JP2005079982A - 複合アンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】 複合アンテナを小型化する。
【解決手段】 基板2の一方の主表面2bの上方にクロスダイポールアンテナ4が配置されている。クロスダイポールアンテナ4は、互いに直交配置された2組のダイポールアンテナ6、8からなる。このクロスダイポールアンテナ4と基板2の間にディスコーンアンテナのホット側素子22が配置されている。ダイポールアンテナ6、8のホット側素子6a、8aの給電部6c、8cに給電線路12、14が接続され、ダイポールアンテナ6、8のアース側素子6b、8bの給電部6d、8dに共通に給電線路16が接続され、ディスコーンアンテナのホット側素子22の給電部23に給電線路24が接続されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数のアンテナから構成された複合アンテナに関する。
複合アンテナとしては、例えば円偏波及び直線偏波共用アンテナがある。この共用アンテナは、例えば米国において実用化されようとしているデジタルラジオ受信方式において使用される。デジタルラジオ受信方式は、或るプログラムを円偏波の電波を利用して送信する衛星と、この衛星からの円偏波の電波を地上において受信し、同一周波数帯の直線偏波の電波として再送信する地上再送信局とを備えたものである。円偏波及び直線偏波共用アンテナは、例えば自動車等の移動体に搭載され、円偏波の電波を受信できるときには、これを受信し、何らかの理由によって円偏波の電波を受信できないときには、直線偏波の電波を受信する。
この円偏波及び直線偏波共用アンテナの一例が、特許文献1に開示されている。この特許文献1に開示されている複合アンテナは、反射板上に円偏波を受信可能にクロスダイポールアンテナを設け、垂直偏波を受信可能なホイップアンテナを反射板の端部に設けてある。クロスダイポールアンテナとホイップアンテナとは、これらが受信する電波の波長の1/4の長さ以上離して配置されている。
特開2002−100928号公報
この円偏波及び直線偏波共用アンテナでは、クロスダイポールアンテナとホイップアンテナとを、離して配置しているので、この円偏波及び直線偏波共用アンテナが大型になるという問題点があった。
本発明は、小型の複合アンテナを提供することを目的とする。
本発明の一態様による複合アンテナは、基板を有している。この基板は、対向する2つの主表面を有している。これら主表面は導電性であることが、望ましい。本複合アンテナは、クロスダイポールアンテナも有している。このクロスダイポールアンテナは、2組のダイポールアンテナからなる。それぞれのダイポールアンテナは、ホット側素子とアース側素子とを有している。これら2組のダイポールアンテナが、基板の一方の主表面の上方にこの主表面とほぼ平行に位置する仮想平面内に、互いに直交配置されている。この直交配置は、それぞれのダイポールアンテナの各素子の給電部が、交差位置側に存在するように行うことが望ましい。このクロスダイポールアンテナと前記基板との間に、ディスコーンアンテナのホット側素子が配置されている。このホット側素子は、前記クロスダイポールアンテナにおける前記2組のダイポールアンテナの交差位置に、ほぼ中心が位置するように配置されている。その給電部は、クロスダイポール側にあることが望ましい。このホット側素子は、直径が一定である円筒状に形成することもできるし、クロスダイポール側から基板の一方の主表面側に向かうに従って直径が徐々に拡大されている円錐状に形成することもできる。このホット側素子の基板主表面側の端部は、基板の主表面に接触状態とすることもできるし、非接触状態とすることもできる。これらクロスダイポールアンテナとディスコーンアンテナのホット側素子とは、給電線路を介して、例えば基板の他方の主表面側に形成された回路に接続されている。給電線路は、2組のダイポールアンテナのホット側素子の給電部にそれぞれ接続された第1及び第2の給電線路と、前記2組のダイポールアンテナのアース側素子の給電部に共通に接続された第3の給電線路と、前記ディスコーンアンテナのホット側素子の給電部に接続された第4の給電線路とを、有している。
この態様の複合アンテナでは、クロスダイポールアンテナは、ディスコーンアンテナのホット側素子の給電部側に接近して配置されている。従って、クロスダイポールアンテナの各アース側素子が、ディスコーンアンテナのアース側素子としても機能する。即ち、ディスコーンアンテナは、それのホット側素子と、クロスダイポールアンテナの2つのアース側素子とによって構成されている。従って、別途ディスコーンアンテナのアース側素子を設ける必要が無く、製造が容易に行える。しかも、ディスコーンアンテナのホット側素子は、クロスダイポールアンテナと基板との間に配置されているので、ディスコーンアンテナのホット側素子を、クロスダイポールアンテナとは離れた位置に設置する必要が無く、この複合アンテナを小型化することができる。
前記給電線路を、前記ディスコーンアンテナのホット側素子の内部を通って前記基板に設けることもできる。この場合、第1乃至第4の給電線路は、前記基板の前記一方の主表面にほぼ垂直に立てられた中空の金属製外部導体と、これら筒状体の内部に配置された中心導体とから、それぞれ構成され、各中心導体が各給電部に接続されている。外部導体と中心導体との間には、これらに密着して誘電体が介在している。
このように構成した場合、クロスダイポールアンテナ及びディスコーンアンテナの各素子は、中心導体に機械的にも接続されているが、これら中心導体は、誘電体を介して金属製の外部導体に接触しているので、機械的強度が大きく、クロスダイポールアンテナ及びディスコーンアンテナのホット側素子を所定の位置に維持することができるし、同軸構造でもあるので、第1乃至第4の給電線路からの不要な放射が生じることがない。
更に、第1乃至第4の給電線路は、密接して配置され、これら第1乃至第4の給電線路の外部導体に内部が接触している状態で前記一方の主表面にほぼ垂直に金属製筒状体を立てることもできる。このように構成すると、更に第1乃至第4の給電線路の機械的強度が高まるし、不要な放射が更に抑制される。
当初に記載した態様の複合アンテナにおいて、ディスコーンアンテナのホット側素子にシュペルトップを設けることもできる。このように構成した場合、ディスコーンアンテナのVSWRや利得の周波数特性を安定させることができる。
当初に記載した態様の複合アンテナにおいて、クロスダイポールアンテナを、前記平面内に配置された別の基板上に形成することもできる。このように構成した場合、クロスダイポールアンテナを構成する各ダイポールアンテナの位置関係を一々調整する必要が無く、製造が容易になる。
当初に記載した態様の複合アンテナにおいて、クロスダイポールアンテナは、円偏波の電波を送受信するものであり、ディスコーンアンテナは、前記円偏波の電波と同一周波数帯の直線偏波の電波を送受信するものとすることができる。このように構成した場合、上述したようなデジタルラジオ受信システムに適したアンテナを提供することができる。
以上のように本発明によれば、小型で製造が容易な複合アンテナを提供することができる。
本発明の第1の実施形態の複合アンテナは、同一周波数帯、例えば2.3GHz帯で送信される円偏波、例えば左旋円偏波の電波と、直線偏波、例えば垂直偏波の電波とを受信するためのものである。
この複合アンテナは、図1(a)、(b)に示すように、基板2を有している。この基板2は、例えば矩形に形成され、同図(b)に示すようにベース2aの両面に、相対向する2つの主表面2b、2cを有している。これら主表面2b、2cは、共に例えば導電性皮膜によって形成されている。
この主表面2bの上方に、主表面2bと所定の間隔をあけて、クロスダイポールアンテナ4が配置されている。この配置位置は、主表面2bの上方における主表面2bに平行な仮想平面上である。上記間隔は、このクロスダイポールアンテナ4によって受信しようとする電波の波長λの約1/4、例えば約30mmに設定されている。
クロスダイポールアンテナ4は、2組のダイポールアンテナ6、8からなる。これらダイポールアンテナ6、8は、直線状のホット側素子6a、8aと、直線状のアース側素子6b、8bとからなる。これらは、全て導電体製であり、それぞれが約λ/4の長さを有し、直径が約2mmの棒状に形成されている。ダイポールアンテナ6は、ホット側素子6aとアース側素子6bとを、上記仮想平面上において同一直線上に位置させた状態に配置されている。ダイポールアンテナ8は、ホット側素子8aとアース側素子8bとを、上記仮想平面上において、ダイポールアンテナ6と直交する直線上に位置させた状態に配置されている。
図1(a)に示すように、これらダイポールアンテナ6、8のホット側素子6a、8a、アース側素子6b、8bの交差側の端部が、これらダイポールアンテナ6、8の給電部6c、6d、8c、8dとされている。なお、アース側素子6b、8bの給電点6d、8dは、重ねられている。
これら給電部6c、6d、8c、8dに、給電線路10の3つの給電線路12、14、16が接続されている。給電線路12、14、16は、基板2の主表面2b上に、これに垂直に立てられた円筒状の金属製外部導体12a、14a、16aを有している。これら金属製外部導体12a、14a、16aの基端部は、主表面2aに電気的及び機械的に結合されている。これら金属製外部導体12a、14a、16aの内部の中心位置に中心導体12b、14b、16bが、金属製外部導体12a、14a、16aの長さ方向に沿って配置されている。これら金属製外部導体12a、14a、16aの内周面と中心導体12b、14b、16bとの間には、誘電体12c、14c、16cが、それぞれ充填されている。
中心導体12bの先端がホット側素子6aの給電部6cに接続されている。中心導体14bの先端がホット側素子8aの給電部8cに接続されている。中心導体16bの先端が、アース側素子6b、8bの給電部6d、8dに接続されている。
ホット側素子6a、8aの給電部6c、8cに接続された中心導体12b、14bは、図2に示すように、基板2の主表面2c側に導出されている。主表面2cには、例えばエッチングによって伝送パターン18と、基準電位面、例えば接地電位面20とが、形成されている。伝送パターン18は、中心導体12bに接続されたパターン18aと、中心導体14bに接続されたパターン18bとを含んでいる。パターン18aは、パターン18bよりもλ/4だけ長く形成されている。これら両パターン18a、18bは合成され、パターン18c、18dを介して図示しない同軸コネクタの中心導体に接続されている。また、アース側素子6b、8bの給電部6d、8dに接続された中心導体16bは、図示しないリード線を介して接地電位面20に接続されている。上記の同軸コネクタの外部導体が接地電位面20に接続されている。ダイポールアンテナ6、8が機械的に90度異なる位置に配置され、ダイポールアンテナ6で受信する信号の位相がパターン18aによって90度遅れさせられているので、クロスダイポールアンテナ4によって、左旋円偏波の電波が受信可能である。
ホット側素子6a、8a、アース側素子6b、8bは、給電線路12、14、16の中心導体12b、14b、16bに電気的及び機械的に接続されている。これら中心導体12b、14b、16bは、誘電体12c、14c、16cを介して金属製の円筒状体である外部導体12a、14a、16aに接しているので、ホット側素子6a、8a、アース側素子6b、8bの重量を充分に支持することができる。しかも、給電線路12、14、16は、同軸構造であるので、不要な放射が、給電線路12、14、16から生じることもない。
図1(b)に示すように、基板2の主表面2bとクロスダイポールアンテナ4との間に、ディスコーンアンテナのホット側素子22が配置されている。このホット側素子22は、内部が中空の概略円筒状に導電体によって形成されている。このホット側素子22は、約λ/4の高さ寸法、例えば23mmの高さ寸法を有し、その上面の直径は約λ/8、例えば約15mmに形成されている。このホット側素子22の上面の中心が、クロスダイポールアンテナ4の交差位置の近傍に位置するように配置されている。このとき、ホット側素子22の下端は主表面2bとは非接触状態にある。このホット側素子22では、その上端の周縁の任意の位置が給電部23とされている。
給電線路10は、給電線路12、14、16の他に、給電線路24を有している。この給電線路24も、外部導体24a、中心導体24b、誘電体24cからなり、給電線路12、14に、外部導体24aが接するように配置されている。この給電線路24の中心導体24bが、ホット側素子22の給電部23に接続ライン26を介して接続されている。給電線路24の中心導体24bは、図2に示すように基板2の主表面2b側において、伝送パターン18に含まれる直線伝送ライン18eに接続されている。この接続ライン18eは、図示していない同軸コネクタの中心導体に接続され、このコネクタの外部導体は、接地電位面20に接続されている。
このホット側素子22と、クロスダイポールアンテナ4のアース側素子6b、8bとがディスコーンアンテナを形成し、直線偏波、例えば垂直偏波の電波を受信する。このようにクロスダイポールアンテナ4のアース側素子6b、8bが、ディスコーンアンテナのアース側素子としても機能しているので、ディスコーンアンテナの製造が容易になる上に、ディスコーンアンテナのホット側素子22が、クロスダイポールアンテナ4と基板2との間に配置されているので、複合アンテナの高さ寸法が短くなっている。
ホット側素子22の外周囲には、90度間隔で4つのシュペルトップ28が取り付けられている。これらシュペルトップ28は、幅寸法が約4mmで、長さ寸法が約0.16λ、例えば約21mmの導電体製で、その上端部がホット側素子22の上面付近に位置するように外方に向かって広がった状態でホット側素子22の外周の下部に取り付けられている。
上述した各給電線路12、14、16及び24は、これらの外部導体12a、14a、16a及び24aが内周面に接触するように、金属製円筒状体30の内部に収容されている。この円筒状体30も、基板2の主表面2bにほぼ垂直に配置され、その基端部が主表面2bに機械的及び電気的に接続されている。この金属製円筒状体30が設けられているので、クロスダイポールアンテナ6、8の支持の機械的強度が増強されるし、給電線路12、14、16からの不要な放射が更に抑圧される。
本発明の第2の実施形態の複合アンテナを図3(a)、(b)に示す。この実施形態の複合アンテナでは、クロスダイポールアンテナ32を構成する2組のダイポールアンテナ34、36が、基板、例えばプリント基板38上にエッチングによって形成されている。また、ディスコーンアンテナのホット側素子40が、円筒状ではなく円錐状に形成されている。このホット側素子40には、シュペルトップは設けられていない。他の構成は、第1の実施の形態の複合アンテナと同様に構成されているので、同等部分には同一符号を付して、その説明を省略する。
なお、ダイポールアンテナ34、36のホット側素子34a、36a、アース側素子34b、36bは、幅が約1mmであって、長さが約λ/4の約29mmである。基板38と基板2との間の距離は約32mmで、基板38とディスコーンアンテナのホット側素子40の上面までの距離は約3mmである。ホット側素子40の下面は、ほぼ基板2の主表面2bの位置にあるので、ホット側素子40の高さ寸法は、約29mmであって、ダイポールアンテナ34、36の各エレメント34a、34b、36a、36bの寸法とほぼ等しい。ホット側素子40の下面の直径は約23mmである。
この複合アンテナにおいても、クロスダイポールアンテナ32のダイポールアンテナ34、36のアース側素子34b、36bが、ディスコーンアンテナのアース側素子としても機能している。従って、ディスコーンアンテナの製造が容易になる上に、ディスコーンアンテナのホット側素子40が、基板38と基板2との間に配置されているので、複合アンテナの高さ寸法が短くなっている。しかも、クロスダイポールアンテナ32は、基板38上にエッチングによって形成されているので、クロスダイポールアンテナの製造が容易になる。また、ディスコーンアンテナのホット側素子40が円錐状に形成されているので、受信周波数帯を調整する場合、ディスコーンアンテナのホット側素子40の高さを変更せずに、斜辺の長さを調整することによって対応することができる。従って、この複合アンテナの高さ寸法を常に一定にすることができる。
図4に第1及び第2の実施形態の複合アンテナ並びに第1の実施形態の複合アンテナにおいてシュペルトップを除去したもののクロスダイポールアンテナにおけるVSWR対周波数特性を示す。実線で示すのが第1の実施の形態、一点鎖線で示すのが第2の実施の形態、点線で示すのが第1の実施形態においてシュペルトップを除去したものそれぞれのVSWR対周波数特性である。図4から明らかなように、いずれにおいても1.4前後のVSWRを測定周波数帯全域において示しており、いずれの複合アンテナでも充分に実用となるVSWRを持っている。
図5に第1及び第2の実施形態の複合アンテナ並びに第1の実施形態の複合アンテナにおいてシュペルトップを除去したもののクロスダイポールアンテナにおける利得対周波数特性を示す。実線で示すのが第1の実施の形態、一点鎖線で示すのが第2の実施の形態、点線で示すのが第1の実施形態においてシュペルトップを除去したものそれぞれの利得対周波数特性である。図5から明らかなように、シュペルトップを設けた第1の実施の形態の複合アンテナが最も利得が小さいが、それでもほぼ3dB程度の利得があり、充分に実用となる。
図6に第1及び第2の実施形態の複合アンテナ並びに第1の実施形態の複合アンテナにおいてシュペルトップを除去したもののディスコーンアンテナにおけるVSWR対周波数特性を示す。実線で示すのが第1の実施の形態、一点鎖線で示すのが第2の実施の形態、点線で示すのが第1の実施形態においてシュペルトップを除去したものそれぞれのVSWR対周波数特性である。図6から明らかなように、第1及び第2の実施の形態の複合アンテナでは、1.5前後のVSWRを測定周波数帯全域において示しており、充分に実用となるVSWRを持っている。
図7に第1及び第2の実施形態の複合アンテナ並びに第1の実施形態の複合アンテナにおいてシュペルトップを除去したもののクロスダイポールアンテナにおける利得対周波数特性を示す。実線で示すのが第1の実施の形態、一点鎖線で示すのが第2の実施の形態、点線で示すのが第1の実施形態においてシュペルトップを除去したものそれぞれの利得対周波数特性である。図7から明らかなように、第1の実施の形態の複合アンテナが最も利得が大きく、測定周波数帯全域に渡って約2.3dBの利得を示し、第2の実施の形態の複合アンテナでも約0.2dBの利得を測定周波数帯全域に渡って示し、充分に実用となる。
図8に第1の実施の形態の複合アンテナにおけるクロスダイポールアンテナ4の2.3388GHzにおける指向特性図を示す。これから明らかなように、半値幅が約80度と広いものであり、この約80度の範囲内から到来する電波を良好に受信することができる。なお、ディスコーンアンテナは無指向性を示す。
上記の各実施の形態では、基板2として矩形のものを示したが、これに限ったものではなく、円形等の種々の形状のものを使用することができる。上記の各実施の形態では、クロスダイポールアンテナは、通常のダイポールアンテナを使用した構成したが、例えば折り返しダイポールアンテナを2組使用して構成することもできる。上記の各実施の形態では、クロスダイポールアンテナとディスコーンアンテナとは、受信周波数帯がほぼ同一とされたが、異なる周波数帯の電波を受信するように構成することもできる。上記の各実施形態では、クロスダイポールアンテナは左旋円偏波を受信するように伝送パターン18を構成したが、右旋円偏波を受信するように伝送パターン18を構成することもできる。
本発明の第1実施形態の複合アンテナの平面図及び部分破断側面図である。 図1の複合アンテナにおいて使用している基板の底面図である。 本発明の第2実施形態の複合アンテナの平面図及び側面図である。 第1及び第2の実施形態の複合アンテナ並びに第1の実施形態の複合アンテナにおいてシュペルトップを除去したもののクロスダイポールアンテナにおけるVSWR対周波数特性図である。 第1及び第2の実施形態の複合アンテナ並びに第1の実施形態の複合アンテナにおいてシュペルトップを除去したもののクロスダイポールアンテナにおける利得対周波数特性図である。 第1及び第2の実施形態の複合アンテナ並びに第1の実施形態の複合アンテナにおいてシュペルトップを除去したもののディスコーンアンテナにおけるVSWR対周波数特性図である。 第1及び第2の実施形態の複合アンテナ並びに第1の実施形態の複合アンテナにおいてシュペルトップを除去したもののディスコーンアンテナにおける利得対周波数特性図である。 第1の実施の形態の複合アンテナにおけるクロスダイポールアンテナ4の指向特性図である。
符号の説明
2 基板
2b 主表面
4 クロスダイポールアンテナ
6 8 ダイポールアンテナ
12 14 16 18 24 給電線路
12a 14a 16a 24a 外部導体
12b 14b 16b 24b 中心導体
12c 14c 16c 24c 誘電体
22 ディスコーンアンテナのホット側素子

Claims (6)

  1. 対向する2つの主表面を有する基板と、
    一方の前記主表面の上方にこの主表面とほぼ平行に位置する平面内に、互いに直交配置された2組のダイポールアンテナからなり、各組のダイポールアンテナは、アース側素子と、ホット側素子とからなるクロスダイポールアンテナと、
    このクロスダイポールアンテナと前記基板との間に、前記クロスダイポールアンテナにおける前記2組のダイポールアンテナの交差位置に、ほぼ中心が位置するように配置されたディスコーンアンテナのホット側素子と、
    前記2組のダイポールアンテナのホット側素子の給電部にそれぞれ接続された第1及び第2の給電線路と、前記2組のダイポールアンテナのアース側素子の給電部に共通に接続された第3の給電線路と、前記ディスコーンアンテナのホット側素子の給電部に接続された第4の給電線路とを、有する給電線路とを、
    具備する複合アンテナ。
  2. 請求項1記載の複合アンテナにおいて、前記各給電線路は、前記ディスコーンアンテナのホット側素子の内部を通って前記基板に設けられ、第1乃至第4の給電線路は、前記基板の前記一方の主表面にほぼ垂直に立てられた中空の金属製外部導体と、これら筒状体の内部に配置された中心導体と、前記金属製外部導体内にあって、これの内周面と前記中心導体とに密着している誘電体とから、それぞれ構成されている複合アンテナ。
  3. 請求項2記載の複合アンテナにおいて、第1乃至第4の給電線路は、密接して配置され、これら第1乃至第4の給電線路の外部導体に内部が接触している状態で前記一方の主表面にほぼ垂直に金属製筒状体を立てている複合アンテナ。
  4. 請求項1記載の複合アンテナにおいて、前記ディスコーンアンテナのホット側素子にシュペルトップが設けられている複合アンテナ。
  5. 請求項1記載の複合アンテナにおいて、前記クロスダイポールアンテナは、前記平面内に配置された別の基板上に形成されている複合アンテナ。
  6. 請求項1記載の複合アンテナにおいて、前記クロスダイポールアンテナは、円偏波の電波を送受信するものであり、前記ディスコーンアンテナは、前記円偏波の電波と同一周波数帯の直線偏波の電波を送受信するものである複合アンテナ。
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