。このように、画像形成装置は、複数の駆動系のうち、二系統ごと組み合わせ、第1ペアPA1及び第2ペアPA2ごとに位相相殺を行う。このようにすると、画像形成装置は、回転ムラ及びかみ合いによる振動を少なくして画像品質に影響が出やすい振動を少なくできる。これによって、画像形成装置は、画像品質を向上させることができる。なお、二系統ごとの組み合わせは、現像ユニット等の他の駆動系で行われてもよい。
<まとめ>
駆動系等の駆動装置から発生する振動及び騒音を少なくさせるため、FFT等の周波数分析を行うと、処理負荷が大きくなる場合が多い。これに対して、本発明に係る実施形態では、駆動装置は、振動が小さくなる時間の検出等の処理負荷が小さい処理で、振動等を少なくさせることができる。
駆動系等の駆動装置から発生する振動及び騒音を少なくさせるため、FFT等の周波数分析を行うと、処理負荷が大きくなる場合が多い。これに対して、本発明に係る実施形態では、駆動装置は、振動が小さくなる時間の検出等の処理負荷が小さい処理で、振動等を少なくさせることができる。
他にも、本発明に係る実施形態では、駆動装置は、歯車等のかみ合いによる高い周波数の振動を少なくさせることができる。一方で、フィードフォワード制御等では、抑制できる振動は、低い周波数の振動に限定される場合がある。つまり、本発明に係る実施形態では、駆動装置は、フィードフォワード制御等と比較して、高い周波数の振動を少なくさせることができる。特に、画像形成装置等では、装置の小型化、軽量化又は高速化等のため、部品に、安価で軽量なプラスチック歯車等が用いられる場合がある。そのため、かみ合いによる振動の周波数は、広帯域化する場合がある。このような場合は、歯車のかみ合い等によって、振動及び騒音等が発生する場合がある。これに対して、本発明に係る実施形態では、画像形成装置は、駆動装置によって、回転ムラ及びかみ合いによる振動を少なくさせる。このようにすると、画像形成装置は、画像品質に影響が出やすい振動等を少なくできる。これによって、画像形成装置は、画像品質を向上させることができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形又は変更が可能である。
1 駆動装置
2 画像形成装置
BA 基準駆動系
RG 調整駆動系
SEN 振動センサ
MR モータ
MR1 第1モータ
MR2 第2モータ
LE 光学受光素子
PH 感光体ドラム
MIR ミラー
2 画像形成装置
BA 基準駆動系
RG 調整駆動系
SEN 振動センサ
MR モータ
MR1 第1モータ
MR2 第2モータ
LE 光学受光素子
PH 感光体ドラム
MIR ミラー
Claims (12)
- 複数の駆動手段を有する駆動装置であって、
前記複数の駆動手段のうち、一方の第1駆動手段の周波数又は速度を変更する変更手段と、
前記周波数又は前記速度が変更されると、前記複数の駆動手段による振動を検出して前記振動が閾値以下となる時間を検出する振動検出手段と、
前記振動検出手段で検出される時間に基づいて、位相を制御する位相制御手段と
を有する駆動装置。 - 前記複数の駆動手段は、同一の負荷トルクで駆動する請求項1に記載の駆動装置。
- 前記複数の駆動手段のうち、前記第1駆動手段が第1負荷トルクで駆動し、かつ、前記複数の駆動手段のうち、前記第1駆動手段とは異なる第2駆動手段が前記第1負荷トルクとは異なる第2負荷トルクで駆動する場合、
前記第1負荷トルクは、前記第2負荷トルクより小さい負荷トルクである請求項1に記載の駆動装置。 - 前記振動検出手段によって検出される時間は、前記振動が最小となる時間である請求項1乃至3のいずれか一項に記載の駆動装置。
- 前記振動検出手段は、前記駆動手段を支持する部材に設置される請求項1乃至4のいずれか一項に記載の駆動装置。
- 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の駆動装置を有する画像形成装置。
- 画像形成に用いられる光学部材を有し、
前記振動検出手段は、前記光学部材に設置される請求項6に記載の画像形成装置。 - 画像形成に用いられる光を受光する光学受光素子を有し、
前記振動検出手段は、前記光学受光素子に設置される請求項6又は7に記載の画像形成装置。 - 画像形成に用いられる感光体ドラムを有し、
前記感光体ドラムを駆動させるのに前記駆動装置を用いる請求項6乃至8のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 画像形成に用いられる現像ユニットを有し、
前記現像ユニットを駆動させるのに前記駆動装置を用いる請求項6乃至9のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記複数の駆動手段を二系統ごと組み合わせる請求項6乃至10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 複数の駆動手段を有する駆動装置が行う駆動方法であって、
前記駆動装置が、前記複数の駆動手段のうち、一方の第1駆動手段の周波数又は速度を変更する変更手順と、
前記駆動装置が、前記周波数又は前記速度が変更されると、前記複数の駆動手段による振動を検出して前記振動が閾値以下となる時間を検出する振動検出手順と、
前記駆動装置が、前記振動検出手順で検出される時間に基づいて、位相を制御する位相制御手順と
を有する駆動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015225352A JP2017096994A (ja) | 2015-11-18 | 2015-11-18 | 駆動装置、画像形成装置及び駆動方法 |
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JP2015225352A Pending JP2017096994A (ja) | 2015-11-18 | 2015-11-18 | 駆動装置、画像形成装置及び駆動方法 |
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Cited By (2)
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JP2019160987A (ja) * | 2018-03-13 | 2019-09-19 | 株式会社ディスコ | 切削装置及び切削装置の振動を抑制する振動抑制方法 |
WO2021066201A1 (ja) * | 2019-10-04 | 2021-04-08 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置、カートリッジ及びカートリッジの振動検知方法 |
-
2015
- 2015-11-18 JP JP2015225352A patent/JP2017096994A/ja active Pending
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