JP2017072763A - デジタルコンテンツ再生装置およびデジタルコンテンツ再生方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 使用者の文字の読み学習を効率的に行うことが可能なデジタルコンテンツ再生装置およびデジタルコンテンツの再生方法を提供すること。
【解決手段】 複数のフレーズを含むデジタルコンテンツと、デジタルコンテンツを再生する再生部と、デジタルコンテンツを複数のフレーズに分割するデジタルコンテンツ分割手段16Aと、複数に分割したフレーズを分割順に再生部に再生させる際に、N(Nは自然数)番目のフレーズおよび(N+1)番目のフレーズの間に所定の無音時間を挿入するフレーズ間無音時間挿入手段16Bと、を有する再生制御部16と、を具備し、無音時間は、再生部がN番目のフレーズを再生した際における再生所要時間に基づいてフレーズ間無音時間挿入手段16Bによって算出されていることを特徴とするデジタルコンテンツ再生装置10である。
【選択図】図1
【解決手段】 複数のフレーズを含むデジタルコンテンツと、デジタルコンテンツを再生する再生部と、デジタルコンテンツを複数のフレーズに分割するデジタルコンテンツ分割手段16Aと、複数に分割したフレーズを分割順に再生部に再生させる際に、N(Nは自然数)番目のフレーズおよび(N+1)番目のフレーズの間に所定の無音時間を挿入するフレーズ間無音時間挿入手段16Bと、を有する再生制御部16と、を具備し、無音時間は、再生部がN番目のフレーズを再生した際における再生所要時間に基づいてフレーズ間無音時間挿入手段16Bによって算出されていることを特徴とするデジタルコンテンツ再生装置10である。
【選択図】図1
Description
本発明はデジタルコンテンツ再生装置およびデジタルコンテンツ再生方法に関し、より詳細には、少なくとも文字情報を有するデジタルコンテンツをフレーズ毎に分割して再生する際において、フレーズ間における無音時間長を、直前に再生したフレーズの長さに応じたものにするデジタルコンテンツ再生装置およびデジタルコンテンツ再生方法に関する。
近年、文章の読み上げを困難とする者のために、デジタルコンテンツを用いた学習支援が提案されている。このようなデジタルコンテンツを用いた学習支援は、文字情報を有するデジタルコンテンツからなる文章を複数のフレーズに分割し、分割したフレーズの順番に沿って正しい読み上げの手本となる再生音声を聞いた直後に、使用者が再生音声に倣って文章を音読するものである。このような学習支援を行う際に用いられるデジタルコンテンツ再生装置やデジタルコンテンツ再生方法においては、使用者が無理なく手本となる音声に倣ってデジタルコンテンツの音読ができるようにすることが好ましく、使用者が手本となる音声を聞いた後に自らが音読するための無音時間の設定が可能な仕様が望まれている。
このようなデジタルコンテンツを再生する際における無音時間の設定方法に関連する技術としては、複数の楽曲を再生する際において、楽曲間の無音時間を調整することが可能なデジタルコンテンツ再生装置やデジタルコンテンツ再生方法が挙げられ、具体例として特許文献1や2に開示されているような構成のものが提案されている。
特許文献1および特許文献2に開示されているデジタルコンテンツ再生装置およびデジタルコンテンツ再生方法の構成は、楽曲間における無音部分の時間を楽曲の一部を構成している無音部分の有無にかかわらず、全ての楽曲間において等しい無音時間に揃えることができるといったものである。
特許文献1および特許文献2に開示されているデジタルコンテンツ再生装置およびデジタルコンテンツ再生方法の構成は、楽曲間における無音部分の時間を楽曲の一部を構成している無音部分の有無にかかわらず、全ての楽曲間において等しい無音時間に揃えることができるといったものである。
特許文献1および特許文献2における発明の構成は、楽曲を再生した後における無音時間をすべての楽曲間で等しくなるようにするものであるため、店舗等で楽曲を再生するような使用形態においては好適ではある。しかしながら、文字情報を含むデジタルコンテンツを複数のフレーズに分割する場合においては、分割された各々のフレーズの長さは必ずしも一致しない。このため、特許文献1および特許文献2に開示されている技術を本発明分野に転用しただけの構成では、分割された各フレーズを音読するための時間が長すぎて、使用者は音読後に無用な待ち時間が発生してしまうという不具合がある。また、これとは反対に、分割されたフレーズを音読するための時間が短すぎて、使用者の音読が終わらないうちに次のフレーズの読み上げが再生されてしまうといった不具合がある。
そこで本発明は上記課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは次のとおりである。すなわち、少なくとも文字情報を含むデジタルコンテンツの音読の訓練を行うにあたり、デジタルコンテンツをフレーズ毎に分割し、フレーズ毎に音読の手本となる読み上げ音声を使用者が聞いた後に音読を行う際において、使用者の使い勝手が良好であり、かつ使用者が確実に文章の音読の訓練を行うことが可能なデジタルコンテンツ再生装置およびデジタルコンテンツ再生方法を提供することにある。
上記課題を解決するため本願の発明者が鋭意研究した結果、以下の構成に想到した。
すなわち、本発明は、複数のフレーズを含むデジタルコンテンツと、前記デジタルコンテンツを再生する再生部と、前記デジタルコンテンツを前記複数のフレーズに分割するデジタルコンテンツ分割手段と、前記複数に分割したフレーズを分割順に前記再生部に再生させる際に、N(Nは自然数)番目のフレーズおよび(N+1)番目のフレーズの間に所定の無音時間を挿入するフレーズ間無音時間挿入手段と、を有する再生制御部と、を具備し、前記無音時間は、前記再生部が前記N番目のフレーズを再生した際における再生所要時間に基づいて前記フレーズ間無音時間挿入手段によって算出されていることを特徴とするデジタルコンテンツ再生装置である。
すなわち、本発明は、複数のフレーズを含むデジタルコンテンツと、前記デジタルコンテンツを再生する再生部と、前記デジタルコンテンツを前記複数のフレーズに分割するデジタルコンテンツ分割手段と、前記複数に分割したフレーズを分割順に前記再生部に再生させる際に、N(Nは自然数)番目のフレーズおよび(N+1)番目のフレーズの間に所定の無音時間を挿入するフレーズ間無音時間挿入手段と、を有する再生制御部と、を具備し、前記無音時間は、前記再生部が前記N番目のフレーズを再生した際における再生所要時間に基づいて前記フレーズ間無音時間挿入手段によって算出されていることを特徴とするデジタルコンテンツ再生装置である。
これにより、フレーズ間における無音時間を、直前に再生されたフレーズの長さに応じたものにすることができ、使用者は適切な無音時間内でフレーズの音読を行うことが可能になり、使い勝手が良好で効果的な文章の音読訓練を行うことができる。
また、前記再生所要時間は、前記フレーズ間無音時間挿入手段が前記N番目のフレーズを構成する文字数に単位文字あたりの発音時間を乗じることにより算出されていることが好ましい。
さらには、前記単位文字あたりの発音時間は、予め入力手段を介して使用者により入力された値であることがより好ましい。
さらには、前記単位文字あたりの発音時間は、予め入力手段を介して使用者により入力された値であることがより好ましい。
これらにより、無音時間を決定する際の基準となる直前のフレーズの再生時間の調整が可能になり、使用者が異なる場合や、使用者の習熟度に応じて常に適切な無音時間を提供することができ、使用者による文章の音読訓練を効果的に行うことができる。
また、前記無音時間は、前記フレーズ間無音時間挿入手段が前記N番目のフレーズにおける前記再生所要時間に所定の係数を乗じることにより算出されていることが好ましい。
さらには、前記所定の係数は、予め入力手段を介して使用者により入力された値であることが好ましい。
さらには、前記所定の係数は、予め入力手段を介して使用者により入力された値であることが好ましい。
これらにより、無音時間を決定する際の基準となる直前のフレーズの再生時間の調整が可能になり、使用者が異なる場合や、使用者の習熟度に応じて常に適切な無音時間を提供することができ、使用者による文章の音読訓練を効果的に行うことができる。
また、再生制御部が複数のフレーズを含むデジタルコンテンツを再生部により再生する際におけるデジタルコンテンツ再生方法であって、前記デジタルコンテンツを前記複数のフレーズに分割するデジタルコンテンツ分割ステップと、前記デジタルコンテンツを分割されたフレーズ順に前記再生部に再生させる際に、前記分割されたフレーズ間に所定の無音時間を挿入するフレーズ間無音時間挿入ステップと、を有し、前記再生制御部はフレーズ間無音時間挿入ステップにおいて、N番目(Nは自然数)のフレーズと(N+1)番目のフレーズとの間に挿入する前記無音時間を、前記N番目のフレーズの再生所要時間に基づいて算出していることを特徴とするデジタルコンテンツ再生方法とすることもできる。
これにより、フレーズ間における無音時間を、直前に再生されたフレーズの長さに応じたものにすることができ、使用者は適切な無音時間内でフレーズの音読を行うことが可能になり、使い勝手が良好で効果的な文章の音読訓練を行うことができる。
また、前記再生制御部は、前記N番目のフレーズを構成する文字数に単位文字あたりの発音時間を乗じることにより前記N番目のフレーズの再生所要時間を算出していることが好ましい。
さらには、前記再生制御部は、前記単位文字あたりの発音時間を、使用者により予め入力手段を介して入力された値を用いていることが好ましい。
さらには、前記再生制御部は、前記単位文字あたりの発音時間を、使用者により予め入力手段を介して入力された値を用いていることが好ましい。
これらにより、無音時間を決定する際の基準となる直前のフレーズの再生時間の調整が可能になり、使用者が異なる場合や、使用者の習熟度に応じて常に適切な無音時間を提供することができ、使用者による文章の音読訓練を効果的に行うことができる。
また、前記再生制御部は、前記N番目のフレーズの再生所要時間に所定の係数を乗じることにより前記無音時間を算出していることが好ましい。
さらには、前記再生制御部は、前記所定の係数を、使用者により予め入力手段を介して入力された値を用いていることが好ましい。
さらには、前記再生制御部は、前記所定の係数を、使用者により予め入力手段を介して入力された値を用いていることが好ましい。
これらにより、無音時間を決定する際の基準となる直前のフレーズの再生時間の調整が可能になり、使用者が異なる場合や、使用者の習熟度に応じて常に適切な無音時間を提供することができ、使用者による文章の音読訓練を効果的に行うことができる。
本発明にかかるデジタルコンテンツ再生装置およびデジタルコンテンツ再生方法の構成を採用することにより、使用者がデジタルコンテンツを用いた音読の訓練を行うにあたり、フレーズ毎に分割したデジタルコンテンツを、分割したフレーズ毎に再生される音読の手本音声を使用者が聞いた後に手本音声の再生時間と同じ時間範囲内で音読を行うことができる。これにより使用者はテンポよく確実に文章の音読訓練を行うことが可能になる。また、文章の音読訓練を行う使用者のスキルや音読対象のデジタルコンテンツの難易度に合わせて無音時間を適宜長さ調整することができるから、使用者にとって使い勝手が良好なデジタルコンテンツ再生装置およびデジタルコンテンツ再生方法にすることができる。
以下、本発明にかかるデジタルコンテンツ再生装置の実施形態について図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本実施形態にかかるデジタルコンテンツ再生装置10は、図1に示すように、デジタルコンテンツが記憶されている記憶部12と、デジタルコンテンツの再生部としてのスピーカ14と、デジタルコンテンツの再生方法を制御するための再生制御部16と、デジタルコンテンツに含まれる画像や入力手段としてのキーボードやテンキー等を表示する画面18と、を有している。このようなデジタルコンテンツ再生装置10としては、いわゆるタブレット端末やスマートフォン等を好適に用いることができる。またこれらタブレット端末やスマートフォンはインターネットに接続可能であることが好ましい。
本実施形態にかかるデジタルコンテンツ再生装置10は、図1に示すように、デジタルコンテンツが記憶されている記憶部12と、デジタルコンテンツの再生部としてのスピーカ14と、デジタルコンテンツの再生方法を制御するための再生制御部16と、デジタルコンテンツに含まれる画像や入力手段としてのキーボードやテンキー等を表示する画面18と、を有している。このようなデジタルコンテンツ再生装置10としては、いわゆるタブレット端末やスマートフォン等を好適に用いることができる。またこれらタブレット端末やスマートフォンはインターネットに接続可能であることが好ましい。
デジタルコンテンツが記憶されている記憶部12は、フラッシュメモリに代表される不揮発性メモリが好適に用いられる。デジタルコンテンツは、デジタルコンテンツ再生装置10内の記憶部12の他、図示しないインターネット上にアクセス可能に配設されたインターネットストレージや、デジタルコンテンツ再生装置10に接続された外部機器を介してデジタルコンテンツを入手する形態を採用することもできる。
デジタルコンテンツの再生部の一部を構成するスピーカ14および画面18は必ずしもデジタルコンテンツ再生装置10と一体をなしていなくてもよく、デジタルコンテンツ再生装置10に音声出力端子や画像出力端子を配設し、音声出力端子や画像出力端子を介して外部スピーカや外部モニタにデジタルコンテンツを出力させる形態としてもよい。
再生制御部16は、タブレット端末のCPUおよびCPUを動作させる制御プログラムが記憶されている記憶装置により実現可能である。記憶装置としては記憶部12を用いることができる。再生制御部16は、デジタルコンテンツを複数個のフレーズに分割するデジタルコンテンツ分割手段16Aとしての機能と、デジタルコンテンツを分割して得たフレーズを分割順に再生する際に、各々のフレーズ間に所定の無音時間を挿入するフレーズ間無音時間挿入手段16Bとしての機能とを有している。
以下に、図1および図2を参照しながらデジタルコンテンツ再生装置10によるデジタルコンテンツの再生方法について説明を行う。
以下に、図1および図2を参照しながらデジタルコンテンツ再生装置10によるデジタルコンテンツの再生方法について説明を行う。
デジタルコンテンツ分割手段16Aは、記憶部12に予め記憶されている制御プログラムの一部であるデジタルコンテンツ分割用プログラムに基づいて、複数のフレーズからなるデジタルコンテンツを所定数のフレーズに分割する処理を実行するものである。また、フレーズ間無音時間挿入手段16Bは、デジタルコンテンツ分割手段16Aにより複数個のフレーズに分割されたフレーズを分割順に音声再生をする際において、分割したフレーズ間に無音時間を挿入する処理を実行するものである。
ここで、フレーズとは、文章を構成する要素の集合を指すものであるが、文章を構成する要素の集合の大きさ(数)は特に限定されるものではない。ここでは、1つの文を文の中にある読点や句読点で句切られる範囲をフレーズとしている。
デジタルコンテンツ分割手段16Aは、デジタルコンテンツ分割用プログラムに基づいてデジタルコンテンツを複数のフレーズに分割する処理を実行する(S−1)。また、デジタルコンテンツ分割手段16Aは、分割された各フレーズの文字数をカウントする(S−2)。そしてデジタルコンテンツ分割手段16Aは、カウントした文字数の値を記憶部12にフレーズ構成文字数として各フレーズに対応させた状態で記憶させる(S−3)。
記憶部12には、予め単位文字あたりにおける発音時間が記憶されており、フレーズ間無音時間挿入手段16Bが記憶部12に記憶されているフレーズ構成文字数に単位文字あたりにおける発音時間を乗じることでフレーズの再生所要時間を算出し、算出したフレーズの再生所要時間に基づいてフレーズ再生後に挿入すべき無音時間を算出する処理を実行する(S−4)。このようにして算出されたフレーズ再生後の無音時間は、直前に再生されたフレーズの再生時間と同じ時間にすることができる。
ここでは、無音時間を設定するための基準となる直前のフレーズの再生時間を、フレーズ構成文字数と予め記憶部12に記憶されていた単位文字あたりにおける発音時間に基づいて算出しているがこの形態に限定されるものではない。単位文字あたりにおける発音時間は、使用者の音読に関する習熟度や聞き取りに関する習熟度等に応じて変更可能であることが好ましい。具体的には、再生制御部16が画面18に入力手段としてのキーボードを表示させ、キーボードを介して使用者が単位文字あたりにおける発音時間を入力可能にした形態とすることもできる。
フレーズ間無音時間挿入手段16Bは(S−4)において算出したフレーズ間無音時間を算出する際の根拠としたフレーズの再生直後に挿入する処理を実行する(S−5)。このようにしてデジタルコンテンツ分割手段16Aにより分割されたそれぞれのフレーズの再生順序と、再生されるフレーズ間に挿入される無音時間が決定されたデジタルコンテンツ分割再生プログラムが再生制御部16により作成される(S−6)ことになる。
再生制御部16は作成したデジタルコンテンツ分割再生プログラムに基づいて、図3に示すようにデジタルコンテンツを1番目のフレーズの再生(PP1)→1番目の無音時間(SP1)→2番目のフレーズの再生(PP2)→2番目の無音時間(SP2)→・・・→N番目のフレーズの再生(PPn)→N番目の無音時間(SPn)→(n+1)番目のフレーズの再生(PP(n+1))→(n+1)番目の無音時間(SP(n+1))→・・・x番目のフレーズの再生(PPx)→x番目の無音時間(SPx)→最終フレーズの再生(PPend)→最終無音時間(SPend)の順に、直前に再生されたフレーズと同じ時間の無音時間を介したデジタルコンテンツの細切れ再生を実行する(S−7)。
再生制御部16は、デジタルコンテンツの細切れ再生の実行時に、デジタルコンテンツの文字情報の全体または一部を画面に出力し、デジタルコンテンツ分割手段16Aにより分割されたフレーズ部分をハイライト表示する処理を実行するようにしてもよい。再生制御部16がこのような処理を実行することにより、使用者が文章の音読訓練を行う際において、使用者を視覚的に補助することができる点で好都合である。このとき、スピーカ14から音読の手本となる音声出力に合わせて画面18にフレーズの文字を順次出力させると共に、フレーズ再生後の無音時間においては、手本となる音声出力と同じ速度でフレーズの文字を画面18に順次表示させるようにすれば、使用者の音読をより丁寧に補助することができる。
(第2実施形態)
本実施形態におけるデジタルコンテンツ再生装置10の基本構成は第1実施形態と同様であるので、第1実施形態で用いた部材番号を用いることで共通部分に関する詳細な説明を省略している。
本実施形態における再生制御部16は、図4に示すように、デジタルコンテンツ分割手段16Aとフレーズ間無音時間挿入手段16Bの他に無音時間調整手段16Cとしての機能をさらに備えていることが特徴的である。
本実施形態におけるデジタルコンテンツ再生装置10の基本構成は第1実施形態と同様であるので、第1実施形態で用いた部材番号を用いることで共通部分に関する詳細な説明を省略している。
本実施形態における再生制御部16は、図4に示すように、デジタルコンテンツ分割手段16Aとフレーズ間無音時間挿入手段16Bの他に無音時間調整手段16Cとしての機能をさらに備えていることが特徴的である。
無音時間調整手段16Cは、予め制御プログラムに入力されている単位文字あたり発音時間に基づいて算出されたフレーズ再生後の無音時間のそれぞれを一定比率での短縮や延長を行うものである。具体的に説明すると、使用者が画面18の特定箇所をタップ等すると、再生制御部16が画面18に入力手段としてのキーボードと設定値入力フォームを出力させる。使用者がキーボードを用いて設定値入力フォームに百分率等の数値を入力すると、無音時間調整手段16Cが入力された設定値に基づいて、フレーズ間無音時間挿入手段16Bにより算出された無音時間を一律に短縮させる処理や延長させる処理を実行する。
図5は、第2実施形態におけるデジタルコンテンツ再生装置10による1番目から3番目のフレーズおよび無音時間の再生概念図である。図5(A)は、第1実施形態における1番目から3番目のフレーズおよびこれらに対応する無音時間を棒グラフで示した概念図である。ここでは、図5(A)に示されているフレーズ再生直後における無音時間を標準無音時間としている。図5(B)は、フレーズ再生直後における無音時間を標準無音時間の75%にした(0.75*PP1=SP1,0.75*PP2=SP2,0.75*PP3=SP3)状態を示した概念図である。図5(C)は、フレーズ再生直後における無音時間を標準無音時間の120%にした(1.2*PP1=SP1,1.2*PP2=SP2,1.2*PP3=SP3)状態を示した概念図である。
図5(B)に示す状態は、使用者が音読の訓練を行うための無音時間であるフレーズの音声再生直後における無音時間が、フレーズの音声再生時間よりも短くなっている(無音時間は直前に再生されたフレーズ再生時間よりも25%短い)ため、使用者の文章の音読習熟度が標準習熟度よりも高い場合に適用されることが多い。これに対して図5(C)に示す状態は、使用者が音読の訓練を行うための無音時間であるフレーズの音声再生直後における無音時間が、フレーズの音声再生時間よりも長くなっている(無音時間は直前に再生されたフレーズ再生時間よりも20%長い)ため、使用者の文章の音読習熟度が標準習熟度よりも低い場合に適用されることが多い。
このような無音時間調整手段16Cの構成を採用することで、使用者の音読の習熟度や聞き取りの習熟度がデジタルコンテンツ再生装置10において想定されている習熟度と差がある場合であっても、使用者の習熟度に対して最適な状態で文章の音読訓練を行うことが可能になる点で好適である。
(第3実施形態)
本実施形態の基本構成は、先に説明した実施形態と同様であるので、先に説明した実施形態で用いた部材番号を用いることで共通部分に関する詳細な説明を省略している。
本実施形態におけるフレーズ間無音時間挿入手段16Bは、スピーカ14に出力されたフレーズの実再生時間を計測し、計測した時間と同じ時間の無音時間をフレーズの再生直後に挿入する処理を実行することが特徴点である。フレーズの実再生時間は、再生制御部16のCPUに計測させればよい。
本実施形態の基本構成は、先に説明した実施形態と同様であるので、先に説明した実施形態で用いた部材番号を用いることで共通部分に関する詳細な説明を省略している。
本実施形態におけるフレーズ間無音時間挿入手段16Bは、スピーカ14に出力されたフレーズの実再生時間を計測し、計測した時間と同じ時間の無音時間をフレーズの再生直後に挿入する処理を実行することが特徴点である。フレーズの実再生時間は、再生制御部16のCPUに計測させればよい。
このようなフレーズ間無音時間挿入手段16Bの構成は、再生制御部16によるデジタルコンテンツ分割再生プログラムの作成処理が不要になる点でデジタルコンテンツ再生装置10が行うデータ処理負担を軽減させることができ、デジタルコンテンツ再生装置10よりを安価に提供することができる点において好都合である。
以上に本発明にかかるデジタルコンテンツ再生装置10およびデジタルコンテンツ再生方法について実施形態に基づいて詳細に説明を行ったが、本発明の技術的範囲は、以上に説明した第1実施形態ないし第3実施形態に限定されるものではない。また、各実施形態において説明した変形例等を適宜組み合わせた形態を採用することも可能である。
10 デジタルコンテンツ再生装置,
12 記憶部,
14 スピーカ(再生部),
16 再生制御部,
16A デジタルコンテンツ分割手段,
16B フレーズ間無音時間挿入手段,
16C 無音時間調整手段,
18 画面
12 記憶部,
14 スピーカ(再生部),
16 再生制御部,
16A デジタルコンテンツ分割手段,
16B フレーズ間無音時間挿入手段,
16C 無音時間調整手段,
18 画面
Claims (10)
- 複数のフレーズを含むコンテンツと、
前記コンテンツを再生する再生部と、
前記コンテンツを前記複数のフレーズに分割するコンテンツ分割手段と、前記複数に分割したフレーズを分割順に前記再生部に再生させる際に、N(Nは自然数)番目のフレーズおよび(N+1)番目のフレーズの間に所定の無音時間を挿入するフレーズ間無音時間挿入手段と、を有する再生制御部と、を具備し、
前記無音時間は、前記再生部が前記N番目のフレーズを再生した際における再生所要時間に基づいて前記フレーズ間無音時間挿入手段によって算出されていることを特徴とするコンテンツ再生装置。 - 前記再生所要時間は、前記フレーズ間無音時間挿入手段が前記N番目のフレーズを構成する文字数に単位文字あたりの発音時間を乗じることにより算出されていることを特徴とする請求項1記載のコンテンツ再生装置。
- 前記単位文字あたりの発音時間は、予め入力手段を介して使用者により入力された値であることを特徴とする請求項2記載のコンテンツ再生装置。
- 前記無音時間は、前記フレーズ間無音時間挿入手段が前記N番目のフレーズにおける前記再生所要時間に所定の係数を乗じることにより算出されていることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載のコンテンツ再生装置。
- 前記所定の係数は、予め入力手段を介して使用者により入力された値であることを特徴とする請求項4記載のコンテンツ再生装置。
- 再生制御部が複数のフレーズを含むコンテンツを再生部により再生する際におけるコンテンツ再生方法であって、
前記コンテンツを前記複数のフレーズに分割するコンテンツ分割ステップと、
前記コンテンツを分割されたフレーズ順に前記再生部に再生させる際に、前記分割されたフレーズ間に所定の無音時間を挿入するフレーズ間無音時間挿入ステップと、を有し、
前記再生制御部はフレーズ間無音時間挿入ステップにおいて、N番目(Nは自然数)のフレーズと(N+1)番目のフレーズとの間に挿入する前記無音時間を、前記N番目のフレーズの再生所要時間に基づいて算出していることを特徴とするコンテンツ再生方法。 - 前記再生制御部は、前記N番目のフレーズを構成する文字数に単位文字あたりの発音時間を乗じることにより前記N番目のフレーズの再生所要時間を算出していることを特徴とする請求項6記載のコンテンツ再生方法。
- 前記再生制御部は、前記単位文字あたりの発音時間を、使用者により予め入力手段を介して入力された値を用いていることを特徴とする請求項7記載のコンテンツ再生方法。
- 前記再生制御部は、前記N番目のフレーズの再生所要時間に所定の係数を乗じることにより前記無音時間を算出していることを特徴とする請求項6〜8のうちのいずれか一項に記載のコンテンツ再生方法。
- 前記再生制御部は、前記所定の係数を、使用者により予め入力手段を介して入力された値を用いていることを特徴とする請求項9記載のコンテンツ再生方法。
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2015
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