JP2017074207A - 電子内視鏡 - Google Patents

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Mai Hikita
麻衣 疋田
一誠 鈴木
Kazumasa Suzuki
一誠 鈴木
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Abstract

【課題】挿入部の湾曲によって発生する力を十分に吸収できる簡単な構成の電子内視鏡を提供すること。【解決手段】電子内視鏡1には、撮像光学系31と、撮像光学系31を介して結像された光学画像を光電変換するイメージセンサ21と、イメージセンサ21と電気的に接続されたフレキシブル回路基板24と、フレキシブル回路基板24に電気的に接続された伝送ケーブル37と、が体腔内に挿入される挿入部11内に配設され、挿入部11の向きを変えることによって観察方向が可変である。挿入部11の複数の異なる向きによって形成される面に対して垂直な線上には、イメージセンサ21とフレキシブル回路基板24との接続部28が形成され、フレキシブル回路基板24は、フレキシブル回路基板24が上記線と平行な架空の軸Afを中心に折り返した折り返し部24cを有する。【選択図】図4

Description

本発明は、電子内視鏡に関する。
電子内視鏡の先端部には、撮影レンズと固体撮像素子とが配設されており、固体撮像素子には、回路基板を介して伝送ケーブルが接続されている。伝送ケーブルは、電子内視鏡の挿入部内に全長にわたって挿通されているため、挿入部をループさせたり、挿入部に形成された湾曲部をいっぱいに湾曲させると、伝送ケーブルが強く押し引きされる。このとき、伝送ケーブルに生じる力が回路基板や固体撮像素子等に達し、部品どうしの接合に剥離が発生してしまうことがあった。
こういった部品どうしの接合の剥離が生じないようにするため、特許文献1に記載の電子内視鏡の先端部では、回路基板の一部が細幅に形成されており、当該回路基板は固体撮像素子に対して可撓性を有する状態に連結されている。したがって、伝送ケーブルから回路基板に加わるねじれや傾きの力は、回路基板の細幅に形成された部分で吸収されて固体撮像素子には伝わらず、その結果、回路基板と固体撮像素子の接合に剥離は発生しない。また、特許文献2に記載の内視鏡では、伝送ケーブルに弾性を付与する弾性付与手段が設けられ、この弾性付与手段が伝送ケーブルの伸縮に伴う応力を吸収している。
特開平5−261064号公報 特開2009−89925号公報
上記説明した特許文献1に記載の構成では、回路基板の一部を細幅に形成することで、当該箇所に可撓性を設けているが、当該箇所における可撓性と耐久性は相反し、固体撮像素子から得られる信号の種類の多さ等によっては幅を十分に細くできない場合もある。また、特許文献2に記載の構成では、弾性付与手段を新たに設ける必要があるため、部品点数及びコストが増加する。
本発明は、上述した事情に鑑みなされたものであり、挿入部の湾曲によって発生する力を十分に吸収できる簡単な構成の電子内視鏡を提供することを目的とする。
本発明の一態様の電子内視鏡は、撮影レンズと、上記撮影レンズを介して結像された光学画像を光電変換する固体撮像素子と、上記固体撮像素子と電気的に接続された可撓性配線板と、上記可撓性配線板に電気的に接続された伝送ケーブルと、が体腔内に挿入される挿入部内に配設され、上記挿入部の向きを変えることによって観察方向が可変な電子内視鏡であって、上記挿入部の複数の異なる向きによって形成される面に対して垂直な線上に、上記固体撮像素子と上記可撓性配線板との接続部が形成され、上記可撓性配線板は、上記可撓性配線板が上記線と平行な架空の軸を中心に折り返した少なくとも1つの折り返し部を有する。
本発明によれば、挿入部の湾曲によって発生する力を十分に吸収できる簡単な構成の電子内視鏡を提供することができる。
本発明に係る第1の実施形態の電子内視鏡を示す外観図である。 電子内視鏡の挿入部の先端面を示す正面図である。 第1の実施形態の電子内視鏡の挿入部を構成する先端硬質部と湾曲部の一部の内部を側方から示す図2のA−A線断面図である。 第1の実施形態の電子内視鏡の挿入部の湾曲方向と接続部の配置箇所との関係を示す概念図である。 第1の実施形態において折り返し部を2つ有するフレキシブル回路基板を用いた場合の構成を示す図である。 第2の実施形態の電子内視鏡の挿入部を構成する先端硬質部と湾曲部の一部の内部を側方から示す図2のA−A線断面図である。 第2の実施形態の電子内視鏡の挿入部の湾曲方向と接続部の配置箇所との関係を示す概念図である。 第2の実施形態において折り返し部を2つ有するフレキシブル回路基板を用いた場合の構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明に係る第1の実施形態の電子内視鏡を示す外観図である。図2は、電子内視鏡の挿入部の先端面を示す正面図である。図1に示すように、電子内視鏡1は、例えば被検体の体腔内に挿入される可撓性の挿入部11と、挿入部11の基端部分に連設された手元操作部12と、プロセッサ装置及び光源装置(いずれも図示せず)に接続されるユニバーサルコード13とを備える。
挿入部11には、先端から順に、先端硬質部14と、湾曲部15と、軟性部16とが構成されている。
先端硬質部14の前端部は硬質樹脂で形成され、先端硬質部14の周表皮は軟質樹脂で形成されている。先端硬質部14内には撮像装置120(図3参照)が取り付けられている。また、先端硬質部14内には、撮像装置120の他に、処置具チャンネル30(図3参照)、並びに、図示しないライトガイド、送気チューブ及び送水チューブ等が取り付けられている。先端硬質部14の先端面14aには、図2に示すように、観察窓32、処置具出口33、照明窓34及び送気送水ノズル35が設けられる。照明窓34には光源装置に接続されるライトガイド(図示せず)が連結され、送気送水ノズル35には送気チューブ及び送水チューブ(いずれも図示せず)が連結されている。
湾曲部15は、複数の関節用節輪を連結して構成され、手元操作部12に設けられたアングルノブ17を操作することにより、軟性部16内に挿通されたアングルワイヤー(図示せず)の移動に連動して、軟性部16の長手方向を基準方向とした対向する二方向に湾曲動作する。なお、湾曲部15は、当該二方向のうちの特定の一方向に最も大きく湾曲する。湾曲部15が湾曲することにより、先端硬質部14が体腔内の所望の観察方向に向けられ、体腔内の被観察部位を撮像装置120で撮像することができる。
軟性部16は、手元操作部12と湾曲部15との間を細径で長尺状に繋ぐ部分であり、可撓性を有している。
手元操作部12には、処置具挿通口19が設けられている。処置具挿通口19には、患部の治療に用いられる鉗子や注射針といった処置具が挿通される。処置具挿通口19は、挿入部11内に配設された処置具チャンネル30に接続され、処置具チャンネル30は、先端硬質部14に設けられた処置具出口33に接続される。
また、手元操作部12には、送気送水ボタン18a及び吸引ボタン18bが設けられている。送気送水ボタン18aが操作されると、挿入部11内に設けられた送気送水チャンネル(図示せず)を介して、先端硬質部14の先端面14aに設けられた送気送水ノズル35からエアー又は水等の液体が噴射される。吸引ボタン18bは、体内の液体や組織等の被吸引物を処置具出口33から吸引する際に操作される。
以下、第1の実施形態の電子内視鏡1の挿入部11の先端側の内部構成について、図3を参照して説明する。図3は、第1の実施形態の電子内視鏡1の挿入部11を構成する先端硬質部14と湾曲部15の一部の内部を側方から示す図2のA−A線断面図である。
図3に示すように、電子内視鏡1の挿入部11の先端側には、撮像装置120と、処置具チャンネル30(チャンネル)の先端部とが設けられており、また、図示は省略するが、ライトガイドを介して光源ユニットから導光される照明光を出射する照明光学系なども設けられる。
撮像装置120は、体腔内の像光を取り込むための撮像光学系27(撮影レンズ)と、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementaly Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどのイメージセンサ21(固体撮像素子)と、イメージセンサ21の受像面21aに被写体像を結像させる撮像光学系27を収納した鏡筒22と、イメージセンサ21及び鏡筒22を保持したセンサホルダ23と、イメージセンサ21が実装されたフレキシブル回路基板24(可撓性配線板)と、フレキシブル回路基板24をイメージセンサ21に接続するための接続部28とを備える。
センサホルダ23は、撮像光学系27の光軸Bに沿って移動可能に鏡筒22を保持しており、鏡筒22が移動されることにより、撮像光学系に対するイメージセンサ21の位置が調整可能となっている。鏡筒22は、イメージセンサ21の位置決めがなされた後に、例えば接着剤などによってセンサホルダ23に固定される。
イメージセンサ21及び鏡筒22を保持したセンサホルダ23は、例えばステンレス鋼材などの金属材料からなる先端硬質部14に形成された収容孔に収容され、先端硬質部14に固定されている。処置具チャンネル30の先端部や照明光学系もまた、先端硬質部14に形成された収容孔にそれぞれ収容され、先端硬質部14に固定されている。
センサホルダ23が先端硬質部14に固定された状態で、鏡筒22に収納された撮像光学系27の光軸Bは挿入部11の長手軸Aと略平行に配置され、撮像光学系27によって被写体像が結像されるイメージセンサ21の受像面21aは、挿入部11の長手軸Aに対して略垂直に配置されている。
イメージセンサ21の受像面21aとは直角な外周側の面には、細長い平面状の可撓性を有したフレキシブル回路基板24の一端が、接続部28を介して電気的に接続されている。接続部28は、平たい矩形状のイメージセンサ21を構成する4辺のうち、図4(a)〜(c)に示すように、挿入部11の湾曲部15が軟性部16に対して湾曲する方向によって形成されるXY平面と垂直なZ軸方向の一辺上にほぼ沿って形成されており、イメージセンサ21とは半田接続、インナーリード接続、ACF(Anisotropic Conductive Film)接続又はNCF((Non Conductive Film)接続等によって接続されている。図4(a)〜(c)は、第1の実施形態の電子内視鏡1の挿入部11の湾曲方向と接続部28の配置箇所との関係を示す概念図である。また、接続部28は、図3に示すように、処置具チャンネル30又は処置具出口33から離れた、挿入部11の内周面内側の空間に配設される。
フレキシブル回路基板24の他端は、伝送ケーブル37の信号線38と電気的に接続されている。なお、伝送ケーブル37は、挿入部11及び手元操作部12内を経てユニバーサルコード13内に挿通されている。
フレキシブル回路基板24は、接続部28を介してイメージセンサ21に接続された一端と、伝送ケーブル37に接続された他端との間に、略U字状に湾曲した折り返し部24cを有し、折り畳まれた形状を有する。折り返し部24cでは、図4(a)〜(c)に示した接続部28が形成されたイメージセンサ21の一辺とほぼ平行な架空の軸Afを中心に、フレキシブル回路基板24が略U字状に湾曲し、フレキシブル回路基板24の長手方向の向きがほぼ反転するよう折り返されている。また、折り返し部24cは、接続部28から挿入部11が最も湾曲可能な特定の一方向に離れた箇所に設けられている。その結果、折り返し部24cは、図3に示すように、処置具チャンネル30の外周面外側の空間に配設される。なお、折り返し部24cにおいて略U字状に湾曲するフレキシブル回路基板24の長手方向の曲率は、挿入部11の湾曲の程度によって異なり、図4(a)に示す挿入部11が湾曲していない状態では上記曲率は大きく、図4(b)に示す挿入部11が湾曲した状態では上記曲率は小さい。
以上説明したように、上記説明した第1の実施形態によれば、イメージセンサ21と伝送ケーブル37とを電気的に接続する可撓性を有したフレキシブル回路基板24には、略U字状の折り返し部24cが設けられている。このため、図4(b)に示すように挿入部11が湾曲され、伝送ケーブル37が強く押し引きされても、伝送ケーブル37に生じた力は、折り返し部24cでの曲率の変化に応じたフレキシブル回路基板24の形状変化によって吸収される。このように、フレキシブル回路基板24に折り返し部24cを設けるといった簡単な構成のために、挿入部11の湾曲によって発生する力を十分に吸収することができる。
また、折り返し部24cは、フレキシブル回路基板24をイメージセンサ21に接続するための接続部28から挿入部11が最も湾曲可能な方向に離れた箇所に設けられている。このため、接続部28は、挿入部11の湾曲によって発生する力による影響を受ける箇所から離れた箇所に位置することとなるため、挿入部11が最大角度で湾曲された状態であっても、接続部28におけるフレキシブル回路基板24の接合の剥離が生じる可能性を低減できる。
また、接続部28は、処置具チャンネル30又は処置具出口33から離れた、挿入部11の内周面内側の空間に配設されるが、当該空間は狭いために、挿入部11の湾曲によって発生する力が接続部28に加わって剥離が生じても電気的な接続を担保できる可能性がある。また、折り返し部24cは、処置具チャンネル30の外周面外側の空間に配設されるが、当該空間は広いために、挿入部11が湾曲した際にフレキシブル回路基板24は自由に変形することができる。
なお、第1の実施形態では、図4(a),(b)等に示したようにフレキシブル回路基板24が1つの折り返し部24cを有するが、図5に示すように、複数の折り返し部24cを有しても良い。
(第2の実施形態)
第2の実施形態の電子内視鏡の外観は、図1に示した第1の実施形態の電子内視鏡1と同様である。以下の説明では、第1実施形態の電子内視鏡1が備える構成要素と同一又は同等部分には同一符号又は相当符号を付して説明する。
第2の実施形態の電子内視鏡は、第1の実施形態と同様に、可撓性の挿入部11aと、手元操作部12と、プロセッサ装置及び光源装置(いずれも図示せず)に接続されるユニバーサルコード13とを備える。挿入部11aには、先端から順に、先端硬質部14と、湾曲部15と、軟性部16とが構成されている。
先端硬質部14の前端部は硬質樹脂で形成され、先端硬質部14の周表皮は軟質樹脂で形成されている。先端硬質部14内には撮像装置220(図6参照)が取り付けられている。また、先端硬質部14内には、撮像装置220の他に、処置具チャンネル30(図6参照)、並びに、図示しないライトガイド、送気チューブ及び送水チューブ等が取り付けられている。先端硬質部14の先端面14aには、図2に示すように、観察窓32、処置具出口33、照明窓34及び送気送水ノズル35が設けられる。照明窓34には光源装置に接続されるライトガイド(図示せず)が連結され、送気送水ノズル35には送気チューブ及び送水チューブ(いずれも図示せず)が連結されている。
湾曲部15は、複数の関節用節輪を連結して構成され、手元操作部12に設けられたアングルノブ17を操作することにより、軟性部16内に挿通されたアングルワイヤー(図示せず)の移動に連動して、軟性部16の長手方向を基準方向とした対向する二方向に湾曲動作する。なお、湾曲部15は、当該二方向のうちの特定の一方向に最も大きく湾曲する。湾曲部15が湾曲することにより、先端硬質部14が体腔内の所望の方向に向けられ、体腔内の被観察部位を撮像装置220で撮像することができる。
軟性部16は、手元操作部12と湾曲部15との間を細径で長尺状に繋ぐ部分であり、可撓性を有している。
手元操作部12には、処置具挿通口19が設けられている。処置具挿通口19には、患部の治療に用いられる鉗子や注射針といった処置具が挿通される。処置具挿通口19は、挿入部11内に配設された処置具チャンネル30に接続され、処置具チャンネル30は、先端硬質部14に設けられた処置具出口33に接続される。
また、手元操作部12には、送気送水ボタン18a及び吸引ボタン18bが設けられている。送気送水ボタン18aが操作されると、挿入部11内に設けられた送気送水チャンネル(図示せず)を介して、先端硬質部14の先端面14aに設けられた送気送水ノズル35からエアー又は水等の液体が噴射される。吸引ボタン18bは、体内の液体や組織等の被吸引物を処置具出口33から吸引する際に操作される。
以下、第2の実施形態の電子内視鏡の挿入部11の先端側の内部構成について、図6を参照して説明する。図6は、第2の実施形態の電子内視鏡の挿入部11を構成する先端硬質部14と湾曲部15の一部の内部を側方から示す図2のA−A線断面図である。
図6に示すように、電子内視鏡の挿入部11の先端側には、撮像装置220と、処置具チャンネル30(チャンネル)の先端部とが設けられており、また、図示は省略するが、ライトガイドを介して光源ユニットから導光される照明光を出射する照明光学系なども設けられる。
撮像装置220は、体腔内の像光を取り込むための撮像光学系27(撮影レンズ)と、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementaly Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどのイメージセンサ21(固体撮像素子)と、撮像光学系27を収納した鏡筒22と、イメージセンサ21、プリズム29及び鏡筒22を保持したセンサホルダ23と、イメージセンサ21が実装されたフレキシブル回路基板24(可撓性配線板)と、フレキシブル回路基板24をイメージセンサ21に接続するための接続部28と、イメージセンサ21の受像面21aに被写体像を結像させるプリズム29とを備える。
センサホルダ23は、撮像光学系27の光軸Bに沿って移動可能に鏡筒22を保持しており、鏡筒22が移動されることにより、撮像光学系に対するイメージセンサ21の位置が調整可能となっている。鏡筒22は、イメージセンサ21の位置決めがなされた後に、例えば接着剤などによってセンサホルダ23に固定される。また、センサホルダ23には、撮像光学系27を経由した観察部位の像光が透過する開口が設けられ、プリズム29は、この開口を塞ぐようにしてセンサホルダ23の後端面に接着される。本実施形態では、プリズム29における撮像光学系27を経由した像光の入射面とは直角な面にイメージセンサ21が設けられている。したがって、撮像光学系27を経由した観察部位の像光は、プリズム29に入射してプリズム29の内部で屈曲され、イメージセンサ21に結像する。
イメージセンサ21、プリズム29及び鏡筒22を保持したセンサホルダ23は、例えばステンレス鋼材などの金属材料からなる先端硬質部14に形成された収容孔に収容され、先端硬質部14に固定されている。処置具チャンネル30の先端部や照明光学系もまた、先端硬質部14に形成された収容孔にそれぞれ収容され、先端硬質部14に固定されている。
センサホルダ23が先端硬質部14に固定された状態で、鏡筒22に収納された撮像光学系27の光軸Bは挿入部11の長手軸Aと略平行に配置され、撮像光学系27によって被写体像が結像されるイメージセンサ21の受像面21aは、挿入部11の長手軸Aに対して略垂直に配置されている。
イメージセンサ21には、細長い平面状の可撓性を有したフレキシブル回路基板24の一端が、接続部28を介して電気的に接続されている。接続部28は、平たい矩形状のイメージセンサ21を構成する4辺のうち、図7(a)〜(c)に示すように、挿入部11の湾曲部15が軟性部16に対して湾曲する方向によって形成されるXY平面と垂直なZ軸方向の後端側の一辺上に形成されており、イメージセンサ21とは半田接続、インナーリード接続、ACF(Anisotropic Conductive Film)接続又はNCF((Non Conductive Film)接続等によって接続されている。図7(a)〜(c)は、第2の実施形態の電子内視鏡の挿入部11の湾曲方向と接続部28の配置箇所との関係を示す概念図である。また、接続部28は、図6に示すように、処置具チャンネル30又は処置具出口33から離れた、挿入部11の内周面内側の空間に配設される。
フレキシブル回路基板24の他端は、伝送ケーブル37の信号線38と電気的に接続されている。なお、伝送ケーブル37は、挿入部11及び手元操作部12内を経てユニバーサルコード13内に挿通されている。
フレキシブル回路基板24は、接続部28を介してイメージセンサ21に接続された一端と、伝送ケーブル37に接続された他端との間に、略U字状に湾曲した折り返し部24cを有し、折り畳まれた形状を有する。折り返し部24cでは、図7(a)〜(c)に示した接続部28が形成されたイメージセンサ21の一辺と平行な架空の軸Afを中心に、フレキシブル回路基板24が折り返している。また、折り返し部24cは、接続部28から挿入部11が最も湾曲可能な特定の一方向に離れた箇所に設けられている。その結果、折り返し部24cは、図6に示すように、処置具チャンネル30の外周面外側の空間に配設される。
以上説明したように、上記説明した第2の実施形態によれば、イメージセンサ21と伝送ケーブル37とを電気的に接続する可撓性を有したフレキシブル回路基板24には、略U字状の折り返し部24cが設けられている。このため、図7(b)に示すように挿入部11が湾曲され、伝送ケーブル37が強く押し引きされても、伝送ケーブル37に生じた力は、折り返し部24cでの曲率の変化に応じたフレキシブル回路基板24の形状変化によって吸収される。このように、フレキシブル回路基板24に折り返し部24cを設けるといった簡単な構成のために、挿入部11の湾曲によって発生する力を十分に吸収することができる。
また、折り返し部24cは、フレキシブル回路基板24をイメージセンサ21に接続するための接続部28から挿入部11が最も湾曲可能な方向に離れた箇所に設けられている。このため、接続部28は、挿入部11の湾曲によって発生する力による影響を受ける箇所から離れた箇所に位置することとなるため、挿入部11が最大角度で湾曲された状態であっても、接続部28におけるフレキシブル回路基板24の接合の剥離が生じる可能性を低減できる。
また、接続部28は、処置具チャンネル30又は処置具出口33から離れた、挿入部11の内周面内側の空間に配設されるが、当該空間は狭いために、挿入部11の湾曲によって発生する力が接続部28に加わって剥離が生じても電気的な接続を担保できる可能性がある。また、折り返し部24cは、処置具チャンネル30の外周面外側の空間に配設されるが、当該空間は広いために、挿入部11が湾曲した際にフレキシブル回路基板24は自由に変形することができる。
なお、第2の実施形態では、図7(a),(b)等に示したようにフレキシブル回路基板24が1つの折り返し部24cを有するが、図8(a),(b)に示すように、複数の折り返し部24cを有しても良い。
以上説明したとおり、本明細書に開示された電子内視鏡は、撮影レンズと、上記撮影レンズを介して結像された光学画像を光電変換する固体撮像素子と、上記固体撮像素子と電気的に接続された可撓性配線板と、上記可撓性配線板に電気的に接続された伝送ケーブルと、が体腔内に挿入される挿入部内に配設され、上記挿入部の向きを変えることによって観察方向が可変な電子内視鏡であって、上記挿入部の複数の異なる向きによって形成される面に対して垂直な線上に、上記固体撮像素子と上記可撓性配線板との接続部が形成され、上記可撓性配線板は、上記可撓性配線板が上記線と平行な架空の軸を中心に折り返した少なくとも1つの折り返し部を有する。
また、上記挿入部は、基準方向に対して所定の一方向に湾曲し、上記可撓性配線板が上記折り返し部を1つ有する場合、上記折り返し部は、上記接続部から上記所定の一方向に離れた箇所に設けられる。
また、上記挿入部は、上記所定の一方向に最も大きく湾曲する。
また、処置具を体腔内まで挿通するためのチャンネルが上記挿入部内に配設され、上記チャンネルから離れた、上記挿入部の内周面内側の空間に上記接続部が形成され、上記接続部から離れた、上記チャンネルの外周面外側の空間に上記折り返し部が設けられる。
また、上記折り返し部は略U字状に湾曲し、上記可撓性配線板は折り畳まれた形状を有する。
1 電子内視鏡
11,11a 挿入部
12 手元操作部
13 ユニバーサルコード
14 先端硬質部
14a 先端面
15 湾曲部
16 軟性部
17 アングルノブ
18a 送気送水ボタン
18b 吸引ボタン
19 処置具挿通口
21 イメージセンサ
24 フレキシブル回路基板
24c 折り返し部
26 レンズ鏡筒
27 撮像光学系
28 接続部
29 プリズム
30 処置具チャンネル
31 撮像光学系
32 観察窓
33 処置具出口
34 照明窓
35 送気送水ノズル
37 伝送ケーブル
120,220 撮像装置

Claims (5)

  1. 撮影レンズと、
    前記撮影レンズを介して結像された光学画像を光電変換する固体撮像素子と、
    前記固体撮像素子と電気的に接続された可撓性配線板と、
    前記可撓性配線板に電気的に接続された伝送ケーブルと、が体腔内に挿入される挿入部内に配設され、
    前記挿入部の向きを変えることによって観察方向が可変な電子内視鏡であって、
    前記挿入部の複数の異なる向きによって形成される面に対して垂直な線上に、前記固体撮像素子と前記可撓性配線板との接続部が形成され、
    前記可撓性配線板は、前記可撓性配線板が前記線と平行な架空の軸を中心に折り返した少なくとも1つの折り返し部を有する、電子内視鏡。
  2. 請求項1に記載の電子内視鏡であって、
    前記挿入部は、基準方向に対して所定の一方向に湾曲し、
    前記可撓性配線板が前記折り返し部を1つ有する場合、前記折り返し部は、前記接続部から前記所定の一方向に離れた箇所に設けられる、電子内視鏡。
  3. 請求項2に記載の電子内視鏡であって、
    前記挿入部は、前記所定の一方向に最も大きく湾曲する、電子内視鏡。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の電子内視鏡であって、
    処置具を体腔内まで挿通するためのチャンネルが前記挿入部内に配設され、
    前記チャンネルから離れた、前記挿入部の内周面内側の空間に前記接続部が形成され、
    前記接続部から離れた、前記チャンネルの外周面外側の空間に前記折り返し部が設けられた、電子内視鏡。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の電子内視鏡であって、
    前記折り返し部は略U字状に湾曲し、前記可撓性配線板は折り畳まれた形状を有する、電子内視鏡。
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