JP2017087756A - シートトラック装置 - Google Patents
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Abstract
Description
アッパレール3は、ブラケット5,7を介して、シートクッションフレーム(シート)9に設けられている。
ロアレール1には、ロアレール1の一方の側部側に位置し、第1アッパフック11と係合することにより、アッパレール3に剥離力(アッパレール3を上方に引き上げる力)が作用し、アッパレール3のロアレール1からの剥離(アッパレール3の上方への移動)を防止する第1ロアフック15と、ロアレール1の他方の側部側に位置し、第2アッパフック13と係合することにより、アッパレール3のロアレール1からの剥離を防止する第2ロアフック17とが設けられている。
よって、第1ロアフック15と、第2ロアフック17との重なり部分Tが大きな剥離力に耐えるように、重なり部分Tの面積を広くして、溶接面積を広げる必要があり、製造コストが高くなる問題点がある。
よって、前記ロアレールの下面と、前記第1ロア補強レールの第1取付部との取付部分や、前記第1取付部と前記第2ロア補強レールの第2取付部の取付部分の面積を広げる必要がなく、製造コストが安くなる。
最初に、図1を用いて、ロアレール、アッパレールの断面形状を説明する。
ロアレール21の断面形状は、水平に配置され、フロアと対向する下面21hを有する基底部21aと、基底部21aの一方の端部から折曲され、上方に延出する第1側壁部21bと、基底部21aの他方の端部から折曲され、上方に延出する第2側壁部21cと、第1側壁部21bの上方の端部から折曲し、基底部21aと略平行に第2側壁部21c方向へ延出する第1上面部21dと、第2側壁部21cの上方の端部から折曲し、基底部21aと略平行に第1側壁部21b方向へ延出する第2上面部21eと、第1上面部21dの他方の端部から基底部21a方向に折曲し、第1側壁部21bより長さが短い第1垂下部21fと、第2上面部21eの他方の端部から基底部21a方向に折曲し、第1垂下部21fと空間を介して対向し、第1垂下部21fと略同じ長さの第2垂下部21gとからなっている。
アッパレール27には、アッパ補強レール31が取り付けられている。このアッパ補強レール31は、アッパレール27の上面部27aに取り付けられる取付部33と、取付部33のアッパレール27の移動方向(前後方向)に沿った一方の側部から下方に向かって延びた後、上方に向かって延びる第1アッパフック35、取付部の33のアッパレール27の移動方向(前後方向)に沿った他方の側部から下方に向かって延びた後、上方に向かって延びる第2アッパフック37とを有している。
尚、本実施形態では、図2、図3に示すように、アッパ補強レール31の前後方向の長さは、アッパレール27の前後方向の長さの約1/2としている。また、第1アッパフック35、第2アッパフック37のアッパレール27の前後方向の長さは、取付部33の前後方向の長さの約1/2としている。
アッパレール27とアッパ補強レール31との取付けを図1、図2、図3を用いて説明する。アッパレール27の長手方向(前後方向)に沿って、その上面部27aに、上方(フロアと反対側の方向)に延びる3本のピン61を設けている。このピン61の周面には、おねじが形成されている。一方、アッパ補強レール31の取付部33には、各ピン61が挿通するピン穴39が形成されている。そして、図1に示すように、ピン穴39を挿通したピン61にナット63が螺合することにより、アッパレール27にアッパ補強レール31が取り付けられている。
ロアレール21には、第1ロア補強レール41と、第2ロア補強レール51とが取り付けられている。
第1ロアフック45の断面形状は、先端側が鉤状に曲げ返された略J字形で、第1アッパフック35と空間を介して対向している。そして、アッパレール27に剥離力が作用し、アッパレール27が上方に移動すると、第1アッパフック37が第1ロアフック45と係合し、アッパレール27のロアレール21からの剥離を防止する。
第2ロアフック55の断面形状は、先端側が鉤状に曲げ返された略J字形で、第2ロアフック55と空間を介して対向している。そして、アッパレール27に剥離力が作用し、アッパレール27が上方に移動すると、第2アッパフック37は第2ロアフック55と係合することにより、アッパレール27のロアレール21からの剥離を防止する。
尚、本実施形態では、第1ロア補強レール41、第2ロア補強レール51の第1ロアフック45、第2ロアフック55の前後方向の長さは、ロアレール21のアッパレール27の前後方向の長さの約1/2としている。
ロアレール21と第1ロア補強レール41,第2ロア補強レール51との取付けを図1、図2、図4を用いて説明する。ロアレール21の前後方向に沿って、その基底部21aに、フロア方向(下方向)に延びる4本のピン71を設けている。このピン71の周面には、おねじが形成されている。一方、第1ロア補強レール41,第2ロア補強レール51の第1取付部43、第2取付部53には、各ピン71が挿通する第1ピン穴47、第2ピン穴57が形成されている。そして、図1に示すように、第1ピン穴47、第2ピン穴57を挿通したピン71にナット73が螺合することにより、ロアレール21の基底部21aに第1ロア補強レール41の第1取付部43が取り付けられ、第1ロア補強レール41の第1取付部43に第2ロア補強レール51の第2取付部53が重なるように取り付けられている。
図7に示すように、ロアレール21に対して第1ロア補強レール41を傾けて、第1アッパフック35の端部と第1ロアフック45の端部が接近した状態から、傾きを戻しながらロアレール21の各ピン71を各第1ピン穴47の第1ピン導入部47aに挿通し、挿通後、第1ロア補強レール41の第1取付部43をロアレール21の基底部21aの下面21hに当接させる。そして、第1ロア補強レール41を前後方向に移動させることにより、図8に示すように、ロアレール21の各ピン71は第1ロア補強レール41の各第1ピン穴47の第1ピン位置決め部47bに移動し、ロアレール21に対する第1ロア補強レール41の位置決めが行われる。
(1) ロアレール21の基底部21aに第1ロア補強レール41の第1取付部43が取り付けられ、第1ロア補強レール41の第1取付部43に第2ロア補強レール51の第2取付部53が重なるように取り付けられていることにより、アッパレール27に剥離力が作用すると、その剥離力は、アッパ補強レール31を介して第1ロア補強レール41、第2ロア補強レール51へ伝達され、第1ロア補強レール41の第1取付部43では、ロアレール21の基底部21aの下面21hを押す力となり、第2ロア補強レール51の第2取付部53では、第1ロア補強レール41の第1取付部43を押す力となる。
よって、ロアレール21の基底部21aの下面21hと第1ロア補強レール41の第1取付部43との取付部分、第1ロア補強レール41の第1取付部43と第2ロア補強レール51の第2取付部53との取付部分の面積を取付部分間の保持のためだけに広げる必要がなく、製造コストが安くなる。
また、ロアレール21の曲げ剛性も高くなり、剥離による変形を防止できる。
さらに、第1ロア補強レール41と第2ロア補強レール51のロアレール21への取り付けは、ピン61とナット63による螺合に限らず、溶接等で行ってもよい。
27 アッパレール
31 アッパ補強レール
41 第1ロア補強レール
43 第1取付部
51 第2ロア補強レール
53 第2取付部
Claims (4)
- フロア側に設けられ、前記フロアと対向する下面を有するロアレールと、
シート側に設けられ、前記ロアレールに移動可能に係合するアッパレールと、
前記アッパレールに取り付けられる取付部、該取付部の一方の側部に形成された第1アッパフック、前記取付部の他方の側部に形成された第2アッパフックを有するアッパ補強レールと、
前記ロアレールに設けられ、前記ロアレールの下面に対向する第1取付部,前記第1アッパフックと係合し、前記アッパレールの前記ロアレールからの剥離を防止する第1ロアフックを有する第1ロア補強レールと、
前記ロアレールに設けられ、前記ロアレールの下面に対向する第2取付部,前記第2アッパフックと係合し、前記アッパレールの前記ロアレールからの剥離を防止する第2ロアフックを有する第2ロア補強レールと、
を有し、
前記ロアレールの下面に前記第1取付部と前記第2取付部が重なるように取り付けられていることを特徴とするシートトラック装置。 - 前記ロアレールの前記下面には、フロア方向に向かって延びるピンが設けられ、
前記第1取付部には、前記アッパレールの移動方向と交差する方向に延出する第1ピン導入部、該第1ピン導入部から前記アッパレールの移動方向に沿って延出する第1ピン位置決め部からなる第1ピン穴が形成され、
前記第2取付部には、前記アッパレールの移動方向と交差する方向に延出する第2ピン導入部、該第2ピン導入部から前記アッパレールの移動方向に沿って延出し、前記ロアレールの下面に前記第1取付部と前記第2取付部が取り付けられた状態で、前記第1ピン穴の第1ピン位置決め部と重なる第2ピン位置決め部からなる第2ピン穴が形成される
ことを特徴とする請求項1記載のシートトラック装置。 - 前記第1取付部、前記第2取付部は、前記アッパレールの移動方向において前記第1ロアフック、前記第2ロアフックよりも長いことを特徴とする請求項1または2記載のシートトラック装置。
- 前記第1取付部、前記第2取付部と前記ロアレールの下面の前記アッパレールの移動方向の長さは同じであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のシートトラック装置。
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JPH07304360A (ja) * | 1994-05-11 | 1995-11-21 | Imasen Denki Seisakusho:Kk | シートレール装置 |
JP2008279921A (ja) * | 2007-05-11 | 2008-11-20 | Toyota Boshoku Corp | 車両用シート |
CN103253157A (zh) * | 2013-05-27 | 2013-08-21 | 湖北中航精机科技有限公司 | 一种汽车、汽车座椅及其滑轨机构 |
JP2015518791A (ja) * | 2012-06-26 | 2015-07-06 | ジョンソン コントロールズ コンポーネンツ ゲーエムベーハー ウントコンパニー カーゲー | 車両シート用前後方向アジャスタ及び車両シート |
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