JP6411973B2 - 小型油圧ショベル - Google Patents

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Description

本発明は、狭い作業現場での掘削作業等に好適に用いられる小型油圧ショベルに関し、特に、上方に延びる排気パイプを備えた小型油圧ショベルに関する。
一般に、建設機械の代表例である油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、上部旋回体の前側に俯仰動可能に設けられた作業装置とにより構成されている。
一方、市街地等の狭い作業現場での掘削作業には、ミニショベルと呼ばれる小型油圧ショベルが好適に用いられる。小型油圧ショベルは、狭い作業現場においても上部旋回体が円滑に旋回動作を行うことができるように、下部走行体の車幅(左,右のクローラ間の幅寸法)に対し、上部旋回体(旋回フレーム)の後端が規定された範囲内で旋回できるように構成され、上部旋回体は可能な限り小さく形成されている。
また、超小旋回機と呼ばれる小型油圧ショベルは、作業装置のブームを上方に立上げると共にアームをブーム側に折畳んだ状態で上部旋回体を旋回させたときに、この作業装置と上部旋回体とが、下部走行体の左,右方向の幅寸法(車幅)内に収まる構成となっている。このため、小型油圧ショベルにおいては、上部旋回体をできるだけ小さく形成するため、運転席を上方から覆うキャノピが用いられることが多い。
ここで、市街地での掘削作業に用いられる小型油圧ショベルとして、エンジンの作動時に排出される排気ガスが、例えば住宅の外壁や植木に向けて排出されるのを抑えるため、排気パイプを上方に向けて延ばし、地上から高い位置で排気ガスを排出する構成としたものが開示されている(特許文献1参照)。
この排気パイプは、運転席を上側から覆うキャノピの上端近傍まで延び、排気パイプの上端は排気ガスの排気口となっている。従って、エンジンの排気マフラに接続されたテールパイプから排出された排気ガスは、排気パイプによってキャノピの上端近傍へと導かれ、住宅の外壁、植木、運転席に着席したオペレータの頭部よりも高い位置で、排気口を通じて外部に排出される。
特開2007−62506号公報
ここで、従来技術による油圧ショベルは、エンジンの上側を覆うフロア部材が、旋回フレームに対して傾転可能に設けられ、このフロア部材に運転席とキャノピが取付けられている。この油圧ショベルに用いられる排気パイプは、旋回フレームに対して固定された固定側排気パイプと、フロア部材に対して固定され、フロア部材と共に旋回フレームに対して移動(傾転)可能となった可動側排気パイプとにより2分割可能に構成されている。このため、1本の排気パイプを用いる場合に比較して、固定側排気パイプと可動側排気パイプの長さ寸法は短く設定され、固定側排気パイプおよび可動側排気パイプは、それぞれ十分な取付強度をもって車体に取付けられている。
これに対し、上,下方向に延びる1本の排気パイプを用いる場合には、その上,下方向の長さ寸法が大きくなる。このため、例えば車体に対する排気パイプの取付箇所を増やす等の方法により、排気パイプの取付強度を高める必要がある。
しかし、小型油圧ショベルにおいては、上部旋回体が可能な限り小さく形成されているため、排気パイプの取付箇所を増やすだけのスペースを確保することが困難であり、排気パイプの取付強度を確保することが難しいという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、上,下方向に延在する排気パイプの取付強度を高めることができるようにした小型油圧ショベルを提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため本発明は、自走可能な下部走行体と、前記下部走行体に搭載され後端が前記下部走行体の車幅に対して規定された範囲内で旋回可能となった上部旋回体と、前記上部旋回体の前側に設けられた作業装置とからなり、前記上部旋回体は、支持構造体をなす旋回フレームと、前記旋回フレームの後端に設けられたカウンタウエイトと、前記カウンタウエイトの前側に位置して前記旋回フレームに搭載されたエンジンと、前記エンジンの上側を覆って前記旋回フレームに設けられ運転席が取付けられる運転席台座と、前記運転席台座の前側に設けられ前記運転席に着席したオペレータの足置き部となる足置き部材と、前記運転席の上方を覆って設けられたキャノピと、前記キャノピの後側に位置して前記カウンタウエイトから上方に延びて配置され前記エンジンからの排気ガスを排出する排気パイプとを備えてなる小型油圧ショベルに適用される。
本発明の特徴は、前記カウンタウエイトに設けられ、該カウンタウエイトの内面と外面との間を貫通する貫通孔と、前記カウンタウエイトの外面側に設けられ、前記貫通孔を覆うと共に上端が開口したカバー部材と、前記カバー部材に取付けられ、前記開口に連通するパイプ挿通孔を有すると共に該パイプ挿通孔に前記排気パイプの下端が固着されたベース板と、前記排気パイプの下部側に設けられ、上,下方向に延びると共に前記排気パイプの外周面と前記ベース板の上面とに固着される補強部材とを備え、前記補強部材は、上,下方向と直交する幅方向の中間部が山形状に屈曲した断面L字状の補強板により形成され、前記補強板の幅方向の両端縁部が前記排気パイプの外周面に固着される構成としたことにある。
本発明によれば、ベース板のパイプ挿通孔に排気パイプの下端を取付けた状態でベース板をカバー部材に取付けることにより、エンジンから排出された排気ガスを、カウンタウエイトの貫通孔を通じて排気パイプに導くことができ、排気パイプの上端から排出することができる。この場合、排気パイプの下部側の外周面とベース板の上面には補強部材が固着されているので、排気パイプとベース板との取付部位を補強部材によって補強することができ、排気パイプの取付強度を高めることができる。
本発明の実施の形態による小型油圧ショベルを左側方からみた側面図である。 小型油圧ショベルを上方からみた平面図である。 小型油圧ショベルを後方からみた背面図である。 小型油圧ショベルの上部旋回体を示す一部破断の側面図である。 図4中のカウンタウエイト、カバー部材、ベース板、排気パイプ、テールパイプ、中間パイプ等を示す断面図である。 図5中のカバー部材、ベース板、排気パイプ等を矢示VI−VI方向からみた要部拡大図である。 図6中のベース板、排気パイプ、補強板等を矢示VII−VII方向からみた断面図である。 カバー部材、ベース板、排気パイプ、補強板を組付けた状態で示す斜視図である。 ベース板と排気パイプを示す分解斜視図である。 ベース板に固着した排気パイプと補強板とを示す分解斜視図である。 排気パイプの外周面とベース板とに補強板を固着した状態を示す斜視図である。 排気パイプと各補強板を固着したベース板をカバー部材に取付ける状態を示す分解斜視図である。
以下、本発明の実施の形態に係る小型油圧ショベルについて、図1ないし図12を参照しつつ詳細に説明する。
図1ないし図3において、小型油圧ショベル1は、例えば建物の内部や市街地といった狭い作業現場での掘削作業等に好適に用いられるものである。小型油圧ショベル1は、自走可能なクローラ式の下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3とを備え、上部旋回体3の前側にはオフセットブーム式の作業装置4が設けられている。
オフセットブーム式の作業装置4は、ロアブーム4A、アッパブーム4B、アームステー4C、アーム4Dおよび作業具としてのバケット4E、リンクロッド4Fと、これらを駆動するブームシリンダ4G、オフセットシリンダ4H、アームシリンダ4I、バケットシリンダ4J等により構成されている。オフセットブーム式の作業装置4は、オフセットシリンダ4Hを伸縮させてロアブーム4Aに対してアッパブーム4Bを左,右方向に揺動させることにより、上部旋回体3を下部走行体2に対して旋回させた場合でも、アームステー4Cを介してアーム4Dを左,右方向に平行移動(オフセット)させることができるので、側溝掘り等の掘削作業に好適に用いられる。
一方、上部旋回体3は、後述の旋回フレーム5、カウンタウエイト6、エンジン7、フロア部材11、運転席台座12、足置き板13、運転席14、外装カバー16、キャノピ17等を含んで構成されている。この場合、図2に示すように、上部旋回体3の後端は、後述するカウンタウエイト6の後面6Aによって設定され、このカウンタウエイト6の後面6Aが、下部走行体2の左,右の履帯2A間の幅寸法A(下部走行体の車幅)に対して規定された範囲内に収まる状態で、下部走行体2に対して旋回可能となっている。
本実施の形態による小型油圧ショベル1は、超小旋回機として構成され、上部旋回体3は、下部走行体2の車幅Aとほぼ等しい幅寸法を有し、カウンタウエイト6の後面6Aが、旋回中心Oを中心とした旋回半径Rの仮想円内にほぼ収まるように構成されている。また、小型油圧ショベル1は、作業装置4のロアブーム4Aを上方に立上げると共にアーム4Dをアッパブーム4B側に折畳んだ状態で上部旋回体3を旋回させたときに、この作業装置4と上部旋回体3とが、ほぼ下部走行体2の車幅A内に収まる構成となっている。
旋回フレーム5は、上部旋回体3のベースとなるものである。この旋回フレーム5は、平板状の底板5Aと、左,右方向に間隔をもって底板5A上に立設され前,後方向に延びた左,右の縦板5B(左側のみ図示)を含んで構成され、強固な支持構造体として形成されている。左,右の縦板5Bには、作業装置4を構成するロアブーム4Aのフート部が回動可能に取付けられている。
カウンタウエイト6は、旋回フレーム5の後端に取付けられ、作業装置4との重量バランスをとるものである。このカウンタウエイト6は、例えば鋳造等により一体形成され、後述するエンジン7を後方から覆うように旋回フレーム5から上方に立上っている。ここで、上部旋回体3の旋回半径Rは、上部旋回体3の旋回中心Oからカウンタウエイト6の後面6Aまでの距離によって規定されている。このため、カウンタウエイト6の後面6Aは、上部旋回体3の旋回中心Oを中心とした旋回半径Rの円に沿って円弧状に形成されている。
一方、図3ないし図5に示すように、カウンタウエイト6の左上側の角隅部には、カウンタウエイト6の外面である後面6Aと、後述のエンジン7側に位置するカウンタウエイト6の内面6Bとの間を前,後方向に貫通する貫通孔6Cが形成されている。この貫通孔6C内には、後述の中間パイプ30が配置されている。
エンジン7は、カウンタウエイト6の前側に位置して旋回フレーム5に搭載されている。エンジン7は、クランク軸(図示せず)が左,右方向に延在する横置き状態で旋回フレーム5上に配置されている。エンジン7の左側には油圧ポンプ8が設けられ、油圧ポンプ8は、エンジン7によって駆動されることにより、作業装置4の各シリンダ4G,4H,4I,4Jを含む各種の油圧アクチュエータに向けて圧油を供給する。
エンジン7の排気側には、排気マフラ9が設けられている。この排気マフラ9は、長さ方向(前,後方向)の両端が閉塞された円筒体として形成され、その内部には複数の消音壁が設けられている。そして、排気マフラ9は、エンジン7から排出されてくる排気ガスの排気音を消音壁によって低減するものである。排気マフラ9の後端側(排気ガスの流れ方向の下流側)には、J字型に屈曲したテールパイプ10が接続され、テールパイプ10の先端10Aは、カウンタウエイト6の貫通孔6Cに向けて延びている。
フロア部材11は、エンジン7の上側に配置され旋回フレーム5に対して傾転(チルト)可能に設けられている。フロア部材11は、後述する運転席台座12と足置き板13とを含んで一体形成されている。フロア部材11の前端と旋回フレーム5との間にはフロア支持部11Aが設けられ、フロア部材11は、フロア支持部11Aを支点として上,下方向(斜め上方)に傾転可能に支持されている。
運転席台座12は、エンジン7の上側を覆って旋回フレーム5に設けられている。運転席台座12は、後述の運転席14が取付けられる座席台12Aと、この座席台12Aから後方に張出したキャノピ取付板12Bとを含んで構成されている。運転席台座12のキャノピ取付板12Bには、後述するキャノピ17の右後ピラー17Dと左後ピラー17Eとが固定されている。
足置き部材としての足置き板13は、運転席台座12の前側に配設されている。足置き板13は、運転席14に着席したオペレータの足置き部を形成している。足置き板13は、運転席台座12と共にフロア部材11を構成するもので、これら足置き板13と運転席台座12とは、フロア支持部11Aを支点として上,下方向に傾転可能に構成されている。また、足置き板13の左側は、運転席14に対するオペレータの出入口となっている。
運転席14は、フロア部材11を構成する運転席台座12の座席台12A上に取付けられている。運転席14は、フロア部材11上に乗込んだオペレータが、小型油圧ショベル1を操作するときに着席するものである。このため、運転席14の左,右両側には、作業装置4等を操作するための作業用の操作レバー装置15(左側のみ図示)が配設されている。
外装カバー16は、エンジン7等の周囲を取囲んで旋回フレーム5上に配設されている。外装カバー16は、カウンタウエイト6の左端側から前方へと湾曲して延びる左側面カバー16Aと、カウンタウエイト6の右端側から前方へと湾曲して延びる右側面カバー16Bとを含んで構成されている。そして、外装カバー16、カウンタウエイト6、フロア部材11によって囲まれた空間(機械室)内に、エンジン7、油圧ポンプ8等が収容されている。
キャノピ17は、運転席14の上方を覆って設けられている。キャノピ17は、作業装置4(ロアブーム4A)の左側に配置され、運転席14の右側方および上方を覆う構成となっている。キャノピ17は、運転席14の右側を覆う右側面部17Aと、運転席14の上方を覆う上面部17Bと、右前ピラー17C、右後ピラー17Dおよび左後ピラー17Eとを備えた所謂3柱式のキャノピとして構成されている。
ここで、キャノピ17を構成する3本のピラー17C〜17Eのうち、右前ピラー17Cの下端は、足置き板13の右前部に取付けられている。また、右後ピラー17Dと左後ピラー17Eの下端は、運転席台座12のキャノピ取付板12Bに取付けられている。なお、キャノピ17は、3柱式のキャノピに限るものではなく、2柱式または4柱式のキャノピであってもよい。
次に、本実施の形態に用いられるカバー部材18、ベース板20、排気パイプ22等について、図5ないし図12を参照しつつ説明する。
カバー部材18は、カウンタウエイト6の後面6A側に取付けられ、カウンタウエイト6に形成された貫通孔6Cを覆っている。カバー部材18は、図5および図12に示すように、カウンタウエイト6の後面6Aに沿って上,下方向に延びる平板状の前板部18Aと、前板部18Aの上端から後方に張出す平板状の上板部18Bと、前板部18Aと上板部18Bとの間に屈曲した状態で設けられた中空な筒部18Cとを含んで構成され、例えば鋳造等によって一体形成されている。
カバー部材18の前板部18Aには、カウンタウエイト6の貫通孔6Cと筒部18Cとを連通させる前側開口18Dが形成されている。一方、カバー部材18の上板部18Bには、筒部18Cの内側に開口する上側開口18Eが形成されている。また、上板部18Bには、上側開口18Eを取囲む複数か所(例えば4か所)に、上,下方向に貫通する雌ねじ孔18Fが形成されている。
そして、カバー部材18は、前板部18Aに挿通した複数のボルト19をカウンタウエイト6に螺着することにより、貫通孔6Cを覆った状態で、カウンタウエイト6の後面6Aに一体的に固定されている。この状態で、カバー部材18の上板部18Bは、カウンタウエイト6の上面とほぼ同一平面上に配置され、この上板部18Bには後述のベース板20が取付けられる構成となっている。
ベース板20は、後述する排気パイプ22が取付けられた状態で、カバー部材18の上板部18Bに取付けられるものである。ベース板20は、カバー部材18の上板部18Bとほぼ同一形状を有する四角形(台形)の板体により形成されている。ベース板20の中央部には、カバー部材18の上側開口18Eとほぼ同心状に配置されるパイプ挿通孔20Aが形成されている。このパイプ挿通孔20Aは、後述する排気パイプ22の下端22Bが挿通されるものである。
ベース板20の上面20Bのうちパイプ挿通孔20Aを挟む2箇所には、長方形状をなす2個のねじ座20Cが設けられ、これら各ねじ座20Cには、カバー部材18の各雌ねじ孔18Fに対応した位置で上,下方向に貫通するボルト挿通孔20Dが、2個ずつ形成されている。そして、ベース板20は、図12に示すように、各ねじ座20Cのボルト挿通孔20Dにボルト21を挿通し、このボルト21をカバー部材18の雌ねじ孔18Fに螺着することにより、カバー部材18の上板部18Bに着脱可能に取付けられるものである。
一方、ベース板20のうちパイプ挿通孔20Aの近傍部位には、ベース板20を上,下方向に貫通する4個の水抜き孔20Eが形成されている(図9参照)。これら各水抜き孔20Eは、パイプ挿通孔20Aの周方向に一定の角度間隔(例えば90度)をもって配置されている。そして、図7に示すように、パイプ挿通孔20Aに挿通された排気パイプ22の外周面22Cに後述する4個の補強板24を90度の角度間隔をもって固着したときに、各水抜き孔20Eは、平面視で排気パイプ22の外周面22Cと各補強板24との間に配置される構成となっている。
排気パイプ22は、エンジン7からの排気ガスを排出するもので、キャノピ17の後側に位置してカウンタウエイト6から上方に延びている。排気パイプ22は、上,下方向に直線状に延びる円筒体(煙突)により形成され、排気パイプ22の上端部は、排気ガスを後方に向けて排出する排気口22Aとなっている。この場合、キャノピ17は、運転席14の周囲を取囲むキャブとは違い、運転席14を上方から覆うものであるため、運転席14に着席したオペレータの頭部よりも高い位置で排気ガスを排出する必要がある。このため、排気パイプ22の排気口22Aは、キャノピ17を構成する左後ピラー17Eの上端近傍で後向きに開口している。
一方、排気パイプ22の下端22Bは、図9および図10に示すように、ベース板20のパイプ挿通孔20A内に嵌合状態で挿通され、排気パイプ22の外周面22Cは、ベース板20の上面20Bに対して全周に亘って溶接されている。これにより、排気パイプ22の外周面22Cとベース板20の上面20Bとの間には、全周に亘って溶接ビード23が形成されている。
そして、図12に示すように、排気パイプ22の下端22Bが固着されたベース板20を、カウンタウエイト6の後面6Aに取付けられたカバー部材18の上板部18Bにボルト21を用いて取付ける。これにより、図1ないし図4に示すように、排気パイプ22は、カウンタウエイト6の後面6Aから上方に直立した状態で配置され、排気パイプ22の排気口22Aは、キャノピ17を構成する左後ピラー17Eよりも後側で、かつ左後ピラー17Eの上端近傍において後向きに開口する構成となっている。
補強部材としての補強板24は、ベース板20に取付けられた排気パイプ22の下部側に、排気パイプ22の周囲を取囲むように複数個(例えば4個)設けられている。これら各補強板24は同一形状を有し、排気パイプ22に沿って上,下方向に延び、排気パイプ22の外周面22Cとベース板20の上面20Bとに固着されることにより、ベース板20に対する排気パイプ22の取付強度を高めるものである。
各補強板24は、図10に示すように、上,下方向(長さ方向)と直交する幅方向の中間部が山形状(ほぼ直角)に屈曲した断面L字状の板体により形成されている。各補強板24の幅方向の2つの端縁部(両端縁部)24Aは、排気パイプ22の外周面22Cに溶接され、補強板24の端縁部24Aと排気パイプ22の外周面22Cとの間には、上,下方向に延びる溶接ビード25が形成される。
一方、各補強板24の下端部24Bは、ベース板20の上面20Bに溶接され、補強板24の下端部24Bとベース板20の上面20Bとの間には、L字状に屈曲した溶接ビード26が形成される。この場合、各補強板24は断面L字状の屈曲形状を有しているので、2つの端縁部24Aを排気パイプ22の外周面22Cに当接させることにより、排気パイプ22に対する各補強板24の位置合わせを容易に行うことができる構成となっている。
各補強板24の下端側には、補強板24の幅方向の端縁部24Aと下端部24Bとが交わる角隅部において下端部24Bから斜め上向きに傾斜した傾斜部24Cが設けられている。この傾斜部24Cは、ベース板20の上面20Bと排気パイプ22の外周面22Cとの間に形成された溶接ビード23を逃がすものである。即ち、図6に示すように、各補強板24の下端側に傾斜部24Cを設けることにより、各補強板24の下端部24Bをベース板20の上面20Bに溶接するときに、補強板24の下端部24Bが、ベース板20の上面20Bと排気パイプ22の外周面22Cとの間に形成された溶接ビード23に干渉するのを回避できる構成となっている。
そして、4個の補強板24は、図7に示すように、排気パイプ22の外周面22Cを覆った状態で周方向に均等な間隔(90度)をもって配置され、各補強板24の幅方向の2つの端縁部24Aは、排気パイプ22の外周面22Cに溶接によって固着される。これにより、各補強板24は、排気パイプ22をその周方向の4箇所で均等に補強する構成となっている。しかも、各補強板24は、1辺の長さが排気パイプ22の外径寸法とほぼ等しい正方形の枠状に配置されるので、各補強板24の取付スペースを可及的に小さく抑えることができる構成となっている。
一方、図7に示すように、各補強板24を、排気パイプ22の外周面22Cとベース板20の上面20Bとに溶接することにより、各補強板24と排気パイプ22との間には、ほぼ三角形状をなす閉断面空間27が形成される。このため、各補強板24は、ベース板20に設けられた4個の水抜き孔20Eに対応する位置に配置されている。これにより、雨水等が閉断面空間27内に浸入したとしても、この雨水等を水抜き孔20Eを通じて下方(カバー部材18の内部)に排出することができる構成となっている。
中間パイプ支持板28は、カウンタウエイト6の内面6Bのうち貫通孔6Cの近傍部位にボルト29を用いて取付けられ、後述の中間パイプ30を支持するものである。中間パイプ支持板28の中央部には、後述する円錐パイプ部30Aの流入口30Cよりも僅かに小径なテールパイプ挿入孔28Aが形成され、このテールパイプ挿入孔28Aを通じて円錐パイプ部30A内にテールパイプ10の先端10Aが挿入される構成となっている。
中間パイプ30は、中間パイプ支持板28を介してカウンタウエイト6に取付けられ、カウンタウエイト6の貫通孔6Cを通ってカバー部材18の内部へと延びている。中間パイプ30は、図5に示すように、エンジン7の排気マフラ9に接続されたテールパイプ10の先端10Aと、ベース板20を介してカバー部材18に取付けられた排気パイプ22の下端22Bとの間を接続し、テールパイプ10から排出された排気ガスを排気パイプ22へと導くものである。
ここで、中間パイプ30は、テールパイプ10側に配置された円錐台状(カップ状)をなす円錐パイプ部30Aと、排気パイプ22側に配置されたJ字状の屈曲形状を有する屈曲パイプ部30Bとにより構成されている。円錐パイプ部30Aは、内周側にテールパイプ10の先端10Aが挿入される大径な流入口30Cと、屈曲パイプ部30Bが接続される小径な接続口30Dとを有し、流入口30Cから接続口30Dに向けて開口面積が徐々に減少するものである。そして、中間パイプ30の円錐パイプ部30Aは、中間パイプ支持板28の中央部に溶接等の手段を用いて固着され、円錐パイプ部30Aの流入口30Cは、中間パイプ支持板28のテールパイプ挿入孔28Aと同心上に配置されている。
一方、屈曲パイプ部30Bは、全長に亘って一様な外径寸法を有するパイプ体をJ字状に折曲げることにより形成されている。屈曲パイプ部30Bの長さ方向の一端側(下端側)は、円錐パイプ部30Aの接続口30Dに接続され、長さ方向の他端側(上端側)は、排気ガスの流出口30Eとなっている。従って、屈曲パイプ部30Bの流出口30Eは、円錐パイプ部30Aの接続口30Dとほぼ等しい開口面積を有し、排気パイプ22の内周側に挿通されている。
このように、テールパイプ10の先端10Aと排気パイプ22の下端22Bとの間は、中間パイプ30を介して接続され、テールパイプ10から排出された排気ガスは、中間パイプ30を通じて排気パイプ22へと導かれる。このとき、中間パイプ30の開口面積は、円錐パイプ部30Aから屈曲パイプ部30Bにむけて徐々に減少するので、テールパイプ10から排出された排気ガスは、円錐パイプ部30Aから屈曲パイプ部30Bへと流れる間に流速が増大し、屈曲パイプ部30B内の圧力が減少する。この結果、中間パイプ30は、テールパイプ10から排出された排気ガスを吸込むエゼクタとして機能し、大量の排気ガスを排気パイプ22へと確実に送り込むことができる構成となっている。
本実施の形態による小型油圧ショベル1は、上述の如き構成を有するもので、次に、その作動について説明する。
まず、オペレータは、運転席14に着席し、エンジン7を起動して油圧ポンプ8等を駆動する。この状態で、オペレータが左,右の操作レバー装置15を操作することにより、作業装置4を用いて側溝掘り等の掘削作業を行うことができる。
この場合、小型油圧ショベル1は、作業装置4のロアブーム4Aを上方に立上げると共にアーム4Dをロアブーム4A側に折畳んだ状態で上部旋回体3を旋回させたときに、上部旋回体3と作業装置4とが、ほぼ下部走行体2の車幅A内に収まる超小旋回機として構成されている。これにより、小型油圧ショベル1は、市街地等の狭い作業現場においても円滑な旋回動作を行うことができ、掘削作業を効率良く行うことができる。
一方、エンジン7、油圧ポンプ8を含む油圧系統に対するメンテナンス作業を行うときには、フロア支持部11Aを支点として、運転席14およびキャノピ17等と一緒にフロア部材11を上向きに傾転(チルト)させる。これにより、機械室内に収容されたエンジン7、油圧ポンプ8等を外部に露出させることができ、大きな作業スペースを確保した状態で、エンジン7、油圧ポンプ8を含む油圧系統に対するメンテナンス作業を行うことができる。
ここで、小型油圧ショベル1の稼働時には、エンジン7からの排気ガスが、排気マフラ9を通じてテールパイプ10へと流れる。この排気ガスは、テールパイプ10の先端10Aから中間パイプ30を通じて排気パイプ22へと導かれ、排気パイプ22の上端に形成された排気口22Aを通じて外部に排出される。
この場合、排気パイプ22の排気口22Aは、キャノピ17の左後ピラー17Eよりも後側で、かつ左後ピラー17Eの上端近傍において後向きに開口している。このため、小型油圧ショベル1が市街地等で掘削作業を行う場合でも、地上から十分に離れた高い位置で排気ガスを排出することができ、小型油圧ショベル1の周囲に存在する住宅の外壁や植木を排気ガスから保護することができる。
さらに、運転席14の周囲を取囲むキャブとは違い、運転席14を上方から覆うキャノピ17を用いた場合でも、左後ピラー17Eの上端近傍に配置した排気口22Aから排気ガスを排出することにより、運転席14に着席したオペレータの頭部付近に排気ガスが滞留することがなく、オペレータにとって良好な作業環境を確保することができる。
次に、本実施の形態による小型油圧ショベル1において、カウンタウエイト6の後面6Aに取付けたカバー部材18に、ベース板20等を介して排気パイプ22を取付ける作業について説明する。
まず、図9に示すように、ベース板20のパイプ挿通孔20Aに、排気パイプ22の下端22Bを嵌合状態で挿通する。そして、排気パイプ22の外周面22Cを、全周に亘ってベース板20の上面20Bに溶接する。これにより、図10に示すように、排気パイプ22の外周面22Cとベース板20の上面20Bとの間には、全周に亘って溶接ビード23が形成され、排気パイプ22はベース板20に対して垂直方向に延びた状態で固定されている。
次に、排気パイプ22の下端側を取囲むように4個の補強板24を配置し、各補強板24の幅方向の端縁部24Aを排気パイプ22の外周面22Cに溶接すると共に、各補強板24の下端部24Bをベース板20の上面20Bに溶接する。これにより、図11に示すように、各補強板24の端縁部24Aと排気パイプ22の外周面22Cとの間には溶接ビード25が形成され、各補強板24の下端部24Bとベース板20の上面20Bとの間には溶接ビード26が形成される。この結果、4個の補強板24は、それぞれ排気パイプ22とベース板20とに対して強固に接合され、各補強板24によって、ベース板20と排気パイプ22との取付強度を高めることができる。
この場合、各補強板24の端縁部24Aと下端部24Bとが交わる角隅部には、傾斜部24Cが設けられているので、各補強板24の下端部24Bをベース板20の上面20Bに溶接するときに、各補強板24の下端部24Bが、ベース板20の上面20Bと排気パイプ22の外周面22Cとの間に形成された溶接ビード23に干渉するのを、傾斜部24Cによって回避できる。この結果、各補強板24を排気パイプ22とベース板20とに対して強固に接合することができ、ベース板20に固定された排気パイプ22を各補強板24によって補強することができる。
このとき、各補強板24と排気パイプ22との間には、ほぼ三角形状をなす4個の閉断面空間27が形成される(図7参照)。このため、各補強板24を、ベース板20に設けられた4個の水抜き孔20Eに対応する位置に配置することにより、雨水等が閉断面空間27内に浸入したとしても、この雨水等を水抜き孔20Eを通じて下方に排出することができる。
ベース板20に排気パイプ22の下端22Bを溶接し、ベース板20の上面20Bと排気パイプ22の外周面22Cとに各補強板24を溶接した後には、図12に示すように、ベース板20の各ボルト挿通孔20Dにボルト21を挿通し、このボルト21を、カバー部材18の上板部18Bに設けた雌ねじ孔18Fに螺着する。これにより、図8に示すように、排気パイプ22は、各補強板24によって補強された状態で、カウンタウエイト6の後面6Aに取付けられたカバー部材18の上方に直立する。
かくして、図1ないし図4に示すように、排気パイプ22は、カウンタウエイト6の後面6Aから上方に直立した状態で配置され、排気パイプ22の上端側の排気口22Aは、キャノピ17を構成する左後ピラー17Eよりも後側で、かつ左後ピラー17Eの上端近傍において後向きに開口する。一方、図4および図5に示すように、排気パイプ22の下端22Bと、エンジン7の排気マフラ9に接続されたテールパイプ10との間は、カウンタウエイト6の貫通孔6Cを通ってカバー部材18の内部に延びる中間パイプ30を介して接続される。
かくして、本実施の形態による小型油圧ショベル1は、カウンタウエイト6の後面6Aに、貫通孔6Cを覆うと共に上側開口18Eが形成されたカバー部材18を設け、このカバー部材18に取付けられるベース板20には、上,下方向に延びる排気パイプ22の下端22Bを固着し、排気パイプ22の下部側には、ベース板20の上面20Bと排気パイプ22の外周面22Cとに固着される複数個の補強板24を設ける構成としている。これにより、排気パイプ22とベース板20との取付部位を各補強板24によって補強することができ、ベース板20に対する排気パイプ22の取付強度を高めることができる。
しかも、各補強板24は、排気パイプ22が取付けられたベース板20と排気パイプ22との間に設けられるので、各補強板24の取付スペースを可及的に小さくすることができる。この結果、上部旋回体3が小さく形成された小型油圧ショベル1においても、排気パイプ22の取付箇所を増やすためのスペースを確保することなく、各補強板24を用いて排気パイプ22の取付強度を高めることができる。
また、本実施の形態によれば、カウンタウエイト6には、貫通孔6Cを通ってカバー部材18の内部へと延び、排気ガスを排出するテールパイプ10の先端10Aと排気パイプ22の下端22Bとの間を接続する中間パイプ30を設ける構成としている。これにより、テールパイプ10から排出された排気ガスを、中間パイプ30によって排気パイプ22の下端22Bへと導くことができ、排気パイプ22の上端に設けられた排気口22Aから排気ガスを排出することができる。
また、本実施の形態によれば、4個の補強板24は、図7に示すように、排気パイプ22の外周面22Cを覆った状態で周方向に均等な間隔(90度)をもって配置され、各補強板24の幅方向の端縁部24Aは、排気パイプ22の外周面22Cに溶接によって固着されている。これにより、各補強板24は、排気パイプ22をその周方向の4箇所で均等に補強することができ、ベース板20に対する排気パイプ22の取付強度を高めることができる。しかも、各補強板24は、1辺の長さが排気パイプ22の外径寸法とほぼ等しい正方形の枠状に配置されるので、各補強板24の取付スペースを可及的に小さく抑えることができる。
また、本実施の形態によれば、各補強板24は、上,下方向(長さ方向)と直交する幅方向の中間部が山形状に屈曲した断面L字状の板体として形成され、各補強板24の幅方向の2つの端縁部24Aが、排気パイプ22の外周面22Cに固着される構成としている。これにより、各補強板24そのものの強度を高めることができるので、ベース板20に対する排気パイプ22の取付強度を一層高めることができる。さらに、各補強板24を断面L字状の屈曲形状としたので、2つの端縁部24Aを排気パイプ22の外周面22Cに当接させることにより、排気パイプ22に対する各補強板24の位置合わせを容易に行うことができ、排気パイプ22に各補強板24を溶接するときの作業性を高めることができる。
また、本実施の形態によれば、各補強板24の下端部24Bには、ベース板20の上面20Bと排気パイプ22の外周面22Cとの間に形成された溶接ビード23を逃がす傾斜部24Cを設ける構成としている。これにより、各補強板24の下端部24Bをベース板20の上面20Bに溶接するときに、補強板24の下端部24Bが、ベース板20と排気パイプ22との間に形成された溶接ビード23に干渉するのを回避することができ、各補強板24を排気パイプ22とベース板20とに対して強固に接合することができる。
さらに、本実施の形態によれば、ベース板20には、排気パイプ22の下端側の外周面22Cに各補強板24を固着したときに、平面視で排気パイプ22の外周面22Cと各補強板24との間に上,下方向に貫通する水抜き孔20Eを設ける構成としている。これにより、図7に示すように、各補強板24と排気パイプ22との間に形成された4個の閉断面空間27内に雨水等が浸入したとしても、この雨水等をベース板20の水抜き孔20Eを通じて外部に排出することができる。
なお、実施の形態では、排気パイプ22の外周面22Cとベース板20の上面20Bとに対し4個の補強板24を固着した場合を例示している。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば3個以下、あるいは5個以上の補強板を設ける構成としてもよい。
また、実施の形態では、カウンタウエイト6の後面(外面)6Aと内面6Bとの間を前,後方向に貫通する貫通孔6Cを設けた場合を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、例えばカウンタウエイト6を上,下方向に貫通する貫通孔を設け、この貫通孔内に中間パイプを設ける構成としてもよい。
さらに、実施の形態では、運転席台座12と足置き板13とが一体形成されたフロア部材11を、フロア支持部11Aを中心として上,下方向(斜め上方)に傾転可能に支持したチルト式の小型油圧ショベル1を例に挙げて説明している。しかし、本発明はこれに限らず、例えば運転席台座と足置き部材とが互いに別部材として形成された、フロア部材が傾転しないフロア固定式の小型油圧ショベルにも適用することができる。
1 小型油圧ショベル
2 下部走行体
3 上部旋回体
4 作業装置
5 旋回フレーム
6 カウンタウエイト
6A 後面(外面)
6B 内面
6C 貫通孔
7 エンジン
10 テールパイプ
11 フロア部材
12 運転席台座
13 足置き板(足置き部材)
14 運転席
17 キャノピ
18 カバー部材
18E 上側開口
20 ベース板
20A パイプ挿通孔
20B 上面
20E 水抜き孔
22 排気パイプ
22B 下端
22C 外周面
23 溶接ビード(ビード)
24 補強板(補強部材)
24A 端縁部
24B 下端部
24C 傾斜部
30 中間パイプ

Claims (6)

  1. 自走可能な下部走行体と、前記下部走行体に搭載され後端が前記下部走行体の車幅に対して規定された範囲内で旋回可能となった上部旋回体と、前記上部旋回体の前側に設けられた作業装置とからなり、
    前記上部旋回体は、支持構造体をなす旋回フレームと、前記旋回フレームの後端に設けられたカウンタウエイトと、前記カウンタウエイトの前側に位置して前記旋回フレームに搭載されたエンジンと、前記エンジンの上側を覆って前記旋回フレームに設けられ運転席が取付けられる運転席台座と、前記運転席台座の前側に設けられ前記運転席に着席したオペレータの足置き部となる足置き部材と、前記運転席の上方を覆って設けられたキャノピと、前記キャノピの後側に位置して前記カウンタウエイトから上方に延びて配置され前記エンジンからの排気ガスを排出する排気パイプとを備えてなる小型油圧ショベルにおいて、
    前記カウンタウエイトに設けられ、該カウンタウエイトの内面と外面との間を貫通する貫通孔と、
    前記カウンタウエイトの外面側に設けられ、前記貫通孔を覆うと共に上端が開口したカバー部材と、
    前記カバー部材に取付けられ、前記開口に連通するパイプ挿通孔を有すると共に該パイプ挿通孔に前記排気パイプの下端が固着されたベース板と、
    前記排気パイプの下部側に設けられ、上,下方向に延びると共に前記排気パイプの外周面と前記ベース板の上面とに固着される補強部材とを備え
    前記補強部材は、上,下方向と直交する幅方向の中間部が山形状に屈曲した断面L字状の補強板により形成され、前記補強板の幅方向の両端縁部が前記排気パイプの外周面に固着される構成としたことを特徴とする小型油圧ショベル。
  2. 前記カウンタウエイトには、前記貫通孔を通って前記カバー部材の内部へと延び前記エンジンのテールパイプと前記排気パイプの下端との間を接続する中間パイプを設ける構成としてなる請求項1に記載の小型油圧ショベル。
  3. 前記補強部材は、前記排気パイプの外周面を覆うように周方向に均等な間隔をもって複数個設ける構成としてなる請求項1に記載の小型油圧ショベル。
  4. 前記補強部材の下端側には、前記排気パイプを前記ベース板に溶接するときのビードを逃がす傾斜部を設ける構成としてなる請求項1に記載の小型油圧ショベル。
  5. 前記ベース板には、前記排気パイプの下部側に前記補強部材を固着したときに平面視で前記排気パイプの外周面と前記補強部材との間に上,下方向に貫通する水抜き孔を設ける構成としてなる請求項1に記載の小型油圧ショベル。
  6. 前記運転席台座と前記足置き部材とを一体化してフロア部材を構成し、
    前記フロア部材は、前側を支点として上,下方向に傾転可能に構成してなる請求項1に記載の小型油圧ショベル。
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