JP2017073301A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】構造の複雑化を伴うことなく、ストレインリリーフの係止状態の安定性を確保する。
【解決手段】ストレインリリーフ60が第1、第2カバー61、62で構成され、第1、第2カバー61、62間に、ハウジングから引き出された電線100が配索される配索空間58を有している。第1、第2カバー61、62は、配索空間58を挟んだ両側に第1、第2ロック部76、44を有し、第1、第2ロック部76、44が互いに係止し合うことにより、第1、第2カバー61、62が保持される。第1ロック部76は、配索空間58を臨む位置に起立する内壁74を有する。第2カバー62は、前後方向と交差する方向に傾斜して配索空間58を覆う被覆壁43を有する。被覆壁43は、内壁74の内側で内壁74と当接可能に配置される。
【選択図】図5

Description

本発明は、コネクタに関する。
特許文献1に開示されたコネクタ(ジャックコネクタ)は、ハウジング(ジャックコネクタ本体)と、ハウジングに装着されるカバーと、カバーに係止される第1、第2のストレインリリーフとを備えている。第1、第2のストレインリリーフがカバーに係止されると、第1、第2のストレインリリーフ間に、ハウジングの後面から引き出された複数の電線(信号線)が屈曲して保持されるようになっている。ここで、第1、第2のストレインリリーフ間に各電線が屈曲保持されることにより、各電線が振動や引っ張りの外力を受けたときに、ハウジング内の端子接続箇所に過大な応力が生じるのを防止することができるようになっている。
特開平10−134891号公報
上記の場合、第1、第2のストレインリリーフがカバーを介して係止し合う構造であるため、カバーの分、部品点数が増加することなる。一方、第1、第2のストレインリリーフが互いに直接係止し合う構造であれば、カバーを省略することができて、部品点数を削減することができる。この場合、仮に、第1、第2のストレインリリーフがそれぞれ第1、第2ロック部を有し、第1、第2ロック部のうちの一部が最も内側に内壁を有する構造にすると、内壁が外力を受けて内側に倒れるおそれがある。そうすると、第1、第2ロック部の係止状態の安定性に欠ける懸念があるのに加え、電線の配索空間が狭まるという事情がある。これに対し、内壁の内倒れを防止する専用の壁を設けると、その分、構造が複雑になるという問題がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、構造の複雑化を伴うことなく、ストレインリリーフの係止状態の安定性を確保することを目的とする。
本発明のコネクタは、電線に接続される端子金具と、前記端子金具が収容され、後方に電線が引き出されるハウジングと、前記ハウジングに装着され、前記電線を前後方向と交差する方向に屈曲して保持するストレインリリーフとを備え、前記ストレインリリーフは、第1、第2カバーで構成され、前記第1、第2カバー間に、前記電線が配索される配索空間を有しており、前記第1、第2カバーは、前記配索空間を挟んだ両側に第1、第2ロック部を有し、前記第1、第2ロック部が互いに係止し合うことにより、前記第1、第2カバーが保持されるものであり、前記第1ロック部は、前記配索空間を臨む位置に起立する内壁を有し、前記第2カバーは、前後方向と交差する方向に傾斜して前記配索空間を覆う被覆壁を有し、前記被覆壁は、前記内壁の内側で前記内壁と当接可能に配置されるところに特徴を有する。
被覆壁が内壁の内側で内壁と当接可能に配置されることにより、内壁の内倒れが規制され、第1、第2ロック部の係止状態の安定性を確保することができる。また、被覆壁が前後方向と交差する方向に傾斜して電線の配索空間を覆う部分であるから、内壁の内倒れを規制する専用の構造を設ける必要がなく、構造の複雑化を伴うことがない。
本発明の実施例1に係るコネクタの斜視図である。 コネクタの側面図である。 コネクタの側面視方向の断面図である。 コネクタの平面図である。 図4のA−A線断面図である。 コネクタの底面図である。 図6のB−B線断面図である。 第2カバーの側面図である。 第2カバーの底面図である。 第1カバーの側面図である。 第1カバーの平面図である。 実施例2の図5相当図である。
本発明の好ましい実施形態を以下に示す。
前記第1、第2カバーの少なくとも一方は、前記配索空間を挟んだ両側の前記内壁間にて前記配索空間を覆うように配置され、前記内壁側との間に切れ目を有して撓み変形可能な湾曲部を有している。このように湾曲部が撓み変形することにより、電線径の変更等に柔軟に対応することができる。
<実施例1>
以下、実施例1を図1〜図11に基づいて説明する。実施例1に係るコネクタは、複数の端子金具90と、各端子金具90を収容可能なハウジング10と、ハウジング10に装着されるストレインリリーフ60とを備えている。ハウジング10は、相手ハウジング80に嵌合可能とされている。なお、以下の説明において、前後方向については、ハウジング10が嵌合開始時に相手ハウジング80と向き合う面側を前側とする。上下方向は、図4、図6、図9及び図11を除く各図を基準とする。
相手ハウジング80は合成樹脂製であって、図3に示すように、筒状のフード部81を有している。フード部81の上壁には係止突起82が設けられている。また、フード部81内には、相手端子金具85の雄タブ86が突出して配置されている。
端子金具90は金属製の板材を曲げ加工等することで形成され、図3に示すように、前後方向に細長い形態になっている。具体的には端子金具90は、前端部に相手側の雄タブ86が挿入接続される筒状の接続部91を有し、後端部に電線100の端末部及びゴム栓120が圧着により接続されるバレル部92を有している。
ハウジング10は合成樹脂製であって、図3に示すように、全体として幅方向に扁平なブロック状のインナハウジング11と、インナハウジング11とは別体であってインナハウジング11の外周を取り囲む筒状のアウタハウジング12とからなる。
インナハウジング11とアウタハウジング12との間には、嵌合空間13が前方に開放して形成されている。嵌合空間13には、相手ハウジング80のフード部81が進入して嵌合可能とされている。インナハウジング11の外周面には、シールリング14が嵌着されている。ハウジング10が相手ハウジング80に嵌合されると、フード部81とインナハウジング11とにシールリング14が弾性的に密着し、両ハウジング10、80が液密にシールされる。
インナハウジング11の上方には、前後方向に延出する板状のロックアーム15が撓み変形可能に設けられている。ロックアーム15には、係止孔16が設けられている。ロックアーム15の係止孔16にフード部81の係止突起82が弾性的に嵌ることにより、ハウジング10が相手ハウジング80と嵌合状態に保持されるようになっている。
図1及び図4に示すように、アウタハウジング12の後部には、左右一対の側壁17が上下方向に起立して設けられている。上記のロックアーム15は、両側壁17間を通して上方から視認可能とされている。両側壁17には、図1及び図2に示すように、係合孔18が貫通して設けられている。また、インナハウジング11の左右両側面には、係合孔18と対応する位置に係合突起19が設けられている。アウタハウジング12の係合孔18にインナハウジング11の係合突起19が弾性的に嵌ることにより、インナハウジング11がアウタハウジング12に対し若干の遊動が許容された状態で取り付けられる。
図3に示すように、インナハウジング11には、キャビティ21が設けられている。キャビティ21は、左右方向に複数並列に配置されている。各キャビティ21の下面には、ランス22が前方に片持ち状に突出して設けられている。図1に示すように、インナハウジング11の下面前端部は、切欠領域23として開放され、この切欠領域23に、後述するフロントリテーナ24が装着される前、ランス22が露出して配置されている。
端子金具90は、後方からキャビティ21に挿入され、ランス22によって弾性的に抜け止めされてインナハウジング11に保持される。端子金具90がキャビティ21に挿入されるに伴い、ゴム栓120がキャビティ21の後端部に液密に挿入される。また、インナハウジング11には前方からフロントリテーナ24が装着され、フロントリテーナ24が切欠領域23に進入することでランス22の撓み動作が規制される。これにより、端子金具90が二次的に抜け止めされた状態になる。
続いて、ストレインリリーフ60について説明する。ストレインリリーフ60は合成樹脂製であって、下側に位置する第1カバー61と、上側に位置する第2カバー62からなり、第1カバー61に上方から第2カバー62が被さるようにして組み付けられる。
図11に示すように、第1カバー61は、底壁63と、底壁63の左右両端から起立する一対の起立壁64と、底壁63の後端から後方に突出する取付部65とから一体に構成されている。
底壁63は、前端から後端部に至るまではほぼ一定の幅寸法(左右寸法)で形成され、後端部が、後方へ向けて次第に幅寸法を狭める形態になっている。底壁63の中央部(外周縁部を除く部分)には、図3に示すように、側断面形状が上方へ山型に湾曲した第1湾曲部66が設けられている。第1湾曲部66は、前後方向略中央部に位置する凸曲面状の第1頂部67と、第1頂部67から前方へ下り勾配で傾斜する第1前方領域68と、第1頂部67から後方へ同じく下り勾配で傾斜する第1後方領域69とを有している。第1後方領域69は、前側が第1前方領域68よりも緩い傾斜角で構成され、後側が第1前方領域68よりも急な傾斜角で構成されている。図6に示すように、第1湾曲部66は、底壁63の外周縁部に対して第1連結壁71を介して一体に連結されている。
図3及び図11に示すように、第1湾曲部66の上面には、前後方向に間隔をあけて複数の第1突条72が設けられている。第1突条72は、左右方向に細長く延出する形状をなし、第1前方領域68と第1後方領域69とにそれぞれ設けられている。
図11に示すように、一対の起立壁64は、前端部に厚肉の装着壁73を有し、後部に薄肉の内壁74及び外壁75を有している。内壁74及び外壁75は、第2カバー62の後述する第2ロック部44に係止可能な第1ロック部76として構成される。装着壁73は、全体として前後方向に沿った縦壁状をなし、撓み動作が実質的に規制された形態になっている。装着壁73の内面後端部には、凹溝77が上下方向に延出して設けられている。また、装着壁73の後端は、凹溝77の後端を区画しつつ左右方向に沿って配置される中壁部78として構成される。装着壁73の内面のうち、凹溝77よりも前方の部分には、上下方向に細長く延出するリブ79が設けられている。両装着壁73は、底壁63の前端部とともにアウタハウジング12の後端部に取り付けられる。このとき、リブ79がアウタハウジング12の側壁17の外面に緊密に当接することにより、第1カバー61とアウタハウジング12との間のガタ付きを抑えることが可能となっている。
図11に示すように、内壁74は、前端が中壁部78の内側に一体に連結され、底壁63の側縁に沿うように前後方向に延出したあと後端部が後方へ向けて内側に屈曲する形態になっている。内壁74の後端部は、内壁74の他の部分よりも厚肉に形成されている。内壁74の後端部と底壁63の後端部との間において幅狭に形成される空間は、インナハウジング11からの電線100が導出される電線導出口31として構成される。
外壁75は、全体として前後方向に沿った板状をなし、内壁74との間に一定間隔をあけつつ内壁74の外側に対向して配置されている。外壁75と内壁74との間には、第2ロック部44が進入する進入空間32が上方に開放して形成されている。外壁75、内壁74及び進入空間32は、中壁部78(装着壁73の最大厚み部分)の左右方向の厚み範囲に形成されている。
また、外壁75は、底壁63の側縁に連結される部位を支点として内外に撓み変形可能とされている。外壁75の上端縁には、前後両縁から内側縁にかけて傾斜面33が面取りされて形成されている。外壁75には、側面視矩形のロック孔34が貫通して設けられている。外壁75は、ロック孔34を区画することで門型枠状をなしている。
図7及び図11に示すように、取付部65は、底壁63の後端に一体に連結された板状の基部35と、基部35の図示向かって右側(幅方向一側)の領域から上方に突出する突部36とからなり、全体として断面略L字形に形成されている。突部36は、内壁74の後端部にも一体に連結されている。
図7に示すように、取付部65には、複数の電線100を結束して固定する固定具としてのタイバンド200が取り付けられる。タイバンド200は、合成樹脂製であって、角箱状の頭部210と、頭部210から細長く延出する帯状のバンド本体220とからなる。本実施例1の場合、公知のタイバンド200を用いることができる。
基部35の上面は、底壁63の外周縁部(第1湾曲部66を除く部分)の上面に連なる左右方向に平坦な電線支持面37とされている。電線支持面37には、電線導出口31から導出された複数本の電線100が横並びで載置されて支持される。基部35の下面には、湾曲突状の周回ガイド部38が設けられている。タイバンド200のバンド本体220は、周回ガイド部38の弧状面に沿って巻き付けられるようになっている。
図7に示すように、突部36は、略角ブロック状をなし、基部35にも跨って上下方向に貫通する挿通孔39を有している。突部36の両側面のうち、電線支持面37の側縁に連なる面は、上下方向に平坦な規制面41とされている。規制面41は、下端が電線支持面37とほぼ直角に交差し、上端が後述する頭部支持面42とほぼ直角に交差している。電線支持面37に横並びで支持される複数の電線100のうち、端部に位置する電線100Aは、突部36の規制面41に当接することによって左右方向(横方向)の動きが規制され、他の電線100ともども左右方向に位置決めされるようになっている。
突部36の上面は、左右方向に平坦な頭部支持面42とされている。頭部支持面42は、電線支持面37よりも一段高い位置に配置されている。タイバンド200は、頭部210が頭部支持面42に支持された状態で、バンド本体220が挿通孔39に挿通されたあと基部35の下面から各電線100の上面に亘って周回され、さらにバンド本体220の先端部が頭部210に挿入係止されることで、取付部65に取り付けられる。
図9に示すように、第2カバー62は、被覆壁43と、被覆壁43の左右両端から垂下する一対の第2ロック部44とから一体に構成されている。
被覆壁43は、底壁63と対向して配置され、平面視において底壁63と概ね同様の形状をなしている。このため、被覆壁43の後端部は、後方へ向けて次第に幅狭になっている。図3及び図4に示すように、被覆壁43は後端側の一部を除いて取付部65よりも前方に位置し、被覆壁43の後方にはタイバンド200の取付部65への取り付けを行うための空間が確保されている。
被覆壁43の中央部(外周縁部を除く部分)には、図3に示すように、側断面形状が前後方向に沿って波形に湾曲した第2湾曲部45が設けられている。第2湾曲部45は、前後方向略中央部に位置する凸曲面状の第2頂部46と、第2頂部46から前方へ下り勾配で傾斜する第2前方領域47と、第2頂部46から後方へ下り勾配で傾斜する第2後方領域48とを有している。第2前方領域47の傾斜角(前後方向に対する傾斜角)は第1前方領域68の傾斜角とほぼ同一であり、第2後方領域48の傾斜角は第1後方領域69の傾斜角とほぼ同一である。また、第1、第2頂部67、46は、前後方向に関してほぼ同一位置に配置される。つまり、第1、第2湾曲部66、45同士は互いにほぼ平行な位置関係にある。ここで、第1、第2湾曲部66、45間は、電線100を前後方向と交差する方向に屈曲(蛇行)して保持する配索空間58として構成される。
また、図4に示すように、第2湾曲部45は、被覆壁43の外周縁部に対して第2連結壁49を介して一体に連結されている。図3及び図9に示すように、第2湾曲部45の下面には、前後方向に間隔をあけて複数の第2突条51が設けられている。第2突条51は、左右方向に細長く延出する形状をなし、第2前方領域47と第2後方領域48とにそれぞれ設けられ、且つ第1突条72とは異なる前後位置に配置されている。
図9に示すように、被覆壁43の下面前端部のうち、第2前方領域47の前端部を挟んだ左右両側には、一対のガイド部52が突出して設けられている。ガイド部52が凹溝77に嵌合状態で挿入されることにより、第1、第2カバー61、62の組み付け動作がガイドされ、且つ第1、第2カバー61、62の相互の位置決めがなされる。
第2ロック部44は、被覆壁43の側縁部に沿うように前後方向に延出したあと後端部が後方へ向けて内側に屈曲する形態とされ、図11に示すように、起立壁64の進入空間32に嵌合可能とされている。第2ロック部44の前部(前後方向に沿う部分)には、外面に側面視矩形の凹所53が凹み形成されることで薄肉となるロック片部54が撓み変形可能に設けられている。図5に示すように、凹所53には、外壁75が嵌合可能とされている。ロック片部54の外面(凹所53の奥面)には、外壁75のロック孔34に嵌合して係止可能な爪状のロック突起55が設けられている。ロック突起55は凹所53の深さ内に形成されている。
図5に示すように、被覆壁43における第2ロック部44と第2湾曲部45との間の領域には、被覆壁43の外周縁部と第2連結壁49とに跨って、内壁74の上端部を嵌合状態で挿入可能な断面角凹状の規制溝56が設けられている。規制溝56は、第2ロック部44の前後方向の全長に亘って延出し、被覆壁43の外周縁部から第2湾曲部45(第2前方領域47、第2頂部46、第2後方領域48)までの落差に相当する深さを有している。規制溝56の左右の溝面は、上下方向に沿って配置され、このうち、内壁74に臨む溝面は、内壁74の内倒れを規制する押さえ面57として機能する。
次に、本実施例1の作用効果を説明する。
組み付けに際し、インナハウジング11から延出する各電線100を、ストレインリリーフ60の第1カバー61の電線導出口31を通して外部に導出させる。続いて、第1カバー61に上方から第2カバー62を組み付ける。組み付けの過程では、第2カバー62のガイド部52が凹溝77に挿入されてガイドされるとともに、第2カバー62の第2ロック部44が第1カバー61の進入空間32に嵌合状態で進入する。すると、第2ロック部44のロック突起55が第1ロック部76の外壁75の傾斜面33を摺動し、外壁75が外側に撓み変形させられる。その後、外壁75が弾性復帰して、ロック突起55がロック孔34に嵌り込むことにより、図5に示すように、第2ロック部44が第1ロック部76に係止され、第1、第2カバー61、62が組み付け状態に保持される。なお、外壁75の外面は、第2ロック部44の外面における凹所53の開口縁部とほぼ面一に連続し、第2ロック部44の外面から突出することはない。
また、第1、第2カバー61、62の組み付けが完了する直前に、第2カバー62の被覆壁43の規制溝56に内壁74の上端部が嵌り込み、内壁74の左右方向の動きが規制される。とくに、内壁74は、外側にロック片部54が位置することから、ロック片部54に押されて内側に倒れやすいという事情があり、規制溝56の押さえ面57に内壁74の上端部が当接することで、内壁74の内倒れを規制することができるメリットが大きい。また、第2湾曲部45が第1湾曲部66との間に電線100の配索空間58を構成するべく被覆壁43の外周縁部から落差をもって形成され、その落差を利用して規制溝56が形成されるため、規制溝56のための特別な構造が新設されるわけではなく、全体の構造を簡素化することができる。なお、第1、第2カバー61、62が組み付けられた後も内壁74の上端部が規制溝56に嵌合されて内倒れが規制される状態が維持される。
第1、第2カバー61、62が組み付けられると、図3に示すように、インナハウジング11の後面から延出する各電線100が第1、第2湾曲部66、45間の配索空間58に略S字状に屈曲した状態で配索される。このため、各電線100のうちの電線導出口31から導出される部分に振動や引っ張り等の外力が作用しても、第1、第2湾曲部66、45間の配索空間58で電線100が遊動するのを抑えることができる。その結果、キャビティ21の内周面とゴム栓120との密着状態が良好に維持されてシール性を確保することができるとともに、両ハウジング10、80の嵌合後は端子金具90と相手端子金具85との接続状態が良好に維持されて接続安定性を確保することができる。とくに、本実施例1の場合、第1、第2湾曲部66、45にそれぞれ設けられた複数の第1、第2突条72、51が電線100の外周面に第1、第2突条72、51が食い込むように緊密に当接することにより、電線100が配索空間58で前後方向に位置ずれするのを確実に抑えることができる。
また、第1、第2カバー61、62が組み付けられると、各電線100の導出部分が配索空間58からストレインリリーフ60の電線導出口31を経て取付部65の電線支持面37にほぼ横並びで載せられる。ここで、取付部65には、上述した第1、第2カバー61、62の組み付け作業と前後し、図7に示すように、タイバンド200が取り付けられる。タイバンド200は、頭部支持面42に頭部210を載置させるとともにバンド本体220を挿通孔39に通した状態で、取付部65に仮止め状態で保持される。
続いて、取付部65の挿通孔39の下端開口から延出するバンド本体220が周回ガイド部38を経由して基部35から各電線100の上端にかけて周回され、バンド本体220の先端部が頭部210に挿通されて係止される。これにより、バンド本体220が基部35から各電線100に跨って巻き付けられ、各電線100がバンド本体220と基部35との間に横一列に挟持されて固定される。このとき、端部に位置する電線100Aが突部36の規制面41に当接し、各電線100の左右方向への位置ずれが規制される。
以上説明したように、本実施例1によれば、ストレインリリーフ60が電線100を固定するタイバンド200を取り付けるための取付部65を一体に有しているから、取付部65がストレインリリーフ60とは別に設けられる場合に比べ、部品点数を削減することができる。また、取付部65の突部36の上面及び側面(互いに交差する2面)を利用して頭部支持面42と規制面41とが効率良く設けられるため、取付部65の構造を簡素化することができる。
また、図5に示すように、被覆壁43の規制溝56の押さえ面57が内壁74の内側で内壁74の上端部と当接可能に配置されることにより、内壁74の内倒れが規制されるため、第1、第2ロック部76、44の係止状態の安定性を確保することができる。この場合に、被覆壁43が電線100の配索空間58を覆う部分であることから、内壁74の内倒れを規制する専用の構造を設ける必要がなく、構造が複雑になるのを回避することができる。
<実施例2>
図12は、本発明の実施例2を示す。実施例2は、ストレインリリーフ60Aの第1カバー61Aの構造が実施例1とは異なるが、その他は実施例1とほぼ同様である。このため、以下において、実施例1と同一又は相当する構造には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
実施例2の場合、第1カバー61Aから第1連結壁71が省略され、底壁63の外周縁部及び左右両側に配置された内壁74と第1湾曲部66との間に、ほぼ前後方向に沿った切れ目59が形成されている。第1湾曲部66は、両脇に切れ目59が入れられることで、前後両端を支点として上下方向に撓み変形可能となっている。
実施例2によれば、第1、第2湾曲部66、45間の配索空間58に電線100が挟持されたときに、第1湾曲部66が撓み変形可能な状態になっているため、第1、第2カバー61A、62間の組み付け誤差や寸法誤差を吸収することができる。とくに、電線径が変更された場合にも柔軟に対応することができる。なお、本実施例2の場合、第2カバー62から第2連結壁49を省略すると、内壁74の内倒れを規制する押さえ面57を形成しにくくなるため、第1カバー61A側に切れ目59を形成するのが望ましい。
<他の実施例>
以下、他の実施例を簡単に説明する。
(1)上記実施例1、2とは逆に、第1カバーが上側に配置され、第2カバーが下側に配置されていてもよい。また、第1、第2カバーは左右方向に開閉可能に取り付けられるものであってもよい。
(2)取付部は、第2カバーに一体に設けられていてもよい。
(3)被覆壁の押さえ面は、常には内壁と当接せず、内壁が内倒れしようとしたときに内壁と当接するように構成されていてもよい。
(4)実施例2の場合、切れ目は、第2カバーに設けられていてもよく、あるいは第1、第2カバーの双方に設けられていてもよい。なお、切れ目が第2カバーに設けられる場合、第2湾曲部が撓み変形可能となる。
(5)ハウジングは、インナハウジングとアウタハウジングに分離されることなく、一体に構成されていてもよい。
10…ハウジング
35…基部
36…突部
37…電線支持面
41…規制面
43…被覆壁
44…第2ロック部
58…配索空間
60、60A…ストレインリリーフ
61、61A…第1カバー
62…第2カバー
74…内壁
76…第1ロック部
90…端子金具
100…電線
200…タイバンド(固定具)
210…頭部

Claims (2)

  1. 電線に接続される端子金具と、
    前記端子金具が収容され、後方に電線が引き出されるハウジングと、
    前記ハウジングに装着され、前記電線を前後方向と交差する方向に屈曲して保持するストレインリリーフとを備え、
    前記ストレインリリーフは、第1、第2カバーで構成され、前記第1、第2カバー間に、前記電線が配索される配索空間を有しており、
    前記第1、第2カバーは、前記配索空間を挟んだ両側に第1、第2ロック部を有し、前記第1、第2ロック部が互いに係止し合うことにより、前記第1、第2カバーが保持されるものであり、
    前記第1ロック部は、前記配索空間を臨む位置に起立する内壁を有し、前記第2カバーは、前後方向と交差する方向に傾斜して前記配索空間を覆う被覆壁を有し、前記被覆壁は、前記内壁の内側で前記内壁と当接可能に配置されることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記第1、第2カバーの少なくとも一方は、前記配索空間を挟んだ両側の前記内壁間にて前記配索空間を覆うように配置され、前記内壁側との間に切れ目を有して撓み変形可能な湾曲部を有していることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
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