JP2017089663A - ローラギヤカム機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】バックラッシが無く、高剛性、高伝達効率であるとともに、高速回転が可能であるローラギヤカム機構を提供する。【解決手段】カム102と回転部材107とを備えるローラギヤカム機構101において、回転部材107の外周方向に沿って配置された複数の軸受109のうちの隣り合う2つの軸受から成る軸受対が、カムリブ104を挟み込むようにカムリブ104に転がり接触し、カム102が一方向に回転することによって入力トルクを回転部材107に伝達する場合、若しくは、回転部材107が一方向に回転することによって入力トルクをカム102に伝達する場合において、軸受対がカムリブ104に転がり接触している間は、軸受対の各軸受が、回転部材107に対してそれぞれ反対の一方向に回転するように、カムリブ104に対して転がり接触している。【選択図】図1

Description

本発明は、バックラッシが無く、高剛性、高伝達効率であるとともに、高速回転が可能であるローラギヤカム機構に関するものである。
ローラギヤカム機構は、鼓形カム(concave globoidal cam、roller gear cam)を代表とする、スクリュー形状のカムリブを有するカムを一方の軸とし、それに直交配置された他方の軸としての回転部材の外周方向に沿って配置された複数の軸受との噛合いにより、カムと回転部材のどちらかの軸を入力軸として動力を伝達する機構である。カムリブはテーパ形状をしており、入力軸と出力軸の軸間距離を操作することで軸受とカムリブの接触部にくさび効果による予圧が発生し、入出力間でのバックラッシを無くすことが出来る。また入力軸のトルクが軸受の転がり接触により出力軸へ伝達されるため、バックラッシの無い状態でスムーズに回転でき、接触部の摩擦損失が抑えられた高効率なトルク伝達が行われる。
特許文献1には、カムに相当するウォームと、回転部材に相当するローラギヤから成るローラギヤ式減速装置が開示されている。ウォームは2条のリブを有し、一方のリブはその両側面に逃がし加工が施され、ローラギヤの互いに隣接する2個の軸受に相当するローラフォロアが、他方のリブの両側面に接触して両側から挟む状態となるが、一方のリブには接触せず、また、リブの厚さがウォームの何れの位置においても同じである。
特開2000−158293号公報
従来のローラギヤカム機構では、入力軸と出力軸の軸間距離を操作し軸受とカムリブの接触部に予圧を与える機構上、カム中央付近を境として、軸受は、転がり接触するカムリブ面を一方から他方に変え、それによって、軸受は、回転部材に対する回転方向を反転する。このために、従来のローラギヤカム機構では、カム中央付近で軸受とカムリブとを非接触にする区間を設け、軸受の惰性回転を一度停止させた上で、軸受が転がり接触するカムリブ面を一方から他方に変えるようにして、軸受の回転部材に対する回転方向を反転させるようにする必要がある。しかし、カムを高速で回転させると、カム中心付近に位置する軸受はカムリブと非接触にはなるが、軸受とリブの非接触区間を通過する間に軸受の惰性回転が収まりきらない虞がある。そうすると、惰性回転を伴う軸受が再度カムリブに接触する場合には、軸受の惰性回転方向に対してカムリブが逆方向に駆動力を与えるため、すべり摩擦が発生し、軸受やカムリブの接触面に磨耗やかじり等の損傷を引き起こす場合があり、これはカムを高速回転させるほど顕著となる。そのため、このようなローラギヤカム機構は、カムにより高速回転が阻害されるという問題がある。
特許文献1のローラギヤ式減速装置においては、カムに相当するウォームにおいて、各リブの厚さがウォームの何れの位置においても同じであるために、軸受に相当するローラフォロアがウォームに対して進入してくるときに、ローラフォロアがリブの端部に衝突して、ローラフォロアやリブの接触面に磨耗や損傷を引き起こす、という問題がある。また、ローラフォロアがウォームに対して進入すると、ウォームの何れの回転角度位置においてもリブは常に同じ押圧をローラフォロアに与えるように接触しなければならないことから、円滑にローラフォロアとリブとの接触を始動することができず、そして、ローラフォロアとリブとが接触している間、すべり摩擦が発生し、ローラフォロアやリブの接触面に磨耗や損傷を引き起こす、という問題がある。
従って、本発明の目的は、上記問題点を解決して、バックラッシが無く、高剛性、高伝達性を有し、高速回転を可能にするローラギヤカム機構を提供することである。
本発明によれば、上記目的は、スクリュー形状のカムリブを有する、カム軸線を中心として回転可能なカムと、カム軸線に直交する回転部材軸線を中心として回転可能な回転部材であって、回転部材の外周方向に沿って配置された複数の軸受の各々がカムリブに対して転がり接触することが可能である、回転部材とを備えるローラギヤカム機構であって、複数の軸受のうちの隣り合う2つの軸受から成る第1の軸受対が、カムリブを挟み込むようにカムリブに転がり接触し、カムがカム軸線を中心として一方向に回転することによってカムの入力トルクを回転部材に伝達する場合、若しくは、回転部材が回転部材軸線を中心として一方向に回転することによって回転部材の入力トルクをカムに伝達する場合において、第1の軸受対がカムリブに転がり接触している間は、第1の軸受対の各軸受が、回転部材に対してそれぞれ反対の一方向に回転するように、カムリブに対して転がり接触している、ローラギヤカム機構によって達成される。
また、上記目的の別の一つは、カムリブは、第1の端部、中央部、第2の端部を有し、カムリブの厚みが、第1の端部から中央部に向かってある範囲まで増加する、ローラギヤカム機構によって達成される。
また、上記目的の別の一つは、カムリブの厚みが、第2の端部から中央部に向かってある範囲まで増加する、ローラギヤカム機構によって達成される。
また、上記目的の別の一つは、複数の軸受のうちの隣り合う2つの軸受から成る第2の軸受対が、カムリブを挟み込むようにカムリブに転がり接触している、ローラギヤカム機構によって達成される。
また、上記目的の別の一つは、カムが、カムリブの間に設けられたカム溝に、カムがカム軸線を中心として回転している場合に、複数の軸受に接触しない突起部を有する、ローラギヤカム機構によって達成される。
また、上記目的の別の一つは、突起部に、溝が設けられている、ローラギヤカム機構によって達成される。
また、上記目的の別の一つは、複数の軸受の各々が、ローラフォロア又はカムフォロアである、ローラギヤカム機構によって達成される。
また、上記目的の別の一つは、複数の軸受の各々が、転がり接触の軸受又は滑り接触の軸受である、ローラギヤカム機構によって達成される。
本発明のように、軸受対がカムリブを挟み込むようにカムリブに転がり接触することによって、従来のローラギヤカム機構のように、カム中央付近で軸受とカムリブとを非接触にする区間を設け、軸受の惰性回転を一度停止させる必要がないことから、従来のような原因による軸受及びカムリブの互いに対する接触面の磨耗や損傷を引き起こすことはなく、高速回転が可能なローラギヤカム機構が実現できる、という効果を奏する。
また、本発明のように、カムリブの厚みをその端部から中央部に向かってある範囲まで増加させるようにすることによって、カムの回転に伴って軸受とカムリブとの間の隙間は徐々に狭くなって円滑に軸受とカムリブとの転がり接触を始動させることができて、軸受及びカムリブの互いに対する接触面の磨耗や損傷が抑えられ、且つ円滑な回転が得られる、という効果を奏する。本発明のように、2つの軸受対がカムリブを挟み込むようにカムリブに転がり接触することによって、常に何れかの軸受対がカムリブを挟み込むようになり、カムの回転角度位置や回転部材の回転角度位置に関係なくバックラッシが無い、という効果を奏する。
なお、本発明の他の目的、特徴及び利点は、添付図面に関する以下の本発明の実施例の記載から明らかになるであろう。
本発明のローラギヤカム機構の正面から見た概略図である。 本発明のローラギヤカム機構の側面から見た概略図である。 本発明のローラギヤカム機構におけるカムリブと軸受の接触状態を表す正面から見た拡大概略図である。 本発明のローラギヤカム機構におけるカムリブと軸受の接触状態を表す上面から見た拡大概略図である。 本発明のローラギヤカム機構におけるカムリブと軸受の接触状態を表す展開図である。 本発明の別のローラギヤカム機構の正面から見た概略図である。 本発明の更に別のローラギヤカム機構の一部斜視図である。 本発明の更に別のローラギヤカム機構におけるカムリブと軸受の接触状態を表す正面から見た拡大概略図である。 本発明のまた更に別のローラギヤカム機構の正面から見た概略図である。 本発明のまた更に別のローラギヤカム機構の側面から見た概略図である。 本発明のローラギヤカム機構のカムを、円筒形カム(cylindrical cam、barrel cam)にした場合の正面から見た概略図である。 本発明のローラギヤカム機構のカムを、太鼓形カム(globoidal cam)にした場合の正面から見た概略図である。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
図1〜12を参照して、本発明のローラギヤカム機構の実施例を説明する。図1、2に、それぞれローラギヤカム機構101の正面から見た概略図及び側面から見た概略図を示す。ローラギヤカム機構101は、スクリュー形状のカムリブ104を有する、カム軸線103を中心として回転可能なカム102と、カム軸線103に直交する回転部材軸線108を中心として回転可能な回転部材107であって、回転部材107の外周方向に沿って配置された複数の軸受109(109a、109b、・・・)の各々がカムリブ104に対して転がり接触することが可能である、回転部材107とを備える。カム軸線103、回転部材軸線108は、どちらか一方が入力軸、他方が出力軸となり、その関係は互いに逆となってもよい。複数の軸受109の各々は、軸部材、軸部材の外周面に沿って回転可能な外輪部、等を備え、軸部材を回転部材107に嵌合する、等によって回転部材107の外周方向に沿って配置される。複数の軸受109の各々とカムリブ104との間を転がり接触にすることによって、カム102、または回転部材107から入力されるトルクの、出力軸側への伝達効率を向上できるとともに、ローラギヤカム機構101の寿命を長くすることができる。また、複数の軸受109の各々とカムリブ104との間は線接触であるために、回転部材107の回転方向の外力に対して高い剛性を有する。
複数の軸受109のうちの隣り合う2つの軸受109a、109b、又は、隣り合う2つの軸受109c、109dから成る軸受対が、カムリブ104を挟み込むようにカムリブ104に接触している。すなわち、第1の軸受109a、第2の軸受109bから成る第1の軸受対が、一連のカムリブ104のうちの一部分104aを挟み込むようにその一部分104aに接触し、又は、第3の軸受109c、第4の軸受109dから成る第2の軸受対が、一連のカムリブ104のうちの一部分104bを挟み込むようにその一部分104bに接触している。そして、カム102が入力側となる場合には、カム軸線103を中心として矢印のように一方向に回転することによって、カム102の入力トルクを回転部材107に伝達して、回転部材軸線108を中心として回転部材107が矢印のように回転する。回転部材107が入力側となる場合には、回転部材軸線108を中心として矢印のように一方向に回転することによって、回転部材107の入力トルクをカム102に伝達して、カム軸線103を中心としてカム102が矢印のように回転する。これらの場合において、第1の軸受109a、第2の軸受109bから成る第1の軸受対が、カムリブ104に接触している間は、第1の軸受109a、第2の109bは、矢印に示すように回転部材107に対してそれぞれ反対方向に回転して、カムリブ104に対して転がり接触する。また、第3の軸受109c、第4の軸受109dから成る第2の軸受対が、カムリブ104に接触している間は、第3の軸受109c、第3の軸受109dは、矢印に示すように回転部材107に対してそれぞれ反対方向に回転して、カムリブ104に対して転がり接触している。
図3、4を用いて、より詳細に説明する。図3に、ローラギヤカム機構101の一つのタイミングにおける、カムリブ104と回転部材107の外周方向に沿って配置された各軸受109a〜109eの接触状態を表す正面から見た拡大概略図を示し、図4に、ローラギヤカム機構101の図3と同じタイミングにおける、カムリブ104と各軸受109a〜109eの接触状態を表す上面から見た拡大概略図を示す。複数の軸受109のうちの隣り合う第1の軸受109a、第2の軸受109bから成る第1の軸受対は、一連のカムリブ104のうちの一部分である第1のカムリブ104aを挟み込み、第1の軸受109a、第2の軸受109bは、第1のカムリブ104aの第1のカムリブ面105、第2のカムリブ面106にそれぞれ接触する。また、複数の軸受109のうちの隣り合う第3の軸受109c、第4の軸受109dから成る第2の軸受対は、一連のカムリブ104のうちの一部分である第2のカムリブ104bを挟み込み、第3の軸受109c、第4の軸受109dは、第2のカムリブ104bの第1のカムリブ面105、第2のカムリブ面106にそれぞれ接触する。そして、カム102がカム軸線103を中心として矢印のように一方向に回転する場合において、第1の軸受対が、第1のカムリブ104a、第2のカムリブ104b、第3のカムリブ104cから成る一連のカムリブ104に接触している間は、第1の軸受109a、第2の軸受109bは、それぞれ回転部材107に対して反対方向に回転しながら(図4においては、第1の軸受109aは時計回りに、第2の軸受109bは反時計回りに回転している)、カムリブ104に対して転がり接触している。また、第2の軸受対が、第1のカムリブ104a、第2のカムリブ104b、第3のカムリブ104cから成る一連のカムリブ104に接触している間も、第3の軸受109c、第4の軸受109dは、それぞれ回転部材107に対して反対方向に回転しながら(図4においては、第3の軸受109cは時計回りに、第4の軸受109dは反時計回りに回転している)、カムリブ104に対して転がり接触している。
また、カム102がカム軸線103を中心として矢印とは反対の方向に回転する場合において、第1の軸受対が、カムリブ104に接触している間は、第1の軸受109a、第2の軸受109bは、それぞれ回転部材107に対して反対方向に回転しながら(この場合、第1の軸受109aは反時計回りに、第2の軸受109bは時計回りに回転し、図4とは逆方向の回転になる)、カムリブ104に対して転がり接触している。また、第2の軸受対が、カムリブ104に接触している間も、第3の軸受109c、第4の軸受109dは、それぞれ回転部材107に対して反対方向に回転しながら(この場合、第3の軸受109cは反時計回りに、第4の軸受109dは時計回りに回転し、図4とは逆方向の回転になる)、カムリブ104に対して転がり接触している。
上記のようなカムリブ104と複数の軸受109の接触状態は、カム102が入力側として回転部材107を回転させる場合と、回転部材107が入力側としてカム102を回転させる場合の、どちらにおいても同様の状態となる。
このように、カム102が一方向に回転している場合に、各軸受109a〜109dがカムリブ104に接触している間において、各軸受109a〜109dの回転部材107に対する回転を停止させる必要がなく、各軸受109a〜109dは回転部材107に対して一方向にのみ回転しているために、各軸受109a〜109d及びカムリブ104は互いに対する接触面の磨耗や損傷を引き起こすことはなく、高速回転が可能なローラギヤカム機構が実現できる。また、第1の軸受対又は第2の軸受対は、カムリブ104を挟み込むようにカムリブ104に接触しているために、バックラッシの無いローラギヤカム機構101を実現できる。なお、カムリブ104に対して接触しなくなった軸受109eは、回転部材107に対して惰性により回転していてもよいし、回転していなくてもよい。
また、図5に、ローラギヤカム機構101において、第1のカムリブ104a、第2のカムリブ104b、第3のカムリブ104cから成る一連のカムリブ104と各軸受109a〜109eの接触状態を表す上面から見た展開図を示す。横軸がカム102のカム軸線103の方向の位置を表し、縦軸がカム102の回転角度を表す。図5に示すように、カムリブ104は、第1の端部(A点)、中央部(B点〜E点)、第2の端部(F点)を有し、カムリブ104の厚みが、第1の端部(A点)から中央部(B点〜E点)に向かうに従って増加していてもよい。カム102の回転に伴う回転部材107の回転、若しくは、回転部材107自身の回転によって、カムリブ104に進入してきた第1の軸受対の第1の軸受109a及び第2の軸受109bは、カムリブ104の第1の端部(A点)においては接触しない(非接触区間軸受)。これは、第1の端部(A点)でのカムリブ104の厚さが中央部(B点〜E点)のカムリブ104の厚さより小さいからである。さらにカム102の回転が進むと、A点からB点に向かうに従ってカムリブ104の厚さが徐々に大きくなるために、第1の軸受109aと第1のカムリブ面105の隙間、及び、第2の軸受109bと第2のカムリブ面106の隙間は徐々に小さくなる(隙間減少区間軸受)。さらにカム102の回転が進んで第1の軸受対がB点に到達すると、第1の軸受109aと第1のカムリブ面105の隙間、及び、第2の軸受109bと第2のカムリブ面106の隙間はなくなり、いわゆる負隙間状態となる(完全負隙間位置軸受)。そして、B点からE点においては、第1の軸受対(109a、109b)又は第2の軸受対(109c、109d)は、カムリブ104を挟み込むようにカムリブ104に転がり接触する(接触区間軸受)。このように、軸受109とカムリブ104との隙間を徐々に小さくするA点からB点までの隙間減少区間を設けることにより、円滑に軸受109とカムリブ104との転がり接触を始動させることができて、軸受109及びカムリブ104の互いに対する接触面の磨耗や損傷が抑えられる。そして、隙間減少区間、及び、軸受109とカムリブ104との間の負隙間量は、すべり摩擦を極力押さえつつ、最小限のカムの回転角度範囲で軸受109が回転状態へ移行できるように決定される。
更に、図5に示すように、カムリブ104の厚みが、第2の端部(F点)から中央部(B点〜E点)に向かうに従って増加していてもよい。このように、A点からB点だけでなく、F点からE点についても軸受109とカムリブ104との隙間を徐々に小さくする隙間減少区間を設けることにより、カム102、若しくは、回転部材107が何れの方向に回転してトルクを互いに伝達する場合においても、円滑に軸受109とカムリブ104との転がり接触を始動させることができて、軸受109及びカムリブ104の互いに対する接触面の磨耗や損傷が抑えられる。なお、カム102が一方向にしか回転しない場合には、その回転に合わせて、A点からB点、或いは、F点からE点、のどちらか一方のカムリブ104の端部において、軸受109とカムリブ104との隙間を徐々に小さくする隙間減少区間を設けてもよい。
また、第1の軸受対(109a、109b)及び第2の軸受対(109c、109d)はカムリブ104を挟み込むようにカムリブ104に接触していてもよい。すなわち、図5に示すように、カム102の回転角度において、第1の軸受対(109a、109b)がB点からC点においてカムリブ104の第1のカムリブ面105、第2のカムリブ面106にそれぞれ接触し、且つ、第2の軸受対(109c、109d)がD点からF点においてカムリブ104の第1のカムリブ面105、第2のカムリブ面106にそれぞれ接触するように、2つの軸受対がカムリブ104を挟み込むオーバーラップ区間が設けられていてもよい。このようにオーバーラップ区間が設けられることにより、第2の軸受対(109c、109d)によるカムリブ104への挟み込みが終了する前に、第1の軸受対(109a、109b)によるカムリブ104への挟み込みが開始され、必ず1つの軸受対がカムリブ104を挟み込んでいるために、カム102及び回転部材107の回転角度位置によるバックラッシの無いローラギヤカム機構101を実現できる。
図6に別のローラギヤカム機構101の正面から見た概略図を示す。図6に示すように、カム102は、スクリュー形状のカムリブ104の間に設けられたカム溝110に、カム102がカム軸線103を中心として回転している場合に、複数の軸受109に接触せず、カムリブ104と複数の軸受109の各々とが干渉しない位置に突起部111を有していてもよい。このようにカム102が突起部111を有することにより、ローラギヤカム機構101において、バランスウェイトとして回転釣合いを向上させることができる。
図7、8に、それぞれ更に別のローラギヤカム機構の一部斜視図及びカムリブと軸受の接触状態を表す正面から見た拡大概略図を示す。図7、8に示すように、カム溝110の、カムリブ104と複数の軸受109の各々とが干渉しない位置に配置された突起部111には、複数の軸受109の各々に対して潤滑油を供給・保持することを目的に、溝112などのような形状が設けられていてもよい。
図9、10に、それぞれまた更に別のローラギヤカム機構101の正面から見た概略図及び側面から見た概略図を示す。図7、8に示されたローラギヤカム機構101と、図1、2に示されたローラギヤカム機構101との相違は、カムリブ104のスクリュー形状の巻方向を逆にしていることである。このようにスクリュー形状の巻方向を逆にすることによって、図1、2及び図7、8のカム102がカム軸線103を中心として同じ矢印の方向に回転している場合であっても、回転部材107を、回転部材軸線108を中心としてそれぞれ反対方向に回転させることができる(回転部材107は、図1では反時計回りに、図7では時計回りにそれぞれ回転している)。
複数の軸受109の各々は、ローラフォロア又はカムフォロアであってもよい。
複数の軸受109の各々は、軸部材、軸部材の外周面に沿って回転可能な外輪部、等を備えるが、軸部材と外輪部との間にころ等を含む転がり接触の軸受であってもよいし、ころ等を含まない滑り接触の軸受であってもよい。なお、カム溝110の、カムリブ104と複数の軸受109の各々とが干渉しない位置に配置された突起部111に、溝112などの形状を設けておくと、潤滑油が保持された溝112から複数の軸受109の各々に対して潤滑油が供給されて、外輪部とカムリブ104との間の摩擦を更に抑えることができる。
カム102は、図1〜10のような鼓形カムのみに限定されず、例えば、図11に示す円筒形カム(cylindrical cam、barrel cam)113や、図12に示す太鼓形カム(globoidal cam)114など、スクリュー形状のカムリブを有する他のカムであってもよい。なお、円筒形カム、太鼓形カムであっても、動作は上記と同じである。
カム102と回転部材107の位置関係は、カム102、113、114の形状によって、回転部材107と外接するだけでなく、内接していてもよい。
上記記載は特定の実施例についてなされたが、本発明はそれに限らず、本発明の原理と添付の特許請求の範囲の範囲内で種々の変更及び修正をすることができることは当業者に明らかである。
101 ローラギヤカム機構
102 カム
103 カム軸線
104 カムリブ
104a 第1のカムリブ
104b 第2のカムリブ
104c 第3のカムリブ
105 第1のカムリブ面
106 第2のカムリブ面
107 回転部材
108 回転部材軸線
109 軸受
109a 第1の軸受
109b 第2の軸受
109c 第3の軸受
109d 第4の軸受
109e 第5の軸受
110 カム溝
111 突起部
112 溝
113 円筒形カム
114 太鼓形カム

Claims (8)

  1. スクリュー形状のカムリブを有する、カム軸線を中心として回転可能なカムと、
    カム軸線に直交する回転部材軸線を中心として回転可能な回転部材であって、前記回転部材の外周方向に沿って配置された複数の軸受の各々が前記カムリブに対して転がり接触することが可能である、回転部材と
    を備えるローラギヤカム機構であって、
    前記複数の軸受のうちの隣り合う2つの軸受から成る第1の軸受対が、前記カムリブを挟み込むように前記カムリブに転がり接触し、
    前記カムが前記カム軸線を中心として一方向に回転することによって前記カムの入力トルクを前記回転部材に伝達する場合、若しくは、前記回転部材が前記回転部材軸線を中心として一方向に回転することによって前記回転部材の入力トルクを前記カムに伝達する場合において、前記第1の軸受対が前記カムリブに転がり接触している間は、前記第1の軸受対の各軸受が、前記回転部材に対してそれぞれ反対の一方向に回転するように、前記カムリブに対して転がり接触している
    ことを特徴とするローラギヤカム機構。
  2. 前記カムリブは、第1の端部、中央部、第2の端部を有し、前記カムリブの厚みが、前記第1の端部から前記中央部に向かってある範囲まで増加することを特徴とする請求項1に記載のローラギヤカム機構。
  3. 前記カムリブの厚みが、前記第2の端部から前記中央部に向かってある範囲まで増加することを特徴とする請求項2に記載のローラギヤカム機構。
  4. 前記複数の軸受のうちの隣り合う2つの軸受から成る第2の軸受対が、前記カムリブを挟み込むように前記カムリブに転がり接触していることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のローラギヤカム機構。
  5. 前記カムが、前記カムリブの間に設けられたカム溝に、前記カムが前記カム軸線を中心として回転している場合に、前記複数の軸受に接触しない突起部を有することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載のローラギヤカム機構。
  6. 前記突起部に、溝が設けられていることを特徴とする請求項5に記載のローラギヤカム機構。
  7. 前記複数の軸受の各々が、ローラフォロア又はカムフォロアであることを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載のローラギヤカム機構。
  8. 前記複数の軸受の各々が、転がり接触の軸受又は滑り接触の軸受であることを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載のローラギヤカム機構。
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