JP2017065332A - 自動車部品 - Google Patents

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貴志 水戸部
幸男 浦本
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幸男 浦本
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Abstract

【課題】モジュールを容易に着脱できるステアリングホイールを提供する。【解決手段】ステアリングホイール本体12のボス部72とモジュール11との一方にフック37を設ける。ボス部72とモジュール11との他方にワイヤ45を配置する。ワイヤ45には、モジュール11の取付方向に対して交差する方向に付勢した保持部94,94と、フック37に対して所定方向に移動することで保持部94,94を付勢に抗して移動させる突出部95とを設ける。ボス部72とモジュール11とのいずれかに、先端側にフック部J2を有する係合解除治具Jを突出部95へとガイドするガイド部115を設ける。ボス部72とモジュール11とのいずれかに、ガイド部115によりガイドした係合解除治具Jを、先端側のフック部J2を突出部95に係合させる方向へと回動させる支点となる支点部117を設ける。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば部品本体に取り付けられるエアバッグ装置などのモジュールを備えた自動車部品に関する。
従来、自動車のハンドルすなわちステアリングホイールとして、ステアリングホイール本体を構成する支持部であるボス部(ボス芯金)に、折り畳まれたエアバッグ、このエアバッグにガスを供給するインフレータ、これらエアバッグとインフレータとが取り付けられたベースプレート、及び、エアバッグとインフレータとを覆いベースプレートと連結されたカバー体などを備えたエアバッグ装置などのモジュールを取り付けて構成されるものが知られている。
そして、このようなエアバッグ装置として、モジュールのケース体、または、ステアリングホイール本体のボス部にU字状の係合部材であるスナップロックばね(ワイヤ)を配置し、ステアリングホイール本体のボス部、または、モジュールのケース体のベースプレートに設けたフックをスナップロックばねに引っ掛けることで、モジュールをボス部にワンタッチで取り付ける構成が知られている。
この構成の場合、モジュールをボス部から取り外すためには、スナップロックばねを付勢に抗して変形させる。このような取り外し構造として、例えば、モジュールのケース体に配置したスナップロックばねを手動工具で変形させて取り外す構成(例えば、特許文献1参照。)、ボス部の背面側を覆うロアカバーに穴部を開口し、この穴部に挿入した押し治具の先端側を、穴部に連続する案内面に沿って押し込むことで、ボス部に設けたスナップロックばねを押し込んで変形させることにより取り外す構成(例えば、特許文献2参照。)、あるいは、ボス部の背面側を覆うロアカバーに穴部を開口し、この穴部に挿入した押し治具の先端側を回動させることでスナップロックばねを押圧して変形させることにより取り外す構成(例えば、特許文献3参照。)などが知られている。
特許第3566693号公報 (第6頁、図2a−図2c) 特開2013−209009号公報 (第8−10頁、図12−14) 特開2015−20455号公報 (第4頁、図4)
しかしながら、上述の各特許文献に記載された構成では、いずれも治具などによってスナップロックばねを押圧して変形させるため、モジュールの取り外し作業が作業者の感触に頼る作業となるという問題点を有している。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、モジュールを容易に着脱できる自動車部品を提供することを目的とする。
請求項1記載の自動車部品は、部品本体と、この部品本体に取り付けられるモジュールと、前記部品本体と前記モジュールとの一方に設けられた係合部と、前記部品本体に対する前記モジュールの取付方向に対して交差する方向に付勢され前記係合部に係合されることでこの係合部を保持する保持部、及びこの保持部が前記係合部に係合された状態で前記係合部に対して所定方向に移動することで前記保持部を付勢に抗して移動させる被係合解除部を備え、前記部品本体と前記モジュールとの他方に配置された係合部材と、前記部品本体と前記モジュールとのいずれかに設けられ、先端側にフック部を有する係合解除治具を前記被係合解除部へとガイドするガイド部と、前記部品本体と前記モジュールとのいずれかに設けられ、前記ガイド部によりガイドされた係合解除治具を、先端側のフック部を前記被係合解除部に係合させる方向へと回動させる支点となる支点部とを具備したものである。
請求項2記載の自動車部品は、請求項1記載の自動車部品において、被係合解除部は、保持部が係合部に係合された状態で前記係合部に対して突出する突出部であるものである。
請求項3記載の自動車部品は、請求項1または2記載の自動車部品において、部品本体は、ハンドルのハンドル本体のハブ部であるものである。
請求項4記載の自動車部品は、請求項3記載の自動車部品において、ハブ部の少なくとも一部を覆うカバー体を備え、前記カバー体は、ガイド部と対応する位置に係合解除治具の挿入用の開口部を有しているものである。
請求項5記載の自動車部品は、請求項4記載の自動車部品において、開口部は、開口方向に対して交差する方向に沿って長手状に形成されているものである。
請求項1記載の自動車部品によれば、モジュールを部品本体に取り付ける際には、モジュールを部品本体側へと押し込むことで係合部材が係合部に係合されるので、モジュールを部品本体に対してワンタッチで容易に取り付けできる。また、モジュールを部品本体から取り外す際には、ガイド部によりフック部を係合部材の被係合解除部にガイドした係合解除治具を、支点部を支点として回動させてフック部を被係合解除部に係合させて引っ張ることで、例えば係合解除治具を係合部材に押し当てて係合を解除する構成と比較して良好な作業性、かつ、低荷重で係合部材による係合部の係合を容易に解除できる。この結果、モジュールを部品本体に対して容易に着脱できる。ガイド部及び支点部は、モジュールと部品本体とのいずれかに設けるので、構成が複雑化せず、部品点数が増加しない。そこで、製造コストを低減できる。
請求項2記載の自動車部品によれば、請求項1記載の自動車部品の効果に加え、被係合解除部を、保持部が係合部に係合された状態で係合部に対して突出する突出部とすることで、係合解除治具の先端側のフック部をより容易に係合させることができる。
請求項3記載の自動車部品によれば、請求項1または2記載の自動車部品の効果に加え、部品本体をハンドル本体のハブ部とすることにより、ハンドル本体のハブ部にモジュールを容易に着脱できるハンドルを提供できる。
請求項4記載の自動車部品によれば、請求項3記載の自動車部品の効果に加え、ハブ部の少なくとも一部をカバー体で覆うことにより、モジュールやハブ部への異物の侵入を抑制できるとともに、見栄えが良好であり、かつ、カバー体のガイド部と対応する位置に開口部を設けることで、開口部を介して係合解除治具をガイド部へとより確実に差し込むことができるので、モジュールの取り外しの際の作業性が向上する。
請求項5記載の自動車部品によれば、請求項4記載の自動車部品の効果に加え、開口部を開口方向に対して交差する方向に沿って長手状としたことで、係合解除治具を回動させる範囲を確保できるとともに、長手状の開口部によって見栄えを向上しつつ、開口部からの異物の侵入をより確実に抑制できる。
本発明の自動車部品の一実施の形態の係合部材の係合解除作業を示す斜視図である。 同上自動車部品の係合解除作業の図1に続く状態を示す斜視図である。 同上自動車部品の係合解除作業の図2に続く状態を示す斜視図である。 同上自動車部品の係合解除作業を(a)(b)の順に模式的に示す平面図である。 同上自動車部品の一部を後方から示す斜視図である。 同上自動車部品の一部を前方から示す斜視図である。 (a)は同上自動車部品の一部を示す断面図、(b)は(a)と同方向から見た係合部材の付勢力などの作用方向を模式的に示す説明図である。 (a)は係合部と係合部材との係合状態を示す平面図、(b)は(a)の断面図、(c)は係止部と係止受部との係止状態を示す側面図である。 同上自動車部品の分解斜視図である。 同上自動車部品を示す正面図である。
以下、本発明の自動車部品の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図9及び図10において、10は自動車部品としてのハンドルであるステアリングホイールで、このステアリングホイール10は、自動車の運転席の乗員の前方に配置され、モジュール11と、このモジュール11が乗員側に装着されたハンドル本体であるステアリングホイール本体12と、このステアリングホイール本体12の反乗員側、すなわちモジュール11と反対側に取り付けられる被覆部材としてのカバー体13と、ステアリングホイール本体12の乗員側に取り付けられる装飾部材としてのフィニッシャ(ガーニッシュ)14となどから構成されている。
なお、ステアリングホイール10は、通常、水平方向(垂直方向)に対して傾斜した状態で備えられる図示しない操縦装置としてのステアリングシャフトに装着されるものであるが、以下、モジュール11側を乗員側、正面側あるいは後側(図1などに示す矢印R側)、ステアリングシャフト側を車体側、背面側あるいは前側(図1などに示す矢印F側)とし、このステアリングシャフトに沿った前後方向を軸方向とし、その他、このステアリングホイール10が備えられる車体の直進方向を基準として、前後方向(矢印F,R方向)及び上下方向(矢印U,D方向)などの方向を説明する。
モジュール11は、本実施の形態では、収納体としての取付部材であるベースプレート21及び被覆体としてのエアバッグカバー22を備え折り畳まれたエアバッグ23を収納したケース24、このケース24に配置されたインフレータ25、及び、リテーナ26などを備えたエアバッグ装置(エアバッグモジュール)である。
ベースプレート21は、バックプレート、あるいはバックホルダなどとも呼ばれるもので、図示しないホーン装置のホーンプレートを兼ねており、例えば合成樹脂にて一体に射出成形されている。そして、このベースプレート21は、ケース本体としての取付面部である基板部31と、この基板部31の表面側の周縁部の全体に亘って正面側に立ち上げられた周壁部32とを備えている。
基板部31には、略中央部に円孔状のインフレータ取付孔34が開口されているとともに、このインフレータ取付孔34を囲んで4カ所の取付孔35(2つのみ図示)がそれぞれ開口されている。また、この基板部31には、モジュール11をステアリングホイール本体12に対して進退可能に取り付ける係合部としての一対の柱状(円柱状)のフック37が背面側に突設されている。また、この基板部31には、モジュール11をステアリングホイール本体12に対して進退可能に取り付ける係止部38が背面側に突設されている。さらに、この基板部31には、一の接点である可動接点を設定する図示しない導電性の導電プレートが、例えば一体成形されて埋め込まれて取り付けられている。
フック37は、モジュール11とステアリングホイール本体12とを着脱可能に係止するとともに、モジュール11をステアリングホイール本体12に対して位置決め、及び正面背面方向に沿ってガイドするものである。これらフック37は、先端側に、括れた引っ掛け部である凹部41が設けられ、この凹部41の先端側の面が係止面42となっている(図8(b))。そして、このフック37の先端部は、先端側へと徐々に細くなる(縮径する)ように円錐状に形成されている。そして、これらフック37は、後述するステアリングホイール本体12の孔部としての挿通開口部44に先端側が挿入されるとともに、この挿通開口部44に一部が露出するように取り付けられた係合部材としてのワイヤ45により係止面42(凹部41)の位置で弾性的に係止保持され、挿通開口部44に対して正面背面方向に沿って移動可能となっている(図8(b))。本実施の形態では、このフック37は、モジュール11のベースプレート21(基板部31)の上部の左右両側部、すなわち中立状態(ニュートラル状態)のステアリングホイール10での9時方向及び3時方向に互いに離間されて位置している。また、フック37の基端側の周囲には、モジュール11をステアリングホイール本体12に対して後方(乗員側)に向けて付勢する付勢手段としてのコイルばねであるホーンスプリング46の一端部(後端部)が保持されている。
係止部38は、後述するステアリングホイール本体12側に設けられた係止受部47に係止されることで、挿通開口部44へのフック37の挿通方向である正面背面方向に係止する、具体的には正面方向に抜け止め係止し、モジュール11のステアリングホイール本体12に対するがたつきを抑制するとともに、モジュール11を操作してホーン装置を動作させる際の操作性を向上するようになっている。この係止部38は、基板部31に対してループ状(U字状)に形成されて、基板部31から前方、すなわち背面側に突設されている。そして、この係止部38は、モジュール11のベースプレート21(基板部31)の左右方向の中央下部、すなわち中立状態(ニュートラル状態)のステアリングホイール10での6時方向に位置している。
可動接点は、後述するステアリングホイール本体12側に配置されたホーン装置の他の接点である固定接点48と対向し、これら固定接点48とともにホーン装置のスイッチであるホーンスイッチを構成している。
周壁部32は、折り畳まれた状態のエアバッグ23を囲むもので、エアバッグ23の突出方向に沿う方向に位置している。そして、この周壁部32の外部には、基板部31に亘って、エアバッグカバー22を係合保持するための複数の係合部51が設けられている。本実施の形態では、この係合部51は、フック状となっているが、例えば開口などとしてもよいし、フック状のものと開口とを双方備えていてもよい。
一方、エアバッグカバー22は、絶縁性を有する合成樹脂にて一体に形成され、ステアリングホイール10の一部の正面側を覆うカバー本体としての表板部53と、この表板部53の背面側である前面側から角筒状に下方へと突設された取付壁部としての取付板部54とを備えている。
表板部53の背面である前面には、取付板部54に囲まれた位置に、厚さ寸法の小さい溝状の図示しない破断予定部(弱部)であるテアラインが例えば正面視で略H字状に形成されており、エアバッグの膨張時に、エアバッグの展開圧力によってテアラインに沿って開裂して展開するように構成されている。
取付板部54は、ベースプレート21の周壁部32の外方に位置するもので、この周壁部32の外形に沿って形成されている。さらに、取付板部54には、ベースプレート21の係合部51と係合する係止開口55がそれぞれ設けられている。
エアバッグ23は、例えば、単数、あるいは複数の基布によって扁平な袋状に形成されているとともに、ベースプレート21の基板部31と同様に、円孔状のインフレータ取付孔56と、このインフレータ取付孔56を囲んで設けられた4カ所の取付孔57(3つのみ図示)とが形成されている。
インフレータ25は、円盤状のインフレータ本体部61と、このインフレータ本体部61から外周側に突設されたフランジ部62とを備えている。また、インフレータ本体部61には、図示しないガス噴射口が設けられ、フランジ部62には、取付孔64が4カ所(3カ所のみ図示)に設けられている。さらに、インフレータ本体部61の底部には、図示しない接点部が設けられている。この接点部には、図示しないコネクタを介してワイヤハーネスが接続され、このワイヤハーネスを介してインフレータ25が制御装置と電気的に接続されている。
リテーナ26は、リング状をなし、金属板などにて形成されたリテーナ基部66と、このリテーナ基部66に固定された4本の取付ボルト67(3本のみ図示)とを備えている。そして、リテーナ基部66は、中央部に、円孔状のインフレータ取付孔68が形成されている。また、取付ボルト67は、インフレータ取付孔68を囲んで背面側に突設され、それぞれ図示しないナットが螺合されるようになっている。
そして、エアバッグ23の内側にリテーナ26を挿入し、このリテーナ26の取付ボルト67を取付孔57から引き出した状態で、エアバッグ23を所定の形状に折り畳む。さらに、折り畳んだエアバッグ23にエアバッグカバー22を被せるとともに、このエアバッグカバー22の取付板部54の係止開口55を、ベースプレート21の周壁部32の係合部51に位置合わせしつつ、リテーナ26の取付ボルト67を取付孔35に挿入しながらベースプレート21側へと押し込むことで、係止開口55が係合部51と挿入係止されて、エアバッグカバー22とベースプレート21とが互いにワンタッチで固定される(スナップイン)。
さらに、ベースプレート21の背面側に突出した取付ボルト67に取付孔64を挿入しながら、ベースプレート21の背面側からインフレータ25を組み合わせ、取付ボルト67にナットを螺合して締め付ける。この状態で、インフレータ25のガス噴射口を設けたインフレータ本体部61の正面側の部分がインフレータ取付孔34からエアバッグ23の内側に挿入され、モジュール11が構成される。
一方、ステアリングホイール本体12は、円環状をなすリム部(リング部)71と、このリム部71の内側に位置する部品本体としてのハブ部であるボス部(マウント部)72と、これらリム部71とボス部72とを連結する複数、例えば本実施の形態では3本のスポーク部73とから構成されている。なお、図1ないし図8には、ステアリングホイール本体12の左右一方のみを図示する。
そして、このステアリングホイール本体12は、金属製の芯金75と、この芯金75の一部を一体的に覆う軟質の被覆部76(図10)とを備え、この芯金75の背面側がカバー体13により覆われている。
芯金75は、リム部71、ボス部72及び2本のスポーク部73に対応し、リム芯金81、支持部としての部品本体取付部(ハブ芯金)であるボス芯金82、及び連結部としてのスポーク芯金83を備え、全体として略左右対称に形成されている。なお、残り1本のスポーク部73は、例えばフィニッシャ14により構成されている。
ボス芯金82は、ボスプレート、あるいはハブコアなどとも呼ばれるもので、ステアリングシャフトに嵌着される円筒状のボス85を中央部に一体的に有している。また、このボス芯金82には、上記挿通開口部44と、ホーンスイッチ装置を構成する上記固定接点48とがそれぞれ設けられている。さらに、このボス芯金82の下部には、上記係止受部47及び上記固定接点48の一部が設けられた突出受部86がループ状(U字状)に突設されている。
各挿通開口部44は、フック37に対応する位置、すなわちボス芯金82の上部の左右両側(スポーク芯金83の基端近傍の位置)に離間された位置にて、このボス芯金82を厚さ方向である前後方向に貫通して設けられている。これら挿通開口部44は、丸孔状となっている。そして、これら挿通開口部44に対してフック37の先端側が挿通されるようになっている。
各ワイヤ45は、ワンタッチワイヤとも呼び得るもので、弾性変形可能な金属などの線材(ピアノ線)にて形成されている。本実施の形態では、このワイヤ45は、ねじりコイルばねであり、図8(a)に示すように、コイル状に巻回された係合部材本体としてのワイヤ本体91と、このワイヤ本体91から接線方向に沿って直線状に延びる第1アーム92と、ワイヤ本体91から第1アーム92と鋭角をなす接線方向に沿って直線状に延びる第2アーム93とを備えている。そして、この第2アーム93は、モジュール11のフック37の凹部41に係合してフック37を係止する屈曲状(V字状)の保持部94,94、これら保持部94,94間に連続する取り外し操作用の被係合解除部としての突出部95、及び、一方の保持部94の先端側に連続する摺動ガイド部96を一体に備えている。このワイヤ45は、第1アーム92と第2アーム93との角度を自然状態(無負荷状態)から変えることによってワイヤ本体91により第1アーム92と第2アーム93との角度を自然状態へと復帰させるように付勢荷重を生じさせる。なお、左右のワイヤ45は、互いに左右対称な配置となっているため、一方のワイヤ45についてのみ説明し、他方のワイヤ45の説明を省略する。
各ワイヤ45は、図5及び図6に示すように、ワイヤ本体91が、ボス芯金82(ボス部72)に設けられた円孔状の第1保持部97に保持され、第1アーム92が、第1保持部97に連続してボス芯金82(ボス部72)に設けられた溝部98内に保持されて、この溝部98内に突出する(第1及び第2の)保持片部99,100により前後から押さえられている。また、第2アーム93は、基本的に、ボス芯金82(ボス部72)の背面側に形成された平面部101に配置され、ワイヤ本体91側の位置で、ボス芯金82(ボス部72)に突設された第2保持部(アーム押さえ部)102により後方から押さえられ、突出部95の位置で、ボス芯金82(ボス部72)に突設された突出部押さえ部103(図5)により後方から押さえられているとともに、摺動ガイド部96がボス芯金82(ボス部72)にスリット状に開口された引っ掛け保持部104(図6)に挿入されて引っ掛け保持されている。さらに、第1アーム92は、(第1の)支持凸部としての(第1の)リブ107(図5)及び(第2の)支持凸部としての(第2の)リブ108(図6)によって前後から支持され、第2アーム93は、(第3の)支持凸部としての(第3の)リブ109(図5)、(第4の)支持凸部としての(第4の)リブ110(図5)及び(第5の)支持凸部としての(第5の)リブ111(図6)により支持されている。この結果、保持部94,94がそれぞれ挿通開口部44に対向する位置となり、突出部95が挿通開口部44の外方に延出して、ボス芯金82(ボス部72)に凹設されたガイド部115に対向している。
保持部94,94は、第2アーム93の長手方向に対して交差する方向にそれぞれ突出している。これら保持部94,94は、互いに離れた位置に配置され、突出部95を介して連続している。
突出部95は、先端側が円弧状に形成されており、保持部94,94がフック37の凹部41(係止面42)に係止された状態で、このフック37よりも外方に突出する部分である。
摺動ガイド部96は、先端側の保持部94に対して連続し、第2アーム93の長手方向に沿って直線状に延びている。なお、この摺動ガイド部96は、必須の構成ではない。
第1保持部97は、挿通開口部44に対して一側、すなわち外側の位置にて、ボス芯金82(ボス部72)を正面背面方向に貫通して円孔状に設けられている。
溝部98は、第1保持部97に対して上側に向けて連続して設けられている。
保持片部99は、溝部98(ワイヤ45(第1アーム92))に対して後側(正面側)に位置しており、この溝部98の基端側である第1保持部97側に対向するように、溝部98と交差する方向(左右方向)に沿って舌片状に突設されている。
保持片部100は、溝部98内の前側に位置してワイヤ45(第1アーム92)に対して前側に配置されており、この溝部98の先端側に舌片状に突設されている。
平面部101は、ステアリングシャフトの軸直方向である左右方向に沿って平面状に形成されている。挿通開口部44、第1保持部97及び溝部98は、この平面部101に開口されている。
第2保持部102は、第1保持部97に対して挿通開口部44側、すなわち第1保持部97と挿通開口部44との間の位置に設けられている。この第2保持部102は、挿通開口部44の近傍に位置している。また、この第2保持部102は、挿通開口部44及びワイヤ45の第2アーム93に対して前側に位置し、この第2アーム93に対して交差(直交)する方向である上方向に向けて舌片状に突設されている。すなわち、この第2保持部102は、平面部101に対して前側に離間されている。
図5に示す突出部押さえ部103は、左右方向にて挿通開口部44に対して第2保持部102と反対側に位置している。また、この突出部押さえ部103は、ワイヤ45の第2アーム93(突出部95)に対して前側、かつ、挿通開口部44の上側に位置している。すなわち、この突出部押さえ部103は、平面部101に対して前側に離間されている。そして、この突出部押さえ部103は、左右方向に沿ってステアリングホイール本体12の外側に向けて舌片状に突設されている。
図6に示す引っ掛け保持部104は、ワイヤ45のワイヤ本体91の中心軸線を中心とする円弧に沿って形成されている。この引っ掛け保持部104は、挿通開口部44に対して第2保持部102と反対側に位置しており、突出部押さえ部103の下側に位置して挿通開口部44の側部に臨んでいる。この引っ掛け保持部104は、挿通開口部44及び平面部101に対して前側に位置している。
図5に示すリブ107は、例えば半球状に形成されており、保持片部99の後側に突設されて溝部98に対向している。
図6に示すリブ108は、例え半球状に形成されており、保持片部100の後側に突設されている。
そして、これらリブ107,108により、ワイヤ45の第1アーム92がそれぞれ点状に支持されている。
図5に示すリブ109は、挿通開口部44の前側の周縁に沿って平面部101に設けられ、ワイヤ45の第2アーム93の後側に位置している。このため、このリブ109は、円弧状に形成されている。このリブ109は、断面が半円状に形成されており、ワイヤ45の第2アーム93の保持部94,94及び突出部95などの位置を線状に支持している。このため、このリブ109は、後述するモジュール11のステアリングホイール本体12からの取り外しの際にワイヤ45を回動させるときの(第1の)摩擦低減部として作用する。
リブ110は、挿通開口部44に対して第2保持部102と反対側に位置しているとともに、突出部押さえ部103の下方に位置している。また、このリブ110は、挿通開口部44に対して前側で、かつ、ワイヤ45の第2アーム93の摺動ガイド部96に対して下側に位置している。そして、このリブ110は、断面が半円状に形成されており、ワイヤ45の第2アーム93の摺動ガイド部96の基端側の下部を点状に支持している。
図6に示すリブ111は、引っ掛け保持部104に対して挿通開口部44と反対側に、この引っ掛け保持部104に沿って平面部101に設けられている。すなわち、このリブ110は、ワイヤ45のワイヤ本体91の中心軸線を中心とする円弧に沿って形成されている。このリブ110は、ワイヤ45に対して前側に位置している。また、このリブ110は、断面が半円状に形成されており、ワイヤ45の第2アーム93の摺動ガイド部96を線状に支持している。このため、このリブ110は、後述するモジュール11のステアリングホイール本体12からの取り外しの際にワイヤ45を回動させるときの(第2の)摩擦低減部として作用する。
ガイド部115は、図1ないし図3などに示す係合解除治具Jをワイヤ45の突出部95の位置へとガイドするものである。このガイド部115は、ボス芯金82(ボス部72)の前側で、かつ、ワイヤ45の後側の平面部101に凹設されている。また、このガイド部115は、左右方向に沿って、すなわち突出部95の保持部94,94に対する突出方向に対して交差する方向に沿って設けられている。このガイド部115は、基端側である一側すなわちステアリングホイール本体12の外側から先端側である他側すなわちステアリングホイール本体12の内側(左右方向の中心側)に向けて、平面部101に対して徐々に後側へと窪むように、すなわち徐々に深くなるように凹設されている。換言すれば、このガイド部115は、ステアリングシャフトの軸直方向に対して基端側から先端側へと平面部101に対して後方に傾斜する方向に沿って設けられている。この平面部101に対するガイド部115の傾斜角度は、例えば20°以上とすることが好ましい。さらに、このガイド部115の先端側の位置、すなわち穴部118の近傍の位置に、ワイヤ45の突出部95が対向している。そして、このガイド部115の一側は、係合解除治具Jを回動させる際の支点となる支点部117が設けられ、ガイド部115の他側は、ボス芯金82(ボス部72)を貫通する穴部118となっている。
支点部117は、ガイド部115の基端側と平面部101とが連続する段差部(角部)である。
穴部118は、ガイド部115の支点部117と反対側の端部に位置している。
係合解除治具Jは、例えば六角レンチなどの、L字状のものが用いられる。すなわち、この係合解除治具Jは、長尺直線状の治具本体J1と、この治具本体J1の先端部に設けられこの治具本体J1に対して交差(直交)する方向に沿って延びるフック部J2とを一体に備えている。このフック部J2の長さは、ワイヤ45の断面径寸法よりも大きく、かつ、ワイヤ45の突出部95と対向するガイド部115の他側(最深部)の窪み寸法より小さく設定されている。そして、この係合解除治具Jは、カバー体13(図9)に設けられた開口部としての差込口119から挿入され、ガイド部115によりフック部J2が突出部95へとガイドされるようになっている。
差込口119は、ガイド部115の一側(支点部117)に対向する位置である図9に示すカバー体13の両側部に設けられている(一方のみ図示)。すなわち、この差込口119は、ステアリングホイール本体12の両側部のスポーク部73の背面側に対向する位置に設けられており、前後方向に沿って長穴状となっている。換言すれば、この差込口119は、開口方向に対して交差する方向に沿って長手状に形成されている。
係止受部47は、係止部38と対応する位置、すなわちボス芯金82の左右方向の中央下部にて、ボス芯金82(突出受部86)から下方に向けて爪状に突設され、係止部38を挿通開口部44へのフック37の挿通方向である正面背面方向に係止し、具体的には正面方向に抜け止めしている(図8(c))。
固定接点48は、導電性を有する金属などの部材により形成されており、モジュール11側の可動接点に対向して配置されている。
カバー体13は、ボディカバー、あるいはロアカバーなどとも呼ばれるもので、例えば合成樹脂などにより形成されており、ボス85を除くボス部72の背面側、及び各スポーク部73の背面側を覆うように構成されている。
そして、ステアリングホイール10を組み立てる際には、このカバー体13を、ステアリングホイール本体12に対して背面側から組み合わせ、位置決めしつつステアリングホイール本体12に取り付ける。この後、このステアリングホイール本体12のボス85をステアリングシャフトに嵌着し、図示しないナットで締め付け固定する。
このステアリングホイール本体12に対して、モジュール11は、係止部38に係止受部47を引っ掛けつつ、各挿通開口部44と各フック37とを位置合わせして正面側から押し込むことで、各挿通開口部44に位置するワイヤ45の保持部94がフック37の凹部41の係止面42に係合する(図8(b)及び図8(c))。この結果、両側及び下側の3カ所でモジュール11がステアリングホイール本体12に係合して抜け止め支持される。
このため、モジュール11がステアリングホイール本体12に対して相対的に前後方向、上下方向及び左右方向にそれぞれ位置規制され、各フック37は、ワイヤ45によって正面方向へと抜け止めされ(図8(b))、係止部38は、係止受部47によって正面方向へと抜け止めされる(図8(c))。
また、この状態で、各フック37によりステアリングホイール本体12が正面背面方向に沿って案内される。
そして、例えばインフレータ25の接点部などに電気的な配線を行うことにより、モジュール11を備えたステアリングホイール10がステアリングシャフトに取り付けられた状態で構成される。
このように構成されたステアリングホイール10は、運転席の乗員がリム部71を把持して回動することにより、走行時の操作が行われる。また、乗員が押動部を兼ねたモジュール11のエアバッグカバー22を各ホーンスプリング46の付勢荷重に抗して押動することにより、各フック37と各挿通開口部44との嵌め合い、及び、係止部38と係止受部47との嵌め合いによってモジュール11が相対的に前方へとガイドされ(図8(b)及び図8(c))、いずれかの可動接点が固定接点48に接触すると、車体側のホーン装置が吹鳴される。
また、車両の正面衝突などの際は、インフレータ25からエアバッグ23の内部にガスが急速に噴射されて、折り畳まれて収納されたエアバッグ23が急激に膨張する。すると、このエアバッグ23の膨張の圧力により、エアバッグカバー22がテアラインに沿って開裂してエアバッグ23の突出口が形成され、この突出口からエアバッグ23が突出して乗員の前方で膨張展開し、乗員を拘束して保護する。このとき、モジュール11は、主として各フック37が各ワイヤ45により係止されていることで、エアバッグ23の膨張展開時の衝撃に対してステアリングホイール本体12に保持される。
一方、モジュール11をステアリングホイール本体12から取り外す際には、まず、図1に示すように、差込口119から係合解除治具Jを挿入すると、この係合解除治具Jがガイド部115に沿ってガイドされ、フック部J2がガイド部115の先端側の穴部118に当接する位置で、このガイド部115の先端側の位置に対向する突出部95と対向する。この状態で、図7(a)の実線に示すように、係合解除治具Jは、治具本体J1が支点部117と当接している。
次いで、図2の実線及び図7(a)の想像線に示すように、係合解除治具Jを、支点部117を支点としてフック部J2を突出部95に係合させる方向、すなわちフック部J2を突出部95側へと接近させる方向、換言すれば差込口119の長手方向に沿って、いわば梃子のように回動させることで、フック部J2が突出部95内に挿入されて容易に引っ掛けられる(図4(a)の状態)。
この状態で、図3に示すように、係合解除治具Jを差込口119からステアリングホイール本体12の外側に引き出す方向に引っ張ることで、フック部J2が突出部95を引っ張り、ワイヤ45の第2アーム93が、ワイヤ本体91の中心軸線を中心として、ボス芯金82(ボス部72)に対して固定されている第1アーム92に対して接近する方向へと、付勢に抗して回動する(図4(b))。このとき、第2アーム93は、保持部94,94がリブ109上を線接触しながら滑り、摺動ガイド部96がリブ111上を線接触しながら滑る(図6)ことで、摺動抵抗が抑制され、円滑に回動できる。この結果、モジュール11のフック37の凹部41に挿入されていた保持部94,94が凹部41から引き出されて離脱することで、ワイヤ45によるフック37の係合が解除され、モジュール11を取り外し可能となる。
このように、本実施の形態によれば、モジュール11をステアリングホイール本体12のボス部72(ボス芯金82)に取り付ける際には、モジュール11をステアリングホイール本体12のボス部72(ボス芯金82)側へと押し込むことでワイヤ45がフック37に係合されるので、モジュール11をステアリングホイール本体12のボス部72(ボス芯金82)に対してワンタッチで容易に取り付けできる。また、モジュール11をステアリングホイール本体12のボス部72(ボス芯金82)から取り外す際には、ガイド部115によりフック部J2をワイヤ45の突出部95に位置させた係合解除治具Jを、支点部117を支点として回動させてフック部J2を突出部95に係合させて引っ張ることで、例えば係合解除治具Jをワイヤに押し当てて係合を解除する構成と比較して良好な作業性、かつ、低荷重でワイヤ45によるフック37の係合を容易に解除できる。この結果、モジュール11をステアリングホイール本体12のボス部72(ボス芯金82)に対して容易に着脱できる。
また、ガイド部115及び支点部117は、モジュール11とステアリングホイール本体12のボス部72(ボス芯金82)とのいずれか、本実施の形態ではボス部72(ボス芯金82)に設けるので、構成が複雑化せず、部品点数が増加しない。そこで、製造コストを低減できる。
さらに、突出部95に引っ掛けられた係合解除治具Jのフック部J2を引っ張ることで、突出部95に沿ってフック部J2が回動することにより、突出部95を引っ張って第2アーム93を回動させることができる。
また、ワイヤ45を回動させる際に必要となる力は、ステアリングシャフトの軸直方向に見て、図7(b)に示すように、ワイヤ45による付勢力F1と、ホーンスプリング46の付勢力によるモジュール11のステアリングホイール本体12のボス部72(ボス芯金82)に対する嵌合力F2との合力Fs1に対して点対称な方向への力Fs2となる。そのため、係合解除治具Jを引っ張る角度を、力Fs2と同方向に接近させるほど、換言すれば係合解除治具Jを引っ張る方向と力Fs2の方向との角度差が小さいほど、ワイヤ45の第2アーム93を容易に回動させることができる。そこで、ガイド部115及び支点部117との当接により、係合解除治具Jを平面部101(図7(a))に対して傾斜した方向に引っ張ることができるようにすることで、係合解除治具Jを引っ張る方向と力Fs2の方向との角度差を小さくでき、平面部101(図7(a))に沿って引っ張るときに必要な力F3よりも小さい力F4でワイヤ45の第2アーム93を回動させることができる。
さらに、被係合解除部として、保持部94,94がフック37に係合された状態でフック37に対して突出する突出部95とすることで、係合解除治具Jの先端側のフック部J2をより容易に係合させることができる。
しかも、突出部95は、円弧状に形成しているので、この突出部95に引っ掛けられた係合解除治具Jのフック部J2を引っ張る方向が様々であっても、突出部95の内部に沿ってフック部J2が回動することで突出部95を確実に引っ張って第2アーム93を回動させることができる。
さらに、部品本体を、ステアリングホイール本体12のボス部72(ボス芯金82)とすることにより、ステアリングホイール本体12のボス部72(ボス芯金82)にモジュール11を容易に着脱できるステアリングホイール10を提供できる。
そして、ボス部72の少なくとも一部をカバー体13で覆うことにより、モジュール11やボス部72への異物の侵入を抑制できるとともに、見栄えが良好であり、かつ、カバー体13のガイド部115と対応する位置に差込口119を設けることで、差込口119を介して係合解除治具Jをガイド部115へとより確実に差し込むことができるので、モジュール11の取り外しの際の作業性がより向上する。
しかも、差込口119を開口方向に対して交差する方向に沿って長手状としたことで、係合解除治具Jを梃子のように回動させる範囲を確保でき、係合解除治具Jを支障なく動かすことができるとともに、長手状の差込口119によって見栄えを向上しつつ、常時開いている差込口119に対しても、長手状としたことでこの差込口119からの異物の侵入をより確実に抑制できる。
なお、上記の一実施の形態において、支点部117は、ガイド部115の端部に設ける以外でも、例えばガイド部115とは別個に、このガイド部115と差込口119との間の位置に設けることもできる。
また、モジュール11(ベースプレート21)にフック37を突設し、ステアリングホイール本体12(ボス芯金82)に挿通開口部44及びワイヤ45を配置する構成としたが、モジュール11(ベースプレート21)に挿通開口部44及びワイヤ45を配置し、ステアリングホイール本体12(ボス芯金82)にフック37を突設する構成とすることもできる。
また、ワイヤ45の被係合解除部としては、屈曲状の保持部94,94間に連続する取り外し操作用の突出形状の突出部95に限定されるものではなく、例えば棒状など、フック部J2を係合させることができる任意の形状とすることができる。
さらに、モジュール11としては、エアバッグ装置に代えて、例えば衝撃吸収体を収納したパッド体などを用いることもできる。
そして、モジュール11は、ステアリングホイール本体12に取り付けてステアリングホイール10を構成するものとしたが、ステアリングホイール10だけでなく、他の様々な自動車部品に適用できる。
本発明は、例えば自動車の運転席用のエアバッグ装置として好適に用いることができる。
10 自動車部品としてのステアリングホイール
11 モジュール
12 ハンドル本体であるステアリングホイール本体
13 カバー体
37 係合部としてのフック
45 係合部材としてのワイヤ
72 部品本体としてのハブ部であるボス部
94 保持部
95 被係合解除部としての突出部
115 ガイド部
117 支点部
119 開口部としての差込口
J 係合解除治具
J2 フック部

Claims (5)

  1. 部品本体と、
    この部品本体に取り付けられるモジュールと、
    前記部品本体と前記モジュールとの一方に設けられた係合部と、
    前記部品本体に対する前記モジュールの取付方向に対して交差する方向に付勢され前記係合部に係合されることでこの係合部を保持する保持部、及びこの保持部が前記係合部に係合された状態で前記係合部に対して所定方向に移動することで前記保持部を付勢に抗して移動させる被係合解除部を備え、前記部品本体と前記モジュールとの他方に配置された係合部材と、
    前記部品本体と前記モジュールとのいずれかに設けられ、先端側にフック部を有する係合解除治具を前記被係合解除部へとガイドするガイド部と、
    前記部品本体と前記モジュールとのいずれかに設けられ、前記ガイド部によりガイドされた係合解除治具を、先端側のフック部を前記被係合解除部に係合させる方向へと回動させる支点となる支点部と
    を具備したことを特徴とする自動車部品。
  2. 被係合解除部は、保持部が係合部に係合された状態で前記係合部に対して突出する突出部である
    ことを特徴とする請求項1記載の自動車部品。
  3. 部品本体は、ハンドルのハンドル本体のハブ部である
    ことを特徴とする請求項1または2記載の自動車部品。
  4. ハブ部の少なくとも一部を覆うカバー体を備え、
    前記カバー体は、ガイド部と対応する位置に係合解除治具の挿入用の開口部を有している
    ことを特徴とする請求項3記載の自動車部品。
  5. 開口部は、開口方向に対して交差する方向に沿って長手状に形成されている
    ことを特徴とする請求項4記載の自動車部品。
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