JP2017074283A - 噴出ノズル部、ノズル、及び、噴出ノズル部付き浴槽 - Google Patents

噴出ノズル部、ノズル、及び、噴出ノズル部付き浴槽 Download PDF

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真司 川浦
将 川上
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将 川上
卓也 磯田
Takuya Isoda
卓也 磯田
草 末安
So Sueyasu
草 末安
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Abstract

【課題】噴出される液体を広い範囲で人体に当てることができ、簡易な構成を有する噴出ノズル部、ノズル、及び、噴出ノズル部付き浴槽を提供すること。
【解決手段】浴槽10の内部に液体を噴出するために、浴槽10の壁部に配置される噴出ノズル部60であって、液体の流路を形成し、一端が浴槽10の内部に向って開口する管状部62と、管状部62の一端の開口の中央部分を塞ぐ中央壁63と、中央壁63の周囲に形成されて管状部62の内部から浴槽10の内部に向って開口する周囲開口641を形成する周囲開口形成部64と、を有する噴出ノズル部60である。
【選択図】図4

Description

本発明は、浴槽に取付けられる噴出ノズル部、ノズル、及び、噴出ノズル部付き浴槽に関する。
従来より、水と空気の気泡混合噴流を浴槽の内部の水に噴出させてジェット噴流を発生させるジェットバス用の噴出ノズルが知られている。噴出ノズルは、先細り形状に形成された先細り管状部を有しており、先細り形状の先細り管状部の先端から気泡混合噴流が、浴槽の内部の水に対して噴出される(例えば、特許文献1)。
特許第3108691号公報
しかしながら、従来の噴出ノズルでは、先細り形状の先細り管状部の先端から気泡混合噴流が噴出していたため、狭い範囲でジェット噴流が人体に当たる。このため、ジェット噴流による刺激が強すぎて、長時間ジェット噴流に当たり続けることができない。仮に、噴出ノズルの構成を変えずに、ジェット噴流の水流を弱めた場合には、人体に当たったときにくすぐったく感じ、長時間ジェット噴流に当たり続けることができない。上記公報には、水流によりノズル本体が回転する構成により、ジェット噴流を人体の特定の1箇所に当たらないようにする構成が開示されているが、依然として流路が先細り形状であることには変わりがなく、また、部品点数が増加し、製造工程が複雑になる。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、噴出される液体を広い範囲で人体に当てることができ、簡易な構成を有する噴出ノズル部、ノズル、及び、噴出ノズル部付き浴槽を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明は、浴槽(例えば、後述の浴槽10)の内部に液体を噴出するために、前記浴槽の壁部に配置される噴出ノズル部(例えば、後述の噴出ノズル部60)であって、液体の流路を形成し、一端が前記浴槽の内部に向って開口する管状部(例えば、後述の管状部62)と、前記管状部の一端の開口の中央部分を塞ぐ中央壁(例えば、後述の中央壁63)と、前記中央壁の周囲に形成されて前記管状部の内部から前記浴槽の内部に向って開口する周囲開口(例えば、後述の周囲開口641)を形成する周囲開口形成部(例えば、後述の周囲開口形成部64)と、を有する噴出ノズル部を提供する。
前記周囲開口形成部は、前記中央壁の周縁部(例えば、後述の周縁部630)と、前記管状部の開口を形成している前記管状部の縁部とを有し、前記管状部は円筒形状に形成され、前記中央壁の周縁部は円形に形成され、前記周囲開口は円環状に形成され、前記中央壁の周縁部は、前記管状部の一端の開口よりも前記浴槽の内方に位置していることが好ましい。
前記管状部の内部に対向する前記中央壁の管状部対向面(例えば、後述の管状部対向面634)は、前記中央壁の中心から周縁部に近づくにつれて前記浴槽の内方へ近づく錐体形状に形成されていることが好ましい。また、前記管状部の内径は、前記管状部の軸方向に沿って一定であることが好ましい。また、前記管状部の内径は、前記中央壁の周縁部の直径よりも大きいことが好ましい。
また、本発明は、前記中央壁は、前記管状部に固定され、前記浴槽の内部に対向する前記中央壁の浴槽内部対向面(例えば、後述の浴槽内部対向面631)には、前記浴槽の外方へ窪んだ窪み部(例えば、後述の窪み部632)が形成された上記いずれかに記載の噴出ノズル部を、前記管状部の軸心方向を可変に支持するノズル本体(例えば、後述のノズル本体51)を備えるノズルを提供する。
また、本発明は、上記のいずれかに記載の噴出ノズル部の前記周囲開口は、浴槽の内部の液体のみを、そのまま循環して噴出する、噴出ノズル部付き浴槽(例えば、後述の噴出ノズル部付き浴槽100)を提供する。
本発明によれば、噴出される液体を広い範囲で人体に当てることができ、簡易な構成を有する噴出ノズル部、ノズル、及び、噴出ノズル部付き浴槽を提供できる。
本発明の一実施形態に係る噴出ノズル部付き浴槽100を示す要部斜視図である。 本発明の一実施形態に係る噴出ノズル部付き浴槽100における、浴槽10の水をノズル50へ流通させる構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る噴出ノズル部60を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る噴出ノズル部60を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る噴出ノズル部60の管状部62の軸心方向Xを変えた様子を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る噴出ノズル部60から噴出される液体の方向を示す模式図である。 従来の噴出ノズル部60から噴出される液体の方向を示す模式図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
先ず、本発明の一実施形態に係る噴出ノズル部付き浴槽100について、図1〜図5を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る噴出ノズル部付き浴槽100を示す要部斜視図である。図2は、本発明の一実施形態に係る噴出ノズル部付き浴槽100における、浴槽10の水をノズル50へ流通させる構成を示す斜視図である。図3は、本発明の一実施形態に係る噴出ノズル部60を示す正面図である。図4は、本発明の一実施形態に係る噴出ノズル部60を示す断面図である。図5は、本発明の一実施形態に係る噴出ノズル部60の管状部62の軸心方向Xを変えた様子を示す断面図である。
噴出ノズル部付き浴槽100は、図1、図2に示すように、浴槽10(図1参照)と、ポンプ20と、2つのノズル50(図2参照)と、ホース71と、を有している。なお、説明の便宜上、図2においては、浴槽10の図示を省略している。
浴槽10は、内部に水(湯)を貯留可能である。2つのノズル50は、浴槽10の壁面に形成された2つの貫通孔に配置されており、浴槽10の内部に液体である水(湯)を噴出する。
ノズル50は、図4等に示すように、ノズル本体51と、吸引口部52と、噴出ノズル部60と、を備えている。噴出ノズル部60は、浴槽10の内部に向って水(湯)を噴出する。ノズル本体51は、噴出ノズル部60を回動可能に支持する。吸引口部52は、ノズル本体51の周囲を取り囲むように配置され、浴槽10内の水を吸い込む。ノズル本体51の一部及び吸引口部52は、浴槽10の内部に配置され、ノズル本体51の他の部分は、浴槽10の外部に配置されている。
浴槽10の外部に配置されている2つのノズル本体51の部分は、それぞれ、噴出ノズル部60から浴槽10の内部に噴出するための水(湯)を供給する注水口511と、注水口511と噴出ノズル部60との間の部分に形成され、エアをこの部分に流通する水(湯)に混合するための給気口512と、吸引口部52を通してノズル50へ流入した浴槽10の内部の水(湯)をノズル50からポンプ20へ向けて排出する排出口513と、を有している。本実施形態では、給気口512は、封止キャップ515により封止されており、水(湯)にエア(気泡)は混合されない。従って、後述する噴出ノズル部60の周囲開口641は、浴槽10の内部の液体のみ噴出する。このため噴出ノズル部60の周囲開口641から噴出される水(湯)には、浴槽10の内部の水(湯)に対して意図的に混合される気泡は含まれないが、浴槽10の内部の水(湯)に存在していた気泡は含まれている。
2つのノズル50は、ホース71によって、浴槽10の近傍に配置され防音カバー210により覆われたポンプ20に接続されている。ポンプ20は、防振架台211に支持されたポンプ架台212により支持されている。ポンプ20は、吸引口201と吐出口202とを備えている。2つのノズル50の吸引口部52は、中継ホース72により連通しており、ポンプ20の吸引口201は、ホース71及び中継ホース72を介してノズル50の排出口513に連通している。吐出口202は、三方弁221及びホース71を介してノズル本体51の注水口511に接続されている。三方弁221は、ポンプ架台212上に固定された三方弁架台222により支持されている。
ポンプ20が駆動することにより、ノズル50の吸引口部52から吸引された浴槽10の内部の水(湯)は、ホース71及び中継ホース72を介してポンプ20へ流通する。そして、水(湯)は、ポンプ20からホース71へ吐出され、ホース71は途中で2つに分岐し、分岐したそれぞれのホース71を介して、水(湯)は、ノズル50のノズル本体51の注水口511へ流通し、ノズル本体51の内部を通り、噴出ノズル部60の内部に流通し、噴出ノズル部60から浴槽10の内部へ噴出される。
また、ポンプ20には、三方弁221を介して肩湯用ホース73が接続されており、ポンプ20から吐出された水(湯)は、三方弁221を介して肩湯用ホース73へ流通し、噴出ノズル部付き浴槽100の使用者の肩に噴出される。
次に、噴出ノズル部60について、図3〜図5を参照して説明する。
以下の説明では、後述の球状基部61から中央壁63へ向う方向を前方向と定義し、その逆方向を後方向と定義し、これらを前後方向と定義する。
図4に示すように、噴出ノズル部60は、球状基部61と、管状部62と、中央壁63と、周囲開口形成部64と、を有している。球状基部61は、外径が略球状に形成されている。球状基部61は、ノズル本体51に設けられた球面支持部516であって、球状基部61の外径と略同一の径の球面の一部を有する球面支持部516に、球状基部61の外面が面で当接することにより支持されて、ノズル本体51に対して回転可能に支承されている。これにより、管状部62の軸心方向Xを可変とすることができ、即ち、噴出ノズル部60の向きを変えることができ、これにより、噴出ノズル部60から噴出される水(湯)の向きを変えられる。
球状基部61の後端部は、球面の一部が仮想平面で切り欠かれたような形状に形成されており、当該切り欠かれたような形状の部分には、当該仮想平面に直交するように、球状基部61を貫通する貫通流路611が形成されている。貫通流路611には、ノズル本体51の注水口511にホース71を介して接続されたポンプ20からの水(湯)が流通する。貫通流路611の内径は、球状基部61の前端から球状基部61の中心に至るまでの貫通流路611の部分では、貫通流路611の軸方向に沿って一定であるが、球状基部61の中心から球状基部61の後端に至るまでの貫通流路611の部分では、後方向に沿って徐々に拡径している。貫通流路611をこのような形状とすることにより、球状基部61の肉厚を所定の値に維持して、球状基部61の強度を維持する。
管状部62は、円筒形状に形成されており、管状部62の後端部は球状基部61の前端部に一体成形されることにより接続されている。管状部62の前端部は浴槽10の内部に向って(前方へ向って)開口している。管状部62は、球状基部61を貫通する貫通流路611と同軸的な位置関係を有している。管状部62の内部空間621は、球状基部61の貫通流路611に連通しており、液体である水(湯)の流路を構成する。管状部62の前端部を除いて、管状部62の内径及び外径は、管状部62の軸方向に沿って一定である。また、管状部62の内径は、球状基部61の前端から球状基部61の中心に至るまでの貫通流路611の部分(貫通流路611において拡径していない部分)の内径と同一である。管状部62の前端部の内径は、管状部62の前端縁に向って僅かに拡径している。
中央壁63は、管状部62の前端部の開口の中央部分を塞ぐ位置関係で、管状部62と同軸的な位置関係を有し、後方へ向って先細りする形状に形成された中空の略円錐形状に形成されている。従って、中央壁63の周縁部630は円形に形成されており、浴槽10の内部に対向する中央壁63の前面である浴槽内部対向面631には、浴槽10の外方(後方)へ窪んだ円錐形状の窪み部632が形成されている。また、管状部62の内部に対向する中央壁63の後面である管状部対向面634は、中央壁63の中心から中央壁63の周縁部630に近づくにつれて浴槽10の内方(前方)へ近づくテーパ形状に形成されている。中央壁63の周縁部630の直径よりも管状部62の内径の方が大きい。また、図4に示すように、中央壁63の周縁部630は、管状部62の前端部よりも、浴槽10の内方(前方)に位置している。
図3に示すように、中央壁63は、4つのリブ636によって管状部62の前端部に一体形成されて接続されている。リブ636は、中央壁63の周縁部630の周方向へ90°間隔で設けられている。中央壁63の周囲に形成された空間であって、リブ636と、中央壁63の周縁部630と、管状部62の前端部とにより囲まれる空間は、図3において薄く塗りつぶして示したように、管状部62の内部から浴槽10の内部に向って開口する周囲開口641を構成する。前述のように中央壁63の周縁部630は円形に形成されており、管状部62は円筒形状に形成されていることから管状部62の前端部の開口も円形状に形成されているため、周囲開口641も円環状に形成されている。ここで、円環状とは、完全な円環状を意味しておらず、リブ636によって中央壁63の周縁部630の周方向へ4つに分断された略円環状を意味する。
上記構成による噴出ノズル部付き浴槽100において、噴出ノズル部60から噴出される水(湯)の流れ(広がり)について、説明する。図6は、本発明の一実施形態に係る噴出ノズル部60から噴出される液体の方向を示す模式図である。図7は、従来の噴出ノズル部60から噴出される液体の方向を示す模式図である。
噴出ノズル部60に流入した水(湯)は、図4において矢印Aで示すように、管状部62の軸心に沿って一定の内径を有する管状部62の内周面に沿って管状部62の軸心に平行に管状部62の内部空間を流れる。そして、中央壁63の管状部対向面634に衝突し、図4において矢印Bで示すように、管状部対向面634に沿って、浴槽10の内方(前方)へ流れ、周囲開口641から管状部62の外部であって浴槽10の内部へ流出する。このとき、周囲開口641は、管状部62の軸心に対して所定の角度をなす方向へ開口しているように構成されているため、水(湯)は、この開口の方向へそれぞれ向けて噴出される。このため、図6に示すように、水(湯)は、広がりを有して、浴槽10の内部へ向けて噴出される。
従って、例えば、図6に示すように、噴出ノズル部付き浴槽100に入浴している使用者の背中Hの下部(腰)に向けて噴出ノズル部60から水(湯)を噴出する場合には、噴出される水(湯)が腰に当たることにより、腰の表面において若干赤みを帯びるが、当該赤みが、本実施形態の場合には、当該使用者の腰全体に広がる。
これに対して、従来のように中央壁63を有していない構成では、図7に示すように、水(湯)は、勢いよく直線状に近い方向で噴出される。例えば、従来の噴出ノズル部付き浴槽100に入浴している使用者の腰に向けて噴出ノズル部60から水(湯)を噴出する場合には、水(湯)は、腰において狭い範囲で勢いよく人体に当たるため、水(湯)が当たる箇所においては、局所的に丸く赤みを帯びて、刺激を強く感じる。
上記構成の実施形態による噴出ノズル部60及び噴出ノズル部付き浴槽100によれば、以下のような効果を得ることができる。
浴槽10の内部に液体を噴出するために、浴槽10の壁部に配置されるノズル50の噴出ノズル部60は、液体の流路を形成し、一端が浴槽10の内部に向って開口する管状部62と、管状部62の一端の開口の中央部分を塞ぐ中央壁63と、中央壁63の周囲に形成されて管状部62の内部から浴槽10の内部に向って開口する周囲開口641を形成する周囲開口形成部64と、を有する。
この構成により、中央壁63によって管状部62の一端(前端)の開口の中央部分が塞がれ、管状部62の軸心方向Xに向って水(湯)が勢いよく噴出されることを抑えることができる。また、周囲開口641から分散して水(湯)を噴出することができるため、噴出ノズル部60から噴出された水(湯)を、浴槽10内において拡散させることができる。この結果、噴出ノズル部60から噴出された水(湯)を、広い範囲で人体に当てることができ、更に、人体に当たる際に、水流に包み込まれるような感覚を享受できる。これにより、噴出ノズル部60から噴出された水(湯)を、人体に優しく当てることができるため、長時間の入浴が可能である。又、管状部62の一端(前端)の開口の中央部分を塞ぐように中央壁63を配置させればよいため、比較的簡単な構成で、噴出ノズル部60から噴出された水(湯)を、人体に優しく当てることができる。
また、周囲開口形成部64は、中央壁63の周縁部630と、管状部62の開口を形成している管状部62の縁部とを有し、管状部62は円筒形状に形成され、中央壁63の周縁部630は円形に形成され、周囲開口641は円環状に形成され、中央壁63の周縁部630は、管状部62の一端の開口よりも浴槽10の内方(前方)に位置している。
この構成により、噴出ノズル部60から噴出される水(湯)の方向を、管状部62の軸心方向Xに対して所定の角度をなす方向とすることができ、周囲開口641から噴出される水(湯)を浴槽10内においてより拡散させることができる。
また、管状部62の内部に対向する中央壁63の管状部対向面634は、中央壁63の中心から周縁部630に近づくにつれて浴槽10の内方へ近づく円錐形状に形成されている。この構成により、管状部62の内部を流れてきた水(湯)を管状部対向面634に沿って管状部62の軸心から離間するように流れを変えることができる。
また、管状部62の内径は、管状部62の軸方向に沿って一定である。この構成により、管状部62の内部における水(湯)の流れを管状部62の軸心に沿った直線状の流れに修正することができる。このように、直線状の流れに修正された水(湯)を中央壁63の管状部対向面634に沿って浴槽10の内部へ噴出させることができる。
また、管状部62の内径は、中央壁63の周縁部630の直径よりも大きい。この構成により、管状部62の軸心に沿った直線状の流れと、中央壁63に沿った流れと、の2つの流れで、噴出ノズル部60から水(湯)を噴出させることができ、管状部62の軸心から離れるように広がり過ぎないように水(湯)を噴出させることができる。
また、中央壁63は、管状部62に固定されている。浴槽10の内部に対向する中央壁63の浴槽内部対向面631には、浴槽10の外方へ窪んだ窪み部632が形成されている。そしてノズル50は、このような噴出ノズル部60を管状部62の軸心方向を可変に支持するノズル本体51を備えている。この構成により、噴出ノズル部60から噴出される水(湯)の噴出される方向を変えたいときに、例えば、噴出ノズル部付き浴槽100の使用者が指を窪み部632に入れて、中央壁63の向きを変えることにより、球状基部61をノズル本体51に設けられた球面支持部516に対して回動させて、容易に噴出ノズル部60の方向、即ち、管状部62の軸心方向Xを変えることができる。
噴出ノズル部付き浴槽100においては、噴出ノズル部60の周囲開口641は、浴槽10の内部の液体のみを、そのまま循環して噴出する。
この構成により、噴出ノズル部60から噴出される水(湯)の全体の流量を少なくすることができ、噴出ノズル部60から噴出された水(湯)を、柔らかく人体に当てることができる。更に、水(湯)よりも温度が低いエアが混合されないため、水(湯)の温度の低下を抑えることができ、水(湯)の保温効果を向上させることができる。また、噴出ノズル部60から水(湯)を噴出する際の流水音を小さくすることができ、噴出ノズル部付き浴槽100の使用者におけるリラックス効果を高めることができる。また、階下騒音を小さくすることができるため、マンションなどの集合住宅でも噴出ノズル部付き浴槽100を設置でき、設置環境の選択肢を広げることができる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
例えば、噴出ノズル部、ノズル、及び、噴出ノズル部付き浴槽の各部の構成は、上記実施形態における噴出ノズル部60、ノズル50、及び、噴出ノズル部付き浴槽100の各部の構成に限定されない。例えば、管状部や中央壁や周囲開口等の構成は、本実施形態における管状部62や中央壁63や周囲開口641等の構成に限定されない。また、窪み部632、管状部対向面634は、円錐形状に形成されていたが、円錐形状に限定されず、例えば、三角錐形状等であってもよい。また、中央壁63は、4つのリブ636によって管状部62の前端部に一体形成されて接続されていたが、この構成に限定されない。
10…浴槽
50…ノズル
51…ノズル本体
60…噴出ノズル部
62…管状部
63…中央壁
64…周囲開口形成部
630…周縁部
631…浴槽内部対向面
632…窪み部
634…管状部対向面
641…周囲開口
X…軸心方向

Claims (7)

  1. 浴槽の内部に液体を噴出するために、前記浴槽の壁部に配置される噴出ノズル部であって、
    液体の流路を形成し、一端が前記浴槽の内部に向って開口する管状部と、
    前記管状部の一端の開口の中央部分を塞ぐ中央壁と、
    前記中央壁の周囲に形成されて前記管状部の内部から前記浴槽の内部に向って開口する周囲開口を形成する周囲開口形成部と、を有する噴出ノズル部。
  2. 前記周囲開口形成部は、前記中央壁の周縁部と、前記管状部の開口を形成している前記管状部の縁部とを有し、
    前記管状部は円筒形状に形成され、
    前記中央壁の周縁部は円形に形成され、
    前記周囲開口は円環状に形成され、
    前記中央壁の周縁部は、前記管状部の一端の開口よりも前記浴槽の内方に位置している請求項1に記載の噴出ノズル部。
  3. 前記管状部の内部に対向する前記中央壁の管状部対向面は、前記中央壁の中心から周縁部に近づくにつれて前記浴槽の内方へ近づく錐体形状に形成されている請求項1又は請求項2に記載の噴出ノズル部。
  4. 前記管状部の内径は、前記管状部の軸方向に沿って一定である請求項2又は請求項3のいずれかに記載の噴出ノズル部。
  5. 前記管状部の内径は、前記中央壁の周縁部の直径よりも大きい請求項2〜請求項4のいずれかに記載の噴出ノズル部。
  6. 前記中央壁は、前記管状部に固定され、
    前記浴槽の内部に対向する前記中央壁の浴槽内部対向面には、前記浴槽の外方へ窪んだ窪み部が形成された請求項1〜請求項5のいずれかに記載の噴出ノズル部を、前記管状部の軸心方向を可変に支持するノズル本体を備えるノズル。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の噴出ノズル部の前記周囲開口は、浴槽の内部の液体のみを、そのまま循環して噴出する、噴出ノズル部付き浴槽。
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