JP2017096052A - 深礎基礎の主脚材据付方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造物の脚部を構成する主脚材を深礎基礎に据え付ける際の作業工程を簡略化することができ、作業に要する時間やコスト、労力を大幅に削減することが可能な深礎基礎の主脚材据付方法を提供することを目的とする。【解決手段】本発明にかかる深礎基礎206の主脚材据付方法の構成は、掘削孔10の壁面に支保工(ライナープレート12)を設置し、掘削孔10の高さ方向の主脚材据付位置に、一方の壁面から対向する壁面にわたる梁材202を支保工に取り付け、梁材202に柱体の主脚材22を支持させた状態で、基礎の躯体の躯体コンクリート204を一度に打設することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、鉄塔等の構造物の脚部を構成する主脚材を深礎基礎に据え付ける深礎基礎の主脚材据付方法に関する。
一般に、山岳地に立地する送電鉄塔等の巨大な構造物の脚部は深礎基礎に支持される(例えば特許文献1)。深礎基礎上に構造物の脚部を設置する際には、まず地中を掘削することにより、掘削孔を形成し、脚部を構成する主脚材の下端近傍となる位置まで掘削孔内にコンクリートを打設する(1回目)。そして、1回目に打設したコンクリートに主脚材を据え付けた後に、かかる掘削孔の上端までコンクリートを更に打設する(2回目)。これにより、深礎基礎が形成される。その後、主脚材の周囲に型枠を設置し、そこにコンクリートを打設することにより、構造物の脚部が深礎基礎上に設置される。
特許第3745027号
上述したように従来の手法では、深礎基礎を形成する際に、躯体部では、主脚材の配置前および配置後で2回のコンクリートを打設する。このため、主脚材の配置前後のコンクリートを繋ぐ打継筋を設置する必要がある。コンクリートは打設直後では柔らすぎるため、打継筋は、主脚材の配置前に打設したコンクリートがある程度硬化し始めてからではないと設置できない。このため、1回目のコンクリートを打設した後、打継筋を設置するまでにコンクリートの硬化を待たなければならず、作業時間にロスが生じてしまう。
またコンクリートを2回打設する場合、コンクリートの品質確保のため、1回目に打設したコンクリートの表面の不純物を除去するレイタンス処理が必要となる。更に、主脚材を据え付ける際には、主脚材を固定するためのブロックを1回目に打設したコンクリート上に設置する必要がある。しかし、この工程においても1回目のコンクリートがある程度硬化してからでないと実施できないため、ここでも作業時間にロスが生じてしまう。
加えて、2回コンクリートを打設するとなると、当然にして1回目に打設したコンクリートの養生期間が必要となる。またコンクリートの打設作業が2回になるため(深礎基礎躯体部を分割して打設するため)、コンクリート打設用資機材の準備、清掃、片付け等、打設作業の前後の作業も2回行わなければならない。このため、コンクリートポンプ車、配管、バケット、シュート、バイブレーター等の供用日数が増加し、清掃等の作業が増えるため、人件費や資材費等のコストが増大してしまう。
本発明は、このような課題に鑑み、構造物の脚部を構成する主脚材を深礎基礎に据え付ける際の作業工程を簡略化することができ、作業に要する時間やコスト、労力を大幅に削減することが可能な深礎基礎の主脚材据付方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる深礎基礎の主脚材据付方法の代表的な構成は、掘削孔の壁面に支保工を設置し、掘削孔の高さ方向の主脚材据付位置に、一方の壁面から対向する壁面にわたる梁材を支保工に取り付け、梁材に主脚材を支持させた状態で、基礎の躯体のコンクリートを一度に打設することを特徴とする。
上記構成によれば、掘削孔の壁面に設置した支保工に梁材を取り付け、かかる梁材に主脚材を支持させる。これにより、従来行われていた主脚材を支持するブロックを設置するための1回目のコンクリートの打設が不要となる。そして、主脚材を梁材に支持した後、コンクリートを一度のみ打設することで、基礎(深礎基礎)の躯体を形成することができる。したがって、構造物の脚部を構成する主脚材を深礎基礎に据え付ける際の作業工程を簡略化することができ、作業に要する時間やコスト、労力を大幅に削減することが可能となる。
上記梁材の幅方向の中央に、主脚材の下端を位置決めする据付ブロックが配置されていて、据付ブロックは、梁材に対して主脚材の位置を調整可能であるとよい。かかる構成によれば、梁材に対する主脚材の位置を容易に調整することができる。したがって、主脚材の位置決め時の作業効率を高めることが可能となる。
上記据付ブロックは、板状の据付架台と、据付架台の上面に設けられた主脚材固定ボルトと、据付架台を支持する複数本のネジ式の支柱と、支柱に螺合され据付架台の下側に配置される高さ調整ナットと、支柱に螺合され据付架台の上側に配置される固定ナットとを有し、据付架台に設けられ支柱を挿通する穴は、支柱よりも大幅に径が大きいか、または円弧状の長穴であるとよい。
上記構成によれば、高さ調整ナットを支柱に対して調節することにより、梁材に対する据付ブロックの上下方向の位置、すなわち高さを調整することができる。そして、据付架台の穴が支柱よりも大きいまたは長穴であることにより、据付架台を支柱に対してずらすことで、梁材に対する据付ブロックの左右方向の位置を調整することができる。これにより、据付ブロックひいては主脚材の位置決めを正確且つ容易に行うことが可能となる。
上記板状の据付架台には、据付架台に対して主脚材を位置決めする位置決めマークが形成されているとよい。これにより、主脚材を据付架台に対して位置決めする作業を効率的に行うことができ、主脚材据付作業全体の作業効率を高めることが可能となる。
本発明によれば、構造物の脚部を構成する主脚材を深礎基礎に据え付ける際の作業工程を簡略化することができ、作業に要する時間やコスト、労力を大幅に削減することが可能な深礎基礎の主脚材据付方法を提供することができる。
本実施形態にかかる深礎基礎の主脚材据付方法を説明する図である。 従来の深礎基礎の主脚材据付方法を説明する図である。 深礎基礎の主脚材据付方法の工程を説明するフローチャートである。 図1(b)の詳細図である。 ライナープレートへの梁材の取付方法を説明する図である。 据付ブロックの詳細図である。 主脚材の据付位置の位置決め手順について説明する図である。 据付ブロックの他の例を説明する図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本実施形態にかかる深礎基礎の主脚材据付方法を説明する図である。図2は、従来の深礎基礎の主脚材据付方法を説明する図である。図3は、深礎基礎の主脚材据付方法の工程を説明するフローチャートである。図3(a)は、本実施形態にかかる深礎基礎の主脚材据付方法(本実施形態の工法)の工程を説明するフローチャートであり、図3(b)は、従来の深礎基礎の主脚材据付方法(従来の工法)の工程を説明するフローチャートである。
以下、本実施形態の深礎基礎の主脚材据付方法(以下、単に据付方法と称する)の特徴を理解しやすくために、まず図2および図3(b)を参照して従来の据付方法を説明した後に、本実施形態の据付方法について詳述する。
図2(a)に示すように、従来の据付方法では、まず地中を掘削することにより掘削孔10を形成し、掘り進むごとに掘削孔10の壁面に支保工であるライナープレート12を設置する。そして、図2(b)に示すように掘削孔10の内部に躯体鉄筋14を組み立て(ステップS302)、図2(c)に示すように躯体下部コンクリート16(1回目のコンクリート)を打設する(ステップS304)。その後、躯体下部コンクリート16に、それと次に打設する躯体上部コンクリート26(図2(e)参照)とを繋ぐ打継筋18を取り付ける(ステップS306)。
このとき、打設直後では躯体下部コンクリート16が柔らすぎるため、躯体下部コンクリート16がある程度硬化してから打継筋18を取り付ける作業を行わなければならない。このため1回目の躯体下部コンクリート16を打設した後、打継筋18を設置するまでに作業時間のロスが生じてしまう。また打継筋18を取り付ける作業は、作業員がそれを保持した状態で手作業によって行うため、作業員の負担となっていた。
躯体下部コンクリート16の硬化後、躯体コンクリートの品質を確保するために、1回目に打設した躯体下部コンクリート16の表面の不純物を除去するレイタンス処理を行う(ステップS308)。そして、図2(d)に示すように、主脚材22を固定するためのブロック20を1回目に打設した躯体下部コンクリート16上に設置する。この工程は躯体下部コンクリート16が打継筋18を取り付けるときよりもさらに硬化してからでないと実施できないため、作業時間にロスが生じてしまう。
図2(d)に示すように、ブロック20を設置したら、かかるブロック20に主脚材22の下端を据え付け(ステップS310)、主脚材22の周囲に柱体鉄筋24を組み立てる(ステップS312)。そして、図2(e)に示すように、躯体上部コンクリート26(2回目のコンクリート)を打設する(ステップS314)。
その後、柱体鉄筋24の周囲に柱体型枠(図2では不図示)を組み立て、図2(f)に示すように柱体コンクリート28を打設する(ステップS318)。これにより、2層の躯体下部コンクリート16・躯体上部コンクリート26からなる深礎基礎30が形成され、そこに主脚材22が据え付けられた状態となる。そして、脱枠、埋戻しおよび整地を行うことにより(ステップS320)、作業が完了する。
上記説明したように、従来の据付方法では、深礎基礎30を形成する際に、ステップS304の躯体下部コンクリート16、およびステップS314の躯体上部コンクリート26の2回の打設が必要となる。そして、それに伴い、ステップS306の打継筋18の取付、およびステップS308のレイタンス処理を行う必要が生じる。
またこのようにコンクリートの打設作業が2回になる、すなわち深礎基礎30を分割して打設することにより、コンクリート打設用資機材の準備等、打設工程前後の作業も2回行わなければならなくなる。このため、コンクリートポンプ車、等の供用日数の増加し、清掃等の作業が増えるため、人件費や資材費等のコストが増大してしまう。
そこで本実施形態の据付方法では、深礎基礎を形成する際のコンクリートの打設を1回で行うことにより、従来のように2回コンクリートを打設していた場合の作業時間やコストを大幅に削減することを可能とする。なお、以下の説明では、図2および図3(b)を用いて説明した従来の据付方法と共通する構成要素および工程については、同一の符号を付すことにより、説明を省略する。
図1(a)に示すように、本実施形態の据付方法においても、まず掘削孔10を形成し、掘り進むごとに掘削孔10の壁面に支保工であるライナープレート12を設置する。ライナープレート12は、図1(a)では断面で図示されているが、実際には、円弧状の板材であり、掘削孔10を上方から掘り進めるにしたがって、上から順に取り付けられる。ライナープレート12と地中の土との間にはグラウト(不図示)が充填される。その後、図1(b)に示すように、掘削孔10の内部に躯体鉄筋14を組み立てる(ステップS302)。
そして本実施形態では、図1(b)に示すように躯体鉄筋14を組み立てた後、掘削孔10の高さ方向の主脚材据付位置に、一方の壁面から対向する壁面にわたる梁材202をライナープレート12に取り付け、梁材202に主脚材22を据え付ける(ステップS102)。なお、本実施形態では特に、梁材202の幅方向の中央に、主脚材22の下端を位置決めする据付ブロック200を設置するが、これについては後に詳述する。
次に、主脚材22の周囲に柱体鉄筋24を組み立て(ステップS312)、梁材202に主脚材22を支持させた状態で、図1(c)に示すように基礎の躯体となる躯体コンクリート204を一度に打設する(ステップS104)。その後、柱体鉄筋24の周囲に柱体型枠(不図示)を組み立て、図1(d)に示すように柱体コンクリート28を打設する(ステップS318)。これにより、1層の躯体コンクリート204からなる深礎基礎206が形成され、そこに主脚材22が据え付けられた状態となる。
上記説明したように本実施形態の据付方法では、ライナープレート12に取り付けた梁材202によって主脚材22を支持する。これにより、従来行われていた主脚材22を支持する1回目の躯体下部コンクリート16(図2(c)参照)の打設を不要とすることができ、一度の躯体コンクリート204の打設で深礎基礎206(躯体)を形成することが可能となる。したがって作業工程を簡略化することができ、作業に要する時間やコスト、労力を大幅に削減することが可能となる。
図4は、図1(b)の詳細図である。図4(a)は、図1(b)の主脚材22の下端近傍の拡大図であり、図4(b)は、図4(a)を上方から観察した状態を示す図である。上述したように、本実施形態では、ライナープレート12へ梁材202を取り付け、かかる梁材202に主脚材22を支持させる。梁材202としては、図4(a)ではI字鋼を例示している。ただし、これに限定するものではなく、両端をライナープレート12に取付可能な部材であれば、他の部材を用いることも可能である。
図5は、ライナープレート12への梁材202の取付方法を説明する図である。ライナープレート12は波板であり、梁材202を取り付けるための構造は用意されていない。そこで図5(a)に示す例では、ライナープレート12の上部および下部に形成されたフランジ12a・12bに、断面がコの字状の取付金具302をボルト304a・304bによって固定している。そして、この取付金具302に梁材202をボルト304c・304dによって固定することにより、かかる取付金具302を介して梁材202がライナープレート12に取り付けられる。
図5(b)では、ライナープレート12の内側面に、プレート状の取付プレート306を溶接(溶接のビードをハッチングにて図示している)によって固定している。そして、この取付プレート306に梁材202をボルト304e・304fで固定することにより、かかる取付プレート306を介して梁材202がライナープレート12に取り付けられる。
図5(c)では、梁材202の端部およびライナープレート12にボルト304gを貫通させ、掘削孔10(図1(a)参照)のグラウト300にボルト304gを埋め込んでいる。このように、ライナープレート12への梁材202の取付には様々な方法を用いることが可能である。
図6は据付ブロック200の詳細図である。図6(a)は据付ブロック200を上方から観察した斜視図であり、図6(b)は据付ブロック200を下方から観察した斜視図である。なお、理解を容易にするために、図6(a)および(b)では主脚材22を仮想線にて図示している。
図4(a)および(b)に示すように、本実施形態の据付方法では、梁材202の幅方向の中央に、主脚材22の下端を位置決めする据付ブロック200を配置する。かかる据付ブロック200は、梁材に対して主脚材22の位置を調整する部材である。
詳細には、図6(a)および(b)に示すように、据付ブロック200は、板状の据付架台210を含んで構成される。据付架台210の上面には、L字状の固定ボルト保持部222a・222b・222cが設けられている。固定ボルト保持部222a〜222cはそれぞれ、主脚材22を固定する主脚材固定ボルト220a・220b・220cを、据付架台210の上面と平行に進退する姿勢で保持する。これにより、据付架台210の上面に主脚材固定ボルト220a〜220cが配置される。
上記構成によれば、3つの主脚材固定ボルト220a〜220cを回して進退させることによって、かかる主脚材固定ボルト220a〜220cを主脚材22の下端部に3方向から突き当てることができる。これにより、主脚材固定ボルト220a〜220cによって主脚材22を挟みこむことで、据付架台210に対して主脚材22が固定される。
なお、上記主脚材固定ボルト220a〜220cを進退させることによって、主脚材22の水平位置を微調整することも可能であるが、本実施形態では、主脚材固定ボルト220a〜220cは原則として主脚材22の固定に用いる。主脚材22の位置出しをする際には、掘削孔10の上方から下げ振りによって据付架台210の位置決めをする。主脚材22の下端を下げ振りによって位置決めするのは、主脚材22がじゃまになるために困難である。
また図6(a)に示すように、据付架台210には、穴260a・260b・260c・260dが形成されていて、この穴260a〜260dに、据付架台210を支持する複数本(本実施形態では4本を例示)のネジ式の支柱230a・230b・230c・230dがそれぞれ挿通される。支柱230a〜230dの下端は、それぞれ溶接によって梁材202に固定されている。これにより、据付架台210に固定された主脚材22が梁材202に固定される。
なお、本実施形態では、支柱230a〜230dの下端を溶接によって梁材202に固定する構成を例示したが、これに限定するものではない。例えば、支柱を取り付けるためのナットを溶接したり、梁材202に穴をあけてネジを切ったりすることにより、支柱230a〜230dを梁材202に固定することも可能であるし、他の方法を用いることも当然にして可能である。
ここで本実施形態では、据付架台210の穴260a〜260dの径を支柱230a〜230dの径よりも大きくしている(いわゆるバカ穴)。これにより、据付架台210を、穴260a〜260dの範囲内で支柱230a〜230dに対してずらすことができる。したがって、据付架台210ひいては据付ブロック200の左右方向の位置を容易に調整することができ、据付ブロック200に固定される主脚材22の位置決めを正確に行うことが可能となる。
図6(b)に示すように、支柱230a〜230dには、据付架台210の下側に配置された高さ調整ナット240a・240b・240c・240dが螺合されている。これらの高さ調整ナット240a〜240dと据付架台210との間には、下側ストッパ242a・242b・242c・242dがそれぞれ配置されている。
また図6(a)に示すように、支柱230a〜230dには、据付架台210の上側に配置された固定ナット250a・250b・250c・250dが螺合されている。これらの固定ナット250a〜250dと据付架台210との間には、上側ストッパ252a・252b・252c・252dがそれぞれ配置されている。
上記構成によれば、下側の高さ調整ナット240a〜240dの位置を支柱230a〜230dに対して調節することにより、梁材202に対する据付架台210ひいては据付ブロック200の上下方向の位置(高さ)を調整することができる。このとき、下側ストッパ242a〜242dが配置されていることにより、穴260a〜260dの径が高さ調整ナット240a〜240dよりも大きくても、下側ストッパ242a〜242dに据付架台210が支持されることでその位置を規制することができる。
高さ調整ナット240a〜240dの位置を調整したら、下げ振りを用いて据付架台210の水平方向の位置を調整した後に、固定ナット250a〜250dを締め付ける。このとき、上側ストッパ252a〜252dが配置されていることにより、穴260a〜260dの径が固定ナット240a〜240dより大きくても、その位置を規制し、穴260a〜260dへの入り込みを防ぐことができる。
上記説明したように、本実施形態のように梁材202に据付ブロック200を設置することにより、据付ブロック200の据付架台210の位置を正確に定めることで、梁材202に対する主脚材22の位置決めを正確且つ容易に行うことができる。したがって、主脚材22の位置決め時の作業効率を高めることができ、作業員の労力および作業時間を大幅に削減することが可能となる。
なお、本実施形態では、据付ブロック200が3本の主脚材固定ボルト220a〜220c、および4本の支柱230a〜230dを備える構成を例示したが、それらの数は例示にすぎず、適宜変更することが可能である。その場合、それらを固定する部材、またはそれらに固定される部材の数も当然にして変更される。たとえば主脚材22が鋼管である場合には、主脚材固定ボルト220a〜220cに代えて円柱や円筒を設置しておくのが好ましい。
また本実施形態では、上側ストッパ252a〜252dおよび下側ストッパ242a〜242dを設ける構成を例示したが、これにおいても限定するものではない。すなわち穴260a〜260dの径がワッシャの径より小さい場合にはストッパは必ずしも必要ではない。
図7は、主脚材22の据付位置の位置決め手順について説明する図である。図7(a−1)〜(a−6)は、従来の主脚材22の据付位置の位置決め手順について例示する図であり、図7(b−1)〜(b−4)は、本実施形態の主脚材22の据付位置の位置決め手順について説明する図である。
図7(a−1)に示すように、従来の手順では、まず上述したように1回目に打設した躯体下部コンクリート16(図2(d)参照)にブロック20を設置する。そして、図7(a−2)に示すように、ブロック20の上に鉄板40を配置する。このとき、鉄板40の枚数や鉄板40の厚みを変えることにより、主脚材22の高さ方向の位置を調節する。
鉄板40によって主脚材22の高さ方向の位置を調節したら、図7(a−3)に示すように、ブロック20に対する主脚材22の水平方向の位置を下げ振りによって決定し、目印となるポンチマーク42a、42bを鉄板40に打刻する。ポンチマーク42aは脚材の角の位置を示し、位置決めマーク42bは塔芯方向を示している。そして、図7(a−4)に示すように、鉄板40上のポンチマーク42a、42bに併せて主脚材22を配置する。
このとき、主脚材22はクレーン(不図示)によって吊り下げされた状態で配置されるため、ポンチマーク42a、42bに対して数mm〜数cm程度、位置がずれてしまう。そこで図7(a−5)に示すように、作業員は、主脚材22と鉄板40との間にバール50を挟み、主脚材22の位置をポンチマーク42a、42bに合うように調整する。大きさにもよるが、主脚材22は100kg〜2t程の重量を有するため、これを作業員による人力で位置調整するとなると、多大な労力を要していた。その後、図7(a−6)に示すように主脚材22の下端を鉄板40に溶接することにより、鉄板40を介して主脚材22がブロック20に固定される。
上記説明したように、従来の手順では、図7(a−5)に示す鉄板40(ブロック20)に対する主脚材22の位置調整が必要となり、作業員にとって大きな負担となっていた。またこのような力作業には広くて強い足場が必要である。
そこで本実施形態では、図6(a)に示すように、板状の据付架台210に、かかる据付架台210に対して主脚材22を位置決めする位置決めマーク212a・212bをあらかじめ形成している。位置決めマーク212aは脚材の角の位置を示し、位置決めマーク212bは塔芯方向を示している。本実施形態の手順では、まず図7(b−1)に示すように、据付ブロック200(図6参照)の支柱230を梁材202に固定し、図7(b−2)に示すように支柱230に据付架台210を取り付ける。このとき、既に説明したように、支柱230に対する高さ調整ナット240a〜240d(図6(b)参照)の位置を調節することにより、梁材202に対する据付架台210ひいては主脚材22の高さ方向の位置を調整することができる。
据付架台210を支柱230に取り付けたら、図7(b−3)に示すように、下げ振りによって定められた主脚材22の水平方向の位置と位置決めマーク212a・212bの位置が合うように据付架台210の位置を調整する。この位置調整作業は、軽量な板状の据付架台210をずらすだけであるから、主脚材22をずらすことに比べれば極めて軽作業である。そして、図7(b−4)に示すように、主脚材22を据付架台210に配置する。
上記説明したように、本実施形態の手順によれば、主脚材22の高さ方向位置は、高さ調整ナット240a〜240dによって据付架台210の高さを調整することにより調節することができる。また主脚材22の水平方向の位置は、下げ振りによって決定した位置に据付架台210の位置決めマーク212a・212bを合わせることにより調節することができる。すなわち本実施形態の手順では、据付架台210の位置を高さ方向および水平方向に調節することにより、主脚材22の位置を調整することができる。したがって、従来主脚材22の位置決め作業に要していた労力を大幅に軽減することができ、その作業効率ひいては主脚材据付作業全体の作業効率の向上を図ることが可能となる。
図8は、据付ブロックの他の例を説明する図である。図6(a)に示す据付ブロック200では、据付架台210に形成される穴260a〜260dは丸穴であった。これに対し、図8に示す据付ブロック200aでは、据付架台210aに形成される穴262を、据付架台210aの中心を軸とする円弧状の長穴としている。これにより据付架台210aは、支柱を挿通したままで大きく回転させることができる。したがって図6(a)の穴260a〜260dと同様の効果を得つつ、据付架台210aの水平方向での角度調整の自由度を高めることができる。
また図8に示す据付ブロック200aでは、図6(a)の主脚材固定ボルト220a・220cに代えて衝立224a・224cを設けている。このように、主脚材22の平面に当接する箇所については、ボルトのない衝立を用いることによっても、主脚材22を支持しつつその位置決めをすることが可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、鉄塔等の構造物の脚部を構成する主脚材を深礎基礎に据え付ける深礎基礎の主脚材据付方法として利用することができる。
10…掘削孔、12…ライナープレート、12a…フランジ、12b…フランジ、14…躯体鉄筋、16…躯体下部コンクリート、18…打継筋、20…ブロック、22…主脚材、24…柱体鉄筋、26…躯体上部コンクリート、28…柱体コンクリート、30…深礎基礎、200…据付ブロック、200a…据付ブロック、202…梁材、204…躯体コンクリート、206…深礎基礎、210…据付架台、210a…据付架台、212a…位置決めマーク、212b…位置決めマーク、220a…主脚材固定ボルト、220b…主脚材固定ボルト、220c…主脚材固定ボルト、222a…固定ボルト保持部、222b…固定ボルト保持部、222c…固定ボルト保持部、224a…衝立、224c…衝立、230…支柱、230a…支柱、230b…支柱、230c…支柱、230d…支柱、240a…高さ調整ナット、240b…高さ調整ナット、240c…高さ調整ナット、240d…高さ調整ナット、242a…下側ストッパ、242b…下側ストッパ、242c…下側ストッパ、242d…下側ストッパ、250a…固定ナット、250b…固定ナット、250c…固定ナット、250d…固定ナット、252a…上側ストッパ、252b…上側ストッパ、252c…上側ストッパ、252d…上側ストッパ、260a…穴、260b…穴、260c…穴、260d…穴、262…穴、300…グラウト、302…取付金具、304a…ボルト、304b…ボルト、304c…ボルト、304d…ボルト、304e…ボルト、304f…ボルト、304g…ボルト、306…取付プレート

Claims (4)

  1. 掘削孔の壁面に支保工を設置し、
    掘削孔の高さ方向の主脚材据付位置に、一方の壁面から対向する壁面にわたる梁材を前記支保工に取り付け、
    前記梁材に主脚材を支持させた状態で、
    基礎の躯体のコンクリートを一度に打設することを特徴とする深礎基礎の主脚材据付方法。
  2. 前記梁材の幅方向の中央に、前記主脚材の下端を位置決めする据付ブロックが配置されていて、
    前記据付ブロックは、前記梁材に対して前記主脚材の位置を調整可能であることを特徴とする請求項1に記載の深礎基礎の主脚材据付方法。
  3. 前記据付ブロックは、
    板状の据付架台と、
    前記据付架台の上面に設けられた主脚材固定ボルトと、
    前記据付架台を支持する複数本のネジ式の支柱と、
    前記支柱に螺合され前記据付架台の下側に配置される高さ調整ナットと、
    前記支柱に螺合され前記据付架台の上側に配置される固定ナットとを有し、
    前記据付架台に設けられ前記支柱を挿通する穴は、前記支柱よりも大幅に径が大きいか、または円弧状の長穴であることを特徴とする請求項1または2に記載の深礎基礎の主脚材据付方法。
  4. 前記板状の据付架台には、該据付架台に対して前記主脚材を位置決めする位置決めマークが形成されていることを特徴とする請求項3に記載の深礎基礎の主脚材据付据付方法。
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