本発明は、上述した欠点を克服する段ボール機を提供する目的に基づく。特に、非常に良好な印刷品質が達成することができ、非常に多様な材料ウェブが印刷することができる、段ボール機は、提供されるべきである。さらに、段ボール製造中に、印刷によって生成された印刷領域は、均一な品質であるべきである。印刷は、非常に経済的な方法で、実施可能であるべきである。さらに、対応する方法が提供されるべきである。
この目的は、独立請求項1及び17に特定された特徴による本発明にしたがって達成される。本発明の核心は、能動乾燥(active drying)の開始時間又は乾燥休止時間(drying idle-time)、つまり、能動乾燥のない期間が、材料ウェブに適用される少なくとも1つの印刷領域又は材料ウェブの印刷領域乾燥設備によって、時間的に、影響を受け又は可変であることである。これは、印刷領域進行時間(printed region progression time)又は少なくとも1つの印刷領域の進行時間に影響を及ぼす。特に、印刷及び/又は乾燥は、搬送される材料ウェブの場合に行われる。
印刷領域乾燥設備を介して材料ウェブに適用された少なくとも1つの印刷領域の乾燥開始(start of drying)まで、少なくとも1つの印刷領域は、好ましくは、乾燥に関して実質的に影響を受けないままである。
特に、印刷領域乾燥設備を介して材料ウェブに適用される少なくとも1つの印刷領域の乾燥開始は、印刷装置と印刷領域乾燥設備との間の距離を変化させることによって、及び/又は、印刷装置と印刷領域乾燥設備との間の材料ウェブによって移動される部分的な搬送経路を変化させることによって、及び/又は、印刷領域乾燥設備の乾燥能を変化させることによって、影響を受け得る。
印刷領域乾燥設備は、好ましくは、接続装置の上流側に配置される。
第1材料ウェブ出力装置が、少なくとも1つの材料ウェブローラを備える場合、有利である。第1材料ウェブ出力装置は、好ましくは接続装置として構成される。
印刷装置が、デジタル印刷装置として構成される場合、好都合である。他の公知の印刷装置は、代替として使用することができる。
少なくとも1つの印刷領域又は印刷は、好ましくは水性である。少なくとも1つの印刷領域は、好ましくは、少なくとも1つの色又はインクによって形成され、したがってモノクロ又は多色である。これは、例えば、少なくとも1つの文字、数字、他の記号、図形及び/又は写真を含む。少なくとも1つの印刷領域は、好ましくは、少なくとも1つの印刷されたモチーフを有する。少なくとも1つの印刷領域は、材料ウェブの少なくとも1つの2次元領域を覆う。少なくとも1つの印刷領域は、完成した段ボール(ウェブ)の外側から見える場合、好ましい。印刷された材料ウェブは、好ましくは、完成された段ボール(ウェブ)で、外部積層ウェブ又はカバーウェブである。あるいは、印刷される材料ウェブは、多層である。
1つの好ましい実施形態によれば、段ボールウェブは、したがって、両側の外部に、印刷され、乾燥される。好ましい形態では、材料ウェブ及び/又は少なくとも1つのさらなる材料ウェブは、無端である。少なくとも1つのさらなる材料ウェブは、好ましくは多層である。好ましくは、それは、少なくとも1つの波付きウェブ及び少なくとも1つのカバーウェブを有する段ボールウェブである。
接続装置は、好ましくは、印刷された材料ウェブ及び少なくとも1つのさらなる材料ウェブの接着のための接着装置として構成される。
完成された段ボールウェブは、好ましくは、3層又は5層の段ボールウェブである。
ここで使用される表現「下流」は、特に、それぞれのウェブの搬送方向に関する。これは、類似の用語のために類推によって適用される。
本発明のさらなる有利な展開は、従属請求項に記載される。
従属請求項2に係る実施形態は、実質的に、印刷された又は印刷される材料ウェブの材料ウェブ搬送速度が異なる又は可変の場合に、安定した印刷結果又は安定した印刷品質を可能にする。この材料ウェブの可変の材料ウェブ搬送速度は、このようにして、特に良好に補償される。したがって、色受容は、異なる材料ウェブ搬送速度で、非常に良好に安定させることができる。
例えば、印刷された材料ウェブの比較的速い材料ウェブ搬送速度では、材料ウェブの遅延乾燥(delayed drying)が、印刷領域乾燥設備を通して、時間補償のために、行われる。例えば、印刷された材料ウェブの比較的遅い材料ウェブ搬送速度では、材料ウェブの促進乾燥(accelerated drying)が、印刷領域乾燥設備を通して、時間補償のために、行われる。
情報処理装置は、好ましくは、電子情報処理装置である。
印刷領域乾燥設備が、少なくとも1つの印刷領域の乾燥開始に影響を与えるために、材料ウェブの材料ウェブ搬送経路に沿って、少なくとも部分的に変位可能である場合、有利である。
この実施形態は、特に機能的に安全で単純である。印刷領域乾燥設備は、例えば、その全体又は一部において変位可能である。好ましくは、少なくとも1つの対応する変位装置(displacement device)、例えば、モータ、作動装置、ピストンシリンダーユニット、又は類似物等が、この目的のために存在する。特に、材料ウェブ中間搬送経路の変化は、材料ウェブ搬送速度を介して行われる。
従属請求項3に係る実施形態は、少なくとも1つの印刷領域の乾燥開始の、特に単純で機能的に安全な影響を再び可能にする。
特に、従属請求項4に係る第1乾燥装置は、少なくとも1つの印刷領域から、含まれる水の少なくとも大部分を抽出するように構成される。好ましくは、第1乾燥装置は、印刷された材料ウェブ及び/又はこれに適用された少なくとも1つの印刷領域を、好ましくは60℃〜120℃に加熱する。熱乾燥と、したがって、少なくとも1つの印刷領域の少なくとも部分的な除湿が、有利には行われる。特に、少なくとも1つの印刷領域の粘度及び色粘度(colour viscosity)は、これに関連して、増加する。例えば、過剰の階調値(tonal value)の増加、又は、過剰のドットゲイン(dot gain)、又は、少なくとも1つの印刷領域における少なくとも1つの色の過剰のブロッティング(blotting)は、このようにして効果的に防止され得る。特に、少なくとも1つの第1乾燥ユニットは、隣接して延在する印刷された材料ウェブの搬送方向に垂直に延在する。第1乾燥装置は、好ましくは、乾燥開始に影響を与えるために、印刷装置に関連して変位可能であり、第1乾燥装置は、好ましくは、印刷された材料ウェブに沿って変位可能である。
第1乾燥ユニットが、スポットライト装置、特に赤外線スポットライト装置として構成される場合、有利である。
従属請求項6に係る第1乾燥装置は、特に高い乾燥能を有する。第1乾燥ユニットは、印刷された材料ウェブの搬送方向に関して互いの下流側に配置される。
従属請求項7に係る第1乾燥装置は、特に可撓性であり、例えば、特にその変位の場合に、印刷された材料ウェブの進行に続くことが非常に容易にできる。
従属請求項8によれば、例えば、上流側に配置された少なくとも1つの第1乾燥ユニットの乾燥能の低下は、これの下流側の第1乾燥ユニットの乾燥能の相応する増加をもたらす。好ましくは、第1乾燥装置の全体的な乾燥能は、一定のままである。
好ましくは、特に個別の工程で行われる第1乾燥ユニットの物理的変位に加えて、又は、これに代わるものとして、個々の第1乾燥ユニット間の乾燥能の、少なくとも部分的な移動(transfer)、又は、変位による印刷領域進行時間の微調整も、この目的のために可能である。例えば、少なくとも1つの第1乾燥ユニットの出力を増加させ、増加した出力の第1乾燥ユニットを基準として、印刷装置に対して、より小さい搬送距離を備える、少なくとも1つのさらなる第1乾燥ユニットの出力の同時低減(simultaneous reduction)を通して、印刷領域進行時間は、長くなる。これは、好ましくは、比較的速い材料ウェブ搬送速度で行われる。対照的に、乾燥能の、少なくとも部分的な移動、又は、ちょうど逆の変位は、印刷領域進行時間の短縮を可能にする。好ましくは、第1乾燥装置の全体的な乾燥均一化(drying equation)は、一定のままである。
従属請求項8〜12によれば、第1乾燥装置の乾燥能の変位は、乾燥開始又は印刷領域進行時間の変化に影響を及ぼすため、第1乾燥装置内で又は第1乾燥ユニットの間で行われる。
乾燥能は、乾燥される材料ウェブの搬送方向に関して、いずれの場合でも、上流側及び下流側に配置された第1乾燥ユニットの間で、変位可能である。特に、印刷領域乾燥設備内の材料ウェブ搬送経路に沿って、変位可能である。
好ましくは、従属請求項12によれば、材料ウェブ搬送速度が低下する場合に、下流側に配置された第1乾燥ユニットの乾燥能は、特に、連続的に、その上流側に配置された少なくとも1つの第1乾燥ユニットに変位され、それは、低減された乾燥能を有する第1乾燥ユニット比較して、印刷装置に関してより短い搬送距離を有する。
従属請求項13によれば、温度測定センサは、材料ウェブで、そこを支配する温度を測定するために、第1乾燥ユニットに関連付けられる。好ましくは、温度測定センサは、第1乾燥ユニット間で、材料ウェブの温度を実質的に測定する。このために、第1乾燥ユニットは、例えば、第1乾燥ユニットの入口側及び/又は出口側に配置される。好ましくは、温度測定センサは、材料ウェブの上側で温度を測定する。従属請求項14に係る実施形態は、特に効果的な又は誤差のない第1乾燥ユニットの乾燥能の変位を可能にする。特に、電源入力と材料ウェブの加熱との間の非線形は、考慮に入れられ、このようにそれぞれ補償され得る。したがって、特に、以後の制御が可能である。
印刷装置と第1乾燥装置との間に存在する材料ウェブの材料ウェブ中間搬送経路が、少なくとも1つの印刷領域の乾燥開始に影響を及ぼすために、その長さにおいて可変である場合に、好都合である。この実施形態は、材料ウェブ中間搬送経路の有効長を変化させることによって、材料ウェブに適用される少なくとも1つの印刷領域の乾燥開始の特に効果的な影響をもたらす。この目的のために、印刷装置及び/又は第1乾燥装置は、好ましくは、互いに関して少なくとも部分的に変位可能である。代替的にまたは追加的に、材料ウェブ中間搬送経路の長さは、印刷された材料ウェブを偏向させる少なくとも1つの偏向ローラの変位を通して、及び/又は、印刷された材料ウェブの少なくとも1つの自由に懸架されたウェブループ(web loop)の変化を通して、影響を受けることができる。
材料ウェブの自由走行を通して、第1乾燥ユニットの間で、すなわち、好ましい方法で、材料ウェブの覆いをなしで、及び/又は、空気による能動換気(active ventilation)を通して、冷却が行われる場合、有利である。
従属請求項15に係る第2乾燥装置は、好ましくは、完全に又はほぼ完全に、少なくとも1つの印刷領域の乾燥を、特に、適用される周囲空気の対流を通して、達成することができる。
第2乾燥装置が、蒸気加熱式又はガス燃焼式である場合、好都合である特に、第2乾燥装置は、少なくとも1つの印刷領域から残留液体印刷構成要素(residual liquid printing component)、又は、インク構成要素(ink component)を抽出することができる。第2乾燥装置の下流側には、少なくとも1つの印刷領域の損傷へのこの誘導なしで、印刷された材料ウェブの印刷側の偏向が、好ましくは可能である。
少なくとも1つの第2乾燥ユニットが、熱風乾燥ユニットとして構成される場合に、有利である。
第2乾燥ユニットのいくつかは、好ましくは存在し、第2乾燥ユニットは、材料ウェブ搬送経路に沿って、互いに隣接して配置される。この実施形態は、非常に高い乾燥能を有する第2乾燥装置をもたらす。第2乾燥ユニットは、印刷された材料ウェブの搬送方向に関して、互いの下流側に配置される。
従属請求項16に係る少なくとも1つの案内装置は、好ましくは、印刷された材料ウェブの歪みを防止する。印刷された材料ウェブの自由な懸架(suspension)は、したがって、特に効果的な方法で回避することができる。
第1案内ユニットが、従属請求項16に係る印刷された材料ウェブを、搬送方向に、上から下に案内する場合に、有利である。
第1案内ユニットが、少なくとも領域内で湾曲して延在し、及び/又は、互いに向かって傾斜した案内領域を有する場合、有利である。この実施形態は、印刷された材料ウェブの特に効果的な案内をもたらす。特に、ヒンジ式に互いに接続された第1乾燥ユニットを通して、第1乾燥装置は、それが、ある程度まで、後者から距離を保って変位されたとき、印刷された材料ウェブに続くことができ、特に効果的で、安定した、均一な乾燥をもたらす。
好ましくは、案内装置は、少なくとも1つの案内ローラを備え、少なくとも1つの案内ローラは、好ましくは、材料ウェブの張力に影響を及ぼすために、駆動され及び/又は制動され得る。少なくとも1つの案内ローラを通して、印刷された材料ウェブのウェブ張力は、特に、効果的な方法で影響を受け、それの自由な懸架は、最小限にされ又は防止され得る。
いくつかの案内ローラが、印刷領域乾燥設備に存在する場合に、有利である。印刷された材料ウェブの支持のための支持プレートのような少なくとも1つの支持要素は、好ましくは、隣接する案内ローラの間に配置される。
コロナ予備処理装置(corona pre-treatment device)が印刷された材料ウェブの予備処理のために、印刷装置の上流側に存在する場合、好都合である。この実施形態は、特に良好な印刷品質を達成する。これに関連して、印刷される材料ウェブの表面エネルギーが、コロナ予備処理によって、公知の方法で、影響を受ける。最初は、これは、特に、より高いドットゲイン及び2次元印刷画像要素における均一化をもたらし、特に、印刷画像における乱雑な構造効果と長手方向のストライプの両方が、可変の乾燥開始と組み合わせて、より速い乾燥の可能性によって効果的に低減され得る。
本発明によれば、材料ウェブに適用される少なくとも1つの印刷領域の乾燥開始は、例えば、少なくとも部分的な、印刷領域乾燥設備の物理的変位及び/又は印刷領域乾燥設備の電気的な乾燥能の少なくとも部分的な変位を通して、影響を受けることができるということが、認められる。
請求項1を参照する従属請求項2〜16も、独立請求項17の主題とすることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態は、添付の図面を参照して、例として説明する。
まず、図1に示されるように段ボール機は、片面に積層された無端の段ボールウェブを製造する設備を備える。
第1接続装置2と第2接続装置3は、片面に積層された無端の段ボールウェブを製造する設備1の上流側に配置されている。
第1接続装置2は、開放端の第1材料ウェブ4の第1材料ウェブローラ5からの展開のための第1展開ユニット6と、開放端の第2材料ウェブの第2材料ウェブローラ7からの展開のための第2展開ユニット8と、を備える。開放端の第1材料ウェブ4及び第2材料ウェブは、図示されていない第1接続装置2の接続及び切断ユニットによって、無端の第1材料ウェブ9を提供するために、互いに接続される。
第2接続装置3は、第1接続装置2に対応して構成される。これは、開放端の第3材料ウェブ10の第3材料ウェブローラ11からの展開のための第3展開ユニット12と、開放端の第2材料ウェブの第4材料ウェブローラ13からの展開のための第4展開ユニット14と、を備える。開放端の第3材料ウェブ10及び第4材料ウェブは、図示されていない第2接続装置3の接続及び切断ユニットによって、無端の第2材料ウェブ15を提供するために、互いに接続される。
無端の第1材料ウェブ9は、加熱ローラ16及び第1偏向ローラ17を介して、片面に積層された無端の段ボールウェブを製造する設備1に供給され、一方、無端の第2材料ウェブ15は、第2偏向ローラ18を介して、片面に積層された無端の段ボールウェブを製造する設備1に供給される。
無端の第2材料ウェブ15から、波形を備える無端の波付きウェブ19を生成するために、片面に積層された無端の段ボールウェブを製造する設備1は、回転可能に取り付けられた第1波形成形ローラ20と回転可能に取り付けられた第2波形成形ローラ21とを備える。波形成形ローラ20,21は、無端の第2材料ウェブ15の波形及び通路のためのローラギャップ(roller gap)を形成し、2つの波形成形ローラ20,21の回転軸は、互いに並行に延びる。一緒になって、波形成形ローラ20,21は、波形成形ユニットを形成する。
無端の波付きウェブ19を無端の第1材料ウェブ9に接続し、片面に積層された段ボールウェブ22を形成するために、片面に積層された無端の段ボールウェブを製造する設備1は、接着剤付与ユニット23を備え、それは、接着剤投与ローラ24と、接着剤容器(図示せず)と、接着剤塗布ローラ25とを備える。無端の波付きウェブ19の通路と接着のため、接着剤塗布ローラ25は、ギャップを第1波形成形ローラ20に形成する。接着剤容器に配置された接着剤は、接着剤塗布ローラ24を介して、無端の波付きウェブ19の波形の先端に塗布される。接着剤投与ローラ24は、接着剤塗布ローラ25と接触して配置され、接着剤塗布ローラ25上に均一な接着層の形成のために機能する。
次に、無端の第1材料ウェブ9は、片面上に積層された無端の段ボールウェブ22を製造する設備1において接着剤容器からの接着剤を備えた無端の波付きウェブ19と一緒に取り付けられる。
接着剤を備える無端の波付きウェブ19に対する無端の第1材料ウェブ9を押し付けるために、それは、次に、第1波形成形ローラ20と領域内で接触し、無端の段ボールウェブを製造する設備1が押圧モジュール26を有する。押圧モジュールは、好ましくは、押圧ベルトモジュールとして実施される。それは、第1波形成形ローラ20の上に配置される。押圧モジュール26は、2つの偏向ローラ27と、偏向ローラ27の周りに案内される無端の押圧ベルト28と、を有する。第1波形成形ローラ20は、偏向ローラ27の間に存在する空間に、領域内で係合し、それにより、押圧ベルト28は、第1波形成形ローラ20によって曲げられる。押圧ベルト28は、無端の第1材料ウェブ9を押し付け、それは、次に、第1波形成形ローラ20と接触して、接着剤を備えた無端の波付きウェブ19に押し付けられる。
片面上に積層された無端の段ボールウェブ22の中間貯蔵及び緩衝(buffering)のために、これは、貯蔵ユニット29に供給され、そこで、それは、ループを形成する。
さらに、段ボール機は、第3接続装置30を有し、それは、第5材料ウェブローラ32から開放端の第5材料ウェブ31の展開のための第5展開ユニット33と、第6材料ウェブローラ34から開放端の第6材料ウェブの展開のための第6展開ユニット35とを備える。開放端の第5材料ウェブ31と第6材料ウェブは、図示されていない第3接続装置30の接続及び切断ユニットによって、無端の第3材料ウェブ36を提供するために、互いに接続される。無端の第3材料ウェブ36は、生成される完成された段ボールウェブ上に外側カバーウェブを形成する。
無端の第3材料ウェブ36は、搬送方向48に材料ウェブ搬送経路44に沿って、搬送装置によって搬送される。搬送装置は、例えば、少なくとも1つのロール、ローラ、ベルト設備等を介して形成される。
無端の第3材料ウェブ36の搬送方向48に関して、デジタル印刷装置37は、第3接続装置30の下流側に配置される。無端の第3材料ウェブ36は、偏向ローラ38を介して、デジタル印刷装置37に供給される。デジタル印刷装置37において、無端の第3材料ウェブ36は、その外側39に印刷され、それによって、その後に、生成される段ボールウェブ又は完成された製品の外側を形成する少なくとも1つの印刷領域を形成する。
無端の第3材料ウェブ36の搬送方向48に関して、印刷領域乾燥設備40は、デジタル印刷装置37の下流側に配置され、それは、図2〜4に詳細に示される。印刷領域乾燥設備40は、デジタル印刷装置37に隣接して配置される。外側39に印刷された無端の第3材料ウェブ36は、その少なくとも1つの印刷領域を乾燥するために、印刷領域乾燥設備40に供給される。
印刷領域乾燥設備40は、入力41及び、入力41の下流側に配置される出力42を有する。
印刷領域乾燥設備40は、入力41に隣接して配置される予備乾燥装置45と、予備乾燥装置45の下流側に配置される乾燥装置46とを備える。
予備乾燥装置45とデジタル印刷装置37との間には、材料ウェブ中間搬送経路43が存在し、それは、無端の第3材料ウェブ36の材料ウェブ搬送経路44の一部である。
予備乾燥装置45は、数個、望ましくは2〜10個、好ましくは3〜7個の予備乾燥ユニット47を備え、それは、隣接した無端の第3材料ウェブ36の搬送方向48に垂直に延在し、搬送方向48で、互いに隣接して配置される。好ましいい実施形態によれば、5個の予備乾燥ユニット47が存在する。予備乾燥ユニット47は、少なくとも、少なくとも1つの印刷領域に亘って、好ましくは、無端の第3材料ウェブ36の全体の幅に亘って搬送方向48に垂直に延在する。予備乾燥ユニット47は、少なくとも1つの印刷領域又は無端の第3材料ウェブ36の外側39の方に面し、それに隣接して配置される。それらは、無端の第3材料ウェブ36の上方に配置される。個々の予備乾燥ユニット47は、好ましくは、ヒンジ49を介してヒンジ式に互いに接続され、そのヒンジ軸は、搬送方向48に垂直に延在する。
さらに、予備乾燥ユニット47は、空気供給管50aと廃空気管50bを有する。各予備乾燥ユニット47は、赤外線の透過のための赤外線(IR)スポットライトユニットとして構成される。
さらに、印刷領域乾燥設備40は、印刷領域乾燥設備40内で、無端の第3材料ウェブ36を案内するための案内装置51を有する。案内装置51は、次に、いくつかの第1案内ローラ53によって形成される、上流側の第1案内ユニット52を有する。第1案内ローラ53は、互いに平行して延び、搬送方向48に垂直に走る。それらは、無端の第3材料ウェブ36の下に配置される。第1案内ローラ53は、ベース又は土台に対して、異なった高さに配置される。入力41から開始して、無端の第3材料ウェブ36は、搬送方向48において、第1案内ユニット52で、その搬送の間、高さを失う。したがって、第1案内ユニット52は、無端の第3材料ウェブ36を入力41から斜め下方に案内する。特に、無端の第3材料ウェブ36は、第1案内ユニット52の端部を通過する仮想斜線54に関して、凸状案内経路を描く。あるいは、例えば、凹状案内経路が存在する。あるいは、水平に関して異なった傾斜を有する斜めの個別の案内領域が、第1案内ユニット52内に存在する。したがって、予備乾燥ユニット47も、個別の位置を有し、無端の第3材料ウェブ36に対する距離は、好ましくは、それぞれの場合において同じである。
予備乾燥装置45は、好ましくは、その全体において、搬送方向48に、及び、搬送方向48に反して、第1案内ユニット52に沿って、好ましくは、実質的に、全体の第1案内ユニット52に沿って、変位され、案内され得る。この目的のために、対応する作動装置94、モータ等が存在する。有利には、予備乾燥装置45は、この目的のために、スライドの方法で構成される。
乾燥装置46は、次に、互いに平行に延び、搬送方向48に垂直に走るいくつかの乾燥ユニット55を有する。各乾燥ユニット55は、熱風の発生及び放出のための熱風乾燥ユニットとして構成される。
案内装置51は、下流側の第1案内ユニット52に隣接する第2案内ユニット57を有する。第2案内ユニット57は、搬送方向48に垂直に、互いに平行に、延びるいくつかの第2案内ローラ58から形成される。第2案内ローラ58は、無端の第3材料ウェブ36が、実質的に、水平に、そこに延びるように配置される。より正確には、無端の第3材料ウェブ36は、第2案内ユニット47の端部を通過する水平59に関して凸状に延びている。これは、特に、第2案内ローラ58によって達成される。隣接する第2案内ローラ58は、いずれの場合にも、直線案内領域に広がる。
乾燥ユニット55は、そこに延在する無端の第3材料ウェブ36から実質的に一定の距離に配置され、そのため、全体として、後者も凸状の湾曲した経路を示す。
したがって、案内ユニット52,57間で、配置される角度Wは、20°〜60°の間、好ましくは、30°〜50°の間で存在する。
以下では、印刷領域乾燥設備40の機能は、その乾燥プロセスを参照して、より詳細に記載される。
少なくとも1つの印刷領域が印刷された無端の第3材料ウェブ36は、入力41を介して印刷領域乾燥設備40に入る。少なくとも1つの印刷領域は、依然として湿っている。入力41まで、少なくとも1つの印刷領域は、実質的に乾燥されていない。
図3に示されるように、予備乾燥装置45は、入力41に隣接して配置され、そのため、デジタル印刷装置37と予備乾燥装置45の間に存在する材料ウェブ中間搬送経路43又は能動乾燥なしの搬送経路は、最小限である。
無端の第3材料ウェブ36は、印刷領域乾燥設備40の上部で、第1案内ローラ53上に、配置され、そのため、第1案内ユニット52は、無端の印刷された第3材料ウェブ36を案内する。無端の第3材料ウェブ36は、案内ローラ53に対向して、無端の第3材料ウェブ36に隣接して配置された予備乾燥ユニット47の下方に案内され、これを通過する。
予備乾燥ユニット47は、赤外線を放射する。各予備乾燥ユニット47は、好ましくは、少なくとも1つの赤外線源(図示せず)を備え、それは、隣接する無端の第3材料ウェブ36の搬送方向48に垂直に延在し、又は、これに垂直に整列する。赤外線源は、特に、スポットライト又はランプとして構成される。透過された赤外線は、無端の第3材料ウェブ36の、少なくとも1つの印刷領域又は外側39に当たる。これに関連して、無端の第3材料ウェブ36の又は少なくとも1つの印刷領域の温度は、60°〜120°に上昇する。結果として達成される熱乾燥と少なくとも1つの印刷領域の関連する除湿は、少なくとも1つの印刷領域の色粘度における急上昇をもたらす。したがって、少なくとも1つの印刷領域の少なくとも1つの色の、過剰な明度の増加又は過剰なドットゲイン又は過剰なプロティングは、防止される。空気注入管50a及び廃空気管50b介して案内される空気の結果として、予備乾燥ユニット47は、作動中に効果的に冷却される。高い大気湿度を有する廃空気は、ファンによって発生した負圧によって乾燥領域から常に移動し、それは、より冷たい乾燥要素上に凝縮物の混乱形成(disturbing formation)を防止する。
これに続いて、少なくとも1つの印刷領域の又は印刷色の完全乾燥が、乾燥装置46で行われる。無端の第3材料ウェブ36は、乾燥ユニット55と第2案内ローラ58との間に案内される。それは、乾燥ユニット55上で、乾燥ユニット55の上方に案内され、それを超えて、隣接して案内される。
これに関連して、乾燥ユニット55からの熱風は、下方から、外側39上に、又は、少なくとも1つの印刷領域に案内される。したがって、乾燥は、供給された周囲空気の対流を通して行われ、それは、80℃と150℃の間の温度を提供する。したがって、残留液体インク構成要素(residual liquid ink component)は、少なくとも1つの印刷領域又はカラー層から抽出される。対流効果は、好ましくは、30m/s、理想的には、50m/sより速い熱風速度によって強化される。これに続いて、無端の第3材料ウェブ36は、出力42を介して、印刷領域乾燥設備40を出る。少なくとも1つの空気供給管62aと廃空気管62bは、乾燥ユニット55に熱風を供給し、除去するために、各乾燥ユニット55に関連付けられている。
無端の第3材料ウェブ36の材料ウェブ搬送速度に依存して、乾燥ユニット47は、ユニットとして一緒に案内され、搬送方向48に、又は搬送方向48と反対に移動する。
材料ウェブ中間搬送経路43を長くし、又は、印刷された無端の第3材料ウェブ36の乾燥開始を遅らせるために、予備乾燥装置45は、入力41に隣接する第1端部位置から開始して移動し、それは、図3に示されるように、無端の第3材料ウェブ36に沿って、実質的に離れている。
互いに個々の予備乾燥ユニット47のヒンジ式接続のため、予備乾燥装置45は、非常に柔軟で、したがって、その変位における湾曲した経路に続くことができ、それは、隣接する無端の第3材料ウェブ36の経路に実質的に対応する。
図4は、予備乾燥装置45の第2端部位置を示す。予備乾燥装置45は、入力41から遠ざかるように移動される、又は、これから距離を置いて配置される。予備乾燥装置45は、乾燥装置46に隣接して配置される。予備乾燥装置45は、端部位置の間で、中間位置を占めることもできる。
特に、無端の第3材料ウェブ36が、搬送方向48に増加する搬送速度で搬送されるとき、予備乾燥装置45が、乾燥装置46に向かう方向に、入力41から離れて移動される。特に、予備乾燥装置45は、印刷装置37と無端の第3材料ウェブ36の予備乾燥装置45との間の搬送時間が、同じ材料ウェブ及び同じ印刷で常に同じであるように移動される。したがって、無端の第3材料ウェブ36の材料ウェブ搬送速度は、情報処理装置95において考慮される。無端の第3材料ウェブ36の材料ウェブ搬送速度は、例えば、対応する速度測定センサを介して検出され得る。情報処理装置95は、予備乾燥装置45の対応する調整のために、信号を出力する。
逆に、無端の第3材料ウェブ36が、搬送方向48に遅い搬送速度で搬送されるとき、予備乾燥装置45が、乾燥装置46から、特に入力41に向かう方向に離れて移動する。特に、予備乾燥装置45は、印刷装置37と無端の第3材料ウェブ36の予備乾燥装置45との間の搬送時間が、同じ材料ウェブ及び印刷で常に同じであるように移動される。
予備乾燥装置45の乾燥能が、少なくとも1つの印刷領域の乾燥開始に影響を及ぼすために、さらに影響を受けることができる場合、有利である。無端の第3材料ウェブ36が、比較的増加した材料ウェブ搬送速度で搬送される場合、例えば、入力41に隣接して配置される予備乾燥ユニット47の乾燥能が、少なくとも低減されることが好ましい。この予備乾燥ユニット47の低減された乾燥能が、好ましくは、後続の予備乾燥ユニット47によって補償される。無端の第3材料ウェブ36が、比較的低減された材料ウェブ搬送速度で搬送される場合、例えば、入力41に隣接して配置される予備乾燥ユニット47の乾燥能は、増加されることが好ましい。この予備乾燥ユニット47の増加された乾燥能は、後続の予備乾燥ユニット47によって、好ましくは補償される。
上下に配置された2つの予備加熱ローラ67を備える予熱装置66は、貯蔵ユニット29及び印刷領域乾燥設備40の下流側に配置される。片面に積層された第1段ボールウェブ22と、印刷され、乾燥された無端の第3材料ウェブ36は、予熱装置66に供給され、その両方は、それぞれ、予備加熱ローラ67を、部分的に取り囲む。
接着剤槽に部分的に浸される接着ローラ69を有する接着ユニット68は、予熱装置66の下流側に配置される。片面に積層された段ボールウェブ22は、接着ローラ69に接触して配置され、したがって、接着剤槽から接着剤が提供される。
加熱プレート72を有する水平に延在する加熱テーブル71を備えるホットプレス装置70が、接着ユニット68の下流側に配置される。案内ローラ73を介して案内された押圧ベルト74は、加熱テーブル71に隣接して配置される。押圧ベルト74と加熱テーブル71との間には、押圧ギャップ(pressing gap)が構成され、それを通じて、片面に積層された接着された段ボールウェブ22と無端の印刷された第3材料ウェブ36が案内される。外側に印刷され、両側に積層された無端の段ボールウェブ75が、ホットプレス装置70の下流側に存在する。
折り目付け装置76と長手方向切断装置77は、ホットプレス装置70の下流側に配置される。折り目付け装置76と長手方向切断装置77は、長手方向切断/折り目付け装置77,76として、一体的に構成されている。折り目付け装置76は、第1折り目付けユニット78と第2折り目付けユニット79を備える。折り目付けユニット78,79は、それぞれ、段ボールウェブ75に関して、実質的に鏡像対称に配置される2つの工具台を有する。工具台は、旋回可能であり、そのため、折り目付け工具は、段ボールウェブ75と個別に係合して、これに折り目を付けることができる。
長手方向切断装置77は、第1長手方向切断ユニット80と第2長手方向切断ユニット81を備える。段ボールウェブ75の長手方向切断のために、長手方向切断ユニット80,81は、切断工具を備え、それは、工具キャリア(tool carrier)上に配置され、段ボールウェブ75と個別に切断係合(cutting engagement)することができ、搬送方向48に横方向に個別に変位することができる。長手方向切断装置77は、段ボールウェブ75をいくつかの段ボールサブウェブ82,83,84に長手方向切断するために役立つ。
横断切断装置85は、長手方向切断装置77の下流側に配置される。横断切断装置85は、ウェブの全体の幅に亘って延在する回転作動可能なブレード搬送ローラ86を備える。いくつかの支持ユニット87は、搬送方向48に垂直に、ブレード搬送ローラ86に対向して、並んで配置される。支持ユニット87は、ピストンシリンダーユニットにそれぞれ接続され、そのため、支持ユニット87は、搬送方向48に沿って個別に変位可能である。横断切断装置85は、形式の変更の場合に、段ボールウェブ75の部分的な横断切断のために役立つ。
分配ガイド88は、段ボールサブウェブ82,83,84の3つのレベルへの細分のために役立ち、横断切断装置85の下流側に配置される。
段ボールシート90を形成する段ボールサブウェブ82,83,84の横断切断のためのさらなる横断切断装置89は、分配ガイド88の下流側に配置される。
個々の印刷された段ボールシート90は、互いに、積み重ね装置91,92,93のそれぞれに、積み重ねられる。
以下では、印刷領域乾燥設備40の第2実施形態は、図5を参照して記載される。前の実施形態が参照される。同一の構造の構成要素は、前の実施形態の場合と同じ参照番号を与えられ、それに応じて、その記載が参照される。異なる構造であるが、似た機能の構成要素は、同じ参照番号に添え字「a」を付けている。
前の実施形態とは対照的に、印刷領域乾燥設備40は、案内ローラ53を有する第1案内ユニット52aを有する。ベルト、ストリップ、チェーン等のような無端の案内手段60は、互いに隣接して配置される案内ローラ53の周りに、それぞれの場合に案内される。少なくとも1つの案内ローラ53が、駆動され及び/又は制動され得る場合、有利である。案内ローラ53が、案内手段60を介して互いに直接的に又は間接的に同期され、そのため、案内ローラ53が、同時に滑りなく走行する場合、好ましい。好ましい1つの実施形態によれば、案内ローラ53は、作動装置ユニットを介して能動的に駆動され得る。案内手段60は、好ましくは、少なくとも印刷領域乾燥設備40aで、無端の第3材料ウェブ36の自由な懸架が防がれるように、駆動され及び/又は制動される。このようにして、ウェブの歪みは、最小にすることができる。支持プレート(図示せず)も、好ましくは、各案内ユニットの間に配置され、それは、印刷された無端の第3材料ウェブ36のさらなる支持を確実にする。
ヒンジ49を介する予備乾燥ユニット47のヒンジ式接続は、図5からはっきりと明らかである。予備乾燥ユニット47は、隣接する無端の第3材料ウェブ36の搬送方向48に延在する下方接続ロッド61を介して、互いに連結される。接続ロッド61は、各々、搬送方向48に沿ったその伸長を基準として、中央に、それぞれの予備乾燥ユニット47における無端の第3材料ウェブ36に隣接して接続される。ヒンジ軸は、搬送方向48に垂直に延びる。接続ロッド61の上方には、各予備乾燥ユニット47が、隣接する無端の第3材料ウェブ36の不均一な経路に続く不均一な走行軌道56a上を回転する少なくとも2つ走行ローラ56を担持する。
以下では、印刷領域乾燥設備40の第3実施形態が、図6を参照して説明される。同一の構成要素は、同じ参照番号が与えられている。異なる構造であるが、似た機能の部品は、同じ参照番号に添え字「b」を付けている。
前の実施形態とは対照的に、全体の印刷領域乾燥設備40bは、材料ウェブ中間搬送経路43が変化するように、移動可能である。これに関連して、予備乾燥装置45bは、好ましくは、乾燥装置46bに関して不動である。好ましくは、予備乾燥装置45bと乾燥装置46bは、組み合わされてユニットを形成し、好ましくは、第1案内ユニット52の全体の長さに亘って延在される。
以下では、段ボール機のさらなる実施形態が、図7を参照して説明される。
第1実施形態と対照的に、コロナ予備処理装置63が、デジタル印刷装置37に隣接して、これの上流側に配置される。コロナ予備処理装置63は、図8に詳細に示され、コロナ担持ローラ64と、これに隣接して配置される少なくとも1つの電極65を備える。無端の第3材料ウェブ36は、コロナ担持ローラ64の周りに案内される。ここで、無端の第3材料ウェブ36は、コロナ担持ローラ64と少なくとも1つの電極65によって形成されるギャップを通して延びている。
コロナ予備処理装置63を通して、印刷された無端の第3材料ウェブ36の外側39は、電気コロナ放電に曝され、その表面の酸化をもたらす。これは、処理された無端の第3材料ウェブ36の場合に特に実施される。これにより、カラーアプリケーション(colour application)におけるドットゲイン又は印刷が高くなる。印刷色の接着性は、このようにして、さらに改善される。
以下では、印刷領域乾燥設備の第4実施形態が、図9を参照して説明される。同一の構成要素は、同じ参照番号が付されている。異なる構造であるが、似た機能である部品は、同じ参照番号に添え字「c」を付している。
上述の印刷領域乾燥設備とは対照的に、印刷領域乾燥設備40cは、複数の温度測定センサ96を有する。温度測定センサ96は、印刷された材料ウェブ36の上側に隣接して配置され、材料ウェブ36で、そこを支配する温度を測定する。それらは、実質的に、予備乾燥ユニット47の間で、そこを走行している印刷された材料ウェブ36の温度を測定する。好ましくは、予備乾燥ユニット47は、材料ウェブ36の搬送方向に関してその出口側に、少なくとも1つの温度測定センサ96を設けられる。
温度測定センサ96は、情報処理装置95と信号接続される。したがって、情報処理装置95は、対応する温度信号を温度測定センサ96から受信し、前記信号は、印刷された材料ウェブ36の、そこを支配する検出温度を表す。必要に応じて、情報処理装置95は、少なくとも1つの予備乾燥ユニット47又は予備乾燥ユニット45を、その全体において、材料ウェブ36の乾燥プロセスに適用し、又は、所望の温度から偏差を低減するように、作動させる。
それぞれの実施形態の相互の組み合わせが可能である。