JP2017081573A - フォーマおよび縦形製袋機 - Google Patents

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Keiichi Maeda
啓一 前田
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Abstract

【課題】フォーマとフィルムとの間で生じる摩擦抵抗を抑え、包材の片寄りや蛇行を抑えるとともに、省エネルギー化を図る。【解決手段】フォーマ4は、帯状に連続するフィルムfを、フィルムfが連続する方向に送りながら略筒状に成形させる。フォーマ4は、筒状をなした筒状部41と、筒状部41の軸方向一端部から筒状部41の径方向外方に向かって広がって形成したガイドスカート42と、ガイドスカート42において筒状部41の両側にそれぞれ設けたエア吹出し用の連通孔51と、連通孔51からガイドスカート42の表面と表面に沿って送られるフィルムfとの間に気体を送り込む配管52と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、帯状に連続するフィルムを筒状に成形するフォーマ、およびフォーマを備えた縦形製袋機に関する。
特許文献1に開示されているように、縦形製袋充填機では、帯状に連続するフィルム(包材)を製袋筒に沿って搬送して略筒状に成形した後、フィルムの幅方向両端部を、フィルムが連続する方向に沿って縦シールする。筒状に形成されたフィルムは、繰り出しベルトによって製袋筒に沿って繰り出され、その底部がフィルムの幅方向に横シールされる。そして、筒状のフィルムの上部開口から製袋筒を通して内容物を充填した後、上部開口を横シールして内容物を充填した密封袋を製造する。
このような縦形製袋充填機において、帯状に連続するフィルムを略筒状に成形するには、フォーマが用いられている。特許文献2に開示されているように、フォーマは、円筒部と、円筒部の上端から外周側に向かって斜め下方に延びるガイド部(エリ部)と、を備えている。このようなフォーマは、帯状のフィルムがガイド部の外周側の下端部からガイド部の表面に沿って斜め上方に送られ、円筒部の上端で円筒部の内側に折り返されることで、フィルムを略円筒状に成形する。
特許文献2に開示された構成では、円筒部の上端とガイド部との境界部分に形成した孔からエアを吹き出している。このエアによってフィルムがガイド部から円筒部に折り返される部分で生じる摩擦抵抗を低減し、円筒部の上端で折り返した後にフィルムに皺が生じるのを抑えている。
特開2008−37427号公報 特開平6−293304号公報
ところで、縦形製袋充填機では、フォーマの上流側から送るフィルムはフォーマとの間の摩擦抵抗によりフィルムの送り方向に直交する幅方向に片寄ったり蛇行してしまうことがある。フィルムの幅方向においてフォーマとの間で摩擦抵抗にアンバランスがあると、フィルムの送り速度がフィルムの幅方向で均一でなくなり、片寄りや蛇行を生じる。
これに対し、特許文献2に開示されたフォーマでは、エア吹出し口がフォーマの襟部と円筒部との境目の折り返し部にしかなく、しかもフィルムの幅方向の中央部のみに設置されているため、エアの吹き出しによるフィルムの片寄りや蛇行を十分抑えることができなかった。また、フォーマとフィルムとの間で生じる摩擦抵抗により、フィルムを送るための動力にロスが生じる。このため、省エネルギー化という観点でも、フォーマとフィルムとの間で生じる摩擦抵抗を抑えることが望まれている。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、フォーマと包材との間で生じる摩擦抵抗を抑えて包材の片寄りや蛇行を矯正できるようにしたフォーマ、およびそれを備えた縦形製袋機を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明に係るフォーマは、帯状に連続する包材を送りながら略筒状に成形させるフォーマであって、筒状をなした筒状部と、筒状部の一端部から筒状部の径方向外方に向かって広がって形成されていて包材を筒状部に向けて走行させるガイド部と、ガイド部において筒状部の両側で包材の幅方向両側にそれぞれ形成された連通孔と、連通孔から前記ガイド部の表面と包材との間に気体を送り込む気体供給部と、を備えることを特徴とする。
本発明では、筒状部の両側で径方向外側に広がるガイド部において、包材の幅方向両側にそれぞれ設けた連通孔から、ガイド部の表面と包材との間に気体を送り込むことで、包材とガイド部との間に生じる摩擦抵抗を包材の幅方向の全体で抑えることができる。これにより、包材の幅方向における摩擦抵抗の分布のばらつきも生じにくくなり、包材を送るときに、包材が幅方向に片寄ったり蛇行したりするのを抑えることができる。また、包材を搬送する力に対する抵抗が減るので、包材を搬送するための駆動力が少なくて済む。
また、本発明に係るフォーマでは、連通孔は、筒状部の両側のガイド部において包材の幅方向両側に向けてそれぞれ複数個形成され、複数の気体供給部で複数の連通孔のそれぞれに供給する気体の流量を個別に調整する流量調整部をさらに備えていることが好ましい。
複数の連通孔から供給する気体の流量を個別に調整することで、よりきめ細やかに摩擦抵抗の分布の均一化を図ることができる。
また、本発明に係るフォーマは、ガイド部に送られる包材の幅方向の片寄りを検出するセンサと、センサによる包材の片寄りや蛇行の検出結果に基づいて流量調整部により気体の流量を制御して包材の片寄りを矯正する制御部と、をさらに備えていてもよい。
センサで包材の片寄りを検出したときに、連通孔から吹き出す気体の流量を自動的に調整することで、包材の片寄りや蛇行を確実に抑えることができる。
また、本発明に係るフォーマは、ガイド部において筒状部に対して包材の幅方向両側にそれぞれ設けられていてガイド部と包材との間を負圧状態とする負圧発生部をさらに備えていてもよい。
負圧発生部によってガイド部の表面と包材との間を負圧状態とすることで、ガイド部材と包材との間の摩擦抵抗を包材の幅方向で部分的に増やし、包材の片寄りや蛇行をより効果的に抑えることができる。
また、本発明に係るフォーマは、連通孔に、気体供給部と負圧発生部とを選択的に接続する切換部をさらに備えていてもよい。
気体供給部と負圧発生部とを選択的に接続する切換部を設けることで、ガイド部材と包材との間の摩擦抵抗の調整の自由度を高めることができる。
本発明に係る縦形製袋機は、帯状に連続する包材を略筒状に成形し、袋体を製造する縦形製袋機であって、上述した何れかのフォーマと、フォーマの下方に設けられ、フォーマによって筒状に成形された包材を筒状に成形する製袋チューブと、製袋チューブ内で包材の幅方向両端部を重ね合わせてシールする縦シール部と、包材を幅方向にシールする横シール部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る縦形製袋機では、包材の幅方向における摩擦抵抗の分布を調整して包材が幅方向に片寄ったり蛇行するのを抑えることができる。また、包材を送る力に対する抵抗が減るので、包材を送るための駆動力が小さくて済み省エネルギー化を図ることができる。
本発明に係るフォーマおよび縦形製袋機によれば、筒状部の両側のガイド部にそれぞれ設けた連通孔から、ガイド部と包材との間に気体を送り込むことでフォーマのガイド部と包材との間で生じる摩擦抵抗を抑えて包材の片寄りや蛇行を矯正するとともに、包材走行時の摩擦抵抗が小さくなるので省エネルギー化を図ることができる。
本発明の第一実施形態による縦形製袋機の全体構成を示す模式図である。 図1に示す縦形製袋機に形成したフォーマを示す正面図である。 図2に示すフォーマの側面図である。 図2に示すフォーマの平面図である。 第二実施形態による縦形製袋機におけるフォーマを示す正面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の各実施形態によるフォーマおよびそれを備えた縦形製袋充填機を説明する。しかし、本発明はこれらの実施形態のみに限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第一実施形態に係る縦形製袋充填機(縦形製袋機)の全体構成を示す模式図である。
図1に示す縦形製袋充填機1は、帯状に連続するフィルムfから袋体Fを製袋するもので、製袋チューブ2と、フォーマ4と、繰出しベルト5と、縦シーラ(縦シール部)6と、横シーラ(横シール部)7と、を備えている。
製袋チューブ2は上下方向に延びる筒状であり、その上部側の外周面にフォーマ4が形成されている。フォーマ4の内周面と製袋チューブ2の外周面との間には、フィルムfが挿通される平面視略円環状の空間が形成されている。この製袋チューブ2はフォーマ4よりも上方に向かって突出しており、その上端には袋体F内に充填する内容物を供給するホッパ(図示せず)が設けられている。
フォーマ4は製袋チューブ2の上端近傍に設けられ、ロール8から繰り出される帯状のフィルムfを筒状に成形させて、製袋チューブ2との間の円環状の隙間に送り込む。
繰出しベルト5は、製袋チューブ2の径方向に対向して一対が設けられている。繰出しベルト5は、フォーマ4と製袋チューブ2の外周面との間の円環状の隙間に送り込まれたフィルムfを、エアで吸着しながら下方に向かって搬送する。
縦シーラ6は、製袋チューブ2の外周面に設けられている。筒状に成形されて製袋チューブ2の外周面に沿って下方に間欠搬送されるフィルムfは、その幅方向両端部が製袋チューブ2から突出した状態で合掌するように重ね合わされている。縦シーラ6は、フィルムfの幅方向両端部同士を重ね合わせた部分を挟んで押圧し、上下方向に連続して加熱シールして溶着する。これにより、フィルムfの幅方向両端部が溶着されて筒状に連続する筒状体f’が形成される。
横シーラ7は、製袋チューブ2の下方に設けられている。横シーラ7は、筒状体f’を幅方向に連続して溶着する。横シーラ7は、袋体Fの底部と頂部に相当する部分をそれぞれ溶着する。さらに、横シーラ7には筒状体f’を幅方向に切断するカッタ(図示せず)が設けられ、このカッタによって筒状体f’を横シーラ7で溶着した袋体Fの底部シール部と頂部シール部の間で切断することで分断し、袋体Fを形成する。
図2から図4は、第一実施形態における縦形製袋充填機1のフォーマ4を示す図である。 図2〜図4に示すように、フォーマ4は、製袋チューブ2の上端部近傍に設けた筒状部41と、筒状部41の略涙滴形状をなす上端部41tで折り曲げられて外周側に向かって斜め下方に広がるように延びるガイドスカート(ガイド部)42と、を一体に形成している。
筒状部41は平断面視円筒状で、その径方向一端側に上下方向に連続するスリット41sが形成されている。
図2に示すように、筒状部41の上端部41tは斜めに形成された略涙滴形状であり、径方向下端部のスリット41sの上端位置41t1から、径方向他端側の頂部41t2に向かって、漸次高くなるように稜線が形成されている。
図3、図4に示すように、ガイドスカート42は、略涙滴形状の上端部41tの上流側に延びる背面ガイド部43と、上端部41tの両側部に広がる一対の側面ガイド部44と、を一体に形成している。
背面ガイド部43は、筒状部41の上端部41tにおいて径方向他端側の頂部41t2から斜め下方に延びる略二等辺三角形状の平面をなしている。
図2、図4において、側面ガイド部44は、筒状部41を挟んで、背面ガイド部43の幅方向両側にそれぞれ連続して形成されている。両側の側面ガイド部44は、背面ガイド部43の両側の稜線部43rからスリット41sに向かって凸曲面状に対称形状で延びている。各側面ガイド部44は、筒状部41の上端部41t側の内縁部44aから外縁部44bまでの長さが、背面ガイド部43側からスリット41s側に向かって漸次小さくなるよう形成され、しかも各側面ガイド部44はスリット41sに向けて内向きに次第に傾斜している。
このようなガイドスカート42において、ロール8(図1参照)側から送られてくるフィルムfは、背面ガイド部43の下端部43bから稜線部43rに向かって斜め上方に向かって送られた後、背面ガイド部43の両側の稜線部43rを越えると、両側の側面ガイド部44に沿って筒状に湾曲するよう成形される。
さらに、フィルムfは、筒状部41の上端部41tで下方に向かって折り返されることで、平面視略円筒状に成形される。このようにして、フォーマ4は、帯状のフィルムfを筒状に成形させる。
フォーマ4には、各側面ガイド部44において板厚方向に貫通する連通孔51がエア吹出し口として形成されている。連通孔51は、例えば筒状部41の上端部41t側の内縁部44aから外縁部44bに向かって、所定間隔を空けて複数個形成されている。図に示す例では、複数の連通孔51は稜線部43rと略平行に直線状に配列されているが非直線状でもよく、例えば円弧状等に配列されていてもよい。
これら連通孔51は各側面ガイド部44上におけるフィルムfを降下させるなだらかな凸曲面部分で稜線部43rに沿った方向に配列されている。なお、連通孔51の配列位置は各側面ガイド部44における稜線部43rからスリット41sの間に設定される。
図2において、各連通孔51には、側面ガイド部44の下面側で、配管(気体供給部)52の一端が接続されている。各配管52の他端は、ポンプやコンプレッサ等のエア供給源61に接続され、このエア供給源61から各配管52を通してエア等の気体が各連通孔51に供給される。
各連通孔51から側面ガイド部44の表面44fに向かってエアが吹き出す。吹き出したエアが、側面ガイド部44の表面44fとその上のフィルムfとの間に介在することで、フィルムfを搬送するときに側面ガイド部44の表面44fとフィルムfとの間に生じる摩擦抵抗を抑えることができる。
さらに、各配管52には、エアの流通量を調整する流量調整部として調整弁53が設けられている。各調整弁53は、制御部54によりその開度が自動的に調整され、側面ガイド部44の表面44fに開口する複数の連通孔51におけるエアの吹出量の分布を調整することができる。
また、図1に示すように、フォーマ4に対してフィルムfの送り方向上流側には、フィルムfの片寄りや蛇行を検知する蛇行検知センサ(センサ)55が設けられている。蛇行検知センサ55は、例えばフィルムfの幅方向の位置を検出して制御部54に信号出力する。制御部54では、蛇行検知センサ55で検知されるフィルムfの幅方向の位置や角度の変化から、フィルムfの片寄りや蛇行を検出する。
制御部54は、フィルムfの片寄りや蛇行を検出した場合に、各配管52の調整弁53の開度を調整することで、複数の連通孔51からのエア吹出量の分布を調整し、側面ガイド部44の表面44fとフィルムfとの間に生じる摩擦抵抗を調整する。
具体的には、例えば、フィルムfの幅方向の位置において摩擦抵抗が部分的に大きいと幅方向の一部の部位で他の部位よりもフィルムfの送り速度が遅くなることがある。この場合、その部位に位置する連通孔51から吹き出すエアの流量を増やすことで摩擦抵抗を小さくし、他の部位とのバランスを取ることができる。
また、摩擦抵抗が幅方向の他の部位よりも小さく、フィルムfの送り速度が部分的に速くなっている部位では、その一の連通孔51から吹き出すエアの流量を小さくして摩擦抵抗を増やし、他の部位とのフィルム走行のバランスを取ることもできる。
このようにして、フィルムfの片寄りや蛇行が抑制される。
上述したように本実施形態によるフォーマ4と縦形製袋充填機1によれば、筒状部41に対してフィルムfの幅方向両側の各側面ガイド部44にそれぞれ配列した連通孔51から、ガイドスカート42の表面とフィルムfとの間にエアを送り込む。これによって、フィルムfとガイドスカート42との間に生じる摩擦抵抗を、フィルムfの幅方向の全体で抑えることができる。
その結果、フィルムfの幅方向における摩擦抵抗の分布のばらつきを調整することができ、フィルムfを搬送する際にフィルムfが幅方向に片寄ったり蛇行するのを抑えることができる。しかも、フォーマ4のガイドスカート42の表面を手間とコストをかけて面粗さを小さく仕上げる必要性が低くなり、フォーマ4を低コストで製作することができる。
また、摩擦力の低減によってフィルムfを搬送する力に対する抵抗が減るので、フィルムfを送るためにロール8や繰出しベルト5で必要な駆動力が小さくて済み、駆動モータの消費電力が少なく省エネルギー化を図ることができる。
また、複数の連通孔51から供給するエア流量を配管52に設けた調整弁53によって個別に調整することで、よりきめ細やかに摩擦抵抗の分布を調整することができる。
さらに、蛇行検知センサ55でフィルムfの片寄りを検出することで、制御部54で複数の連通孔51から吹き出すエアの流量を個別に且つ自動的に調整することができる。これにより、フォーマ4によってフィルムfの片寄りや蛇行を確実に抑えてスムーズな搬送と筒状体の成形を行うことができる。
なお、本発明によるフォーマ4と縦形製袋充填機1は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜の変更や置換等が可能である。以下に本発明の他の実施形態や変形例について説明するが、上述した実施形態と同一または同様な部材や部品には同一の符号を用いてその説明を省略する。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第二実施形態によるフォーマ4Aおよび縦形製袋充填機1について説明する。
図5は、上述した縦形製袋充填機1の第二実施形態によるフォーマ4Aを示す正面図である。図5において、縦形製袋充填機1に設けられたフォーマ4Aの一対の側面ガイド部44には板厚方向に貫通する複数の連通孔51が所定間隔で形成されている。複数の連通孔51は、例えば筒状部41の略涙滴形状をなす上端部41t側の内縁部44aから外縁部44bに向かって稜線部43rに沿って形成されている。
各連通孔51には、側面ガイド部44の下面側に配管52の一端が接続されている。
各配管52にはエアの流通量を調整する調整弁53が設けられている。各調整弁53は、制御部54によりその開度が自動的に調整され、側面ガイド部44の表面44fに設けた複数の連通孔51からのエアの吹出量の分布を調整することができる。
また、各配管52における調整弁53の上流側には切換部として切換弁57が接続されている。切換弁57には、エア供給源61に接続されたエア供給配管(気体供給部)58と、真空ポンプ等の負圧源62に接続されたエア吸引配管(負圧発生部)59とが接続されている。切換弁57は、制御部54の制御によりエア供給配管58およびエア吸引配管59の一方を選択して配管52に連通させる。
制御部54によって、エア供給配管58が配管52に連通された場合には、エア供給源61からエアが各連通孔51に供給され、各連通孔51から側面ガイド部44の表面44fとフィルムfとの間にエアが吹き出される。これにより、側面ガイド部44の表面44fとフィルムfとの間の摩擦抵抗が低減される。
また、エア吸引配管59が配管52に連通されたときには、負圧源62で発生する負圧により、各連通孔51で側面ガイド部44上のフィルムfを吸引する。これにより、側面ガイド部44の表面44fとフィルムfとの間の摩擦抵抗を高めるよう調整できる。
ここで、各配管52に設けられた切換弁57の切換制御は、それぞれで個別に行うことができる。
制御部54は、フォーマ4Aに対してフィルムfの送り方向上流側に設けられた蛇行検知センサ55でフィルムfの片寄りや蛇行を検知した場合には、その片寄りや蛇行の方向やその寸法等に応じ、各配管52における調整弁53の開度と切換弁57による切り換えとを自動的に制御する。このようにして、複数の連通孔51におけるエアの吹出量の分布を調整して、側面ガイド部44の表面44fとフィルムfとの間に生じる摩擦抵抗の分布を調整する。また、必要に応じて、連通孔51でフィルムfを吸引することによって側面ガイド部44の表面44fとフィルムfとの間の摩擦抵抗を部分的に高める。
具体的には、例えば、摩擦抵抗が部分的に大きいために幅方向の一部の部位で他の部位よりもフィルムfの送り速度が遅くなっている場合、その部位に位置する連通孔51から吹き出すエアの流量を増やすことで摩擦抵抗を小さくし、他の部位とのバランスを取る。
また、フィルムfの摩擦抵抗が幅方向の他の部位よりも小さく、フィルムfの送り速度が部分的に速くなっている部位では、調整弁53によって連通孔51からのエア吹き出し量を低減させてフィルムfの送り速度を調整することができる。或いは、切換弁57を切り換え、連通孔51を通して側面ガイド部44とフィルムfとの間で吸引する。これにより、この部位での摩擦抵抗を増大させて、フィルムfの幅方向の他の部位とのバランスを取ることもできる。
このようにして、フォーマ4Aのガイドスカート42上を搬送するフィルムfの片寄りや蛇行を抑制できる。
上述したように本第二実施形態によるフォーマ4Aおよび縦形製袋充填機1によれば、第一実施形態による作用効果に加えて、制御部54によってエア供給源61と負圧源62のいずれかを配管52に接続して調整弁53によって連通孔51から吹き出すエアと吸引する負圧とを選択して供給することができる。そのため、ガイドスカート42の表面とフィルムfとの間を負圧状態とすることで、ガイドスカート42材とフィルムfとの間の摩擦抵抗を増やし、フィルムfの片寄りや蛇行をより効果的に抑えることができる。
また、切換弁57で、エアの供給と負圧による吸引とを切り換えることで、ガイドスカート42とフィルムfとの間の摩擦抵抗の調整の自由度を高め、フィルムfの片寄りや蛇行をより効果的に抑えることができる。
(その他の実施形態)
なお、本発明のフォーマ4、4Aおよび縦形製袋充填機1は、図面を参照して説明した上述の各実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上記第二実施形態で、切換弁57を切り換えることによって、各連通孔51でエアの吹出と吸引とを切り換えるようにしたが、吹出用の連通孔と吸引用の連通孔とを別々に設けるようにしてもよい。
また、上記第一実施形態や第二実施形態では、制御部54により、調整弁53や切換弁57を自動制御するようにしたが、調整弁53や切換弁57は、手動で開度調整や開閉操作を行うようにしてもよい。
また、制御部54による、調整弁53や切換弁57の自動制御は、フィルムfを送りながら随時連続的に行ってもよいし、フィルムfの幅や厚さ、材質等に応じ、フィルムfのロット毎、品種毎等に、調整弁53の開度や切換弁57を切り換えるようにしてもよい。
これ以外にも連通孔51の数や配置等は、適宜変更することができる。
1 縦形製袋充填機(縦形製袋機)
4、4A フォーマ
6 縦シーラ(縦シール部)
7 横シーラ(横シール部)
41 筒状部
42 ガイドスカート(ガイド部)
44 側面ガイド部
51 連通孔
52 配管(気体供給部)
53 調整弁(流量調整部)
54 制御部
55 蛇行検知センサ(センサ)
57 切換弁(切換部)
58 エア供給配管(気体供給部)
59 エア吸引配管(負圧発生部)
f フィルム(包材)

Claims (6)

  1. 帯状に連続する包材を送りながら略筒状に成形させるフォーマであって、
    筒状をなした筒状部と、
    前記筒状部の一端部から前記筒状部の径方向外方に向かって広がって形成されていて前記包材を前記筒状部に向けて走行させるガイド部と、
    前記ガイド部において前記筒状部の両側で前記包材の幅方向両側にそれぞれ形成された連通孔と、
    前記連通孔から前記ガイド部の表面と包材との間に気体を送り込む気体供給部と、
    を備えることを特徴とするフォーマ。
  2. 前記連通孔は、前記筒状部の両側の前記ガイド部において前記包材の幅方向両側に向けてそれぞれ複数個形成され、
    複数の前記気体供給部で複数の前記連通孔のそれぞれに供給する前記気体の流量を個別に調整する流量調整部をさらに備えている請求項1に記載のフォーマ。
  3. 前記ガイド部に送られる前記包材の幅方向の片寄りを検出するセンサと、
    前記センサによる前記包材の片寄りの検出結果に基づいて前記流量調整部により前記気体の流量を制御して前記包材の片寄りを矯正する制御部と、
    をさらに備えている請求項2に記載のフォーマ。
  4. 前記ガイド部において、前記筒状部に対して前記包材の幅方向両側にそれぞれ設けられていて前記ガイド部と包材との間を負圧状態とする負圧発生部をさらに備えている請求項1から3のいずれか1項に記載のフォーマ。
  5. 前記連通孔に、前記気体供給部と前記負圧発生部とを選択的に接続する切換部をさらに備えている請求項4に記載のフォーマ。
  6. 帯状に連続する包材を略筒状に成形し、袋体を製造する縦形製袋機であって、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載のフォーマと、
    前記フォーマの下方に設けられ、前記フォーマによって筒状に成形された前記包材を筒状に成形する製袋チューブと、
    前記製袋チューブ内で前記包材の幅方向両端部を重ね合わせてシールする縦シール部と、
    前記包材を幅方向にシールする横シール部と、
    を備えることを特徴とする縦形製袋機。
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