JP2017066858A - 附属枠、附属枠を有する窓、プレキャスト壁体及びそれらの製作組立方法 - Google Patents

附属枠、附属枠を有する窓、プレキャスト壁体及びそれらの製作組立方法 Download PDF

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Abstract

【課題】壁体の窓開口部の開口寸法の公差及び様々な施工方法を使用することが原因で窓枠の規格化設計が行えない問題と、樹脂建具をプレキャスト壁板に取り付けてから養生する際に変形しやすい問題とを解決する。
【解決手段】本発明は附属枠、附属枠を有する窓、プレキャスト壁体及びそれらの製作組立方法を提供する。附属枠は窓開口部を備えたプレキャスト壁体に埋設される。附属枠は窓開口部の周方向に沿って枠型に構成される附属枠本体を有し、附属枠本体の周方向内表面は窓開口部の周方向表面の外部へ露出し、附属枠本体には中空の内部空間が設けられており、附属枠本体の周方向外表面には周方向に沿って延びる開口溝が設けられている。プレキャスト壁体は附属枠本体の開口溝から附属枠本体の内部空間内まで延びており、附属枠本体の内部空間にはさらに発泡材が充填される。
【選択図】図3−1

Description

本発明は附属枠、附属枠を備える窓及びプレキャスト壁体に関する。また、本発明は上記附属枠、プレキャスト壁体の製作方法及び窓とプレキャスト壁体とを組み立てる組立方法に関する。
壁体等の基材部に窓を取り付ける場合には、壁体の窓開口部の開口寸法や窓枠に製作過程で公差が生じるため、取り付け時にこの公差が原因で窓を壁体に取り付けることができないことがある。こうした事態を防止するため、壁体等の基材部に附属枠を取り付けることが行われている。この附属枠によれば、開口部と窓枠と間の公差が減少し、窓枠の取り付けがスムーズになる。
特許文献1には、基礎構造(壁体に相当する)上に断熱板内包型スチール附属枠を固定し、この断熱板内包型スチール附属枠の周囲の基礎構造をセメントモルタルで平らにならし、連結部材を介して附属枠を基礎構造に連結した後、窓枠を附属枠に取り付ける断熱スチール附属枠システムが開示されている。ここで公開されている方法は、わが国で現場コンクリート打ち工法、略してRC工法と称されている。
上記の断熱スチール附属枠システムでは、まず附属枠と基礎構造とを固定してから窓枠を取り付けるが、附属枠は連結部材を介して基礎構造に連結されるか、あるいは直接基礎構造の表面に固定されるので、固定力が弱い。また、上記工法では現場で取り付けを行わざるを得ないため、附属枠、窓枠をそれぞれ現場に運ぶ必要があり、保存が難しく破損しやすい。
RC工法に対して、PC工法はコンクリートプレハブ工法であり、プレキャストコンクリート構造部材等の基礎構造部材や、外壁板、内壁板、室内のキッチン、水回りユニット施設等の非耐力部材及び建築部品等を工場で生産加工した後、現場に運んで組み立てる施工方法である。
PC工法の普及度は高まりつつあるが、PC工法における建具の取り付けについては課題が残されている。第一に、国外のやり方を参照して一体化埋設式建具を使用する方法では、建具の品質が保証されない。特に建具が樹脂建具である場合には、プレキャスト壁板は蒸気養生を行う必要があり、樹脂建具は蒸気養生の高温に適応できないことから、樹脂建具をプレキャスト壁板に予め取り付けてから蒸気養生を行うと樹脂建具が高温のため変形してしまい、建具の品質に影響を与える。第二に、現在市場においてはRC工法とPC工法とがそれぞれ一定のシェアを持っているが、これらの施工方法の違いにより、たとえ同一規格の窓であっても施工方法が異なる場合は異なるサイズの窓枠を特注する必要があり、窓枠の規格化設計が行えない。
中国実用新案公告第203547377号明細書
上記の従来技術の欠点に鑑み、本発明の目的は、従来技術における壁体の窓開口部の開口寸法の公差及び様々な施工方法を使用することが原因で窓枠の規格化設計が行えない問題と、樹脂建具をプレキャスト壁板に取り付けてから養生する際に変形しやすい問題とを解決できる、附属枠、附属枠を有する窓、プレキャスト壁体及びそれら製作組立方法を提供することである。
上記目的及びその他の関連する目的を実現するため、本発明の附属枠は窓開口部を備えたプレキャスト壁体内に予め埋設される附属枠であって、附属枠は窓開口部の周方向に沿って枠型に構成される附属枠本体を有し、附属枠本体の周方向内表面は、前記窓開口部の周方向表面の外部へ露出し、附属枠本体には中空の内部空間が設けられており、附属枠本体の周方向外表面には周方向に沿って延びる開口溝が設けられ、プレキャスト壁体は附属枠本体の開口溝から附属枠本体の内部空間内まで延び、附属枠本体は周方向内表面と、周方向外表面と、周方向内表面及び周方向外表面を接続する2つの側面とを有し、周方向外表面は2つの側面から内側に向かって対向して延びる2本のフランジからなり、2本のフランジの間の隙間が附属枠本体の開口溝を形成する。
予めプレキャスト壁体に附属枠を設置することで、附属枠を備えたプレキャスト壁体全体を工場内で製作することができ、現場に搬入後は窓枠と窓障子とを取り付けるだけで良く、非常に簡便であるとともに、PC工法において使用する窓を規格化しにくいという問題も解決される。また、附属枠本体の周方向外表面には周方向に沿って延びる開口溝を設け、プレキャスト壁体が附属枠本体の開口溝から附属枠本体の内部空間内まで延びるようにして、附属枠とプレキャスト壁体との固定力を保証している。
附属枠の断熱効果及び附属枠と窓枠との連結部材に固定の基礎を提供するため、附属枠本体の内部空間内には発泡材が充填されていることが好ましい。さらに、附属枠とプレキャスト壁体との固定も考慮に入れて、発泡材は附属枠本体の内部空間において開口溝から離れた側に位置し、附属枠本体の内部空間において開口溝に近い側には、プレキャスト壁体が延びるための空間が残されていることが好ましい。
さらに、プレキャスト壁体を打設するためのコンクリート中の砂利の直径は通常5〜25mmの範囲であるため、附属枠本体の内部空間において発泡材が充填されていない部分は、附属枠本体の周方向外表面に垂直な方向の距離が5mm以上であることが好ましい。
一方、発泡材は、附属枠本体の周方向外表面に垂直な方向の厚さが10mm以上であることが好ましい。国内で用いられるセルフタッピングねじの長さはたいてい13mm前後である。附属枠と窓枠とを連結する連結部材の厚さが2mm、附属枠の材料自体の厚さが1.5mm〜2mm前後であるため、発泡材の厚さを10mm以上とすることで、セルフタッピングねじと発泡材との固定力を保証でき、セルフタッピングねじが打ち込みやすくなる。
プレキャスト壁体を打設するためのコンクリート中の砂利の直径が通常5〜25mmの範囲であるため、附属枠本体の開口溝は、幅が5mm以上であることが好ましい。
フランジの端部から側面の内表面までの距離は5mm以上であることが好ましい。
上記目的及びその他の関連する目的を実現するため、本発明の窓は、附属枠と、窓枠と、附属枠及び窓枠を連結する連結部材とを含み、附属枠は上記技術的手段に記載の附属枠である。
連結部材は附属枠と窓枠との間に位置する複数の固定片であって、複数の固定片は窓枠の周方向に沿って配置され、固定片の一端はボルトで附属枠と連結され、固定片の他の一端は窓枠と連結固定されることが好ましい。
上記目的及びその他の関連する目的を実現するため、本発明のプレキャスト壁体には、上記のような窓を取り付けるための窓開口部が設けられている。
窓開口部の室外側には周方向に沿って延びる凸辺が設けられていることが好ましい。さらに、凸辺の側面と窓開口部の周方向表面とによって構成されるコーナーに硬質フォーム材が設置され、硬質フォーム材は、凸辺の側面と前記窓開口部の周方向表面と窓枠の室外側とに接触していることが好ましい。
プレキャスト壁体の室外側には外装飾層が設けられていることが好ましい。
上記目的及びその他の関連する目的を実現するため、本発明の上記技術的手段に記載された附属枠の製作方法は、A1)製作する附属枠の断面と同じで断面を有した長尺の枠材を複数に切断するステップと、A2)切断した枠材の一端面と次の枠材の開口溝から離れた外表面とを順次接続し、複数の枠材を先頭と末尾とをつなぐようにして枠型に接続することにより、附属枠本体を形成するステップと、A3)附属枠本体を形成した枠材の端部及び溶接位置に表面処理と補修とを施すステップとを含む。
附属枠本体の内部空間内に発泡材を充填するとき、製作方法においてA4)附属枠本体の内部空間において発泡材と接触する箇所の表面に接着剤を塗布するステップと、A5)発泡材を附属枠本体の内部空間に設置し、発泡材と附属枠本体の内部空間の内表面とを接着するステップとをさらに含むことが好ましい。
上記の附属枠の製作方法によれば、従来の長尺の枠材で簡便に附属枠本体を製作できるとともに、枠材の一端部には発泡材を挿入するための開口を残し、枠材の他の端部は封止して、一端が開口し一端が封止された内部空間を形成することができる。
上記目的及びその他の関連する目的を実現するため、本発明の上記技術的手段に記載されたプレキャスト壁体の製作方法は、B1)製作した附属枠をプレキャスト壁体の工場製作現場へ搬入するステップと、B2)プレキャスト壁体の型枠を組み立て、附属枠とプレキャスト壁体の内部鉄筋とを位置決めして固定するステップと、B3)型枠内にコンクリートを打設するステップと、B4)打設完了後のプレキャスト壁体を屋内養生するステップと、B5)屋内養生完了後、プレキャスト壁体を脱型し、検査するステップと、B6)検査完了後のプレキャスト壁体を屋外に設置し養生するステップとを含む。附属枠の製作方法は上記技術的手段に記載の方法であることが好ましい。
プレキャスト壁体を製作するとき、附属枠のみを予めプレキャスト壁体に埋設し、窓枠は取り付けない。こうすると窓枠をプレキャスト壁体とともに蒸気養生する必要がないため、窓枠の高温による変形を回避できる。特に窓枠が樹脂材料である場合には、樹脂窓が高温により変形することを効果的に回避できるので、樹脂窓であってもコンクリートプレハブ工法に用いることができる。なお、窓枠の取り付けはプレキャスト壁体を施工現場に搬入した後に行う。
上記目的及びその他の関連する目的を実現するため、本発明の窓とプレキャスト壁体との組立方法は、上記技術的手段に記載された窓とプレキャスト壁体との組立方法であって、C1)予め附属枠を埋設したプレキャスト壁体を施工現場に搬入し、プレキャスト壁体を取り付けるステップと、C2)連結部材と窓枠の外周面とを連結し、窓枠をプレキャスト壁体の窓開口部内に設置するステップと、C3)窓枠と、附属枠及び窓開口部との相対位置を調整するステップと、C4)連結部材と附属枠とを連結固定するステップと、C5)窓枠と、附属枠及び窓開口部の周方向表面との隙間に発泡剤を充填するステップと、C6)窓枠内に窓障子を取り付けるステップと、C7)プレキャスト壁体の室内側の装飾施工を行うステップとを含む。
窓枠は樹脂材料からなることが好ましい。
窓開口部の室外側に周方向に沿って延びる凸辺が設けられ、組立方法にはさらに、ステップC2の前に、凸辺の側面と窓開口部の周方向表面とで構成されるコーナーに硬質フォーム材を設置し、硬質フォーム材と、凸辺の側面、窓開口部の周方向表面とを接触させるステップを含み、ステップC2)において、硬質フォーム材と窓枠の室外側とを接触させる。さらに好ましくは、ステップC5)において窓枠と、附属枠及び窓開口部の周方向表面との隙間に発泡剤を充填した後、さらに窓枠と凸辺との隙間にシーラントを充填することが好ましい。
プレキャスト壁体の製作方法は上記技術的手段に記載された方法であることが好ましい。
上記組立方法によれば、予め附属枠を埋設したプレキャスト壁体と窓枠、窓障子との現場での迅速な取り付けを実現し、附属枠を有するプレキャスト壁体全体が工場内で製作でき、現場に運んだ後、窓枠と窓障子とを取り付けるだけですむため、非常に簡便である。また、プレキャスト壁体を製作する時点で窓枠を取り付けせず、施工現場にて取り付けるので、蒸気養生時の窓枠の変形を回避でき、特に窓枠が樹脂材料製である場合、樹脂窓枠の変形を回避でき、窓の品質が向上する。
上記のように、本発明の附属枠、附属枠を有する窓、プレキャスト壁体及びそれらの製作組立方法は、以下のような有益な効果を奏する。
当該附属枠、附属枠を有する窓、プレキャスト壁体及びそれらの製作組立方法は、附属枠を予めプレキャスト壁体に埋設する方式により、異なる施工方法における窓のサイズ統一の問題を解決し、PC工法において使用する窓の規格化設計を実現し、実際の施工においてPC工法を広く運用するための良好な基礎を提供する。また、プレキャスト壁体の製作時に窓枠を取り付けず、施工現場で窓枠の取り付けを行うため、蒸気養生時の窓枠の変形を回避でき、窓の品質が向上する。
附属枠、附属枠を有する窓、プレキャスト壁体及びそれらの製作組立方法は、附属枠を予めプレキャスト壁体に埋設する方式により、異なる施工方法における窓のサイズ統一の問題を解決し、PC工法において使用する窓の規格化設計を実現し、実際の施工においてPC工法を広く運用するための良好な基礎を提供する。また、プレキャスト壁体の製作時に窓枠を取り付けず、施工現場で窓枠の取り付けを行うため、蒸気養生時の窓枠の変形を回避でき、窓の品質が向上する。
図1−1は、本発明の附属枠の構造を示す概略斜視図である。 図1−2は、附属枠の端面図である。 図2−1は、図1−1に示す附属枠の附属枠本体の構造を示す概略斜視図である。 図2−2は、附属枠本体の端面図である。 図3−1は、図1−1に示す附属枠をプレキャスト壁体内に予め埋設した構造を示す概略斜視図である。 図3−2は、附属枠及びプレキャスト壁体の要部縦断面図である。 図4−1は、図1−1に示す附属枠の製作方法を順に示すもので、作成する附属枠と同じ断面を有した長尺の枠材の概略斜視図である。 図4−2は、図4−1に示す枠材を切断する様子の概略斜視図である。 図4−3は、切断した枠材の一端面と次の枠材の開口溝から離れた外表面とを接続する様子の概略斜視図である。 図4−4は、附属枠本体の構造を示す概略斜視図である。 図4−5は、附属枠本体を形成した枠材の端部及び溶接位置に表面処理と補修とを施す様子の概略斜視図である。 図4−6は、附属枠本体の内部空間において発泡材と接触する箇所の表面に接着剤を塗布する様子の概略斜視図である。 図4−7は、発泡材を附属枠本体の内部空間に設置する様子の概略斜視図である。 図4−8は、附属枠本体の内部空間に発泡材を接着した状態の概略斜視図である。 図5−1は、本発明の窓とプレキャスト壁体との組立方法を順に示すもので、予め附属枠を埋設したプレキャスト壁体を施工現場に搬入した状態の要部縦断面図である。 図5−2は、プレキャスト壁体に設けた凸辺の側面と窓開口部の周方向表面とで構成されるコーナーに硬質フォーム材を設置し、硬質フォーム材と、凸辺の側面、窓開口部の周方向表面とを接触させた状態の要部縦断面図である。 図5−3は、連結部材と窓枠の外周面とを連結し、窓枠をプレキャスト壁体の窓開口部内に設置する状態の要部縦断面図である。 図5−4は、窓枠と、附属枠及び窓開口部の周方向表面との隙間にガスケットを敷き込んだ状態の要部縦断面図である。 図5−5は、連結部材と附属枠とを連結固定した状態の要部縦断面図である。 図5−6は、窓枠と、附属枠及び窓開口部の周方向表面との隙間に発泡剤を充填した状態の要部縦断面図である。 図5−7は、窓枠と、附属枠及び窓開口部の周方向表面との隙間に発泡剤を充填した状態の要部縦断面図である。 図5−8は、窓枠と凸辺との隙間にシーラントを充填した状態の要部縦断面図である。 図5−9は、窓枠内に窓障子を取り付けた状態の要部縦断面図である。 図5−10は、プレキャスト壁体の室内側に下地を塗り、下地層を形成した状態の要部縦断面図である。 図5−11は、プレキャスト壁体の室内側の下地層の上に内断熱層を設置した状態の要部縦断面図である。 図5−12は、プレキャスト壁体の室内側の内断熱層の上に内装飾層を設置した状態の要部縦断面図である。 図5−13は、最終的に窓を取り付けたプレキャスト壁体の縦断面図である。
以下、特定の具体的実施例によって本発明の実施形態を説明するが、当業者であれば、本明細書に開示された内容から本発明のその他の利点や効果を容易に理解できるであろう。
図1−1〜図5−13を参照されたい。本明細書に付属する図面に示した構造、比率、大きさ等は、いずれも明細書に記載された内容と合わせて用いて、当業者の理解及び閲読に供するものに過ぎず、本発明の実施可能性を限定する限定条件として用いるものではない。従って、技術上の実質的意義を有さず、いかなる構造上の修正、比率の変更あるいは大きさの調整も、本発明がもたらす効果及び達成する目的に影響しない限り、本発明に開示された技術内容がカバーできる範囲内に含まれるものである。また、本明細書に用いる「上」、「下」、「左」、「右」、「中間」及び「一」等の用語も、説明を明確にするために用いるに過ぎず、本発明の実施可能な範囲を限定するものではなく、それらの相対関係の変更や調整は、技術内容が実質的に変更されないかぎり、本発明の実施可能な範疇であるとみなされる。
図1−1〜図3−2に示すように、本発明は附属枠10を提供する。附属枠10は窓開口部21(図5−13参照)を備えたプレキャスト壁体20内に予め埋設される。附属枠10は窓開口部21の周方向に沿って枠型に構成される附属枠本体11を有し、附属枠本体11の周方向内表面15は、窓開口部21の周方向表面22の外部へ露出している。附属枠本体11には中空の内部空間13が設けられており、附属枠本体11の周方向外表面には周方向に沿って延びる開口溝14が設けられている。プレキャスト壁体20は附属枠本体11の開口溝14から附属枠本体11の内部空間13内まで延びている。
予めプレキャスト壁体20に附属枠10を設置することで、附属枠10を備えたプレキャスト壁体20全体を工場内で製作することができ、現場に搬入後は窓枠31と窓障子33を取り付けるだけで良く、非常に簡便であるとともに、PC工法において使用する窓30を規格化しにくいという問題も解決される。
また、附属枠本体11の周方向外表面には周方向に沿って延びる開口溝14を設け、プレキャスト壁体20が附属枠本体11の開口溝14から附属枠本体11の内部空間13内まで延びるようにして、附属枠10とプレキャスト壁体20との固定力を保証している。
図1−1〜図3−2に示すように、附属枠10の断熱効果及び附属枠10と窓枠31との連結部材に固定の基礎を提供するため、附属枠本体11の内部空間13内には発泡材12が充填されている。附属枠10とプレキャスト壁体20との固定も考慮に入れて、発泡材12は附属枠本体11の内部空間13の、開口溝14から離れた側に位置し、附属枠本体11の内部空間13の開口溝14に近い側には、プレキャスト壁体20が延びるための空間が残されている。
プレキャスト壁体20を打設するためのコンクリート中の砂利の直径は通常5〜25mmの範囲であるため、附属枠本体11の内部空間13の発泡材12が充填されていない部分は、附属枠本体11の周方向外表面に垂直な方向の距離が5mm以上であることが好ましく、また、附属枠本体11の開口溝14は、幅が5mm以上であることが好ましい。
国内で用いられるセルフタッピングねじの長さはたいてい13mm前後であり、附属枠10と窓枠31とを連結する連結部材の厚さが2mm、附属枠10の材料自体の厚さが1.5mm〜2mm前後である。従ってセルフタッピングねじを打ち込みやすいよう、発泡材12は、附属枠本体11の周方向外表面に垂直な方向の厚さが10mm以上であることが好ましい。
図1−2及び図2−2に示すように、附属枠本体11は周方向内表面15と、周方向外表面と、周方向内表面15及び周方向外表面を接続する2つの側面17とを有し、周方向外表面は2つの側面17から内側に向かって対向して延びる2本のフランジ16からなる。2本のフランジ16の間の隙間が附属枠本体11の開口溝14を形成する。このように、2本のフランジ16がプレキャスト壁体20を打設するコンクリート等の材料と直接結合するため、附属枠10とプレキャスト壁体20との固定力はさらに強化される。上記フランジ16の端部から側面17の内表面までの距離は5mm以上である。
本発明の窓30は、上記の附属枠10と、窓枠31と、附属枠10及び窓枠31を連結する連結部材とを含む。連結部材は附属枠10と窓枠31との間に位置する複数の固定片32であって、複数の固定片32は窓枠31の周方向に沿って配置されている。固定片32の一端はボルトで附属枠10と連結され、他の一端はボルト、係合溝、ねじ等で窓枠31と連結固定される。
図5−13に示すように、本発明のプレキャスト壁体20には、窓30を取り付けるための窓開口部21が設けられている。発泡剤211が漏れ出さないよう、窓開口部21の室外側には周方向に沿って延びる凸辺23が設けられるとともに、凸辺23の側面と窓開口部21の周方向表面22とによって構成されるコーナーに硬質フォーム材24が設置されている。硬質フォーム材24は、凸辺23の側面と窓開口部21の周方向表面22と窓枠31の室外側とに接触している。こうして硬質フォーム材24に遮られるため発泡剤211は外部へ漏出しない。
図5−1に示すように、プレキャスト壁体20を工場で製作する段階で、予めプレキャスト壁体20の室外側に外装飾層25を設けることができる。
図4−1〜図4−8に示すように、本発明の附属枠10の製作方法は以下のステップを含む。
A1)図4−1〜図4−2に示すように、断面が製作する附属枠10の断面と同じである長尺の枠材40を複数に切断する。
A2)図4−3〜図4−4に示すように、切断した枠材40の一端面と次の枠材40の開口溝14から離れた外表面とを順次溶接する方法で、複数の枠材40を先頭と末尾とをつなぐように枠型に接続して附属枠本体11を形成する。
A3)図4−5に示すように、溶接して形成した附属枠本体11の枠材40の端部及び溶接位置に表面処理と補修を施す。
附属枠本体11の内部空間13内に発泡材12を充填するとき、附属枠10の製作方法はさらに以下のステップを含む。
A4)図4−6に示すように、附属枠本体11の内部空間13において発泡材12と接触する箇所の表面に接着剤を塗布する。
A5)図4−7〜図4−8に示すように、枠材40の他の枠材40と溶接されていない端部から発泡材12を挿入して、発泡材12を附属枠本体11の内部空間13に設置し、発泡材12と附属枠本体11の内部空間13の内表面とを接着する。
上記の附属枠10の製作方法によれば、従来の長尺の枠材40で簡便に附属枠本体11を製作できるとともに、枠材40の一端部には発泡材12を挿入するための開口を残し、枠材40の他の端部は封止して、一端が開口し一端が封止された内部空間13を形成することができる。
本発明のプレキャスト壁体20の製作方法は、以下のステップを含む。
B1)上記方法にて製作した附属枠10をプレキャスト壁体20の工場製作現場へ搬入する。
B2)プレキャスト壁体20の型枠を組み立て、附属枠10とプレキャスト壁体20の内部鉄筋とを位置決めして固定する。
B3)型枠内にコンクリートを打設する。
B4)打設完了後のプレキャスト壁体20を屋内養生する。
B5)屋内養生完了後、プレキャスト壁体20を脱型し、検査する。
B6)検査完了後のプレキャスト壁体20を屋外に設置し養生する。
プレキャスト壁体20の工場製作段階において、予めプレキャスト壁体20の室外側に外装飾層25を設置しても良い。
プレキャスト壁体20を製作するときには、附属枠10のみを予めプレキャスト壁体20に埋設し、窓枠31は取り付けない。こうすると窓枠31をプレキャスト壁体20とともに蒸気養生する必要がないため、窓枠31の高温による変形を回避できる。特に窓枠31が樹脂材料である場合には、樹脂窓が高温により変形することを効果的に回避できるので、樹脂窓であってもコンクリートプレハブ工法に用いることができる。なお、窓枠31の取り付けはプレキャスト壁体20を施工現場に搬入した後に行う。
図5−1〜図5−13に示すように、本発明の窓30とプレキャスト壁体20の組立方法は、具体的に以下のステップを含む。
C1)図5−1〜図5−2に示すように、予め附属枠10を埋設したプレキャスト壁体20を施工現場に搬入し、プレキャスト壁体20を取り付ける。凸辺23の側面と窓開口部21の周方向表面22とで構成されるコーナーに硬質フォーム材24を設置し、硬質フォーム材24と、凸辺23の側面、窓開口部21の周方向表面22とを接触させる。
C2)図5−3に示すように、連結部材と窓枠31の外周面とを連結し、窓枠31をプレキャスト壁体20の窓開口部21内に設置する。硬質フォーム材24と窓枠31の室外側とを接触させる。連結部材が固定片32である場合には、固定片32と窓枠31の外周面とをボルトで連結固定する。
C3)図5−4に示すように、窓枠31と、附属枠10及び窓開口部21の周方向表面22との隙間にガスケット210を敷き込むことにより、窓枠31と、附属枠10及び窓開口部21との相対位置を調整する。
C4)図5−5に示すように、連結部材と附属枠10とを連結固定する。連結部材が固定片32である場合には、固定片32と附属枠10の周方向内表面15とをボルトで連結固定する。
C5)図5−6〜図5−7に示すように、窓枠31と、附属枠10及び窓開口部21の周方向表面22との隙間に発泡剤211を充填する。また、図5−8に示すように、窓枠31と凸辺23との隙間にシーラント212を充填する。
C6)図5−9に示すように、窓枠31内に窓障子33を取り付ける。
C7)プレキャスト壁体20の室内側の装飾施工を行う。具体的には次の3ステップを含む。(1)図5−10に示すように、プレキャスト壁体20の室内側に下地を塗り、下地層27を形成する。(2)図5−11に示すように、プレキャスト壁体20の室内側の下地層27の上に内断熱層28を設置する。(3)図5−12に示すように、プレキャスト壁体20の室内側の内断熱層28の上に、内装飾層29を設置する。
最終的な窓30を取り付けたプレキャスト壁体20を、図5−13に示す。
上記組立方法によれば、予め附属枠10を埋設したプレキャスト壁体20と窓枠31、窓障子33との現場での迅速な取り付けを実現し、附属枠10を有するプレキャスト壁体20全体が工場内で製作でき、現場に運んだ後、窓枠31及び窓障子33を取り付けるだけですむため、非常に便利である。また、プレキャスト壁体20を製作する時点で窓枠31を取り付けせず、施工現場にて取り付けるので、蒸気養生時の窓枠31の変形を回避でき、特に窓枠31が樹脂材料製である場合、樹脂窓枠31の変形を回避でき、窓の品質が向上する。
以上のように、本発明の附属枠、附属枠を有する窓、プレキャスト壁体及びそれらの製作組立方法は、附属枠を予めプレキャスト壁体に埋設する方式により、異なる施工方法における窓のサイズ統一の問題を解決し、PC工法において使用する窓の規格化設計を実現し、実際の施工においてPC工法を広く運用するための良好な基礎を提供する。また、プレキャスト壁体の製作時に窓枠を取り付けず、施工現場で窓枠の取り付けを行うため、蒸気養生時の窓枠の変形を回避でき、窓の品質が向上する。従って、本発明は従来技術における様々な欠陥を効果的に克服しており、産業上の高い利用価値を有する。
上記実施形態は本発明の原理と効果を例示的に説明したものに過ぎず、本発明を限定するものではない。当業者であれば、本発明の主旨と範疇から逸脱しない限りにおいて、上記実施形態に修正、変更を加えることが可能である。従って、当技術分野における通常の知識を有する者が、本発明の開示した主旨と技術的構想のもとでなし得た等価的な修正及び変更は、すべて本発明の請求する権利範囲に包含される。
10 附属枠、11 附属枠本体、12 発泡材、13 内部空間、14 開口溝、15 周方向内表面、16 フランジ、17 側面、20 プレキャスト壁体、21 窓開口部、22 周方向表面、23 凸辺、24 硬質フォーム材、25 外装飾層、27 下地層、28 内断熱層、29 内装飾層、210 ガスケット、211 発泡剤、212 シーラント、30 窓、31 窓枠、32 固定片、33 窓障子、40 枠材

Claims (22)

  1. 窓開口部を備えたプレキャスト壁体内に埋設される附属枠であって、
    前記附属枠は前記窓開口部の周方向に沿って枠型に構成される附属枠本体を有し、前記附属枠本体の周方向内表面は、前記窓開口部の周方向表面の外部へ露出し、前記附属枠本体には中空の内部空間が設けられており、前記附属枠本体の周方向外表面には周方向に沿って延びる開口溝が設けられ、
    前記附属枠本体は周方向内表面と、周方向外表面と、前記周方向内表面及び前記周方向外表面を接続する2つの側面とを有し、前記周方向外表面は前記2つの側面から内側に向かって対向して延びる2本のフランジからなり、前記2本のフランジの間の隙間が前記附属枠本体の開口溝を形成することを特徴とする附属枠。
  2. 前記附属枠本体の内部空間内には発泡材が充填されていることを特徴とする請求項1に記載の附属枠。
  3. 前記発泡材は前記附属枠本体の内部空間において開口溝から離れた側に位置し、前記附属枠本体の内部空間において開口溝に近い側には空間が残されていることを特徴とする請求項2に記載の附属枠。
  4. 前記附属枠本体の内部空間において発泡材が充填されていない部分は、附属枠本体の周方向外表面に垂直な方向の距離が5mm以上であることを特徴とする、請求項3に記載の附属枠。
  5. 前記発泡材は、前記附属枠本体の周方向外表面に垂直な方向における厚さが10mmであることを特徴とする請求項3に記載の附属枠。
  6. 前記附属枠本体の開口溝は、幅が5mm以上であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一つに記載の附属枠。
  7. 前記フランジの端部から前記側面の内表面までの距離は5mm以上であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一つに記載の附属枠。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか一つに記載した附属枠と、窓枠と、前記附属枠及び前記窓枠を連結する連結部材とを含むことを特徴とする窓。
  9. 前記連結部材は前記附属枠と前記窓枠との間に位置する複数の固定片であって、前記複数の固定片は前記窓枠の周方向に沿って配置され、前記固定片の一端はボルトで前記附属枠と連結され、前記固定片の他の一端は前記窓枠と連結固定されることを特徴とする請求項8に記載の窓。
  10. 請求項8または請求項9に記載の窓を取り付けるための窓開口部が設けられていることを特徴とするプレキャスト壁体。
  11. 前記窓開口部の室外側には周方向に沿って延びる凸辺が設けられていることを特徴とする請求項10に記載のプレキャスト壁体。
  12. 前記凸辺の側面と窓開口部の周方向表面とによって構成されるコーナーに硬質フォーム材が設置され、前記硬質フォーム材は、前記凸辺の側面と前記窓開口部の周方向表面と前記窓枠の室外側とに接触していることを特徴とする請求項11に記載のプレキャスト壁体。
  13. 室外側に外装飾層が設けられていることを特徴とする請求項10に記載のプレキャスト壁体。
  14. 請求項1〜請求項7のいずれか一つに記載の附属枠を製作する方法であって、
    A1)製作する附属枠と同じ断面を有した長尺の枠材を複数に切断するステップと、
    A2)切断した前記枠材の一端面と次の枠材の開口溝から離れた外表面とを順次接続し、前記複数の枠材を先頭と末尾とをつなぐようにして枠型に接続することにより、前記附属枠本体を形成するステップと、
    A3)附属枠本体を形成した枠材の端部及び溶接位置に表面処理と補修とを施すステップと、
    を含むことを特徴とする附属枠の製作方法。
  15. 前記附属枠本体の内部空間内に発泡材を充填するとき、
    A4)前記附属枠本体の内部空間において前記発泡材と接触する箇所の表面に接着剤を塗布するステップと、
    A5)前記発泡材を前記附属枠本体の内部空間に設置し、前記発泡材と前記附属枠本体の内部空間の内表面とを接着するステップと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項14に記載の附属枠の製作方法。
  16. 請求項10〜請求項13のいずれか一つに記載のプレキャスト壁体を製作する方法であって、
    B1)製作した附属枠を前記プレキャスト壁体の工場製作現場へ搬入するステップと、
    B2)プレキャスト壁体の型枠を組み立て、前記附属枠と前記プレキャスト壁体の内部鉄筋とを位置決めし固定するステップと、
    B3)前記型枠内にコンクリートを打設するステップと、
    B4)打設完了後のプレキャスト壁体を屋内養生するステップと、
    B5)屋内養生完了後、前記プレキャスト壁体を脱型し、検査するステップと、
    B6)検査完了後のプレキャスト壁体を屋外に設置し養生するステップと、
    を含むことを特徴とするプレキャスト壁体の製作方法。
  17. 請求項14または請求項15に記載した方法を適用して前記附属枠を製作したことを特徴とする請求項16に記載のプレキャスト壁体の製作方法。
  18. 請求項8または請求項9に記載した窓と、請求項10〜請求項13のいずれか一つに記載したプレキャスト壁体とを組み立てる方法であって、
    C1)予め附属枠を埋設したプレキャスト壁体を施工現場に搬入し、前記プレキャスト壁体を取り付けるステップと、
    C2)前記連結部材と前記窓枠の外周面とを連結し、前記窓枠を前記プレキャスト壁体の窓開口部内に設置するステップと、
    C3)前記窓枠と、附属枠及び窓開口部との相対位置を調整するステップと、
    C4)前記連結部材と前記附属枠とを連結固定するステップと、
    C5)前記窓枠と、附属枠及び窓開口部の周方向表面との隙間に発泡剤を充填するステップと、
    C6)前記窓枠内に窓障子を取り付けるステップと、
    C7)前記プレキャスト壁体の室内側の装飾施工を行うステップと、
    を含むことを特徴とする、窓とプレキャスト壁体との組立方法。
  19. 前記窓枠は樹脂材料からなることを特徴とする請求項18に記載の窓とプレキャスト壁体との組立方法。
  20. 前記窓開口部の室外側に周方向に沿って延びる凸辺が設けられ、
    前記ステップC2の前に、前記凸辺の側面と窓開口部の周方向表面とで構成されるコーナーに硬質フォーム材を設置し、前記硬質フォーム材と、前記凸辺の側面、窓開口部の周方向表面とを接触させるステップをさらに含み、
    前記ステップC2において、前記硬質フォーム材と前記窓枠の室外側とを接触させることを特徴とする請求項18に記載の窓とプレキャスト壁体との組立方法。
  21. 前記ステップC5において前記窓枠と、附属枠及び窓開口部の周方向表面との隙間に発泡剤を充填した後、さらに前記窓枠と凸辺との隙間にシーラントを充填することを特徴とする請求項20に記載の窓とプレキャスト壁体との組立方法。
  22. 請求項16または請求項17に記載した方法を適用して前記プレキャスト壁体を製作したことを特徴とする請求項18に記載の窓とプレキャスト壁体との組立方法。
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