JP2017093323A - 歩行型田植機 - Google Patents

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大井 幸和
Yukikazu Oi
幸和 大井
茂雄 福島
Shigeo Fukushima
茂雄 福島
順子 小林
Junko Kobayashi
順子 小林
孝式 清水
Takanori Shimizu
孝式 清水
松村 哲也
Tetsuya Matsumura
哲也 松村
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    • A01C11/00Transplanting machines
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Abstract

【課題】歩行型田植機において、小さな植付条間となるように植付アームを機体の後部に左右方向に並べて配置した場合、右(左)の車輪の右隣(左隣)の植付条を右(左)の車輪の通過跡から適切に離す。【解決手段】平面視で車輪8のラグ部8dの支持ケース7側の端部8eが、車輪8の車軸部8aよりも支持ケース7側に位置するように構成する。支持ケース7のパイプ部36のフランジ部36aと、支持ケース7の前ケース35の連結部35aとにおいて、平面視で連結部35aの左右中央CL2に対して、パイプ部36の左右中央CL1が機体中央側に位置する。【選択図】図3

Description

本発明は、走行用の右及び左の車輪を備えた歩行型田植機に関する。
歩行型田植機では、特許文献1に開示されているように、以下のように構成されたものがある。
機体の前部にミッションケース(特許文献1の図1及び図2の21)が備えられて、ミッションケースの右部(左部)に、パイプ状の右(左)の支持ケース(特許文献1の図1及び図2の10)が、左右方向の横軸芯周りに上下に揺動自在に支持されて後側に延出されている。
右の支持ケースの後端部の右部に走行用の右の車輪(特許文献1の図1及び図2の1)が回転自在に支持され、左の支持ケースの後端部の左部に走行用の左の車輪(特許文献1の図1及び図2の1)が回転自在に支持されている。
特開2006−238824号公報
歩行型田植機では、苗のせ台から苗を取り出して田面に植え付ける植付アームが、機体の後部に左右方向に並べて配置されており、車輪の通過跡から左右方向に離れた位置に、植付アームが苗を植え付けるように構成されている。
この場合、隣接する植付条(植付アームにより田面に植え付けられる苗の機体の進行方向に沿った列)の間隔である植付条間は、例えば300mmというように大きなものに設定されている。
近年では、例えば植付条間が250mmというように、小さな植付条間となるように苗を植え付ける要望が出てきている。
これによって、小さな植付条間となるように植付アームを機体の後部に左右方向に並べて配置すると、車輪の通過跡に近い位置に植付アームが苗を植え付けるような状態になることがある(右の車輪の右隣の植付条が右の車輪の通過跡に接近した状態になることがあり、左の車輪の左隣の植付条が左の車輪の通過跡に接近した状態となることがある)。
この場合、車輪の通過跡は荒れているので、前述のように車輪の通過跡に近い位置に植付アームが苗を植え付けると、植付後に苗が倒れる可能性がある。
本発明は、歩行型田植機において、小さな植付条間となるように植付アームを機体の後部に左右方向に並べて配置した場合、右の車輪の右隣の植付条を右の車輪の通過跡から適切に離し、左の車輪の左隣の植付条を左の車輪の通過跡から適切に離すことができるように構成することを目的としている。
[I]
(構成)
本発明の第1特徴は、歩行型田植機において次のように構成することにある。
機体の前部にミッションケースが備えられ、
前記ミッションケースの右部及び左部に、左右方向の横軸芯周りに上下に揺動自在に支持されて後側に延出された右及び左の支持ケースが備えられて、前記右の支持ケースの後部の右部に走行用の右の車輪が回転自在に支持され、前記左の支持ケースの後部の左部に走行用の左の車輪が回転自在に支持されており、
前記右及び左の支持ケースに、前記ミッションケースに揺動自在に支持された前ケースと、前記前ケースに連結されて後側に延出されたパイプ部と、前記パイプ部の後部に連結されて前記右及び左の後輪を回転自在に支持する後ケースとが備えられており、
前記右及び左の車輪に、前記後ケースに回転自在に支持された車軸部と、前記車軸部に連結されて前記車輪の半径方向外側に延出されたスポーク部と、前記スポーク部の外端部に連結されたリング状のリム部と、前記リム部よりも幅広で前記リム部に連結されたラグ部とが備えられて、平面視で前記ラグ部の前記支持ケース側の端部が、前記車軸部よりも前記支持ケース側に位置しており、
前記パイプ部が断面四角形状の角パイプ状に構成されて、前記パイプ部の前記車輪側の側面が上下方向に沿うように、前記パイプ部が配置され、
前記パイプ部のフランジ部と、前記フランジ部が連結される前記前ケースの連結部とにおいて、平面視で、前記連結部の左右中央に対して、前記パイプ部の左右中央が機体中央側に位置するように、前記フランジ部が前記連結部に連結されている。
(作用及び発明の効果)
[I]−1
歩行型田植機において、小さな植付条間となるように植付アームを機体の後部に左右方向に並べて配置した場合、右の車輪の右隣の植付条が右の車輪の通過跡に接近し、左の車輪の左隣の植付条が左の車輪の通過跡に接近する。
これにより、右(左)の車輪の通過跡を支持ケース側(機体中央側)に移動させて、右の車輪の右隣の植付条から右の車輪の通過跡を右の支持ケース側(機体中央側)に離し、左の車輪の左隣の植付条から左の車輪の通過跡を左の支持ケース側(機体中央側)に離せばよい。
前述のように構成する為に、本発明の第1特徴では、平面視で車輪のラグ部の支持ケース側の端部が、車輪の車軸部よりも支持ケース側に位置するように構成している。
これにより、右の車輪の右隣の植付条から、右の車輪の通過跡(リム部及びラグ部の通過跡)を右の支持ケース側(機体中央側)に離すことができ、左の車輪の左隣の植付条から、左の車輪の通過跡(リム部及びラグ部)を左の支持ケース側(機体中央側)に離すことができる。
[I]−2
前項[I]−1に記載のように構成すると、右(左)の車輪のラグ部が右(左)の支持ケースに接近することになるので、右(左)の車輪のラグ部が右(左)の支持ケースに接触する可能性がある。
これに対して、本発明の第1特徴では、支持ケースのパイプ部を断面四角形状の角パイプ状に構成し、支持ケースのパイプ部の車輪側の側面が上下方向に沿うように構成している。
さらに、支持ケースのパイプ部のフランジ部と、支持ケースの前ケースの連結部とにおいて、平面視で、支持ケースの前ケースの連結部の左右中央に対して、支持ケースのパイプ部の左右中央が機体中央側に位置するように、支持ケースのパイプ部のフランジ部を支持ケースの前ケースの連結部に連結している。
これにより、支持ケースのパイプ部の車輪側の側面が、車輪側に膨らまず且つ車輪から機体中央側に離れた状態となるので、右(左)の車輪のラグ部が右(左)の支持ケースに接触する状態が避けられる。
[I]−3
以上のように、本発明の第1特徴によると、小さな植付条間となるように植付アームを機体の後部に左右方向に並べて配置しても、右(左)の車輪のラグ部が右(左)の支持ケースに接触する状態を適切に回避しながら、右(左)の車輪の右隣(左隣)の植付条から、右(左)の車輪の通過跡(リム部及びラグ部の通過跡)を右(左)の支持ケース側(機体中央側)に離して、植付後に苗が倒れる可能性が少ない歩行型田植機を得ることができた。
[II]
(構成)
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴の歩行型田植機において次のように構成することにある。
平面視で、前記パイプ部の左右中央から前記フランジ部の前記車輪側の端部までの長さが、前記パイプ部の左右中央から前記フランジ部の機体中央側の端部までの長さよりも長くなっている。
(作用及び発明の効果)
本発明の第2特徴によると、支持ケースのパイプ部のフランジ部において、平面視でパイプ部の左右中央からフランジ部の車輪側の端部までの長さが、パイプ部の左右中央からフランジ部の機体中央側の端部までの長さよりも長くなるように、支持ケースのパイプ部のフランジ部を左右非対称に構成している。
これにより、支持ケースのパイプ部のフランジ部を、支持ケースの前ケースの連結部に連結することによって、前項[I]−2に記載のように、平面視で支持ケースの前ケースの連結部の左右中央に対して、支持ケースのパイプ部の左右中央が機体中央側に位置する状態が、無理なく得られる。
[III]
(構成)
本発明の第3特徴は、歩行型田植機において次のように構成することにある。
機体の前部にミッションケースが備えられ、
前記ミッションケースの右部及び左部に、左右方向の横軸芯周りに上下に揺動自在に支持されて後側に延出された右及び左の支持ケースが備えられて、前記右の支持ケースの後部の右部に走行用の右の車輪が回転自在に支持され、前記左の支持ケースの後部の左部に走行用の左の車輪が回転自在に支持されており、
前記右及び左の支持ケースに、前記ミッションケースに揺動自在に支持された前ケースと、前記前ケースに連結されて後側に延出されたパイプ部と、前記パイプ部の後部に連結されて前記右及び左の後輪を回転自在に支持する後ケースとが備えられており、
前記右及び左の車輪に、前記後ケースに回転自在に支持された車軸部と、前記車軸部に連結されて前記車輪の半径方向外側に延出されたスポーク部と、前記スポーク部の外端部に連結されたリング状のリム部と、前記リム部よりも幅広で前記リム部に連結されたラグ部とが備えられて、平面視で前記ラグ部の前記支持ケース側の端部が、前記車軸部よりも前記支持ケース側に位置しており、
前記パイプ部が上下幅よりも左右幅が狭い長方形状の断面四角形状の角パイプ状に構成されて、前記パイプ部の前記車輪側の側面が上下方向に沿うように、前記パイプ部が配置されている。
(作用及び発明の効果)
[III]−1
歩行型田植機において、小さな植付条間となるように植付アームを機体の後部に左右方向に並べて配置した場合、右の車輪の右隣の植付条が右の車輪の通過跡に接近し、左の車輪の左隣の植付条が左の車輪の通過跡に接近する。
これにより、右(左)の車輪の通過跡を支持ケース側(機体中央側)に移動させて、右の車輪の右隣の植付条から右の車輪の通過跡を右の支持ケース側(機体中央側)に離し、左の車輪の左隣の植付条から左の車輪の通過跡を左の支持ケース側(機体中央側)に離せばよい。
前述のように構成する為に、本発明の第3特徴では、平面視で車輪のラグ部の支持ケース側の端部が、車輪の車軸部よりも支持ケース側に位置するように構成している。
これにより、右の車輪の右隣の植付条から、右の車輪の通過跡(リム部及びラグ部の通過跡)を右の支持ケース側(機体中央側)に離すことができ、左の車輪の左隣の植付条から、左の車輪の通過跡(リム部及びラグ部)を左の支持ケース側(機体中央側)に離すことができる。
[III]−2
前項[III]−1に記載のように構成すると、右(左)の車輪のラグ部が右(左)の支持ケースに接近することになるので、右(左)の車輪のラグ部が右(左)の支持ケースに接触する可能性がある。
これに対して、本発明の第3特徴では、支持ケースのパイプ部を、上下幅よりも左右幅が狭い長方形状の断面四角形状の角パイプ状に構成し、支持ケースのパイプ部の車輪側の側面が上下方向に沿うように構成している。
これにより、支持ケースのパイプ部の車輪側の側面が、車輪側に膨らまず且つ車輪から機体中央側に離れた状態となるので、右(左)の車輪のラグ部が右(左)の支持ケースに接触する状態が避けられる。
さらに本発明の第3特徴によると、支持ケースのパイプ部を上下幅よりも左右幅が狭い長方形状の断面四角形状の角パイプ状に構成することにより、支持ケース(パイプ部)が上下方向の曲げに対して高い強度を備えたものとなる。
[III]−3
以上のように、本発明の第3特徴によると、小さな植付条間となるように植付アームを機体の後部に左右方向に並べて配置しても、右(左)の車輪のラグ部が右(左)の支持ケースに接触する状態を適切に回避しながら、右(左)の車輪の右隣(左隣)の植付条から、右(左)の車輪の通過跡(リム部及びラグ部の通過跡)を右(左)の支持ケース側(機体中央側)に離して、植付後に苗が倒れる可能性が少ない歩行型田植機を得ることができた。
[IV]
(構成)
本発明の第4特徴は、本発明の第1〜第3特徴の歩行型田植機のうちのいずれか一つにおいて次のように構成することにある。
前記車輪に動力を伝達する伝動軸が前記パイプ部の内部に備えられている。
(作用及び発明の効果)
右(左)の車輪に動力を伝達する場合、本発明の第4特徴によると、車輪に動力を伝達する伝動軸をパイプ部の内部に備えることにより、伝動軸がパイプ部により泥水等から保護された状態で、車輪に無理なく動力が伝達される。
[V]
(構成)
本発明の第5特徴は、本発明の第1〜第4特徴の歩行型田植機のうちのいずれか一つにおいて次のように構成することにある。
前記スポーク部が前記車軸部から前記車輪の半径方向外側且つ前記支持ケース側に向いた斜め方向に延出されることにより、平面視で前記ラグ部の前記支持ケース側の端部が、前記車軸部よりも前記支持ケース側に位置している。
(作用及び発明の効果)
前項[I]−1,[III]−1に記載のように、平面視で車輪のラグ部の支持ケース側の端部が、車輪の車軸部よりも支持ケース側に位置するように構成する場合、本発明の第5特徴では、車輪のスポーク部を車軸部から車輪の半径方向外側且つ支持ケース側に向いた斜め方向に延出している。
これにより、右の車輪の右隣の植付条から、右の車輪の通過跡(リム部及びラグ部の通過跡)を右の支持ケース側(機体中央側)に無理なく離すことができ、左の車輪の左隣の植付条から、左の車輪の通過跡(リム部及びラグ部)を左の支持ケース側(機体中央側)に無理なく離すことができる。
[VI]
(構成)
本発明の第6特徴は、本発明の第1〜第5特徴の歩行型田植機のうちのいずれか一つにおいて次のように構成することにある。
正面視で、前記前ケースと前記ラグ部の通過軌跡とが重複し、
側面視で、前記前ケースと前記ラグ部の通過軌跡とが重複しない状態となっている。
(作用及び発明の効果)
本発明の第6特徴によると、正面視で支持ケースの前ケースと車輪のラグ部の通過軌跡とが重複する状態とし、側面視で支持ケースの前ケースと車輪のラグ部の通過軌跡とが重複しない状態(支持ケースの前ケースの後側に車輪のラグ部の通過軌跡が位置する状態)とすることによって、前項[I]−1,[III]−1に記載のように、平面視で車輪のラグ部の支持ケース側の端部が車輪の車軸部よりも支持ケース側に位置する状態を、無理なく得ることができる。
[VII]
(構成)
本発明の第7特徴は、本発明の第6特徴の歩行型田植機において次のように構成することにある。
前記右及び左の支持ケースにおいて、前記パイプ部に取付部が備えられて、
前記右及び左の支持ケースの間の高さの差を抑えるバネ部材が、前記右の支持ケースの前記取付部と、前記左の支持ケースの前記取付部とに亘って連結されており、
側面視で、前記取付部と前記ラグ部の通過軌跡とが重複している。
(作用及び発明の効果)
歩行型田植機では、右及び左の支持ケースに亘ってバネ部材を連結して、バネ部材により、右及び左の支持ケースの間の高さの差を抑えるように構成することがある。
本発明の第7特徴によると、支持ケースのパイプ部に取付部を備えて、バネ部材を支持ケースの取付部に連結しており、側面視で支持ケースの取付部と車輪のラグ部の通過軌跡とが重複している。
これにより、車輪のラグ部が支持ケースの前ケースから後側に離れて、車輪の前側(支持ケースの前ケースの付近)に比較的大きな空間が得られるので、車輪の前側からバネ部材の付近のメンテナンス作業が容易に行えるようになる。
[VIII]
(構成)
本発明の第8特徴は、本発明の第7特徴の歩行型田植機において次のように構成することにある。
前記右及び左の支持ケースにおいて、前記前ケースの機体中央側部と前記取付部とに亘って、補強部材が連結されている。
(作用及び発明の効果)
右及び左の支持ケースにおいて、支持ケースの前ケースからパイプ部が片持ち状に後側に延出される状態となるので、本発明の第8特徴のように、支持ケースの前ケースの機体中央側部と支持ケースのパイプ部の取付部とに亘って補強部材を連結することによって、支持ケースの前ケースとパイプ部との連結部分の補強を行うことができる。
この場合、本発明の第8特徴によると、バネ部材を連結する為の支持ケース(パイプ部)の取付部(前項[VII]参照)を利用して、補強部材を支持ケースのパイプ部に連結しているので、補強部材を支持ケースのパイプ部に連結する為の専用の取付部を備える必要がなく、構造の簡素化の面で有利なものとなる。
[IX]
(構成)
本発明の第9特徴は、本発明の第8特徴の歩行型田植機において次のように構成することにある。
前記右及び左の支持ケースにおいて、アーム部が前記前ケースの機体中央側部と前記補強部材との間に挟まれた状態、且つ、前記アーム部が前記前ケースから上側に延出された状態で、前記補強部材及び前記アーム部が前記前ケースに連結されて、
前記アーム部に前後方向の操作力が与えられて前記支持ケースが上下に揺動操作されるように構成されている。
(作用及び発明の効果)
歩行型田植機では、支持ケースの前ケース部にアーム部を上向きに連結し、油圧シリンダ等によりアーム部に前後方向の操作力を与えて、支持ケースを上下に揺動操作することにより、機体の姿勢制御を行うように構成することがある。
本発明の第9特徴によると、支持ケースの前ケースにアーム部を連結する場合、アーム部が支持ケースの前ケースの機体中央側部と補強部材との間に挟まれた状態、且つ、アーム部支持ケースの前ケースから上側に延出された状態で、補強部材及びアーム部が支持ケースの前ケースに連結されている。これにより、支持ケースの前ケースにアーム部を十分な強度で連結することができる。
[X]
(構成)
本発明の第10特徴は、本発明の第9特徴の歩行型田植機において次のように構成することにある。
前記前ケースの機体中央側部における前記横軸芯の前側の部分及び後側の部分において、前記補強部材及び前記アーム部が前記前ケースにボルト連結されている。
(作用及び発明の効果)
前項[IX]に記載のように、補強部材及びアーム部を支持ケースの前ケースに連結する場合、本発明の第10特徴によると、補強部材及びアーム部から支持ケースの前ケースに掛かる負荷が、支持ケースの前ケースの前部及び後部に分散して掛かることになり、支持ケースの前ケースへの負荷の軽減を図ることができる。
[XI]
(構成)
本発明の第11特徴は、本発明の第10特徴の歩行型田植機において次のように構成することにある。
前記前ケースの機体中央側部における前記横軸芯の前側の部分において、前記補強部材及び前記アーム部が、前記前ケースに1本のボルトでボルト連結され、
前記前ケースの機体中央側部における前記横軸芯の後側の部分において、前記補強部材及び前記アーム部が、前記前ケースに2本のボルトでボルト連結されている。
(作用及び発明の効果)
前項[X]に記載のように、補強部材及びアーム部から支持ケースの前ケースに掛かる負荷が、支持ケースの前ケースの前部及び後部に分散して掛かる状態において、補強部材(支持ケースのパイプ部)から支持ケースの前ケースに掛かる負荷は、支持ケースの前ケースの前部に比べて、支持ケースの前ケースの後部に多く掛かる(支持ケースの前ケースの後部が、支持ケースのパイプ部に近いことによる)。
この場合、本発明の第11特徴によると、補強部材(支持ケースのパイプ部)から支持ケースの前ケースの後部に掛かる負荷が、2本のボルトにより十分な強度で支持される。
[XII]
(構成)
本発明の第12特徴は、本発明の第9〜第11特徴の歩行型田植機のうちのいずれか一つにおいて次のように構成することにある。
前記アーム部に後側に延出された延出部が備えられて、前記延出部が前記取付部に連結されている。
(作用及び発明の効果)
本発明の第12特徴によると、アーム部が支持ケースの前ケースに連結されるのに加えて(前項[IX]参照)、アーム部が支持ケースのパイプ部にも連結されるので、アーム部からの負荷が支持ケースの前ケース及びパイプ部に分散して掛かることになり、支持ケースの前ケースへの負荷の軽減を図ることができる。
この場合、本発明の第12特徴によると、バネ部材を連結する為の支持ケース(パイプ部)の取付部(前項[VII]参照)を利用して、アーム部の延出部を支持ケースのパイプ部に連結しているので、アーム部の延出部を支持ケースのパイプ部に連結する為の専用の取付部を備える必要がなく、構造の簡素化の面で有利なものとなる。
[XIII]
(構成)
本発明の第13特徴は、本発明の第9〜第12特徴の歩行型田植機のうちのいずれか一つにおいて次のように構成することにある。
サスペンション機構を介して前記アーム部に前後方向の操作力が与えられて前記支持ケースが上下に揺動操作されるように構成され、
前記サスペンション機構に、向きが互いに逆向きの状態で一列状に並べられた複数の皿バネが備えられている。
(作用及び発明の効果)
前項[IX]に記載のように、支持ケースの前ケース部にアーム部を上向きに連結し、油圧シリンダ等によりアーム部に前後方向の操作力を与えて、支持ケースを上下に揺動操作するように構成した場合、サスペンション機構を介してアーム部に前後方向の操作力を与えるように構成することがある。
この場合、本発明の第13特徴によると、向きが互いに逆向きの状態で一列状に並べられた複数の皿バネが、サスペンション機構に備えられて、複数の皿バネによりサスペンション機能が発揮されるのであり、サスペンション機構を簡素に構成することができる。
歩行型田植機の左側面図である。 歩行型田植機の平面図である。 右の支持ケース及び車輪の平面図である。 右の支持ケース及び車輪の横断平面図である。 図4においてV−V方向から見た断面図である。 図5においてVI−VI方向から見た断面図である。 右の支持ケースのパイプ部の平面図である。 図7においてVIII−VIII方向から見た断面図である。 図7においてIX−IX方向から見た断面図である。 右の支持ケース(前ケース及びパイプ部)、アーム部及び補強部材の分解斜視図である。 左の支持ケースにおいて連係部材の縦断左側面図である。 図4においてV−V方向から見た発明の実施の第一別形態の断面図である。
図1〜図4において、Fは機体の「前方向」を示し、Bは機体の「後方向」を示し、Uは機体の「上方向」を示し、Dは機体の「下方向」を示している。機体の前に向いた状態において、Rは機体の「右方向」を示し、Lは機体の「左方向」を示している。
[1]
歩行型田植機の全体構成について説明する。
図1及び図2に示すように、機体の前部の左右中央にミッションケース1が備えられ、ミッションケース1の前部に連結された支持フレーム2にエンジン3が支持されている。ミッションケース1の後部にパイプ状の支持フレーム4が連結され後側に延出されて、支持フレーム4の後部に苗植付装置5及び操縦ハンドル6が連結されており、支持フレーム4に予備苗のせ台15が支持されている。
図1及び図2に示すように、ミッションケース1の右部(左部)の左右方向の横軸芯P1周りに、右(左)の支持ケース7が、上下に揺動自在に支持されて後側に延出されている。右の支持ケース7の後部の後ケース37の右部に走行用の右の車輪8が回転自在に支持されており、左の支持ケース7の後部の後ケース37の左部に走行用の左の車輪8が回転自在に支持されている。
機体の下部の左右中央にセンターフロート9が前後方向に沿って支持されており、機体の下部の右部に右のサイドフロート10が前後方向に沿って支持され、機体の下部の左部に左のサイドフロート10が前後方向に沿って支持されている。
図1及び図2に示すように、苗植付装置5は、機体の左右中央でセンターフロート9の上方に配置されたフィードケース11、フィードケース11の下部に連結された中央の植付ケース(図示せず)、右(左)のサイドフロート10の上方に配置された右(左)の植付ケース12、中央の植付ケース(図示せず)の下部の右及び左部に備えられた植付アーム13、右(左)の植付ケース12の下部の左部(右部)に備えられた植付アーム13、苗のせ台14等を備えて、4条植型式に構成されている。
以上の構造により、図1及び図2に示すように、エンジン3の動力が伝動ベルト(図示せず)を介してミッションケース1に伝達されており、ミッションケース1からの動力が右(左)の支持ケース7の内部の伝動軸16(図4参照)を介して、右(左)の車輪8に伝達される。ミッションケース1からの動力が、支持フレーム4の内部の伝動軸(図示せず)を介して、苗植付装置5に伝達される。
[2]
次に、右及び左の支持ケース7の全体構造について説明する。
本項[2]及び後述する[3]〜[9]において、図3〜図10は右の支持ケース7及び右の車輪8を示している。この場合、左の支持ケース7及び左の車輪8は、右の支持ケース7及び右の車輪8に対して左右対称の形状となっているだけで、図3〜図10に示す構造と同じ構造となっている。
図2,3,4に示すように、支持ケース7は、鋳物で構成された前ケース35、角パイプで構成されたパイプ部36及び鋳物で構成された後ケース37を備えている。パイプ部36の前部にフランジ部36aが溶接によって連結されており、パイプ部36のフランジ部36aが、前ケース35に4本のボルト38によって連結されている。パイプ部36の後部にフランジ部36bが溶接によって連結されており、パイプ部36のフランジ部36bが、後ケース37に3本のボルト39によって連結されている。
図2,3,4に示すように、ミッションケース1の右(左)の横壁部から右(左)のボス部1aが延出されており、右(左)の支持ケース7(前ケース35)がミッションケース1の右(左)のボス部1a(ミッションケース1の横軸芯P1周りに)に上下に揺動自在に支持されて、右(左)の支持ケース7が後側に延出されている。
図4に示すように、前ケース35及び後ケース37のベアリング17により、伝動軸16がパイプ部36の内部に回転自在に支持されている。ミッションケース1の伝動軸18が、ミッションケース1のボス部1aの内部から前ケース35の内部に挿入されて、前ケース35の内部のベアリング19に支持されており、伝動軸18のベベルギヤ18aと、伝動軸16のベベルギヤ16aとが咬合している。後ケース37に車軸20が、ベアリング21により回転自在に支持されており、伝動軸16のベベルギヤ16bと車軸20のベベルギヤ20aとが咬合している。
これにより、図4に示すように、エンジン3の動力が伝動ベルト(図示せず)を介してミッションケース1に伝達されて、ミッションケース1からの動力が、伝動軸18から伝動軸18のベベルギヤ18a及び伝動軸16のベベルギヤ16aを介して、伝動軸16に伝達され、伝動軸16のベベルギヤ16b及び車軸20のベベルギヤ20aを介して車軸20に伝達されて、車軸20(車輪8)が回転駆動される。
[3]
次に、右及び左の支持ケース7において、前ケース35、パイプ部36及び後ケース37について説明する。
図4,5,6,10に示すように、前ケース35の後部に、平面状の連結部35aが備えられて、前ケース35の左部(右部)にボス部35bが備えられており、前ケース35のボス部35bがミッションケース1のボス部1aに嵌められている。
図4,5,6,10に示すように、前ケース35のボス部35bの全周に亘るフランジ部35c(機体中央側部に相当)が、前ケース35のボス部35bに備えられており、前ケース35のフランジ部35cの前部に1個のボス部35dが備えられ、前ケース35のフランジ部35cの後部に2個のボス部35eが備えられている。
図8及び図9に示すように、パイプ部36は、上下幅W11よりも左右幅W12が狭い長方形状の断面四角形状の角パイプ状に構成されており、パイプ部36の車輪8側の側面36cが上下方向に沿うように、パイプ部36が配置されている。パイプ部36のフランジ部36aは正面視で長方形状に構成されて、4個のボルト孔36d,36eが開口されている。
図7及び図8に示すように、平面視及び正面視で、パイプ部36の左右中央CL1からパイプ部36のフランジ部36aの車輪8側の端部までの長さL11が、パイプ部36の左右中央CL1からパイプ部36のフランジ部36aの機体中央側の端部までの長さL12よりも長くなっている。
これにより、平面視及び正面視で、パイプ部36の左右中央CL1からパイプ部36のボルト孔36dまでの長さが、パイプ部36の左右中央CL1からパイプ部36のボルト孔36eまでの長さよりも長くなっている。
図4に示すように、パイプ部36のフランジ部36aと前ケース35の連結部35aとにおいて、平面視で、前ケース35の連結部35aの左右中央CL2に対して、パイプ部36の左右中央CL1が機体中央側(車輪8の反対側)に位置するように、パイプ部36のフランジ部36aが、前ケース35の連結部35aに4本のボルト38(ボルト孔36d,36e)により連結されている。
図9に示すように、パイプ部36のフランジ部36bは正面視で三角形状に構成されており、3個のボルト孔36f,36gが開口されている。
図4に示すように、パイプ部36のフランジ部36bと後ケース37とにおいて、平面視で、パイプ部36のフランジ部36bの機体中央側(車輪8の反対側)の部分が、1本のボルト39(ボルト孔36f)により後ケース37に連結されており、パイプ部36のフランジ部36bの車輪8側の部分が、2本のボルト39(ボルト孔36g)により後ケース37に連結されている。
[4]
次に、右及び左の支持ケース7に亘って連結されるバネ部材30について説明する。
図3,4,5,10に示すように、右及び左の支持ケース7において、パイプ部36の機体中央側(車輪8の反対側)の側面に、取付部25が溶接によって連結されており、取付部25は板材を折り曲げて構成されている。図2,3,10に示すように、バネ部材30の右の端部が、右の支持ケース7(パイプ部36)の取付部25の上面25aにボルト連結されており、バネ部材30の左の端部が、左の支持アーム7(パイプ部36)の取付部25の上面25aにボルト連結されている。
図2及び図3に示すように、バネ部材30は平板状の板バネであり、バネ部材30の上側の平面部が上側に向き、バネ部材30の下側の平面部が下側に向いている。
右及び左の支持ケース7の間に高さの差が発生しようとした場合、右及び左の支持ケース7の間に急激に高さの差が発生する状態や、右及び左の支持ケース7の間に大きな高さの差が発生する状態が、バネ部材30によって抑えられて、右及び左の支持ケース7の間に緩やかに適切な高さの差が発生する状態が得られる。
[5]
次に、右及び左の支持ケース7において、前ケース35とパイプ部36との連結の関係について説明する。
後述の[8]に記載のように、右及び左の支持ケース7を揺動操作する構造において、図1,2,3に示すように、右及び左の支持ケース7を揺動操作する為のアーム部26が備えられている。
図10に示すように、アーム部26は板材を折り曲げて構成されており、一対の縦壁部26a,26b、縦壁部26a,26bを接続する中壁部26c、一方の縦壁部26aから下側に延出された延出部26d、縦壁部26a,26bに連結されたパイプ部26e、縦壁部26bに連結されたナット26f,26gが備えられている。
図10に示すように、補強部材22が備えられている。補強部材22は板材で構成されており、大きな開口部22a及び4個のボルト孔22b,22c,22dを備えている。この場合、補強部材22の開口部22aに、ミッションケース1のボス部1aが事前に挿入されている。
図5,6,10に示すように、アーム部26の縦壁部26aが機体中央側に向き、アーム部26の縦壁部26bが前ケース35側に向いた状態で、アーム部26の縦壁部26a,26bの間に前ケース35のフランジ部35cが入り込むように、アーム部26が前ケース35のフランジ部35cに上側から取り付けられている。
前述の状態において、図5,6,10に示すように、アーム部26のナット26fが前ケース35のボス部35dに対向し、アーム部26のナット26g及び延出部26dが前ケース35のボス部35eに対向する状態となる。
補強部材22がアーム部26(縦壁部26a及び延出部26d)に当て付けられ、補強部材22が取付部25の側面25bに当て付けられている。
図5,6,10に示すように、前ケース35のフランジ部35cにおける横軸芯P1(ミッションケース1のボス部1a)の前側の部分において、ボルト27が、補強部材22のボルト孔22b、アーム部26の縦壁部26aのボルト孔、前ケース35のボス部35dを通り、アーム部26(縦壁部26b)のナット26fに挿入されて締め付けられている。
図5,6,10に示すように、前ケース35のフランジ部35cにおける横軸芯P1(ミッションケース1のボス部1a)の後側の上側の部分において、ボルト28が、補強部材22のボルト孔22c、アーム部26の縦壁部26aのボルト孔、前ケース35の上側のボス部35eを通り、アーム部26(縦壁部26b)のナット26gに挿入されて締め付けられている。
図5,6,10に示すように、前ケース35のフランジ部35cにおける横軸芯P1(ミッションケース1のボス部1a)の後側の下側の部分において、ボルト31が、補強部材22のボルト孔22c、アーム部26の延出部26dのボルト孔、前ケース35の下側のボス部35eを通り、ナット33により締め付けられている。
ボルト32が補強部材22のボルト孔22dに挿入されて、補強部材22が取付部25の側面25bにボルト32により連結されている。
[6]
前項[5]に記載の構造により、以下に示す状態となっている。
図3,5,10に示すように、右及び左の支持ケース7において、前ケース35のフランジ部35c(機体中央側部)とパイプ部36の取付部25とに亘って、補強部材22が連結された状態となっている。
図5,6,10に示すように、右及び左の支持ケース7において、アーム部26(縦壁部26a及び延出部26d)が前ケース35のフランジ部35c(機体中央側部)と補強部材22との間に挟まれた状態、且つ、アーム部26が前ケース35から上側に延出された状態において、補強部材22及びアーム部26が前ケース35に連結された状態となっている。
図5,6,10に示すように、前ケース35のフランジ部35c(機体中央側部)における横軸芯P1(ミッションケース1のボス部1a)の前側の部分及び後側の部分で、補強部材22及びアーム部26が前ケース35にボルト連結された状態となっている。
図5,6,10に示すように、前ケース35のフランジ部35c(機体中央側部)における横軸芯P1(ミッションケース1のボス部1a)の前側の部分において、補強部材22及びアーム部26が、前ケース35に1本のボルト27でボルト連結された状態となっている。
前ケース35のフランジ部35c(機体中央側部)における横軸芯P1(ミッションケース1のボス部1a)の後側の部分において、補強部材22及びアーム部26が、前ケース35に2本のボルト28,31でボルト連結された状態となっている。
[7]
次に、左(右)の支持ケース7と左(右)の車輪8との関係について説明する。
図3及び図4に示すように、車輪8は、車軸20に連結されたボス状の車軸部8a、車軸部8aに連結されて車軸部8aから車輪8の半径方向外側且つ支持ケース7側に向いた斜め方向に延出された複数のスポーク部8b、スポーク部8bの外端部に連結されたリング状のリム部8c、リム部8cから右及び左に突出してリム部8cよりも幅広でリム部8cに連結されたラグ部8dを備えている。
これにより、図3及び図4に示すように、平面視で、車輪8のラグ部8dの支持ケース7側の端部8eが、車輪8の車軸部8aよりも支持ケース7側に位置している。
図3及び図4に示すように、右(左)の車輪8のスポーク部8bが右(左)の支持ケース7側に向いた斜め方向に延出されることによりに、右(左)の車輪8のラグ部8dが右(左)の支持ケース7に接近することになる。
この場合、図3に示すように、正面視(FからBを視た状態)で、前ケース35と車輪8のラグ部8dの通過軌跡とが、範囲W13で重複している。
側面視(RからL(LからR)を視た状態)で、支持ケース7(パイプ部36)の取付部25と車輪8のラグ部8dの通過軌跡とが、範囲W14重複しており、側面視で、前ケース35と車輪8のラグ部8dの通過軌跡とが重複しない状態(前ケース35の後側に車輪8のラグ部8dが位置する状態)となっている。
以上の状態において、図3及び図4に示すように、
「パイプ部36のフランジ部36aと前ケース35の連結部35aとにおいて、平面視で前ケース35の連結部35aの左右中央CL2に対して、パイプ部36の左右中央CL1が機体中央側(車輪8の反対側)に位置するように、パイプ部36のフランジ部36aが前ケース35の連結部35aに4本のボルト38(ボルト孔36d,36e)により連結されている点」(前項[3]参照)。
並びに、
「パイプ部36は、上下幅W11よりも左右幅W12が狭い長方形状の断面四角形状の角パイプ状に構成されており、パイプ部36の車輪8側の側面36cが上下方向に沿うように、パイプ部36が配置されている点」(前項[3]参照)
が得られている。
これにより、図3及び図4に示すように、右(左)の支持ケース7(パイプ部36)が右(左)の車輪8のラグ部8dの通過軌跡から機体中央側に離れた状態となり、右(左)の車輪8のラグ部8dの通過軌跡と、右(左)の支持ケース7(パイプ部36)とが、間隔W15を隔てて離れた状態となっている。
[8]
次に、右及び左の支持ケース7の揺動操作の構造について説明する。
図1及び図2に示すように、支持フレーム2の内部に油圧シリンダ23が後向きに支持されており、油圧シリンダ23のピストン23aの先端部に、連係部材24が上下方向の縦軸芯P2周りに揺動自在に支持されている。
図1及び図2に示すように、連係部材24の右の端部と右のアーム部26(パイプ部26e)とに亘って連係部材29が接続されて、連係部材24の左の端部と左のアーム部26(パイプ部26e)とに亘って連係部材29が接続されている。
これにより、油圧シリンダ23が伸長作動すると、連係部材24が後方に移動して、右及び左の支持ケース7が下側に揺動操作される。油圧シリンダ23が収縮作動すると、連係部材24が前方に移動して、右及び左の支持ケース7が上側に揺動操作される。
図2に示すように、連係部材24は油圧シリンダ23のピストン23aの縦軸芯P2周りに揺動自在に支持されている。
これにより、右及び左の車輪8が接地する耕盤(田面の下側に位置する硬い部分)の凹凸により機体が左右方向に傾斜しようとした場合、センターフロート9及びサイドフロート10が機体の傾斜に対する抵抗となり、連係部材24が縦軸芯P2周りに揺動することによって、例えば右の車輪8が上昇し、左の車輪8が下降して、右及び左の支持ケース7の間に高さの差が発生し、機体の傾斜が抑えられる。
この場合、前項[4]に記載のように、右及び左の支持ケース7の間に急激に高さの差が発生する状態や、右及び左の支持ケース7の間に大きな高さの差が発生する状態が、バネ部材30によって抑えられて、右及び左の支持ケース7の間に緩やかに適切な高さの差が発生する状態が得られる。
[9]
次に、連係部材29において、サスペンション機構について説明する。
図11に示すように、連係部材29はチャンネル材で構成されて、連係部材29の中間部に受け部29aが連結されており、連係部材29の後部がアーム部26のパイプ部26eに接続ピン34により接続されている。
図11に示すように、連係部材29の前部に前後方向に沿った長孔29bが開口されており、連係部材24の右(左)の端部に接続ピン40が連結されて、接続ピン40が連係部材29の長孔29bに挿入されている。連係ロッド41が連係部材29の内部に配置されており、連係ロッド41の前部に連結されたブラケット41aが接続ピン40に取り付けられている。
図11に示すように、連係ロッド41の後部が連係部材29の受け部29aに前後方向にスライド自在に挿入されており、抜け止めのナット42及び座金43が連係ロッド41の後部に取り付けられている。連係部材29の受け部29aと連係ロッド41のブラケット41aとの間において、複数の皿バネ44が連係ロッド41に外嵌されており、皿バネ44は向きが互いに逆向きの状態で一列状に並べられている。
図11に示す状態は、座金43が連係部材29の受け部29aに当たってサスペンション機構が最も伸長した状態である。この状態から、連係部材29の受け部29a及び連係ロッド41のブラケット41aにより皿バネ44が圧縮されることに対して、皿バネ44が抵抗することによって、連係ロッド41及び皿バネ44がサスペンション機構として機能する。
これにより、前項[8]に記載のように、油圧シリンダ23の伸縮作動により、右及び左の支持ケース7が上下に揺動操作される場合、前述のサスペンション機構を介して右及び左の支持ケース7が上下に揺動操作される。
[10]
次に、植付条L1〜L4とセンターフロート9及びサイドフロート10との位置関係について説明する。
図2に示すように、植付条L1〜L4は、植付アーム13により田面に植え付けられる苗の機体の進行方向に沿った列のことであり、4個の植付アーム13に対応して4本の植付条L1〜L4が存在する。この場合、植付アーム13の後側は、苗が植え付けられた後の植付条L1〜L4であり、植付アーム13の前側は、苗が植え付けられる前の植付条L1〜L4となる。
図1及び図2に示すように、植付条L1の植付アーム13は、左の植付ケース12に支持された植付アーム13である。植付条L2,L3の植付アーム13は、中央の植付ケース(図示せず)に支持された植付アーム13である。植付条L4の植付アーム13は、右の植付ケース12に支持された植付アーム13である。
図2に示すように、4本の植付条L1〜L4に対いて3個の植付条間W1,W2が存在する。機体の左右中央の右隣及び左隣の植付条L2,L3の間隔である中央の植付条間W1が、中央の植付条間W1以外の2個の植付条間W2よりも大きなものとなっており、中央の植付条間W1以外の2個の植付条間W2が互いに同じ間隔となるように、4個の植付アーム13が左右方向に配置されている。
図2に示すように、センターフロート9において、センターフロート9の前部9aの横幅よりも、センターフロート9の中間部9bの横幅が狭いものとなっており、センターフロート9の中間部9bの横幅よりも、センターフロート9の後部9cの横幅が狭いものとなっている。センターフロート9の中間部9bの右及び左部の後側(センターフロート9の後部9cの右及び左側)に、植付アーム13が位置している。
図2に示すように、サイドフロート10において、サイドフロート10の前部10aの横幅よりも、サイドフロート10の後部10bの横幅が狭いものとなっている。右(左)のサイドフロート10の前部10aの左部(右部)に、斜めに延出される傾斜部分10cが備えられている。右(左)のサイドフロート10の傾斜部分10cの後側(右(左)のサイドフロート10の後部10bの左側(右側))に、植付アーム13が位置している。
図2に示すように、センターフロート9において、平面視でセンターフロート9の前部9a及び中間部9bが、苗が植え付けられる前の植付条L2,L3に重複しており、平面視でセンターフロート9の後部9cが、苗が植え付けられた後の植付条L2,L3から機体中央側に離れている。
図2に示すように、サイドフロート10において、平面視でサイドフロート10の傾斜部分10cが、苗が植え付けられる前の植付条L1,L4に少しだけ重複している。平面視でサイドフロート10の後部10bが、苗が植え付けられた後の植付条L1,L4から機体外側に離れている。
[11]
次に、植付条L1〜L6と車輪8との位置関係について説明する。
図2に示すように、平面視で車軸20(車輪8の車軸部8a)の端部と、サイドフロート10の傾斜部分10cとの間隔W3が、小さなものとなっており、平面視で車軸20(車輪8の車軸部8a)の端部から後方に延出される仮想線と、サイドフロート10の傾斜部分10cの端部から前方に延出される仮想線とが、略同じ位置に位置している。
前述の状態において、図3及び図4に示すように、車輪8のスポーク部8bが、車輪8の車軸部8aから車輪8の半径方向外側且つ支持ケース7側に向いた斜め方向に延出される。
これにより、平面視で右の車輪8のリム部8c及びラグ部8dが、植付条L3,L4の間に位置して、植付条L4から機体中央側に十分に離れた状態となっている。平面視で左の車輪8のリム部8c及びラグ部8dが、植付条L1,L2の間に位置して、植付条L1から機体中央側に十分に離れた状態となっている。
[発明の実施の第一別形態]
前述の[発明を実施するための形態]において、図12に示すように、アーム部26の延出部26dを後側に延出して、ボルト32により補強部材22と一緒にアーム部26の延出部26dを取付部25に連結するように構成してもよい。
[発明の実施の第二別形態]
前述の[発明を実施するための形態][発明の実施の第一別形態]において、パイプ部36を長方形状の断面四角形状の角パイプ状に構成するのではなく、正方形状の断面四角形状の角パイプ状に構成してもよい。
本発明は、苗植付装置を4条植型式に構成した歩行型田植機ばかりではなく、6個の植付アーム(5個の植付条間)を備えた6条植型式の苗植付装置を備えた歩行型田植機に適用してもよい。
1 ミッションケース
7 支持ケース
8 車輪
8a 車軸部
8b スポーク部
8c リム部
8d ラグ部
8e ラグ部の支持ケース側の端部
16 伝動軸
22 補強部材
25 取付部
26 アーム部
26d 延出部
27 ボルト
28 ボルト
30 バネ部材
31 ボルト
35 前ケース
35a 連結部
35c 機体中央側部
36 パイプ部
36a フランジ部
36c パイプ部の車輪側の側面
37 後ケース
44 皿バネ
CL1 パイプ部の左右中央
CL2 連結部の左右中央
L11 パイプ部の左右中央からフランジ部の車輪側の端部までの長さ
L12 パイプ部の左右中央からフランジ部の機体中央側の端部までの長さ
P1 横軸芯
W11 パイプ部の上下幅
W12 パイプ部の左右幅

Claims (13)

  1. 機体の前部にミッションケースが備えられ、
    前記ミッションケースの右部及び左部に、左右方向の横軸芯周りに上下に揺動自在に支持されて後側に延出された右及び左の支持ケースが備えられて、前記右の支持ケースの後部の右部に走行用の右の車輪が回転自在に支持され、前記左の支持ケースの後部の左部に走行用の左の車輪が回転自在に支持されており、
    前記右及び左の支持ケースに、前記ミッションケースに揺動自在に支持された前ケースと、前記前ケースに連結されて後側に延出されたパイプ部と、前記パイプ部の後部に連結されて前記右及び左の後輪を回転自在に支持する後ケースとが備えられており、
    前記右及び左の車輪に、前記後ケースに回転自在に支持された車軸部と、前記車軸部に連結されて前記車輪の半径方向外側に延出されたスポーク部と、前記スポーク部の外端部に連結されたリング状のリム部と、前記リム部よりも幅広で前記リム部に連結されたラグ部とが備えられて、平面視で前記ラグ部の前記支持ケース側の端部が、前記車軸部よりも前記支持ケース側に位置しており、
    前記パイプ部が断面四角形状の角パイプ状に構成されて、前記パイプ部の前記車輪側の側面が上下方向に沿うように、前記パイプ部が配置され、
    前記パイプ部のフランジ部と、前記フランジ部が連結される前記前ケースの連結部とにおいて、平面視で、前記連結部の左右中央に対して、前記パイプ部の左右中央が機体中央側に位置するように、前記フランジ部が前記連結部に連結されている歩行型田植機。
  2. 平面視で、前記パイプ部の左右中央から前記フランジ部の前記車輪側の端部までの長さが、前記パイプ部の左右中央から前記フランジ部の機体中央側の端部までの長さよりも長くなっている請求項1に記載の歩行型田植機。
  3. 機体の前部にミッションケースが備えられ、
    前記ミッションケースの右部及び左部に、左右方向の横軸芯周りに上下に揺動自在に支持されて後側に延出された右及び左の支持ケースが備えられて、前記右の支持ケースの後部の右部に走行用の右の車輪が回転自在に支持され、前記左の支持ケースの後部の左部に走行用の左の車輪が回転自在に支持されており、
    前記右及び左の支持ケースに、前記ミッションケースに揺動自在に支持された前ケースと、前記前ケースに連結されて後側に延出されたパイプ部と、前記パイプ部の後部に連結されて前記右及び左の後輪を回転自在に支持する後ケースとが備えられており、
    前記右及び左の車輪に、前記後ケースに回転自在に支持された車軸部と、前記車軸部に連結されて前記車輪の半径方向外側に延出されたスポーク部と、前記スポーク部の外端部に連結されたリング状のリム部と、前記リム部よりも幅広で前記リム部に連結されたラグ部とが備えられて、平面視で前記ラグ部の前記支持ケース側の端部が、前記車軸部よりも前記支持ケース側に位置しており、
    前記パイプ部が上下幅よりも左右幅が狭い長方形状の断面四角形状の角パイプ状に構成されて、前記パイプ部の前記車輪側の側面が上下方向に沿うように、前記パイプ部が配置されている歩行型田植機。
  4. 前記車輪に動力を伝達する伝動軸が前記パイプ部の内部に備えられている請求項1〜3のうちのいずれか一つに記載の歩行型田植機。
  5. 前記スポーク部が前記車軸部から前記車輪の半径方向外側且つ前記支持ケース側に向いた斜め方向に延出されることにより、平面視で前記ラグ部の前記支持ケース側の端部が、前記車軸部よりも前記支持ケース側に位置している請求項1〜4のうちのいずれか一つに記載の歩行型田植機。
  6. 正面視で、前記前ケースと前記ラグ部の通過軌跡とが重複し、
    側面視で、前記前ケースと前記ラグ部の通過軌跡とが重複しない状態となっている請求項1〜5のうちのいずれか一つに記載の歩行型田植機。
  7. 前記右及び左の支持ケースにおいて、前記パイプ部に取付部が備えられて、
    前記右及び左の支持ケースの間の高さの差を抑えるバネ部材が、前記右の支持ケースの前記取付部と、前記左の支持ケースの前記取付部とに亘って連結されており、
    側面視で、前記取付部と前記ラグ部の通過軌跡とが重複している請求項6に記載の歩行型田植機。
  8. 前記右及び左の支持ケースにおいて、前記前ケースの機体中央側部と前記取付部とに亘って、補強部材が連結されている請求項7に記載の歩行型田植機。
  9. 前記右及び左の支持ケースにおいて、アーム部が前記前ケースの機体中央側部と前記補強部材との間に挟まれた状態、且つ、前記アーム部が前記前ケースから上側に延出された状態で、前記補強部材及び前記アーム部が前記前ケースに連結されて、
    前記アーム部に前後方向の操作力が与えられて前記支持ケースが上下に揺動操作されるように構成されている請求項8に記載の歩行型田植機。
  10. 前記前ケースの機体中央側部における前記横軸芯の前側の部分及び後側の部分において、前記補強部材及び前記アーム部が前記前ケースにボルト連結されている請求項9に記載の歩行型田植機。
  11. 前記前ケースの機体中央側部における前記横軸芯の前側の部分において、前記補強部材及び前記アーム部が、前記前ケースに1本のボルトでボルト連結され、
    前記前ケースの機体中央側部における前記横軸芯の後側の部分において、前記補強部材及び前記アーム部が、前記前ケースに2本のボルトでボルト連結されている請求項10に記載の歩行型田植機。
  12. 前記アーム部に後側に延出された延出部が備えられて、前記延出部が前記取付部に連結されている請求項9〜11のうちのいずれか一つに記載の歩行型田植機。
  13. サスペンション機構を介して前記アーム部に前後方向の操作力が与えられて前記支持ケースが上下に揺動操作されるように構成され、
    前記サスペンション機構に、向きが互いに逆向きの状態で一列状に並べられた複数の皿バネが備えられている請求項9〜12のうちのいずれか一つに記載の歩行型田植機。
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