JP2017056611A - 液体収容体および液体噴射装置 - Google Patents

液体収容体および液体噴射装置 Download PDF

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聡 川村
三四郎 竹下
Sanshiro Takeshita
三四郎 竹下
金谷 宗秀
Munehide Kanetani
宗秀 金谷
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Abstract

【課題】液体収容体の大気開放部から液体が漏れるおそれが少ない液体収容体および液体噴射装置を提供する。
【解決手段】インクカートリッジ10(液体収容体)は、ケース20およびシート部材30によって区画されるインク収容室11と、インク収容室11にインクを注入するためのインク注入部12と、インク収容室11に大気を導入するための大気開放部13と、一端は大気開放部13と連通し、他端はインク収容室11の内部で開口する大気連通口15を構成する大気連通路16を備える。インク注入部12は、正置姿勢10Aではインク収容室11内で開口する大気連通口15よりも下方−Zに位置するインク注入口19を備える。大気連通口15は、インクカートリッジ10が正置姿勢10Aである時だけでなく、倒置姿勢である時も液面Lよりも上方に位置する。
【選択図】図3

Description

本発明は、内部の気圧を大気圧に保つための大気開放部を備える液体収容体、および、このような液体収容体から液体噴射ヘッドへ液体を供給する液体噴射装置に関する。
インク等の液体を収容するカートリッジ(液体収容体)には、内部の気圧を大気圧に保つための大気開放部が設けられる。大気開放部は大気連通路の一端に設けられ、大気連通路の他端には、液体収容室内で開口する大気連通口が設けられる。大気連通口は、液体収容体を液体噴射装置に装着する際の姿勢(正置姿勢)にした状態では液面よりも高い位置にあるが、液体収容体が正置姿勢から傾いたり倒置姿勢になった場合には、大気連通口が液面よりも下になるおそれがある。大気連通口が液面よりも下になると、大気連通口から大気連通路に液体が入り込み、液体が外部に漏れるおそれがある。
大気連通口が液面よりも下になった状態で液体漏れが発生することを防止するため、従来は、液体収容体が倒置姿勢になったとしても、少なくとも1回は大気連通路が液面より上を通過するように、大気連通路を大きく迂回させた構造にしている。特許文献1には、このような構造の大気連通路を備える液体収容体が開示されている。
国際公開第2014/132634号
大気連通路に迂回経路を設ける構造を採用しても、大気連通口が液面よりも下になった状態で輸送される場合には、振動や内部の気圧変動が原因で液体が迂回経路内を徐々に進行してしまう。その結果、液体が大気開放部に到達したときに液体漏れが発生するという問題点がある。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、大気開放部から液体が漏れるおそれが少ない液体収容体および液体噴射装置を提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の液体収容体は、液体収容室と、前記液体収容室に液体を注入するための液体注入部と、前記液体収容室に大気を導入するための大気開放部と、一端は前記大気開放部と連通し、他端は前記液体収容室の内部で開口する大気連通口を構成する大気連通路と、を備え、前記大気連通口は、前記液体注入部を水平方向と交差する方向に向けた正置姿勢と、前記正置姿勢を180度回転させた倒置姿勢と、のいずれの姿勢においても、前記液体収容室に収容された液体の液面より上方に位置することを特徴とする。
本発明によれば、液体収容体を正置姿勢にした時だけでなく、倒置姿勢にした時も大気連通口が液面よりも上方に位置する。このような構造では、液体収容体の姿勢が変わっても大気連通口が液面よりも下になるおそれが少ない。従って、輸送時などに液体が大気連通路に入り込み、大気開放部に液体が到達して外部に漏れるおそれが少ない。
前記液体注入部は、前記正置姿勢において前記大気連通口より下方に位置する液体注入口を備えることが望ましい。このようにすると、液体注入口の口元まで液体を注入したとしても、液面が大気連通口よりも下方に位置する。従って、大気連通口が液面よりも下になるおそれが少なく、大気連通路を経由して大気開放部から液体が外部に漏れるおそれが少ない。
本発明において、前記大気連通口は、前記液体収容室の体積重心に位置することが望ましい。このようにすると、正置姿勢と倒置姿勢で液体が漏れないだけでなく、他の姿勢でも大気連通口が液面よりも下になるおそれが少ない。従って、液体が大気連通路に入り込み、大気開放部に液体が到達して外部に漏れるおそれが少ない。
本発明において、前記大気連通口は、前記液体収容室の体積重心からオフセットした位置に設けられ、前記大気開放部は、前記体積重心に対して、前記大気連通口が位置する側と逆側に位置することが望ましい。このようにすると、大気連通口を体積重心からオフセットした位置に設けることができるので、設計の自由度が大きい。そして、液体収容体の姿勢によっては大気連通口が液面よりも下になるおそれがあるものの、そのような姿勢は大気連通口が体積重心よりも下に位置する場合だけである。そして、このような姿勢のとき、大気開放部は体積重心よりも上方に位置するので、液体が大気連通路に入り込んだとしても、大気開放部に液体が到達して外部に漏れるおそれは少ない。
この場合に、前記大気連通路と前記大気開放部との間に介在するバッファ室を備えることが望ましい。このようにすると、液体が大気連通路に入り込んだとしても、バッファ室に液体がとどまり、大気開放部に液体が到達するおそれが少ない。従って、外部に液体が漏れるおそれが少ない。
本発明において、前記大気連通口は前記液体より比重が小さい浮揚体に設けられることが望ましい。このようにすると、どのような姿勢になっても、浮揚体に設けられた大気連通口は液面上に位置する。従って、液体が大気連通路に入り込むおそれが少ない。
本発明において、前記浮揚体は平坦な形状であることが望ましい。このようにすると、浮揚体が液面と平行に延在する姿勢で液面に浮くので、浮揚体の姿勢が安定し、大気連通口が液面よりも上方で開口する状態を保つことができる。従って、液体が大気連通路に入り込むおそれが少ない。
本発明において、前記大気連通路は可撓性を有することが望ましい。このようにすると、浮揚体が液面上に浮かんだ状態で液体収容体の姿勢が変化するとき、液体収容体の姿勢の変化に対応して大気連通路が変形し、浮揚体が液面に浮かんだ状態を維持できる。従って、液体が大気連通路に入り込むおそれが少ない。
本発明において、前記大気開放部は、前記液体収容室を区画するケースに設けられ、前記大気連通路は、前記大気連通口が一端に設けられた第1流路部と、前記大気開放部と連通する第2流路部と、前記第1流路部と前記第2流路部とを接続する接続部と、を備え、前記第1流路部は、前記液体収容室内において前記ケースに設けられた支点を中心として回転可能な回転子に設けられ、前記回転子は、前記支点に対して前記第1流路部と逆側に位置する錘を備えることが望ましい。このようにすると、液体収容体の姿勢の変化に伴い、錘が鉛直方向下方に位置するように回転子が回転するので、錘に対して逆側に位置する第1流路部は鉛直方向上方を向くことになる。従って、どのような姿勢においても大気連通口が液面上に位置し、液体が大気連通路に入り込むおそれが少ない。
次に、本発明の液体噴射装置は、液体噴射ヘッドと、上記の液体収容体を前記正置姿勢で装着可能な装着部と、前記装着部に装着された前記液体収容体から前記液体噴射ヘッドへ液体を供給する液体供給路と、を備えることを特徴とする。
本発明を適用した液体噴射装置の斜視図である。 図1の液体噴射装置におけるプリンター機構部の斜視図である。 実施形態1のインクカートリッジの説明図である。 図3のインクカートリッジにインクを収容した状態を示す説明図である。 実施形態2のインクカートリッジの内部構造を示す説明図である。 実施形態3のインクカートリッジを模式的に示す断面図である。 実施形態4のインクカートリッジの内部構造を示す説明図である。
以下に、図面を参照して、本発明の液体収容体および液体噴射装置の実施形態を説明する。
[実施形態1]
(液体噴射装置)
図1は本発明を適用した液体噴射装置の斜視図である。液体噴射装置1は、インクジェットプリンター2およびスキャナーユニット3を備える複合機である。図1に示すXYZの3方向は互いに直交する方向である。X方向は液体噴射装置1の幅方向を示し、Y方向は液体噴射装置1の前後方向を示し、Z方向は鉛直方向を示す。また、幅方向Xの一方側を+X、他方側を−Xで示し、液体噴射装置1の前方を+Y、後方を−Yで示し、鉛直方向の上方を+Z、下方を−Zで示す。液体噴射装置1の使用状態において、スキャナーユニット3はインクジェットプリンター2の上方+Zに重なって配置される。
インクジェットプリンター2は、上部が開口する略直方体状のケース4と、ケース4の内部に収容されるプリンター機構部5(図2参照)を備える。スキャナーユニット3は、ケース4の後方−Y側の縁に回動可能に取り付けられる。スキャナーユニット3は、図1に示す矢印R方向に開閉可能であり、ケース4の上部開口を塞ぐ蓋体として機能する。ケース4の前面には各種のスイッチが並ぶ操作パネル6が設けられ、操作パネル6の下方−Zには印刷媒体P(図2参照)を排出する排紙口7が開口する。排紙口7の幅方向Xの一方側+Xには窓部8が設けられ、窓部8の内側にカートリッジ装着部9が設けられている。カートリッジ装着部9には、複数のインクカートリッジ10(液体収容体)が着脱可能に装着される。カートリッジ装着部9に装着されたインクカートリッジ10は、窓部8を介して液体噴射装置1の前面から視認可能である。
図2は、図1の液体噴射装置1におけるプリンター機構部5の斜視図であり、カートリッジ装着部9にインクカートリッジ10を装着した状態を示す。プリンター機構部5は、インクジェットヘッド51およびインク供給チューブ52(液体供給路)を備える。インクジェットヘッド51はキャリッジ53に搭載されている。インク供給チューブ52は、複数本を束にした状態で、カートリッジ装着部9からキャリッジ53へ引き回される。インクジェットヘッド51は、インク供給チューブ52を介してインクカートリッジ10から供給されたインクをインク滴として噴射する。なお、図1、図2ではカートリッジ装着部9に装着されているインクカートリッジ10の数が2個である状態を図示しているが、カートリッジ装着部9に1個あるいは3個以上のインクカートリッジ10を装着する構成であってもよい。
プリンター機構部5は、インクジェットヘッド51を搭載するキャリッジ53を幅方向Xに移動させるヘッド移動機構54と、印刷媒体Pを前後方向Yに搬送する媒体搬送機構55を備える。印刷媒体Pに印刷を施すときは、ヘッド移動機構54および媒体搬送機構55によって印刷媒体Pに対するインクジェットヘッド51の相対位置を変化させながら、インクジェットヘッド51からインク滴を吐出する。
(インクカートリッジ)
図3は実施形態1のインクカートリッジ10の説明図であり、図3(a)はインクカートリッジ10の外観斜視図である。また、図3(b)はインクカートリッジ10の内部構造を示す斜視図であり、図3(c)は大気連通路の断面構成を示す説明図(図3(b)のA−A位置で切断した断面斜視図)である。本明細書において、液体噴射装置1の使用状態においてカートリッジ装着部9に装着されるインクカートリッジ10の姿勢を正置姿勢10A(図3(a)、図4(a)参照)とする。図3(a)、図3(b)に示すXYZの3方向は、インクカートリッジ10を正置姿勢10Aにした場合の方向を示している。なお、図3(c)に示すインクの液面Lは、インクカートリッジ10が後述する第5姿勢10E(図4(e)参照)になった場合の位置を示す。
図3(a)に示すように、インクカートリッジ10は、ケース20とシート部材30を備える。図3(b)、(c)ではシート部材30の図示を省略している。ケース20は、ナイロンやポリプロピレンなどの合成樹脂により形成されている。ケース20は、全体として略直方体状であり、インクカートリッジ10を正置姿勢10Aにしたときに幅方向Xの一方側+Xを向く開口部を備える。シート部材30でケース20の開口部を塞ぐことにより、中空のインクカートリッジ10が構成されている。シート部材30は、合成樹脂(例えば、ナイロンや、ポリプロピレン等)によりフィルム状に形成され、可撓性を有する。シート部材30とケース20は、溶着などの接合方法によって接合される。
以下、インクカートリッジ10が正置姿勢10Aであるものとして、インクカートリッジ10の各部を説明する。ケース20は、インクカートリッジ10の幅方向Xの他方側−Xの面を構成する第1壁21と、上方+Zを向く面を構成する第2壁22と、下方−Zを向く面を構成する第3壁23と、前方+Yを向く面を構成する第4壁24と、後方−Yを向く面を構成する第5壁25を備える。インクカートリッジ10は、第4壁24を前方+Yに向けた姿勢でカートリッジ装着部9に装着される。第4壁24には、インクが上限量注入されたときの液面Lの位置(図4(a)等参照)を示す上限マークMが付されている(図2参照)。
インクカートリッジ10は、ケース20およびシート部材30によって区画されるインク収容室11(液体収容室)と、インク収容室11にインクを注入するためのインク注入部12と、インク収容室11に大気を導入するための大気開放部13と、インク収容室11のインクをインク供給チューブ52に供給するためのインク供給部14と、一端は大気開放部13と連通し、他端はインク収容室11の内部で開口する大気連通口15を構成する大気連通路16を備える。
インクカートリッジ10の底面を構成する第3壁23は、後方−Yに向かうに従って下降する傾斜面である。第3壁23の後端(すなわち、下端)と第5壁25の下端とが繋がる角部には凹部17が形成されている。インク供給部14は、凹部17の幅方向Xの一方側+Xの端部に設けられている。インク供給部14は、正置姿勢10Aにおいて傾斜面となる第3壁23の下端に位置するため、正置姿勢10Aでインクの残量が少なくなったとき、インク供給部14にインクが集まる。インク供給部14にインク供給チューブ52の端部を接続すると、インク収容室11とインク供給チューブ52とが連通する。従って、インク供給チューブ52を経由して、インク収容室11のインクをインクジェットヘッド51に供給することができる。
また、ケース20の第1壁21、第2壁22、および第4壁24が繋がる角部には凹部18が形成されている。ケース20は、凹部18の後方−Yに位置する第6壁26と、凹部18の幅方向Xの一方側+Xに位置する第7壁27と、凹部18の下方−Zに位置する第8壁28を備える。第6壁26と第7壁27とが繋がる部分は湾曲面である。インク注入部12は、ケース20の第8壁28に形成された円形のインク注入口19を備える。インク注入部12は、インク注入口19から下方−Zに延びる筒状の穴である。インクカートリッジ10が正置姿勢10Aのとき、インク注入部12は水平方向に対して傾斜する方向を向いている。実施形態1では、第8壁28は上方+Zを向く水平面であり、インク注入部12は上方+Zを向いている。なお、第8壁28を水平面に対して傾斜する面にしてもよい。
インク注入部12は、インク注入口19に装着されるキャップ部材40(図1、図2参照)によって塞がれる。図3(b)に示すように、ケース20の内部には、凹部18の反転形状である凸部18Aが形成されている。凸部18Aは下方−Zを向く面を備えており、この面にインク注入部12の下端が開口する。
図3(a)に示すように、大気開放部13は第2壁22から筒状に突出する。一方、図3(b)に示すように、ケース20の内部には、第4壁24および第5壁25と平行に延在する壁部29が形成されている。壁部29は、第2壁22から下方−Zに突出するとともに、第1壁21から幅方向Xの一方側+Xへ突出している。大気連通路16は、壁部29の幅方向Xの一方側+Xの端縁に沿った部分を貫通する貫通孔であり、その一端は、壁部29の第3壁23と対向する端面に開口する。この開口が、大気連通口15である。大気連通路16の他端は第2壁22を貫通し、上述した大気開放部13と連通する(図3(c)参照)。
実施形態1のインクカートリッジ10は、正置姿勢10Aにおいて、第8壁28に形成されたインク注入口19が、インク収容室11内で開口する大気連通口15よりも下方−Zに位置するように構成されている(図3(b)参照)。また、大気連通口15は、インク収容室11の体積重心Cあるいはその近傍に位置する。
図4(a)〜(f)は、インクカートリッジ10にインクを収容した状態を示す説明図である。なお、図4(a)〜(f)ではシート部材30の図示を省略している。図4(a)はインクカートリッジ10を正置姿勢10Aにした状態を示す。また、図4(b)は正置姿勢10Aを180度回転させて鉛直方向Zで逆向きにした倒置姿勢10Bの状態を示し、図4(c)は第4壁24を下向きにした第3姿勢10Cの状態を示し、図4(d)は第5壁25を下向きにした第4姿勢10Dの状態を示し、図4(e)は第1壁21を下向きにした第5姿勢10Eの状態を示し、図4(f)はシート部材30を下向きにした第6姿勢10Fの状態を示す。
図4(a)〜(f)は、インク収容室11に注入可能な上限量のインクを入れた状態を示す。インク収容室11に注入可能なインクの上限量は、図4(a)に示す正置姿勢10Aにおいてインク注入部12からインクを注入したとき、インクの液面Lがケース20の第8壁28に形成されたインク注入口19から溢れない上限位置に位置する量である。すなわち、インク収容室11へのインクの注入量は、正置姿勢10Aにおけるインク注入口19の鉛直方向Zの位置(高さ)によって規制されている。第4壁24に形成された上限マークM(図2、図4(e)参照)は、液面Lの上限位置を示す。上述したように、インク注入口19は、正置姿勢10Aではインク収容室11内で開口する大気連通口15よりも下方−Zに位置するので、大気連通口15は、正置姿勢10Aでは必ずインクの液面Lよりも上方+Zに位置する。従って、正置姿勢10Aにおいて大気連通口15がインクの液中に沈んだ状態になることはない。
また、実施形態1では、大気連通口15の鉛直方向Zの位置は、図4(b)に示す倒置姿勢10Bにした場合においても大気連通口15がインクの液面Lよりも上方+Zに位置するように設定されている。すなわち、実施形態1では、大気連通口15の位置をインク収容室11の体積重心Cあるいはその近傍に設定しているので、正置姿勢10Aにおいてインク注入口19の口元の上限位置までインクを注入したとしても、インクの液面Lは体積重心Cよりも下方−Zに位置することになり、インクの注入量は、最大でもインク収容室11の容積の1/2よりも少ない。つまり、大気連通口15に液面Lが接する高さまでインクが充填されることがないので、正置姿勢10Aと倒置姿勢10Bのどちらの姿勢でも大気連通口15がインクの液面Lよりも上方+Zに位置する構成を実現できる。
このように、実施形態1のインクカートリッジ10は、正置姿勢10Aにした時だけでなく、倒置姿勢10Bにした時も大気連通口15が液面Lよりも上方+Zに位置する。このような構造では、インクカートリッジ10の姿勢が変わったとしても、大気連通口15がインクの液面Lよりも下になるおそれが少ない。従って、長距離の輸送時などにインクが大気連通路16に入り込み、その結果、大気開放部13にインクが到達して外部にインクが漏れるおそれが少ない。
また、実施形態1では、大気連通口15がインク収容室11の体積重心Cあるいはその近傍に位置し、且つ、上述したようにインクの上限量はインク収容室11の容積の1/2よりも少ない。従って、図4(c)〜(f)に示す第3姿勢10C〜第6姿勢10Fのどの姿勢においても、大気連通口15がインクの液面Lよりも上方+Zに位置する構成を実現できる。つまり、実施形態1では、正置姿勢10Aと倒置姿勢10Bだけでなく、インクカートリッジ10が他の姿勢になった場合においても、大気連通口15がインクの液面Lよりも下になるおそれが少ない。従って、長距離の輸送時などにインクが大気連通路16に入り込み、その結果、大気開放部13にインクが到達して外部にインクが漏れるおそれが少ない。
[実施形態2]
図5は実施形態2のインクカートリッジ110の内部構造を示す説明図である。図5(a)はインクカートリッジ110の内部構造を示す斜視図であり、図5(b)は大気連通路およびバッファ室の断面構成を示す説明図(図5(a)のB−B位置で切断した断面図)である。以下、実施形態2のインクカートリッジ110について、実施形態1のインクカートリッジ10と異なる構成のみ説明し、同一の構成は同一の符号を付して説明を省略する。図5(a)に示すXYZの3方向は、インクカートリッジ110を正置姿勢110Aにした場合の方向を示す。
実施形態2のインクカートリッジ110は、インク収容室111を区画するケース120およびシート部材30を備える。図5(a)では、シート部材30の図示を省略している。ケース120は、第4壁24および第5壁25と平行に延在して第2壁22と繋がる壁部129を備える。図5(b)に示すように、壁部129は、第1壁21からの突出高さが実施形態1のインクカートリッジ10における壁部29よりも低い。壁部129には、壁部129の幅方向Xの一方側+Xの端縁に沿った部分を貫通する大気連通路116が設けられる。大気連通路116の一端は大気連通口115を構成する。実施形態2の大気連通口115は、インク収容室111の体積重心Cから第1壁21の側に所定寸法Hだけオフセットした位置に設けられている。
実施形態2のインクカートリッジ110は、ケース120の第2壁22の外側に設けられた筒状のバッファ室60を備える。大気連通路116の他端は、バッファ室60の内部空間に連通する。バッファ室60は、正置姿勢110Aにおいて幅方向Xの一方側+Xを向く開口部を備える。この開口部には、通気防水シート61が張り付けられている。通気防水シート61を張り付けた開口部は大気開放部113として機能する。インクカートリッジ110は、大気開放部113と大気連通口115との間にバッファ室60が介在する。バッファ室60は、インクカートリッジ110の体積重心Cに対して大気連通口115がオフセットした方向と平行に延びる細長い形状をしている。バッファ室60において、大気開放部113は、インクカートリッジ110の体積重心Cに対して、大気連通口115が位置する側と逆側の端部に位置する。
図5(b)には、インクカートリッジ110の第1壁21を下方−Zに向けた第5姿勢110Eにした場合のインクの液面Lの位置を示す。実施形態2では、大気連通口115がインク収容室111の体積重心Cから第1壁21の側にオフセットした位置に設けられているので、インクカートリッジ110が第1壁21を下向きにした第5姿勢110Eになったとき、大気連通口115はインクの液面Lの下に沈んでしまう。その結果、大気連通路116にインクが入り込む。しかしながら、実施形態2では大気連通路116と大気開放部113との間にバッファ室60が設けられているので、大気連通路116から流出したインクはバッファ室60内で保持される。バッファ室60と外部との連通部である大気開放部113は、大気連通口115がインクの液面Lの下に沈む第5姿勢110Eでは上方+Zを向いており、大気開放部113はインクの液面Lよりも上方+Zに位置する。従って、インクカートリッジ110の外部にインクが流出するおそれは少ない。
図5(b)に示すように、大気連通口115がインクの液面Lの下に沈んだ状態でインクカートリッジ110内外における気圧変動があると、バッファ室60における液面L1は気圧変動に応じて上下する。バッファ室60は、気圧変動等により一時的にインクカートリッジ110内に正圧が発生してバッファ室60にインクが押し出されたとしても、押し出されたインクがバッファ室60からオーバーフローすることのない容積であることが望ましい。
以上のように、実施形態2のインクカートリッジ110は、大気連通口115を体積重心Cから所定寸法(例えば、図5(b)に示す寸法H)だけオフセットした位置に設けると共に、大気連通路116と大気開放部113との間にバッファ室60を設けている。このような構造を採用すると、大気連通口115を体積重心Cからオフセットした位置に設けることができるので、大気連通口115を体積重心Cあるいはその近傍に設けなければならない場合と比較して、インクカートリッジ110の設計の自由度が高い。そして、大気連通口115を体積重心Cからオフセットしたことによって、上述したようにインクカートリッジ110の姿勢によっては大気連通口115が液面Lよりも下に位置することがあるものの、そのような姿勢は第5姿勢110Eの1つのみであり、しかも、この姿勢になっても大気開放部113にインクが到達して外部にインクが漏れるおそれは少ない。
なお、実施形態2は、大気連通口115を体積重心Cに対して一方向にオフセットしたものであったが、大気連通口115を体積重心Cに対して複数の方向にオフセットしてもよい。
[実施形態3]
図6は実施形態3のインクカートリッジ210を模式的に示す断面図である。実施形態1、2のインクカートリッジ10、110は、大気連通口15、115がインクカートリッジ内で固定された位置にある構造であったが、実施形態3のインクカートリッジ210は、大気連通口215を移動可能にして、常に液面Lの上で大気連通口215を開口させるものである。図6(a)はインクカートリッジ210を正置姿勢210Aにした状態を示す。また、図6(b)はインクカートリッジ210を正置姿勢210Aから90度回転させた第2姿勢210Bにした状態を示し、図6(c)はインクカートリッジ210を正置姿勢210Aから180度回転させた倒置姿勢210Cにした状態を示し、図6(d)はインクカートリッジ210を正置姿勢210Aから270度回転させた第4姿勢210Dにした状態を示す。
インクカートリッジ210は、インク収容室211(液体収容室)を区画するケース220を備える。なお、実施形態1、2と同様に、ケース220が開口部を備える直方体状であり、開口部をシート部材によって塞いだ構造であってもよい。ケース220は、正置姿勢210Aにおいて上方+Zを向く第1壁221を備える。第1壁221には、インク収容室211にインクを注入するためのインク注入部212と、インク収容室211に大気を導入するための大気開放部213が設けられている。また、図6では図示を省略しているが、インクカートリッジ210は、インク収容室211のインクを外部に供給するためのインク供給部を備える。
インク収容室211の内部には、可撓性のチューブによって構成される大気連通路216が設けられている。例えば、大気連通路216として、シリコンチューブ、ゴムチューブ、エラストマチューブ等を用いることができる。大気連通路216の一端は大気開放部213に連通し、大気連通路216の他端は浮揚体217に取り付けられている。
浮揚体217は平坦な形状をしており、大気連通路216を構成するチューブを通すための貫通孔を備える。大気連通路216を構成するチューブは貫通孔に通されて浮揚体217に固定される。これにより、浮揚体217は、大気連通口215を囲んで平坦に延在する状態となる。浮揚体217はインクよりも比重が小さい物体であるため、インクの液面Lに浮揚し、液面Lに沿って平坦に延在する姿勢となる。浮揚体217がこのような姿勢で浮くと、浮揚体217の姿勢が安定するとともに、大気連通口215はインクの液面Lよりも上方に位置し、上方に向けて開口する。なお、浮揚体217は、インクよりも比重が小さい素材で形成されていてもよいし、内部に空洞を形成してインクよりも比重が小さくなるように構成したものであってもよい。
浮揚体217は、インクよりも比重が軽いので、図6(a)〜(d)に示す4つの姿勢(正置姿勢210A、第2姿勢210B、倒置姿勢210C、第4姿勢210D)のいずれの姿勢においても、液面Lの上に浮いた状態を保つことができる。また、振動等によって液面Lが移動した場合においても、液面Lの上に平坦な姿勢で浮いた状態を保つことができる。さらに、図6(a)〜(d)はインクカートリッジ210が一方向に90度ずつ回転した場合を図示しているが、別の方向に回転した場合においても、浮揚体217が液面Lの上に平坦な姿勢で浮いた状態を保つことができる。従って、大気連通口215をインクの液面Lよりも上方の位置で保持することができる。また、大気連通路216は可撓性のチューブによって構成されるので、インクカートリッジ210の姿勢の変化に対応して大気連通路216が変形し、浮揚体217が液面上に浮いた状態を維持できる。従って、インクが大気連通路216に入り込むおそれが少なく、大気開放部213からインクが外部に漏れるおそれが少ない。
また、実施形態3では、インク収容室211へのインクの注入量を制限する必要がないので、インクカートリッジ210の小型化が可能であるとともに、インク注入部212の位置を制限する必要がないという利点がある。
[実施形態4]
図7(a)は実施形態4のインクカートリッジ310の内部構造を示す斜視図であり、図7(b)は実施形態4の変形例を示す斜視図である。実施形態4のインクカートリッジ310は、実施形態3と同様に大気連通口315をインクカートリッジ310内で移動可能にしたことによって、常に液面Lの上で大気連通口315が開口するようにしたものである。図7(a)、(b)に示すZ方向は鉛直方向であり、上方を+Z、下方を−Zで示す。
図7(a)に示すように、実施形態4のインクカートリッジ310は、インク収容室311(液体収容室)を区画するケース320と、図示しないシート部材を備える。ケース320は、実施形態1のケース20と同様の樹脂成形品である。ケース320は、円形の第1壁321と、第1壁321の外周縁から第1壁321に対して垂直な方向に突出する第2壁322を備える。第2壁322は、第1壁321と逆の側の端部が円形の開口部を構成する。この開口部を図示しないシート部材によって塞ぐことにより、インク収容室311が区画される。
インクカートリッジ310は、インク収容室311に大気を導入するための大気開放部313と、一端は大気開放部313と連通し、他端はインク収容室311の内部で開口する大気連通口315を構成する大気連通路316を備える。また、図7(a)では図示を省略しているが、インクカートリッジ310は、インク収容室311にインクを注入するためのインク注入部と、インク収容室311のインクを外部に供給するためのインク供給部を備える。インク注入部とインク供給部は、例えば、第1壁321あるいは第2壁322に設けることができる。
インク収容室311の中央には、第2壁322と同軸に形成された円筒部323が配置されている。円筒部323はケース320に対して固定されている。円筒部323の一端は第1壁321によって塞がれており、他端は第2壁322に接合される図示しないシート部材によって塞がれる。円筒部323の内側には、インク収容室311と区画された大気連通室317(接続部)が形成されている。円筒部323の外周側には、円筒部323から径方向に突出する第2流路部318が設けられている。第2流路部318の一端は第2壁322を貫通しており、ケース320に設けられた大気開放部313と連通する。一方、第2流路部318の他端は円筒部323の内側に突出して開口しており、大気連通室317と連通する。
円筒部323の外周側には、円筒部323(支点)を中心として回転可能な回転子340が配置されている。回転子340は、円筒部323の外周側に装着される環状部341と、環状部341から外周側に突出する腕部342と、腕部342の先端に設けられた錘343と、環状部341から腕部342と逆方向に延びる筒状の第1流路部344を備える。錘343は、円筒部323に対して第1流路部344と逆側に位置している。つまり、回転子340は、錘343がその重量によって常に下方−Zを向くとともに、円筒部323は常に上方+Zを向くように構成されている。第1流路部344の先端(一端)には大気連通口315が開口する。第1流路部344の他端は環状部341を貫通しており、円筒部323に形成された溝を通って円筒部323の内側で開口する。円筒部323は周方向に延びる溝を備えており、回転子340が回転するとき、この溝に沿って第1流路部344が周方向に移動する。
回転子340に設けられた第1流路部344と、ケース320に固定された第2流路部318は、いずれも円筒部323と繋がっており、大気連通室317を介して連通する。従って、第1流路部344の先端に設けられた大気連通口315と、ケース320の第2壁322に設けられた大気開放部313は、第1流路部344、大気連通室317、および第2流路部318を介して連通する。すなわち、実施形態4では、第1流路部344、大気連通室317、および第2流路部318によって大気連通路316が構成される。
実施形態4のインクカートリッジ310は、第2壁322の中心軸線回りに回転して姿勢が変化した場合に、回転子340の錘343が常に下方−Zを向くように、円筒部323に対して回転子340が相対回転する。その結果、円筒部323に対して錘343と反対側に位置する第1流路部344は常に上方+Zへ延びる姿勢となり、大気連通口315は常にインク収容室311の上端に位置する。従って、大気連通口315が常にインクの液面Lよりも上に位置する。よって、インクが大気連通路316に入り込むおそれが少ないので、大気開放部313からインクが外部に漏れるおそれが少ない。
また、実施形態4では、ケース320が円筒形であり、インク収容室311が円筒部323を中心として回転対称な形状であるため、インク収容室311の最大容量に近い量のインクを注入しても、インクが大気連通路316に入り込むおそれが少ない。従って、インクカートリッジ310の小型化が可能であるいう利点がある。
図7(b)に示す変形例のインクカートリッジ410は、インク収容室411を区画するケース420の第1壁421が矩形であり、第2壁422が角筒状である点を除き、図7(a)のインクカートリッジ310と同様に形成されている。このような構成では、第2壁422が備える4つの面のうちのどの面を下向きにしたとしても、錘343が常に下方−Zを向くように回転子340がケース420に対して相対回転する。従って、大気連通口315は常にインク収容室411の上端に位置する状態を保つことができる。よって、インクが大気連通路316に入り込むおそれが少なく、大気開放部313からインクが外部に漏れるおそれが少ない。
[他の実施形態]
上記形態は、インクを収容するインクカートリッジおよびインクカートリッジが装着される液体噴射装置に本発明を適用したものであったが、本発明は、各種の液体を収容する液体収容体および液体収容体が装着される液体噴射装置に適用可能である。
1…液体噴射装置、2…インクジェットプリンター、3…スキャナーユニット、4…ケース、5…プリンター機構部、6…操作パネル、7…排紙口、8…窓部、9…カートリッジ装着部(装着部)、10…インクカートリッジ(液体収容体)、10A…正置姿勢、10B…倒置姿勢、10C…第3姿勢、10D…第4姿勢、10E…第5姿勢、10F…第6姿勢、11…インク収容室(液体収容室)、12…インク注入部(液体注入部)、13…大気開放部、14…インク供給部、15…大気連通口、16…大気連通路、17…凹部、18…凹部、18A…凸部、19…インク注入口(液体注入口)、20…ケース、21…第1壁、22…第2壁、23…第3壁、24…第4壁、25…第5壁、26…第6壁、27…第7壁、28…第8壁、29…壁部、30…シート部材、40…キャップ部材、51…インクジェットヘッド(液体噴射ヘッド)、52…インク供給チューブ(液体供給路)、53…キャリッジ、54…ヘッド移動機構、55…媒体搬送機構、60…バッファ室、61…通気防水シート、110…インクカートリッジ(液体収容体)、110A…正置姿勢、110E…第5姿勢、111…インク収容室(液体収容室)、113…大気開放部、115…大気連通口、116…大気連通路、120…ケース、129…壁部、210…インクカートリッジ(液体収容体)、210A…正置姿勢、210B…第2姿勢、210C…倒置姿勢、210D…第4姿勢、211…インク収容室(液体収容室)、212…インク注入部(液体注入部)、213…大気開放部、215…大気連通口、216…大気連通路、217…浮揚体、220…ケース、221…第1壁、310…インクカートリッジ(液体収容体)、311…インク収容室(液体収容室)、313…大気開放部、315…大気連通口、316…大気連通路、317…大気連通室、318…第2流路部、320…ケース、321…第1壁、322…第2壁、323…円筒部、340…回転子、341…環状部、342…腕部、343…錘、344…第1流路部、410…インクカートリッジ(液体収容体)、411…インク収容室(液体収容室)、420…ケース、421…第1壁、422…第2壁、C…体積重心、L…液面、L1…液面、M…上限マーク、P…印刷媒体、X…幅方向、Y…前後方向、Z…鉛直方向

Claims (10)

  1. 液体収容室と、
    前記液体収容室に液体を注入するための液体注入部と、
    前記液体収容室に大気を導入するための大気開放部と、
    一端は前記大気開放部と連通し、他端は前記液体収容室の内部で開口する大気連通口を構成する大気連通路と、
    を備え、
    前記大気連通口は、前記液体注入部を水平方向と交差する方向に向けた正置姿勢と、前記正置姿勢を180度回転させた倒置姿勢と、のいずれの姿勢においても、前記液体収容室に収容された液体の液面より上方に位置する、
    液体収容体。
  2. 前記液体注入部は、前記正置姿勢において前記大気連通口より下方に位置する液体注入口を備える、
    請求項1に記載の液体収容体。
  3. 前記大気連通口は、前記液体収容室の体積重心に位置する、
    請求項1または2に記載の液体収容体。
  4. 前記大気連通口は、前記液体収容室の体積重心からオフセットした位置に設けられ、
    前記大気開放部は、前記体積重心に対して、前記大気連通口が位置する側と逆側に位置する、
    請求項1または2に記載の液体収容体。
  5. 前記大気連通路と前記大気開放部との間に介在するバッファ室を備える、
    請求項4に記載の液体収容体。
  6. 前記大気連通口は前記液体より比重が小さい浮揚体に設けられる、
    請求項1に記載の液体収容体。
  7. 前記浮揚体は平坦な形状である、
    請求項6に記載の液体収容体。
  8. 前記大気連通路は可撓性を有する、
    請求項6または7に記載の液体収容体。
  9. 前記大気開放部は、前記液体収容室を区画するケースに設けられ、
    前記大気連通路は、前記大気連通口が一端に設けられた第1流路部と、前記大気開放部と連通する第2流路部と、前記第1流路部と前記第2流路部とを接続する接続部と、を備え、
    前記第1流路部は、前記液体収容室内において前記ケースに設けられた支点を中心として回転可能な回転子に設けられ、
    前記回転子は、前記支点に対して前記第1流路部と逆側に位置する錘を備える、
    請求項1に記載の液体収容体。
  10. 液体噴射ヘッドと、
    請求項1から9のいずれかの項に記載の液体収容体を前記正置姿勢で装着可能な装着部と、
    前記装着部に装着された前記液体収容体から前記液体噴射ヘッドへ液体を供給する液体供給路と、を備える、
    液体噴射装置。
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