JP2017092452A - コモンモードフィルタ - Google Patents

コモンモードフィルタ Download PDF

Info

Publication number
JP2017092452A
JP2017092452A JP2016166948A JP2016166948A JP2017092452A JP 2017092452 A JP2017092452 A JP 2017092452A JP 2016166948 A JP2016166948 A JP 2016166948A JP 2016166948 A JP2016166948 A JP 2016166948A JP 2017092452 A JP2017092452 A JP 2017092452A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
sheet
magnetic
common mode
primer layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016166948A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6891376B2 (ja
Inventor
ジク リー、クワン
Kwang Jik Lee
ジク リー、クワン
ジャエ ヨー、ミュン
Myung Jae Yoo
ジャエ ヨー、ミュン
リム チョ、ユ
Yu Lim Choi
リム チョ、ユ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Samsung Electro Mechanics Co Ltd
Original Assignee
Samsung Electro Mechanics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Samsung Electro Mechanics Co Ltd filed Critical Samsung Electro Mechanics Co Ltd
Publication of JP2017092452A publication Critical patent/JP2017092452A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6891376B2 publication Critical patent/JP6891376B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Filters And Equalizers (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)

Abstract

【課題】インピーダンス特性を向上させるとともに、フィルタリング周波数領域を維持することができるコモンモードフィルタを提供する。【解決手段】本発明は、第1磁性体シートと、上記第1磁性体シートの上部に配置され、らせん状のコイルを少なくとも一つ以上含むコイルシートと、上記コイルシートの上部に配置される第2磁性体シートと、を含み、上記第1磁性体シートと上記コイルシートの間、または上記第2磁性体シートと上記コイルシートの間にはプライマー層が配置され、上記プライマー層の厚さは3μm〜7μmであるコモンモードフィルタに関するものである。【選択図】図2

Description

本発明は、コモンモードフィルタに関するものである。
技術の発展に伴い、携帯電話、家電製品、PC、PDA、LCDなどの電子機器がアナログ方式からデジタル方式に変化し、処理するデータ量の増加によって高速化している傾向にある。これにより、高速信号送信インターフェースとしてUSB 2.0、USB 3.0、及び高品位マルチメディアインターフェイス(high−definition multimedia interface;HDMI(登録商標))が広く普及している。これらのインターフェースは、現在のパーソナルコンピュータ及びデジタル高画質テレビのような多くのデジタルデバイスで使用されている。
これらの高速インターフェースは、長い間一般的に用いられたシングルエンド(single−end)送信システムとは異なり、一対の信号ラインを使用して差動信号(差動モード信号)を送信する差動信号システムを採用する。しかし、デジタル化及び高速化している電子機器は、外部からの刺激に敏感であるため、高周波ノイズによる信号の歪みが頻繁に発生している。
これらの異常電圧及びノイズの原因としては、回路内で発生するスイッチング電圧、電源電圧に含まれている電源ノイズ、不要な電磁信号または電磁雑音などが挙げられる。これらの異常電圧及び高周波ノイズが回路に流入することを防止するための手段としてコモンモードフィルタ(Common Mode Filter:CMF)を使用している。
このようなコモンモードフィルタのインピーダンス(Impedence)特性を向上させることができる方案が求められている。
韓国公開特許第2014−0116678号公報
本発明の目的は、インピーダンス特性を向上させるとともに、フィルタリング周波数領域を維持することができるコモンモードフィルタを提供することにある。
また、本発明の目的は、差動モード(differential mode)の伝送効率を向上させることができるコモンモードフィルタを提供することにある。
本発明の一実施形態によるコモンモードフィルタは、積層型コモンモードフィルタで、第1磁性体シートと、上記第1磁性体シートの上部に配置され、らせん状のコイルを少なくとも一つ以上含むコイルシートと、上記コイルシートの上部に配置される第2磁性体シートと、を含み、上記第1磁性体シートと上記コイルシートの間、または上記第2磁性体シートと上記コイルシートの間にはプライマー層が配置され、上記プライマー層の厚さは3μm〜7μmである。
本発明の他の実施形態によるコモンモードフィルタは、薄膜型コモンモードフィルタで、磁性体基板と、上記磁性体基板の上部に配置され、らせん状のコイルを少なくとも一つ以上含むコイル基板と、上記コイル基板の上部に配置される上部磁性体シートと、を含み、上記磁性体基板と上記コイル基板の間、または上記上部磁性体シートと上記コイル基板の間にはプライマー層が配置され、上記プライマー層の厚さは3μm〜7μmである。
本発明の一実施形態によるコモンモードフィルタは、磁性体シートとコイルシートの間にプライマー(primer)層が配置されるため、インピーダンス特性を向上させるとともに、フィルタリング周波数領域を維持することができる。
また、本発明の一実施形態によるコモンモードフィルタは、プライマー層により、コイルと磁性体シートが直接接触することを防止することで、差動モード(differential mode)の伝送効率を向上させることができる。
本発明の一実施形態によるコモンモードフィルタのうち積層型コモンモードフィルタの斜視図である。 図1のA−A'の断面図であって、下部磁性体シートとコイルシートの間にプライマー層が配置される構成を示したものである。 図1のA−A'の断面図であって、上部磁性体シートとコイルシートの間にプライマー層が配置される構成を示したものである。 図1のA−A'の断面図であって、下部磁性体シートとコイルシートの間、及び上部磁性体シートとコイルシートの間にそれぞれプライマー層が配置される構成を示したものである。 本発明の他の実施形態によるコモンモードフィルタのうち薄膜型コモンモードフィルタの斜視図である。 図5のB−B'の断面図であって、磁性体基板とコイル基板の間にプライマー層が配置される構成を示したものである。 図5のB−B'の断面図であって、上部磁性体シートとコイル基板の間にプライマー層が配置される構成を示したものである。 図5のB−B'の断面図であって、磁性体基板とコイル基板の間、及び上部磁性体シートとコイル基板の間にそれぞれプライマー層が配置される構成を示したものである。
以下では、添付の図面を参照し、本発明の好ましい実施形態について説明する。しかし、本発明の実施形態は様々な他の形態に変形されることができ、本発明の範囲は以下で説明する実施形態に限定されない。また、本発明の実施形態は、当該技術分野で平均的な知識を有する者に本発明をより完全に説明するために提供されるものである。したがって、図面における要素の形状及び大きさなどはより明確な説明のために誇張されることがある。
本明細書で用いられる用語は、実施形態を説明するためのもので、本発明を制限するものではない。本明細書において、単数形は文言で特に言及しない限り、複数形も含む。明細書で用いられる「含む(comprise)」及び/または「含んでいる(comprising)」は、記載された構成要素、段階、動作、及び/または素子は、一つ以上の他の構成要素、段階、動作、及び/または素子の存在または追加を排除しない。
本発明は、説明の便宜のためにコアレス(coreless)コモンモードフィルタに基づいて説明するが、これらに限定されるものではなく、コアを有するコモンモードフィルタにも適用可能である。
図1は、本発明の一実施形態によるコモンモードフィルタのうち積層型コモンモードフィルタの斜視図であり、図2は、図1のA−A'の断面図であって、下部磁性体シートとコイルシートの間にプライマー層が配置される構成を示したものである。
図1及び図2を参照して、本発明の一実施形態によるコモンモードフィルタ100の構成を参照すると、コモンモードフィルタ100は、内部に少なくとも一つ以上のらせん状のコイル121、122、123、124を含む磁性体本体101、及び外部電極141、142、143、144を含む。
磁性体本体101は、第1及び第2磁性体シート110、130、及びコイルシート120を含む。
第1及び第2磁性体シート110、130は、磁性セラミック材料で形成されることができる。
第1磁性体シート110とは、コイルシート120の下部に位置する下部磁性体シートを意味し、第2磁性体シート120とは、コイルシート120の上部に位置する上部磁性体シートを意味する。
コイルシート120は、複数のフェライト層を積層して形成されることができる。
コイルシート120は、少なくとも一つ以上のコイルを含むことができ、図示されたように、第1〜第4コイル121、122、123、124を含むことができるが、これに制限されるものではない。
第1〜第4コイル121、122、123、124は、フェライト層に導電性材料で構成される導電線を少なくとも1回以上巻線してらせん状に形成するか、または導電性ペーストやフォトレジスト工法などを用いて形成することができる。
第1〜第4コイル121、122、123、124の一端部は、磁性体本体101の側面の一部に露出する。
コイルシート120は、第1〜第4コイル121、122、123、124をフェライト層に形成した後、フェライト層を積層及び圧着して形成されることができる。
第1及び第2コイル121、122は、フェライト層の導電性ビア(図示せず)によって互いに電気的に連結されることができる。導電性ビアは、ビアホールをレーザーパンチングまたは機械的パンチングの方法で形成し、ビアホールに導電性材料を充填して形成することができる。
第1コイル121は第1外部電極141と電気的に連結され、第2コイル122は第2外部電極142と電気的に連結されることができる。
また、第3及び第4コイル123、124は、フェライト層の導電性ビア(図示せず)によって互いに電気的に連結されることができる。また、第3コイル123は第3外部電極143と電気的に連結され、第4コイル124は第4外部電極144と電気的に連結されることができる。
図2を参照すると、第1磁性体シート110とコイルシート120の間にはプライマー層150が配置される。
別のコアが形成されていないコアレスタイプ(Coreless type)のコモンモードフィルタの場合、従来は、多層のコイルを形成するために、ビルドアップ絶縁フィルムが用いられた。このようなビルドアップ絶縁フィルムは、コイルシート120と磁性体シート110との接着性を高める役割を果たした。
従来、接着層として用いられたビルドアップ絶縁フィルムの厚さが約15μmであったため、磁性体シートの厚さは約170μmであった。
接着層の厚さが減少すると、インピーダンス特性は向上するが、コモンモード(common mode)をフィルタリングできる周波数幅が低周波側に移動するという問題が発生する。また、接着層が存在しない場合、コイルと磁性体シートが直接接触すると、差動モード(differential mode)の伝送効率が低くなる。したがって、このような接着層の厚さを最適化する必要がある。
インピーダンス特性を向上させるためには絶縁層の厚さを減少させる必要がある。しかし、接着層が薄すぎるか存在しない場合は、フィルタリング領域が低周波領域に移動するという問題があり、差動モードの伝達効率が低下するという問題がある。
本発明の一実施形態によるコモンモードフィルタ100は、ビルドアップ絶縁フィルムの代わりにプライマー層150が第1磁性体シート110とコイルシート120の間に配置され、プライマー層150の厚さt1が3μm〜7μmを有するため、インピーダンス特性を向上させ、周波数幅が低周波側に移動することを防止するとともに、差動モードの高伝送効率を有することができる。
プライマー層150の厚さが3μm未満の場合は、透磁率は増加するが、フィルタリングできる領域が減少する。また、7μmを超える場合は、透磁率の増加効果が少ない。
コモンモードフィルタ100の総厚さが一定の場合、プライマー層150の厚さt1が3μm〜7μmであると、第1磁性体シート110の厚さt2は178μm〜182μmを有することができる。
下記表1は、コアがない0605コモンモードフィルタ(coreless 0605 CMF、コイル:14μm、フェライトシートのインダクタンス:21.5)のプライマー層の厚さによるインピーダンス値を測定したものである。
表1から分かるように、プライマー層150を有するコモンモードフィルタのインピーダンスが従来のコモンモードフィルタに比べて高インピーダンス値を有することを確認することができる。
即ち、プライマー層150が存在しない場合は、最も高いインピーダンス値を有するようになるが、前述のように、プライマー層150がないと、コイルと磁性体シートが直接接触するため、差動モード(differential mode)の伝送効率が低くなるという問題がある。
プライマー層150は、BPA type epoxy、biphenyl epoxy、rubber modified epoxy、novolac type硬化剤、thermoplastic polymerから選択されるいずれか一つ、またはこれらの組み合わせであってよい。
また、プライマー層150の添加剤は、非磁性体の無機物粉末、例えば、シリカ(silica)またはアルミナ(alumina)であってよい。
図3は、図1のA−A'の断面図であって、第2磁性体シート130とコイルシート120の間にプライマー層150が配置される構成を示したものである。
本発明の一実施形態によるコモンモードフィルタ100は、ビルドアップ絶縁フィルムの代わりにプライマー層150が第2磁性体シート130とコイルシート120の間に配置され、プライマー層150の厚さt1が3μm〜7μmを有するため、インピーダンス特性を向上させ、周波数幅が低周波側に移動することを防止するとともに、差動モードの高伝送効率を有することができる。
プライマー層150の厚さが3μm未満の場合は、透磁率は増加するが、フィルタリングできる領域が減少する。また、7μmを超える場合は、透磁率の増加効果が少ない。
コモンモードフィルタ100の総厚さが一定の場合、プライマー層150の厚さt1が3μm〜7μmであると、第2磁性体シート130の厚さt2は、178μm〜182μmを有することができる。
図4は、図1のA−A'の断面図であって、第1磁性体シート110とコイルシート120の間、及び第2磁性体シート130とコイルシート120の間にそれぞれプライマー層が配置される構成を示したものである。
本発明の一実施形態によるコモンモードフィルタ100は、ビルドアップ絶縁フィルムの代わりにプライマー層150が第1磁性体シート110とコイルシート120の間、及び第2磁性体シート130とコイルシート120の間に配置され、プライマー層150の厚さt1が3μm〜7μmを有するため、インピーダンス特性を向上させ、周波数幅が低周波に移動することを防止するとともに、差動モードの高伝送効率を有することができる。
プライマー層150の厚さが3μm未満の場合は、透磁率は増加するが、フィルタリングできる領域が減少する。また、7μmを超える場合は、透磁率の増加効果が少ない。
コモンモードフィルタ100の総厚さが一定の場合、プライマー層150の厚さt1が3μm〜7μmであると、第1及び第2磁性体シート110、130の厚さt2は、178μm〜182μmを有することができる。
図5は、本発明の他の実施形態によるコモンモードフィルタのうち薄膜型コモンモードフィルタの斜視図であり、図6は図5のB−B'の断面図であって、磁性体基板とコイル基板の間にプライマー層が配置される構成を示したものである。
図5及び図6を参照して、本発明の他の実施形態によるコモンモードフィルタ200の構成を参照すると、コモンモードフィルタ200は、内部に少なくとも一つ以上のらせん状のコイル221、222を含む磁性体本体201、及び外部電極241、242、243、244を含む。
磁性体本体201は、磁性体基板210、コイル基板220、及び上部磁性体シート230を含む。
磁性体基板210及び上部磁性体シート230は、磁性セラミック材料で形成されることができる。
コイル基板220は、フェライト基板に複数のコイルを形成し、絶縁層で覆って形成することができる。例えば、第1及び第2コイル221、222は、フェライト基板に導電性材料で構成される導電線を少なくとも1回以上巻線してらせん状に形成するか、または導電性ペースト、フォトレジスト工法などを用いて形成することができる。
コイル基板220は、少なくとも一つ以上のコイルを含むことができ、図示されたように、第1及び第2コイル221、222を含むことができるが、これに制限されるものではない。
第1及び第2コイル221、222の一端部は、接続電極270を介して磁性体本体201の上面の一部に露出することができる。接続電極270により、第1コイル221は第1及び第3外部電極241、243と電気的に連結されることができ、第2コイル222は第2及び第4外部電極242、244と電気的に連結されることができる。
第1及び第2コイル221、222は、導電性ビア(図示せず)によって互いに電気的に連結されることができる。導電性ビアは、ビアホールをレーザーパンチングまたは機械的パンチング方法で形成し、ビアホールに導電性材料を充填して形成することができる。
図6を参照すると、磁性体基板210とコイル基板220の間には、プライマー層250が配置される。
別のコアが形成されていないコアレスタイプ(Coreless type)のコモンモードフィルタの場合、従来は、多層のコイルを形成するために、ビルドアップ絶縁フィルムが用いられた。このようなビルドアップ絶縁フィルムは、コイル基板220と磁性体基板210との接着性を高める役割を果たした。
従来、接着層として用いられたビルドアップ絶縁フィルムの厚さが約15μmであったため、磁性体シートの厚さは約170μmであった。
接着層の厚さが減少すると、インピーダンス特性は向上するが、コモンモード(common mode)をフィルタリングできる周波数幅が低周波側に移動するという問題が発生する。また、接着層が存在しない場合、コイルと磁性体シートが直接接触すると、差動モード(differential mode)の伝送効率が低くなる。したがって、このような接着層の厚さを最適化する必要がある。
インピーダンス特性を向上させるためには絶縁層の厚さを減少させる必要がある。しかし、接着層が薄すぎるか存在しない場合は、フィルタリング領域が低周波領域に移動するという問題があり、差動モードの伝達効率が低下するという問題がある。
本発明の一実施形態によるコモンモードフィルタ200は、ビルドアップ絶縁フィルムの代わりにプライマー層250が磁性体基板210とコイル基板220の間に配置され、プライマー層250の厚さt1が3μm〜7μmを有するため、インピーダンス特性を向上させ、周波数幅が低周波側に移動することを防止するとともに、差動モードの高伝送効率を有することができる。
プライマー層250の厚さが3μm未満の場合は、透磁率は増加するが、フィルタリングできる領域が減少する。また、7μmを超える場合は、透磁率の増加効果が少ない。
コモンモードフィルタ200の総厚さが一定の場合、プライマー層250の厚さt1が3μm〜7μmであると、磁性体基板210の厚さt2は、178μm〜182μmを有することができる。
プライマー層250は、BPA type epoxy、biphenyl epoxy、rubber modified epoxy、novolac type硬化剤、thermoplastic polymerから選択されるいずれか一つ、またはこれらの組み合わせであってよい。
また、プライマー層250の添加剤は、非磁性体の無機物粉末、例えば、シリカ(silica)またはアルミナ(alumina)であってよい。
図7は、図5のB−B'の断面図であって、上部磁性体シートとコイル基板の間にプライマー層が配置される構成を示したものである。
本発明の一実施形態によるコモンモードフィルタ200は、ビルドアップ絶縁フィルムの代わりにプライマー層250が上部磁性体シート230とコイル基板220の間に配置され、プライマー層250の厚さt1が3μm〜7μmを有するため、インピーダンス特性を向上させ、周波数幅が低周波側に移動することを防止するとともに、差動モードの高伝送効率を有することができる。
プライマー層250の厚さが3μm未満の場合は、透磁率は増加するが、フィルタリングできる領域が減少する。また、7μmを超える場合は、透磁率の増加効果が少ない。
コモンモードフィルタ200の総厚さが一定の場合、プライマー層250の厚さt1が3μm〜7μmであると、上部磁性体シート230の厚さt2は、178μm〜182μmを有することができる。
図8は、図5のB−B'の断面図であって、磁性体基板210とコイル基板220の間、及び上部磁性体シート230とコイル基板220の間にそれぞれプライマー層が配置される構成を示したものである。
本発明の一実施形態によるコモンモードフィルタ200は、ビルドアップ絶縁フィルムの代わりにプライマー層250が上部磁性体基板210とコイル基板220の間、及び上部磁性体シート230とコイル基板220の間に配置され、プライマー層250の厚さt1が3μm〜7μmを有するため、インピーダンス特性を向上させ、周波数幅が低周波に移動することを防止するとともに、差動モードの高伝送効率を有することができる。
プライマー層250の厚さが3μm未満の場合は、透磁率は増加するが、フィルタリングできる領域が減少し、7μmを超える場合は、透磁率の増加効果が少ない。
コモンモードフィルタ200の総厚さが一定の場合、プライマー層250の厚さt1が3μm〜7μmであると、磁性体基板210と上部磁性体シート230の厚さt2は、178μm〜182μmを有することができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の範囲はこれに限定されず、特許請求の範囲に記載された本発明の技術的思想から外れない範囲内で多様な修正及び変形が可能であるということは、当技術分野の通常の知識を有するものには明らかである。
100、200 コモンモードフィルタ
101、201 磁性体本体
110 第1磁性体シート
120 コイルシート
130 第2磁性体シート
150、250 プライマー層
210 磁性体基板
220 コイル基板
230 上部磁性体シート

Claims (8)

  1. 第1磁性体シートと、
    前記第1磁性体シートの上部に配置され、らせん状のコイルを少なくとも一つ以上含むコイルシートと、
    前記コイルシートの上部に配置される第2磁性体シートと、を含み、
    前記第1磁性体シートと前記コイルシートの間、または前記第2磁性体シートと前記コイルシートの間にはプライマー層が配置され、
    前記プライマー層の厚さは3μm〜7μmである、コモンモードフィルタ。
  2. 前記プライマー層は、前記第1磁性体シートと前記コイルシートの間に配置される、請求項1に記載のコモンモードフィルタ。
  3. 前記プライマー層は、前記第2磁性体シートと前記コイルシートの間に配置される、請求項1に記載のコモンモードフィルタ。
  4. 前記プライマー層は、前記第1磁性体シートと前記コイルシートの間、及び前記第2磁性体シートと前記コイルシートの間にそれぞれ配置される、請求項1に記載のコモンモードフィルタ。
  5. 磁性体基板と、
    前記磁性体基板の上部に配置され、らせん状のコイルを少なくとも一つ以上含むコイル基板と、
    前記コイル基板の上部に配置される上部磁性体シートと、を含み、
    前記磁性体基板と前記コイル基板の間、または前記上部磁性体シートと前記コイル基板の間にはプライマー層が配置され、
    前記プライマー層の厚さは3μm〜7μmである、コモンモードフィルタ。
  6. 前記プライマー層は、前記磁性体基板と前記コイル基板の間に配置される、請求項5に記載のコモンモードフィルタ。
  7. 前記プライマー層は、前記上部磁性体シートと前記コイル基板の間に配置される、請求項5に記載のコモンモードフィルタ。
  8. 前記プライマー層は、前記磁性体基板と前記コイル基板の間、及び前記上部磁性体シートと前記コイル基板の間にそれぞれ配置される、請求項5に記載のコモンモードフィルタ。
JP2016166948A 2015-11-16 2016-08-29 コモンモードフィルタ Active JP6891376B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR10-2015-0160371 2015-11-16
KR1020150160371A KR101701063B1 (ko) 2015-11-16 2015-11-16 공통모드필터

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017092452A true JP2017092452A (ja) 2017-05-25
JP6891376B2 JP6891376B2 (ja) 2021-06-18

Family

ID=57990695

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016166948A Active JP6891376B2 (ja) 2015-11-16 2016-08-29 コモンモードフィルタ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6891376B2 (ja)
KR (1) KR101701063B1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102109636B1 (ko) 2018-07-19 2020-05-12 삼성전기주식회사 칩 인덕터 및 그 제조방법

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005044952A (ja) * 2003-07-28 2005-02-17 Tdk Corp コモンモードチョークコイル及びその製造方法並びにコモンモードチョークコイルアレイ
JP2011071457A (ja) * 2008-12-22 2011-04-07 Tdk Corp 電子部品及び電子部品の製造方法
US20130076456A1 (en) * 2011-09-23 2013-03-28 Inpaq Technology Co., Ltd. Common mode filter with multi spiral layer structure and method of manufacturing the same
JP2013062459A (ja) * 2011-09-15 2013-04-04 Panasonic Corp コモンモードノイズフィルタおよびその製造方法
JP2014049754A (ja) * 2012-08-29 2014-03-17 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 薄膜型コモンモードフィルタ

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101548777B1 (ko) * 2011-12-19 2015-09-01 삼성전기주식회사 노이즈 제거 필터
KR20140071770A (ko) * 2012-12-04 2014-06-12 삼성전기주식회사 커먼 모드 노이즈 칩 필터 및 이의 제조방법
KR20140116678A (ko) 2013-03-25 2014-10-06 삼성전기주식회사 박막형 공통모드필터 및 그 제조방법
KR101975478B1 (ko) * 2013-10-04 2019-05-07 삼성전기주식회사 자성 기판 및 그 제조 방법, 상기 자성 기판과 절연재의 접합 구조물, 그리고 상기 접합 구조물을 갖는 칩 부품

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005044952A (ja) * 2003-07-28 2005-02-17 Tdk Corp コモンモードチョークコイル及びその製造方法並びにコモンモードチョークコイルアレイ
JP2011071457A (ja) * 2008-12-22 2011-04-07 Tdk Corp 電子部品及び電子部品の製造方法
JP2013062459A (ja) * 2011-09-15 2013-04-04 Panasonic Corp コモンモードノイズフィルタおよびその製造方法
US20130076456A1 (en) * 2011-09-23 2013-03-28 Inpaq Technology Co., Ltd. Common mode filter with multi spiral layer structure and method of manufacturing the same
JP2014049754A (ja) * 2012-08-29 2014-03-17 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 薄膜型コモンモードフィルタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP6891376B2 (ja) 2021-06-18
KR101701063B1 (ko) 2017-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9865388B2 (en) Electronic component and common mode choke coil
US20170316870A1 (en) Common mode noise filter and manufacturing method thereof
US9786424B2 (en) Coil component
JP6532387B2 (ja) コイル部品及びその製造方法
KR101554333B1 (ko) 회로 보호 소자
US9814167B2 (en) Coil component
JPWO2013136936A1 (ja) コモンモードチョークコイル
JP2017183663A (ja) コイル部品
JP2010177380A (ja) コモンモードフィルタ及びその実装構造
KR20140116678A (ko) 박막형 공통모드필터 및 그 제조방법
JP6630915B2 (ja) 積層コイル部品
JPWO2020110692A1 (ja) コモンモードノイズフィルタ
JP5822208B2 (ja) コイル部品
KR101740820B1 (ko) 공통모드필터
KR20160084716A (ko) 코일 부품 이의 제조방법
US20160217906A1 (en) Coil component
JP6891376B2 (ja) コモンモードフィルタ
US9954510B2 (en) Common mode filter
JP2007281315A (ja) コイル部品
JP6273498B2 (ja) コモンモードノイズフィルタ
JP2008258464A (ja) 回路基板および差動伝送機器
JP6376623B2 (ja) コモンモードフィルター
JP6186591B2 (ja) コモンモードノイズフィルタ
JP2007128934A (ja) ノイズフィルタ
JP2014212296A (ja) コモンモードフィルタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190705

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200804

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210427

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210506

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6891376

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250