JP2017092241A - 処理液供給装置および処理液供給装置の制御方法 - Google Patents

処理液供給装置および処理液供給装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】開閉弁を閉じる時の液だれを防止する処理液供給装置およびその制御方法を提供する。【解決手段】開閉弁17を閉状態にする前に、処理液流路70をサックバック弁19のニードル62で絞るだけでなく、開閉弁17のダイアフラム46でも絞ることで、サックバック弁19に送られる処理液の圧力を抑制でき、サックバック弁19の前後で圧力差を抑制できる。その結果、処理液へのエアの混入を抑制できる。また、ダイアフラム46の移動速度を上げて開閉弁17を閉状態にする際に、ダイアフラム46の移動量が少なくなり、ダイアフラム46の移動に伴って押し出される処理液を減少させ、開閉弁17を閉じる。【選択図】図6

Description

本発明は、半導体基板、液晶表示用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等の基板を処理する基板処理装置において、基板に対して処理液を供給する処理液供給装置および処理液供給装置の制御方法に関する。
従来の処理液供給装置は、図10のように、処理液として現像液を吐出する吐出ノズル111と、現像液供給源113と、現像液供給源113から吐出ノズル111に現像液を送るための配管115とを備えている。配管115には、ポンプPおよび開閉弁117が介在して設けられている。
開閉弁117は、現像液の吐出とその停止を行うものである。開閉弁117は、気体供給部147により、気体を出し入れすることで駆動される。また、開閉弁117は、流量調整ができるように構成されている。すなわち、操作者が開閉弁117の流量調整ハンドル118を回転させることで、開閉弁117が開状態において、任意の流量の現像液を流すことができる。
なお、従来の処理液供給装置は、処理液として例えばフォトレジスト液を供給する場合、吐出ノズル111と開閉弁117との間の配管115に介在してサックバック弁が設けられている(例えば特許文献1参照)。これにより、吐出ノズルからフォトレジスト液が垂れ落ちる「液だれ」を防止している。
特許第5442232号公報
フォトレジスト液だけでなく現像液を供給する場合においても、基板上等への現像液の液だれを防止することが望まれている。また、流路を流れる現像液の流量が多いと、開閉弁で流路を速く閉じた際に、現像液による衝撃であるウォーターハンマで現像液がちぎれて、現像液がポタポタと液だれする。そのため、開閉弁を閉じる時の現像液の液だれを防止することが望まれている。また、上述のように、現像液の流量調整は、操作者が感覚的に流量調整ハンドル118を回転させることによって行われるので、流量調整が難しい。そのため、処理液の流量調整を容易にできることが望ましい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、開閉弁を閉じる時の液だれを防止する処理液供給装置および処理液供給装置の制御方法を提供することを目的とする。また、処理液の液だれ防止と処理液の流量調整を合理的な構成で行える処理液供給装置および処理液供給装置の制御方法を提供する。
発明者は、上記の問題を解決するために鋭意研究した結果、次のような知見を得た。開閉弁の下流に流量調整弁が設けられる構成において、処理液流路を開閉弁で閉じる際に、流量調整弁で処理液流路を絞ることで、処理液の流量を少なくする。これにより、開閉弁を閉じる時の処理液の衝撃で生じる液だれを防止することができる。しかしながら、まだ、液だれが生じる可能性がある。すなわち、開閉弁の第1弁体で処理液流路を絞らず、開閉弁よりも下流に設けられた流量調整弁の第2弁体で処理液流路を絞って処理液の流量を少なくすると、流量調整弁の前後で圧力差が大きくなる。これにより、流量調整弁を通過する処理液にエアが混入する可能性がある。エアが混入すると、開閉弁を速く閉じた際に、処理液が振動して、液だれが生じ易くなる。また、開閉弁を閉じる際の第1弁体の移動距離が長いと、その長い分の処理液が押し出され、液だれが生じ易くなる。
このような知見に基づく本発明は、次のような構成をとる。
すなわち、本発明に係る処理液供給装置は、処理液を流通させる処理液流路と、前記処理液流路を開閉する開閉弁であって、開閉を実行する第1弁体と、前記第1弁体を移動させる第1駆動部とを有する前記開閉弁と、前記開閉弁よりも下流に設けられた流量調整弁であって、前記処理液流路の絞りを調整する第2弁体と、前記第2弁体を移動させる第2駆動部とを有する前記流量調整弁と、前記処理液流路を前記開閉弁で閉じる際に、前記処理液流路を前記第2弁体で絞るために前記第2弁体を移動し始め、また、前記処理液流路を前記第1弁体で絞るために前記第1弁体を移動し始め、前記第1弁体を移動し始めた後であって、予め設定された位置に前記第2弁体が到達したときに、前記第1弁体の移動速度を上げて前記開閉弁を閉状態にする制御部と、を備えていることを特徴とするものである。
本発明に係る処理液供給装置によれば、開閉弁を閉状態にする前に、処理液流路を流量調整弁の第2弁体で絞るだけでなく、開閉弁の第1弁体でも絞る。開閉弁を閉状態にする前に、開閉弁の第1弁体で絞らず、流量調整弁の第2弁体で処理液流路を絞って処理液の流量を少なくすると、処理液が流量調整弁を通過する前後で圧力差が大きくなる。これにより、流量調整弁を通過する処理液にエアが混入する可能性がある。エアが混入すると、開閉弁を閉状態にした際に、処理液が振動して、処理液の液だれが生じ易くなる。しかしながら、開閉弁の第1弁体でも絞ることで、流量調整弁に送られる処理液の圧力を抑制でき、流量調整弁の前後で圧力差を抑制できる。その結果、処理液へのエアの混入を抑制することができる。また、第1弁体の移動速度を上げて開閉弁を閉状態にする際に、第1弁体の移動量が少なくなるので、第1弁体の移動に伴って押し出される処理液の量が減少する。よって、開閉弁を閉じる時の処理液の液だれを更に防止できる。
また、上述の処理液供給装置において、前記制御部は、前記第2弁体を移動し始めてから予め設定された位置に前記第2弁体が到達するまでの間、開閉弁を通過できる処理液の許容流量を、流量調整弁を通過する処理液の設定流量以上に調整することが好ましい。開閉弁の許容流量が流量調整弁の設定流量以上に調整されることにより、流量調整弁による流量調整を邪魔せずに、第1弁体で処理液流路を絞ることができる。
また、上述の処理液供給装置において、前記制御部は、前記処理液流路を前記第2弁体で絞るために前記第2弁体を移動し始め、その後で、前記処理液流路を前記第1弁体で絞るために前記第1弁体を移動し始めることが好ましい。これにより、開閉弁の許容流量を流量調整弁の設定流量以上にする調整を容易にすることができる。
また、上述の処理液供給装置において、前記第1駆動部は、モータであることが好ましい。これにより、第1弁体の位置変更が容易である。また、前記第2駆動部は、モータであることが好ましい。これにより、第2弁体の位置変更が容易であり、処理液の流量調整を容易にできる。
また、上述の処理液供給装置において、前記流量調整弁は、前記第2弁体と連動して前記開閉弁よりも下流の下流側処理液流路の体積を変化させる体積変化部を更に備えていることが好ましい。これにより、流量調整弁は、サックバック機能を有することできる。
例えば、処理液流路を開閉弁で閉じている際に、第2駆動部で第2弁体と連動する体積変化部を移動させて下流側処理液流路の体積を大きくすれば、サックバックでき、処理液の液だれを防止できる。また、処理液流路を開閉弁で開いている際に、第2駆動部で弁体を移動させて処理液の流量を調整すれば、操作者の感覚により調整されていた処理液の流量調整を第2駆動部によって容易に調整できる。また、同一の第2駆動部で、処理液の液だれ防止と処理液の流量調整との両方ができるので、個別に駆動部等を設ける構成に比べて、構成の無駄を省き、省スペースなものにすることができる。そのため、基板ごとに異なる流量で処理液を供給でき、また、同一基板において、処理液の流量を途中で変えることができる。
また、上述の処理液供給装置の一例において、前記制御部は、前記処理液流路を前記開閉弁で閉じている際に、前記第2駆動部で前記第2弁体と連動する前記体積変化部を往復移動させる。例えば、処理液として現像液を吐出する吐出ノズルの先端部を純水に浸し、純水を吸引させたり、吸引した純水を一定時間保持したり、吸引した純水を押し出したりすることにより、吐出ノズル先端を洗浄させることができる。
また、上述の処理液供給装置において、前記処理液流路は、単一部品で構成されていることが好ましい。これにより、開閉弁とサックバック機能を有する流量調整弁を一体とした構成とすることができ、簡易な構成とすることができる。
また、上述の処理液供給装置の一例は、前記流量調整弁よりも下流に設けられ、配管を介在して前記処理液流路と接続し、前記処理液を吐出する吐出ノズルを更に備えていることである。これにより、開閉弁を閉じる時の衝撃による、吐出ノズルからの処理液の液だれを防止できる。
本発明に係る処理液供給装置の制御方法は、処理液を流通させる処理液流路と、前記処理液流路を開閉する開閉弁であって、開閉を実行する第1弁体と、前記第1弁体を移動させる第1駆動部とを有する前記開閉弁と、前記開閉弁よりも下流に設けられた流量調整弁であって、前記処理液流路の絞りを調整する第2弁体と、前記第2弁体を移動させる第2駆動部とを有する前記流量調整弁と、を備える処理液供給装置の制御方法であって、前記処理液流路を前記開閉弁で閉じる際に、前記処理液流路を前記第2弁体で絞るために前記第2弁体を移動し始め、また、前記処理液流路を前記第1弁体で絞るために前記第1弁体を移動し始める工程と、前記第1弁体を移動し始めた後であって、予め設定された位置に前記第2弁体が到達したときに、前記第1弁体の移動速度を上げて前記開閉弁を閉状態にする工程と、を備えていることを特徴とするものである。
本発明に係る処理液供給装置の制御方法によれば、開閉弁を閉状態にする前に、処理液流路を流量調整弁の第2弁体で絞るだけでなく、開閉弁の第1弁体でも絞る。開閉弁を閉状態にする前に、開閉弁の第1弁体で絞らず、流量調整弁の第2弁体で処理液流路を絞って処理液の流量を少なくすると、処理液が流量調整弁を通過する前後で圧力差が大きくなる。これにより、流量調整弁を通過する処理液にエアが混入する可能性がある。エアが混入すると、開閉弁を閉状態にした際に、処理液が振動して、処理液の液だれが生じ易くなる。しかしながら、開閉弁の第1弁体でも絞ることで、流量調整弁に送られる処理液の圧力を抑制でき、第2弁体の前後で圧力差を抑制できる。その結果、処理液へのエアの混入を抑制することができる。また、第1弁体の移動速度を上げて開閉弁を閉状態にする際に、第1弁体の移動量が少なくなるので、第1弁体の移動に伴って押し出される処理液の量が減少する。よって、開閉弁を閉じる時の処理液の液だれを更に防止できる。
本発明に係る処理液供給装置および処理液供給装置の制御方法によれば、開閉弁を閉状態にする前に、処理液流路を流量調整弁の第2弁体で絞るだけでなく、開閉弁の第1弁体でも絞る。開閉弁の第1弁体でも絞ることで、流量調整弁に送られる処理液の圧力を抑制でき、流量調整弁の前後で圧力差を抑制できる。その結果、処理液へのエアの混入を抑制することができる。また、第1弁体の移動速度を上げて開閉弁を閉状態にする際に、第1弁体の移動量が少なくなるので、第1弁体の移動に伴って押し出される処理液の量が減少する。よって、開閉弁を閉じる時の処理液の液だれを更に防止できる。
実施例1に係る基板処理装置の概略構成を示すブロック図である。 実施例1に係る、開閉弁と、流量調整機能を有するサックバック弁とを示す縦断面図である。 実施例1に係る、開閉弁と、流量調整機能を有するサックバック弁との動作を説明するためのタイミング図である。 (a)は、処理液供給部の動作を説明するための図であって、基板に対する吐出ノズルの位置を示す図であり、(b)は、(a)の位置関係における吐出量(流量)の一例を示す図であり、(c)は、(a)の位置関係における吐出量(流量)の他例を示す図である。 実施例2に係る、開閉弁と、流量調整機能を有するサックバック弁との動作を説明するためのタイミング図である。 実施例3に係る、開閉弁と、流量調整機能を有するサックバック弁とを示す縦断面図である。 実施例3に係る、開閉弁と、流量調整機能を有するサックバック弁との動作を説明するためのタイミング図である。 変形例に係る、開閉弁と、流量調整機能を有するサックバック弁とを示す縦断面図である。 変形例に係る処理液供給部の動作を説明するための図である。 従来の処理液供給部の概略構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本発明の実施例1を説明する。図1は、基板処理装置の概略構成を示すブロック図である。図2は、開閉弁と、流量調整機能を有するサックバック弁とを示す縦断面図である。
<基板処理装置1の構成>
図1を参照する。基板処理装置1は、略水平姿勢で基板Wを保持して回転させる保持回転部2と、処理液を供給する処理液供給部3とを備えている。処理液は、例えばフォトレジスト液等の塗布液、現像液、溶剤、または純水等のリンス液が用いられる。処理液供給部3は、本発明の処理液供給装置に相当する。
保持回転部2は、例えば真空吸着により基板Wの裏面を保持するスピンチャック4と、スピンチャック4を略垂直方向の回転軸AX周りに回転させ、モータ等で構成される回転駆動部5とを備えている。保持回転部2の周りには、基板Wの側方を囲うように、上下移動可能なカップ6が設けられている。
処理液供給部3は、基板Wに対して処理液を吐出する吐出ノズル11と、処理液を貯留するタンクなどで構成される処理液供給源13と、処理液供給源13から吐出ノズル11まで処理液を送るための処理液配管15とを備えている。処理液配管15には、処理液供給源13から順番に、ポンプP、開閉弁17および、流量調整機能を有するサックバック弁19が介在されている。なお、処理液配管15には、その他の構成を介在させてもよい。例えば、ポンプPと開閉弁17との間には、フィルタ(図示しない)が介在されてもよい。なお、処理液配管15は、本発明の配管に相当する。
吐出ノズル11は、ノズル移動機構21により、基板Wの外側の待機ポット23と基板W上方の吐出位置との間で移動される。ノズル移動機構21は、支持アームおよびモータ等で構成されている。なお、吐出ノズル11は、サックバック弁19よりも下流に設けられ、処理液配管15を介在して後述する処理液流路70と接続する。
ポンプPは、処理液を吐出ノズル11に送り出すためのものである。開閉弁17は、処理液の供給と処理液の供給停止を行う。サックバック弁19は、開閉弁17の動作と組み合わせることで処理液をサックバック(吸引)し、また、処理液の流量を調整する。開閉弁17とサックバック弁19は、後で詳細な説明を行う。なお、流量調整機能を有するサックバック弁19は、サックバック機能を有する流量調整弁とも言える。
処理液供給部3は、中央演算処理装置(CPU)などで構成された制御部31と、基板処理装置1を操作するための操作部33とを備えている。制御部31は、基板処理装置1の各構成を制御する。操作部33は、液晶モニタなどの表示部と、ROM(Read-only Memory)、RAM(Random-Access Memory)、およびハードディスク等の記憶部と、キーボード、マウス、および各種ボタン等の入力部とを備えている。記憶部には、開閉弁17およびサックバック弁19を制御するための条件や、その他、基板処理条件が記憶されている。
<開閉弁17と、流量調整機能を有するサックバック弁19>
次に、開閉弁17およびサックバック弁19の詳細な構成を説明する。図2を参照する。開閉弁17は、後述する上流側流路43、開閉室内流路50、連結流路51、弁室内流路63、下流側流路67からなる処理液流路70を開閉させる。サックバック弁19は、開閉弁17の動作と組み合わせて、処理液をサックバックし、また、処理液の流量を調整する。
〔開閉弁17の構成〕
開閉弁17は、処理液配管15の経路途中に設けられており、上流側流路43、開閉室41の開閉室内流路50、およびサックバック弁19の弁室61と連通する連結流路51を直列に連結して構成されている。処理液配管15は、上流側継手部71により開閉室41に取り付けられており、開閉弁17の上流側流路43と流路接続している。開閉弁17は、後述するようにその開閉動作によって開閉室41内において、処理液の流れを流通状態と遮断状態とに切り替える。
上流側流路43の端部は開閉室41の開閉室内流路50の底部に連通接続されている。なお、処理液配管15の他端部はポンプPに接続されている。よって、ポンプPから送り出された処理液は上流側流路43を通過して開閉室41の開閉室内流路50に流れ込む。
開閉室41は中空の箱状部材であり、その内部にはピストン42と、バネ47と、隔壁45と、弁体としてのダイアフラム46とが設けられている。ピストン42は、開閉室41の内部にて図面の縦方向に沿って摺動自在に構成されている。バネ47は、ピストン42の上面と開閉室41の上部内壁面との間に配置されている。なお、ダイアフラム46は、開閉を実行するものであり、本発明の第1弁体に相当する。
隔壁45は開閉室41の内部を上下に仕切る平板状の部材であって、その中央部にはピストン42が貫通している。ピストン42は隔壁45に対して摺動自在ではあるものの、ピストン42と隔壁45との接触部分は完全にシールされており、気体配管48aから開閉室41に空気が送り込まれたときにその空気が隔壁45よりも下側(ダイアフラム46側)に漏れることはない。
ダイアフラム46の周縁部は開閉室41の内壁面に固設されている。ダイアフラム46の中央部はピストン42の下端部と固設されている。
開閉室41の開閉室内流路50の底部中央には第1弁座44が設けられている。連結流路51は、開閉室41の第1弁座44と後述するサックバック弁19の弁室61の弁室内流路63とを連通接続する。
開閉室41の側壁には、気体供給部48からの気体を吸気および排気させるための吸排気口49が設けられている。気体供給部48は、制御部31により制御される。気体供給部48は、気体供給源、気体開閉弁およびスピードコントローラ等(いずれも図示しない)で構成される。気体供給部48は、制御部31の制御によって気体配管48aを通じて吸排気口49に気体を供給することができ、また、吸排気口49から気体を排気させることができる。
以上のような開閉弁17の構成において、気体供給部48から吸排気口49を介して開閉室41内部に気体が供給されると、ピストン42がバネ47の弾性力に抗して押し上げられた状態(図2の実線で示す状態)となる。ピストン42が押し上げられると、それに固設されたダイアフラム46が変形されて第1弁座44から離間する。
図2の実線で示すように、弁体であるダイアフラム46が第1弁座44から離間すると、上流側流路43、開閉室内流路50、連結流路51とがそれぞれ連通状態となり、ポンプPから送り出された処理液は上流側流路43から開閉室内流路50、連結流路51、後述する弁室内流路63、下流側流路67を経て吐出ノズル11に到達し、吐出ノズル11から基板Wに向けて処理液が吐出されることとなる。すなわち、図2の実線で示す状態が、処理液流路70が開放されて処理液が流通する状態である。すなわち、処理液流路70を開閉弁17で開けている状態(開状態)である。
逆に、気体供給部48から吸排気口49を介して開閉室41内部に気体が排気されると、開閉室41内の圧力が低くなり、バネ47の復元力に抗してピストン42を押し上げる圧力が存在しなくなる。このため、バネ47の復元力によって図2の点線で示すようにピストン42が押し下げられる。ピストン42が押し下げられると、それに固設されたダイアフラム46が図2の点線で示すように変形されて第1弁座44に密着する。
図2に示すように、弁体であるダイアフラム46が第1弁座44に密着すると、開閉室流路50と連結流路51とが遮断された状態となり、ポンプPから送り出された処理液は、連結流路51側へと流れることができず、処理液の流れが停止する。すなわち、処理液流路70を開閉弁17で閉じている状態(閉状態)になる。
このように、気体供給部48、ピストン42、バネ47等が弁体としてのダイアフラム46を作動させる作動手段として機能するものである。
〔流量調整機能を有するサックバック弁19の構成〕
サックバック弁19は、図2のように、開閉弁17よりも下流に設けられている。サックバック弁19は、中空の箱状部材である弁室61と、弁室61内部を図2の上下方向に移動可能に設けられたニードル62と、下流側流路67とを備えている。
弁室61内部には、処理液を流通させる弁室内流路63が設けられている。また、弁室61の弁室内流路63の底部中央にはニードル62を受ける第2弁座64が設けられており、第2弁座64には、例えば、処理液が流れる開口部64aが設けられている。開口部64aは、下流側流路67と流路接続している。処理液配管15は、下流側継手部72により弁室61に取り付けられており、サックバック弁19の下流側流路67と流路接続している。第2弁座64がニードル62を受けると、ニードル62で開口部64aが塞がれる。これにより、弁室内流路63と下流側流路との流路間が閉じられる。
また、ニードル62は、弁室内流路63と下流側流路67との間に形成される流路幅(開口部64aの開口具合)、換言すれば処理液流路70の絞りを調整するように構成されている。すなわち、ニードル62は、第2弁座64の開口部64aとの隙間を調整することで、その隙間を流れる処理液の流量を調整できるようになっている。
また、サックバック弁19は、ニードル62の先端部に取り付けられたダイアフラム66と、ニードル62を図2の上下方向に駆動させるモータ(電動機)68とを備えている。ダイアフラム66の周縁部は、弁室61内部の側壁61aに固定されており、ダイアフラム66は、ニードル62の移動方向を横切るように弁室61内部を隔てている。
また、ダイアフラム66は、図2のように、ニードル62と連動する。これにより、ダイアフラム66は、開閉弁17よりも下流の連結流路51から弁室内流路63、下流側流路67までの流路体積を変化させることできる。つまり、ニードル62の移動により、第2弁座64との隙間の調整と、連結流路51から弁室内流路63、下流側流路67までの流路体積の変化が同時に行われる。
ニードル62は、本発明の第2弁体に相当し、ダイアフラム66は、本発明の体積変化部に相当する。モータ68は、第2駆動部に相当する。
モータ68は、制御部31により、例えばパルス数が与えられて制御される。モータ68の回転は、図示しない機構で変換されて、ニードル62に上下方向の駆動力が与えられる。例えば、制御部31は、開閉弁17が閉状態のときに、モータ68でニードル62と連動するダイアフラム66を移動させて連結流路51から弁室内流路63、下流側流路67までの流路体積を大きくし、サックバックする。また、制御部31は、開閉弁17が開状態のときに、モータ68でニードル62を移動させて処理液の流量を調整する。なお、モータ68には、ニードル62の上下方向の正確な移動量を得られるように、ロータリーエンコーダ等の図示しないセンサが取り付けられていることが好ましい。
また、開閉弁17とサックバック弁19は、隣り合わせに配置されている。そのため、開閉弁17とサックバック弁19は、一体的に構成されて、簡易な構成となっている。また、開閉弁17の上流側流路43と、サックバック弁19の下流側流路67と、開閉室内流路50と弁室内流路63とを連結する連結流路51とは、単一部品で構成されてもよい。この場合、例えば、図2の破線Lの下側の開閉室41および弁室61のように、開閉室41の一部と、弁室61の一部とが単一部品で構成されてもよい。
また、上流側流路43、開閉室内流路50、連結流路51、弁室内流路63および下流側流路67は、処理液を流通させる処理液流路70を形成する。なお、連結流路51、弁室内流路63および下流側流路67は、本発明の下流側処理液流路に相当する。
<基板処理装置1の動作>
次に、基板処理装置1の動作のうち、特に、処理液供給部3の動作について説明する。図3は、開閉弁17と流量調整機能を有するサックバック弁19の動作を説明するためのタイミング図である。制御部31は、予め設定された吐出条件(レシピ)に基づき、基板処理装置1の各構成を制御する。
本発明では、開閉弁17の開閉に応じて、サックバック弁19のモータ68でニードル62を移動させることで、処理液のサックバック(液だれ防止)と流量調整を行っている。この際、サックバックすると流量調整が乱れ、流量調整するとサックバックが乱れる。本発明は、その点を考慮した動作となっている。
なお、サックバック弁19において、モータ68でニードル62を昇降させるが、上昇は、ニードル62と第2弁座64とが離れる動作であり、下降は、ニードル62と第2弁座64とが近づく動作である。また、図3および後述する図5、図7において、ニードル62位置が“0”とは、処理液が流通するか否かに関わらず、ニードル62と第2弁座64とが最も接近した位置を示す。
まず、図1の基板処理装置1において、図示しない搬送機構により保持回転部2に基板Wが搬送される。保持回転部2は、基板Wの裏面を保持し、保持した基板Wを回転させる。また、ノズル移動機構21は、基板W外側の待機ポット23から基板W上方の吐出位置に吐出ノズル11を移動させる。制御部31は、開閉弁17およびサックバック弁19を制御して、吐出ノズル11から処理液を吐出する。なお、ポンプPは、駆動されており、開閉弁17が開状態になると、処理液供給源13に貯留された処理液が送り出されて、吐出ノズル11から吐出される。
図3の時間t0において、開閉弁17は、開状態であり、吐出ノズル11より処理液が吐出されている。また、開閉弁17が開いている際に、サックバック弁19では、モータ68でニードル62を位置NAに移動させて、位置NAに対応する処理液の流量に調整させている。
制御部31は、吐出ノズル11からの処理液の吐出を停止させる際において、開閉弁17を閉状態にさせる前に、流量を少なくして、より確実に液だれを防止する動作を行う。すなわち、時間t1において、制御部31は、モータ68でニードル62をサックバック基準位置SB0に移動させて、処理液の流量を少なくさせる。その後、時間t2において、制御部31は、処理液流路70の開閉室内流路50と連結流路51間を開閉弁17で閉じ、閉状態にする。
更に、時間t3において、制御部31は、モータ68でニードル62をサックバック実行位置SB1に移動させて、サックバックを行う。言い換えると、制御部31は、モータ68でニードル62と連動するダイアフラム66を移動させて、連結流路51から弁室内流路63、下流側流路67までの流路体積を大きくする。これにより、吐出ノズル11の先端内部の処理液がサックバック(吸引)される。なお、時間t2と時間t3は、同じタイミングであってもよい。時間t2が時間t3よりも少々遅れてもよい。また、サックバックは、ニードル62の移動量SDが設定されている。移動量SDは、一定であってもよく、変化させてもよい。
基板Wへの処理液の吐出が終了し、保持回転部2上の基板Wの入れ替えを行う。すなわち、図1の保持回転部2は、基板Wの回転を停止し、基板Wの保持を解除する。ノズル移動機構21は、吐出ノズル11を基板Wの外側の待機ポット23に移動させる。そして、図示しない搬送機構により、基板Wが入れ替えられる。上述のように、保持回転部2は、基板Wの裏面を保持し、保持した基板Wを回転させる。また、ノズル移動機構21は、基板W外側の待機ポット23から基板W上方の吐出位置に吐出ノズル11を移動させる。
再度、吐出ノズル11から処理液を吐出する。本発明のサックバック弁19の構造上、サックバック動作のためにニードル62が移動する。ニードル62が移動すると、再度の流量調整が必要となる。制御部31は、時間t4において、連結流路51から弁室内流路63、下流側流路67までの流路体積を大きくした状態のニードル62のサックバック実行位置SB1から、予め設定された流量になる位置に、モータ68でニードル62を移動させて、時間t5において、開閉弁17を開ける。
時間t4の動作について、2つの制御例を説明する。2つの制御例とは、位置NBに上昇させる場合と、位置NCに下降させる場合である。
まず、サックバック実行位置SB1から位置NBにニードル62を上昇させる場合について説明する。制御部31は、時間t4において、サックバック実行位置SB1から位置NBに、モータ68でニードル62を上昇させる。ニードル62を上昇させると、ニードル62と連動するダイアフラム66も上昇する。そのため、更にサックバックされることになる。その状態で、時間t5において、制御部31は、処理液流路70を開閉弁17で開けて、吐出ノズル11から処理液を吐出する。処理液流路70を開閉弁17で開ける際に、サックバック実行位置SB1から上昇させるので、吐出ノズル11から処理液が押し出されず、更にサックバックされる。そのため、液だれの心配がない。
次に、サックバック実行位置SB1から位置NCにニードル62を下降させる場合について説明する。制御部31は、時間t4において、サックバック実行位置SB1から位置NCに、モータ68でニードル62を下降させる。ニードル62を下降させるので、処理液を押し出すことになる。そのため、ニードル62の下降量によっては、吐出ノズル11から処理液が吐出される可能性がある。
そこで、制御部31は、予め設定された流量Fとなる位置NCにニードル62を下降させる際に、モータ68により、予め設定された流量Fになるようにニードル62の移動速度を変更する。すなわち、ニードル62の位置NCでの流量Fと同じまたは近づけた流量Fになるように、ニードル62の下降速度(図3の勾配81参照)を調整する。続けて、時間t5において、制御部31は、処理液流路70を開閉弁17で開けて、吐出ノズル11から処理液を吐出する。ニードル62の下降速度を調整し、続けて、開閉弁17を開状態にさせるので、予め設定された流量Fの処理液を連続して自然に流すことができる。
所定時間、吐出ノズル11から処理液を吐出した後、上述のように、時間t6において、サックバック弁19のニードル62をサックバック基準位置SB0に下降させて、流量を少なく調整した後、時間t7において、開閉弁17を閉状態にさせる。時間t8において、サックバック弁19のニードル62をサックバック実行位置SB1に上昇させて、ニードル62と連動するダイアフラム66を上昇させることで、サックバックさせる。
次に、図4(a)〜図4(c)を参照して、同一基板W内で吐出流量を変更させる場合について説明する。本発明によれば、図3の位置NAと位置NBのように、異なる基板W毎に、または、複数の基板がセットになっている場合はセット毎に、流量調整が容易である。更に、同一基板W内においても流量調整が容易である。
図4(a)は、基板Wに対する吐出ノズル11の位置を示す図である。そして、図4(b)は、図4(a)の位置関係における吐出量(流量)の一例を示す図である。吐出ノズル11から処理液を吐出しつつ、ノズル移動機構21により、基板Wの中心Cから基板Wの端部Eに吐出ノズル11を移動させる場合がある。この場合、端部Eから例えば50mmの幅に対して、図4(b)のように、吐出量を増やしてもよい。また、必要によっては、減らしてもよい。また、図4(c)のような傾斜で、吐出ノズル11から処理液を吐出させてもよい。
本実施例によれば、処理液流路70を開閉させる開閉弁17よりも下流には、弁室内流路63と下流側流路67との間に形成される流路幅(開口部64aの開口具合)を調整するニードル62と、ニードル62と連動し、開閉弁17よりも下流の連結流路51から弁室内流路63、下流側流路67までの流路体積を変化させるダイアフラム66が設けられている。ニードル62は、モータ68で駆動される。制御部31は、処理液流路70を開閉弁17で閉じている際に、モータ68でニードル62と連動するダイアフラム66を移動させて連結流路51から弁室内流路63、下流側流路67までの流路体積を大きくする。そのため、サックバックでき、処理液の液だれを防止できる。また、制御部31は、処理液流路70を開閉弁17で開いている際に、モータ68でニードル62を移動させて処理液の流量を調整する。そのため、操作者の感覚により調整されていた処理液の流量調整をモータ68によって容易に調整できる。また、同一のモータ68で、処理液の液だれ防止と処理液の流量調整ができるので、個別にモータ68等を設ける構成に比べて、構成の無駄を省き、省スペースなものにすることができる。そのため、基板Wごとに異なる流量で処理液を供給でき、また、同一基板Wにおいて、処理液の流量を途中で変えることができる。
また、本実施例によれば、開閉弁17は主に開閉に用いられ、サックバック弁19は、詳細な調整が行える構成になっている。そのため、例えば、開閉弁17を簡易なものを選択することができる。
また、モータ68は、サックバック弁19のニードル62を駆動するので、複数回に分けて、すなわち多段階にサックバックさせることが容易である。また、流量調整のためのニードル62位置の変えることが容易である。
また、制御部31は、モータ68でニードル62をサックバック基準位置SB0に移動させて処理液の流量を少なくさせた後、処理液流路70を開閉弁17で閉じ、更に、モータ68でニードル62と連動するダイアフラム66を移動させて処理液流路70の体積を大きくする。これにより、処理液流路70を開閉弁17で閉じる際に、処理液の流量が少なくなっているので、処理液の流量が多いことで生じる処理液の液だれを抑えることができる。すなわち、より確実に液だれを防止できる。
また、制御部31は、連結流路51から弁室内流路63、下流側流路67までの流路体積を大きくした状態のニードル62の位置から、予め設定された流量になる位置に、モータ68でニードル62を移動させて、処理液流路70を開閉弁17で開ける。サックバックさせるとニードル62の位置が変動するが、処理液流路70を開閉弁17で開けた際に、予め設定された流量の処理液を供給することができる。
また、処理液流路70を開閉弁17で開ける際における、予め設定された流量になる位置へのニードル62の移動は、上昇である。処理液流路70を開閉弁17で開ける際に、ニードル62を上昇させて予め設定された流量するので、処理液が押し出されず、更にサックバックされる。そのため、液だれする心配がない。
また、予め設定された流量となる位置にニードル62を下降させる際に、モータ68により、予め設定された流量になるようにニードル62の下降速度(図3の勾配81参照)を変更する。例えば、予め設定された流量となる位置にニードル62を下降させる際であって、吐出ノズル11より処理液が吐出してしまうときに、ニードル62の下降速度を変更して予め設定された流量で吐出ノズル11より吐出する。これにより、ニードル62の移動により吐出する処理液の流量を、処理液流路70を開閉弁17で開けている時の流量に近づけることができる。
また、処理液供給部3は、サックバック弁19よりも下流に設けられ、処理液配管15を介在して処理液流路70と接続し、処理液を吐出する吐出ノズル11を更に備えている。これにより、吐出ノズル11内に処理液を吸引でき、また、吐出ノズル11から吐出する処理液を流量調整できる。
次に、図面を参照して本発明の実施例2を説明する。なお、実施例1と重複する説明は省略する。
実施例1では、図3の時間t1のように、開閉弁17を閉状態にさせる前に、サックバック弁19のニードル62をサックバック基準位置SB0に下降させていた。この点、サックバック基準位置SB0に下降させる動作を必要としない場合は、ニードル62を移動させずに、開閉弁17を閉状態にさせてもよい。
図5の時間t11において、サックバック弁19のニードル62の位置NAを下降せずに、開閉弁17を閉状態にする。時間t12において、予め設定された移動量SDで、ニードル62を位置SB2に上昇させる。すなわち、ニードル62に連動するダイアフラム66を上昇させて、サックバックさせる。基板Wの入れ替えが行われた後、ニードル62を位置NAよりも低い位置NCで、再度、吐出ノズル11から処理液を吐出する。
この場合の動作例を説明する。ノズル移動機構21により、吐出ノズル11を待機ポット23に移動させる。この状態で、時間t13において、ニードル62を位置NCに下降させる。この際、吐出ノズル11から処理液が押し出されても、待機ポット23で回収される。そして、時間t15において、ニードル62を移動量SDで位置SB3に上昇させる。すなわち、ニードル62と連動するダイアフラム66により、サックバックさせる。図5の時間t14〜時間t15の符号83のように、開閉弁17を開状態にさせて、処理液をダミーディスペンスさせてもよい。
その後、ノズル移動機構21により、待機ポット23から基板W上方へ吐出ノズル11が移動される。時間t16において、ニードル62を下降させて流量調整し、時間t17において、開閉弁17を開状態にさせて吐出ノズル11から処理液を吐出させる。また、時間t18において、開閉弁17を閉状態にさせて吐出ノズル11からの処理液吐出を停止させ、時間t19において、ニードル62に連動するダイアフラム66により、サックバックさせる。
また、時間t13において、上述のように、基板W上において、ニードル62の位置NCでの流量Fと同じまたは近づけた流量Fになるように、ニードル62の下降速度(図3、図5の勾配81参照)を調整して、吐出ノズル11から処理液を押し出しつつ、流量調整させてもよい。そして、続けて、開閉弁17を開状態にさせてもよい。
次に、図面を参照して本発明の実施例3を説明する。なお、実施例1と重複する説明は省略する。
実施例1では、図3の時間t1のように、流量調整機能を有するサックバック弁19のニードル62をサックバック基準位置SB0に下降させて、処理液の流量を少なく調整した後、時間t2において、開閉弁17を閉状態にさせていた。この動作により、より確実に液だれが防止できるものの、まだ、液だれが生じる可能性がある。
すなわち、図3において、開閉弁17を閉状態にする前に、サックバック弁19のニードル62で処理液の流量を少なく調整している。処理液流路70をニードル62で絞ったときの絞りの大きさが微小である場合、サックバック弁19を通過する前後での圧力差が大きくなる。これにより、サックバック弁19を通過した処理液にエアが混入し易くなる。処理液にエアが混入すると、時間t2において、開閉弁17を閉状態にした際に、処理液が振動して、液だれが生じ易くなる。また、開閉弁17を閉じる際のダイアフラム46の移動距離が長いと、その長い分の処理液が押し出され、それにより、液だれが生じ易くなる。
そこで、制御部31は、処理液流路70を開閉弁17で閉じる際に、処理液流路70をサックバック弁19のニードル62で絞るためにニードル62を下降し始め、また、処理液流路70を開閉弁17のダイアフラム46で絞るためにダイアフラム46を下降し始める。そして、制御部31は、ダイアフラム46を下降し始めた後であって、予め設定された位置にニードル62が到達したときに、ダイアフラム46の下降速度を上げて開閉弁17を閉状態にする。
なお、図6のように、本実施例の開閉弁17のダイアフラム46およびピストン42は、モータ(電動機)84により移動される。モータ84を用いることで、ダイアフラム46の位置変更が容易である。モータ84は、本発明の第1駆動部に相当する。なお、サックバック弁19は、サックバック機能を有する流量調整弁とも言える。
図7を参照して、動作を説明する。時間t30において、開閉弁17は閉状態(OFF)であり、サックバック弁19のニードル62は、サックバック実行位置SB1に存在している。ニードル62がサックバック実行位置SB1に存在しているので、サックバックが実行されて、吐出ノズル11内に処理液を吸い込んだ状態になっている。
時間t31において、開閉弁17のダイアフラム46を、開状態(ON)の予め設定された位置にモータ84で上昇させる。また、サックバック実行位置SB1から位置NBに、モータ68でニードル62を上昇させる。これらにより、吐出ノズル11から処理液が基板Wに吐出される。
所定量の処理液を基板Wに吐出した後、処理液流路70を開閉弁17で閉じる。この際、まず、時間t32において、処理液流路70をニードル62で絞るためにニードル62を下降し始める。ニードル62の下降は、予め設定されたサックバック基準位置SB0にニードル62が到達するまで(時間t35)の間で行われる。なお、サックバック基準位置SB0にニードル62が到達することとは、サックバック弁19を通過する設定流量が予め設定された流量になることとも言える。なお、図7において、ニードル62の下降速度は、一定であるが、可変であってもよい。
また、時間t32において、ニードル62を下降し始め、その後、時間t33において、ダイアフラム46を下降し始めている。すなわち、ニードル62の下降の開始に遅れて、ダイアフラム46の下降を開始させている。ニードル62を下降するだけでなくダイアフラム46も下降させることで、サックバック弁19に送られる処理液の圧力が小さくなる。これにより、上述のサックバック弁19の前後で圧力差が大きくなることを抑制できる。
また、ニードル62を移動し始めてから予め設定されたサックバック基準位置SB0にニードル62が到達するまでの間、開閉弁17を通過できる許容流量は、サックバック弁19を通過する設定流量以上に調整される。なお、開閉弁17の許容流量は、サックバック弁19のニードル62で処理液流路70を絞っていないときに流すことができる流量である。
例えば、時間t34において、サックバック弁19の設定流量が200mL/minである場合、開閉弁17の許容流量は200mL/min以上に調整される。これにより、サックバック弁19による流量調整を邪魔しないで、ダイアフラム46で絞ることができる。
なお、上述の説明では、開閉弁17の許容流量は、サックバック弁19の設定流量以上に調整されていたが、開閉弁17の許容流量は、サックバック弁19の設定流量よりも大きくなるように調整してもよい。これにより、サックバック弁19による流量調整をダイアフラム46が邪魔しない効果をより確実なものにできる。
また、開閉弁17の許容流量とサックバック弁19の設定流量との比較は、次のように行ってもよい。処理液流路70をダイアフラム46で絞ったときの絞りの大きさ(断面積)が、処理液流路70をニードル62で絞ったときの絞りの大きさ(断面積)以上に、または、処理液流路70をニードル62で絞ったときの絞りの大きさ(断面積)よりも大きくなるように調整されてもよい。また、開閉弁17を通過する前の処理液の圧力が、サックバック弁19を通過する前の処理液の圧力以上に、または、サックバック弁19を通過する前の処理液の圧力より大きくなるように調整されてもよい。
因みに、処理液の吐出時においても、開閉弁17の許容流量は、サックバック弁19の設定流量以上に調整される。例えば、時間t31から時間t32までの間において、サックバック弁19の設定流量が1L/minの場合、開閉弁17の許容流量は1L/min以上に調整される。
時間t35において、サックバック基準位置SB0にニードル62が到達したときに、ダイアフラム46の移動速度を上げて、開閉弁17は閉状態(OFF)にされる。開閉弁17で閉じる際に、ダイアフラム46を低速で下降させて、その後、ダイアフラム46を高速で下降させている。なお、ダイアフラム46の下降は、3段階以上に変化してもよい。また、サックバック基準位置SB0にニードル62を下降させる動作は、予め設定された速度で予め設定された時間、ニードル62を下降させることで行ってもよい。
時間t35の処理液流路70を閉状態にした後、時間t36において、ニードル62をサックバック実行位置SB1に上昇させてサックバックを実行する。
本実施例によれば、開閉弁17を閉状態にする前に、処理液流路70をサックバック弁19のニードル62で絞るだけでなく、開閉弁17のダイアフラム46でも絞る。開閉弁17を閉状態にする前に、開閉弁17のダイアフラム46で絞らずに、サックバック弁19のニードル62で処理液流路70を絞って処理液の流量を少なくすると、処理液がサックバック弁19を通過する前後で圧力差が大きくなる。これにより、サックバック弁19を通過する処理液にエアが混入する可能性がある。エアが混入すると、開閉弁17を閉状態にした際に、処理液が振動して、処理液の液だれが生じ易くなる。しかしながら、開閉弁17のダイアフラム46でも絞ることで、サックバック弁19に送られる処理液の圧力を抑制できるので、サックバック弁19の前後で圧力差を抑制できる。また、ダイアフラム46の移動速度を上げて開閉弁17を閉状態にする際に、ダイアフラム46の移動量が少なくなるので、ダイアフラム46の移動に伴って押し出される処理液の量が減少する。よって、開閉弁17を閉じる時の処理液の液だれを更に防止できる。すなわち、開閉弁17を閉状態にする際の液切れの精度を向上できる。
また、ニードル62を移動し始めてから予め設定された位置にニードル62が到達するまでの間、開閉弁17を通過する処理液の許容流量は、サックバック弁19を通過する処理液の設定流量以上に調整される。開閉弁17の許容流量は、サックバック弁19の設定流量以上に調整されることにより、サックバック弁19による流量調整を邪魔せずに、ダイアフラム46で処理液流路70を絞ることができる。
また、処理液流路70をニードル62で絞るためにニードル62を移動し始め、その後で、処理液流路70をダイアフラム46で絞るためにダイアフラム46を移動し始める。これにより、開閉弁17の許容流量をサックバック弁19の設定流量以上にする調整を容易にすることができる。
なお、本実施例において、開閉弁17を閉状態にする前に、ニードル62の下降を開始した後、ダイアフラム46の下降を開始させていた。この点、ダイアフラム46およびニードル62の下降を同じタイミングで行ってもよい。また、ダイアフラム46の下降を開始した後、ニードル62の下降を開始させてもよい。ただし、ダイアフラム46の下降は、ニードル62による流量調整を邪魔しないように、開閉弁17の許容流量は、サックバック弁19の設定流量以上に調整される。
また、本実施例において、ダイアフラム46およびニードル62を移動させるために、モータ68,84が設けられているが、ダイアフラム46およびニードル62の位置変更がモータのように容易であれば、他の駆動部であってもよい。
本発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した各実施例では、サックバック弁19の体積変化部として、ダイアフラム66が設けられていた。この点、図8のように、ニードル82には、ニードル82の移動方向を横切るように隔壁82aが設けられ、隔壁82aは、Oリングなどの気密保持部材82bを介在させて、弁室61内部の側壁に接して移動可能であってもよい。
(2)上述した各実施例および変形例(1)において、例えば処理液として現像液を用いる場合がある。これにより、現像液の液だれを防止し、現像液を流量調整できる。図9のように、制御部31は、ノズル移動機構21により、吐出ノズル11を待機ポット23等に移動させて、純水等が滞留する容器85に吐出ノズル11の先端部を浸す。そして、制御部31は、上流側流路43を閉じている際に、サックバック弁19のモータ68でニードル62と連動するダイアフラム66を往復移動させる。吐出ノズル11の先端部を純水に浸し、純水を吸引させたり、吸引した純水をそのまま一定時間保持したり、吸引した純水を押し出したりすることで、吐出ノズル11先端を洗浄させることができる。図9において、符号86が現像液層であり、符号87が空気などの気体層であり、そして、符号88が純水である。
(3)上述した実施例1,2および各変形例では、開閉弁17は、エアオペレートバルブであったが、サックバック弁19のようにモータ駆動であってもよい。
(4)上述した各実施例および各変形例では、開閉弁17の弁体は、ダイアフラム46で構成するようにしていたが、サックバック弁19のニードル62のように、流量調整可能であってもよい。また、開閉弁17は、図2のような構成であるが、他の既知の構成であってもよい。
(5)上述した各実施例および各変形例では、図3のように、サックバック基準位置SB0は、処理液を流している。必要によっては、サックバック基準位置SB0は、処理液を流通させないようにしてもよい。
(6)上述した各実施例および各変形例では、サックバック弁19の内の各流路は、単一部品で構成されていたが、個別の部品であってもよい。すなわち、開閉弁17とサックバック弁19とが個別に構成される。この場合、開閉弁17とサックバック弁19は、処理液配管15を介在して接続される。
(7)上述した各実施例および各変形例では、開閉弁17の下流には、流量調整機能を有するサックバック弁19が設けられている。必要により、サックバック弁19は、サックバック機能を有さない流量調整弁であってもよい。
1 … 基板処理装置
3 … 処理液供給部
11 … 吐出ノズル
15 … 処理液配管
17 … 開閉弁
19 … サックバック弁
31 … 制御部
43 … 上流側流路
50 … 開閉室内流路
51 … 連結流路
62,82 … ニードル
63 … 弁室内流路
66 … ダイアフラム
67 … 下流側流路
68,84 … モータ
70 … 処理液流路
81 … 勾配
t0〜t8,t11〜t19,t30〜t36 … 時間

Claims (10)

  1. 処理液を流通させる処理液流路と、
    前記処理液流路を開閉する開閉弁であって、開閉を実行する第1弁体と、前記第1弁体を移動させる第1駆動部とを有する前記開閉弁と、
    前記開閉弁よりも下流に設けられた流量調整弁であって、前記処理液流路の絞りを調整する第2弁体と、前記第2弁体を移動させる第2駆動部とを有する前記流量調整弁と、
    前記処理液流路を前記開閉弁で閉じる際に、前記処理液流路を前記第2弁体で絞るために前記第2弁体を移動し始め、また、前記処理液流路を前記第1弁体で絞るために前記第1弁体を移動し始め、前記第1弁体を移動し始めた後であって、予め設定された位置に前記第2弁体が到達したときに、前記第1弁体の移動速度を上げて前記開閉弁を閉状態にする制御部と、を備えていることを特徴とする処理液供給装置。
  2. 請求項1に記載の処理液供給装置において、
    前記制御部は、前記第2弁体を移動し始めてから予め設定された位置に前記第2弁体が到達するまでの間、前記開閉弁を通過できる処理液の許容流量を、前記流量調整弁を通過する処理液の設定流量以上に調整することを特徴とする処理液供給装置。
  3. 請求項2に記載の処理液供給装置において、
    前記制御部は、前記処理液流路を前記第2弁体で絞るために前記第2弁体を移動し始め、その後で、前記処理液流路を前記第1弁体で絞るために前記第1弁体を移動し始めることを特徴とする処理液供給装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の処理液供給装置において、
    前記第1駆動部は、モータであることを特徴とする処理液供給装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の処理液供給装置において、
    前記第2駆動部は、モータであることを特徴とする処理液供給装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の処理液供給装置において、
    前記流量調整弁は、前記第2弁体と連動して前記開閉弁よりも下流の下流側処理液流路の体積を変化させる体積変化部を更に備えていることを特徴とする処理液供給装置。
  7. 請求項6に記載の処理液供給装置において、
    前記制御部は、前記処理液流路を前記開閉弁で閉じている際に、前記第2駆動部で前記第2弁体と連動する前記体積変化部を往復移動させることを特徴とする処理液供給装置。
  8. 請求項6から7のいずれかに記載の処理液供給装置において、
    前記処理液流路は、単一部品で構成されていることを特徴とする処理液供給装置。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の処理液供給装置において、
    前記流量調整弁よりも下流に設けられ、配管を介在して前記処理液流路と接続し、前記処理液を吐出する吐出ノズルを更に備えていることを特徴とする処理液供給装置。
  10. 処理液を流通させる処理液流路と、
    前記処理液流路を開閉する開閉弁であって、開閉を実行する第1弁体と、前記第1弁体を移動させる第1駆動部とを有する前記開閉弁と、
    前記開閉弁よりも下流に設けられた流量調整弁であって、前記処理液流路の絞りを調整する第2弁体と、前記第2弁体を移動させる第2駆動部とを有する前記流量調整弁と、を備える処理液供給装置の制御方法であって、
    前記処理液流路を前記開閉弁で閉じる際に、前記処理液流路を前記第2弁体で絞るために前記第2弁体を移動し始め、また、前記処理液流路を前記第1弁体で絞るために前記第1弁体を移動し始める工程と、
    前記第1弁体を移動し始めた後であって、予め設定された位置に前記第2弁体が到達したときに、前記第1弁体の移動速度を上げて前記開閉弁を閉状態にする工程と、を備えていることを特徴とする処理液供給装置の制御方法。
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