JP2017092663A - 広帯域無指向性アンテナ - Google Patents
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Abstract
【課題】反射板上に配置される構造が簡易かつ小型でありながら、さらなる広帯域化を可能とする。【解決手段】放射素子として指数曲線の縦断面形状を有する回転対称体からなる素子2を使用し、かつこの放射素子2の周辺に、接地板1と平行な状態で、放射素子2を中心に4個の無給電素子31〜34を互いに90度の角度を隔てて放射状に配置する。そして、無給電素子31〜34を、上記放射素子2の周面に一端がギャップΔgを隔てて配置されたメアンダ部313〜343と、このメアンダ部313〜343の他端から水平方向に90度の角度で折曲形成された水平部312〜342と、この水平部312〜342の他端から垂直下方向に折曲形成されて接地板1に接続された短絡部311〜341とにより構成する。【選択図】図1
Description
この発明は、例えば、携帯電話の無線信号波やテレビジョン放送の地上波を中継する中継装置、船舶や車両、航空機等の移動局、或いは陸上基地局に使用される広帯域無指向性アンテナに関する。
一般に、携帯電話システムの無線信号波やテレビジョン放送等の地上波を地下街等の不感地帯に再送信する中継装置で使用されるアンテナには、設置場所や美観等の問題から小型軽量のアンテナが要求される。また、中継用アンテナとしては、垂直偏波水平面無指向性のものが使用される場合が多い。
この要求を満たすアンテナ装置として、双指向性偏波アンテナ装置が知られている。このアンテナ装置は、例えば線状もしくは面状のインピーダンス整合素子部に対しその背面より1点給電で励振を行い、かつ上記整合素子部に垂直に設けられ先端を接地するように配置された複数の線状放射素子部を有する水平偏波用双指向性アンテナを、接地板上に配置したものとなっている(例えば、特許文献1参照)。
一方、船舶や車両、航空機等の移動局や、陸上基地局等で使用される通信用アンテナとしては、全ての到来方向からの電波を受信するために水平面指向性が無指向であること、構造的な設置強度等の観点から低姿勢であること、アンテナ本数を削減するために広帯域であることが求められている。さらに近年においては、艦艇及び航空機等の低RCS(Rader Cross Section)化のため、船体及び機体形状とアンテナ形状との一体化が求められており、アンテナの低姿勢化および平面化が要求されている。
アンテナを広帯域を維持して低姿勢かつ平面化する技術としては、正方形に形成した導体板上に例えば4本の放射素子を放射状に設けると共に、各放射素子の終端に板状の短絡素子を導体板上に垂直に取付け、上記放射素子の下側中心部に給電素子を介して給電することにより、低姿勢で且つ広帯域特性が得られるようにした技術が知られている(例えば、特許文献2、3または4を参照)。
また、低姿勢で広帯域化を図った広帯域無指向性アンテナの他の例として、特許文献5の図15に示すように、接地板上に所定の間隔を隔てて、下限動作周波数fL に対応する波長λLの1/4の長さに設定された4本の放射素子を等角度で放射状に配置し、当該放射素子の中心部の下側に給電点を設けたアンテナも提案されている。このアンテナによれば、低姿勢で垂直偏波水平面指向性を得ることができる。
さらに、広帯域無指向性アンテナの別の例として、特許文献6、7または8に示すように給電点の上方にある構造物により低姿勢、広帯域性を実現したアンテナも提案されている。
ところが、特許文献5に記載された広帯域無指向性アンテナでは、低姿勢を可能としているが、水平面指向性の帯域内の偏差、特に250MHz、400MHzの周波数における偏差が5〜10dBと非常に大きくなっており、安定した無指向性が得られず、また比帯域についても十分な広帯域特性が得られない。また、径方向の寸法が、下限動作周波数fL に対応する波長λLに対し0.75λLと大きく、さらなる小型化が求められる。
また、特許文献6または7に記載されたアンテナは、いずれもその構造が複雑もしくは大型であり、動作周波数帯の低域化要求に応じて寸法を拡大することが難しい。特許文献8に記載されたアンテナは、低姿勢アンテナを実現できるが、十分な広帯域性を得ることが困難である。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、反射板上に配置される構造が簡易かつ小型でありながら、さらなる広帯域化を可能とした広帯域無指向性アンテナを提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明の第1の態様は、四角形以上の多角形または円形状をなし、中央部に給電部が設けられた接地板と、前記接地板の前記給電部の直上に立設され、縦断面形状が指数曲線または当該指数曲線を近似した折れ線をなす回転対称導体により構成され、下端部が前記給電部に接続された放射素子と、前記放射素子を中心にその周辺に互いに一定の角度を隔てて放射状に配置された複数の無給電素子とを具備する。そして、前記複数の無給電素子の各々を、前記放射素子の周面に対し一定の間隔を隔てた状態で前記接地板に対し平行に配置されたメアンダ部と、該メアンダ部から前記接地板に対し平行な状態を保持して少なくとも1回折曲形成された水平部と、該水平部から前記接地板に対し垂直に折曲形成されて前記接地板に接続された短絡部とにより構成したものである。
この発明の第2の態様は、前記複数の無給電素子を、前記放射素子を中心にその周辺に互いに90度の角度を隔てて4方向に配置したものである。
この発明の第3の態様は、前記メアンダ部を、動作最低周波数の目標値をfM とするとき、幅方向の外形寸法を0.0327fM(線径を除く)、長さ方向の外形寸法を0.0358fM(線径を除く)、中心位置を0.0302fM、素子径を0.00406fM、反複数を4回(間隔0.005fM)にそれぞれ設定したものである。
この発明の第1の態様によれば、低姿勢かつ小型な構造でありながら、低い給電インピーダンスにおいて、きわめて広いVSWRの比帯域と水平面指向性の比帯域を得ることができ、特に下限動作周波数をさらに低く設定することが可能となる。
この発明の第2の態様によれば、必要十分な無給電素子数で、簡単かつ小型に構造で、安価に所望の帯域特性および指向特性を得ることができる。
この発明の第3の態様によれば、VSWRが3.0のときの下限動作周波数をfL とするとき、動作最低周波数の目標値fMに対し、fL =0.853fM とすることができる。
以下、図面を参照してこの発明に係わる実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
図1は、この発明の第1の実施形態に係る広帯域無指向性アンテナの全体構成を示す斜視図である。
この発明の第1の実施形態に係る広帯域無指向性アンテナは、円板状をなす接地板1の中央部に配置された給電部4の直上に放射素子2を立設している。放射素子2は、縦断面形状が指数曲線をなす回転対称体からなる導体により構成され、下端部が上記給電部4に接続される。なお、給電部4は、接地板1に形成された給電パターンを介して図示しない無線回路に接続される。
[第1の実施形態]
図1は、この発明の第1の実施形態に係る広帯域無指向性アンテナの全体構成を示す斜視図である。
この発明の第1の実施形態に係る広帯域無指向性アンテナは、円板状をなす接地板1の中央部に配置された給電部4の直上に放射素子2を立設している。放射素子2は、縦断面形状が指数曲線をなす回転対称体からなる導体により構成され、下端部が上記給電部4に接続される。なお、給電部4は、接地板1に形成された給電パターンを介して図示しない無線回路に接続される。
また、上記放射素子2の周辺部には、当該放射素子2を中心に、4個の無給電素子31〜34が水平方向に互いに90度の角度を隔てて放射状に配置されている。これらの無給電素子31〜34はいずれも線状導体からなり、上記放射素子2の周面に一端が所定の間隔(ギャップ)を隔てて配置されたメアンダ部313〜343と、このメアンダ部313〜343の他端から水平方向に90度の角度で折曲形成された水平部312〜342と、この水平部312〜342の他端から垂直下方向に折曲形成されて接地板1に接続された短絡部311〜341とから構成される。なお、無給電素子31〜34は線状のワイヤに限るものではなく、例えば短冊型や扇型をなす板状体であってもよい。
図2(a),(b)は上記無給電素子31〜34のサイズを説明するための示す図で、(a)は平面図、(b)はメアンダ部の一部を拡大して示した図である。また、図3は上記放射素子2のサイズを説明するための図である。
例えば、送受信対象の周波数帯域の動作最低周波数の目標値をfM 、当該目標値fM に対応する波長をλM とすると、無給電素子31〜34のワイヤの半径2a、上記短絡部311〜341の高さH、上記メアンダ部313〜343の先端と上記放射素子2の周面との間隔(ギャップ)Δg、メアンダ部313〜343と水平部312〜342との合計長L0 、メアンダ部313〜343の全長Lbent、メアンダ部313〜343の個々の折り曲げ部の寸法M、M/2、放射素子2の上端部の最大径2Xp 、放射素子2の全高Zp 、放射素子2のZq 、X0は、上記動作最低周波数の目標値fM に対応する波長λMに換算して、図4に示すように設定される。
また、放射素子2の断面の指数曲線は、図3に示す回転対称体曲線式により求めることができる。なお、回転対称体曲線は指数曲線に限らず、指数曲線を近似した折れ線を用いてもよい。
以上のように構成された広帯域無指向性アンテナの各部位の寸法を図4に示した値に設定し、周波数比(fM 比)に対する電圧定在波比(Voltage Standing Wave Ratio:VSWR)を測定したところと、図5に示すような特性が得られた。このVSWR特性から明らかなように、VSWRが2.0以下について比帯域幅177%以上というきわめて広い周波数特性が得られることが分かる。
また、指向性についてみると、先ず垂直面においては例えば図6(a)に示すように、0.967λM のとき、垂直上方を0度として30度〜90度の範囲で−5.00dB以上の利得が得られ、水平面においては例えば図6(b)に示すように、0.967λM のとき、全方位にわたり0dB以上の利得が得られる。
ところで、上記メアンダ部311〜341の構成には、以下のような最良値があることを本発明者は確認した。
すなわち、図7(a)に示すような形状のメアンダ部311〜341の場合、その構成要素は図7(b)に示すように、幅方向の外形寸法Aと、長さ方向の外形寸法Bと、中心位置Cと、素子径Dと、反復数Eにより表される。そして、動作最低周波数の目標値をfM とするとき、上記各要素を、
A=0.0327fM(線径を除く)
B=0.0358fM(線径を除く)
C=0.0302fM
D=0.00406fM
E=4回(間隔0.005fM)
にそれぞれ設定する。
すなわち、図7(a)に示すような形状のメアンダ部311〜341の場合、その構成要素は図7(b)に示すように、幅方向の外形寸法Aと、長さ方向の外形寸法Bと、中心位置Cと、素子径Dと、反復数Eにより表される。そして、動作最低周波数の目標値をfM とするとき、上記各要素を、
A=0.0327fM(線径を除く)
B=0.0358fM(線径を除く)
C=0.0302fM
D=0.00406fM
E=4回(間隔0.005fM)
にそれぞれ設定する。
図8は、上記最良値を採用した場合の、低周波域から中周波域にかけてのVSWR特性のシミュレーション値を示した図である。同図から明らかなように、メアンダ部311〜341の各要素として上記した最良値を採用すると、VSWRが3.0のときの下限動作周波数fL は、上記動作最低周波数の目標値fMに対し、fL =0.853fM となる。
ちなみに、メアンダ部311〜341の幅方向の外形寸法Aを増加させると、下限動作周波数fL は低下して1.2fL 付近で極大となり、VSWRが3.0を超える。また、長さ方向の外形寸法Bを増加させた場合にも、下限動作周波数fL は低下して1.2fL 付近で極大となり、VSWRが3.0を超える。中心位置Cを放射素子2へ近づけると、動作周波数帯域の全域にわたってVSWRは増加する傾向が見られた。素子径Dを太くすると、下限動作周波数fL は漸近的に低下して、隣接する素子と接触すると下限動作周波数fL は増加する。これに対し素子径Dを細くすると、動作周波数帯域の全域にわたってVSWRは増加する傾向がある。反復数Eを増やすと、下限動作周波数fL は変化せず、1.2fL 付近で極大となりVSWRが3.0を超える。
以上詳述したように、第1の実施形態の広帯域無指向性アンテナでは、放射素子として指数曲線の縦断面形状を有する回転対称体からなる素子2を使用し、かつこの放射素子2の周辺に、接地板1と平行な状態で、放射素子2を中心に4個の無給電素子31〜34を互いに90度の角度を隔てて放射状に配置する。そして、無給電素子31〜34を、上記放射素子2の周面に一端がギャップΔgを隔てて配置されたメアンダ部313〜343と、このメアンダ部313〜343の他端から水平方向に90度の角度で折曲形成された水平部312〜342と、この水平部312〜342の他端から垂直下方向に折曲形成されて接地板1に接続された短絡部311〜341とにより構成している。
したがって、給電インピーダンスが50Ωにおいて、きわめて広いVSWRの比帯域と水平面指向性の比帯域を得ることができ、特に下限動作周波数fL をさらに低く設定することが可能となる。また、接地板1を除いたアンテナ素子部分の全高Hが0.1λL 、幅寸法が0.29λL という低姿勢かつ小型な構造を維持できるので、重量および受風荷重がともに大幅に小さくなり、高い耐風速性能を持つアンテナを提供することができる。特に低重量化により材料費を抑えてアンテナの低価格化を実現できる。
さらに、誘電体材料を必要としないので耐火性があり、難燃性および耐熱性設計に対応できるため、地下施設やトンネルなどの耐火規定のある環境に適したアンテナを提供できる。また、アンテナ素子や給電線路は接地板1の同一平面上(表面)に配置され、接地板1の裏面は反射面となるため、金属筐体や壁面への直付けが可能となる。このため、UWB(Ultra Wide Band)などを採用した超広帯域無線通信用システムに適したアンテナを提供できる。
すなわち、アンテナ素子部分の全高Hが0.1λL 、幅寸法が0.29λL という低姿勢かつ小型な構造でありながら、給電インピーダンスが50Ωにおいて、きわめて広いVSWRの比帯域と水平面指向性の比帯域を得ることができ、特に下限動作周波数fL をさらに低く設定可能とした広帯域無指向性アンテナを提供することができる。
次に、第1の実施形態に係る広帯域無指向性アンテナの効果を、従来の各種アンテナと対比して説明する。
先ず図9に示すような最も基本的なモノポールアンテナ20では、基準動作周波数fAに対応する波長をλAとすると、素子長がλA /4と高くなる。これに対し、第1の実施形態のアンテナであれば、先に述べたように下限動作周波数fL の波長λL に対し全高Hが0.1λL と低くすることができる。
先ず図9に示すような最も基本的なモノポールアンテナ20では、基準動作周波数fAに対応する波長をλAとすると、素子長がλA /4と高くなる。これに対し、第1の実施形態のアンテナであれば、先に述べたように下限動作周波数fL の波長λL に対し全高Hが0.1λL と低くすることができる。
次に、アンテナの高さを低くするために、図10に示すように素子21をコ型に折り曲げてループアンテナの半分の形に構成する。このようにすると、アンテナの高さHをλA/8相当と低くすることができる。しかし、この構造のアンテナ21では、水平面内において無指向性を得ることができない。
そこで、図10に示すように、給電部4に接続された垂直素子210の先端部から、4方向に等角度で放射状に素子211〜214を配置した十文字アンテナを構成したとする。この場合、アンテナ高を低くした上で水平面内無指向性を得ることが可能となる。しかしながら、この十文字アンテナでは給電インピーダンスが200〜1kΩに増加してしまうという別の問題が発生し、さらに広帯域特性を得ることができない。
一方、広帯域特性を得るために、図11に示すように給電部4に接続された放射素子22との間にギャップを介して4個の無給電素子221〜224を配置したギャップ装荷十字型アンテナが知られている。このアンテナであれば、2つの共振周波数をギャップにより形成される容量により結合させ、これにより上限動作周波数fH と下限動作周波数fL との比(fH /fL )の2倍程度の広帯域特性を得ることができる。しかし、この構造のアンテナでは、90Ω程度の給電インピーダンスのときに最も広帯域になるため、給電インピーダンスを50Ωに設定した状態で広帯域を得ることが難しい。
また、給電インピーダンスを50Ωにするために、図12に示すように4個の無給電素子231〜234の中間部位を水平方向に折曲したギャップ装荷折り曲げ十字型アンテナが考えられる。この構造のアンテナであれば、給電インピーダンスが50Ωに調整され、アンテナ径を小型化することができる。しかし、上限動作周波数fH をさらに高くすることができない。
そこで、上限動作周波数fH をさらに高くするために、図13に示すように放射素子を、指数曲線の断面形状を有する回転対称体により構成することが提案されている。指数曲線の断面形状を有する回転対称体からなる放射素子2を使用すると、高周波域をさらに広帯域化することができる。しかし、低周波域については広帯域化が困難である。
これに対し第1の実施形態に係る高周波無指向性アンテナでは、先に述べたように4個の無給電素子31〜34の水平部位にメアンダ部341〜344設けているので、無給電素子31〜34の素子長をアンテナ径を大きくすることなく長くすることができ、これにより低周波域をさらに広帯域化することが可能となる。例えば、VSWRが3.0のときに、下限動作周波数fLを3.16GHz から2.84GHz に低下させることが可能となる。これにより動作周波数の高低比を19以上にすることができる。なお、下限動作周波数fLを2.84GHz に低下させた場合には、無給電素子31〜34の素子径を0.2mmのまま変更せずに、アンテナ高Hを0.095λL とさらに低くすることができる。
[他の実施形態]
第1の実施形態では、無給電素子31〜34の水平部312〜342を、メアンダ部313〜343に対し接地板1と平行な状態で1回90度に折曲形成したものとしたが、接地板1と平行な状態で複数回折曲形成したものとしてもよい。その他、接地板の形状、放射素子および各無給電素子の寸法については、目標動作周波数に応じてどのように設定してもよい。
第1の実施形態では、無給電素子31〜34の水平部312〜342を、メアンダ部313〜343に対し接地板1と平行な状態で1回90度に折曲形成したものとしたが、接地板1と平行な状態で複数回折曲形成したものとしてもよい。その他、接地板の形状、放射素子および各無給電素子の寸法については、目標動作周波数に応じてどのように設定してもよい。
また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
1…接地板、2…放射素子、31〜34…無給電素子、311〜341…短絡部、312〜342…水平部、313〜343…メアンダ部、4…給電部。
Claims (3)
- 四角形以上の多角形または円形状をなし、中央部に給電部が設けられた接地板と、
前記接地板の前記給電部の直上に立設され、縦断面形状が指数曲線または当該指数曲線を近似した折れ線をなす回転対称導体により構成され、下端部が前記給電部に接続された放射素子と、
前記放射素子を中心にその周辺に互いに一定の角度を隔てて放射状に配置された複数の無給電素子と
を具備し、
前記複数の無給電素子の各々は、前記放射素子の周面に対し一定の間隔を隔てた状態で前記接地板に対し平行に配置されたメアンダ部と、該メアンダ部から前記接地板に対し平行な状態を保持して少なくとも1回折曲形成された水平部と、該水平部から前記接地板に対し垂直に折曲形成されて前記接地板に接続された短絡部とを有することを特徴とする広帯域無指向性アンテナ。 - 前記複数の無給電素子は、前記放射素子を中心にその周辺に互いに90度の角度を隔てて4方向に配置されてなることを特徴とする請求項1記載の広帯域無指向性アンテナ。
- 前記メアンダ部は、動作最低周波数の目標値をfM とするとき、幅方向の外形寸法を0.0327fM(線径を除く)、長さ方向の外形寸法を0.0358fM(線径を除く)、中心位置を0.0302fM、素子径を0.00406fM、反複数を4回(間隔0.005fM)にそれぞれ設定したことを特徴とする請求項2記載の広帯域無指向性アンテナ。
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