JP2017087334A - 基軸ホルダ及び電動工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】基軸挿入孔に挿入された基軸を正確な挿着位置及び挿着方向で保持できる基軸ホルダ及び、基軸ホルダを備えた電動ドライバを提供することを目的とする。【解決手段】回転治具5の基軸6が先端側から挿入される六角挿入孔11を有するホルダボディ10と、ホルダボディ10に対して外嵌するとともに、軸方向に移動可能なスリーブ40とで構成するビットホルダ1に、基軸6の外面に対して、少なくとも三方向から当接して調心するアライメントコンビ30と、スリーブ40の軸方向の移動に伴って、アライメントコンビ30を同期してホルダボディ10の径中心方向に向かって案内するガイドリング50のテーパー溝53とを備え、六角挿入孔11の基端に、挿入された基軸6の基端部8を少なくとも使用状態において、調心状態で支持する調心凹部14を設けた。【選択図】図6

Description

この発明は、例えば、ドライバビットやドリルビット等の回転治具の基軸を挿入して保持する基軸ホルダ及び、基軸ホルダを備えた電動ドライバなどの電動工具に関する。
従来より、電動ドライバ等の先端に配置する基軸ホルダとして、保持した回転治具の基軸が不用意に抜け出さない基軸ホルダが提案されている(特許文献1参照)。
この基軸ホルダは、回転治具の基軸を着脱自在に挿着可能な基軸挿入孔及び基軸の外面に形成した係止溝に係止する鋼球を移動可能に配置する貫通孔を有するホルダ本体と、貫通孔に配置する鋼球と、ホルダ本体に対してスライド自在に被嵌した筒状の外嵌部材と、該外嵌部材をホルダ本体の基端側に向けて付勢するバネで構成されている。
この基軸ホルダの基軸挿入孔に基軸を挿入すると、外嵌部材は鋼球を基軸挿入孔の内周面から出没させて係止溝と係止して、基軸挿入孔に挿入された基軸の不用意な抜け出しを防止することができる。
しかしながら、このような基軸を挿入できる基軸挿入孔は、基軸よりわずかに大きく形成しているため、挿着状態や使用の際において、基軸の挿着位置や挿着方向が回転中心からわずかにズレるおそれがあった。特に、ドリルビットでマークポイント(下穴)を形成する際において基軸の挿着位置が回転中心からズレるおそれがあった。
このように、基軸の挿着位置や挿着方向が回転中心からわずかにズレると、回転する回転治具自体も回転中心からずれ、精度よく回転力をネジや被削孔部材等に作用させることができなかった。
特開2006−198755号公報
そこでこの発明は、基軸挿入孔に挿入された基軸を正確な挿着位置及び挿着方向で保持できる基軸ホルダ及び、基軸ホルダを備えた電動ドライバを提供することを目的とする。
この発明は、回転治具の基軸が先端側から挿入される基軸挿入孔を有するホルダ本体と、前記ホルダ本体に対して外嵌するとともに、軸方向に移動可能な外嵌部材と、前記基軸の外面に対して、少なくとも三方向から当接して調心する当接調心手段と、前記外嵌部材の軸方向の移動に伴って、前記当接調心手段を同期して前記基軸挿入孔の径中心方向に向かって案内する案内手段とが備えられ、前記基軸挿入孔の基端に、少なくとも使用状態において、前記基軸の基端部を調心状態で支持する基端部調心支持手段が設けられた基軸ホルダであることを特徴とする。
上記回転治具とは、回転するドリルビットや、プラスやマイナスのドライバビットなどとすることができ、上記回転治具の基軸は工具シャンクともいう。
上記当接調心手段は、径中心方向に移動して基軸の外面に当接する手段、あるいは径中心方向に延びるなどの変形によって基軸の外面に当接する手段とすることができる。
この発明により、基軸挿入孔に挿入された基軸を正確な挿着位置及び挿着方向で保持することができる。
詳述すると、ホルダ本体の基軸挿入孔に挿入された基軸の基端部は、少なくとも使用状態において、基端部調心支持手段によって調心状態で支持される。また、案内手段によって同期して径中心方向に向かって案内された前記当接調心手段は、少なくとも三方向から前記基軸の外面に当接する。したがって、少なくとも使用状態において、基端部調心支持手段によって調心状態で基端部が支持されるとともに、外面に対して少なくとも三方向から前記当接調心手段が当接する基軸を支基軸挿入孔において精度よく調心して保持する、つまり基軸挿入孔に挿入された基軸を正確な挿着位置及び挿着方向で保持することができる。
なお、少なくとも使用状態で調心支持するとは、回転する回転治具を作用させた使用状態のみならず、使用状態に加えて回転治具を回転させた状態においても調心支持することや、使用状態に加えて回転させない挿着状態(通常状態)においても調心支持することを含むものとする。
この発明の態様として、前記当接調心手段は、径方向に移動可能な移動当接調心手段で構成され、前記ホルダ本体に、前記移動当接調心手段を径方向に移動可能に、周方向位置及び軸方向位置を規制する位置規制部を備えることができる。
上記移動当接調心手段は、位置規制部で径方向に移動可能に、周方向位置及び軸方向位置を規制できれば、柱状体であっても鋼球のような球状体であってもよい。
この発明により、ホルダ本体に対する移動当接調心手段の周方向位置及び軸方向位置が位置規制部によって規制されるため、基軸挿入孔に挿入された基軸を安定して正確な挿着位置及び挿着方向で保持することができる。
またこの発明の態様として、前記移動当接調心手段を、前記位置規制部の径方向の厚みよりも高く、少なくとも径外側が曲面である柱状体で構成することができる。
上記柱状体は、中実な柱状であっても、中空の筒状であってもよく、さらには、径外側が曲面であれば、円柱状あるいは多角柱状であってもよい
この発明により、より確実に調心状態で保持することができる。詳述すると、前記移動当接調心手段を径中心方向に向かって案内する案内手段は前記外嵌部材の軸方向の移動に伴って軸方向に移動するが、調心手段が球体である場合、案内手段の軸方向移動に伴って転動し、球体状の当接調心手段が当接する基軸には案内手段の軸方向移動と逆向きに移動する方向の力が作用することとなる。そのため、仮に、外嵌部材の軸方向移動が前記基軸の基端部側に向かう方向の移動である場合、基軸には先端側に向かう方向の力が作用し、基端部調心支持手段で前記基軸の前記基端部を支持できなくなり、基軸挿入孔に挿入された基軸を正確な挿着位置及び挿着方向で保持できなくなるおそれがある。これに対し、柱状体で構成された移動当接調心手段の場合、案内手段の軸方向移動に伴って転動することはなく、基軸に案内手段の軸方向移動と逆向きに移動する方向の力が作用することもない。また、前記位置規制部の径方向の厚みよりも高く、少なくとも径外側が曲面である柱状体は案内手段との摩擦も少なく、案内手段の軸方向の移動に支障することもない。
したがって、前記位置規制部の径方向の厚みよりも高く、少なくとも径外側が曲面である柱状体で構成され、位置規制部に配置された移動当接調心手段は、案内手段の軸方向の移動によって、基軸挿入孔に挿入され、前記基端部が基端部調心支持手段で支持された前記基軸の外面を移動当接調心手段で調心し、正確な挿着位置及び挿着方向で保持することができる。
またこの発明の態様として、前記移動当接調心手段が、径内側に配置された柱状体と、該柱状体より径外側に配置された球体とを有する合成柱状体で構成され、前記合成柱状体の高さが前記位置規制部の径方向の厚みよりも大きいものであることができる。
この発明により、案内手段との摩擦がより低減するため、案内手段がスムーズに軸方向の移動することができる。したがって、外嵌部材をスムーズに軸方向に移動させて、合成柱状体を径中心方向に向かって移動させて、前記基軸を調心することができる。
またこの発明の態様として、前記合成柱状体に、前記柱状体と前記球体とを径方向において離間する向きに付勢する付勢手段を備えることができる。
上記付勢手段は、Oリングやスプリングなどの弾性体で構成することができる。
この発明により、前記柱状体と前記球体とのクリアランスを付勢手段で吸収することができ、前記付勢手段で付勢された前記球体を前記案内手段に確実に当接させるとともに、前記付勢手段で付勢された前記柱状体を前記基軸の外面に確実に当接させて調心し、確実に正確な挿着位置及び挿着方向で保持することができる。
またこの発明の態様として、前記案内手段が、前記軸方向に沿うとともに前記外嵌部材の移動方向に沿って徐々に幅狭となり、前記移動当接調心手段の径外側が係止する可変幅溝で構成することができる。
上述の外嵌部材の移動方向に沿って徐々に幅狭となるは、例えば、外嵌部材が先端側から基端側に移動する場合は、先端側から基端側に向かって徐々に幅狭になることをいう。
この発明により、案内手段の厚みを厚くすることなく、案内手段による移動当接調心手段の径中心方向の移動量を調節することができる。詳述すると、移動当接調心手段を径中心方向に移動させる案内手段をテーパー面で構成する場合において、径中心方向の移動量が大きくなると、案内手段の径方向の厚みが厚くなるが、前記移動当接調心手段の径外側が係止する可変幅溝で構成する案内手段の場合、溝幅及び溝幅の変化率を調整することで、案内手段の厚みを厚く形成することなく、所望の移動量を確保することができる。
またこの発明の態様として、前記可変幅溝が、前記軸方向に沿って徐々に周方向に変化することができる。
上述の軸方向に沿って徐々に周方向に変化するとは、螺旋状あるいはS字状など適宜の曲線、あるいは軸方向に交差する直線を指す。
この発明により、外嵌部材の軸方向の移動量が少ない場合であっても、つまり案内手段の軸方向長さが確保できない場合であっても、前記軸方向に沿って徐々に周方向に変化させることで案内手段による移動量を増加させて、案内手段の厚みを厚くすることなく、案内手段による移動当接調心手段の径中心方向の移動量を増大することができる。
またこの発明の態様として、前記可変幅溝における前記移動方向の終端部分に、前記周方向に延びる周方向可変幅溝を連続して配置することができる。
この発明により、外嵌部材の軸方向の移動量が少ない場合であっても、案内手段による移動量をさらに増加させて、案内手段の厚みを厚くすることなく、案内手段による移動当接調心手段の径中心方向の移動量をさらに増大することができる。
またこの発明の態様として、前記案内手段が前記外嵌部材と別体構成することができる。
この発明により、外嵌部材に対して回転自在な案内手段を構成することができる。
またこの発明の態様として、前記案内手段と前記外嵌部材との相対回転を規制する相対回転規制手段を備えることができる。
この発明により、外嵌部材に対して回転自在に構成した案内手段の相対回転を相対回転規制手段で規制することができる。
またこの発明の態様として、前記基軸に設けられた係止溝に対して径方向に係止して、前記基軸挿入孔に挿入された前記基軸の抜け出しを防止する抜け出し防止手段と、前記外嵌部材を前記軸方向における移動方向に対して逆方向に付勢する逆方向付勢手段とが備えられ、前記外嵌部材に、前記移動方向の移動に伴って、前記抜け出し防止手段を前記径内側に押圧する押圧手段が備えられ、前記当接調心手段を、前記抜け出し防止手段より先端側に配置することができる。
この発明により、基軸挿入孔に挿入された基軸の抜け出しを防止することができるとともに、前記当接調心手段が前記抜け出し防止手段より基端側に配置された場合に比べて、基軸をより精度よく調心して保持することができる。
またこの発明は、駆動装置と、該駆動装置の回転力を軸心上に伝達する回転伝達手段とが備えられるとともに、上述の基軸ホルダが前記回転伝達手段によって回転可能に備えられた電動工具であることを特徴とする。
この発明により、基軸が調心され、正確な挿着位置及び挿着方向で保持した回転治具を回転させることができる。
この発明によれば、基軸挿入孔に挿入された基軸を正確な挿着位置及び挿着方向で保持できる基軸ホルダ及び、基軸ホルダを備えた電動ドライバを提供することができる。
基軸ホルダを備えた電動工具の正面図。 基軸ホルダの斜視図。 基軸ホルダの各構成要素の正面や背面、及び側面や断面を併記した分解説明図。 基軸ホルダの各構成要素の分解斜視図による説明図。 アライメントコンビの説明図。 基軸ホルダの縦断面図による説明図。 別の実施形態の基軸ホルダにおけるスリーブ及びホルダ本体の斜視図による説明図。 別の実施形態の基軸ホルダにおけるホルダ本体の螺旋スリットについての説明図。
この発明の一実施の形態を以下図面に基づいて詳述する。
図1はビットホルダ1を備えた電動工具Kの正面図を示し、図2はビットホルダ1の斜視図を示している。なお、図2において、六角挿入孔11に挿入する基軸6の基端側の一部を図示している。
また、図3はビットホルダ1の各構成要素の正面や背面、及び側面や断面を併記した分解説明図を示している。
詳しくは、ホルダボディ10は縦断面図、抜け止めホール12の位置の断面図及びアライメントホール13の位置の断面図を示し、抜け止めボール20は二方向に配置した状態の側面図を示し、アライメントコンビ30は三方向に配置した状態の側面図及び正面図を示し、スリーブ40は縦断面図及び正面図を示し、ガイドリング50及びストップリング70は縦断面図及び背面図を示し、スプリング60の側面図及び正面図を示している。
図4はビットホルダ1の各構成要素の分解斜視図による説明図を示している。詳しくは、図4(a)はビットホルダ1の各構成要素の正面側からの分解斜視図を示し、図4(b)はビットホルダ1の各構成要素の背面側からの分解斜視図を示している。
図5はアライメントコンビ30の説明図を示している。詳しくは、図5(a)はアライメントコンビ30の縦断面図を示し、図5(b)はアライメントコンビ30の分解斜視図を示し、図5(c)はアライメントコンビ30の斜視図を示している。なお、図5(b)(c)では、ボールボックス33の構造の理解を容易にするため、その手前側一部を切欠いて図示している。
図6はビットホルダ1に回転治具5を装着する状態、つまり基軸6をビットホルダ1に挿入して保持する状態についての説明図を示している。詳しくは、図6(a)はビットホルダ1に基軸6を挿入する前の縦断面図を示し、図6(b)は基軸6を挿入する状態の縦断面図を示し、図6(c)は回転治具5の使用状態の縦断面図を示している。さらに、図6(d)は図6(c)におけるa部拡大図を示し、図6(e)は図6(c)におけるb部拡大図を示し、図6(f)は図6(a)におけるc部拡大図を示している。
本発明のビットホルダ1は、電動工具Kの先端に装備されるものである。例えば、この電動工具Kは、利用者が使用時に握るハンドル部2aを備えたハウジング2、及び該ハウジング2の内部に配置された正逆転回転可能なモータMと、図示省略する回転伝達機構を備えている。
そして、ビットホルダ1はハウジング2の前方に配置され、回転治具5の基軸6を保持するものである。なお、ハンドル部2aに配置したトリガ2bを操作することで、ハウジング内部に設置された、正逆転回転可能なモータMの回転駆動力が回転伝達機構によって伝達され、ビットホルダ1が回転する構成である。
ビットホルダ1について説明する前に、ビットホルダ1で保持する回転治具5について説明する。図2及び図6に示すように、ドライバビットやドリルビットなどの回転治具5の基端側の基軸6は背面視六角形状であり、縦断面において円弧状の溝である係止溝7が周方向に形成され、基軸6の基端部8は面取りされている。
上述の電動工具Kに装備されるビットホルダ1は、図3及び図4に示すように、主要部品であるホルダボディ10、抜け止めボール20、アライメントコンビ30、スリーブ40、ガイドリング50、スプリング60及びストップリング70を組み付けて構成している。なお、図3においてホルダボディ10側を基端側、ストップリング70側を先端側とし、基端側と先端側とを結ぶ方向を軸方向としている。
ホルダボディ10は、径外側に延びるフランジ15を基端側に有する略円筒状であり、先端側から長さの半分程度まで六角挿入孔11が内部に形成されるとともに、先端側からアライメントホール13と抜け止めホール12とが形成されている。さらに、ホルダボディ10の先端側の外面には、後述するストップリング70が係合する係合溝16が設けられている。
六角挿入孔11は、先端側が開放された正面視六角形断面穴であり、後方に向かって凸な円錐状の調心凹部14が六角挿入孔11の基端に形成されている。なお、六角挿入孔11は、基軸6が挿入されるため、わずかに基軸6より大きな六角形断面で形成されている。
抜け止めホール12は、後述する抜け止めボール20を径方向に移動可能に嵌め込むとともに、ホルダボディ10の径外側と六角挿入孔11とを連通する径方向の貫通孔であり、周方向において対向する二か所に設けられている。なお、抜け止めホール12は、嵌め込まれる抜け止めボール20よりわずかに大きな径で形成している。また、抜け止めホール12の径内側には、嵌め込まれた抜け止めボール20が六角挿入孔11に落下しないようにストッパが設けられている。
アライメントホール13は、後述するアライメントコンビ30を径方向に移動可能に嵌め込むとともに、ホルダボディ10の径外側と六角挿入孔11とを連通する径方向の貫通孔であり、周方向において等間隔で三ケ所に設けられている。
なお、アライメントホール13は、嵌め込まれるアライメントコンビ30におけるボールボックス33よりわずかに大きな径で形成している。また、周方向において等間隔に設けられる三ケ所は、六角形断面の六角挿入孔11における平面部分に対応する箇所に形成されている。さらに、アライメントホール13の径内側には、嵌め込まれたアライメントコンビ30が六角挿入孔11に落下しないようにストッパが設けられている。
ホルダボディ10の抜け止めホール12に嵌め込まれる抜け止めボール20は、基軸6に形成された係止溝7に係止する鋼球であり、抜け止めホール12の数に併せて2個設けている。なお、抜け止めボール20は、図6(e)に示すように、係止溝7の円弧径に比べて小さな径で形成している。
ホルダボディ10のアライメントホール13に嵌め込まれるアライメントコンビ30は、図5に示すように、アライメントボール31と、Oリング32と、ボールボックス33とで構成している。
アライメントボール31は、後述するガイドリング50のテーパー溝53に係合する径で形成した鋼球である。
Oリング32は、ゴム製のリングであり、アライメントボール31と略同一の外径で形成している。なお、Oリング32は、ゴム製のみならず、例えばシリコーンなど合成樹脂製Oリングやスプリングなどの適宜の弾性を有する素材で構成してもよい。
ボールボックス33は、有底円筒状であり、図5において上方が開放し、アライメントボール31及びOリング32を収容する収容空間34を形成するとともに、図5において下方、つまり底面側に球面状に突出する当接凸部35を設けている。また、収容空間34の底面部分にはアライメントボール31が収まる下向きに凸となる円錐状の円錐凹部36が形成されている。
なお、収容空間34はアライメントボール31よりひと回り大きな径で形成されるとともに、収容空間34に収容されたアライメントボール31が上方から突出する高さで形成している。
このようなアライメントボール31、Oリング32及びボールボックス33は、ボールボックス33の収容空間34にOリング32及びアライメントボール31をこの順で収容して組付けられ、アライメントコンビ30が構成される。
この組み付け状態のアライメントコンビ30では、ボールボックス33の上方からアライメントボール31が突出するとともに、収容空間34に収容されたアライメントボール31はOリング32によって弾性支持されており、弾性を有するOリング32によってクリアランスを吸収することができる。
このように構成されたアライメントコンビ30は、ホルダボディ10のアライメントホール13の数に併せて三個設けられ、アライメントボール31が径外側となる向きでアライメントホール13に嵌め込まれる。
スリーブ40は、先端側からホルダボディ10に外嵌する円筒状であり、先端側の先端側空間41と、先端側空間41より径小で先端側空間41と連通する基端側空間42とが形成されている。また、基端側空間42における先端側における一部が縮径され、抜け止めボール20を径中心方向に押圧する押圧部43が形成されている。
ガイドリング50は、スリーブ40の先端側空間41に配置され、スリーブ40より先端側からホルダボディ10に外嵌するリング本体51と、リング本体51の基端において径外側に広がるリングフランジ52とで構成され、リング本体51の内面に軸方向のテーパー溝53が周方向において等間隔に三ケ所設けられている。
テーパー溝53は、上述のアライメントコンビ30のアライメントボール31と略同径の円弧溝であり、先端側から基端側に向かって徐々に深くなるように形成されている。なお、リングフランジ52は先端側空間41よりわずかに径小に形成され、リング本体51は先端側空間41面から後述するスプリング60が収容できる間隔を隔てる径で形成している。
スプリング60は、先端側空間41に配置されたリング本体51の外面と先端側空間41の内面と間に配置され、軸方向に付勢するコイルスプリングである。
ストップリング70は、ホルダボディ10の先端に設けられた係合溝16に係合するCリングである。
各要素が上述のような構成であるビットホルダ1は、以下で説明するように組み付けられる。
まず、アライメントボール31及びOリング32をボールボックス33の収容空間34に収容して三個のアライメントコンビ30を組付けるとともにホルダボディ10の各アライメントホール13に嵌め込み、2個の抜け止めボール20を抜け止めホール12に嵌め込む。
また、スリーブ40の先端側から、ガイドリング50を先端側空間41に圧入固定し、スリーブ40に対してガイドリング50を組付ける。
この状態で、ホルダボディ10の先端側からスリーブ40を外嵌する。このとき、スリーブ40に組み付けられたガイドリング50のテーパー溝53に、アライメントホール13に嵌め込まれたアライメントコンビ30のアライメントボール31が係合する向きでスリーブ40を外嵌する。そして、抜け止めホール12に嵌め込まれた抜け止めボール20に押圧部43が当接するまでスリーブ40を軸方向基端側に移動させる。
さらに、ガイドリング50が組み付けられるとともに、ホルダボディ10に外嵌するスリーブ40の先端側からスプリング60を、先端側空間41の内面とリング本体51の外面との間に挿入するとともに、基端側に向かってスプリング60を縮めた状態でストップリング70をホルダボディ10の係合溝16に係合させて、ビットホルダ1の組み付けは完了する。なお、この状態をビットホルダ1の通常状態とする(図6(a)参照)。
このようにして組み付けられたビットホルダ1において、スプリング60は、基端側のガイドリング50のリングフランジ52と、先端側のストップリング70とで挟み込まれ、ホルダボディ10に固定されたストップリング70を反力として、リングフランジ52を基端側に付勢している。つまり、ストップリング70及びガイドリング50を介して、スプリング60は、ホルダボディ10に対してスリーブ40を基端側に向かって付勢することとなる。
したがって、ガイドリング50が圧入固定されたスリーブ40は、スプリング60の付勢力に抗して、ホルダボディ10に対して先端側に移動可能に組み付けられるとともに、通常状態では、スプリング60の付勢力によって、スリーブ40は、押圧部43が抜け止めボール20に当接する基端側に位置することとなる。
また、軸方向に移動可能なスリーブ40に圧入固定されたガイドリング50のテーパー溝53にアライメントボール31が係合するアライメントコンビ30は、ガイドリング50が基端側に移動するほどテーパー溝53によって径中心側に押圧されることとなる(図6(f)参照)。
このとき、収容空間34においてアライメントボール31を弾性支持するOリング32は、テーパー溝53による押圧によって押しつぶされ、アライメントボール31は、収容空間34の底面に形成した円錐凹部36に当接して、ボールボックス33が径中心側に押されることとなる。
続いて、通常状態のビットホルダ1に対して回転治具5を保持する場合について説明する。
上述の通常状態では、抜け止めホール12に嵌め込んだ抜け止めボール20は、スリーブ40の押圧部43に当接し、径中心側に押圧されているため、抜け止めボール20の径内側が六角挿入孔11に突出しており、基軸6の挿入に支障する。
したがって、図6(b)に示すように、ビットホルダ1の六角挿入孔11に挿入するためには、まず、スプリング60の付勢力に抗してスリーブ40を一旦先端側に移動させる。スリーブ40の移動に伴って、押圧部43と抜け止めボール20との当接は解消され、抜け止めボール20は基端部8に案内されて径外側に移動し、基軸6が挿入可能となる。
しかし、基端部8に案内されて径外に移動した抜け止めボール20は、スプリング60によって常に基端側に付勢されたスリーブ40の押圧部43によって径中心側に押圧された状態で、基軸6の外面に沿う態様で基軸6の挿入を許容する。
このとき、アライメントホール13に嵌め込まれたアライメントコンビ30も、スリーブ40の先端側の移動に伴って、テーパー溝53が深くなる、つまり径外側に移動可能になり、基端部8によって径外側に案内されて移動するため、基軸6の挿入に支障しない(図6(b)参照)。
係止溝7が抜け止めボール20に対する位置まで基軸6を挿入すると、スプリング60によって常に基端側に付勢されたスリーブ40の押圧部43によって径中心側に押圧されている抜け止めボール20は、径中心方向に移動して係止溝7に係合し、六角挿入孔11に挿入された基軸6が先端側に移動する、つまり基軸6が不用意に抜け出すことを防止している。
この状態において、押圧部43が当接し、係止溝7に係合するために抜け止めボール20を径中心方向に移動させたスリーブ40はスプリング60の付勢力によって基端側に移動するため、スリーブ40とともに基端側に移動したガイドリング50のテーパー溝53によって、当接凸部35で基軸6の外面を押し付けるように、アライメントコンビ30も径中心側に移動する。
このとき、収容空間34においてアライメントボール31を弾性支持するOリング32がテーパー溝53による押圧力によって押しつぶされ、つまりアライメントボール31がボールボックス33の円錐凹部36に直接当接するまでの緩衝材として機能するため、ガイドリング50のテーパー溝53によって、当接凸部35で基軸6の外面を押し付けるように、アライメントコンビ30もスムーズに径中心側へ移動することができる。
なお、三個のアライメントホール13のそれぞれに嵌め込まれたアライメントコンビ30は同期して径中心方向に移動するため、スプリング60は、径中心に向かって三方向から押圧された状態で保持される。
また、係止溝7に抜け止めボール20が係合した基軸6の挿入状態において、六角挿入孔11の調心凹部14に基軸6の基端部8が当接する(図6(c)参照)、もしくは調心凹部14の近傍に配置されることとなる。
仮に、係止溝7に抜け止めボール20が係合した基軸6の挿入状態において、六角挿入孔11の調心凹部14に基軸6の基端部8が当接せず、調心凹部14の近傍に配置された状態であっても、抜け止めボール20の径が係止溝7の円弧径より小さいため、抜け止めボール20が係止溝7に係合した状態であっても、基軸6は軸方向にわずかに移動可能な状態で保持されているため、使用状態においては、回転治具5は基端側に押し付けられる力が作用し、図6(c)に図示するように、基端部8は調心凹部14に必ず当接する。
図6(c)に図示するように、基端部8と調心凹部14とが当接すると、面取りされた基端部8は、基端側に向かって凸な円錐状の調心凹部14によって調心されるとともに、調心状態で支持される。
このように、回転治具5の基軸6が先端側から挿入される六角挿入孔11を有するホルダボディ10と、ホルダボディ10に対して外嵌するとともに、軸方向に移動可能なスリーブ40と、基軸6の外面に対して、少なくとも三方向から当接して調心するアライメントコンビ30と、スリーブ40の軸方向の移動に伴って、アライメントコンビ30を同期してホルダボディ10の径中心方向に向かって案内するガイドリング50のテーパー溝53とが備えられ、六角挿入孔11の基端に、基軸6の基端部8を調心状態で支持する調心凹部14が設けられたビットホルダ1は、六角挿入孔11に挿入された基軸6を正確な挿着位置及び挿着方向で保持することができる。
詳述すると、ホルダボディ10の六角挿入孔11に挿入された基軸6の基端部8は、少なくとも使用状態において、調心凹部14によって調心状態で支持される。また、ガイドリング50のテーパー溝53によって同期して径中心方向に向かって案内されたアライメントコンビ30は、三方向から基軸6の外面に当接する。
したがって、使用状態において、調心凹部14によって調心状態で基端部が支持されるとともに、外面に対して三方向からアライメントコンビ30が当接する基軸6を六角挿入孔11において精度よく調心して保持する、つまり六角挿入孔11に挿入された基軸6を正確な挿着位置及び挿着方向で保持することができる。
また、ホルダボディ10に、アライメントコンビ30を径方向に移動可能に、周方向位置及び軸方向位置を規制するアライメントホール13を備えることにより、ホルダボディ10に対するアライメントコンビ30の周方向位置及び軸方向位置がアライメントホール13によって規制されるため、六角挿入孔11に挿入された基軸6を安定して正確な挿着位置及び挿着方向で保持することができる。
また、アライメントホール13の径方向の厚みよりも高く、径外側にアライメントボール31を備えた柱状のアライメントコンビ30は、より確実に調心状態で保持することができる。
詳述すると、アライメントコンビ30を径中心方向に向かって案内するガイドリング50のテーパー溝53も、スリーブ40の軸方向の移動に伴って軸方向に移動するが、調心手段として機能するアライメントコンビ30の代わりに転動する鋼球が用いられた場合、ガイドリング50のテーパー溝53の軸方向移動に伴って転動し、鋼球が当接する基軸6にはガイドリング50のテーパー溝53の軸方向移動と逆向きに移動する方向の力が作用することとなる。
そのため、基軸6を調心しながら保持するためにスリーブ40は軸方向において先端側から基端側に向かう方向の移動するため、基軸6には先端側に向かう方向の力が作用し、調心凹部14で基軸6の基端部8を支持できなくなり、六角挿入孔11に挿入された基軸6を正確な挿着位置及び挿着方向で保持できなくなるおそれがある。
これに対し、径外側にアライメントボール31を備えた柱状のアライメントコンビ30は、ガイドリング50のテーパー溝53の軸方向移動に伴って転動することはなく、基軸6にガイドリング50のテーパー溝53の軸方向移動と逆向きに移動する方向の力が作用することもない。したがって、調心凹部14で基端部8を調心状態で支持することができる。
また、アライメントホール13の径方向の厚みよりも高く、径外側にアライメントボール31を備えた柱状のアライメントコンビ30はガイドリング50のテーパー溝53との摩擦も少なく、ガイドリング50のテーパー溝53の軸方向の移動に支障することもない。
したがって、アライメントホール13の径方向の厚みよりも高く、径外側にアライメントボール31を備えた柱状のアライメントコンビ30は、ガイドリング50のテーパー溝53の軸方向の移動によって、六角挿入孔11に挿入され、基端部8が調心凹部14で支持された基軸6の外面をアライメントコンビ30で押圧して調心し、正確な挿着位置及び挿着方向で保持することができる。
また、径内側に配置されたボールボックス33と、ボールボックス33より径外側に配置されたアライメントボール31とを有するアライメントコンビ30は、高さがアライメントホール13の径方向の厚みよりも大きいものであり、ガイドリング50のテーパー溝53との摩擦がより低減するため、ガイドリング50のテーパー溝53がスムーズに軸方向の移動することができる。したがって、スリーブ40をスムーズに軸方向に移動させて、アライメントコンビ30を径中心方向に向かって移動させて、基軸6を調心することができる。
また、アライメントコンビ30に、ボールボックス33とアライメントボール31とを径方向において離間する向きに付勢するOリング32を備えることにより、クリアランスを吸収し、Oリング32で付勢されたアライメントボール31をガイドリング50のテーパー溝53に確実に当接させるとともに、Oリング32で付勢されたボールボックス33の当接凸部35を基軸6の外面に確実に当接させて調心し、確実に正確な挿着位置及び挿着方向で保持することができる。
また、テーパー溝53を有するガイドリング50をスリーブ40と別体構成することにより、テーパー面を有するスリーブ40を構成することができる。
また、基軸6に設けられた係止溝7に対して径方向に係止して、六角挿入孔11に挿入された基軸6の抜け出しを防止する抜け止めボール20と、スリーブ40を軸方向における移動方向に対して逆方向に付勢するOリング32とが備えられ、スリーブ40に、移動方向の移動に伴って、抜け止めボール20を径内側に押圧する押圧部43が備えられ、アライメントホール13及びアライメントコンビ30を、抜け止めボール20より先端側に配置することにより、六角挿入孔11に挿入された基軸6の抜け出しを防止することができるとともに、アライメントホール13及びアライメントコンビ30が抜け止めボール20より基端側に配置された場合に比べて、基軸6をより精度よく調心して保持することができる。
次に、別の実施形態のビットホルダ1aについて、図7及び図8とともに説明する。なお、図7は別の実施形態のビットホルダ1aにおけるスリーブ140及びガイドリング150の分解斜視図による説明図を示し、図8は螺旋スリット153及びアライメントコンビ30についての説明図を示している。
詳しくは、図7(a)はスリーブ140及びガイドリング150の正面側からの分解斜視図を示し、図7(b)はスリーブ140及びガイドリング150の背面側からの分解斜視図を示している。
図8(a)は螺旋スリット153の拡大展開図を示し、図8(b)は軸方向スリット253の拡大展開図を示し、図8(c)はL字状スリット353の拡大展開図を示し、図8(d)は使用状態における螺旋スリット153とアライメントコンビ30との拡大断面図を示し、図8(e)は挿入状態における螺旋スリット153とアライメントコンビ30との拡大断面図を示している。
別の実施形態のビットホルダ1aでは、ビットホルダ1におけるスリーブ40とガイドリング50との構成が異なっており、その他の構成についてはビットホルダ1と同じである。なお、同じ構成については同符号を用い、その構成や効果についての説明については同じであるため省略する。
ガイドリング50に対応するガイドリング150は、ガイドリング50と同様にリング本体151とリングフランジ152とで構成するものの、図7に示すように、リング本体51の内面に形成したテーパー溝53の代わりに螺旋スリット153が設けられるとともに、リングフランジ152の基端側の面に、放射方向の歯が周方向に配列された背面ギア154が設けられている。
螺旋スリット153は、リング本体151を径方向に貫通する、軸方向を主とし、周方向に変化する螺旋状のスリットであり、溝幅が軸方向に変化している。
詳しくは、螺旋スリット153は、図8(a)に示すように、基端側から先端側に向かって溝幅が徐々に狭くなりながら、周方向に変化する螺旋状であり、もっとも溝幅が広い基端側であってもアライメントボール31の径より狭い幅で形成している。なお、本実施形態において、螺旋スリット153は、正面側からみて右方向に変化する螺旋状で形成しているが、左方向に変化する螺旋状であってもよい。
スリーブ140は、図7に示すように、ガイドリング150の背面ギア154に対向する先端側空間141と基端側空間142との境界部分の先端側面に放射方向の歯が周方向に配列された正面ギア144が設けられている。
このように構成されたスリーブ140とガイドリング150とがその他の要素とともに組み付けられて構成されたビットホルダ1aでは、ガイドリング50が先端側空間41に圧入固定されたビットホルダ1とは異なり、背面ギア154が正面ギア144と対向するように先端側空間141にガイドリング150を挿入する。
そして、螺旋スリット153にアライメントコンビ30のアライメントボール31を係合させる。
このようにスリーブ140及びガイドリング150を、その他の要素とともに組み付けて構成したビットホルダ1aでは、ストップリング70を反力として、スプリング60がリングフランジ152を基端側に付勢しているため、通常状態等においては、背面ギア154と正面ギア144とがスプリング60の軸方向の付勢力が作用した状態で噛合しており、スリーブ140に対するガイドリング150の周方向の相対回転が規制されている。
このようなビットホルダ1aにおいて、ビットホルダ1と同様に基軸6を六角挿入孔11に挿入するためにスリーブ140を先端側に移動させると、スプリング60の付勢力に抗してスリーブ140とともに先端側に移動したガイドリング150の螺旋スリット153にアライメントボール31が係合していたアライメントコンビ30は、図8(e)に示すように、螺旋スリット153の溝幅が広がるため、基端部8に案内されて径外側に移動する。
抜け止めボール20が係止溝7に係合してスリーブ140が基端側に移動することで、スリーブ140とともに基端側に移動するガイドリング150の螺旋スリット153は溝幅が先端側に向かって徐々に狭くなっているため、径中心方向にアライメントコンビ30が移動し、当接凸部35が基軸6の外面に押し付けられて、基軸6を調心することができる。
ここで、ガイドリング150の基端側の移動に伴って、アライメントコンビ30のアライメントボール31は螺旋状の螺旋スリット153に係合しているため、ガイドリング150はホルダボディ10に対して螺旋方向に沿って周方向に相対回転しようとする。しかし、スプリング60の付勢力が作用する正面ギア144と背面ギア154とが噛合しているため、スリーブ140もガイドリング150とともにホルダボディ10に対して周方向に相対回転する。
さらに、スリーブ140を周方向に回転することで、スプリング60の付勢力によって正面ギア144と背面ギア154とが噛合しているガイドリング150の螺旋スリット153に係合したアライメントボール31は螺旋スリット153に沿って移動する。
螺旋スリット153の端部までアライメントコンビ30が移動した状態から、さらにスリーブ140を周方向に回転させると、スリーブ140はガイドリング150に対して、スプリング60の付勢力に抗して正面ギア144と背面ギア154との噛合を解除して周方向に移動する。
このとき、スプリング60の付勢力が作用している正面ギア144と背面ギア154とが乗り越える際のクリック音によって、利用者は螺旋スリット153の端部までアライメントコンビ30が移動したこと、つまり最もアライメントコンビ30を径中心側に移動させたことを認識することができる。
なお、螺旋スリット153を螺旋状に形成したが、図8(b)に示すように、アライメントコンビ30の径方向の移動量と、スリットの長さとの関係によっては、溝幅が軸方向に変化する軸方向のスリットである軸方向スリット253で形成してもよいし、図8(c)に示すように、先端側の端部に周方向の周方向溝353aを有する展開形状がL字状となるL字状スリット353であってもよい。
このように、アライメントコンビ30のアライメントボール31が係合する螺旋スリット153が、軸方向に沿うとともにスリーブ140の移動方向に沿って徐々に幅狭となるスリットであるため、ガイドリング150の厚みを厚くすることなく、ガイドリング150の螺旋スリット153によるアライメントコンビ30の径中心方向の移動量を調節することができる。
詳述すると、アライメントコンビ30を径中心方向に移動させるガイドリング150に案内手段としてテーパー面を備えた場合において、径中心方向の移動量が大きくなると、ガイドリング150の径方向の厚みが厚くなるが、アライメントコンビ30のアライメントボール31が係止する螺旋スリット153(軸方向スリット253,L字状スリット353)の場合、溝幅及び溝幅の変化率を調整することで、ガイドリング150の厚みを厚く形成することなく、所望の移動量を確保することができる。
また、螺旋スリット153(L字状スリット353)が、軸方向に沿って徐々に周方向に変化することにより、スリーブ140の軸方向の移動量が少ない場合、つまりスリット長が短い場合であっても、軸方向に沿って徐々に周方向に変化させることでスリット長を増加させて、ガイドリング150の厚みを厚くすることなく、ガイドリング150の螺旋スリット153によるアライメントコンビ30の径中心方向の移動量を増大することができる。
また、軸方向のスリットにおける移動方向の終端部分に、周方向に延びる周方向溝353aを連続して配置することにより、軸方向のスリット長の短い場合であっても、スリット長をさらに増加させて、ガイドリング150の厚みを厚くすることなく、ガイドリング150の螺旋スリット153によるアライメントコンビ30の径中心方向の移動量をさらに増大することができる。
また、螺旋スリット153を有するガイドリング150とスリーブ140と別体構成することにより、ガイドリング150をスリーブ140に対して回転自在に装着することができる。
また、スリーブ140とガイドリング150との相対回転を規制する正面ギア144及び背面ギア154を備えることにより、スリーブ140に対して回転自在に組み付けたガイドリング150の相対回転を正面ギア144及び背面ギア154で規制することができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、この発明の基軸挿入孔は六角挿入孔11に対応し、
以下同様に、
ホルダ本体はホルダボディ10に対応し、
外嵌部材はスリーブ40,140に対応し、
当接調心手段,移動当接調心手段,合成柱状体はアライメントコンビ30に対応し、
案内手段はガイドリング50のテーパー溝53及びガイドリング150の螺旋スリット153に対応し、
基端部調心支持手段は調心凹部14に対応し、
基軸ホルダはビットホルダ1に対応し、
位置規制部、球体はアライメントボール31に対応し、
柱状体はボールボックス33に対応し、
付勢手段はOリング32に対応し、
可変幅溝は螺旋スリット153,軸方向スリット253及びL字状スリット353に対応し、
周方向可変幅溝は周方向溝353aに対応し、
相対回転規制手段は正面ギア144及び背面ギア154に対応し、
抜け出し防止手段は抜け止めボール20に対応し、
逆方向付勢手段はスプリング60に対応し、
押圧手段は押圧部43に対応し、
駆動装置はモータMに対応し、
電動工具は電動工具Kに対応するも、この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、上述のビットホルダ1は、電動工具Kのみならず、振動ドリルや電動ドライバ等の回転電動工具に装着してもよい。
また、スリーブ40とガイドリング50とを一体構成してもよい。
テーパー溝53は軸方向に沿って形成したが、螺旋スリット153と同様に螺旋状に形成してもよく、L字状スリット353と同様に、端部を周方向に伸ばして形成してもよい。これにより、軸方向スリット253に対する螺旋スリット153やL字状スリット353と同様の効果を奏することができる。
上述の説明では、基軸6を六角挿入孔11に挿入する際にスリーブ40(140)を基端側から先端側に移動させたが、先端側から基端側に移動させてもよい。この場合、スプリング60はホルダボディ10に対してスリーブ40を先端側に向かって付勢することになる。
また、この場合、アライメントコンビ30の代わりに鋼球を用いてもよい。詳述すると、基端側へ移動させたスリーブ40を先端側に向かって移動させて保持状態とするため、つまりテーパー溝53(螺旋スリット153)で転動する鋼球によって基軸6には基端側に向かう力が作用し、六角挿入孔11によってより確実に基端部8が調心状態で支持できる。したがって、アライメントコンビ30の代わりに鋼球を用いてもよい。
また、上述のアライメントコンビ30は、アライメントボール31、Oリング32及びボールボックス33を組付けて構成したが、Oリング32の代わりにスプリングを組付けてもよく、Oリング32を用いずアライメントボール31及びボールボックス33でアライメントコンビ30を構成してもよい。
さらには、アライメントボール31が径内側、ボールボックス33が径外側となる、つまり、ボールボックス33がガイドリング50のテーパー溝53に当接し、アライメントボール31が基軸6の外面に当接する向きでアライメントコンビ30を配置してもよい。
さらには、アライメントコンビ30として、少なくとも径外側が曲面である中実あるいは中空のピンで構成してもよい。また、基軸6の外面に当接して調心できれば、アライメントコンビ30の代わりに、テーパー溝53(螺旋スリット153)による押圧によって変形する部材を用いてもよい。
また、アライメントコンビ30として、少なくとも径外側の端面にネジ溝を形成したピンで構成し、ガイドリング50のリング本体51内面全体が先端側に縮径されたテーパー面で形成するとともに、ネジ山を構成し、リング本体51内面のネジ山とピンの径外側のネジ溝とを螺合させ、ガイドリング50と回転固定されたスリーブ40を螺入する方向に回転させて、ピンを径中心側に移動させるように構成してもよい。
また、上述のビットホルダ1,1aでは、3つのアライメントコンビ30を周方向に等間隔に配置し、六角形断面の基軸6の平面部分に当接させて調心したが、六角形断面における角部に当接させて調心する構成や、6個のアライメントコンビ30で調心するように構成してもよい。
さらには、アライメントコンビ30を備えず、3個以上の抜け止めボール20を周方向に等間隔で配置し、係止する係止溝7に対して調心するように構成してもよい。
1…ビットホルダ
5…回転治具
6…基軸
7…係止溝
10…ホルダボディ
11…六角挿入孔
13…アライメントホール
14…調心凹部
20…抜け止めボール
30…アライメントコンビ
31…アライメントボール
32…Oリング
33…ボールボックス
40,140…スリーブ
43…押圧部
50,150…ガイドリング
53…テーパー溝
60…スプリング
144…正面ギア
153…螺旋スリット
154…背面ギア
253…軸方向スリット
353…L字状スリット
353a…周方向溝
K…電動工具
M…モータ

Claims (12)

  1. 回転治具の基軸が先端側から挿入される基軸挿入孔を有するホルダ本体と、
    前記ホルダ本体に対して外嵌するとともに、軸方向に移動可能な外嵌部材と、
    前記基軸の外面に対して、少なくとも三方向から当接して調心する当接調心手段と、
    前記外嵌部材の軸方向の移動に伴って、前記当接調心手段を同期して前記基軸挿入孔の径中心方向に向かって案内する案内手段とが備えられ、
    前記基軸挿入孔の基端に、少なくとも使用状態において、挿入された前記基軸の基端部を調心状態で支持する基端部調心支持手段が設けられた、
    基軸ホルダ。
  2. 前記当接調心手段は、径方向に移動可能な移動当接調心手段で構成され、
    前記ホルダ本体に、前記移動当接調心手段を径方向に移動可能に、周方向位置及び軸方向位置を規制する位置規制部が備えられた
    請求項1に記載の基軸ホルダ。
  3. 前記移動当接調心手段が、
    前記位置規制部の径方向の厚みよりも高く、少なくとも径外側が曲面である柱状体で構成された
    請求項2に記載の基軸ホルダ。
  4. 前記移動当接調心手段が、
    径内側に配置された柱状体と、該柱状体より径外側に配置された球体とを有する合成柱状体で構成され、
    前記合成柱状体の高さが前記位置規制部の径方向の厚みよりも大きい
    請求項2に記載の基軸ホルダ。
  5. 前記合成柱状体に、
    前記柱状体と前記球体とを径方向において離間する向きに付勢する付勢手段が備えられた
    請求項4に記載の基軸ホルダ。
  6. 前記案内手段が、
    前記軸方向に沿うとともに前記外嵌部材の移動方向に沿って徐々に幅狭となり、前記移動当接調心手段の径外側が係止する可変幅溝である
    請求項1乃至5のうちいずれかに記載の基軸ホルダ。
  7. 前記可変幅溝が、
    前記軸方向に沿って徐々に周方向に変化している
    請求項6に記載の基軸ホルダ。
  8. 前記可変幅溝における前記移動方向の終端部分に、
    前記周方向に延びる周方向可変幅溝が連続して配置されている
    請求項6または7に記載の基軸ホルダ。
  9. 前記案内手段が前記外嵌部材と別体構成された
    請求項1乃至8のうちいずれかひとつに記載の基軸ホルダ。
  10. 前記案内手段と前記外嵌部材との相対回転を規制する相対回転規制手段が備えられている
    請求項9に記載の基軸ホルダ。
  11. 前記基軸に設けられた係止溝に対して径方向に係止して、前記基軸挿入孔に挿入された前記基軸の抜け出しを防止する抜け出し防止手段と、
    前記外嵌部材を前記軸方向における移動方向に対して逆方向に付勢する逆方向付勢手段とが備えられ、
    前記外嵌部材に、前記移動方向の移動に伴って、前記抜け出し防止手段を前記径内側に押圧する押圧手段が備えられ、
    前記当接調心手段が、前記抜け出し防止手段より先端側に配置された
    請求項1乃至10のうちいずれかひとつに記載の基軸ホルダ。
  12. 駆動装置と、該駆動装置の回転力を軸心上に伝達する回転伝達手段とが備えられるとともに、
    請求項1乃至11のうちいずれかひとつに記載の基軸ホルダが前記回転伝達手段によって回転可能に備えられた
    電動工具。
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