JP2017081423A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
Description
本発明によれば、制動性能および低転がり抵抗性能を両立させることができる。
また、本発明において、「トレッド接地幅」とは、トレッドの両側のトレッド接地端をタイヤ幅方向に沿って測った長さであり、「トレッド接地端」とは、トレッド踏面の、トレッド幅方向の最外位置であり、「トレッド踏面」とは、適用リムに組み付けるとともに規定の空気圧を充填したタイヤを、最大負荷能力に対応する負荷を加えた状態でタイヤを転動させた際に、路面に接触することになる、タイヤの全周にわたる外周面であり、「最大負荷能力」とは、前記JATMA等に記載されている、適用サイズ・プライレーティングにおける単輪の最大負荷能力を指す。
なお、本発明において、「円弧状陸部」とは、タイヤ周方向に連続して延在し、且つ、タイヤ幅方向断面視において、外輪郭線のうち少なくともトレッド踏面側の部分が中心角を90°以上とする円弧である陸部を指し、1本の陸部の外輪郭線のうちのトレッド踏面側の部分全体が仮に円弧状であっても、中心角が90°未満の場合は、「円弧状陸部」には含まれない。
この構成によれば、制動性能および低転がり抵抗性能を十分に両立させることができる。
この構成によれば、操縦安定性能、制動性能、駆動性能などの運動性能を向上させることができる。
なお、「タイヤ半部」とは、トレッド踏面のうち、タイヤ赤道線に対してタイヤ幅方向片側に位置する部分を指す。
この構成によれば、操縦安定性能、制動性能、駆動性能などの運動性能を向上させることができる。
なお、本発明において、「トレッド踏面のうち、タイヤ赤道線が位置する部分」とは、トレッド踏面の、タイヤ赤道線を中心とする、トレッド接地幅の15%の幅の領域を指すものとする。また、「平坦状」とは、実質的に平坦状になっていればよく、また、トレッド踏面のうち、タイヤ赤道線が位置する部分に、タイヤ周方向に連続しない溝が位置することは許容される。
この構成によれば、タイヤの耐久性を十分に維持することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤ(以下、タイヤとも称す)1のトレッドパターンを示す、展開図である。また、図2は、図1のタイヤ1のA−A線に沿うタイヤ幅方向断面図であり、図3はタイヤ1の斜視図である。
このタイヤ1は、例えば乗用車用の、車両への装着方向が指定された空気入りタイヤとして用いることができる。以下、本明細書内では、車両への装着方向が指定された空気入りタイヤとして本発明を説明するが、本発明は装着方向が指定されないタイヤにも適用することができる。
なお、図示の周方向溝2は、タイヤ周方向に直線状に延びているが、ジグザグ状、波状等の延在形態にすることができる。また、図示の例では、タイヤ幅方向外側の周方向溝21、22は、それぞれ溝幅が同じであり、タイヤ幅方向内側の周方向溝23よりも狭くなっているが、溝幅は任意にすることができる。さらに、周方向溝2の本数や配置は、図示の例とは異なるものにすることができる。
なお、円弧状陸部31の「外輪郭線」は、タイヤ幅方向断面視において、当該円弧状陸部31を区画する周方向溝2の溝壁の輪郭線も含むものであり、換言すれば、円弧状陸部31の、一方の周方向溝2の溝壁から他方の周方向溝2の溝壁までの外輪郭線を意味する。
なお、図示の例のように、円弧状陸部31がトレッド踏面Tに複数設けられる場合には、複数本の円弧状陸部31の円弧幅CWの合計が、トレッド接地幅の20〜50%の範囲内であることが好ましい。
車両装着方向内側のショルダー陸部4は、図1、3に示すように、周方向溝21とトレッド接地端TEとにより区画された陸部であって、そのトレッド踏面T側の部分は、図2に示すように、その外輪郭線がタイヤ径方向外側に凸状に若干湾曲する曲線となっている。また、トレッド踏面T側の部分以外の周方向溝21側の部分は、周方向溝21の溝壁であって、その外輪郭線が、タイヤ径方向に対して傾斜する直線になっている。また、車両装着方向内側のショルダー陸部4は、タイヤ周方向に連続して延在し、当該陸部4を横断するような横断溝が設けられていない。
本発明のタイヤ1では、周方向溝2で区画される少なくとも1本の陸部3として、少なくとも1本の円弧状陸部31を有し、タイヤ幅方向断面視において、円弧状陸部31の外輪郭線のうちの円弧の中心角θを90°以上とし、且つ、円弧状陸部31の円弧幅CWをトレッド接地幅の10〜30%の範囲内とすることにより、制動性能および低転がり抵抗性能を両立させることができる。具体的には、走行時においては、円弧状陸部31のうち、外輪郭線が円弧となる部分Cが路面に接地することとなるが、定常走行時(速度が一定)においては、当該陸部31の頂部31t付近のみが路面と接地するため、接地面積を小さくすることができ、それゆえに、低転がり抵抗性能を向上(転がり抵抗を低下)させることができる。一方で、制動時等のようにタイヤ1により大きな負荷が加わるときにおいては、円弧状陸部31に負荷が加わって当該陸部31の頂部31t付近がタイヤ径方向に潰れるために、タイヤ1に加わる負荷に合わせて接地面積を大きくすることができる。それゆえに、グリップ力が向上し、制動性能を向上させることができる。
また、円弧状陸部31はタイヤ周方向に連続して延在するので、陸部3に剛性段差が生じず、静粛性を向上させることができる。
なお、通常のタイヤでは、1本の陸部の外輪郭線のうちのトレッド踏面側の部分が仮に1つの円弧形状で形成されているとしても、当該円弧形状の円弧幅に対して曲率半径が極めて大きいので、中心角θは極めて小さくなる。
実施例2〜5のタイヤ、比較例3のタイヤは、表1に示すように変化させた以外実施例1のタイヤと同様である。
比較例1、2のタイヤは、実施例1のタイヤの外輪郭線に円弧が含まれる陸部について当該円弧を平坦にし(換言すれば、陸部の外輪郭線が略角張った形状となっている)、表1のネガティブ率になるように溝の溝幅を調整した以外、実施例1のタイヤと同様である。
[制動性能]
制動性能試験では、規定の空気圧を充填した各供試タイヤを装着した車両を、乾燥路面上を100Km/hの速度で走行させた後、フルブレーキし、その際の車両が停止するまでの距離(m)を測定した。結果を逆数にして、比較例1のタイヤを100とする指数値で表1に示す。この指数値は、数値が大きいほど制動性能が良好であることを表す。
[低転がり抵抗性能]
低転がり抵抗性能試験は、196kPaの内圧とした各供試タイヤを、直径1707mmの表面が平滑なスチームドラム試験機に装着し、荷重条件4.0kN、速度80km/hで走行させたときの転がり抵抗を、JIS D4234に規定される楕行法によって測定した。比較例1のタイヤを100とする指数値で表1に示す。この指数値は、数値が大きいほど低転がり抵抗性能が良好であることを表す。
2、21、22、23:周方向溝
3:陸部
31:円弧状陸部
31t:頂部(頂点)
4:ショルダー陸部
5:外側陸部
51:第1幅方向溝
52:第2幅方向溝
53:第1連結溝
54:第2連結溝
55:周方向細溝
56:切欠き部
57:段差部
C:円弧状陸部の外輪郭線のうちトレッド踏面側の部分
CL:タイヤ赤道線
CW:円弧幅
O:トレッド踏面の仮想輪郭線
T:トレッド踏面
TE:トレッド接地端
θ:中心角
Claims (5)
- トレッド踏面に、タイヤ周方向に連続して延在する少なくとも2本の周方向溝と、当該2本の周方向溝により区画される少なくとも1本の陸部と、を備える空気入りタイヤであって、
前記少なくとも1本の陸部は、タイヤ周方向に連続して延在し、且つ、タイヤ幅方向断面視において、外輪郭線のうち少なくともトレッド踏面側の部分が中心角を90°以上とする円弧である、円弧状陸部を含み、
タイヤ幅方向断面視において、前記円弧状陸部の前記円弧をタイヤ幅方向に沿って測った円弧幅は、トレッド接地幅の10〜30%の範囲内であることを特徴とする、空気入りタイヤ。 - 前記円弧状陸部は、トレッド踏面に複数本設けられ、
前記複数本の円弧状陸部の円弧幅の合計は、トレッド接地幅の20〜50%の範囲内である、請求項1に記載の空気入りタイヤ。 - 前記タイヤは、車両への装着方向が指定されたタイヤであり、
全ての前記円弧状陸部は、車両装着方向内側のタイヤ半部に位置する、請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。 - トレッド踏面のうち、タイヤ赤道線が位置する部分は、平坦状である、請求項1〜3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
- タイヤ幅方向断面視において、
前記円弧状陸部を区画する周方向溝の溝底と当該円弧状陸部とを連結する連結部の輪郭線は、曲線である、請求項1〜4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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JP7400429B2 (ja) | 2019-06-05 | 2023-12-19 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤ |
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