JP2017075508A - 小型油圧ショベル - Google Patents

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JP2017075508A JP2015204724A JP2015204724A JP2017075508A JP 2017075508 A JP2017075508 A JP 2017075508A JP 2015204724 A JP2015204724 A JP 2015204724A JP 2015204724 A JP2015204724 A JP 2015204724A JP 2017075508 A JP2017075508 A JP 2017075508A
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浩司 寺嶋
Koji Terajima
浩司 寺嶋
中谷 賢一郎
Kenichiro Nakaya
賢一郎 中谷
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Abstract

【課題】キャノピの下側支柱に対して上側支柱を回動又は分離して小型油圧ショベルの高さを変更することができ、かつ、下側支柱と上側支柱を接続する部分の強度を高めることができる小型油圧ショベルを提供する。【解決手段】小型油圧ショベルは、運転席7の後側に設けられた左右の支柱9と、左右の支柱9で支持されたルーフ10とを備えている。各支柱9は、上端側に接続部14を有する下側支柱11と、下端側に接続部14に対して回動可能な接続部16を有する上側支柱12と、下側支柱11の接続部14及びその隣接部と上側支柱12の接続部16及びその隣接部を覆う筒状固定部材18と、筒状固定部材18を下側支柱11及び上側支柱12に着脱可能に固定する固定ボルト23及びナット24を備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、建屋内での改装作業やトンネル内での作業など作業空間が制限されたエリア内での作業に用いられる小型油圧ショベルに係わり、特に、2柱支持構造のキャノピを備えた小型油圧ショベルに関する。
作業空間が制限されたエリアでの作業に適したミニショベルなどの小型油圧ショベルは、下部走行体と、この下部走行体の上側に旋回可能に設けられた上部旋回体と、この上部旋回体に連結された作業装置とを備えている。上部旋回体には、運転者が着座する運転席と、この運転席を覆う、例えば2柱支持構造のキャノピが設けられている(例えば、特許文献1を参照)。このキャノピは、運転席の後側に設けられた左右の支柱と、左右の支柱で支持されて運転席の上方を覆うルーフとで構成されている。
特開2012−149447号公報
ところで、作業現場が建屋の改装作業であると、屋外から建屋の入口(玄関)を通って、建屋の中に小型油圧ショベルを移動させることがある。この場合、小型油圧ショベルが建屋玄関の開口を通り抜けたり、建屋を構成する梁の下をくぐったりすることがあるので、小型油圧ショベルの高さが制限される。また、小型油圧ショベルをエレベータやトンネル等で移動する場合にも、それらの高さ方向の空間によって小型油圧ショベルの高さに制約が生じる。小型油圧ショベルでは、その操作者の居住空間を確保するためキャノピが高い位置となり、キャノピ高さが作業空間の高さより高くなる。そこで、キャノピの各支柱を下側支柱と上側支柱に分割して、それらを回動可能又は分離可能に接続する構造を採用して、小型油圧ショベルの高さを変更可能にしている。しかし、キャノピの下側支柱に対して上側支柱を回動又は分離しない構造に比べ、下側支柱と上側支柱とを接続する部分の強度が低下することが課題となっている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、キャノピの下側支柱に対して上側支柱を回動又は分離して小型油圧ショベルの高さを変更することができ、かつ、下側支柱と上側支柱を接続する部分の強度を高めることができる小型油圧ショベルを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、下部走行体と、前記下部走行体の上側に旋回可能に設けられた上部旋回体と、前記上部旋回体に連結された作業装置と、前記上部旋回体に設けられた運転席と、前記運転席の後側に設けられた左右の支柱と、前記左右の支柱で支持されたルーフとを備えた小型油圧ショベルにおいて、前記左右の支柱の各々は、前記上部旋回体に接続され、上端側に第1接続部を有する下側支柱と、前記ルーフに接続され、下端側に前記第1接続部に対して回動可能又は分離可能な第2接続部を有する上側支柱と、前記下側支柱の前記第1接続部及びその隣接部と前記上側支柱の前記第2接続部及びその隣接部を覆う筒状固定部材と、前記筒状固定部材を前記下側支柱及び前記上側支柱に着脱可能に固定する固定機構と、を備える。
本発明によれば、キャノピの下側支柱の第1接続部と上側支柱の第2接続部を筒状固定部材で覆わないように、筒状固定部材を外すことにより、キャノピの下側支柱に対して上側支柱を回動又は分離して小型油圧ショベルの高さを変更することができる。一方、キャノピの下側支柱に対して上側支柱を回動又は分離しない場合は、下側支柱の第1接続部と上側支柱の第2接続部を筒状固定部材で覆うように、筒状固定部材を固定することにより、下側支柱と上側支柱を接続する部分の接続強度を高めることができる。
本発明の第1の実施形態における小型油圧ショベルの構造を表す斜視図であり、キャノピの通常状態を示す。 本発明の第1の実施形態における小型油圧ショベルの構造を表す斜視図であり、キャノピが支柱部分で回動した状態を示す。 本発明の第1の実施形態におけるキャノピの各支柱の要部構造を表す斜視図であり、固定ボルト及びナットを取外した状態と、さらに筒状固定部材を上方向にスライドした状態を示す。 本発明の第1の実施形態における筒状固定部材の長さ関係を説明するための図である。 本発明の第1の変形例におけるキャノピの各支柱の要部構造を表す斜視図であり、固定ボルト及びナットを取外した状態と、さらに筒状固定部材を上方向にスライドした状態を示す。 本発明の第2の変形例におけるキャノピの各支柱の要部構造を表す斜視図であり、固定ピン及び抜止ピンを取外した状態を示す。 本発明の第3の変形例におけるキャノピの各支柱の要部構造を表す斜視図であり、筒状固定部材を分解した状態を表す。 本発明の第2の実施形態における小型油圧ショベルの構造を表す斜視図であり、キャノピが支柱部分で分離した状態を示す。 本発明の第2の実施形態におけるキャノピの各支柱の要部構造を表す斜視図であり、結合ボルト及びナットを取外した状態と、さらに筒状固定部材を上方向にスライドして下側支柱と上側支柱を分離した状態を示す。
本発明の第1の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1及び2は、本実施形態における小型油圧ショベルの構造を表す斜視図である。図1は、キャノピの通常状態を示し、図2は、キャノピが支柱部分で回動した状態を示す。
本実施形態の小型油圧ショベルはミニショベルであって、クローラ式の下部走行体1と、この下部走行体1の上側に旋回可能に設けられた上部旋回体2とを備えており、これら下部走行体1及び上部旋回体2が車体を構成している。そして、走行モータ(図示せず)の回転駆動により、下部走行体1が走行するようになっている。また、旋回モータ(図示せず)の回転駆動により、上部旋回体2が旋回するようになっている。なお、本実施形態の小型油圧ショベルは、後方小旋回型と呼ばれるものであって、上部旋回体2の後端旋回半径が下部走行体1の幅寸法にほぼ収まるように構成されている。
上部旋回体2の前側には、スイングポスト3を介し作業装置(図示せず)が連結されている。そして、スイングシリンダ(図示せず)の伸縮駆動により、スイングポスト3が左右方向に回動し、ひいては作業装置が左右方向に回動するようになっている。作業装置は、図示しないが、スイングポスト3に上下方向に回動可能に連結されたブームと、このブームに上下方向に回動可能に連結されたアームと、このアームに上下方向に回動可能に連結されたバケットとを備えている。そして、ブームシリンダ、アームシリンダ、及びバケットシリンダの伸縮駆動により、ブーム、アーム、及びバケットが上下方向に回動するようになっている。
上部旋回体2は、運転室4と、運転室4の後側に設けられたカウンタウェイト5と、運転室4以外の部分に搭載された機器(詳細には、原動機、この原動機によって駆動する油圧ポンプ等)を覆う外装カバー6とを備えている。運転室4には、運転者が着座する運転席7と、この運転席7の上方を覆う2柱支持構造のキャノピ8が設けられている。運転席7の周囲には、下部走行体1、上部旋回体2、スイングポスト3、及び作業装置を操作するための複数の操作機器が設けられている。
キャノピ8は、運転席7の後側に設けられた左右の支柱9と、左右の支柱9で支持されたルーフ10とを備えている。そして、本実施形態の特徴として、キャノピ8が支柱部分で回動することにより(詳細には、図2で示すように後側に回動するか、若しくは前側に回動することにより)、小型油圧ショベルの高さを変更可能としている。本実施形態のキャノピ8の構造を、上述の図1及び図2とともに、図3(a)、図3(b)、及び図4を用いて説明する。
図3(a)及び図3(b)は、本実施形態におけるキャノピ8の各支柱9の要部構造を表す斜視図である。図3(a)は、固定ボルト23及びナット24を取外した状態を示し、図3(b)は、さらに筒状固定部材18を上方向にスライドした状態を示す。図4は、本実施形態における筒状固定部材18の長さ関係を説明するための図である。なお、図4においては、便宜上、回転軸17及び固定ボルト23を一点鎖線で示し、筒状固定部材18の外形を二点鎖線で示している。
キャノピ8の各支柱9は、下側支柱11と上側支柱12で構成されている。下側支柱11は、下端部が上部旋回体2に接続され、上端部が運転席7の上端の高さ位置まで延在し、かつその上端側に接続部14(第1接続部)が形成されている。上側支柱12は、上端部がルーフ10に接続され、かつその下端側に接続部14に対して回動可能な接続部16(第2接続部)が形成されている。
下側支柱11及び上側支柱12は、中実部材又は中空部材で構成され、それらの断面外形(断面外縁)の形状及び寸法が同じである。なお、本実施形態では、下側支柱11及び上側支柱12の断面外形が円形状である。
下側支柱11の接続部14は、下側支柱11の断面の左右方向の中央で突出した1つの突部で構成されている。上側支柱12の接続部16は、下側支柱11の接続部14を構成する突部を挟み込むように、上側支柱12の断面の左右方向の両外側でそれぞれ突出した2つの突部で構成されている。前述した3つの突部には、左右方向に貫通する貫通孔がそれぞれ形成され、それらの貫通孔に回転軸17が連通されている。そして、下側支柱11の接続部14及び上側支柱12の接続部16のうちの一方に回転軸17が溶接等で固定されている。このような構造により、下側支柱11の接続部14と上側支柱12の接続部16は、側方から見て互いにオーバーラップするとともに、運転席7の上端の高さ位置で前後方向に回動可能に接続されている。
また、下側支柱11の接続部14に対して上側支柱12の接続部16を回動させず、下側支柱11と上側支柱12を直線的に接続するため(すなわち、上述の図1で示すように、キャノピ8を通常状態とし、キャノピ8のルーフ10で運転席7の上方を覆う状態とするため)、キャノピ8の各支柱9は、下側支柱11の接続部14及びその隣接部と上側支柱12の接続部16及びその隣接部を覆う筒状固定部材18を備えている。なお、本実施形態では、筒状固定部材18は、円筒形状であって、1つの部材で構成されている。
筒状固定部材18を着脱可能に固定する固定機構について説明する。下側支柱11には貫通孔19が形成され、上側支柱12には貫通孔20が形成されている。筒状固定部材18には、下側支柱11の貫通孔19及び上側支柱12の貫通孔20にそれぞれ対応して、貫通孔21,22が形成されている。そして、下側支柱11の貫通孔19及び筒状固定部材18の貫通孔21に固定ボルト23を連通させ、その固定ボルト23の先端側にナット24を螺合する。また、上側支柱12の貫通孔20及び筒状固定部材18の貫通孔22に固定ボルト23を連通させ、その固定ボルト23の先端側にナット24を螺合する。これにより、下側支柱11及び上側支柱12に対して筒状固定部材18を固定するようになっている。
なお、図4で示すように、下側支柱11の接続部14及び上側支柱12の接続部16を覆う筒状固定部材18の中央部分の長さ寸法をL1、下側支柱11の接続部14の隣接部を覆う筒状固定部材18の下側部分の長さ寸法をL2、上側支柱12の接続部16の隣接部を覆う筒状固定部材18の上側部分の長さ寸法をL3としたとき、L2>L1、L3>L1となるように筒状固定部材18の長さ関係が設定されている。これにより、十分な強度が得られるようになっている。
下側支柱11の接続部14に対して上側支柱12の接続部16を回動させる場合(すなわち、上述の図2で示すように、小型油圧ショベルの高さを低くしたい場合)は、図3(a)で示すように、固定ボルト23及びナット24を取り外し、さらに図3(b)で示すように、下側支柱11の接続部14及び上側支柱12の接続部16を筒状固定部材18で覆わないように、筒状固定部材18を上方向にスライドさせる。
なお、本実施形態では、上側支柱12には、筒状固定部材18の貫通孔21,22の間隔のぶん、貫通孔20に対して上方に位置するように、貫通孔25が形成されている。そして、上側支柱12の貫通孔20及び筒状固定部材18の貫通孔21に固定ボルト23を連通させ、その固定ボルト23の先端側にナット24を螺合する。また、上側支柱12の貫通孔25及び筒状固定部材18の貫通孔22に固定ボルト23を連通させ、その固定ボルト23の先端側にナット24を螺合する。これにより、上側支柱12だけに対して筒状固定部材18を固定するようになっている(上述の図2参照)。
以上のように構成された本実施形態では、キャノピ8の下側支柱11の接続部14と上側支柱12の接続部16を筒状固定部材18で覆わないように、筒状固定部材18を外すことにより、キャノピ8の下側支柱11に対して上側支柱12を回動して小型油圧ショベルの高さを変更することができる。このとき、上側支柱12の回動中心位置が運転席7の上端の高さ位置にあることから、小型油圧ショベルの高さを運転席7の高さ程度に変更することができる。また、例えばキャノピ8全体を取り外す場合と比べ、動かす力が小さくてすみ、容易に変更することができる。
一方、キャノピ8の下側支柱11に対して上側支柱12を回動しない場合は、下側支柱11の接続部14と上側支柱12の接続部16を筒状固定部材18で覆うように、筒状固定部材18を固定することにより、下側支柱11と上側支柱12を接続する部分の接続強度を高めることができる。
なお、第1の実施形態においては、下側支柱11及び上側支柱12の断面外形が円形状で、筒状固定部材18が円筒形状である場合を例にとって説明したが、これに限られず、本発明の趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲内で変形が可能である。すなわち、図5で示す第1の変形例のように、下側支柱11及び上側支柱12の断面外形が四角形状で、筒状固定部材18が四角筒形状であってもよい。また、第1の実施形態においては、接続部14が1つの突部で構成され、接続部16が2つの突部で構成された場合を例にとって説明したが、これに限られず、本発明の趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲内で変形が可能である。すなわち、図5で示す第1の変形例のように、接続部14が2つの突部で構成され、接続部16が1つの突部で接続部が構成されてもよい。このような変形例においても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、第1の実施形態においては、固定機構として、固定ボルト23及びナット24を用いる場合を例にとって説明したが、これに限られず、本発明の趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲内で変形が可能である。すなわち、図6で示す第2の変形例のように、固定ピン26及び抜止ピン27を用いてもよい。詳しく説明すると、下側支柱11及び上側支柱12に対して筒状固定部材18を固定する場合は、下側支柱11の貫通孔19及び筒状固定部材18の貫通孔21に固定ピン26を連通させ、その固定ピン26の先端側に形成された穴に抜止ピン27を挿入し、上側支柱12の貫通孔20及び筒状固定部材18の貫通孔22に固定ピン26を連通させ、その固定ピン26の先端側に形成された穴に抜止ピン27を挿入する。また、上側支柱12だけに対して筒状固定部材18を固定する場合は、上側支柱12の貫通孔20及び筒状固定部材18の貫通孔21に固定ピン26を連通させ、その固定ピン26の先端側に形成された穴に抜止ピン27を挿入し、上側支柱12の貫通孔25及び筒状固定部材18の貫通孔22に固定ピン26を連通させ、その固定ピン26の先端側に形成された穴に抜止ピン27を挿入する。このような変形例においても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、第1の実施形態においては、筒状固定部材18が1つの部材で構成された場合を例にとって説明したが、これに限られず、本発明の趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲内で変形が可能である。すなわち、図7で示す第3の変形例のように、筒状固定部材18が2つの分割部材28で構成されてもよい。各分割部材28は、半筒部29と、半筒部29の両側に形成されたフランジ部30と、フランジ部30に形成された複数の穴31を有している。そして、一方の分割部材28の穴31と他方の分割部材28の穴31との組み合わせ毎に結合ボルト32を連通し、結合ボルト32の先端側にナット33を螺合することにより、2つの分割部材28を結合する。ここで、2つの分割部材28を完全に組み合わせたときの2つの半筒部29の内径寸法は、下側支柱11及び上側支柱12の外径寸法より若干小さくなっている。そのため、複数組の結合ボルト32及びナット33を用いて2つの分割部材28を結合したときに締付力が生じ、この締付力により、下側支柱11及び上側支柱12に対して2つの分割部材28を固定する(固定機構)。このような変形例においても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
本発明の第2の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。なお、本実施形態において、第1の実施形態と同等の部分は同一の符号を付し、適宜、説明を省略する。
図8は、本実施形態における小型油圧ショベルの構造を表す斜視図であり、キャノピ8が支柱部分で分離した状態を示す(但し、便宜上、筒状固定部材18を図示せず)。図9(a)及び図9(b)は、本実施形態におけるキャノピ8の各支柱9の要部構造を表す斜視図である。図9(a)は、固定ボルト23及びナット24を取外した状態を示し、図9(b)は、さらに筒状固定部材18を上方向にスライドして下側支柱11と上側支柱12を分離した状態を示す。
本実施形態では、キャノピ8が支柱部分で分離することにより、小型油圧ショベルの高さを変更可能としている。その構造について説明する。
キャノピ8の各支柱9は、下側支柱11と上側支柱12で構成されている。下側支柱11は、下端部が上部旋回体2に接続され、上端部が運転席7の上端の高さ位置まで延在し、かつその上端側に接続部34(第1接続部)が形成されている。上側支柱12は、上端部がルーフ10に接続され、かつその下端側に接続部34に対して分離可能な接続部35(第2接続部)が形成されている。
上側支柱12の接続部35は、筒部で構成されている。下側支柱11の接続部34は、前述した筒部の内径寸法より小さい外径寸法を有する突部で構成されている。そして、上側支柱12の接続部35を構成する筒部に、下側支柱11の接続部34を構成する突部を挿入する。このような構造により、下側支柱11の接続部34と上側支柱12の接続部35は、側方から見て互いにオーバーラップするとともに、運転席7の上端の高さ位置で分離可能に接続されている。
また、下側支柱11の接続部34に対して上側支柱12の接続部35を分離させず、下側支柱11と上側支柱12を連結するため(すなわち、上述の図1で示すように、キャノピ8を通常状態とし、キャノピ8のルーフ10で運転席7の上方を覆う状態とするため)、キャノピ8の各支柱9は、下側支柱11の接続部34及びその隣接部と上側支柱12の接続部35及びその隣接部を覆う筒状固定部材18を備えている。そして、固定ボルト23及びナット24を用い、下側支柱11及び上側支柱12に対して筒状固定部材18を固定する。
下側支柱11の接続部34に対して上側支柱12の接続部35を分離させる場合(すなわち、図8で示すように、小型油圧ショベルの高さを低くしたい場合)は、図9(a)で示すように、固定ボルト23及びナット24を取り外し、図9(b)で示すように、筒状固定部材18を上方向にスライドする。なお、第1の実施形態と同様、固定ボルト23及びナット24を用いて、上側支柱12だけに対して筒状固定部材18を固定してもよい。
以上のように構成された本実施形態では、キャノピ8の下側支柱11の接続部34と上側支柱12の接続部35を筒状固定部材18で覆わないように、筒状固定部材18を外すことにより、キャノピ8の下側支柱11に対して上側支柱12を分離して小型油圧ショベルの高さを変更することができる。このとき、上側支柱12の分離位置が運転席7の上端の高さ位置にあることから、小型油圧ショベルの高さを運転席7の高さ程度に変更することができる。また、例えばキャノピ8全体を取り外す場合と比べ、動かす力が小さくてすみ、容易に変更することができる。
一方、キャノピ8の下側支柱11に対して上側支柱12を分離しない場合は、下側支柱11の接続部34と上側支柱12の接続部35を筒状固定部材18で覆うように、筒状固定部材18を固定することにより、下側支柱11と上側支柱12を接続する部分の接続強度を高めることができる。
なお、第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様、本発明の趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲内で変形が可能である。
1 下部走行体
2 上部旋回体
7 運転席
9 支柱
10 ルーフ
11 下側支柱
12 上側支柱
14 接続部
16 接続部
18 筒状固定部材
19 貫通孔
20 貫通孔
21 貫通孔
22 貫通孔
23 固定ボルト
24 ナット
26 固定ピン
27 抜止ピン
28 分割部材
32 結合ボルト
33 ナット
34 接続部
35 接続部

Claims (5)

  1. 下部走行体と、前記下部走行体の上側に旋回可能に設けられた上部旋回体と、前記上部旋回体に連結された作業装置と、前記上部旋回体に設けられた運転席と、前記運転席の後側に設けられた左右の支柱と、前記左右の支柱で支持されたルーフとを備えた小型油圧ショベルにおいて、
    前記左右の支柱の各々は、
    前記上部旋回体に接続され、上端側に第1接続部を有する下側支柱と、
    前記ルーフに接続され、下端側に前記第1接続部に対して回動可能又は分離可能な第2接続部を有する上側支柱と、
    前記下側支柱の前記第1接続部及びその隣接部と前記上側支柱の前記第2接続部及びその隣接部を覆う筒状固定部材と、
    前記筒状固定部材を前記下側支柱及び前記上側支柱に着脱可能に固定する固定機構と、を備えたことを特徴とする小型油圧ショベル。
  2. 請求項1記載の小型油圧ショベルにおいて、
    前記筒状固定部材は、前記下側支柱の前記第1接続部と前記上側支柱の前記第2接続部を覆う前記筒状固定部材の中央部分の長さ寸法をL1、前記下側支柱の前記第1接続部の隣接部を覆う前記筒状固定部材の下側部分の長さ寸法をL2、前記上側支柱の前記第2接続部の隣接部を覆う前記筒状固定部材の上側部分の長さ寸法をL3としたとき、L2>L1、L3>L1となるように長さ関係を設定したことを特徴とする小型油圧ショベル。
  3. 請求項1記載の小型油圧ショベルにおいて、
    前記固定機構は、
    前記下側支柱に形成された第1貫通孔と、
    前記上側支柱に形成された第2貫通孔と、
    前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔にそれぞれ対応して前記筒状固定部材に形成された第3貫通孔及び第4貫通孔と、
    前記第1貫通孔及び前記第3貫通孔に連通する第1ボルトと、
    前記第1貫通孔及び前記第3貫通孔に連通した前記第1ボルトの先端側に螺合する第1ナットと、
    前記第2貫通孔及び前記第4貫通孔に連通する第2ボルトと、
    前記第2貫通孔及び前記第4貫通孔に連通した前記第2ボルトの先端側に螺合する第2ナットとで構成されたことを特徴とする小型油圧ショベル。
  4. 請求項1記載の小型油圧ショベルにおいて、
    前記固定機構は、
    前記下側支柱に形成された第1貫通孔と、
    前記上側支柱に形成された第2貫通孔と、
    前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔にそれぞれ対応して前記筒状固定部材に形成された第3貫通孔及び第4貫通孔と、
    前記第1貫通孔及び前記第3貫通孔に連通する第1固定ピンと、
    前記第1貫通孔及び前記第3貫通孔に連通した前記第1固定ピンの先端側に形成された穴に挿入する第1抜止ピンと、
    前記第2貫通孔及び前記第4貫通孔に連通する第2固定ピンと、
    前記第2貫通孔及び前記第4貫通孔に連通した前記第2固定ピンの先端側に形成された穴に挿入する第2抜止ピンとで構成されたことを特徴とする小型油圧ショベル。
  5. 請求項1記載の小型油圧ショベルにおいて、
    前記筒状固定部材は、2つの分割部材で構成されており、
    前記固定機構は、前記2つの分割部材を結合するとともに、その結合によって生じる締付力により、前記2つの分割部材を着脱可能に固定することを特徴とする小型油圧ショベル。
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